JP3609951B2 - Grain processing equipment - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、玄米、白米、麦、蕎麦等の穀粒の糠(胚芽や糠層及びでん粉層のうち穀粒から剥離したもの、又は種皮等の混ざった微紛物等であって、以下「糠」と略称する。)を乾式構造によって取り去る家庭用精米機等の穀粒処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
家庭用精米機として、回転軸を回転させる駆動機構が内蔵された装置本体と、この装置本体に一体的に設けられかつ上端が開口された容器と、多数の分離孔を有するとともに、前記容器の内面との間に糠室を形成して前記容器内に出し入れ可能に収容される分離かごと、前記容器内の中央部に配設される前記回転軸に着脱可能に取付けられて前記分離かご内で回転されるかき回し具と、を具備したものが提供されている。この精米機によれば、分離かご内に収容した玄米をかき回し具の回転によりかき回し、それに伴って米同士を擦り合わせながら玄米から生じる糠を分離かごの分離孔に通して前記糠室に分離し、玄米を精米できる。
【0003】
この精米機では、容器に出し入れされる分離かごは容器の開口縁に上方から引っ掛かって重なる環状の張出しフランジを有しており、このフランジと容器の開口縁との接触により糠室の上端開口を閉じている。又、容器への分離かごの出し入れを容易にするために、分離かごには金属丸棒からなるハンドルが起倒可能に取付けられている。そして、ハンドルの取付け端部は分離かごの上端部周壁を内側から外側に向けて挿通されていて、この取付け端部を中心としてハンドルが回動されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
糠室の上端開口の閉鎖を前記のように張出しフランジと容器の開口縁との接触にだけ依存して行なっている構造では、張出しフランジ及び容器の開口縁の平面度のばらつきにより、接触範囲全体にわたって確実に面接触させることが難しいだけではなく、精米時において分離かごはその内部でかき回される米の動きで動揺し易いから、それに伴って張出しフランジと容器の開口縁との合せ面には隙間が生じ易い。そして、精米時においてはかき回し具の回転及びかき回される玄米の動きにしたがって分離かごの外側の糠室内にも風が生起されて、この風に分離された糠が乗って糠室を吹き上がるので、その一部が前記張出しフランジと容器の開口縁との合せ面の隙間を通って外部に漏れる恐れがある。
【0005】
又、分離かごがハンドルを備えることは、容器への分離かごの出し入れが容易となる点で優れているが、かご周壁から外部に突出しているハンドルの取付け端部の先端はエッジを有している。しかし、分離かごを掃除する際等に誤って前記エッジに手を触れてしまう恐れがあり、その改善が求められている。
【0006】
したがって、本発明が解決しようとする第1の課題は、精米等の精穀時において糠室の糠が外部に漏れることを防止できる穀粒処理装置を得ることにある。
【0007】
又、本発明が解決しようとする第2の課題は、前記第1の課題を解決しつつ分離かごの取扱いの安全性も確保できる穀粒処理装置を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明は、回転軸を回転させる駆動機構が内蔵された装置本体と、この装置本体に一体的に設けられ又は前記装置本体とは別体であってこの装置本体に着脱可能に取付けられかつ上端が開口された容器と、多数の分離孔を有するとともに、前記容器の上端開口縁に上方から引っ掛る張出しフランジを有し、この張出しフランジで閉じられる糠室を前記容器の内面との間に形成して前記容器内に出し入れ可能に収容される分離かごと、前記容器内の中央部に配設される回転軸に着脱可能に取付けられて前記分離かご内で回転されるかき回し具と、前記容器の内周面に弾性的に密接するリップ部を有して前記分離かごの外周に嵌合して取付けられた環状シールパッキンとを具備したものである。
【0009】
この請求項1の発明において、外周に環状シールパッキンが取付けられた分離かごは、その張出しフランジを容器の上端開口縁に引掛けて容器内にセットされて、この分離かごと容器との間に糠室を形成するとともに、この糠室の上端を前記張出しフランジで閉じる。前記セットに伴いシールパッキンのリップ部が、弾性変形を伴って容器の上端開口部内周面に弾性的に密接し、前記張出しフランジの下側近傍で糠室を仕切る。又、こうしてセットされた分離かごの中央部に位置された回転軸にはかき回し具が取付けられる。そして、容器が装置本体と一体的である場合には、分離かご内に玄米等の穀粒を適当量投入してから、装置本体の駆動機構を動作させて使用され、又、容器が装置本体とは別体である場合には、この容器を装置本体に取付けるとともに、その前後において分離かご内に玄米等の穀粒を適当量投入してから、装置本体の駆動機構を動作させて使用される。
【0010】
この使用時には、駆動機構の動作で分離かごの中央部に配設された回転軸及びこの軸に取付けられたかき回し具が、静止状態の分離かご内で回転して、分離かご内に既に投入された玄米等の穀粒をかき回すので、穀粒の糠が、分離かごに開けられている多数の分離孔を通過して容器と分離かごとの間の糠室に溜められ、分離かご内には糠が取り去られた米等の穀粒が残される。
【0011】
この精穀時において、容器の内周面に弾性的に密接して、糠室を糠が溜まる底側と張出しフランジ側とに仕切っている環状のシールパッキンの弾性変形可能なリップ部は、分離かごが多少動揺しても容器の内周面への弾性的密接を維持するので、容器の上端開口縁と張出しフランジとの合せ面に隙間があるとしても、糠室内を舞って前記隙間に至ろうとする糠を前記シールパッキンにより遮ることができる。
【0012】
又、前記第1の課題を解決するために、請求項1の発明に従属する請求項2の発明は、前記分離かごがハンドルを備え、このハンドルの取付け端部が前記分離かごの上端部周壁を内側から外側に向けて挿通しているとともに、この取付け端部の突出部分を前記張出しフランジとこの間近に配置された前記リップ部との間に配置し、かつ、前記突出部分よりも前記リップ部を突出させたことを特徴とするものである。
【0013】
この発明においては、請求項1の発明の作用に加えて、分離かごの取扱いを容易にするためのハンドルの取付け端部が分離かごの外面から突出されているにも拘らず、この端部の突出部分を上下から覆っている張出しフランジとシールパッキンのリップ部とは、いずれも前記突出部分よりも突出しているので、使用者が誤って前記突出部分の先端のエッジに触れることを張出しフランジとリップ部とで防止できる。
【0014】
前記請求項1又は2の発明を実施するにあたり、この発明に従属する請求項3の発明のように、前記分離かごがその上端部周壁に有した外向きの環状凸部に嵌合する環状凹溝を前記シールパッキンの内周面に設け、この環状凹溝に対応する前記シールパッキンの外周面位置に前記リップ部を突設するとよい。このようにすると、請求項1又は2の発明の作用に加えて、シールパッキンの環状凹溝がリップ部の根元部において分離かごの環状凸部に嵌合して、この凸部を吸収するから、環状凸部によってリップ部が所定方向以外に向くことがなくなり、したがって、リップ部を容器の内周面に対して適正に密接させて確実なシール作用を得ることができる。
【0015】
