JP3701844B2 - 移動通信システムの管理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信システムの管理方法に関し、さらに詳細には、複数の無線ゾーンを有する移動通信システムにおいて、無線ゾーンの重なりを最適なものに設計するための評価方法に関する。特に、ソフトハンドオーバあるいはダイバーシチハンドオーバの技術が適用されているシステムにおいて、ソフトハンドオーバあるいはダイバーシチハンドオーバの発生率をエリア毎に求めて比較するための評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在普及している携帯電話のような大規模な移動通信システムでは、サービスエリア全体をセル/セクタと呼ばれる比較的小さな無線ゾーンに分割してサービスを行っている。このようなシステムでは分割された無線ゾーンをカバーする複数の基地局と、これら基地局との間に無線チャネルを設定して通信を行う移動機とにより構成されている。
【0003】
一方、移動通信システムでは複数の無線ゾーンを通じて通信を実施することにより通信品質を向上させる技術が適応される。これは、移動機が複数の無線ゾーンに無線チャネルを設定し、移動機から基地局へ、あるいは基地局から移動機への通信品質を向上させることを目的とした技術である。この技術をソフトハンドオーバ(Soft Hand Over;SHO)、あるいはダイバーシチハンドオーバ(Diversity Hand Over;DHO)などと呼び、個々の無線チャネルをダイバーシチブランチ、あるいは単にブランチと呼ぶ。一般に移動通信では無線チャネルがフェージングにより常に変動している。フェージングによる伝送品質の劣化を軽減させるため、受信アンテナを複数用いるスペースダイバーシチ、同一の信号を複数回送信するタイムダイバーシチ、あるいは複数の周波数で同一の信号を送出する周波数ダイバーシチなどが適用されている。SHOあるいはDHOもこれらと同様、ダイバーシチの効果により通信品質を改善しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
SHO/DHOを実行するとすでに説明したようにダイバーシチ効果によって品質が向上される。ダイバーシチ効果は設定するブランチが多くなるほどその効果を期待することができる。しかし、設定するブランチの増加は送受信機などのハードウェア資源や有線伝送路などの増加にもつながる。結果として1つの通信に費やす資源が膨大となり、システムの全体としての効率が低下してしまう。また、多数の無線チャネルを同時に使用するため無線チャネル自体の使用効率が低下することや、多数の無線チャネルを同時に使用することによって干渉が増大するために周波数使用効率が低下するという問題も併発する。したがって実際にSHO/DHOの技術を用いて移動通信システムを運営する場合、通信品質の観点からはブランチを多く設定するべきであり、反対にシステム全体の効率という観点からはブランチをできるだけ少なくしなければならないという相反する要求が存在することとなる。よって送信電力、基地局の配置などの網構成、および移動機がブランチの追加/削除をするか否かの判断をする基準等を決定する際にはSHO/DHOの発生する頻度が適切になるように配慮する必要がある。
【0005】
SHO/DHOの発生頻度は、サービスエリア内の移動する移動機の移動速度、数といった移動機の移動性を示すパラメータに加え、エリアをカバーする複数のセクタにおけるエリアオーバラップの度合いによって決定される。このうち、移動機の移動性についてはネットワークとして管理できないが、エリアオーバラップの度合いについては調整可能である。これまで、エリアオーバラップの度合いを測定する場合、特定の基地局からの特定の信号のみ受信する装置を具備して走行し、各々の基地局からの受信信号の強度によってオーバラップの度合いを求めるということが一般的であった。
【0006】
上記のような受信機によるオーバラップ率を測定する場合には、測定者が当該受信機を持って走行調整を行う必要があった。このため、調査のために時間や手間を要するという問題点があった。
【0007】
このような問題点に鑑み、本発明では、上記調査者が走行調査を行うことなく、SHO/DHOの頻度が適正であることの指標となる評価基準を取得することができる移動通信システムの管理方法を実現することを目的とする。
【0008】
