JP3710789B2 - 複数の通信プロトコルを有する画像形成装置 - Google Patents

複数の通信プロトコルを有する画像形成装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本発明は、複数の通信プロトコルを有する画像形成処理装置に係り、詳しくは、アプリケーションが多種多様な通信プロトコルに応じた処理部を有することなくデータの送受信を行うことができ、通信プロトコル及びアプリケーションの追加を容易とする画像形成処理装置を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置が一般的に知られている。このような複合型の画像形成装置は、1つの筐体内に表示部、印刷部および撮像部などを設けるとともに、プリンタ、コピーおよびファクシミリ装置にそれぞれ対応する3種類のアプリケーションを設け、アプリケーションの切り替えによって、当該装置をプリンタ、コピー、スキャナまたはファクシミリ装置として動作させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年のインターネットの普及及び通信プロトコルの多様化にともなって、プリンタ機能を有する上記従来の複合型画像形成装置は、市場要求として多種多様なインターフェイスからの印刷要求に応じなければならなくなってきた。上記従来の複合型画像形成装置において、このような市場要求に応じるため、新しいインターフェイスが追加される毎に個別に対応をしてきた。個別に対応する場合、従来から実装されているアプリケーションに新規のインターフェイスに対応するために手を加えなければならない。また、新規にアプリケーションを開発して実装するためには、複数のインターフェイスに対応するように開発を行わなければならない等の問題があった。
【0004】
そこで、本発明の課題は、多種多様なインターフェイスを介して接続される機器との間の印刷データ及び画像データの送受信制御を行うことによって、多種多様な通信プロトコルと夫々異なる画像形成処理を行う複数のアプリケーションとを仲介する仲介処理部を有し、通信プロトコル及びアプリケーションの追加を容易とする画像形成処理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載されるように、画像形成に関する処理を実行するアプリケーションと、夫々異なる通信プロトコルに従ってデータ送受信を行う複数の通信プロトコルデーモンと、上記各通信プロトコルデーモンからの接続通知に応じて、該通信プロトコルデーモンに代わって、該通信プロトコルデーモンにて接続要求があったことを上記アプリケーションへ通知することによって接続を仲介する接続要求仲介手段とを有するように構成される。また、本発明は、請求項2に記載されるように、上記複数の通信プロトコルデーモンによって共有され、受信データ及び送信データを格納し、上記アプリケーションと該複数の通信プロトコルデーモンとの間で該受信データ及び該送信データの受け渡しに使用される共有メモリとを有するように構成することができる。
【0006】
このような画像形成装置では、多種多様な通信プロトコルと画像形成に関する処理を実行するアプリケーションとの接続を仲介する接続要求仲介手段(要求仲介デーモン7)及び共有メモリ(99)を用いてデータ送受信を制御するプロトコル制御デーモン9が構成される。そのため、複数の通信プロトコルのインターフェイスと各アプリケーションとが互いを意識する必要がない。従って、このような画像形成装置への通信プロトコル及びアプリケーションの追加を容易に行うことができる。
【0007】
また、本発明は、請求項3に記載されるように、上記接続要求仲介手段は、上記アプリケーションからの登録要求に応じて該アプリケーションを登録する登録手段と、上記アプリケーションから送受信バッファの登録要求に応じて、該アプリケーション専用に使用される受信用バッファ及び送信用バッファとを登録して使用可能状態とするバッファ登録手段とを有するように構成することができる。
【0008】
このような画像形成装置では、要求仲介手段によって登録したアプリケーションに専用の受信用バッファ及び送信用バッファを登録することをできる。
【0009】
更に、本発明は、請求項4に記載されるように、上記接続要求仲介手段は、上記各通信プロトコルデーモンからの接続通知を受けると、上記共有メモリ内に上記接続中にて使用される受信用バッファと送信用バッファとを割り当てて、上記通信プロトコルデーモンに通知する送受信バッファ割当手段とを有するように構成することができる。
【0010】
このような画像形成装置では、接続要求仲介手段が、接続要求をした通信プロトコルーモンに受信用バッファと送信用バッファとを割り当てる。
【0011】
また、本発明は、請求項5に記載されるように、上記アプリケーションは、上記接続要求仲介手段から接続の通知を受信すると、該接続要求仲介手段接続許可を通知すると共に、上記通信プロトコルデーモンに対して接続を行う接続処理手段と、上記通信プロトコルデーモンへデータ受信の開始を要求するデータ受信開始要求手段とを有するように構成することができる。
【0012】
このような画像形成装置では、アプリケーションは、各通信プロトコルデーモンからではなく接続要求仲介手段からの接続通知に応じて、接続要求をした通信プロトコルデーモンへのデータ受信の開始を要求する。
【0013】
更に、本発明は、請求項6に記載されるように、上記各通信プロトコルデーモンは、上記通信プロトコルデーモンが受信データを上記送受信バッファ割当手段によって割り当てられた上記受信用バッファに書き込んで、書き込み開始位置をデータ長分移動する受信データ書込手段と、上記アプリケーションに、上記受信用バッファへ上記受信データを書き込んだことを通知すると共に、該受信データの書き込み開始位置と書き込み終了位置とを指定する書き込み通知を行う受信書込通知手段とを有するように構成することができる。