又、請求項1〜3の内のいずれかの発明を実施するにあたり、その発明に従属する請求項4の発明のように、前記シールパッキンを前記分離かごの底壁側に取外し可能にするとよい。このようにすると、請求項1〜3の内のいずれかの発明の作用に加えて、シールパッキンを分離かごから取外せるので、このパッキン及び分離かごの清掃を容易に行なうことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態に係る精米機について図1〜図13を参照して説明する。この精米機は、装置本体と、これに着脱される穀粒処理アタッチメントとから形成される。
【0017】
図1〜図3中1は合成樹脂製の装置本体である。装置本体1は、ボディケース1aと、ボトムケース1bと、トップカバー1cとを連結して組立てられている。図3に示されるように装置本体1内には金属製の支持板2が水平な姿勢で配置されている。本体1は台状をなす容器載置部3を有し、この載置部3から外れた位置にはトップカバー1cで上方から覆われる駆動モータ4が内蔵され、このモータ4は支持板2に取付けられている。
【0018】
図3に示されるように支持板2にはこれに連結された軸受ホルダ6を介して軸受7が取付けられ、軸受7にはこれを貫通する出力軸8が垂直な姿勢で回転自在に支持されている。出力軸8の上端部は、上面が開口された容器載置部3の凹部3a内中央部に突出され、この上端部には駆動側カップリング9が取付けられている。
【0019】
駆動モータ4のモータ軸4aの下端部は支持板2を下方に貫通しており、このモータ軸4aと出力軸8とは伝動手段を介して連結されている。装置本体1に内蔵された駆動モータ4、出力軸8、及び伝動手段は駆動機構10をなしている。前記伝動手段は、例えばモータ軸4aに固定された駆動プーリ11と、出力軸8の下端部に固定された減速用従動プーリ12と、これら両プーリ11、12にわたって巻き掛けられたベルト13とから形成されている。
【0020】
図1及び図2に示されるようにトップカバー1cの上面壁は操作パネルとして用いられており、この壁にはタイマースイッチ14と洗米スイッチ15とが取付けられている。精米される玄米の量に応じた精米時間を設定するタイマースイッチ14はダイアル操作されるものであり、このスイッチ14が操作されたときに前記出力軸8は前記駆動機構10を介して例えば2400rpm〜3000rpmで回転される。洗米スイッチ15は押圧されている時間に限って駆動モータ4を運転させる押し釦式のフラッシュスイッチであって、これを押圧操作したときには、前記駆動モータ4への通電回路が切換わって前記出力軸8は前記駆動機構10を介して例えば3500rpmで回転される。なお、図1及び図2中16は玄米の量と精米時間との目安及び白米量と洗米時間との目安を示したスイッチ設定表であり、この表16にしたがってタイマースイッチ14の目盛り合せがされるとともに、洗米スイッチ15の押圧回数が指定されるようになっている。
【0021】
トップカバー1cの上面壁には容器載置部3側に寄せて中空のスイッチ凸部17が上方へ突出して一体に形成されて、この凸部17の上端部側面には図2に示される開口17aが開けられている。スイッチ凸部17の内部には開口17aに臨んで図示しないスイッチ連動部材が収容されていて、この連動部材は、開口17aに挿入される後述のスイッチ操作凸部により押し動かされ、それに伴い装置本体1に内蔵された図示しない常開の安全スイッチをオンさせるものである。この安全スイッチがオンした状態でのみ前記両スイッチ14、15の操作が有効、つまり、駆動モータ4への通電が実現されるようになっている。なお、図3中18はモータ軸4aの上端部に連結されたモータ冷却用のファンを示している。
【0022】
次に、穀粒処理アタッチメントについて説明する。このアタッチメントは図4等に示されるように容器21と、分離かご31と、かき回し具41と、蓋51とを備えている。
【0023】
すなわち、図1〜図3に示されるように容器載置部3上には、上面が開口された合成樹脂製や透明ガラス製の有底円筒状容器21が、その下面に連結された容器台22を前記凹部3aに着脱可能に嵌合して取付けられている。図1〜図6に示されるように容器21は、その周壁21bの外周面から例えば一体に突設された把手23を有しているとともに、この把手23から180°離れた開口縁に径方向外側に突出する凸部からなる注ぎ口24を有している。把手23は例えば側面視コ字状をなしているが、これに限るものではない。又、図3に示されるように注ぎ口24の先端部下面は平面で形成されている。
【0024】
図3、図4、図7に示されるように容器21の底壁21aの中央部には、これを貫通して軸受ホルダ25が取付けられ、このホルダ25の下端部には容器台22が連結されている。軸受ホルダ25に内蔵された軸受26には、その中央部を上下方向に貫通して回転軸27が垂直な姿勢で支持されている。回転軸27は容器21の中央部に配置されており、その下端部には、容器載置部3への容器21の着脱に伴って前記カップリング9に着脱自在に噛み合い係合する被動側カップリング28が取付けられている。回転軸27の軸受26より上側部分は駆動軸部27aをなしている。
【0025】
軸受ホルダ25は容器21内に位置されるホルダ嵌合部25aを有している。この嵌合部25aは図5及び図6に示されるように回転軸27と同心の円形の環状フランジ部からなる。又、本実施形態では洗米をする関係から容器21は水密構造となっている。そのために、図6に示されるように底壁21aと軸受ホルダ25との間に環状の防水パッキング29が挟み込まれているとともに、軸受ホルダ25の上端部内面と軸受26と回転軸27との間に、回転軸27が摺接する環状の防水パッキング30が設けられている。
【0026】
容器21に出し入れ自在な分離かご31は、図6〜図10等に示されるように上面が開口された金属製のかご本体32と、合成樹脂製の中心筒体33、金属丸棒製のハンドル34とを備えて形成されている。
【0027】
図10で代表して示されるようにかご本体32は、円筒形状のかご周壁32aと、この周壁32aの下端部に連結されたかご底壁32bと、かご周壁32aの上端部に連結され外側に向けて水平状に張り出した環状の張出しフランジ32cとからなる。張出しフランジ32cを除いたかご主部は、容器21よりも小径であるとともに、容器21の深さよりも短い有底円筒形状をなしている。張出しフランジ32cの一部には回り止め部としての蓋係合凸部39bが水平状に突出して設けられている。この係合凸部39bは注ぎ口24に上側から被さるようになっている。
【0028】
かご周壁32aとかご底壁32bとは、凹凸をなして曲げられたかご周壁32aの下部接合端部32adの内周面に、この端部32adに対応する凹凸をなして曲げられたかご底壁32bの上部接合端部32buを嵌合させ、シーム接合によって連結されている。同様に、かご周壁32aと張出しフランジ32cとは、凹凸をなして曲げられたかご周壁32aの上部接合端部32auの内周面に、この端部32auに対応する凹凸をなして曲げられた張出しフランジ32cの下部接合端部32cdを嵌合させ、シーム接合によって連結されている。
【0029】
かご周壁32aと張出しフランジ32cとのシーム接合によって、張出しフランジ32cのフランジ部の下側近傍には断面が略半円状をなす外向きの環状凸部38が設けられている。又、図5〜図7に示されるように分離かご31の上端開口部の内面には径方向に相対向する突起からなる一対のハンドル受け40が一体に突設されている。
【0030】
