JP3702983B2 - Ophthalmic equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、操作レバーの軸線回りへの回動操作により測定部が上下動させられるようにした眼科装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、眼底カメラ,レフラクトメータ,スリットランプ,角膜内皮細胞撮影装置等の眼科装置では、任意の方向に傾動操作可能な操作レバー(ジョイステックレバー)により、架台上に載置された可動ベースを前後・左右に移動操作可能としたものが広く知られている。
【0003】
また、操作レバーの回転に従って回転する回転体の軸方向の回転量及び回転方向がポテンショメーター等により検知され、この検知結果に基づき、眼科器械の測定部の上下方向の移動が制御されるものが知られている。
【0004】
ところで、この様な眼科装置には、上記回転部の回転軸に捲回したトーションバネを用いて、上記回転部を回転方向のいずれの方向に回動させても回転部が初期位置に復帰するようにするようにしたものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、トーションバネは、その構造上不感帯を生じやすく、操作レバーを確実に初期位置に戻すことができないという問題があった。
【0006】
また、上述した眼底カメラ,レフラクトメータ,スリットランプ,角膜内皮細胞撮影装置等では、可動ベースに取り付けられる測定部の重量が異なるために、操作レバーの下端部と架台との間に発生する摩擦力が異なる。このため、この摩擦力に打ち勝ってタイミングプーリを同じ戻しトルクで初期位置に戻すことは難しく、この戻しトルクを各眼科装置毎に変更する必要がある。しかし、トーションバネによるタイミングプーリの戻しトルクの変更はトーションバネのバネ定数を変更しない限り変更できないものであった。
【0007】
そこで、この発明の第1の目的は、操作レバーの軸線回りへの初期位置に検出手段の初期位置を容易且つ正確に合わせることができる眼科装置を提供することにある。
【0008】
また、この発明の第2の目的は、操作レバーの戻しトルクを同じバネ定数のバネで行うことができる眼科装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この第1の目的を達成するために、請求項1の発明は、軸線回りに回動自在に設けられた操作レバーと、前記操作レバーの軸線回りの回動を検出する回動検出手段と、該回動検出手段の検出結果に基づき測定部を上下に移動制御する移動制御手段とを備えた眼科装置において、前記操作レバーの軸線回りへの回動に連動して回転する回転体の周縁部又は前記操作レバーの周縁部に引っ張りコイルスプリングの一端を接続するとともに、その他端を前記操作レバーの回動中においても静止している固定部に接続した眼科装置としたことを特徴とする。
【0010】
また、上記第2の目的を達成するため、請求項2の発明は、前記固定部は前記操作レバー又は前記回転体に対して進退調整可能に設けられていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図8において、1は電源が内蔵された固定ベース、2は固定ベース1上に装着された撮影装置本体である。この撮影装置本体2は、固定ベース1上に配設された可動ベース3(架台)と、可動ベース3上に配設されたアライメント機構収納部4と、アライメント機構収納部4上に配置された測定光学系収納部5を有する。6は固定ベース1に取り付けられた被検者用の顎受、7は被検者用の額当てである。
【0013】
可動ベース3は、図9に示した様に、底板8と、この底板8を覆うカバー9を有する。この底板8は、図示しないレール及び車輪を介して前後動自在に且つ左右動自在に固定ベース1上に装着されている。また、底板8の後部上には、図1(a),(b)及び図2に示した様に、下方に開口するレバー取付用のケース10が固定されている。
【0014】
このケース10の上壁10aの中央には円形孔11が形成され、ケース10の前壁10bには下端に開放する切欠12が形成されている。図1(a),図2において、8aはケース10に対向して底板8に形成した挿通孔である。
【0015】
