JP3709905B2 - ネットワークサーバ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークサーバ装置に関し、特に、複数のコンピュータがネットワークを介して接続し、ヘッダ部とデータ部からなるパケットの交換によってデータ処理を行うデータ処理システムで、データを一元管理し、他のコンピュータのデータ処理要求パケットに対して、返答パケットを送信することによってデータ処理を行うネットワークサーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
サーバコンピュータが、システムの利用するデータを一元的に管理し、ネットワークを介して接続する複数のクライアントコンピュータにより、複数の使用者がそのデータを使用できるネットワークシステムは、ファイルサーバシステム等の様々な態様として各方面で用いられている。以下に、従来の技術による、かかるネットワークシステムにおけるサーバ装置について、図を用いて説明する。
【0003】
図17はかかるネットワークシステムの構成を示す図である。図において11はサーバコンピュータであって、システムの利用するデータを一元的に管理し、他のコンピュータからの要求によって、該データをネットワークを介して配信する。12はクライアントとしてネットワークに接続するコンピュータであって、使用者は各コンピュータからサーバコンピュータの管理するデータを使用することができる。13はネットワークであって、サーバコンピュータとクライアントの各コンピュータを接続し、命令やデータの授受を可能とする。
【0004】
このようなネットワークシステムにおいては、命令やデータの授受をパケット交換によって行うことが一般的である。パケットとは、データ全体を一定の大きさに分割したデータの単位であり、データをパケットとして送受信することによって、データ通信の効率と精度を上げることが可能となる。それぞれのパケットはネットワークを通じて異なったタイミングで各個に転送先に届き、転送先において元のデータに再構成される。このため、それぞれのパケットには転送先や発信元、パケットの順番などのデータが付加されている。
【0005】
コンピュータ12で、サーバコンピュータの管理するデータについてデータ処理したい場合、コンピュータ12は、サーバコンピュータ11に対してネットワーク13を通して、データ処理内容が記述されたデータ処理要求パケットを送信する。サーバコンピュータ11は、データ処理要求パケットを受け取り、上記データ処理要求パケットに記述された内容を基にデータ処理を行い、上記データ処理要求パケットに対する返答パケットを、コンピュータ12に対して送信する。コンピュータ12はネットワーク13から上記返答パケットを受け取り、上記返答パケットを確認し、データ処理は終了する。
【0006】
図18は、パケットの構成の一例を示す概念図である。パケットは授受されるべきデータであるデータ部202と、前述のような各種情報であるヘッダ部201とから構成される。データ処理要求パケットにはデータ処理要求パケットヘッダ部が、返答パケットには返答パケットヘッダ部が含まれている。図18のように、ヘッダ部201は、そのパケットを送信する相手を示す送信先アドレス、自分自身のコンピュータのアドレスである送信元アドレス、相手先までの経路を制御する情報である通信経路情報、セキュリティを保つためのパスワード情報や暗号化情報であるセキュリティ情報、通信に伴う誤りが起こったかどうかをチェックするための情報である通信誤り訂正情報を含んでいる。この他に、データ処理要求パケットではデータ処理要求内容情報、返答パケットではデータ処理結果情報も各ヘッダ部は含んでいる。
【0007】
ここでアドレス1はサーバコンピュータ11の、アドレス2は要求を出したコンピュータ12のアドレスであり、ネットワークに接続するコンピュータを特定できる識別番号として設定されるものであって、例えば小規模LAN等に一般的に使用される通信方式であるイーサネットでは、このアドレスは「0:0:8e:6:12:11」のようになる。
【0008】
また、データ処理要求内容情報としては、「読み出し」「書き込み」などの処理内容、処理を行いたいファイルについてのファイルID、オフセット、サイズ等の情報が含まれ、データ処理結果情報としては、処理を行ったファイルについてのファイル属性、実際に読み出し/書き込みされたデータサイズ等に加え、書き込み要求に対する返答パケットであれば、書き込みが完了したかどうかを示す書き込み完了フラグが含まれる。
【0009】
このように構成されるパケットを用いて、ネットワークシステムでデータ処理を行う場合、例えば、クライアントであるコンピュータ12からサーバコンピュータ11へのデータ処理の要求が、ファイルのデータの読み出しである場合、コンピュータ12からサーバコンピュータ11へはヘッダ部のみで単一のデータ処理要求パケットによって、要求が伝達され、サーバコンピュータからは、データ部に要求されたファイルのデータを含むパケットが返答パケットとして送信される。データの量によっては、ヘッダ部に順番等の情報を含み、データ部に分割されたデータを含む、複数の返答パケットが送信される。
【0010】
逆に、クライアント12からの要求が書き込みである場合には、コンピュータ12から、サーバコンピュータ11へデータ部に分割された書き込みたいデータを含む複数のデータ処理要求パケットが送信され、サーバコンピュータ11からコンピュータ12へは、結果を伝えるヘッダ部のみの単一の返答パケットが送信されることとなる。
【0011】
図19は、サーバコンピュータ11における返答パケット送信についての機能面からみた構成を示すブロック図である。図19において、101はパケット送受信部であり、ネットワークよりデータ処理要求パケットを受信し、また返答パケットをネットワークに送信する。102はパケット処理部であり、データ処理要求パケットのヘッダ部を解析して、その有する要求をデータ処理部103に渡す。103はデータ処理部であり、データ処理要求パケットの有する要求に基づいて、データ処理を行い、処理した結果のデータを返答パケット処理部104に渡す。104は返答パケット処理部であり、データ処理部103から渡されたデータと、返答パケット情報蓄積部に保持された情報とから、返答パケットを作成し、パケット送受信部101に渡す。105は返答パケット情報蓄積部であり、返答パケットのヘッダ部を作成するための情報が蓄積される。
【0012】
図20は、サーバ装置によるデータ処理要求パケット受信から、返答パケット送信までの動作を示すフローチャート図であり、図21は返答パケットの作成を説明するための図である。以下に従来のサーバ装置の動作を図20に従って、図18〜19、及び図21を参照して説明する。
【0013】
