JP3713443B2 - 清掃装置付き照明装置および清掃装置付き採光窓 - Google Patents

清掃装置付き照明装置および清掃装置付き採光窓 Download PDF

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    • Y02B20/72Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps in street lighting

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、風力等を原動力とする清掃装置を備えた照明装置および採光窓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
街路灯等の屋外に設置される照明装置のカバーまたは採光窓の外気に触れる表面は、風雨に曝され、塵、ほこり、排気ガスに含まれる粒子等空気中に浮遊する様々な物質または鳥の糞、蜘蛛の巣などが付着することにより、次第に汚損し、光の透過性が漸次低下するようになる。
【0003】
そのため、屋外照明装置のカバーまたは採光窓の露出面は、定期的に清掃される必要がある。しかしながら、屋外照明装置または採光窓は、その数が膨大であり、また高所に設置されている場合も多い。したがって、こうした屋外照明装置または採光窓に人力により定期的に清掃を施すことは、極めて多大な労力とコストを要するので、何年かに一度などあまり清掃をしないのが現状である。また街路灯はランプの交換時に清掃されるが、最近はランプの技術が進歩し、長寿命のランプが開発され、清掃の間隔が長くなっている。
【0004】
そこで、コストと労力をかけずに屋外照明装置のカバーまたは採光窓の透明性を維持する方法として、風力を利用することによって継続的に作動する清掃装置を取り付けることが考えられる。このような風力を利用した清掃装置を備えた照明装置、採光窓に関する従来の技術の考え方は、複数枚の羽根を有する風車が風力を受けて連続回転し、その連続回転運動が変速機を通じてワイプ部材の動作に変換されるというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
複数枚の羽根を有する風車の連続回転運動を利用してワイプ部材を動作させる方式には、強風が吹いたときに風車が過剰に激しく運動し駆動装置に強い負担がかかる、また風車の高速連続回転運動をワイプ部材の適度な動作に変換するために複雑な構造の変速機を組み込むことが必要になるという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、強風が吹いているときでも駆動装置が過剰に激しく作動せず、かつ複雑な構造の変速機を組み込むことを要しない風力等を原動力に稼動する清掃装置付き照明装置および清掃装置付き採光窓を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の清掃装置付き照明装置は、円柱状のカバーが鉛直方向になるように取り付けられるための清掃装置付き照明装置であって、平面状の風受面を有する風受部材と、前記風受部材に連結されるとともにその回転軸を中心に発光体の周囲に設けられた前記カバーに接しながら前記風受部材と一体的に動作するように設けられたワイプ部材とを備え、前記風受部材と前記ワイプ部材は同一の回転軸を有し、前記風受面は、前記回転軸と平行であり、かつ前記回転軸の垂直平面において一方向のみに沿って延びるように設けられており、前記風受部材は、風向が変わらない限り前記風受面の向きが固定されるように、前記回転軸を中心に360°回転可能に設けられていることを特徴とする。
【0008】
このような構成とすることで、風受部材に対して風が吹いたとき、風受面に風圧がかかることにより風受部材が回転し、ワイプ部材が照明装置のカバーに接しながら風受部材と一体的に移動する。
【0009】
風受部材は、風受面が風圧を受けない方向を向くまで回転運動を続けるが、一旦風受面が風圧を受けない方向を向くと、風向きが変わらない限り風受部材の向きは固定される。風車において羽根が風圧を受け続けることにより継続して加速するのと違い、風受部材は風受面が風圧を受けない方向を向くまでの間しか加速せず、風受部材は緩やかに回転するので、駆動装置が過剰に激しく稼動することにより負担を受けることがない。また風受部材の動きが緩やかであるので、シャフトで風受部材とワイプ部材を繋ぐなど、変速機を介さないで風受部材とワイプ部材を連結させることができ、清掃装置の構造が簡単になる。
