JP3694705B2

JP3694705B2 - Prop straightening device

Info

Publication number: JP3694705B2
Application number: JP2003126748A
Authority: JP
Inventors: 勝人原科
Original assignee: 勝人原科; 原科清人
Priority date: 2003-03-28
Filing date: 2003-03-28
Publication date: 2005-09-14
Anticipated expiration: 2023-03-28
Also published as: JP2004300899A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路設備の支柱が事故等により曲がってしまった場合に元の状態に応急に戻す支柱矯正装置の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】
道路維持作業の現場では、足場用の手回しスクリュージャッキを利用したものが使用されている。
【０００３】
これは文献「特開２００１−２３９３１８」にあるように本体の後端部にスクリュージャッキを設けたものである。本体の先端部には、支柱根元を保持し且つ本体の浮き上がりを防止するためのカムをもつ保持部と、この保持部とは別にそのすぐ上に、支柱を把持し且つ前記カムとの係合片をもつクランプを用いた保持部がある。さらに、スクリュージャッキの先端には支柱の被押圧部を把持するクランプを用いた保持部があり、合計３カ所の保持部がある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
１、負荷の大きさに対して非力な手まわしのスクリュージャッキを使用しているので、スクリュー部が磨滅して摩擦抵抗が上がりたいへん労力を要した。
２、支柱の３カ所に保持の必要があるので設置に手間どった。
３、カムによる本体の浮き上がり防止は、カムの形状と矯正中のカムの係合片の軌道が一致しないとだめなので確実ではなかった。
４、押圧による矯正しか出来ないので、支柱（９１）が曲がっている方向に壁等があり、その間が狭くて設置不能な時には使用出来なかった。ことに標識柱の場合は道路の端に立っていることが多いので、設置が出来ない場合が多くあった。
５、押圧による矯正しか出来ないので、支柱が歩道と車道の境にある場合に車道側に曲がっていると、車道上でしか作業が出来ないので危険であった。
６、押圧力と耐久性を補うために、支柱のなるべく上方の押圧が出来るように、長くて大きく重い足場用の手回しスクリュージャッキを用いている。そのうえ、曲がりにくくする補強板を付けて、３カ所の保持部品も必要なので、さらに重（全重量１９．５ｋｇ）かった。
７、２０回位使うとジャッキのスクリュー部が擦り切れて空回りし使用不能となるため不経済であった。
【０００５】
そこで、請求項１記載の発明の目的は、強力、簡便、堅牢、経済的で製造が容易な支柱矯正装置を提供するものである。
請求項２記載の発明の目的は、請求項１記載の支柱矯正装置において、小型、軽量な支柱矯正装置を提供するものである。
請求項３記載の発明の目的は、請求項２記載の支柱矯正装置において、さらに簡便、堅牢で、確実、多対応な支柱矯正装置を提供するものである。
請求項４記載の発明の目的は、請求項３記載の支柱矯正装置において、さらに簡便、確実な支柱矯正装置を提供するものである。
請求項５記載の発明の目的は、請求項４記載の支柱矯正装置において、さらに簡便、確実な支柱矯正装置を提供するものである。
請求項６記載の発明の目的は、請求項１から５のいずれかに記載の支柱矯正装置において、さらに多対応で、安全な支柱矯正装置を提供するものである。
請求項７記載の発明の目的は、請求項３から６のいずれかに記載の支柱矯正装置において、さらに簡便な支柱矯正装置を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
請求項１記載の発明では、基台となる本体と、この本体の前部に支柱の被矯正部を保持する保持部品と、前記本体の後部にジャッキ取付台を設けて、このジャッキ取付台にジャッキを取付け、このジャッキの先端に前記支柱上で前記被矯正部から離れた部位に当てる押圧部品を設けて、さらに、前記本体の先端部と前記押圧部品の間隔を維持する支持部品を設ける。
請求項２記載の発明では、請求項１記載の支柱矯正装置において、前記ジャッキ取付台はジャッキの位置を変えられる。
請求項３記載の発明では、請求項１、又は請求項２記載の支柱矯正装置において、前記保持部品は、ワイヤーロープからなる。
請求項４記載の発明では、請求項３記載の支柱矯正装置において、前記保持部品は、ワイヤーロープを固定板で挟持して固定する。
