JP3705668B2 - 切替式蓄熱バーナー付燃焼装置及び該燃焼装置を用いた設備 - Google Patents

切替式蓄熱バーナー付燃焼装置及び該燃焼装置を用いた設備 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高速切替式蓄熱型燃焼器(サイクリックバーナー( High-cycle Regenerative System ) )を用いて形成させた切替式蓄熱バーナー付燃焼装置および該切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた各種設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この高速切替式蓄熱型燃焼器の燃焼ガスの温度は、極めて高温(1000℃以上)である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、この高速切替式蓄熱型燃焼器の燃焼ガスの温度に着目し、この燃焼ガスによって被処理ガスを効率的に処理できるコンパクトな構造の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を提供すること、および切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた各種の設備を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1の発明は、被処理ガス流入口を有する外筒と、該外筒内に設けられ、かつ、被処理ガスの通過孔を有する内筒とからなる二重構造の燃焼器本体に切替式蓄熱バーナーを配設すると共に、前記燃焼器本体に内筒内の燃焼室で処理されたガスを流出させるためのガス流出口を設けた切替式蓄熱バーナー付燃焼装置である。
【0005】
また、請求項2の発明は、請求項1の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を熱交換装置に取り付けた切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた設備である。
また、請求項3の発明は、切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の燃焼バーナーに供給する燃料供給量を熱交換装置に内蔵されている伝熱管の出口部における温度又は圧力に基づいて制御するようにした請求項2記載の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた設備である。
【0006】
また、請求項4の発明は、切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の被処理ガス流入口と熱交換装置のガス排出口を循環パイプにて連通させ、かつ、循環パイプに循環ファンを配した請求項2記載の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた設備である。
また、請求項5の発明は、循環ファンの上流に配したダンパーの開閉度を循環パイプを流れるガス流量に基づいて制御するようにした請求項4記載の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた設備である。
【0007】
また、請求項6の発明は、請求項1の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を筒状の炉体に取り付けるとともに、該炉体から排出される熱風の一部を切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の被処理用ガス流入口に戻すようにした切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた設備である。
また、請求項7の発明は、請求項1の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置をボイラ本体に配設するとともに、該ボイラ本体から排出される排ガスの一部を切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の被処理用ガス流入口に戻すようにした切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた設備である。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態について説明する。
(イ) 切替式蓄熱バーナー付燃焼装置
図1に示すように、切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1は、燃焼器本体10と、この本体10に取り付けられた高速切替式蓄熱型燃焼バーナー20から構成されている。
【0009】
上記燃焼器本体10は、側壁部に被処理ガス導入口13を有する外筒11と、外筒11内に設けられ、かつ、被処理ガス通過孔としての多数の希釈孔15を有するセラミックス製の内筒12から形成されている。また、燃焼器本体10は、内筒12内に形成された燃焼室16の加熱ガスgを流出させるためのガス流出口14を備えている。
【0010】
内筒12は、燃焼器本体10に導入される被処理ガスg′によって冷却されるから大半のセラミックスを用いることができるばかりでなく、ある種の耐熱金属も用いることができる。しかし、局所的に温度分布が発生することが懸念される場合には、前者を使用する方が望ましい。
一方、高速切替式蓄熱型燃焼バーナー20は、主として、燃焼バーナー21aと蓄熱器22aを有する第1系統の燃焼器23aと、燃焼バーナー21bと蓄熱器22bを有する第2系統の燃焼器23bと、4方バルブ24から形成されている。そして、4方バルブ24は、第1系統の燃焼器23aに連通する連通管27と、第2系統の燃焼器23bに連通する連通管28と、燃焼空気の導入管25と、排気管26を備えている。
【0011】
次に、上記切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の作用について説明する。