図8〜図10に示されるように張出しフランジ32cの外周部39aには、この外周部39aより内側部分39cの下面と面一的に位置される折り返し39dが下面側に折り曲げられている。折り返し39dは全周に亘って連続している。この折り返し39dを設けるために、張出しフランジ32cの外周部39aは、分離かご31をなす板金の板厚分だけ上側に段を付けて曲げられた後、この部分の裏面に重ねて折り返し39dを下面側に折り曲げて形成されている。それにより、外周部39aの端には板金のエッジがなく外周部39aの端が丸みを帯びた構成にできるとともに、前記内側部分39cの下面と折り返し39dの下面とが面一的、つまり、同じ高さ位置に設けられている。そして、張出しフランジ32cを容器21の上端開口縁21cに上方から引掛けた時に、図9に示されるように前記内側部分39c及び折り返し39dの内の少なくとも内側部分39cが、前記上端開口縁21cに引っ掛かるようになっている。又、前記折り返し39dを設けたことにより、張出しフランジ32cの外周端が丸みを持つとともに、外周部39aに手を掛けた際に折り返し39dのエッジに指が触れないようにでき、したがって、張出しフランジ32cを利用しての分離かご31を着脱操作する場合の安全性を確保できる。
【0031】
図6及び図10に代表して示されるように分離かご31のかご周壁32aにはその略全域にわたり多数の分離孔35が開けられているとともに、図7及び図10に代表して示されるように分離かご31のかご底壁32bにもその略全域にわたり多数の分離孔36が開けられている。これら分離孔35、36はいずれも分離かご31内に収容されて精白された穀粒例えば白米の通過を妨げる大きさの小穴からなる。
【0032】
図6及び図7に示されるように前記中心筒体33は分離かご31のかご底壁32bの中央部を貫通してかご底壁32bにリベット37で止められている。中心筒体33の上下両端はいずれも開放されているが、この筒体33の高さは、分離かご31内に最大規定容量の玄米を収容した場合における玄米群が作る上面より上側に突出される高さに設定されている。それにより、精米時および精米後に分離かご31を傾けて内部の玄米を流出させるときにも、米群が作る上面よりも中心筒体33の上部が上方に突出していて、米が中心筒体33内に入り込まないようにしてある。かご底壁32bの下側に突出した中心筒体33の下端部は、前記ホルダ嵌合部25aに着脱可能に嵌合されるかご嵌合部33aとして用いられている。この嵌合部33aの内径Aとホルダ嵌合部25aの径BとはA≒Bの関係にある。
【0033】
ハンドル34は、分離かご31の内径の半径よりわずかに小さな半径の円弧をなして曲げられていて、その両端から外側に折り曲げられた取付け端部34aを有して形成されている。取付け端部34aは、前記張出しフランジ32cの幅よりも短いものであって、分離かご31の開口端側の接合端部32au、32cdを貫通した一対の孔32d(図9参照)に、分離かご31の内側から外側に向けて挿通されており、それにより、ハンドル34は孔32dを中心に回動自在に取付けられている。ハンドル34を倒した時には、図3に示されるようにハンドル34は分離かご31の上端開口に沿う略水平な姿勢をなしていずれか一方のハンドル受け40に上方から引っ掛かって支持されるようになっている。
【0034】
前記構成の分離かご31の外周には、張出しフランジ32cの下側近傍に配置される環状のシールパッキン48が嵌合して取付けられている。このパッキン48は、弾性材料例えばシリコンゴム製であって、その弾性を利用して分離かご31の底壁32b側に取外し可能である。図9等に示されるようにシールパッキン48は、リング形のベース48aの幅方向中央部の外周面に周方向に連続する環状のリップ部48bを一体に有しているとともに、このリップ部48bに対応してベース48aの幅方向中央部の外周面に周方向に連続する環状凹溝48cを有している。このパッキン48の上端面を張出しフランジ32cの根元部裏面に当接させて分離かご31の所定位置に取付けた際に、環状凹溝48cは分離かご31の環状凸部38に嵌合される。
【0035】
リップ部48bは、先細状であって、分離かご31を容器21内に収容したとき、容器21の上端開口部の内面に弾性変形を伴って密着する長さを有している。したがって、このリップ部48bはハンドル34の取付け端部34aよりも径方向外側に突出するものである。そして、互いに接近しているリップ部48bと前記張出しフランジ32cとの間に、これらより短い前記取付け端部34aが配設されている。なお、シールパッキン48にはその180度離れた2個所に前記取付け端部34aを突出させる逃げ溝(図9に代表して1個所示す。)48dが設けられている。
【0036】
図3に示されるように容器21内において回転軸27には、これに上方から着脱自在に嵌合されて出力軸8の回転にしたがって回転軸27とともに回転されるるかき回し具41が取付けられている。
【0037】
図3、図7、図13に示されるようにかき回し具41は、合成樹脂の一体成形品からなるかき回し具本体42と、この本体42に内蔵された合成樹脂製又は軽金属製の軸係合部材43と、一枚以上例えば一対のブレード44を備えている。かき回し具本体42は上端が閉じられるとともに下端が開口された筒状をなし、その上端壁の中央部内面から一体に突設された中央筒部42aの下端部に軸係合部材43が連結されている。この部材43は、回転軸27の駆動軸部27aに対して軸方向には着脱自在に嵌合されるとともに、周方向には相対回転しないように係合する(言い換えれば回転軸27と一緒に回転するように引っ掛る)ものである。したがって、かき回し具41は分離かご31の中央部に配置される回転軸27に取付けられて、この回転軸27と一緒に回転されるものであり、この取付け状態では、かき回し具本体42の外周壁と中央筒部42aとの間の環状空隙45に前記中心筒体33が入り込んで、かき回し具本体42の内外周壁と中心筒体33とが接触しないようになっている。
【0038】
一対のブレード44は、その長手方向と直交する断面がコの字形をなすように金属板例えば耐摩耗性に優れるステンレスの薄板を折り曲げてなる。したがって、ブレード44は、かご周壁32aと対向する材料押し出し面44aとこの上下に連なった上下面44b、44cを有しており、材料押し出し面44aと上下面44b、44cとの境界は、急峻なエッジではなく丸みを帯びている。材料押し出し面44aの幅は上下面44b、44cの幅よりも大であり、それにより、材料押し出し面44aはブレード44の中で最大の面積を占めている。そして、各面44a〜44cのいずれにも表側に突出する小さな凸部が略全域に渡って形成されている。
【0039】
これら一対のブレード44のかき回し具本体42側の一端部は、かき回し具本体42の下端部から一体に張り出したブレード連結部46に、複数のリベット47を介して連結されている。この連結により一対のブレード44は、図3に示されるように回転軸27にかき回し具本体42を嵌合して取付けた状態で、その下面44cがかご底壁32bに接近して設けられる。
【0040】
かき回し具本体42に連結された一対のブレード44は、図7に示されるように分離かご31内に配置された状態で上方から見て、分離かご31の中央部からかご周壁32a側に行くほどかご周壁32aの内周面に次第に近付く大きな円弧状をなしている。言い換えれば、ブレード44は、前記ブレード連結部46側の一端部から他端の自由端部に行くにしたがってかご周壁32aの内周面と材料押し出し面44aとの間の距離(分離かご31の半径方向に沿う距離)を次第に狭めて設けられている。
【0041】
