JP3711472B1 - 破砕産業廃棄物の流水分級と沈降速度を利用した選別方法 - Google Patents

破砕産業廃棄物の流水分級と沈降速度を利用した選別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】破砕産業廃棄物を水選別する選別処理方法であって、破砕産業廃棄物から均質な固体有価物を提供すると共に、ジグ選別槽で選別処理した排水溶液を再生再利用する液体の循環水により、再び比重分離・選別する方法を提供する。
【解決手段】ジグ選別槽(1)のジグ選別処理溶液(2)は、前記ジグ選別槽(1)に隣接し工業用水(3)から取水する沈澱分離貯水槽(4)の上澄供給水(5)であって、前記ジグ選別槽(1)から排出する選別処理済排出水(7)はフィルタ槽(8)へ、前記ジグ選別槽(1)から漏洩する選別処理済排出漏洩水(10)は油水分離槽(11)にて集水再生し、前記油水分離槽(11)の油水分離処理済水(12)を前記フィルタ槽(8)へ送水し、前記フィルタ槽(8)の再生水(9)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させる循環水で比重分離・選別することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、適正処理解体した磁気性金属除去後の破砕産業廃棄物を水選別する選別処理方法に係るものであって、破砕産業廃棄物から均質な固体有価物を提供すると共に、ジグ選別槽で選別処理した排水溶液をプラント内で再生再利用する液体の循環水により、再び比重分離・選別する磁気性金属除去後の破砕産業廃棄物の流水分級と沈降速度を利用した選別方法に関するものである。
従より、磁気性金属除去後の破砕産業廃棄物は、埋立処理や焼却処理されていたが、近年、環境保護や人体による影響を考慮して、環境負荷の少ない持続可能な経済社会の必須の課題として、液体を利用する破砕産業廃棄物の選別処理方法が提案されている。液体による選別処理方法は、低負荷の分離処理方法であり、資源の再利用及び環境問題にも寄与出来る技術である。
しかしながら、液体による選別処理方法は、従来からの選炭や選鉱するための分離処理技術であり、選別処理済の液体を河川に直接排出していた経緯もある。近年においても、液体による選別処理方法は、処理能力の効率化や処理精度の向上に関する技術が提案されているが、選別処理後の排水の処理にまでは言及されておらず、簡便な浄化で下水処理に依存する程度であった。
液体による選別処理方法は、例えば特開2003−38981号公報に記載されたものは、選別精度の高い比重選別装置の提供を課題とし、原料を外部に排出する排出手段と、排出手段により排出された排出物の組成を検知する検知手段とを備え、排出手段の駆動は検知手段による検知信号に基づき制御するようになっている。
特開2003−38981号公報
解決しようとする問題点は、破砕産業廃棄物の流水分級と沈降速度を利用した選別方法において、ジグ選別槽で選別処理した排水溶液を再利用なされていない点である。本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、ジグ選別槽で選別処理した排水溶液を循環水として再生再利用することを課題としている。
本発明に係る選別方法の特徴は、磁性体金属除去後の破砕産業廃棄物を水選別する処理方法において、ジグ選別槽(1)のジグ選別処理溶液(2)は、前記ジグ選別槽(1)に隣接し工業用水(3)から取水する沈澱分離貯水槽(4)の上澄供給水(5)であって、前記ジグ選別槽(1)から排出する選別処理済排出水(7)はフィルタ槽(8)へ、前記ジグ選別槽(1)から漏洩する選別処理済排出漏洩水(10)は油水分離槽(11)にて集水再生し、前記油水分離槽(11)の油水分離処理済水(12)を前記フィルタ槽(8)へ送水し、前記フィルタ槽(8)の再生水(9)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させる循環水で比重分離・選別することを有している点である。
