JP3705207B2 - 脚車輪型移動ロボット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、段差を乗り越えて移動できる車輪型移動ロボットに係り、特に、脚を備え、階段などの段差を簡単に移動できる脚車輪型移動ロボットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
人が立ち寄れない危険な場所、ホームオートメーション、オフィスの物運びや警備、工場巡回などに種々の無人移動ロボットが提案されている。
【0003】
ロボットの移動方法として、車輪の高速移動性能と脚の段差乗り越え性能をもつ脚車輪型がある。例えば特開昭59−152080号公報には、蜘蛛足型の移動ロボットが提案され、各足に設けた車輪で走行し、階段などの段差は、足を適宜上げ下げして、昇降移動するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、足が4脚以上あると、段差を昇降する際には、それぞれの脚に自由度があるため、各脚の上げ下げのための機構や制御が複雑になってしまう問題がある。
【0005】
また、人間と同様に2脚とすると、自由度は少なくなり、機構は比較的簡単になるが、ロボット本体の重心を取ることが難しくなり、制御が複雑になると共に平坦面での走行性に安定感がない問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、走行性能が良好で、しかも階段等を簡単に昇降できる脚車輪型移動ロボットを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、本体の中央に伸縮自在な中央脚を設けると共に、その中央脚の下端に中央駆動輪を設け、本体の左右両側に本体に対して回動自在に、かつ伸縮自在に側脚を設け、その側脚に側部駆動輪を設けた脚車輪型移動ロボットである。
【0008】
請求項2の発明は、中央脚に対して側脚を30〜90度回動した位置に保持し、中央脚の中央走行輪と側脚の側部駆動輪で平坦面を走行する請求項1記載の脚車輪型移動ロボットである。
【0009】
請求項3の発明は、階段を昇る時、側脚を中央脚に対して後方に回動した姿勢に保って、階段まで走行し(状態1)、中央脚の中央駆動輪を停止し、側部駆動輪を前進とし、側脚を前方に回動し、中央脚と側脚を伸長(状態2)させて本体を一段目の踏み面より高くし(状態3)、側脚駆動輪を停止し、側脚を更に前方に回動しながら側脚を縮退させて側部駆動輪を一段目の踏み面上に位置させた後、側脚を伸長させて踏み面に着地させ(状態4)、中央脚を伸長させ側脚を縮退させて本体を踏み面上に体重移動させ、側脚を後方に回動させつつ中央脚を縮退させ(状態5)、側脚を後方に回動すると共に側脚を伸長させ、中央脚を伸長させて(状態6)中央脚の中央駆動輪を二段目の踏み面に着地させ(状態7)、中央脚を縮退させつつ側脚を伸長させて本体を二段目の踏み面上に体重移動させ(状態8)、以後、状態5から状態8を順次繰り返すように中央脚と側脚の伸縮と側脚の前後の回動を繰り返して、中央脚と側脚を交互に前方に繰り出しながら階段を昇るようにした請求項1記載の脚車輪型移動ロボットである。
【0010】
請求項4の発明は、中央脚又は側脚の側板下部に車輪ケースを設け、その車輪ケースに回転可能に支持プレートを設け、その支持プレートの前後に駆動輪を設け、その支持プレートの回転中心に、車輪ケースに設けた駆動モータで駆動される駆動プーリを設けると共に上記駆動輪に従動プーリを設け、かつこれらプーリに駆動ベルトを掛け渡した請求項1〜3いずれかに記載の脚車輪型移動ロボットである。
【0011】