図1〜図3に示されるように前記容器21の上端開口にはこれを開閉する蓋51が着脱可能に取付けられている。透明な合成樹脂からなる蓋51は、略円形をなして容器21の上端開口縁の外側に嵌合するものであって、その外周部に、互いに180°離れて把手引掛け部52と注ぎ口引掛け部53とを夫々設けているとともに、注ぎ口引掛け部53側に寄せてL字状のスイッチ操作凸部54が一体に突設されている。
【0042】
図3、図11、図12に示されるように把手引掛け部52は、蓋51とは別に成形された弾性に富む合成樹脂材の成形品であって、これは、蓋51に一体に形成された部材取付け部51aに嵌着して取付けられている。この引掛け部52は前記把手23の上部に着脱可能に弾性係合する相対向する一対の弾性挟持片52aを有している。分離かご31の回り止めとなる注ぎ口引掛け部53は、蓋51と一体に形成されたものであって、図2に示されるように上面視コ字形であってその中央部は図3に示されるように断面L形の引掛け部位53aをなしていて、この部位53aの裏側(蓋51の中央部側)は開放されている。
【0043】
この蓋51を容器21に取付けるには、まず、図7に示すようにかき回し具41及び分離かご31が収容された容器21に対して、注ぎ口引掛け部53が前下がりとなる斜めの姿勢で、その引掛け部位53aを容器21の注ぎ口24の下面に引掛けてから、この注ぎ口24を支点として把手引掛け部52側が下がるように押し下げて回動させればよい。それにより、把手引掛け部52の弾性挟持片52aの弾性変形を伴って、その下端部側が把手23の上部側面を通過し、その通過終了とともに弾性挟持片52aが互いに近付くように弾性復帰して、蓋51を下方に呼び込む力を与えながら把手23の上部を弾性的に挟持するものであり、こうして容器21及び分離かご31を覆って蓋51が取付けられる。こうした容器21への蓋51の取付けによって、容器21の上端開口縁21cと蓋51の周部内面との間に前記張出しフランジ32cが挟まれる。又、以上の取付け手順の逆に、把手引掛け部52を押上げて把手23から外した後、注ぎ口引掛け部53を注ぎ口24から外すことにより、蓋51を容器21から取外すことができる。
【0044】
なお、図1〜図3、図11、図12において、符号55は蓋51に一体成形されて把手引掛け部52の上側近傍に張出したカバー凸部であり、把手23を握った片手の親指で押上げるのに適する位置に設けられている。したがって、カバー凸部55を備えることは蓋51を開くときの押上げ操作を親指で容易にできる点で優れている。
【0045】
又、蓋51にはその周部を除く全域にわたって多数の通気孔56が開けられているとともに、中心部裏面には下向きのストッパ突起57が一体に突設されている。米が通過できない程度の小さな通気孔56を設けることは、精米に伴って生じる熱を外部に放出して、精白された米の温度を下げて白米が乾燥し過ぎないようにするために有効である。又、ストッパ突起57は、回転軸27にかき回し具41が正しく取付けられていない場合に、このかき回し具41の上面に当って蓋51の取付けを妨げ、それにより、かき回し具41を適正にセットさせることを余儀なくさせることができる点で有効である。更に、蓋51の周部内面には環状をなすリブ58が設けられ、その先端は前記張出しフランジ32cの根元部上面に米の大きさ以下の隙間を設けて近接されており、それによって、張出しフランジ32cの上面に米がたまらないようにしている。
【0046】
次に、精穀例えば玄米を精米する場合を説明する。まず、装置本体1に載置された状態、又は装置本体1から外れた状態の穀粒処理アタッチメントの容器21内に、その上端の開口を通して、予め環状のシールパッキン48が装着された分離かご31を、このかご31の張出しフランジ32cが容器21の上端開口縁21cに上方から引っ掛るまで収容する。それにより、分離かご31のかご本体32が容器21内に吊持された状態に収容される。
【0047】
前記分離かご31の収容にあたり、張出しフランジ32cの蓋係合凸部39bが容器21の注ぎ口24に覆い被さるように、分離かご31は容器21に対して位置合せされる(図6参照)。また、前記収容に際して、分離かご31が有する中心筒体33のかご嵌合部33aが、容器21側のホルダ嵌合部25aの外周に嵌合されるから、これらの嵌合により容器21に対する分離かご31の径方向の芯出しがなされるとともに、中心筒体33内にはホルダ嵌合部25aを有した軸受ホルダ25を軸方向に貫通した回転軸27の駆動軸部27a側が挿入される。
【0048】
こうした分離かご31の収容状態は図6に示される。この収容状態において、かご本体32のかご周壁32aが容器21の周壁21bの内周面から離れて配置されるとともに、かご本体32のかご底壁32bも容器21の底壁21aの内面から離れて配置されるので、かご本体32と容器21との間には、かご本体32の側方及び下方にわたって連続するとともに前記各分離孔35、36を通してかご本体32内に連通する空隙、つまり、玄米から分離された糠を溜めるための糠室Cが形成される。そして、この糠室Cの上端開口は容器21の上端開口縁21cに引掛けられた分離かご31の張出しフランジ32cによって閉じられている。
【0049】
又、前記収容に伴い、シールパッキン48が容器21の上端開口部の内側に配置され、そのリップ部48bは、図9に示されるように弾性変形を伴って容器21の上端開口部の内周面に密接して、糠室Cを、糠が溜まる底側と張出しフランジ32c側とに仕切る。この場合、環状のリップ部48bが容器21の上端開口部の内周面に弾性的に密接するに伴い、シールパッキン48が容器21に対して分離かご31をその径方向に位置規制するので、前記ホルダ嵌合部25aとかご嵌合部33aとの嵌合を容易に行なわせることができる。その上、リップ部48bの容器21内周面への弾性的密接により、容器21内に収容された分離かご31の上部を安定して支持できるので、後述の精米時にも分離かご31の動揺を抑制できる。
【0050】
次に、分離かご31内にその上端開口を通してかき回し具41を収容して、その中央筒部42aを回転軸27の駆動軸部27aに嵌合するとともに、軸係合部材43を駆動軸部27aに係合して取付ける。こうして回転軸27にかき回し具41が取付けられた状態は図7に示される。この取付け状態では、既述のように容器21に対して分離かご31が芯出しされているので、回転軸27に取付けられたかき回し具41のブレード44が分離かご31のかご周壁32aに干渉することがない。
【0051】
この後、所望量の玄米を分離かご31内に収容してから、容器21の上端開口にその把手23及び注ぎ口24を利用して蓋51を既述の取付け手順により被着して、この蓋51を容器21の上端部に取付けて分離かご31の上端開口をカバーするとともに、このかご31の張出しフランジ32cを前記上端開口縁21cと蓋51の周部との間に挟み込んで分離かご31を上下方向に動かないように保持する。又、張出しフランジ32cの蓋係合凸部39bで覆われた容器21の注ぎ口24には、蓋51の注ぎ口引掛け部53が引掛けられて、この引掛け部53の引掛け部位53aの両側に連なる部分が、蓋係合凸部39bの根元部分D(図5及び図7参照)にその幅方向両側から当るように位置されるので、これらの係合によって分離かご31は周方向に回り止めされる。したがって、後述の精米時において分離かご31が不用意に動揺することを防止できる。なお、以上のようにして組立てられた穀類処理アタッチメントの状態は図3に示されている。
【0052】
