JP3694650B2 - Recliner for vehicle seat - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はシートリクライニング装置に係り、特に内歯方式として知られる車両シート用リクライナーに関する。
【0002】
【従来の技術】
シートリクライニング装置は、運転乗員の安全運転姿勢の確保と安楽な着座を目的としてシートバックの傾斜角度を所定の範囲内で所望に設定できるようにした座席装置である。
【0003】
従来、図6に示すように、シートバックに固定するアーム40にセンターシャフト41を中心とするセクター42,43を形成し、その内周面に係止歯部44,45を設ける一方、シートクッションに固定するベースプレート46に案内部47,48を形成し、その案内部47,48をそれぞれ径方向に摺動するロックプレート49をベースプレート46の一側面に配置し、そのロックプレート49にピン50を突設してそのピン50が係合するカム孔51を有するコントロールプレート52を操作レバー53で回動することにより、ロックプレート49,49が半径方向へ移動してその係止歯部54,55が係止歯部44,45と噛合又は噛合解除できるようにし、かつ、コントロールプレート52にはロックプレート49に当接する押圧片56を固定したものが提供されている(実公昭53−15529号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記内歯方式のシートリクライナーによれば、ロックプレート49,49は案内部47,48により半径方向へ摺動可能に案内されているため、案内部47,48とロックプレート49,49との間には必ずクリアランスが設けられており、ロック時においてもロックプレート49はクリアランスの分だけ動けるため、シートバックにガタ感を発生するという不具合があった。
【0005】
そこで、この発明は上記事情に鑑みて、内歯方式のシートリクライナーのガタ感の発生を防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明にかかる車両シート用リクライナーは、請求項1に記載したように、ベースプレートに回動可能に軸支したツースプレートに、該ツースプレートの回動中心を中心とする所定半径の凹部を形成すると共に、該凹部の内周面に歯部を形成し、該歯部に係脱する歯部を有するツース部材を、前記ベースプレートに一対のガイド面からなるガイド部を介して径方向へ移動可能に係合し、かつ、該ツース部材を移動させるカム部材をベースプレートに軸着し、該カム部材を操作レバーにて回動可能に配置してなる車両シート用リクライナーにおいて、前記ツース部材の前記歯部と反対側に位置する内周面のほぼ中央または一端側にカム面を形成する一方、前記カム部材の前記ツース部材の内周面と対向する外周面の一端側に、前記カム面に係合する第1の段部を形成すると共に、前記外周面の他端側に、前記両歯部が噛合してロックした状態において前記ガイド部に回転方向の荷重が作用した際に、前記内周面の他端側に当接する第2の段部を形成し、前記操作レバーによって前記カム部材を回動させて、該カム部材の第2の段部を前記ツース部材の外周面との対向位置から離間させるとともに、前記第1の段部を前記カム面から外した後に、前記ツース部材を強制的に径方向へ移動させて前記両歯部の噛合を解除するように形成したことを特徴としている。
【0007】
したがって、操作レバーを上方へ回動操作するとカム部材が回動して、このカム部材の第2の段部が前記ツース部材の外周面との対向位置から離間するとともに、前記第1の段部が前記カム面から外れて、前記ツース部材は前記ガイド部に案内されながら強制的に径方向へ移動する。これによって、前記両歯部の噛合が解除されて、リクライニング調節が可能になる。
そして、シートバック即ちツースプレートの所望の傾斜角度を設定した後、操作レバーを放すと、カム部材が逆方向へ回動してツース部材がガイド部を介して歯部側の径方向へ移動することにより、両歯部が噛合して設定した傾斜角度をロックする。
【0008】
このロック時には、ツース部材の歯部がツースプレートの歯部に噛合するが、この噛合時においてツース部材のカム面にカム部材の第1の段部が係合する。またこのロック状態においてシートバックに後方へ所定以上の大きな荷重が発生し、ベースプレートを介してツース部材にも同方向の荷重が作用すると、今度はツース部材の内周面の他端側に、カム部材の第2の段部が当接する。したがって、ツース部材は、カム部材の両段部によって2点支持される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下この発明の実施の形態につき図に基づき説明する。図1〜3はこの発明を実施する車両シート用リクライナーの基本となる構成に関し、車体に図示しないシートスライド装置を介して固定するベースプレート1にセンターシャフト2を介してツースプレート3が回動可能に軸着されている。ツースプレート3には連結用孔4を挿通するピン8を介してアーム5が連結され、アーム5はシートバック(図示略)の側面に固定される。なお、アーム5を介することなく、ツースプレート3をシートバックの側面に直接固定するようにしてもよい。
【0010】