請求項5の発明は、駆動プーリに一体に従動傘歯車を設け、この従動傘歯車を駆動モータに設けた駆動傘歯車と噛合させて、駆動プーリを回転させる請求項4記載の脚車輪型移動ロボットである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0013】
図1は、本発明の脚車輪型移動ロボットを示し、図1(a)は正面図、図1(b)は左側面図を示す。
【0014】
図1において、10は、移動ロボット本体で、中央には移動ロボット本体10内から下方に伸びる中央脚11が設けられ、左右両側には、ハーモニックギア等の減速機12にて回動自在な一対の側脚13,13が設けられる。
【0015】
中央脚11は、移動ロボット本体10内の略中央から下方に延びて設けられた固定脚14と、その固定脚14内に上下摺動自在に設けられた中央伸縮脚15とからなる。固定脚14には、中央伸縮脚15の上下移動を許容しつつ、中央伸縮脚15内に位置して固定ナット16が設けられ、その固定ナット16に螺合するボールネジ17が中央伸縮脚15内に回転自在に設けられる。このボールネジ17は、その上下が中央伸縮脚15に設けた軸受18,19で回転自在に支持され、そのボールネジ18の上部に伸縮駆動モータ20が連結されると共にその伸縮駆動モータ20が中央伸縮脚15の上部に固定して設けられて中央伸縮脚15と一体に上下動するようにされる。
【0016】
このボールネジ18には中央脚11の伸縮長さを検出する中央脚伸縮検出センサS4が連結される。
【0017】
中央伸縮脚15の下端には、車輪ケーシング21が設けられ、その車輪ケーシング21の両側に一対の中央駆動輪22,22が設けられ、中央伸縮脚15の両側に設けた中央走行駆動モータ23より、傘歯車装置24を介して中央駆動輪22,22が正逆回転駆動されるようになっている。
【0018】
この車輪ケーシング21には、中央駆動輪22,22の回転を検出する中央駆動輪回転検出センサS1,S1が設けられる。
【0019】
左右両側の側脚13,13は、移動ロボット本体10の側部に設けた減速機12,12で、前後に回動自在にされ、その減速機12,12が、移動ロボット本体10内に、それぞれ設けた側脚回動モータ25,25に連結されて、それぞれ同期して、或いはそれぞれ独立して回動できるようになっている。
【0020】
この側脚回動モータ25,25には、各側脚13,13の回動角を検出する側脚回動角度検出センサS3が設けられる。
【0021】
側脚13は、減速機12に対して上下スライド自在な側脚板27が取り付けられると共に、側脚板27の上下に軸受28,29にて回転自在に設けたボールネジ30が、減速機12に取り付けた固定ナット部31に螺合し、そのボールネジ30に、側脚板27に取り付けた側脚スライド用駆動モータ32が連結され、その側脚スライド用駆動モータ32の回転で、側脚板27が減速機12に対して上下スライド移動できるようになっており、そのスライド移動をボールネジ30の上部に連結した側脚伸縮検出センサS5にて検出できるようになっている。
【0022】
側脚板27の下部のブラケット33に、側部駆動輪34が回転自在に設けられると共にブラケット33に設けた側部走行駆動モータ35により、傘歯車装置36を介して側部車輪34が正逆転駆動されるようになっており、この側部駆動輪34の回転をブラケット33に取り付けた側部駆動輪回転検出センサS2で検出されるようになっている。
【0023】
移動ロボット本体10の内部には、図示していないが、各検出センサS1〜S5の検出信号が入力される制御装置を備え、これら検出センサS1〜S5に基づいて、制御装置が、中央駆動輪22を正逆回転する中央走行駆動モータ23,23と、側部駆動輪34,34を正逆回転する側部走行駆動モータ35,35と、側脚13,13をそれぞれ回動する側脚回動モータ25,25と、中央伸縮脚15を伸縮させる伸縮駆動モータ20と、側脚13,13を上下動させる側脚スライド用駆動モータ32,32を、それぞれ制御すると共に、その制御信号の送信と走行指令を受信するための通信制御装置とを備えている。
