JP3699334B2 - Wiring circuit board manufacturing method and photomask - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、配線回路基板の製造方法およびフォトマスク、詳しくは、回路付サスペンション基板の製造に好適に用いられる、配線回路基板の製造方法およびフォトマスクに関する。
【0002】
【従来の技術】
ハードディスクドライブに用いられる回路付サスペンション基板は、例えば、図11(d)に示すように、ステンレス箔からなる支持基板1と、その支持基板1の上に形成される絶縁体からなるベース層2と、そのベース層2の上に、所定の回路パターンとして形成される導体層3と、その導体層3を被覆する絶縁体からなるカバー層4とを備えている。
【0003】
また、このような回路付サスペンション基板の端子5は、近年の電子機器の高密度化および小型化に対応すべく、導体層3の片面だけではなく、その両面に形成される、例えば、いわゆるフライングリードとして形成されるものが普及されつつある。
【0004】
すなわち、この端子5は、図11(a)に示すように、まず、カバー層4における端子5を形成するための開口部7を、フォトレジストなどでカバー層4を形成する時に同時に開口形成して、導体層3の表面を露出させ、次いで、図11(b)に示すように、支持基板1における端子5を形成するための開口部8を、化学エッチングなどにより形成し、続いて、図11(c)に示すように、この支持基板1をマスクとして、その開口部8内において露出するベース層2をプラズマエッチングなどにより開口して、ベース層2における端子5を形成するための開口部9を形成し、これによって、導体層3の裏面を露出させ、その後、図11(d)に示すように、このように露出された導体層3の両面に、金属めっき層6を形成することによって、形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、支持基板1およびベース層2をエッチングするには、支持基板1およびベース層2の厚さ分だけの時間がかかるため、例えば、プラズマエッチングによりベース層2をエッチングする場合には、1μmあたり約1分を要するので、その厚さが約10μmであれば、そのエッチングに約10分もの時間を要し、生産性の向上が図れないという不具合がある。
【0006】
一方、金属めっき層6を形成する部分において、予めベース層2を形成しないようにすることも考えられるが、ベース層2がない場合には、支持基板1をエッチングする時に導体層3までもがエッチングされてしまうので、現実の実施は困難である。
【0007】
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、簡易な構成により、端子を効率よく形成することができ、生産性の向上を図ることができる、配線回路基板の製造方法、および、その配線回路基板の製造方法に用いられるフォトマスクを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、金属支持層の上に絶縁層を形成し、前記絶縁層の上に導体層を形成し、前記金属支持層および前記絶縁層を開口することにより、前記導体層の表面を露出させて、その露出した導体層を、端子を形成するための端子形成部分とする、配線回路基板の製造方法であって、前記絶縁層の形成において、前記絶縁層における前記導体層を露出させるための開口部分の厚さを、前記絶縁層における他の部分の厚さよりも、薄く形成することを特徴としている。
【0009】
このような方法によると、絶縁層における導体層を露出させる開口部分の厚さが、絶縁層における他の部分の厚さよりも薄く形成されているので、絶縁層を開口する時には、開口部分の厚さが他の部分の厚さよりも薄くなっている分、開口に要する時間を短縮することができる。そのため、導体層を短時間で露出させることができるので、端子を効率よく形成することができ、生産性の向上を図ることができる。
【0010】
また、この方法では、前記絶縁層における前記開口部分の厚さが、8μm以下であることが好ましい。
【0011】
開口部分の厚さが8μm以下であると、例えば、通常の他の部分の厚さが10μmである場合には、2μm分以上について、開口に要する時間の短縮を図ることができる。
【0012】
また、この方法では、前記絶縁層を、感光性樹脂の前駆体を硬化させることにより形成し、前記感光性樹脂の前駆体における前記開口部分と前記他の部分とを、異なる露光量で露光させ、これを現像および硬化させることにより、前記絶縁層における前記開口部分の厚さを前記他の部分の厚さよりも薄く形成することが好ましい。
【0013】
感光性樹脂の前駆体における開口部分と他の部分とを、異なる露光量で露光させて、これを現像および硬化させることにより、絶縁層における開口部分の厚さを他の部分の厚さよりも薄く形成すれば、簡易かつ確実に、開口部分の厚さを他の部分の厚さよりも薄く形成することができる。
【0014】
また、この方法では、前記感光性樹脂の前駆体における前記開口部分の照射光の透過率と、前記他の部分の照射光の透過率とが異なるように構成されているフォトマスクを用いて、前記感光性樹脂の前駆体における前記開口部分と前記他の部分とを、異なる露光量で露光させることが好ましい。
【0015】
このようなフォトマスクを用いて、感光性樹脂の前駆体を露光させれば、簡易かつ確実に、開口部分の厚さを他の部分の厚さよりも薄く形成することができる。
【0016】
この場合には、前記フォトマスクには、前記開口部分に対応する部分において、光透過部分および遮光部分のパターンが形成されており、1つの光透過部分または遮光部分の幅が、6μm以下とされていることが好ましい。
【0017】
1つの光透過部分または遮光部分の幅が6μm以下であると、それらの幅が照射光の分解能よりも狭いため、感光性樹脂の前駆体に均一に照射することができ、開口部分の厚さを均一に薄くすることができる。
【0018】
そして、本発明の配線回路基板の製造方法においては、前記配線回路基板が、回路付サスペンション基板であることが好ましい。
【0019】
本発明の配線回路基板の製造方法によれば、回路付サスペンション基板を生産効率良く製造することができ、低コストで提供することができる。
【0020】
また、本発明は、絶縁層を形成するための感光性樹脂の前駆体を露光するために用いられるフォトマスクであって、前記感光性樹脂の前駆体を硬化させた後に開口する開口部分に対応する前記フォトマスクの特定部分に、光透過部分および遮光部分のパターンが、1つの光透過部分または遮光部分の幅が6μm以下の格子状の繰り返しパターンで形成されているフォトマスクをも含むものである。
さらに、本発明は、絶縁層を形成するための感光性樹脂の前駆体を露光するために用いられるフォトマスクであって、前記感光性樹脂の前駆体を硬化させた後に開口する開口部分に対応する前記フォトマスクの特定部分に、光透過部分および遮光部分のパターンとして、1つの光透過部分または遮光部分の直径6μm以下の円形が千鳥状に配列されているフォトマスクをも含むものである。
【0021】
このようなフォトマスクを用いれば、1回の露光により確実に開口部分の露光量を調節することができ、しかも、1つの光透過部分または遮光部分の幅または直径が、6μm以下であるため、それらの幅が照射光の分解能よりも狭いので、感光性樹脂の前駆体に均一に照射することができ、開口部分の厚さを均一に薄くすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の配線回路基板の一実施形態としての回路付サスペンション基板を示す斜視図である。この回路付サスペンション基板11は、ハードディスクドライブの磁気ヘッド(図示せず)を実装して、その磁気ヘッドを、磁気ヘッドと磁気ディスクとが相対的に走行する時の空気流に抗して、磁気ディスクとの間に微小な間隔を保持しながら支持するものであり、磁気ヘッドと、外部の回路としてのリード・ライト基板とを接続するための配線14a、14b、14c、14dが、所定の回路パターンとして一体に形成されている。
【0023】
図1において、この回路付サスペンション基板11は、長手方向に延びる金属支持層としての支持基板12の上に、絶縁体からなる絶縁層としてのベース層13が形成されており、そのベース層13の上に、所定の回路パターンとして形成される導体層14が形成されている。なお、この回路パターンは、互いに所定の間隔を隔てて平行状に配置される複数の配線14a、14b、14c、14dとして形成されている。
【0024】
支持基板12の先端部には、その支持基板12を切り込むことによって、磁気ヘッドを実装するためのジンバル15が形成されている。また、その支持基板12の先端部には、磁気ヘッドと各配線14a、14b、14c、14dとを接続するための磁気ヘッド側接続端子16が形成されるとともに、支持基板12の後端部には、リード・ライト基板と各配線14a、14b、14c、14dとを接続するための外部側接続端子17が形成されている。なお、図1においては、図示されていないが、実際には、導体層14の上には、絶縁体からなるカバー層18が被覆されている。
【0025】
そして、この回路付サスペンション基板11において、例えば、図2に示すように、磁気ヘッド側接続端子16および外部側接続端子17は、カバー層18を開口して導体層14の表面を露出させるとともに、金属基板12およびベース層13を開口して導体層3の裏面を露出させることにより、導体層14の両面を露出させて、この露出した導体層14の両面に、金属端子層としての金属めっき層19が形成されることにより、両面が露出した端子、例えば、いわゆるフライングリードとして形成されている。なお、図2においては、後述する下地20および金属皮膜22は省略されている。
【0026】
次に、このような回路付サスペンション基板11を製造する方法について、図3〜図6を参照して説明する。なお、図3〜図6においては、その右側に、回路付サスペンション基板11における磁気ヘッド側接続端子16および外部側接続端子17が形成される部分を、各配線14a、14b、14c、14dの長手方向に沿う断面として示し、その左側に、回路付サスペンション基板11の長手方向途中を、各配線14a、14b、14c、14dの長手方向に直交する方向に沿う断面の一部として示している。
【0027】
まず、図3に示すように、支持基板12を用意して、その支持基板12の上に、所定のパターンでベース層13を形成する。支持基板12としては、金属箔または金属薄板を用いることが好ましく、例えば、ステンレス、42アロイなどが好ましく用いられる。また、その厚さが、10〜60μm、さらには、15〜30μm、その幅が、50〜500mm、さらには、125〜300mmのものが好ましく用いられる。
【0028】
また、ベース層13を形成するための絶縁体としては、特に制限されず、例えば、ポリイミド樹脂、アクリル樹脂、ポリエーテルニトリル樹脂、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などの合成樹脂が用いられる。これらのうち、感光性樹脂が好ましく用いられ、感光性ポリイミド樹脂がさらに好ましく用いられる。