このケース10内には球面軸受13が配設されている。この球面軸受13は、図示しないボルトで互いに同心に結合された円板14とタイミングギヤ15から構成されている。この円板14はベアリング16を介してケース10内に回転自在に保持されている。また、球面軸受13には円板14とタイミングギヤ15に跨る球面状軸受穴17が形成され、この球面状軸受穴17には操作レバー18の下部に設けた球状体19が回転自在に保持されている。これにより、操作レバー18は任意の方向に傾動操作可能に設けられている。
【0016】
また、球状体19には上下に円弧状に延びる半円状の回転規制溝20が形成され、回転規制溝20には回転規制ピン21の先端が係合している。この回転規制ピン21は、基部が円板14及びタイミングギヤ15間に挟持(保持)されている。これにより、球面軸受13と球状体19は、操作レバー18の軸線回りには相対回転不能になっている。22は操作レバー18の上端部に装着された撮影スイッチ、23は操作レバー18の下端に設けられた球面状の当接部である。この当接部23は、固定ベース1の上面に当接させられていて、固定ベース1の上面との間に摩擦力を発生させている。従って、可動ベース3は、操作レバー18を傾動操作すると、当接部23の作用により傾動方向に微動操作されることになる。
【0017】
図1(a),(b)において、24はケース10の前壁10bに近接させて底板8上に配設されたレバー回動操作検出部(回動検出部)である。このレバー回動操作検出部24は、図3に示した様に底板8上に取り付けられた軸取付ベース25と、上方に向けて軸取付ベース25に一体に突設した固定軸26と、固定軸26と同心に配設されたタイミングギヤ(回転体)27と、タイミングギヤ27を固定軸26に回転自在に支持するベアリング28と、タイミングギヤ27の上方に配設された取付プレート29を有する。この取付プレート29は、図1(c)に示した様に、ボルト30,ナット31,スペーサ32を介して底板8に取り付けられている。尚、ボルト30は取付プレート29,底板8を貫通し、ナット31はボルト30の下端部に螺着され、スペーサ32はボルト30に挿通されていると共に取付プレート29と底板8との間に介装されている。27aはタイミングギヤ27の取付孔である。
【0018】
また、レバー回動操作検出部24は、取付プレート29の下方に配設したシャトルスイッチ33を回動検出手段として有する。このシャトルスイッチ33は、上方に開放する筺体状のスイッチ本体34と、スイッチ本体34の上部を閉成する蓋体35と、スイッチ本体34の底壁34aを貫通する回転筒36と、回転筒36を底壁34aに回転自在に保持させているベアリング37と、回転筒36に同心に取り付けられたスリット円板38と、スイッチ本体34に取り付けられた光電検出器39を有する。この光電検出器39は発光部39aと受光部39bを有し、この発光部39aと受光部39bとの間にスリット円板38の縁部が配置されている。尚、スリット円板38には図6に示した様に半径方向に延びる光透過用のスリット38aが周方向に等ピッチで多数形成されている。
【0019】
尚、スイッチ本体34には周方向の3箇所に耳部34bが形成され、この耳部34bはボルト40,ナット41,スペーサ42を介して取付プレート29の下面に固定されている。また、回転筒36の下端部はタイミングギヤ27の取付孔27a内に嵌合されている。この回転筒36の下端部には図3,図4に示した様に下端に開放する回転規制スリット43が形成され、この回転規制スリット43にはタイミングギヤ27に基部が固定された回動規制ピン44の先端部が係合させられている。これにより、回転筒36はタイミングギヤ27と一体に周方向に回転できるようになっている。
【0020】
このタイミングギヤ27と上述のタイミングギヤ15にはタイミングベルト45が掛け渡されていて、このタイミングベルト45の外周面にはテンションローラ46が当接させられている。このテンションローラ46は、図示は省略したが、タイミングベルト45の周面に対して進退調整可能に底板8に取り付けるか、図示しないバネの弾性力でタイミングベルト45の周面に押し付けることができるように底板8に取り付けられる。
【0021】
また、軸取付ベース25には板状の一対の固定側ストッパ47,48が周方向に約144゜の間隔をおいて突設され、タイミングギヤ27の周縁部下面には固定側ストッパ47,48間に位置させたピン状の可動側ストッパ49が突設されている。この可動側ストッパ49は約144゜の範囲内で回動移動できるようになっている。
【0022】
このタイミングギヤ27の下面にはバネ係止ピン50が突設され、底板8上には軸取付ベース25に近接してピン取付プレート51が配設されている。このバネ係止ピン50は可動側ストッパ49と180゜間隔をおいてタイミングギヤ27に設けられている。