【0014】
このような画像形成装置では、通信プロトコルデーモンが接続要求仲介手段によって割り当てられた受信データを共有メモリに書き込むため、アプリケーションは、各通信プロトコルデーモンと直接に受信データの受け渡しを行なわなくて良い。また、通信プロトコルデーモンから受信データを書き込んだことが通知されるため、共有メモリに書き込まれた受信データの読み込みのタイミングを知ることができる。
【0015】
また、本発明は、請求項7に記載されるように、上記アプリケーションは、上記通信プロトコルデーモンから上記受信データの書き込み通知を受信すると、該書き込み通知で指定される上記書き込み開始位置から上記書き込み終了位置まで上記受信用バッファから上記受信データを読み出して、読み出し開始位置を該書き込み終了位置まで移動する受信データ読込手段と、上記通信プロトコルデーモンに、上記受信用バッファから上記受信データを読み出したことを通知する受信読出通知手段とを有するように構成することができる。
【0016】
このような画像形成装置では、アプリケーションは、受信データを共有メモリから読み込んだことを通信プロトコルデーモンに通知する。このように、通信プロトコルデーモンに通知することによって、続く次の受信データの共有メモリへの格納を通信プロトコルデーモンに知らせることができる。
【0017】
更に、本発明は、請求項8に記載されるように、上記アプリケーションは、上記バッファ登録手段によって登録された上記送信用バッファへ送信データを書き込んで、書き込み開始位置をデータ長分移動する送信データ書き込み手段と、上記通信プロトコルデーモンに、上記送信用バッファへ上記送信データを書き込んだことを通知すると共に、該送信データの書き込み開始位置と書き込み終了位置とを指定する書き込み通知を行う送信書込通知手段とを有するように構成することができる。
【0018】
このような画像形成装置では、アプリケーションが接続要求仲介手段のバッファ登録手段によって登録された送信データを共有メモリに書き込むため、アプリケーションは、各通信プロトコルデーモンと直接に送信データの受け渡しを行なわなくて良い。また、アプリケーションは通信プロトコルデーモンに送信データを書き込んだことを通知するため、通信プロトコルデーモンは共有メモリに書き込まれた送信データの読み込みのタイミングを知ることができる。
【0019】
また、本発明は、請求項9に記載されるように、上記各通信プロトコルデーモンは、上記アプリケーションから上記送信データの書き込み通知を受信すると、該書き込み通知で指定される上記書き込み開始位置から上記書き込み終了位置まで上記送信用バッファから上記送信データを読み出して、上記アプリケーションと接続した上記通信プロトコルデーモンに該送信データを送信させる送信データ読出手段と、上記読み出し開始位置を上記書き込み終了位置まで移動する読出開始位置移動手段と、上記アプリケーション手段に、上記送信用バッファから上記送信データを読み出したことを通知する送信読出通知手段とを有するように構成することができる。
【0020】
このような画像形成装置では、通信プロトコルデーモンは、送信データを共有メモリから読み込んだことをアプリケーションに通知する。このように、アプリケーションに通知することによって、続く次の送信データの共有メモリへの格納をアプリケーションに知らせることができる。
【0021】
更に、本発明は、請求項10に記載されるように、上記通信プロトコルデーモンは、上記受信データを全て上記アプリケーションに通知すると、該アプリケーションに対してデータ受信完了を通知する受信完了手段と、上記アプリケーションからの切断の要求に応じて、上記接続要求仲介手段へ終了通知を行う終了通知手段とを有するように構成することができる。
【0022】
このような画像形成装置では、通信プロトコルデーモンは、データの受信が完了したことをアプリケーションに通知し、アプリケーションからの切断の要求に応じて、接続要求手段に対して通信が切断されたことを通知する。
【0023】
また、本発明は、請求項11に記載されるように、上記アプリケーションは、上記通信プロトコルデーモンから上記送信データを読み出した通知を受信すると、該通信プロトコルデーモンに対して切断を要求する切断要求手段を有するように構成することができる。
【0024】
このような画像形成装置では、アプリケーションは、通信プロトコルデーモンに切断を要求する。
【0025】
更に、本発明は、請求項12に記載されるように、上記各通信プロトコルデーモンは、上記アプリケーションからの切断の要求に応じて、上記通信プロトコルデーモンに対する接続終了処理を行い、上記接続要求仲介手段へ接続終了を通知する接続終了通知手段を有するように構成することができる。
【0026】
このような画像形成装置では、通信プロトコルデーモンは、切断処理を行うと共に、接続要求仲介手段へも接続終了を通知する。
【0027】
更に、本発明は、請求項13に記載されるように、複数の上記アプリケーションを有し、上記各通信プロトコルデーモンと上記各アプリケーションとは、上記共有メモリを介して上記データ送受信を制御するように構成することができる。
【0028】
このような画像形成装置では、複数のアプリケーションから複数の通信プロトコルデーモンとのデータ送受信の制御において、複数の通信プロトコルのインターフェイスと各アプリケーションとが互いを意識する必要がない。
【0029】
更に、本発明は、請求項14に記載されるように、上記画像形成処理で利用される複数のハードウェア資源を管理すると共に、上記複数のアプリケーションからの利用要求に応じて、該複数のハードウェア資源への利用を制御するコントロールサービスと、該複数のアプリケーションと該コントロールサービスとを制御するオペレーティングシステムとを有するように構成することができる。
