JP3712669B2 - 自己クロック方式で制御された擬似ランダム雑音(pn)シーケンスの生成 - Google Patents
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Description
本発明は、
・ 複数のクロック値(Ct)に基づいて複数のシーケンス値(Zt)を出力する複数のシーケンス発生手段と、
・ ステップ・パターン選択信号(W t )に基づいて複数の可能なステップ・パターンから、前記複数のクロック値(C t )を含むステップ・パターンを選択するステップ・パターン発生手段と、
を備える、自己クロック方式で制御された擬似ランダム雑音(PN)シーケンスを生成する電気装置に関する。
また本発明は、
・ 複数のクロック値(Ct)に基づいて複数のシーケンス値(Zt)を生成し、
・ ステップ・パターン選択信号(W t )に基づいて複数の可能なステップ・パターンから、前記複数のクロック値(C t )を与えるステップ・パターンを選択する、
ステップを含む、自己クロック方式で制御された擬似ランダム雑音(PN)シーケンスを生成する方法に関する。
【0002】
擬似ランダム雑音シーケンス(PNシーケンス)は、多くの暗号および通信アプリケーションにおいてランダムに現れるシンボルを生成するのに用いられる。一般に暗号アプリケーションは、ストリーム秘匿を用いることにより送信情報に機密性を与える方法である。通信システムにおいて、PNシーケンスは例えばホップ・シーケンスおよび/または直接拡散シーケンスを決定するスペクトラム拡散通信システムにおける拡散シーケンスとして用いられる。
【0003】
一般に、スペクトル拡散通信システムの受信機は単一搬送周波数で送信されるディジタル信号/ビット・ストリームを受信する。ディジタル信号/ビット・ストリームは、ディジタル化された音声などの情報を含むディジタル信号/ビット・ストリームと、送信をコード化または暗号化するのに用いられるPNシーケンスとを組み合わせたものである。一般に、PNシーケンス・ストリームの長さは情報ストリームの長さよりはるかに長い。
【0004】
PNシーケンスは最大長さ多項式を用いて生成することが多い。PNシーケンスをこの方法で形成する構造(ハードウエアまたはソフトウエアで実現される)をmシーケンス発生器と呼ぶことがある。mシーケンス発生器が生成するシーケンスのランダム性は、シーケンスのシンボル間に線形関係があるために非常に限られることが知られている。このため、十分多数ではあるが少数の前のシンボルが与えられると次のシンボルを予測することができる。種々のアプリケーションにおいてこれは望ましくない。したがって予測不可能性を高める効率的な方法が必要である。
【0005】
mシーケンス発生器のクロック制御は、mシーケンス発生器の予測不可能性を高めるのに用いられる、よく知られた方法である。
多くの暗号アプリケーションでは、複数のかかるクロック制御されたmシーケンス発生器の出力を組み合わせて最終出力シーケンスを生成する。クロック制御されたmシーケンス発生器を組み合わせることにより生成される出力ビットは、例えば情報信号を暗号化または拡散するのに用いられるPNシーケンスを形成する。
【0006】
GSMセルラ移動電話システムの秘匿発生器A5/1などの既存のアプリケーションでは、関係するクロックされるmシーケンス発生器のステッピングを制御するクロッキング信号は、クロックされるmシーケンス発生器自体の信号から生成される。すなわち発生器は自己クロック方式である。
A5/1発生器について、A5/1発生器の略ブロック図を示す図1に関して詳細に説明する。
A5/1発生器では、3つの信号(101)を3個のフィードバック・レジスタ(104)から取り、マッピング手段(102)で組み合わせて3つのクロック制御信号(103)を生成し、少なくとも2個(3個のことがある)のフィードバック・シフト・レジスタ(104)を常にステップさせる。
【0007】
入力信号(101)を組み合わせると8つの可能な値があり、少なくとも2個のレジスタをステップさせる場合は、これらを4つの可能なステッピング・パターン(0,1,1)、(1,0,1)、(1,1,0)、(1,1,1)にマップする。ただし(x,y,z)は、xが0の場合は第1のフィードバック・レジスタはステップせず、xが1の場合は第1のフィードバック・レジスタはステップすることを意味する。同様に、yとzは第2と第3のフィードバック・レジスタをそれぞれ制御する。
