JP3706975B2 - 多焦点用眼鏡枠 - Google Patents

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    • G02C2200/02Magnetic means

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  • Eyeglasses (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多焦点レンズをはめ込むものであって、鼻当てを上下させることで眼鏡枠を上下させ、どのレンズ部を使用する場合も使用レンズ部が適正高さになるようにした多焦点用眼鏡枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
実開昭63−122321号公報には、鼻当てを上下させることで眼鏡枠を上下させるようにした多焦点用眼鏡枠が記載されている。このものにおいては、眼鏡枠の内側に取り付けた取付座に長方形の摺動枠を上下方向に取り付け、摺動枠の中央には棒状のスプリングをやや湾曲させて上下方向に取り付けている。そして、鼻当ての裏面には、摺動枠がはまって鼻当ての上下動をガイドするガイド片と、摺動枠のスプリングに圧接する固定ピンとを設けている。摺動枠とガイド片とをはめ合わせることで、摺動枠に鼻当てを取り付ける。このとき、摺動枠のスプリングがガイド片の固定ピンに圧接する。スプリングのばね力によりスプリングと固定ピンとの間に摩擦力が生じている。このため、鼻当てを上下させて任意の位置で摩擦力により停止させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の多焦点用眼鏡枠には次のような欠点がある。すなわち、スプリングと固定ピンとは常に接触し、同じような摩擦力が常時発生している。このため、鼻当ての上下動がスムースにはいかず、途中でつっかえたりしがちとなる。また、左右でバラバラの動きをし、両鼻当てが同じ高さにならないことも度度である。鼻当ての上下動がスムースにいき、しかも左右で同じ動きをして、初めて商品価値が出る。
本発明が解決しようとする課題は、鼻当てがスムースに上下し、しかも左右でバラバラの動きをしないようにした多焦点用眼鏡枠を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る多焦点用眼鏡枠においては、取付座に対し上下する左右の鼻当て又はガイド片・鼻当てを上方位置及び下方位置で磁力によって係止させる係止手段を取付座側と鼻当て側との間にそれぞれ設けている。そして、上下の係止位置間の途中では摩擦は全くないか、あってもごく弱いものとしている。したがって、鼻当て又はガイド片・鼻当てはスムースに上下し、しかも左右でバラバラの動きをすることもない。また、鼻当て又はガイド片・鼻当てをしっかり係止させる必要のある上方位置及び下方位置での係止は磁力によるものとしている。したがって、それらの位置での係止は安定したものとなる。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明においてそのような課題を解決したが、本発明に係る多焦点用眼鏡枠は次のようなものである。すなわち、左右の眼鏡枠の各内側に取付座をそれぞれ取り付け、各鼻当ての上下方向の移動をガイドするガイド手段を取付座側と鼻当て側との間にそれぞれ設けてそれらガイド手段を介して取付座に対し上下移動ができるように鼻当てをそれぞれ取り付け、取付座側と鼻当て側との間において鼻当ての上下方向の位置をずらせた上下2か所の位置に鼻当てを磁力によって係止させる係止手段をそれぞれ設けた多焦点用眼鏡枠である。
【0006】
また、左右の眼鏡枠の各内側に取付座をそれぞれ取り付け、ガイド片の上下方向の移動をガイドするガイド手段を取付座側とガイド片側との間にそれぞれ設けてそれらガイド手段を介して取付座に対し上下移動ができるようにガイド片をそれぞれ取り付け、またガイド片の前方側に左右に回転できるように鼻当てをそれぞれ取り付け、ガイド片・鼻当ての上下方向の位置をずらせた上下2か所の位置においてガイド片・鼻当てを磁力によって係止させる係止手段を取付座側とガイド片・鼻当て側との間にそれぞれ設けた多焦点用眼鏡枠である。係止手段は取付座側とガイド片側との間に設けてもよいし、取付座側と鼻当て側との間に設けてもよい。