また、本発明では、SHO/DHOを行うことによって得られる通話品質の向上、および送受信機等ハードウェア資源の使用率の釣り合いの迅速な評価を可能とする移動通信システムの管理方法を実現することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、複数の無線ゾーンから構成されるエリア内で移動機が1つまたは2つ以上の無線ゾーンとの間に通信路を設定して通信を行う移動通信システムの管理方法において、前記エリア内で通信中の前記移動機が設定する前記通信路の総数および前記移動機の総数を得るステップと、前記通信路の総数の逆数を演算することによって1話中呼が1通信路に通信を依存する割合を演算するステップと、前記無線ゾーン内で通信を行っている前記移動機の総数を前記割合の総和で除算することにより、前記無線ゾーンのハンドオーバ率を演算するステップと、前記ハンドオーバ率と、第1の閾値および第2の閾値とを比較することによりハンドオーバの頻度が適正であるか否か評価するステップと、前記ハンドオーバ率が前記第1の閾値以上である互いに隣接する無線ゾーンを抽出するステップと、前記抽出された無線ゾーンが同一サイトに属する場合、前記無線ゾーン相互の水平方向のアンテナ指向方向の距離が大きくなるようにアンテナ指向方向を変更するステップと、前記ハンドオーバ率が前記第2の閾値未満である互いに隣接する無線ゾーンを抽出するステップと、前記抽出された無線ゾーンが同一サイトに属する場合、前記無線ゾーン相互の水平方向のアンテナ指向方向の距離が小さくなるようにアンテナ指向方向を変更するステップとを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、複数の無線ゾーンから構成されるエリア内で移動機が1つまたは2つ以上の無線ゾーンとの間に通信路を設定して通信を行う移動通信システムの管理方法において、前記エリア内で通信中の前記移動機が設定する前記通信路の総数および前記移動機の総数を得るステップと、前記通信路の総数の逆数を演算することによって1話中呼が1通信路に通信を依存する割合を演算するステップと、前記無線ゾーン内で通信を行っている前記移動機の総数を前記割合の総和で除算することにより、前記無線ゾーンのハンドオーバ率を演算するステップと、前記ハンドオーバ率と、第1の閾値および第2の閾値とを比較することによりハンドオーバの頻度が適正であるか否か評価するステップと、前記ハンドオーバ率が前記第1の閾値以上である互いに隣接する無線ゾーンを抽出するステップと、前記無線ゾーンが異なるサイトに属する場合、前記無線ゾーンのアンテナチルト角を大きくするように変更するステップと、前記ハンドオーバ率が前記第2の閾値未満である互いに隣接する無線ゾーンを抽出するステップと、前記無線ゾーンが異なるサイトに属する場合、前記無線ゾーンのアンテナチルト角を小さくするように変更するステップとを備えることを特徴とする。
【0010】
一般に、SHO/DHOの頻度が適正であることを検証する統計量として、「ハンドオーバ率」を定義するが、本発明においては、前記エリア内で通信中の前記移動機が設定する前記通信路の総数および前記移動機の総数を得るステップと、前記通信路の総数および前記移動機の総数から前記無線ゾーンのハンドオーバ率を演算するステップとを備えるので、ハンドオーバ率の取得に当たっては、当該エリア内で一般ユーザが通信に使用している移動機の状態を監視することにより、特定の受信機を用いることなく計数可能とすることができる。すなわち、本発明を適用することで、移動通信システムの制御装置もしくは監視装置等を用いて一般ユーザの通信状態を監視することにより上記統計量(ハンドオーバ率)が測定可能となるため、従来行われていた走行調査を行う必要なくオーバラップ率を求めることが可能となる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の方法において、前記総数を得るステップは、通信中である前記移動機を前記基地局または前記基地局の上位装置で監視することにより、前記通信路の総数および前記移動機の総数を得ることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の方法において、前記総数を得るステップは、前記移動機が設定している前記通信路の総数を、通信中の各移動機から前記基地局または前記基地局の前記上位装置に報告することにより、通信中の各移動機が設定している前記通信路の総数を得ることを特徴とする。
【0015】
