JP3692318B2

JP3692318B2 - Purification system for contaminated soil

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Publication number: JP3692318B2
Application number: JP2001299451A
Authority: JP
Inventors: 究有川; 誠一寺倉
Original assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Current assignee: Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date: 2001-09-28
Filing date: 2001-09-28
Publication date: 2005-09-07
Anticipated expiration: 2021-09-28
Also published as: JP2003103246A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油、ＰＣＢ、ダイオキシンなどの有害な有機物質や水銀や鉛等の重金属、シアン類などの有害な無機物質により汚染された土壌を浄化する汚染土壌の浄化システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年では、生活排水、工場、事業所等からの排液などの浸漬による土壌汚染、また、工場跡地等の土壌汚染により本来自然に分解不可能な化学物質で汚染された土壌、地下水が増加し、その結果、生態系や社会生活基盤としての土壌環境に深刻な影響を与えている。そのため、このような汚染された土壌や地下水を浄化処理する各種の方法が提案されている。しかし、上述した油、ＰＣＢ、ダイオキシン、水銀や鉛等の重金属、シアン類などに関しては有効な処理方法がなく、焼却や封じ込めなどの対策が行われているのが現状である。
【０００３】
従来から一般的に行われている焼却処理は、油、ＰＣＢ、ダイオキシン等の各種有害物質に汚染された土壌をロータリキルン等の焼却設備により高温度雰囲気下で焼却処理し、汚染土壌に含まれている各種の有害物質を焼却して分解し、浄化土壌として環境に戻すものである。また、この焼却設備にて各種の有害物質が分解されて排出されるガスは無害化され、燃焼ガスと共に排ガスとして大気に放出される。
【０００４】
しかし、このような大規模な焼却設備に関しては、膨大な汚染土壌を処理するのにエネルギコストが大きく、また、処理後の土壌の変質等により廃棄物の取り扱いとなる可能性を含んでおり、再利用するのが困難となる恐れがある。一方、前述した汚染土壌の封じ込め処理は、本質的には汚染土壌の浄化対策とは言えず、単に自然界からの遮断と言う消極的な処理方法である。そのため、油、ＰＣＢ、ダイオキシン等の各種有害物質に汚染された土壌を適正に浄化して自然界に戻すための経済的に有利な土壌の処理方法が望まれている。
【０００５】
そこで、例えば、特開平１１−５０７５号公報に開示された土壌浄化処理方法では、油汚染土に水溶性有機溶剤を添加して混合攪拌し、汚染土中の油分を抽出した後に固液分離し、その液状体を引き抜くことにより汚染土内の油分を有機溶剤に混合された状態で汚染土から分離除去し、固液分離で生じた液状体を蒸留して有機溶剤を回収する一方、油分を分離して処理している。従って、土壌における油分の含有率を著しく低下させ、適正に汚染土を浄化して再利用を可能とすることができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の土壌浄化処理方法では、処理容器内に油汚染土を投入すると共に水溶性有機溶剤を添加し、これらを混合攪拌して汚染土中の油分を抽出しているが、この場合、一つの処理容器内に対して、油汚染土の投入作業及び水溶性有機溶剤の添加作業を行っており、処理時間が長くかかってしまって作業効率が良くないという問題がある。
【０００７】
本発明はこのような問題を解決するものであって、汚染土壌を効率的に浄化処理することで作業効率の向上を図った汚染土壌の浄化システムを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するための請求項１の発明の汚染土壌の浄化システムは、洗浄槽内に汚染土壌を投入する投入工程と、洗浄槽内に溶剤を供給して前記汚染土壌を浸漬洗浄する洗浄工程と、前記洗浄槽内のガスを吸引して残留する溶剤を除去して乾燥する乾燥工程と、前記洗浄槽内の洗浄済土壌に残留する有害物質量を分析する分析工程と、前記洗浄槽内の洗浄済土壌を排出する排出工程と、前記投入工程、前記洗浄工程、前記乾燥工程、前記分析工程、前記排出工程の間で、該投入工程、該洗浄工程、該乾燥工程、該分析工程、該排出工程の順に複数の洗浄槽を循環させる循環手段とを具えたことを特徴とするものである。
