JP3707090B2 - 2次電池ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は2次電池を内蔵した2次電池ユニットに関し、特に2次電池としてリチウムイオン電池のように放電電圧の変化が大きい電池を使用した場合に好適な2次電池ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯用の電子機器などに使用する電池として、充電が可能な2次電池が各種実用化されている。例えば、携帯用無線電話装置やビデオカメラなどの電子機器に使用される2次電池としては、ニッケルカドミウム電池が最も一般的である。このニッケルカドミウム電池の場合には、放電電圧が約1.2Vで一定であり、使用する機器が必要とする電圧に応じて複数個直列に接続している。実際には、携帯用無線電話装置やビデオカメラの場合には、複数個の2次電池を一体化したケースに収納して必要な電圧が得られるようにした物(本明細書では以下2次電池ユニットと称する)を、各機器に専用の2次電池として用意している場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このように各機器毎に専用の2次電池を用意してあると、2次電池で駆動される機器を所持する台数が多くなるに従って、それだけ用意する2次電池の数も多くなり、充電器なども各機器用の2次電池毎に専用のものが必要であるため、非常に無駄が多くなってしまう。この場合、各機器の入力電圧が同じであれば、2次電池ユニットを共用化することが可能であるが、電圧が異なる機器で2次電池ユニットを共用化することは出来なかった。例えば、携帯用無線電話装置の場合には、3V程度の比較的低い電圧で駆動されるものが多いが、ビデオカメラなどの映像機器の場合の場合には、6V或いはそれ以上の比較的高い電圧で駆動されるものが多く、充電式のバッテリである2次電池ユニットを共用化することはできなかった。
【0004】
また近年、リチウムイオン電池と称される2次電池が開発されている。このリチウムイオン電池は、ニッケルカドミウム電池などの従来の2次電池に比べ、メモリ効果と称される見かけ上の電池容量の減少がなく、残容量がある状態で充電させることができ、電池の使い勝手が良い。
【0005】
ところが、リチウムイオン電池は電池の内部抵抗が高く、放電時の電圧降下や電圧変動が大きい不都合があった。例えば、1個のリチウムイオン電池で2.6V〜4.2Vの範囲で電圧が変動する。
【0006】
従って、このリチウムイオン電池を使用する機器は、例えばこの電圧の変動範囲の最低電圧の近傍を定格入力電圧とし、それよりも電池電圧が高い場合には、その高い分をカットしていた。ところが、このように電圧を下げる処理を行うと、このカットした電圧分が熱に変換されて、機器を発熱させてしまうと共に、その発熱した分が無駄に消費されてしまう不都合があった。
【0007】
本発明はこれらの点に鑑み、使用する機器側の入力電圧の違いに対処できると共に、充電電流が効率良く使用される2次電池を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、充電が可能な2次電池と、この2次電池の放電電圧を所定の定電圧に変換する定電圧変換手段と、定電圧変換手段で変換された電圧信号を出力する第1の出力端子部と、2次電池の放電電圧を電圧変換せずに出力する第2の出力端子部と、第1の出力端子部からの出力をオンオフ制御する信号入力される第1の入力端子部と、第1の入力端子部に得られる信号により2次電池の放電電圧の定電圧変換手段への供給をオンオフ制御するスイッチ手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】
本発明によると、第1の出力端子部から出力される電圧が、電圧変換手段により変換された電圧であるので、所望の電圧を端子部から出力させることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を添付図面を参照して説明する。
【0011】
図1において10は2次電池ユニットを示し、この2次電池ユニット10が電源として負荷装置20に接続されるものである。そして、この2次電池ユニット10は、2次電池として複数個直列に接続されたリチウムイオン電池11(ここではリチウムイオン電池セルを2個直列に接続させたものとする)を内蔵する。そして、このリチウムイオン電池11の一端(+側)を、保護回路12を介してPNP型のトランジスタQ1のエミッタに接続する。そして、このトランジスタQ1のベース・エミッタ間を抵抗器R1で接続する。
【0012】