図20のフローのステップ1で、パケット送受信部101によってネットワークから受信されたデータ処理要求パケットは、パケット処理部102に渡され、ステップ2では、パケット処理部102がデータ処理要求パケットのヘッダ部の情報からデータ処理要求の内容を解析し、得られた要求をデータ処理部103に渡す。そしてステップ3で、データ処理部103は、上記データ処理要求に基づいたデータ処理を行う。例えば読み出し処理であれば、ファイルよりデータを取り出し、書き込み処理であればファイルにデータを格納する。データ処理部103は、処理を行った送信すべきデータに、データ処理結果情報と、相手先アドレスとを付与して返答パケット処理部104に渡す。
【0014】
ステップ4で、返答パケット処理部104は、返答パケット情報蓄積部105に蓄えられた返答パケット情報を参照し、数バイト程度の情報の演算及びコピーを数回行って返答パケットのヘッダ部を作成する。
【0015】
例えば、返答パケット情報蓄積部105の返答パケット情報は、図21に示すように、送信元アドレス、通信経路情報、及びセキュリティ情報から構成されるとする。また返答パケットのヘッダ部は、同図に示すように、送信先アドレス、送信元アドレス、通信経路情報、セキュリティ情報、通信誤り訂正情報、及びデータ処理結果情報から構成されるとする。これらはいずれも、それぞれが数バイト程度の大きさを有する情報である。
【0016】
この場合、返答パケット処理部104は、送信元アドレス、通信経路情報、及びセキュリティ情報を、返答パケット情報蓄積部105からヘッダ部にコピーし、また通信誤り訂正情報として予め定められた演算によって導出した結果をヘッダ部に設定し、またデータ処理結果情報と、相手先アドレスとはデータ処理部103から受け取った値を設定して、返答パケットのヘッダ部を作成する。そして、送信すべきデータをデータ部として、返答パケットを作成する。
【0017】
その後、ステップ5で返答パケットは、パケット送受信部101に渡され、ネットワークに送出される。以上のように、従来の技術によるサーバ装置を備えたネットワークシステムではクライアントコンピュータの要求に応じたデータ処理が行われる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
従来のサーバ装置では、データ処理を行った結果をクライアントのコンピュータに返答パケットとして送信する際の、返答パケットヘッダ部の作成にあたって、返答パケット処理部104では、数バイト程度の情報の演算及びコピーを繰り返し行うことが必要であった。コンピュータでは、小さなデータの処理であっても、一つの処理として扱われるので、比較的大きなデータを一括処理するよりも小さなデータの処理が何度も繰り返されることの方が処理負担として重くなることが多い。特にサーバ装置がマルチタスク処理を行う場合には、複数回処理による影響は大きくなる。従って、このような処理が繰り返されることで、返答パケット処理部104によるプロセッサの処理の負荷が大きいことが、サーバ装置にとっての負担となり、このためシステム全体について、データ処理性能が低下するという問題点が存在した。
【0019】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、返答パケットの作成に際して、そのヘッダ部の作成にあたり、できるだけ一括処理を行うことにより、処理の高速化を図り、サーバ装置及びシステムの処理性能を向上させることの可能な、ネットワークサーバ装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1にかかるネットワークサーバ装置は、複数のコンピュータがネットワークを介して接続し、ヘッダ部とデータ部からなるパケットの交換によってデータ処理を行うデータ処理システムで、データを一元管理し、他のコンピュータのデータ処理要求パケットに対して、返答パケットを送信することによってデータ処理を行うネットワークサーバ装置において、上記データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報と、上記返答パケット用のヘッダ部の構造をもつヘッダ情報の組を蓄積するパケットヘッダ情報組蓄積部と、上記返答パケットのヘッダ部を作成するためのヘッダ情報が蓄積される返答パケット情報蓄積部と、上記データ処理要求パケットを受信したとき、上記返答パケットを作成するにあたって、上記パケットヘッダ情報組蓄積部を参照することによって、後述する返答パケット高速処理部、返答パケット部分高速処理部、及び返答パケット処理部のいずれが返答パケットを作成するかを判定する返答パケット高速処理判定部と、上記返答パケット高速処理判定部の判定により、返答パケットを作成することとされた場合に、上記パケットヘッダ情報組蓄積部に蓄積された情報を用いることにより返答パケットを作成する返答パケット高速処理部と、上記返答パケット高速処理判定部の判定により、返答パケットを作成することとされた場合に、上記パケットヘッダ情報組蓄積部、及び上記返答パケット情報蓄積部に蓄積された情報を用いて返答パケットを作成する返答パケット部分高速処理部と、上記返答パケット高速処理判定部の判定により、返答パケットを作成することとされた場合に、上記返答パケット情報蓄積部に蓄積された情報を用いて、返答パケットを作成する返答パケット処理部とを備えたものである。
【0021】
また、請求項2にかかるネットワークサーバ装置は、請求項1に記載の装置において、上記返答パケット高速処理判定部は、上記パケットへッダ情報組蓄積部の参照により、上記蓄積されたパケットヘッダ情報組の中に、上記受信したデータ処理要求パケットのヘッダ部と完全に一致する、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報を含んだものを取得できる場合に、上記返答パケット高速処理部が返答パケットを作成することと判定し、上記取得できない場合は、上記返答パケット処理部が返答パケットを作成することと判定するものである。
【0022】
また、請求項3にかかるネットワークサーバ装置は、請求項1に記載の装置において、上記返答パケット高速処理判定部は、上記パケットヘッダ情報組蓄積部の参照により、上記蓄積されたパケットヘッダ情報組の中に、上記受信したデータ処理要求パケットのヘッダ部と少なくとも一部が一致する、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報を含んだものを取得できる場合に、上記返答パケット部分高速処理部が返答パケットを作成することと判定し、上記取得できない場合は、上記返答パケット処理部が返答パケットを作成することと判定するものである。
【0023】
