JP3704520B2 - 混合装置 - Google Patents

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信昭 吉田
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、粉末材料、流動材料、固体材料などの材料を混合あるいは混捏するための混合装置に関する。該混合装置の一例として、ビスケット、クッキーなどの焼き菓子をはじめとする食料品を製造するための、小麦粉、砂糖、塩などの粉末材料、水、卵、油脂などの流動材料、更に、チョコレートチップなどの固体材料を混合してドウを製造するための混合装置がある。
【0002】
【従来の技術】
このような混合装置には、混合すべき材料を材料混合手段へ送るために回転駆動される材料送り手段と、送られた材料を混合するために回転駆動される材料混合手段とを有する装置が用いられる。
【0003】
例えば、特公昭30−8141号公報には、円柱形食品を製造するための製造装置であって、材料送り手段と材料混合手段とが、別々の回転軸を有して上下の位置関係で配置された製造装置が開示されている。また、特開昭61−21080号公報には、複数の材料混合手段で異なる着色剤または香料を混合する複合食品を製造するための装置であって、材料送り手段と複数の材料混合手段とが同一平面内に配置された、複合食品を製造するための装置が開示されている。
【0004】
混合装置において、同じ材料を使用する場合でも、材料の混合状態を変えなければならない場合がある。例えば、ビスケットなどの食料品のドウを製造するときに、完成した製品の食感を変える目的で、材料の混合状態を変える場合がある。
【0005】
複数の混合装置を用いれば、複数の必要とされる材料の混合状態を達成することができる。しかしながら、複数の混合装置を用いると、製造に必要な装置全体の価格が高価なものとなり、取り換えおよび調整作業が必要となるか、または複数の混合装置の設置場所が必要となる。
【0006】
混合装置において、材料投入口から投入された材料は、材料送り手段によって送られ、材料混合手段の混合部材の作用によって材料が混合され、混合された材料が材料排出口から排出される。
【0007】
個々の製品に要求される夫々の条件に応じて、材料の混合状態を変えるためには、材料混合手段への材料の送り量(送り速度)、材料混合手段による混合速度など、場合によっては、混合のために使用する混合部材の形状および配置などを変える必要がある。
【0008】
しかしながら、従来の混合装置は、製造される個々の製品毎専用に構成されており、そのため、材料送り手段および材料混合手段の速度は一定の値に固定されていた。
【0009】
【特許文献1】
特公昭30−8141号公報
【特許文献2】
特開昭61−21080号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、製造すべき個々の製品に応じて単一の混合装置で材料の混合状態を変えることができる汎用性のある小型の構成の混合装置を提供することを目的とする。加えて、構造が簡単で、分解および組み立てが容易な混合装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そのため、本願の請求項1に係る混合装置は、2つ以上の羽根の回転速度をそれぞれ独立して制御することができ、前記2つ以上の羽根の1つが、材料送り手段を構成し、前記2つ以上の羽根の他の1つが、材料混合手段を構成することを特徴とする。
【0012】
この構成を有することによって、本願の請求項1に係る混合装置は、材料送り手段を構成する羽根と、材料混合手段を構成する羽根との回転速度をそれぞれ独立して制御することができ、製造すべき個々の製品に応じて、単一の混合装置で、材料の混合状態を容易に変えることができる。例えば、単一の混合装置でビスケット、クッキー等の焼き菓子のドウを練る際、同じ材料を用いて材料の混合状態を変えて、最終製品の所望の食感を得ることができる。
