JP3696292B2

JP3696292B2 - Ignition burner in premix burner

Info

Publication number: JP3696292B2
Application number: JP10780995A
Authority: JP
Inventors: 俊介井田; 正彦向井; 正治大塚
Original assignee: 株式会社前田鉄工所
Priority date: 1995-04-10
Filing date: 1995-04-10
Publication date: 2005-09-14
Anticipated expiration: 2020-09-14
Also published as: JPH08285281A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、燃料ガスと空気とを予め混合せしめた混合気を下流側端部に形成されている保炎面で燃焼させる予混合バーナにおいて、種火を形成するための点火用ガスをより均一に空気と混合させて良好に燃焼させることができて強い火炎の種火を形成することのできる予混合バーナにおける点火用バーナに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
燃料ガスを燃焼させるガスバーナとして、燃料ガスと空気とを予め混合せしめた混合気を下流側端部から噴出させて燃焼させる予混合バーナは、燃料ガスと空気との混合状態を均一にすることができるため完全燃焼に近い燃焼を行うことができるので、例えば風呂用の温水を加熱するために使用する場合を始めとする多くの場合に利用されている。
【０００３】
例えば風呂用の温水を加熱するための一般的な予混合バーナ１’について簡単に説明すると、図４に示す如く燃料ガス10と空気11とを混合せしめる筒状本体２と、この筒状本体２の上流側にそれぞれ設けられている燃料ガス供給管８及び送風機９と、この筒状本体２の下流側端部に形成されている保炎面３とを備えており、筒状本体２の上流側で燃料ガス供給管８より供給された燃料ガス10と送風機９より供給された空気11とが下流側端部に形成されている保炎面３に到達する間に混合されて混合気12の状態で前記保炎面３から噴出されながら燃焼させる態様を示すことができる。
【０００４】
上記予混合バーナ１’は、浴槽内の温水や浴槽へ供給すべく貯湯されている温水の温度を所定の温度に維持するために、前記温水の温度が所定の温度以上のときには燃料ガス10の供給を停止し、また所定の温度以下に低下したときには燃料ガス10を供給すると共に筒状本体２内で送風されている空気11と混合させて混合気12を保炎面３で点火するという自動制御運転されるのが一般的である。このような自動制御運転を迅速に行うために通常点火用バーナ４’が設置されていて、停止時にはこの点火用バーナ４’により点火用ガス７を燃焼させて種火を形成せしめておき、予混合バーナ１’の運転再開時には燃料ガス10を供給し迅速に点火することができるように構成されている。更に、上記運転を安全に行うために、図示しないが保炎面３で燃焼する火炎を検出するための火炎検出器が設けられている。火炎検出器としては、上記した予混合バーナが燃料ガス10を燃焼させるものであるから、フレームロッドが広く使用されている。
【０００５】
予混合バーナ１’に設置されている従来の点火用バーナ４’としては、例えば図４に示す如く点火用ガス供給管５がその先端を予混合バーナ１’の保炎面３に臨ませて設置されている構造を示すことができるが、この点火用バーナ４’で点火用ガス７を燃焼させて形成される火炎は、点火用ガス供給管５の先端が予混合バーナ１’の保炎面３に臨ませてあるので点火用ガス供給管５より供給される点火用ガス７は保炎面３と同一面で噴出せしめられて燃焼するいわゆる拡散火炎であるから、燃費が悪いだけでなく火炎が弱いので、火炎検出器としてフレームロッドを使用すると、火炎が形成されているにも拘らずこの火炎を検出できないという欠点があった。
【０００６】
すなわち、フレームロッドは、火炎の整流作用を利用したもので火炎中のイオン濃度が大きいことを利用し火炎中に直接電極を挿入して電極に流れる電流を検出することにより火炎を検出する火炎検出器であり、イオン（＋電荷）は移動速度が遅いために高温燃焼ガス中のイオン濃度は初期燃焼領域で大きくまた電極を挿入されている保炎面から離れた位置で小さくなっていて、保炎面３側が負電位になったときだけ電流が強く流れるのである。この電流は、燃焼するガスの空気量が理論空気量のときに最大電流が流れ、また火炎の内炎に接触する位置に電極を位置せしめると大きな電流を得ることができる。従って、従来の点火用バーナ４’により点火用ガス７を燃焼させると、前記した如く火炎が弱くフレームロッドに微量の電流しか流れないことから、燃焼状態にあってもフレームロッドでは点火用バーナ４’の火炎を検出することができないことがあるという欠点があった。