また、請求項4にかかるネットワークサーバ装置は、請求項1に記載の装置において、上記返答パケット高速処理判定部は、上記パケットヘッダ情報組蓄積部の参照により、上記パケットへッダ情報組蓄積部の参照により、上記蓄積されたパケットヘッダ情報組の中に、上記受信したデータ処理要求パケットのヘッダ部と完全に一致する、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報を含んだものを取得できる場合に、上記返答パケット高速処理部が返答パケットを作成することと判定し、上記パケットヘッダ情報組蓄積部の参照により、上記蓄積されたパケットヘッダ情報組の中に、上記受信したデータ処理要求パケットのヘッダ部と少なくとも一部が一致する、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報を含んだものを取得できる場合に、上記返答パケット部分高速処理部が返答パケットを作成することと判定し、上記いずれも取得できない場合は、上記返答パケット処理部が返答パケットを作成することと判定するものである。
【0024】
また、請求項5にかかるネットワークサーバ装置は、請求項2に記載の装置において、上記返答パケット処理部は、上記返答パケットを作成した後、上記受信したデータ処理要求のヘッダ部と、上記作成した返答パケットのヘッダ部との組を、上記パケットヘッダ情報組蓄積部に追加するものである。
【0025】
また、請求項6にかかるネットワークサーバ装置は請求項3に記載の装置において、上記返答パケット処理部は、上記返答パケットを作成した後、上記受信したデータ処理要求のヘッダ部と、上記作成した返答パケットのヘッダ部との組を、上記パケットヘッダ情報組蓄積部に追加するものである。
【0026】
また、請求項7にかかるネットワークサーバ装置は、請求項4に記載の装置において、上記返答パケット処理部は、上記返答パケットを作成した後、上記受信したデータ処理要求のヘッダ部と、上記作成した返答パケットのヘッダ部の組とを、上記パケットヘッダ情報組蓄積部に追加するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
本発明の実施の形態1によるネットワークサーバ装置は、データ処理要求パケットのヘッダ部と、返答パケットのヘッダ部の情報蓄積により、蓄積した情報と全体が一致する返答パケットヘッダ部の作成の高速化を図れるものである。
【0028】
図1は本発明の実施の形態1による、ネットワークサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【0029】
図において、111はパケット送受信部であり、ネットワークよりデータ処理要求パケットを受信し、また返答パケットをネットワークに送信する。112はパケット処理部であり、データ処理要求パケットのヘッダ部を解析して、その有する要求をデータ処理部113に渡す。113はデータ処理部であり、データ処理要求パケットの有する要求に基づいて、データ処理を行う。114は返答パケット高速処理判定部であり、後述する返答パケット高速処理部117の使用の可否を判定する。115は返答パケット処理部であり、後述する返答パケット高速処理部117の使用が可能でない場合に、返答パケット情報蓄積部に保持された情報から、返答パケットを作成し、パケット送受信部111に渡す。116は返答パケット情報蓄積部であり、返答パケットのヘッダ部を作成するための情報が蓄積される。117は返答パケット高速処理部であり、返答パケット高速処理判定部114の判定により使用可能とされた場合に、パケットヘッダ情報組蓄積部118の有する情報を用いることにより返答パケットを作成する。118は、パケットヘッダ情報組蓄積部であり、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報と、上記返答パケット用のヘッダ部の構造をもつヘッダ情報の組を蓄積する。
【0030】
ここで、パケットヘッダ情報組蓄積部118には、予め、パケットヘッダ情報の組が蓄積されているとする。図2はパケットヘッダ情報組蓄積部118における情報の蓄積の状態を説明するための概念図である。301,302,…は、それぞれが、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報と、上記返答パケット用のヘッダ部の構造をもつヘッダ情報の組であり、図のように複数の情報の組が蓄積されている。それぞれのヘッダ部の構成は、従来例と同様であり、パケットを送信する相手を示す送信先アドレス、自分自身のコンピュータのアドレスである送信元アドレス、相手先までの経路を制御する情報である通信経路情報、セキュリティを保つためのパスワード情報や暗号化情報であるセキュリティ情報、及び通信誤りが起こったかをチェックするための情報である通信誤り訂正情報を含んでおり、この他に、データ処理要求パケットヘッダ部ではデータ処理要求内容情報を、返答パケットではデータ処理結果情報を含む。
【0031】
図3は本実施の形態1によるサーバ装置によるデータ処理の動作を示すフローチャート図であり、図4はパケットのヘッダ部を説明するための図である。以下に本実施の形態1の装置の動作を、図3に従って、図1〜2、及び図4を参照して説明する。
【0032】
図3のステップ1でパケット送受信部111は、データ処理要求パケットをネットワークから受信し、パケット処理部112に転送する。ここで該パケットのヘッダ部は図4(a) のものであったとする。ステップ2でパケット処理部112は、受信したパケットの要求内容を解析し、データ処理部113に渡す。ステップ3でデータ処理部113は要求内容に従って処理を行う。データ処理部113は、処理したデータをデータ処理結果情報と、相手先アドレスとを付与して返答パケット高速処理判定部114に渡す。
【0033】
続いてステップ4で返答パケット高速処理判定部114は、パケットヘッダ情報組蓄積部118を参照し、データ処理要求パケットのヘッダ部に対応する返答パケットのヘッダ情報を検索する。すなわち、受信したパケットのヘッダ部と、蓄積された情報組の、データ処理要求パケットヘッダ部構造の部分とが、完全一致するものを検索する。この場合、図4(a) のヘッダ部は、図2に示す、組301のデータ処理要求パケットのヘッダ部と一致するため、それと組になっている返答パケットヘッダ部構造のヘッダ情報として、返答パケットのヘッダ情報が図4(b) に示すように得られる。
【0034】
このように、一致する組が存在したので、ステップ4の判定は、「返答パケット高速処理部117が使用可能」ということになり、ステップ5が実行される。ステップ5において、図4(b) に示すヘッダ情報は、ステップ3において返答パケット高速処理判定部114がデータ処理部113より渡されたデータと共に、返答パケット高速処理部117に渡される。そして、返答パケットのヘッダ部にコピーされ、返答パケットは速やかに完成し、ステップ7においてパケット送受信部111に渡され、ネットワークに送出される。以上のように、返答パケット高速処理部117が使用される場合のデータ処理は行われる。
【0035】
一方、図3のフローにおいて、ステップ1でパケット送受信部111は、図4(c) に示すヘッダ部を有するデータ処理要求パケットをネットワークから受信したとする。図3のフローのステップ2〜3は上記と同様に行われる。
【0036】
