JP3713568B2 - Novel polypeptide gene cDNA, vector containing the cDNA, host cell transformed with the vector, polypeptide produced thereby, method for producing the same, DNA encoding the polypeptide, and antibody of the polypeptide - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、日本産アコヤガイ(Pinctada fucata)の外套膜組織(外套膜上皮細胞)が産生する新規なポリペプチド遺伝子のcDNA、該cDNAを含有するベクター、前記ベクターで形質転換された宿主細胞、それにより生産されるポリペプチド、その製造方法、前記ポリペプチドをコードするDNA、前記ポリペプチドの抗体、およびそのポリペプチドまたは分解ペプチドを含有する化粧品に関する。
【0002】
[発明の目的]
細胞からは、その維持、増殖および成長等に関連した様々な因子が産生されている。例えば、アコヤガイ外套膜上皮細胞からは、貝殻形成に係わる因子、および生体防御に係わる因子、その他、多くの因子が産生されている。本発明者等はこの点に着目し、ある種の細胞(例えば、アコヤガイ外套膜上皮細胞)が産生している新規な因子(ポリペプチド)を見出すべく鋭意検討を行った。
【0003】
また、化粧品の新たな原料の開発あるいは真珠養殖におけるピースの新たな選別方法(当該ポリペプチドを多く含有するピースを選り分ける方法)の開発をも目的とする。
【0004】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、ある特定のポリペプチドまたはそれをコードするDNAを得ようとする場合、組織や細胞培養液中に目的とするポリペプチドを確認し、次いでポリペプチドの単離精製を経て、遺伝子をクローニングするという方法、あるいはその生物活性を指標として遺伝子を発現クローニングする方法が一般的に用いられていた。
【0005】
しかし、アコヤガイ外套膜上皮細胞が産生する因子に関する情報は極めて少なく、また、不溶性を示すものが多いことが、その単離、精製および生物活性の確認を困難なものとしている。
【0006】
一方、cDNAの作製技術やシークエンス技術は急速に発展し、大量のcDNAのシークエンスを迅速に行うことができるようになった。また、遺伝子からその遺伝子の機能を固定するリバースジェネティクス(Reverse Genetics)の諸方法の発展も著しい。
【0007】
そこで、本発明者等は、これらの方法を用いて新規なポリペプチドを見出すことにした。すなわちアコヤガイ外套膜上皮細胞等からmRNAを単離し、これを出発原料としてcDNAを得、その塩基配列を決定し、アミノ酸配列を推定した。その結果、新規なポリペプチドをコードするDNAを見出すことに成功し、本発明を完成した。
【0008】
核酸配列データベース(EMBL-GDB Rel.41) 、蛋白質データベース(SWISS-PROT Rel.30) に登録されている既知のヌクレオチド配列およびアミノ酸配列を調査したが、同一は無論、相同性の高いものも無かった。従って本発明のDNA、ポリペプチドは全く新規なものであることが確認された。
【0009】
ここで、アコヤガイ外套膜上皮細胞が分泌するポリペプチドについて説明する。アコヤガイはその外面を強固な殻で覆い、外敵等から身を守っている。一種の生体防御を担うこの殻は、外套膜上皮細胞により作られることが知られている。貝殻は主に炭酸カルシウムの結晶とポリペプチドより構成する。さらにアコヤガイ貝殻は3層からなる構造上の差異が存在し、外側から、殻皮層、稜柱層、真珠層と呼ばれる。この構造上の違いはポリペプチドの違いによるものと考えられている。
【0010】
現在までに知られている、各層を構成するポリペプチドの違いは、そのアミノ酸組成の違いのみである。これは、大部分のポリペプチドが水やその他、殆どの溶媒に不溶なためであり、このことがこれらポリペプチドの解析を遅らせる要因となっている。
【0011】
これらポリペプチドの内、真珠層を構成するポリペプチドは、昔から様々な薬、例えば、風邪薬、胃薬等として利用されており、現在でも一部地域において利用されている。また昔から現在に至るまで化粧品有効成分としても利用されている。
【0012】
また、貝殻構造上の真珠層は、宝石として広く人々に親しまれている真珠と同等であるとみなされている。真珠は多種の貝殻でできた丸い核を、アコヤガイ外套膜の組織片であるピースとともにアコヤガイ生殖腺内に移植して、およそ1〜3年で出来上がる。
【0013】
このことから、宝石としての真珠の価値に大きく影響する色、巻に対して、これらポリペプチドが非常に重要な役割を果たしていることがうかがえる。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は以下の通りである。すなわち、
(請求項1)配列番号1の塩基配列をコードするcDNA。
【0015】
(請求項2)配列番号2の塩基配列をコードするcDNA。
【0016】
(請求項3)請求項1または2記載のcDNAを含有するクローニングベクター。
【0017】
(請求項4)配列番号1で示される塩基配列からなるDNA。
【0018】
(請求項5)配列番号2で示される塩基配列からなるDNA。
【0019】
(請求項6)請求項1または2記載のcDNAを含有する発現ベクター。
【0020】
(請求項7)請求項6の発現ベクターを保有する形質転換体。
【0021】
(請求項8)請求項7の形質転換体により生産され、請求項1又は請求項2に記載のcDNAにコードされるポリペプチド。
【0022】
(請求項9)配列番号3のアミノ酸配列からなる請求項8のポリペプチド。
【0023】
(請求項10)請求項8または9記載のポリペプチドを発現させるための条件下で、請求項7に記載の形質転換体を培養することからなるポリペプチドの製造方法。
【0024】
(請求項11)請求項8または9記載のポリペプチドを抗原として調製した抗体。
【0025】
【発明の実施の形態】
上記において、配列番号1(または2)で示される塩基配列を有するDNA(請求項4、5)とは、一般に、DNAの90%以上、例えば95%、98%または99%が配列番号1(または2)で示される塩基配列を有するDNAであることを意味する。またそれらのホモローグのフラグメントとは、少なくとも10塩基、好ましくは少なくとも15塩基、例えば20、25、30または40塩基部分を意味し、そのようなフラグメントも本発明のDNAに含まれる(同様の作用効果が得られる)。
【0026】
配列番号1で示される塩基配列を有するDNAがコードするポリペプチド、および配列番号3で示されるアミノ酸配列を有するポリペプチドとは、一般にポリペプチドの90%以上、例えば95、98または99%が、配列番号1で示される塩基配列を有するDNAがコードするアミノ酸配列を有するポリペプチドであることを意味する。またそれらのホモローグのフラグメントとは一般に少なくとも20個、好ましくは少なくとも30個、例えば40、60または100個の連続したアミノ酸領域で、少なくとも70%、好ましくは少なくとも80または90%、より好ましくは95%以上相同なものであり、そのようなホモローグは、以後本発明のポリペプチドとして記載される(同様の作用効果が得られる)。
【0027】
配列番号1または2で示される塩基配列を有するDNAに選択的にハイブリダイズするDNAとは、一般に、少なくとも20個、好ましくは少なくとも30個、例えば40、60、または100個の連続した塩基配列領域で、少なくとも70%、好ましくは少なくとも80または90%、より好ましくは95%以上相同であるものであり、そのようなDNAは、以後本発明のDNAとして記載される(同様の作用効果が得られる)。
【0028】
さらに、本発明には、本発明のDNAからなるクローニングまたは発現ベクターが含まれる。ベクターとしては、例えば、ori領域と、必要により上記DNAの発現のためのプロモーター、プロモーターの制御因子等からなるプラスミド、ウイルス、またはファージベクターが挙げられる。ベクターは一つまたはそれ以上の選択的マーカー遺伝子、例えばアンピシリン耐性遺伝子を含んでいてもよい。ベクターは、イン・ビトロ(in vitro)に於いて例えば、DNAに対応するRNAの製造、宿主細胞の形質転換に用いることができる。
【0029】
さらに、本発明には、配列番号1または2で示される塩基配列、またはそれらのオープンリーディングフレームを有するDNAを含む、本発明のDNAを複製または発現させるためのベクターで形質転換された宿主細胞も含まれる。細胞としては、例えば細菌、酵母、昆虫、昆虫細胞または哺乳動物細胞(直接生体に導入する場合は非ヒト。)が挙げられる。
【0030】
さらに、本発明には、本発明のポリペプチドを発現させるための条件下で本発明の宿主細胞を培養することからなる本発明のポリペプチドの製造方法も含まれる。培養は本発明のポリペプチドが発現し、宿主細胞より製造される条件下で行われることが好ましい。
【0031】
本発明のDNAは、上記のようなベクターのアンチセンス領域に挿入することでアンチセンスRNAを製造することもできる。このようなアンチセンスRNAは、細胞中の本発明のポリペプチドのレベルを制御することに用いることもできる。
【0032】
また、本発明のDNA、そのホモローグまたはフラグメントは、ノーザン(Northern)解析のプローブとして、あるいはPCR(Polymerase Chain Reaction) のプライマーとして利用することで、各固体間での本ポリペプチドの発現量、その他の比較が可能となる。
【0033】
本発明は、本発明におけるポリペプチドのモノクローナルまたはポリクローナル抗体も含む。さらに本発明は、本発明におけるポリペプチドのモノクローナルまたはポリクローナル抗体の製造方法も含む。モノクローナル抗体は、本発明のポリペプチドまたは、その断片を抗原として用い、通常のハイブリドーマの技術により製造することができる。ポリクローナル抗体は、宿主動物、例えば、ラットやウサギ等(非ヒト)に本発明のポリペプチドを接種し血清を回収するといった通常の方法により製造することができる。
【0034】
本発明のポリペプチドとしては、配列番号3で示されたアミノ酸配列を有するもの以外に、その一部が欠損したもの、その一部が他のアミノ酸と置換したもの(例えば、物性の類似したアミノ酸に置換したもの)、およびその一部に他のアミノ酸が付加または挿入されたものも含まれる。
【0035】
よく知られているように、一つのアミノ酸をコードするコドンは1〜6種類が知られている。従って、ポリペプチドのアミノ酸配列を変えることなくDNAの塩基配列を変えることができる。
【0036】
配列番号1で示される本発明のDNAには、配列番号3で示されるポリペプチドをコードする全ての塩基配列群が含まれる。塩基配列を変えることによって、ポリペプチドの生産が向上することがある。
【0037】
配列番号2で示される本発明のDNAは、配列番号1で示されるDNAの一態様であり、天然型配列を表す。
【0038】
配列番号2で示される塩基配列を有するDNAの作製は、以下の方法に従って行われる。すなわち、
(I) 本発明のポリペプチドを産生するアコヤガイ外套膜組織からmRNAを分離し、
(II)該mRNAから1本鎖DNA(ファーストストランド)、次いで2本鎖DNA(セカンドストランド)を合成し(cDNAの合成)、
(III) 該cDNAを適当なファージベクターに組み込み、
(IV)パッケージングの後、得られた組み換え感染性ファージを宿主細胞に感染させ(cDNAライブラリーの作製)、