【0030】
このような画像形成装置では、複数の通信プロトコルデーモンと複数のアプリケーションとの間で画像形成に関するデータを送受信すると共に、実行された複数のアプリケーションによって、複数のハードウェア資源へのアクセスをも実現することができる。
【0031】
上記課題を解決するための手段として、本発明は、上記画像形成装置での処理をコンピュータに行なわせるためのデータ送受信制御方法及び該処理をコンピュータに実行させるためのプログラムとすることもできる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0033】
多種の画像形成機能を融合する本発明の実施の一形態に係る画像形成装置(以下、融合機と言う)は、例えば、図1に示すような機能構成を成す。図1は、本発明の一実施例に係る多種の画像形成機能を融合する融合機の機能構成を示すブロック図である。
【0034】
図1において、融合機1200は、プロッタ1201と、スキャナ1202と、その他ハードウェアリソース1203などを有するとともに、プラットフォーム1220とアプリケーション1230とから構成されるソフトウェア群1210と、融合機起動部1240とを備えている。アプリケーション1230は、後述される複数のアプリケーション1211から1217全体を示す。
【0035】
融合機起動部1240は、融合機1200の電源投入時に先ず始めに実行され、プラットフォーム1220やアプリケーション1230を起動する。
【0036】
プラットフォーム1220は、アプリケーション1230からの処理要求を解釈して、ハードウェア資源の獲得要求を発生させる下記に示すコントロールサービス1250と、一または複数のハードウェア資源の管理をおこない、コントロールサービス1250からの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャー(SRM(System Resource Manager)1223)と、OS(Operating System)1221とを有する。
【0037】
このコントロールサービス1250は、複数のサービスモジュールにより形成され、具体的には、SCS(System Control Service)1222と、ECS((Engine Control Service)1224と、MCS(Memory Control Service)1225と、OCS(Operation panel Control Service)1226と、FCS(FAX Control Service)1227と、NCS(Network Control Service)1228と、IMH(Imaging Memory Handler)1229とがある。なお、このプラットフォーム1220は、あらかじめ定義された関数により前記アプリケーション1230からの処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインターフェースを有する。
【0038】
OS1221は、UNIX(登録商標)などのオペレーティング・システムであり、プラットフォーム1220並びにアプリケーション1230の各ソフトウェアをそれぞれプロセスとして並列実行する。オープンソースのUNIX(登録商標)を用いることにより、プログラムの安全性を確保できるとともに、ネットワーク対応可能となり、ソースコードの入手も容易となる。さらに、OS、TCP/IPのロイヤリティが不要であり、アウトソーシングも容易となる。
【0039】
SRM1223は、SCS1222とともにシステムの制御およびリソースの管理をおこなうものであり、スキャナやプロッタなどのエンジン部、メモリ、HDDファイル、ホストI/O(セントロI/F、ネットワークI/F、IEEE1394I/F、RS232CI/Fなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求にしたがって調停をおこない、実行制御する。
【0040】
具体的には、このSRM1223は、要求されたハードウェア資源が利用可能であるかどうか(他の要求により利用されていないかどうか)を判断し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に伝える。また、上位層からの要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリングをおこない、要求内容(たとえば、プリンタエンジンによる紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を直接実施するようにしてもよい。
【0041】
SCS1222は、アプリ管理(機能1)、操作部制御(機能2)、システム画面表示(ジョブリスト画面、カウンタ表示画面など)(機能3)、LED表示(機能4)、リソース管理(機能5)、割り込みアプリ制御(機能6)等の複数の機能を行う。具体的には、アプリ管理(機能1)では、アプリの登録と、その情報を他のアプリに通知する処理をおこなう。操作部制御(機能2)では、アプリの操作部使用権の排他制御をおこなう。システム画面表示(機能3)では、操作部使用権を持つアプリからの要求内容に応じて、エンジン部の状態に対応する警告画面の表示をおこなう。LED表示(機能4)では、警告LED、アプリキーなどのシステムLEDの表示制御をおこなう。リソース管理(機能5)では、アプリ(ECS)がジョブを実行するにあたって、排他しなければならないエンジンリソース(スキャナ、ステープルなど)の排他制御のためのサービスをおこなう。割り込みアプリ制御(機能6)では、特定のアプリを優先動作せさるための制御及びサービスをおこなう。