請求項５記載の発明では、請求項４記載の支柱矯正装置において、前記保持部品は、増締め装置を設ける。
請求項６記載の発明では、請求項１から５のいずれかに記載の支柱矯正装置において、前記本体後部の浮き上がりを防止する牽引矯正用補助金具と、牽引矯正用ワイヤーロープを設ける。
請求項７記載の発明では、請求項３から６のいずれかに記載の支柱矯正装置において、前記本体は、先端部にロープ掛金具を前後に移動可能に設ける。このロープ掛金具の先端に支柱とワイヤーロープの間に挟持させる掛片を設ける。
【０００７】
【発明の実施の形態】
図面を参照する。第１の実施の形態は、請求項６によるもので、ロープ掛金具（１４）（図１０）を用いない支柱矯正装置である。第２の実施の形態は、請求項７によるもので、ロープ掛金具（１４）を用いる支柱矯正装置である。
【０００８】
第１の実施の形態を説明する。図１と図２の主要部分の縮尺は約２０分の３である。事故等により根元から曲がってしまったガードパイプの支柱（９１）（例えば、直径６０．５ｍｍ）を、仮想線で現された元の状態に矯正中の図面である。図１は押圧による矯正の実施時の説明図で、図２は牽引による矯正の実施時の説明図である。
【０００９】
押圧矯正時は、本体（１０）（基台の部分は、例えば、長さ７００ｍｍ、巾７５ｍｍ、高さ４５ｍｍ）の前部に支柱（９１）の根元を保持するためのワイヤーロープ（６１）（例えば、直径９ｍｍ）を設け、本体（１０）の後部にジャッキ取付台（２０）を設けて、これに油圧ジャッキ（３０）（例えば、４ｔｏｎ）を取付ける。さらに油圧ジャッキ（３０）の先端には、支柱（９１）に押し当てるための押圧部品（４０）を設け、また本体の先端部と押圧部品（４０）との間隔を維持するための支持部品（５０）を設けて構成されている。
【００１０】
牽引矯正時は、本体（１０）・ワイヤーロープ（６１）のみ押圧矯正時と同様だが、ジャッキ取付台（２０）・油圧ジャッキ（３０）・押圧部品（４０）・支持部品（５０）は一体に軸着部（８１）を中心に前後逆向きになり、さらに牽引用ワイヤーロープ（７１）（例えば直径９ｍｍ）と補助金具（７２）を加えて構成されている。上記の向き変えは後脚（２３）を前脚（２２）の前に振り出すだけでも可能だが、この場合はジャッキのレバーの操作方向によっては不都合がないようにジャッキを挿し変えるか回転させるかしなくてはならず、ここではその必要がない方法を採用している。
【００１１】
設置方法は、支柱（９１）の根元に先端金具（１１）を当てがってから、あらかじめ一端を固定装置（６２）に通してあるワイヤーロープ（６１）を、支柱（９）の根元に巻き（１巻き半にすれば十分で、保持力と耐久性が上がる）つけて、ワイヤーロープ（６１）の他端にある輪を増締め装置（６３）の開いているレバー（６３ａ）に掛けてワイヤーロープ（６１）を固定装置（６２）側で引っ張り、増締めが効くワイヤーロープ（６１）の固定位置を決める。固定装置（６２）で固定する。その際に先端金具（１１）の両側と軸着部（８６）を案内としてその間にワイヤーロープ（６１）を通す。増締め装置（６３）で増締めして設置を完了する。
【００１２】
牽引矯正時の設置方法は、上記の設置後、補助金具（７２）は本体（１０）に被せ、軸着部（８６）の下に軸当て部（７２ｂ）をスライドさせて設置する。またワイヤーロープ（７１）は支柱（９１）に巻き、両端の輪を軸着部（８４）に掛け、巻いた位置を上に移動してワイヤーロープ（７１）を張って固定して設置を完了する。
【００１３】
以下、順次各部を説明する。先端金具（１１）（図５）は、前面は円弧状でこの上面の角は斜めの形状になっており矯正中の収まりを良くする。また本体（１０）の基台の部分より巾があり、それによりワイヤーロープ（６１）を案内をするとともにワイヤーロープ（６１）の保持力を受け、押圧矯正時の本体（１０）前部の浮き上がりを防止する。なお先端金具（１１）は本体（１０）の基台の部分を削って溶接する。
【００１４】
取っ手（１３）は、押圧力のかかった油圧ジャッキ（３０）のロッド（３２）を短縮する時に、この部分を持ち上げて助けとする。
【００１５】
ジャッキ取付台（２０）は、ストッパー自動はね上げ型（図４Ａ）・ハシゴ型（図４Ｂ）・多段ノッチ型（図４Ｃ）など試作したが、前後向きを逆にできるうえ製造が容易な後脚振り出し型（図４Ｄ）を採用した。これは後脚（２３）を受片（１２）にあてがうことにより油圧ジャッキ（３０）を前上方に送り出し一動作で位置と方向を変えるもので、ストロークの短い小型で強力な油圧ジャッキ（３０）の使用が可能となると同時に、方向も変えて押圧が有効に働くように修正できる。なお牽引矯正時には軸着部（８１）で前後の向きを逆にして付け変える。そして後脚（２３）を支柱（９１）とワイヤーロープ（６１）の両方にあてがうことにより、牽引力が加わるのに応じて自動的にワイヤーロープ（６１）を押えて浮き上がりを確実に防止する。この時必要以上に押えすぎることもなく支柱（９１）とワイヤーロープ（６１）を傷めない。
