JP3711176B2

JP3711176B2 - Cleaning composition for hard surface

Info

Publication number: JP3711176B2
Application number: JP16213296A
Authority: JP
Inventors: 和夫前川; 武一保坂; 崇中村
Original assignee: Asahi Denka Kogyo KK
Current assignee: Adeka Corp
Priority date: 1996-06-21
Filing date: 1996-06-21
Publication date: 2005-10-26
Anticipated expiration: 2016-06-21
Also published as: JPH108090A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、起泡力に優れ、且つ洗浄後のすすぎ性が良好で、特に、浴室用洗浄剤組成物として好適な硬質表面用洗浄剤組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】
硬質表面、特に浴室や浴槽の洗浄剤に求められる基本的な性質として、洗浄力と起泡力が挙げられる。一般には洗浄力と起泡力の間に関連性は無いといわれているが、消費者は洗浄時の泡の消失を以って洗浄力を判断することが多く、嗜好性の面からも豊かな泡立ちを好む傾向にある。又、住居用洗浄剤のような洗浄剤は、洗浄時に手などの肌に触れることが避けられないため、従来から皮膚にマイルドな洗浄剤が求められてきた。
【０００３】
浴室内の汚れは、金属石鹸、特に脂肪酸のカルシウム塩によるものが主体である。従来このような湯垢よごれを除去する洗浄剤として、界面活性剤、水溶性溶剤及びキレート剤を配合した中性の洗浄剤が報告されている。
【０００４】
例えば、特開昭５３−３５７１０号公報にはアニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、アルキレングリコールアルキルエーテル系溶剤、及びクエン酸やエチレンジアミンテトラアセテート等のキレート剤を配合したｐＨが４.５〜７.５の浴室洗浄剤が記載されているが、洗浄力、起泡力が十分でなく、洗浄後のすすぎ性も満足し得るものではなかった。
【０００５】
又、皮膚刺激性の穏和なリン酸エステル系界面活性剤を主洗浄基材とした洗浄剤組成物も報告されているが、２価の金属イオンと不溶性塩を形成し起泡力の低下を招いた。
【０００６】
そこで特開昭６２−１２４１９４号公報では起泡力、洗浄力増強の目的で、第３級アミンオキサイドを添加する方法が開示されたが、泡立ちが増強されている反面、すすぎ性が悪いという欠点があった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
一方、糖誘導体であるアルキルグリコシドは低刺激性界面活性剤であり、しかも非イオン性界面活性剤であるにもかかわらず、それ自身安定な泡を形成する。更に、他の陰イオン性界面活性剤に対して泡安定剤として作用することが知られており、近年注目されつつある。
【０００８】
例えば、特開昭５８−１０４６２５号公報には、アルキルグリコシドと陰イオン性界面活性剤を含有する起泡性界面活性剤組成物が記載されている。その他、アルキルグリコシドを含む硬質表面洗浄剤としては、特表昭６２−５０１５７０号公報、特開平２−６４１９８号公報、特開平２−２４７２９９号公報、特開平３−５６５９６号公報、特開平３−１６６２９８号公報、特開平５−９８２８８号公報、特開平５−９８２８９号公報、特開平５−２７１６９０号公報、特開平６−１７０８５号公報、特開平７−２１６３９９号公報、特開平８−１２０２９３号公報等が挙げられる。
【０００９】
しかし、これらの洗浄剤組成物は起泡力、洗浄力は優れているものの、いずれも泡切れが悪いという欠点を有していた。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者らは鋭意検討した結果、特定の平均炭素数を有する炭化水素基を置換基として有するグリコシドを用いることにより、洗浄力及び起泡力に優れ、しかも泡切れが良いためにすすぎ性が改善された硬質表面用洗浄剤組成物を開発するに至った。
【００１１】
即ち、本発明は、（Ａ）成分として、下記の一般式（１）
Ｒ^１Ｏ−（Ｚ）_ｎ（１）
（式中、Ｒ１は、平均炭素数８．０〜９．５の炭化水素基を表し、Ｚは、還元糖に由来する残基を表し、ｎは、Ｚ基の平均重合度であり、１〜２の範囲内の数を表す）で表されるグリコシド；
（Ｂ）成分として、下記の一般式（２）
Ｒ^２Ｏ−（Ｒ^３−Ｏ）_ｍＳＯ_３Ｍ（２）
（式中、Ｒ^２は炭素数８〜２０のアルキル基又はアルケニル基を表し、Ｒ^３は炭素数２〜４のアルキレン基又はスチレンオキサイド残基を表し、Ｍはアルカリ金属原子、アルカリ土類金属原子、アンモニウム、アルキルアミンのアンモニウム又はアルカノールアミンのアンモニウムを表し、ｍは１〜１０の数を表す）
で表されるポリエーテル硫酸エステル塩；
（Ｃ）成分として、下記の一般式（３）
Ｒ^４Ｏ−（Ｒ^５−Ｏ）_ｐ−Ｈ（３）
（式中、Ｒ^４は炭素数１〜５のアルキル基又はアルケニル基を表し、Ｒ^５は炭素数２〜４のアルキレン基又はスチレンオキサイド残基を表し、ｐは１〜２０の数を表す）