【0029】
そして、例えば、感光性ポリイミド樹脂を用いて、支持基板12の上に、所定のパターンでベース層13を形成する場合には、まず、図3(a)に示すように、予め用意された支持基板12上に、図3(b)に示すように、感光性ポリイミド樹脂の前駆体の溶液を、その支持基板12の全面に塗工した後、例えば、60〜150℃、好ましくは、80〜120℃で加熱することにより、感光性ポリイミド樹脂の前駆体の皮膜13aを形成する。
【0030】
次に、図3(c)に示すように、その皮膜13aを、フォトマスク24および32を介して露光させ、必要により露光部分を所定の温度に加熱した後、現像することにより、皮膜13aを所定のパターンとする。なお、露光のための照射光は、その露光波長が、300〜450nm、さらには、350〜420nmであることが好ましく、その露光積算光量が、100〜1000mJ/cm2、さらには、200〜700mJ/cm2であることが好ましい。また、照射された皮膜13aの露光部分は、例えば、130℃以上150℃未満で加熱することにより、次の現像処理において可溶化(ポジ型)し、また、例えば、150℃以上180℃以下で加熱することにより、次の現像処理において不溶化(ネガ型)する。また、現像は、例えば、アルカリ現像液などの公知の現像液を用いて、浸漬法やスプレー法などの公知の方法により行なえばよい。なお、この方法においては、ネガ型でパターンを得ることが好ましく、図3においては、ネガ型でパターンニングする態様として示されている。
【0031】
次いで、図3(d)に示すように、このようにしてパターン化されたポリイミド樹脂の前駆体の皮膜13aを、例えば、最終的に250℃以上に加熱することによって、硬化(イミド化)させ、これによって、感光性ポリイミドからなるベース層13を所定のパターンで形成する。
【0032】
そして、この方法においては、このように、支持基板12の上に所定のパターンでベース層13を形成する工程において、磁気ヘッド側接続端子16および外部側接続端子17を形成するために、後の工程において開口され、導体層14を露出させるための開口部分31の厚さを、ベース層13における開口部分31以外の他の部分の厚さよりも薄く形成する。
【0033】
ベース層13における開口部分31の厚さを、その他の部分の厚さよりも薄く形成するには、例えば、皮膜13aにおける開口部分31の照射光の透過率と、他の部分の照射光の透過率とが異なるように構成されているフォトマスク32を用いて、このフォトマスク32を、カバー層13における開口部分31の上に配置して、このフォトマスク32を介して皮膜13aを露光させて、皮膜13aにおける開口部分31と他の部分とを、異なる露光量で露光させ、これを現像および硬化させればよい。
【0034】
このようなフォトマスク32を用いて、皮膜13aにおける開口部分31と他の部分とを、異なる露光量で露光させることにより、簡易かつ確実に、開口部分31の厚さを他の部分の厚さよりも薄く形成することができる。
【0035】
より具体的には、図3(c)および図3(d)に示すように、ネガ型でパターンニングする場合には、皮膜13aにおける開口部分31の照射光の透過率が他の部分の照射光よりも低減するように(好ましくは他の部分の80%以下に)構成されているフォトマスク32を用いて、図3(c)に示すように、このフォトマスク32を、ベース層13における開口部分31の上に配置して、フォトマスク32を介して皮膜13aを露光させ、これによって、皮膜13aにおける開口部分31の露光量が、他の部分の露光量よりも低減されるように露光すればよい。そして、これを、上記したように、現像および硬化させれば、図3(d)に示すように、ベース層13における開口部分31の厚さを、その他の部分の厚さよりも薄く形成することができる。
【0036】
フォトマスク32を、開口部分31の照射光の透過率と他の部分の照射光の透過率とが異なるように構成するには、例えば、フォトマスク32における開口部分31に対応する部分の表面を微細に荒らすことにより、その表面での乱反射成分を増加させて、その部分における透過光成分を減少させるように構成するか、あるいは、例えば、フォトマスク32における開口部分31に対応する部分の表面に、照射光を吸収するフィルムを貼着して、その部分における透過光成分を減少させるように構成するか、あるいは、例えば、フォトマスク32における開口部分31に対応する部分の表面に、光透過部分および遮光部分のパターンを形成して、その部分における透過光成分を減少させるように構成すればよい。
【0037】
さらに、例えば、所定の金属薄膜のパターンが形成されているフォトマスク32において、開口部分31に対応する部分の表面に、上記の金属薄膜よりも厚みの薄い金属薄膜を形成して、その部分における透過光成分を減少させるように構成してもよい。すなわち、このようなフォトマスク32は、例えば、開口部分31に対応する部分には、金属薄膜が形成されていないフォトマスク32(従来のフォトマスク)を形成し、次いで、その開口部分31のみが露出するように、そのフォトマスク32の上にレジストを形成して、上記の金属薄膜より厚みが薄いクロムなどの金属薄膜を蒸着またはめっきにより形成し、その後、レジストを剥離することにより形成することができる。
【0038】
これらのフォトマスク32を用いれば、1回の露光により確実に開口部分31の露光量を調節することができる。
【0039】
そして、これらのうちでは、開口部分31に対応する部分の表面に、光透過部分および遮光部分のパターンを形成することが好ましく、より具体的には、例えば、図7〜図10に示すフォトマスク32a、32b、32c、32dを用いることが好ましい。
【0040】
すなわち、図7〜図10に示すフォトマスク32a、32b、32c、32dは、厚さ2〜5mmの石英ガラスやソーダガラスなどの板状のガラスからなり、そのガラスにおける開口部分31に対応する部分に、透過率がその他の部分の透過率よりも低減するような金属薄膜のパターンが形成されている。このような金属薄膜のパターンは、例えば、まず、ガラスの全面に、クロムなどの金属薄膜を蒸着またはめっきした後、その金属薄膜を、レーザーや電子ビームなどを用いてパターン化することにより形成すればよい。このようなフォトマスク32a、32b、32c、32dを用いれば、簡易な構成で、露光の調整を確実に行なうことができる。
【0041】
例えば、図7に示すフォトマスク32aでは、開口部分31に対応する部分において、光透過部分および遮光部分のパターンとして、6μm以下のピッチ(各光透過部分および各遮光部分の幅)の縞状の繰り返しパターンが形成されており、その開口部分31の平均透過率が、その他の部分に対して約50%とされている。
【0042】
また、例えば、図8に示すフォトマスク32bでは、開口部分31に対応する部分において、光透過部分および遮光部分のパターンとして、6μm以下のピッチ(各光透過部分および各遮光部分の幅)の格子状の繰り返しパターンが形成されており、その開口部分31の平均透過率が、その他の部分に対して約25%とされている。
【0043】
また、例えば、図9に示すフォトマスク32cでは、開口部分31に対応する部分において、光透過部分および遮光部分のパターンとして、直径6μm以下の円形の光透過部分が、それ以外の遮光部分に対して千鳥状に配列されており、その開口部分31の平均透過率が、その他の部分に対して約25%とされている。
【0044】
また、例えば、図10に示すフォトマスク32dでは、開口部分31に対応する部分において、光透過部分および遮光部分のパターンとして、直径6μm以下の円形の遮光部分が、それ以外の光透過部分に対して千鳥状に配列されており、その開口部分31の平均透過率が、その他の部分に対して約70%とされている。
【0045】
これら図7〜図10に示すフォトマスク32a、32b、32c、32dのなかでは、図7〜図9に示すフォトマスク32a、32b、32cのように、光透過部分の幅、すなわち、ピッチまたは円の直径が、6μm以下とされているものが好ましい。6μm以下であると、露光波長が、上記したように300〜450nmの場合には、その照射光が開口部分31に均一に照射され、開口部分31の厚さを均一に薄くすることができる。なお、6μmを超えると、照射光の分解能が上がり、開口部分31に凹凸が生じて厚さが不均一となり、後の工程において均一にエッチングできない場合がある。光透過部分の幅は、4μm以下、とりわけ、3μm以下とされているものがさらに好ましい。
【0046】
また、開口部分31の平均透過率は、その他の部分に対して50%以下、さらには、25%以下とされているものが好ましい。
【0047】
なお、このようなフォトマスク32は、上記したパターンニングに用いられるフォトマスク24と一体として形成されていてもよく、また、別体として形成されていてもよい。
【0048】
また、ポジ型でパターンニングする場合には、フォトマスク32を、開口部分31の照射光の透過率を、その他の部分の照射光の透過率よりも増加させるように構成すればよい。
【0049】
また、ベース層13における開口部分31の厚さを、その他の部分の厚さよりも薄く形成する方法としては、上記したように、開口部分31の照射光の透過率と他の部分の照射光の透過率とが異なるように構成されているフォトマスク32を用いる他、例えば、パターンが異なる複数のフォトマスクを用いて、開口部分31を露光する時と、露光しない時との、少なくとも2回以上の露光を順次行なうようにしてもよい。
【0050】
さらに、ベース層13の形成において、感光性樹脂を用いない場合には、例えば、支持基板12の上に、樹脂を、所定のパターンで、塗工またはドライフィルムとして積層すればよく、この場合において、ベース層13における開口部分31の厚さを、ベース層13におけるその他の部分の厚さよりも薄く形成するには、例えば、樹脂の積層を複数回に分けて行ない、開口部分31の積層回数を、その他の部分の積層回数よりも少なくなるようにすればよい。
【0051】
このようにして形成されるベース層13の厚さは、例えば、2〜30μm、好ましくは、5〜20μmであり、通常、10μm程度である。そして、ベース層13における開口部分31の厚さは、通常、その他の部分の厚みの80%以下であり、例えば、8μm以下、さらには、5μm以下であることが好ましい。開口部分31の厚さが8μm以下であると、上記したように、他の部分の厚さが、通常10μmである場合には、2μm分について、後の工程において、開口に要する時間の短縮を図ることができる。
【0052】
なお、ベース層13における開口部分31の厚さの下限は、支持基板12を開口する時に導体層14のバリヤ層として作用し得る最低限の厚さでよく、例えば、3μm、さらには、1μm程度でよい。したがって、ベース層13における開口部分31の厚さは、例えば、0.1〜8μm、さらには、1.0〜5μmであることが好ましい。