このように点火用ガス７が燃焼状態にあってもフレームロッドにより点火用バーナ４’の火炎が検出されない場合には、点火用ガス７の供給及び送風機９の作動を停止するという誤作動が生じて、予混合バーナ１’を円滑な自動制御運転することができないという欠点があった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、燃料ガスと空気とを予め混合せしめた混合気を下流側端部に形成されている保炎面で燃焼させる予混合バーナにおいて、種火を形成するための点火用ガスをより均一に空気と混合させることによって供給する点火用ガスの下限供給量を小さくしても良好に燃焼させることができ、且つ火炎検出器としてフレームロッドを使用しても確実に火炎を検出することができるため自動制御運転を安全に行うことのできる予混合バーナにおける点火用バーナを提供することを課題とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、かかる課題を解決すべく種々検討した結果、下流側端部に保炎面が形成されている筒状本体内で燃料ガスと空気とを混合せしめて前記保炎面で燃焼せしめる予混合バーナに設置されていて種火を形成するための点火用バーナにおいて、該筒状本体内に位置している上流側端部に点火用ガス供給管が連結されていると共に空気吹込口が形成されている混合管が、該混合管の下流側端部に形成されている噴出管を前記予混合バーナの保炎面と同一面に臨ませた状態に装着されていれば、上記課題を解決することができることを究明して本発明を完成したのである。
【０００９】
以下、図面により本発明に係る予混合バーナにおける点火用バーナについて詳細に説明する。
図１は本発明に係る予混合バーナにおける点火用バーナの１実施例が装着された予混合バーナを運転している状態を示す断面説明図、図２及び図３は本発明に係る予混合バーナにおける点火用バーナの他の実施例を装着されている予混合バーナであってそれぞれその運転を停止している状態の要部を示す断面説明図である。
【００１０】
図面中、１は燃料ガス10と空気11とを混合せしめる筒状本体２と、この筒状本体２の下流側端部に形成されており筒状本体２内で燃料ガス10と空気11とが混合された混合気12を噴出させながら燃焼せしめる保炎面３とを備えている予混合バーナであり、通常図１に示す如く筒状本体２の上流側に燃料ガス10を供給せしめる燃料ガス供給管８が設けられていると共にこの燃料ガス供給管８の更に上流側に空気11を供給せしめる送風機９が設けられている。
【００１１】
保炎面３は、従来より一般的に使用されているもの、例えば多数の貫通孔が穿設されている２枚の打抜板3aが間隔を隔てて設けられていると共にこれら打抜板3aの間に金網3bが挿入されているものを示すことができる。このような構造の保炎面３の所定の位置における打抜板3a及び金網3bには、後述する予混合バーナ４の噴出管4bが挿入される噴出管挿入口3cが形成されている。
【００１２】
４は筒状本体２内に位置している上流側端部に点火用ガス供給管５が連結されていると共に空気吹込口4cが形成されている混合管4aが、その混合管4aの下流側端部に形成されている噴出管4bを前記予混合バーナ１の保炎面３と同一面に臨ませた状態，すなわち図示した実施例では保炎面３の前記噴出管挿入口3cに噴出管4bを挿入しその先端を下流側の打抜板3aの裏面に当接させた状態にして筒状本体２内に装着されている本発明に係る予混合バーナにおける点火用バーナ（以下、単に点火用バーナと言うことがある）である。
【００１３】
混合管4aは、空気吹込口4cより吹き込まれる予混合バーナ１の筒状本体２内の空気11と点火用ガス供給管５より供給される点火用ガス７とをより均一に混合できるように可及的に長いことが好ましいのであるが、例えば内径１０mmの円筒状の混合管4aであれば４０mm程度の長さを有していれば充分に混合する。
【００１４】
そして、混合管4aの上流側端部に形成されている空気吹込口4cは、図２及び図３に示す如く単に混合管4aに貫通孔4cbが穿設されている態様でも良いが、図１に示す如く混合管4aの上流側端部に雌ネジが螺設されておりこの雌ネジに所定の内径を有し且つ外周面に雄ネジを螺設されている管体4caを螺合して形成されていることが、その内径の異なる管体4caを交換することによって予混合バーナ１の筒状本体２内に送風されている空気11の混合管4a内への吹込量を容易に調整することができるので混合管4aに供給される点火用ガス７に対応して最適な量の空気11を筒状本体２内から混合管4aに吹き込ませることができて好ましい。
【００１５】