また、本発明において、前記沈澱分離貯水槽(4)の沈澱水(6)は電解分離槽(13)へ送水し、前記電解分離槽(13)の重金属除去後の電解分離処理済水(14)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させる点である。
あるいは、本発明の前記ジグ選別槽(1)に供給する前記上澄供給水(5)は電動弁(15)で制御し、前記ジグ選別槽(1)内の前記選別処理溶液(2)の水位は水位センサー(16)で制御し、前記ジグ選別槽(1)から排出する前記選別処理済排出水(7)は流量計(17)で制御する点である。
さらに、本発明の前記沈澱分離貯水槽(4)の前記上澄供給水(5)は、産業廃棄物の破砕処理による集塵機(18)の微粉処理槽(19)の微粉処理水(20)であり、前微粉処理槽(19)からの微粉処理済排水(21)を前記フィルタ槽(8)へ送水し、前記フィルタ槽(8)の前記再生水(9)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させる点である。
本発明によれば、破砕産業廃棄物の水選別するジグ選別槽の排水溶液を浄化によって再利用するものであり、ジグ選別槽の排水溶液を液体の循環水として無駄なく、環境負荷の少ない比重分離・選別するものである。よって、ジグ選別槽で選別処理した排水溶液を再び再利用するため円滑経済的に効率良くできる効果を奏する。
以下、本発明に係る破砕産業廃棄物の流水分級と沈降速度を利用した選別方法について図面を用いて説明する。
図1は、本発明に係る循環水で比重分離・選別する方法を示すフローチャートである。適正処理解体した磁性体金属除去後の破砕産業廃棄物を水選別する処理方法において、選別処理するためのジグ選別槽(1)のジグ選別処理溶液(2)は、前記ジグ選別槽(1)に隣接し工業用水(3)から取水する沈澱分離貯水槽(4)の上澄供給水(5)であって、前記ジグ選別槽(1)から排出する選別処理済排出水(7)はフィルタ槽(8)へ、前記ジグ選別槽(1)から漏洩する選別処理済排出漏洩水(10)は油水分離槽(11)にて集水再生し、前記油水分離槽(11)の油水分離処理済水(12)を前記フィルタ槽(8)へ送水し、前記フィルタ槽(8)の再生水(9)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させる循環水で比重分離・選別する構成である。
本発明は以上のような構成でこれを使用するときは、前記工業用水(3)を前記沈澱分離貯水槽(4)で貯水し、前記沈澱分離貯水槽(4)の前記上澄供給水(5)を前記ジグ選別槽(1)へ送水し前記ジグ選別槽(1)で比重分離・選別処理する。選別処理後の前記ジグ選別槽(1)から排出する前記選別処理済排出水(7)は前記フィルタ槽(8)でフィルタ処理され浄化する。前記ジグ選別槽(1)から漏洩する前記選別処理済排出漏洩水(10)は前記油水分離槽(11)にて集水再生し浄化する。前記油水分離槽(11)の分離処理後の前記油水分離処理済水(12)は前記フィルタ槽(8)へ送水し前記フィルタ槽(8)でフィルタ処理され浄化する。前記フィルタ槽(8)の前記再生水(9)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させ、循環水として再び前記沈澱分離貯水槽(4)の前記上澄供給水(5)を前記ジグ選別槽(1)へ送水し繰り返し使用する。
図2は、本発明に係る電解処理する方法を示すフローチャートである。前記沈澱分離貯水槽(4)の沈澱水(6)は電解分離槽(13)へ送水し、前記電解分離槽(13)の重金属除去後の電解分離処理済水(14)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させる構成である。
本発明は以上のような構成でこれを使用するときは、前記沈澱分離貯水槽(4)の前記沈澱水(6)を集水して前記電解分離槽(13)へ送水しイオン電気分解処理し、再び重金属除去後の前記電解分離処理済水(14)を前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させ使用する。