1つの基地局のみならず、複数の基地局にわたり、時間経過によって統計量(ハンドオーバ率)の値がどのように変化するかを監視する必要が発生する場合があるが、従来の走行試験においては、ある特定の基地局に着目してこれらの統計量を測定することは比較的容易であった。しかし、これを、複数の基地局にわたり、広範囲において測定を行うためには、多数の測定装置/測定者が同時に必要となるため、非常に困難であったといえる。本発明によれば、測定対象となる全ての無線ゾーン(セクタ等)のそれぞれにおいて、同時に、一定時間毎に制御装置/監視装置を通して測定を行うことが可能となるため、従来に比べ、より広範囲にわたり、正確な調査が、迅速かつ効率的に可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(発明の概念)
上記を実現するため、本発明では、SHO/DHOの頻度が適正であることを検証する統計量として、ハンドオーバ率を定義する。さらに、ハンドオーバ率の取得に当たっては、当該エリア内で一般ユーザが通信に使用している移動機の状態を監視することによって、特定の受信機を用いることなく計数可能とすることが特長である。
【0017】
まず、当該無線ゾーンに通信路を設定して通信を行っている全ての移動機について、当該移動機が設定する通信路の総数の逆数を求めることによって1話中呼が1ブランチに通信を依存する割合を求め、これを、
【0018】
【数1】
Figure 0003701844
【0019】
と定義する。このとき、ある無線ゾーンにおけるSHO/DHOの頻度を表わす基準を、
【0020】
【数2】
Figure 0003701844
【0021】
と定義する。
【0022】
これらの値を、あるセクタに着目して計数することにより、ハンドオーバ率を求めることが可能となる。この「ハンドオーバ率」は、通信を行う移動機が、あるセクタと、当該セクタ以外のセクタを使用する度合いを示す統計量である。すなわち、他セクタとのDHO/SHOの頻度を代表する統計量、オーバラップ率と強い相関のある統計量である。従って、このハンドオーバ率が最適な値となるよう調整を行うことにより、SHO/DHO発生頻度の適正化が可能となる。
【0023】
(発明の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明する。
【0024】
図1は本発明が適用される移動通信システムの構成の一例を示す図である。同図は該システム構成のうち本発明に関連する部分のみを概念的に示している。
【0025】
1つの基地局がカバーするサービスエリアをセルと呼ぶ。この説明では指向性アンテナにより1つのセルをさらに3つのセクタで分割したセクタセル構成のネットワークに適用した場合を一例に説明する。セクタセル構成は1つのセクタを任意のセル数で分割されて構成されるが、いくつのセルに分割されているかについてはこの発明に何等影響を与えない。他に無指向アンテナを使用するオムニセル構成も存在するが、網構成の相違はこの発明に何等影響を与えない。
【0026】
図1において、移動通信システムは、少なくとも、基地局20および21と、移動機40乃至46と、基地局制御装置200と、記憶装置201とから構成される。20および21は基地局とその基地局によってカバーされるセルを表わしている。セル20および21は、それぞれセクタ30〜32と33〜35で分割されている。同図の40〜46は、移動機を表わし、50〜63は、各移動機が通信時に設定したブランチを表わしている。
【0027】
図1の例では基地局20は、伝送路202で基地局制御装置200と接続されている。同様に基地局21は、伝送路203で基地局制御装置に接続されている。基地局制御装置に付随して記憶装置201が存在し、記憶装置201にはハンドオーバ率を算出するための管理表205が記録されている。ここでは1つの基地局制御装置200が2つの基地局20および21を制御し、基地局制御装置200が1つの記憶装置201を有する例を挙げているが、基地局制御装置/基地局/記憶装置等の網構成の差異、あるいは管理表205がいかなる交換局等において管理される場合であっても、本発明に何等影響を与えない。
【0028】
次に、このように構成された本発明が適用される移動通信システムの動作の一例について、以下に図19を参照して詳細に説明する。
【0029】
図19は、本発明が適用される移動通信システムの動作の一例を示すフロー図である。
【0030】
移動通信システムは、図1に示すように、複数の無線ゾーン(セクタ30〜35)から構成されるエリア内で移動機40〜46が1つまたは2つ以上の無線ゾーン(セクタ30〜35)との間に通信路(50〜63)を設定して通信を行う。この移動通信システムにおいて、「ハンドオーバ率」を演算することによりハンドオーバの頻度が適正であるか否か評価する場合の管理方法において、以下に示す。
【0031】