4方バルブ24を通って燃焼室16に供給される燃焼空気Aは、第1系統の燃焼器23aを通過する間に予め蓄熱している蓄熱器22aによって加熱され、高温の空気になって燃焼室16に流入する。この高温の空気の流入と同期して第1系統の燃焼器の燃焼バーナー21aから燃焼室16に噴射されたガス燃料Fは、高温の空気と混合しながら激しく燃焼し、超高温の燃焼ガスGが発生する。
【0012】
一方、被処理ガス流入口13から燃焼器本体10に供給された被処理ガスg′(ガス温度、約200℃)は、内筒12に存在する多数の希釈孔15から燃焼室16に流入し、超高温の燃焼ガスGによって所定の温度(約800℃)に直接加熱される。
所定温度に加熱された加熱ガスgの大部分は、ガス流出口14から外方に排出されるが、その一部は、第2系統の燃焼器23bを通過する間に蓄熱器22bを加熱しながら排ガスG1 (ガス温度、約150℃)として連通管28、4方バルブ24、排気管26を経て大気中に放出される。
【0013】
上記4方バルブ24が切り換わると、燃焼室16に流入する燃焼空気Aは、第2系統の燃焼器23bを通過する間に蓄熱器22bによって加熱されて高温の空気になる。この高温の空気の流入と同期して第2系統の燃焼器の燃焼バーナー21bから燃焼室16に噴射されたガス燃料Fは、高温の空気に混合しながら激しく燃焼し、超高温の燃焼ガスGが発生する。
【0014】
一方、被処理ガス流入口13から燃焼器本体10に供給された被処理ガスg′(ガス温度、約200℃)は、内筒12に存在する多数の希釈孔15から燃焼室16内に流入し、超高温の燃焼ガスGによって所定の温度(約800℃)に直接加熱される。
加熱された加熱ガスgの大部分は、ガス流出口14から外方に排出されるが、その一部は、第1系統の燃焼器23aを通過する間に蓄熱器22aを加熱し、自分自身は排ガスG1 (ガス温度、約150℃)として連通管27、4方バルブ24、排気管26を経て大気中に放出される。以下、所定のインターバル、例えば、20〜30秒間隔で切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1の4方バルブ24が切り換えられる。
【0015】
上記のように、切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1は、燃焼器本体10の燃焼室16において被処理ガスg′を超高温の燃焼ガスGによって直接加熱することができるので、被処理ガスg′を効率的に加熱できる。
また、切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1は、4方バルブ24が20〜30秒単位で切り換わるため、高速切替式蓄熱型燃焼バーナー20における蓄熱器22a,23bを小型化できる。従って、高速切替式蓄熱型燃焼バーナー20自体、強いては切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1自体をコンパクト化させることができる。
【0016】
また、燃焼空気を高温に加熱することによりガス燃料の保有しているエネルギーを有効に引き出すことができるので、燃焼バーナー21a,21bに供給する燃料も節減できる。
(ロ) 加熱炉(その1)
図2は、上記の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1を加熱炉111に適用した例であり、伝熱管33を内蔵した竪形の熱交換装置30の上端に切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1を取り付け、熱交換装置30の底部にあるガス排出口31と切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1の被処理ガス流入口13を循環パイプ32によって連通するとともに、循環パイプ32の途中に循環ファン5を設けている。
【0017】
この加熱炉111は、伝熱管33に水を通すことによって温水が得られるので、温水器、暖房や床暖房用ボイラとして使用できる。また、ダウサムなどの熱媒を通すことにより熱媒ボイラとしても使用できる。更に、発電用ボイラの再熱器やごみ焼却炉における廃熱ボイラの過熱器としても使用できる。
また、この加熱炉111は、切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1自体の利点に加え、加熱炉自体をコンパクト化できる。従って、加熱炉の設置面積も少なくて済む。
(ハ) 加熱炉(その2)
図3は、図2の加熱炉111をグレードアップさせた加熱炉112であり、伝熱管33を内蔵した竪形の熱交換装置30の上端に切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1を取り付け、熱交換装置30の底部にあるガス排出口31と切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1の被処理ガス流入口13を循環パイプ32によって連通するとともに、循環パイプ32の途中に循環ファン5を設けている。
【0018】
更に、循環パイプ32にガス排出口31から排ガス導入口13に向かって、順に、ガス流量計3、入口ダンパ4及び循環ファン5を設け、加熱ガスgの循環量が基準値より増加すると、コントローラー6によって入口ダンパ4の開度を小さくし、加熱ガスgの循環量が基準値より減少すると、コントローラー6によって入口ダンパ4の開度を大にするようになっている。
【0019】
更に、熱交換装置30内に設けた伝熱管33の出口部に温度計7を設ける一方、燃焼バーナー21aに連通する燃料供給管34aに流量制御弁8aを設けるとともに、燃焼バーナー21bに連通する燃料供給管34bに流量制御弁8bを設け、熱媒mの温度が所定温度より高くなると、コントローラー9によって流量制御弁8a,8bを絞り、熱媒mの温度が所定温度より低くなると、コントローラー9によって流量制御弁8a,8bの絞り具合いを緩めるようになっている。
【0020】
この加熱炉112は、図2の加熱炉111に比べて熱媒mの温度を任意にコントロールできるとともに、燃焼バーナー21a,21bに供給するガス燃料Fを節約できる。