各フィードバック・シフト・レジスタ(104)は4つの可能なステッピング・パターン(102)により少なくとも3回ステップするので、各シフト・レジスタ(104)は入力信号(101)の8つの可能な組み合わせにより6回ステップする。なぜなら、これらの8つの組み合わせは4つのステッピング・パターン(103)にマップされるからである。
【0008】
接続されたmシーケンス発生器(図示せず)をクロックする/制御する各シフト・レジスタ(104)をこのように均一にステップすることにより、mシーケンス発生器の出力を組み合わせた最終出力PNシーケンスの予測不可能性を高めることができる。
しかしかかる優れたクロック機構を、例えばA5/1に用いられているような現在知られている方法で他の自己クロッキング方法および/または方式に実現するのは一般に非常に困難である。特に、例えばより高度の予測不可能性に必要なより多数のシフト・レジスタ(したがって、より多くのmシーケンス発生器)を用いる方法には困難である。
【0009】
上に述べた従来の方法が持つ別の問題は、例えば高度の予測不可能性のために例えば4個のmシーケンス発生器(したがって、4個のシフト・レジスタ)が必要で、且つ一度に2個のシフト・レジスタだけステップする場合は、入力値の16の組み合わせを6つの可能なステップ・パターン(0,0,1,1)、(0,1,0,1)、(1,0,0,1)、(0,1,1,0)、(1,0,1,0)、(1,1,0,0)にマップしなければならないことである。16の組み合わせを6つのステップ・パターンだけにマップするので、現在知られている方法ではいくつかのステップ・パターンが一層頻繁に用いられる。
【0010】
米国第4,817,145号は、カスケード方式に配列された多数の副発生器を含む擬似ランダム2進暗号シーケンスを生成する発生器を開示している。第1の副発生器は他の副発生器をクロックし/ステップし、自分は外部クロックにより一定速度で常にクロックされる。
この従来型の発生器により出力シーケンスのランダム性は向上するが、発生器の一部が規則的に動くので暗号分析を行う方が比較的簡単である。
特許明細書米国第4,032,763号は、多数の第1の発生器を備える擬似ランダム2進シーケンス発生器を開示している。これらの発生器からの出力は、多数の追加のシーケンス発生器に基づいて影響/干渉を受けて予測不可能性を高める。しかし開示された発生器は、発生器を追加する必要があるために比較的複雑である。また、第1の発生器の均一なクロッキングは一般に実現が困難である。
【0011】
本発明の目的は、複数のPNシーケンス発生器を入力信号の組み合わせに関して均一にクロックする、自己クロック方式の制御されたPNシーケンスを生成する電気装置を提供することである。
別の目的は、クロック制御の実現に柔軟性を与え、ステップ・パターンの一層の自由を可能/利用可能にすることである。
【0012】
この目的は、
・ 前記ステップ・パターン選択信号(W t )は、組み合わせ値(U t )と1つ以上の前に生成されたステップ・パターン選択信号(W t-1 )に基づいて生成され、
・ 前記複数のシーケンス発生手段は複数のステップ制御値(u t )を更に出力し、
・ 前記組み合わせ値(U t )は前記複数のステップ制御値(u t )に基づいて、且つ前記複数の前のクロック値(C t-1 )に基づいて与えられる、
上に述べた型の電気装置により達成される。
このように発生手段を均一にクロックするので、最終出力PNシーケンス発生は高度の予測不可能性を有する。
【0013】
また、シフト・レジスタを用いずにステップ・パターン選択信号(Wt)に基づいて均一性が得られるので装置の柔軟性が高まる。なぜなら、シーケンス発生手段を制御する/クロックするステップ・パターン選択信号(Wt)は、マッピング手段とシフト・レジスタの組み合わせではなく種々の信号の種々の組み合わせにより得られるからである。
高度の予測不可能性と均一性が、任意の数のシーケンス発生手段と任意の数のステッピング・パターンについて得られる。
【0014】
また、ステップ・パターン選択信号(W t )を非常に簡単で予測不可能に生成する方法が得られる。なぜなら、前記ステップ・パターン選択信号(W t )は組み合わせ値(U t )と1つ以上の前に生成されたステップ・パターン選択信号(W t-1 )に基づいて生成されるからである。
更に、ステップ・パターン選択信号(Wt)は、ハードウエアをほとんど追加することなく与えられる。
