JP3696545B2

JP3696545B2 - Rice milling machine

Info

Publication number: JP3696545B2
Application number: JP2001352088A
Authority: JP
Inventors: 保志高井
Original assignee: Toshiba TEC Corp
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 2001-11-16
Filing date: 2001-11-16
Publication date: 2005-09-21
Anticipated expiration: 2021-11-16
Also published as: JP2003144942A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、米、麦、蕎麦等の穀粒の糠（胚芽や糠層及びでん粉層のうち穀粒から剥離したもの、又は種皮等の混ざった微紛物等であって、以下「糠」と略称する。）を乾式構造によって取り去る精米機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
有底筒状の容器内に、多数の分離孔を有して米を収容する有底筒状の分離かごを収容し、分離かご内に配置されたかき回し具をモータの動力で回転させることによって、精米をする精米機が提供されている。
【０００３】
この種の精米機では、その容器の上面開口を閉じる蓋に、放熱用の通気孔を多数設けて、精米時に伴って米の温度が上がり米の乾燥が促進されることを抑制している。これらの通気孔は、蓋の厚み方向に真っ直ぐ延びる小径な丸孔で形成され、その直径は精米に伴って蓋に向けて跳ねる米の通過を妨げることができるように例えば1.2mm以下となっている。
【０００４】
精米時において分離かご内の米は、モータの動力で駆動されるかき回し具の回転方向に回転されながらかき回されるので、糠の一部は米層の表面から舞い上がる。この浮遊した糠は、米の前記回転に伴って分離かご内に生じる空気の動きに乗って流動する。
【０００５】
ところで、蓋に開けられた多数の放熱のための通気孔は、既述のように単に真っ直ぐ延びる丸孔で作られているに過ぎない。そのため、前記のように分離かご内で浮遊した糠の一部が通気孔から外部に通り抜ける可能性が高く、蓋の外面などに糠が飛散することがある。そこで、こうしたことがないようにすることが要請されている。
【０００６】
こうした要請は、分離かごと容器との間の隙間に分離された糠を、かき回し具とともに回転されるファンを用いて空気搬送して、容器の上部外面に設けた糠溜めに排出する構成を採用した精米機では、なお更である。つまり、この種の精米機では、分離かごの周囲を回る風がファンで引き起こされ、その風の一部は分離かごの上部の通気孔を通って分離かご内に流入する。こうして分離かご内に流入した風により、分離かご内に浮遊している糠が活発に動かされるので、それに伴って分離かご内に浮遊している糠が通気孔を通り抜け易くなっている。
【０００７】
なお、通気孔を通る糠の流出は、通気孔の径を小さくすることにより抑制できる。しかし、この場合には、精米時における分離かご内外にわたる通気孔を通しての空気の流通性能が低下してしまう。それに伴い放熱性能が低下して、結果的には精米されている米の温度が上がって米が乾燥し易くなるので、精米された米が割れ易くなって、食味の低下をもたらす。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、精米される米の温度上昇を抑制しつつ蓋を通って糠が漏れることを抑制できる精米機を得ることにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明は、駆動軸及びこの駆動軸を回転させる駆動モータを有する精米機本体と、上端が開口された有底筒状をなし、底壁に、この底壁を貫通して軸支され前記駆動軸に接続される回転軸を有して前記精米機本体上に設けられる容器と、この容器に収容されるとともに、米から糠を分離する多数の分離孔を有して上端が開口された有底筒状をなす分離かごと、前記回転軸に取付けられて回転されるかき回し具と、前記容器の開口を着脱可能に閉じるとともに前記容器の内部と外部とを連通する通気孔が多数形成された蓋とを備える精米機を前提とする。
【００１０】
そして、前記課題を解決するために、請求項１に係る発明は、前記分離かご内に臨む前記通気孔の内側孔端と前記容器外に臨む前記通気孔の外側孔端とを、前記蓋の厚み方向に対向しないようにずらして、前記両孔端にわたる孔壁面の一部分を前記内側孔端に上方から対向させ、この孔壁面の一部分に前記通気孔から前記容器外に流出しようとする糠が衝突するようにしたことを特徴としている。
【００１１】
この発明においては、分離かご内の米層から舞い上がって浮遊し流動する糠が、蓋の通気孔を容器外に通り抜けようとする場合、この糠を、通気孔の外側孔端と内側孔端との間にあって内側孔端に上方から対向している孔壁面に衝突させ易い。そのため、糠が外側孔端から外部に流出することが抑制されるとともに、孔壁面に衝突した糠はその直後に自重で落下して内側孔端を通り分離かご内に戻される。
【００１２】
請求項２に係る発明は、請求項１に記載の通気孔をクランク状に形成したことを特徴としている。
【００１３】
この発明においては、通気孔の内側孔端と外側孔端との間に、これらの孔端とは向きが異なって、しかも、内側孔端に上方から対向する孔壁面が設けられるので、この孔壁面に通気孔を通り抜けようとする糠を確実に衝突させて、この糠の流出を抑制して分離かご内に戻すことができる。更に、通気孔をクランク状としたことによって、その孔壁面で米粒が通気孔を通り抜けることも防止できるので、米層からの放熱を低下させないように通気孔の大きさを任意に設計できる。
【００１４】
請求項３に係る発明は、請求項１又は２に記載の分離かご内での米の回転方向下流側に前記内側孔端を設けるとともに、前記米の回転方向上流側に前記外側孔端を設けたこと特徴としている。
【００１５】
この発明においては、分離かご内を浮遊している糠が外部に漏れるためには、浮遊している糠の分離かご内での流動方向に対し、戻るように通気孔を通り抜けなければならない。そのため、通気孔への糠の入り込みを抑制できる。
【００１６】
請求項４に係る発明は、請求項１に記載の通気孔を前記蓋の厚み方向に斜めに交差させ、かつ、前記分離かご内での米の回転方向下流側に前記内側孔端を設けるとともに、前記米の回転方向上流側に前記外側孔端を設けたこと特徴としている。
【００１７】
この発明においては、通気孔が斜めに蓋を貫通して設けられるにも拘らず、分離かご内を浮遊している糠が外部に漏れるためには、浮遊している糠の分離かご内での流動方向に対し、戻るように通気孔を通り抜けなければならない。そのため、通気孔への糠の入り込みを抑制できる。又、通気孔は途中に曲がりがなく真っ直ぐであるので、この通気孔に付着した糠を容易に取除くことができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第１実施形態に係る精米機について図１〜図６を参照して説明する。この精米機は、精米機本体１と、これに着脱される精米アタッチメント２０とから形成される。
【００１９】
図１及び図２中１ａは合成樹脂製の精米機本体ケースを示し、その内部には金属製の支持板２が水平な姿勢で配置されている。精米機本体１は台状をなす容器載置部３を有し、この載置部３から外れた位置には駆動モータ４が内蔵され、このモータ４は支持板２に取付けられている。
【００２０】
図２に示されるように支持板２にはこれに連結された軸受ホルダ６を介して軸受７が取付けられ、軸受７にはこれを貫通する駆動軸８が垂直な姿勢で回転自在に支持されている。駆動軸８の上端部は、容器載置部３の上面が開口された凹部３ａ内中央部に突出され、この上端部には駆動側カップリング９が取付けられている。
【００２１】
支持板２を下方に貫通した駆動モータ４のモータ軸４ａと駆動軸８とは伝動手段を介して連結されている。精米機本体１に内蔵された駆動モータ４、駆動軸８、及び伝動手段は駆動機構１０をなしている。伝動手段は、例えばモータ軸４ａに固定された駆動プーリ１１と、駆動軸８の下端部に固定された減速用従動プーリ１２と、これら両プーリ１１、１２にわたって巻き掛けられた伝動ベルト１３とから形成されている。
【００２２】