【0053】
次いで、このベース層13の上に、所定の回路パターンで導体層14を形成する。所定の回路パターンとして形成する導体層14は、導体からなり、そのような導体としては、特に制限されず、例えば、銅、ニッケル、金、はんだ、またはこれらの合金などが用いられ、好ましくは、銅が用いられる。また、所定の回路パターンで導体層14を形成するには、ベース層13の表面に、導体層14を、例えば、サブトラクティブ法、アディティブ法、セミアディティブ法などの公知のパターンニング法によって、所定の回路パターンとして形成すればよい。
【0054】
サブトラクティブ法では、まず、ベース層13の表面の全面に、必要により接着剤層を介して導体層14を積層し、次いで、この導体層14の上に、所定の回路パターンに対応させてエッチングレジストを形成し、このエッチングレジストをレジストとして、導体層14をエッチングして、その後に、エッチングレジストを除去するようにする。
【0055】
また、アディティブ法では、まず、ベース層13の上に、所定の回路パターンと逆パターンでめっきレジストを形成して、次いで、ベース層13におけるめっきレジストが形成されていない表面に、めっきにより、所定の回路パターンとして導体層14を形成し、その後に、めっきレジストを除去するようにする。
【0056】
また、セミアディティブ法では、まず、ベース層13の上に下地となる導体の薄膜を形成して、次いで、この下地の上に、所定の回路パターンと逆パターンでめっきレジストを形成した後、下地におけるめっきレジストが形成されていない表面に、めっきにより、所定の回路パターンとして導体層14を形成し、その後に、めっきレジストおよびそのめっきレジストが積層されていた下地を除去するようにする。
【0057】
これらのパターンニング法のなかでは、図4に示すように、セミアディティブ法が好ましく用いられる。すなわち、まず、図4(a)に示すように、支持基板12およびベース層13の全面に、下地20となる導体の薄膜を形成する。下地20の形成は、真空蒸着法、とりわけ、スパッタ蒸着法が好ましく用いられる。また、下地20となる導体は、クロムや銅などが好ましく用いられる。より具体的には、例えば、支持基板12およびベース層13の全面に、クロム薄膜と銅薄膜とをスパッタ蒸着法によって、順次形成することが好ましい。なお、クロム薄膜の厚さが、100〜600Å、銅薄膜の厚さが、500〜2000Åであることが好ましい。
【0058】
次いで、図4(b)に示すように、その下地20の上に、所定の回路パターンと逆パターンのめっきレジスト21を形成する。めっきレジスト21は、例えば、ドライフィルムレジストなどを用いて公知の方法により、所定のレジストパターンとして形成すればよい。次いで、図4(c)に示すように、下地20におけるめっきレジスト21が形成されていない部分に、めっきにより、所定の回路パターンの導体層14を形成する。めっきは、電解めっき、無電解めっきのいずれでもよいが、電解めっきが好ましく用いられ、なかでも、電解銅めっきが好ましく用いられる。なお、この回路パターンは、例えば、図1に示されるように、互いに所定の間隔を隔てて平行状に配置される、複数の配線14a、14b、14c、14dパターンとして形成される。導体層14の厚さは、例えば、2〜15μm、好ましくは、5〜10μmであり、各配線14a、14b、14c、14dの幅は、例えば、10〜500μm、好ましくは、30〜200μmであり、各配線14a、14b、14c、14d間の間隔は、例えば、10〜200μm、好ましくは、30〜100μmである。
【0059】
そして、図4(d)に示すように、めっきレジスト21を、例えば、化学エッチング(ウェットエッチング)などの公知のエッチング法、または剥離によって除去した後、図4(e)に示すように、めっきレジスト21が形成されていた下地20を、同じく、化学エッチング(ウェットエッチング)など公知のエッチング法により除去する。これによって、ベース層13の上に、導体層14が所定の回路パターンとして形成される。
【0060】
このようにして形成された導体層14は、ベース層13における開口部分31が、ベース層13における他の部分よりも薄く形成されていることから、開口部分31の上に形成される部分、すなわち、後の工程において金属めっき層19が形成される端子形成部分36が、導体層14における他の部分に対して、支持基板12側に、その薄くなった厚さ分、凹むように形成される。
【0061】
次いで、図5に示すように、導体層14の表面を金属皮膜22により保護した後、この導体層14を、絶縁体からなるカバー層18により被覆する。すなわち、まず、図5(a)に示すように、導体層14の表面、および、支持基板12の表面に、金属皮膜22を形成する。この金属皮膜22は、無電解ニッケルめっきによって、硬質のニッケル薄膜として形成することが好ましく、その厚みは、導体層14の表面が露出しない程度であればよく、例えば、0.05〜0.1μm程度であればよい。
【0062】
次いで、導体層14を被覆するためのカバー層18を、所定のパターンとして形成する。カバー層18を形成するための絶縁体としては、ベース層13と同様の絶縁体が用いられ、好ましくは、感光性ポリイミド樹脂が用いられる。
【0063】
そして、例えば、感光性ポリイミド樹脂を用いて、カバー層18を形成する場合には、図5(b)に示すように、ベース層13および金属薄膜22の上に、感光性ポリイミド樹脂の前駆体の溶液を、その全面に塗工した後、例えば、60〜150℃、好ましくは、80〜120℃で加熱することにより、感光性ポリイミド樹脂の前駆体の皮膜18aを形成し、次に、図5(c)に示すように、その皮膜18aを、フォトマスク25を介して露光させ、必要により露光部分を所定の温度に加熱した後、現像することにより、皮膜18aによって、導体層14が被覆されるようにパターン化する。
【0064】
なお、図5(c)および図5(d)に示すように、このパターン化においては、磁気ヘッド側接続端子16および外部側接続端子17が形成される部分には、導体層14の端子形成部分36の表面に形成される金属薄膜22が露出するように開口部33を形成する。この開口部33は、導体層14の端子形成部分36に対向させて、同じ大きさおよび形で形成すればよい。
【0065】
また、この露光および現像の条件は、ベース層13を露光および現像する条件と同様の条件でよい。なお、ネガ型でパターンを得ることが好ましく、図5においては、ネガ型でパターンニングする態様として示されている。
【0066】
そして、このようにしてパターン化されたポリイミド樹脂の前駆体の皮膜18aを、図5(d)に示すように、例えば、最終的に250℃以上に加熱することによって、硬化(イミド化)させ、これによって、ポリイミド樹脂からなるカバー層18を、導体層14の上に形成する。なお、カバー層18の厚さは、例えば、1〜30μm、好ましくは、2〜5μmである。
【0067】
次いで、図6に示すように、磁気ヘッド側接続端子16および外部側接続端子17を、両面が露出した端子、例えば、いわゆるフライングリードとして形成する。
【0068】
磁気ヘッド側接続端子16および外部側接続端子17を、両面が露出した端子として形成するには、まず、図6(a)に示すように、支持基板12における磁気ヘッド側接続端子16および外部側接続端子17が形成される部分、すなわち、カバー層18の開口部33に対向する部分にベース層13の開口部分31が露出するように開口部34を形成する。この開口部34の形成は、公知の方法でよく、例えば、支持基板12における開口部34を形成する部分以外をすべてマスキングした後に、化学エッチングすればよい。また、この開口部34は、ベース層13における開口部分31を含むようにして、その開口部分31よりも大きく形成する。
【0069】
なお、この開口部34の形成と同時に、化学エッチングによりジンバル15を所定の形状に切り抜くようにする。
【0070】
次いで、図6(b)に示すように、カバー層18が開口されることにより露出している金属薄膜22を剥離する。なお、これと同時に、支持基板12の上に形成されている金属薄膜22も剥離する。
【0071】
そして、図6(c)に示すように、支持基板12の開口部34内において露出している開口部分31を含むベース層13に、導体層14の端子形成部分36の裏面に形成される下地20が露出するように開口部35を形成する。この開口部35の形成は、公知の方法でよいが、エッチング、とりわけ、プラズマエッチングにより形成することが好ましい。エッチングによれば、ベース層13の露出面から、導体層14の端子形成部分36の裏面に形成される下地20までの間のベース層13を、正確に削ることができ、後の工程において、端子形成部分36の裏面を損傷させることなく、確実に露出させることができる。
【0072】
このプラズマエッチングでは、支持基板12をマスクとして、その支持基板12の開口部34に露出する、開口部分31を含むベース層13全体をエッチングすればよく、例えば、所定のガスを封入した雰囲気下で対向電極間に、サンプルを配置して、高周波プラズマを発生させるようにする。所定のガスとしては、例えば、He、Ne、Ar、Xe、Kr、N2、O2、CF4、NF3などが用いられる。好ましくは、Ar、O2、CF4、NF3が用いられる。これらのガスは、所定の割合で混合して用いてもよい。また、そのガス圧(真空度)は、例えば、0.5〜200Pa、好ましくは、10〜100Paである。また、高周波プラズマを発生させる条件としては、周波数が、例えば、10kHz〜20MHz、好ましくは、10kHz〜100kHzであり、処理電力が、例えば、0.5〜10W/cm2、好ましくは、1〜5W/cm2である。周波数が10kHz〜100kHzであると、プラズマエッチング装置のマッチング(抵抗値のチューニング)がとりやすくなる。そして、このような雰囲気条件下において、例えば、0〜120℃、好ましくは、10〜80℃に温度管理された電極上にサンプルを配置して、ベース層13をエッチングする厚さに相当する所定の時間処理すればよい。
【0073】
そして、このようにして形成されるベース層13の開口部35は、支持基板12をマスクとして形成されるので、支持基板12の開口部34と同じ大きさおよび形で形成される。したがって、この開口部35は、導体層14における端子形成部分36よりも大きく形成され、ベース層13の開口部35に露出する端子形成部分36の裏面に形成される下地20の周端縁と、支持基板12の開口部34の周端縁との間には、その厚さ方向において所定の間隔が設けられる。
【0074】
その後、図6(d)に示すように、ベース層13の開口部35に露出する下地20を剥離することによって、導体層14の端子形成部分36の裏面を露出させ、次いで、図6(e)に示すように、このように露出している導体層14の端子形成部分36の両面に、金属めっき層19を、めっきにより同時に形成する。これによって、磁気ヘッド側接続端子16および外部側接続端子17が、両面が露出した状態で形成される。金属めっき層19の形成は、特に制限されず、電解めっきおよび無電解めっきのいずれの方法を用いてもよく、また、めっきに用いる金属も、特に制限されず、公知の金属を用いることができる。好ましくは、電解ニッケルめっきと電解金めっきとを順次行なうことにより、ニッケルめっき層26の上に金めっき層27を形成する。なお、ニッケルめっき層26および金めっき層27の厚さは、いずれも、1〜5μm程度であることが好ましい。
