JP3702129B2 - 超音波探傷装置 - Google Patents

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は超音波探傷装置に関し、水中においてボルトの首下部に発生した亀裂を検出する場合などに適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】
放射性物質を取り扱う施設の構成部材の超音波探傷検査は、放射線被曝を防止する目的から水を満たし或いは水を張ったピット中に構成部材をおいて行われることが多い。例えば、加圧水型原子力プラントの冷却材ポンプに設けられている吸い込みアダプタ取付け用ボルトなども水中で探傷検査される。図9には前記冷却材ポンプの構成を示し、図10には前記冷却材ポンプの超音波探傷検査時の状態を示す。
【0003】
図9に示すように、ケーシング51は吸い込み通路53及び吐出通路55を有し、内部にインペラ57を回転自在に支持している。インペラ57は図示しない上方のモータに連結した主軸59の下端に取り付けられており、この主軸59は水中軸受61に支持されている。インペラ57の周囲はディフューザ63に囲まれている。ディフューザ63はケーシング51の上面から垂下支持されており、ディフューザ63の内側にはサーマルバリア65が設けられている。このサーマルバリア65は、300℃前後の高温冷却材から軸受やシール等を保護するために設けられている。
【0004】
そして、この冷却材ポンプ50には、ケーシング51とインペラ57との隙間量を好適に保つために環状の吸い込みアダプタ67が、円周上に配置された複数の六角穴付きボルト69により、吸い込み通路53の出口側でケーシング51に固定されている。吸い込みアダプタ67はポンプ特性に重要な影響を与える部品であり、しかも、これを固定するボルト69は流体振動や熱荷重を受ける厳しい使用条件下にある。そのため、ボルト69に対しては定期的な検査が推奨されており、次のようにして超音波探傷試験が行われる。
【0005】
即ち、図10に示すように、インペラ57、ディフューザ63、サーマルバリア65等がケーシング51から取り出された後、ケーシング51内に放射線遮蔽体71、放射線遮蔽プラグ73が取り付けられる。このときケーシング51内には原子炉冷却水と同様な水が必要な高さまで張られ、検査時にも所定の水位レベルに保持される。被検査部材であるボルト69は環状の吸い込みアダプタ67に沿って円周上に複数取り付けられているので、これらのボルト69の検査を順次効率的に行うためのターンテーブル75及びその貫通穴に配置されたハンドリング装置77が図示のようにセットされる。ハンドリング装置77はケーシング51の外に置かれる制御盤79にケーブル82で接続され、また、後述する超音波探触子はケーシング51の外に置かれる超音波探傷器81にケーブル83で接続される。
【0006】
ハンドリング装置77には、超音波探触子を保持し且つ被検査部材まで案内する超音波探触子保持体(詳細後述)が取り付けられる。そして、ターンテーブル75により、ハンドリング装置77を検査対象のボルト69の上方に移動させた後、このハンドリング装置77により、超音波探触子保持体をハンドリングして同保持体のガイド部を当該ボルト69の六角穴に挿入し、超音波探傷検査を行う。
【0007】
水中超音波探傷装置の超音波探触子保持体には、頭部入射式のものと側面入射式のものとがある。図11(a),(b)は従来の頭部入射式超音波探触子保持体(案内軸)の断面図であり、ボルトの六角穴に挿入前の状態と挿入後の状態とを示している。図12は従来の側面入射式超音波探触子保持体(案内軸)の断面図であり、ボルトの六角穴に挿入後の状態を示している。
【0008】
図11(a)に示すように、頭部入射式の超音波探触子保持体である案内軸100は、ハンドリング装置77(図10参照)によって図11(a)中に矢印で示すように下降させると、案内軸先端側のガイド部103がボルト69の六角穴69aに挿入され、ピストン101の延長棒102の先端が六角穴69aの底面に当接する。案内軸100を更に下降させると、本体104の肩面105がボルト69の頭部上面に当接して止まり、図11(b)に示す状態となる。その過程でピストン101がコイルばね106に抗して図11(b)中に矢印で示すように相対的に上方へ変位し、シリンダ空間107の圧力室107aの水をジェット孔108から吹き出す。この吹き出された水は超音波探触子109の先端部に付着していた気泡を吹き飛ばして除去する。このとき、ピストン101よりも下方のシリンダ空間21には、離脱防止ナット111に設けた通水孔110から外部の水が流入するようになっている。