次に、このアタッチメントを、装置本体1に取付ける。この場合、予め装置本体1の容器載置部3に容器21が載置してある場合にも、又、装置本体1から外れた状態で前記アタッチメントを組立てた場合でも、はじめは、図1及び図3に示されるように容器21の把手23が装置本体1のトップカバー1cとは逆側に位置する姿勢で容器載置部3に載せた後に、図1中矢印方向、つまり、把手23がトップカバー1c側に寄せられるように前記アタッチメント全体を回動させることにより、装置本体1への取付けが行われる。この取付け完了の状態は図2に示されている。この取付け状態では、図3に示されるように駆動側カップリング9と被動側カップリング28とが互いに噛み合わされて、装置本体1側からかき回し具41への動力伝達が可能な状態に接続されるとともに、前記凹部3aの内周面と前記容器台22の外周面との図示しない引っ掛りにより、容器21が容器載置部3の上方へ抜け出すことが防止されている。又、蓋51のスイッチ操作凸部54が、図2に示されるように装置本体1のスイッチ凸部17の開口17aに入り込んで、図示しない安全スイッチがオン状態に保持される。
【0053】
そして、以上のセット完了後に、分離かご31内に投入された玄米の量に応じて精米スイッチ、つまり、タイマースイッチ14のタイマ時間を設定することにより、以下のような乾式構造による糠の分離、つまり、精米(精穀)ないしは研米(研穀)が実施される。
【0054】
すなわち、装置本体1内の駆動機構10が動作され、その出力軸8の回転がカップリング9、28を介して回転軸27に伝達されて、この軸27とともにかき回し具41が分離かご31内で回転される。図7中矢印は回転方向を示す。そのため、このかき回し具41の一対のブレード44の材料押し出し面44aによって、分離かご31内の米は回転力を受けながらかご周壁32aに向けて押出される。こうした分離かご31内でのかき回し具41の高速回転によって、分離かご31内の玄米がかき回されるから、この米の回転運動による遠心力の働きに伴い、分離かご31内の玄米はそれが通過不能な多数の分離孔35が開けられているかご周壁32aの内周面に押付けられながら回転する。
【0055】
この場合、ブレード44が、かき回し具41の中央部から外周部に行くほど分離かご31のかご周壁32aの内周面に次第に近づくように回転方向に対して後退する円弧状をなしているから、ブレード44における材料押し出し面44aの円弧状外面に沿って容易に米が逃げ動くことを許すことができる。そのため、分離かご31のかご周壁32aと対向するブレード44の材料押し出し面44aに米が当接する際の衝撃力を和らげて米の破損を少なくしつつ、ブレード44によって米をかご周壁32aの内周面に向けて円滑に押出して、それにより、米をかご周壁32aの内周面に押付けながら米を分離かご31内でかき回すことができる。
【0056】
前記のようにかき回し具41の回転に伴って高速で回転される米は、遠心力の作用によって静止状態の分離かご31のかご周壁32aの内周面に押付けられながら回転しつつ、かご周壁32aの内周面の上部側に向けて移動した後、重力によって分離かご31の中央部側においてかご底壁32b方向に移動されるから、分離かご31内の米は上下方向に対流(図3中矢印で示す)しながらまんべんなくかき回される。
【0057】
こうしたかき回しに伴う玄米同士の擦れ合い、及び玄米と分離かご31及びかき回し具41との擦れ合いにより、はじめに玄米の糠層が取除かれ、この後に引続いて精白された米(白米)に対する前記糠取り(研米)が行われる。同時に、生成された糠に対する遠心分離作用が、かご周壁32aに設けられた各分離孔35において働き、糠は分離孔35を通過してかご周壁32aと容器21との間の糠室C部分に至り、この部分から容器21の底部の糠室C部分に溜められる。同様に、ブレード44でかご底壁32bに沿って押し動かされる玄米についても、かご底壁32bに設けられた米の通過を妨げる多数の分離孔36において糠を米から分離でき、これら分離孔36を通って分離された糠は容器21の底部の糠室C部分に溜められる。そして、このような米糠の分離に伴って、分離かご31内には糠が取り去られた米が残される。この場合、玄米とブレード44の各面44a〜44cとの擦れ合いにおいては、各面44a〜44cに設けた小凸部によって玄米の表皮層を効率よく擦ることができるので、精米に要する時間、ひいては精米から研米が完了するまでの乾式処理時間を短くできる。
【0058】
ところで、既述のような乾式精米動作においては、かき回し具41の高速回転及びそれに従う玄米のかき回し運動きに伴って、糠室Cには風が引き起こされる。特に、処理する玄米の量が少ない場合にはかき回し具41のブレード44による風が生起され易い。こうした風の発生により、糠室Cに溜められた糠の一部は舞い上がるものであるが、この糠の糠室C外への漏れ出しは以下のように抑制できる。
【0059】
すなわち、既述のように分離かご31の外周に取付けられた環状のシールパッキン48のリップ部48bが、容器21の内周面に弾性的に密接しているとともに、この密接状態はリップ部48bの弾性変形により精米に伴って分離かご31が多少動揺しても維持されるので、例え容器21の上端開口縁21aとその上に重ねられた張出しフランジ32cとの合せ面に隙間が生じていても、糠室C内を舞って前記隙間に至ろうとする糠を、シールパッキン48のリップ部48bにより遮ることができる。したがって、精米時において糠室Cの糠が外部に漏れて周囲に飛散することを防止できる。
【0060】
なお、分離かご31は既述のように、そのかご周壁32aと張出しフランジ32cとをシーム接合する関係により、シールパッキン48が嵌合される部分に外向きの環状凸部38を有しているが、それにも拘らず前記シール性能を確実に維持できる。すなわち、シールパッキン48は、その内周部に外周部のリップ部48bに対応して設けた環状凹溝48cを環状凸部38に嵌合して、分離かご31の外周面に取付けられているから、環状凸部38がリップ部48bの根元部を押すことがなくなって、この凸部38によりリップ部48bの向きが所定方向以外に向くことを防止できる。そのため、環状のリップ部48b全体が適正な姿勢に保持されることに伴い、その先端部を容器21の内周面に弾性的に密接保持させるので、確実なシール作用を得て前記糠室C外への糠の漏れ出しを確実性を高めることができる。
【0061】
又、精米ないしは研米されて分離かご31内に残された米及び糠室C内の糠の取出しは次の手順で行なえばよい。まず、容器21の上端部から蓋51を既述の手順で取外した状態において、容器21から分離かご31をそのハンドル34等を利用して上方に取外し、次に、このかご31内のかき回し具41を取外してから、分離かご31を逆さにするなどの操作を、容器21及び装置本体1に制約されることなく、これらとは無関係な状態で容易に行なうことができ、それによって分離かご31内の白米を取出すことができる。なお、前記のように容器21からの分離かご31の取出しは、分離かご31内にかき回し具41が収容された状態で行われ、したがって、このかき回し具41により分離かご31の中心筒体33が覆われているので、米が多量であっても前記筒部33を通って分離かご31内の米が漏れ出すことはない。又、容器21内に溜められた糠は、以上の分離かご31の取外しに伴い、この分離かご31に邪魔されることなく容器21内から容易に取出すことができる。しかも、本実施形態では、容器21を装置本体1から外せるので、装置本体1に制約されることなく容器21を単独の状態で流しに運んで糠の取出し及び容器21内の掃除等を容易に行なうことができる。
【0062】