そして、リチウムイオン電池11の他端(−側)を、コンデンサC1と抵抗器R2を介してNPN型のトランジスタQ2のベースに接続し、このトランジスタQ2のエミッタを、リチウムイオン電池11の他端と接続する。また、トランジスタQ2のコレクタを、抵抗器R3を介してトランジスタQ1のベースに接続する。そして、トランジスタQ1のコレクタとトランジスタQ2のエミッタとの間を、コンデンサC2で接続し、このトランジスタQ1とコンデンサC2との接続点を定電圧回路13に接続する。
【0013】
この定電圧回路13は、トランジスタQ1側から供給される電圧を、一定電圧に変換して出力するIC(集積回路)で、この定電圧回路13からの出力電圧は、オペアンプ14から定電圧回路13に供給される制御電圧により決まる。この場合、定電圧回路13の出力部と制御電圧入力部との間には、抵抗器R4,R5の直列回路が接続され、この抵抗器R4と抵抗器R5の接続中点を、オペアンプ14の反転側入力端子に接続し、後述する切換スイッチ15の可動接点15mを、オペアンプ14の非反転側入力端子に接続する。また、オペアンプ14に供給される電源としては、トランジスタQ1のコレクタから+側の電源が供給され、リチウムイオン電池11から直接−側の電源が供給される。
【0014】
そして、定電圧回路13の出力部とリチウムイオン電池11の−側との間を、抵抗器R6,R7の直列回路に接続し、この抵抗器R6と抵抗器R7の接続中点を、オペアンプ14の非反転側入力端子及び切換スイッチ15の可動接点15mと接続する。そして、定電圧回路13の出力部に、抵抗器R8の一端を接続すると共に、抵抗器R9の一端を接続し、抵抗器R8の他端を切換スイッチ15の第2の固定接点15bに接続し、抵抗器R9の他端を切換スイッチ15の第3の固定接点15cに接続する。なお、抵抗器R8と抵抗器R9とは、それぞれ抵抗値を変えてあると共に、両抵抗値を抵抗器R6の抵抗値とも変えてある。例えば、各抵抗器R6,R8,R9の抵抗値r6,r8,r9が、r6>r8>r9の関係になるようにしてある。また、切換スイッチ15の第1の固定接点15aには、何も接続しない。
【0015】
そして、定電圧回路13の出力部を、この2次電池ユニット10が備える端子1に接続する。また、リチウムイオン電池11の−側を、端子2に接続する。さらに、保護回路12とトランジスタQ1との接続点から引き出した信号線を、端子3に接続する。さらにまた、この2次電池ユニット10が備える端子4を、ダイオードD4を介してコンデンサC1と抵抗器R2との接続中点に接続する。
【0016】
なお、端子1及び端子2は、この2次電池ユニット10の+側端子及び−側端子とされ、端子3は+側補助端子とされ、端子4は制御端子とされる。
【0017】
次に、この2次電池ユニット10と接続される負荷装置側の構成について説明すると、図1において20は負荷装置全体を示し、この負荷装置20は2次電池ユニット10の端子1,2,3,4と接続される端子21,22,23,24を備え、端子21と端子22との間に、この負荷装置のメインの負荷であるメイン回路25が接続される。また、端子23と端子22との間に、この負荷装置の補助の負荷である補助回路26が接続される。さらに、端子23と端子24との間に、接続スイッチ27が接続される。
【0018】
この場合、負荷装置20のメイン回路25は、接続スイッチ27を接続状態としたときに作動させる回路で、補助回路26は、接続スイッチ27の状態にかかわらず(即ちメイン回路25を作動させないときでも)、常時電源を供給して作動させる必要のある回路(半導体メモリのバックアップ回路,時計回路など)である。但し、補助回路26は消費電力がメイン回路25に比べて非常に少ない回路である。
【0019】
このように構成した2次電池ユニット10と負荷装置20とを接続した場合には、負荷装置20の接続スイッチ27を接続状態としたとき、トランジスタQ1及びQ2がオン状態になって、定電圧回路13が作動するようになり、2次電池ユニット10内のリチウムイオン電池11からの電源が、負荷装置20内のメイン回路25に供給される。そして、このときメイン回路25に供給される電源は、切換スイッチ15の可動接点15mの接続位置で設定した電圧に、定電圧回路13で変換されて供給される。
【0020】
従って、本例の場合には、2次電池として放電電圧の変動が大きいリチウムイオン電池を使用したにもかかわらず、定電圧回路13で変換された一定電圧の電源が供給され、メイン回路25を安定して駆動させることができる。即ち、リチウムイオン電池セルを2個直列に接続した本例のリチウムイオン電池11の場合には、放電電圧が例えば5.4V〜8.4V程度の範囲で変化するが、定電圧回路13で例えば4.8Vに変換することで、メイン回路25には、常時4.8Vが供給され、メイン回路25が一定電圧で安定して駆動されると共に、必要以上に高い電圧が供給されることでメイン回路25内の回路の発熱等を防止することができる。