【0009】
この状態で超音波探触子109から探傷用の超音波を発信すると、この超音波が、ボルト69の頭部上面から入射し、図11(b)中に点線で示す経路を進行してボルト69の首下部に生じた亀裂Kに達し、ここで反射して同経路を逆に進行し、超音波探触子109へと戻る。かくして、亀裂Kからの反射波(欠陥エコー)が受信され、亀裂Kが検出される。
【0010】
上記の頭部入射式の案内軸100ではボルト69の頭部上面から超音波を入射したが、ボルト69の形状や亀裂Kの向き等によっては、図12に示すような側面入射式の超音波探触子保持体(案内軸100)を用いて、六角穴69aの側面から超音波を入射させたほうがよい場合もある。
【0011】
この図12に示す側面入射式の案内軸100の作用も、上記の頭部入射式の案内軸100と同様であるが、超音波探触子109から発信された超音波は、ボルト69の六角穴69aの側面から入射し、図12中に点線で示す経路を進行してボルト69の首下部に生じた亀裂Kに達し、ここで反射して同経路を逆に進行し、超音波探触子109へと戻る。かくして、亀裂Kからの反射波(欠陥エコー)が受信され、亀裂Kが検出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の水中超音波探傷装置によって実機の探傷検査を行った結果、頭部入射式、側面入射式の何れの案内軸100を用いた場合にも疑似エコーが発生した。疑似エコーが発生すると、S/N比が低下して亀裂K(欠陥エコー)の検出が難しくなってしまう。
【0013】
疑似エコーの発生要因としては、側面入射式の案内軸を用いて調査した結果から、次のようなことが考えられる。
【0014】
▲1▼ 六角穴69aへの挿入時に案内軸100が傾く(超音波探触子109が傾く)ことによって、疑似エコーが発生したと考えられる。即ち、ハンドリング装置77によって案内軸100のガイド部103をボルト69の六角穴69aに挿入する際、ガイド部103が六角穴69aの深さ方向に沿って真直ぐに挿入されずに多少傾くことが考えられる。このとき、案内軸100(超音波探触子109)の傾斜方向によっては、超音波探触子109から発信された超音波が六角穴69aの底面に入射されて疑似エコーの発生が考えられる。
▲2▼ また、超音波探触子109は案内軸100の先端(下端)のコーナ近くで且つ案内軸表面に設けられているため、超音波探触子109から発信される超音波の一部(散乱波)が六角穴69aの底面に入射されて疑似エコーが発生すると考えられる。即ち、超音波探触子109の近傍で発生する近距離音場等により、超音波の一部が六角穴69aの底面に回り込んで疑似エコーが発生すると考えられる。
【0015】
また、ガイド部103は横断面が六角形状であるため、六角穴69aに対して決まった位置にしか挿入することができない。即ち、ボルト69の周方向に対して点探傷となる。従って、疑似エコーが発生した場合、欠陥エコーと疑似エコーの評価が非常に困難となる。
【0016】
従って本発明は上記の問題点に鑑み、疑似エコーの発生又は影響の防止を図って、亀裂の検出性能を向上させることができる超音波探傷装置を提供することを課題とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本発明の超音波探傷装置は、超音波探触子を保持し且つ被検査部材まで案内する超音波探触子保持体を備えた超音波探傷装置において、
前記保持体には、前記被検査部材の亀裂に対して横波超音波を発信し且つ前記亀裂からの横波反射波を受信するか、前記亀裂に対して縦波超音波を発信し且つ前記亀裂からの縦波反射波を受信するかのいずれかである第1超音波探触子と、
前記亀裂でモード変換した縦波反射波又は横波反射波を受信する受信専用の第2超音波探触子とを備えたことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。なお、以下では、側面入射式の超音波探触子保持体と、頭部入射式の超音波探触子保持体とについて説明する。