で表されるポリエーテルを含有してなることを特徴とする硬質表面用洗浄剤組成物である。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明の硬質表面用洗浄剤は、（Ａ）成分として、一般式（１）で表されるグリコシドを含有することを特徴とする。一般式（１）において、Ｒ¹は、平均炭素数８.０〜９.５の炭化水素基を表す。ここで、平均炭素数とは、洗浄剤組成物中に含有されるグリコシドの、Ｒ¹に該当する炭化水素基の炭素数の平均値である。従って、Ｒ¹は、炭化水素基であれば炭素の数は幾つでもよいが、その平均値は８.０〜９.５でなければならない。この平均炭素数が８.０を下回ると洗浄力及び起泡力が不足し、硬質表面用洗浄剤としては使用できない。又、９.５を上回ると泡切れが悪くなり、すすぎ性が悪化する。Ｒ¹は、炭化水素基であれば炭素の数は幾つでもよいが、好ましい炭化水素基は炭素数６〜１２のアルキル基又はアルケニル基であり、更に好ましい炭化水素基は炭素数８〜１０のアルキル基である。特に洗浄力、起泡力及びすすぎ性が優秀で、しかも原料として入手し易く、合成も容易であるためである。
【００１３】
又、一般式（１）において、Ｚは、還元糖に由来する残基である。Ｚは、原料として用いる還元糖によりその構造が決定され、特に炭素数５〜７の単糖類又は多糖類が好ましい。単糖類としては例えば、グルコース、フルクトース、ガラクトース、キシロース、マンノース、リキソース、アラビノース等が挙げられ、多糖類としては例えばマルトース、キシロビオース、イソマルトース、セロビオース、ゲンチビオース、ラクトース、スクロース、ニゲロース、ツラノース、ラフィノース、ゲンチアノース、メレジトース等が挙げられる。これらのなかでも、起泡力及び洗浄力の点から、単糖類ではグルコース又はフルクトースが好ましく、多糖類ではマルトース又はスクロースが好ましい。これらの中でも特にグルコースが好ましい。
【００１４】
ｎは、還元糖に由来する残基(Ｚ)の平均重合度を表し、１〜２の範囲内の数である。
【００１５】
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物には、更に洗浄力を提供させるために（Ｂ）成分として一般式（２）で表されるポリエーテル硫酸エステル塩を含有させる：
Ｒ^２Ｏ−（Ｒ^３−Ｏ）_ｍＳＯ_３Ｍ（２）
【００１６】
一般式（２）において、Ｒ^２は、マイルド性、洗浄力及び起泡力の点から炭素数８〜２０のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。アルキル基としては例えばオクチル、２−エチルヘキシル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシル、トリデシル、イソトリデシル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル、イコシル等が挙げられる。
【００１８】
アルケニル基としては例えばオクテニル、ノネニル、デセニル、ウンデセニル、ドデセニル、テトラデセニル、オレイル等が挙げられる。
【００２２】
又、Ｒ^３は、１種又は２種以上の炭素数２〜４のアルキレン基又はスチレンオキサイド残基（フェニルエチレン基）である。例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン、スチレンオキサイド残基等である。一般式（２）の（Ｒ^３−Ｏ）_ｍ部は、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、エピクロルヒドリン等のアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等を付加重合することにより得ることができる。又、付加させるアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等により、Ｒ^３が決定され、付加させるアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等は単独重合、２種類以上のランダム重合、ブロック重合又はランダム／ブロック重合であってもよい。付加の方法は公知の方法であってよい。Ｒ^３は、エチレン基が好ましく、２種以上のアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等を用いる場合は、洗浄力の点から１種はエチレンオキサイドを用いることが好ましい。又、重合度ｍは、１〜１０であり、好ましくは１〜５である。
【００２３】
Ｍは、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属原子、マグネシウム、カルシウム等のアルカリ土類金属原子（但し、アルカリ土類金属原子は通常２価であるから、１／２）、アンモニアの４級アンモニウム、モノメチルアミン、ジプロピルアミン等のアルキルアミンの４級アンモニウム又はモノエタノ−ルアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミンの４級アンモニウムを表わす。これらの中でも、マイルド性、洗浄力及び起泡力の点から、アルカリ金属又はトリエタノールアミンが好ましい。
【００２４】
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物には、配合安定性及び保存安定性の点から、更に（Ｃ）として一般式（３）で表されるポリエーテルを含有させる：
Ｒ^４Ｏ−（Ｒ^５−Ｏ）_ｐ−Ｈ（３）
【００２５】
一般式（３）において、Ｒ^４は、あまりに炭素数が多いと配合安定性が低下する傾向があるため、炭素数１〜５のアルキル基又はアルケニル基が好ましい。アルキル基としては例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、ターシャリブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ターシャリペンチル等が挙げられる。また、アルケニル基としては例えば、ビニル、アリル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、ペンテニル、イソペンテニル等が挙げられる。
【００２６】
