JP3717226B2 - Incinerator dust treatment equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般廃棄物や産業廃棄物の焼却炉において、焼却炉から排出される廃棄物のうち、ばいじん(電気集塵機やバグフィルタなどの集塵施設によって集められたものに限らず、ボイラーダストでの飛灰や溶融炉での飛灰なども含む意味で使用する。)を一般廃棄物として処分できるようにしたり、又は再利用できるようにするための中間処理を施す装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ばいじんは廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)の改正法により特別管理一般廃棄物に指定され、厚生大臣の定める次の4つの方法の何れかによって中間処理を施さなければ一般廃棄物として埋め立て処分などをすることができない(厚生省告示第194号)。
(1)溶融固化
(2)セメント固化
(3)薬剤処理
(4)酸その他の溶媒による安定化
【0003】
ごみが千数百度という高温度で焼却される際、ごみ中の重金属の一部はその高温によって揮散(蒸発)するが、集塵されることによって冷却され、固体に戻る。そのため、ばいじん中には重金属が多く含まれている。ばいじんを埋め立て処分した際ばいじんに含まれている重金属が溶出しないようにするのが上記の中間処理の目的である。
上記の中間処理方法のうち、薬剤処理法は設備面、維持管理面、技術の確立の面において優れている。
【0004】
中間処理されたばいじん中の鉛、カドミウム、六価クロム、砒素、水銀及びセレンの重金属に関して溶出基準が定められており、処分するためにはその基準を満たさなければならない。
ばいじん中に含まれる塩化水素を処理するために、排ガスラインには消石灰が添加される。ばいじんを10%水溶液とした場合、通常のばいじんのpHは9程度であるが、消石灰注入後のばいじん水溶液では11〜13程度となる。
中間処理されたばいじん中の鉛は、pHが10程度のとき最も溶出しにくく、pHがそれよりも高くなっても低くなっても溶出し易くなることが知られている。消石灰を含むアルカリ剤により排ガス処理を行なっている焼却設備において発生するばいじん(以下、アルカリ飛灰という)では、その水溶液のpHが高いため、鉛の溶出が著しい。
【0005】
一方、アルカリ剤による排ガス処理を行なっていない焼却設備において発生するばいじん(以下、中性飛灰という)は、その水溶液のpHが6〜10程度を示すため、鉛及びカドミウムが溶出基準以上に検出されることがある。
そのため、薬剤処理法では重金属が溶出しにくくなる重金属安定剤として液体キレートを添加するとともに、pH調整剤によりpH調整を行なっている。
【0006】
法に定められた方法によれば、中間処理されたばいじんからの重金属溶出量は、処理物を6時間かけて水に溶出させ、その上澄み液に酸処理及び溶媒抽出などの処理を施した後、原子吸光分析により測定する。したがって、このように長時間を要する分析の結果をばいじんの処理装置にフィードバックさせても、時間遅れが大きすぎてばいじんの性状が変化してしまっていることがあり、安定な中間処理を行なうことはできない。そのため、ばいじんの性状が変化しても重金属溶出量が基準からはみ出すことがないような一定量の液体キレートなどの重金属安定剤を添加している。
【0007】
中間処理後のpHを10付近に設定するだけによっても重金属の溶出を規定範囲内に抑えることができる場合もある。その場合も、ばいじん及びその処理物は固体であるため、そのpH値は容易に測定することができない。そのため、現在は一定量のpH調整剤を注入している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
一定量に設定された重金属安定剤を添加する方法では、ばいじん中の重金属量が少ない場合には重金属安定剤を必要以上に消費することになり、費用の無駄を生じるとともに、廃棄物の量を必要以上に大きくする問題が生じる。
【0009】
一定量のpH調整剤を注入する方法では、排ガス中のHCl量によって注入される消石灰量が変わるため、中間処理後のばいじんのpHはたえず変化する。したがって、中間処理後のばいじんが常に重金属が溶出しにくいpH値になっている保証がない。
【0010】
本発明の第1の目的は、ばいじんの処理物のpHが重金属の溶出しにくい値になるようにpH調整剤の添加量を制御できるようにした処理装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、重金属安定剤の無駄な添加を防ぎ、かつ規定の重金属溶出値を満たす処理装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、ばいじんの処理物のpHが重金属の溶出しにくい値になるようにpH調整剤の添加量を制御でき、かつ重金属安定剤の無駄な添加を防ぎ、しかも規定の重金属溶出値を満たす処理装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のばいじん処理装置は、焼却炉のばいじんに水又はさらにセメントも添加して処理する混練装置にpH調整剤を添加するpH調整剤添加部と重金属安定剤を添加する重金属安定剤添加部の少なくとも一方を備えている。pH調整剤添加量や重金属安定剤添加量を制御するために、混練装置による処理前又は処理後のばいじんの一定量を採取する採取部と、採取されたばいじんに一定量の水を添加して撹拌し、ばいじんに含有されている成分を数分〜数十分で溶出させる溶出部と、pH調整剤添加量制御用に溶出部からの溶出液のP−アルカリ度もしくはカルシウム溶出量、酸度又はpHを測定するアルカリ度・酸度測定部、及び重金属安定剤添加量制御用に溶出部からの溶出液の少なくとも鉛を含む重金属溶出量を測定する重金属測定部のうちの少なくとも一方を備えている測定部と、制御部とを備えている。
【0012】
重金属測定部を備えた場合に、鉛やカドミウムを溶出しやすくするために、溶出部でばいじんに添加する水として一定のpH値に調製された水を使用することができる。また、水を添加した後、さらに酸又はアルカリを添加してpH値を一定に制御してもよい。添加する水のpH値又は溶出部でのpH値を酸性側にするために、硫酸、硝酸、塩酸、酢酸などを使用することができる。添加する水のpH値又は溶出部でのpH値をアルカリ性側にするために、カセイソーダや水酸化カルシウムなどを使用することができる。
【0013】
重金属測定部を備えた場合に、鉛やカドミウムを溶出しやすくするために、水の他にさらに重金属と水溶性化合物を生成する溶出剤を添加してもよい。そのような溶出剤としては、クエン酸や蓚酸を使用することができ、炭酸ガスを吹き込んでもよい。
混練装置の語は、ばいじんに水又はさらにセメントも添加し混合して出す調湿装置、混合を目的とした装置、及び成形機の全てを含む意味で使用している。
【0014】
制御部は図1に示された機能を果たす。制御部2は、薬液添加量算出部6及び薬液添加制御部8を含み、処理前のばいじんの溶出液を測定する場合にはさらに薬液添加量データ記憶部4も含む。
混練装置による処理前のばいじんの溶出液を測定して制御する場合は、pH調整剤添加量の制御のためには、薬液添加量データ記憶部4はP−アルカリ度もしくはカルシウム溶出量、酸度又はpHに対するpH調整剤添加量のデータを記憶しており、薬液添加量算出部6は薬液添加量データ記憶部4のデータに従い、アルカリ度・酸度測定部での測定値に対応したpH調整剤添加量を算出する。薬液添加制御部8はpH調整剤添加部からのpH調整剤添加量が薬液添加量算出部6でのpH調整剤添加量の算出量となるようにpH調整剤添加部の動作を制御する。重金属安定剤添加量の制御のためには、薬液添加量データ記憶部4は重金属溶出量に対する重金属安定剤添加量のデータを記憶しており、薬液添加量算出部6は薬液添加量データ記憶部4のデータに従い、重金属測定部での測定値に対応した重金属安定剤添加量を算出する。薬液添加制御部8は重金属安定剤添加部からの重金属安定剤添加量が薬液添加量算出部での算出量となるように重金属安定剤添加部の動作を制御する。pH調整剤添加量と重金属安定剤添加量の両方を制御するためには、各部4,6,8は両薬液添加のための両方の機能を果たす。
【0015】