【００１６】
油圧ジャッキ（３０）は、ジャッキ取付台（２０）の取付部（２１）に挿し挟み取付ける。
【００１７】
押圧部品（４０）（図６）は、従来の技術では支柱の被押圧部をクランプで保持していたが、本発明では支持部品（５０）によって押圧部品（４０）と本体（１０）の先端部との間隔を維持しているので、保持の必要がなく当てるだけである。また押圧部品（４０）の前面にはゴム（４１）等の保護財を用いて支柱（９１）を痛めないようにする。なお、牽引矯正時には軸着部（８４）に牽引用ワイヤーロープ（７１）の両端の輪を掛ける。
【００１８】
支持部品（５０）は、これを設けることにより、従来の技術では支柱の被押圧部を保持するクランプが、矯正中の加圧によって支柱の上方に逃げるのを防ぐために強く締めつける操作が必要だったが、被押圧部の保持をしないので、ワイヤーロープ（６１）とともに設置の手間を減らす。またこれにより耐久性に問題があったクランプによる被押圧部の保持が無いので、押圧力の強い油圧ジャッキ（３０）を無理なく使用できる。さらに、この支持部品（５０）により牽引による矯正も実現可能となる。なお、牽引矯正時には軸着部（８７）に設置する。使用しない時はこれを折りたたんで仕舞う。
【００１９】
保持部品（６０）は、クランプ等やワイヤーロープ（６１）を用いるが、押圧力の強い油圧ジャッキ（３０）の使用には、クランプ等を用いた保持では耐久性に問題があったが、ワイヤーロープ（６１）は問題なく使用が可能である。
【００２０】
ワイヤーロープ（６１）による保持は、クランプ等より支柱（９１）に密着出来るので摩擦力が強く保持が効く、また矯正中の押圧力が加わるのに応じて自動的に締め付け、さらに密着して保持が確実なものとなる方法なので、不必要に締め付けることがなく、支柱（９１）もワイヤーロープ（６１）も傷めない。
【００２１】
またワイヤーロープ（６１）による保持は、クランプを用いた方法では矯正時におこる支柱（９１）根元のすぐ上にある保持部の移動による本体（１０）の浮き上がりを押えることの不確実性（カムによる本体の浮き上がり防止は、カムの形状と矯正中のカムの係合片の軌道とが一致しないとだめだが、その軌道は支柱（９１）の破損状態により一定ではない）が避けられないのに対して、ワイヤーロープ（６１）が支柱（９１）の根元に密着して十分強力に本体（１０）の浮き上がりを押え続けるので、支柱基礎コンクリート（９２）の周りが軟弱で、支柱（９１）が確実に矯正出来ないままに、支柱基礎コンクリート（９２）が浮上がり、周りを破壊してしまうことを防止できる。
【００２２】
さらにワイヤーロープ（６１）による保持は、いろいろな形や太さの支柱に対応でき、１カ所に巻きつけるだけなので設置も簡単である。
【００２３】
固定装置（６２）（図８）は、ワイヤーロープ（６１）の、より目にあわせた溝を設けた固定板（６２ｄ）でワイヤーロープ（６１）を挟み、カム（６２ｅ）で固定板（６２ｄ）を押えて固定するもので、ワイヤーロープ（６１）を痛めず確実に簡単に固定することができる。
【００２４】
増締め装置（６３）（図９）は、レバー（６３ａ）のてこ作用と軸受（６３ｂ）の形状により増締めするものであるが、増締めによりあらかじめワイヤーロープ（６１）を伸ばして矯正中の加圧によるワイヤーロープ（６１）の伸びを未然に防ぎ、先端金具（１１）が支柱（９１）とワイヤーロープ（６１）から離れないようにする。これにより本体（１０）の浮き上がりを確実に防止できる。なお増締めを解除するための爪部（６３ｃ）と作業をしやすいようにストッパー（６３ｄ）を設けてある。
【００２５】
ワイヤーロープ（７１）と補助金具（７２）（図７）は、支柱（９１）が曲がっている方向に壁等があり、間が狭くて設置不能な時には押圧による矯正が出来ないので、これらを使用して牽引による矯正を可能にする。また、押圧による矯正では作業が危険な場合に使用する。
【００２６】
補助金具（７２）は、地面押え部（７２ａ）と本体押え部（７２ｃ）の中間にある軸当て部（７２ｂ）を、ワイヤーロープ（６１）の強力な保持のもと軸着部（８６）が押えることにより、本体（１０）が浮き上がろうとして発生する軸当て部（７２ｂ）を中心とする回転力を、地面押え部（７２ａ）で受けて、本体（１０）の浮き上がりの防止が可能になる。本体（１０）から見て支柱（９１）の後側に出来るだけ出して使用するが、支柱（９１）の後が狭く本体（１０）への押えが十分でない場合は本体（１０）の後端を足で押える。それでも不足なら本体（１０）中に棒を差し込み後に延設して棒の後端を足で押える。
【００２７】
第２の実施の形態を説明する。第１の実施の形態との構成の違いは、本体（１０）先端部にロープ掛金具（１４）を設けてあることだけである。
【００２８】