図１に示されるように精米機本体ケース1ａの駆動モータ４を覆った部分の上面壁には、タイマースイッチ１４と洗米スイッチ１５とが取付けられている。精米される玄米の量に応じた精米時間を設定するタイマースイッチ１４が操作されたときに駆動軸８は駆動機構１０を介して回転される。洗米スイッチ１５は押圧されている時間に限って駆動モータ４を運転させる押し釦式のフラッシュスイッチであって、これが押圧操作されたときには、前記駆動モータ４への通電回路が切換わって駆動軸８が駆動機構１０を介して高速回転される。
【００２３】
前記上面壁には容器載置部３側に寄せて中空のスイッチ凸部１７が上方へ突出されて、この凸部１７の上端部側面には開口（図示しない）が開けられている。この開口に臨んでスイッチ凸部１７内には図示しないスイッチ連動部材が収容されていて、この連動部材は、前記開口に挿入される後述のスイッチ操作凸部により押し動かされ、それに伴い精米機本体１に内蔵された図示しない常開の安全スイッチをオンさせるものである。この安全スイッチがオンした状態でのみ前記両スイッチ１４、１５の操作が有効となる。
【００２４】
精米アタッチメント２０を説明する。このアタッチメント２０は図２等に示されるように容器２１と、分離かご３１と、かき回し具４１と、蓋５１、糠溜め６１と、糠用ファン７１とを備えている。
【００２５】
すなわち、図２に示されるように容器載置部３上には、上面が開口された有底円筒状の容器２１が、その下面に一体に突設されるとともに下端が開放された短い円筒状の容器台２２を、前記凹部３ａに着脱可能に嵌合して取付けられている。この容器２１は全体が透明な合成樹脂で形成されている。図３及び図５に示すように容器２１は、その周壁２１ａの外周面から例えば一体に突設された把手２３を有しているとともに、この把手２３から１８０°離れた開口縁に径方向外側に突出する注ぎ口２４を有している。図３に示されるように注ぎ口２４の先端部下面は平面で形成されている。
【００２６】
図２に示されるように容器２１の底壁２１ｂの中央部には、これを貫通して軸受ホルダ２５が取付けられ、このホルダ２５の下端部には容器台２２が連結されている。軸受ホルダ２５に内蔵された軸受２６には、その中央部を上下方向に貫通して回転軸２７が垂直な姿勢で支持されている。回転軸２７は容器２１の中央部に配置されており、その下端部には、容器載置部３への容器２１の着脱に伴ってカップリング９に着脱自在に噛み合い係合する被動側カップリング２８が取付けられている。回転軸２７の軸受２６より上側部分は駆動軸部２７ａをなしている。容器２１の底部を水密構造とするために、容器２１の底壁２１ｂと軸受ホルダ２５との間に環状の防水パッキング２９が挟み込まれているとともに、軸受ホルダ２５の上端部内面と軸受２６と回転軸２７との間に、回転軸２７が摺接する環状の防水パッキング３０が設けられている。
【００２７】
図２及び図６に示すように容器２１における周壁２１ａの上部側、例えば容器２１の上端開口の近傍に糠出口８１が設けられている。糠出口８１は周壁２１ａの外面から少し突出して形成され、その両側縁は平面視Ｌ形状のホルダー部８１ａ、８１ｂをなしている。これらホルダー部８１ａ、８１ｂと周壁２１ａの外面とがなす取付け溝８２は、上下方向に延びており、その上端が開口され、下端が閉じている。
【００２８】
周壁２１ａの内周面にはリブ８３が一体に設けられている。このリブ８３は、周壁２１ａの少なくとも上部側、好ましくは周壁２１ａの高さの大部分に亘って上下方向に延びて設けられ、その上部は、糠出口８１の一方の側縁、つまり、後述するファン７１の回転方向を基準としてこの回転方向下流側に位置されるホルダー部８１ａに連続されている（図６参照）。なお、図６中矢印は前記駆動軸部分２７ａの回転方向、つまり、ファン７１の回転方向を示している。
【００２９】
容器２１の外面には合成樹脂製の糠溜め６１が着脱可能に取付けられている。この糠溜め６１は、上端が開口された糠溜め容器６２と、この容器６２の上端開口に開閉可能に取付けられる容器蓋６３とから形成されている。図６に示すように糠溜め容器６２は、一対の爪部６４を有しており、これら爪部６４をホルダー部８１ａの裏側に引掛けることにより容器２１の外面に取付けられてい。爪部６４は、溝８２に対してその上方から挿入することでホルダー部８１ａに引掛けることができ、この逆に引上げることで溝８２から抜き出すことができる。糠溜め容器６２が取付けられた状態では、その内部は糠出口８１と連通される。
【００３０】
図２に示されるように容器２１に出し入れ自在な分離かご３１は、上面が開口された金属製のかご本体３２と、合成樹脂製の中心筒体３３とから形成されている。中心筒体３３は分離かご３１のかご底壁３２ｂの中央部を貫通してかご底壁３２ｂにリベット止めされている。中心筒体３３の上下両端はいずれも開放されている。かご本体３２は、円筒形状のかご周壁３２ａの下端にかご底壁３２ｂを一体に設け、かつ、かご周壁３２ａの上端開口縁にその周方向に連続しかつ外側に向けて水平状に張り出す環状の張出しフランジ３４を一体に設けて形成されている。
【００３１】
このかご本体３２の張出しフランジ３４を除いたかご主部は、容器２１よりも小径であるとともに、容器２１の深さよりも短い有底円筒形状をなしている。張出しフランジ３４は、容器２１の上端開口縁２１ｃに上側から引っ掛る大きさに形成されている。この張出しフランジ３４の一部は注ぎ口２４に倣ってこの注ぎ口２４に被さる凸部を有している。
【００３２】
分離かご３１のかご周壁３２ａにはその略全域にわたり多数の分離孔（図示しない）が開けられているとともに、分離かご３１のかご底壁３２ｂにもその略全域にわたり多数の分離孔（図示しない）が開けられている。これら分離孔はいずれも分離かご３１内に収容されて精米された米の通過を妨げる大きさの小穴からなる。
【００３３】
図６に示されるように容器２１内に位置した回転軸２７の駆動軸部分２７ａは二重軸構成をなし、その周面には、周方向に間隔的、例えば９０度毎に係合溝３７を形成する複数のファン支持凸部３８が水平状に張出して突設されているとともに、これら支持凸部３８より上側の周面には軸方向に延びる一対の駆動凸部３９が突設されている。駆動凸部３９の上部は三角形状に尖っている。
【００３４】
図２に示されるように駆動軸部分２７ａの下部にはファン７１が着脱可能に接続されている。ファン７１は合成樹脂の一体成形品であって、図５に示すように貫通孔７２を有した軸接続部７３の周囲に複数の羽根７４を放射状に突設するとともに、これら羽根７４の先端を軸接続部７３と同心円状の外周枠７５でつないで形成されている。したがって、羽根７４相互間に空けられており、そのための開放空間Ｓを通してファン７１の表裏は連通されている。
【００３５】
ファン７１の軸接続部７３は上向きに膨出されており、その中央部に開けられた貫通孔７２の縁部裏面には、各係合溝３７に個別に係脱可能な複数の係合突起７６が突設されている。ファン７１は、その貫通孔７２に回転軸２７の駆動軸部分２７ａを貫通させ、かつ、貫通孔７２の縁部を各ファン支持凸部３８上に載せて引っ掛けるとともに、各係合突起７６を各係合溝３７に夫々入り込ませて係合させることによって、回転軸２７と一体的に回転するように取付けられている。したがって、ファン７１は、駆動軸部分２７ａへの取付け状態から上方へ引上げることによって、駆動軸部分２７ａから取外すことができる。
【００３６】
図２に示されるように回転軸２７の駆動軸部分２７ａには、これに上方から着脱可能に嵌合されて回転軸２７とともに回転されるかき回し具４１が取付けられている。このかき回し具４１は、合成樹脂の一体成形品からなるかき回し具本体４２と、この本体４２に内蔵された合成樹脂製又は軽金属製の軸係合部材４３と、例えば一対のブレード４４とを備えている。
【００３７】
かき回し具本体４２は上端が閉じられるとともに下端が開口された筒状をなし、その上端壁の中央部内面から一体に突設された中央筒部４２ａの下端部に軸係合部材４３が連結されている。この部材４３は、回転軸２７の駆動軸部２７ａに軸方向から挿脱自在に嵌合されるもので、その内周面に前記駆動凸部３９に嵌合して周方向に引っ掛る一対の被駆動溝４３ａを有している。したがって、かき回し具４１は分離かご３１の中央部に配置される回転軸２７の駆動軸部分２７ａに取付けられて、この回転軸２７と一緒に回転される。
【００３８】
金属板例えば耐摩耗性に優れるステンレス製の一対のブレード４４の根元部は、かき回し具本体４２の外周面下端部から一体に張り出して設けられたブレード連結部４５に複数のリベット４６により固定されている。一対のブレード４４は、図１に示されるように分離かご３１内に配置された状態で上方から見て、分離かご３１の中央部からかご周壁３２ａ側に行くほどかご周壁３２ａの内周面に次第に近付けられるような円弧状に形成されている。
【００３９】