混練装置による処理後のばいじんの溶出液を測定して制御する場合は、pH調整剤添加量の制御のためには、そのばいじんがアルカリ飛灰である場合には、適当な薬液注入量で開始した後、薬液添加量算出部6は2回目以降の添加量として、アルカリ度測定部での測定値が所定値以上である場合は次回のpH調整剤添加量を前回よりも増量し、所定値未満である場合は前回のP−アルカリ度又はカルシウム溶出量と比較し、前回の測定値より増加していれば次回のpH調整剤添加量を前回と同じとし、増加していなければ前回よりも減量するようにpH調整剤添加量を算出する。薬液添加制御部8はpH調整剤添加部からのpH調整剤添加量が薬液添加量算出部6での算出量となるようにpH調整剤添加部の動作を制御する。重金属安定剤添加量の制御のためには、適当な薬液注入量で開始した後、薬液添加量算出部6は2回目以降の添加量として、重金属測定部での測定値が所定の値以上であれば前回の重金属安定剤添加量よりも増量し、所定値未満で前回の測定値と同一又は減少しておれば前回の重金属安定剤添加量よりも減量し、所定値未満で前回の測定値よりも増加しておれば前回の重金属安定剤添加量と同量とするように重金属安定剤添加量を算出する。薬液添加制御部8は重金属安定剤添加部からの重金属安定剤添加量が薬液添加量算出部6での算出量となるように重金属安定剤添加部の動作を制御する。この場合にもpH調整剤添加量と重金属安定剤添加量の両方を制御するためには、薬液添加量算出部6と薬液添加制御部8は両薬液添加のための両方の機能を果たす。
【0016】
P−アルカリ度もしくはカルシウム溶出量、酸度又はpHを測定してpH調整剤添加量を制御する部分と、少なくとも鉛を含む重金属の濃度を測定して重金属安定剤の添加量を制御する部分は、何れか一方のみを備えていてもよく、両方を備えてpH調整剤と重金属安定剤の両方を添加するようにしてもよい。
アルカリ度・酸度測定部は、処理対象のばいじんがアルカリ飛灰の場合にはP−アルカリ度もしくはカルシウム溶出量を測定するアルカリ測定部となる。P−アルカリ度はJIS規格K0101の用水試験に規定されたものであり、P−アルカリ度を自動的に測定するために自動適定装置が市販されている。本発明でのP−アルカリ度測定にはそのような自動適定装置を用いることができる。
【0017】
また、アルカリ度・酸度測定部は、処理対象のばいじんが中性飛灰の場合には酸度を測定する酸度測定部となる。酸度測定にもP−アルカリ度測定と同様の自動適定装置を用い、滴定試薬としてカセイソーダ溶液などのアルカリ溶液を使用して実施することができる。
カルシウム溶出量は原子吸光光度計で測定することができる。
pHはpHメータで測定することができ、pH値に応じてpH調製剤添加量を制御してもよい。
【0018】
測定する重金属には鉛、カドミウム、六価クロム、砒素、水銀及びセレンがある。重金属のうち最も多く含まれるのは鉛であるが、鉛以外にも地域によっては水銀やカドミウムが多く含まれる地域もある。地域によって、測定する重金属の種類を鉛だけにしたり、鉛と水銀やカドミウムその他の重金属も含めて行なうようにしてもよい。これらの重金属の濃度は、原子吸光光度計で光源として測定対象金属を用いた中空陰極ランプを使用することにより測定することができる。これらの重金属の濃度測定のためにはまた、原子吸光光度計に代えてICP(誘導結合プラズマ)装置を用いることもできる。
pH調整剤としては、アルカリ飛灰に対しては硫酸バンド、ポリ鉄、塩化第2鉄などの水溶液を用い、中性飛灰に対してはカセイソーダ、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウムなどのアルカリ溶液を用いることができる。
重金属安定剤としては液体キレート、無機系処理剤などを用いることができる。
【0019】
ばいじんの溶出が短時間で可能であるかどうかを調べるために、混練装置による処理前のばいじんを水で希釈溶出した結果を図2〜図4に示す。それぞれ10倍、100倍、1000倍に希釈した水溶液について測定したものであり、図2はP−アルカリ度、図3はカルシウム溶出量、図4は鉛溶出量をそれぞれ測定したものである。P−アルカリ度、カルシウム溶出量、鉛溶出量は焼却設備によって異なるが、ともに数分〜数十分間の溶出でほぼ平衡状態となっている。
【0020】
液体キレートを添加し混練装置で処理した直後のばいじんを同様に測定した結果を図5、図6に示す。図5はP−アルカリ度、図6は鉛溶出量をそれぞれ測定したものである。この場合も、P−アルカリ度、鉛溶出量ともに数分〜数十分間の溶出でほぼ平衡状態となっており、カルシウム溶出量の測定結果は示していないが、同様の結果が得られている。
希釈倍率が1000倍を超えてあまり大きくなった場合には装置が過大になる虞れがあるので、10〜1000倍希釈程度が適当である。
【0021】
ばいじんがアルカリ飛灰である場合、処理される前のばいじんの溶出液から自動適定装置により測定されたP−アルカリ度に基づいてpH調整剤添加量を制御する動作を図7〜10により説明する。
制御装置2の薬液添加量データ記憶部4には図8,9に示されるようなP−アルカリ度に対するpH調整剤(例えば硫酸バンド)の添加量を示すデータが記憶されている。図8は10倍希釈の場合、図9は500倍希釈の場合である。自動適定装置によりP−アルカリ度が測定されると、薬液添加量算出部6がpH調整剤の添加量を算出し、薬液添加制御部8がpH調整剤添加部からの供給流量を制御してpH調整剤を混練装置に添加する。
【0022】
P−アルカリ度の代りに原子吸光光度計によりカルシウム溶出量を測定してもよい。その場合、薬液添加量データ記憶部4には図10に示されるようなカルシウム溶出量に対するpH調整剤(例えば硫酸バンド)添加量を示すデータが記憶されており、このデータに基づいてpH調整剤の添加量が調整される。
ばいじんが中性飛灰である場合はP−アルカリ度の代りに酸度を測定する。その場合、薬液添加量データ記憶部4には図8〜10のデータに代わるものとして、酸度測定値に対するpH調整剤としてのアルカリ溶液添加量を示すデータが記憶される。その場合も動作は同じであり、自動適定装置により酸度が測定されると、薬液添加量算出部6がpH調整剤の添加量を算出し、薬液添加制御部8がpH調整剤添加部からの供給流量を制御してpH調整剤を混練装置に添加する。
【0023】
処理される前のばいじんの溶出液から原子吸光光度計によって測定された重金属溶出量(一例として鉛溶出量)の信号に基づいて重金属安定剤としての液体キレート添加量を制御する動作を図7と図11により説明する。制御部2の薬剤添加量データ記憶部4には図11に示されるような鉛溶出量と液体キレート添加量を示すデータが記憶されており、鉛溶出量が測定されると、その測定値に基づいて薬液添加量算出部6が液体キレート添加量を算出し、薬液添加制御部8が重金属安定剤添加部からの供給流量を調整して所定量の液体キレートを混練装置に添加する。
【0024】
混練装置で処理された後のばいじんの溶出液を用いて制御を行なう場合の動作を図12に示す。この場合は、処理後のばいじん中のP−アルカリ度、カルシウム溶出度もしくはpH、又は鉛その他の重金属溶出量が所定の値になるように制御する。
【0025】
ばいじんがアルカリ飛灰である場合に、P−アルカリ度を低下させるpH調整剤の添加量を制御する場合を説明すると、混練装置には最初、適当に設定された量のpH調整剤を添加する。そして、混練装置での処理直後のばいじんの溶出液から自動適定装置によりP−アルカリ度を測定し、または原子吸光光度計によりカルシウム溶出量を測定する。鉛などの重金属が溶出しにくい所定の値に対して、その測定値に対応するpH値がその所定の値以上である場合は、前回の添加量は足りなかったことになるので、次回のpH調整剤添加量を前回よりも増量する。所定値未満である場合は前回のP−アルカリ度又はカルシウム溶出量と比較し、前回の測定値より増加していれば前回の添加量は適量に近づいているので次回のpH調整剤添加量を前回と同じとし、増加していなければ所定の値に近づけるために前回よりも減量する。P−アルカリ度又はカルシウム溶出量の測定が最初のものである場合は、そのP−アルカリ度又はカルシウム溶出量が所定値未満であっても、前回のP−アルカリ度又はカルシウム溶出量と比較できないので、pH調整剤添加量は前回(最初のもの)と同じにしておく。
【0026】
ばいじんが中性飛灰である場合はP−アルカリ度の代りに酸度を測定し、図12と同様に制御する。
原子吸光光度計による鉛その他の重金属溶出量を測定したときも重金属安定剤の添加量の制御は図12に示された通りである。
このように、混練装置で処理された後のばいじんの溶出液を用いて制御を行なえば、pH調整剤や重金属安剤の無駄な添加を防ぐことができる。
【0027】
【実施例】
図13は一実施例を表わす。