【0010】
本発明の清掃装置付き照明装置においては、風受部材およびワイプ部材と相互に連動する、上下に移動可能な重りを備えることを特徴とすることが好適である。このような構成によると、清掃装置の原動力として、風受部材の風受面にかかる風圧に加えて、重りの重力を利用することができる。すなわち、風がないとき風受部材は重りがその可動範囲において最も低い位置となるような向きにあるが、風が吹くと風受面に風圧がかかることにより風受部材が回転し、重りも風受部材と連動する。風が止まるまたは弱まることにより風受面にかかる風圧の力が重りの重力よりも弱くなったとき、重りにシャフトなどの連結機をとおして伝わる風受部材の風受面にかかる風圧の力と重りの重力が合成された復元力が働き、この復元力により重りは振り子運動をし、ワイプ部材は重りと連結してカバーの表面に接しながら移動する。
【0011】
さらに、本発明の清掃装置付き照明装置においては、風受部材がワイプ部材に取り付けられることを特徴とすることが好適である。このように構成すると、清掃装置の構造はより簡単になる。
【0012】
上記課題を解決するために本発明の清掃装置付き採光窓は、平面状の風受面を有する風受部材と、前記風受部材に連結されるとともに窓表面に接しながら前記風受部材と一体的に動作するように設けられたワイプ部材とを備え、前記風受部材は、その回転軸を中心に360°回転することが可能なように設けられており、前記風受面は、前記回転軸と平行であり、かつ前記回転軸の垂直平面において一方向のみに沿って延びるように設けられていることを特徴とする。
【0013】
このような構成とすることで、風受部材に対して風が吹いたとき、風受面に風圧がかかることにより風受部材が回転し、ワイプ部材が窓表面に接しながら風受部材と一体的に移動する。
【0014】
風受部材は、風受面が風圧を受けない方向を向くまで回転運動を続けるが、一旦風受面が風圧を受けない方向を向くと、風向きが変わらない限り風受部材の向きは固定される。風車において羽根が風圧を受け続けることにより継続して加速するのと違い、風受部材は風受面が風圧を受けない方向を向くまでの間しか加速せず、風受部材は緩やかに回転するので、駆動装置が過剰に激しく稼動することにより負担を受けることがない。また風受部材の動きが緩やかであるので、シャフトで風受部材とワイプ部材を繋ぐなど、変速機を介さないで風受部材とワイプ部材を連結させることができ、清掃装置の構造が簡単になる。
【0015】
本発明の清掃装置付き採光窓においては、風受部材およびワイプ部材と相互に連動する、上下に移動可能な重りを備えることを特徴とすることが好適である。このような構成によると、清掃装置の原動力として、風受部材の風受面にかかる風圧に加えて、重りの重力を利用することができる。すなわち、風がないとき風受部材は重りがその可動範囲において最も低い位置となるような向きにあるが、風が吹くと風受面に風圧がかかることにより風受部材が回転し、重りも風受部材と連動する。風が止まるまたは弱まることにより風受面にかかる風圧の力が重りの重力よりも弱くなったとき、重りにシャフトなどの連結機をとおして伝わる風受部材の風受面にかかる風圧の力と重りの重力が合成された復元力が働き、この復元力により重りは振り子運動をし、ワイプ部材は重りと連結して窓の表面に接しながら移動する。
【0016】
さらに、本発明の清掃装置付き採光窓においては、風受部材がワイプ部材に取り付けられることを特徴とすることが好適である。このように構成すると、清掃装置の構造はより簡単になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る清掃装置付き照明装置および清掃装置付き採光窓の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、同一要素には同一符号を用いるものとし、重複する説明は省略する。