図１〜図３に示されるように前記容器２１の上端開口にはこれを開閉する蓋５１が着脱可能に取付けられている。透明な合成樹脂からなる蓋５１は、略円形をなして容器２１の上端開口縁の外側に嵌合するものであって、その外周部には、注ぎ口引掛け部５３が一体に設けられているとともに、この注ぎ口引掛け部５３側に寄せてＬ字状のスイッチ操作凸部５４が一体に突設されている。分離かご３１の回り止めとなる注ぎ口引掛け部５３は、図１に示されるように平面視コ字形であって、その中央部は図３（Ａ）に示されるように断面Ｌ形の引掛け部位５３ａをなしている。
【００４０】
注ぎ口引っ掛け部５３から１８０°離れた蓋５１の外周部には把手係合体５２が取付けられている。この係合体５２は、蓋５１とは別に成形された弾性に富む合成樹脂の成形品であって、蓋５１に一体に形成された部材取付け部５１ａに取付けられている。この係合体５２は前記把手２３の上部に着脱可能に弾性係合する相対向する一対の弾性挟持片５２ａを有している。
【００４１】
把手係合体５２付きの蓋５１を容器２１に取付けるには、まず、ファン７１、かき回し具４１、及び分離かご３１が収容された容器２１に対して、注ぎ口引掛け部５３が前下がりとなる斜めの姿勢で、その引掛け部位５３ａを容器２１の注ぎ口２４の平坦な下面に引掛けてから、この注ぎ口２４を支点として把手係合体５２側が下がるように押し下げて回動させればよい。それにより、把手係合体５２の弾性挟持片５２ａの弾性変形を伴って、その下端部側が把手２３の上部側面を通過し、その通過終了とともに弾性挟持片５２ａが互いに近付くように弾性復帰して、蓋５１を下方に呼び込む力を与えながら把手２３の上部を弾性的に挟持するから、容器２１及び分離かご３１を覆って蓋５１が取付けられる。容器２１への蓋５１の取付けによって、容器２１の上端開口縁２１ｃと蓋５１の周部内面との間に張出しフランジ３４が挟まれる。以上の取付け手順の逆に、把手係合体５２を押上げて把手２３から外した後、注ぎ口引掛け部５３を注ぎ口２４から外すことにより、蓋５１を容器２１から取外すことができる。
【００４２】
蓋５１には、精米に伴って発生する米の熱を容器２１外に放出させて、精米される米が乾燥し過ぎないようにするために、その周部を除く全域にわたって、言い換えれば、分離かご３１の内側と対向する領域全体にわたり、通気孔５５が多数開けられている。
【００４３】
図４に示すように各通気孔５５の内側孔端５５ａと外側孔端５５ｂとは、蓋５１の厚み方向に対向しないようにずらされている。そのために、本実施形態では、各通気孔５５をクランク状に形成してある。したがって、図４中に符号５５ｃで示す通気孔５５の孔壁面の一部分５５ｃ（以下、部分孔壁面５５ｃと称する。）が、内側孔端５５ａに上方から対向して位置されていて、この部分孔壁面５５ｃを、通気孔４４を通り抜けようとする空気とこの空気に乗っている糠との分離壁として用いることができるようにしてある。しかも、図４（Ａ）に示すように分離かご３１での米の回転に伴いこの米層の上方に形成される空気の旋回流を基準として、内側孔端５５ａが旋回方向下流側（言い換えれば、分離かご３１内の米の回転方向下流側）、外側孔端５５ｂが旋回方向上流側（言い換えれば、分離かご３１内の米の回転方向上流側）に位置するように、これら内外両孔端５５ａ、５５ｂはずらされている。さらに、各通気孔５５は、一対の成形型で作られるようにクランク状孔路の折れ曲がった部分を短くするとともに、図４（Ａ）中符号P1、P2で指し示された面を、蓋５１の厚み方向に沿う同一平面上に位置させて成形されている。
【００４４】
次に、玄米を精米する場合を説明する。
【００４５】
まず、精米機本体１に載置された状態又は精米機本体１から外れた状態の精米アタッチメント２０の容器２１内に、ファン７１を収容し、これを既述の手順で回転軸２７の駆動軸部分２７ａに嵌合して取付ける。次に、分離かご３１を、このかご３１の張出しフランジ３４が容器２１の上端開口縁２１ｃに上方から引っ掛るまで収容する。それにより、分離かご３１は容器２１内に吊持されるように支持されて収容されるとともに、このかご３１の中心筒体３３内には回転軸２７の駆動軸部分２７ａが挿入される。こうしてファン７１及び分離かご３１が容器２１に収容された状態は図２に示される。
【００４６】
この収容状態において、かご本体３２のかご底壁３２ｂが容器２１の底壁２１ｂの内面から離れて配置され、これら両底壁３２ｂ、２１ｂ間には底部空隙ＢＧが形成されるとともに、かご本体３２のかご周壁３２ａが容器２１の周壁２１ａの内周面から離れて配置され、これら両側壁３２ａ、２１ａ間には平面視リング状をなす周部空隙ＳＧが形成される。周部空隙ＳＧの下端は底部空隙ＢＧに連通されている。かご底壁３２ｂに開けられた多数の図示しない分離孔を通じてかご本体３２内に連通されている底部空隙ＢＧには、ファン７１が既に配置されている。
【００４７】
かご側壁３２ａに開けられた多数の図示しない分離孔を通じてかご本体３２内に連通されている周部空隙ＳＧには、リブ８３が配置されているとともに、この周部空隙ＳＧはその上部において糠出口８１と連通されている。そして、周部空隙ＳＧの上端開口は容器２１の上端開口縁２１ｃに引掛けられた分離かご３１の張出しフランジ３４によって閉じられている。
【００４８】
次に、分離かご３１内にその上端開口を通してかき回し具４１を収容して、その中央筒部４２ａを回転軸２７の駆動軸部分２７ａに嵌合するとともに、軸係合部材４３の被駆動溝４３ａを駆動軸部分２７ａの駆動凸部３９に係合して取付ける。この後、所望量の玄米を分離かご３１内に収容する。又、この状態に至るまでに、若しくは分離かご３１に玄米を収容した後に、容器２１の外周面に、その糠出口８１に連通して糠溜め６１を既述の手順により取付ける。
【００４９】
最後に、容器２１の上端開口に蓋５１を既述の取付け手順により被着して、分離かご３１の上端開口を閉じるとともに、このかご３１の張出しフランジ３４を容器２１の上端開口縁２１ｃと蓋５１の周部との間に挟み込んで分離かご３１を上下方向に動かないように保持する。この施蓋によって分離かご３１は周方向に回り止めされる。
【００５０】
以上の手順で組立てられた精米アタッチメント２０を精米機本体１に取付ける。この取付け状態では、駆動側カップリング９と被動側カップリング２８とが互いに噛み合わされて、精米機本体１側からかき回し具４１への動力伝達が可能な状態に接続される。又、蓋５１のスイッチ操作凸部５４が、スイッチ凸部１７の開口に入り込んで、図示しない安全スイッチがオン状態に保持される。
【００５１】
以上のセット完了後に、分離かご３１内に投入された玄米の量に応じて精米スイッチ、つまり、タイマースイッチ１４のタイマ時間を設定することにより、以下のような乾式構造による糠の分離を伴う精米が実施される。
【００５２】
すなわち、精米機本体１内の駆動機構１０が動作され、その駆動軸８の回転がカップリング９、２８を介して回転軸２７に伝達されて、この軸２７とともにかき回し具４１が分離かご３１内で回転（その回転方向を図１、５、６中に矢印Ｂで示す）される。そのため、かき回し具４１の一対のブレード４４によって、分離かご３１内の米は、回転力を受けながらかご周壁３２ａに向けて押出される。それにより、米は、遠心力の作用によって静止状態の分離かご３１のかご周壁３２ａの内周面に押付けられながら、この内周面に沿って移動（回転）されつつ、かご周壁３２ａの内周面の上部側に向けて移動した後、重力によって分離かご３１の中央部側においてかご底壁３２ｂ方向に移動されるから、分離かご３１内の米は上下方向に対流しながらまんべんなくかき回される。
【００５３】
こうしたかき回しに伴う米同士の擦れ合い、及び米と分離かご３１及びかき回し具４１との擦れ合いにより、米の糠層が取除かれ、生成された糠はかご周壁３２ａ及びかご底壁３２ｂの各分離孔を通過して周部空隙ＳＧ及び底部空隙ＢＧに排出される。そのため、分離かご３１内には糠が取り去られた米が残される。
【００５４】
以上の精米時には、回転軸２７の駆動軸部分２７ａに接続されたファン７１が底部空隙ＢＧにおいて回転軸２７と共に回転されて、その各羽根７４による送風が行われる。この送風では、ファン７１の上側が吸込み側で、ファン７１の外周側が排気側となるため、外気が蓋５１の一部の通気孔５５から吸込まれて分離かご３１内の玄米層（穀類層）を通過して、かご底壁３２ｂの分離孔を通って底部空隙ＢＧに至り、更に、この底部空隙ＢＧからファン７１を経由した後に周部空隙ＳＧを通って容器２１の糠出口８１に至り、この出口８１を通って糠溜め６１に至る空気の流れが形成される。この空気流を図２中実線の矢印で示す。
【００５５】
したがって、かご底壁３２ｂ及びかご周壁３２ａの分離孔から糠が空隙ＢＧ、ＳＧに排出される傍から、この糠を既述の空気流に乗せて搬送し、周部空隙ＳＧに連通している糠出口８１を通して温度条件が低い容器２１外の糠溜め６１に排出できる。この場合、周部空隙ＳＢに配置された上下方向に延びるリブ８３により、周部空隙ＳＢに沿って回りながら上昇する空気を糠出口８１方向に案内できるので、この糠出口８１に糠を容易に通して糠溜め６１に排出できる。