又、Ｒ^５は、Ｒ^３と同様、炭素数２〜４のアルキレン基又はスチレンオキサイド残基（フェニルエチレン基）である。一般式（３）の（Ｒ^５−Ｏ）_ｐ部は、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド、エピクロルヒドリン等のアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等を付加重合することにより得ることができる。又、付加させるアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等により、Ｒ^５が決定され、付加させるアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等は単独重合、２種類以上のランダム重合、ブロック重合又はランダム／ブロック重合であってもよい。付加の方法は公知の方法であってよい。Ｒ^５は、プロピレン基が好ましく、２種以上のアルキレンオキサイド、スチレンオキサイド等を用いる場合は、配合安定性の点から１種はプロピレンオキサイドを用いることが好ましい。
【００２７】
又、重合度ｐは１〜２０であるが、あまりに大きいと配合安定性が低下するので、好ましくは１〜１５である。
【００２８】
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物には、更に（Ｄ）成分として金属イオン封鎖剤を含有させることが好ましい。金属イオン封鎖剤としては、例えば、エチレンジアミンテトラ酢酸（ＥＤＴＡ）、ヒドロキシエチルエチレンジアミントリ酢酸（ＨＥＤＴＡ）、ニトリロトリ酢酸（ＮＴＡ）、ジエチレントリアミンペンタ酢酸（ＤＴＰＡ）、Ｎ−ヒドロキシエチルイミノジ酢酸又はこれらの塩等のアミノカルボン酸類、クエン酸、グルコン酸、グリコール酸、酒石酸又はこれらの塩等のオキシカルボン酸類等が挙げられる。これらの中でも金属イオン封鎖効果、配合安定性及びコストの面からＥＤＴＡ、ＨＥＤＴＡ及びクエン酸が好ましい。
【００２９】
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物において（Ａ）成分の含有量は特に限定されないが、組成物全量に対して１〜２０重量％含有することが好ましい。１重量％未満では起泡力、洗浄力が不十分になる場合があり、２０重量％を超えると配合安定性及びすすぎ性が低下する場合がある。
【００３０】
同様に、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物において（Ｂ）成分の量は特に限定されないが、組成物全量に対して１〜２０重量％含有することが好ましい。１重量％未満では起泡力、洗浄力が不十分になる場合があり、２０重量％を超えるとすすぎ性が低下する場合がある。
【００３１】
又、（Ａ）成分及び（Ｂ）成分の配合比は重量にして１０：１〜１：２が好ましい。１０：１を超えると起泡力が低下する場合があり、１：２に満たないとすすぎ性が低下する場合がある。又、（Ａ）成分と（Ｂ）成分の合計の含有量は組成物全量に対して２〜３０重量％が好ましい。
【００３２】
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物において（Ｃ）成分の量は特に限定されないが、組成物全量に対して１〜５０重量％含有することが好ましく、１〜１５重量％が更に好ましい。１重量％未満では汚垢除去の効果が不十分となる場合があり、５０重量％を超えると配合が困難になる場合がある。
【００３３】
又、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物において（Ｄ）成分の量は特に限定されないが、組成物全量に対して０.１〜５０重量％含有することが好ましく、０.５〜１５重量％が更に好ましい。０.１重量％未満では洗浄力及び金属イオン封鎖効果が不十分となる場合があり、５０重量％を超えると配合が困難になる場合がある。
【００３４】
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、（Ａ）成分、又は必要に応じて（Ｂ）、（Ｃ）及び（Ｄ）成分を常法に従い水に溶解させて、好ましくはｐＨ６.０〜８.０の水溶液として調製して使用されるが、本発明の効果を損なわない範囲で更に他の成分を添加することができる。例えば、脂肪酸アルカリ金属塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、脂肪族アルカノールアミド、アルキルベタイン、アルキルスルホベタイン、アルキルアミンオキサイド等の（Ａ）成分及び（Ｂ）成分以外の界面活性剤、エタノール、イソプロピルアルコール、グリセリン、ソルビトール等の可溶化剤、ポリアクリル酸（塩）、ポリアクリル酸エステル、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリ無水マレイン酸等の増粘剤、香料、色素、酸化防止剤等が挙げられる。
【００３５】
本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、洗浄力及び起泡力に優れるばかりでなく、（Ａ）成分として特定の平均炭素数の炭化水素基を有するグリコシドを用いているため、従来の硬質表面用洗浄剤に比べてすすぎ性及び泡切れが良好である。
【００３６】
又、本発明の硬質表面用洗浄剤組成物の使用用途は、硬質表面の洗浄に用いられる限りは特に限定されない。例えば食器、調理器具、流し台、タイル、浴室、床、壁、ガラス、家具、便器、住居、金属表面等の硬質表面の洗浄に使用できるが、中でも特に浴室用、例えばバスタブ、タイル、浴室の床、壁、天井、ガラス等に使用するのに適している。
【００３７】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
実施例及び比較例に用いた各成分は以下の通り。