また、存在する信号を効率的に簡単に用いることができる。なぜなら、前記複数のシーケンス発生手段(201)は複数のステップ制御値(ut)を更に出力し、前記組み合わせ値(Ut)は、前記複数のステップ制御値(ut)に基づいて、且つ複数の前のクロック値(Ct-1)に基づいて与えられるからである。
【0015】
前記複数の可能なステップ・パターンの数が6の場合はステップ・パターン選択信号(Wt)を計算する簡単な方法が得られ、前記パターン選択信号(Wt)は式:Ut+Wt-1MOD6で生成される。
存在する信号を用いてステップ・パターン選択信号(Wt)を計算するこのように非常に簡単な方法が得られ、しかもシーケンス発生手段のクロッキングの均一性が得られる。
【0016】
6以外の可能なステップ・パターンの数には、他のモジュロ関数を適用してよい(例えば4つの可能なステップ・パターンではMOD4)。
または、前記複数の可能なステップ・パターンの数が6の場合は、前記パターン選択信号(Wt)は式:Ut+a1Wt-1+a2Wt-2+a3Wt-3MOD6で生成される。ただし、a1,a2,a3 は予め選択された定数であって、パターン選択信号(Wt)を計算する一層優れた(すなわち、一層予測不可能な出力PNシーケンスを得る)方法が得られる。
【0017】
または、前記複数の可能なステップ・パターンの数が素数でない場合は、前記パターン選択信号(Wt)は前記組み合わせ値(Ut)と前記前に生成されたステップ・パターン選択信号(Wt-1)に基づいて中国残余法を用いて生成される。 この方法ではMOD関数のいくつかの計算を同時に実行してよいので、パターン選択信号(Wt)を非常に効率的に計算することができる。
【0018】
本発明の別の目的は、電力消費を減らす複数のステッピング・パターンを含む電気装置を提供することである。
これは前記複数の可能なステップ・パターンを(0,0,1,1)、(0,1,0,1)、(1,0,0,1)、(0,1,1,0)、(1,0,1,0)、(1,1,0,0)のように選択することにより得られる。
この方法では一度に2個の発生器だけをクロックするので、必要な電力を減らすことができる。
また、全電気装置の全電力消費は用いる特定のステッピング・パターンに関係ない。
【0019】
好ましい実施の形態では、前記装置は出力値(Outt)を前記複数のシーケンス値(Zt)MOD2の和として計算する関数発生手段を更に含む。
好ましい実施の形態では、前記複数のシーケンス発生手段はmシーケンス発生器である。
【0020】
本発明の別の目的は、PNシーケンス発生器を入力信号の組み合わせに関して均一にクロックする、自己クロック方式の制御されたPNシーケンスを生成する方法を提供することである。
別の目的は、クロック制御の実現に柔軟性を与え、ステップ・パターンの一層の自由を可能に/利用可能にすることである。
この目的は、
・ 組み合わせ値(U t )と1つ以上の前に生成されたステップ・パターン選択信号(W t-1 )に基づいて前記ステップ・パターン選択信号(W t )を生成し、
・ 複数のステップ制御値(u t )を出力し、
・ 前記複数のステップ制御値(u t )に基づいて、且つ前記複数の前のクロック値(C t-1 )に基づいて前記組み合わせ値(U t )を与える、
ステップを更に含む上に述べた種類の前記方法により達成される。
このように発生手段/発生器は均一にクロックされるので、最終出力PNシーケンス発生は高度の予測不可能性を有する。
【0021】
また、シフト・レジスタを用いずにステップ・パターン選択信号(Wt)に基づいて均一性が得られるので方法の柔軟性が高まる。なぜなら、ステップ・パターン選択信号(Wt)は、マッピング手段とシフト・レジスタの組み合わせではなく種々の信号および/または値の種々の組み合わせにより多くの異なる方法で得られるからである。
【0022】
また、ステップ・パターン選択信号(W t )を生成する非常に簡単な方法が得られる。なぜなら、ステップ・パターン選択信号(W t )は、組み合わせ値(U t )と1つ以上の前に生成されたステップ・パターン選択信号(W t-1 )に基づいて生成されるからである。
また、ステップ・パターン選択信号(Wt)は、わずかな計算時間/複雑さで計算することができる。
【0023】
また、存在する値を効率的に簡単に用いることができる。なぜなら、複数のステップ制御値(ut)が出力され、前記組み合わせ値(Ut)は、前記複数のステップ制御値(ut)に基づいて、且つ複数の前のクロック値(Ct-1)に基づいて与えられるからである。