混合管4aの上流側端部に連結されている点火用ガス供給管５は、混合管4aと一体成形されていても良いが、図示した実施例の如く混合管4aの上流側端部に連結具5cを介して連結されていることが好ましい。点火用ガス供給管５は点火用ガス吹込口5aを介して混合管4aに連通せしめられており、図３に示す如く混合管4aの上流側端部にノズル状の点火用ガス吹込口5aが形成されているだけでも良いが、図１に示す如く連結具5cに形成されている点火用ガス吹込口5aや図２に示す如く混合管4aの上流側端部に形成されている点火用ガス吹込口5aにその開度を調整せしめる点火用ガス量調整弁5bが設けられていることが、使用する点火用ガスの種類によって異なる最適な点火用ガスの供給量を容易に調整することができて好ましい。この点火用ガス量調整弁5bの調整手段としては、予混合バーナ１を風呂用の温水を加熱するために使用する場合等の通常予混合バーナ１を設置するときに、混合管4a内への点火用ガス７の供給量を混合管4aの大きさ及び点火用ガス７の種類に対応して設定した後は点火用ガス７の供給量を調整する必要が無いので、安価な機械式の調整手段を使用すれば良い。
【００１６】
このような点火用バーナ４は、補修・点検を容易に行うべく予混合バーナ１の筒状本体２内に着脱自在に装着されていることが好ましく、例えば図示した実施例では予混合バーナ１の筒状本体２の所定の位置に装着孔2aが形成されており、また連結具5cを介して点火用ガス供給管５と混合管4aとが連結されていると共に前記装着孔2aを閉塞せしめるフランジ６が連結具5cに形成されていて、前記混合管4aを前記装着孔2aから筒状本体２内に挿入すると共に噴出管4bを保炎面３に臨ませた状態に且つ前記フランジ６で予混合バーナ１の筒状本体２の装着孔2aが閉塞されるように位置せしめて、前記フランジ６をガスケット6aを介して予混合バーナ１の筒状本体２にネジ止めされている。
【００１７】
【作用】
このように構成された本発明に係る予混合バーナにおける点火用バーナ４において、予混合バーナ１は一般に、温水が所定の温度より低下した際に予混合バーナ１の保炎面３で燃料ガス10を燃焼させ、また温水が所定の温度より上昇した際に燃料ガス10の供給を停止して予混合バーナ１の運転を停止するように自動制御運転されるので、予混合バーナ１の運転を停止しているときには燃料ガス10の供給は停止されているが筒状本体２内には送風機９より送風されており、この筒状本体２内の空気11が点火用バーナ４の混合管4aの上流側端部に形成されている空気吹込口4cより混合管4a内に吹き込まれると共に点火用ガス７が混合管4aの上流側端部に連結されている点火用ガス供給管５より混合管4a内に供給されて、混合管4a内でこれら空気11と点火用ガス７とが混合される。
【００１８】
点火用バーナ４の混合管4aは或る程度の長さを有しているので、空気11と点火用ガス７とをより均一に混合せしめて一定の空燃比で噴出管4bより噴出させて燃焼させることができ、種火をいわゆる予混合火炎とすることができる。従って、点火用ガス７の燃焼を、点火用ガス７の空燃比を下限値に近い状態での燃焼とすることができると共に常に良好な燃焼とすることができ、強い火炎の種火を効率良く形成することができる。
【００１９】
この際、混合管4aの上流側端部に形成されている空気吹込口4cとして混合管4aの上流側端部に管体4caが着脱自在に螺合されて形成されていたり、点火用ガス供給管５から混合管4a内へ点火用ガス７を吹き込む点火用ガス吹込口5aの開度を調整することのできる点火用ガス量調整弁5bが設けられていると、使用する点火用ガス７の種類及び予混合バーナ１の筒状本体２内に送風される空気11の流量に合わせた最適な点火用ガス７の供給量を容易に調整することができる。
【００２０】
また、予混合バーナ１の運転を行っているときには、燃料ガス供給管８より燃料ガス10が供給されていると共に送風機９より空気11が送風されているので、筒状本体２内には燃料ガス10と空気11とが混合された混合気12が流れているので、この筒状本体２内の混合気12が点火用バーナ４の混合管4aの上流側端部に形成されている空気吹込口4cより混合管4a内に吹き込まれ且つ点火用ガス７が混合管4aの上流側端部に連結されている点火用ガス供給管５より混合管4a内に供給される。従って、点火用バーナ４の混合管4a内ではこれら混合気12と点火用ガス７とが混合されるので、噴出管4bより噴出される混合気の空気量は少なくなるが、可燃空燃比は或る程度の範囲を有しているので点火用バーナ４で形成される火炎はその長さが長くはなるが燃焼は維持され、且つ予混合バーナ１の保炎面３では燃料ガス10と空気11とが混合された混合気12が良好な状態で燃焼せしめられているので火炎検出器としてフレームロッドを使用している場合でも確実に火炎を検出することができる。
【００２１】
また点火用バーナ４が、連結具5cを介して点火用ガス供給管５と混合管4aとが連結されていると共に前記装着孔2aを閉塞せしめるフランジ６が連結具5cに形成されていて、このフランジ６をガスケット6aを介して予混合バーナ１の筒状本体２に形成されている装着孔2aを閉塞するようにして筒状本体２に固定されている態様の如く着脱自在に筒状本体２に装着されていると、補修・点検を容易に行うことができる。
【００２２】
【発明の効果】