【００３８】

【００３９】
上記の成分用い、以下の表１に記載する割合で常法により水道水に配合し、ＮａＯＨによりｐＨを７.０に調整して硬質表面用洗浄剤組成物を調製した。なお、表１中の数値は、組成物全量に対する重量％である。
【００４０】
【表１】

【００４１】
上述のようにして得られた本発明品及び比較品の洗浄剤組成物を、以下の方法により試験した。
＜起泡力＞
硬質表面用洗浄剤組成物を硬度８０ｐｐｍの水にて０.５％に希釈し、２０℃に保温した。その後、ロス・アンド・マイルス（Ross and Miles）起泡力測定装置を用いて、生じた泡の高さをJIS K 3362に準拠して測定した。得られた結果を表１に併記する。
【００４２】
＜すすぎ性＞
硬質表面用洗浄剤洗浄剤組成物５ｇを、水に濡らしてから絞ったスポンジに含ませ、水で濡らした洗面台のシンクを洗った。その後、シンクの栓を閉め、２０℃、硬度８０ｐｐｍの水１リットルですすぎ、水を溜める。次いで栓を開け水を流し、又栓をしてすすぎを繰り返し、泡が完全に無くなったすすぎ回数を記録した。得られた結果を表１に併記する。
【００４３】
上記の試験より、一般式（１）で表される特定の平均炭素数を有する炭化水素基を置換基とするグリコシドを配合した硬質表面用洗浄剤組成物は、従来のアルキルグリコシドを配合した洗浄剤組成物より起泡力及びすすぎ性において優れていることがわかる。
【００４４】
【発明の効果】
本発明の効果は、特定の平均炭素数を有する炭化水素基を置換基とするグリコシドを配合した硬質表面用洗浄剤組成物を提供したことにある。本発明の硬質表面用洗浄剤組成物は、従来の洗浄剤組成物に比べて起泡力及びすすぎ性に優れ、浴室用洗浄剤組成物として好適なものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hard surface cleaning composition that is excellent in foaming power and has good rinsing properties after cleaning, and is particularly suitable as a bathroom cleaning composition.
[0002]
[Prior art]
The basic properties required for hard surfaces, especially bathroom and bath cleaners, include cleaning power and foaming power. In general, it is said that there is no relationship between detergency and foaming power, but consumers often judge the detergency based on the disappearance of foam during washing, which is also rich in terms of palatability Tend to prefer soft foaming. Further, since a cleaning agent such as a residential cleaning agent cannot avoid touching the skin such as a hand at the time of cleaning, a mild cleaning agent has been conventionally required.
[0003]
Dirt in the bathroom is mainly made of metal soap, especially calcium salts of fatty acids. Conventionally, a neutral detergent containing a surfactant, a water-soluble solvent, and a chelating agent has been reported as a detergent for removing such dirt stains.
[0004]
For example, JP-A No. 53-35710 discloses a pH value of 4.5 to 4.5 containing an anionic surfactant, a nonionic surfactant, an alkylene glycol alkyl ether solvent, and a chelating agent such as citric acid or ethylenediaminetetraacetate. Although 7.5 bathroom cleaner was described, the cleaning power and foaming power were not sufficient, and the rinsing properties after cleaning were not satisfactory.
[0005]
In addition, a detergent composition using a mild skin irritating phosphate ester surfactant as a main washing base has been reported, but it forms an insoluble salt with a divalent metal ion and reduces foaming power. invited.
[0006]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 62-124194 discloses a method of adding a tertiary amine oxide for the purpose of enhancing foaming power and detergency. However, although foaming is enhanced, there is a disadvantage that rinsing properties are poor. was there.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
On the other hand, an alkyl glycoside, which is a sugar derivative, is a hypoallergenic surfactant and, in spite of being a nonionic surfactant, itself forms a stable foam. Furthermore, it is known to act as a foam stabilizer for other anionic surfactants and has been attracting attention in recent years.
[0008]
For example, Japanese Patent Application Laid-Open No. 58-104625 discloses a foaming surfactant composition containing an alkyl glycoside and an anionic surfactant. In addition, examples of hard surface cleaners containing alkylglycosides include JP-T 62-501570, JP-A-2-64198, JP-A-2-247299, JP-A-3-56596, and JP-A-3- 166298, JP-A-5-98288, JP-A-5-98289, JP-A-5-271690, JP-A-6-17085, JP-A-7-216399, JP-A-8-120293 A gazette etc. are mentioned.
[0009]
However, although these detergent compositions are excellent in foaming power and detergency, they all have the disadvantage of poor foaming.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, as a result of intensive studies, the present inventors have used a glycoside having a hydrocarbon group having a specific average number of carbon atoms as a substituent, and thus has excellent detergency and foaming power, and is excellent in rinsing properties due to good foaming. Has led to the development of an improved hard surface cleaning composition.