第１の実施の形態との設置方法の違いは、牽引矯正時はロープ掛金具（１４）は必要がなく同じだが、押圧矯正時にワイヤーロープ（６１）を支柱（９１）の根元に巻く時に、ロープ掛金具（１４）の先端にある掛片（１４ｂ）をワイヤーロープ（６１）と支柱（９１）の間に挟持するように設置することだけである。なお増締めの必要はなくなる。
【００２９】
ロープ掛金具（１４）は、本体（１０）先端部の中に前後に移動可能に設け、軸着部（８６）と先端金具（１１）に接している。矯正時の加圧によりワイヤーロープ（６１）が伸びて、先端金具（１１）は後にさがり支柱（９１）と先端金具（１１）の間が離れる（図１１）が、ロープ掛金具（１４）が先端金具（１１）を押えるので、増締め装置（６３）がなくても本体（１０）の浮き上がりを確実に防止する。そのうえ増締めをやらなくてもすむので作業の手間を減らす。掛片（１４ｂ）は板を前後に回動可能に設けるか、前部を上下に曲面させて凸状に設ける。掛片（１４ｂ）の前面にゴム（１４ａ）等の保護財を用いて支柱（９１）と掛片（１４ｂ）を痛めないようにする。なおロープ掛金具（１４）の後端には抜け落ちないようにストッパー（１４ｃ）がある。
【００３０】
【発明の効果】
請求項１記載の発明では、本体の先端部と押圧部品の間隔を維持する支持部品を設けたので、従来の技術による被押圧部の保持の必要がなく簡便になったうえに、耐久性に問題があったクランプで被押圧部を保持しないので、強力で堅牢なジャッキを無理なく使用出来るようになり経済的である。
請求項２記載の発明では、ジャッキの位置が変えられるジャッキ取付台なので、小型のジャッキが使用でき、装置の小型軽量化（１９．５ｋｇ→１３ｋｇ）が出来た。
請求項３記載の発明では、保持部品はワイヤーロープからなることにより、押圧力の強いジャッキの使用にも問題なく使用でき堅牢である。また、支柱の根元に密着でき、押圧力に比例して締め付けが働くので、保持が強く確実なうえに支柱を傷めない。さらに、いろいろな形や太さの支柱に対応でき、設置は１カ所の保持だけなので簡便である。
請求項４記載の発明では、保持部品は、ワイヤーロープを固定板で挟持することにより、ワイヤーロープを痛めず確実に簡単に固定できる。
請求項５記載の発明では、保持部品は、増締め装置で増締めすることにより、本体が支柱とワイヤーロープから離れないようになり、本体の浮き上がりを確実に簡単に防止できる。
請求項６記載の発明では、牽引用補助金具と牽引用ワイヤーロープを用いることにより、押圧による矯正が出来ない時や押圧による矯正では危険な時に、牽引による矯正が出来る。
請求項７記載の発明では、本体先端部のロープ掛金具により、増締め装置がなくても本体の浮き上がりを確実に防止する。そのうえ押圧矯正時には増締めをやらないので作業の手間を減らす。
【図面の簡単な説明】
【図１】押圧矯正実施時の左方からの説明図
【図２】牽引矯正実施時の左方からの説明図
【図３】押圧矯正時の、本体とジャッキ取付台の、左後方からの斜視図
【図４】色々なジャッキ取付台の左方からの図、（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｄ）
【図５】先端金具の左前方からの斜視図
【図６】押圧矯正時の押圧部品と油圧ジャッキ先端部の、手前が左方の平面図
【図７】補助金具の左後方からの斜視図
【図８】固定装置の左側面図（Ａ）と、手前が左方の平面説明図（Ｂ）
【図９】増締め装置の右側面図（Ａ）と、手前が右方の平面説明図（Ｂ）
【図１０】ロープ掛金具の左前方からの斜視図
【図１１】ロープ掛金具を用いた押圧矯正実施時の加圧前（Ａ）と加圧開始後（Ｂ）における、本体先端部とその付近の左方からの中心断面説明図
【符号の説明】
１０本体
１１先端金具１２受片１３取っ手
１４ロープ掛金具
１４ａゴム１４ｂ掛片１４ｃ軸当て部１４ｄストッパー
２０ジャッキ取付台
２１取付部２２前脚２３後脚２４バネ２５ストッパー
３０油圧ジャッキ
３１接続ナット３２ロッド３３シリンダー３４レバー
４０押圧部品
４１ゴム４２押圧金具４３ジャッキ受金具
５０支持部品
（６０）保持部品
６１ワイヤーロープ
６２固定装置
６２ａレバー６２ｂ軸受６２ｃ案内６２ｄ固定板
６２ｅカム
６３増締め装置
６３ａレバー６３ｂ軸受６３ｃ爪部６３ｄストッパー
（７０）牽引時用部品
７１ワイヤーロープ
７２補助金具
７２ａ地面押え部７２ｂ軸当て部７２ｃ本体押え部
８１，８２，８４，８５，８６，８７，８８，８９軸着部
９１支柱９２支柱基礎コンクリート[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement of a strut correction device that quickly returns to an original state when a strut of a road facility is bent due to an accident or the like.