【0013】
本願の請求項2に係る混合装置は、混合される材料を内部に投入するための材料投入口を材料送り方向の上流側の端部に有すると共に、混合された材料を外部へ排出するための材料排出口を材料送り方向の下流側の端部に有する筒状のジャケットと、材料投入口から投入された材料を材料排出口の方へ送るべく前記ジャケットに収容されており、周囲に第1の羽根を有して回転駆動される第1の主軸を備える材料送り手段と、材料送り手段によって送り込まれる材料を混合すべく材料送り手段の下流側で前記ジャケットに収容されており、第1の主軸と同一軸線上に配置されると共に周囲に第2の羽根を有して回転駆動される第2の主軸を備える材料混合手段とを含んでおり、前記材料の所望の混合状態を得るために、前記第1の主軸の回転速度と前記第2の主軸の回転速度とが互いに独立して制御可能であるように構成されていることを特徴とする。
【0014】
この構成を有することによって、本願の請求項2に係る混合装置は、第1の主軸の回転速度と第2の主軸の回転速度とが互いに独立して制御可能であるため、製造すべき個々の製品に応じて、単一の混合装置で、材料の混合状態を容易に変えることができる。例えば、単一の混合装置でビスケット、クッキー等の焼き菓子のドウを練る際、同じ材料を用いて材料の混合状態を変えて、最終製品の所望の食感を得ることができる。また、第1の主軸と第2の主軸とが、同一軸線上に配置されているため、コンパクトな構成の混合装置が可能となる。
【0015】
本願の請求項3に係る混合装置は、さらに、第1の主軸および第2の主軸の対向する端部が、一定の間隔をあけて位置していることを特徴とする。
【0016】
この構成を有することによって、本願の請求項3に係る混合装置は、第1の主軸および第2の主軸のジャケットからの分解およびジャケットへの組み立てが容易になり、洗浄および保守を簡単に実施することができる。
【0017】
本願の請求項4に係る混合装置は、さらに、第1の主軸および第2の主軸が、ジャケットの端部に夫々片持ちで支持されていることを特徴とする。
【0018】
この構成を有することによって、本願の請求項4に係る混合装置は、構造が簡単になり、第1の主軸および第2の主軸のジャケットからの分解およびジャケットへの組み立てが容易になり、洗浄および保守を簡単に実施することができる。
【0019】
本願の請求項5に係る混合装置は、さらに、材料投入口から下流側に、ジャケットの上部に設けた少なくとも1つの追加の材料投入口をさらに含み、混合すべき材料が、材料投入口および追加の材料投入口を介して段階的に投入可能であることを特徴とする。
【0020】
この構成を有することによって、本願の請求項5に係る混合装置は、追加の材料投入口を介して材料を投入することによって、遅らせてジャケット内部に材料を投入することができる。
【0021】
本願の請求項6に係る混合装置は、追加の材料投入口の少なくとも1つが、材料混合手段を収容する部分のジャケット上部に位置することを特徴とする。
【0022】
この構成を有することによって、本願の請求項6に係る混合装置は、材料混合手段を収容する部分のジャケット上に位置する材料投入口を介して材料を投入することによって、材料混合開始後に、さらにジャケット内部に材料を投入することができる。
【0023】
本願の請求項7に係る混合装置は、さらに、第1の羽根が、第1の主軸の周囲において、一端から他端にらせん状に連続して延びる単一のスクリューであることを特徴とする。
【0024】
この構成を有することによって、本願の請求項7に係る混合装置は、材料投入口から投入された材料を、確実に材料混合手段の方へ送ることができる。
【0025】
本願の請求項8に係る混合装置は、さらに、第2の羽根が、第2の主軸の周囲において、一定の間隔でらせん状に配置された、複数の板状部材または/および円柱状部材であることを特徴とする。
【0026】
この構成を有することによって、本願の請求項8に係る混合装置は、材料送り手段から送られた材料に対して、所望の材料の個々の混合作用を達成することができる。