図3は、本発明に係るジグ選別を制御する方法を示すフローチャートである。本発明の前記ジグ選別槽(1)に供給する前記上澄供給水(5)は電動弁(15)で制御し、前記ジグ選別槽(1)内の前記選別処理溶液(2)の水位は水位センサー(16)で制御し、前記ジグ選別槽(1)から排出する前記選別処理済排出水(7)は流量計(17)で制御する構成である。
本発明は以上のような構成でこれを使用するときは、前記ジグ選別槽(1)の脈動に応じて供給する前記上澄供給水(5)の水量は前記電動弁(15)で制御し、前記ジグ選別槽(1)内の前記選別処理溶液(2)の水位は前記水位センサー(16)で制御し、前記ジグ選別槽(1)から排出する前記選別処理済排出水(7)は前記流量計(17)で制御し統括して使用する。
図4は、本発明に係る微粉処理の方法を示すフローチャートである。本発明の前記沈澱分離貯水槽(4)の前記上澄供給水(5)は、産業廃棄物の破砕処理による集塵機(18)の微粉処理槽(19)の微粉処理水(20)であり、前記微粉処理槽(19)からの微粉処理済排水(21)を前記フィルタ槽(8)へ送水し、前記フィルタ槽(8)の再生水(9)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させる構成である。
本発明は以上のような構成でこれを使用するときは、前記集塵機(18)より空気と共に集積した集塵を前記微粉処理槽(19)へ混入させ、前記微粉処理槽(19)の前記微粉処理水(20)により空気と微分を分離し、前記微粉処理済排水(21)を前記フィルタ槽(8)へ送水浄化し、前記フィルタ槽(8)の前記再生水(9)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させて使用する。
以下、本発明に係る破砕産業廃棄物の流水分級と沈降速度を利用した選別方法の実施例について図面を用いて説明する。
図5は、本発明に係る破砕産業廃棄物を比重分離・選別する方法の全選別工程の一実施例を示すフローチャートである。図5を参照しつつ全選別工程の一実施例を説明する。
破砕産業廃棄物は、廃車両の磁気性金属を除去した固体破砕産業廃棄物でも、様々な物品や素材が混在する複合廃物である。これら複合廃物を有効なリサイクル原料に水選別するにあたっては、「軟質浮遊物」「硬質浮遊物」「中間浮遊物」「網下落下物」が混在し、選別素材としては、ポリウレタン(以下「ウレタン」と称する)、ポリプロピレン(以下「PP」と称する)、ポリエチレン(以下「PE」と称する)、ポリスチレン(以下「PS」と称する)、アクリルニトリルブタジエンスチレン樹脂(以下「ABS」と称する)、ポリ塩化ビニール(以下「塩ビ」と称する)、「木材」「ゴム類」「石」「ガラス」「基板屑」「塗装膜」「繊維屑」「銅線屑」「ステンレス」「アルミニウム」等さまざまな素材が混在している。
廃車両のシュレッダーダスト(以下「ASR(31)」と称する)を適正処理するためには、比重分離・選別しやすくするために改めて40mm以下の形状に破砕する工程が必要となる。以下、ASR(31)の破砕する工程より説明する。
初めに、A破砕工程(32)では、破砕機による破砕処理から微分物が発生するため、集塵機(18)によって集塵し、集塵物は、1槽の微粉処理槽(19)の微粉処理水(20)によって処理される。40mm以下の形状に破砕された破砕産業廃棄物は、磁選機により磁性体金属除去され有価物である「磁気性金属」を選別する。磁性体金属除去後の破砕産業廃棄物である非磁性体廃物は、定量供給機によってB選別工程(33)に搬送され、ジグ選別槽(1)脈動動作によって比重選別される。
B選別工程(33)は、磁性体金属除去後の非磁性体廃物の選別工程であり、複数に連接されたジグ選別槽(1)の脈動動作により比重分離・選別する。B選別工程(33)では、「軟質浮遊物」「硬質浮遊物」「中間浮遊物」「網下落下物」の大別した状態で比重分離・選別する。大別された非磁性体廃物はそれぞれ再度比重選別する工程に搬送され比重選別される。
C選別工程(34)では、「軟質浮遊物」を複数のジグ選別(1)によって最終的に有価物である「PE」を比重分離・選別する。「ウレタン」「PP」「木材」類は、脱水処理後に圧縮成型機で成型され、高カロリーな固形燃料(Refuse Paper and Plastic Fuel)(以下「RPF」と称する)に加工することが可能である。