以上に詳述した如く本発明に係る予混合バーナにおける点火用バーナは、或る程度の長さを有する混合管の上流側端部から点火用ガスと筒状本体内の空気とが供給されてこの混合管内で予混合されるので、点火用ガスと空気とをより均一に混合させることができると共に一定の空燃比の混合気とすることができて良好な燃焼状態の種火とすることができ、点火用ガスの空燃比を下限値に近い状態での燃焼とすることができると共に常に良好な燃焼とすることができて燃費に優れていると共に、安全な運転をするべく通常予混合バーナに設置されている火炎検出器としてフレームロッドを使用されている場合にに種火を強い火炎とすることができるのでフレームロッドに強い電流を生じさせることができ、点火用ガスが燃焼状態にあるにも拘らず点火用ガスの供給を停止するような誤作動が生じることがなく、円滑に且つ安全に予混合バーナの自動制御運転を行うことができる。
【００２３】
また、混合管の上流側端部に形成されている空気吹込口として、混合管の上流側端部に管体が着脱自在に螺合されて形成されていたり、点火用ガス供給管から混合管へ吹き込む点火用ガスの吹込量を調整せしめる点火用ガス量調整弁が設けられていたりすると、使用する点火用ガスの種類に対応して混合管内に吹き込ませる空気量や使用する点火用ガスの種類によって異なる最適な点火用ガスの供給量に容易に調整することができて、点火用ガスをより良好な燃焼状態の種火に形成することができる。
【００２４】
また、混合管の下流側端部に形成されている噴出管を保炎面と同一面に臨ませて装着されているので、予混合バーナの運転を再開するときに、点火用バーナにより形成されている種火から予混合バーナの主炎への点火が安全に且つ確実に行われる。
【００２５】
このように種々の効果を有する本発明に係る予混合バーナにおける点火用バーナは、その工業的価値の非常に大きなものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る予混合バーナにおける点火用バーナの１実施例を装着された予混合バーナを運転している状態を示す断面説明図である。
【図２】本発明に係る予混合バーナにおける点火用バーナの他の実施例を装着されている予混合バーナであってその運転を停止している状態の要部を示す断面説明図である。
【図３】本発明に係る予混合バーナにおける点火用バーナの他の実施例を装着されている予混合バーナであってその運転を停止している状態の要部を示す断面説明図である。
【図４】従来の予混合バーナにおける点火用バーナを示す断面説明図である。
【符号の説明】
１予混合バーナ
１’ 従来の予混合バーナ
２筒状本体
2a 装着孔
３保炎面
3a 打抜板
3b 金網
3c 噴出管挿入口
４本発明に係る点火用バーナ
4a 混合管
4b 噴出管
4c 空気吹込口
4ca 管体
4cb 貫通孔
４’ 従来の点火用バーナ
５点火用ガス供給管
5a 点火用ガス吹込口
5b 点火用ガス量調整弁
5c 連結具
６フランジ
6a ガスケット
７点火用ガス
８燃料ガス供給管
９送風機
10 燃料ガス
11 空気
12 混合気[0001]
[Industrial application fields]
The present invention provides a more uniform ignition gas for forming a seed fire in a premix burner in which an air-fuel mixture obtained by premixing fuel gas and air is burned on a flame holding surface formed at a downstream end. The present invention relates to an ignition burner in a premix burner that can be mixed with air and burned well to form a strong flame seed.
[0002]
[Prior art]
As a gas burner that burns fuel gas, a premix burner that burns by burning an air-fuel mixture in which fuel gas and air are mixed in advance from the downstream end can make the mixed state of fuel gas and air uniform. Since it is possible to perform combustion close to complete combustion, it is used in many cases, for example, when it is used to heat hot water for baths.