[0011]
That is, the present invention provides the following general formula (1) as the component (A).
R ¹ O— (Z) _n (1)
(In the formula, R1 represents a hydrocarbon group having an average carbon number of 8.0 to 9.5, Z represents a residue derived from a reducing sugar, and n represents an average degree of polymerization of the Z group. Represents a number in the range of ~ 2);
As the component (B), the following general formula (2)
^{^{_{_{R 2 O- (R 3 -O)}}}} m SO 3 M (2)
(Wherein R ² represents an alkyl group or alkenyl group having 8 to 20 carbon atoms, R ³ represents an alkylene group or styrene oxide residue having 2 to 4 carbon atoms, and M represents an alkali metal atom or an alkaline earth metal. Atom, ammonium, ammonium of alkylamine or ammonium of alkanolamine, m represents a number of 1 to 10)
A polyether sulfate ester salt represented by:
As the component (C), the following general formula (3)
^{^{_{R 4 O- (R 5 -O)}}} p -H (3)
(In the formula, R ⁴ represents an alkyl group or alkenyl group having 1 to ⁵ carbon atoms, R ⁵ represents an alkylene group or styrene oxide residue having 2 to 4 carbon atoms, and p represents a number of 1 to 20)
A detergent composition for hard surfaces, comprising a polyether represented by the formula:
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The hard surface cleaning agent of the present invention contains a glycoside represented by the general formula (1) as the component (A). In the general formula (1), R ¹ represents a hydrocarbon group having an average carbon number of 8.0 to 9.5. Here, the average carbon number is an average value of the carbon number of the hydrocarbon group corresponding to R ¹ of the glycoside contained in the cleaning composition. Therefore, R ¹ may have any number of carbons as long as it is a hydrocarbon group, but the average value must be 8.0 to 9.5. When this average carbon number is less than 8.0, the cleaning power and foaming power are insufficient, and cannot be used as a hard surface cleaning agent. On the other hand, if it exceeds 9.5, the bubble breakage deteriorates and the rinsing property deteriorates. R ¹ may be any number of carbons as long as it is a hydrocarbon group, but a preferred hydrocarbon group is an alkyl group or alkenyl group having 6 to 12 carbon atoms, and a more preferred hydrocarbon group is 8 to 10 carbon atoms. It is an alkyl group. This is because the cleaning power, foaming power and rinsing properties are particularly excellent, and it is easy to obtain as raw materials and is easy to synthesize.
[0013]
In the general formula (1), Z is a residue derived from a reducing sugar. The structure of Z is determined by the reducing sugar used as a raw material, and a monosaccharide or polysaccharide having 5 to 7 carbon atoms is particularly preferable. Examples of monosaccharides include glucose, fructose, galactose, xylose, mannose, lyxose, and arabinose. Examples include gentianose and melezitose. Among these, glucose or fructose is preferable for monosaccharides, and maltose or sucrose is preferable for polysaccharides in terms of foaming power and detergency. Among these, glucose is particularly preferable.
[0014]
n represents the average degree of polymerization of the residue (Z) derived from the reducing sugar, and is a number within the range of 1 to 2.
[0015]
The hard surface cleaning composition of the present invention contains a polyether sulfate ester salt represented by the general formula (2) as the component ( B) in order to further provide a cleaning power :
^{^{_{_{R 2 O- (R 3 -O)}}}} m SO 3 M (2)
[0016]
In the general formula (2), R ² is preferably an alkyl group or alkenyl group having 8 to 20 carbon atoms from the viewpoint of mildness, detergency and foaming power. Examples of the alkyl group include octyl, 2-ethylhexyl, nonyl, decyl, undecyl, dodecyl, tridecyl, isotridecyl, myristyl, palmityl, stearyl, icosyl and the like.