[0002]
[Prior art]
At the road maintenance work site, a scaffolding hand jack screw jack is used.
[0003]
This is one in which a screw jack is provided at the rear end of the main body as described in the document “Japanese Patent Laid-Open No. 2001-239318”. A holding part having a cam for holding the base of the pillar and preventing the lifting of the main body at the front end of the main body, and separately from this holding part, grips the pillar and engages with the cam. There is a holding part using a clamp with a piece. Furthermore, there is a holding portion using a clamp that holds the pressed portion of the column at the tip of the screw jack, and there are a total of three holding portions.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
1. Since a screw jack with a hand that does not work with respect to the magnitude of the load is used, the screw portion was worn away, and it took much effort to increase the frictional resistance.
2. Since it is necessary to hold at three places on the column, it took time to install.
3. The prevention of lifting of the main body by the cam is not sure because the shape of the cam and the track of the engaging piece of the cam during correction are not matched.
4. Since only correction by pressing is possible, there are walls in the direction in which the support column (91) is bent, and it cannot be used when the space between them is too narrow to be installed. In particular, signposts often stand on the edge of the road, so there were many cases where they could not be installed.
5. Since only correction by pressing is possible, it is dangerous because the work can only be done on the roadway if the column is bent to the roadway side when it is at the boundary between the sidewalk and the roadway.
6. In order to supplement the pressing force and durability, a long and heavy scaffolding screw jack is used so that the support can be pressed as much as possible. In addition, a reinforcing plate that makes it difficult to bend is attached, and three holding parts are also required.
If it is used about 7 or 20 times, the screw part of the jack is worn out and becomes idle, making it unusable.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a strut straightening device that is strong, simple, robust, economical and easy to manufacture.
The object of the invention described in claim 2 is to provide a small and lightweight strut correcting apparatus in the strut correcting apparatus according to claim 1.
The object of the invention described in claim 3 is to provide a strut straightening device which is further simple, robust, reliable and multi-corresponding to the strut straightening device according to claim 2.
The object of the invention described in claim 4 is to provide a simpler and more reliable strut correcting apparatus in the strut correcting apparatus according to claim 3.
The object of the invention described in claim 5 is to provide a simpler and more reliable strut correcting apparatus in the strut correcting apparatus according to claim 4.
The object of the invention described in claim 6 is to provide a column correcting device which is more compatible and safe in the column correcting device according to any one of claims 1 to 5.
The object of the invention described in claim 7 is to provide a simpler strut correcting apparatus in the strut correcting apparatus according to any one of claims 3 to 6.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In the first aspect of the present invention, a main body that serves as a base, a holding part that holds a portion to be corrected of the support at the front of the main body, and a jack mounting base that is provided at the rear of the main body are provided on the jack mounting base. A jack is attached, and a pressing component that is applied to the tip of the jack at a position away from the portion to be corrected is provided on the support column, and a supporting component that maintains a distance between the tip of the main body and the pressing component is provided.
According to a second aspect of the present invention, in the post straightening device according to the first aspect, the jack mount can change the position of the jack.
In invention of Claim 3, in the support | pillar correction apparatus of Claim 1 or Claim 2, the said holding | maintenance part consists of a wire rope.
According to a fourth aspect of the present invention, in the post straightening device according to the third aspect, the holding component fixes the wire rope by holding it with a fixing plate.
According to a fifth aspect of the present invention, in the post straightening device according to the fourth aspect, the holding component is provided with a tightening device.
According to a sixth aspect of the present invention, in the strut correcting device according to any one of the first to fifth aspects, a traction correction auxiliary metal fitting for preventing the rear portion of the main body from lifting and a traction correction wire rope are provided.
According to a seventh aspect of the present invention, in the strut straightening device according to any one of the third to sixth aspects, the main body is provided with a rope hooking metal movably back and forth at the tip. A hook piece to be sandwiched between the support and the wire rope is provided at the tip of the rope hook.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Reference is made to the drawings. 1st Embodiment is based on Claim 6, It is a support | pillar correction apparatus which does not use a rope hook (14) (FIG. 10). 2nd Embodiment is based on Claim 7, It is a support | pillar correction apparatus using a rope hook (14).