また、この加熱炉112は、上記加熱炉111と同様に、伝熱管33に水を通すことによって温水が得られるので、温水器、暖房や床暖房用ボイラとして使用できる。また、ダウサムなどの熱媒を通すことにより熱媒ボイラとしても使用できる。また、発電用ボイラの再熱器やごみ焼却炉における廃熱ボイラの過熱器としても使用できる。更に、切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1自体の利点に加え、加熱炉自体をコンパクト化できる。したがって、加熱炉の設置面積も少なくて済む。
(ニ) 熱エネルギー回収ボイラ
図4の熱エネルギー回収ボイラ113、図3の加熱炉112からガス流量計3、ダンパ4、循環ファン5、コントローラ6および循環パイプ32を撤去し、代わりに、燃焼装置1の被処理ガス導入口13に排ガス供給管35を接続させるとともに、熱交換装置のガス排出口31にガス排出管36を取り付けた構造になっている。その他の部分は、図3の加熱炉112と構造上、相違がないため、詳細な説明を省略する。
【0021】
この熱エネルギー回収ボイラ113は、排ガス供給管35から切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1に助燃料として、例えば、原動機や燃焼炉などから出る排ガスを供給することによって排ガスが保有している熱エネルギーを効率的に回収することができる。すなわち、この例の場合、第1,第2系統の燃焼器23a,23bの燃焼空気の温度が非常に高いので、高エクセルギー燃焼と称し、排ガス中の熱エネルギーを有効に回収することができる。また、排ガスの代わりに臭気ガスなどの有害ガスを導入してこれらのガスを熱分解させるとともに、その排ガスから廃熱から熱エネルギーを効率的に回収することができる。
(ホ) 熱風炉
図5は、切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1を熱風炉114に適用した例であり、筒状の炉体37の上端に切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1を取り付け、炉体37の底部にあるガス排出口31と切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1の被処理ガス流入口13を循環パイプ32によって連通するとともに、循環パイプ32に循環ファン5を設けている。更に、炉体37の底部に設けた熱風供給管38から熱風を排出するようになっている。
【0022】
この熱風炉114の熱風は、例えば、乾燥炉における蒸気の代替品、ガス化炉における乾留熱源、塗装工程における乾燥空気として供給することができる。
(ヘ) ボイラ
図6は、切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1をボイラ115に適用した例であり、ボイラ本体60の上端に切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1を取り付けるとともに、ボイラ本体60の底部にあるガス排出口31と切替式蓄熱バーナー付燃焼装置1の被処理ガス流入口13を循環パイプ32によって連通するとともに、循環パイプ32に循環ファン5を設けている。更に、ボイラ本体60の底部に排ガス管61を設けている。
【0023】
ボイラ本体60は、エコノマイザ62、加熱器63、タンク64を有しており、エコノマイザ62に供給された水は、エコノマイザ62を通過する間に予熱されてタンク64に入り、蒸発した蒸気は、加熱器63を通過する間に加熱され各種の機器に供給される。
本発明は、請求項において限定した以外は、その特定の実施の態様に制約されるのではない。例えば、ガス燃料Fのコントロール手段を構成する機器としては、温度計の代わりに圧力計を用いてもよい。
【0024】
更に、以上の説明では、第1,第2系統の燃焼器23a,23bに供給する燃焼空気Aを4方バルブ24によって切り換えるようにした高速切替式蓄熱型燃焼バーナー20について説明したが、ボイラなど、設備自体が小型である場合は、高速切替式蓄熱型燃焼バーナー20の代わりに、図7及び図8に示すような、デスク回転型シングルバーナー20′を使用してもよい。
【0025】
このデスク回転型シングルバーナー20′は、4方バルブの代わりにバーナー20′に組み込まれた円盤状のデスク41が10〜20秒で1回転する。42は、ドーナツ状のヘッド部であり、その開口部43から導入された燃焼空気Aは、デスク41の第1通路44を通って蓄熱体45内に内蔵された第1蓄熱器46に達し、この第1蓄熱器46を通過する間に加熱されて高温の空気となり、バーナータイル47の第1孔48から燃焼室16内に噴出する。
【0026】
一方、ガス燃料Fは、軸芯部に設けられたノズル53から燃焼室16内に噴射され、そこで、上記の加熱空気に触れて激しく燃焼する。そして、燃焼室16内の燃焼ガスGの一部は、バーナータイル47の第2孔49から蓄熱体45の第2蓄熱器50に至り、この第2蓄熱器50を加熱して温度低下した燃焼排ガスG1 は、デスク41の第2通路51を通ってヘッド部42の排出口52から大気中に放出されるようになっている。
【0027】
【発明の効果】
▲1▼ 上記のように、請求項1の発明は、被処理ガス流入口を有する外筒と、該外筒内に設けられ、かつ、被処理ガスの通過孔を有する内筒とからなる二重構造の燃焼器本体に切替式蓄熱バーナーを配設すると共に、前記燃焼器本体に内筒内の燃焼室で処理されたガスを流出させるためのガス流出口を設けたので、燃焼器本体の燃焼室において被処理ガスg′を超高温の燃焼ガスGによって直接加熱することができ、以て、被処理ガスg′を効率的に加熱できる。
【0028】
また、この切替式蓄熱バーナー付燃焼装置は、4方バルブが20〜30秒単位で切り換わるため、高速切替式蓄熱型燃焼バーナーにおける蓄熱器を小型化できる。従って、高速切替式蓄熱型燃焼バーナー自体、強いては切替式蓄熱バーナー付燃焼装置自体をコンパクト化させることができる。
また、燃焼空気を高温に加熱することによりガス燃料の保有しているエネルギーを有効に引き出すことができるので、燃焼バーナーに供給する燃料も節減でき
▲2▼ また、請求項2の発明は、請求項1の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を熱交換装置に取り付けたので、熱交換装置の伝熱管に水を通すことによって温水が得られるので、温水器、暖房や床暖房用ボイラとして使用できる。また、ダウサムなどの熱媒を通すことにより熱媒ボイラとしても使用できる。更に、発電用ボイラの再熱器やごみ焼却炉における廃熱ボイラの過熱器としても使用できる。