【0024】
<側面入射式の超音波探触子保持体の場合>
図1は本発明の実施の形態に係る水中超音波探傷装置の側面入射式超音波探触子保持体(案内軸)の縦断面図、図2は図1のA方向矢視図、図3は図1のB−B線矢視断面図、図4は図1のC−C線矢視断面図、図5は図1のD部拡大図である。
【0025】
図1,図2,図3に示すように、側面入射式の超音波探触子保持体である案内軸1は、振動子である第1超音波探触子2と第2超音波探触子3とを保持し、且つ、被検査部材であるボルト69まで案内するものである。そして、案内軸1の本体4は、基端部4aと先端部4cとの間に可撓性部材であるクッション4bを介設してなるものである。かかる可撓性部材としては、例えば硬質のウレタンゴム又は蛇腹やベローズ等を用いることができる。クッション4b以外の部材にはステンレス等の高剛性材料が用いられている。
【0026】
即ち、本体4は、ハンドリング装置(図10参照)により案内軸1をハンドリングして、先端部4cに設けたガイド部10をボルト69の六角穴69aに挿入する際、その挿入方向が六角穴69aの深さ方向に対して傾いても、クッション4bが撓むことにより、ガイド部10は六角穴69aの深さ方向に沿って挿入されるように構成されている。
【0027】
なお、基端部4aとクッション4bと先端部4cは複数の取付ボルト5によって一体的に締結されている。詳述すると、基端部4a及びクッション4bの周縁部には上下方向に貫通する穴4a−1,4b−1がそれぞれ形成され、先端部4cの周縁部にはネジ穴4c−1が形成されている。取付ボルト5は頭部が基端部4aの肩面に当接し、軸部が穴4a−1,4b−1を貫通してネジ穴4c−1に螺合している。そして、上記のように挿入方向が六角穴69aの深さ方向に対して傾いたときにクッション4bが撓むことができるようするため、取付ボルト5の軸部と貫通穴4a−1,4b−2とは密着しておらず、多少の隙間を有している。
【0028】
また、基端部4a、クッション4b、先端部4cの中心部にも穴4a−2,4b−2,4c−2が形成されており、これらの穴4a−2,4b−2,4c−2には案内ガイド6が挿入されている。案内ガイド6の貫通穴6aには複数のケーブル7が挿通されている。このケーブル7の基端側は基端部4aに形成された穴4a−3を通ってコネクタ8に接続されている。コネクタ8は図示しない超音波探傷器のコネクタに接続される。一方、ケーブル7の先端側は先端部4c及びガイド部10に形成された穴4c−3,10aを通って第1超音波探触子2と第2超音波探触子3とにそれぞれ接続されている。
【0029】
また、先端部4cの先端面には凹部4c−4が形成されており、この凹部4c−4にはガイド部10がボルト11によって固定されている。そして、ガイド部10は、図4に示すように横断面形状がボルト69の六角穴69aに内接する円形となっている。
【0030】
基端部4aにはネジ部4a−4が設けられており、このネジ部4a−4をハンドリング装置の取り付け部20に螺合することによって、案内軸1をハンドリング装置に取り付けるようになっている。
【0031】
また、ガイド部10の側面には穴10bが斜めに形成されおり、この穴10bの奥に第1超音波探触子2が埋め込まれている。この第1超音波探触子2は、例えば図5に示すようにボルト69の首下部に発生した亀裂Kに対して、探傷用の超音波を発信し、且つ、この亀裂Kからの横波反射波(欠陥エコー)を受信するものである。なお、第1超音波探触子2の角度は、第1超音波探触子2から発信する超音波が、想定される亀裂に対して垂直に入射するように調節される。
【0032】
一方、第2超音波探触子3は受信専用のものであり、先端部4cの下面に設けられた穴4c−5内に下方に向けて取り付けられてれている。この第2超音波探触子3の角度は、亀裂Kでモード変換した縦波反射波(欠陥エコー)を受信することができるように調節されている。なお、亀裂Kはその性状及び進展(深さ)等により傾きが異なってくる。そして、この亀裂Kの傾き、即ち、亀裂Kに対する超音波の入射角に応じて、第1超音波探触子2で受信する欠陥エコー(横波反射波)の高さと第2超音波探触子3で受信する欠陥エコー(縦波反射波)の高さが変化する。
【0033】