【0023】
また、ピン取付プレート51の一端部には長孔52(図3,図5参照)が形成され、ピン取付プレート51の他端部にはバネ係止ピン53がバネ保持部材として植立固定されている。このバネ係止ピン53の下端部53aは取付プレート51を貫通して底板8のキー溝8bに係合している。このキー溝8b及び長孔52は、タイミングギヤ15,27の回転中心O1,O2を結ぶ線と平行に延びている。尚、長孔52に挿通したボルト54は底板8のネジ孔8cに螺着されている。従って、ボルト54を緩めることにより、取付プレート51をタイミングギヤ15,27の回転中心O1,O2を結ぶ線と平行な方向に移動調整できる。即ち、取付プレート51をタイミングギヤ27の回転中心O1に対して移動調整できる。
【0024】
そして、バネ係止ピン50,53間には、タイミングギヤ27を周方向の所定位置にバネ付勢する引っ張りコイルスプリング(引っ張りコイルバネ)55が介装されている。即ち、コイルスプリングは55は、図7(a)に示すように、バネ係止ピン50,53及び可動側ストッパ49が一直線状に並んで、可動側ストッパ49が固定側ストッパ47,48の中央に位置する方向にタイミングギヤ27を回動付勢している。
【0025】
上述のアライメント機構収納部4内には、被検眼に対してオートアライメントする時に用いられるアライメント機構I(駆動手段)が配設されている。このアライメント機構Iは、昇降機構、横動機構、前後動機構から構成されている。
【0026】
この昇降機構は、図9に示した様に、可動ベース3の上部に固定したモータ60(上下移動制御手段)と、可動ベース3に上下方向(Y方向)に移動可能(昇降可能すなわち上下動可能)に保持された支柱61を有する。しかも、この上下駆動手段であるモータ60と支柱61とは図示を略すピニオン・ラック結合され、支柱61はモータ60によって上下(昇降)されるようになっている。この支柱61の上端にはテーブル62が固定されている。
【0027】
横動機構は、テーブル62上に固定された支柱63及びモータ64(横駆動手段)を有すると共に、支柱63の上端に左右方向(X方向)に摺動可能に保持されたテーブル65を有する。また、横動機構は、図9,図10に示すように、テーブル65の後端に設けられたラック66と、モータ64の出力軸に設けられたピニオン67を有する。しかも、このピニオン67はラック66に噛み合わされている。
【0028】
また、前後動機構は、図9に示したように、テーブル65の上部に固定されたモータ68及び支柱69を有すると共に、このモータ68の出力軸に設けたピニオン70、及び支柱69上に配設された光学式測定部5´を有する。この光学式測定部5´内には、角膜内皮細胞観察撮影用光学系(図示せず)が測定手段として収納されていると共に、演算制御回路71が収納されている。光学式測定部5´は光学系収納部5内に配設されている。
【0029】
この光学式測定部5´は前後方向に摺動可能に保持されている。しかも、光学式測定部5´の側部にはラック72が設けられていて、このラック72はピニオン70と噛合されている。
【0030】
モータ60,64,68は角膜内皮細胞観察撮影用光学系の光検出面の検出出力に基づき光学式測定部5´を駆動手段を構成している。しかも、モータ60は被検眼Eに対する光学式測定部5´のY方向のアライメントを自動的に行うために用いられ、モータ64は被検眼Eに対する光学式測定部5´のX方向のアライメントを自動的に行うために用いられ、モータ68は被検眼Eに対する光学式測定部5´のZ方向のアライメントを自動的に行うために用いられる。このモータ60,64,68には、位置制御が可能なステッピングモータ即ちパルスモータが用いられている。
【0031】
図8中、Mは眼科装置のモニタ画面、E´はモニタが面Mに映し出された被検眼前眼部像、Pはモニタ画面Mに映し出された被検眼前眼部の角膜における輝点像、S1はモニタ画面Mに映し出されたオートアライメント可能範囲を示し、S2はモニタ画面Mに映し出されたオート撮影可能範囲を示す。この輝点像Pは光学式測定部5´内の輝点像検出手段により検出され、被検眼前眼部像E´は光学式測定部5´内の被検眼前眼部像撮像手段により撮影される。そして、演算制御回路71は、輝点像Pがオートアライメント可能範囲S1に入ると、モータ60,64,68を作動制御して、光学式測定部5´を被検眼Eに対して自動的にアライメントするようになっている。このための構成としては、例えば、特願平8−41346号に開示した構成を採用することができる。