【0042】
ECS1224は、プロッタ1201、スキャナ1202、その他ハードウェアリソース1203などのエンジン部を制御するものであり、画像読み込みと印刷動作、状態通知、ジャムリカバリなどをおこなう。
【0043】
MCS1225は、メモリ制御をおこなうものであり、具体的には、画像メモリの取得および開放、ハードディスク装置(HDD)の利用、画像データの圧縮および伸張などをおこなう。
【0044】
OCS1226は、オペレータと本体制御間の情報伝達手段となる操作パネルを制御するモジュールであり、オペレータのキー操作イベントを本体制御に通知する処理、各アプリがGUIを構築するためのライブラリ関数を提供する処理、構築されたGUI情報をアプリ別に管理する処理、操作パネル上への表示反映処理などをおこなう。
【0045】
FCS1227は、システムコントローラの各アプリ層からPSTN/ISDN網を使ったファクシミリ送受信、BKM(バックアップSRAM)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用、ファクシミリ読み取り、ファクシミリ受信印刷、融合送受信をおこなうためのAPI(Application Program Interface)を提供する。
【0046】
NCS1228は、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーション1230に対して共通に利用できるサービスを提供するためのモジュール群であり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーション1230に振り分けたり、アプリケーション1230からデータをネットワーク側に送信する際の仲介をおこなう。
【0047】
IMH1229は、イメージデータを仮想メモリ領域(ユーザー仮想空間)から物理メモリへマップする。プロセスの起動に応じて、システムコールを行ない、プロセス用の仮想メモリ領域をマップしたり、マップした仮想メモリ領域をプロセスの終了時に開放する処理等を行う。
【0048】
アプリケーション1230は、ページ記述言語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ1211と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ1212と、ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ1213と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ1214と、ネットファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ1215と、工程検査用アプリケーションである工程検査アプリ1216と、配信用アプリケーションである配信アプリ1217ととを有する。各アプリケーション1211〜1218は、プラットフォーム1220上の各プロセスを利用して動作実行し得るため、画面制御、キー操作制御およびジョブ生成などをおこなう画面表示制御プログラムがその主体となる。なお、NCS1228により接続されたネットワークを介して新たなアプリケーションをネットワーク経由で搭載することもできる。また、各アプリケーションはアプリケーションごとに追加または削除することができる。
【0049】
このように、融合機1200は、各アプリで共通的に必要となる処理をプラットフォーム1220で一元的に処理する。
【0050】
次に、融合機1200のハードウェア構成について説明する。図2は、図1に示す融合機のハードウェア構成を示すブロック図である。図2に示すように、この融合機1200は、オペレーションパネル1310と、FCU(ファックスコントロールユニット)1320と、プロッタ1201、スキャナ1202及びその他ハードウェアで構成されるエンジン部1350と、コントローラ1300のASIC1301とをPCI(Peripheral Component Interconnect)バス等で接続した構成となる。FCU1320は、受信したファックスデータを格納するための不揮発性メモリ(SAF)1321と、FCU1320内での時間を計測するためのRTC(Real Time Clock)1322とを有し、通常G3規格に従ってファックスデータの送受信を行う。FCU1320は、オプションとして更にG3規格とG4規格とを搭載しても良い。
【0051】
コントローラ1300は、ASIC1301にMEM−C1302、HDD(Hard Disk Drive)1303などを接続するとともに、このASIC1301とCPU1304とをCPUチップセットのNB1305を介して接続している。このように、NB1305を介して接続する理由は、CPU1304自体のインターフェイスが公開されていないためである。
【0052】
ここで、このASIC1301とNB1305は、単にPCIを介して接続されているのではなく、AGP1308を介して接続されている。このようにAGP1308を介して接続することとした理由は、この融合機1200がプラットフォーム1220やアプリケーション1230を形成する複数のプロセスを実行制御する関係上、これらを低速のPCIで接続したのでは、パフォーマンスが低下するからである。
【0053】
CPU1304は、融合機1200の全体制御をおこなうものであり、具体的には、OS1221上でプラットフォーム1220を形成するSCS1222、SRM1223、ECS1224、MCS1225、OCS1226、FCS1227、NCS1228をそれぞれプロセスとして起動して実行させるとともに、アプリケーション1230を形成するプリンタアプリ1211、コピーアプリ1212、ファックスアプリ1213、スキャナアプリ1214、ネットファイルアプリ1215、工程検査アプリ1216、配信アプリ1217を起動して実行させる。