【0075】
このようにして形成された金属めっき層19は、その金属めっき層19の周端縁と、ベース層13の開口部35および支持基板12の開口部34の周端縁との間に、所定の間隔が隔てられている。
【0076】
このような方法により回路付サスペンション基板11を製造すると、ベース層13を形成する工程において、端子形成部分36を露出させるための開口部分31の厚さをベース層13における他の部分の厚さよりも薄く形成するので、磁気ヘッド側接続端子16および外部側接続端子17を形成する工程において、その開口部分31をエッチングする時には、他の部分の厚さよりも薄くなっている分、導体層14における端子形成部分36を露出させるためにエッチングする時間を短縮することができる。そのため、導体層14の端子形成部分36を短時間で露出させることができ、磁気ヘッド側接続端子16および外部側接続端子17を、両面が露出した状態で効率よく形成することができる。
【0077】
したがって、このような方法によれば、回路付サスペンション基板を生産効率よく製造することができ、低コストで提供することができる。
【0078】
また、この方法では、ベース層13の開口部35および支持基板12の開口部34が、導体層14の端子形成部分36よりも大きく形成されているので、金属めっき層19の周端縁と、ベース層13の開口部35および支持基板12の開口部34の周端縁との間には、所定の間隔が設けられている。そのため、例えば、接続信頼性を向上させるべく金属めっき層19を厚く形成しても、金属めっき層19の周端縁と支持基板12の開口部34の周端縁とが接触することがなく、金属めっき層19と支持基板12との間の接触による短絡を確実に防止することができる。そのため、回路付サスペンション基板11の接続信頼性および耐電圧特性の向上を図ることができる。
【0079】
なお、金属めっき層19の周端縁と支持基板12の開口部34の周端縁との間の間隔(図2において、間隔aで示される。)を、少なくとも1μm以上、好ましくは、2〜40μm程度として形成することが好ましい。
【0080】
また、この方法においては、ベース層13における開口部分31が、ベース層13における他の部分よりも薄く形成されていることから、その開口部分31の上に形成される端子形成部分36が、導体層14における他の部分に対して、支持基板12側に、その薄くなった厚さ分、凹むように形成される。そのため、支持基板12の表面から金属めっき層19の表面までの距離が、他の部分に対して凹んだ分だけ短くなり、金属めっき層19が、その分、支持基板12の外側よりに配置されるので、例えば、磁気ヘッドやリード・ライト基板の接続用端子との接続において、金属めっき層19にその接続用端子を重ね合わせて、ボンディングツールにより超音波振動を与えて接続するような場合においては、良好な圧着性を確保することができ、接続信頼性をより一層向上させることができる。
【0081】
なお、金属めっき層19の表面と、ベース層13および支持基板12の界面との間の厚さ方向における間隔(図2において、間隔bで示される。)が、±6μm、さらには、±2μmとなるように形成することが好ましい。
【0082】
なお、以上の説明において、本実施形態の方法では、ベース層13の開口部35および支持基板12の開口部34を、導体層14の端子形成部分36よりも大きく形成することにより、金属めっき層19の周端縁と、ベース層13の開口部35および支持基板12の開口部34の周端縁との間に所定の間隔を設けるようにしたが、その目的および用途によっては、ベース層13の開口部35および支持基板12の開口部34を、導体層14の端子形成部分36と、同じ大きさおよび形で形成してもよい。
【0083】
【実施例】
以下に実施例を示し、本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は、何ら実施例に限定されることはない。
【0084】
実施例1
厚さ25μmのステンレス箔(SUS304 H−TA)の上に、感光性ポリイミド樹脂の前駆体の溶液を、乾燥後の厚さが24μmとなるように塗工した後、130℃で乾燥することにより、感光性ポリイミド樹脂の前駆体の皮膜を形成した。次いで、皮膜を、フォトマスクを介して露光(405nm、1500mJ/cm2)させ、露光部分を180℃に加熱した後、アルカリ現像液を用いて現像することにより、その皮膜をネガ型の画像でパターン化した。次いで、パターン化された感光性ポリイミド樹脂の前駆体の皮膜を、350℃で加熱して、硬化(イミド化)させ、これによって、厚さ10μmのポリイミド樹脂からなるベース層を所定のパターンで形成した。
【0085】
また、このベース層の形成においては、露光する時に、光透過部分および遮光部分が、6μm以下のピッチで金属薄膜の格子状の繰り返しパターンとして形成されているフォトマスク(図8に示すフォトマスク32bに相当し、開口部分の平均透過率が、その他の部分に対して約25%とされているもの。)を、皮膜において、後の工程において開口され、磁気ヘッド側接続端子および外部側接続端子が形成される部分に導体層を露出させるための開口部分の上に配置して、このフォトマスクを介して皮膜を露光させて、皮膜における開口部分の露光量が、他の部分の露光量よりも低減するように露光させた。そのため、これを現像および硬化させた後においては、ベース層における他の部分の厚さが10μmであるところ、その開口部分の厚さを2μmとして形成することができた。
【0086】
次いで、ステンレス箔およびベース層の全面に、下地として、厚さ300Åのクロム薄膜と厚さ700Åの銅薄膜とをスパッタ蒸着法によって順次形成した後、所定の回路パターンと逆パターンのめっきレジストを、ドライフィルムレジストを用いて形成し、そして、電解銅めっきにより、ベース層におけるめっきレジストが形成されていない部分に、所定の回路パターンの導体層を形成した。このようにして形成された導体層は、ベース層における開口部分が、ベース層における他の部分よりも薄く形成されているので、導体層における開口部分の上に形成される端子形成部分が、導体層における他の部分に対して、ステンレス箔側に、厚さ方向において約8μm凹むようにして形成された。なお、この導体層の厚さは20μmで、そのパターンを、各配線の幅20μm、各配線間の間隔が30μmの、互いに所定の間隔を隔てて平行状に配置される4本の配線パターンとして形成した。
【0087】
その後、めっきレジストを、化学エッチングによって除去した後、めっきレジストが形成されていたクロム薄膜および銅薄膜を、化学エッチングにより除去した。
【0088】
次いで、導体層の表面、および、ステンレス箔の表面に、無電解ニッケルめっきによって、厚さ0.1μmの硬質のニッケル薄膜を形成した後、ニッケル薄膜およびベース層の上に、感光性ポリイミド樹脂の前駆体の溶液を塗工した後、130℃で加熱することにより、感光性ポリイミド樹脂の前駆体の皮膜を形成し、次いで、皮膜をフォトマスクを介して露光(405nm、1500mJ/cm2)させ、露光部分を180℃に加熱した後、アルカリ現像液を用いて現像することにより、この皮膜によって導体層が被覆されるようにパターン化した。次いで、パターン化された感光性ポリイミド樹脂の前駆体の皮膜を、350℃で加熱して、硬化(イミド化)させ、これによって、厚さ3μmのポリイミド樹脂からなるカバー層を、導体層の上に形成した。
【0089】
なお、このカバー層の形成においては、パターン化する時に、導体層の端子形成部分の表面に形成される金属薄膜が露出するように開口部を形成した。この開口部は、導体層の端子形成部分に対向させて、同じ大きさおよび形で形成した。
【0090】
次いで、磁気ヘッド側接続端子および外部側接続端子を、両面が露出する状態で形成した。すなわち、まず、ステンレス箔におけるカバー層の開口部に対向する部分に、ベース層の開口部分が露出するように、その開口部分よりも大きな開口部を形成した。このステンレス箔の開口部は、ステンレス箔における開口部を形成する部分以外をすべてマスキングした後に、化学エッチングすることにより形成した。なお、この開口部の形成と同時に、化学エッチングによりジンバルを所定の形状に切り抜いた。
【0091】
次いで、カバー層が開口されることにより露出している金属薄膜を剥離するとともに、ステンレス箔の上に形成されている金属薄膜を剥離した。
【0092】
そして、ステンレス箔の開口部内において露出している開口部分を含むベース層を開口して、導体層の端子形成部分の裏面に形成される下地が露出するように開口部を形成した。このベース層の開口部は、プラズマエッチングにより形成した。プラズマエッチングでは、ステンレス箔をマスクとして、そのステンレス箔の開口部に露出する、開口部分を含むベース層全体を、封入ガスとして、CF4とO2との混合ガス(CF4/O2=20/80)を用い、ガス圧(真空度)25Pa、周波数13.5MHz、処理電力2500Wの条件下において、約2分間処理した。
【0093】
このようにして形成されるベース層の開口部は、ステンレス箔の開口部と同じ大きさおよび形で形成され、ベース層の開口部に露出する下地の周端縁と、ベース層の開口部およびステンレス箔の開口部の周端縁との間には、約30μmの間隔が設けられた。
【0094】
その後、ベース層の開口部に露出する下地を剥離することによって、導体層の端子形成部分の裏面を露出させた。次いで、このように露出している導体層の端子形成部分の両面に、金属めっき層を、電解ニッケルめっきと電解金めっきとを順次行なって、厚さ2μmのニッケルめっき層および厚さ1μmの金めっき層を形成することによって形成した。
【0095】
このようにして形成された端子形成部分における裏面側の金属めっき層は、その表面が、ベース層とステンレス箔との界面に対して、厚さ方向で、±2μmで形成され、かつ、その金属めっき層の周端縁と、ベース層の開口部およびステンレス箔の開口部の周端縁との間に、26μmの間隔が隔てられるように形成された。
【0096】
実施例2
感光性ポリイミド樹脂の前駆体を露光する時に、金属薄膜のパターンが形成されたフォトマスクにおいて、ベース層の開口部分に対応する部分の表面に、上記の金属薄膜よりも厚みが薄い金属薄膜が形成されており、その部分における光透過率が、その他の部分に対して約40%となるように構成されているフォトマスクを用いた以外は、実施例1と同様の操作により、磁気ヘッド側接続端子および外部側接続端子が、両面が露出する状態で形成される回路付サスペンション基板を作製した。
【0097】