【0024】
1つの実施の形態では、前記複数の可能なステップ・パターンの数は6であり、前記パター選択信号(Wt)は式:Ut+Wt-1MOD6で生成される。
別の実施の形態では、前記複数の可能なステップ・パターンの数は6であり、前記パター選択信号(Wt)は式:Ut+a1Wt-1+a2Wt-2+a3Wt-3MOD6で生成される。ただし、a1,a2,a3は予め選択された定数である。
更に別の実施の形態では、前記複数の可能なステップ・パターンの数が素数でない場合は、前記パターン選択信号(Wt)は前記組み合わせ値(Ut)と前記前に生成されたステップ・パターン選択信号(Wt-1)に基づいて中国残余法を用いて生成される。
【0025】
本発明の別の目的は、計算の複雑さを更に減らすステッピング・パターンを含む方法を提供することである。
請求項17に示すように、これは前記複数の可能なステップ・パターンが(0,0,1,1)、(0,1,0,1)、(1,0,0,1)、(0,1,1,0)、(1,0,1,0)、(1,1,0,0)のときに得られる。
【0026】
1つの実施の形態では、前記方法は出力値(Outt)を前記複数のシーケンス値(Zt)MOD2の和として計算するステップを更に含む。
別の実施の形態では、前記複数のシーケンス値(Zt)は例えばソフトウエアで実現される複数のmシーケンス発生器により生成される。
【0027】
また本発明は携帯装置内での上に述べた方法および/または電気装置の使用に関する。好ましい実施の形態では、携帯装置は移動体電話である。
これにより、ディジタル化された音声または他の種々のディジタル情報を効率的に一層安全に暗号化することができる。
更に、一度に2個のシーケンス発生手段だけをクロックするので電力が節約になる。これは、例えば移動体電話において特に重要である。
【0028】
本発明について、以下の図に関して詳細に説明する。
以下に、PNシーケンス発生器の一例としてmシーケンス発生器を説明するが、他の型のPNシーケンス発生器も同様に適用することができる。
図1は従来の発生器の略ブロック図を示す。この図についてはすでに説明した。
【0029】
図2は、本発明に係る、出力PNシーケンスを生成する4クロック制御のPNシーケンス発生器/発生手段(201)を示す。好ましくは、シーケンス発生手段(201)はmシーケンス発生器である。
各発生器(201)のクロッキングは、それぞれが値0または1を表すシンボルのシーケンスCk=Ck 0,Ck 1,Ck 2,...,(すなわち、Ck t∈{0,1})により制御される。ただし、tは時刻0,1,2,...を表し、kは発生器(201)のインデックス、すなわち、この例では1,2,3,4を表す。シーケンスCk tはシーケンスを形成するクロック値から成るクロック信号を表す。
【0030】
k番目のmシーケンス発生器(201)が毎時刻に一度ステップすると、発生器(201)は簡単なシーケンスXk=Xk 0,Xk 1,Xk 2,Xk 3,...を生成する。ステッピングをCkのシンボルの値により制御する場合は、次の出力シーケンスZk=Zk 0,Zk 1,Zk 2,Zk 3,...が生成される:
また和Σはi=0からi=t−1までであり、k=1,2,3,4である。言い換えると、次のシンボルZk jは次のシンボルXk m(Ck t=1の場合)またはその次のシンボルXk m+1(Ck t=2の場合)である。例えば、Ck 0=1または2(どちらでもよい),Ck 1=2,Ck 2=2,Ck 3=1のとき、シーケンスZk 0=Xk 0,Zk 1=Xk 2,Zk 2=Xk 4,Zk 3=Xk 5が出力される。
【0031】
4出力シーケンスZ1,Z2,Z3,Z4 を関数発生手段(203)で組み合わせる。関数発生手段(203)はシーケンスZ1,Z2,Z3,Z4に所定の関数Fを適用して、1つの出力シーケンスOut=Out0、Out1,Out2,Out3,...を得る。
一例としてFは
これにより1つの単一PNシーケンスが得られ、4つの単一PNシーケンスの組み合わせから生じる出力シーケンスとして用いられる。これにより、予測不可能性が更に高まる。
【0032】
または、上に述べた関数以外の種類の関数、例えば単一PNシーケンスの1つを選択するという簡単な方法を適用してもよい。
発生器(201)を制御するクロッキング信号C1 t,C2 t,C3 t,C4 tは毎時刻にステップ・パターン(C1 t,C2 t,C3 t,C4 t)を形成する。クロッキング信号は、ステップ・パターン・サブシステム(202)が各発生器(201)からステップ制御信号(uk t)を受けて生成する。