【0032】
次に、この様な構成の眼科装置の作用を説明する。
【0033】
上述した構成においては、操作レバー18を傾動操作すると、可動ベース3が当接部23の作用により傾動方向に微動操作されることになる。この操作により、可動ベース3は前後(Z方向)、左(X方向)に移動操作される。これにより、光学式測定部5´は前後・左右に移動操作されることになる。この様な移動操作は、図8のモニター画面Mに表示された被検眼前眼部像E´及び被検眼角膜における輝点像Pを見ながら行われる。
【0034】
また、操作レバー18を軸線回りに時計回り方向又は反時計回り方向に回動操作すると、この回動は回転規制ピン21,タイミングギヤ15,タイミングベルト45を介してタイミングギヤ27に伝達される。この際、タイミングギヤ27は、コイルスプリング55の弾性力に抗して時計回り方向又は反時計回り方向に回動させられる。この回動は、可動側ストッパ49が固定側ストッパ47又は48に当接するま位置まで行うことができる。
【0035】
この際のタイミングギヤ27の回転は、回動規制ピン44を介して回転筒36に伝達されて、スリット円板38を回転させる。この際のスリット円板38の回動角は光電検出器39によって検出される。
【0036】
即ち、スリット円板38の回動に伴って、発光部39aから出射され且つスリット38aを透過した光が受光部39bで検出されると、受光部39bからは検出信号がパルス的に出力され、このパルス検出信号が演算制御回路71に入力される。そして、演算制御回路71は、受光部39bからのパルス検出信号が何パルスかを判断して、パルス数が所定数よりも少ない場合は操作レバー18の軸線回りへの回動操作が微動操作であると判断し、パルス数が所定数以上の場合には操作レバー18の軸線回りへの回動操作が粗動操作であると判断する。例えば、パルス検出信号の数が5より少ない場合は微動操作であると判断し、パルス検出信号が5以上の場合は粗動操作であると判断する。この様な検出数は操作レバー18の軸線回りへの回動操作量で異なる。
【0037】
そして、演算制御回路71は、回動操作が微動操作であると判断すると、モータ60を低速回転制御して、支柱61を低速で上下方向に移動動作させる一方、回動操作が粗動操作であると判断すると、モータ60を高速回転制御して、支柱61を高速で上下方向に移動動作させる。この様なモータ60の駆動は、操作レバー18を軸線回りに所定量だけ回動操作した状態が継続している間は、連続して行われる。これにより、光学式測定部5´は上下に移動操作されることとになる。この移動操作も、図8のモニター画面Mに表示された被検眼前眼部像E´及び被検眼角膜における輝点像Pを見ながら行われる。
【0038】
また、操作レバー18から軸線回りへの回動操作力を解除すると、タイミングギヤ27が引っ張りコイルスプリング55の弾性力で初期位置に復帰して、図7(a)の様に可動側ストッパ49が固定側ストッパ47,48の中央に位置することになる。尚、本実施例における様に、引っ張りコイルスプリング55の端部をタイミングギヤ27の回転中心から離れた縁部に取り付けて、タイミングギヤ27に復帰力を作用させることで、タイミングギヤ27図7(a)の初期位置から図7(b),(c)の如く回動させても、引っ張りコイルスプリング55は常にタイミングギヤ27を初期位置に復帰させようとするトルクを発生させることができる。しかも、この構成により、復帰トルクが発生しない位置は図7(a)における初期位置のみとなり、いわゆる不感帯(遊び)が小さくなる。
【0039】
しかも、タイミングギヤ27の初期位置への復帰に際して、スリット円板38もタイミングギヤ27と一体に回動して初期位置に復帰し、この回動が光電検出器39により検出される。そして、演算制御回路71は、光電検出器39からの出力を基に操作レバー18から軸線回りへの回動操作力を解除すると、モータ60の作動が停止される。
【0040】
この様な操作レバー18による光学式測定部5´の前後・左右・上下等への移動操作が行われて、被検眼Eに対するおおまかなアライメントが行われる。
【0041】
そして、光学式測定部5´の被検眼Eに対するおおまかなアライメントが行われて、輝点像Pがオートアライメント可能範囲S1に入ると、演算制御回路71はモータ60,64,68を作動制御して光学式測定部5´を被検眼Eに対して自動的にアライメントする。
【0042】