(V) 得られたcDNAライブラリーを特異プローブでスクリーニングし、
(VI)得られたクローンについて、その全長をシークエンスすることによって作製することができる。
【0039】
説明を加えると、工程(I) は、アコヤガイ外套膜を材料として、Chomczynski,P.等の方法[Anal.Biochem.,162,156(1987) に記載。]に従って行われる。
【0040】
(II)、(III) および(IV)の工程はcDNAライブラリー作製の工程であり、改変したGubler & Hoffman法[Gene.,25,263(1983)に記載。]に準じて行われる。(III) の工程で用いられるファージベクターとしては多数知られているが(例えば、λgt10, λgt11)、ここで言うファージベクターには、ヘルパーファージを感染させることでプラスミドに変換できるファージベクター(Phagemid)も含まれる。
【0041】
(V) の工程は、Molecular Cloning [Sambrook,J,.Fritsch,E.F.,and Maniatis,T.Cold Spring Harbor Laboratory Press,(1989)]に記載の方法に従って行われる。
【0042】
(VI)の工程のシークエンシングはマキサム・ギルバート(Maxam-Gilbert) 法やジデオキシ・ターミネーター法により行われる。
【0043】
このようにして得られたDNAは、(A)その塩基配列を可能な読み枠においてアミノ酸配列に変換し、(B)得られたアミノ酸配列から、疎水性プロファイルを調製し、さらに開始コドン(ATG)のすぐ後ろにある(分泌蛋白は、そのN末端に高疎水性領域のシグナルペプチドを有している)高疎水性領域の存在を確認し、さらに(C)該DNAが全長あるいはほぼ全長であることを確認する必要がある。
【0044】
上記の確認操作中、(C)はノーザン(Northern)解析により行われる。配列番号1および2で示される塩基配列が、一旦確定されると、その後は化学合成によって、あるいはPCR(Polymerase Chain Reaction) 法によって、あるいは該塩基配列の断片をプローブとしてハイブリダイズさせることにより、本発明のDNAを得ることができる。さらに、本発明のDNAを含有するベクターDNAを適当な宿主に導入し、これを増殖させることによって、本発明のDNAを必要量得ることができる。
【0045】
本発明のポリペプチドを取得する方法としては、(1)生体または培養細胞から単離精製する方法、(2)ペプチド合成する方法、または(3)遺伝子組み換え技術を用いて生産する方法等が挙げられるが、工業的には(3)に記載した方法が好ましい。
【0046】
遺伝子組み換え技術を用いてポリペプチドを生産するための発現系(宿主−ベクター系)としては、例えば、細菌、酵母、昆虫、昆虫細胞および哺乳動物細胞の発現系が挙げられる。
【0047】
例えば、大腸菌(Eschericia coli)で発現させる場合には、配列番号1で示される塩基配列を有するDNAを適当なプロモーター(例えば、trpプロモーター、lacプロモーター、λPLプロモーター、T7プロモーター等)の下流に接続し、大腸菌内で機能するベクター(例えば、pBR322,pUC18,pUC19等)に挿入して、発現ベクターを作製する。あるいは、市販の発現ベクター(例えば、pKK223−3:ファルマシア、pETベクター:Stratagene、pTVベクター:Takara等)に、配列番号1で示されるDNAを接続して作製することもできる。
【0048】
大腸菌としては、例えばE.coli JM109,E.coli HB101,E.coli DH5株などが使用できるがこれに限定されるものではない。
【0049】
次に、この発現ベクターで形質転換した大腸菌を適当な培地で培養して、その菌体より目的とするポリペプチドを得ることができる。またバクテリアのシグナルペプチド(例えば、pelBのシグナルペプチド)を利用すれば、ペリプラズム中に目的とするポリペプチドを分泌することもできる。さらに、他のポリペプチドとの融合蛋白(fusion protein)として生産し、目的とするポリペプチドを得ることもできる。
【0050】
また、昆虫または昆虫細胞で発現させる場合には、例えば、配列番号1あるいは2で示されるDNAを適当なベクターに挿入してトランスファーベクターを作製する。次に、バキュロウイルス(Autographa california NPV) のプロモーターを持つベクターとともにコ・トランスフェクトして組み換えウイルスを作製する。得られた組み換えウイルスを、適当な昆虫細胞(例えば、Sf9、Sf21、あるいはTn5細胞等)あるいは昆虫体内(例えば、カイコ等)に導入し、目的とするポリペプチドが生産される。
【0051】
また、哺乳動物細胞で発現させる場合には、例えば、配列番号1あるいは2で示されるDNAを適当なベクター(例えば、レトロウイルスベクター、パピローマウイルスベクター、ワクシニアウイルスベクター、SV40系ベクター等)中の適当なプロモーター(例えば、SV40プロモーター、LTRプロモーター、メタロチオネインプロモーター等)の下流に挿入して発現ベクターを作製する。次に、得られた発現ベクターで適当な哺乳動物細胞(例えば、サルCOS細胞、チャイニーズハムスターCHO細胞、マウスL細胞等)を形質転換し、形質転換体を適当な培地で培養することによって、その細胞中に目的とするポリペプチドが生産される。以上のようにして得られたポリペプチドは、一般的な生化学的方法によって単離精製することができる。
【0052】
本発明のポリペプチドは化粧品への適用が可能となる。すなわち、本発明のポリペプチドを、通常使用されている他成分と混合して化粧品用組成物とすることができる。また、例えばPCR法により、真珠養殖におけるピースの新たな選別方法(当該ポリペプチドを多く含有するピースを選り分ける方法)の開発も可能になる。
【0053】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、これらは本発明の範囲を制限するものではない。
【0054】
実施例1(mRNAの分離精製)
アコヤガイ(Pinctada fucata)の外套膜上皮細胞[前記アコヤガイは、今日において、国内外において容易に入手可能である。なお、これの外套膜上皮細胞は凍結保存に耐えられず、また、その他の保存方法、保存条件下(培地等)も未だ見出されていないことから、現在のところ、分離した状態では(細胞としては)生存できない。これを理由に、工業技術院生命工学工業技術研究所の特許微生物寄託センターによってこの細胞の受託が拒否された。受託拒否証明書入手済(識別のため表示:P.fucata−M01)。またアコヤガイ自身の受託も認められなかった。上記したアコヤガイ(Pinctada fucata)は、出願人自らが保管しており譲渡可能である]の約3gを用い、Chomczynski,P.等の方法[Anal.Biochem.,162,156(1987) に記載。]に従い、全RNAを分離した。
【0055】
すなわち、4M GTC溶液(4Mグアニジンチオシアネート、25mMクエン酸ナトリウム、0.5%サルコシル、0.1M2−メルカプトエタノール)中で組織をホモジナイズし、フェノール/クロロホルム抽出を2回した後、イソプロパノールを加え、遠心(10,000×g、10分)して、沈殿中に約200μgの全RNAを回収した。さらにこれから、オリゴ(dT)ラテックス粒子(TAKARAより販売)を使い、mRNAを分離し、2.5μgのPoly(A)RNAを精製回収した。
【0056】
実施例2(cDNAライブラリーの作製)
cDNAライブラリーは、Gubler & Hoffman法[Gene.,25,263(1983)に記載]の変法にて作製した。
【0057】
すなわち、実施例1で分離精製したPoly(A)RNA2.5μgから、ランダムヘキサマープライマー、およびオリゴ(dT)プライマーを用いて、逆転写酵素により1本鎖DNA(ファーストストランド)を合成した。続いて2本鎖DNA(セカンドストランド)を合成した後、ゲル濾過カラムクロマトグラフィーにより未反応のプライマーおよびRNAを除き、EcoRIアダプターのライゲーションを行った。再度、ゲル濾過カラムクロマトグラフィーにより未反応のアダプターを除き、cDNAフラクションを回収した。
【0058】
以上のcDNA合成ステップは、タイムセーバーcDNA合成キット(Time Saver cDNA Synthesis kit、Pharmacia 社より販売)を用いて行った。
【0059】
上記で作製したcDNAとλgt10ファージベクターをライゲーションした後、ラムダイン(In vitro Packaging Kit LAMBDA IN 、ニッポンジーン社より販売)を用いてパッケージングを行い、常法によりそのタイターを確認した。その結果、インディペンデントクローン数5.5×105 pfu のcDNAライブラリーが得られた。
【0060】
実施例3(クローニング)
実施例2で得たcDNAライブラリーより、10cm×14cmのLBプレートに約10,000pfu /プレートの密度となるよう調製した。一方、本発明者らが既に得たデータをもとに、依頼合成(バイオロジカ社より販売)により20mer の合成ヌクレオチドを作製し、これを[λ−32P]アデノシン三燐酸とT4ポリヌクレオチドキナーゼを用いてアイソトープ標識し、標識プローブを作製した。次に、Molecular Cloning [Sambrook,J.,Fritsch,E.F.,and Maniatis,T.Cold Spring Harbor Laboratory Press,(1989)]に記載の方法に従ってプラークハイブリダイゼーションによりスクリーニングし、多数の陽性クローンを得た。
【0061】
実施例4(クローンの解析)
さらに得られたファージクローンのDNAを制限酵素EcoRIで切断し、その中の1つをプローブとして常法に従いサザンブロットハイブリダイゼーションを行った。その結果、12クローン中、8クローンが同一クローンであった。同一ではない4クローンのうち3クローンは同じサイズを示したが、残り1クローン(クローンC2−5)はより大きなサイズを示した。
【0062】
さらにこのクローンC2−5をプローブとして前記cDNAライブラリーをスクリーニングし、3つの陽性クローンを得た。これらクローンはそれぞれpUC118プラスミドベクターのEcoRI部位にサブクローニングし、常法によりプラスミドDNAを分離精製した。
【0063】
そこで、得られたクローンC2−5のノーザンブロット解析を行った。すなわち、アコヤガイ各組織より抽出した全RNAをアガロースゲル電気泳動後、ナイロンメンブレン上にブロッティングした。C2−5のcDNAインサートをプローブとしてハイブリダイズさせると、外套膜にのみ特異的で、約3500bの位置に発現しているバンドが認められた。
【0064】
実施例5(シークエンシング)
プラスミドは図1で示される構造となっているので、M13系フォワードプライマー(Foward primer) およびリバースプライマーを用いシークエンスを行った。これによりクローニングされたcDNAの5′側および3′側からヌクレオチド配列を読むことができる。また、cDNAの内部を読むため、常法に従いディレーションクローンを作製した。DNAのシークエンシングはSanger,F等のジデオキシ・ターミネーター法に基づいた、ブカベストシークエンシングキット(BcaBEST Dideoxy Sequencing Kit,TAKARA 社より販売)を用い行った。
【0065】