【００５６】
ところで、以上の精米動作においては、蓋５１の各通気孔５５を通して分離かご３１の内外にわたる空気の出入りがある。この出入りは、精米に伴って摩擦熱が発生することに伴い自然発生的に形成されるが、本実施形態ではそれに加えて、既述のようにファン７１によって分離かご３１の周りの周部空隙ＳＢを回る風の一部が、分離かご３１の上部側の分離孔を通して分離かご３１内に流入するので、更に、前記空気の出入りがもたらされる。そのため、分離かご３１内の米層の上面から上方に舞い上がった糠は、分離かご３１内でかき回されている米の動き方向に従って浮遊し、その一部は前記空気の出入りに伴って蓋５１の通気孔５５を通過しようとする。
【００５７】
しかし、各通気孔５５はその内側孔端５５ａに上方から対向している部分孔壁面５５ｃを有しているので、容器２１の外部に向けて通気孔５５を通り抜けようとする糠を含んだ空気は、外側孔端５５ｂに到達する前に部分孔壁面５５ｃに衝突する。それに伴い、流出空気から糠が分離されて、空気のみが外側孔端５５ｂから外部に流出するとともに、外部への流出を妨げられた糠はその自重で落下して真下の内側孔端５５ａを通り分離かご３１内に戻される。
【００５８】
しかも、この場合、通気孔５５は、その内側孔端５５ａと外側孔端５５ｂとの間に、これらの孔端５５ａ、５５ｂとは向きが異なって、内側孔端５５ａに上方から対向する部分孔壁面５５ｃを有したクランク状に形成されているので、通気孔５５を通り抜けようとする空気及び糠を部分孔壁面５５ｃに確実に衝突させて、既述のように糠の流出を抑制して分離かご３１内に糠を戻すことができる。
【００５９】
それだけではなく、内側孔端５５ａを分離かご３１内での米の回転方向下流側に設け、かつ、外側孔端５５ｂを米の回転方向上流側に設けたので、分離かご３１内を浮遊して米の回転方向に従って流動する糠が、通気孔５５を外部に通り抜けるには、分離かご３１内での流動方向に対して戻るように通気孔５５を通り抜けなければならない。そのため、通気孔５５への糠の入り込みを抑制できる。
【００６０】
以上の理由により、通気孔５５での空気の出入りを行わせつつ、分離かご３１内で浮遊している糠が通気孔５５を通って容器２１の外部に漏れ出ることを少なく抑制できる。そのため、蓋５１の表面や精米機の周囲が糠で汚されることが防止されて、後片付け等の取扱いが容易になる。しかも、通気孔５５を殊更に小さくする必要がなく通気孔５５を通しての放熱を維持できるので、精米に伴う米の乾燥が抑制されて、炊飯後の食味の低下をもたらさないように精米できる。
【００６１】
更に、内側孔端５５ａに上方から対向する部分孔壁面５５ｃを有するクランク状の通気孔５５は、その孔経路が折れ曲がっている。そのため、蓋５１に向けて跳ね上がった米粒を部分孔壁面５５ｃで受けて、それ以上外側孔端５５ｂ側には行かないように邪魔することができる。したがって、跳ね上がった米粒が通気孔５５を通って容器２１の外部に漏れることも確実に防止できる。
【００６２】
このように米粒の通り抜けも防止できるので、通気孔５５の孔径を、米の大きさより大きくすることが可能である。よって、通気孔５５の孔の大きさを設計する自由度を高めることができ、分離かご３１内の米層からの放熱を低下させることなく、むしろ促進できるように通気孔５５の孔径等大きさを任意に設計できる。
【００６３】
図７は本発明の第２実施形態を示している。この実施形態は基本的には第１実施形態と同じであるので、ここでは第１実施形態と異なる通気孔５５の構成についてのみ説明し、第１実施形態と同様な部分については、第１実施形態と同一符号を付してその説明を省略する。
【００６４】
この第２実施形態では、各通気孔５５を蓋５１の厚み方向に斜めに交差する貫通孔で形成してある。そして、この通気孔５５の内側孔端５５ａは、分離かご内での米の回転方向下流側（旋回流の旋回方向下流側）に設けられ、外側孔端５５ｂは米の回転方向上流側（旋回流の旋回方向上流側）に設けられている。さらに、各通気孔５５は、図７中符号P３、P４の点を結ぶ直線又は面（点線で示す）が、蓋５１の厚み方向に沿う同一平面上に位置されるように成形されている。そのため、通気孔５５を一対の成形型で作ることができる。なお、以上説明した点以外の構成は図７に示されない構成を含めて、前記第１実施形態と同じである。
【００６５】
第２実施形態では、各通気孔５５が斜めに蓋５１を貫通して設けられているにも拘らず、分離かご内を浮遊して流動する糠が通気孔５５を通って外部に漏れ出るためには、浮遊している糠の流動方向に対し、戻るように通気孔５５を通らなければならない。そのため、通気孔５５への糠の入り込みが抑制される。しかも、内側孔端５５ａに入り込んだ糠は、その直後にこの孔端５５ａに上方から対向している部分孔壁面５５ｃに衝突して、通気孔５５を流出する空気と分離されて、再び内側孔端５５ａを通って分離かご内に落下して戻される。又、この第２実施形態の通気孔５５は、斜めではあるが、途中に曲がりがなく真っ直ぐであるので、この通気孔５５に付着した糠を容易に取除くことができる。
【００６６】
なお、本発明は前記各実施形態には制約されない。例えば、本発明は、米以外の穀粒に対して精米と同様の処理を実施することが可能である。更に、本発明において、容器は精米機本体とは別体ではなく、精米機本体から取外せないように一体的に設けられていてもよい。又、本発明においてかき回し具は、分離かご内において穀粒をかき回すことができればよいものであって、ブレードは必ずしも必要とするものではない。更に、本発明は、ファン及び糠溜めを備えずに、分離された糠を容器の底部に溜める構成の精米機にも適用できる。
【００６７】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【００６８】
請求項１〜４に係る発明によれば、分離かご内の米層から舞い上がって浮遊し流動する糠の内、蓋の通気孔を容器外に通り抜けようとする糠を、通気孔の孔壁面に衝突させて、この通気孔から流出しようとする空気から分離させつつ、自重で落下させて分離かご内に戻すようにしたので、精米される米の温度上昇を抑制しつつ蓋を通って糠が漏れることを防止できる精米機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施形態に係る精米機の平面図。
【図２】図１中Ｚ−Ｚ線に沿って示す精米機の断面図。
【図３】（Ａ）は図１中Ｙ−Ｙ線に沿って精米アタッチメントの一部を示す断面図。
（Ｂ）は図３（Ａ）中Ｕ−Ｕ線に沿って示す断面図。
【図４】（Ａ）は図１中Ｗ−Ｗ線に沿って示す蓋の断面図。
（Ｂ）は図１中Ｖ−Ｖ線に沿って示す蓋の断面図。
【図５】（Ａ）は図１の精米機が備えるファンを示す平面図。
（Ｂ）は図５（Ａ）中Ｘ−Ｘ線に沿って示す断面図。
【図６】図３の精米アタッチメントを蓋及びかき回し具を取除いて示す平面図。
【図７】本発明の第２実施形態に係る精米機が備える蓋の一部を周方向に沿って示す断面図。
【符号の説明】
１…精米機本体
４…駆動モータ
８…駆動軸
２１…容器
２７…回転軸
３１…分離かご
３２ｂ…かご底壁
４１…かき回し具
５１…蓋
５５…通気孔
５５ａ…内側孔端
５５ｂ…外側孔端
５５ｃ…部分孔壁面（内側孔端に対向する孔壁面の一部分）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a rice bran such as rice, wheat, buckwheat, etc. (from the germ, rice straw layer and starch layer peeled from the grain, or fine powder mixed with seed coat, etc. This is related to a rice milling machine that is removed by a dry structure.
[0002]
[Prior art]
By storing a bottomed cylindrical separation basket containing a large number of separation holes and containing rice in a bottomed cylindrical container, and rotating a stirring tool arranged in the separation basket with the power of the motor A rice milling machine for milling rice is provided.