【0027】
本願の請求項9に係る混合装置は、さらに、第2の主軸が、第2の主軸の中心軸線を横切る垂直面に対して一定の角度をなして設けられた複数の板状部材を有する、第2の主軸の上流側部分と、第2の主軸の径方向に真っ直ぐに設けられた複数の円柱状部材を有する、第2の主軸の下流側部分とを備えることを特徴とする。
【0028】
この構成を有することによって、本願の請求項9に係る混合装置は、第2の主軸の上流側部分と下流側部分とで異なる混合作用を持たせて、所望の混合状態を確実に達成することができる。
【0029】
本願の請求項10に係る混合装置は、さらに、第2の主軸が二重軸構造を有し、第2の羽根が第2の主軸に対して着脱可能に取り付けられることを特徴とする。
【0030】
この構成を有することによって、本願の請求項10に係る混合装置は、所望の個々の混合状態に合わせて、第2の羽根の構造および配置を容易に交換することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
図1に本発明の混合装置の一実施形態における平面図を示し、図2にその側面図を示す。
【0032】
本発明の混合装置1は、材料送り方向の上流側の端部に材料投入口3と、材料送り方向の下流側の端部に材料排出口6とを有する、筒状のジャケット2を備える。材料の送り方向とは、材料投入口3から材料排出口6へ向う材料が送られる方向であり、図3にはDで示されている矢印の方向をいう。ジャケット2の内部には、材料送り手段である材料送り部材4と材料混合手段である材料混合部材5とが、連続して配置される。また、図2に示されるように、材料送り部材4を回転駆動するためのモーター8と材料混合部材5を回転駆動するためのモーター9とが、ジャケット2の下方に設けられている。なお、2つの別個のモーター8および9を設ける構成の代わりに、単一のモーターだけを用いて、適切な動力伝達手段を介して、材料送り部材4と材料混合部材5とに動力を供給する構成を選択することも可能である。
【0033】
図3に、図1に示される本発明の混合装置の切断線X−Xにおける断面図を示す。
【0034】
本実施形態において、ジャケット2は、例えば外径が約280mmで長さは約1400mmであり、ステンレス鋼などから製造される。しかしながら、何らかの適切な他の金属材料、または複合材料などを用いることもでき、表面処理を施すことなども可能である。また、ジャケット2には、ジャケット2内部の温度を管理する手段、例えば一定の温度に維持する手段7が備えられている。この手段7は、例えば、一定温度の流体(水など)を循環させるものであってもよい。この手段7を備えることによって、材料を送る間および材料を混合する間の、ジャケット2内における材料特性を安定にすることができ、また、熱による材料の変質などを防ぐことなどが可能となる。
【0035】
材料投入口3に加えて、材料送り方向下流側のジャケット2の上部には、追加の材料投入口3’が設けられ、さらに、材料混合部材5を収容するジャケット2上に位置する箇所に、材料投入口3”が設けられている。
【0036】
これらの複数の材料投入口3、3’、3”に、異なる材料を投入することができる。例えば、遅れて投入すべき材料を追加の材料投入口3’から投入し、材料混合開始後に投入すべき材料を材料投入口3”から投入することができる。一例として、一番上流側にある材料投入口3から小麦粉、粉乳、砂糖などの粉末材料などの主成分を投入し、追加の材料投入口3’から水、牛乳、および/または油脂類などの流動材料を投入し、さらに追加の材料投入口3”からナッツ類、チップ、パフなどの固体材料を投入することなどができる。
【0037】
しかしながら、同じ材料を、複数の材料投入口3、3’、3”を介して、段階的に投入することもできる。例えば、材料投入口3から所定の材料を投入し、同じ材料を追加の材料投入口3’または材料投入口3”から投入することによって、所望の混合状態を得ることができる。
【0038】