つまり、本側面入射式の案内軸1は、亀裂Kに対して横波超音波を発信し且つ亀裂Kからの横波反射波を受信する第1超音波探触子2と、亀裂Kでモード変換した縦波反射波を受信する受信専用の第2超音波探触子3とを備えることによって、1探法と2探法の併用方式となっている。
【0034】
従って、上記構成の側面入射式の案内軸1によれば、次のような作用・効果が得られる。
【0035】
即ち、案内軸1の本体4は、基端部4aと超音波探触子2,3を保持する先端部4cとの間にクッション4bを介設し、先端部4cに設けたガイド部10をボルト69の六角穴69aに挿入する際に挿入方向が六角穴69aの深さ方向に対して傾いても、クッション4bが撓むことにより、ガイド部10は六角穴69aの深さ方向に沿って挿入されるように構成したため、超音波探触子2,3の傾きを防止することができる。このため、超音波探触子2から発信された超音波が六角穴69aの底面に入射されて疑似エコーが発生するのを防止することができる。
【0036】
つまり、図6(a)に示すように、ハンドリング装置の精度などにより、ガイド部10の挿入方向D1 が六角穴69aの深さ方向D2 に対して多少(例えば傾斜角度θだけ)傾いたとき、クッション4bを設けない場合にはガイド部10がそのまま傾いた状態で六角穴69aに挿入されてしまう。その結果、超音波探触子2,3も傾いてしまう。これに対して、図6(b)に示すように、クッション4bを設けた場合には、ハンドリング装置によるガイド部10の挿入方向D1 が六角穴69aの深さ方向D2 に対して多少傾いても、クッション4bが撓むことにより、ガイド部10(先端部4c)は六角穴69aの深さ方向に沿って挿入される。このため、上記のように超音波探触子2,3の傾きを防止して疑似エコーの発生を防止することができる。
【0037】
また、超音波を発信する超音波探触子2は案内軸1の内部に埋め込み式としたため、超音波の散乱を防止することができ、従来のように超音波探触子の近傍で発生する近距離音場等により、超音波の一部が六角穴69aの底面に回り込んで疑似エコーが発生するのを防止することができる。
【0038】
また、六角穴69aに挿入されるガイド部10の横断面形状を、六角穴69aに内接する円形としたため、ガイド部10を六角穴69aに挿入した状態のままで第1,第2超音波探触子2,3を案内軸1とともに周方向に回転させて連続的に探傷検査を行うことができる。即ち、全周探傷が可能となる。このため、探傷検査の情報量が増加し、欠陥エコーと疑似エコーの評価も容易となり、検査結果の信頼性が向上する。つまり、ボルト69の全周探傷が可能となるため、従来の点探傷の場合に比べて、検査精度が高く(亀裂Kを発見し損なう可能性が非常に低く)、しかも、亀裂Kが周方向のどの位置にあるのか、また、亀裂Kの周方向長さはどれだけか(亀裂Kが周方向にどれだけ進展しているのか)を容易に知ることができる。
【0039】
また、亀裂Kに対して超音波を発信し且つ亀裂Kからの横波反射波を受信する第1超音波探触子2と、亀裂Kでモード変換した縦波反射波を受信する受信専用の第2超音波探触子3とを備えることによって、1探法と2探法の併用方式としたことにより、欠陥エコーと疑似エコーの評価が容易となる。
【0040】
つまり、図5に示すように、第1超音波探触子2から超音波を発信すると、この超音波は図中に点線で示す経路を進行してボルト69の首下部に生じた亀裂Kに達し、ここで反射して同経路を逆に進行し、第1超音波探触子2へと戻る。かくして、亀裂Kからの横波反射波(欠陥エコー)が検出される。しかし、このときに疑似エコーが発生すると、第1超音波探触子2では、この疑似エコーも受信してしまう。一方、第2超音波探触子3では、亀裂Kでモード変換した縦波反射波は受信するが、疑似エコーは受信しない。従って、疑似エコーの影響を無くすことができ、欠陥エコーと疑似エコーの評価が容易となる。
【0041】
また、この1探法と2探法の併用方式の場合、第1超音波探触子2と第2超音波探触子3の何れにおいてもエコーが検出されたときには、このエコーは欠陥エコーである(亀裂Kが生じている)と判断することができ、第1超音波探触子2だけがエコーを検出し、第2超音波探触子3ではエコーが検出されければ、このエコーは疑似エコーであると判断することができ、探傷検査の信頼性が格段に向上する。
【0042】