[0003]
For example, a general premixing burner 1 ′ for heating hot water for a bath will be briefly described. As shown in FIG. 4, a cylindrical main body 2 for mixing fuel gas 10 and air 11 and the cylindrical main body 2 are mixed. Each of which is provided with a fuel gas supply pipe 8 and a blower 9 provided on the upstream side, and a flame holding surface 3 formed at the downstream end of the cylindrical main body 2. On the side, the fuel gas 10 supplied from the fuel gas supply pipe 8 and the air 11 supplied from the blower 9 are mixed while reaching the flame holding surface 3 formed at the downstream end, and the mixture 12 In this state, it is possible to show a mode of burning while being ejected from the flame holding surface 3.
[0004]
The premix burner 1 ′ maintains the temperature of the hot water in the bathtub and the hot water stored to be supplied to the bathtub at a predetermined temperature. When the temperature of the hot water is equal to or higher than the predetermined temperature, the premix burner 1 ′ When the supply is stopped and when the temperature drops below a predetermined temperature, the fuel gas 10 is supplied and mixed with the air 11 blown in the cylindrical body 2 to automatically ignite the mixture 12 at the flame holding surface 3 In general, it is controlled. In order to perform such automatic control operation quickly, a normal ignition burner 4 ′ is installed, and when it is stopped, ignition gas 7 is burned by the ignition burner 4 ′ to form a pre-ignition. When the operation of the mixing burner 1 ′ is resumed, the fuel gas 10 is supplied so that ignition can be performed quickly. Furthermore, in order to perform the said driving | operation safely, the flame detector for detecting the flame which burns on the flame holding surface 3 is provided although not shown in figure. As the flame detector, a flame rod is widely used because the above-described premix burner burns the fuel gas 10.
[0005]
As a conventional ignition burner 4 ′ installed in the premixing burner 1 ′, for example, as shown in FIG. 4, an ignition gas supply pipe 5 has its tip facing the flame holding surface 3 of the premixing burner 1 ′. Although the installed structure can be shown, the flame formed by burning the ignition gas 7 with this ignition burner 4 ′ is a flame retaining material in which the tip of the ignition gas supply pipe 5 is the premix burner 1 ′. Since it faces the surface 3, the ignition gas 7 supplied from the ignition gas supply pipe 5 is a so-called diffusion flame which is jetted on the same surface as the flame-holding surface 3 and burns. Since the flame is weak, the use of a flame rod as a flame detector has the disadvantage that it cannot be detected despite the formation of the flame.
[0006]
In other words, the flame rod uses the rectifying action of the flame and makes use of the fact that the ion concentration in the flame is high, and the flame detection detects the flame by directly inserting the electrode into the flame and detecting the current flowing through the electrode. Since ions (+ charges) move slowly, the ion concentration in the high-temperature combustion gas is large in the initial combustion region and small at a position away from the flame holding surface where the electrode is inserted. Only when the flame surface 3 side has a negative potential, the current flows strongly. The maximum current flows when the amount of air of the burning gas is the theoretical amount of air, and a large current can be obtained by positioning the electrode at a position in contact with the inner flame of the flame. Therefore, when the ignition gas 7 is burned by the conventional ignition burner 4 ', the flame is weak and only a small amount of current flows through the frame rod as described above. There was a drawback that it may not be possible to detect the flame. Thus, if the flame of the ignition burner 4 ′ is not detected by the frame rod even when the ignition gas 7 is in a combustion state, a malfunction occurs in which the supply of the ignition gas 7 and the operation of the blower 9 are stopped. As a result, the premix burner 1 ′ cannot be smoothly controlled automatically.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention eliminates the disadvantages of the prior art described above, and forms a seed fire in a premix burner that burns an air-fuel mixture in which fuel gas and air are premixed at a flame holding surface formed at the downstream end. Even if the lower limit supply amount of the ignition gas to be supplied is reduced by mixing the ignition gas with air more uniformly, it can be burned well, and even if a flame rod is used as a flame detector It is an object of the present invention to provide an ignition burner in a premixed burner capable of safely performing automatic control operation because a flame can be reliably detected.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
As a result of various studies to solve such problems, the present inventor mixed fuel gas and air in a cylindrical main body having a flame holding surface formed at the downstream end and burned on the flame holding surface. In the ignition burner installed in the premixing burner to form a fire, an ignition gas supply pipe is connected to an upstream end located in the cylindrical main body and an air inlet is provided. If the formed mixing tube is mounted in a state where the ejection tube formed at the downstream end of the mixing tube faces the flame holding surface of the premixing burner, the above problem is solved. The present invention has been completed by investigating that it can be solved.