[0008]
A first embodiment will be described. The scale of the main part of FIG. 1 and FIG. 2 is about 3/20. It is drawing in which the support | pillar (91) (for example, diameter 60.5mm) of the guard pipe bent from the root by the accident etc. is corrected in the original state shown with the virtual line. FIG. 1 is an explanatory diagram when performing correction by pressing, and FIG. 2 is an explanatory diagram when performing correction by pulling.
[0009]
At the time of pressure correction, the wire rope (61) for holding the base of the column (91) at the front of the main body (10) (the base portion is, for example, 700 mm long, 75 mm wide, 45 mm high) ( For example, a diameter of 9 mm) is provided, a jack mounting base (20) is provided at the rear of the main body (10), and a hydraulic jack (30) (for example, 4 ton) is attached thereto. Further, the tip of the hydraulic jack (30) is provided with a pressing component (40) for pressing against the support column (91), and a supporting component (for maintaining the distance between the tip of the main body and the pressing component (40)). 50).
[0010]
At the time of traction correction, only the main body (10) and wire rope (61) are the same as when pressing correction, but the jack mounting base (20), hydraulic jack (30), pressing part (40) and support part (50) are integrated. Centering on the shaft attachment part (81), it is reverse in the front-rear direction, and further comprises a pulling wire rope (71) (for example, 9 mm in diameter) and an auxiliary metal fitting (72). The above direction can be changed by simply swinging the rear leg (23) in front of the front leg (22). In this case, the jack may be inserted or rotated so that there is no problem depending on the operating direction of the lever of the jack. This is a method that is not necessary here.
[0011]
As for the installation method, after the tip metal fitting (11) is applied to the base of the support post (91), the wire rope (61) whose one end is passed through the fixing device (62) in advance is wound around the base of the support post (9). (One and a half turns is enough, and the holding power and durability are increased.) Attach the ring on the other end of the wire rope (61) to the open lever (63a) of the tightening device (63). The wire rope (61) is pulled on the fixing device (62) side to determine the fixing position of the wire rope (61) where tightening is effective. Fix with the fixing device (62). At that time, the wire rope (61) is passed between the both ends of the end fitting (11) and the shaft attaching portion (86) as a guide. The installation is completed by tightening with the tightening device (63).
[0012]
As for the installation method at the time of traction correction, after the above installation, the auxiliary metal fitting (72) is placed on the main body (10), and the shaft contact portion (72b) is slid and installed under the shaft attachment portion (86). The wire rope (71) is wound around the support column (91), the rings at both ends are hung on the shaft attachment part (84), the wound position is moved up and the wire rope (71) is stretched and fixed to complete the installation. To do.
[0013]
Hereinafter, each part will be described sequentially. The front end fitting (11) (FIG. 5) has an arcuate front surface and an angle on the upper surface of the tip metal fitting (11), which improves the fit during correction. Also, it is wider than the base part of the main body (10), thereby guiding the wire rope (61) and receiving the holding force of the wire rope (61), and lifting the front part of the main body (10) during pressure correction To prevent. The tip metal fitting (11) is welded by shaving the base portion of the main body (10).
[0014]
The handle (13) helps to lift this part when shortening the rod (32) of the hydraulic jack (30) under pressure.
[0015]
The jack mounting base (20) has been prototyped, such as an automatic stopper lift-up type (Fig. 4A), ladder type (Fig. 4B), and multistage notch type (Fig. 4C). A mold (FIG. 4D) was employed. This is because the hydraulic jack (30) is sent forward and upward by applying the rear leg (23) to the receiving piece (12), and the position and direction are changed by one operation. Can be used, and at the same time, the direction can be changed so that the pressing works effectively. In addition, at the time of traction correction, the front and rear directions are reversed at the shaft attachment portion (81). Then, by applying the rear leg (23) to both the column (91) and the wire rope (61), the wire rope (61) is automatically pressed in accordance with the traction force to reliably prevent the lift. At this time, the support (91) and the wire rope (61) are not damaged without being pressed more than necessary.
[0016]
The hydraulic jack (30) is inserted and attached to the mounting portion (21) of the jack mounting base (20).
[0017]
In the conventional technology, the pressing component (40) (FIG. 6) holds the pressed portion of the column with a clamp. In the present invention, the pressing component (40) and the tip of the main body (10) are supported by the supporting component (50). Since the distance from the part is maintained, there is no need for holding, and only the contact. Further, a protective article such as rubber (41) is used on the front surface of the pressing part (40) so as not to damage the support column (91). At the time of traction correction, the ring at both ends of the traction wire rope (71) is hung on the shaft attachment portion (84).