なお、疑似エコーの影響を無くすという観点からは、必ずしも1探法と2探法の併用方式に限定するものではなく、2探法としてもよい。即ち、第1超音波探触子2は発信専用(パルサー)とし、第2超音波探触子3は上記と同様に受信専用(レシーバ)とすることにより、2探法の構成としてもよい。この場合にも、第2超音波探触子3では、亀裂Kでモード変換した縦波反射波は受信するが、疑似エコーは受信しないため、疑似エコーの影響を無くすことができる。
【0043】
また、上記では第1,第2超音波探触子2,3の角度が固定となっているが、この第1,第2超音波探触子2,3の角度を可変としてもよい。即ち、超音波探触子2,3を回動自在に設けるとともに、この超音波探触子2,3を回動させる回動手段を備えるようにしてもよい。この場合には、亀裂Kを確実に検出することができ、且つ、亀裂Kの大きさ(深さ)を知ることもできる。
【0044】
つまり、ボルト69の探傷を行う場合、先ず、どんな小さな亀裂でも検出したいため、第1,第2超音波探触子2,3の角度は、超音波を亀裂Kの基端部(なるべくボルト69の表面に近い位置)に入射させ、且つ、当該位置からの欠陥エコーを受信することができる角度に設定する必要がある。そして、亀裂Kが検出されたら、次には、この亀裂Kがどれくらいの大きさかを知りたいが、そのためには超音波を亀裂Kの先端部に入射させ、且つ、当該位置からの欠陥エコーを受信することができるように、第1,第2超音波探触子2,3の角度を変更する必要がある。
【0045】
ところが、第1,第2超音波探触子2,3の角度が固定の場合には、亀裂Kを確実に検出することを優先して角度を設定せざるを得ない。これに対して、上記のように超音波探触子2,3を回動自在に設けるとともに、この超音波探触子2,3を回動させる回動手段を備えることによって、第1,第2超音波探触子2,3の角度を可変とした場合には、浅い亀裂でも確実に検出することができ、且つ、亀裂Kの大きさを知ることもできる。
【0046】
なお、回動手段としては、被検査部材(ボルト等)の大きさに応じた案内軸の大きさなどによって、適宜の構成のものを用いることができる。例えば、図7に示すような構成のものでもよい。なお、図7(a),(b)は回動手段の概略構成を示す側面図及び正面図である。
【0047】
また、上記では、横波超音波を発信して、横波反射波やモード変換した縦波反射波を受信するようにしているが、必ずしもこれに限定するものではなく、縦波超音波を発信して、縦波反射波やモード変換した横波反射波を受信するようにしてもよい。
【0048】
図7に示すように、第1超音波探触子2は回動軸21を回動中心として回動自在に設けられ、回動軸21はベベルギア24,25を介してモータ30の回転軸28に連結されている。同様に、第2超音波探触子3は回動軸22を回動中心として回動自在に設けられ、回動軸22はベベルギア26,27を介してモータ31の回転軸29に連結されている。そして、角度制御装置34では、モータ30,31の回転角検出器(ロータリエンコーダ等)32,33の検出信号に基づいてモータ30,31の回転角を制御することにより、第1超音波探触子2と第2超音波探触子3の回動角をそれぞれ調整する。
【0049】
この場合の検査手順としては、例えば、第1,第2超音波探触子2,3をある角度に設定して全周検査を行ない、続いて、第1,第2超音波探触子2,3を別の角度に設定して再度全周検査(又は前回の全周検査で亀裂を発見した部分近傍の検査)を行うようにする。
【0050】
<頭部入射式の超音波探触子保持体の場合>
図8は本発明の実施の形態に係る水中超音波探傷装置の頭部入射式超音波探触子保持体(案内軸)の縦断面図である。
【0051】
図8に示すように、頭部入射式の超音波探触子保持体である案内軸1も、上記の側面入射式の案内軸1と同様に(図1参照)、その本体4は、基端部4aと先端部4cとの間に可撓性部材(硬質ウレタンゴム、蛇腹、ベローズ等)であるクッション4bを介設してなるものであり、クッション4b以外の部材には高剛性材料(ステンレス等)が用いられている。
【0052】
即ち、本体4は、先端部4cに設けたガイド部10をボルト69の六角穴69aに挿入する際に挿入方向が六角穴69aの深さ方向に対して傾いても、クッション4bが撓むことにより、ガイド部10は六角穴69aの深さ方向に沿って挿入されるように構成されている。なお、基端部4aとクッション4bと先端部4cは複数の取付ボルト5によって一体的に締結されているが、その詳細な説明については、ここでは省略する(上記の側面入射式超音波探触子保持体の説明を参照)。