【００１０】
請求項２の発明の汚染土壌の浄化システムでは、前記洗浄工程では、前記洗浄槽に対して溶剤供給管及び溶剤排出管が着脱自在に設けられたことを特徴としている。
【００１１】
請求項３の発明の汚染土壌の浄化システムでは、前記複数の洗浄槽を直列に連結すると共に、上流側の前記洗浄槽に前記溶剤供給管を連結する一方、下流側の前記洗浄槽に前記溶剤排出管を連結することを特徴としている。
【００１２】
請求項４の発明の汚染土壌の浄化システムでは、前記乾燥工程では、前記洗浄槽に対してガス供給管及びガス吸引管が着脱自在に設けられたことを特徴としている。
【００１３】
請求項５の発明の汚染土壌の浄化システムでは、前記分析工程では、前記洗浄済土壌に残留する有害物質量が基準値より低ければ前記排出工程で該洗浄済土壌を排出する一方、前記洗浄済土壌に残留する有害物質量が基準値より高ければ前記循環手段により前記洗浄工程に循環することを特徴としている。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明するが、本発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
【００１５】
図１に本発明の一実施形態に係る汚染土壌の浄化システムの概略正面視、図２に汚染土壌の浄化システムの概略側面視、図３に汚染土壌の浄化システムの概略平面視を示す。
【００１６】
本実施形態の汚染土壌の浄化システムは、図１乃至図３に示すように、複数の洗浄槽１１を、投入工程、洗浄工程、乾燥工程、分析工程、排出工程の間で循環搬送し、汚染土壌を連続して浄化処理するためのものである。この汚染土壌を投入して浄化処理するための洗浄槽１１は可搬式であって、上方が開口した槽本体１２と蓋１３とから構成され、上部に供給口１４が形成されると共に、下部に排出口１５が形成され、内部にろ過フィルタ１６が装着されている。そして、槽本体１２の下部には走行車輪１７が装着されている。なお、供給口１４及び排出口１５には後述する溶剤やガスの供給配管及び排出配管が着脱自在となっている。
【００１７】
そして、循環装置は各工程で異なっており、投入工程では、チェーン式の牽引装置２１により洗浄槽１１を牽引して走行可能とする。洗浄工程では、洗浄槽１１を搭載する搬送台２２をチェーン２３により牽引して上昇可能とする。乾燥工程では、投入工程と同様に、チェーン式の牽引装置２４により洗浄槽１１を牽引して走行可能とする。分析工程及び排出工程では、洗浄工程と同様に、洗浄槽１１を搭載する搬送台２５をチェーン２６により牽引して下降可能とする。
【００１８】
以下、各工程について説明する。まず、投入工程Ａでは空の洗浄槽１１が搬入され、投入工程Ｂでは洗浄槽１１内にホイストホッパ３１により汚染土壌が投入可能となっており、浄化作業への待機位置となる。
【００１９】
次に、洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆでは、洗浄槽１１内に溶剤を循環供給して汚染土壌を浸漬して洗浄する。各洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆに位置する洗浄槽１１の側方には、油圧シリンダ３２により移動体３３が水平移動可能に支持され、この移動体３３には各洗浄槽１１の供給口１４及び排出口１５に対応して、上方から溶剤供給配管３４と溶剤連結管３５，３６，３７と溶剤排出配管３８が取付けられている。この溶剤供給配管３４は操作弁３９及び精製溶剤供給ポンプ４０を介して精製溶剤タンク４１に連結され、溶剤排出配管３８は操作弁４２及び抽出溶剤排出ポンプ４３を介して排出溶剤タンク４４が連結されている。
【００２０】
この精製溶剤タンク４１は、汚染土壌に含有する有害な有機物質（例えば、油、ＰＣＢ、ダイオキシン等）を抽出するための溶剤を貯留するものである。一方、排出溶剤タンク４４は、洗浄槽１１内で汚染土壌から抽出した有機物質を含有する溶剤を貯留するものである。また、精製溶剤タンク４１と排出溶剤タンク４４との間には溶剤精製装置４５が循環ポンプ４６，４７を有する循環配管４８，４９を介して設けられている。この溶剤精製装置４５は、洗浄槽１１から排出されて排出溶剤タンク４４に貯留された抽出溶剤から有機物質を除去して精製し、精製溶剤タンク４１に戻すものであり、図示しないストレーナや蒸留塔あるいは活性炭塔などから構成されている。
【００２１】
更に、溶剤精製装置４５には有機物質処理装置５０が連結され、抽出溶剤から除去された有機物質がこの有機物質処理装置（貯溜タンク、処理装置）５０に送られ、ここで貯留保管して無害化処理することができる。