ステップ制御信号(uk t)はクロッキング信号(Ck t)に依存するのが好ましい。
【0033】
ステップ・パターン・サブシステム/ステップ・パターン発生手段(202)について、図3に関連して詳細に説明する。
本発明に関して用いられる発生器の数は任意の数でよいが、例として4を用いる。
図3は本発明の1つの実施の形態に係るステップ・パターン・サブシステム(202)を示す。図3に示す実施の形態はステップ・パターン・サブシステム(202)の単なる1つの可能な実施の形態である。
【0034】
ステップ・パターン発生手段とも呼ぶサブシステム(202)は、各時刻に4つのステップ制御値 u1 t,u2 t,u3 t,u4 tを受ける。このステップ制御値とクロッキング信号C1 t,C2 t,C3 t,C4 tとを用いて、組み合わせ手段(302)により1つの組み合わせ値Utを得る。組み合わせ値(Ut)は0,1,2,3の範囲の値を示す。
好ましくは、次の6つの可能なステッピング・パターンを選択する。すなわち、(0,0,1,1)、(0,1,0,1)、(1,0,0,1)、(0,1,1,0)、(1,0,1,0)、(1,1,0,0)。
これらの6つのステッピング・パターンは4つの接続された発生器(201)を均一にステップするという利点を有し、これにより予測不可能性が高まる。なぜなら、平均して、他の発生器より高い頻度でステップする発生器(201)は一つもないからである。
【0035】
他の利点は、2個の発生器(201)だけを同時にステップするので、電気装置内の電力消費が減ることである。これは限られた電源を有する移動体電話などの携帯装置では特に大きな利点である。
これらの6つの可能なステッピング・パターンは単なる例であって、任意の数または組み合わせを適用することができる。
好ましくは、Utは前のCtの値に依存して次の方法で生成する。
組み合わせ値(Ut)を得るのに任意の他の関係を用いてよい。
【0036】
発生器(201)に送るステップ・パターンをパターン選択手段(301)で選択するステップ・パターン選択信号(Wt)は、組み合わせ値(Ut)と前に生成されたステップ・パターン選択信号(Wt-1)に基づいて生成する。前に生成されたステップ・パターン選択信号(Wt-1)は遅延要素(304)内に保持されている。
ステップ・パターン選択信号(Wt)の生成は、組み合わせ値(Ut)と前に生成されたステップ・パターン選択信号(Wt-1)を受けてADD/MOD手段(303)内で次の方法で行う。すなわち、Wt-1=Ut+Wt-1MOD6。
ステップ・パターン選択信号(Wt)の値は0,1,2,3,4,5の範囲である。
【0037】
別の実施の形態では、組み合わせ値(Ut)と複数の前に生成されたステップ・パターン選択信号Wt-1,Wt-2,Wt-3,...に基づいてステップ・パターン選択信号(Wt)を生成する。これは予測不可能性に関して一層優れた特性を与える。
例えば、ステップ・パターン選択信号(Wt)を式:Ut+a1Wt-1+a2Wt-2+a3Wt-3MOD6で生成する。ただし、a1,a2,a3は所定のアプリケーションに適した予め選択された定数である。
選択可能なパターンの数が素数でない場合、ステップ・パターン選択信号(Wt)の計算は中国残余法を用いて行うことができる。例えば6つの可能なステッピング・パターンでは、ステップ・パターン選択信号(Wt)は6つの素因数(6=2x3)を用いて、
を同時に計算することにより生成することができる。ただし、W2 t-1=Wt-1 MOD2、またW1 t-1=Wt-1MOD3である。
【0038】
図4はクロック制御されたPNシーケンス発生器の一般化された実施の形態を示す。図に示すのはN個のpnシーケンス発生器(201)と、1個のステップ・パターン・サブシステム(402)である。サブシステム(402)は機能的に図2に示すステップ・パターン・サブシステム(202)に対応するが、N個のpnシーケンス発生器(201)からN個のステップ制御信号(ut 1,...,ut N)を得る。
ステップ・パターン・サブシステム(402)は、例えば図3に関して説明したものと同様な機能性を適用することにより、pnシーケンス発生器(201)をクロックする/制御するN個のクロッキング信号(Ct 1,...,Ct N)をN個のシーケンス発生器(201)に与える。