ツースプレート3の内面側には、センターシャフト2を中心として所定半径の凹部6がエンボス加工等にて形成され、その凹部6の円弧状内周壁には歯部7が常道にて形成されている。また、ツースプレート3の上端部には、押え部材9が連結用孔4に挿通されるピン8でアーム5と共締めされる。この押え部材9は、歯部7とベースプレート1が剥離しないように、ベースプレート1の上部縁部をセンターシャフト2を中心とする所定半径の円弧部1bを形成し、その上部縁部を押え部材が挟持している。なお、押え部材9を設ける代わりに、ピン8の頭部を拡開し、この拡開したピンの頭部でベースプレート1の円弧部1bの周縁部を挟持するようにしてもよい。
【0011】
また、前記ベースプレート1には、一対のガイド面12a,13aを有する凸部又は凹部からなるガイド部12,13が形成されており、前記両ガイド面12a,13a間にツース部材11が径方向へ摺動自在に設けられている。
【0012】
すなわち、このツース部材11は、ツースプレート3の前記凹部6内に収納されつつベースプレート1とツースプレート3に挟まれながら前記両ガイド面12a,13a間を径方向に摺動案内されるようになっていると共に、外周面には前記ツースプレート3の歯部7に噛合可能な歯部10が形成されている。
【0013】
また、このツース部材11は、ガイド部12,13と平行な側部とこれに交叉する時計方向へ斜めに突設されたアーム部14を有すると共に、前記歯部10の反対側内周面のほぼ中央にカム面11aが形成され、このカム面11aの後傾回転方向の側部に前記アーム部14が設けられている。
【0014】
また、前記ガイド面12a,13aは円弧状の歯部7の中心から後方側にずれて傾斜しており、ツース部材11は、ガイド面12a,13aに案内されて後傾回転方向へずれながら径方向に摺動する。これにより、ツースプレート3からツース部材11を介して作用する回転方向の荷重は分散され、ツース部材11を径方向に押し下げる荷重が増加し、ツース部材11からガイド面13aに作用する荷重が減少する。
【0015】
また、ツース部材11を摺動させるカム部材19が、ベースプレート1とツースプレート3に挟まれてセンターシャフト2を中心として回動可能に凹部6内及びベースプレート1の凹部1a内に収納されている。
【0016】
このカム部材19は、図4に示すように、先端部の外周面の回転方向両端部に、前記ツース部材11のカム面11aに適宜当接する第1の段部15と第2の段部16が一体に形成されている。すなわち、外周面の一端部に形成された第1の段部15は、前記各歯部7、10が噛合してロックする際に、前記ツース部材11のカム面11aに係合するようになっている。一方、外周面の他端部に形成された第2の段部16は、通常は前記アーム部14の下面と所定の間隙介して対峙しているが、前記ロック時においてツース部材11に図中右回転方向の荷重が作用した際にはアーム部14の下面に当接するようになっている。
【0017】
センターシャフト2は、つば部22を有してベースプレート1側から挿通してつば部22の側部に設けた異形断面部24にベースプレート1を回動不能に係合し、ついで、操作レバー23、カム部材19及びツースプレート3を順に挿通した後、ワッシャー38を挿通してその外側をかしめ固定する。また、センターシャフト2のベースプレート側端部には連結パイプ25を嵌合している。
【0018】
センターシャフト2の他端部側には渦巻きばね27の内端部が係止され、渦巻きばね27の外端部は前記ツースプレート3に突設して外側へ突出するピン28に係止してある。したがって、ツースプレート3は常に前倒れ方向へ回転付勢されている。
【0019】
前記連結パイプ25の端部にリンク29を溶接等にて固定し、そのリンクの端部には切欠き溝30を設け、その切欠き溝30にはカム部材19に突設したピン31をベースプレート1に形成した長孔32を貫通して係合させることにより、操作レバー23と共に回動するカム部材19を介し、リンク29がセンターシャフト2を中心として回動することにより連結パイプ25が回動し、他方のシートリクライニング装置が連動するという、内歯式の両持ちタイプの他方のシートリクライニング装置を連動させる構成になっている。
【0020】
前記操作レバー23は、センターシャフト2の付近に穴34が形成され、この穴34に嵌着するエンボス部33が前記カム部材19に形成されて嵌め合わせてあり、したがって操作レバー23とカム部材19は一体で回転可能である。なお、操作レバー23はカム部材19と小判形等の異形断面でセンターシャフト2に係合させて、これらが一体で回転するようにしてもよい。
【0021】
前記操作レバー23の自由端部にはノブ35が装着される。操作レバー23の他端部には、長孔23aが穿設され、ツース部材11にエンボス形成した突部11bが長孔23aに挿通される。この長孔23aはカム部材19がツース部材11のカム面11aから外れた後に、突部11bと係合してツース部材11を強制的に径方向へ移動させる。また、操作レバー23にはリターンばね36の一端部が係止され、リターンばね36の他端部はベースプレート1に突設したピン37に係止される。
【0022】
なお、操作レバー23とカム部材19をツースプレート3と同じセンターシャフト2に軸支しているが、操作レバー23とカム部材19をセンターシャフト以外の位置に軸着してもよく、また、操作レバー23とカム部材19を別々の軸に軸支するようにしてもよい。