材料送り部材4は、周囲に設けられた第1の羽根42を有する回転駆動される第1の主軸41を備える。第1の主軸41は、例えば、外径が約75mmで長さが約950mmある。図3に示されるように、第1の主軸41は、片持ちで支持され、第1の主軸41の約600mmがジャケット2に内包している。この材料送り部材4は、図4に単独で示され、図5に軸方向に見た図が示されている。第1の羽根42は、例えば、板厚が約9mmでピッチが約140mmであり、一端から他端にらせん状に連続して延びる単一のスクリューである。このような構成を有することによって、材料送り部材4は、材料を確実に送ることができる。第1の羽根42は、図4に示された以外の形態でもよく、所望の混合される材料の状態に応じて、任意の形状であってもよい。この第1の羽根42は、ジャケット2と同様にステンレス鋼等で製造することができる。
【0039】
材料混合部材5は、周囲に設けられた第2の羽根であるブレード52、53を有する回転駆動される第2の主軸51を備える。第2の主軸51は、第1の主軸41とほぼ同じ外径を有し、例えば外径が約75mmであり、長さが約1100mmである。図3に示されるように、第2の主軸51は、片持ちで支持され、第2の主軸51の約800mmがジャケット2に内包している。第1の主軸41と第2の主軸51の対向する端部は、例えば、20mmの間隔Gをあけて位置している。必要に応じて、第1の主軸41と第2の主軸51との間の間隔Gに、溜まり防止用のブレードなどを配置してもよい。
【0040】
図3に示される実施形態では、第2の主軸51の周囲には、所定の幅を有する複数の板状形状のブレード52、および円柱状形状のブレード53が、一定の間隔で配置されている。これらのブレード52、53は、第2の主軸51の回転軸方向から見ると、らせんを形成するように配置されている。材料混合部材5は、図6に単独に示され、図7にブレード52を軸方向に見た図が、また図8にブレード53を軸方向に見た図が示される。例えば、ブレード52は、幅が約50mmで、厚み9mmであり、第2の主軸51の回転軸を中心として90°ずつ角度位置が変化するように、第2の主軸51の長手方向に延びるらせん経路に沿って一定間隔で配置された板状部材であり、そのピッチは30mmである。また、ブレード53は、外径15mmの円筒状部材であり、第2の主軸51の回転軸を中心として60°ずつ角度位置が変化するように、第2の主軸51の長手方向に延びるらせん経路に沿って一定間隔で配置され、そのピッチは22mmである。これらブレード52、53は、個々の混合状態に応じて、任意の形状および配置を有することができ、例えば図9に示されるような変形実施形態で、ブレード53を作成してもよい。これらのブレード52、53は、例えば、羽根42と同様の材料を用いて製造することができる。
【0041】
材料混合部材5は、例えば、図3に示されるように、ブレード52を備える上流側部分56と、ブレード53を備える下流側部分57とを有してもよい。上流側部分は、第2の主軸51を横切る垂直面に対して一定の角度をなして設けられた複数の板状部材であるブレード52を有する。一方、下流側部分は、第2の主軸51の径方向に真っ直ぐに設けられた複数の円柱状部材であるブレード53を有する。これらの異なる形状のブレード52、53によって、混合作用を変えることができる。
【0042】
また、第2の主軸51が二重軸構造を有し、ブレード52、53を設けた円筒51’を第2の主軸51に挿入することによって、第2の主軸51に対して、ブレード52、53を着脱可能に取り付けることもできる。このブレードの着脱可能な構成によって、所望の材料混合作用を達成するために、容易にブレード52、53の形状および配置を変更すること、および洗浄、保守を容易に実施することが可能となる。また、第1の主軸41に関しても、同様に二重軸構造を有するように構成することもできる。
【0043】
