JP3706382B2 - Supporting stress dispersion member, tension anchor, and prestressed concrete - Google Patents
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Description
本発明は、プレストレストコンクリートのPC鋼材の両端に取り付けられる緊張定着具に関するものである。 The present invention relates to a tension fixing tool attached to both ends of a PC steel material of prestressed concrete.
図3は従来の緊張定着具の第1例を示す断面図、図4は従来の緊張定着具の第2例を示す断面図である。 FIG. 3 is a sectional view showing a first example of a conventional tension fixing device, and FIG. 4 is a sectional view showing a second example of the conventional tension fixing device.
一般に、橋桁、まくらぎなど曲げ荷重を受ける構造材には、プレストレストコンクリートが多用されている。この種のプレストレストコンクリートにおいては、図3(a)および図4(a)に示すように、コンクリート7の引張側に配設されたPC鋼材8の両端にそれぞれ緊張定着具1を取り付け、これらの緊張定着具1によってPC鋼材8に張力を発生させることで、コンクリート7にプレストレスを付与するようにしている。
In general, prestressed concrete is frequently used for structural materials that receive bending loads such as bridge girders and sleepers. In this kind of prestressed concrete, as shown in FIGS. 3 (a) and 4 (a), the
従来、この緊張定着具1としては、図3(a)に示すように、支圧応力分散部材として格子状のグリッド筋5をPC鋼材8に係着し、これにナット2および支圧板3を組み合わせたものが使われていた(例えば、特許文献1参照)。また、図4(a)に示すように、PC鋼材8が通る円筒状のガイド4に支圧応力分散部材として螺旋状のスパイラル筋6を固定し、これにナット2を組み合わせたものも採用されていた(例えば、特許文献2参照)。
しかし、こうした従来の緊張定着具1では、それぞれ次のような不都合があった。
However, these conventional
まず、グリッド筋5を用いる緊張定着具1(図3参照)では、通常、緊張定着具1ごとに鉄筋を波状に曲げ加工したものを2つ重ねて接点を溶接することにより、格子状のグリッド筋5を製作しなければならない。したがって、グリッド筋5の作製が面倒で、手間と時間がかかる。加えて、効果的な支圧応力分散機能を得るためには、グリッド筋5の設置深さL1を一定値に定める必要があるところ、実際にはグリッド筋5が、PC鋼材8の軸心方向にずれたり、図3(b)に示すように、PC鋼材8の軸心に直交する平面に対して傾いたりして、グリッド筋5による支圧応力分散機能が低下する恐れがある。
First, in the tension fixing device 1 (see FIG. 3) using the
他方、スパイラル筋6を用いる緊張定着具1(図4参照)では、所望の支圧応力分散機能を発現させる必要性から、スパイラル筋6の長さL2を一定の長さ以下に短くすることができない。そのため、スパイラル筋6がかさばり、それに応じてスパイラル筋6の保管料や運送費が高騰してしまう。また、スパイラル筋6が、図4(b)に示すように、ガイド4に対して所定位置より下がったり、図4(c)に示すように、ガイド4の管心に対して傾いたりして、スパイラル筋6による支圧応力分散機能が低下する恐れがある。
On the other hand, in the
本発明は、このような事情に鑑み、製作が簡便で、常に支圧応力分散機能が十全に発揮され、保管料や運送費の削減に寄与しうるコンパクトな支圧応力分散部材、緊張定着具およびプレストレストコンクリートを提供することを目的とする。 In view of such circumstances, the present invention is easy to manufacture, always fully exerts the support stress distribution function, and can provide a compact support stress distribution member that can contribute to the reduction of storage fees and transportation costs. The object is to provide tools and prestressed concrete.