まず、エリア内で通信中の移動機が設定する通信路の総数および移動機の総数を得る(ステップS1902)。ここで、通信中である移動機を基地局20および21または基地局の上位装置200で監視することにより、通信路の総数および移動機の総数を得てもよい。また、移動機が設定している通信路の総数を、通信中の各移動機から基地局20および21または基地局の上位装置200に報告することにより得てもよい。また、これらの得た総数を記憶装置201の管理表205に記憶してもよい。
【0032】
ついで、通信路の総数および移動機の総数から無線ゾーンのハンドオーバ率を演算する(ステップS1904)。該ハンドオーバ率の演算は、通信路の総数の逆数を演算することによって1話中呼が1通信路に通信を依存する割合を演算し、無線ゾーン内で通信を行っている移動機の総数から割合の総和を除算してもよい。かかる演算については、基地局制御装置200において実行してもよい。また、演算結果を記憶装置201の管理表205に記憶してもよい。
【0033】
ついで、ハンドオーバ率によりハンドオーバの頻度が適正であるか否か評価する(ステップS1906)。ここで、複数の無線ゾーンのハンドオーバ率を、各々の無線ゾーン間で比較し、その比較結果が予め定めた結果になるように無線ゾーンのエリア構成を変更してもよい。かかるエリア構成の変更は、基地局制御装置200において実行してもよい。
【0034】
(第1実施例)
図2は各移動機のブランチの追加/削除を時間軸で表わした遷移図である。図2の時点70において移動機40が発呼し、基地局20のセクタ32にブランチ50が追加されている。
【0035】
時点70においてブランチ50,53,56,57,60,62が設定されている。ブランチ53は移動機41と基地局20のセクタ31、ブランチ56は移動機41と基地局20のセクタ31、ブランチ56は移動機42と基地局21のセクタ34、ブランチ57は移動機43と基地局21のセクタ34、ブランチ60は移動機45と基地局21のセクタ33、ブランチ62は同移動機45と基地局20のセクタ32の間にそれぞれ無線通信路が存在していることを示している。時点70の状態を図に表わしたのが図3である。
【0036】
図3の状態におけるハンドオーバ率の計算を行う。
【0037】
本発明では、任意のセクタにおけるハンドオーバ率を、
【0038】
【数3】
Figure 0003701844
【0039】
【数4】
Figure 0003701844
Figure 0003701844
【0040】
として定義している。これにより、図3内の各セクタにおけるハンドオーバ率は下記のように求められる。
【0041】
時点70におけるセクタ31に注目する。セクタ31には移動機41のみがブランチ53を設定して通信している。移動機41はブランチ53のみを設定しており、このうち、1本のブランチがセクタ31に設定されている。よってハンドオーバ率は、
【0042】
【数5】
Figure 0003701844
【0043】
となる。
【0044】
同様に時点70におけるセクタ32のハンドオーバ率の計算をする。時点70において、移動機40がブランチ50を追加したことにより、セクタ32における話中呼は、時点70以前にすでに設定されていたブランチ62を使用して通信をしていた移動機45とあわせて2に変化している。また、移動機40は通信に使用しているブランチの総数は1であり、当該ブランチ50をセクタ32に設定している。一方移動機45はブランチ60,62を使用して通信しており、このブランチ62のみをセクタ32に設定していることから、
【0045】
【数6】
Figure 0003701844
【0046】
となる。
【0047】
セクタ33,34等、上記以外のセクタについても、同様に求めることができる。
【0048】
上記ハンドオーバ率を各セクタ毎に求めるために、本発明では、管理表205を用いて算出を行っている。時点70の時点における管理表205は図7に示す状態になっている。図中の行301は、時点70でのセクタ31の状態に対応しており、先ほど求めた行301の列400には、セクタ31の話中呼の総数が管理され、行301の列401にはセクタ31における当該セクタ内全話中呼のセクタ依存率の総和が管理され、行301の列402は、行301の列400の値を行301の列401の値で除した値、すなわちハンドオーバ率が管理されている。同様に図7の行302,303,304はそれぞれセクタ32,33,34に対応しており、それぞれ前述の計算で求めた値が管理されている。
【0049】
なお、基地局20のセクタ30のように、話中呼が0、ブランチ数も0の場合には、ハンドオーバ率は計算不能として除外するといった数学的操作が必要なこと、および計算を行うために必ずしも管理表205と同一形式の表を使用する必要がないことはいうまでもない。
【0050】