【0018】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る清掃装置付き照明装置の実施形態を示した斜視図であり、図2は、図1に示した清掃装置付き照明装置の一部断面図である。ここで例示する街路灯100は、円柱状のランプカバーが鉛直方向に取り付けられるものである。街路灯本体の支柱である街路灯取付パイプ101に街路灯本体内部におけるランプの支柱である支柱102がパイプ取付金具103によって固定して取り付けられ、支柱102の先端に内部に発光体を有するランプ104が取り付けられる。支柱102の円柱面上部に後述のプローブを固定するためのボトムキャップ105が取り付けられ、円筒状のプローブ106がボトムキャップ105の上に固定される。プローブ106は透明素材でできており、これを通して発光体の発する光が外部に放出される。プローブ106の上部はヘッドキャップ107で覆われ、プローブ106ならびにボトムキャップ105およびヘッドキャップ107によってランプカバーが構成される。
【0019】
パイプ取付金具103とボトムキャップ105の間には支柱102を囲うように回転リング108が配置される。支柱102と回転リング108の間にはベアリング109が組み込まれており、回転リング108が支柱102を軸心として滑らかに回転するようになっている。回転リング108に後述の風受部材とワイプ部材が固定されることにより、風受部材とワイプ部材が一体的に連動することになる。
【0020】
ブラシを保持するためのワイパーカバー110がワイパーカバー取付部111によってプローブ106の外側の円柱面に対し平行になるように回転リング108に固定して取り付けられる。ワイパーカバー110には、ランプカバーの外側の円柱面に接するようにブラシ112が取り付けられる。ワイパーカバー110およびブラシ112によってワイプ部材が構成される。また、ワイプ部材には、風受面を有する風受部材113が、風受面がワイプ部材の運動方向に対して垂直な平面となるよう取り付けられる。
【0021】
上記のような構成を有する街路灯100は、道路上に設置されることが想定されており、ランプカバーの外側表面は、風雨に曝され、塵、ほこり、排気ガスに含まれる粒子等空気中に浮遊する様々な物質または鳥の糞、蜘蛛の巣などが付着することにより、次第に汚損する憂いがある。プローブ106の露出面が汚れ、光の透過性が低下すると照明の効率が悪くなる。
【0022】
しかし、上記街路灯100では、風受部材113の風受面が風の抵抗を受けない方向、すなわち風下の方向を向くよう風受部材113が回転し、ブラシ112も回転リング108の回転運動を通じて風受部材113と一体的に連結してランプカバーの外側の円柱面上を移動するので、ブラシ112の移動によってランプカバーの表面上に付着した汚れが除去される。
【0023】
街路灯100では、強い風が吹いているときでも、一旦風受部材113の風受面が風下の方向を向くと、風向が変わらない限り風受部材113の風受面の向きはその方向に固定されるので、清掃装置が過剰に激しく稼動することはない。
【0024】
他方、風は上記街路灯100に対してあらゆる方向から吹いて来るので、回転リング108も風受部材113の風受面があらゆる方向を向くように全角度にわたって回転し、その結果ブラシ112がランプカバーの外側の円柱面に接しながら移動する範囲もランプカバーの外側の円柱面全部に及ぶことになる。
【0025】
上記街路灯100では、装置の構造が簡単であるため、風車を使った清掃装置付き照明装置と比較すると、制作費用は安価であり、また清掃装置は目立たないものなので照明装置のデザインを害することもない。
【0026】
図3は、本発明の第2の実施形態に係る清掃装置付き照明装置の実施形態を示した斜視図であり、図4は、図3に示した清掃装置付き照明装置の一部断面図、図5は、図3におけるA―A線断面図、図6は、図3に示した清掃装置付き照明装置の清掃装置部分のみを取り出した図である。ここで例示する街路灯200は、円柱状のランプカバーが水平方向に取り付けられるものである。街路灯本体の支柱である街路灯取付パイプ201に街路灯内部におけるランプの支柱である支柱202がパイプ受け金具203によって固定して取り付けられ、支柱202の先端に内部に発光体を有するランプ204が取り付けられる。支柱202の円柱面先端部分に後述するプローブを固定するためのボトムキャップ205が取り付けられ、円筒状のプローブ206がボトムキャップ205に水平方向に固定して取り付けられる。プローブ206を通して発光体の発する光が外部に放出される。プローブ206の先端部分はヘッドキャップ207で覆われ、プローブ206ならびにボトムキャップ205およびヘッドキャップ207によってランプカバーが構成される。