10はばいじんサイロであり、ごみ焼却炉の電気集塵機で集められたばいじんが収容される。ばいじんサイロ10に収容されたばいじんは、その底部から混練装置12へ取り出される。混練装置12にはばいじんを固化させるために水が添加される。ばいじんには既に消石灰が添加されているので、水を添加するだけで固化するが、さらにセメントを添加してもよい。混練装置12には、さらにpH調整剤供給部14からのpH調整剤と重金属安定剤供給部18からの重金属安定剤のうちの何れか、又は両方が添加される。pH調整剤の添加量と重金属安定剤の添加量は、制御装置2により制御されたそれぞれの供給用ポンプ16,20により制御される。混練装置12で固化された処理後のばいじん22は、一般廃棄物として埋め立て処分などがなされる。
【0028】
ばいじんサイロ10からの処理前のばいじんの一定量を採取するために、ばいじんサイロ10にはねじ式ポンプなどのポンプ24が設けられ、ポンプ24で引き抜かれたばいじんが循環パイプ26によって再びばいじんサイロ10へ戻る循環流路が設けられている。その循環パイプ26の下端部には循環パイプを移動中のばいじんを取り出すバルブ28が設けられている。そのバルブ28の下部には、バルブ28から供給されるばいじんを受けるホッパーを備えて、ばいじんを計量する計量器30が設けられている。ポンプ24、循環パイプ26、バルブ28及び計量器30は採取部を構成している。
【0029】
計量器30で計量された一定量のばいじんが供給される位置には撹拌容器32が設けられており、計量器30に残ったばいじんが廃却される位置には廃却容器34が設けられている。
【0030】
撹拌容器32の上部には水貯槽36が設けられており、その水貯槽36からバルブ38を経て一定量の水が撹拌容器32に供給されるようになっている。撹拌容器32にはスターラ40が設けられている。撹拌容器32の底部には撹拌容器32内に残ったばいじん水溶液を排出するために、バルブ42を備えた排出口が設けられている。
【0031】
撹拌容器32内のばいじん水溶液の上澄み液を分析試料とするために、その上澄み液を吸引するための吸引流路44が設けられ、吸引流路44にはロール式濾紙によるフィルタ62が設けられており、撹拌容器32から吸引された上澄み液中の固形物が除去されるようになっている。吸引流路44には切換えバルブ54を介してシリンジポンプ48により試料を採取する試料ループ46が接続されている。試料ループ46とシリンジポンプ48の間に設けられている切換えバルブ52は、シリンジポンプ48を試料ループ46と洗浄水50に切り換えて接続するための切換えバルブである。
【0032】
試料ループ46を吸引流路44側と分析装置側に切り換える切換えバルブ54の分析装置側には切換えバルブ60を介して分析装置が接続されている。分析装置としては原子吸光光度計56とP−アルカリ度又は酸度を測定する自動適定装置58が切換えバルブ60により選択されて試料ループ46と接続されるようになっている。
【0033】
原子吸光光度計56と自動適定装置58の検出信号は、それぞれが重金属安定剤供給部のポンプ20とpH調整剤供給部のポンプ16を制御する信号として利用されるものであり、制御装置2に取り込まれる。制御装置2は図1に示された機能を実現するように構成されている。
【0034】
次に、図13の実施例の動作の一例について説明する。
循環パイプ26の下端のバルブ28が制御信号によって開かれ、循環パイプ26を循環中のばいじんの一部が計量器30のホッパーに供給される。計量器30はホッパー中のばいじんを自動で50g計量し、撹拌容器32に供給する。ホッパー及び計量器内に残ったばいじんは廃却容器34へ排出される。
【0035】
撹拌容器32へばいじんが供給されるのと前後して水貯槽36から500g(500ml)の水が撹拌容器32へ供給され、スターラ40により30分間撹拌される。撹拌容器32内の不溶解物を沈殿させるために10分間静置された後、バルブ54,60の切換え操作とシリンジポンプ48の作動により、上澄み液の一部が試料ループ46中に吸引された後、原子吸光光度計56のサンプルバイヤル及び自動適定装置58の測定容器に供給される。
【0036】
原子吸光光度計56では鉛を代表とする重金属の濃度が自動的に測定され、自動適定装置58ではP−アルカリ度又は酸度が自動的に測定され、それぞれの測定値が制御装置2に送られる。
制御装置2ではこれらの2つの測定値から重金属安定剤及びpH調整剤の適切な添加量が決定され、各々の薬剤を混練装置12へ送るポンプ20,16の流量が調整される。この一連の自動分析及び薬剤量の制御は約1時間に1回の周期で行なわれる。
撹拌容器32及び上澄み液吸引流路44は次の測定が開始されるまでに水貯蔵36から供給された水と洗浄水50とによって洗浄される。
【0037】
上記の実施例は混練装置12で処理される前のばいじんを採取してP−アルカリ度、カルシウム溶出量もしくはpH、又は重金属溶出量を測定する例であるが、処理前のばいじんに代えて、混練装置12で処理された直後の処理ばいじん22を用いて同様に薬剤添加量を制御することもできる。この場合、混練装置12から排出される処理ばいじん22の一定量を採取する採取装置70が設けられ、採取装置70により採取された一定量の処理ばいじんが撹拌容器32に供給される。採取装置70は処理前のばいじんを採取するポンプ24、循環パイプ26、バルブ28及び計量器30に代るものである。
【0038】
図13の実施例はその各部を種々に変形することができる。例えば、ばいじんサイロ10からの処理前のばいじんの一定量を採取するのに、ポンプ24に代えて、一定量を吸引して輸送する空気輸送方式を採用してもよい。撹拌容器32でのスターラによる撹拌溶出を浸透溶出に置き換えることもできる。フィルタ62のロール式濾紙による濾過を単一濾紙やフィルタを自動交換する形の濾過器に置き換えることも可能である。またフィルタ62を逆洗浄する形の濾過器とすることもできる。上澄み液を採取するシリンジポンプ48を他の形のポンプに置き換えることもできる。
【0039】
実施例では約1時間の周期で薬剤添加量の制御を行なっているが、その周期の大部分の時間は撹拌容器32での溶出処理である。そのため、撹拌容器32を含む溶出のための機構を2組備え、交互に使用するようにすればほぼ1/2の周期で薬剤添加量の制御を行なうことができるようになる。
図13の実施例ではP−アルカリ度もしくはカルシウム溶出量、酸度又はpHと、鉛などの重金属溶出量とをともに測定できるようにしているが、いずれか一方を測定するようにしてもよい。また、重金属溶出量のみを測定する場合は、撹拌容器32での溶出処理のために添加する水として一定のpH値に調製された水を使用してもよく、水を添加した後、さらに酸又はアルカリを添加してpH値を一定に制御してもよい。また、水添加とともに重金属と水溶性化合物を生成する溶出剤を添加してもよい。
【0040】
【発明の効果】
本発明では、混練装置で処理される前又は後のばいじん溶出液からのP−アルカリ度もしくはカルシウム溶出量、酸度又はpHの測定値に基づいてpH調整剤添加量を制御したり、鉛などの重金属溶出量の測定値に基づいて重金属安定剤添加量を制御するようにしたので、1時間又はそれ以下の周期で自動分析から薬剤添加量制御までを行なうことができるようになる。その結果、ばいじんの安定処理に最適なpH調整剤や重金属安定剤を添加することが可能となり、過度の薬剤消費を抑え、費用の節減や環境汚染を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明での制御部を示すブロック図である。
【図2】処理前のばいじんの希釈溶出による時間とP−アルカリ度との関係を示す図である。
【図3】処理前のばいじんの希釈溶出による時間とカルシウム溶出量との関係を示す図である。
【図4】処理前のばいじんの希釈溶出による時間と鉛溶出量との関係を示す図である。
【図5】処理直後のばいじんの希釈溶出による時間とP−アルカリ度との関係を示す図である。
【図6】処理直後のばいじんの希釈溶出による時間と鉛溶出量との関係を示す図である。
【図7】処理前のばいじんを用いた制御動作を示すフローチャート図である。
【図8】希釈倍率が10倍の場合のP−アルカリ度と硫酸バンド添加量との関係を示す図である。
【図9】希釈倍率が500倍の場合のP−アルカリ度と硫酸バンド添加量との関係を示す図である。
【図10】カルシウム溶出量と硫酸バンド添加量との関係を示す図である。
【図11】鉛溶出量と液体キレート添加量との関係を示す図である。
【図12】処理直後のばいじんを用いた制御動作を示すフローチャート図である。
【図13】一実施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
2 制御部
4 薬液添加量データ記憶部
6 薬液添加量算出部