【0054】
NB1305は、CPU1304とMEM−P1306、SB1307、ASIC1301とを接続するためのブリッジであり、MEM−P1306は、融合機の描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、MEM−C1302は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、ASIC1301は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。
【0055】
NB1305は、PCIバスを介してSB1307と接続する他、ネットワーク通信を制御するNIC(Network Interface Controller)1311と、パーソナルコンピュータと接続し大容量の画像データの送受信を可能とするUSB(Universal Serial Bus)1312及びIEEE13941313と、パラレルケーブルによって接続可能なセントロニクス1314と接続する。SB1307は、NB1305とROM、PCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。SB1307は、コントローラ1300での時間を計測するRTC(Real Time Clock)1323を有する。
【0056】
HDD1303は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージであり、オペレーションパネル1310は、操作者からの入力操作の受け付け並びに操作者に向けた表示をおこなう操作部である。
【0057】
したがって、ASIC1301には、MEM−C1302を接続するためのRAMインターフェイスと、HDD1303を接続するためのハードディスクインターフェースが設けられ、これらの記憶部に対して画像データの入出力をおこなう場合には、入出力先がRAMインターフェイスまたはハードディスクインターフェースに切り替えられる。
【0058】
AGP1308は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェイスであり、システムメモリに高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にする。
【0059】
次に、アプリケーション1230とNCS1228間のデータ送受信制御について説明する。
【0060】
図3は、通信制御を行うプロセスとアプリケーションとの仲介を行うプロセスによる処理の全体概要を示す図である。図3中、図1に示す融合機1200の機能構成のうち主要な機能構成のみが図示され、他の機能構成は省略される。図3において、融合機1200は、種々の画像形成処理を実行するアプリケーション1230と、種々の通信プロトコルを制御する複数の通信制御デーモンを有するNCS1228と。NCS1228とアプリケーション1230とのインターフェイスを行うNAI8とを有し、ネットワーク15に接続される。NCS1228は、デーモン9とアプリケーション1230との仲介をする要求仲介デーモン7と、種々の通信プロトコルデーモンによって構成されるプロトコル制御デーモン9とを有する。プロトコル制御デーモン9は、httpデーモン2と、ippデーモン91と、ftpデーモン92と、USBデーモン93と、IEEE1394デーモン94と、セントロニクスデーモン95とを有する。
【0061】
httpデーモン2は、例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)に従った通信制御を行い、ネットワークの設定、機器の状態監視、及び、アプリと連携してXMLによる機器制御コマンドの送受信を行う。ippデーモン91は、HTTPベースの印刷プロトコルであるIPP(Internet Printing Protocol)による印刷データの受信を制御する。ftpデーモン92は、FTP(File Transfer Protocol)によるサービスの提供を制御する。
【0062】
USBデーモン93は、USBケーブルで直結される機器からの印刷データの受信を制御する。IEEE1394デーモン94は、IEEE1394専用ケーブルで直結される機器からの印刷データの受信を制御する。セントロニクスデーモン95は、パラレルケーブルで直結される機器からの印刷データの受信を制御する。
【0063】
図3より、アプリケーション1230は、NAI8を介して、NCS1228の要求仲介デーモン7にアプリ登録を行う(ステップS0)。ネットワーク15を介して接続要求を受信をすると(ステップS1)、NCS1228のプロトコル制御デーモン9は、要求仲介デーモン7へ通知する(ステップS2)。要求仲介デーモン7は、NAI8を介して、アプリケーション1230へ接続要求を通知する(ステップS3)。アプリケーション1230は、NAI8を介して、プロトコル制御デーモン9に接続を行う(ステップS4)。プロトコル制御デーモン9は、アプリケーション1230からの接続によって、ネットワーク15を介して、データの送受信をアプリケーション1230との間で行う(ステップS5)。
【0064】
上記より、NCS1228は、要求仲介デーモン7とプロトコル制御デーモン9の2つのプロセスとによって通信を行う点において、コントロールサービス1250の他のサービスと異なる。
【0065】
NCS1228は、大量のデータをプロセス間で通信する手段として共有メモリを用いる。共有メモリは、複数の異なるプロセスからアクセスすることのできるメモリ領域であり、NetBSD(登録商標)の備える標準機能である。共有メモリに対して、複数のプロセスから排他的にアクセスするには、データの読み書きに関する情報を互いにやりとりする必要がある。