尚、以上説明した実施例では、タイミングギヤ27を回転対として設け、このタイミングギヤ27をコイルスプリング55で周方向の所定位置に向けてバネ付勢したが、かならずしもこれに限定されるものではない。例えば、タイミングギヤ15を回転体としてコイルスプリング55でタイミングギヤ27と同様に周方向に付勢してもよいし、操作レバー18をコイルスプリング55でタイミングギヤ27と同様に付勢してもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明は、軸線回りに回動自在に設けられた操作レバーと、前記操作レバーの軸線回りの回動を検出する回動検出手段と、該回動検出手段の検出結果に基づき測定部を上下に移動制御する移動制御手段とを備えた眼科装置において、前記操作レバーの軸線回りへの回動に連動して回転する回転体の周縁部又は前記操作レバーの周縁部に引っ張りコイルスプリングの一端を接続するとともに、その他端を前記操作レバーの回動中においても静止している固定部に接続した構成としたので、操作レバーの軸線回りへの初期位置に検出手段の初期位置を容易且つ正確に合わせることができる。しかも、操作レバーを軸線回りへの回転操作量が小さくても測定部を希望の高さまで容易に移動させることができると共に、操作レバーの回転操作方向への復帰を簡易な構成で自動的に確実に行うことができる。しかも、コイルスプリングによる操作レバーの軸線回り方向における復帰トルクの発生のための遊びが小さくなるとともに、その復帰トルクの調整が容易である。。
【0044】
また、請求項2の発明は、前記固定部は、前記操作レバー又は前記回転体に対して進退調整可能に設けられている構成としたので、例えば眼底カメラ,レフラクトメータ,スリットランプ,角膜内皮細胞撮影装置等眼科装置によって動かす対象物の重量が異なっても、操作レバーの戻しトルクを同じバネ定数のコイルスプリング(バネ)で行うことができる。しかも、その重量に応じてコイルスプリングの弾性力(復帰トルク)を最適に調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明にかかる眼科装置の要部を示す側面図、(b)は(a)の平面図、(c)は(b)のA−A線に沿う断面図である。
【図2】図1(b)のB−B線に沿う断面における概略断面説明図である。
【図3】図1(b)のC−C線に沿う断面図である。
【図4】図3にE−E線に沿う断面図である。
【図5】図3の一部をD方向から見た平面図である。
【図6】図3のスリット円板と光電検出器との関係を示す平面図である。
【図7】(a)〜(c)は図3に示したタイミングギヤ及びストッパと付勢手段との関係を示す作動説明図である。
【図8】図1〜図7の構造を有する眼科装置の斜視図である。
【図9】図8に示した眼科装置のアライメント機構収納カバーや光学系収納カバーを外した状態での自動アライメント機構の説明図である。
【図10】図9の部分平面図である。
【符号の説明】
1…固定ベース
2…撮影装置本体
3…可動ベース(架台)
5…測定光学系収納部
5´…光学式測定部
8…底板(取付部材)
18…操作レバー
24…レバー回動操作検出部(回動検出部)
25…引っ張りコイルスプリング
27…タイミングギヤ(回転体)
53…バネ係止ピン(バネ保持部材)
60…モータ(移動制御手段)[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to an ophthalmologic apparatus in which a measurement unit is moved up and down by a turning operation around an axis of an operation lever.
[0002]
[Prior art]
In general, ophthalmic devices such as a fundus camera, a refractometer, a slit lamp, and a corneal endothelial cell photographing device have a movable base placed on a pedestal by an operation lever (joystick lever) that can be tilted in any direction. Those that can be moved back and forth and left and right are widely known.