このようにして得られたシークエンスデータは、GENETYX のDNAシークエンス連結プログラムを用いて、連続したシークエンスに編集し、配列番号2に示す塩基配列を得た。このcDNA全長シークエンスデータからオープンリーディングフレームを決定し、さらにアミノ酸に翻訳して配列番号3に示す配列を得た。
配合表(配合番号4)にcDNAの全塩基配列とこれにコードされるタンパク質のアミノ酸一次配列を示した。
【0066】
実施例6(完全長cDNAの構築)
実施例5のシークエンス結果をもとに、2つの陽性クローンからSacI切断部位を利用してpUC118ベクター中で完全長のC2−5蛋白のcDNAを構築した。
【0067】
このようにして構築されたクローニングベクターを導入した大腸菌(E.coli JM109株)が、工業技術院生命工学工業研究所の特許寄託センターに国際寄託されている(識別表示:E.coli MK002、受託番号:FERM BP−5937、(国内寄託[FERM P−15687]からブダペスト条約に基ずく国際寄託へ移管した))。
【0068】
実施例7(形質転換菌の作製)
実施例6でC2−5蛋白のcDNAをサブクローニングしたpUC118プラスミドベクターを、EcoRIとSalIで切断し、C2−5蛋白のcDNAを調製して、これを発現プラスミドpGEX−5X−1(Pharmacia社より販売)に組み込んだ。この発現ベクターを大腸菌JM109に導入して形質転換菌を得た。
【0069】
実施例8(ポリペプチドの製造)
実施例7で得た形質転換菌を1リットルのアンピシリン含有L−ブロース中で吸光度が0.6になるまで培養した後、IPTG(を0.5mMになるように加え、さらに7時間培養を続けた。
【0070】
次いで、菌体を集菌した後、超音波処理し、菌体破砕物を除いた上清をグルタチオンセファロース(Pharmacia社より販売)を混ぜ、グルタチオンセファロースをリン酸衝撃液で洗浄した後、5mMのグルタチオンを含むリン酸緩衝液でC2−5蛋白を遊離させた。この蛋白をリン酸緩衝液で透析した後、一部をSDS−ポリアクリルアミドゲルにて分析した結果、純度90%以上のGST融合蛋白が合成されていた。
【0071】
実施例9(抗体の作製)
実施例8で精製したC2−5蛋白を、完全フロイントアジュバンドとともに家兎に2週間おきに3回皮下接種した後、その血清を採取した。
【0072】
この血清は、ウエスタンブロティング法を用いて試験したところ、約1,000倍の希釈でもC2−5蛋白に対する抗体として使用可能であることが確認された。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、未知の有用なポリペプチドを効率的に大量生産することができる。このポリペプチドは、化粧品用原料として用いることができる。
【0074】
また、真珠養殖におけるピースの新たな選別方法の開発が可能となる。
【0075】
【配列表】
配列番号:1
配列の長さ:2214
配列の型:核酸
鎖の数:二本鎖
トポロジー:直鎖状
起源
生物名:アコヤガイ(Pinctada Fucata)
細胞の種類:外套膜上皮細胞
配列
ATGAAGTTAC TGGTGGTTCT CACCACCCTC GTGGGCTTTA GCTCAGCACT AAGTTTCGGT 60
TGTAATTACA GACCAGTATT AGGCTTCAAT TCACAGTATA TGCTGGGAGG ACTAAGACTT 120
TTCTGTATGC CTGCCATGGT TTATGATCCA TGGGCATGTG GTTGCGTTTC GGCATGGAGC 180
AGTGCAGGTC TTTACGGTGT CGGAGGGGGC GGAGGCGCCT GGGGAGCTGG CGGTGCTGGA 240
GGAGCCGACG GCGGACGCGG CGGCGGCGGT GGAGATTGGG AATATGACTA TGATGACGAC 300
AGCGATGACG ATGATGAATG GGACTGGGAT GATGACGGTG GAATGGGAGC TGGCGCCGGA 360
GGTGGTGCTG GTGGTGGTGC CGGAGGTGGT GCTGGTGCTG GTGCTGGAGC AGGCGCAGGA 420
GCAGGAGCAG GTGCTGGACT CGGACTTGGA TTGGGCGGAG GTCTCGGAGG TGGACTTGGC 480
GGACTTGGAG GTCTTGGCGG ACTTGGCGGT GGAGACGATT TATTTGATTT AGATTTCGAT 540
GATCTTGGTG CAGCTCTTGC CCTCGGTGGA GCTGGTGGAG CTGGAGGTGC TGCTGCTGCT 600
GCTGCAGCTG CCGCTGCTGC CGCCGGGGGT GGAGTTGGTG GAGCTGCTGC CGCAGCCGCA 660
GCCGCTGCTG CCGCTGCAGG AGGAGGCGCA GGTAGACTTG GAGGAGCTGC TGCTGCAGCC 720
GCAGCCGCTG CTGCCGCTGC AGGAGGCGCA GGTGGACTTG GAGGACTCGG TGGCGGACTT 780
GGAGGACTCG GTGGCGGACT TGGAGGCCTC GGAGGTCTTG GTGGCCTCGG AGGATATGGA 840
GGATCTGCTG CTGCCGCTGC TGCTGCTGCC GCCGCTGCTG CCGGAGGTGG AGGACTCGGT 900
GGTGTTGGTT TCTACGGTGG ACGAGGAGGT AGACGCGGTC GAGGAAGAGG AGGCCGCAGA 960
CGTGCTGCTG CTGCCGCTGC TGCAGCTGCC GCCGCAGCCG CTGGTGGTGG CGGAGGAGGT 1020
GGAGGTGGTG GAGGAGGAGG CGGAGGCGCT GGTGCTGCCG CTGCCGCTGC AGCCGCTGCT 1080
GCATCTGCTT CAGCTTCTAG ACAAATGAGT GGTATAAGGG ACGCATTAGG AGACATTAAA 1140
GACCTTCTCA GGAGTAATGG AGCCTCTGCA AAAGCCTCTG CTAAAGCATC AGCAGTAGCA 1200
AGCACAAAAT CTCAAATTGA CGATTTGAAG GATGTCTTAA AGGATCTTGC AGGTCTATTG 1260
AAAAGCTCAG CATCTGCTTC AGCATCTGCA TCTGCATCAG CTTCAGCTGG AGGTGGAGGC 1320
GGTGGTGGTA ACGGAGGTGG TAACGGAGGA GGAGGCGGCG GTGGAGCTGG AGCTCTAGCT 1380
GCTGCTCTCG CTGCTGCAGG AGCCGGAGGT GGACTTGGAG GTGGAGGCGG AGGCGGAGCT 1440
TTAGCCGCTG CACTAGCTGC TGCTGGTGCA GGTGGAGGAG GTTTTGGTGG ACTTGGAGGA 1500
CTAGGCGGTC TTGGTGGGGG ATCTGCCGCA GCTGCTGCAG CCGCTGCCGC TGCTGCATCA 1560
GGTGGTGGAG GAAGAGCACT TAGAAGGGCT TTGAGAAGAC AAATGCGTGG AGGTGGATCC 1620
GCTGCTGCCG CTGCTGCTGC TGCTGCAGCT GCTGCTGGAG GTGGATGGGG AGGTGGAATG 1680
GGTGGAGGAT TCGGAGTAGG TCTCGGTGGA GGATTCGGAG GAGGATTTGG TGGTGGATCA 1740
TCAGCAGCAG CTGCTGCCGC TGCTGCAGCC GCCGCTGGAT TTGGTGGAGG TGGACGAAGA 1800
GGTAGAGGTA GAGGACGTGG AGGCGATGGC GACGGTAACG GAGCTAGTGC TGTAGCTGCA 1860
GCCGCCGCCG CTGCTGCTGC TGCTGGAGGA TCTGCTGCTG ATGTTGCCGC TGCCGCTGCT 1920
GCAGCCGCAG CTATGTACGG TGACGGTGCT GATGGACCTG ATTTCGATAA TGGATTCGGT 1980
GGTGGAAACG GAAATGGAGG TGGCGGATCT GGTGGTGGCG GATCCGGCGG AGGTGGATCC 2040
GGTGGCGGAT CTGGAGGTGG CGGTGGATCT GGTGGATCAG GCGGTGGCGG CGGATCTGGT 2100
GGTTCAGGCG GTGGCGGATC AGGCGGCGGT GGAAACAATG GATGGGGAAA TAACGGCAAC 2160
AATAAATATG ACGATGATGA CTGTGATGAA TATGGTAACC CTATTAGAAG GGGG 2214
【0076】
【配列表】
配列番号:2
配列の長さ:3331
配列の型:核酸
鎖の数:二本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:cDNA to mRNA
起源
生物名:アコヤガイ(Pinctada Fucata)
細胞の種類:外套膜上皮細胞
配列の特徴:mRNA
存在位置:1..3331
特徴を決定した方法:E
配列
TCGGATCTCC CCACACAACA TAGATAGAGG ATATCCGCCT GGGTTCACAA TGAAGTTACT 60
GGTGGTTCTC ACCACCCTCG TGGGCTTTAG CTCAGCACTA AGTTTCGGTT GTAATTACAG 120
ACCAGTATTA GGCTTCAATT CACAGTATAT GCTGGGAGGA CTAAGACTTT TCTGTATGCC 180
TGCCATGGTT TATGATCCAT GGGCATGTGG TTGCGTTTCG GCATGGAGCA GTGCAGGTCT 240
TTACGGTGTC GGAGGGGGCG GAGGCGCCTG GGGAGCTGGC GGTGCTGGAG GAGCCGACGG 300
CGGACGCGGC GGCGGCGGTG GAGATTGGGA ATATGACTAT GATGACGACA GCGATGACGA 360
TGATGAATGG GACTGGGATG ATGACGGTGG AATGGGAGCT GGCGCCGGAG GTGGTGCTGG 420
TGGTGGTGCC GGAGGTGGTG CTGGTGCTGG TGCTGGAGCA GGCGCAGGAG CAGGAGCAGG 480
TGCTGGACTC GGACTTGGAT TGGGCGGAGG TCTCGGAGGT GGACTTGGCG GACTTGGAGG 540
TCTTGGCGGA CTTGGCGGTG GAGACGATTT ATTTGATTTA GATTTCGATG ATCTTGGTGC 600
AGCTCTTGCC CTCGGTGGAG CTGGTGGAGC TGGAGGTGCT GCTGCTGCTG CTGCAGCTGC 660
CGCTGCTGCC GCCGGGGGTG GAGTTGGTGG AGCTGCTGCC GCAGCCGCAG CCGCTGCTGC 720
CGCTGCAGGA GGAGGCGCAG GTAGACTTGG AGGAGCTGCT GCTGCAGCCG CAGCCGCTGC 780
TGCCGCTGCA GGAGGCGCAG GTGGACTTGG AGGACTCGGT GGCGGACTTG GAGGACTCGG 840
TGGCGGACTT GGAGGCCTCG GAGGTCTTGG TGGCCTCGGA GGATATGGAG GATCTGCTGC 900