[0009]
Hereinafter, the ignition burner in the premixed burner according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional explanatory view showing a state where a premixing burner equipped with one embodiment of an ignition burner in a premixing burner according to the present invention is operated, and FIGS. 2 and 3 are premixing burners according to the present invention. FIG. 5 is a cross-sectional explanatory view showing a main part of a premixed burner equipped with another embodiment of the ignition burner in FIG.
[0010]
In the drawings, reference numeral 1 denotes a cylindrical main body 2 for mixing the fuel gas 10 and air 11, and the fuel gas 10 and the air 11 are formed in the cylindrical main body 2 at the downstream end of the cylindrical main body 2. A premixing burner having a flame-holding surface 3 for burning a mixed air-fuel mixture 12 while ejecting it, and a fuel gas supply for supplying a fuel gas 10 to the upstream side of the tubular body 2 as shown in FIG. A pipe 8 is provided and a blower 9 for supplying air 11 further upstream of the fuel gas supply pipe 8 is provided.
[0011]
The flame-holding surface 3 is generally used conventionally, for example, two punched plates 3a in which a large number of through-holes are formed are provided at intervals, and these punched plates 3a are provided. It can be shown that the wire mesh 3b is inserted between the two. The punching plate 3a and the wire net 3b at predetermined positions of the flame holding surface 3 having such a structure are formed with an ejection pipe insertion port 3c into which an ejection pipe 4b of a premix burner 4 described later is inserted.
[0012]
4 is a mixing pipe 4a in which an ignition gas supply pipe 5 is connected to an upstream end located in the cylindrical main body 2 and an air blowing port 4c is formed, on the downstream side of the mixing pipe 4a. A state where the ejection pipe 4b formed at the end faces the flame holding surface 3 of the premix burner 1, that is, in the illustrated embodiment, the ejection pipe is inserted into the ejection pipe insertion port 3c of the flame holding surface 3. An ignition burner (hereinafter simply referred to as “ignition”) in the premixing burner according to the present invention, which is mounted in the cylindrical body 2 with the tip 4b inserted and the tip thereof in contact with the back surface of the downstream punching plate 3a. May be called burner).
[0013]
The mixing tube 4a is capable of more uniformly mixing the air 11 in the cylindrical body 2 of the premixing burner 1 blown from the air blowing port 4c and the ignition gas 7 supplied from the ignition gas supply tube 5. Although it is preferable that the length is as long as possible, for example, in the case of a cylindrical mixing tube 4a having an inner diameter of 10 mm, if the length is about 40 mm, mixing is sufficient.
[0014]
The air blowing port 4c formed at the upstream end of the mixing tube 4a may simply have a through hole 4cb formed in the mixing tube 4a as shown in FIGS. As shown in FIG. 4, a female thread is screwed at the upstream end of the mixing tube 4a, and a pipe body 4ca having a predetermined inner diameter and a male thread on the outer peripheral surface is screwed into the female thread. Being formed, the amount of air 11 blown into the mixing tube 4a of the premixing burner 1 is easily adjusted by exchanging the tubes 4ca having different inner diameters. Therefore, it is preferable that an optimal amount of air 11 corresponding to the ignition gas 7 supplied to the mixing tube 4a can be blown into the mixing tube 4a from the cylindrical body 2.
[0015]
The ignition gas supply pipe 5 connected to the upstream end of the mixing pipe 4a may be integrally formed with the mixing pipe 4a, but is connected to the upstream end of the mixing pipe 4a as in the illustrated embodiment. It is preferable that they are connected via the tool 5c. The ignition gas supply pipe 5 is communicated with the mixing pipe 4a through the ignition gas blowing port 5a. As shown in FIG. 3, a nozzle-like ignition gas blowing port 5a is provided at the upstream end of the mixing pipe 4a. Although only formed, the ignition gas blowing port 5a formed in the connector 5c as shown in FIG. 1 or the ignition gas formed at the upstream end of the mixing tube 4a as shown in FIG. The ignition gas amount adjustment valve 5b that adjusts the opening degree of the air inlet 5a can be easily adjusted to the optimum amount of ignition gas supplied depending on the type of ignition gas used. It is preferable. As an adjusting means of the ignition gas amount adjusting valve 5b, when the premix burner 1 is used for heating the warm water for bath, the normal premix burner 1 is installed in the mixing tube 4a. Since the supply amount of the ignition gas 7 is set in accordance with the size of the mixing tube 4a and the type of the ignition gas 7, it is not necessary to adjust the supply amount of the ignition gas 7, so that an inexpensive mechanical adjustment is possible. Means may be used.