【0066】
図3示す処理の全体概要において、NCS1228とアプリケーション1230間で大量のデータを受け渡すためのシーケンスについて図4から図8で詳細に説明する。
【0067】
図4は、アプリケーションの登録を行う登録シーケンスを示す図である。図4において、アプリケーション1230は、要求仲介デーモン7に問い合わせを行い(ステップS101)、要求仲介デーモン7からサポートするサービスの通知を受けると(ステップS102)、アプリケーション1230が行うサービスの内容を通知することによって要求仲介デーモン7にアプリケーションの登録を行う(ステップS103)。例えば、「データ受信サービス」として、アプリケーション名、スプール機能「なし」、及びジョブ機能「なし」等が登録される。
【0068】
この登録によって、要求仲介デーモン7は、プロトコル制御デーモン9から接続の通知を受けた際には、どのアプリケーションとどの通信プロトコルデーモンとの接続を仲介すべきかを知ることができる。
【0069】
図5は、アプリケーション用バッファの登録を行うバッファ登録シーケンスを示す図である。図5において、アプリケーション1230は、送受信バッファ獲得処理を実行する。アプリケーション1230は、要求仲介デーモン7に対して、アプリケーション1230のための複数の送受信バッファの登録を行ない(ステップS111)、更に、登録した送受信バッファをオープンし(ステップS112)、要求仲介デーモン7から送受信バッファ管理情報を取得する(ステップS113)。このとき、アプリケーション1230は、自分専用に複数の送受信バッファを共有メモリ内に確保する。
【0070】
図6は、アプリケーションへリクエストを通知するリクエスト通知シーケンスを示す図である。図6において、プロトコル制御デーモン9は、ネットワーク15を介して接続を受信すると(ステップS11)、要求仲介デーモン7へ接続通知を行う(ステップS12)。プロトコル制御デーモン9からの接続通知に応じて、要求仲介デーモン7は、アプリケーション1230が登録した複数の送受信バッファの一つを割り当てて、プロトコル制御デーモン9に通知する(ステップS13)。
【0071】
更に、要求仲介デーモン7は、アプリケーション1230に対して接続通知を行い、接続先を通知するステップS14)。この接続通知に応じて、アプリケーション1230は、要求仲介デーモン7に対して接続許可を行う(ステップS15)。そして、アプリケーション1230は、プロトコル制御デーモン9と接続する(ステップS16)。アプリケーション1230と接続されるプロトコル制御デーモン9は、図3に示されるデーモン2、91〜95のいずれかである。更に、アプリケーション1230は、プロトコル制御デーモン9に対して、通知タイミングの設定を行い(ステップS17)、接続先からのデータ受信を開始するよう要求する(ステップS18)。
【0072】
図7は、データ送受信シーケンスを示す図である。図7において、NCS1230のプロトコル制御デーモン9は、受信データを共有メモリ99内の受信バッファ97に書き込むと(ステップS21)、書き込みポインタを受信データ分移動する(ステップS22)。プロトコル制御デーモン9は、アプリケーション1230へ受信バッファへの書き込みを通知する(ステップS23)。この通知によって、書き込みを開始した開始ポインタと書き込みを終了した終了ポインタとが通知される。
【0073】
プロトコル制御デーモン9からの通知を受けて、アプリケーション1230は、受信データを共有メモリ99から読み出し(ステップS24)、読み出しポインタを受信データ分移動する(ステップS25)。そして、アプリケーション1230は、プロトコル制御デーモン9に受信バッファからの読み出しを通知する(ステップS26)。
【0074】
アプリケーション1230からネットワーク15にデータ送信する場合について説明する。アプリケーション1230は、送信データを共有メモリ99内の送信用バッファ98に書き込むと(ステップS27)、書き込みポインタを送信データ分移動する(ステップS27−2)。アプリケーション1230は、プロトコル制御デーモン9へ送信バッファへの書き込みを通知する(ステップS28)。この通知によって、書き込みを開始した開始ポインタと書き込みを終了した終了ポインタとが通知される。
【0075】
アプリケーション1230からの通知を受けて、プロトコル制御デーモン9は、送信データを共有メモリ99から読み出して接続先へ送信し(ステップS29)、読み出しポイントを移動する(ステップS30)。そして、プロトコル制御デーモン9は、アプリケーション1230に送信バッファからの読み出しを通知する(ステップS30−2)。
【0076】
図7において、説明の便宜上、受信データの書き込みの後に読み出しが行われるように説明したが、書き込みと読み出しが同時に行われても良い。送信データの書き込み及び読み出しについても同様である。
【0077】
図8は、アプリケーションのコネクションを終了するコネクション終了シーケンスを示す図である。図8において、プロトコル制御デーモン9は、アプリケーション1230に対して、データ受信が完了したことを通知する(ステップS31)。この通知は、例えば、ネットワーク上の接続が切断されたときに通知される。通知を受けたアプリケーション1230は、切断状態である判断して、プロトコル制御デーモン9に対してデータを受信したデーモンとの切断を要求する(ステップS32)。プロトコル制御デーモン9は、終了処理をおこない、要求仲介デーモン7に終了を通知する(ステップS33)。
【0078】
上記より、データの読み書きに関する情報をアプリケーション1230とプロトコル制御デーモン9との間で互いにやりとりすることによって、共有メモリ99に対して、複数のプロセスから排他的にアクセスすることが可能となる。