【0007】
係止手段の係止力は磁力によるものとしている。磁石どうしを吸着させて係止させるようにしてもよいし、磁石・磁性体を吸着させて係止させるようにしてもよい。すなわち、取付座側及びガイド片側・鼻当て側の両者に互いに吸着し合う磁石を取り付けてもよいし、一方に磁石を取り付け他方に磁性体を取り付けてもよい。
【0008】
ガイド手段としては任意のものが採用できる。とにかく鼻当てやガイド片の上下移動をガイドするものなら、どのようなものでもよい。なお、ガイド手段はそれらを正確に垂直に上下させるようにするものが望ましいが、やや斜めに上下させるようなものでもよい。取付座・ガイド片・鼻当ての形状・構造等も任意である。磁石・磁性体の形状も、円柱形・角柱形・だ円柱形・円筒形・角筒形・だ円筒形その他どのようなものでもよい。取付座・ガイド片・鼻当てに磁石・磁性体を取り付けるやり方も任意である。
【0009】
請求項1の多焦点用眼鏡枠は、次のように使用する。遠方用レンズ部による通常の状態で使用するには、取付座に対し鼻当てを上昇させ、鼻当てを上方位置で係止させる係止手段で係止させて使用する。このとき、左右の眼鏡枠は下降位置に支持され、遠方用レンズ部が遠方視の視線のほぼ中央に来ている。
【0010】
近点用レンズ部を使用するには、装用状態のまま眼鏡枠を持ち上げ鼻当てをまゆ毛の生え際辺りに押し付ける。ガイド手段にガイドされながら鼻当てに対し取付座が上昇し、鼻当てを下方位置で係止させる係止手段で係止される。この状態では、近点用レンズ部が近点視のほぼ中央にある。
再び遠方用レンズ部を使用する状態にするには、眼鏡枠を押し下げる。鼻の当接面に押されて取付座に対し鼻当てが上昇し、上方位置で係止される。
【0011】
請求項2のものの作動は次のとおりである。遠方視の場合は、取付座に対しガイド片・鼻当てを上昇させ、ガイド片・鼻当てを上方位置で係止手段により係止させて使用する。近点視の場合は、ガイド片・鼻当てを下降させ、ガイド片・鼻当てを下方位置で係止させる係止手段で係止させて使用する。
【0012】
【実施例】
実施例1
実施例1を図1に基づいて説明する。図1は縦断面図である。10は眼鏡枠を示している。眼鏡枠10の内側に支持脚11の後端を取り付け、支持脚11の先端にねじ12で取付座13を取り付けている。取付座13の先端は垂直方向の円筒14に形成し、円筒14内には円柱状の磁石15をはめている。取付座13において、円筒14より後方の中間部は板状部16としている。
【0013】
別体の鼻当て17を用意している。鼻当て17の前面は湾曲面に形成し、後面は垂直の平面に形成している。鼻当て17の後方寄りの位置において、上部を少しだけ残し円柱状のくぼみ18を垂直方向に設けている。くぼみ18は、取付座13の円筒14がちょうどはまる大きさのものとしている。くぼみ18の後方は後方へと貫通するスリット19としている。スリット19の幅は、取付座13の板状部16の厚さよりわずかだけ大きいものとしている。そして、くぼみ18の上方位置において、鼻当て17内に円柱状の磁石20を埋め込んでいる。
【0014】
鼻当て17のくぼみ18及びスリット19に、取付座13の円筒14及び板状部16を下方からそれぞれはめる。それから、鼻当て17の下端に抜止め片21を接着するが、鼻当て17のくぼみ18の下方に当たる位置において抜止め片21に円柱状の磁石22を埋め込んでいる。
【0015】
図1に示したものは、次のように使用する。図1は、取付座13に対して鼻当て17が下降し、取付座13の磁石15が鼻当て17の上方の磁石20と吸着し合った状態を示している。鼻当て17は下降位置にあって眼鏡枠10は逆に上方位置に保持され、近点視の状態になっている。
【0016】
遠方視の状態にするには、鼻当て17が当たっている鼻の当接面に向かって眼鏡枠10を押し下げる。取付座13の円筒14が鼻当て17のくぼみ18にガイドされながら取付座13が下降していき、取付座13の磁石15が抜止め片21の磁石22と吸着し合ったところで取付座13の下降が止まって遠方視の状態になる。
【0017】