[0016]
Such an ignition burner 4 is preferably detachably mounted in the cylindrical main body 2 of the premix burner 1 so as to facilitate repair and inspection. For example, in the illustrated embodiment, the premix burner 1 A mounting hole 2a is formed at a predetermined position of the cylindrical main body 2, and the ignition gas supply pipe 5 and the mixing pipe 4a are connected via a connector 5c, and a flange for closing the mounting hole 2a. 6 is formed in the connector 5c, the mixing tube 4a is inserted into the cylindrical main body 2 from the mounting hole 2a, and the ejection tube 4b faces the flame holding surface 3 and is preliminarily formed by the flange 6. The mounting hole 2a of the cylindrical main body 2 of the mixing burner 1 is positioned so as to be closed, and the flange 6 is screwed to the cylindrical main body 2 of the premixing burner 1 via a gasket 6a.
[0017]
[Action]
In the ignition burner 4 in the premix burner according to the present invention configured as described above, the premix burner 1 generally has a fuel gas 10 on the flame holding surface 3 of the premix burner 1 when the hot water drops below a predetermined temperature. In addition, when the hot water rises above a predetermined temperature, the supply of the fuel gas 10 is stopped and the automatic mixing operation is stopped so as to stop the operation of the premixing burner 1, so the operation of the premixing burner 1 is stopped. When the fuel gas 10 is being supplied, the supply of the fuel gas 10 is stopped, but air is blown into the cylindrical main body 2 from the blower 9, and the air 11 in the cylindrical main body 2 is upstream of the mixing tube 4 a of the ignition burner 4. An ignition gas 7 is blown into the mixing pipe 4a from the air blowing port 4c formed at the side end, and the ignition gas 7 is connected to the upstream end of the mixing pipe 4a. Supplied to the air in the mixing tube 4a and for ignition Gas 7 is mixed.
[0018]
Since the mixing pipe 4a of the ignition burner 4 has a certain length, it is burned by mixing the air 11 and the ignition gas 7 more uniformly and ejecting them from the ejection pipe 4b at a constant air-fuel ratio. The seed fire can be a so-called premixed flame. Therefore, combustion of the ignition gas 7 can be performed in a state where the air-fuel ratio of the ignition gas 7 is close to the lower limit value and can always be good combustion, and a strong flame seed can be efficiently produced. Can be formed.
[0019]
At this time, an air blowing port 4c formed at the upstream end of the mixing tube 4a is formed by detachably screwing the tube body 4ca at the upstream end of the mixing tube 4a, or an ignition gas supply If the ignition gas amount adjusting valve 5b capable of adjusting the opening degree of the ignition gas inlet 5a for injecting the ignition gas 7 from the pipe 5 into the mixing pipe 4a is provided, the ignition gas 7 to be used The optimum supply amount of the ignition gas 7 can be easily adjusted in accordance with the type and the flow rate of the air 11 blown into the cylindrical main body 2 of the premix burner 1.
[0020]
Further, when the premix burner 1 is in operation, the fuel gas 10 is supplied from the fuel gas supply pipe 8 and the air 11 is blown from the blower 9. Since the air-fuel mixture 12 in which 10 and air 11 are mixed flows, the air-fuel mixture 12 in the cylindrical main body 2 is formed at the upstream end of the mixing pipe 4a of the ignition burner 4 4c is blown into the mixing pipe 4a, and the ignition gas 7 is supplied into the mixing pipe 4a from the ignition gas supply pipe 5 connected to the upstream end of the mixing pipe 4a. Accordingly, since the mixture 12 and the ignition gas 7 are mixed in the mixing pipe 4a of the ignition burner 4, the amount of air in the mixture jetted from the jet pipe 4b is reduced, but the combustible air-fuel ratio is Therefore, although the length of the flame formed by the ignition burner 4 is longer, the combustion is maintained, and the fuel holding surface 10 of the premixing burner 1 has fuel gas 10 and air 11. Since the air-fuel mixture 12 mixed with is burned in a good state, it is possible to reliably detect a flame even when a flame rod is used as a flame detector.
[0021]
Further, the ignition burner 4 is connected to the ignition gas supply pipe 5 and the mixing pipe 4a via a connecting tool 5c, and a flange 6 for closing the mounting hole 2a is formed in the connecting tool 5c. The cylindrical main body 2 is detachably attached to the flange 6 so as to close the mounting hole 2a formed in the cylindrical main body 2 of the premix burner 1 via the gasket 6a. Repair and inspection can be easily performed if it is attached to.