なお、本実施形態の精米機においては、既述のような糠の除去を伴う精米後に既述の糠の取出しを経てから洗米を行なうことができる。この洗米は、容器21外に取外された分離かご31内の白米を軽く水で濡らして水切りをした後、再び分離かご31を容器21内にセットするとともに、既述の組立手順で穀粒処理アタッチメントを組立てて装置本体1にセットして行われる。この場合の運転においては、タイマースイッチ14は使用されず、分離かご31内の白米量に応じて洗米スイッチ15を数回瞬間的に押して駆動モータ4が断続運転される。それにより、かき回し具41が白米を削り過ぎることなくかき回して、洗米が行われる。そして、この後には、既述の取外し手順にしたがって、白米ごと分離かご31を取出して、流しにおいて分離かご31を水に浸した状態で、分離かご31内からかき回し具41を取外して、軽く白米を濯ぎ洗いすることにより洗米作業が完了する。
【0063】
既述のような米の処理によれば、精米ないしは研米において糠が米から分離されるので、前記精米機を用いた洗米作業によらずに手作業で洗米をする場合にも、又、前記精米機を用いた洗米作業をする場合にも、濯ぎ水に含まれる糠量が極めて少ないので、洗米において溶けた糠を含んだ水を米が吸込んで米が糠臭くなることを抑制できる。したがって、この後における炊飯により米をおいしく炊くことができる。
【0064】
又、既述の精米機における分離かご31の着脱等の取扱いは通常ハンドル34を持って容易に行われる。そして、このハンドル34の取付け端部34aはその先端にエッジを有していて分離かご31の外面に突出されているが、この端部34aの突出部分は、この突出部分よりも径方向外側に突出する張出しフランジ32cとシールパッキン48のリップ部48bとで上下から挟まれるように覆われている。そのため、使用者が誤って前記突出部分の先端のエッジに触れることを、張出しフランジ32cとリップ部48bとで防止できるので、張出しフランジ32cを持って分離かご31を取扱う場合にも、使用者の安全を確保できる。又、シールパッキン38は分離かご31の底壁側に取外し可能であるから、必要によりシールパッキン48を分離かご31から取外して、これらパッキン48及び分離かご31を互いに制約されることなく単独の状態で容易に清掃することができる。
【0065】
なお、本発明は前記実施形態には制約されない。例えば、既存のフードプロセッサ又は駆動モータの回転数を調理用と精米用とに切換え得るスイッチを有する新たなフードプロセッサに、前記構成の穀粒処理アタッチメントを取付けても、既述の糠の分離を伴う精米ができるので、このようにする場合にはフードプロセッサの汎用性を高めることができる。
【0066】
本発明は、精米だけに適用されるものではなく、米以外の穀粒に対して精米と同様の処理を行なう精穀ないしは研穀を実施することが可能である。又、本発明においては前記実施形態で採用した洗米スイッチを省略してもよい。
【0067】
更に、本発明は以下のものにも適用できる。すなわち、装置本体の容器載置部に着脱自在に載置される容器の上側に、蓋を貫通して装置本体の駆動機構によって回転されるとともに上下動可能な回転軸を下向きに設けて、この軸にかき回し具を連結し、容器内に出し入れ自在に収容された分離かごに、その上方から回転軸及びかき回し具を挿入するとともに、容器と装置本体を連結し、この状態で駆動機構を動作させることにより、玄米等の精穀と糠の除去とを同時に行なう穀粒処理装置にも適用できる。この場合には、容器には回転軸を設ける必要がないとともに、分離かごの底壁にも回転軸が通る構造を要しないものである。
【0068】
又、本発明においてかき回し具は分離かご内において穀粒をかき回すことができればよいものであって、ブレードは必ずしも必要とするものではない。又、蓋を設けることは、かき回し具のブレード等によって弾かれる穀粒が分離かご外に飛び出さないようにするために有効であるが、ブレードがないかき回し具を採用する場合、若しくは、分離かごのかご本体が深いものである場合には、蓋を省略して実施することも可能である。更に、本発明において、容器は前記実施形態のように装置本体とは別体ではなく、装置本体から取外せないように一体的に設けられていてもよい。
【0069】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0070】
請求項1、3、4に記載の発明に係る穀粒処理装置によれば、分離かごが収容された容器の上端開口縁とこれに上方から引掛けられた分離かごの張出しフランジとの合せ面に隙間があるとしても、分離かごの外周に嵌合されて容器の内周面に弾性的に密接する弾性変形可能なリップ部を有した環状のシールパッキンにより、糠室内を舞って前記隙間に至ろうとする糠を遮って、精米等の精穀時において糠室の糠が外部に漏れることを防止できる。
【0071】
又、請求項1の発明に従属する請求項2に記載の発明に係る穀粒処理装置によれば、請求項1の発明の効果に加えて、分離かごの取扱いを容易にするためのハンドルが有する取付け端部の突出部分先端のエッジに、使用者が誤って触れることを張出しフランジとシールパッキンのリップ部とで防止できるので、分離かごの取扱いの安全性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る精米機全体を示す斜視図。
【図2】図1に示された精米機の平面図。
【図3】図1に示された精米機の断面図。
【図4】図1に示された精米機の穀粒処理アタッチメントを分解して示す断面図。
【図5】図4に示された穀粒処理アタッチメントが備える容器に分離かごを収容した状態の平面図。
【図6】図5中Z−Z線に沿う断面図。
【図7】図4に示された穀粒処理アタッチメントが備える容器に分離かご及びかき回し具を収容した状態の平面図。
【図8】図4に示された穀粒処理アタッチメントが備える分離かごの下面図。
【図9】図4に示された穀粒処理アタッチメントにおける糠室のシール構造を示す断面図。
【図10】図4に示された穀粒処理アタッチメントが備える分離かごの一部を拡大して示す断面図。
【図11】図4に示された穀粒処理アタッチメントが備える蓋を裏返して示す斜視図。
【図12】図4に示された穀粒処理アタッチメントが備える容器と蓋との結合状態を示す図。
【図13】(A)は図4に示された穀粒処理アタッチメントが備えるかき回し具を示す斜視図。
(B)は図13(A)に示されたかき回し具を示す下面図。
【符号の説明】
1…装置本体、
10…駆動機構、
21…容器、
21c…容器の上端開口縁、
27…回転軸、
31…分離かご、
32a…かご周壁、
32b…かご底壁、
32c……張出しフランジ、
34…ハンドル、
34a…ハンドルの取付け端部、
35、36…分離孔、
38…分離かごの環状凸部、
41…かき回し具、
48…シールパッキン、
48a…シールパッキンのベース部、
48b…シールパッキンのリップ部、
48c…シールパッキンの環状凹溝、
C…糠室。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is a rice bran of grain such as brown rice, white rice, wheat, buckwheat (separated from the grain among germ, straw layer and starch layer, or fine powder mixed with seed coat, etc. It is related with the grain processing apparatus, such as a domestic rice mill, which removes a rice cake with a dry structure.