また、材料混合部材5でジャケット2内で材料が混合される材料混合領域Tには、ジャケット2に固定された固定ピン21が設けられている。固定ピン21は、円柱形状、六角柱形状若しくは、ピンの横断面が楕円形又は、小判型のような略楕円形を有する楕円柱形状で、ジャケット2の内側方向に突出している。また、固定ピン21は、ブレード52、53とともに、材料混合領域Tにおける材料の混合状態に作用する。例えば、混合される材料が粘性を有する場合は、混合される材料がブレード52、53および第2の主軸51に付着して共回りすることがあるが、固定ピン21を設けることで、このような状態を防止して所望の混合状態を得ることができる。
【0044】
さらに、材料排出口6の近傍にゲートストッパー(バックアッププレート)55が設けられている。混合された材料が通過するために、ゲートストッパー55に設けられる開口部の開口面積を適宜選択することによって、ゲートストッパー55より上流側の材料混合領域Tにおいて、材料に加えられる適切な圧力を得ることができる。ゲートストッパー55を軸方向から見た一例を、図10および図11に示す。図10および図11に示されるゲートストッパー55は、中心部に第2の主軸51が通過する中心開口部551を有し、またその周囲に、混合された材料が通過する複数の周囲開口部552を有する。ゲートストッパー55を容易に混合装置へ取り付けるために、ゲートストッパー55は、二分割された構成を有している。また、複数の周囲開口部552は、中心開口部551の周囲に角度方向に関して均等に配置されている。
【0045】
図10および図11に示されるゲートストッパー55の周囲開口部552は、数および位置は同じであるが、その面積が異なっている。周囲開口部552の合計の開口面積を、第2の主軸51の外側とジャケット2の内側との間に画定される断面積で除したものを、開口率とすると、この開口率を選択することによって、ゲートストッパー55より上流側の材料混合領域Tにおいて材料に加えられる圧力を調整することができる。すなわち、開口率を小さくすると圧力が増え、開口率を大きくすると圧力が減る。このゲートストッパー55より上流側の材料混合領域Tにおいて材料に加えられる圧力を調整することによって、所望の混合状態を得ることができる。
【0046】
図12に示される材料混合部材5の他の実施形態には、掻き取り羽根58が、ゲートストッパー55の出口側に設けられている。掻き取り羽根58は、板形状を有し、第2の主軸51の軸方向に対して傾斜した角度で第2の主軸51に固定されている。
【0047】
ゲートストッパー55の周囲開口部552を高い粘性がある混合された材料が通過する場合には、混合された材料が、ゲートストッパー55の出口側に溜まることがある。そのような場合、混合された材料によってゲートストッパー55の周囲開口部552が覆われ、ゲートストッパー55より上流側の材料混合領域Tにおいて、材料に加えられる圧力が不規則に変動し、不安定になる。掻き取り羽根58を設けることにより、ゲートストッパー55の出口側において混合された材料の溜まるのを防ぎ、ゲートストッパー55より上流側の材料混合領域Tにおいて、材料に加えられる圧力を安定させ、良好な混合状態を得ることができる。
【0048】
また、材料排出口6に対応する第2の主軸51の周囲に、スクレーパ54を設けることもできる。スクレーパ54によって、混合された材料を材料排出口6へ確実に排出することができる。図3の実施形態におけるスクレーパ54が、図13および図14にさらに詳細に示されており、第2の主軸51の軸方向に延びる板形状を有する。一方、図12の他の実施形態に示されるスクレーパ54は、円柱形状を有する。混合される材料の粘性などの特性に応じて、第2の主軸51の軸方向に延びる板形状のスクレーパ、円柱形状のスクレーパ、その他の形状のスクレーパ、またはスクレーパを備えない構成を選択することもできる。
【0049】
材料送り部材4を駆動する駆動装置8と、材料混合部材5を駆動する駆動装置9とは別個のモーターである。この別個の駆動装置を備える構成によって、材料送り部材4の第1の主軸41の回転速度と材料混合部材5の第2の主軸51の回転速度とを、夫々互いに独立して制御することができる。駆動装置8、9からの駆動力は、図2に示されるように、片持ちで支持されており、かつ、ジャケット2の端部からそれぞれ突出する、第1の主軸41および第2の主軸51の端部に伝えられる。