8 薬液添加制御部
10 ばいじんサイロ
12 混練装置
14 pH調整剤供給部
18 重金属安定剤供給部
26 循環パイプ
30 計量器
32 撹拌容器
46 試料パイプ
48 シリンジポンプ
56 原子吸光光度計
58 自動適定装置
70 採取装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
In the incinerator for general waste and industrial waste, the present invention is not limited to dust collected by dust collection facilities such as electric dust collectors and bag filters among the waste discharged from the incinerator. In other words, it is related to an apparatus for performing intermediate treatment so that it can be disposed of as general waste or can be reused.
[0002]
[Prior art]
Soot and dust is designated as specially managed general waste under the revised Law on Waste Disposal and Cleaning (Waste Management Law), and general waste is not disposed of by any of the following four methods specified by the Minister of Health and Welfare. Cannot be disposed of as landfills (Ministry of Health and Welfare Notification No. 194).
(1) Melt solidification
(2) Cement solidification
(3) Drug treatment
(4) Stabilization with acids and other solvents
[0003]
When garbage is incinerated at a high temperature of a few thousand degrees, some heavy metals in the garbage are volatilized (evaporated) by the high temperature, but are cooled by collecting the dust and returned to a solid. Therefore, the dust contains a lot of heavy metals. The purpose of the intermediate treatment is to prevent heavy metals contained in the dust from eluting when the dust is disposed of in landfills.
Among the above intermediate treatment methods, the chemical treatment method is excellent in terms of equipment, maintenance and technology.
[0004]
Elution standards have been established for heavy metals such as lead, cadmium, hexavalent chromium, arsenic, mercury and selenium in intermediately treated soot and must be met for disposal.
Slaked lime is added to the exhaust gas line to treat the hydrogen chloride contained in the dust. When the soot is made into a 10% aqueous solution, the normal pH of the soot is about 9, but the soot aqueous solution after slaked lime injection is about 11-13.
It is known that the lead in the intermediately treated soot is hardly eluted when the pH is about 10, and is easily eluted regardless of whether the pH is higher or lower. In soot and dust generated in an incineration facility that performs exhaust gas treatment with an alkaline agent containing slaked lime (hereinafter referred to as alkali fly ash), the elution of lead is significant because the pH of the aqueous solution is high.
[0005]
On the other hand, dust and soot generated in incineration equipment that has not been treated with exhaust gas with an alkaline agent (hereinafter referred to as neutral fly ash) has a pH of about 6 to 10 so that lead and cadmium are detected above the elution standard. May be.
Therefore, in the chemical treatment method, liquid chelate is added as a heavy metal stabilizer that makes it difficult to elute heavy metals, and pH adjustment is performed with a pH adjuster.
[0006]
According to the method stipulated by the law, the amount of heavy metal eluted from the intermediately treated soot is obtained by eluting the treated product into water over 6 hours and subjecting the supernatant to treatment such as acid treatment and solvent extraction. Measured by atomic absorption spectrometry. Therefore, even if the analysis result requiring a long time is fed back to the dust processing device, the time delay may be too large and the properties of the dust may change, and stable intermediate processing must be performed. I can't. Therefore, a certain amount of heavy metal stabilizer such as liquid chelate is added so that the amount of elution of heavy metal does not protrude from the standard even if the properties of the dust change.