なお、このベース層の形成においては、ベース層における他の部分の厚さが10μmであるところ、その開口部分の厚さを3μmとして形成することができた。そのため、この開口部分のプラズマエッチングは、約3分間の処理により行なうことができ、また、導体層の端子形成部分における裏面側の金属めっき層は、その表面が、ベース層とステンレス箔との界面に対して、厚さ方向で、±2μmで形成された。
【0098】
実施例3
感光性ポリイミド樹脂の前駆体を露光する時に、まず、ベース層の開口部分に対応する部分の透過光を遮光しないフォトマスクを用いて、露光(405nm、600mJ/cm2)させ、次いで、ベース層の開口部分に対応する部分の透過光を遮光したフォトマスクを用いて、露光(405nm、1500mJ/cm2)させた以外は、実施例1と同様の操作により、磁気ヘッド側接続端子および外部側接続端子が、両面が露出する状態で形成される回路付サスペンション基板を作製した。なお、この露光方法では、2回に分けて露光するため、2回目の露光パターンを、1回目の露光パターンに正確に合わせる位置調節を行なう必要があり、また、工数も多くやや煩雑であった。
【0099】
比較例1
感光性ポリイミド樹脂の前駆体を露光する時に、ベース層の開口部分に対応する部分にフォトマスクを配置せず、ベース層を厚さ10μmの均一な層として形成し、その後、金属めっき層を、支持基板をマスクとして開口されるベース層の開口部の全面において露出する導体層の全面に形成した以外は、実施例1と同様の操作により、磁気ヘッド側接続端子および外部側接続端子が、両面が露出する状態で形成される回路付サスペンション基板を作製した。
【0100】
なお、このベース層をプラズマエッチングする時には、約10分の処理時間を要した。また、このようにして得られた回路付サスペンション基板では、導体層の端子形成部分における裏面側の金属めっき層の周端部と、ベース層および支持基板の開口部の周端縁との厚さ方向における間には隙間がなく、また、金属めっき層の表面が、ベース層とステンレス箔との界面に対して、厚さ方向で、±2μmで形成された。
【0101】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の配線回路基板の製造方法では、絶縁層を迅速に開口して、導体層を短時間で露出させることができるので、端子を効率よく形成することができ、生産性の向上を図ることができる。
【0102】
また、この方法において、開口部分の厚さが8μm以下であると、例えば、通常の他の部分の厚さが10μmである場合には、2μm分以上について、開口に要する時間の短縮を図ることができる。
【0103】
また、この方法では、感光性樹脂の前駆体における開口部分と他の部分とを、異なる露光量で露光させて、これを現像および硬化させることにより、絶縁層における開口部分の厚さを他の部分の厚さよりも薄く形成すれば、簡易かつ確実に、開口部分の厚さを他の部分の厚さよりも薄く形成することができ、この場合において、感光性樹脂の前駆体における開口部分の照射光の透過率と、他の部分の照射光の透過率とが異なるように構成されているフォトマスクを用いて、感光性樹脂の前駆体を露光させれば、簡易かつ確実に、開口部分の厚さを他の部分の厚さよりも薄く形成することができる。
【0104】
さらに、このフォトマスクとして、開口部分に対応する特定の部分において、光透過部分および遮光部分のパターンが形成され、1つの光透過部分または遮光部分の幅が、6μm以下であるものを用いれば、1回の露光により確実に開口部分の露光量を調節することができ、しかも、照射光の分解能を向上させることなく、感光性樹脂の前駆体に均一に照射することができ、開口部分の厚さを均一に薄くすることができる。
【0105】
そして、本発明の配線回路基板の製造方法は、回路付サスペンション基板の製造に好適に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配線回路基板の一実施形態としての、回路付サスペンションを示す斜視図である。
【図2】図1に示す回路付サスペンション基板における、磁気ヘッド側接続端子および外部側接続端子を示す、配線の長手方向に沿う断面図である。
【図3】本発明の配線回路基板の製造方法としての、回路付サスペンション基板の製造方法において、支持基板を用意して、その支持基板の上に、所定のパターンでベース層を形成する工程を示す断面図であって、(a)は、支持基板を用意する工程、(b)は、その支持基板の上に、感光性ポリイミド樹脂の前駆体の皮膜を形成する工程、(c)は、その皮膜を、フォトマスクを介して露光させて、現像することにより、所定のパターンとする工程、(d)は、パターン化された皮膜を硬化させて、ベース層を形成する工程を示す。
【図4】ベース層の上に、所定の回路パターンで導体層を形成する工程を示す断面図であって、(a)は、支持基板およびベース層に、下地を形成する工程、(b)は、下地の上に、所定の回路パターンと逆パターンのめっきレジストを形成する工程、(c)は、ベース層におけるめっきレジストが形成されていない部分に、電解めっきにより、所定の回路パターンの導体層を形成する工程、(d)は、めっきレジストを除去する工程、(e)は、下地を除去する工程を示す。
【図5】回路パターンにおける導体層の表面を金属皮膜により保護した後、カバー層により被覆する工程を示す断面図であって、(a)は、導体層の表面に、金属皮膜を形成する工程、(b)は、ベース層および金属皮膜の上に、感光性ポリイミド樹脂の前駆体の皮膜を形成する工程、(c)は、その皮膜を、フォトマスクを介して露光させて、現像することにより、その皮膜をパターン化する工程、(d)は、パターン化された皮膜を硬化させて、カバー層を形成する工程を示す。
【図6】磁気ヘッド側接続端子および外部側接続端子を、両面が露出する状態で形成する工程を示す断面図であって、(a)は、支持基板における磁気ヘッド側接続端子および外部側接続端子が形成される部分を開口する工程、(b)は、露出している導体層および支持基板に形成されている金属薄膜を剥離する工程、(c)は、支持基板の開口部において露出しているベース層を、その開口部に対応させて開口する工程、(d)は、ベース層を開口することにより露出した下地を剥離する工程、(e)は、露出している導体層の両面に、金属めっき層を形成する工程を示す。
【図7】図3(b)において、皮膜を露光させるために用いるフォトマスクの一実施形態の概略平面図である。
【図8】図3(b)において、皮膜を露光させるために用いるフォトマスクの一実施形態の概略平面図である。
【図9】図3(b)において、皮膜を露光させるために用いるフォトマスクの一実施形態の概略平面図である。
【図10】図3(b)において、皮膜を露光させるために用いるフォトマスクの一実施形態の概略平面図である。
【図11】従来の回路付サスペンション基板の製造方法において、端子を、両面が露出する状態で形成する工程を示す断面図であって、(a)は、カバー層における端子を形成するための開口部を形成する工程、(b)は、支持基板における端子を形成するための開口部を形成する工程、(c)は、支持基板の開口部において露出しているベース層を、その開口部に対応させて開口する工程、(d)は、露出された導体層の両面に、金属めっき層を形成する工程を示す。
【符号の説明】
11 回路付サスペンション基板
12 支持基板
13 ベース層
14 導体層
19 金属めっき層
31 開口部分
32 フォトマスク
34 支持基板の開口部
35 ベース層の開口部
36 端子形成部分[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for manufacturing a printed circuit board and a photomask, and more particularly to a method for manufacturing a printed circuit board and a photomask that are preferably used for manufacturing a suspension board with circuit.
[0002]
[Prior art]
For example, as shown in FIG. 11 (d), the suspension board with circuit used in the hard disk drive includes a support substrate 1 made of stainless steel foil, and a base layer 2 made of an insulator formed on the support substrate 1. On the base layer 2, a
[0003]
Further, the
[0004]
That is, as shown in FIG. 11A, the
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, etching the support substrate 1 and the base layer 2 takes a time corresponding to the thickness of the support substrate 1 and the base layer 2. For example, in the case of etching the base layer 2 by plasma etching, per 1 μm. Since about 1 minute is required, if the thickness is about 10 μm, the etching takes about 10 minutes, and the productivity cannot be improved.
[0006]
On the other hand, it is conceivable that the base layer 2 is not formed in advance in the portion where the
[0007]
The present invention has been made in view of such circumstances, and an object of the present invention is to provide a wired circuit board capable of efficiently forming terminals and improving productivity with a simple configuration. And a photomask used in the method of manufacturing the printed circuit board.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention forms an insulating layer on a metal support layer, forms a conductor layer on the insulating layer, and opens the metal support layer and the insulating layer. A method of manufacturing a printed circuit board, wherein the surface of the conductor layer is exposed, and the exposed conductor layer is used as a terminal formation portion for forming a terminal. In the formation of the insulating layer, the insulating layer The opening portion for exposing the conductor layer is formed thinner than other portions of the insulating layer.