【0050】
材料送り部材4の回転方向と、材料混合部材5の回転方向とは、通常は同一方向である。その場合には、投入された材料を材料送り部材4によって送り、材料混合部材5によって確実に混合することが可能となる。また、材料送り部材4の回転方向と材料混合部材5の回転方向とを、逆方向とすることもできる。
【0051】
このように本実施形態の混合装置は、材料の所望の混合状態を得るために、材料の送り手段を構成する第1の羽根を周囲に有する第1の主軸41の回転速度と、材料混合手段を構成する第2の羽根を周囲に有する第2の主軸51の回転速度とが、互いに独立して制御可能であるように構成されているため、単一の混合装置で、材料の送り速度および材料の混合速度を個別に設定することができると共に、送り速度および混合速度の様々な組み合せを実現することができ、投入した材料の混合状態を変えることが可能になる。この構成を有するため、単一の混合装置で、製造すべき個々の製品に応じて設定された、さまざまな混合状態を達成することができる。また、第1の主軸41と第2の主軸51とは、ジャケットの端部に片持ちで支持され、対向する端部が一定の間隔をおいて完全に分離した状態で位置しているため、分解および組み立てが容易であり、保守および洗浄を簡単に実施することができ、単一の混合装置を用いて様々な材料の混合を実施するのに特に適した構成である。また、第1の主軸41と第2の主軸51とを、同一の軸線上に配置することで、高さおよび幅を低減した小型の混合装置を達成することができる。
【0052】
【実施例】
実施例1
次に、全長が2240mmでジャケット2の長さが1360mmである図1に示される混合装置を用いて、混合を行った実験結果について以下に記載する。
【0053】
予め、油脂としてショートニング30kgおよびバター30kg、砂糖70kg、たまご30kg、塩1kg、膨剤0.2kg、および香料0.2kgからなるクリームを調製した。次に、このクリームを10kg/分の量で投入口3’から投入し、小麦粉を8.5kg/分の量で、材料投入口3から投入した。
【0054】
材料送り部材4の第1の主軸41の回転方向と、材料混合部材5の第2の主軸51の回転方向とは、同一方向とした。回転速度に関しては、材料送り部材4の回転速度は、136rpmとした。それに対して、材料混合部材5の回転速度を、材料送り部材4の回転速度の50%減の68rpm(条件1)、材料送り部材4の回転速度の50%増の204rpm(条件2)、および材料送り部材4と同一の回転速度である136rpm(条件3)の3種類に変化させた。
【0055】
この条件で製造したそれぞれのドウを、同一形状に成形し、続いて焼成して製品にして、20名のパネラーで製造された製品の官能試験を実施した。
【0056】
その官能試験の結果、材料送り部材4と材料混合部材5とが同一の回転速度である条件3の製品に比べて、材料混合部材5の回転速度が50%減であった条件1の製品は、ソフトな口当たりを有しており、材料混合部材5の回転速度が50%増であった条件2の製品は、硬くガリガリした食感を有していた結果が得られた。
【0057】
このように、材料送り部材4の回転速度と材料混合部材5と回転速度を、互いに独立して制御することによって、混合すべき同じ材料を、単一の混合装置を使用して混合しても、製造すべき個々の製品に応じた所望の食感を得ることができることが確認できた。
【0058】
実施例2
図12に示される材料混合部材5を有する混合装置を用いて、混合を行った実験結果について以下に記載する。
【0059】
予め、油脂としてショートニング30kgおよびバター30kg、砂糖70kg、たまご30kg、塩1kg、膨剤0.2kg、および香料0.2kgからなるクリームを調製した。次に、このクリームを10kg/分の量で投入口3’から投入し、小麦粉を8.5kg/分の量で材料投入口3から投入した。
【0060】