次に、図2の時点71において、セクタ20に移動機40がブランチ51を追加したことにより、通信状態が図4のようになっている。すなわち、セクタ30における話中呼は0から1に変化している。また、移動機40はブランチ50および51を設定しているため、前述で述べた考え方と同様に算出し、時点71の時点でのセクタ30のハンドオーバ率は、
【0051】
【数7】
Figure 0003701844
【0052】
となる。
【0053】
また、移動機40がブランチ51を追加したこと、およびセクタ32に移動機46がブランチ63を追加したことによりセクタ32のハンドオーバ率も時点70の状態から変化している。時点71のセクタ32も同様に算出し、ハンドオーバ率は、
【0054】
【数8】
Figure 0003701844
【0055】
となる。
【0056】
他のセクタについても同様に求められ、時点71における表205は図8の状態になる。
【0057】
図2の時点72における網の状態を図5に、時点73の網の状態を図6にそれぞれ示す。時点70、時点71と同様の計算を実行した結果、表205の状態は時点73では図9、時点74では図10に示すとおりとなる。
【0058】
上記説明では、ある時点における瞬間のハンドオーバ率の計算方法を示している。しかし、通常のネットワーク管理では、ある一定の期間を代表する統計量としてのハンドオーバ率が必要となることが多い。このため、本発明では、ある一定の期間を代表するハンドオーバ率を求めるため、表205に管理される瞬時の値を一定時間毎に標本化して抽出し、その結果を元にセクタ毎に平均ハンドオーバ率を求める方法について説明する。なお、平均あるいは一定の期間を代表する統計量を求める方法には、相加平均、相乗平均をはじめとして複数の統計処理が考えられ、以下は相加平均を例示して説明するが、いずれの処理を行った場合でもよい。
【0059】
時間軸74を時間75の時点から一定時間t毎に区切った時点が、時点76〜81である。時点75から81までそれぞれの時点における管理表205の管理情報を図11〜図17に示す。
【0060】
それぞれの時点で、管理表205のうち、各セクタ毎のハンドオーバ率を標本化し、各セクタ毎を1つの行とし、各列毎に各セクタのハンドオーバ率を記録したものが図18となっている。これを、各セクタ毎に相加平均することで、時点75〜81間の期間の、各セクタ毎のハンドオーバ率を求めることができる。
【0061】
例として基地局20のセクタ31の時点75から81の間の平均ハンドオーバ率を求める。
【0062】
時点75〜81におけるハンドオーバ率はそれぞれ1,2,2.4,3,3.25,1.34,2である。測定結果の和を測定回数で割ると、
【0063】
【数9】
Figure 0003701844
【0064】
となり、平均ハンドオーバ率を求めることができる。この値は図18の行307列410に当てはまる。
【0065】
時点70の基地局20セクタ30のように該当するセクタに1つもブランチが存在しなかった場合、話中呼が0、ブランチ数も0であるためハンドオーバ率の値を定義することができない。ここでは平均値の計算を行う際に、数学的に定義できない値となる時点の測定結果は含まないものとして扱うが、これは通常の統計処理において汎用的な手法であり、この扱いの差異は本発明に何等影響を与えるものではない。
【0066】
図18の基地局20セクタ30における時点75から81までの平均値の計算を例に挙げて説明する。時点75から81の間に計測を7回行っているが75,76,80,81の各時点においてブランチが1つも設定されていなかった。この場合、ブランチが存在した時点77,78,79のみが有効なデータであったとして取り扱う。よって時点75〜81の平均ハンドオーバ率は、
【0067】
【数10】
Figure 0003701844
【0068】
となる。この値は図18の行306列410に当てはまる。
【0069】
(第2実施例)
次に、本発明によって求められたハンドオーバ率を基にエリアオーバラップの度合いを調整する方法の例を挙げる。ここでは例としてアンテナ指向性を変更する例とハンドオーバ実行判定の閾値を変更する例の2種類の調整方法を挙げるが、本発明は調整方法の違いによって影響されるものではない。
【0070】
第一にアンテナ指向性により調整を行う例を挙げる。
【0071】
計算された各無線ゾーンのハンドオーバ率に基づいて、ハンドオーバ率が予め定められた第一の閾値以上であるお互いに隣接する複数の無線ゾーンを抽出する。抽出された無線ゾーンが同一サイトに属する場合、これらの無線ゾーン相互の水平方向のアンテナ指向方向の距離が大きくなるようアンテナ指向方向を変更する。抽出された無線ゾーンが異なるサイトに属する場合、これらの無線ゾーンのアンテナチルト角を大きくするよう変更する。あるいは、これらの手法を複合的に用いる。