[0018]
By providing the support component (50), in the prior art, the clamp that holds the pressed portion of the support column needs to be tightened strongly in order to prevent the clamp from escaping above the support column due to pressurization during correction. However, since it does not hold the pressed part, it reduces the installation effort together with the wire rope (61). Further, since the pressed portion is not held by the clamp having a problem in durability, the hydraulic jack (30) having a strong pressing force can be used without difficulty. Furthermore, correction by traction can be realized by the support component (50). At the time of traction correction, it is installed on the shaft attachment part (87). When not in use, fold it up.
[0019]
The holding part (60) uses a clamp or the like and a wire rope (61). However, the use of the hydraulic jack (30) with a strong pressing force has a problem in durability when the holding using the clamp or the like is used. The rope (61) can be used without any problem.
[0020]
Holding by the wire rope (61) can be tightly attached to the support column (91) by a clamp or the like, so that the frictional force is strong and the holding effect is effective, and it is automatically tightened according to the pressing force during correction, and further tightly held. Since this is a reliable method, it is not unnecessarily tightened, and neither the strut (91) nor the wire rope (61) is damaged.
[0021]
In addition, the holding by the wire rope (61) is uncertain about the fact that the lifting of the main body (10) due to the movement of the holding portion located immediately above the base of the support column (91) that occurs during correction in the method using the clamp (by the cam) In order to prevent the main body from lifting up, the shape of the cam and the track of the cam engagement piece being corrected must be the same, but the track is inevitable due to the broken state of the column (91). Since the wire rope (61) is in close contact with the base of the column (91) and keeps the body (10) lifted sufficiently strongly, the surroundings of the column foundation concrete (92) are soft and the column (91) is surely secured. It is possible to prevent the column foundation concrete (92) from being lifted and broken around without being corrected.
[0022]
Furthermore, the holding by the wire rope (61) can be used for struts of various shapes and thicknesses, and it can be installed easily because it is only wound around one place.
[0023]
The fixing device (62) (FIG. 8) includes a wire rope (61) sandwiched between the wire rope (61) and a fixing plate (62d) provided with a more suitable groove, and a cam (62e) holding the fixing plate (62d). ) And can be securely fixed easily without damaging the wire rope (61).
[0024]
The tightening device (63) (FIG. 9) is used for tightening due to the lever action of the lever (63a) and the shape of the bearing (63b). The wire rope (61) is prevented from being stretched by pressurization, and the tip metal fitting (11) is prevented from being separated from the support (91) and the wire rope (61). Thereby, the floating of the main body (10) can be reliably prevented. A claw portion (63c) for releasing the tightening and a stopper (63d) are provided to facilitate the work.
[0025]
The wire rope (71) and the auxiliary metal fitting (72) (Fig. 7) have walls in the direction in which the column (91) is bent, and when they are too narrow to be installed, they cannot be corrected by pressing. Use to allow correction by traction. In addition, it is used when the work is dangerous in correction by pressing.
[0026]
The auxiliary metal fitting (72) is configured such that the shaft abutting portion (86) is placed on the shaft abutting portion (72b) between the ground pressing portion (72a) and the main body pressing portion (72c) while the wire rope (61) is strongly held. The ground pressing portion (72a) receives the rotational force centered on the shaft abutting portion (72b) generated when the main body (10) is about to float up, thereby preventing the main body (10) from being lifted. It becomes possible. The rear end of the main body (10) is used as far as possible from the rear side of the main body (10) when viewed from the main body (10). Press with your foot. If it is still insufficient, the rod is inserted into the main body (10) and then extended to hold the rear end of the rod with the foot.
[0027]
A second embodiment will be described. The only difference in configuration from the first embodiment is that a rope hook (14) is provided at the tip of the main body (10).
[0028]
The difference between the installation method and the first embodiment is that the rope bracket (14) is not necessary at the time of traction correction, but when the wire rope (61) is wound around the base of the column (91) at the time of pressure correction, The hook piece (14b) at the tip of the rope hook (14) is simply installed so as to be sandwiched between the wire rope (61) and the support post (91). There is no need to retighten.
[0029]
The rope hook (14) is provided in the front end portion of the main body (10) so as to be movable back and forth, and is in contact with the shaft mounting portion (86) and the front end fitting (11). The wire rope (61) is stretched by pressurization during correction, and the tip metal fitting (11) is later moved away from the strut (91) and the tip metal fitting (11) (FIG. 11). Since the tip metal fitting (11) can be pressed, the main body (10) is reliably prevented from being lifted without the tightening device (63). In addition, it eliminates the need for additional tightening, thus reducing labor. The hanging piece (14b) is provided with a plate so that the plate can be rotated forward or backward, or provided with a convex shape with the front portion curved upward and downward. Using a protective article such as rubber (14a) on the front surface of the hanging piece (14b), the strut (91) and the hanging piece (14b) are prevented from being damaged. A stopper (14c) is provided at the rear end of the rope hook (14) so as not to come off.