[0003]
Further, it is known that the amount of rotation and the direction of rotation of the rotating body that rotates in accordance with the rotation of the operation lever are detected by a potentiometer, and the vertical movement of the measuring unit of the ophthalmic instrument is controlled based on the detection result. It has been.
[0004]
By the way, in such an ophthalmologic apparatus, using the torsion spring wound around the rotating shaft of the rotating unit, the rotating unit returns to the initial position even if the rotating unit is rotated in any direction. Things that are designed to do so are known.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the torsion spring has a problem that a dead zone is easily generated due to its structure, and the operation lever cannot be reliably returned to the initial position.
[0006]
Further, in the above-described fundus camera, refractometer, slit lamp, corneal endothelial cell photographing apparatus, and the like, the friction generated between the lower end of the operation lever and the gantry because the weight of the measurement unit attached to the movable base is different. The power is different. For this reason, it is difficult to overcome this frictional force and return the timing pulley to the initial position with the same return torque, and it is necessary to change this return torque for each ophthalmic apparatus. However, the change of the return torque of the timing pulley by the torsion spring cannot be changed unless the spring constant of the torsion spring is changed.
[0007]
Accordingly, a first object of the present invention is to provide an ophthalmologic apparatus capable of easily and accurately adjusting the initial position of the detection means to the initial position around the axis of the operation lever.
[0008]
A second object of the present invention is to provide an ophthalmologic apparatus capable of performing return torque of an operation lever with a spring having the same spring constant.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the first object, the invention of claim 1 includes an operation lever provided so as to be rotatable about an axis, and a rotation detecting means for detecting the rotation of the operation lever about the axis. In an ophthalmologic apparatus comprising movement control means for moving the measurement part up and down based on the detection result of the rotation detection means, the peripheral part of the rotating body that rotates in conjunction with the rotation of the operation lever about the axis Alternatively, the ophthalmic apparatus is characterized in that one end of a tension coil spring is connected to the peripheral portion of the operation lever and the other end is connected to a stationary portion that is stationary even while the operation lever is rotating.
[0010]
In order to achieve the second object, the invention of claim 2 is characterized in that the fixing portion is provided so as to be capable of advancing and retracting with respect to the operation lever or the rotating body.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0012]
In FIG. 8, reference numeral 1 denotes a fixed base with a built-in power source, and 2 denotes a photographing apparatus main body mounted on the fixed base 1. The imaging device main body 2 is disposed on a movable base 3 (frame) disposed on the fixed base 1, an alignment mechanism storage unit 4 disposed on the
[0013]
As shown in FIG. 9, the
[0014]
A circular hole 11 is formed in the center of the upper wall 10a of the
[0015]
A
[0016]
Further, the
[0017]
In FIGS. 1A and 1B,
[0018]
The lever rotation
[0019]
The switch
[0020]
A
[0021]
Further, a pair of plate-like
[0022]
A
[0023]
A long hole 52 (see FIGS. 3 and 5) is formed at one end of the
[0024]
A tension coil spring (tensile coil spring) 55 is interposed between the spring locking pins 50 and 53 to bias the
[0025]
An alignment mechanism I (driving means) used when auto-aligning the eye to be examined is disposed in the above-described alignment mechanism storage unit 4. The alignment mechanism I is composed of an elevating mechanism, a lateral movement mechanism, and a longitudinal movement mechanism.
[0026]
As shown in FIG. 9, the elevating mechanism has a motor 60 (vertical movement control means) fixed to the upper part of the
[0027]
The lateral movement mechanism includes a
[0028]
Further, as shown in FIG. 9, the forward / backward movement mechanism has a motor 68 and a
[0029]
This optical measuring
[0030]
The
[0031]
In FIG. 8, M is a monitor screen of the ophthalmologic apparatus, E ′ is an image of the anterior ocular segment that is displayed on the surface M, and P is a bright spot image in the cornea of the anterior ocular segment that is displayed on the monitor screen M. , S1 indicates the auto-alignable range displayed on the monitor screen M, and S2 indicates the auto-photographable range displayed on the monitor screen M. The bright spot image P is detected by the bright spot image detection means in the
[0032]
Next, the operation of the ophthalmologic apparatus having such a configuration will be described.