TGCCGCTGCT GCTGCTGCCG CCGCTGCTGC CGGAGGTGGA GGACTCGGTG GTGTTGGTTT 960
CTACGGTGGA CGAGGAGGTA GACGCGGTCG AGGAAGAGGA GGCCGCAGAC GTGCTGCTGC 1020
TGCCGCTGCT GCAGCTGCCG CCGCAGCCGC TGGTGGTGGC GGAGGAGGTG GAGGTGGTGG 1080
AGGAGGAGGC GGAGGCGCTG GTGCTGCCGC TGCCGCTGCA GCCGCTGCTG CATCTGCTTC 1140
AGCTTCTAGA CAAATGAGTG GTATAAGGGA CGCATTAGGA GACATTAAAG ACCTTCTCAG 1200
GAGTAATGGA GCCTCTGCAA AAGCCTCTGC TAAAGCATCA GCAGTAGCAA GCACAAAATC 1260
TCAAATTGAC GATTTGAAGG ATGTCTTAAA GGATCTTGCA GGTCTATTGA AAAGCTCAGC 1320
ATCTGCTTCA GCATCTGCAT CTGCATCAGC TTCAGCTGGA GGTGGAGGCG GTGGTGGTAA 1380
CGGAGGTGGT AACGGAGGAG GAGGCGGCGG TGGAGCTGGA GCTCTAGCTG CTGCTCTCGC 1440
TGCTGCAGGA GCCGGAGGTG GACTTGGAGG TGGAGGCGGA GGCGGAGCTT TAGCCGCTGC 1500
ACTAGCTGCT GCTGGTGCAG GTGGAGGAGG TTTTGGTGGA CTTGGAGGAC TAGGCGGTCT 1560
TGGTGGGGGA TCTGCCGCAG CTGCTGCAGC CGCTGCCGCT GCTGCATCAG GTGGTGGAGG 1620
AAGAGCACTT AGAAGGGCTT TGAGAAGACA AATGCGTGGA GGTGGATCCG CTGCTGCCGC 1680
TGCTGCTGCT GCTGCAGCTG CTGCTGGAGG TGGATGGGGA GGTGGAATGG GTGGAGGATT 1740
CGGAGTAGGT CTCGGTGGAG GATTCGGAGG AGGATTTGGT GGTGGATCAT CAGCAGCAGC 1800
TGCTGCCGCT GCTGCAGCCG CCGCTGGATT TGGTGGAGGT GGACGAAGAG GTAGAGGTAG 1860
AGGACGTGGA GGCGATGGCG ACGGTAACGG AGCTAGTGCT GTAGCTGCAG CCGCCGCCGC 1920
TGCTGCTGCT GCTGGAGGAT CTGCTGCTGA TGTTGCCGCT GCCGCTGCTG CAGCCGCAGC 1980
TATGTACGGT GACGGTGCTG ATGGACCTGA TTTCGATAAT GGATTCGGTG GTGGAAACGG 2040
AAATGGAGGT GGCGGATCTG GTGGTGGCGG ATCCGGCGGA GGTGGATCCG GTGGCGGATC 2100
TGGAGGTGGC GGTGGATCTG GTGGATCAGG CGGTGGCGGC GGATCTGGTG GTTCAGGCGG 2160
TGGCGGATCA GGCGGCGGTG GAAACAATGG ATGGGGAAAT AACGGCAACA ATAAATATGA 2220
CGATGATGAC TGTGATGAAT ATGGTAACCC TATTAGAAGG GGGTAAATTA TTTGACATTA 2280
TCCGCCATTT GACTCATTTT TCTTAGTTCT CTATGTTTTA TACTTCACCT TAGATTGTTT 2340
TAGTTTGATT GAATAAATTA TGTTTTCGAT ATAAATTTTT TTTAAATTAA ATTAAACTTT 2400
ATTAGTTGAC CTGTAAACTT TTTCATGGAG TTATAATCTA AGGAACAAAA AACATACATA 2460
ATATGTTCAG TATTGTGGTA AAGCACCTGT ACCGCAAACA CAATCACCTC TATACATGTA 2520
TACAAAATCA GTAATGCTGA CAAAATCTTC TACACTCTCA CCTACACACT CGCACACAGT 2580
CCTCTTACAT ACACAGCACT ATAATATCCT GAACATGAAG TTTGTGTTGA TAAAAAGTTC 2640
AGAAAAATCT CCCCTACATC ACCTGATCTT TCACTGAAAA TTTACGACAA GTATTGAAAA 2700
TAGCAGAAAG AAAACGGGAA ATTGAGAAGT TTTCTATAAA AAACAATCGG AACAATGACT 2760
GGAATGACAA GGATGAAAAT AATGATAACT TACATTAATT AAGGCCCCAA TAATCTCTCT 2820
ATTTTCAAAC TTTTTTTTCA AATGTTCTCT CTAACTCACT TGCATCTATG TGGAAATTCA 2880
CATACTATAC TAAATTACCA CAAGTATCAA GGTTTCACAA CCTCTCATGC CTTCATGGCA 2940
GACCATGCTG GGTATTTGTC TAACAATGCC TCATAAATAC ATAAAACTAA CTAACAAAAT 3000
AGGTCAGTCT GTAACAAATT ATTAATGCAC CATTATTGCA TTTTCTAAAA CAAAGCATAC 3060
ACTGGATATT GGCAGACAAA ATGTTGTTAT TGGATACCTT TCCATTCTAT CTAGACACTT 3120
GCTTTCCACA AGTCATCATA AATAAATCCC CCCTATCCCA AATGTCAATG GAATGCCCCA 3180
ACCCTTCCCC CATAATTTTA AAACCTAGAA TAAATTAAAA CATCTATAGT TCGTCATGAT 3240
CATCTTTCTT ATCATCCTCT TCTTCTTCCT CCTCCTCCTT CTTCTTCTTC CTCCTCCTCA 3300
GGTTCTTGGC TGCCTGCTCC TTCCTTGCCA A 3331
【0077】
【配列表】
配列番号:3
配列の長さ:738
配列の型:アミノ酸
トポロジー:直鎖状
配列の種類:たんぱく質
起源
生物名:アコヤガイ(Pinctada Fukata)
細胞の種類:外套膜上皮細胞
配列の特徴
特徴を表わす記号:peputide
存在位置:1..738
特徴を決定した方法:E

Figure 0003713568
Figure 0003713568
Figure 0003713568
Figure 0003713568
【0078】
【配列表】
配列番号:4
配列の長さ:3331
配列の型:核酸
トポロジー:直鎖状
配列の種類:cDNA to mRNA
起源
生物名:アコヤガイ(Pinctada Fucata)
細胞の種類:外套膜上皮細胞
配列の特徴
特徴を表わす記号:CDS
存在位置:50..2263
特徴を決定した方法:P
Figure 0003713568
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Figure 0003713568
Figure 0003713568
Figure 0003713568
TAAATTATTT GACATTATCC GCCATTTGAC TCATTTTTCT TAGTTCTCTA TGTTTTATAC 2323
TTCACCTTAG ATTGTTTTAG TTTGATTGAA TAAATTATGT TTTCGATATA AATTTTTTTT 2383
AAATTAAATT AAACTTTATT AGTTGACCTG TAAACTTTTT CATGGAGTTA TAATCTAAGG 2443
AACAAAAAAC ATACATAATA TGTTCAGTAT TGTGGTAAAG CACCTGTACC GCAAACACAA 2503
TCACCTCTAT ACATGTATAC AAAATCAGTA ATGCTGACAA AATCTTCTAC ACTCTCACCT 2563
ACACACTCGC ACACAGTCCT CTTACATACA CAGCACTATA ATATCCTGAA CATGAAGTTT 2623
GTGTTGATAA AAAGTTCAGA AAAATCTCCC CTACATCACC TGATCTTTCA CTGAAAATTT 2683
ACGACAAGTA TTGAAAATAG CAGAAAGAAA ACGGGAAATT GAGAAGTTTT CTATAAAAAA 2743
CAATCGGAAC AATGACTGGA ATGACAAGGA TGAAAATAAT GATAACTTAC ATTAATTAAG 2803
GCCCCAATAA TCTCTCTATT TTCAAACTTT TTTTTCAAAT GTTCTCTCTA ACTCACTTGC 2863
ATCTATGTGG AAATTCACAT ACTATACTAA ATTACCACAA GTATCAAGGT TTCACAACCT 2923
CTCATGCCTT CATGGCAGAC CATGCTGGGT ATTTGTCTAA CAATGCCTCA TAAATACATA 2983
AAACTAACTA ACAAAATAGG TCAGTCTGTA ACAAATTATT AATGCACCAT TATTGCATTT 3043
TCTAAAACAA AGCATACACT GGATATTGGC AGACAAAATG TTGTTATTGG ATACCTTTCC 3103
ATTCTATCTA GACACTTGCT TTCCACAAGT CATCATAAAT AAATCCCCCC TATCCCAAAT 3163
GTCAATGGAA TGCCCCAACC CTTCCCCCAT AATTTTAAAA CCTAGAATAA ATTAAAACAT 3223
CTATAGTTCG TCATGATCAT CTTTCTTATC ATCCTCTTCT TCTTCCTCCT CCTCCTTCTT 3283
CTTCTTCCTC CTCCTCAGGT TCTTGGCTGC CTGCTCCTTC CTTGCCAA 3331
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクローニングベクターの一実施例を示す構成図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cDNA of a novel polypeptide gene produced by mantle tissue (mantle epithelial cells) of Japanese pearl oyster (Pincta fucata), a vector containing the cDNA, a host cell transformed with the vector, Relates to a polypeptide produced by the method, a method for producing the same, a DNA encoding the polypeptide, an antibody of the polypeptide, and a cosmetic containing the polypeptide or a degradation peptide.