【0021】
また、ニッケルカドミウム電池のように放電電圧がほぼ一定の電池を電源として使用する負荷装置があった場合、この負荷装置側の回路を全く変更することなく、電圧変動が大きいリチウムイオン電池などの2次電池が効率良く使用できるようになる。
【0022】
また、切換スイッチ15の可動接点15mの接続位置で、2次電池ユニット10の出力電圧を数段階に変化させることができるので、接続させる負荷装置20のメイン回路25が必要とする電圧に応じて、出力電圧を自由に設定でき、2次電池ユニット10の使用範囲が広がる。
【0023】
また、負荷装置20内の常時電源を必要とする補助回路26には、接続スイッチ27の状態にかかわらず常時2次電池ユニット10から電源が供給され、2次電池ユニット10が負荷装置20から外されない限り、補助回路26を継続して作動させることができる。この場合、補助回路26には、リチウムイオン電池11の放電電圧が、定電圧回路13で変換されずに直接供給されるので、定電圧回路13での変換ロスなどを考慮することなく、良好に補助回路26を常時作動させることができる。
【0024】
さらに本例の場合には、制御スイッチ27側からの信号が供給されるダイオードD1と抵抗器R2との間に、コンデンサC1を接続して、制御信号の供給が一時的にホールドされるホールド手段を設けるようにしたので、なんらかの要因(誤動作,スイッチの接点の接触不良など)により一時的にスイッチ27が非接続状態となることがあっても、このコンデンサC1の充電電荷によりトランジスタQ2の状態が維持され、電源の供給が停止することはなく、安定して電源を供給することができる。
【0025】
なお、ここではリチウムイオン電池11に充電するための構成については説明しなかったが、例えば端子3及び2に充電器(図示せず)から充電電流を供給することが考えられる。
【0026】
また、本例においては切換スイッチ15を、自由に切換えられるようにしたが、接続される負荷装置20により、自動的に適切な位置に切換えられるようにしても良い。即ち、例えば負荷装置20側の2次電池ユニット10との接合部に、スイッチ15を適切な位置に切換えさせる何らかの構造を設定しておき、負荷装置20を2次電池ユニット10に接合させたとき、この構造によりスイッチ15が自動的に適切な位置にセットされて、負荷装置20が必要な電圧に2次電池ユニット10の出力電圧を自動的に設定されるようにする。このようにすることで、自動的に負荷装置20側に適切な電圧の電源が供給されるようになる。
【0027】
また、図1に示すように2次電池ユニット10側に切換スイッチ15を設ける代わりに、図2に示すように負荷装置側に切換スイッチを設けるようにしても良い。即ち、図2に示すように、2次電池ユニット10′として、オペアンプ14の非反転側入力端子と接続される端子5を設けると共に、切換スイッチ15及び抵抗器R8,R9を2次電池ユニット10′内には設けない。そして、負荷装置20′の構成としては、抵抗器R8,R9と接続スイッチ15′を設け、各抵抗器R8,R9の一端を、2次電池ユニット10′側の端子1と接続される端子21に接続させると共に、各抵抗器R8,R9の他端を、切換スイッチ15′の第2,第3の固定接点15b,15cと接続させる。そして、この切換スイッチ15′の可動接点15mを、2次電池ユニット10′側の端子5と接続される端子25と接続させる。
【0028】
その他の部分は、図1に示した2次電池ユニット10及び負荷装置20と同様に構成する。
【0029】
図2に示すように構成して、切換スイッチ15′とこのスイッチに接続される抵抗器R8,R9を負荷装置側に設けるようにしたことで、負荷装置20′側で電圧の切換えができるようになる。
【0030】
なお、この図2の場合の負荷装置において、複数の抵抗器と切換スイッチとを設けて電圧を切換えられるようにする代わりに、この負荷装置20′が必要とする電圧に対応した抵抗値の抵抗器だけを設けて、この抵抗器を端子21,25間に接続するようにして、自動的に必要な電圧に設定されるようにしても良い。
【0031】
次に、本発明の他の実施例を、図3を参照して説明する。この例は、電圧変換手段としてDC−DCコンバータと称されるスイッチング素子の高速切換で直流レベルを変換する回路を適用したものである。
【0032】