【0029】
また、この加熱炉は、切替式蓄熱バーナー付燃焼装置自体の利点に加え、加熱炉自体をコンパクト化できる。従って、加熱炉の設置面積も少なくて済むという利点がある。
▲3▼ また、請求項3の発明は、切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の燃焼バーナーに供給する燃料供給量を熱交換装置に内蔵されている伝熱管の出口部における温度又は圧力に基づいて制御するようにしたので、伝熱管から排出される熱媒温度を任意にコントロールすることができるとともに、切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の燃焼バーナーに供給する燃料供給量を節約することができる。
【0030】
▲4▼ また、請求項4の発明は、切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の被処理ガス流入口と熱交換装置のガス排出口を循環パイプにて連通させ、かつ、循環パイプに循環ファンを配したので、ガスを強制的に循環させることができる。
▲5▼ また、請求項5の発明は、循環ファンの上流に配したダンパーの開閉度を循環パイプを流れるガス流量に基づいて制御するようにしたから、循環ガスの流量を任意にコントロールすることができる。
【0031】
▲6▼ また、請求項6の発明は、請求項1の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を筒状の炉体に取り付けるとともに、該炉体から排出される熱風の一部を切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の被処理用ガス流入口に戻すようにしたから、クリーンな熱風を各種の装置に供給することができる。
▲7▼ また、請求項7の発明は、請求項1の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置をボイラ本体に配設するとともに、該ボイラ本体から排出される排ガスの一部を切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の被処理用ガス流入口に戻すようにしたから、ボイラを小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の概略図である。
【図2】本発明にかかる切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた加熱炉の概略図である。
【図3】本発明にかかる切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた加熱炉の概略図である。
【図4】本発明にかかる切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた熱エネルギー回収ボイラの概略図である。
【図5】本発明にかかる切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた熱風炉の概略図である。
【図6】本発明にかかる切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いたボイラの概略図である。
【図7】デスク回転型シングルバーナーの分解斜視図である。
【図8】デスクの平面図である。
【符号の説明】
10 燃焼器本体 11 外筒
12 内筒 13 被処理ガス流入口
14 ガス流出口 15 被処理ガスの通過孔
16 燃焼室 20 切替式蓄熱バーナー

Claims (7)

  1. 被処理ガス流入口を有する外筒と、該外筒内に設けられ、かつ、被処理ガスの通過孔を有する内筒とからなる二重構造の燃焼器本体に切替式蓄熱バーナーを配設すると共に、前記燃焼器本体に内筒内の燃焼室で処理されたガスを流出させるためのガス流出口を設けた切替式蓄熱バーナー付燃焼装置。
  2. 請求項1の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を熱交換装置に取り付けた切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた設備。
  3. 切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の燃焼バーナーに供給する燃料供給量を熱交換装置に内蔵されている伝熱管の出口部における温度又は圧力に基づいて制御するようにした請求項2記載の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた設備。
  4. 切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の被処理ガス流入口と熱交換装置のガス排出口を循環パイプにて連通させ、かつ、循環パイプに循環ファンを配した請求項2記載の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた設備。
  5. 循環ファンの上流に配したダンパーの開閉度を循環パイプを流れるガス流量に基づいて制御するようにした請求項4記載の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた設備。
  6. 請求項1の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を筒状の炉体に取り付けるとともに、該炉体から排出される熱風の一部を切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の被処理用ガス流入口に戻すようにした切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた設備。
  7. 請求項1の切替式蓄熱バーナー付燃焼装置をボイラ本体に配設するとともに、該ボイラ本体から排出される排ガスの一部を切替式蓄熱バーナー付燃焼装置の被処理用ガス流入口に戻すようにした切替式蓄熱バーナー付燃焼装置を用いた設備。
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