[0002]
[Object of invention]
Various factors related to the maintenance, proliferation and growth of cells are produced from the cells. For example, from the pearl oyster mantle epithelial cells, factors relating to shell formation, factors relating to biological defense, and many other factors are produced. The present inventors paid attention to this point, and intensively studied to find a novel factor (polypeptide) produced by certain types of cells (for example, pearl oyster mantle epithelial cells).
[0003]
Another object is to develop a new raw material for cosmetics or a new method for selecting pieces in pearl culture (a method for selecting pieces containing a large amount of the polypeptide).
[0004]
[Prior art and problems to be solved by the invention]
Conventionally, when obtaining a specific polypeptide or DNA encoding the same, the target polypeptide is confirmed in tissue or cell culture medium, and then the gene is cloned through isolation and purification of the polypeptide. Or the method of expression cloning of genes using their biological activity as an indicator.
[0005]
However, there is very little information on factors produced by the pearl oyster mantle epithelial cells, and many of them show insolubility, which makes it difficult to isolate, purify, and confirm biological activity.
[0006]
On the other hand, cDNA production technology and sequencing technology have rapidly developed, and it has become possible to rapidly sequence a large amount of cDNA. In addition, the development of reverse genetics methods for fixing the function of a gene from a gene is also remarkable.
[0007]
Therefore, the present inventors have decided to find a novel polypeptide using these methods. That is, mRNA was isolated from pearl oyster mantle epithelial cells and the like, cDNA was obtained using this as a starting material, its nucleotide sequence was determined, and amino acid sequence was deduced. As a result, the inventors succeeded in finding a DNA encoding a novel polypeptide and completed the present invention.
[0008]
The known nucleotide and amino acid sequences registered in the nucleic acid sequence database (EMBL-GDB Rel. 41) and protein database (SWISS-PROT Rel. 30) were examined. It was. Therefore, it was confirmed that the DNA and polypeptide of the present invention are completely novel.
[0009]
Here, the polypeptide secreted by the pearl oyster mantle epithelial cells will be described. The pearl oyster covers its outer surface with a strong shell to protect itself from foreign enemies. It is known that this shell responsible for a kind of biological defense is made by mantle epithelial cells. The shell is mainly composed of calcium carbonate crystals and polypeptides. Furthermore, the pearl oyster shell has a structural difference consisting of three layers, which are called the shell layer, the ridge pillar layer, and the pearl layer from the outside. This structural difference is believed to be due to differences in polypeptides.
[0010]
The only difference in the polypeptide constituting each layer, known to date, is the difference in the amino acid composition. This is because most polypeptides are insoluble in water and most other solvents, and this is a factor that delays the analysis of these polypeptides.
[0011]
Among these polypeptides, the polypeptide constituting the nacre has been used as various medicines such as cold medicines, stomach medicines, etc., and is still used in some areas. In addition, it has been used as an active cosmetic ingredient from the past to the present.
[0012]
In addition, the nacre on the shell structure is considered to be equivalent to the pearl that is widely loved by people as a gem. A pearl is created in about 1 to 3 years by transplanting a round core made of various shells into a pearl oyster gonad along with a piece of tissue of the pearl oyster mantle.
[0013]
From this, it can be seen that these polypeptides play a very important role for the colors and windings that greatly affect the value of pearls as gems.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
The present invention is as follows. That is,
(Claim 1) A cDNA encoding the nucleotide sequence of SEQ ID NO: 1.
[0015]
(Claim 2) A cDNA encoding the nucleotide sequence of SEQ ID NO: 2.
[0016]
(Claim 3) A cloning vector containing the cDNA of claim 1 or 2.
[0017]
  (Claim 4) The nucleotide sequence represented by SEQ ID NO: 1Consist ofDNA.
[0018]
  (Claim 5) The nucleotide sequence represented by SEQ ID NO: 2Consist ofDNA.
[0019]
(Claim 6) An expression vector containing the cDNA according to claim 1 or 2.
[0020]
  (Claim 7) The expression vector of claim 6 is retained.FormTransformant.
[0021]
  (Claim 8) Produced by the transformant of claim 7., Encoded by the cDNA of claim 1 or claim 2Polypeptide.
[0022]
  (Claim 9) The amino acid sequence of SEQ ID NO: 3Consist ofThe polypeptide of claim 8.
[0023]
(Claim 10) A method for producing a polypeptide, comprising culturing the transformant according to claim 7 under conditions for expressing the polypeptide according to claim 8 or 9.
[0024]
(11) An antibody prepared by using the polypeptide according to claim 8 or 9 as an antigen.
[0025]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the above, DNA having the base sequence represented by SEQ ID NO: 1 (or 2) (Claims 4 and 5) generally means that 90% or more, for example, 95%, 98% or 99% of DNA is SEQ ID NO: 1 ( Or it means that it is DNA which has a base sequence shown by 2). The homologous fragment means a portion of at least 10 bases, preferably at least 15 bases, such as 20, 25, 30 or 40 bases, and such fragments are also included in the DNA of the present invention (similar effects) Is obtained).
[0026]
The polypeptide encoded by the DNA having the base sequence represented by SEQ ID NO: 1 and the polypeptide having the amino acid sequence represented by SEQ ID NO: 3 are generally 90% or more, for example, 95, 98 or 99% of the polypeptide, It means a polypeptide having an amino acid sequence encoded by a DNA having the base sequence represented by SEQ ID NO: 1. Their homologue fragments are generally at least 20, preferably at least 30, for example 40, 60 or 100 consecutive amino acid regions, at least 70%, preferably at least 80 or 90%, more preferably 95%. These are homologous, and such homologues are hereinafter described as polypeptides of the present invention (similar effects can be obtained).
[0027]
The DNA that selectively hybridizes to the DNA having the base sequence shown in SEQ ID NO: 1 or 2 is generally at least 20, preferably at least 30, for example, 40, 60, or 100 consecutive base sequence regions. And at least 70%, preferably at least 80 or 90%, more preferably 95% or more homologous, and such DNA is hereinafter described as the DNA of the present invention (similar effects can be obtained). ).
[0028]
Furthermore, the present invention includes a cloning or expression vector comprising the DNA of the present invention. Examples of the vector include a plasmid, virus, or phage vector comprising an ori region and, if necessary, a promoter for expression of the DNA, a promoter control factor, and the like. The vector may contain one or more selective marker genes, such as an ampicillin resistance gene. The vector can be used in vitro, for example, for the production of RNA corresponding to DNA and transformation of host cells.
[0029]
Furthermore, the present invention also includes a host cell transformed with a vector for replicating or expressing the DNA of the present invention, which comprises DNA having the nucleotide sequence represented by SEQ ID NO: 1 or 2, or an open reading frame thereof. included. Examples of the cell include bacteria, yeast, insects, insect cells and mammalian cells (non-human when introduced directly into a living body).
[0030]
Further, the present invention includes a method for producing the polypeptide of the present invention, which comprises culturing the host cell of the present invention under conditions for expressing the polypeptide of the present invention. Culturing is preferably performed under conditions where the polypeptide of the present invention is expressed and produced from a host cell.
[0031]
Antisense RNA can also be produced by inserting the DNA of the present invention into the antisense region of the vector as described above. Such antisense RNA can also be used to control the level of a polypeptide of the invention in a cell.
[0032]
Further, the DNA of the present invention, its homologue or fragment can be used as a probe for Northern analysis or as a primer for PCR (Polymerase Chain Reaction), so that the expression level of the polypeptide between each solid, Can be compared.
[0033]
The present invention also includes monoclonal or polyclonal antibodies of the polypeptides of the present invention. The present invention further includes a method for producing a monoclonal or polyclonal antibody of the polypeptide of the present invention. A monoclonal antibody can be produced by a conventional hybridoma technique using the polypeptide of the present invention or a fragment thereof as an antigen. Polyclonal antibodies can be produced by a conventional method such as inoculating a host animal such as a rat or rabbit (non-human) with the polypeptide of the present invention and collecting the serum.
[0034]
As the polypeptide of the present invention, in addition to the polypeptide having the amino acid sequence shown by SEQ ID NO: 3, a part thereof is deleted, a part thereof is substituted with another amino acid (for example, amino acids having similar physical properties) And those having other amino acids added or inserted in part thereof are also included.
[0035]
As is well known, 1 to 6 codons encoding one amino acid are known. Therefore, the base sequence of DNA can be changed without changing the amino acid sequence of the polypeptide.
[0036]
The DNA of the present invention represented by SEQ ID NO: 1 includes all the base sequence groups encoding the polypeptide represented by SEQ ID NO: 3. By changing the base sequence, production of the polypeptide may be improved.
[0037]
The DNA of the present invention represented by SEQ ID NO: 2 is one embodiment of the DNA represented by SEQ ID NO: 1 and represents a natural sequence.
[0038]
The DNA having the base sequence represented by SEQ ID NO: 2 is produced according to the following method. That is,
(I) isolating mRNA from the pearl oyster mantle tissue producing the polypeptide of the present invention,
(II) synthesizing single-stranded DNA (first strand) and then double-stranded DNA (second strand) from the mRNA (synthesis of cDNA);
(III) incorporating the cDNA into an appropriate phage vector;
(IV) After packaging, infect host cells with the resulting recombinant infectious phage (preparation of cDNA library),
(V) screening the obtained cDNA library with a specific probe;
(VI) The obtained clone can be prepared by sequencing its full length.
[0039]
In addition, step (I) is described in the method of Chomczynski, P. et al. [Anal. Biochem., 162, 156 (1987), using the pearl oyster mantle as a material. ] Is performed according to.