[0009]
According to such a method, since the thickness of the opening portion exposing the conductor layer in the insulating layer is formed thinner than the thickness of the other portion in the insulating layer, the thickness of the opening portion is set when opening the insulating layer. Therefore, the time required for opening can be shortened by the amount that is smaller than the thickness of other portions. Therefore, since the conductor layer can be exposed in a short time, the terminals can be formed efficiently and the productivity can be improved.
[0010]
In this method, it is preferable that the thickness of the opening portion in the insulating layer is 8 μm or less.
[0011]
When the thickness of the opening portion is 8 μm or less, for example, when the thickness of another normal portion is 10 μm, the time required for opening can be reduced for 2 μm or more.
[0012]
In this method, the insulating layer is formed by curing a precursor of a photosensitive resin, and the opening portion and the other portion in the precursor of the photosensitive resin are exposed with different exposure amounts. It is preferable that the thickness of the opening portion in the insulating layer is made thinner than the thickness of the other portion by developing and curing the insulating layer.
[0013]
By exposing and exposing the opening part and other parts in the precursor of the photosensitive resin with different exposure amounts, the thickness of the opening part in the insulating layer is made thinner than the thickness of the other parts. If it forms, the thickness of an opening part can be formed thinner than the thickness of another part simply and reliably.
[0014]
Further, in this method, using a photomask configured such that the transmittance of the irradiation light of the opening portion in the precursor of the photosensitive resin is different from the transmittance of the irradiation light of the other portion, It is preferable to expose the opening portion and the other portion of the photosensitive resin precursor with different exposure amounts.
[0015]
If the photosensitive resin precursor is exposed using such a photomask, the thickness of the opening can be made thinner than the thickness of the other part easily and reliably.
[0016]
In this case, the photomask has a pattern of a light transmitting portion and a light shielding portion at a portion corresponding to the opening portion, and the width of one light transmitting portion or the light shielding portion is 6 μm or less. It is preferable.
[0017]
When the width of one light transmitting portion or light shielding portion is 6 μm or less, the width of the light transmitting portion or the light shielding portion is narrower than the resolution of the irradiation light, so that the photosensitive resin precursor can be uniformly irradiated, and the thickness of the opening portion Can be uniformly thinned.
[0018]
And in the manufacturing method of the wired circuit board of this invention, it is preferable that the said wired circuit board is a suspension board with a circuit.
[0019]
According to the method for manufacturing a wired circuit board of the present invention, the suspension board with circuit can be manufactured with high production efficiency and can be provided at low cost.
[0020]
Further, the present invention is a photomask used for exposing a photosensitive resin precursor for forming an insulating layer, and corresponds to an opening portion that is opened after the photosensitive resin precursor is cured. The pattern of the light transmitting part and the light shielding part is formed on the specific part of the photomask.,Width of one light transmitting part or light shielding partBut6μm or lessFormed with a repetitive lattice patternIt also includes a photomask that has been used.
Furthermore, the present invention is a photomask used for exposing a precursor of a photosensitive resin for forming an insulating layer, and corresponds to an opening portion that is opened after the precursor of the photosensitive resin is cured. The specific portion of the photomask includes a photomask in which circular patterns with a diameter of 6 μm or less of one light transmitting portion or light shielding portion are arranged in a staggered pattern as a pattern of the light transmitting portion and the light shielding portion.