【0079】
上記より、本発明によれば、融合機1200に、多種多様なインターフェイスを介して接続される機器との間の印刷データ及び画像データの送受信制御を行うことによって、多種多様な通信プロトコルと夫々異なる画像形成処理を行う複数のアプリケーションとの接続を仲介する要求仲介デーモン7及び共有メモリを用いてデータ送受信を制御するプロトコル制御デーモン9が構成される。そのため、複数の通信プロトコルのインターフェイスと各アプリケーションとが互いを意識する必要がない。従って、このような融合機1200への通信プロトコル及びアプリケーションの追加を容易に行うことができる。
【0080】
【発明の効果】
以上、説明してきたように、本願発明によれば、多種多様なインターフェイス介して接続される機器との間の印刷データ及び画像データの送受信制御を行うことによって、多種多様な通信プロトコルと夫々異なる画像形成処理を行う複数のアプリケーションとを仲介する仲介処理部が画像形成装置内に構成されるため、複数の通信プロトコルのインターフェイスと各アプリケーションとが互いを意識する必要がない。従って、本願発明に係る画像形成装置への通信プロトコル及びアプリケーションの追加を容易とする。
【0081】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る多種の画像形成機能を融合する融合機の機能構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す融合機のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図3】通信制御を行うプロセスとアプリケーションとの仲介を行うプロセスによる処理例を示す図である。
【図4】アプリケーションの登録を行う登録シーケンスを示す図である。
【図5】アプリケーション用バッファの登録を行うバッファ登録シーケンスを示す図である。
【図6】アプリケーションへリクエストを通知するリクエスト通知シーケンスを示す図である。
【図7】データ送受信シーケンスを示す図である。
【図8】アプリケーションのコネクションを終了するコネクション終了シーケンスを示す図である。
【符号の説明】
2 httpデーモン
7 要求仲介デーモン
8 NAI
9 プロトコル制御デーモン
15 ネットワーク
1200 融合機、 1201 プロッタ、
1202 スキャナ、
1203 その他ハードウェアリソース、
1210 ソフトウェア群、
1230 アプリケーション、 1220 プラットフォーム、
1221 OS、 1222 SCS、
1223 SRM、 1224 ECS、
1225 MCS、 1226 OCS、
1227 FCS、 1228 NCS、
1229 IMH、 1240 融合機起動部、
1300 コントローラ、 1301 ASIC、
1302 MEM−C、 1303 HDD、
1304 CPU、 1305 NB、
1306 MEM−P、 1307 SB、
1308 AGP、 1310 オペレーションパネル
1320 ファックスコントロールユニット
1311 NIC、 1312 USB、
1313 IEEE1394、 1314 セントロニクス、
1350 エンジン部

Claims (16)

  1. 画像形成に関する処理を実行するアプリケーションと、
    夫々異なる通信プロトコルに従ってデータ送受信を行う複数の通信プロトコルデーモンと、
    上記各通信プロトコルデーモンからの接続通知に応じて、該通信プロトコルデーモンに代わって、該通信プロトコルデーモンにて接続要求があったことを上記アプリケーションへ通知することによって接続を仲介する接続要求仲介手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 上記アプリケーションと上記通信プロトコルデーモンによって共有され、受信データ及び送信データを格納し、上記アプリケーションと該複数の通信プロトコルデーモンとの間で該受信データ及び該送信データの受け渡しに使用される共有メモリとを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 上記接続要求仲介手段は、
    上記アプリケーションからの登録要求に応じて該アプリケーションを登録する登録手段と、
    上記アプリケーションから送受信バッファの登録要求に応じて、該アプリケーション専用に使用される受信用バッファ及び送信用バッファとを登録して使用可能状態とするバッファ登録手段とを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 上記接続要求仲介手段は、
    上記各通信プロトコルデーモンからの接続通知を受けると、上記共有メモリ内に上記接続中にて使用される受信用バッファと送信用バッファとを割り当てて、上記通信プロトコルデーモンに通知する送受信バッファ割当手段を有することを特徴とする請求項2又は3のいずれか一項記載の画像形成装置。
  5. 上記アプリケーションは、
    上記接続要求仲介手段から接続の通知を受信すると、該接続要求仲介手段に接続許可を通知すると共に、上記通信プロトコルデーモンに対して接続を行う接続処理手段と、
    上記通信プロトコルデーモンへデータ受信の開始を要求するデータ受信開始要求手段とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の画像形成装置。
  6. 上記各通信プロトコルデーモンは、
    上記通信プロトコルデーモンが受信データを上記送受信バッファ割当手段によって割り当てられた上記受信用バッファに書き込んで、書き込み開始位置をデータ長分移動する受信データ書込手段と、