D1選別工程(35)では、「硬質浮遊物」を複数のジグ選別(1)の脈動動作によって最終的に有価物である「塩ビ」「ゴム類」を比重分離・選別され、「再硬質浮遊物」が発生する。「再硬質浮遊物」はD2選別工程(36)へ搬送される。
D2選別工程(36)では、「再硬質浮遊物」を複数のジグ選別(1)の脈動動作によって最終的に有価物である「PS」「ABS」に比重分離・選別する。
E1選別工程(37)では、「網下落下物」を複数のジグ選別(1)の脈動動作によって最終的に有価物である「ガラス」「塗装膜」「繊維屑」「銅線屑」に比重分離・選別する。
E2選別工程(38)では、「中間浮遊物」を複数のジグ選別(1)の脈動動作によって最終的に有価物である「石」「ガラス」「基盤屑」に比重分離・選別する。
E3選別工程(39)では、「中間浮遊物」を1槽のジグ選別(1)の脈動動作によって最終的に有価物である「ステンレス」「アルミニウム」に比重分離・選別する。
以上の図5に示された本発明の全選別工程により、様々な物品や素材が混在する複合廃物である破砕産業廃棄物から有効なリサイクル原料の固体の有価物を抽出することが可能となる。
図6は、本発明に係る破砕産業廃棄物を比重分離・選別するための循環水を利用した方法の一実施例の全選別工程を示すフローチャートである。工業用水(3)を沈澱分離貯水槽(4)で貯水し、前記沈澱分離貯水槽(4)の上澄供給水(5)をA破砕工程(32)の微粉処理槽(19)へ送水する。同じく前記上澄供給水(5)をB選別工程(33)、C選別工程(34)、D1選別工程(35)、D2選別工程(36)、E1選別工程(37)、E2選別工程(38)、E3選別工程(39)のジグ選別槽(1)へ送水し、各ジグ選別槽(1)で選別処理する。前記沈澱分離貯水槽(4)の沈澱水(6)は電解分離槽(13)へ送水し、前記電解分離槽(13)の重金属除去後の電解分離処理済水(14)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させる。選別処理後の前記各ジグ選別槽(1)から排出する選別処理済排出水(7)はフィルタ槽(8)でフィルタ処理され浄化する。前記ジグ選別槽(1)から漏洩する選別処理済排出漏洩水(10)は油水分離槽(11)にて集水再生し浄化する。前記油水分離槽(11)の分離処理後の油水分離処理済済水(12)は前記フィルタ槽(8)へ送水しフィルタ槽(8)でフィルタ処理され浄化する。前記フィルタ槽(8)の再生水(9)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させ、循環水として再び前記沈澱分離貯水槽(4)の前記上澄供給水(5)を前記ジグ選別槽(1)へ送水する。以上の方法により、循環水として使用が可能となる。
図7は、本発明に係る浄化槽からの排出物質を示す一実施例のフローチャートである。破砕産業廃棄物が各ジグ選別槽(1)で比重選別され、固体の有価物が摘出されると同時に前記各ジグ選別槽(1)から排出する選別処理済排出水(7)はフィルタ槽(8)でフィルタ処理されフィルタ付着物である繊維屑が排出され適正処理する。前記ジグ選別槽(1)から漏洩する選別処理済排出漏洩水(10)は油水分離槽(11)で油物質が排出され適正処理する。前記沈澱分離貯水槽(4)の沈澱水(6)は電解分離槽(13)へ送水し、前記電解分離槽(13)では、重金属が排出され適正処理する。前記沈澱分離貯水槽(4)の沈澱物も排出され適正処理する。
図8は、本発明に係るジグ選別を制御する一実施例を示す概略模式図である。ジグ選別槽(1)は、沈殿分離貯水槽(4)から電動弁(15)で制御された上澄供給水(5)が流入し水位センサー(16)で制御される。前記ジグ選別槽(1)のジグ選別処理溶液(2)の中に破砕産業物投入口(41)より破砕産業廃棄物が投入され比重選別処理する。前記ジグ選別槽(1)の中には、上下に仕切るスクリーン(45)と気室(42)が設けられ空気バルブ(44)からの給排気口(43)によって脈動する。又、前記ジグ選別槽(1)には回収口(46)とロータリーフィーダ(47)が設けられ、前記ジグ選別槽(1)の脈動によって選別処理済排出水(7)と選別物が排出口(48)より排出される。選別処理済排出水(7)は流量計(17)によって制御されフィルタ槽(8)へ送水され、選別処理済排出漏洩水(10)は、油水分離槽(11)にて集水再生し浄化する。