【0024】
本発明の脚車輪型移動ロボットの移動を説明する。
【0025】
先ず、平面を走行する場合には、図2(A),図2(b)に示すように、側脚13,13を、中央脚11に対して後方に30〜60度回動した姿勢に保ち、その状態で、中央走行駆動モータ23,23と側脚回動モータ25,25とを駆動することで、中央駆動輪22と側部駆動輪34,34が回転して走行する。また、この際、側脚回動モータ25,25に回転差を持たせることで左右方向へのステアリングが可能となり、さらに側脚13,13の回動角度差を持たせることで、所望の回転半径の左右円運動が可能となる。
【0026】
次に、階段Rを昇降する場合を図2(c)により説明する。
【0027】
図2(c)は、階段Rを2ステップ昇る状態1〜8を示しており、この場合の各駆動部の動きを表1に示した。
【0028】
【表1】
【0029】
表1において、説明を簡便にするために、中央走行駆動モータ23,23の駆動を中央走行▲1▼とし、側部走行駆動モータ35,35の駆動を側脚走行▲2▼とし、側脚13,13をそれぞれ回動する側脚回動モータ25,25の駆動を側脚回動▲3▼とし、中央伸縮脚15を伸縮させる伸縮駆動モータ20の駆動を中央脚伸縮▲4▼とし、側脚13,13を上下動させる側脚スライド用駆動モータ32,32の駆動を側脚伸縮▲5▼とし、図2(c)には、これら走行▲1▼,▲2▼と、回動▲3▼と、伸縮▲4▼,▲5▼を丸数字で表すと共に、走行▲1▼,▲2▼は、前進方向を+に、後進方向を−に、回動▲3▼は、側脚13の前方への回動を+に、後方への回動を−に、伸縮▲4▼,▲5▼は、伸張方向を+に、縮退方向を−で示した。
【0030】
図2(c)に示すように、脚車輪型移動ロボットが階段Rまで状態1のように走行したならば、中央走行▲1▼を停止し、側脚走行▲2▼を+方向(前進)とし、側脚回動▲3▼を+方向(側脚13を前方に回動)とし、中央脚伸縮▲4▼と側脚伸縮▲5▼を+方向(伸張)にすることで、状態2に示すように本体10を一段目の踏み面1stより高くして歩行開始状態とする。
【0031】
次に状態2より、状態3に変移させるには、側脚走行▲2▼を停止、側脚回動▲3▼を+方向(側脚13を前方に回動)とし、中央脚伸縮▲4▼を+方向(伸張方向)に保ったまま、側脚伸縮▲5▼を−方向(縮退方向)にすることで、中央脚11で立った状態3となり、この状態3で、中央走行▲1▼を前後進させて倒立制御を行って本体10のバランスを制御する。これにより、側脚13は、一段目の踏み面s1上に位置し、その状態より、側脚伸縮▲5▼を+方向(伸張方向)とすると、状態4に示すように、側脚13が一段目の踏み面1stに着地する。
【0032】
この状態4のとき、中央脚11と側脚13の伸縮長さにより、本体10のバランスを保つように側脚回動▲3▼を+−方向に適宜制御する。
【0033】
この状態4より、状態5に変移させて踏み面1st上に体重移動させるには、中央走行▲1▼と側脚走行▲2▼を停止したまま、側脚回動▲3▼を+−方向に適宜制御しながら、中央脚伸縮▲4▼を+方向(伸張方向)にし、側脚伸縮▲5▼を−方向(縮退方向)にすることで、本体10が踏み面1st上に体重移動する。
【0034】
この状態5より、側脚走行▲2▼を後進させて倒立制御を行って本体10のバランスを制御しつつ、側脚回動▲3▼を−方向(側脚13を後方に回動)とし、中央脚伸縮▲4▼を−方向(縮退方向)とし、側脚伸縮▲5▼を+方向(伸張方向)とすることで、状態6となる。
【0035】