【0027】
パイプ受け金具203とボトムキャップ205の間に支柱202を囲うように回転リング208が配置される。支柱202と回転リング208の間にはベアリング209が組み込まれており、回転リング208が支柱202を軸心として滑らかに回転するようになっている。回転リング208に後述の風受部材、ワイプ部材および重りが固定されることにより、風受部材、ワイプ部材および重りが一体的に連動することになる。回転リング208の回転軸は水平方向を向いているので、これに固定された重りの移動方向は上下成分を有する。
【0028】
風受面が回転リング208における風受部材取付部211の運動方向に対して垂直な平面となるように風受部材210が風受面取付部211によって回転リング208に固定して取り付けられる。
【0029】
ブラシを保持するワイパーカバー212およびワイパーカバー213が、互いに広い角度をなすように、それぞれ、ワイパーカバー取付部によってプローブ206の外側の円柱面に対し平行になるように回転リング208に固定して取り付けられる。ワイパーカバー212およびワイパーカバー213には、それぞれ、ランプカバーの外側の円柱面に接するようにブラシ214、ブラシ215が取り付けられている。
【0030】
重り216が、回転リング208に取り付けられる。
【0031】
上記街路灯200では、回転リング208は、風が吹いているときには、重りの重力と風受部材210の風受面にかかる風圧の力とが均衡する方向に風受部材210の風受面が向くように回転するが、風が止まるまたは弱まる場合には、重り216の重力と風受部材210の風受面にかかる変化した風圧の力とが均衡する角度になるように回転リング208に復元力が働き、回転リング208はこの復元力により振り子運動を続ける。この回転リング208と一体的に連結してワイプ部材もランプカバーの外側の円柱面に沿って移動する。すなわち、ワイプ部材は、風向の変化に応じた回転リング208の回転運動に加えて、風が止まるまたは弱まるときの回転リング208の振り子運動によっても動作する。このワイプ部材の動きによってランプカバーの外側の円柱面に付着した汚れが除去される。
【0032】
上記街路灯200では、回転リング208は重り216が上方に移動する角度には回転しにくいが、二個のワイプ部材が広い角度をなすように配置されているので、ワイプ部材の動作によって清掃される範囲は、ランプカバーの外側の円柱面全部に及ぶことになる。
【0033】
上記街路灯200においても、強い風が吹いても清掃装置が過剰に激しく稼動することはなく、簡単な構造でありながらワイプ部材が風力等を原動力として効率的にランプカバーを清掃する。また、装置の構造が簡単であるため、風車を使った清掃装置付き照明装置と比較すると、制作費用は安価であり、しかも清掃装置は目立たないものなので照明装置のデザインを害することもない。
【0034】
図7は、本発明の第3の実施形態に係る清掃装置付き照明装置の実施形態を示した正面図であり、図8は、図7に示した清掃装置付き照明装置の側面図、図9は、図7に示した清掃装置付き照明装置のA―A線に沿って拡大した一部断面図である。ここで例示する照明装置300は、清掃装置が、中央における接面が水平方向に対して垂直な平面となるよう設置されたカバーガラスを清掃するものである。縁が円形の容器であるカバー本体301の内部に発光体が設置されており、カバー本体301の開口は、中央が凸起している円形のカバーガラス302で覆われる。
【0035】
カバーガラス302の中心のネジ穴にネジ303が差し込まれ、カバーガラス302の両面にそれぞれ設置されるゴムパッキン304、ゴムパッキン305、およびその外側に設置されるワッシャー306、ワッシャー307をネジ303の座面とナット308が締め付けることによって、ネジ303がカバーガラス302に固定される。ネジ303に、ナット308およびナット309によってベアリング310が固定され、ベアリング310を介してネジ303を軸心にして滑らかに回転するよう一方の口に底面を有する円筒状の回転体311が設置される。回転体311にワイプ部材、風受部材および重りが固定されることにより、ワイプ部材、風受部材および重りは一体的に連動する。
【0036】