[0021]
If such a photomask is used, the exposure amount of the opening can be reliably adjusted by one exposure, and the width of one light transmitting portion or light shielding portion can be adjusted.Or diameterHowever, since the width is 6 μm or less, their width is narrower than the resolution of the irradiation light, so that the precursor of the photosensitive resin can be uniformly irradiated, and the thickness of the opening portion can be uniformly reduced.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a perspective view showing a suspension board with circuit as an embodiment of the wired circuit board of the present invention. This suspension board with
[0023]
In FIG. 1, the suspension board with
[0024]
A
[0025]
In the suspension board with
[0026]
Next, a method for manufacturing such a suspension board with
[0027]
First, as shown in FIG. 3, a
[0028]
Further, the insulator for forming the
[0029]
For example, when the
[0030]
Next, as shown in FIG. 3 (c), the
[0031]
Next, as shown in FIG. 3D, the polyimide
[0032]
In this method, in order to form the magnetic head
[0033]
In order to form the thickness of the opening
[0034]
By using such a
[0035]
More specifically, as shown in FIGS. 3 (c) and 3 (d), in the case of patterning with a negative type, the transmittance of the irradiation light of the opening
[0036]
In order to configure the
[0037]
Further, for example, in a
[0038]
If these
[0039]
Of these, it is preferable to form a pattern of a light transmitting part and a light shielding part on the surface of the part corresponding to the
[0040]
That is, the
[0041]
For example, in the photomask 32a shown in FIG. 7, in the portion corresponding to the opening
[0042]
Further, for example, in the
[0043]
Further, for example, in the
[0044]
Further, for example, in the
[0045]
Among the
[0046]
The average transmittance of the opening
[0047]
In addition, such a
[0048]
In the case of patterning with a positive type, the
[0049]
In addition, as described above, the thickness of the opening
[0050]
Furthermore, in the formation of the
[0051]
The thickness of the
[0052]
Note that the lower limit of the thickness of the opening
[0053]
Next, the
[0054]
In the subtractive method, first, a
[0055]
In the additive method, first, a plating resist is formed on the
[0056]
In the semi-additive method, first, a thin film of a conductor serving as a base is formed on the
[0057]
Of these patterning methods, the semi-additive method is preferably used as shown in FIG. That is, first, as shown in FIG. 4A, a thin film of a conductor serving as the
[0058]
Next, as shown in FIG. 4B, a plating resist 21 having a pattern reverse to the predetermined circuit pattern is formed on the
[0059]
Then, as shown in FIG. 4D, after removing the plating resist 21 by a known etching method such as chemical etching (wet etching) or peeling, as shown in FIG. Similarly, the
[0060]
The
[0061]
Next, as shown in FIG. 5, after the surface of the
[0062]
Next, a
[0063]
For example, when the
[0064]
As shown in FIGS. 5C and 5D, in this patterning, the terminal of the
[0065]
The exposure and development conditions may be the same as the conditions for exposing and developing the
[0066]
Then, the polyimide
[0067]
Next, as shown in FIG. 6, the magnetic head
[0068]
In order to form the magnetic head
[0069]
Simultaneously with the formation of the
[0070]
Next, as shown in FIG. 6B, the metal
[0071]
Then, as shown in FIG. 6C, the
[0072]
In this plasma etching, the
[0073]
Since the
[0074]
Thereafter, as shown in FIG. 6D, the back surface of the
[0075]
The
[0076]
When the suspension board with
[0077]
Therefore, according to such a method, the suspension board with circuit can be manufactured with high production efficiency and can be provided at low cost.
[0078]
Further, in this method, since the
[0079]
In addition, the space | interval (it shows with the space | interval a in FIG. 2) between the peripheral edge of the
[0080]
Further, in this method, since the opening
[0081]
Note that the distance in the thickness direction between the surface of the
[0082]
In the above description, in the method of the present embodiment, the metal plating layer is formed by forming the
[0083]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to examples. However, the present invention is not limited to the examples.
[0084]
Example 1
By coating a solution of a precursor of a photosensitive polyimide resin on a stainless steel foil (SUS304 H-TA) having a thickness of 25 μm so that the thickness after drying becomes 24 μm, and then drying at 130 ° C. A film of a precursor of a photosensitive polyimide resin was formed. The film was then exposed through a photomask (405 nm, 1500 mJ / cm2The exposed portion was heated to 180 ° C. and then developed using an alkaline developer, whereby the film was patterned with a negative image. Next, the patterned photosensitive polyimide resin precursor film is heated at 350 ° C. to be cured (imidized), thereby forming a base layer made of polyimide resin having a thickness of 10 μm in a predetermined pattern. did.
[0085]
Further, in the formation of this base layer, a photomask in which a light transmission portion and a light shielding portion are formed as a repetitive pattern of a metal thin film at a pitch of 6 μm or less at the time of exposure (
[0086]
Next, a chromium thin film having a thickness of 300 mm and a copper thin film having a thickness of 700 mm are sequentially formed on the entire surface of the stainless steel foil and the base layer by a sputtering vapor deposition method. A conductive film having a predetermined circuit pattern was formed on a portion of the base layer where the plating resist was not formed by electrolytic copper plating. In the conductor layer thus formed, the opening portion in the base layer is formed thinner than the other portions in the base layer, so the terminal forming portion formed on the opening portion in the conductor layer is the conductor. The other part of the layer was formed on the stainless foil side so as to be recessed by about 8 μm in the thickness direction. The thickness of this conductor layer is 20 μm, and the pattern is made up of four wiring patterns arranged in parallel with a predetermined distance from each other, each wiring having a width of 20 μm and a spacing between the wirings of 30 μm. Formed.
[0087]
Thereafter, the plating resist was removed by chemical etching, and then the chromium thin film and the copper thin film on which the plating resist was formed were removed by chemical etching.
[0088]
Next, after forming a hard nickel thin film having a thickness of 0.1 μm on the surface of the conductor layer and the surface of the stainless steel foil by electroless nickel plating, the photosensitive polyimide resin is formed on the nickel thin film and the base layer. After coating the precursor solution, the film of the precursor of the photosensitive polyimide resin is formed by heating at 130 ° C., and then the film is exposed through a photomask (405 nm, 1500 mJ / cm2The exposed portion was heated to 180 ° C., and then developed using an alkaline developer so that the conductor layer was coated with this film. Next, the patterned film of the photosensitive polyimide resin precursor is heated at 350 ° C. to be cured (imidized), whereby a cover layer made of a polyimide resin having a thickness of 3 μm is formed on the conductor layer. Formed.
[0089]
In forming the cover layer, an opening was formed so that the metal thin film formed on the surface of the terminal forming portion of the conductor layer was exposed when patterning. The opening was formed in the same size and shape so as to face the terminal formation portion of the conductor layer.
[0090]
Next, the magnetic head side connection terminal and the external side connection terminal were formed in a state where both surfaces were exposed. That is, first, an opening larger than the opening was formed in a portion of the stainless steel foil facing the opening of the cover layer so that the opening of the base layer was exposed. The opening of the stainless steel foil was formed by chemical etching after masking all parts of the stainless steel foil other than the part forming the opening. Simultaneously with the formation of the opening, the gimbal was cut into a predetermined shape by chemical etching.
[0091]
Next, the metal thin film exposed by opening the cover layer was peeled off, and the metal thin film formed on the stainless steel foil was peeled off.
[0092]
And the base layer containing the opening part exposed in the opening part of stainless steel foil was opened, and the opening part was formed so that the foundation | substrate formed in the back surface of the terminal formation part of a conductor layer might be exposed. The opening of the base layer was formed by plasma etching. In plasma etching, using the stainless steel foil as a mask, the entire base layer including the opening exposed at the opening of the stainless steel foil is filled with CF gas as the sealing gas.4And O2And mixed gas (CF4/ O2= 20/80), and was processed for about 2 minutes under conditions of a gas pressure (degree of vacuum) of 25 Pa, a frequency of 13.5 MHz, and a processing power of 2500 W.
[0093]
The opening of the base layer formed in this way is formed in the same size and shape as the opening of the stainless steel foil, the peripheral edge of the base exposed in the opening of the base layer, the opening of the base layer, and An interval of about 30 μm was provided between the peripheral edge of the opening of the stainless steel foil.
[0094]
Then, the back surface of the terminal formation part of a conductor layer was exposed by peeling the base | substrate exposed to the opening part of a base layer. Next, a metal plating layer, electrolytic nickel plating and electrolytic gold plating are sequentially performed on both sides of the terminal forming portion of the conductor layer exposed in this manner, and a nickel plating layer having a thickness of 2 μm and a gold plating having a thickness of 1 μm It formed by forming a plating layer.
[0095]
The metal plating layer on the back surface side of the terminal forming portion formed in this way has a surface of ± 2 μm in the thickness direction with respect to the interface between the base layer and the stainless steel foil, and the metal It formed so that the space | interval of 26 micrometers might be separated between the peripheral edge of a plating layer, and the peripheral edge of the opening part of a base layer, and the opening part of stainless steel foil.
[0096]
Example 2
When a photosensitive polyimide resin precursor is exposed, a metal thin film with a thickness smaller than the above metal thin film is formed on the surface of the portion corresponding to the opening of the base layer in the photomask on which the metal thin film pattern is formed. The magnetic head side connection is performed in the same manner as in Example 1 except that a photomask configured so that the light transmittance at that portion is about 40% with respect to the other portions is used. A suspension board with circuit was produced in which the terminals and the external connection terminals were formed with both surfaces exposed.
[0097]
In the formation of the base layer, the thickness of the other portion of the base layer was 10 μm, but the opening portion could be formed with a thickness of 3 μm. Therefore, the plasma etching of the opening can be performed by a process of about 3 minutes, and the surface of the metal plating layer on the back surface side of the terminal forming portion of the conductor layer is the interface between the base layer and the stainless steel foil. On the other hand, it was formed at ± 2 μm in the thickness direction.
[0098]
Example 3
When exposing the precursor of the photosensitive polyimide resin, first, exposure (405 nm, 600 mJ / cm) is performed using a photomask that does not block the transmitted light corresponding to the opening of the base layer.2And then exposure (405 nm, 1500 mJ / cm) using a photomask that shields the transmitted light in the portion corresponding to the opening portion of the base layer.2The suspension board with circuit was formed by the same operation as in Example 1 except that both the magnetic head side connection terminals and the external side connection terminals were exposed. In this exposure method, since the exposure is performed in two steps, it is necessary to adjust the position of the second exposure pattern to exactly match the first exposure pattern, and the man-hours are large and complicated. .