近点視の状態に帰すには、眼鏡枠10を持ち上げ鼻当て17をまゆ毛の生え際辺りに押し付ける。鼻当て17に対し取付座13が上昇し近点視の状態になる。
【0018】
なお、取付座13の円筒14を垂直にしているため、取付座13と鼻当て17とは相対的に垂直に上下する。もし鼻当て17が取付座13に対し斜めに上下するようになっていると、鼻当て17の上下量より眼鏡枠10の上下量が小さくなる。図1のものにおいては、鼻当て17の上下量に相当する上下量を得ることができる。
【0019】
以上のものにおいて、鼻当て17側の磁石20・22は磁性体に変えてもよい。逆に、取付座13側の磁石15を磁性体に変えてもよい。
【0020】
実施例2
実施例2を図2に基づいて説明する。鼻当て17aには、くぼみ18aとスリット19aとを上下に貫通させて設けている。くぼみ18a内の上端と下端とに、円筒状の磁石23・24をそれぞれ取り付けている。磁石23・24には、鼻当て17aのスリット19aを延長する位置に、同じ幅のスリット25・26をそれぞれ設けている。そして、取付座13aの円筒14a・板状部16aをくぼみ18a・スリット19aにはめた状態にした上で、鼻当て17aの上端及び下端に抜止め片27・28をそれぞれ接着して取り付けると、図2に示す状態になる。なお、取付座13aの板状部16aには、鼻当て17aの後面に当たる位置につば29を設けている。
【0021】
鼻当て17aの上昇時及び下降時には取付座13aの円筒14a・磁石15aが鼻当て17aの上下の磁石23・24内にはまった状態になる。このため、実施例1のものと比較し、鼻当て17aの上下量を大きくすることができる。その分、鼻当て17aを小さくすることができる。
【0022】
このものにおいても、磁石23・24の代わりに磁性体を用いることができる。逆に、磁石15aの代わりに磁性体を使用することもできる。
【0023】
実施例3
実施例3を図3に基づいて説明する。取付座13bに円筒14b・板状部16bを設け、円筒14b内に磁石15bをはめている。上下に細長くしたガイド片30を用意している。ガイド片30には、上方部分を残して垂直方向へ断面円形のくぼみ31を設け、くぼみ31の後方にスリット32を設けている。くぼみ31・スリット32は取付座13bの円筒14b・板状部16bがちょうどはまる大きさに形成し、それらに円筒14b・板状部16bをはめた状態にしている。ガイド片30の上方部に磁石33を埋め込み、抜止め片34を下端に取り付けている。抜止め片34には磁石35を埋め込んでいる。また、ガイド片30の前方部中央にねじ穴36をあけている。
【0024】
別体の鼻当て17bを用意している。鼻当て17bにはガイド片30がはまるくぼみ37を後方から設け、ガイド片30のねじ穴36と一致するねじ穴をくぼみ37の前方中央にあけている。くぼみ37の前壁は、そのねじ穴を中心にしてくの字形に屈曲したものとしている。そして、くぼみ37にガイド片30をはめ、ガイド片30のねじ穴36と鼻当て17bのねじ穴を一致させてねじ38をねじ込み、ガイド片30に対しねじ38を中心にして左右に回転できるように鼻当て17bを取り付けている。
【0025】
図3は、取付座13bの磁石15bとガイド片30の磁石35とが吸着し合った状態を示している。取付座13bに対し鼻当て17bが上昇し、遠方視の状態になっている。
【0026】
近点視の状態にするには、眼鏡枠を持ち上げ鼻当て17bをまゆ毛の生え際辺りに押し付ける。鼻当て17bの上方側がねじ38を中心にしてガイド片30方向へ回転し、取付座13bに対し鼻当て17b・ガイド片30が下降する。取付座13bの磁石15bとガイド片30の磁石33とが吸着し合ったところで、近点視の状態になる。
【0027】
このものにおいても、磁石33・35の代わりに磁性体を用いてもよいし、磁石15bの代わりに磁性体を用いてもよい。
【0028】
実施例4
実施例4を図4・図5に基づいて説明する。ガイド片30aの下端には、リング状の抜止め片39を接着して取り付けている。また、鼻当て17cの下方をガイド片30a側に回転させたとき取付座13cの磁石15cの下方に当たる位置において、鼻当て17cに磁石40を埋め込んでいる。その他の構成は実施例3と同じである。