[0018]
For example the alkenyl group O Kuteniru, nonenyl, decenyl, undecenyl, dodecenyl, tetradecenyl, oleyl and the like.
[0022]
Further, R ³ is one or more alkylene or styrene oxide residue having a carbon number of 2-4 (phenyl ethylene group). For example, ethylene, propylene, butylene, isobutylene, styrene oxide residues and the like. The (R ³ —O) _m part of the general formula (2) can be obtained by addition polymerization of alkylene oxide such as ethylene oxide, propylene oxide, butylene oxide, epichlorohydrin, styrene oxide, or the like. Further, R ³ is determined by the alkylene oxide, styrene oxide or the like to be added, and the alkylene oxide, styrene oxide or the like to be added may be homopolymerization, two or more types of random polymerization, block polymerization, or random / block polymerization. The addition method may be a known method. R ³ is preferably an ethylene group, and when two or more alkylene oxides, styrene oxides or the like are used, it is preferable to use one ethylene oxide from the viewpoint of detergency. Moreover, the polymerization degree m is 1-10, Preferably it is 1-5.
[0023]
M is an alkali metal atom such as lithium, sodium or potassium, an alkaline earth metal atom such as magnesium or calcium (however, since the alkaline earth metal atom is usually divalent 1/2), quaternary ammonium of ammonia Quaternary ammonium of alkylamines such as monomethylamine and dipropylamine or quaternary ammonium of alkanolamines such as monoethanolamine, diethanolamine and triethanolamine. Among these, alkali metal or triethanolamine is preferable from the viewpoint of mildness, detergency and foaming power.
[0024]
Hard surface cleaning composition of the present invention, from the viewpoint of formulation stability and storage stability, Ru is contained polyether represented by the further (C) as a general formula (3):
^{^{_{R 4 O- (R 5 -O)}}} p -H (3)
[0025]
In general formula (3), R ^4, Ah since compounding stability with the number of carbon atoms in Mari tends to decrease, preferably an alkyl group or an alkenyl group having 1 to 5 carbon atoms. Examples of the alkyl group include methyl, ethyl, propyl, isopropyl, butyl, isobutyl, tertiary butyl, pentyl, isopentyl, neopentyl, tertiary pentyl and the like. Examples of the alkenyl group include vinyl, allyl, propenyl, isopropenyl, butenyl, isobutenyl, pentenyl, isopentenyl and the like.
[0026]
Also, ^{R 5} is similar to ^{R 3,} an alkylene group or a styrene oxide residue having a carbon number of 2-4 (phenyl ethylene group). The (R ⁵ —O) _p portion of the general formula (3) can be obtained by addition polymerization of alkylene oxide such as ethylene oxide, propylene oxide, butylene oxide, epichlorohydrin, styrene oxide, or the like. Further, R ⁵ is determined by the alkylene oxide, styrene oxide or the like to be added, and the alkylene oxide, styrene oxide or the like to be added may be homopolymerization, two or more kinds of random polymerization, block polymerization, or random / block polymerization. The addition method may be a known method. R ⁵ is preferably a propylene group, and when two or more types of alkylene oxide, styrene oxide, or the like is used, it is preferable to use one propylene oxide from the viewpoint of blending stability.
[0027]
Moreover, although the polymerization degree p is 1-20, since mixing | blending stability will fall when too large, it is preferably 1-15.
[0028]
The hard surface cleaning composition of the present invention preferably further contains a sequestering agent as component (D). Examples of the sequestering agent include ethylenediaminetetraacetic acid (EDTA), hydroxyethylethylenediaminetriacetic acid (HEDTA), nitrilotriacetic acid (NTA), diethylenetriaminepentaacetic acid (DTPA), N-hydroxyethyliminodiacetic acid, and salts thereof. Aminocarboxylic acids, citric acid, gluconic acid, glycolic acid, tartaric acid, or salts thereof, and the like. Among these, EDTA, HEDTA and citric acid are preferable from the viewpoint of the sequestering effect, blending stability and cost.