[0002]
[Prior art]
As a rice mill for household use, there is an apparatus main body with a built-in drive mechanism for rotating a rotating shaft, a container integrally provided in the apparatus main body and having an open upper end, a number of separation holes, A separation cage that is formed between the inner surface and is detachably accommodated in the container, and is detachably attached to the rotating shaft disposed in the central portion of the container, and the separation cage is And a stirrer that is rotated at the same time. According to this rice milling machine, brown rice stored in a separation basket is stirred by the rotation of a stirring tool, and the rice cake generated from the brown rice is separated into the rice straw chamber through the separation hole of the separation basket while rubbing the rice together. , You can mill brown rice.
[0003]
In this rice mill, the separation basket to be taken in and out of the container has an annular extending flange that is hooked on the opening edge of the container from above and overlaps with the opening edge of the container. Closed. In addition, in order to make it easy to put and remove the separation basket into and from the container, a handle made of a metal round bar is attached to the separation basket so that it can be tilted. And the attachment end part of the handle | steering-wheel is penetrated from the inner side toward the outer side at the upper end part peripheral wall of a separation basket, and a handle | steering-wheel is rotated centering on this attachment end part.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the structure in which the upper end opening of the tub chamber is closed only depending on the contact between the overhanging flange and the opening edge of the container as described above, the entire contact area is affected by variations in the flatness of the overhanging flange and the opening edge of the container. In addition, it is difficult to make a surface contact over the entire surface, and during the milling process, the separation basket is easily shaken by the movement of the rice that is stirred inside, and accordingly, there is a gap in the mating surface between the overhanging flange and the opening edge of the container. Is likely to occur. And at the time of rice milling, wind is also generated in the straw chamber outside the separation basket according to the rotation of the stirring tool and the movement of the brown rice being stirred, and the straw separated in this wind rides up the straw chamber, There is a risk that a part thereof leaks to the outside through the gap between the mating surfaces of the overhang flange and the opening edge of the container.
[0005]
In addition, the fact that the separation basket is provided with a handle is excellent in that the separation basket can be easily put into and taken out of the container. However, the tip of the mounting end of the handle protruding outward from the peripheral wall of the cage has an edge. Yes. However, there is a risk of touching the edge by mistake when cleaning the separation basket, and there is a need for improvement.
[0006]
Therefore, the first problem to be solved by the present invention is to obtain a grain processing apparatus capable of preventing the straw in the straw chamber from leaking to the outside during grain milling such as milled rice.
[0007]
A second problem to be solved by the present invention is to obtain a grain processing apparatus that can secure the safety of handling a separation basket while solving the first problem.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the invention of
[0009]
In the invention of
[0010]
At the time of use, the rotating shaft disposed in the center of the separation car by the operation of the driving mechanism and the caulking tool attached to the shaft rotate in the stationary separation car and are already put into the separation car. Since the grains such as brown rice are stirred, the grains are passed through a number of separation holes opened in the separation basket and stored in the storage room between the container and the separation basket. The grains such as rice from which the straw is removed are left behind.
[0011]
At the time of this graining, the elastically deformable lip part of the annular seal packing that is elastically intimately contacted with the inner peripheral surface of the container and divides the straw chamber into the bottom side where the straw is accumulated and the overhanging flange side is separated. Even if the car is slightly shaken, it maintains elastic contact with the inner peripheral surface of the container, so even if there is a gap in the mating surface between the upper opening edge of the container and the overhanging flange, it will fly into the chamber and reach the gap. The wrinkles to be tried can be blocked by the seal packing.
[0012]
Further, in order to solve the first problem, the invention according to
[0013]
In the present invention, in addition to the operation of the invention of
[0014]
In carrying out the invention of
[0015]
In carrying out any one of the inventions according to
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a rice milling machine according to a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. This rice mill is formed of an apparatus main body and a grain processing attachment attached to and detached from the apparatus main body.
[0017]
1 to 3,
[0018]
As shown in FIG. 3, a bearing 7 is attached to the
[0019]
The lower end portion of the motor shaft 4a of the drive motor 4 penetrates the
[0020]
As shown in FIGS. 1 and 2, the top wall of the top cover 1c is used as an operation panel, and a
[0021]
A hollow switch convex portion 17 is formed integrally on the upper surface wall of the top cover 1c so as to approach the
[0022]
Next, the grain processing attachment will be described. As shown in FIG. 4 and the like, this attachment includes a
[0023]
That is, as shown in FIGS. 1 to 3, a container base in which a bottomed
[0024]
As shown in FIGS. 3, 4, and 7, a bearing
[0025]
The bearing
[0026]
As shown in FIGS. 6 to 10 and the like, the
[0027]
As representatively shown in FIG. 10, the
[0028]
The car peripheral wall 32a and the
[0029]
By the seam joining between the car peripheral wall 32a and the overhanging
[0030]
As shown in FIGS. 8 to 10, the outer peripheral portion 39 a of the overhanging
[0031]
As shown in FIGS. 6 and 10, the car peripheral wall 32 a of the
[0032]
As shown in FIGS. 6 and 7, the central
[0033]
The
[0034]
An annular seal packing 48 disposed near the lower side of the overhanging
[0035]
The
[0036]
As shown in FIG. 3, a stirring
[0037]
As shown in FIGS. 3, 7, and 13, the
[0038]
The pair of
[0039]
One end of the pair of
[0040]
The pair of
[0041]
As shown in FIGS. 1 to 3, a
[0042]
As shown in FIGS. 3, 11, and 12, the
[0043]
To attach the
[0044]
In FIGS. 1 to 3, 11, and 12,
[0045]
The
[0046]
Next, a case where milled rice such as brown rice is milled will be described. First, a
[0047]
When the
[0048]
The accommodation state of such a
[0049]
Further, with the housing, the seal packing 48 is disposed inside the upper end opening of the
[0050]
Next, the squeezing
[0051]
Thereafter, a desired amount of brown rice is accommodated in the
[0052]
Next, this attachment is attached to the apparatus
[0053]
Then, after the above set is completed, by setting the time of the milled rice switch, that is, the
[0054]
That is, the
[0055]
In this case, since the
[0056]
As described above, the rice rotated at a high speed with the rotation of the stirring
[0057]
By the rubbing of the brown rice with the stirring, and the rubbing of the brown rice with the
[0058]
By the way, in dry rice milling operation as described above, wind is caused in the coffin room C with the high-speed rotation of the
[0059]
That is, as described above, the
[0060]
As described above, the
[0061]
In addition, rice that has been polished or polished and left in the
[0062]
In the rice milling machine of the present embodiment, the rice washing can be performed after the rice bran is taken out after the rice milling accompanied by the removal of the rice bran as described above. In this washing rice, the white rice in the
[0063]
According to the rice treatment as described above, the rice bran is separated from the rice in the polished rice or the polished rice, so even when washing the rice manually without using the rice washing operation using the rice mill, Even when performing the rice washing operation using the rice mill, since the amount of rice bran contained in the rinsing water is extremely small, it is possible to suppress the rice from sucking water containing rice bran melted in the rice washing and causing the rice to become odor. Therefore, rice can be cooked deliciously by the rice cooking after this.