【0029】
図4は、鼻当て17cの下方側がガイド片30a側へ回転し、取付座13cの磁石15cと鼻当て17cの磁石40とが吸着し合った状態を示している。取付座13cに対し鼻当て17cが上昇し、遠方視の状態になっている。
【0030】
近点視の状態にするには、眼鏡枠を持ち上げ鼻当て17cをまゆ毛の生え際辺りに押し付ける。鼻当て17cの上方側がねじ38aを中心にしてガイド片30a側へ回転する。このとき、鼻当て17cの下方側がガイド片30aの下方位置から外れ、磁石15c・40の吸着状態が解かれる。そのまま眼鏡枠を持ち上げると、ガイド片30aの磁石33aが取付座13cの磁石15cと接触し、両者が吸着し合って係止される。このとき、ガイド片30aの上端が鼻当て17cのくぼみ37aの上壁に当たって、図5に示す状態になっている。
【0031】
遠方視の状態に帰すには、眼鏡枠を押し下げて鼻当て17cを鼻の当接面に押し当てる。鼻当て17cの下方側がガイド片30a側へ回転し、逆に鼻当て17cの上端がガイド片30aの上端から外れる。それから、取付座13cが下降していって図4の状態になる。
【0032】
図4・5のものにおいて、磁石33a・40は磁性体に変えてもよい。逆に、取付座13c側の磁石15cを磁性体に変えてもよい。
【0033】
実施例5
実施例5を図6に基づいて説明する。図6の(a)(b)(c)(d)は、それぞれ作動を示す縦断面図である。ガイド片30bの上端には磁石を取り付けず、リング状の抜止め片41を接着して取付けている。鼻当て17dの下方をガイド片30b側に回転させたとき取付座13dの磁石15dの上方に当たる位置において、鼻当て17dに磁石42を埋め込んでいる。また、くぼみ37b内の奥において鼻当て17dに板ばね43の上端を取り付け、板ばね43の下方部でガイド片30bの下方側を押すようにしている。その他の構成は実施例4と同じである。
【0034】
図6の(a)は、取付座13dに対し鼻当て17dが上昇し、取付座13dの磁石15dが鼻当て17dの下方の磁石40aと吸着し合った遠方視の状態を示している。近点視の状態にするには、眼鏡枠を持ち上げ鼻当て17dをまゆ毛の生え際辺りに押し付ける。(b)に示すように、鼻当て17dの下方の磁石40aが取付座13dの磁石15dから外れる。そのまま眼鏡枠を持ち上げて手を離すと、(c)に示すように、鼻当て17dの上方の磁石42と取付座13dの磁石15dとが吸着し合い、近点視の状態になる。
【0035】
遠方視の状態に帰すには、眼鏡枠を押し下げる。(d)に示すように、板ばね43を押しながら鼻当て17dの下方側がガイド片30b側へ回転し、取付座13dの磁石15dが上方の磁石42から外れる。鼻当て17dに対し取付座13dが下降したところで眼鏡枠から手を離すと、鼻当て17dの下方側が板ばね43に押されてガイド片30bから離れる方向へ回転し、(a)の状態に帰る。
【0036】
図6のものにおいて、磁石40a・42は磁性体に変えてもよい。逆に、取付座13dの磁石15dを磁性体に変えてもよい。
【0037】
実施例6
実施例6を図7に基づいて説明する。図7の(a)(b)(c)は、それぞれ作動を示す縦断面図である。鼻当て17eのくぼみ18bの下方部において、くぼみ18bをスリット19b側へ徐徐に広げている。くぼみ18bの下方位置に磁石22aを埋め込んでいる。磁石20aを埋め込んだ抜止め片44を鼻当て17eの上端に接着している。その他の構成は実施例1とほぼ同じである。
【0038】
図7の(a)は、遠方視の状態を示している。眼鏡枠を持ち上げて鼻当て17eをまゆ毛の生え際辺りに押し付けたとき、(b)に示すように鼻当て17eの上方側が外側へ振れ、鼻当て17eの磁石22aが取付座13eの磁石15eから外れる。そのまま更に眼鏡枠を持ち上げて手を離すと、(c)に示す近点視の状態になる。
【0039】
磁石20a・22aは磁性体に変えてもよい。逆に、取付座13eの磁石15eを磁性体に変えてもよい。
【0040】
実施例7