【0023】
また、操作レバー23をベースプレート1とツースプレート3の間に配置しているが、操作レバー23をツースプレート3の外側に配置してもよく、この場合にはエンボス部33と突部11bをピン等としてツースプレート3に形成した長孔から突出させて操作レバー23の穴34及び長孔23aに挿通させることで操作レバー23の回動をカム部材19及びツース部材11に伝達するようにしてもよい。
【0024】
次にこの作用を説明すると、操作レバー23をリターンばね36の力に抗してセンターシャフト2を中心として時計方向へ回動すると、カム部材19が共に時計方向へ回転し、その第2の段部16がツース部材11のアーム部14の下部から離れるとともに、第1の段部15がツース部材11のカム面11aから外れ、ツース部材11はその突部11bが操作レバー23の長孔23aにより押し下げられガイド部12,13に案内されて下降し、これにより歯部7,10の噛合が解除される。
【0025】
したがって、ツースプレート3は渦巻きばね27の力で前倒れ方向へ回動する。そこで、シートバックを後方側へ押してその傾斜角度を定め、操作レバー23を放すと、リターンばね36の力で操作レバー23が元の位置に復帰するとともに、カム部材19が反時計方向へ回動して第1の段部15がツース部材11のカム面11aに摺接し、ツース部材11をガイド部12,13で案内しながら上方へ押し上げることにより歯部10,7が噛合するとともに、第2の段部16はアーム部14の下部に位置してロック状態となる。
【0026】
また、この発明の第2の実施形態としては、図4に示すように、ツース部材11にカム部材19と当接可能な突起部11cを一体形成する。この突起部11cは前記アーム部14と対向する前傾回転方向の側部に形成され、前記ガイド部12のガイド面12aより前傾回転方向側へ突出しており、この突起部11cの下面にカム部材19の第1の段部15が係合する前記カム面11aが設けられている。
【0027】
これにより、ロック時には、カム部材19の第1の段部15がツース部材11のカム面11aに係合して突起部11cを押圧することにより、ツース部材11はガイド部12の隅角部12bに当接する突起部11cの基部を支点としてクリアランス分だけ回動し、ツース部材11の反対側の側部がガイド部13のガイド面13aに当接した状態でロック保持される。
【0028】
そのため、座席装置に人が着座してシートバックに荷重が負荷された場合に、その荷重はアーム5を介してツースプレート3に入力され、歯部7,10を介してツース部材11を回転させようとしても、ツース部材11はガイド部12,13のガイド面12a,13aにそれぞれ当接した状態に保持されているため、ツース部材11は回動することができない。
【0029】
また、この状態においても、ツース部材11のアーム部14とカム部材19の第2の段部16との間には所定の隙間を有するように設定されている。したがって、ツース部材11とガイド面12a,13aの間にクリアランスを設けても、それが着座者にガタ感として把握されることが解消されるというものである。
【0030】
また、この状態からシートバックに後方への大きな荷重が作用すると、ツース部材11の下面に対してカム部材19の第1の段部15の他に、第2の段部16が当接して2点で支持する形になる。このため、ガイド部12、13に作用する荷重を低減できる。
【0031】
また、図5に示す第3の実施形態を説明すると、この例にあっては、ガイド部12,13のガイド面12a,13aであるツース部材11の移動方向Xに対し、ツース部材11の両側面をアーム5の前傾回転方向へ所定の角度θで傾斜して平行に形成されている。すなわち、ツースプレート3の歯部7とツース部材11の歯部10の噛合時においては、ツース部材11の両側面に対してガイド面12a,13aが角度θだけ傾斜しているため、ツース部材11の両側面の一部がそれぞれガイド面12a,13aに当接して保持され、歯部10,7の噛合が外れている時においては、ツース部材11はガイド面12a,13aとの間にクリアランスを有して移動し、歯部10,7が噛合する際にはツース部材11の歯部7の後傾回転方向側の歯から噛み合うように設定される。
【0032】
角度θは1度程度の僅かなもので足りる。また、ツース部材11の移動方向に対し、ツース部材11の両側面をアーム5の後傾回転方向へ所定の角度θで傾斜して平行に形成してもよい。したがって、ツース部材11が径方向へ移動して歯部10,7が噛合した状態では、ガイド面12a,13aにそれぞれ略三角形の隙間が形成される。なお、この状態においても、ツース部材11のアーム部14と、カム部材19の第2の段部との間には所定の隙間を有するように設定する。その他の構成は前記第1の形態と同じであるから、同一部分には同一符号を用いて重複する説明を省略する。
【0033】