請求項1に係る発明は、厚さ方向に面対称形の平板状に製作され、中央部に、PC鋼材が挿通する筒状のガイドが挿通するための、前記ガイドの形状に対応した形のガイド挿通孔が形成されると共に、このガイド挿通孔の周囲に複数個の貫通孔が周方向に間隔をおいて形成され、前記ガイド挿通孔の周囲の縁部分の肉厚が他の部分の肉厚より大きく、この肉厚の大きい縁部分において前記ガイドの外周部に形成されたあご部に係止し得ることを特徴とする支圧応力分散部材である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の支圧応力分散部材において、前記ガイド挿通孔の周囲の縁部分の外周にリブが設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1、もしくは請求項2に記載の支圧応力分散部材において、外周の縁部分の肉厚がその内周の、前記ガイド挿通孔の周囲の縁部分を除く部分の肉厚より大きいことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の支圧応力分散部材において、前記ガイド挿通孔の周囲の縁部分と前記外周の縁部分の中間の部分に貫通孔が形成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の支圧応力分散部材と、そのガイド挿通孔を挿通し、PC鋼材が挿通する筒状のガイドとを備えることを特徴とする緊張定着具である。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の緊張定着具において、前記支圧応力分散部材が、前記ガイドの外周部に形成されたあご部に係止していることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の緊張定着具において、前記ガイド挿通孔の周囲の縁部分において前記ガイドのあご部に係止していることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、コンクリートの引張側に配設されたPC鋼材の両端に、請求項5乃至請求項7に記載の緊張定着具がそれぞれ取り付けられていることを特徴とするプレストレストコンクリートである。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載のプレストレストコンクリートにおいて、前記緊張定着具のガイドの外周に、かご筋が付設されていることを特徴とする。
The invention according to
The invention according to
The invention according to
The invention according to
The invention according to
According to a sixth aspect of the present invention, in the tension fixing device according to the fifth aspect , the supporting stress distribution member is locked to a jaw portion formed on an outer peripheral portion of the guide.
According to a seventh aspect of the present invention, in the tension fixing device according to the sixth aspect of the present invention, the tension fixing tool is engaged with a jaw portion of the guide at an edge portion around the guide insertion hole.
The invention according to
The invention according to
本発明によれば、平板状のグリッド鈑にガイド挿通孔が形成された簡単な構造であることから、支圧応力分散部材の製作が簡便となり、保管料や運送費が削減される。 According to the present invention, since the guide insertion hole is formed in the flat grid rod, the support stress distribution member can be easily manufactured, and the storage fee and the transportation cost can be reduced.
また、グリッド鈑にリブを突設すると、支圧応力分散部材の表面積が増大し、支圧応力分散機能が一層向上する。 Further, when ribs are provided on the grid rod, the surface area of the support stress distribution member is increased, and the support stress distribution function is further improved.
また、グリッド鈑に貫通孔を形成すれば、支圧応力分散部材が軽量化され、保管料や運送費が一層低廉になる。 Further, if the through holes are formed in the grid rod, the support stress distribution member is reduced in weight, and the storage fee and the transportation cost are further reduced.
また、支圧応力分散部材をガイドのあご部に係止させれば、支圧応力分散部材の設置深さが常に一定となり、支圧応力分散機能が十全に発揮される。 Further, if the support stress distribution member is locked to the jaw portion of the guide, the installation depth of the support stress distribution member is always constant, and the support stress distribution function is fully exhibited.
また、緊張定着具のガイドの外周に、かご筋を付設すると、緊張定着具近傍のコンクリートが補強され、プレストレストコンクリートの曲げ強度が向上する。 In addition, when a cage wire is attached to the outer periphery of the guide of the tension fixing tool, the concrete near the tension fixing tool is reinforced, and the bending strength of the prestressed concrete is improved.
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は本発明に係る緊張定着具の一実施形態を示す断面図、図2は図1に示す緊張定着具の支圧応力分散部材を示す図であって、(a)はその正面図、(b)はその右側面図である。 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of a tension fixing device according to the present invention, FIG. 2 is a view showing a supporting stress dispersion member of the tension fixing device shown in FIG. 1, and (a) is a front view thereof. (B) is the right side view.