この状態6より、側脚走行▲2▼を後進させて倒立制御を行いながら、側脚回動▲3▼を−方向(側脚13を後方に回動)とし、中央脚伸縮▲4▼を+方向(伸張方向)とし、側脚伸縮▲5▼を−方向(縮退方向)にすることで、中央脚11が二段目の踏み面2nd上に着地し、状態7となる。
【0036】
この状態7で、中央脚伸縮▲4▼を−方向(縮退方向)にし、側脚伸縮▲5▼を+方向(伸張方向)とし、かつ側脚回動▲3▼を+−方向に適宜制御することで、本体10のバランスを保ちながら体重移動し、状態8となる。
【0037】
この状態8は、中央脚11と側脚13との相違はあるが、状態5の状態と基本的に同じであり、状態5〜8の変移を繰り返せば、適宜階段Rを昇ることが可能となる。
【0038】
また、階段Rを降りる際には、昇降と逆に状態8から状態1になるように制御すればよい。
【0039】
この階段Rの昇降は、中央脚11の伸縮と側脚13の回動と伸縮であり、中央脚11と側脚13とを交互に前方に繰り出しながら昇降動する、いわゆる2足歩行による昇降動のため、昇降速度をあげることができる。
【0040】
また、側脚13は、左右が独立して回動できるため、左右の回動を制御することで、螺旋階段のように回りながら昇降動することも可能となる。
【0041】
次に、図3は、本発明の他の実施の形態を示したものである。
【0042】
図1の実施の形態では、中央脚11と側脚13には、前後で1輪の駆動輪22,34の例を示したが、本形態では、前後に2輪の駆動輪40,40とし、その駆動輪40,40を共通の駆動モータ41で駆動できるようにしたものである。
【0043】
また、図3では、脚部の構造のみを示したが、全体構成は、脚下部を除いて図1と同じであるため、説明は省略する。
【0044】
さて、図3(a),図3(b)において、中央脚11または側脚13の脚板42の下部には車輪ケース43が設けられ、その車輪ケース43上に駆動モータ41が設けられると共にその駆動モータ41に駆動傘歯車46が設けられる。
【0045】
車輪ケース43には、軸受フランジ筒44,44が対向して形成され、その軸受フランジ筒44,44内に軸受45にて、駆動傘歯車46に噛合する従動傘歯車47の軸48が支承される。
【0046】
軸受フランジ筒44,44の外周には、リング状の軸受49,49を介して台形状の車輪支持プレート50,50がそれぞれ回転可能に設けられると共に、車輪支持プレート50,50間がスペーサ51で連結される。
【0047】
この車輪支持プレート50,50間には、その前後に一対の駆動輪40,40が設けられる。
【0048】
従動傘歯車47には、一体に駆動プーリ53が取り付けられ、また駆動輪40,40には、一体に従動プーリ54,54が取り付けられ、さらに、図3(c)に示すように車輪支持プレート50,50間にアイドルプーリ55が回転自在に設けられ、これらプーリ53,54,55に駆動ベルト56が掛け渡される。
【0049】
また、従動傘歯車47の軸48には、その回転を検出するセンサS1又はS2が連結されると共に、そのセンサS1又はS2が車輪ケース43に保持される。
【0050】
駆動輪40,40は、駆動モータ41にて駆動傘歯車46を回転し、その駆動傘歯車46に噛合する従動傘歯車47が回転され、次いでこれと一体に駆動プーリ53が回転し、その駆動プーリ53に巻き掛けた駆動ベルト56にて従動プーリ54,54が回転されることで、駆動される。
【0051】
また、車輪支持プレート50,50は、脚板42の車輪ケース43に対して従動傘歯車47の軸48を中心に回転可能であるため、階段の昇降の際に、脚板42が傾斜していても、前後の駆動輪40,40は、踏み面に確実に接地することができる
この図3の実施の形態においては、駆動輪40,40が前後に多輪(実施の形態では前後1対)となっているため、前後の接地幅が広くなり、図2(c)の状態3,6で説明したように、中央脚11又は側脚13の1本で本体10を起立させているときの安定性が格段に向上する。