[0007]
In some cases, elution of heavy metals can be suppressed within a specified range simply by setting the pH after the intermediate treatment to around 10. Even in that case, since the dust and the treated product are solid, the pH value cannot be easily measured. Therefore, a certain amount of pH adjuster is currently injected.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the method of adding a certain amount of heavy metal stabilizer, if the amount of heavy metal in the dust is small, heavy metal stabilizer will be consumed more than necessary, resulting in waste of cost and reducing the amount of waste. The problem of making it larger than necessary arises.
[0009]
In the method of injecting a certain amount of pH adjusting agent, the amount of slaked lime injected varies depending on the amount of HCl in the exhaust gas, so the pH of the dust after the intermediate treatment constantly changes. Therefore, there is no guarantee that the dust after the intermediate treatment is always at a pH value at which heavy metals are difficult to elute.
[0010]
The first object of the present invention is to provide a treatment apparatus in which the amount of pH adjuster added can be controlled so that the pH of the treated material of the dusts becomes a value at which heavy metals are difficult to elute.
A second object of the present invention is to provide a processing apparatus that prevents useless addition of a heavy metal stabilizer and satisfies a prescribed heavy metal elution value.
The third object of the present invention is to control the addition amount of the pH adjuster so that the pH of the soot treated product becomes a value at which heavy metals are difficult to elute, prevent unnecessary addition of heavy metal stabilizers, and It is providing the processing apparatus which satisfy | fills a heavy metal elution value.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The dust processing apparatus of the present invention comprises a pH adjusting agent adding section for adding a pH adjusting agent to a kneading apparatus for processing by adding water or further cement to the dust of an incinerator and a heavy metal stabilizer adding section for adding a heavy metal stabilizer. At least one is provided. In order to control the addition amount of the pH adjuster and the addition amount of the heavy metal stabilizer, a sampling part for collecting a certain amount of the dust before or after the treatment by the kneading apparatus, and a certain amount of water are added to the collected dust. The elution part that stirs and elutes the components contained in the dust in a few minutes to several tens of minutes, and the P-alkalinity or calcium elution amount, acidity or Measurement comprising at least one of an alkalinity / acidity measurement unit for measuring pH and a heavy metal measurement unit for measuring the amount of heavy metal elution containing at least lead in the eluate from the elution unit for controlling the amount of heavy metal stabilizer added Part and a control part.
[0012]
In the case where a heavy metal measuring unit is provided, in order to easily elute lead and cadmium, water adjusted to a certain pH value can be used as water added to the dust at the elution unit. Further, after adding water, an acid or alkali may be added to control the pH value to be constant. Sulfuric acid, nitric acid, hydrochloric acid, acetic acid and the like can be used to make the pH value of the water to be added or the pH value at the elution part acidic. In order to bring the pH value of the water to be added or the pH value at the elution part to the alkaline side, caustic soda or calcium hydroxide can be used.
[0013]
When a heavy metal measuring unit is provided, an eluent that generates a heavy metal and a water-soluble compound may be added in addition to water in order to easily elute lead and cadmium. As such an eluent, citric acid or oxalic acid can be used, and carbon dioxide gas may be blown.
The term “kneading device” is used to include all of a humidity control device for adding water or even cement to a soot and mixing it, a device intended for mixing, and a molding machine.
[0014]
The control unit performs the function shown in FIG. The
When measuring and controlling the eluate of the dust before the treatment by the kneading apparatus, the chemical solution addition amount
[0015]
When measuring and controlling the dust eluate after treatment by the kneading device, in order to control the amount of pH adjuster added, If the dust is alkaline fly ash, After starting with an appropriate chemical solution injection amount, the chemical solution addition
[0016]
A part for measuring the amount of P-alkali or calcium elution, acidity or pH to control the amount of pH adjuster added, and a part for measuring the concentration of heavy metal containing at least lead to control the amount of added heavy metal stabilizer, Only one of them may be provided, or both of them may be provided, and both the pH adjusting agent and the heavy metal stabilizer may be added.
The alkalinity / acidity measurement unit is an alkali measurement unit that measures P-alkalinity or calcium elution when the dust to be treated is alkaline fly ash. The P-alkalinity is specified in the water test of JIS standard K0101, and an automatic titration apparatus is commercially available for automatically measuring the P-alkalinity. Such an automatic titration apparatus can be used for P-alkalinity measurement in the present invention.
[0017]
The alkalinity / acidity measurement unit is an acidity measurement unit that measures acidity when the dust to be treated is neutral fly ash. The acidity measurement can also be carried out using an automatic titration apparatus similar to the P-alkalinity measurement and using an alkaline solution such as a caustic soda solution as a titration reagent.
The calcium elution amount can be measured with an atomic absorption photometer.
The pH can be measured with a pH meter, and the addition amount of the pH adjusting agent may be controlled according to the pH value.
[0018]
Heavy metals to be measured include lead, cadmium, hexavalent chromium, arsenic, mercury and selenium. Lead is the most abundant heavy metal, but in addition to lead, some regions contain a lot of mercury and cadmium. Depending on the region, the type of heavy metal to be measured may be only lead, or lead, mercury, cadmium and other heavy metals may be included. The concentration of these heavy metals can be measured by using a hollow cathode lamp using a metal to be measured as a light source with an atomic absorption photometer. In order to measure the concentration of these heavy metals, an ICP (inductively coupled plasma) apparatus can be used in place of the atomic absorption photometer.
As pH adjusters, sulfuric acid bands, polyiron, ferric chloride and other aqueous solutions are used for alkaline fly ash, and alkaline solutions such as caustic soda, calcium hydroxide and magnesium hydroxide are used for neutral fly ash. Can be used.
As the heavy metal stabilizer, a liquid chelate, an inorganic processing agent, or the like can be used.
[0019]
In order to investigate whether or not soot can be eluted in a short time, the results of diluting and eluting soot before treatment by the kneading apparatus with water are shown in FIGS. It measured about the aqueous solution diluted 10 times, 100 times, and 1000 times, respectively, FIG. 2 measured P-alkalinity, FIG. 3 measured calcium elution amount, FIG. 4 measured lead elution amount, respectively. P-alkalinity, calcium elution amount, and lead elution amount differ depending on the incineration equipment, but both are in an equilibrium state with elution for several minutes to several tens of minutes.
[0020]
FIG. 5 and FIG. 6 show the results of measuring the dust in the same manner immediately after adding the liquid chelate and treating it with the kneading apparatus. FIG. 5 shows the P-alkalinity, and FIG. 6 shows the lead elution amount. In this case as well, both the P-alkalinity and the lead elution amount are in an equilibrium state with elution for several minutes to several tens of minutes, and the measurement result of the calcium elution amount is not shown, but the same result was obtained. Yes.
If the dilution factor exceeds 1000 times and becomes too large, there is a possibility that the apparatus becomes excessive, and therefore a dilution of about 10 to 1000 times is appropriate.
[0021]
When the soot is alkaline fly ash, the operation of controlling the addition amount of the pH adjusting agent based on the P-alkalinity measured by the automatic titration device from the eluate of the dust before being treated will be described with reference to FIGS. To do.