[0003]
In this type of rice milling machine, a large number of vent holes for heat dissipation are provided in the lid that closes the upper surface opening of the container to prevent the rice temperature from increasing and the drying of the rice from being promoted during the rice milling. These vent holes are formed by small-diameter round holes that extend straight in the thickness direction of the lid, and the diameter is, for example, 1.2 mm or less so as to prevent the rice from bouncing toward the lid along with the milled rice. Yes.
[0004]
At the time of milling, the rice in the separation basket is stirred while being rotated in the direction of rotation of the stirring tool driven by the power of the motor, so that a part of the rice cake soars from the surface of the rice layer. This floating rice cake flows on the movement of air generated in the separation basket as the rice rotates.
[0005]
By the way, a large number of vent holes for heat dissipation opened in the lid are merely made of round holes extending straight as described above. Therefore, there is a high possibility that a part of the kite floating in the separation basket as described above passes through the vent hole to the outside, and the kite may be scattered on the outer surface of the lid. Therefore, there is a demand to prevent this from happening.
[0006]
To meet these demands, a configuration is adopted in which the soot separated in the gap between the separation basket and the container is conveyed by air using a fan that is rotated together with a stirring tool and discharged into a sump reservoir provided on the upper outer surface of the container. This is even more true for the finished rice mill. In other words, in this type of rice mill, the wind around the separation basket is caused by the fan, and a part of the wind flows into the separation basket through the vent hole at the top of the separation basket. In this way, the soot floating in the separating car is actively moved by the wind flowing into the separating car, so that the soot floating in the separating car easily passes through the vent hole.
[0007]
In addition, the outflow of the soot which passes through a vent hole can be suppressed by making the diameter of a vent hole small. However, in this case, the air flow performance through the air vents inside and outside the separation basket at the time of milling is deteriorated. Accordingly, the heat dissipation performance is lowered, and as a result, the temperature of the polished rice is increased and the rice is easily dried, so that the polished rice is easily cracked, resulting in a decrease in taste.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The problem to be solved by the present invention is to obtain a rice milling machine capable of suppressing the leakage of rice cake through the lid while suppressing the temperature rise of the rice to be polished.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The present invention comprises a rice milling machine main body having a drive shaft and a drive motor for rotating the drive shaft, and a bottomed cylindrical shape having an open upper end. The drive is supported on the bottom wall through the bottom wall. A container having a rotating shaft connected to a shaft and provided on the main body of the rice mill; a container which is accommodated in the container and has a number of separation holes for separating rice bran from rice; A separation cylinder having a bottom cylindrical shape, a stirring tool attached to the rotating shaft and rotated, and a plurality of ventilation holes for detachably closing the opening of the container and communicating the inside and the outside of the container are formed. A rice mill with a lid is assumed.
[0010]
In order to solve the above-mentioned problem, the invention according to claim 1 is characterized in that the inner hole end of the vent hole facing the separation cage and the outer hole end of the vent hole facing the outside of the container are connected to the lid. A part of the hole wall surface extending across the hole ends is opposed to the inner hole end from above by shifting so as not to oppose in the thickness direction, and a part of the hole wall surface is intended to flow out of the container from the vent hole. It is characterized by collision.
[0011]
In the present invention, when the soot that floats and flows up from the rice layer in the separation basket tries to pass through the vent hole of the lid to the outside of the container, the soot is divided into the outer hole end and the inner hole end of the vent hole. It is easy to make it collide with the hole wall surface which is between and faces the inner hole end from above. Therefore, the soot is prevented from flowing out from the outer hole end, and the soot that has collided with the hole wall surface immediately falls by its own weight and passes through the inner hole end and is returned to the separation basket.
[0012]
The invention according to claim 2 is characterized in that the vent hole according to claim 1 is formed in a crank shape.
[0013]
In the present invention, since the hole ends are different in direction from the inner hole end and the outer hole end of the vent hole, and a hole wall surface facing the upper hole end from above is provided. It is possible to surely collide with a wall that tries to pass through the vent hole on the wall surface, and to prevent this bag from flowing out and return it to the separation basket. Furthermore, since the vent hole has a crank shape, it is possible to prevent rice grains from passing through the vent wall on the hole wall surface, so that the size of the vent hole can be arbitrarily designed so as not to reduce the heat radiation from the rice layer.
[0014]
The invention according to claim 3 provides the inner hole end on the downstream side in the rotational direction of the rice in the separation basket according to claim 1 or 2, and provides the outer hole end on the upstream side in the rotational direction of the rice. It is characterized by that.
[0015]
In the present invention, in order for the soot floating in the separation basket to leak to the outside, it must pass through the vent hole so as to return to the flow direction in the separation basket of the floating soot. Therefore, it is possible to suppress the entry of soot into the vent hole.
[0016]
According to a fourth aspect of the present invention, the vent hole according to the first aspect is obliquely intersected with the thickness direction of the lid, and the inner hole end is provided on the downstream side in the rotational direction of the rice in the separation basket. The outer hole end is provided upstream in the rotational direction of the rice.
[0017]
In the present invention, in order to allow the lees floating in the separation basket to leak to the outside even though the vent holes are provided obliquely through the lid, It must pass through the vent to return to the direction of flow. Therefore, it is possible to suppress the entry of soot into the vent hole. Further, since the vent hole is straight and has no bend in the middle, it is possible to easily remove wrinkles attached to the vent hole.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a rice mill according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. This rice milling machine is formed from a rice milling machine main body 1 and a rice mill attachment 20 attached to and detached from the rice milling machine body 1.
[0019]
1 and 2, reference numeral 1 a denotes a synthetic resin rice milling machine main body case, in which a metal support plate 2 is disposed in a horizontal posture. The rice milling machine main body 1 has a trapezoidal container mounting portion 3, and a drive motor 4 is built in a position away from the mounting portion 3, and the motor 4 is attached to the support plate 2.
[0020]
As shown in FIG. 2, a bearing 7 is attached to the support plate 2 via a bearing holder 6 connected thereto, and a drive shaft 8 penetrating the bearing 7 is rotatably supported in a vertical posture. ing. The upper end portion of the drive shaft 8 protrudes into the central portion of the recess 3a where the upper surface of the container mounting portion 3 is opened, and a drive side coupling 9 is attached to the upper end portion.
[0021]
The motor shaft 4a of the drive motor 4 penetrating the support plate 2 downward and the drive shaft 8 are connected via a transmission means. The drive motor 4, drive shaft 8, and transmission means incorporated in the rice mill main body 1 constitute a drive mechanism 10. The transmission means includes, for example, a drive pulley 11 fixed to the motor shaft 4 a, a deceleration driven pulley 12 fixed to the lower end portion of the drive shaft 8, and a transmission belt 13 wound around these pulleys 11 and 12. Is formed.
[0022]
As shown in FIG. 1, a timer switch 14 and a rice washing switch 15 are attached to the upper surface wall of the portion of the rice milling machine main body case 1a covering the drive motor 4. The drive shaft 8 is rotated via the drive mechanism 10 when the timer switch 14 for setting the milling time corresponding to the amount of brown rice to be polished is operated. The rice washing switch 15 is a push button type flash switch that operates the drive motor 4 only during the pressed time, and when this is pressed, the energization circuit to the drive motor 4 is switched and the drive shaft 8 is switched. Is rotated at high speed via the drive mechanism 10.
[0023]
A hollow switch convex portion 17 is projected upward on the upper surface wall toward the container placement portion 3, and an opening (not shown) is opened on the upper end side surface of the convex portion 17. A switch interlocking member (not shown) is accommodated in the switch convex portion 17 facing the opening, and this interlocking member is pushed and moved by a switch operation convex portion to be described later inserted into the opening. 1, a normally open safety switch (not shown) built in 1 is turned on. Only when the safety switch is turned on, the operations of both the switches 14 and 15 are effective.
[0024]
The rice mill attachment 20 will be described. As shown in FIG. 2 and the like, the attachment 20 includes a container 21, a separation basket 31, a stirring tool 41, a lid 51, a basket reservoir 61, and a basket fan 71.
[0025]
That is, as shown in FIG. 2, a bottomed cylindrical container 21 having an open top surface is provided on the container mounting portion 3 so as to project integrally on the bottom surface thereof and has a short cylindrical shape with a lower end opened. The container base 22 is detachably fitted to the recess 3a. The container 21 is entirely formed of a transparent synthetic resin. As shown in FIGS. 3 and 5, the container 21 has a handle 23 that protrudes integrally from the outer peripheral surface of the peripheral wall 21 a, for example, and is radially outward at an opening edge that is 180 ° away from the handle 23. The spout 24 protrudes from the bottom. As shown in FIG. 3, the bottom surface of the tip of the spout 24 is formed as a flat surface.