プレストレストコンクリートは、図1に示すように、コンクリート7を有しており、コンクリート7の引張側にはPC鋼材8が配設されている。このPC鋼材8としては、任意の高張力鋼(例えば、PC鋼棒、PC鋼線、PC鋼より線など)を用いることができる。また、PC鋼材8の両端にはそれぞれ緊張定着具1が取り付けられており、各緊張定着具1は、定着ブロック9と、炭素鋼からなる円筒状のガイド4と、炭素鋼からなる支圧応力分散部材10とから構成されている。
As shown in FIG. 1, the prestressed concrete has
ここで、定着ブロック9は、雌コーンと雄コーンとを組み合わせて構成したものであり、PC鋼材8の端部に取り付けられている。
Here, the
また、ガイド4は定着ブロック9の内側でPC鋼材8に嵌合している。このガイド4は、中心部に鋼材挿通孔4aが軸方向に穿設されているとともに、外周部にあご部4bが形成されている。
The
また、支圧応力分散部材10はガイド4のあご部4bに係止している。この支圧応力分散部材10は、図2に示すように、矩形平板状のグリッド鈑10aを有しており、グリッド鈑10aの中央部には円形のガイド挿通孔10bが形成されている。また、グリッド鈑10aの周縁部には、表裏両側に複数個(図2では、16個)のリブ10cが突設されているとともに、複数個(図2では、8個)の貫通孔10dが穿設されている。
Further, the supporting
さらに、各緊張定着具1のガイド4の外周には、図1に示すように、かご筋12が付設されている。
Further, as shown in FIG. 1, a cage line 12 is attached to the outer periphery of the
このように、支圧応力分散部材10は、グリッド鈑10aにガイド挿通孔10bなどが形成された簡単な構造であるため、従来のグリッド筋5(図3参照)と比べて製作が簡便である。
As described above, the supporting
また、支圧応力分散部材10は、平板状の薄いものなので、従来のスパイラル筋6に比べると極めてコンパクトになる。その結果、支圧応力分散部材10の保管料や運送費が大幅に削減される。
In addition, since the supporting
さらに、この支圧応力分散部材10は、ガイド4のあご部4bに係止しているので、ガイド4、ひいてはコンクリート7の端面に対して定位置に位置決めされる。そのため、支圧応力分散部材10は、その設置深さL1が常に一定となり、支圧応力分散機能が十全に発揮される。
Further, since the supporting
また、グリッド鈑10aにはリブ10cが突設されているので、支圧応力分散部材10の表面積が増大し、その支圧応力分散機能が一層向上する。
Further, since the ribs 10c protrude from the grid rod 10a, the surface area of the support
また、グリッド鈑10aには貫通孔10dが穿設されているため、支圧応力分散部材10が軽量化され、その保管料や運送費が一層低廉になる。
Further, since the through-hole 10d is formed in the grid rod 10a, the support
さらに、緊張定着具1のガイド4の外周には、かご筋12が付設されているので、緊張定着具1近傍のコンクリート7が補強され、プレストレストコンクリートの曲げ強度が向上する。
Further, since the cage bars 12 are attached to the outer periphery of the
なお、上述の実施形態においては、矩形平板状のグリッド鈑10aを備えた支圧応力分散部材10について説明したが、グリッド鈑10aの形状は、矩形平板状に限らず、多角形平板状でも円形平板状でも構わない。
In the above-described embodiment, the supporting
また、支圧応力分散部材10の製造方法は何でもよく、例えば鋳造や鍛造によって支圧応力分散部材10を製造することができる。
Moreover, the manufacturing method of the bearing stress dispersion |
さらに、支圧応力分散部材10の材質は必ずしも炭素鋼でなくてもよく、各種の繊維強化複合材料(例えば、繊維強化プラスチック、繊維強化合金など)を代用することもできる。
Further, the material of the supporting
1……緊張定着具
2……ナット
3……支圧板
4……ガイド
4a……鋼材挿通孔
4b……あご部
5……グリッド筋
6……スパイラル筋
7……コンクリート
8……PC鋼材
9……定着ブロック
10……支圧応力分散部材
10a……グリッド鈑
10b……ガイド挿通孔
10c……リブ
10d……貫通孔
12……かご筋
L1……支圧応力分散部材の設置深さ
L2……スパイラル筋の長さ
1 ……
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