[0022]
【The invention's effect】
As described in detail above, the ignition burner in the premixing burner according to the present invention is supplied with ignition gas and air in the cylindrical body from the upstream end of the mixing tube having a certain length. Since it is premixed in this mixing tube, the ignition gas and air can be mixed more uniformly and at the same time, a mixture with a constant air-fuel ratio can be obtained, and a good combustion condition can be obtained. It is possible to perform combustion in a state where the air-fuel ratio of the ignition gas is close to the lower limit value, to always achieve good combustion, excellent fuel consumption, and a normal premixed burner for safe operation When the flame rod is used as a flame detector installed in the flame, the seed flame can be made a strong flame, so a strong current can be generated in the flame rod, and the ignition gas is in a combustion state Also stuck The supply of the ignition gas without malfunction occurs, such as to stop, smoothly and safely can be automatically controlled operation of the premix burner.
[0023]
Further, as an air blowing port formed at the upstream end portion of the mixing tube, a tube body is detachably screwed to the upstream end portion of the mixing tube, or from the ignition gas supply tube to the mixing tube If there is an ignition gas amount adjustment valve that adjusts the amount of ignition gas blown into the air, the amount of air blown into the mixing tube and the type of ignition gas used corresponding to the type of ignition gas used Therefore, it is possible to easily adjust the supply amount of the ignition gas, which varies depending on the type of the ignition gas, so that the ignition gas can be formed in a better combustion state.
[0024]
In addition, since the jet pipe formed at the downstream end of the mixing pipe is mounted so as to face the same surface as the flame holding surface, it is formed by the ignition burner when the operation of the premixing burner is resumed. The ignition of the main flame of the premix burner from the starting flame is performed safely and reliably.
[0025]
The ignition burner in the premixed burner according to the present invention having various effects as described above has a very large industrial value.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory sectional view showing a state in which a premix burner equipped with an embodiment of an ignition burner in a premix burner according to the present invention is in operation.
FIG. 2 is a cross-sectional explanatory view showing a main part of a premix burner equipped with another embodiment of the ignition burner in the premix burner according to the present invention in a state where its operation is stopped.
FIG. 3 is a cross-sectional explanatory view showing a main part of a premix burner equipped with another embodiment of the ignition burner in the premix burner according to the present invention in a state where its operation is stopped.
FIG. 4 is an explanatory cross-sectional view showing an ignition burner in a conventional premix burner.
[Explanation of symbols]
1 Premix burner 1 'Conventional premix burner 2 Tubular body
2a Mounting hole 3 Flame holding surface
3a punched board
3b wire mesh
3c Injection pipe insertion port 4 Ignition burner according to the present invention
4a mixing tube
4b jet pipe
4c Air inlet
4ca tube
4cb Through-hole 4 'Conventional ignition burner 5 Ignition gas supply pipe
5a Gas inlet for ignition
5b Gas adjustment valve for ignition
5c Connector 6 Flange
6a Gasket 7 Ignition gas 8 Fuel gas supply pipe 9 Blower
10 Fuel gas
11 Air
12 Mixture

Claims

A fuel gas (10) and air (11) are mixed in a cylindrical main body (2) having a flame holding surface (3) formed at the downstream end, and burned on the flame holding surface (3). In the ignition burner (4) installed in the mixing burner (1) for forming a fire, an ignition gas supply pipe (5) is provided at the upstream end located in the cylindrical body (2). ) And the mixing pipe (4a) in which the air blowing port (4c) is formed, the pre-mixing of the ejection pipe (4b) formed at the downstream end of the mixing pipe (4a) An ignition burner in a premix burner, which is mounted in a state facing the flame holding surface (3) of the burner (1).

2. Premixing according to claim 1, further comprising an ignition gas amount adjusting valve (5b) for adjusting the amount of ignition gas (7) blown from the ignition gas supply pipe (5) into the mixing pipe (4a). Burner for ignition in the burner.

The air inlet (4c) of the mixing pipe (4a) has a female screw threaded at the upstream end of the mixing pipe (4a). The ignition burner in the premixing burner according to claim 1 or 2, wherein the tube (4ca) is screwed together.

The ignition in the premixing burner according to claim 1 or 2, wherein the air inlet (4c) of the mixing pipe (4a) is a through hole (4cb) drilled at an upstream end of the mixing pipe (4a). Burner.