[0026]
As shown in FIG. 2, a bearing holder 25 is attached to the central portion of the bottom wall 21 b of the container 21 so as to penetrate the bottom wall 21 b, and a container base 22 is connected to the lower end portion of the holder 25. A bearing 26 built in the bearing holder 25 supports the rotary shaft 27 in a vertical posture through the center portion in the vertical direction. The rotating shaft 27 is disposed at the center of the container 21, and a driven side coupling that is detachably engaged with and engaged with the coupling 9 as the container 21 is attached to and detached from the container placement part 3 at the lower end thereof. 28 is attached. A portion above the bearing 26 of the rotary shaft 27 forms a drive shaft portion 27a. An annular waterproof packing 29 is sandwiched between the bottom wall 21b of the container 21 and the bearing holder 25 so that the bottom of the container 21 has a watertight structure, and the inner surface of the upper end of the bearing holder 25 and the bearing 26 are rotated. An annular waterproof packing 30 with which the rotary shaft 27 is slidably contacted is provided between the shaft 27 and the shaft 27.
[0027]
As shown in FIGS. 2 and 6, an eaves outlet 81 is provided on the upper side of the peripheral wall 21 a in the container 21, for example, in the vicinity of the upper end opening of the container 21. The eaves outlet 81 is formed so as to slightly protrude from the outer surface of the peripheral wall 21a, and both side edges thereof form L-shaped holder parts 81a and 81b. The attachment groove 82 formed by the holder portions 81a, 81b and the outer surface of the peripheral wall 21a extends in the vertical direction, and has an upper end opened and a lower end closed.
[0028]
Ribs 83 are integrally provided on the inner peripheral surface of the peripheral wall 21a. The rib 83 is provided so as to extend in the vertical direction over at least the upper side of the peripheral wall 21a, preferably over most of the height of the peripheral wall 21a, and the upper portion thereof is one side edge of the soot outlet 81, that is, described later. With respect to the rotation direction of the fan 71, it is continued to the holder portion 81a located on the downstream side in the rotation direction (see FIG. 6). In addition, the arrow in FIG. 6 has shown the rotation direction of the said drive shaft part 27a, ie, the rotation direction of the fan 71. FIG.
[0029]
A synthetic resin tub 61 is detachably attached to the outer surface of the container 21. The tub 61 is formed of a tub container 62 whose upper end is opened, and a container lid 63 that is attached to the upper end opening of the container 62 so as to be openable and closable. As shown in FIG. 6, the culvert container 62 has a pair of claw portions 64, and is attached to the outer surface of the container 21 by hooking these claw portions 64 to the back side of the holder portion 81a. The nail | claw part 64 can be hooked on the holder part 81a by inserting it from the upper direction with respect to the groove | channel 82, and can be extracted from the groove | channel 82 by pulling up conversely. In the state where the culvert container 62 is attached, the interior thereof communicates with the culm outlet 81.
[0030]
As shown in FIG. 2, the separation car 31 that can be inserted into and removed from the container 21 is formed of a metal car body 32 having an upper surface opened and a central cylindrical body 33 made of synthetic resin. The central cylinder 33 passes through the central portion of the car bottom wall 32b of the separation car 31 and is riveted to the car bottom wall 32b. Both the upper and lower ends of the central cylinder 33 are open. The car body 32 is provided with a car bottom wall 32b integrally formed at the lower end of a cylindrical car peripheral wall 32a, and is continuous with the upper end opening edge of the car peripheral wall 32a in the circumferential direction and horizontally projecting outward. The overhanging flange 34 is integrally formed.
[0031]
The car main part excluding the overhanging flange 34 of the car body 32 has a bottomed cylindrical shape that is smaller in diameter than the container 21 and shorter than the depth of the container 21. The overhang flange 34 is formed in such a size as to be hooked on the upper end opening edge 21 c of the container 21 from above. A part of the overhanging flange 34 has a convex portion covering the spout 24 following the spout 24.
[0032]
A large number of separation holes (not shown) are formed in the car peripheral wall 32a of the separation car 31 over almost the entire region, and a large number of separation holes (not shown) are also formed over the substantially whole region of the car bottom wall 32b of the separation car 31. Is opened. Each of these separation holes is a small hole having a size that prevents passage of the rice that is accommodated in the separation basket 31 and polished.
[0033]
As shown in FIG. 6, the drive shaft portion 27a of the rotating shaft 27 located in the container 21 has a double shaft configuration, and the circumferential surface thereof is spaced apart in the circumferential direction, for example, the engagement groove 37 every 90 degrees. A plurality of fan support protrusions 38 are formed so as to protrude horizontally, and a pair of drive protrusions 39 extending in the axial direction are protruded from the peripheral surface above the support protrusions 38. Yes. The upper part of the drive convex part 39 has a triangular shape.
[0034]
As shown in FIG. 2, a fan 71 is detachably connected to the lower portion of the drive shaft portion 27a. The fan 71 is an integrally molded product of synthetic resin. As shown in FIG. 5, a plurality of blades 74 project radially from the periphery of a shaft connecting portion 73 having a through-hole 72, and the tips of these blades 74 are arranged. The shaft connecting portion 73 and the outer peripheral frame 75 concentrically connected are formed. Therefore, the blades 74 are spaced from each other, and the front and back of the fan 71 are communicated with each other through the open space S.
[0035]
A shaft connection portion 73 of the fan 71 bulges upward, and a plurality of engagement protrusions that can be individually engaged with and disengaged from the respective engagement grooves 37 are formed on the rear surface of the edge of the through hole 72 formed in the center portion thereof. 76 protrudes. The fan 71 allows the drive shaft portion 27a of the rotary shaft 27 to pass through the through-hole 72 and hooks the edge portion of the through-hole 72 on each fan support convex portion 38. It is attached so as to rotate integrally with the rotary shaft 27 by entering and engaging with the engaging grooves 37 respectively. Therefore, the fan 71 can be removed from the drive shaft portion 27a by pulling upward from the attached state to the drive shaft portion 27a.
[0036]
As shown in FIG. 2, a stirrer 41 is attached to the drive shaft portion 27 a of the rotating shaft 27 so as to be detachably fitted from above and rotated together with the rotating shaft 27. The stirrer 41 includes a stirrer main body 42 made of an integrally molded product of synthetic resin, a shaft engaging member 43 made of synthetic resin or light metal incorporated in the main body 42, and a pair of blades 44, for example. Yes.
[0037]
The stirring tool main body 42 has a cylindrical shape with the upper end closed and the lower end opened, and a shaft engaging member 43 is connected to the lower end portion of the central cylindrical portion 42a integrally projecting from the inner surface of the central portion of the upper end wall. ing. This member 43 is fitted to the drive shaft portion 27a of the rotary shaft 27 so as to be detachable from the axial direction. The pair of members 43 are fitted on the inner peripheral surface of the drive convex portion 39 and hooked in the circumferential direction. A driven groove 43a is provided. Therefore, the stirring tool 41 is attached to the drive shaft portion 27 a of the rotating shaft 27 disposed in the central portion of the separation car 31 and is rotated together with the rotating shaft 27.
[0038]
The root portions of a pair of stainless steel blades 44 having excellent wear resistance, such as a metal plate, are fixed by a plurality of rivets 46 to a blade connecting portion 45 provided integrally protruding from the lower end portion of the outer peripheral surface of the stirrer body 42. Yes. As seen from above, the pair of blades 44 are disposed in the separation car 31 as shown in FIG. 1, and move toward the car peripheral wall 32 a from the center of the separation car 31 toward the inner peripheral surface of the car peripheral wall 32 a. It is formed in an arc shape that gradually approaches.
[0039]
As shown in FIGS. 1 to 3, a lid 51 for opening and closing the container 21 is detachably attached to the upper end opening of the container 21. The lid 51 made of transparent synthetic resin has a substantially circular shape and is fitted to the outside of the upper end opening edge of the container 21, and a spout hook portion 53 is integrally provided on the outer peripheral portion thereof. At the same time, an L-shaped switch operation convex portion 54 is integrally projected toward the spout hook portion 53 side. As shown in FIG. 1, the spout hook 53, which serves as a detent for the separation basket 31, is U-shaped in plan view, and its central portion has an L-shaped cross section as shown in FIG. A hanging portion 53a is formed.
[0040]
A handle engaging body 52 is attached to the outer peripheral portion of the lid 51 that is 180 ° away from the spout hook portion 53. The engaging body 52 is a molded product made of a synthetic resin rich in elasticity formed separately from the lid 51, and is attached to a member mounting portion 51 a formed integrally with the lid 51. The engaging body 52 has a pair of opposing elastic clamping pieces 52a that are detachably elastically engaged with the upper portion of the handle 23.