[0030]
【The invention's effect】
In the first aspect of the present invention, since the support part for maintaining the distance between the tip part of the main body and the pressing part is provided, there is no need to hold the pressed part according to the conventional technique, and the durability is improved. Since the clamped part does not hold the pressed part, a strong and robust jack can be used without difficulty and it is economical.
In the invention described in claim 2, since the jack mounting base can change the position of the jack, a small jack can be used, and the apparatus can be reduced in size and weight (19.5 kg → 13 kg).
In the invention according to claim 3, since the holding part is made of a wire rope, it can be used without any problem even when a jack having a strong pressing force is used, and is robust. In addition, since it can be in close contact with the base of the support and tightening works in proportion to the pressing force, the support is strong and reliable and the support is not damaged. In addition, it can support struts of various shapes and thicknesses, and installation is simple because it only holds one place.
In the invention according to claim 4, the holding part can be easily and reliably fixed without damaging the wire rope by holding the wire rope between the fixing plates.
In the fifth aspect of the present invention, the holding part is tightened by the tightening device, so that the main body is not separated from the support and the wire rope, and the lifting of the main body can be reliably and easily prevented.
According to the sixth aspect of the present invention, by using the auxiliary metal fitting for pulling and the wire rope for pulling, correction by pulling can be performed when correction by pressing is impossible or when correction by pressing is dangerous.
According to the seventh aspect of the present invention, the rope hanging bracket at the front end of the main body reliably prevents the main body from being lifted without a tightening device. In addition, it does not require additional tightening during pressure correction, thus reducing labor.
[Brief description of the drawings]
[Fig. 1] Explanatory drawing from the left side when pressing correction is performed. [Fig. 2] Explanatory drawing from the left side when carrying out traction correction. [Fig. 3] From the left rear of the main body and jack mounting base at the time of pressing correction. Perspective view [Figure 4] Figures from the left of various jack mounts, (A), (B), (C), (D)
FIG. 5 is a perspective view from the left front of the tip metal fitting. FIG. 6 is a plan view of the left side of the pressing part and the hydraulic jack tip during pressure correction. FIG. 7 is a perspective view from the left rear of the auxiliary metal fitting. FIG. 8 is a left side view of the fixing device (A) and an explanatory plan view of the front side on the left side (B).
FIG. 9 is a right side view of the tightening device (A) and a plane explanatory view of the front side on the right side (B).
FIG. 10 is a perspective view from the left front of the rope hook. FIG. 11 shows the front end of the main body before pressurization (A) and after the start of pressurization (B) when the pressure correction is performed using the rope hook. Center cross-sectional explanatory drawing from the left side of the vicinity [Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Main body 11 Tip metal fitting 12 Receiving piece 13 Handle 14 Rope hook metal fitting 14a Rubber 14b Hanging piece 14c Shaft contact part 14d Stopper 20 Jack mounting base 21 Mounting part 22 Front leg 23 Rear leg 24 Spring 25 Stopper 30 Hydraulic jack 31 Connection nut 32 Rod 33 Cylinder 34 Lever 40 Pressing part 41 Rubber 42 Pressing fitting 43 Jack receiving bracket 50 Supporting part (60) Holding part 61 Wire rope 62 Fixing device 62a Lever 62b Bearing 62c Guide 62d Fixing plate 62e Cam 63 Retightening device 63a Lever 63b Bearing 63c Claw Part 63d Stopper (70) Towing component 71 Wire rope 72 Auxiliary metal fitting 72a Ground pressing part 72b Shaft contact part 72c Main body pressing part 81, 82, 84, 85, 86, 87, 88, 89 Shaft attachment part 91 Support column 92 Support Concrete foundation

Claims

A main body that is a base, a holding part that holds the to-be-corrected portion of the column at the front of the main body, and a jack mounting base that is provided at the rear of the main body. A jack is attached to the jack mounting base, and the tip of the jack A post correcting device is provided with a pressing component that is applied to the pressed portion at a position away from the corrected portion on the column, and further provided with a support component that maintains a distance between the tip of the main body and the pressing component. .

The strut correction device according to claim 1, wherein the jack mount can change a position of the jack.

The strut correction device according to claim 1, wherein the holding component is a wire rope.

The strut correction device according to claim 3, wherein the holding component is fixed by holding a wire rope with a fixing plate.

The strut correction device according to claim 4, wherein the holding component is provided with a tightening device.

The strut straightening device according to any one of claims 1 to 5, wherein the strut straightening device is provided with a traction straightening auxiliary metal fitting and a traction straightening wire rope.

The strut correction device according to any one of claims 3 to 6, wherein the main body is provided with a rope hooking member at a front end portion so as to be movable back and forth.