[0040]
Steps (II), (III) and (IV) are steps for preparing a cDNA library and are described in the modified Gubler & Hoffman method [Gene., 25, 263 (1983). ] Is performed according to. There are many known phage vectors used in the step (III) (for example, λgt10, λgt11). The phage vectors referred to here are phage vectors that can be converted into plasmids by infecting helper phages (Phagemid). Is also included.
[0041]
The step (V) is performed according to the method described in Molecular Cloning [Sambrook, J, Fritsch, E.F., and Maniatis, T. Cold Spring Harbor Laboratory Press, (1989)].
[0042]
The sequencing of the step (VI) is performed by the Maxam-Gilbert method or the dideoxy terminator method.
[0043]
The DNA thus obtained (A) converts its base sequence into an amino acid sequence in a possible reading frame, (B) a hydrophobic profile is prepared from the obtained amino acid sequence, and an initiation codon (ATG) ) Immediately after (the secreted protein has a high hydrophobic region signal peptide at its N-terminus), and (C) the DNA is full-length or almost full-length. It is necessary to confirm that there is.
[0044]
During the above confirmation operation, (C) is performed by Northern analysis. Once the nucleotide sequences shown in SEQ ID NOs: 1 and 2 are confirmed, the DNA sequence is then synthesized by chemical synthesis, by PCR (Polymerase Chain Reaction) method, or by hybridizing a fragment of the nucleotide sequence as a probe. The inventive DNA can be obtained. Furthermore, a necessary amount of the DNA of the present invention can be obtained by introducing a vector DNA containing the DNA of the present invention into an appropriate host and propagating it.
[0045]
Examples of the method for obtaining the polypeptide of the present invention include (1) a method for isolation and purification from living organisms or cultured cells, (2) a method for peptide synthesis, or (3) a method for production using genetic recombination techniques. However, industrially, the method described in (3) is preferable.
[0046]
Examples of an expression system (host-vector system) for producing a polypeptide using a gene recombination technique include expression systems for bacteria, yeast, insects, insect cells, and mammalian cells.
[0047]
For example, when expressing in Escherichia coli, a DNA having the base sequence represented by SEQ ID NO: 1 is connected downstream of a suitable promoter (eg, trp promoter, lac promoter, λPL promoter, T7 promoter, etc.). Then, it is inserted into a vector that functions in E. coli (for example, pBR322, pUC18, pUC19, etc.) to prepare an expression vector. Alternatively, it can also be prepared by connecting the DNA represented by SEQ ID NO: 1 to a commercially available expression vector (for example, pKK223-3: Pharmacia, pET vector: Stratagene, pTV vector: Takara, etc.).
[0048]
Examples of E. coli include E. coli. coli JM109, E. coli. coli HB101, E. coli. E. coli DH5 strain can be used, but is not limited thereto.
[0049]
Next, E. coli transformed with this expression vector is cultured in an appropriate medium, and the desired polypeptide can be obtained from the cells. Further, if a bacterial signal peptide (for example, a pelB signal peptide) is used, the target polypeptide can be secreted into the periplasm. Furthermore, it can be produced as a fusion protein with other polypeptides to obtain the desired polypeptide.
[0050]
For expression in insects or insect cells, for example, a transfer vector is prepared by inserting the DNA represented by SEQ ID NO: 1 or 2 into an appropriate vector. Next, a recombinant virus is produced by co-transfecting with a vector having a promoter of baculovirus (Autographa california NPV). The obtained recombinant virus is introduced into an appropriate insect cell (for example, Sf9, Sf21, or Tn5 cell) or the body of an insect (for example, silkworm) to produce the desired polypeptide.
[0051]
When expressed in mammalian cells, for example, the DNA represented by SEQ ID NO: 1 or 2 in an appropriate vector (for example, a retrovirus vector, papilloma virus vector, vaccinia virus vector, SV40 vector, etc.) An expression vector is prepared by inserting it downstream of an appropriate promoter (for example, SV40 promoter, LTR promoter, metallothionein promoter, etc.). Next, an appropriate mammalian cell (eg, monkey COS cell, Chinese hamster CHO cell, mouse L cell, etc.) is transformed with the obtained expression vector, and the transformant is cultured in an appropriate medium. The desired polypeptide is produced in the cell. The polypeptide obtained as described above can be isolated and purified by a general biochemical method.
[0052]
The polypeptide of the present invention can be applied to cosmetics. That is, the polypeptide of the present invention can be mixed with other commonly used components to make a cosmetic composition. In addition, for example, the PCR method makes it possible to develop a new method for selecting pieces in pearl culture (a method for selecting pieces containing a large amount of the polypeptide).
[0053]
【Example】
The present invention will be described more specifically with reference to the following examples, but these examples do not limit the scope of the present invention.
[0054]
Example 1 (Separation and purification of mRNA)
Mantle epithelial cells of the pearl oyster (Pinctada fucata) [The pearl oyster is readily available at home and abroad today. These mantle epithelial cells cannot withstand cryopreservation, and other storage methods and storage conditions (such as culture medium) have not yet been found. As)) cannot survive. For this reason, the acceptance of this cell was rejected by the Patent Microorganism Depositary Center of the Biotechnology Institute of Industrial Technology. Acknowledgment certificate rejected (displayed for identification: P. fucata-M01). Neither the pearl oyster himself was accepted. As described above, Chomczynski, P. et al. [Anal. Biochem., 162, 156 (1987)] uses about 3 g of the above-mentioned pearl oyster (Pinctada fucata) which is stored by the applicant himself and can be transferred. ] To isolate total RNA.
[0055]
That is, the tissue was homogenized in 4M GTC solution (4M guanidine thiocyanate, 25 mM sodium citrate, 0.5% sarkosyl, 0.1M 2-mercaptoethanol), phenol / chloroform extraction was performed twice, isopropanol was added, and centrifugation was performed. (10,000 × g, 10 minutes) and about 200 μg of total RNA was recovered during precipitation. Furthermore, using oligo (dT) latex particles (sold by TAKARA), mRNA was separated and 2.5 μg of Poly (A)+RNA was purified and recovered.
[0056]
Example 2 (Preparation of cDNA library)
The cDNA library was prepared by a modification of the Gubler & Hoffman method [described in Gene., 25, 263 (1983)].
[0057]
That is, Poly (A) separated and purified in Example 1+Single-stranded DNA (first strand) was synthesized from 2.5 μg of RNA by reverse transcriptase using a random hexamer primer and an oligo (dT) primer. Subsequently, after synthesizing double-stranded DNA (second strand), unreacted primers and RNA were removed by gel filtration column chromatography, and EcoRI adapter was ligated. Again, the unreacted adapter was removed by gel filtration column chromatography, and the cDNA fraction was recovered.
[0058]
The above cDNA synthesis step was performed using a time saver cDNA synthesis kit (Time Saver cDNA Synthesis kit, sold by Pharmacia).
[0059]
After ligation of the cDNA prepared above and the λgt10 phage vector, packaging was performed using lambdain (In vitro Packaging Kit LAMBDA IN, sold by Nippon Gene), and the titer was confirmed by a conventional method. As a result, the number of independent clones was 5.5 × 10.FiveA pfu cDNA library was obtained.
[0060]
Example 3 (Cloning)
From the cDNA library obtained in Example 2, a LB plate of 10 cm × 14 cm was prepared to have a density of about 10,000 pfu / plate. On the other hand, based on the data already obtained by the present inventors, a 20mer synthetic nucleotide was prepared by a requested synthesis (sold by Biologica), and this was converted into [λ-32Isotope labeling using P] adenosine triphosphate and T4 polynucleotide kinase produced a labeled probe. Next, screening by plaque hybridization was performed according to the method described in Molecular Cloning [Sambrook, J., Fritsch, E.F., and Maniatis, T. Cold Spring Harbor Laboratory Press, (1989)], and a number of positive clones were obtained.
[0061]
Example 4 (Clone analysis)
Further, the DNA of the obtained phage clone was cleaved with the restriction enzyme EcoRI, and Southern blot hybridization was performed according to a conventional method using one of them as a probe. As a result, 8 clones out of 12 clones were the same clone. Of the 4 non-identical clones, 3 clones showed the same size, while the remaining 1 clone (clone C2-5) showed a larger size.
[0062]
Furthermore, the cDNA library was screened using this clone C2-5 as a probe to obtain three positive clones. Each of these clones was subcloned into the EcoRI site of the pUC118 plasmid vector, and the plasmid DNA was separated and purified by a conventional method.
[0063]
Therefore, Northern blot analysis of the obtained clone C2-5 was performed. That is, total RNA extracted from each pearl oyster tissue was subjected to agarose gel electrophoresis and then blotted onto a nylon membrane. When the C2-5 cDNA insert was hybridized as a probe, a band specific to the mantle only and expressed at a position of about 3500b was observed.
[0064]
Example 5 (Sequencing)
Since the plasmid has the structure shown in FIG. 1, sequencing was performed using an M13 forward primer and a reverse primer. Thus, the nucleotide sequence can be read from the 5 ′ side and 3 ′ side of the cloned cDNA. Moreover, in order to read the inside of cDNA, the dilation clone was produced according to the conventional method. DNA sequencing was performed using a Bucabest sequencing kit (BcaBEST Dideoxy Sequencing Kit, sold by TAKARA) based on the dideoxy terminator method such as Sanger, F.
[0065]
The sequence data thus obtained was edited into a continuous sequence using the GENETYX DNA sequence linking program, and the nucleotide sequence shown in SEQ ID NO: 2 was obtained. An open reading frame was determined from this cDNA full-length sequence data, and further translated into amino acids to obtain the sequence shown in SEQ ID NO: 3.
The formulation table (Formulation No. 4) shows the entire base sequence of cDNA and the primary amino acid sequence of the protein encoded thereby.
[0066]
Example 6 (Construction of full-length cDNA)
Based on the sequence results of Example 5, cDNA of full-length C2-5 protein was constructed in the pUC118 vector from two positive clones using the SacI cleavage site.
[0067]
Escherichia coli (E. coli JM109 strain) into which the cloning vector thus constructed has been introduced has been deposited internationally at the Patent Deposit Center of the Institute of Biotechnology, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology (identification: E. coli MK002, consignment). Number: FERM BP-5937, (transferred from domestic deposit [FERM P-15687] to international deposit under the Budapest Treaty)).
[0068]
Example 7 (Production of transformed bacteria)
The pUC118 plasmid vector into which the C2-5 protein cDNA was subcloned in Example 6 was cleaved with EcoRI and SalI to prepare a C2-5 protein cDNA, which was expressed by the expression plasmid pGEX-5X-1 (sold by Pharmacia). ). This expression vector was introduced into Escherichia coli JM109 to obtain a transformed bacterium.