実施例7を図8に基づいて説明する。図8の(d)は鼻当て17fの裏面図である。(a)は(d)のA−A断面図、(b)及び(c)はそれぞれ(a)の作動を示す縦断面図である。鼻当て17fのくぼみ18cの下方に磁石22bを埋め込んでいる。くぼみ18cはスリット19cを介して外部へ貫通させている。そして、スリット19cの部分の左右にはスリット19cに沿った方向のガイド溝45をそれぞれあけ、両ガイド溝45の外側にガイド板46をそれぞれ形成している。取付座13fの円筒14dをくぼみ18c内にはめ、円筒14dには磁石15fをはめている。円筒14dのスリット19c寄りの外周は下側へ行くに従い次第に内側へと傾斜させている。ガイド溝45の位置において取付座13fに板状体47を形成し、板状体47の上端の両側に突起48をそれぞれ設けている。そして、板状体47の両側部分と両突起48とを両ガイド溝45にはめている。ただし、下方部において両ガイド板46の間隔を次第に広げ、板状体47の幅よりやや広い間隔にまで広げている。そして、板状体47の幅よりやや広い間隔にまで広げ終わった位置において、両ガイド溝45に段部49を形成し、ガイド溝45は段部49で終わらせている。鼻当て17fの上端には、磁石20bを埋め込んだ抜止め片44aを接着している。
【0041】
(a)は、取付座13fの磁石15fと鼻当て17fの下方の磁石22bとが吸着し合った遠方視の状態を示している。眼鏡枠を持ち上げ鼻当て17fをまゆ毛の生え際当たりに押し当てる。円筒14dのスリット19c寄りの外周が傾斜し、しかも取付座13fの板状体47がガイド溝45から外れているため、(b)に示すように鼻当て17fの上側が外側へ回転し、鼻当て17fの磁石22bが取付座13fの磁石15fから外れる。そのまま眼鏡枠を持ち上げていくと、取付座13fの磁石15fが鼻当て17fの上方の磁石20bと吸着し合った(c)に示す近点視の状態になる。
【0042】
磁石20b・22bは磁性体に変えてもよい。逆に、取付座13fの磁石15fを磁性体に変えてもよい。
【0043】
【発明の効果】
本発明に係る多焦点用眼鏡枠においては、取付座に対し鼻当てやガイド片を上昇位置及び下方位置で係止させる係止手段をそれぞれ設けている。そして、両係止位置間の途中では摩擦力はほとんど生じない。したがって、左右の鼻当てはスムースに上下し、しかも左右で同じ動きをする。係止手段は磁力によるものとしているため、安定した係止力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示す縦断面図である。
【図2】実施例2を示す縦断面図である。
【図3】実施例3を示す縦断面図である。
【図4】実施例4の作動を示す縦断面図である。
【図5】実施例4の作動を示す縦断面図である。
【図6】実施例5の作動を示す縦断面図である。
【図7】実施例6の作動を示す縦断面図である。
【図8】実施例7を示す裏面図及び実施例7の作動を示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 眼鏡枠
13・13a・13b・13c 取付座
15・15a・15b・15c 磁石
20・22・23・24・33・33a・35・40 磁石
17・17a・17b・17c 鼻当て
18・31・31a くぼみ
30・30a ガイド片

Claims (2)

  1. 左右の眼鏡枠の各内側に取付座をそれぞれ取り付け、各鼻当ての上下方向の移動をガイドするガイド手段を取付座側と鼻当て側との間にそれぞれ設けてそれらガイド手段を介して取付座に対し上下移動ができるように鼻当てをそれぞれ取り付け、取付座側と鼻当て側との間において鼻当ての上下方向の位置をずらせた上下2か所の位置に鼻当てを磁力によって係止させる係止手段をそれぞれ設けた多焦点用眼鏡枠。
  2. 左右の眼鏡枠の各内側に取付座をそれぞれ取り付け、ガイド片の上下方向の移動をガイドするガイド手段を取付座側とガイド片側との間にそれぞれ設けてそれらガイド手段を介して取付座に対し上下移動ができるようにガイド片をそれぞれ取り付け、またガイド片の前方側に左右に回転できるように鼻当てをそれぞれ取り付け、ガイド片・鼻当ての上下方向の位置をずらせた上下2か所の位置においてガイド片・鼻当てを磁力によって係止させる係止手段を取付座側とガイド片・鼻当て側との間にそれぞれ設けた多焦点用眼鏡枠。
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