[0099]
Comparative Example 1
When exposing the precursor of the photosensitive polyimide resin, a base layer is formed as a uniform layer having a thickness of 10 μm without arranging a photomask in a portion corresponding to the opening portion of the base layer, and then a metal plating layer is formed. The magnetic head side connection terminals and the external side connection terminals are formed on both sides by the same operation as in Example 1 except that the support substrate is used as a mask to form the entire surface of the conductive layer exposed on the entire surface of the opening of the base layer. A suspension board with circuit formed in a state where the surface is exposed was prepared.
[0100]
When this base layer was plasma-etched, a processing time of about 10 minutes was required. Further, in the suspension board with circuit thus obtained, the thickness of the peripheral end portion of the metal plating layer on the back surface side in the terminal formation portion of the conductor layer and the peripheral end edge of the opening portion of the base layer and the support substrate There were no gaps in the direction, and the surface of the metal plating layer was formed with a thickness direction of ± 2 μm with respect to the interface between the base layer and the stainless steel foil.
[0101]
【The invention's effect】
As described above, in the method for manufacturing a printed circuit board according to the present invention, the insulating layer can be quickly opened and the conductor layer can be exposed in a short time, so that the terminals can be efficiently formed and produced. It is possible to improve the performance.
[0102]
Further, in this method, when the thickness of the opening is 8 μm or less, for example, when the thickness of other normal portions is 10 μm, the time required for opening is shortened for 2 μm or more. Can do.
[0103]
Further, in this method, the opening portion in the precursor of the photosensitive resin and the other portion are exposed with different exposure amounts, and developed and cured, thereby changing the thickness of the opening portion in the insulating layer to the other portion. If it is formed thinner than the thickness of the part, the thickness of the opening part can be easily and surely made thinner than the thickness of the other part. In this case, the irradiation of the opening part in the precursor of the photosensitive resin is performed. By exposing the precursor of the photosensitive resin using a photomask configured so that the transmittance of light and the transmittance of irradiated light in other portions are different, the opening portion can be easily and reliably exposed. The thickness can be made thinner than the thickness of other portions.
[0104]
Furthermore, as this photomask, if a specific portion corresponding to the opening portion is formed with a pattern of a light transmitting portion and a light shielding portion, and the width of one light transmitting portion or the light shielding portion is 6 μm or less, The exposure amount of the opening can be reliably adjusted by one exposure, and the photosensitive resin precursor can be uniformly irradiated without improving the resolution of the irradiation light. The thickness can be reduced uniformly.
[0105]
And the manufacturing method of the wired circuit board of this invention can be used suitably for manufacture of a suspension board with a circuit.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a suspension with circuit as an embodiment of a wired circuit board of the present invention.
2 is a cross-sectional view of the suspension board with circuit shown in FIG. 1 showing a magnetic head side connection terminal and an external side connection terminal along the longitudinal direction of the wiring.
FIG. 3 shows a step of preparing a support substrate and forming a base layer with a predetermined pattern on the support substrate in the method of manufacturing a suspension board with circuit as a method of manufacturing a wired circuit board according to the present invention. (A) is a step of preparing a support substrate, (b) is a step of forming a photosensitive polyimide resin precursor film on the support substrate, (c) The film is exposed through a photomask and developed to form a predetermined pattern, and (d) represents a process of curing the patterned film to form a base layer.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a step of forming a conductor layer with a predetermined circuit pattern on the base layer, wherein (a) is a step of forming a base on the support substrate and the base layer; A step of forming a plating resist having a reverse pattern to the predetermined circuit pattern on the base; and (c) a conductor having a predetermined circuit pattern by electrolytic plating on a portion of the base layer where the plating resist is not formed. The step of forming a layer, (d) shows the step of removing the plating resist, and (e) shows the step of removing the base.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a process of covering a surface of a conductor layer in a circuit pattern with a metal film and then covering with a cover layer, wherein (a) is a process of forming a metal film on the surface of the conductor layer; (B) is a step of forming a photosensitive polyimide resin precursor film on the base layer and the metal film, and (c) is to develop the film by exposing the film through a photomask. (D) shows the process of curing the patterned film and forming the cover layer.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a process of forming a magnetic head side connection terminal and an external side connection terminal in a state where both surfaces are exposed, (a) is a magnetic head side connection terminal and an external side connection on a support substrate (B) is a step of peeling the exposed conductor layer and the metal thin film formed on the supporting substrate, and (c) is exposed at the opening of the supporting substrate. A step of opening the base layer corresponding to the opening, (d) a step of peeling the exposed base by opening the base layer, and (e) a double-sided surface of the exposed conductor layer. Shows a step of forming a metal plating layer.
FIG. 7 is a schematic plan view of an embodiment of a photomask used for exposing a film in FIG.
FIG. 8 is a schematic plan view of an embodiment of a photomask used for exposing a film in FIG.
FIG. 9 is a schematic plan view of one embodiment of a photomask used for exposing a film in FIG.
FIG. 10 is a schematic plan view of an embodiment of a photomask used for exposing a film in FIG.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a process of forming a terminal with both surfaces exposed in a conventional method of manufacturing a suspension board with circuit, wherein (a) is an opening for forming a terminal in a cover layer; (B) is a step of forming an opening for forming a terminal in the support substrate, (c) is a step of forming a base layer exposed at the opening of the support substrate into the opening. The step of opening correspondingly, (d) shows the step of forming a metal plating layer on both sides of the exposed conductor layer.
[Explanation of symbols]
11 Suspension board with circuit
12 Support substrate
13 Base layer
14 Conductor layer
19 Metal plating layer
31 opening
32 photomask
34 Opening of support substrate
35 Opening of base layer
36 Terminal formation part
Claims (8)
前記絶縁層の形成において、前記絶縁層における前記導体層を露出させるための開口部分の厚さを、前記絶縁層における他の部分の厚さよりも、薄く形成することを特徴とする、配線回路基板の製造方法。An insulating layer is formed on the metal support layer, a conductor layer is formed on the insulating layer, and the metal support layer and the insulating layer are opened to expose the surface of the conductor layer. A method for manufacturing a printed circuit board, wherein the conductor layer is a terminal forming portion for forming a terminal,
In the formation of the insulating layer, the thickness of the opening portion for exposing the conductor layer in the insulating layer is formed thinner than the thickness of the other portion in the insulating layer, Manufacturing method.
前記感光性樹脂の前駆体における前記開口部分と前記他の部分とを、異なる露光量で露光させ、これを現像および硬化させることにより、前記絶縁層における前記開口部分の厚さを前記他の部分の厚さよりも薄く形成することを特徴とする、請求項1または2に記載の配線回路基板の製造方法。Forming the insulating layer by curing a precursor of a photosensitive resin;
The opening part and the other part in the precursor of the photosensitive resin are exposed with different exposure amounts, and developed and cured, thereby reducing the thickness of the opening part in the insulating layer. The method for manufacturing a printed circuit board according to claim 1, wherein the wiring circuit board is formed thinner than the thickness of the printed circuit board.
前記感光性樹脂の前駆体における前記開口部分と前記他の部分とを、異なる露光量で露光させることを特徴とする、請求項3に記載の配線回路基板の製造方法。Using a photomask configured such that the transmittance of the irradiation light of the opening portion in the precursor of the photosensitive resin is different from the transmittance of the irradiation light of the other portion,
The method for manufacturing a printed circuit board according to claim 3, wherein the opening portion and the other portion in the precursor of the photosensitive resin are exposed with different exposure amounts.
1つの光透過部分または遮光部分の幅が、6μm以下とされていることを特徴とする、請求項4に記載の配線回路基板の製造方法。In the photomask, a pattern of a light transmission part and a light shielding part is formed in a part corresponding to the opening part,
5. The method for manufacturing a printed circuit board according to claim 4, wherein the width of one light transmitting portion or light shielding portion is 6 [mu] m or less.
前記感光性樹脂の前駆体を硬化させた後に開口する開口部分に対応する前記フォトマスクの特定部分に、光透過部分および遮光部分のパターンが、1つの光透過部分または遮光部分の幅が6μm以下の格子状の繰り返しパターンで形成されていることを特徴とする、フォトマスク。 A photomask used for exposing a precursor of a photosensitive resin for forming an insulating layer,
A pattern of a light transmitting portion and a light shielding portion is formed on a specific portion of the photomask corresponding to an opening portion that is opened after the photosensitive resin precursor is cured. A photomask, characterized by being formed in a repetitive lattice pattern.
前記感光性樹脂の前駆体を硬化させた後に開口する開口部分に対応する前記フォトマスクの特定部分に、光透過部分および遮光部分のパターンとして、1つの光透過部分または遮光部分の直径6μm以下の円形が千鳥状に配列されていることを特徴とする、フォトマスク。 As a pattern of a light transmitting portion and a light shielding portion, a light transmitting portion or a light shielding portion having a diameter of 6 μm or less is formed on a specific portion of the photomask corresponding to the opening portion opened after the photosensitive resin precursor is cured. A photomask characterized in that circular shapes are arranged in a staggered pattern.
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