尚、前記ジグ選別槽(1)は複数連接するもとも可能であり、搬送手段の簡素化や設置及び製造コストの削減からも有効な手段として容易に実施が可能である。
図9は、本発明に係る沈澱分離貯水処理の一実施例を示す斜視図である。沈殿物を下部に沈降させるために円筒形状にした沈殿分離貯水槽(4)の上部には、工業用水(3)を取水する沈殿分離貯水槽受水口(61)が設けられ、同じく上部に上澄供給水(5)を送水する上澄供給水送水口(62)が設けられ、下部には沈殿水(6)を電解分離槽(13)へ送水するためと、沈殿物を排出適正処理するための沈澱水送水口(63)が設けられ沈澱分離貯水処理が可能となる。
図10は、本発明に係るフィルタ処理の一実施例を示す断面図である。フィルタ槽(8)は、選別処理後の各ジグ選別槽(1)から排出する選別処理済排出水(7)と、微粉処理槽(19)からの微粉処理済排水(21)を前記フィルタ槽(8)に受水するためのフィルタ槽受水口(64)が設けられている。前記フィルタ槽送水口(67)からは、再生水(9)が沈殿分離貯水槽(4)に送水されフィルタ処理が可能となる。又、前記フィルタ槽(8)には、フィルタ部(65)とフィルタ処理一時貯水部(66)及びフィルタ槽送水口(67)が設けられ、フィルタ付着物排出口(68)からフィルタ付着物が排出適正処理される。前記フィルタ部(65)は回転する動作を用いたベルトコンベア状のフィルタ処理により自動でフィルタ付着物を排出適正処理も可能である。
図11は、本発明に係る油水分離処理の一実施例を示す断面図である。油水分離槽(11)は、選別処理済排出漏洩水(10)からの漏洩水を受水する油水分離槽受水口(69)と複数の油水分離処理一時貯水部(70)及び複数の油水取水口(71)が設けられ、前記油水取水口(71)からは油物質が排出適正処理される。前記油水分離処理一時貯水部(70)には油水分離処理した油水分離処理済水(12)をフィルタ槽(8)に送水する油水分離槽送水口(72)が設けられ油水分離処理される。
図12は、本発明に係る電解分離処理の一実施例を示す斜視図である。電解分離槽(13)は、沈殿分離貯水槽(4)の沈殿水(6)を受水する電解分離槽受水口(73)が設けられ、前記電解分離槽(13)の内部には、プラス電極部(74)とマイナス電極部(75)を有する複数の重金属受給板(76)が設けられ、前記複数の重金属受給板(76)には重金属が付着し重金属を排出適正処理する。電解分離した処理水である電解分離処理済水(14)は電解分離処理済水送水口(77)より再度沈殿分離貯水槽(4)へ送水され電解分離処理される。
図13は、本発明に係る微粉処理の一実施例を示す断面図である。集塵機(18)から集塵する空気と混入した集塵物を処理する微粉処理槽(19)には、微粉受口(78)が設けられ前記微粉処理槽(19)の微粉処理水(20)によって微粉処理した空気を送り出すための微粉処理済空気排出口(79)が設けられている。又、前記微粉処理槽(19)には沈殿分離貯水槽(4)のから上澄供給水(5)を受水する微粉処理水受水口(81)と、微粉処理済排水(21)をフィルタ槽(8)へ送水ための微粉処理済水排出口(80)が設けられ微粉処理される。
以上、本発明に係る破砕産業廃棄物の流水分級と沈降速度を利用した選別方法の実施例によって、破砕産業廃棄物から均質な固体有価物を提供すると共に、ジグ選別槽で選別処理した排水溶液を再生再利用する液体の循環水により、再び比重分離・選別する方法を提供することが可能となる。