回転体311には、ブラシを保持するするワイパーカバー312、ワイパーカバー313およびワイパーカバー314が、互いに広い角度をなすように、それぞれカバーガラス302の外側表面に沿うように固定される。
【0037】
ワイパーカバー312、ワイパーカバー313およびワイパーカバー314には、それぞれ、カバーガラス302の外側表面に接するようブラシが固定される。それぞれのワイパーカバーと固定されるブラシによりワイプ部材が構成される。
【0038】
ワイパーカバー312には、風受面がワイパーカバーの移動方向に対して垂直な平面となるよう風受部材315が取り付けられる。
【0039】
ワイパーカバー313およびワイパーカバー314には、それぞれ、回転体に取り付けられている部分と反対の端に重り316、重り317が取り付けられる。
【0040】
上記照明装置300においても、本発明の第2の実施形態に係る街路灯200と同じ原理で、3つのワイプ部材がカバーガラスの外側表面全体を清掃する。強い風が吹いても清掃装置が過剰に激しく稼動することはなく、簡単な構造でありながらワイプ部材が風力等を原動力として効率的にランプカバーを清掃する。また、装置の構造が簡単であるため、風車を使った清掃装置付き照明装置と比較すると、制作費用は安価であり、しかも清掃装置は目立たないものなので照明装置のデザインを害することもない。
【0041】
図10は、本発明の第4の実施形態に係る清掃装置付き採光窓の実施形態を示した側面図であり、図11は、図10に示した清掃装置付き採光窓の平面図、図12は、図10に示した清掃装置付き採光窓のA−A線に沿って拡大した一部断面図である。
【0042】
ここで例示する採光窓400は、ドーム型の採光窓が、頂点が上になるように設置されるものである。採光窓を固定する取付ベース401の上にドーム状の形状をした採光部402が固定される。採光部402は透明素材でできており、これを通じて外部の光が内側に透過する。
【0043】
採光部402の頂点のネジ穴にネジ403が差し込まれ、採光部402の両面にそれぞれ設置されるゴムパッキン404、ゴムパッキン405、およびその外側に設置されるワッシャー406、ワッシャー407をネジ403の座面とナット408が締め付けることによって、ネジ403が採光部402に固定される。ネジ403に、ナット408およびナット409によってベアリング410が固定され、ベアリング410を介してネジ403を軸心にして滑らかに回転するよう一方の口に底面を有する円筒状の回転体411が設置される。回転体411にワイプ部材および風受部材が固定されることにより、ワイプ部材および風受部材は一体的に連動する。
【0044】
回転体411の外側にはブラシを保持するワイパーカバー412が採光部414の外側表面に沿うように取り付けられる。ワイパーカバー412には、採光部402の外側表面に接するようにブラシ413が取り付けられる。ワイパーカバー412およびブラシ413によりワイプ部材が構成される。ワイパーカバー412には、風受面がワイパーカバー412の運動方向に対して垂直な平面となるように風受部材414が取り付けられる。
【0045】
上記採光窓400においても、本発明の第1の実施形態に係る街路灯100と同じ原理でワイプ部材が窓表面を清掃する。強い風が吹いても清掃装置が過剰に激しく稼動することはなく、簡単な構造でありながらワイプ部材が風力を利用して効率的に窓表面を清掃する。また装置の構造が簡単であるため、風車を使った清掃装置付き採光窓と比較すると、制作費用は安価であり、しかも清掃装置は目立たないものなので採光窓のデザインを害することもない。
【0046】
なお、本発明の第4の実施形態を変形したものとして、上記採光窓400を水平方向に対して垂直な壁面に取り付けた上、ワイパーカバー412の回転体411に取り付けられている側と反対側の端に重りを取り付ける実施形態がある。この実施形態におけるワイプ部材は、上記第2および3の実施形態におけるワイプ部材と同じ作用をする。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る清掃装置付き照明装置および清掃装置付き採光窓では、清掃装置が風力等を原動力として効率的に照明装置のカバーまたは窓表面を清掃するが、強い風が吹いているときでも、一旦風受面が風の抵抗を受けない方向を向くと、その後は風向きが変わらない限り風受部材は運動せず、したがって風受部材の運動は緩やかであり、駆動装置が過剰に激しく稼動することはない。また、風受部材の運動が緩やかであるので、ワイプ部材を風受部材と連動させるためには、風受部材とワイプ部材をシャフト等の連結機で繋ぐ、またはワイプ部材に風受部材を取り付けることで足り、複雑な構造の変速機を組み込む必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る清掃装置付き照明装置の実施形態を示した斜視図である。