【0039】
一般化されたステップ・パターン・サブシステム(402)については図5に関連して説明する。
また図には関数発生手段(403)を示す。これは所定の関数FをシーケンスZ1,Z2,...,ZNに適用して、例えば図2に関して説明したような1つの単一出力シーケンスOut=Out0,Out1,Out2,Out3,...を得る。
図5はステップ・パターン・サブシステムの一般化された実施の形態を示す。図に示すのは図4のシステム(402)に対応するステップ・パターン・サブシステムで、N個のクロッキング信号Ctを含む1つのステップ・パターンを複数の可能なステップ・パターンから選択する。
【0040】
ステップ・パターン・サブシステムは、各時刻にN個のステップ制御値u1 t,u2 t,...,uN tをN個のpnシーケンス発生器(401)から受ける。最も簡単な場合 i=1,...,N でui tは0または1である。組み合わせ手段(502)はステップ制御値とパターン選択手段(501)からの前のステップ・パターン/クロッキング信号C1 t,C2 t,...,CN tとを用いて1つの組み合わせ値Utを得る。
発生器(401)に送るステップ・パターンをパターン選択手段(501)で選択するステップ・パターン選択信号(Wt)は、組み合わせ値(Ut)と前に生成されたステップ・パターン選択信号(Wt-1)に基づいて生成する。前に生成されたステップ・パターン選択信号(Wt-1)は遅延要素(304)内に保持されている。
【0041】
ステップ・パターン選択信号(Wt)の生成は、組み合わせ値(Ut)と前に生成されたステップ・パターン選択信号(Wt-1)を受けて、入力組み合わせ手段(503)内で行う。ステップ・パターン選択信号(Wt)の生成は、本発明の特定の実施の形態に従って多くの方法で実現することができる。例えば、加法MOD Mとして生成することができる。ただし、Mは図3に関して説明した可能なステップ・パターンの数である(図3ではM=6)。
M個のステップ・パターンは、N個の要素の集合の中のk個の要素を含む部分集合の全ての可能な組み合わせの適当なクロック・パターンとして選んでよい。 部分集合はクロックされるべきk個のpnサブシーケンスのことを言う。
【0042】
一般に、所定のkについてKminとKmaxの間の全ての値
を選んでよく、その結果は、
である。図2と図3の実施の形態では、この値はN=4、k=2、Kmax=Kmin=2であった。
上に述べたように、図2と図3に示す実施の形態は図4と図5に示す実施の形態の特殊な場合であって、特定の実施の形態に従って多くの他の実施の形態が適用可能であり、各請求項に求められている本発明の範囲を制限してはならない。
【0043】
図6は本発明に係る方法の流れ図を示す。この方法は複数のPNシーケンス値/シンボルを生成し、これらの中の1つを出力として選択する。一例として4個の発生器を用いる方法を説明する。
この方法はステップ(601)で開始する。
ステップ(602)で、ステップ・パターン選択信号(Wt)に基づいて複数の可能なステップ・パターンから1つのステップ・パターンを選択する。
ステップ・パターン選択信号(Wt)の生成は、ステップ(606)に関して後で説明する。
この選ばれたステップ・パターンは、後で説明するように、PNシーケンス発生器が出力シーケンス値(Zt)を生成するときのモードを制御する。
【0044】
好ましくは、次の6つの可能なステッピング・パターンを選択する。すなわち、(0,0,1,1)、(0,1,0,1)、(1,0,0,1)、(0,1,1,0)、(1,0,1,0)、(1,1,0,0)。
これらの6つの可能なステッピング・パターンは一度に2個の発生器だけをクロックするので、所定の時刻でのこの方法の計算が余り複雑でないという利点を有する。
別の利点は、これらの6つの可能なステッピング・パターンは発生器を均一にクロックするので予測不可能性が高まることである。なぜなら、シーケンス値を出力するのに他の発生器より高い頻度で用いられる発生器はないからである。
【0045】
ステップ(603)で、選択されたステップ・パターンに基づいて複数のクロック値(Ct)を発生器に与える。ステップ・パターンは発生器毎に個別のクロック値を含む。例えば、ステップ・パターン(0,0,1,1)は最初の2個の発生器を制御して一度ステップさせ(次のシンボルを生成する)、最後の2個の発生器を制御して二度ステップさせる(その次のシンボルを生成する)。