次のステップ4において、返答パケット高速処理判定部114は、図2に示すパケットヘッダ情報組蓄積部118に蓄積された組301,302…のいずれにも、図4(c) のヘッダ部と一致するものを見いだせなかったとする。この場合、ステップ4における判定は、「返答パケット高速処理部117が使用不可能」ということになるので、ステップ6が実行され、返答パケット高速処理判定部114は、ステップ3でデータ処理部より渡された、データ、データ処理結果情報、及び相手先アドレスを返答パケット処理部115に渡す。
【0037】
ステップ6での、返答パケット処理部115による返答パケットの作成は、従来の技術によるサーバ装置の場合と同様に行われ、従来の装置と同様の内容を蓄積した返答パケット情報蓄積部116の内容に基づいて、返答パケットのヘッダ部は作成される。ステップ6で作成された返答パケットは、ステップ7でネットワークに送信される。
【0038】
このように、本発明の実施の形態1によるネットワークサーバ装置においては、パケットヘッダ情報組蓄積部118を備えて、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報と、上記返答パケット用のヘッダ部の構造をもつヘッダ情報の組を蓄積し、クライアントとしてネットワークに接続するコンピュータよりのデータ処理要求パケットを受け取った際に、返答パケット高速処理判定部114が該データ処理要求パケットのヘッダ部が、パケットヘッダ情報組蓄積部118に蓄積された情報の組の、データ処理要求パケット用構造のヘッダ情報に一致するものがあるかどうかを調べ、一致する組があった場合、返答パケット高速処理部117によって、当該情報の組の返答パケット用構造のヘッダ情報が一括コピーされて返答パケットのヘッダ部が作成されることにより、高速に返答パケットを作成することが可能となる。
【0039】
すなわち、従来のサーバ装置における処理では、返答パケットのヘッダ部の作成処理で、数バイト程度の情報の演算及びコピーを数回行う必要があった。これに対して、本実施の形態1の装置においては、返答パケット高速処理部117がヘッダ部を作成するとき、設定により10バイト程度以上の情報を一括してコピーすることができるようになる。一般に、プロセッサの処理負荷は10バイト程度以上を一括してコピーする方が、数回に分けて数バイト程度をコピーするより低いため、これによりプロセッサの負荷を下げることができる。また、通信誤り訂正情報のような、演算の必要な情報を含む一括コピーを行うようにすれば、数バイト程度の情報の演算が不要になることで、プロセッサの負荷をさらに下げることが可能となる。
【0040】
サーバコンピュータの一元管理により、データを共有するネットワークシステムにおいては、特定ファイルの読み出しなど、同様の操作が比較的頻繁に行われる場合が多く、かかる操作に用いられるパケットヘッダを情報組としてあらかじめ用意すれば、システム全体としての効率化の効果は大きなものとなる。
【0041】
なお、ヘッダ部の各情報の構成、及び大きさについては、方式や設定によって異なり、上記のような一括コピーによる負担軽減の効果の大きさも、方式及び設定によって異なるものとなる。同時に、本実施の形態1による装置で、パケットヘッダ情報組蓄積部118に該当する組がなかった場合は、従来例と同様の処理となるので、あらかじめシステムの方式や設定に応じた情報を蓄積しておくことで、上記のような負担軽減の効果の向上を図ることができる。
【0042】
実施の形態2.
本発明の実施の形態2によるネットワークサーバ装置は、データ処理要求パケットのヘッダ部と、返答パケットのヘッダ部の情報蓄積により、蓄積した情報と部分的に一致する返答パケットヘッダ部の作成の部分的な高速化を図るものである。
【0043】
図5は本発明の実施の形態2による、ネットワークサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【0044】
図において、121〜123、125〜126、及び128は、図1における111〜113、115〜116、及び118と同じであり、実施の形態1で説明した通りであるので、説明を省略する。124は返答パケット高速処理判定部であり、後述する返答パケット部分高速処理部127の使用の可否を判定する。127は返答パケット部分高速処理部であり、返答パケット高速処理判定部124の判定により使用可能とされた場合に、パケットヘッダ情報組蓄積部128の有する情報と、返答パケット情報蓄積部126の有する情報とを用いることにより返答パケットを作成する。
【0045】
ここで、パケットヘッダ情報組蓄積部128における、情報の組の状態は、実施の形態1の場合と同様であるとし、図2を用いるものとする。
【0046】
図6は本実施の形態2によるサーバ装置によるデータ処理の動作を示すフローチャート図であり、図7はパケットのヘッダ部を説明するための図である。以下に本実施の形態2の装置の動作を、図6に従って、図2、5及び7を参照して説明する。
【0047】
図6のフローのステップ1において、図7(a) のヘッダ部を有するデータ処理要求パケットを受け取ったものとする。ステップ1〜3は、実施の形態1におけるステップ1〜3と同様に実行される。
【0048】
続いてステップ4で返答パケット高速処理判定部124は、パケットヘッダ情報組蓄積部128を参照し、データ処理要求パケットのヘッダ部に対応する返答パケットのヘッダ情報を検索する。実施の形態1の装置では、完全一致するものを検索したが、本実施の形態2の装置では、送信先及び送信元アドレス以外の情報で、少なくとも一部が一致するものを検索する。この場合、図7(a) のヘッダ部は、図2に示す、組301のデータ処理要求パケットのヘッダ部と一部一致するため、それと組になっている返答パケットヘッダ部構造のヘッダ情報として、一致しなかった通信経路情報、セキュリティ情報、及び通信誤り訂正情報以外の返答パケットのヘッダ情報が得られる。
【0049】
このように、部分的に一致する組が存在したので、ステップ4の判定は、「返答パケット部分高速処理部127が使用可能」ということになり、ステップ5が実行される。ステップ5において、返答パケット部分高速処理部127は、パケットヘッダ情報組蓄積部128の情報組301から得た、返答パケットのヘッダ情報、返答パケット情報蓄積部126から得る情報、並びに、必要であれば、データ処理部123から渡された、送信先アドレス及びデータ処理結果情報、より、返答パケットのヘッダ部を作成する。通信誤り訂正情報が必要であれば、演算により求める。
【0050】
この場合、返答パケット部分高速処理部127は、パケットヘッダ情報組蓄積部128の情報組301から得た、返答パケットのヘッダ情報より、送信先アドレス、送信元アドレス、及びデータ処理結果情報を一括コピーし、返答パケット情報蓄積部126から得る通信経路情報、及びセキュリティ情報を加え、演算により求めた通信誤り訂正情報を加えて、図7(b) に示すような返答パケットのヘッダ部を作成する。
【0051】