【図2】図1に示した清掃装置付き照明装置の一部断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る清掃装置付き照明装置の実施形態を示した斜視図である。
【図4】図3に示した清掃装置付き照明装置の一部断面図である。
【図5】図3に示した清掃装置付き照明装置のA―A線に沿った一部断面図である。
【図6】図3に示した清掃装置付き照明装置の清掃装置部分のみを取り出した図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る清掃装置付き照明装置の実施形態を示した正面図である。
【図8】図7に示した清掃装置付き照明装置の側面図である。
【図9】図7に示した清掃装置付き照明装置のA―A線に沿って拡大した一部断面図である。
【図10】本発明の第4の実施形態に係る清掃装置付き採光窓の実施形態を示した側面図である。
【図11】図10に示した清掃装置付き採光窓の平面図である。
【図12】図10に示した清掃装置付き採光窓のA―A線に沿って拡大した一部断面図である。
【符号の説明】
100…街路灯、101…街路灯取付パイプ、102…支柱、103…パイプ取付金具、104…ランプ、105…ボトムキャップ、106…プローブ、107…ヘッドキャップ、108…回転リング、109…ベアリング、110…ワイパーカバー、111…ワイパーカバー取付部、112…ブラシ、113…風受部材200…街路灯、201…街路灯取付パイプ、202…支柱、203…パイプ受け金具、204…ランプ、205…ボトムキャップ、206…プローブ、207…ヘッドキャップ、208…回転リング、209…ベアリング、210…風受部材、211…風受部材取付部、212、213…ワイパーカバー、214、215…ブラシ、216…重り
300…照明装置、301…カバー本体、302…カバーガラス、303…ネジ、304、305…ゴムパッキン、306、307…ワッシャー、308、309…ナット、310…ベアリング、311…回転体、312、313、314…ワイパーカバー、315…風受部材、316、317…重り
400…採光窓、401…取付ベース、402…採光部、403…ネジ、404、405…ゴムパッキン、406、407…ワッシャー、408、409…ナット、410…ベアリング、411…回転体、412…ワイパーカバー、413…ブラシ、414…風受部材

Claims (3)

  1. 円柱状のカバーが鉛直方向になるように取り付けられるための清掃装置付き照明装置であって、
    平面状の風受面を有する風受部材と、前記風受部材に連結されるとともにその回転軸を中心に発光体の周囲に設けられた前記カバーに接しながら前記風受部材と一体的に動作するように設けられたワイプ部材とを備え、
    前記風受部材と前記ワイプ部材は同一の回転軸を有し
    前記風受面は、前記回転軸と平行であり、かつ前記回転軸の垂直平面において一方向のみに沿って延びるように設けられており、
    前記風受部材は、風向が変わらない限り前記風受面の向きが固定されるように、前記回転軸を中心に360°回転可能に設けられていることを特徴とする清掃装置付き照明装置。
  2. 前記風受部材が前記ワイプ部材に取り付けられたことを特徴とする請求項1記載の清掃装置付き照明装置。
  3. 前記風受部材が360°回転したときに、前記ワイプ部材もその回転軸を中心に360°回転することを特徴とする請求項1記載の清掃装置付き照明装置。
JP2001093489A 2000-08-04 2001-03-28 清掃装置付き照明装置および清掃装置付き採光窓 Expired - Fee Related JP3713443B2 (ja)

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