クロック値(Ct)を受けた後、ステップ(604)で、発生器は受けたクロック値Ctに従ってPNシーケンス値をそれぞれ生成する。
ステップ(605)で、関数Fを適用して4つの出力シーケンスZ1,Z2,Z3,Z4を組み合わせて、1つの出力シーケンス Out=Out0,Out1,Out2,Out3,...を得る。
【0046】
好ましくは、Fは次のように定義する。
ただし、Zk tはk番目の発生器が生成するシーケンス値(Zt)を示す。
このようにして、全ての生成されたシーケンス値(Zt)に関係する1つのシーケンス値(Outt)が得られる。これにより、出力シーケンス(Outt)の予測不可能性は更に向上する。
上に述べたもの以外の他の関数も同様に適用可能である。
【0047】
ステップ(606)で、複数の発生器から複数のステップ制御値(ut)を与える。これらのステップ制御値(ut)とクロック値(Ct)を用いて組み合わせ値(Ut)を生成する。これを用いて、本発明に係る装置に関して説明したステップ・パターン選択信号(Wt)を計算する。
好ましくは、発生器は例えばソフトウエアで実現される標準のmシーケンス発生器であるが、他の型のPNシーケンス発生器を用いてもよい。
または、複数のステップを同時に実行してもよい(例えば、ステップ(603)と(606))。
【0048】
図7は本発明の好ましい実施の形態を示す。これは本発明の電気装置を含み、および/または本発明の方法を用いる。この図は移動体電話(701)であって、表示手段(704)と、キーパッド(705)と、アンテナ(702)と、マイクロホン(706)と、スピーカ(703)を含む。本発明に係る電気装置および/または方法を含むことにより、音声信号を一層安全に暗号化することができる。追加のハードウエアおよび/または追加の計算手続きはほとんど必要ない。
【0049】
図8aは、情報(805)を送信する第1の送信局/受信局(803)と第2の送信局/受信局(804)を含む通信システム(801)を示す。本発明の実施の形態に係る装置または方法により生成されたPNシーケンスをサブコンポーネントとして用いて、第1の送信局/受信局(803)と第2の送信局/受信局(804)の間に送信される情報(805)を暗号化することができる。
このようにして、データやディジタル化された音声信号などの情報(805)を一層安全に、一層低い電力消費および/または一層簡単な計算手続きで送信することができる。
【0050】
図7bは、セルラ通信システム(802)を形成する送信局/受信局(803)と移動体端末(701)を示す。送信局/受信局(803)を介して移動体端末(701)とネットワーク・インフラストラクチャ(図示せず)の間に送信/受信される情報(805)は、クロック制御されたmシーケンス発生器が生成するPNシーケンスを用いる秘匿システムを用いることにより暗号化することができる。
このようにして、データやディジタル化された音声信号などの情報(705)を一層少ないハードウエアを用いて安全に送信することが可能になり、したがってコストと電力消費を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の発生器の略ブロック図を示す。
【図2】 本発明に係る、出力PNシーケンスを生成する4個のクロック制御されたPNシーケンス発生器を示す。
【図3】 本発明の1つの実施の形態に係るステップ・パターン・サブシステムを示す。
【図4】 クロック制御されたPNシーケンス発生器の一般化された実施の形態を示す。
【図5】 ステップ・パターン・サブシステムの一般化された実施の形態を示す。
【図6】 本発明に係る方法の流れ図を示す。
【図7】 本発明に係る、電気装置を含む、および/または方法を用いる、本発明の好ましい実施の形態を示す。
【図8a】 本発明に係る方法および/または装置を用いるシステムの例示の実施の形態を示す。
【図8b】 本発明に係る方法および/または装置を用いるシステムの例示の実施の形態を示す。
Claims (16)
- ・ 複数のクロック値(Ct)に基づいて複数のシーケンス値(Zt)を出力する複数のシーケンス発生手段(201)と、
・ ステップ・パターン選択信号(W t )に基づいて複数の可能なステップ・パターンから、前記複数のクロック値(C t )を含むステップ・パターンを選択するステップ・パターン発生手段(202)と、
を備える、自己クロック方式で制御された擬似ランダム雑音(PN)シーケンスを生成する電気装置であって、