このヘッダ情報と、ステップ4において返答パケット高速処理判定部124から渡されたデータとから、返答パケット部分高速処理部127によって、返答パケットが作成される。そして、ステップ7においてパケット送受信部121に渡され、ネットワークに送出される。以上のように、返答パケット部分高速処理部127が使用される場合のデータ処理は行われる。
【0052】
図6のフローにおいて、ステップ1で、パケット送受信部121が、図7(c) に示すヘッダ部を有するデータ処理要求パケットをネットワークから受信したときは、実施の形態1と同様、ステップ4で一致するものがなく、ステップ6が実行され、従来例と同様の処理がされることとなる。
【0053】
このように、本発明の実施の形態2によるネットワークサーバ装置においては、パケットヘッダ情報組蓄積部128を備えて、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報と、上記返答パケット用のヘッダ部の構造をもつヘッダ情報の組を蓄積し、クライアントとしてネットワークに接続するコンピュータよりデータ処理要求パケットを受け取った際に、返答パケット高速処理判定部124が該データ処理要求パケットのヘッダ部が、パケットヘッダ情報組蓄積部128に蓄積された情報の組の、データ処理要求パケット用構造のヘッダ情報に、部分的に一致するものがあるかどうかを調べ、部分的に一致する組があった場合、返答パケット部分高速処理部127によって、当該情報の組の返答パケット用構造のヘッダ情報の一部がコピーされて返答パケットのヘッダ部が作成されることにより、高速に返答パケットを作成することが可能となる。
【0054】
本実施の形態2による装置では、一部しか一致しなかった場合の高速化の効果は実施の形態1の装置より小さくなるが、少なくとも一部が一致するパケットについても、幾分の高速化ができるため、システム全体としてのパフォーマンス向上を図ることが可能である。
【0055】
なお、返答パケット高速処理判定部124による、部分一致の検索については、最初に部分一致するものを見いだした時に、返答パケット部分高速処理部127が使用可能と判定することも可能であるし、部分一致するものが複数あれば、その内より一致する部分が多いものを選択するような設定とすることも可能であって、システムの状況等に応じて設定することができる。
【0056】
実施の形態3.
本発明の実施の形態3によるネットワークサーバ装置は、データ処理要求パケットのヘッダ部と、返答パケットのヘッダ部の情報蓄積により、蓄積した情報と全体が又は部分的に一致する返答パケットヘッダ部の作成の高速化を図るものである。
【0057】
図8は本発明の実施の形態3による、ネットワークサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【0058】
図において、131〜133、135〜136、及び138は、図1における111〜113、115〜116、及び118と同じであり、実施の形態1で説明した通りであるので、説明を省略する。134は返答パケット高速処理判定部であり、後述する返答パケット高速処理部137、又は返答パケット部分高速処理部139の使用の可否を判定する。137は返答パケット高速処理部であり、図1の117と同じである。139は返答パケット部分高速処理部であり、図5の127と同じである。これらは実施の形態1、及び2で説明した通りであるので、説明を省略する。
【0059】
ここでも、パケットヘッダ情報組蓄積部138における、情報の組の状態は、実施の形態1の場合と同様であるとし、図2を用いるものとする。
【0060】
図9は本実施の形態3によるサーバ装置によるデータ処理の動作を示すフローチャート図であり、図10はパケットのヘッダ部を説明するための図である。以下に本実施の形態3の装置の動作を、図9に従って、図2、8及び10を参照して説明する。
【0061】
図9のフローのステップ1において、図10(a) のヘッダ部を有するデータ処理要求パケットを受け取ったものとする。ステップ1〜3は、実施の形態1におけるステップ1〜3と同様に実行される。
【0062】
続いてステップ4で返答パケット高速処理判定部134は、パケットヘッダ情報組蓄積部138を参照し、データ処理要求パケットのヘッダ部に対応する返答パケットのヘッダ情報を検索する。ここでは、返答パケット高速処理判定部134は、まず、実施の形態1の装置と同様に完全一致するものを検索し、見いだせなかった場合、実施の形態2の装置と同様に、送信先及び送信元アドレス以外の情報で、少なくとも一部が一致するものを検索する。
【0063】
ここで完全一致するものが見いだされた場合、ステップ5からステップ8が実施の形態1と同様に実行され、図10(b) に示すヘッダ部を有する返答パケットが作成され、送信される。
【0064】
同様にステップ1において、図10(c) のヘッダ部を有するデータ処理要求パケットを受け取った場合、ステップ4の判定によりステップ6が実施の形態2と同様に実行され、図10(d) に示すヘッダ部を有する返答パケットが作成され、送信される。
【0065】
また、図10(e) のヘッダ部を有するデータ処理要求パケットを受け取った場合、ステップ4の判定によりステップ7が従来例と同様に実行される。
【0066】
このように、本発明の実施の形態3によるネットワークサーバ装置においては、パケットヘッダ情報組蓄積部138を備えて、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報と、上記返答パケット用のヘッダ部の構造をもつヘッダ情報の組を蓄積し、クライアントとしてネットワークに接続するコンピュータよりデータ処理要求パケットを受け取った際に、返答パケット高速処理判定部134が該データ処理要求パケットのヘッダ部が、パケットヘッダ情報組蓄積部138に蓄積された情報の組の、データ処理要求パケット用構造のヘッダ情報に、完全一致、又は部分的に一致するものがあるかどうかを調べ、完全一致する組があった場合には、返答パケット高速処理部137によって、又、部分的に一致する組があった場合には、返答パケット部分高速処理部139によって、当該情報の組の返答パケット用構造のヘッダ情報の一部以上がコピーされて返答パケットのヘッダ部が作成されることにより、高速に返答パケットを作成することが可能となる。
【0067】
本実施の形態3による装置では、完全一致が得られた場合には、一括コピーによる効果が大きく、一部しか一致しなかった場合にも、幾分の高速化によりシステム全体としてのパフォーマンス向上を図ることが可能であり、実施の形態1、及び2の装置よりも、広範囲の対応が可能である。
【0068】
なお、ここでは、返答パケット高速処理判定部134は、まず、実施の形態1の装置と同様に完全一致するものを検索し、見いだせなかった場合、実施の形態2の装置と同様に、送信先及び送信元アドレス以外の情報で、少なくとも一部が一致するものを検索するものとしたが、先に少なくとも一部が一致するものを検索し、見いだせた場合に、完全一致するかどうかを調べるような設定とすることも可能であり、システムの状況等に応じて設定を行うことができる。
【0069】
実施の形態4.