The chemical addition amount
[0022]
The calcium elution amount may be measured by an atomic absorption photometer instead of P-alkalinity. In that case, the chemical solution addition amount
When the dust is neutral fly ash, acidity is measured instead of P-alkalinity. In that case, the chemical solution addition amount
[0023]
FIG. 7 shows the operation of controlling the amount of liquid chelate added as a heavy metal stabilizer based on the signal of the amount of heavy metal elution (as an example, the amount of lead elution) measured from an eluate of dust before being processed by an atomic absorption photometer. This will be described with reference to FIG. Data indicating the amount of lead elution and the amount of liquid chelate added as shown in FIG. 11 is stored in the drug addition amount
[0024]
FIG. 12 shows the operation in the case where control is performed using the eluate of dust after being processed by the kneading apparatus. In this case, control is performed so that the P-alkalinity, the calcium elution degree or pH, or the elution amount of lead and other heavy metals in the dust after the treatment becomes a predetermined value.
[0025]
When the dust is alkaline fly ash, Reduce P-alkalinity The case of controlling the amount of the pH adjuster added will be described. First, an appropriately set amount of the pH adjuster is added to the kneading apparatus. Then, the P-alkalinity is measured from the eluate of the dust immediately after the treatment in the kneading apparatus by an automatic titration apparatus, or the calcium elution amount is measured by an atomic absorption photometer. For certain values where heavy metals such as lead are difficult to elute, The pH value corresponding to the measured value is That If it is greater than or equal to the specified value Because the amount of the previous addition was not enough, Increase the amount of the next pH adjuster addition from the previous time. If it is less than the predetermined value, compare with the previous P-alkalinity or calcium elution amount, and if it is higher than the previous measured value Since the previous addition amount is close to the appropriate amount If the amount of the next pH adjuster addition is the same as the previous one and it has not increased To get closer to the specified value Reduce weight than last time. When the measurement of P-alkalinity or calcium elution amount is the first, even if the P-alkalinity or calcium elution amount is less than a predetermined value, it cannot be compared with the previous P-alkalinity or calcium elution amount. Therefore, the addition amount of the pH adjuster is the same as the previous time (first one).
[0026]
When the dust is neutral fly ash, the acidity is measured instead of the P-alkalinity and controlled in the same manner as in FIG.
When the elution amount of lead and other heavy metals is measured by an atomic absorption photometer, the control of the addition amount of the heavy metal stabilizer is as shown in FIG.
As described above, if the control is performed using the eluate of the dust after being processed by the kneading apparatus, it is possible to prevent useless addition of the pH adjusting agent or the heavy metal safener.
[0027]
【Example】
FIG. 13 shows an embodiment.
[0028]
In order to collect a certain amount of the dust before processing from the
[0029]
A stirring
[0030]
A
[0031]
In order to use the supernatant liquid of the soot and dust solution in the stirring
[0032]
An analyzer is connected via a switching
[0033]
The detection signals of the
[0034]
Next, an example of the operation of the embodiment of FIG. 13 will be described.
A
[0035]
About 500 g (500 ml) of water is supplied from the
[0036]
The
In the
The stirring
[0037]
The above example is an example of collecting the dust before being processed by the kneading
[0038]
The embodiment shown in FIG. 13 can be variously modified. For example, in order to collect a certain amount of dust before processing from the
[0039]
In the embodiment, the drug addition amount is controlled in a cycle of about 1 hour, but most of the cycle is the elution process in the stirring
In the embodiment of FIG. 13, the P-alkalinity or calcium elution amount, acidity or pH and the elution amount of heavy metals such as lead can be measured together, but either one may be measured. In addition, when measuring only the elution amount of heavy metal, water adjusted to a certain pH value may be used as the water to be added for the elution treatment in the stirring
[0040]
【The invention's effect】
In the present invention, the amount of P-alkaline or calcium elution from the dust eluate before or after being processed in the kneading apparatus is controlled based on the measured value of the pH or acidity or pH, Since the heavy metal stabilizer addition amount is controlled based on the measurement value of the heavy metal elution amount, automatic analysis to drug addition amount control can be performed in a cycle of one hour or less. As a result, it is possible to add a pH adjusting agent and a heavy metal stabilizer that are optimal for the stabilization of soot and dust, thereby suppressing excessive drug consumption, reducing costs, and preventing environmental pollution.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a control unit in the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing the relationship between the time required for diluting and eluting soot before treatment and the P-alkalinity.
FIG. 3 is a diagram showing the relationship between the time taken for dilution elution of dust before treatment and the amount of calcium elution.
FIG. 4 is a diagram showing the relationship between the time taken for dilution elution of dust before processing and the amount of lead elution.
FIG. 5 is a graph showing the relationship between the time required for diluting and eluting soot immediately after treatment and the P-alkalinity.
FIG. 6 is a diagram showing the relationship between the time taken for dilute elution of dust immediately after treatment and the amount of lead elution.
FIG. 7 is a flowchart showing a control operation using dust before processing.
FIG. 8 is a diagram showing the relationship between the P-alkalinity and the amount of sulfuric acid band added when the dilution factor is 10 times.
FIG. 9 is a graph showing the relationship between the P-alkalinity and the amount of sulfuric acid band added when the dilution factor is 500 times.
FIG. 10 is a graph showing the relationship between the calcium elution amount and the sulfate band addition amount.
FIG. 11 is a diagram showing the relationship between the amount of lead elution and the amount of liquid chelate added.
FIG. 12 is a flowchart showing a control operation using dust immediately after processing.
FIG. 13 is a schematic configuration diagram showing one embodiment.
[Explanation of symbols]
2 Control unit
4 Chemical solution addition data storage
6 Chemical solution addition amount calculation part
8 Chemical addition control unit
10 Dust silo
12 Kneading equipment
14 pH adjuster supply section
18 Heavy metal stabilizer supply section
26 Circulation pipe
30 Weighing scale
32 Stirring container
46 Sample pipe
48 syringe pump
56 Atomic absorption photometer
58 Automatic leveling equipment
70 Collection device
Claims (9)
前記混練装置にさらにpH調整剤を添加するpH調整剤添加部と、
前記混練装置による処理前のばいじんの一定量を採取する採取部と、
採取されたばいじんに一定量の水を添加して撹拌し、ばいじんに含有されている成分を数分〜数十分で溶出させる溶出部と、
前記溶出部からの溶出液のP−アルカリ度もしくはカルシウム溶出量、酸度又はpHを測定するアルカリ度・酸度測定部と、
P−アルカリ度もしくはカルシウム溶出量、酸度又はpHに対するpH調整剤添加量のデータを記憶している薬液添加量データ記憶部、この薬液添加量データ記憶部のデータに従い、前記アルカリ度・酸度測定部での測定値に対応したpH調整剤添加量を算出する薬液添加量算出部、及び前記pH調整剤添加部からのpH調整剤添加量が薬液添加量算出部での算出量となるように前記pH調整剤添加部の動作を制御する薬液添加制御部を含む制御部と、を備えたことを特徴とするばいじん処理装置。A kneader for adding water or even cement to the dust in the incinerator,
A pH adjuster addition unit for further adding a pH adjuster to the kneading device;
A collecting part for collecting a certain amount of dust before treatment by the kneading device;
An elution part that adds a certain amount of water to the collected dust and stirs, and elutes the components contained in the dust in several minutes to several tens of minutes,
An alkalinity / acidity measurement unit for measuring the P-alkaline or calcium elution amount, acidity or pH of the eluate from the elution part;
P-alkalinity or calcium elution amount, acidity or pH adjuster addition amount data storage unit storing data of pH, and according to the data of the chemical solution addition amount data storage unit, the alkalinity / acidity measurement unit The chemical solution addition amount calculation unit that calculates the pH adjustment agent addition amount corresponding to the measured value in the above, and the pH adjustment agent addition amount from the pH adjustment agent addition unit is the calculation amount in the chemical solution addition amount calculation unit and a control unit including a chemical solution addition control unit for controlling the operation of the pH adjuster addition unit.