[0029]
Although content of (A) component is not specifically limited in the cleaning composition for hard surfaces of this invention, It is preferable to contain 1-20 weight% with respect to the composition whole quantity. If it is less than 1% by weight, foaming power and detergency may be insufficient, and if it exceeds 20% by weight, blending stability and rinsing properties may be lowered.
[0030]
Similarly, the amount of component (B) in the hard surface cleaning composition of the present invention is not particularly limited, but it is preferably 1 to 20% by weight based on the total amount of the composition. If it is less than 1% by weight, the foaming power and detergency may be insufficient, and if it exceeds 20% by weight, the rinsing property may be lowered.
[0031]
The blending ratio of the component (A) and the component (B) is preferably 10: 1 to 1: 2 in terms of weight. If it exceeds 10: 1, the foaming power may be reduced, and if it is less than 1: 2, the rinsing property may be reduced. The total content of the component (A) and the component (B) is preferably 2 to 30% by weight based on the total amount of the composition.
[0032]
The amount of the component (C) in the hard surface cleaning composition of the present invention is not particularly limited, but it is preferably 1 to 50% by weight, more preferably 1 to 15% by weight, based on the total amount of the composition. If it is less than 1% by weight, the effect of removing dirt may be insufficient, and if it exceeds 50% by weight, blending may be difficult.
[0033]
In the hard surface cleaning composition of the present invention, the amount of the component (D) is not particularly limited, but is preferably 0.1 to 50% by weight, preferably 0.5 to 15% by weight based on the total amount of the composition. % Is more preferable. If it is less than 0.1% by weight, the detergency and sequestering effect may be insufficient, and if it exceeds 50% by weight, blending may be difficult.
[0034]
The hard surface cleaning composition of the present invention comprises (A) component or, if necessary, (B), (C) and (D) components dissolved in water according to a conventional method, preferably pH 6.0 to Although prepared and used as an aqueous solution of 8.0, other components can be added as long as the effects of the present invention are not impaired. For example, surfactants other than components (A) and (B) such as fatty acid alkali metal salts, polyoxyethylene alkyl ethers, polyoxyethylene alkylphenyl ethers, aliphatic alkanolamides, alkylbetaines, alkylsulfobetaines, alkylamine oxides, etc. Agents, solubilizers such as ethanol, isopropyl alcohol, glycerin and sorbitol, polyacrylic acid (salt), polyacrylic acid ester, polyvinyl alcohol, hydroxyethyl cellulose, carboxymethyl cellulose, polyvinyl pyrrolidone, polymaleic anhydride and other thickening agents, A fragrance | flavor, a pigment | dye, antioxidant, etc. are mentioned.
[0035]
The hard surface cleaning composition of the present invention not only has excellent detergency and foaming power, but also uses a glycoside having a hydrocarbon group having a specific average carbon number as the component (A). Rinseability and foam breakage are better than the surface cleaner.
[0036]
Moreover, the usage application of the cleaning composition for hard surfaces of the present invention is not particularly limited as long as it is used for cleaning hard surfaces. For example, it can be used for cleaning hard surfaces such as tableware, cooking utensils, sinks, tiles, bathrooms, floors, walls, glass, furniture, toilets, houses, metal surfaces, but especially for bathrooms such as bathtubs, tiles, bathroom floors Suitable for use on wall, ceiling, glass etc.
[0037]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples.
Each component used in Examples and Comparative Examples is as follows.