材料送り部材4の第1の主軸41の回転方向と、材料混合部材5の第2の主軸51の回転方向とは、同一方向とした。回転速度に関しては、材料送り部材4および材料混合部材5の回転速度は、それぞれ136rpmとした。また、本混合装置に設置されるゲートストッパー55において、ゲートストッパー55の周囲開口部552の開口率を、30%(条件1)、40%(条件2)、および70%(条件3)の3種類に変化させた。
【0061】
これらの条件で製造したそれぞれのドウを、同一形状に成形し、続いて焼成して製品にして、20名のパネラーで製造された製品の官能試験を実施した。
【0062】
その官能試験の結果、開口率が大きくなるにつれて、ソフトな食感が得られた。すなわち、条件1よりも条件2で製造した方がソフトな食感が得られ、さらに条件2よりも条件3で製造した方がソフトな食感が得られた。
【0063】
また、ゲートストッパー55の出口部に掻き取り羽根58を設置したことで、混合装置から排出されるドウの硬さが均一になり安定してドウを供給できるようになった。
【0064】
実施例3
実施例2の条件1(ゲートストッパー55の周囲開口部552の開口率が、30%)と同じ混合装置を用いて、混合を行った実験結果について以下に記載する。
【0065】
予め、油脂としてショートニング55kgおよびバター20kg、砂糖65kg、たまご15kg、加糖練乳8kg、塩1kg、膨剤1kg、香料0.2kgおよび水4kgからなるクリームを調製した。次に、このクリームを10kg/分の量で投入口3’から投入し、小麦粉を9kg/分の量で、およびクッラシュナッツを2.5kg/分の量で材料投入口3から投入した。
【0066】
材料送り部材4の第1の主軸41の回転方向と、材料混合部材5の第2の主軸51の回転方向とは、同一方向とした。回転速度に関しては、材料送り部材4の回転速度を136rpmにし、材料混合部材5の回転速度を110rpmとした。
【0067】
その結果、材料混合部材5の回転数を材料送り部材4の回転速度よりも約20%低速にすることで、材料混合部材5の第2の主軸51に連結されているモーターにかかる電力負荷がほぼ一定の値に安定し、安定して原料の混合ができた。なお、同条件において、クラッシュナッツを除いた場合でも、第2の主軸51に連結されているモーターにかかる電力負荷がほぼ一定の値になり、原料を安定して混合することができた。
【0068】
【発明の効果】
本願の請求項1に係る混合装置によれば、2つ以上の羽根の回転速度をそれぞれ独立して制御することができ、2つ以上の羽根の1つが、材料送り手段を構成し、2つ以上の羽根の他の1つが、材料混合手段を構成しているので、材料の所望の混合状態を得るために、単一の混合装置で、材料の送り速度および材料の混合速度を個別に設定することができると共に、送り速度および混合速度の様々な組み合せを実現することができ、投入した材料の混合状態を変えることが可能になる。従って、単一の混合装置で、製造すべき個々の製品に応じて設定されたさまざまな混合状態を達成することができる。また、本願の請求項2に係る混合装置によれば、第1の主軸の回転速度と第2の主軸の回転速度とが互いに独立して制御可能であるため、製造すべき個々の製品に応じて、単一の混合装置で、材料の混合状態を容易に変えることができる。例えば、単一の混合装置で、同じ材料を用いて混合される材料の混合状態を変えて、最終製品の所望の食感を得ることができる。また、第1の主軸と第2の主軸とが、同一軸線上に配置されているため、コンパクトな構成の混合装置が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の混合装置の一実施形態における平面図である。
【図2】本発明の混合装置の一実施形態における側面図である。
【図3】図1の混合装置の切断線X−Xにおける断面図である。
【図4】材料送り部材の図である。
【図5】材料送り部材を軸方向に見た図である。
【図6】材料混合部材の図である。
【図7】ブレード52を軸方向に見た図である。
【図8】ブレード53を軸方向に見た図である。