前記混練装置にさらに重金属安定剤を添加する重金属安定剤添加部と、
前記混練装置による処理前のばいじんの一定量を採取する採取部と、
採取されたばいじんに一定量の水を添加して撹拌し、ばいじんに含有されている成分を数分〜数十分で溶出させる溶出部と、
前記溶出部からの溶出液の少なくとも鉛を含む重金属溶出量を測定する重金属測定部と、
重金属溶出量に対する重金属安定剤添加量のデータを記憶している薬液添加量データ記憶部、この薬液添加量データ記憶部のデータに従い、前記重金属測定部での測定値に対応した重金属安定剤添加量を算出する薬液添加量算出部、及び前記重金属安定剤添加部からの重金属安定剤添加量が薬液添加量算出部での算出量となるように前記重金属安定剤添加部の動作を制御する薬液添加制御部を含む制御部と、を備えたことを特徴とするばいじん処理装置。A kneader for adding water or even cement to the dust in the incinerator,
A heavy metal stabilizer addition part for further adding a heavy metal stabilizer to the kneading device,
A collecting part for collecting a certain amount of dust before treatment by the kneading device;
An elution part that adds a certain amount of water to the collected dust and stirs, and elutes the components contained in the dust in several minutes to several tens of minutes,
A heavy metal measuring unit for measuring a heavy metal elution amount containing at least lead in the eluate from the elution unit;
The amount of heavy metal stabilizer added corresponding to the measured value in the heavy metal measurement unit according to the data in the chemical solution addition amount data storage unit storing the data of the amount of heavy metal stabilizer added to the amount of heavy metal elution And a chemical solution addition unit for controlling the operation of the heavy metal stabilizer addition unit so that the heavy metal stabilizer addition amount from the heavy metal stabilizer addition unit becomes a calculation amount in the chemical solution addition amount calculation unit And a control unit including a control unit.
前記混練装置にさらにpH調整剤を添加するpH調整剤添加部と、
前記混練装置にさらに重金属安定剤を添加する重金属安定剤添加部と、
前記混練装置による処理前のばいじんの一定量を採取する採取部と、
採取されたばいじんに一定量の水を添加して撹拌し、ばいじんに含有されている成分を数分〜数十分で溶出させる溶出部と、
前記溶出部からの溶出液のP−アルカリ度もしくはカルシウム溶出量、酸度又はpHを測定するアルカリ度・酸度測定部と、
前記溶出部からの溶出液の少なくとも鉛を含む重金属溶出量を測定する重金属測定部と、
P−アルカリ度もしくはカルシウム溶出量、酸度又はpHに対するpH調整剤添加量のデータ及び重金属溶出量に対する重金属安定剤添加量のデータを記憶している薬液添加量データ記憶部、この薬液添加量データ記憶部のデータに従い、前記アルカリ度・酸度測定部での測定値に対応したpH調整剤添加量及び前記重金属測定部での測定値に対応した重金属安定剤添加量を算出する薬液添加量算出部、並びに前記pH調整剤添加部からのpH調整剤添加量が薬液添加量算出部でのpH調整剤添加量の算出量となるように前記pH調整剤添加部の動作を制御し、前記重金属安定剤添加部からの重金属安定剤添加量が薬液添加量算出部での重金属安定剤添加量の算出量となるように前記重金属安定剤添加部の動作を制御する薬液添加制御部を含む制御部と、を備えたことを特徴とするばいじん処理装置。A kneader for adding water or even cement to the dust in the incinerator,
A pH adjuster addition unit for further adding a pH adjuster to the kneading device;
A heavy metal stabilizer addition part for further adding a heavy metal stabilizer to the kneading device,
A collecting part for collecting a certain amount of dust before treatment by the kneading device;
An elution part that adds a certain amount of water to the collected dust and stirs, and elutes the components contained in the dust in several minutes to several tens of minutes,
An alkalinity / acidity measurement unit for measuring the P-alkaline or calcium elution amount, acidity or pH of the eluate from the elution part;
A heavy metal measuring unit for measuring a heavy metal elution amount containing at least lead in the eluate from the elution unit;
Chemical solution addition data storage unit storing data of pH adjuster addition amount with respect to P-alkalinity or calcium elution amount, acidity or pH, and heavy metal stabilizer addition amount data with respect to heavy metal elution amount, this chemical solution addition amount data storage In accordance with the data of the part, the chemical solution addition amount calculating unit for calculating the pH adjusting agent addition amount corresponding to the measurement value in the alkalinity / acidity measurement unit and the heavy metal stabilizer addition amount corresponding to the measurement value in the heavy metal measurement unit, And controlling the operation of the pH adjuster addition unit so that the pH adjuster addition amount from the pH adjuster addition unit becomes the calculated amount of the pH adjuster addition amount in the chemical addition amount calculation unit, and the heavy metal stabilizer A chemical liquid addition control unit that controls the operation of the heavy metal stabilizer addition unit so that the heavy metal stabilizer addition amount from the addition unit becomes the calculated amount of the heavy metal stabilizer addition amount in the chemical solution addition amount calculation unit; Dust processing apparatus characterized by comprising: a control unit.
前記混練装置にさらにpH調整剤を添加するpH調整剤添加部と、
前記混練装置による処理後のばいじんの一定量を採取する採取部と、
採取されたばいじんに一定量の水を添加して撹拌し、ばいじんに含有されている成分を数分〜数十分で溶出させる溶出部と、
前記溶出部からの溶出液のP−アルカリ度又はカルシウム溶出量を測定するアルカリ度測定部と、
適当なpH調整剤添加量から開始した後、前記アルカリ度測定部での測定値が所定値以上である場合は次回のpH調整剤添加量を前回よりも増量し、所定値未満である場合は前回のP−アルカリ度又はカルシウム溶出量と比較し、前回の測定値より増加していれば次回のpH調整剤添加量を前回と同じとし、増加していなければ前回よりも減量する薬液添加量算出部、及び前記pH調整剤添加部からのpH調整剤添加量が薬液添加量算出部での算出量となるように前記pH調整剤添加部の動作を制御する薬液添加制御部を含む制御部と、を備えたことを特徴とするばいじん処理装置。A kneading device for adding water or further cement to the dust that is the alkali fly ash of the incinerator;
A pH adjuster addition unit for further adding a pH adjuster to the kneading device;
A collection unit for collecting a certain amount of dust after processing by the kneading apparatus;
An elution part that adds a certain amount of water to the collected dust and stirs, and elutes the components contained in the dust in several minutes to several tens of minutes,
An alkalinity measuring unit for measuring the P-alkalinity or calcium elution amount of the eluate from the elution part ;
After starting from an appropriate pH adjuster addition amount, if the measured value in the alkalinity measurement unit is greater than or equal to a predetermined value, increase the next pH adjuster addition amount from the previous time, if less than the predetermined value Compared to the previous P-alkalinity or calcium elution amount, if it is higher than the previous measured value, the next pH adjuster addition amount will be the same as the previous one, and if not increased, the chemical solution addition amount will be reduced from the previous time A control unit including a calculation unit, and a chemical solution addition control unit that controls the operation of the pH adjustment agent addition unit so that the pH adjustment agent addition amount from the pH adjustment agent addition unit becomes the calculation amount in the chemical solution addition amount calculation unit And a dust processing apparatus.