[0038]

[0039]
Using the above components, blended into tap water at a ratio described in Table 1 below, and adjusted the pH to 7.0 with NaOH to prepare a hard surface cleaning composition. In addition, the numerical value of Table 1 is weight% with respect to the composition whole quantity.
[0040]
[Table 1]

[0041]
The cleaning composition of the present invention and the comparative product obtained as described above were tested by the following method.
<Foaming power>
The hard surface cleaning composition was diluted to 0.5% with water having a hardness of 80 ppm and kept at 20 ° C. Then, the height of the generated foam was measured according to JIS K 3362 using a Ross and Miles foaming force measuring device. The obtained results are also shown in Table 1.
[0042]
<Rinse>
The hard surface cleaning composition 5 g was included in a sponge that had been wetted and then squeezed, and the sink of the washstand wetted with water was washed. Then close the sink and rinse with 1 liter of water at 20 ° C and 80 ppm hardness to collect the water. The stopper was then opened and water was flushed, and the stopper was rinsed and the rinse was repeated, and the number of times the foam was completely eliminated was recorded. The obtained results are also shown in Table 1.
[0043]
From the above test, the hard surface cleaning composition containing a glycoside having a hydrocarbon group having a specific average carbon number represented by the general formula (1) as a substituent is a cleaning containing a conventional alkyl glycoside. It can be seen that the foaming power and rinsing properties are superior to the agent composition.
[0044]
【The invention's effect】
The effect of this invention exists in providing the cleaning composition for hard surfaces which mix | blended the glycoside which uses the hydrocarbon group which has a specific average carbon number as a substituent. The hard surface cleaning composition of the present invention is superior in foaming power and rinsing properties as compared with conventional cleaning compositions, and is suitable as a cleaning composition for bathrooms.

Claims

As the component (A), the following general formula (1)
R ¹ O— (Z) _n (1)
(In the formula, R1 represents a hydrocarbon group having an average carbon number of 8.0 to 9.5, Z represents a residue derived from a reducing sugar, and n represents an average degree of polymerization of the Z group. Represents a number in the range of ~ 2);
As the component (B), the following general formula (2)
^{^{_{_{R 2 O- (R 3 -O)}}}} m SO 3 M (2)
(Wherein R ² represents an alkyl group or alkenyl group having 8 to 20 carbon atoms, R ³ represents an alkylene group or styrene oxide residue having 2 to 4 carbon atoms, and M represents an alkali metal atom or an alkaline earth metal. Atom, ammonium, ammonium of alkylamine or ammonium of alkanolamine, m represents a number of 1 to 10)
A polyether sulfate ester salt represented by:
As the component (C), the following general formula (3)
^{^{_{R 4 O- (R 5 -O)}}} p -H (3)
(In the formula, R ⁴ represents an alkyl group or alkenyl group having 1 to ⁵ carbon atoms, R ⁵ represents an alkylene group or styrene oxide residue having 2 to 4 carbon atoms, and p represents a number of 1 to 20)
A detergent composition for hard surfaces, comprising a polyether represented by the formula:

The hard surface cleaning composition according to claim 1, further comprising a sequestering agent as component (D).

The hard surface cleaning composition according to claim 1 or 2, wherein the content of the component (A) and the component (B) is 1 to 20% by weight with respect to the total amount of the composition.

The blending amount of the component (A) and the component (B) is (A) :( B) = 10: 1 to 1: 2 in terms of weight, and the total content of the component (A) and the component (B) is The cleaning composition for hard surfaces according to claim 3, which is 2 to 30% by weight based on the total amount of the composition.

A bathroom cleaning composition comprising the hard surface cleaning composition according to any one of claims 1 to 4.