[0033]
In the configuration described above, when the
[0034]
When the
[0035]
The rotation of the
[0036]
That is, when the light emitted from the light emitting unit 39a and transmitted through the slit 38a is detected by the
[0037]
When the
[0038]
When the turning operation force about the axis is released from the
[0039]
Moreover, when the
[0040]
Such an
[0041]
When the rough alignment of the
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In the embodiment described above, the
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【The invention's effect】
As described above, the invention according to claim 1 is an operation lever provided so as to be rotatable about an axis, a rotation detection means for detecting a rotation of the operation lever about the axis, and the rotation detection means. In an ophthalmologic apparatus comprising movement control means for moving the measurement unit up and down based on a detection result, a peripheral portion of a rotating body or a peripheral portion of the operation lever that rotates in conjunction with the rotation of the operation lever about an axis Since one end of the tension coil spring is connected to the part and the other end is connected to the stationary part that is stationary even while the operation lever is rotating, the detection means is located at the initial position around the axis of the operation lever. The initial position can be easily and accurately adjusted. In addition, the measurement unit can be easily moved to the desired height even when the amount of rotation of the operation lever around the axis is small, and the return of the operation lever to the rotation operation direction is automatically ensured with a simple configuration. Can be done. Moreover, the play for generating the return torque in the direction around the axis of the operating lever by the coil spring is reduced, and the return torque can be easily adjusted. .
[0044]
In the invention of claim 2, since the fixing part is provided so as to be able to advance and retreat with respect to the operation lever or the rotating body, for example, a fundus camera, a refractometer, a slit lamp, a corneal endothelium Even if the weight of the object to be moved differs depending on the ophthalmologic apparatus such as the cell photographing apparatus, the return torque of the operation lever can be performed by the coil spring (spring) having the same spring constant. In addition, the elastic force (return torque) of the coil spring can be optimally adjusted according to the weight.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 (a) is a side view showing an essential part of an ophthalmic apparatus according to the present invention, (b) is a plan view of (a), and (c) is a cross-sectional view taken along line AA of (b). is there.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional explanatory diagram of a cross section taken along line BB in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line CC of FIG. 1 (b).
4 is a cross-sectional view taken along line EE in FIG.
FIG. 5 is a plan view of a part of FIG. 3 as viewed from the D direction.
6 is a plan view showing a relationship between the slit disk of FIG. 3 and a photoelectric detector. FIG.
7A to 7C are operation explanatory views showing the relationship between the timing gear and the stopper shown in FIG. 3 and the urging means.
FIG. 8 is a perspective view of an ophthalmologic apparatus having the structure of FIGS.
9 is an explanatory diagram of an automatic alignment mechanism in a state where an alignment mechanism storage cover and an optical system storage cover of the ophthalmologic apparatus shown in FIG. 8 are removed. FIG.
FIG. 10 is a partial plan view of FIG. 9;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Fixed base 2 ... Imaging device
5 ... Measurement optical system storage 5 '...
18 ...
25 ...
53 ... Spring locking pin (spring holding member)
60 ... Motor (movement control means)
Claims (2)
前記操作レバーの軸線回りへの回動に連動して回転する回転体の周縁部又は前記操作レバーの周縁部に引っ張りコイルスプリングの一端を接続するとともに、その他端を前記操作レバーの回動中においても静止している固定部に接続したことを特徴とする眼科装置。An operation lever provided so as to be rotatable about an axis, rotation detection means for detecting rotation about the axis of the operation lever, and movement control of the measurement unit up and down based on the detection result of the rotation detection means In an ophthalmologic apparatus comprising a movement control means,
One end of a tension coil spring is connected to the peripheral portion of the rotating body that rotates in conjunction with the rotation of the operation lever about the axis, or the peripheral portion of the operation lever, and the other end is rotated during the rotation of the operation lever. An ophthalmic apparatus characterized by being connected to a stationary part that is stationary.
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