本発明に係る循環水で比重分離・選別する方法を示すフローチャートである。 本発明に係る電解処理する方法を示すフローチャートである。 本発明に係るジグ選別を制御する方法を示すフローチャートである。 本発明に係る微粉処理の方法を示すフローチャートである。 本発明に係る破砕産業廃棄物を比重分離・選別する方法の全選別工程の一実施例を示すフローチャートである。 本発明に係る破砕産業廃棄物を比重分離・選別するための循環水を利用した方法の一実施例の全選別工程を示すフローチャートである。 本発明に係る浄化槽からの排出物質を示す一実施例のフローチャートである。 本発明に係るジグ選別を制御する一実施例を示す概略模式図である。 本発明に係る沈澱分離貯水処理の一実施例を示す斜視図である。 本発明に係るフィルタ処理の一実施例を示す断面図である。 本発明に係る油水分離処理の一実施例を示す断面図である。 本発明に係る電解分離処理の一実施例を示す斜視図である。 本発明に係る微粉処理の一実施例を示す断面図である。
符号の説明
1 ジグ選別槽
2 ジグ選別処理溶液
3 工業用水
4 沈澱分離貯水槽
5 上澄供給水
6 沈澱水
7 選別処理済排出水
8 フィルタ槽
9 再生水
10 選別処理済排出漏洩水
11 油水分離槽
12 油水分離処理済水
13 電解分離槽
14 電解分離処理済水
15 電動弁
16 水位センサー
17 流量計
18 集塵機
19 微粉処理槽
20 微粉処理水
21 微粉処理済排水
31 ASR
32 A破砕工程
33 B選別工程
34 C選別工程
35 D1選別工程
36 D2選別工程
37 E1選別工程
38 E2選別工程
39 選E3別工程
41 破砕産業物投入口
42 気室
43 給排気口
44 空気バルブ
45 スクリーン
46 回収口
47 ロータリーフィーダ
48 排出口
61 沈殿分離貯水槽受水口
62 上澄供給水送水口
63 沈澱水送水口
64 フィルタ槽受水口
65 フィルタ部
66 フィルタ処理一時貯水部
67 フィルタ槽送水口
68 フィルタ付着物排出口
69 油水分離槽受水口
70 油水分離処理一時貯水部
71 油水取水口
72 油水分離槽送水口
73 電解分離槽受水口
74 プラス電極部
75 マイナス電極部
76 重金属受給板
77 電解分離処理済水送水口
78 微粉受口
79 微粉処理済空気排出口
80 微粉処理済水排出口
81 微粉処理水受水口

Claims (4)

  1. 磁性体金属除去後の破砕産業廃棄物を水選別する処理方法において、ジグ選別槽(1)のジグ選別処理溶液(2)は、前記ジグ選別槽(1)に隣接し工業用水(3)から取水する沈澱分離貯水槽(4)の上澄供給水(5)であって、前記ジグ選別槽(1)から排出する選別処理済排出水(7)はフィルタ槽(8)へ、前記ジグ選別槽(1)から漏洩する選別処理済排出漏洩水(10)は油水分離槽(11)にて集水再生し、前記油水分離槽(11)の油水分離処理済水(12)を前記フィルタ槽(8)へ送水し、前記フィルタ槽(8)の再生水(9)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させる循環水で比重分離・選別することを特徴とする破砕産業廃棄物の流水分級と沈降速度を利用した選別方法。
  2. 前記沈澱分離貯水槽(4)の沈澱水(6)は電解分離槽(13)へ送水し、前記電解分離槽(13)の重金属除去後の電解分離処理済水(14)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させることを特徴とする請求項1に記載の破砕産業廃棄物の流水分級と沈降速度を利用した選別方法。
  3. 前記ジグ選別槽(1)に供給する前記上澄供給水(5)は電動弁(15)で制御し、前記ジグ選別槽(1)内の前記選別処理溶液(2)の水位は水位センサー(16)で制御し、前記ジグ選別槽(1)から排出する前記選別処理済排出水(7)は流量計(17)で制御することを特徴とする請求項1〜請求項2に記載の破砕産業廃棄物の流水分級と沈降速度を利用した選別方法。
  4. 前記沈澱分離貯水槽(4)の前記上澄供給水(5)は、産業廃棄物の破砕処理による集塵機(18)の微粉処理槽(19)の微粉処理水(20)であり、前記微粉処理(19)からの微粉処理済排水(21)を前記フィルタ槽(8)へ送水し、前記フィルタ槽(8)の前記再生水(9)を再び前記沈澱分離貯水槽(4)へ還流させることを特徴とする請求項1〜請求項2に記載の破砕産業廃棄物の流水分級と沈降速度を利用した選別方法。
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