[0069]
Example 8 (Production of polypeptide)
After culturing the transformant obtained in Example 7 in 1 liter of ampicillin-containing L-broth until the absorbance reached 0.6, IPTG was added to 0.5 mM, and the culture was further continued for 7 hours. It was.
[0070]
Next, after collecting the bacterial cells, sonication was performed, and the supernatant from which the disrupted bacterial cells were removed was mixed with glutathione sepharose (sold by Pharmacia). After washing the glutathione sepharose with a phosphate shock solution, 5 mM The C2-5 protein was released with a phosphate buffer containing glutathione. After dialysis of this protein with a phosphate buffer, a part thereof was analyzed by SDS-polyacrylamide gel. As a result, a GST fusion protein having a purity of 90% or more was synthesized.
[0071]
Example 9 (Production of antibody)
The C2-5 protein purified in Example 8 was subcutaneously inoculated into rabbits three times every two weeks together with complete Freund's adjuvant, and then the serum was collected.
[0072]
When this serum was tested using the Western blotting method, it was confirmed that it could be used as an antibody against the C2-5 protein even at about 1,000-fold dilution.
[0073]
【The invention's effect】
According to the present invention, unknown useful polypeptides can be efficiently mass-produced. This polypeptide can be used as a raw material for cosmetics.
[0074]
In addition, it becomes possible to develop a new method for sorting pieces in pearl culture.
[0075]
[Sequence Listing]
SEQ ID NO: 1
Sequence length: 2214
Sequence type: Nucleic acid
Number of strands: double strand
Topology: Linear
origin
Organism name: Pinctada Fucata
Cell type: mantle epithelial cells
Array
ATGAAGTTAC TGGTGGTTCT CACCACCCTC GTGGGCTTTA GCTCAGCACT AAGTTTCGGT 60
TGTAATTACA GACCAGTATT AGGCTTCAAT TCACAGTATA TGCTGGGAGG ACTAAGACTT 120
TTCTGTATGC CTGCCATGGT TTATGATCCA TGGGCATGTG GTTGCGTTTC GGCATGGAGC 180
AGTGCAGGTC TTTACGGTGT CGGAGGGGGC GGAGGCGCCT GGGGAGCTGG CGGTGCTGGA 240
GGAGCCGACG GCGGACGCGG CGGCGGCGGT GGAGATTGGG AATATGACTA TGATGACGAC 300
AGCGATGACG ATGATGAATG GGACTGGGAT GATGACGGTG GAATGGGAGC TGGCGCCGGA 360
GGTGGTGCTG GTGGTGGTGC CGGAGGTGGT GCTGGTGCTG GTGCTGGAGC AGGCGCAGGA 420
GCAGGAGCAG GTGCTGGACT CGGACTTGGA TTGGGCGGAG GTCTCGGAGG TGGACTTGGC 480
GGACTTGGAG GTCTTGGCGG ACTTGGCGGT GGAGACGATT TATTTGATTT AGATTTCGAT 540
GATCTTGGTG CAGCTCTTGC CCTCGGTGGA GCTGGTGGAG CTGGAGGTGC TGCTGCTGCT 600
GCTGCAGCTG CCGCTGCTGC CGCCGGGGGT GGAGTTGGTG GAGCTGCTGC CGCAGCCGCA 660
GCCGCTGCTG CCGCTGCAGG AGGAGGCGCA GGTAGACTTG GAGGAGCTGC TGCTGCAGCC 720
GCAGCCGCTG CTGCCGCTGC AGGAGGCGCA GGTGGACTTG GAGGACTCGG TGGCGGACTT 780
GGAGGACTCG GTGGCGGACT TGGAGGCCTC GGAGGTCTTG GTGGCCTCGG AGGATATGGA 840
GGATCTGCTG CTGCCGCTGC TGCTGCTGCC GCCGCTGCTG CCGGAGGTGG AGGACTCGGT 900
GGTGTTGGTT TCTACGGTGG ACGAGGAGGT AGACGCGGTC GAGGAAGAGG AGGCCGCAGA 960
CGTGCTGCTG CTGCCGCTGC TGCAGCTGCC GCCGCAGCCG CTGGTGGTGG CGGAGGAGGT 1020
GGAGGTGGTG GAGGAGGAGG CGGAGGCGCT GGTGCTGCCG CTGCCGCTGC AGCCGCTGCT 1080
GCATCTGCTT CAGCTTCTAG ACAAATGAGT GGTATAAGGG ACGCATTAGG AGACATTAAA 1140
GACCTTCTCA GGAGTAATGG AGCCTCTGCA AAAGCCTCTG CTAAAGCATC AGCAGTAGCA 1200
AGCACAAAAT CTCAAATTGA CGATTTGAAG GATGTCTTAA AGGATCTTGC AGGTCTATTG 1260
AAAAGCTCAG CATCTGCTTC AGCATCTGCA TCTGCATCAG CTTCAGCTGG AGGTGGAGGC 1320
GGTGGTGGTA ACGGAGGTGG TAACGGAGGA GGAGGCGGCG GTGGAGCTGG AGCTCTAGCT 1380
GCTGCTCTCG CTGCTGCAGG AGCCGGAGGT GGACTTGGAG GTGGAGGCGG AGGCGGAGCT 1440
TTAGCCGCTG CACTAGCTGC TGCTGGTGCA GGTGGAGGAG GTTTTGGTGG ACTTGGAGGA 1500
CTAGGCGGTC TTGGTGGGGG ATCTGCCGCA GCTGCTGCAG CCGCTGCCGC TGCTGCATCA 1560
GGTGGTGGAG GAAGAGCACT TAGAAGGGCT TTGAGAAGAC AAATGCGTGG AGGTGGATCC 1620
GCTGCTGCCG CTGCTGCTGC TGCTGCAGCT GCTGCTGGAG GTGGATGGGG AGGTGGAATG 1680
GGTGGAGGAT TCGGAGTAGG TCTCGGTGGA GGATTCGGAG GAGGATTTGG TGGTGGATCA 1740
TCAGCAGCAG CTGCTGCCGC TGCTGCAGCC GCCGCTGGAT TTGGTGGAGG TGGACGAAGA 1800
GGTAGAGGTA GAGGACGTGG AGGCGATGGC GACGGTAACG GAGCTAGTGC TGTAGCTGCA 1860
GCCGCCGCCG CTGCTGCTGC TGCTGGAGGA TCTGCTGCTG ATGTTGCCGC TGCCGCTGCT 1920
GCAGCCGCAG CTATGTACGG TGACGGTGCT GATGGACCTG ATTTCGATAA TGGATTCGGT 1980
GGTGGAAACG GAAATGGAGG TGGCGGATCT GGTGGTGGCG GATCCGGCGG AGGTGGATCC 2040
GGTGGCGGAT CTGGAGGTGG CGGTGGATCT GGTGGATCAG GCGGTGGCGG CGGATCTGGT 2100
GGTTCAGGCG GTGGCGGATC AGGCGGCGGT GGAAACAATG GATGGGGAAA TAACGGCAAC 2160
AATAAATATG ACGATGATGA CTGTGATGAA TATGGTAACC CTATTAGAAG GGGG 2214
[0076]
[Sequence Listing]
SEQ ID NO: 2
Sequence length: 3331
Sequence type: Nucleic acid
Number of strands: double strand
Topology: Linear
Sequence type: cDNA to mRNA
origin
Organism name: Pinctada Fucata
Cell type: mantle epithelial cells
Sequence characteristics: mRNA
Location: 1. . 3331
Method for determining characteristics: E
Array
TCGGATCTCC CCACACAACA TAGATAGAGG ATATCCGCCT GGGTTCACAA TGAAGTTACT 60
GGTGGTTCTC ACCACCCTCG TGGGCTTTAG CTCAGCACTA AGTTTCGGTT GTAATTACAG 120
ACCAGTATTA GGCTTCAATT CACAGTATAT GCTGGGAGGA CTAAGACTTT TCTGTATGCC 180
TGCCATGGTT TATGATCCAT GGGCATGTGG TTGCGTTTCG GCATGGAGCA GTGCAGGTCT 240
TTACGGTGTC GGAGGGGGCG GAGGCGCCTG GGGAGCTGGC GGTGCTGGAG GAGCCGACGG 300
CGGACGCGGC GGCGGCGGTG GAGATTGGGA ATATGACTAT GATGACGACA GCGATGACGA 360
TGATGAATGG GACTGGGATG ATGACGGTGG AATGGGAGCT GGCGCCGGAG GTGGTGCTGG 420
TGGTGGTGCC GGAGGTGGTG CTGGTGCTGG TGCTGGAGCA GGCGCAGGAG CAGGAGCAGG 480
TGCTGGACTC GGACTTGGAT TGGGCGGAGG TCTCGGAGGT GGACTTGGCG GACTTGGAGG 540
TCTTGGCGGA CTTGGCGGTG GAGACGATTT ATTTGATTTA GATTTCGATG ATCTTGGTGC 600
AGCTCTTGCC CTCGGTGGAG CTGGTGGAGC TGGAGGTGCT GCTGCTGCTG CTGCAGCTGC 660
CGCTGCTGCC GCCGGGGGTG GAGTTGGTGG AGCTGCTGCC GCAGCCGCAG CCGCTGCTGC 720
CGCTGCAGGA GGAGGCGCAG GTAGACTTGG AGGAGCTGCT GCTGCAGCCG CAGCCGCTGC 780
TGCCGCTGCA GGAGGCGCAG GTGGACTTGG AGGACTCGGT GGCGGACTTG GAGGACTCGG 840
TGGCGGACTT GGAGGCCTCG GAGGTCTTGG TGGCCTCGGA GGATATGGAG GATCTGCTGC 900
TGCCGCTGCT GCTGCTGCCG CCGCTGCTGC CGGAGGTGGA GGACTCGGTG GTGTTGGTTT 960
CTACGGTGGA CGAGGAGGTA GACGCGGTCG AGGAAGAGGA GGCCGCAGAC GTGCTGCTGC 1020
TGCCGCTGCT GCAGCTGCCG CCGCAGCCGC TGGTGGTGGC GGAGGAGGTG GAGGTGGTGG 1080
AGGAGGAGGC GGAGGCGCTG GTGCTGCCGC TGCCGCTGCA GCCGCTGCTG CATCTGCTTC 1140
AGCTTCTAGA CAAATGAGTG GTATAAGGGA CGCATTAGGA GACATTAAAG ACCTTCTCAG 1200