【図9】ブレード52の別の実施形態を軸方向に見た図である。
【図10】ゲートストッパーの実施形態を示す図である。
【図11】ゲートストッパーの他の実施形態を示す図である。
【図12】掻き取り羽根を備える材料混合領域の他の実施形態を示す図である。
【図13】スクレーパの実施形態を示す図である。
【図14】スクレーパの実施形態を示す図である。
【符号の説明】
1 混合装置
2 ジャケット
21 固定ピン
3、3’、3” 材料投入口
4 材料送り部材
41 第1の主軸
42 第1の羽根
5 材料混合部材
51 第2の主軸
51’ 円筒
52、53 ブレード
54 スクレーパ
55 ゲートストッパー
551 中心開口部
552 周囲開口部
56 上流側部分
57 下流側部分
58 掻き取り羽根
6 材料排出口
7 温度を一定に維持する手段
8、9 モーター
D 材料送り方向
G 間隔
T 材料混合領域

Claims (10)

  1. 2つ以上の羽根の回転速度をそれぞれ独立して制御することができ、前記2つ以上の羽根が同一軸線上に配置されるとともに、それらの羽根の内1つが、材料送り手段を構成し、前記2つ以上の羽根の他の1つが、材料混合手段を構成することを特徴とする混合装置。
  2. 混合される材料を内部に投入するための材料投入口を材料送り方向の上流側の端部に有すると共に、混合された材料を外部へ排出するための材料排出口を材料送り方向の下流側の端部に有する筒状のジャケットと、
    材料投入口から投入された材料を材料排出口の方へ送るべく前記ジャケットに収容されており、周囲に第1の羽根を有して回転駆動される第1の主軸を備える材料送り手段と、
    材料送り手段によって送り込まれる材料を混合すべく材料送り手段の下流側で前記ジャケットに収容されており、第1の主軸と同一軸線上に配置されると共に周囲に第2の羽根を有して回転駆動される第2の主軸を備える材料混合手段とを含んでおり、
    前記材料の所望の混合状態を得るために、前記第1の主軸の回転速度と前記第2の主軸の回転速度とが互いに独立して制御可能であるように構成されていることを特徴とする混合装置。
  3. 前記第1の主軸および前記第2の主軸の対向する端部が、一定の間隔をあけて位置していることを特徴とする、請求項2に記載の混合装置。
  4. 前記第1の主軸および前記第2の主軸が、前記ジャケットの端部に夫々片持ちで支持されていることを特徴とする、請求項2または3に記載の混合装置。
  5. 前記材料投入口から下流側に、ジャケットの上部に設けた少なくとも1つの追加の材料投入口をさらに含み、混合すべき材料が、前記材料投入口および前記追加の材料投入口を介して段階的に投入可能であることを特徴とする、請求項2から4のいずれか一項に記載の混合装置。
  6. 前記追加の材料投入口の少なくとも1つが、材料混合手段を収容する部分の前記ジャケット上部に位置することを特徴とする、請求項5に記載の混合装置。
  7. 前記第1の羽根が、前記第1の主軸の周囲において、一端から他端にらせん状に連続して延びる単一のスクリューであることを特徴とする、請求項2から6のいずれか一項に記載の混合装置。
  8. 前記第2の羽根が、前記第2の主軸の周囲において、一定の間隔でらせん状に配置された、複数の板状部材または/および円柱状部材であることを特徴とする、請求項2から7のいずれか一項に記載の混合装置。
  9. 前記第2の主軸が、前記第2の主軸の中心軸線を横切る垂直面に対して一定の角度をなして設けられた複数の板状部材を有する、第2の主軸の上流側部分と、前記第2の主軸の径方向に真っ直ぐに設けられた複数の円柱状部材を有する、第2の主軸の下流側部分とを備えることを特徴とする、請求項8に記載の混合装置。
  10. 前記第2の主軸が二重軸構造を有し、前記第2の羽根が前記第2の主軸に対して着脱可能に取り付けられることを特徴とする、請求項2から9のいずれか一項に記載の混合装置。
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