そこで、この第3の実施形態において、座席装置に人が着座し、シートバックに荷重が負荷されると、その荷重はアーム5を介してツースプレート3に入力され、歯部7,10を介してツース部材11を回転させようとしても、ツース部材11の両側面はガイド面12a,13aにそれぞれ当接しているために動くことができない。したがって、座席装置に人が着座してシートバックに荷重が負荷された場合のガタ感が解消されるというものである。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、この発明によれば、ツースプレートの歯部とツース部材の歯部が噛合したシートバックのロック時において、該シートバックに後方への大きな荷重が作用してツース部材に同一回転方向の荷重が作用すると、ツース部材の内周面に対して、カム部材の第1の段部と第2の段部の両方が当接して2点支持するため、ガイド部に作用する荷重の低減化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す正面図
【図2】図1の断面側面図
【図3】図1の要部正面図
【図4】この発明の第2の実施形態の要部正面図
【図5】この発明の第3の実施形態を示す要部正面図
【図6】従来例の正面図
【符号の説明】
1…ベースプレート
2…センターシャフト
3…ツースプレート
5…アーム
6…凹部
7,10…歯部
11…ツース部材
11b…突部
11c…突起部
12,13…ガイド部
12a,13a…ガイド面
12b…隅角部
14…アーム部
15…第1の段部
16…第2の段部
19…カム部材
23…操作レバー
23a…長孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a seat reclining device, and more particularly to a vehicle seat recliner known as an internal tooth system.
[0002]
[Prior art]
The seat reclining device is a seat device in which the inclination angle of the seat back can be set as desired within a predetermined range for the purpose of ensuring a safe driving posture of the driver and comfortable seating.
[0003]
Conventionally, as shown in FIG. 6,
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, according to the seat recliner of the internal tooth system, since the
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION In view of the above circumstances, an object of the present invention is to prevent the backlash of an internal tooth type seat recliner.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The vehicle seat recliner according to the present invention forms, as described in
[0007]
Thus, by rotating the cam member and you rotate the operation lever upward, with the second stepped portion of the cam member is separated from the position facing the outer peripheral surface of the tooth member, said first The stepped portion is removed from the cam surface, and the tooth member is forcibly moved in the radial direction while being guided by the guide portion. As a result, the meshing of both the tooth portions is released, and reclining adjustment becomes possible .
Then, after setting a desired inclination angle of the seat back, that is, the tooth plate, when the operation lever is released, the cam member rotates in the reverse direction, and the tooth member moves in the radial direction on the tooth portion side through the guide portion. As a result, the inclination angle set by engaging both the tooth portions is locked.