・ 前記ステップ・パターン選択信号(Wt)は、組み合わせ値(Ut)と1つ以上の前に生成されたステップ・パターン選択信号(Wt-1)に基づいて生成され、
・ 前記複数のシーケンス発生手段(201)は複数のステップ制御値(ut)を更に出力し、
・ 前記組み合わせ値(Ut)は、前記複数のステップ制御値(ut)に基づいて、且つ複数の前のクロック値(Ct-1)に基づいて与えられる、
ことを特徴とする電気装置。 - 前記複数の可能なステップ・パターンの数は6であり、また前記パターン選択信号(Wt)はUt+Wt-1MOD6で生成されることを特徴とする、請求項1記載の電気装置。
- 前記複数の可能なステップ・パターンの数は6であり、また前記パターン選択信号(Wt)はUt+a1Wt-1+a2Wt-2+a3Wt-3MOD6で生成され、a1,a2,a3は予め選択された定数であることを特徴とする、請求項1記載の電気装置。
- 前記複数の可能なステップ・パターンの数が素数でない場合は、前記パターン選択信号(Wt)は前記組み合わせ値(Ut)と前記前に生成されたステップ・パターン選択信号(Wt-1)に基づいて中国残余法を用いて生成されることを特徴とする、請求項1記載の電気装置。
- 前記複数の可能なステップ・パターンは(0,0,1,1)、(0,1,0,1)、(1,0,0,1)、(0,1,1,0)、(1,0,1,0)、(1,1,0,0)であることを特徴とする、請求項1−4のいずれかに記載の電気装置。
- 前記装置は出力値(Outt)を前記複数のシーケンス値(Zt)MOD2の和として計算する関数発生手段(203)を更に含むことを特徴とする、請求項1−5のいずれかに記載の電気装置。
- 前記複数のシーケンス発生手段はmシーケンス発生器であることを特徴とする、請求項1−6のいずれかに記載の電気装置。
- 前記装置は移動体電話に用いられることを特徴とする、前記請求項のどれかに記載の電気装置。
- ・ 複数のクロック値(Ct)に基づいて複数のシーケンス値(Zt)を生成し、
・ ステップ・パターン選択信号(W t )に基づいて複数の可能なステップ・パターンから、前記複数のクロック値(C t )を与えるステップ・パターンを選択する、
ステップを含む、自己クロック方式で制御された擬似ランダム雑音(PN)シーケンスを生成する方法であって、
組み合わせ値(U t )と1つ以上の前に生成されたステップ・パターン選択信号(W t-1 )に基づいて前記ステップ・パターン選択信号(W t )を生成し、
・ 複数のステップ制御値(u t )を生成し、
・ 前記複数のステップ制御値(u t )に基づいて、且つ複数の前のクロック値(C t-1 )に基づいて前記組み合わせ値(U t )を与える、
ことを特徴とする、PNシーケンスを生成する方法。 - 前記複数の可能なステップ・パターンの数は6であり、また前記パターン選択信号(Wt)はUt+Wt-1MOD6で生成されることを特徴とする、請求項9記載のPNシーケンスを生成する方法。
- 前記複数の可能なステップ・パターンの数は6であり、また前記パターン選択信号(Wt)はUt+a1Wt-1+a2Wt-2+a3Wt-3MOD6で生成され、a1,a2,a3は予め選択された定数であることを特徴とする、請求項9記載のPNシーケンスを生成する方法。
- 前記複数の可能なステップ・パターンの数が素数でない場合は、前記パターン選択信号(Wt)は前記組み合わせ値(Ut)と前記前に生成されたステップ・パターン選択信号(Wt-1)に基づいて中国残余法を用いて生成されることを特徴とする、請求項9記載のPNシーケンスを生成する方法。
- 前記複数の可能なステップ・パターンは(0,0,1,1)、(0,1,0,1)、(1,0,0,1)、(0,1,1,0)、(1,0,1,0)、(1,1,0,0)であることを特徴とする、請求項9−12のいずれかに記載のPNシーケンスを生成する方法。
- 前記方法は値(Outt)を前記複数のシーケンス値(Zt)MOD2の和として計算するステップを更に含むことを特徴とする、請求項9−13のいずれかに記載のPNシーケンスを生成する方法。
- 前記複数のシーケンス値(Zt)は複数のmシーケンス発生器が生成することを特徴とする、請求項9−14のいずれかに記載のPNシーケンスを生成する方法。
- 前記方法は移動体電話に用いられることを特徴とする、請求項9 - 15のいずれかに記載のPNシーケンスを生成する方法。
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