【0053】
また、基端部4a、クッション4b、先端部4cの中心部に形成された穴4a−2,4b−2には案内ガイド6が挿入されており、この案内ガイド6の貫通穴6aにはケーブル7が挿通されている。このケーブル7の基端側は基端部4aに形成された穴4a−3を通ってコネクタ8に接続されている。コネクタ8は図示しない超音波探傷器のコネクタに接続される。一方、ケーブル7の先端側は先端部4cに形成された穴4c−3を通って超音波探触子35に接続されている。
【0054】
先端部4cの先端側にはガイド部10が形成されている。そして、このガイド部10は、図示は省略するが、横断面形状がボルト69の六角穴69aに内接する円形となっている。
【0055】
基端部4aにはネジ部4a−4が設けられており、このネジ部4a−4をハンドリング装置の取り付け部20に螺合することによって、案内軸1をハンドリング装置に取り付けるようになっている。
【0056】
また、先端部4cの下面には穴4c−6が斜めに形成されおり、この穴4c−6の奥に超音波探触子35が埋め込まれている。この超音波探触子35は、例えば図8に示すようにボルト69の首下部に発生した亀裂Kに対して、探傷用の超音波を発信し、且つ、この亀裂Kからの反射波(欠陥エコー)を受信するものである。つまり、本頭部入射式の案内軸1では、1探法の構成となっている。なお、超音波探触子35の角度は、超音波探触子35から発信する超音波が、想定される亀裂に対して垂直に入射するように調節される。
【0057】
なお、この頭部入射式の案内軸1には気泡除去機構も備えている。この気泡除去機構の概要について説明すると、ハンドリング装置により案内軸1を下降させると、ピストン36の延長棒37がボルト69の六角穴69aの底面に当接してピストン36が上昇し、圧力室38から加圧水がジェット孔39を通って吹き出され、超音波探触子35の先端部に付着した気泡を吹き飛ばして除去する。そして、図8に示す状態から、案内軸1を上方に動かし、延長棒37をボルト69から離せば、自重及びコイルばね40の力によってピストン36が相対的に下降しようとする。このとき、圧力室38に流入する水の経路はジェット孔39であり流れ抵抗が大きいため、圧力室38内が低圧になるが、このことにより鋼球41がばね42に抗して上方へ動き、導水通路43が開くため、この導水通路43、導水通路44及び導水孔45を通って水が圧力室38に流入し、ピストン36に働く流体圧力がバランスを取り戻す。その結果、ピストン36は迅速に下降する。
【0058】
上記構成の頭部入射式の案内軸1によれば、上記側面入射式の案内軸1と同様の作用・効果が得られる。
【0059】
即ち、案内軸1の本体4は、基端部4aと超音波探触子35を保持する先端部4cとの間にクッション4bを介設し、先端部4c側に設けたガイド部10をボルト69の六角穴69aに挿入する際に挿入方向が六角穴69aの深さ方向に対して傾いても、クッション4bが撓むことにより、ガイド部10は六角穴69aの深さ方向に沿って挿入されるように構成したため、超音波探触子35の傾きを防止することができる。このため、超音波探触子35から発信された超音波が六角穴69aの底面に入射されて疑似エコーの発生を防止するのを防止することができる。
【0060】
また、超音波探触子35は案内軸1の内部に埋め込み式としたため、超音波の散乱を防止することができ、従来のように超音波探触子先端の下面に設けた穴の一部が開口しているため(図11参照)超音波探触子の近傍で発生する近距離音場等により、超音波の一部が乱反射することにより疑似エコーが発生するのを防止することができる。
【0061】
また、六角穴69aに挿入されるガイド部10の横断面形状は、六角穴69aに内接する円形であるため、ガイド部10を六角穴69aに挿入した状態のままで超音波探触子35を案内軸1とともに周方向に回転させて全周探傷を行うことができる。このため、探傷検査の情報量が多く、欠陥エコーと疑似エコーの評価が容易であり、検査結果の信頼性が高い。つまり、ボルト69の全周探傷が可能であるため、検査精度が高く(亀裂Kを発見し損なう可能性が非常に低い)、しかも、亀裂Kが周方向のどの位置にあるのか、また、亀裂Kの周方向長さはどれだけか(亀裂Kが周方向にどれだけ進展しているのか)を容易に知ることができる。