前記混練装置にさらに重金属安定剤を添加する重金属安定剤添加部と、
前記混練装置による処理間後のばいじんの一定量を採取する採取部と、
採取されたばいじんに一定量の水を添加して撹拌し、ばいじんに含有されている成分を数分〜数十分で溶出させる溶出部と、
前記溶出部からの溶出液の少なくとも鉛を含む重金属溶出量を測定する重金属測定部と、
適当な重金属安定剤添加量から開始した後、前記重金属測定部での測定値が所定の値以上であれば前回の重金属安定剤添加量よりも増量し、所定値未満で前回の測定値と同一又は減少しておれば前回の重金属安定剤添加量よりも減量し、所定値未満で前回の測定値よりも増加しておれば前回の重金属安定剤添加量と同量とする薬液添加量算出部、及び前記重金属安定剤添加部からの重金属安定剤添加量が薬液添加量算出部での算出量となるように前記重金属安定剤添加部の動作を制御する薬液添加制御部を含む制御部と、を備えたことを特徴とするばいじん処理装置。A kneading device for adding water or even cement to the dust in an incinerator;
A heavy metal stabilizer addition part for further adding a heavy metal stabilizer to the kneading device,
A collection unit for collecting a certain amount of dust after processing by the kneading device;
An elution part that adds a certain amount of water to the collected dust and stirs, and elutes the components contained in the dust in several minutes to several tens of minutes,
A heavy metal measuring unit for measuring a heavy metal elution amount containing at least lead in the eluate from the elution unit;
After starting from an appropriate heavy metal stabilizer addition amount, if the measured value at the heavy metal measuring section is equal to or greater than the predetermined value, the amount is increased from the previous heavy metal stabilizer addition amount, and less than the predetermined value is the same as the previous measured value. Or if it is decreased, it will be reduced from the previous heavy metal stabilizer addition amount, and if it is less than the predetermined value and increased from the previous measurement value, it will be the same amount as the previous heavy metal stabilizer addition amount. And a control unit including a chemical liquid addition control unit that controls the operation of the heavy metal stabilizer addition unit so that the heavy metal stabilizer addition amount from the heavy metal stabilizer addition unit becomes a calculation amount in the chemical liquid addition amount calculation unit, A dust processing apparatus characterized by comprising:
前記混練装置にさらにpH調整剤を添加するpH調整剤添加部と、
前記混練装置にさらに重金属安定剤を添加する重金属安定剤添加部と、
前記混練装置による処理後のばいじんの一定量を採取する採取部と、
採取されたばいじんに一定量の水を添加して撹拌し、ばいじんに含有されている成分を数分〜数十分で溶出させる溶出部と、
前記溶出部からの溶出液のP−アルカリ度又はカルシウム溶出量を測定するアルカリ度測定部と、
前記溶出部からの溶出液の少なくとも鉛を含む重金属溶出量を測定する重金属測定部と、
アルカリ飛灰のばいじんに対するpH調整剤添加量を制御する際には適当なpH調整剤添加量から開始した後、前記アルカリ度測定部での測定値が所定値以上である場合は次回のpH調整剤添加量を前回よりも増量し、所定値未満である場合は前回のP−アルカリ度又はカルシウム溶出量と比較し、前回の測定値より増加していれば次回のpH調整剤添加量を前回と同じとし、増加していなければ前回よりも減量し、重金属安定剤添加量を制御する際には適当な重金属安定剤添加量から開始した後、前記重金属測定部での測定値が所定の値以上であれば前回の重金属安定剤添加量よりも増量し、所定値未満で前回の測定値と同一又は減少しておれば前回の重金属安定剤添加量よりも減量し、所定値未満で前回の測定値よりも増加しておれば前回の重金属安定剤添加量と同量とする薬液添加量算出部、並びに前記pH調整剤添加部からのpH調整剤添加量が薬液添加量算出部でのpH調整剤添加量の算出量となるように前記pH調整剤添加部の動作を制御し、前記重金属安定剤添加部からの重金属安定剤添加量が薬液添加量算出部での重金属安定剤添加量の算出量となるように前記重金属安定剤添加部の動作を制御する薬液添加制御部を含む制御部と、を備えたことを特徴とするばいじん処理装置。A kneading device for adding water or even cement to the dust in an incinerator;
A pH adjuster addition unit for further adding a pH adjuster to the kneading device;
A heavy metal stabilizer addition part for further adding a heavy metal stabilizer to the kneading device,
A collection unit for collecting a certain amount of dust after processing by the kneading apparatus;
An elution part that adds a certain amount of water to the collected dust and stirs, and elutes the components contained in the dust in several minutes to several tens of minutes,
An alkalinity measuring unit for measuring the P-alkalinity or calcium elution amount of the eluate from the elution part ;
A heavy metal measuring unit for measuring a heavy metal elution amount containing at least lead in the eluate from the elution unit;
When controlling the amount of pH adjuster added to the soot of alkaline fly ash, start from an appropriate amount of pH adjuster added, and if the measured value in the alkalinity measuring unit is greater than or equal to a predetermined value, the next pH adjustment If the amount added is higher than the previous value and is less than the predetermined value, it is compared with the previous P-alkalinity or calcium elution amount. If it is not increased, the amount is reduced from the previous time, and when controlling the amount of heavy metal stabilizer added, after starting from an appropriate amount of added heavy metal stabilizer, the measured value in the heavy metal measuring unit is a predetermined value. If it is above, it will be increased from the previous heavy metal stabilizer addition amount, and if it is less than or equal to the previous measurement value below the predetermined value, it will be reduced from the previous heavy metal stabilizer addition amount and less than the predetermined value will be the previous value. If it is higher than the measured value, The chemical solution addition amount calculation unit having the same amount as the heavy metal stabilizer addition amount, and the pH adjustment agent addition amount from the pH adjustment agent addition unit become the calculation amount of the pH adjustment agent addition amount in the chemical solution addition amount calculation unit The heavy metal stabilizer is controlled such that the amount of heavy metal stabilizer added from the heavy metal stabilizer addition unit becomes the calculated amount of the heavy metal stabilizer addition amount in the chemical addition amount calculation unit. And a control unit including a chemical addition control unit for controlling the operation of the addition unit.
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