【0052】
また、駆動輪52,52は、プーリ53,54,55と駆動ベルト56にて駆動するため、一台の駆動モータ41で駆動することができると共に足首にあたる支持プレート50も同時に動かすことが可能となる。
【0053】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果を発揮する。
【0054】
(1)中央脚と左右の側脚の3本にすることにより、接地点に本体の重心が入り、2脚で走行するよりも、車輪で走行する際に静的に安定した走行が可能となる。
【0055】
(2)歩行時には左右の側脚を同時に動かすことにより、擬似的に2脚と見なせるため、階段を2足歩行で高速に昇降が可能である。
【0056】
(3)4脚以上の多足脚車輪に比べて、自由度が少なくてすむため、軽量かつ低コストとなる。
【0057】
(4)脚に設ける駆動輪を前後に多輪とすることで、接地幅が広がり、歩行時の安定性が増すと共にその前後の駆動輪を脚に対して回転自在な支持プレートに設けることで、足首と同様の動きができ、階段昇降がより容易できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図である。
【図2】図1の脚車輪型移動ロボットで、階段を昇降する際の状態を示す図である。
【図3】本発明の脚車輪型移動ロボットにおいて、脚部の他の実施形態を示す図である。
【符号の説明】
10 本体
11 中央脚
13 側脚
22 中央駆動輪
34 側部駆動輪
Claims (5)
- 本体の中央に伸縮自在な中央脚を設けると共に、その中央脚の下端に中央駆動輪を設け、本体の左右両側に本体に対して回動自在に、かつ伸縮自在に側脚を設け、その側脚に側部駆動輪を設けたことを特徴とする脚車輪型移動ロボット。
- 中央脚に対して側脚を30〜90度回動した位置に保持し、中央脚の中央走行輪と側脚の側部駆動輪で平坦面を走行する請求項1記載の脚車輪型移動ロボット。
- 階段を昇る時、側脚を中央脚に対して後方に回動した姿勢に保って、階段まで走行し(状態1)、中央脚の中央駆動輪を停止し、側部駆動輪を前進とし、側脚を前方に回動し、中央脚と側脚を伸長(状態2)させて本体を一段目の踏み面より高くし(状態3)、側脚駆動輪を停止し、側脚を更に前方に回動しながら側脚を縮退させて側部駆動輪を一段目の踏み面上に位置させた後、側脚を伸長させて踏み面に着地させ(状態4)、中央脚を伸長させ側脚を縮退させて本体を踏み面上に体重移動させ、側脚を後方に回動させつつ中央脚を縮退させ(状態5)、側脚を後方に回動すると共に側脚を伸長させ、中央脚を伸長させて(状態6)中央脚の中央駆動輪を二段目の踏み面に着地させ(状態7)、中央脚を縮退させつつ側脚を伸長させて本体を二段目の踏み面上に体重移動させ(状態8)、以後、状態5から状態8を順次繰り返すように中央脚と側脚の伸縮と側脚の前後の回動を繰り返して、中央脚と側脚を交互に前方に繰り出しながら階段を昇るようにした請求項1記載の脚車輪型移動ロボット。
- 中央脚又は側脚の側板下部に車輪ケースを設け、その車輪ケースに回転可能に支持プレートを設け、その支持プレートの前後に駆動輪を設け、その支持プレートの回転中心に、車輪ケースに設けた駆動モータで駆動される駆動プーリを設けると共に上記駆動輪に従動プーリを設け、かつこれらプーリに駆動ベルトを掛け渡した請求項1〜3いずれかに記載の脚車輪型移動ロボット。
- 駆動プーリに一体に従動傘歯車を設け、この従動傘歯車を駆動モータに設けた駆動傘歯車と噛合させて、駆動プーリを回転させる請求項4記載の脚車輪型移動ロボット。
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