図3において、30は2次電池ユニットを示し、この2次電池ユニット30から負荷装置40に電源を供給するものである。そして、2次電池ユニット30は、2次電池としてリチウムイオン電池セルを2個直列に接続したリチウムイオン電池31を備える。このリチウムイオン電池31には、並列にコンデンサC11,C12が接続してあり、リチウムイオン電池31の一端(+側)を、DC−DCコンバータ用制御回路32の+側電源入力端子V+に接続すると共に、抵抗器R11を介してPNP型のトランジスタQ11のエミッタに接続する。この場合、DC−DCコンバータ用制御回路32は、IC(集積回路)で構成された制御回路で、この制御回路32によりトランジスタQ11のオン・オフを高速で制御して直流レベルを変換するDC−DCコンバータが構成されるものである。
【0033】
そして、抵抗器R11とトランジスタQ11との接続中点を、DC−DCコンバータ用制御回路32の電流検出入力端子CSに接続する。また、リチウムイオン電池31の他端(−側)を、DC−DCコンバータ用制御回路32の接地端子GNDに接続すると共に、コンデンサC13を介してDC−DCコンバータ用制御回路32の基準出力端子REFに接続する。
【0034】
そして、DC−DCコンバータ用制御回路32のスイッチング素子駆動用端子EXTを、トランジスタQ11のベースに接続し、このトランジスタQ11のコレクタを、コイルL11,L12の直列回路を介して端子33に接続する。
【0035】
そして、リチウムイオン電池31の−側とトランジスタQ11のコレクタとの間に、ダイオードD11を接続する。また、コイルL11,L12の接続中点とリチウムイオン電池31の−側との間に、コンデンサC14とコンデンサC15とを並列に接続すると共に、抵抗器R13,R14の直列回路を接続する。そして、抵抗器R13,R14の接続中点を、DC−DCコンバータ用制御回路32のフィールドバック入力端子FBと接続する。
【0036】
そして、コイルL12と端子33との間を、コンデンサC16,C17の並列回路を介して、リチウムイオン電池31の−側と接続する。また、リチウムイオン電池31の−側を、端子34と接続する。また、リチウムイオン電池31の+側を、抵抗器R12を介してDC−DCコンバータ用制御回路32の制御信号入力端子SHDNと接続し、この入力端子SHDNを、端子35と接続する。さらに、リチウムイオン電池31の+側を、端子36と接続する。この端子36は、充電用端子としてリチウムイオン電池31への充電時に使用する端子で、負荷装置との接続には使用しない。
【0037】
そして、本例の2次電池ユニット30に接続される負荷装置40としては、2次電池ユニット30側の端子33,34と接続される端子41,42間に、負荷回路44が接続される。また、2次電池ユニット30側の端子34,35と接続される端子42,43間に、接続スイッチ45が接続される。この接続スイッチ45は、負荷装置40を作動させる必要のあるときは非接続状態とし、負荷装置40を作動させないとき(即ち電源を供給する必要のないとき)には接続状態とするスイッチである。
【0038】
このように構成した2次電池ユニット30と負荷装置40とを接続した場合には、負荷装置40の接続スイッチ45を接続状態としたとき、制御回路32の制御信号入力端子SHDNが接地電位となり、トランジスタQ11はオフ状態に制御され、負荷回路44へは電源が供給されない。そして、接続スイッチ45を非接続状態としたとき、制御回路32の制御信号入力端子SHDNに所定電位の信号が制御信号として供給され、この制御回路32のスイッチング素子駆動用端子EXTからトランジスタQ11のベースに、高周波の駆動信号が供給され、トランジスタQ11が高速でオン・オフを繰り返すようになる。
【0039】
そして、このトランジスタQ11の高速でのオン・オフにより、リチウムイオン電池31からの放電信号がパルス信号としてトランジスタQ11のコレクタ側から流れるが、このパルス信号はトランジスタQ11と端子33との間に接続された回路により平滑化され、端子33,34間に得られる信号は、ほぼ一定電位となる。そして、この一定電位の信号が負荷回路42に供給される。従って、本例の場合にも、2次電池として放電電圧の変動が大きいリチウムイオン電池を使用したにもかかわらず、トランジスタQ11とその制御回路32等で構成されたDC−DCコンバータで変換された一定電圧の電源が供給され、負荷回路44を安定して駆動させることができ、図1,図2に示した定電圧回路を使用した例と同様の効果が得られる。また、DC−DCコンバータの場合には、電圧の変換効率が非常に高く、例えば90%以上の効率で変換することができ、リチウムイオン電池31の充電電流が有効に活用される。
【0040】
さらに、このようなDC−DCコンバータの場合には、トランジスタQ11をオン・オフさせるタイミングを変化させることで、トランジスタQ11から出力されるパルス信号の周期,パルス幅等を変化させて、出力電位を変化させることができ、接続される負荷装置40側が必要とする電圧の変化に対処することができる。