【0072】
計算された各無線ゾーンのハンドオーバ率に基づいて、ハンドオーバ率が予め定められた第2の閾値未満である互いに隣接する複数の無線ゾーンを抽出する。抽出された無線ゾーンが同一サイトに属する場合、これらの無線ゾーン相互の水平方向のアンテナ指向方向の距離が小さくなるよう、アンテナ指向方向を変更する。抽出された無線ゾーンが異なるサイトに属する場合、これらの無線ゾーンのアンテナチルト角を小さくするよう変更する。あるいはこれらの手法を複合的に用いる。
【0073】
第二にハンドオーバ実行判定の閾値により調整を行う例を挙げる。この例ではハンドオーバ実行判定閾値が無線ゾーン毎に定められ、移動機の通信状態を表わす数値が前述した閾値を下回った場合にハンドオーバを実行するという判定論理を用いる場合を挙げる。
【0074】
計算された各無線ゾーンのハンドオーバ率に基づいて、ハンドオーバ率が予め定められた第一の閾値以上である無線ゾーンを抽出する。抽出された無線ゾーンにおいてハンドオーバの実行判定閾値が小さくなるよう変更する。
【0075】
計算された各無線ゾーンのハンドオーバ率に基づいて、ハンドオーバ率が予め定められた第二の閾値未満である無線ゾーンを抽出する。抽出された無線ゾーンにおいてハンドオーバの実行判定閾値が大きくなるよう変更する。
【0076】
(他の実施例)
移動通信システムに用いられる無線アクセス方式には周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access;FDMA)、時分割多元接続(Time Division Multiple Access;TDMA)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access;CDMA)などが存在するが、これらの無線アクセス技術はいずれを用いてもSHOやDHOの技術が適用可能であり、本発明は無線アクセス技術の違いによって影響は受けない。
【0077】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、SHO/DHOの発生頻度の評価基準となる値を、測定対象となるセクタにおいて通話中である移動機の数、ならびに各移動機が設定しているブランチの数を測定することにより、移動通信システムのハンドオーバ率という統計量を取得可能とするものである。
【0078】
本発明を適用することで、移動通信システムの制御装置もしくは監視装置等を用いて、一般ユーザの通信状態を監視することにより上記統計量が測定可能となるため、従来行われていた走行調査を行う必要なくオーバラップ率を求めることが可能となる移動通信システムの管理方法を実現することができる。
【0079】
さらに、このような評価を行う場合には、1つの基地局のみならず、複数の基地局にわたり、時間経過によって上記統計量の値がどのように変化するかを監視する必要が発生する場合がある。従来の走行試験においては、ある特定の基地局に着目してこれらの統計量を測定することは比較的容易であった。しかし、これを、複数の基地局にわたり、広範囲において測定を行うためには、多数の測定装置/測定者が同時に必要となるため、非常に困難であったといえる。本発明によれば、測定対象となる全てのセクタそれぞれにおいて、同時に、一定時間毎に制御装置/監視装置を通して測定を行うことが可能となるため、従来に比べ、より広範囲にわたり、正確な調査が、迅速かつ効率的に可能となる移動通信システムの管理方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される移動通信システムの構成の一例を示す図である。
【図2】各移動機のブランチの追加/削除を時間軸で表わした遷移図である。
【図3】時点70における移動通信システムの状態を示す図である。
【図4】時点71における移動通信システムの状態を示す図である。
【図5】時点72における移動通信システムの状態を示す図である。
【図6】時点73における移動通信システムの状態を示す図である。
【図7】時点70における管理表205の状態を示す図である。
【図8】時点71における管理表205の状態を示す図である。
【図9】時点72における管理表205の状態を示す図である。
【図10】時点73における管理表205の状態を示す図である。
【図11】時点75における管理表205の状態を示す図である。
【図12】時点76における管理表205の状態を示す図である。
【図13】時点77における管理表205の状態を示す図である。