GAGTAATGGA GCCTCTGCAA AAGCCTCTGC TAAAGCATCA GCAGTAGCAA GCACAAAATC 1260
TCAAATTGAC GATTTGAAGG ATGTCTTAAA GGATCTTGCA GGTCTATTGA AAAGCTCAGC 1320
ATCTGCTTCA GCATCTGCAT CTGCATCAGC TTCAGCTGGA GGTGGAGGCG GTGGTGGTAA 1380
CGGAGGTGGT AACGGAGGAG GAGGCGGCGG TGGAGCTGGA GCTCTAGCTG CTGCTCTCGC 1440
TGCTGCAGGA GCCGGAGGTG GACTTGGAGG TGGAGGCGGA GGCGGAGCTT TAGCCGCTGC 1500
ACTAGCTGCT GCTGGTGCAG GTGGAGGAGG TTTTGGTGGA CTTGGAGGAC TAGGCGGTCT 1560
TGGTGGGGGA TCTGCCGCAG CTGCTGCAGC CGCTGCCGCT GCTGCATCAG GTGGTGGAGG 1620
AAGAGCACTT AGAAGGGCTT TGAGAAGACA AATGCGTGGA GGTGGATCCG CTGCTGCCGC 1680
TGCTGCTGCT GCTGCAGCTG CTGCTGGAGG TGGATGGGGA GGTGGAATGG GTGGAGGATT 1740
CGGAGTAGGT CTCGGTGGAG GATTCGGAGG AGGATTTGGT GGTGGATCAT CAGCAGCAGC 1800
TGCTGCCGCT GCTGCAGCCG CCGCTGGATT TGGTGGAGGT GGACGAAGAG GTAGAGGTAG 1860
AGGACGTGGA GGCGATGGCG ACGGTAACGG AGCTAGTGCT GTAGCTGCAG CCGCCGCCGC 1920
TGCTGCTGCT GCTGGAGGAT CTGCTGCTGA TGTTGCCGCT GCCGCTGCTG CAGCCGCAGC 1980
TATGTACGGT GACGGTGCTG ATGGACCTGA TTTCGATAAT GGATTCGGTG GTGGAAACGG 2040
AAATGGAGGT GGCGGATCTG GTGGTGGCGG ATCCGGCGGA GGTGGATCCG GTGGCGGATC 2100
TGGAGGTGGC GGTGGATCTG GTGGATCAGG CGGTGGCGGC GGATCTGGTG GTTCAGGCGG 2160
TGGCGGATCA GGCGGCGGTG GAAACAATGG ATGGGGAAAT AACGGCAACA ATAAATATGA 2220
CGATGATGAC TGTGATGAAT ATGGTAACCC TATTAGAAGG GGGTAAATTA TTTGACATTA 2280
TCCGCCATTT GACTCATTTT TCTTAGTTCT CTATGTTTTA TACTTCACCT TAGATTGTTT 2340
TAGTTTGATT GAATAAATTA TGTTTTCGAT ATAAATTTTT TTTAAATTAA ATTAAACTTT 2400
ATTAGTTGAC CTGTAAACTT TTTCATGGAG TTATAATCTA AGGAACAAAA AACATACATA 2460
ATATGTTCAG TATTGTGGTA AAGCACCTGT ACCGCAAACA CAATCACCTC TATACATGTA 2520
TACAAAATCA GTAATGCTGA CAAAATCTTC TACACTCTCA CCTACACACT CGCACACAGT 2580
CCTCTTACAT ACACAGCACT ATAATATCCT GAACATGAAG TTTGTGTTGA TAAAAAGTTC 2640
AGAAAAATCT CCCCTACATC ACCTGATCTT TCACTGAAAA TTTACGACAA GTATTGAAAA 2700
TAGCAGAAAG AAAACGGGAA ATTGAGAAGT TTTCTATAAA AAACAATCGG AACAATGACT 2760
GGAATGACAA GGATGAAAAT AATGATAACT TACATTAATT AAGGCCCCAA TAATCTCTCT 2820
ATTTTCAAAC TTTTTTTTCA AATGTTCTCT CTAACTCACT TGCATCTATG TGGAAATTCA 2880
CATACTATAC TAAATTACCA CAAGTATCAA GGTTTCACAA CCTCTCATGC CTTCATGGCA 2940
GACCATGCTG GGTATTTGTC TAACAATGCC TCATAAATAC ATAAAACTAA CTAACAAAAT 3000
AGGTCAGTCT GTAACAAATT ATTAATGCAC CATTATTGCA TTTTCTAAAA CAAAGCATAC 3060
ACTGGATATT GGCAGACAAA ATGTTGTTAT TGGATACCTT TCCATTCTAT CTAGACACTT 3120
GCTTTCCACA AGTCATCATA AATAAATCCC CCCTATCCCA AATGTCAATG GAATGCCCCA 3180
ACCCTTCCCC CATAATTTTA AAACCTAGAA TAAATTAAAA CATCTATAGT TCGTCATGAT 3240
CATCTTTCTT ATCATCCTCT TCTTCTTCCT CCTCCTCCTT CTTCTTCTTC CTCCTCCTCA 3300
GGTTCTTGGC TGCCTGCTCC TTCCTTGCCA A 3331
[0077]
[Sequence Listing]
SEQ ID NO: 3
Sequence length: 738
Sequence type: amino acid
Topology: Linear
Sequence type: protein
origin
Organism name: Pinctada Fukata
Cell type: mantle epithelial cells
Sequence features
Symbols representing features: putide
Location: 1. . 738
Method for determining characteristics: E
Figure 0003713568
Figure 0003713568
Figure 0003713568
Figure 0003713568
[0078]
[Sequence Listing]
SEQ ID NO: 4
Sequence length: 3331
Sequence type: Nucleic acid
Topology: Linear
Sequence type: cDNA to mRNA
origin
Organism name: Pinctada Fucata
Cell type: mantle epithelial cells
Sequence features
Symbols representing features: CDS
Location: 50. . 2263
Method for determining characteristics: P
Figure 0003713568
Figure 0003713568
Figure 0003713568
Figure 0003713568
Figure 0003713568
  TAAATTATTT GACATTATCC GCCATTTGAC TCATTTTTCT TAGTTCTCTA TGTTTTATAC 2323
TTCACCTTAG ATTGTTTTAG TTTGATTGAA TAAATTATGT TTTCGATATA AATTTTTTTT 2383
AAATTAAATT AAACTTTATT AGTTGACCTG TAAACTTTTT CATGGAGTTA TAATCTAAGG 2443
AACAAAAAAC ATACATAATA TGTTCAGTAT TGTGGTAAAG CACCTGTACC GCAAACACAA 2503
TCACCTCTAT ACATGTATAC AAAATCAGTA ATGCTGACAA AATCTTCTAC ACTCTCACCT 2563
ACACACTCGC ACACAGTCCT CTTACATACA CAGCACTATA ATATCCTGAA CATGAAGTTT 2623
GTGTTGATAA AAAGTTCAGA AAAATCTCCC CTACATCACC TGATCTTTCA CTGAAAATTT 2683
ACGACAAGTA TTGAAAATAG CAGAAAGAAA ACGGGAAATT GAGAAGTTTT CTATAAAAAA 2743
CAATCGGAAC AATGACTGGA ATGACAAGGA TGAAAATAAT GATAACTTAC ATTAATTAAG 2803
GCCCCAATAA TCTCTCTATT TTCAAACTTT TTTTTCAAAT GTTCTCTCTA ACTCACTTGC 2863
ATCTATGTGG AAATTCACAT ACTATACTAA ATTACCACAA GTATCAAGGT TTCACAACCT 2923
CTCATGCCTT CATGGCAGAC CATGCTGGGT ATTTGTCTAA CAATGCCTCA TAAATACATA 2983
AAACTAACTA ACAAAATAGG TCAGTCTGTA ACAAATTATT AATGCACCAT TATTGCATTT 3043
TCTAAAACAA AGCATACACT GGATATTGGC AGACAAAATG TTGTTATTGG ATACCTTTCC 3103
ATTCTATCTA GACACTTGCT TTCCACAAGT CATCATAAAT AAATCCCCCC TATCCCAAAT 3163
GTCAATGGAA TGCCCCAACC CTTCCCCCAT AATTTTAAAA CCTAGAATAA ATTAAAACAT 3223
CTATAGTTCG TCATGATCAT CTTTCTTATC ATCCTCTTCT TCTTCCTCCT CCTCCTTCTT 3283
CTTCTTCCTC CTCCTCAGGT TCTTGGCTGC CTGCTCCTTC CTTGCCAA 3331
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an example of a cloning vector of the present invention.

Claims (11)

配列番号1の塩基配列をコードするcDNA。 A cDNA encoding the nucleotide sequence of SEQ ID NO: 1. 配列番号2の塩基配列をコードするcDNA。 A cDNA encoding the nucleotide sequence of SEQ ID NO: 2. 請求項1または2記載のcDNAを含有するクローニングベクター。 A cloning vector containing the cDNA according to claim 1 or 2. 配列番号1で示される塩基配列からなるDNA。 DNA consisting of the base sequence shown in SEQ ID NO: 1 . 配列番号2で示される塩基配列からなるDNA。 A DNA consisting of the base sequence represented by SEQ ID NO: 2 . 請求項1または2記載のcDNAを含有する発現ベクター。 An expression vector containing the cDNA according to claim 1 or 2. 請求項6記載の発現ベクターを保有する形質転換体。 Form transformants who hold the expression vector of claim 6 wherein. 請求項7記載の形質転換体により生産され、請求項1又は請求項2に記載のcDNAにコードされるポリペプチド。A polypeptide produced by the transformant according to claim 7 and encoded by the cDNA according to claim 1 or 2 . 配列番号3のアミノ酸配列からなる請求項8記載のポリペプチド。The polypeptide according to claim 8, which consists of the amino acid sequence of SEQ ID NO: 3. 請求項8または9記載のポリペプチドを発現させるための条件下で請求項7記載の形質転換体を培養することからなるポリペプチドの製造方法。 A method for producing a polypeptide, comprising culturing the transformant according to claim 7 under conditions for expressing the polypeptide according to claim 8 or 9. 請求項8または9記載のポリペプチドを抗原として調製した抗体。 An antibody prepared by using the polypeptide according to claim 8 or 9 as an antigen.
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