[0041]
In order to attach the lid 51 with the handle engaging body 52 to the container 21, first, the spout hook portion 53 is lowered forward with respect to the container 21 in which the fan 71, the stirring tool 41, and the separation basket 31 are accommodated. In an oblique posture, the hooking portion 53a is hooked on the flat lower surface of the spout 24 of the container 21, and then the handle engaging body 52 side is pushed down and rotated with the spout 24 as a fulcrum. . Thereby, with elastic deformation of the elastic clamping piece 52a of the handle engaging body 52, its lower end side passes through the upper side surface of the handle 23, and elastic recovery returns so that the elastic clamping piece 52a approaches each other with the end of the passage, Since the upper part of the handle 23 is elastically clamped while giving a force for calling the lid 51 downward, the lid 51 is attached to cover the container 21 and the separation basket 31. By attaching the lid 51 to the container 21, the overhanging flange 34 is sandwiched between the upper end opening edge 21 c of the container 21 and the inner peripheral surface of the lid 51. On the contrary to the above attachment procedure, the lid 51 can be removed from the container 21 by pushing up the handle engaging body 52 and removing it from the handle 23 and then removing the spout hook 53 from the spout 24.
[0042]
In the lid 51, in order to release the heat of rice generated along with the milled rice to the outside of the container 21 so that the rice to be milled does not dry too much, in other words, the whole area except the peripheral portion thereof, separation A large number of vent holes 55 are opened over the entire area facing the inside of the car 31.
[0043]
As shown in FIG. 4, the inner hole end 55 a and the outer hole end 55 b of each vent hole 55 are shifted so as not to face each other in the thickness direction of the lid 51. Therefore, in this embodiment, each vent hole 55 is formed in a crank shape. Accordingly, a portion 55c of the hole wall surface of the vent hole 55 indicated by the reference numeral 55c in FIG. 4 (hereinafter referred to as a partial hole wall surface 55c) is positioned to face the inner hole end 55a from above, and this partial hole. The wall surface 55c can be used as a separation wall between the air that attempts to pass through the vent hole 44 and the soot that is riding on the air. Moreover, as shown in FIG. 4A, the inner hole end 55a is downstream in the swirl direction (in other words, in other words, on the basis of the swirl flow of air formed above the rice layer as the rice rotates in the separation basket 31). , The outer hole end 55b is located on the upstream side in the turning direction (in other words, the upstream side of the rotation direction of the rice in the separation basket 31). 55a and 55b are shifted. Further, each vent hole 55 shortens the bent portion of the crank-shaped hole so that it is made of a pair of molds, and the surface indicated by reference numerals P1 and P2 in FIG. Are formed on the same plane along the thickness direction.
[0044]
Next, the case where brown rice is polished is demonstrated.
[0045]
First, the fan 71 is accommodated in the container 21 of the rice milling attachment 20 that is placed on the rice milling machine main body 1 or detached from the rice milling machine main body 1, and this is used as the drive shaft of the rotary shaft 27 in the procedure described above. It fits and attaches to the part 27a. Next, the separation car 31 is accommodated until the overhanging flange 34 of the car 31 is caught on the upper end opening edge 21c of the container 21 from above. Thereby, the separation car 31 is supported and accommodated so as to be suspended in the container 21, and the drive shaft portion 27 a of the rotating shaft 27 is inserted into the central cylindrical body 33 of the car 31. The state in which the fan 71 and the separation basket 31 are accommodated in the container 21 is shown in FIG.
[0046]
In this accommodated state, the car bottom wall 32b of the car body 32 is disposed away from the inner surface of the bottom wall 21b of the container 21, and a bottom gap BG is formed between the bottom walls 32b and 21b. The car peripheral wall 32a is arranged away from the inner peripheral surface of the peripheral wall 21a of the container 21, and a peripheral space SG having a ring shape in plan view is formed between the both side walls 32a and 21a. The lower end of the circumferential gap SG is communicated with the bottom gap BG. A fan 71 has already been arranged in the bottom gap BG communicating with the inside of the car body 32 through a number of separation holes (not shown) opened in the car bottom wall 32b.
[0047]
A rib 83 is disposed in a circumferential space SG communicated with the inside of the car body 32 through a large number of separation holes (not shown) opened in the car side wall 32a. 81 is communicated. The upper end opening of the peripheral space SG is closed by the overhanging flange 34 of the separation basket 31 hooked on the upper end opening edge 21 c of the container 21.
[0048]
Next, the squeezing tool 41 is accommodated in the separation car 31 through its upper end opening, and the central cylinder part 42a is fitted to the drive shaft part 27a of the rotary shaft 27, and the driven groove 43a of the shaft engaging member 43 is accommodated. Is engaged with and attached to the drive convex portion 39 of the drive shaft portion 27a. Thereafter, a desired amount of brown rice is accommodated in the separation basket 31. Further, until this state is reached, or after brown rice is accommodated in the separation basket 31, the slag reservoir 61 is attached to the outer peripheral surface of the container 21 in communication with the slag outlet 81 according to the procedure described above.
[0049]
Finally, the lid 51 is attached to the upper end opening of the container 21 by the mounting procedure described above, and the upper end opening of the separation car 31 is closed, and the overhanging flange 34 of the car 31 is connected to the upper end opening edge 21c of the container 21 and the lid. The separation basket 31 is sandwiched between the peripheral portions of 51 and held so as not to move up and down. The separation basket 31 is prevented from rotating in the circumferential direction by this lid.
[0050]
The rice mill attachment 20 assembled by the above procedure is attached to the rice mill main body 1. In this attached state, the driving side coupling 9 and the driven side coupling 28 are engaged with each other, and connected to a state in which power can be transmitted from the rice milling machine main body 1 side to the stirrer 41. Further, the switch operation convex portion 54 of the lid 51 enters the opening of the switch convex portion 17, and a safety switch (not shown) is held in the ON state.
[0051]
After the above setting is completed, by setting the time of the milled rice switch, that is, the timer switch 14, according to the amount of brown rice put into the separation basket 31, the milled rice with the separation of rice cake by the following dry structure Is implemented.
[0052]
That is, the drive mechanism 10 in the rice milling machine body 1 is operated, and the rotation of the drive shaft 8 is transmitted to the rotary shaft 27 through the couplings 9 and 28, and the stirring tool 41 is moved together with the shaft 27 in the separation basket 31. (The direction of rotation is indicated by an arrow B in FIGS. 1, 5 and 6). Therefore, the rice in the separation basket 31 is pushed toward the car peripheral wall 32a while receiving the rotational force by the pair of blades 44 of the stirring tool 41. Thereby, the rice is moved (rotated) along the inner peripheral surface while being pressed against the inner peripheral surface of the car peripheral wall 32a of the stationary separation car 31 by the action of centrifugal force, and the inner periphery of the car peripheral wall 32a. After moving toward the upper side of the surface, it is moved in the direction of the car bottom wall 32b on the center side of the separation basket 31 by gravity, so that the rice in the separation basket 31 is swirled evenly while convection in the vertical direction.
[0053]
The rice bran layer is removed by the rubbing of the rice accompanying the stirring and the rubbing of the rice with the separation basket 31 and the stirring tool 41. It passes through the separation hole and is discharged into the peripheral gap SG and the bottom gap BG. Therefore, the rice from which the straw is removed is left in the separation basket 31.
[0054]
At the time of the above rice polishing, the fan 71 connected to the drive shaft portion 27a of the rotating shaft 27 is rotated together with the rotating shaft 27 in the bottom gap BG, and air is blown by the blades 74. In this ventilation, since the upper side of the fan 71 is the suction side and the outer peripheral side of the fan 71 is the exhaust side, the outside air is sucked from a part of the vent holes 55 of the lid 51 and the brown rice layer (cereal layer) in the separation basket 31. Passing through the separation hole of the car bottom wall 32b to the bottom gap BG, and further from the bottom gap BG through the fan 71 and then through the peripheral gap SG to the jar outlet 81 of the container 21; An air flow is formed through the outlet 81 to the tub 61. This air flow is indicated by solid arrows in FIG.
[0055]
Therefore, from the side where the soot is discharged from the separation holes of the car bottom wall 32b and the car peripheral wall 32a into the gaps BG and SG, the soot is carried on the air flow described above and communicated with the peripheral gap SG. It can be discharged through the soot outlet 81 to the soot reservoir 61 outside the container 21 having a low temperature condition. In this case, the rib 83 extending in the vertical direction arranged in the peripheral space SB can guide the air rising while rotating along the peripheral space SB in the direction of the soot outlet 81. It can be discharged to the sump 61 through.