    上記アプリケーションに、上記受信用バッファへ上記受信データを書き込んだことを通知すると共に、該受信データの書き込み開始位置と書き込み終了位置とを指定する書き込み通知を行う受信書込通知手段とを有することを特徴とする請求項4又は5項記載の画像形成装置。
  7. 上記アプリケーションは、
    上記通信プロトコルデーモンから上記受信データの書き込み通知を受信すると、該書き込み通知で指定される上記書き込み開始位置から上記書き込み終了位置まで上記受信用バッファから上記受信データを読み出して、読み出し開始位置を該書き込み終了位置まで移動する受信データ読込手段と、
    上記通信プロトコルデーモンに、上記受信用バッファから上記受信データを読み出したことを通知する受信読出通知手段とを有することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 上記アプリケーションは、
    上記バッファ登録手段によって登録された上記送信用バッファへ送信データを書き込んで、書き込み開始位置をデータ長分移動する送信データ書き込み手段と、
    上記通信プロトコルデーモンに、上記送信用バッファへ上記送信データを書き込んだことを通知すると共に、該送信データの書き込み開始位置と書き込み終了位置とを指定する書き込み通知を行う送信書込通知手段とを有することを特徴とする請求項4乃至7のいずれか一項記載の画像形成装置。
  9. 上記各通信プロトコルデーモンは、
    上記アプリケーションから上記送信データの書き込み通知を受信すると、該書き込み通知で指定される上記書き込み開始位置から上記書き込み終了位置まで上記送信用バッファから上記送信データを読み出して、上記アプリケーションと接続した上記通信プロトコルデーモンに該送信データを送信させる送信データ読出手段と、
    上記読み出し開始位置を上記書き込み終了位置まで移動する読出開始位置移動手段と、
    上記アプリケーションに、上記送信用バッファから上記送信データを読み出したことを通知する送信読出通知手段とを有することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 上記通信プロトコルデーモンは、
    上記受信データを全て上記アプリケーションに通知すると、該アプリケーションに対してデータ受信完了を通知する受信完了手段と、
    上記アプリケーションからの切断の要求に応じて、上記接続要求仲介手段へ終了通知を行う終了通知手段とを有することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項記載の画像形成装置。
  11. 上記アプリケーションは、
    上記通信プロトコルデーモンから上記送信データを読み出した通知を受信すると、該通信プロトコルデーモンに対して切断を要求する切断要求手段を有することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 上記通信プロトコルデーモンは、
    上記アプリケーションからの切断の要求に応じて、上記通信プロトコルデーモンに対する接続終了処理を行い、上記接続要求仲介手段へ接続終了を通知する接続終了通知手段を有することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 複数の上記アプリケーションを有し、
    上記通信プロトコルデーモンと上記各アプリケーションとは、上記共有メモリを介して上記データ送受信を制御することを特徴とする請求項2乃至12のいずれか一項記載の画像形成装置。
  14. 上記画像形成処理で利用される複数のハードウェア資源を管理すると共に、上記複数のアプリケーションからの利用要求に応じて、該複数のハードウェア資源への利用を制御するコントロールサービスと、
    該複数のアプリケーションと該コントロールサービスとを制御するオペレーティングシステムとを有することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項記載の画像形成装置。
  15. コンピュータが夫々異なる通信プロトコルに従ってデータ送受信を行う複数の通信プロトコルデーモンと複数のアプリケーションとの間で行われるデータ送受信を制御するデータ送受信制御方法において、
    上記上記各通信プロトコルデーモンからの接続通知に応じて、該通信プロトコルデーモンに代わって、該通信プロトコルデーモンにて接続要求があったことを上記アプリケーションへ通知することによって接続を仲介する接続要求仲介手順と、
    上記複数の通信プロトコルデーモンによって共有される共有メモリを介して上記アプリケーションとの間で行われる受信データ及び送信データの受け渡しを制御するデータ送受信制御手順とを有することを特徴とするデータ送受信制御方法。
  16. 夫々異なる通信プロトコルに従ってデータ送受信を行う複数の通信プロトコルデーモンと複数のアプリケーションとの間で行われるデータ送受信を制御するデータ送受信制御方法での処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    上記上記各通信プロトコルデーモンからの接続通知に応じて、該通信プロトコルデーモンに代わって、該通信プロトコルデーモンにて接続要求があったことを上記アプリケーションへ通知することによって接続を仲介する接続要求仲介手順と、
    上記複数の通信プロトコルデーモンによって共有される共有メモリを介して上記アプリケーションとの間で行われる受信データ及び送信データの受け渡しを制御するデータ送受信制御手順とを有することを特徴とするプログラム。
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