【図14】時点78における管理表205の状態を示す図である。
【図15】時点79における管理表205の状態を示す図である。
【図16】時点80における管理表205の状態を示す図である。
【図17】時点81における管理表205の状態を示す図である。
【図18】時点75〜81のハンドオーバ率の標本値、および平均ハンドオーバ率を記録した表を示す図である。
【図19】本発明が適用される移動通信システムの動作の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
20,21 基地局および基地局によってカバーされるセル
30〜32 基地局20のセクタ
33〜35 基地局21のセクタ
40〜46 移動機
50〜63 各移動機が通信時に設定したブランチ
200 基地局制御装置
201 記憶装置
202,203 伝送路
205 ハンドオーバ率を算出する管理表
300〜302 図7の表の行
306〜311 図17の表の行
400〜402 図7の表の列
403〜410 図17の表の列

Claims (4)

  1. 複数の無線ゾーンから構成されるエリア内で移動機が1つまたは2つ以上の無線ゾーンとの間に通信路を設定して通信を行う移動通信システムの管理方法において、
    前記エリア内で通信中の前記移動機が設定する前記通信路の総数および前記移動機の総数を得るステップと、
    前記通信路の総数の逆数を演算することによって1話中呼が1通信路に通信を依存する割合を演算するステップと、
    前記無線ゾーン内で通信を行っている前記移動機の総数を前記割合の総和で除算することにより、前記無線ゾーンのハンドオーバ率を演算するステップと、
    前記ハンドオーバ率と、第1の閾値および第2の閾値とを比較することによりハンドオーバの頻度が適正であるか否か評価するステップと
    前記ハンドオーバ率が前記第1の閾値以上である互いに隣接する無線ゾーンを抽出するステップと、
    前記抽出された無線ゾーンが同一サイトに属する場合、前記無線ゾーン相互の水平方向のアンテナ指向方向の距離が大きくなるようにアンテナ指向方向を変更するステップと、
    前記ハンドオーバ率が前記第2の閾値未満である互いに隣接する無線ゾーンを抽出するステップと、
    前記抽出された無線ゾーンが同一サイトに属する場合、前記無線ゾーン相互の水平方向のアンテナ指向方向の距離が小さくなるようにアンテナ指向方向を変更するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  2. 複数の無線ゾーンから構成されるエリア内で移動機が1つまたは2つ以上の無線ゾーンとの間に通信路を設定して通信を行う移動通信システムの管理方法において、
    前記エリア内で通信中の前記移動機が設定する前記通信路の総数および前記移動機の総数を得るステップと、
    前記通信路の総数の逆数を演算することによって1話中呼が1通信路に通信を依存する割合を演算するステップと、
    前記無線ゾーン内で通信を行っている前記移動機の総数を前記割合の総和で除算することにより、前記無線ゾーンのハンドオーバ率を演算するステップと、
    前記ハンドオーバ率と、第1の閾値および第2の閾値とを比較することによりハンドオーバの頻度が適正であるか否か評価するステップと
    前記ハンドオーバ率が前記第1の閾値以上である互いに隣接する無線ゾーンを抽出するステップと、
    前記無線ゾーンが異なるサイトに属する場合、前記無線ゾーンのアンテナチルト角を大きくするように変更するステップと、
    前記ハンドオーバ率が前記第2の閾値未満である互いに隣接する無線ゾーンを抽出するステップと、
    前記無線ゾーンが異なるサイトに属する場合、前記無線ゾーンのアンテナチルト角を小さくするように変更するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  3. 請求項1または2に記載の方法において、
    前記総数を得るステップは、通信中である前記移動機を前記基地局または前記基地局の上位装置で監視することにより、前記通信路の総数および前記移動機の総数を得ることを特徴とする方法。
  4. 請求項1または2に記載の方法において、
    前記総数を得るステップは、前記移動機が設定している前記通信路の総数を、通信中の各移動機から前記基地局または前記基地局の前記上位装置に報告することにより、通信中の各移動機が設定している前記通信路の総数を得ることを特徴とする方法。
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