本発明の実施の形態4によるネットワークサーバ装置は、パケットのヘッダ部の組の情報蓄積により、蓄積した情報と完全一致する返答パケットヘッダ部の作成の高速化を図るとともに、高速処理できなかった場合の返答パケットヘッダ部を対応するデータ処理要求パケットヘッダ部と共に蓄積するものである。
【0070】
図11は本発明の実施の形態4による、ネットワークサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【0071】
図において、111〜114、及び116〜118は、図1と同じであり、実施の形態1で説明した通りであるので、説明を省略する。115’は返答パケット処理部であり、図1の115と同様に返答パケットを作成するとともに、作成した返答パケットのヘッダ部を対応するデータ処理要求パケットのヘッダ部と対にした組を、パケットヘッダ情報組蓄積部118に蓄積する機能を有する。
【0072】
図12は本実施の形態4によるサーバ装置によるデータ処理の動作を示すフローチャート図である。以下に本実施の形態4の装置の動作を、図12に従って説明する。
【0073】
図12のフローのステップ1からステップ4まで、及びステップ4の判定によって実行されるステップ5、及びステップ6について、実施の形態1による装置と同様の動作となる。又、ステップ8における返答パケット送信も実施の形態1のステップ7と同様である。
【0074】
本実施の形態4の装置では、ステップ6が実行された場合に引き続いてステップ7が実行される。ステップ7で返答パケット処理部115’は、ステップ6において作成した返答パケットのヘッダ部を、ステップ1で受信した、対応するデータ処理要求パケットのヘッダ部と対にして、パケットヘッダ情報組とし、これをパケットヘッダ情報組蓄積部118に追加蓄積を行う。
【0075】
従って、例えば図4(c) に示すヘッダ部を有するデータ処理要求パケットを受け取った場合であって、図2の情報組に一致するものを見いだせず、図12のステップ6が実行され、高速処理できなかった場合にも、ステップ7で図4(c) のヘッダ部と、これに対応する、返答パケットヘッダ部とがパケットヘッダ情報組蓄積部118に蓄積されることによって、これ以降に図4(c) のヘッダ部を有するデータ処理要求パケットを受け取った場合には、ステップ4の判定よりステップ5が実行されることとなり、返答パケットのヘッダ部の作成を高速処理することが可能となる。
【0076】
このように、本発明の実施の形態4によるネットワークサーバ装置においては、返答パケット処理部115’が、返答パケットを作成した際には、そのヘッダ部を対応するデータ処理要求パケットのヘッダ部と対にして、パケットヘッダ情報組蓄積部118に追加蓄積することにより、以降に同じ要求があった場合の返答パケット作成を高速化することが可能となる。
【0077】
実施の形態5.
本発明の実施の形態5によるネットワークサーバ装置は、パケットのヘッダ部の組の情報蓄積により、蓄積した情報と部分一致する返答パケットヘッダ部の作成の高速化を図るとともに、高速処理できなかった場合の返答パケットヘッダ部を対応するデータ処理要求パケットヘッダ部と共に蓄積するものである。
【0078】
図13は本発明の実施の形態5による、ネットワークサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【0079】
図において、121〜124、及び126〜128は、図5と同じであり、実施の形態2で説明した通りであるので、説明を省略する。125’は返答パケット処理部であり、図5の125と同様に返答パケットを作成するとともに、作成した返答パケットのヘッダ部を対応するデータ処理要求パケットのヘッダ部と対にした組を、パケットヘッダ情報組蓄積部128に蓄積する機能を有する。
【0080】
図14は本実施の形態5によるサーバ装置によるデータ処理の動作を示すフローチャート図である。
【0081】
本実施の形態5の装置においても、図14のフローのステップ7における、返答パケット処理部125’による、パケットヘッダ情報組の追加蓄積がある以外は、実施の形態2による装置と同様の動作となる。又、図14のステップ7における追加蓄積は、実施の形態4のステップ7と同様に行われる。
【0082】
このように、本発明の実施の形態5によるネットワークサーバ装置においては、返答パケット処理部125’が、返答パケットを作成した際には、そのヘッダ部を対応するデータ処理要求パケットのヘッダ部と対にして、パケットヘッダ情報組蓄積部128に追加蓄積することにより、以降に同じ要求があった場合の返答パケット作成を高速化することが可能となる。
【0083】
又、実施の形態2と同様、少なくとも一部が一致するパケットについても、幾分の高速化ができるため、システム全体としてのパフォーマンス向上を図ることが可能となる。
【0084】
実施の形態6.