【0070】
【発明の効果】
以上、発明の実施の形態と共に具体的に説明したように、本発明の超音波探傷装置は、超音波探触子を保持し且つ被検査部材まで案内する超音波探触子保持体を備えた超音波探傷装置において、
前記保持体には、前記被検査部材の亀裂に対して横波超音波を発信し且つ前記亀裂からの横波反射波を受信するか、前記亀裂に対して縦波超音波を発信し且つ前記亀裂からの縦波反射波を受信するかのいずれかである第1超音波探触子と、
前記亀裂でモード変換した縦波反射波又は横波反射波を受信する受信専用の第2超音波探触子とを備えたことを特徴とする。
【0071】
従って、発明の超音波探傷装置によれば、被検査部材の亀裂に対して横波超音波を発信し且つ前記亀裂からの横波反射波を受信するか、亀裂に対して縦波超音波を発信し且つ前記亀裂からの縦波反射波を受信するかのいずれかである第1超音波探触子と、亀裂でモード変換した縦波反射波又は横波反射波を受信する受信専用の第2超音波探触子とを備えることによって1探法と2探法の併用方式としたことにより、欠陥エコーと疑似エコーの評価が容易となる。つまり、第2超音波探触子では、亀裂でモード変換した縦波反射波又は横波反射波は受信するが、疑似エコーは受信しないため、疑似エコーの影響を無くすことができ、欠陥エコーと疑似エコーの評価が容易となる。
【0072】
また、この1探法と2探法の併用方式の場合、第1超音波探触子と第2超音波探触子の何れにおいてもエコーが検出されたときには、このエコーは欠陥エコーである(亀裂が生じている)と判断することができ、第1超音波探触子だけがエコーを検出し、第2超音波探触子ではエコーが検出されければ、このエコーは疑似エコーであると判断することができ、探傷検査の信頼性が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る水中超音波探傷装置の側面入射式超音波探触子保持体(案内軸)の縦断面図である。
【図2】図1のA方向矢視図である。
【図3】図1のB−B線矢視断面図である。
【図4】図1のC−C線矢視断面図である。
【図5】図1のD部拡大図である。
【図6】クッションの作用・効果を示す説明図である。
【図7】回動手段の一例を示す概略構成図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る水中超音波探傷装置の頭部入射式超音波探触子保持体(案内軸)の縦断面図である。
【図9】冷却材ポンプの構成図である。
【図10】冷却材ポンプの超音波探傷検査時の状態を示す説明図である。
【図11】従来の頭部入射式超音波探触子保持体の断面図である。
【図12】従来の側面入射式超音波探触子保持体の断面図である。
【符号の説明】
1 案内軸
2 第1超音波探触子
3 第2超音波探触子
4 本体
4a 基端部
4a−1,4a−2,4a−3 穴
4a−4 ネジ部
4b クッション
4b−1,4b−2 穴
4c 先端部
4c−1 ネジ穴
4c−2,4c−3 穴
4c−4 凹部
4c−5,4c−6 穴
5 取付ボルト
6 案内ガイド
6a 穴
7 ケーブル
8 コネクタ
10 ガイド部
10a,10b 穴
11 ボルト
20 取り付け部
21,22 回動軸
24,25,26,27 ベベルギア
28,29 回転軸
30,31 モータ
32,33 回転角検出器
34 角度制御装置
35 超音波探触子
36 ピストン
37 延長棒
38 圧力室
39 ジェット孔
40 コイルばね
41 鋼球
42 ばね
43,44 導水通路
45 導水孔
69 ボルト
69a 六角穴
K 亀裂

Claims (1)

  1. 超音波探触子を保持し且つ被検査部材まで案内する超音波探触子保持体を備えた超音波探傷装置において、
    前記保持体には、前記被検査部材の亀裂に対して横波超音波を発信し且つ前記亀裂からの横波反射波を受信するか、前記亀裂に対して縦波超音波を発信し且つ前記亀裂からの縦波反射波を受信するかのいずれかである第1超音波探触子と、
    前記亀裂でモード変換した縦波反射波又は横波反射波を受信する受信専用の第2超音波探触子とを備えたことを特徴とする超音波探傷装置。
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