[0008]
At the time of locking, the tooth portion of the tooth member meshes with the tooth portion of the tooth plate. At the time of meshing, the first step portion of the cam member is engaged with the cam surface of the tooth member. In this locked state, if a large load more than a predetermined amount is generated in the seat back, and a load in the same direction acts on the tooth member via the base plate, this time, the cam is moved to the other end side of the inner peripheral surface of the tooth member. The second step of the member abuts. Therefore, the tooth member is supported at two points by both step portions of the cam member.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. FIGS. 1 to 3 relate to a basic configuration of a vehicle seat recliner embodying the present invention. A
[0010]
On the inner surface side of the
[0011]
The
[0012]
That is, the
[0013]
Further, the
[0014]
Further, the
[0015]
A
[0016]
As shown in FIG. 4, the
[0017]
The
[0018]
The inner end of the
[0019]
A
[0020]
The operating
[0021]
A
[0022]
Although the
[0023]
Further, although the
[0024]
Next, this operation will be described. When the
[0025]
Therefore, the
[0026]
As a second embodiment of the present invention, as shown in FIG. 4, a
[0027]
Thus, at the time of locking, the
[0028]
Therefore, when a person is seated on the seat device and a load is applied to the seat back, the load is input to the
[0029]
Also in this state, a predetermined gap is set between the
[0030]
Further, when a large rearward load is applied to the seat back from this state, the
[0031]
Further, the third embodiment shown in FIG. 5 will be described. In this example, both sides of the
[0032]
An angle θ of about 1 degree is sufficient. Further, both side surfaces of the
[0033]
Therefore, in this third embodiment, the human is seated on the seat apparatus, when the load on the seat back is loaded, the load is inputted to the
[0034]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, when the seat back in which the tooth portion of the tooth plate and the tooth portion of the tooth member are engaged is locked, a large rear load acts on the seat back and the tooth When a load in the same rotational direction acts on the member, both the first step portion and the second step portion of the cam member abut against the inner peripheral surface of the tooth member and support two points, so that the guide portion Reduction of the acting load can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a sectional side view of FIG. 1. FIG. 3 is a front view of an essential part of FIG. FIG. 5 is a front view of an essential part showing a third embodiment of the present invention. FIG. 6 is a front view of a conventional example.
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記ツース部材の前記歯部と反対側に位置する内周面のほぼ中央または一端側にカム面を形成する一方、前記カム部材の前記ツース部材の内周面と対向する外周面の一端側に、前記カム面に係合する第1の段部を形成すると共に、前記外周面の他端側に、前記両歯部が噛合してロックした状態において前記ガイド部に回転方向の所定以上の荷重が作用した際に、前記内周面の他端側に当接する第2の段部を形成し、
前記操作レバーによって前記カム部材を回動させて、該カム部材の第2の段部を前記ツース部材の外周面との対向位置から離間させるとともに、前記第1の段部を前記カム面から外した後に、前記ツース部材を強制的に径方向へ移動させて前記両歯部の噛合を解除するように形成したことを特徴とする車両シート用リクライナー。The tooth plate pivotally supported by the base plate is formed with a recess having a predetermined radius centered on the rotation center of the tooth plate, and a tooth portion is formed on the arcuate inner peripheral surface of the recess. A tooth member having a tooth portion engaged with and disengaged from the tooth portion is engaged with the base plate via a guide portion comprising a pair of guide surfaces so as to be movable in the radial direction, and a cam member for moving the tooth member is a base plate. In the vehicle seat recliner, which is pivotally attached to the cam member and is rotatably arranged by an operation lever.
A cam surface is formed at substantially the center or one end side of the inner peripheral surface located on the opposite side of the tooth portion of the tooth member, and on one end side of the outer peripheral surface of the cam member facing the inner peripheral surface of the tooth member. A first step portion that engages with the cam surface is formed, and at the other end side of the outer peripheral surface, the load on the guide portion is greater than or equal to a predetermined value in a state where both the tooth portions are engaged and locked. Forming a second step portion that comes into contact with the other end side of the inner peripheral surface,
The cam member is rotated by the operation lever to separate the second step portion of the cam member from a position facing the outer peripheral surface of the tooth member, and to remove the first step portion from the cam surface. After that, the vehicle seat recliner is formed such that the tooth member is forcibly moved in the radial direction to release the meshing of both the tooth portions .
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