本発明の実施の形態6によるネットワークサーバ装置は、パケットのヘッダ部の組の情報蓄積により、蓄積した情報と完全一致または部分一致する返答パケットヘッダ部の作成の高速化を図るとともに、高速処理できなかった場合の返答パケットヘッダ部を対応するデータ処理要求パケットヘッダ部と共に蓄積するものである。
【0085】
図15は本発明の実施の形態6による、ネットワークサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【0086】
図において、131〜134、及び136〜139は、図8と同じであり、実施の形態3で説明した通りであるので、説明を省略する。135’は返答パケット処理部であり、図8の135と同様に返答パケットを作成するとともに、作成した返答パケットのヘッダ部を対応するデータ処理要求パケットのヘッダ部と対にした組を、パケットヘッダ情報組蓄積部138に蓄積する機能を有する。
【0087】
図16は本実施の形態5によるサーバ装置によるデータ処理の動作を示すフローチャート図である。
【0088】
本実施の形態6の装置においても、図16のフローのステップ8における、返答パケット処理部135’による、パケットヘッダ情報組の追加蓄積がある以外は、実施の形態3による装置と同様の動作となる。又、図16のステップ8における追加蓄積は、実施の形態4のステップ7と同様に行われる。
【0089】
このように、本発明の実施の形態6によるネットワークサーバ装置においては、返答パケット処理部135’が、返答パケットを作成した際には、そのヘッダ部を対応するデータ処理要求パケットのヘッダ部と対にして、パケットヘッダ情報組蓄積部138に追加蓄積することにより、以降に同じ要求があった場合の返答パケット作成を高速化することが可能となる。
【0090】
又、実施の形態3と同様、完全一致が得られた場合には、一括コピーによる効果が大きく、一部しか一致しなかった場合にも、幾分の高速化によりシステム全体としてのパフォーマンス向上を図ることが可能であり、実施の形態4、及び5の装置よりも、広範囲の対応が可能である。
【0091】
なお、実施の形態4〜6の装置においては、最新の要求についての情報を蓄積していくことにより、対応の高速化を図れるものであるが、現実には、パケットヘッダ情報組蓄積部は記憶装置を用いるものであり、容量制限があるので、最新の要求を蓄積すると共に、古い情報組、又は使用頻度の低い情報組は蓄積より削除することによって、蓄積量を容量制限内に納める必要がある。これは、例えば1組の蓄積があった場合、蓄積が行われた時間の最も古い1組を削除する、あるいは一定時間ごとに一定量の古いものを削除するなどとすることができ、又設定によっては、パケットヘッダ情報組の使用頻度を記録してその記録に基づいて削除を行う、あるいは優先度順に並べ替えを行い、最近に蓄積されたものや最近に用いられたものは優先度を上げて、優先度の低いものから一定数あるいは一定時間による削除を行うなどの設定をすることが可能である。
【0092】
【発明の効果】
請求項1のネットワークサーバ装置によれば、パケットヘッダ情報組蓄積部を備えて、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報と、上記返答パケット用のヘッダ部の構造をもつヘッダ情報の組を蓄積し、クライアントとしてネットワークに接続するコンピュータよりのデータ処理要求パケットを受け取った際に、返答パケット高速処理判定部が該データ処理要求パケットのヘッダ部が、パケットヘッダ情報組蓄積部に蓄積された情報の組の、データ処理要求パケット用構造のヘッダ情報に完全一致、又は一部一致するものがあるかどうかを調べ、一致する組があった場合、返答パケット高速処理部、又は返答パケット部分高速処理部によって、当該情報の組の返答パケット用構造のヘッダ情報が一部分以上一括コピーされて返答パケットのヘッダ部が作成されることにより、高速に返答パケットを作成することで、装置負担を軽減し、システムのパフォーマンスを向上することが可能となる。
【0093】
請求項2のネットワークサーバ装置によれば、請求項1のサーバ装置において、上記受信したデータ処理要求パケットのヘッダ部が、上記蓄積したパケット情報組のデータ処理要求パケットヘッダ部の構造を有する部分と、完全一致するものがあった場合に、返答パケット高速処理部の一括処理によって、返答パケットを作成することにより、あらかじめ蓄積されたものと一致する要求に対して、効率よく対応することにより、上記の効果が得られる。
【0094】
請求項3のネットワークサーバ装置によれば、請求項1のサーバ装置において、上記受信したデータ処理要求パケットのヘッダ部が、上記蓄積したパケット情報組のデータ処理要求パケットヘッダ部の構造を有する部分と、少なくとも一部分一致するものがあった場合に、返答パケット高速処理部の一部以上の一括処理によって、返答パケットを作成することにより、あらかじめ蓄積されたものと一部分以上一致する要求に対して、広範囲に効率よく対応することにより、全体的な高速化を図って上記の効果が得られる。
【0095】
請求項4のネットワークサーバ装置によれば、請求項1のサーバ装置において、上記受信したデータ処理要求パケットのヘッダ部が、上記蓄積したパケット情報組のデータ処理要求パケットヘッダ部の構造を有する部分と、全体が、又は少なくとも一部分が一致するものがあった場合に、返答パケット高速処理部の全体、又は一部の一括処理によって、返答パケットを作成することにより、あらかじめ蓄積されたものと全体、又は一部分が一致する要求に対して、広範囲に効率よく対応することにより、上記の効果が得られる。
【0096】
請求項5のネットワークサーバ装置によれば、請求項2のサーバ装置において、あらかじめ蓄積した情報の組と一致するものがなかった場合に、従来の装置と同様に作成したヘッダ部について、追加蓄積を行うことにより、以降の同様の要求に対して、高速に対応できるように図り、全体的なシステムのパフォーマンス向上が可能となる。
【0097】
請求項6のネットワークサーバ装置によれば、請求項3のサーバ装置において、あらかじめ蓄積した情報の組と一致するものがなかった場合に、従来の装置と同様に作成したヘッダ部について、追加蓄積を行うことにより、以降の同様の要求に対して、広範囲に高速に対応できるように図り、全体的なシステムのパフォーマンス向上が可能となる。
【0098】
請求項7のネットワークサーバ装置によれば、請求項4のサーバ装置において、あらかじめ蓄積した情報の組と一致するものがなかった場合に、従来の装置と同様に作成したヘッダ部について、追加蓄積を行うことにより、以降の同様の要求に対して、広範囲に効率的に高速に対応できるように図り、全体的なシステムのパフォーマンス向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるネットワークサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態のネットワークサーバ装置で蓄積されるパケットヘッダ情報組の蓄積の状態を示す図である。
【図3】同実施の形態のネットワークサーバ装置によるデータ処理の動作を示すフローチャート図である。
【図4】同実施の形態のネットワークで用いられるパケットのヘッダ部の構成を示す概念図である。
【図5】本発明の実施の形態2によるネットワークサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図6】同実施の形態のネットワークサーバ装置によるデータ処理の動作を示すフローチャート図である。
【図7】同実施の形態のネットワークで用いられるパケットのヘッダ部の構成を示す概念図である。