[0056]
By the way, in the above rice milling operation, air enters and exits the inside and outside of the separation basket 31 through the air holes 55 of the lid 51. This entry / exit is spontaneously formed as frictional heat is generated along with the milled rice, but in this embodiment, in addition to this, the peripheral gap around the separation basket 31 by the fan 71 as described above. Part of the wind that flows around the SB flows into the separation car 31 through the separation hole on the upper side of the separation car 31, so that the air enters and exits. For this reason, the rice cake that soars upward from the upper surface of the rice layer in the separation basket 31 floats in accordance with the direction of movement of the rice being stirred in the separation basket 31, and a part of the straw 51 Attempts to pass through vent 55.
[0057]
However, each of the vent holes 55 has a partial hole wall surface 55c facing the inner hole end 55a from above, so that air containing traps trying to pass through the vent hole 55 toward the outside of the container 21 is provided. Collides with the partial hole wall surface 55c before reaching the outer hole end 55b. Along with this, the soot is separated from the outflow air, and only the air flows out from the outer hole end 55b, and the soot that is prevented from flowing out falls by its own weight and passes through the inner hole end 55a directly below. Returned to the separation basket 31.
[0058]
In addition, in this case, the vent hole 55 is a partial hole between the inner hole end 55a and the outer hole end 55b, the direction of the hole ends 55a and 55b being different and facing the inner hole end 55a from above. Since it is formed in a crank shape having a wall surface 55c, the air and the soot that are going to pass through the vent hole 55 are made to collide with the partial hole wall surface 55c, and the soot is prevented from flowing out and separated as described above. The basket can be returned to the car 31.
[0059]
In addition, the inner hole end 55a is provided on the downstream side in the rotational direction of the rice in the separation basket 31, and the outer hole end 55b is provided on the upstream side in the rotational direction of the rice. In order for the rice cake flowing according to the rotation direction of the rice to pass through the vent hole 55 to the outside, it must pass through the vent hole 55 so as to return to the flowing direction in the separation basket 31. Therefore, entry of soot into the vent hole 55 can be suppressed.
[0060]
For the above reasons, it is possible to suppress the leakage of the soot floating in the separation basket 31 to the outside of the container 21 through the vent hole 55 while allowing air to enter and exit from the vent hole 55. Therefore, the surface of the lid 51 and the surroundings of the rice milling machine are prevented from being soiled with rice cake, and handling such as rear-cleaning becomes easy. In addition, since it is not necessary to make the vent hole 55 much smaller and heat dissipation through the vent hole 55 can be maintained, the drying of the rice accompanying the rice polishing is suppressed, and the rice can be polished so as not to lower the taste after cooking.
[0061]
Furthermore, the crank-shaped vent hole 55 having the partial hole wall surface 55c facing the inner hole end 55a from above is bent. Therefore, the rice grains that have bounced up toward the lid 51 can be received by the partial hole wall surface 55c and can be prevented from going further toward the outer hole end 55b. Therefore, it is possible to surely prevent the splashed rice grains from leaking outside the container 21 through the vent hole 55.
[0062]
Thus, the passage of rice grains can be prevented, so that the hole diameter of the vent hole 55 can be made larger than the size of the rice. Therefore, the degree of freedom in designing the size of the air hole 55 can be increased, and the air diameter of the air hole 55 can be increased rather than reduced without reducing the heat radiation from the rice layer in the separation basket 31. Can be designed arbitrarily.
[0063]
FIG. 7 shows a second embodiment of the present invention. Since this embodiment is basically the same as the first embodiment, only the configuration of the vent hole 55 different from the first embodiment will be described here, and the same parts as in the first embodiment will be described in the first embodiment. The same reference numerals as those of the embodiment are attached and the description thereof is omitted.
[0064]
In the second embodiment, each air hole 55 is formed as a through hole that obliquely intersects the thickness direction of the lid 51. The inner hole end 55a of the vent hole 55 is provided on the downstream side in the rotational direction of the rice in the separation basket (the downstream side in the rotational direction of the swirl flow), and the outer hole end 55b is upstream in the rotational direction of the rice (the rotational direction). Provided upstream of the swirl direction of the flow). Further, each vent hole 55 is formed such that a straight line or a plane (indicated by a dotted line) connecting the points P3 and P4 in FIG. 7 is located on the same plane along the thickness direction of the lid 51. Therefore, the vent hole 55 can be made with a pair of molds. The configuration other than the points described above is the same as that of the first embodiment including the configuration not shown in FIG.
[0065]
In the second embodiment, even though each vent hole 55 is provided obliquely through the lid 51, the soot that floats and flows in the separation basket leaks out through the vent hole 55. In this case, it is necessary to pass through the vent hole 55 so as to return to the flow direction of the floating soot. Therefore, the entry of soot into the vent hole 55 is suppressed. Moreover, immediately after that, the soot that has entered the inner hole end 55a collides with the partial hole wall surface 55c facing the hole end 55a from above, and is separated from the air flowing out of the vent hole 55. It falls back into the separation basket through end 55a. Further, although the vent hole 55 of the second embodiment is slanted but straight without any bending in the middle, it is possible to easily remove wrinkles attached to the vent hole 55.
[0066]
In addition, this invention is not restrict | limited to the said each embodiment. For example, this invention can implement the process similar to polished rice with respect to grains other than rice. Furthermore, in the present invention, the container is not a separate body from the rice milling machine main body, and may be provided integrally so that it cannot be removed from the rice milling machine main body. In the present invention, the stirrer is only required to be able to stir the grains in the separation basket, and the blade is not necessarily required. Furthermore, the present invention can also be applied to a rice milling machine having a configuration in which the separated rice cake is stored at the bottom of the container without the fan and the rice cake reservoir.
[0067]
【The invention's effect】
The present invention is implemented in the form as described above, and has the following effects.
[0068]
According to the inventions according to claims 1 to 4, among the soot that floats and flows from the rice layer in the separation basket, the soot that attempts to pass through the vent hole of the lid to the outside of the container is provided on the hole wall surface of the vent hole. Since it was made to collide and separated from the air that was going to flow out of this vent hole, it was dropped by its own weight and returned to the separation basket, so that the rice cake was passed through the lid while suppressing the temperature rise of the polished rice. A rice milling machine that can prevent leakage can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view of a rice mill according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of the rice mill shown along line ZZ in FIG.
3A is a cross-sectional view showing a part of the rice mill attachment along the line YY in FIG. 1; FIG.
FIG. 3B is a cross-sectional view taken along the line U-U in FIG.
4A is a cross-sectional view of the lid shown along the line WW in FIG. 1. FIG.
(B) is sectional drawing of the lid | cover shown along the VV line in FIG.
FIG. 5A is a plan view showing a fan included in the rice milling machine of FIG. 1;
FIG. 5B is a cross-sectional view taken along line XX in FIG.
FIG. 6 is a plan view showing the rice milling attachment of FIG. 3 with the lid and the stirring tool removed.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing a part of a lid provided in a rice mill according to a second embodiment of the present invention along the circumferential direction.
[Explanation of symbols]
1 ... Main body of rice mill
4 ... Drive motor
8 ... Drive shaft
21 ... container
27 ... Rotating shaft
31 ... Separation basket
32b ... Cage bottom wall
41 ... Agitator
51 ... Lid
55 ... Ventilation hole
55a ... inner hole end
55b ... Outside hole end
55c ... Partial hole wall surface (a part of the hole wall surface facing the inner hole edge)

Claims

A rice milling machine main body having a drive shaft and a drive motor for rotating the drive shaft, and a bottomed cylindrical shape having an upper end opened. The bottom wall is pivotally supported through the bottom wall and connected to the drive shaft. A container provided on the rice milling machine main body with a rotating shaft, and a bottomed cylindrical shape which is accommodated in the container and has a plurality of separation holes for separating rice bran from the rice and having an open upper end. A separation cage, a stirring tool attached to the rotating shaft and rotated; and a lid on which the opening of the container is detachably closed and a plurality of vent holes communicating the inside and the outside of the container are formed. In the rice mill,
The inner hole end of the vent hole facing the separation cage and the outer hole end of the vent hole facing the outside of the container are shifted so as not to face each other in the thickness direction of the lid, A rice milling machine characterized in that a part of the inner hole is opposed to the end of the inner hole from above, and a part of the wall of the hole collides with a rice cake that flows out of the container from the vent hole.

The rice mill according to claim 1, wherein the vent hole is formed in a crank shape.

The rice mill according to claim 1 or 2, wherein the inner hole end is provided on the downstream side in the rotation direction of rice in the separation basket, and the outer hole end is provided on the upstream side in the rotation direction of the rice. .

The vent hole is obliquely intersected with the thickness direction of the lid, and the inner hole end is provided on the downstream side in the rotation direction of the rice in the separation basket, and the outer hole end is provided on the upstream side in the rotation direction of the rice. The rice milling machine according to claim 1, wherein: