JP3711353B2 - 情報媒体ケース - Google Patents
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Description
本発明は、情報媒体ケースに関するものである。
情報媒体ケースにも種々出回っているが、本発明は、主にゲームソフトに係るDVDないしCDと共に、ゲームメモリカートリッジを共に内蔵する情報媒体ケースに関するものである。
本発明の背景技術となるものは、特開2003−063586ある。この技術は、基本的に、記録媒体の脱落防止と取扱説明書等冊子の保持と兼用しうることを目的としたものではあるが、その技術構成要素としては、情報記録媒体収納領域部に隣在するメモリカートリッジ収納領域部とを内部に備え、またメモリカートリッジ収納領域部に、カートリッジの側面を囲繞ないし当接するカートリッジ保持部と、該カートリッジ保持部よりメモリカートリッジの脱落を防ぐ脱落防止突起を備えている。
一般に、メモリカートリッジをケース内に嵌着収納する際には、カートリッジ保持フレームのような、メモリカートリッジ収納領域部におけるカートリッジ保持部に、メモリカートリッジを完全嵌着して収納する。これは、メモリカートリッジの不測の脱落を防止するとともに、それほど空間的に厚みのないケース内部に効率的に収納するために、また取扱説明書等の冊子をも併せ、収納時に凹凸のない効率的な態様に収納しなければならないと云う要請による。
特開2003−063586号公報
このような要請のものとでは、メモリカートリッジが完全嵌着された場合、メモリカートリッジ上表面とカートリッジの側面を囲繞ないし当接するカートリッジ保持部、たとえばカートリッジ保持フレームの上端とがほぼ同一平面となる上に、メモリカートリッジもそれほどの厚みを有する物品ではなく、不測の脱落防止を出来る限り防ぐために、諸処に脱落防止手段、例えば突起などで固定支持されることが多く、取り出しに難が生じることが多く、また無理に取り出しを強行した場合、メモリカートリッジがカートリッジ保持フレームより不測に跳出することもあり得る、という課題があった。
本発明はこのような課題にかんがみ、カートリッジ保持フレームからのメモリカートリッジ取り出し時に難を生じることなく、簡便かつ円滑にに取り出し可能であって、しかも廉価に製造可能な情報媒体の収納ケースを提供することを目的とする。
本発明は、中央孔を有する情報記録媒体を収納可能な情報記録媒体収納領域部と、該情報記録媒体収納領域部に隣在するメモリカートリッジ収納領域部とを内部に備え、メモリカートリッジ収納領域部に、カートリッジの側面を囲繞ないし当接するカートリッジ保持部と、該カートリッジ保持部よりメモリカートリッジの脱落を防ぐ脱落防止突起を備えた情報記録媒体ケースにおいて、前記カートリッジ保持部にメモリカートリッジを完全嵌着収納したときに、ケース面とカートリッジ面との間に間隙を設けるとともに、前記カートリッジ保持部の少なくとも1辺に開放域を有し、該開放域に弾性体条体片が備えられ、該弾性体条体片中央に設けられ脱嵌用テーパ面を備えたカートリッジ脱嵌具が、前記弾性体条体片の弾発により、前記間隙に挿脱自在である構成を最も主要な特徴とする。
前項記載の主要課題解決手段のもとに、本発明は、より典型的な課題解決手段として、カートリッジ脱嵌具が、平常時はカートリッジ保持部の端辺に当接ないし近接し、脱嵌のための押圧を加える部分に滑り止め手段が備えられた構成をとりうるものである。
これらの課題解決手段のもとに、本発明では、廉価な製造を実現するための課題解決手段として、弾性体条体片及びカートリッジ脱嵌具が、ケース本体と一体成形されるものである。
本発明の情報媒体ケースは、上述の課題解決手段により、カートリッジ保持フレームに完全嵌着され、これを取り出しにくい状況にあった場合、ケース面とカートリッジマントの間隙に、脱嵌用テーパ面を備えたカートリッジ脱嵌具に指で押圧加え、テーパ面よりこの脱嵌具を保持部カートリッジ保持部開放域より漸次挿入してゆく。カートリッジ脱嵌具には滑り止め手段、例えば面の凹凸などが形成されているため、押圧は加えやすい。
カートリッジ脱嵌具が漸次挿入されていくと、メモリカートリッジは、脱嵌具挿入部より漸次上揚し、これがさらに進むと、指でメモリカートリッジを挟持して簡単に取り出すことが出来るか、或いは自動的にカートリッジ保持フレームの外に搬出される。
カートリッジ脱嵌具が、平常時は嵌着収納されたメモリカートリッジに当接ないし近接する構成では、カートリッジ脱嵌具に押圧を加えていた指を話すと、弾性体条体片の弾発により、カートリッジ脱嵌具は元に戻る。言い換えれば、平常時の態様である、嵌着収納されたメモリカートリッジに当接ないし近接する状態に戻る。
平常時の態様、即ち平常時はカートリッジ保持部の端辺に当接ないし近接する状態に戻ると、カートリッジ保持部即ち保持フレームは、その上面よりカートリッジが収納されるほぼ全域にわたって、メモリカートリッジが完全嵌着収納可能な状態に空間が保全される。あとは再びメモリカートリッジを、カートリッジ保持部即ちカートリッジ保持フレームに完全嵌着収納すればよい。
以下本発明情報媒体ケースの実施形態を図面を参照しつつ詳述する。
図1は、本発明情報媒体ケースの実施形態の内部全体図であり、図2(a)は、本実施形態の構成要素であるカートリッジ保持フレームにカートリッジを完全嵌着収納したときを示す要部斜視図であり、(b)は本実施形態の脱嵌具に押圧を加えてカートリッジ保持フレームよりカートリッジが上揚した状態を示す要部斜視図である。図3(a)は、本実施形態の構成要素であるカートリッジ保持フレームにカートリッジを完全嵌着収納したときを示す要部側面模式図であり、(b)は本実施形態の構成要素である脱嵌具に押圧を加えてカートリッジ保持フレームよりカートリッジが上揚した状態を示す要部側面模式図である。
本実施形態情報媒体ケース本体1は、その内部が図1に示されるような全体形状であって、中央孔を有する情報記録媒体を収納可能な情報記録媒体収納領域部であるディスク収納部2と、ディスク収納部2の下方に隣在するメモリカートリッジ収納領域部であるカートリッジ保持フレーム3とがその内部に備えられている。
カートリッジ保持フレーム3は、3方に開放域を持ち、そのうちの2開放域4a、4bは、カートリッジ把持用開放域であり、もう一方4cが、脱嵌具摺動域保全用開放域である。この脱嵌具摺動保全用開放域4cを含むカートリッジ保持フレーム3の辺の両端より、弾性体条体片5が略W字状に形成されている。この弾性条体片5の略W字状中央の谷部は、平坦部5aとなっており、この平坦部5aには、脱嵌具6が形成される。
脱嵌具6の形状は、図2(a)(b)及び図3(a)(b)に示されるように、ケース本体と摺動当接する部分は単なる平面もしくは線状に当接する部分が平面となっているが、上面は、平常時において載在するカートリッジ保持フレーム端即ち脱嵌具摺動保全用開放域4cより弾性体条体片平坦部5aにかけ、脱嵌用テーパ面6aとなっており、漸次高くないしは厚くなっている。但し脱嵌具6の厚みは、弾性体条体片5の幅とほぼ合致する。
脱嵌具6は、その背面部分に、指で押圧を加える際に滑ることのないよう、凹凸部分6bが形成され、また脱嵌具6の静止状態においては、その隣域も含めて、ケース本体1より僅かに遊離しているほうが望ましい。これら弾性体条体片5、脱嵌具6は、ケース本体1と一体成形されている。また、平常時においては、脱嵌具6の端線は、脱嵌具摺動保全用開放域4cを含む辺にほぼ合致する
なお、メモリカートリッジCが、カートリッジ保持フレーム3に完全嵌着収納されている場合、ケース本体1との間に若干の間隙7が設けられているのが通常であるが、間隙7に限らず、脱嵌具6の端線がメモリカートリッジCとケース本体1との間に進入可能な形状となっていれば、差し支えない。
以上のような構成により、ケース本体とカートリッジの下方面との間隙7に、脱嵌具6に指で押圧を加え、脱嵌用テーパ面6aを、その先端から脱嵌具摺動保全用開放域4cを通して漸次挿入してゆく。脱嵌具6には滑り止め手段である凹凸部6bが形成されているため、押圧は加えやすい。
脱嵌具6が漸次間隙7に挿入されていくと、メモリカートリッジCは、図2(a)、(b)、図3(a)(b)に示されるように、脱嵌具6の挿入部より漸次上揚し、これがさらに進むと、指でメモリカートリッジを挟持して簡単に取り出すことが出来る。カートリッジ把持用開放域4a、4bよりメモリカートリッジCを指で把持し、ケース本体から引き離して取り出そうとする労力に比べ、格段に少ない労力ですむのみならず、取り出しも安全に行われる。
脱嵌具6が、カートリッジ脱嵌具に押圧を加えていた指を話すと、弾性体条体片の弾発により、カートリッジ脱嵌具は元に戻る。即ち平常時の態様である、カートリッジ保持部の端辺に当接ないし近接する状態に戻る。
なお弾性体条体片5の形状が、略W字状になっているのは、W字状の谷部、言い換えれば2箇所のV字状の部分が、それ自体バネの機能を効率的に果たすためである。この部分が単に直線であれば、非常に強い押圧を加えなければならず、また一体成形の接合部に大きな応力集中がかかり、適切でない。従って本実施形態の弾性体条体片5の形状は、頗る優れた実施例である。
平常時の態様に戻ると、脱嵌具6はカートリッジ保持フレーム3の端辺、すなわち脱嵌具摺動保全用開放域4cを含む辺に当接ないし近接し、カートリッジ保持フレーム3は、その上面よりカートリッジが収納されるほぼ全域にわたって、メモリカートリッジが完全嵌着収納可能な状態に空間が保全される。あとは再びメモリカートリッジを、カートリッジ保持部即ちカートリッジ保持フレームに完全嵌着収納すればよい。
以上詳述された本発明実施形態から、本発明情報媒体ケースによれば、カートリッジ保持フレームからのメモリカートリッジ取り出し時に難を生じることなく、簡便かつ円滑にに取り出し可能であって、しかも廉価に製造可能な情報媒体の収納ケースが提供される。
本発明は、メモリカートリッジの取り出しの利便性、安全性に力点を置いた発明であるが、情報媒体ケース一般に、図1に見られる形でメモリカートリッジを収納する形態が近来増加しているため、本発明は頗る有用性に富むものである。
1 ケース本体
2 ディスク収納部
3 カートリッジ保持フレーム
4a、b カートリッジ把持用開放域
4c 脱嵌具摺動保全用開放域
5 弾性体条体片
5a 平坦部
6 脱嵌具
6a 脱嵌用テーパ面
6b 凹凸部分
7 間隙
C メモリカートリッジ
2 ディスク収納部
3 カートリッジ保持フレーム
4a、b カートリッジ把持用開放域
4c 脱嵌具摺動保全用開放域
5 弾性体条体片
5a 平坦部
6 脱嵌具
6a 脱嵌用テーパ面
6b 凹凸部分
7 間隙
C メモリカートリッジ
Claims (3)
- 中央孔を有する情報記録媒体を収納可能な情報記録媒体収納領域部と、該情報記録媒体収納領域部に隣在するメモリカートリッジ収納領域部とを内部に備え、メモリカートリッジ収納領域部に、カートリッジの側面を囲繞ないし当接するカートリッジ保持部と、該カートリッジ保持部よりメモリカートリッジの脱落を防ぐ脱落防止突起を備えた情報記録媒体ケースにおいて、前記カートリッジ保持部にメモリカートリッジを完全嵌着収納したときに、ケース面とカートリッジ面との間に間隙を設けるとともに、前記カートリッジ保持部の少なくとも1辺に開放域を有し、該開放域に弾性体条体片が備えられ、該弾性体条体片中央に設けられ脱嵌用テーパ面を備えたカートリッジ脱嵌具が、前記弾性体条体片の弾発により、前記間隙に挿脱自在であることを特徴とする情報媒体ケース。
- カートリッジ脱嵌具が、平常時はカートリッジ保持部の端辺に当接ないし近接し、脱嵌のための押圧を加える部分に滑り止め手段が備えられたことを特徴とする請求項1記載の情報媒体ケース。
- 弾性体条体片及びカートリッジ脱嵌具が、ケース本体と一体成形されたことを特徴とする請求項1記載の情報媒体ケース。
Priority Applications (1)
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JP2003342634A JP3711353B2 (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 情報媒体ケース |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003342634A JP3711353B2 (ja) | 2003-09-30 | 2003-09-30 | 情報媒体ケース |
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JP2005104552A JP2005104552A (ja) | 2005-04-21 |
JP3711353B2 true JP3711353B2 (ja) | 2005-11-02 |
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Family Applications (1)
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- 2003-09-30 JP JP2003342634A patent/JP3711353B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2005104552A (ja) | 2005-04-21 |
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