【図8】本発明の実施の形態3によるネットワークサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図9】同実施の形態のネットワークサーバ装置によるデータ処理の動作を示すフローチャート図である。
【図10】同実施の形態のネットワークで用いられるパケットのヘッダ部の構成を示す概念図である。
【図11】本発明の実施の形態4によるネットワークサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図12】同実施の形態のネットワークサーバ装置によるデータ処理の動作を示すフローチャート図である。
【図13】本発明の実施の形態5によるネットワークサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図14】同実施の形態のネットワークサーバ装置によるデータ処理の動作を示すフローチャート図である。
【図15】本発明の実施の形態6によるネットワークサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図16】同実施の形態のネットワークサーバ装置によるデータ処理の動作を示すフローチャート図である。
【図17】ネットワークによるデータ処理システムを示す図である。
【図18】ネットワークシステムで用いられるパケットの構成の一例を示す概念図である。
【図19】従来の技術によるネットワークサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図20】同ネットワークサーバ装置によるデータ処理の動作を示すフローチャート図である。
【図21】同ネットワークサーバ装置による返答パケットの作成を説明するための図である。
【符号の説明】
101,111,121,131 パケット送受信部
102,112,122,132 パケット処理部
103,113,123,133 データ処理部
104,115,125,135 返答パケット処理部
115’,125’,135’ 返答パケット処理部
105,116,126,136 返答パケット情報蓄積部
114,124,134 返答パケット高速処理判定部
117,137 返答パケット高速処理部
127,139 返答パケット部分高速処理部
118,128,138 パケットヘッダ情報組蓄積部

Claims (7)

  1. 複数のコンピュータがネットワークを介して接続し、ヘッダ部とデータ部からなるパケットの交換によってデータ処理を行うデータ処理システムで、データを一元管理し、他のコンピュータのデータ処理要求パケットに対して、返答パケットを送信することによってデータ処理を行うネットワークサーバ装置において、
    上記データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報と、上記返答パケット用のヘッダ部の構造をもつヘッダ情報の組を蓄積するパケットヘッダ情報組蓄積部と、
    上記返答パケットのヘッダ部を作成するためのヘッダ情報が蓄積される返答パケット情報蓄積部と、
    上記データ処理要求パケットを受信したとき、上記返答パケットを作成するにあたって、上記パケットヘッダ情報組蓄積部を参照することによって、後述する返答パケット高速処理部、返答パケット部分高速処理部、及び返答パケット処理部のいずれが返答パケットを作成するかを判定する返答パケット高速処理判定部と、
    上記返答パケット高速処理判定部の判定により、返答パケットを作成することとされた場合に、上記パケットヘッダ情報組蓄積部に蓄積された情報を用いることにより返答パケットを作成する返答パケット高速処理部と、
    上記返答パケット高速処理判定部の判定により、返答パケットを作成することとされた場合に、上記パケットヘッダ情報組蓄積部、及び上記返答パケット情報蓄積部に蓄積された情報を用いて返答パケットを作成する返答パケット部分高速処理部と、
    上記返答パケット高速処理判定部の判定により、返答パケットを作成することとされた場合に、上記返答パケット情報蓄積部に蓄積された情報を用いて、返答パケットを作成する返答パケット処理部とを備えることを特徴とするネットワークサーバ装置。
  2. 請求項1に記載のネットワークサーバ装置において、
    上記返答パケット高速処理判定部は、
    上記パケットへッダ情報組蓄積部の参照により、上記蓄積されたパケットヘッダ情報組の中に、上記受信したデータ処理要求パケットのヘッダ部と完全に一致する、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報を含んだものを取得できる場合に、上記返答パケット高速処理部が返答パケットを作成することと判定し、
    上記取得できない場合は、上記返答パケット処理部が返答パケットを作成することと判定するものであることを特徴とするネットワークサーバ装置。
  3. 請求項1に記載のネットワークサーバ装置において、
    上記返答パケット高速処理判定部は、
    上記パケットヘッダ情報組蓄積部の参照により、上記蓄積されたパケットヘッダ情報組の中に、上記受信したデータ処理要求パケットのヘッダ部と少なくとも一部が一致する、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報を含んだものを取得できる場合に、上記返答パケット部分高速処理部が返答パケットを作成することと判定し、
    上記取得できない場合は、上記返答パケット処理部が返答パケットを作成することと判定するものであることを特徴とするネットワークサーバ装置。
  4. 請求項1に記載のネットワークサーバ装置において、
    上記返答パケット高速処理判定部は、
    上記パケットへッダ情報組蓄積部の参照により、上記蓄積されたパケットヘッダ情報組の中に、上記受信したデータ処理要求パケットのヘッダ部と完全に一致する、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報を含んだものを取得できる場合に、上記返答パケット高速処理部が返答パケットを作成することと判定し、
    上記パケットヘッダ情報組蓄積部の参照により、上記蓄積されたパケットヘッダ情報組の中に、上記受信したデータ処理要求パケットのヘッダ部と少なくとも一部が一致する、データ処理要求パケット用のヘッダ部の構造を持つヘッダ情報を含んだものを取得できる場合に、上記返答パケット部分高速処理部が返答パケットを作成することと判定し、
    上記いずれも取得できない場合は、上記返答パケット処理部が返答パケットを作成することと判定するものであることを特徴とするネットワークサーバ装置。
  5. 請求項2に記載のネットワークサーバ装置において、
    上記返答パケット処理部は、
    上記返答パケットを作成した後、上記受信したデータ処理要求のヘッダ部と、上記作成した返答パケットのヘッダ部との組を、上記パケットヘッダ情報組蓄積部に追加するものであることを特徴とするネットワークサーバ装置。
  6. 請求項3に記載のネットワークサーバ装置において、
    上記返答パケット処理部は、
    上記返答パケットを作成した後、上記受信したデータ処理要求のヘッダ部と、上記作成した返答パケットのヘッダ部との組を、上記パケットヘッダ情報組蓄積部に追加するものであることを特徴とするネットワークサーバ装置。
  7. 請求項4に記載のネットワークサーバ装置において、
    上記返答パケット処理部は、
    上記返答パケットを作成した後、上記受信したデータ処理要求のヘッダ部と、上記作成した返答パケットのヘッダ部との組を、上記パケットヘッダ情報組蓄積部に追加するものであることを特徴とするネットワークサーバ装置。
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