【0041】
なお、図3の例のようにDC−DCコンバータを使用した回路の場合には、その動作特性上から高周波信号が回路内部で生成されるが、この高周波信号が負荷装置側の回路の動作に妨害を与えることがある。例えば、ラジオ付テープレコーダのようなオーディオ機器の場合には、機器内での受信や記録などのときに使用する特定の周波数とほぼ同じ周波数か或いはその高調波がDC−DCコンバータ側から妨害波として伝わるとき、ノイズを発生させてしまうことがある。このような場合には、2次電池ユニット30内の制御回路32として、トランジスタQ11をオン・オフさせる周波数を変更できる構成とし、そのための制御信号を制御回路32に供給するスイッチを設けて、妨害があったときそのスイッチを操作してスイッチング周波数を変更させることで、妨害波の除去を行うことができる。
【0042】
なお上述各実施例では、2次電池としてリチウムイオン電池を使用するようにしたが、放電電圧の変動が比較的大きいものであれば、他の構成の2次電池にも適用できる。
【0043】
また上述各実施例では、接続された負荷装置に単一の電圧だけを供給するようにしたが、定電圧回路やDC−DCコンバータ等の電圧変換手段で同時に2種類或いはそれ以上の電圧を同時に発生させるようにしても良い。即ち、電圧変換手段から同時に複数の異なる電圧を取り出すようにするか、或いは複数の電圧変換手段を備えるようにしても良い。このようにすることで、複数の電圧を同時に必要とする負荷装置の駆動が可能になる。
【0044】
また上述各実施例の回路図で示した各素子の接続は一例を示したもので、同様の機能を実現する他の構成の回路としても良いことは勿論である。
【0045】
また、負荷装置の具体的な構成は示さなかったが、電池駆動が可能な各種電子機器を負荷として使用できるものである。
【0046】
【発明の効果】
本発明によると、端子部から出力される電圧が、電圧変換手段により変換された電圧であるので、所望の電圧を端子部から出力させることができる。従って、2次電池としてリチウムイオン電池のように電圧変動が大きいものを使用した場合でも、安定した一定電圧を負荷装置に供給することができる。
【0047】
この場合、特に電圧変換手段としてDC−DCコンバータを使用することで、2次電池から供給される電力をほとんど無駄にすることなく、効率良く電圧変換することができ、それだけ2次電池に充電された電力を有効に活用できる。
【0048】
また、電圧変換手段で使用する機器(負荷装置)により必要な電圧が異なる場合でも、電圧切換手段を設けることで容易に対処することができ、2次電池を種々の電源電圧の機器に共通に使用できるようになる。
【0049】
また、この電圧切換手段を設ける場合に、その切換位置の設定を接続される負荷装置側の機構により自動的に行うようにしたことで、接続される負荷装置が必要とする電圧に自動的に設定され、手動でスイッチなどを切換える必要がなくなる。
【0050】
また、電圧変換手段で少なくとも2種類の電圧を同時に発生させ、この2種類の電圧信号を同時に出力させるようにしたことで、複数の電圧を同時に必要とする機器の駆動などが良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】一実施例の変形例を示す構成図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5 端子
10 2次電池ユニット
11 リチウムイオン電池
13 定電圧回路
15,15′ 切換スイッチ
20,20′ 負荷装置
25 メイン回路
26 補助回路
27 接続スイッチ
30 2次電池ユニット
31 リチウムイオン電池
32 DC−DCコンバータ用制御回路
33,34,35,36 端子
40 負荷装置
44 負荷回路
45 接続スイッチ

Claims (1)

  1. 充電が可能な2次電池と、
    該2次電池の放電電圧を所定の定電圧に変換する定電圧変換手段と、
    該定電圧変換手段で変換された電圧信号を出力する第1の出力端子部と、
    上記2次電池の放電電圧を電圧変換せずに出力する第2の出力端子部と、
    上記第1の出力端子部からの出力をオンオフ制御する信号入力される第1の入力端子部と、
    上記第1の入力端子部に得られる信号により、上記2次電池の放電電圧の上記定電圧変換手段への供給をオンオフ制御するスイッチ手段と
    を備えた2次電池ユニット。
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