[0064]
In addition, handling such as attaching and detaching the
[0065]
In addition, this invention is not restrict | limited to the said embodiment. For example, even if the grain processing attachment having the above-mentioned configuration is attached to a new food processor or a new food processor having a switch capable of switching the number of rotations of the drive motor between cooking and rice milling, the above-described separation of the koji is possible. In this way, the versatility of the food processor can be improved.
[0066]
The present invention is not applied only to polished rice, and it is possible to carry out polished grain or grain polishing that performs the same treatment as that of polished rice on grains other than rice. In the present invention, the rice washing switch employed in the embodiment may be omitted.
[0067]
Furthermore, the present invention can be applied to the following. That is, on the upper side of the container that is detachably mounted on the container mounting portion of the apparatus main body, a rotating shaft that passes through the lid and is rotated by the drive mechanism of the apparatus main body and that can move up and down is provided downward. The stirring tool is connected to the shaft, and the rotating shaft and the stirring tool are inserted from above into the separation cage that is freely inserted into and removed from the container, and the container and the apparatus main body are connected, and the drive mechanism is operated in this state. Thus, the present invention can also be applied to a grain processing apparatus that simultaneously removes grains such as brown rice and rice bran. In this case, the container does not need to be provided with a rotating shaft, and the bottom wall of the separation basket does not require a structure through which the rotating shaft passes.
[0068]
In the present invention, the stirring tool only needs to be able to stir the grains in the separation basket, and the blade is not necessarily required. Providing a lid is effective to prevent grains bounced by the blade of the stirring tool from jumping out of the separation basket. However, when a stirring tool without a blade is used, or a separation basket is used. When the car body is deep, it is possible to omit the lid. Furthermore, in the present invention, the container is not separate from the apparatus main body as in the above-described embodiment, and may be provided integrally so as not to be detached from the apparatus main body.
[0069]
【The invention's effect】
The present invention is implemented in the form as described above, and has the following effects.
[0070]
According to the grain processing apparatus according to the first, third, and fourth aspects of the present invention, the mating surface of the upper end opening edge of the container in which the separation basket is accommodated and the overhang flange of the separation basket hooked on the container from above. Even if there is a gap, the annular seal packing having an elastically deformable lip portion that is fitted to the outer periphery of the separation cage and elastically closes to the inner peripheral surface of the container moves in the chamber and moves into the gap. By blocking the rice cake to be reached, it is possible to prevent the rice cake in the coffee room from leaking to the outside at the time of graining such as milled rice.
[0071]
Further, according to the grain processing apparatus according to the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an entire rice mill according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the rice mill shown in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view of the rice mill shown in FIG.
4 is an exploded cross-sectional view showing a grain processing attachment of the rice milling machine shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is a plan view showing a state in which a separation basket is housed in a container provided in the grain processing attachment shown in FIG. 4;
6 is a cross-sectional view taken along line ZZ in FIG.
7 is a plan view showing a state in which a separation basket and a stirring tool are accommodated in a container provided in the grain processing attachment shown in FIG. 4. FIG.
8 is a bottom view of the separation basket provided in the grain processing attachment shown in FIG. 4. FIG.
9 is a cross-sectional view showing a sealing structure of a cocoon chamber in the grain processing attachment shown in FIG.
10 is an enlarged cross-sectional view showing a part of a separation basket included in the grain processing attachment shown in FIG.
FIG. 11 is a perspective view showing the lid of the grain processing attachment shown in FIG. 4 upside down.
12 is a view showing a combined state of a container and a lid provided in the grain processing attachment shown in FIG. 4;
13A is a perspective view showing a stirring tool provided in the grain processing attachment shown in FIG. 4; FIG.
FIG. 14B is a bottom view showing the stirrer shown in FIG.
[Explanation of symbols]
1 ... the device body,
10 ... drive mechanism,
21 ... container,
21c ... upper edge opening edge of container,
27 ... rotating shaft,
31 ... Separation basket,
32a ... Cage wall,
32b ... the bottom wall of the car,
32c: overhang flange,
34 ... handle,
34a ... Installation end of the handle,
35, 36 ... separation holes,
38 ... An annular convex portion of the separation basket,
41 ... Agitator,
48 ... seal packing,
48a ... Base part of seal packing,
48b ... Lip part of seal packing,
48c ... An annular groove in the seal packing,
C ... Jamsil.
Claims (4)
この装置本体に一体的に設けられ又は前記装置本体とは別体であってこの装置本体に着脱可能に取付けられかつ上端が開口された容器と、
多数の分離孔を有するとともに、前記容器の上端開口縁に上方から引っ掛る張出しフランジを有し、この張出しフランジで閉じられる糠室を前記容器の内面との間に形成して前記容器内に出し入れ可能に収容される分離かごと、
前記容器内の中央部に配設される回転軸に着脱可能に取付けられて前記分離かご内で回転されるかき回し具と、
前記容器の内周面に弾性的に密接するリップ部を有して前記分離かごの外周に嵌合して取付けられた環状シールパッキンと、
を具備した穀粒処理装置。An apparatus main body with a built-in drive mechanism for rotating the rotation shaft;
A container provided integrally with the apparatus main body or separately from the apparatus main body and detachably attached to the apparatus main body, and having an open upper end;
The container has a plurality of separation holes, and has an overhanging flange that is hooked from above on the upper end opening edge of the container. Separating basket, accommodated as possible,
A stirring tool that is removably attached to a rotating shaft disposed in a central portion of the container and rotated in the separation basket;
An annular seal packing that has a lip portion that is elastically intimately attached to the inner peripheral surface of the container and is fitted and attached to the outer periphery of the separation cage;
A grain processing apparatus comprising:
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