【００２２】
従って、油圧シリンダ３２を伸長すると、移動体３３が洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆに位置する各洗浄槽１１に接近し、各洗浄槽１１の供給口１４及び排出口１５に溶剤供給配管３４と溶剤連結管３５，３６，３７と溶剤排出配管３８を連結することができる。一方、油圧シリンダ３２を収縮すると、移動体３３が洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆに位置する各洗浄槽１１から離間し、各洗浄槽１１の供給口１４及び排出口１５から溶剤供給配管３４と溶剤連結管３５，３６，３７と溶剤排出配管３８を取り外すことができる。この場合、各洗浄槽１１の供給口１４及び排出口１５、溶剤供給配管３４及び溶剤排出配管３８の各端部に着脱動作に応じて開閉するワンタッチバルブを装着することが望ましい。
【００２３】
また、操作弁３９を開放した状態で精製溶剤ポンプ４０を駆動すると、精製溶剤タンク４１内の溶剤を供給配管３４を介して洗浄工程Ｆに位置する洗浄槽１１に供給することができ、更に、溶剤連結管３５，３６，３７を通して洗浄工程Ｅ，Ｄ，Ｃに位置する各洗浄槽１１に溶剤を供給することができる。また、操作弁４２を開放した状態で抽出溶剤排出ポンプ４３を駆動すると、各洗浄槽１１内の抽出溶剤を排出配管３８を介して排出溶剤タンク４４に排出することができる。そして、循環ポンプ４６を駆動して排出溶剤タンク４４の抽出溶剤を循環配管４８を通して溶剤精製装置４５に送られると、ここで、溶剤から油、ＰＣＢ、ダイオキシン等の有機物質が取り除かれ、循環ポンプ４７を駆動して浄化された溶剤を循環配管４９を介して精製溶剤タンク４１に戻すことができる。更に、溶剤精製装置４５で除去された有機物質は有機物質処理装置５０に送られ、ここで貯留保管して無害化処理することができる。
【００２４】
なお、排出配管３８には抽出溶剤に含まれる有害な有機物質の濃度を検出する濃度センサ５１が装着されており、常時、汚染土壌の浄化処理状態を確認している。この場合、有害な有機物質の種類に応じて高精度な濃度を検出する複数のセンサを配設することが望ましい。
【００２５】
なお、この洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆでは、洗浄槽１１内に溶剤を循環供給して汚染土壌に含有する有害な有機物質を除去するようにしたが、汚染土壌が有害な無機物質（水銀や鉛等の重金属、シアン類等）により汚染されている場合には、この有害な無機物質を溶解抽出または分解する洗浄液を循環供給して汚染土壌に含有する有害な無機物質を除去するようにしてもよい。また、汚染土壌が有害な有機物質や無機物質により複合汚染されている場合には、溶剤を循環供給してから洗浄液を循環供給して有害物質を除去するようにしてもよい。
【００２６】
また、汚染土壌に含まれる油、ＰＣＢ、ダイオキシンなどの有害な有機物質を抽出するための溶剤と、汚染土壌に含まれる水銀や鉛等の重金属、シアン類などの有害な無機物質を溶解抽出または分解洗浄する洗浄液は、事前に汚染土壌の調査を行うことで、汚染土壌に含まれる有害物質の含有量や濃度に応じてその種類を設定する必要がある。この場合、溶剤として親水性溶剤、例えば、アルコールが好適であり、洗浄液として水、アルカリ液、酸性液が好適である。具体的には、アルコール貯留タンクや水タンク、アルカリ液タンク、酸性液タンクを設ける必要がある。
【００２７】
続いて、乾燥工程Ｇ，Ｈでは、洗浄槽１１内のガスを吸引して有機物質が除去された土壌に対して、残留した溶剤を除去して乾燥する。各乾燥工程Ｇ，Ｈに位置する洗浄槽１１の側方には、油圧シリンダ５２により移動体５３が水平移動可能に支持され、この移動体５３には各洗浄槽１１の供給口１４及び排出口１５に対応して、エア供給配管５４とエア連結管５５とエア排出配管５６が取付けられている。このエア供給配管５４及びエア排出配管５６は乾燥装置５７に連結され、エア排出配管５６には吸引ポンプ５８が装着されている。
【００２８】
この乾燥装置５７は、洗浄槽１１から排出された溶剤を含んだエアを取り込み、このエアに含有する溶剤のミストを分離して蒸気を凝縮して排出溶剤タンク４４に戻すと共に、残留エアを活性炭塔を通して再び洗浄槽１１に供給する。
【００２９】
従って、油圧シリンダ５２を伸長すると、移動体５３が乾燥工程Ｇ，Ｈに位置する各洗浄槽１１に接近し、各洗浄槽１１の供給口１４及び排出口１５にエア供給配管５４とエア連結管５５とエア排出配管５６を連結することができる。一方、油圧シリンダ５２を収縮すると、移動体５３が乾燥工程Ｇ，Ｈに位置する各洗浄槽１１から離間し、各洗浄槽１１の供給口１４及び排出口１５からエア供給配管５４とエア連結管５５とエア排出配管５６を取り外すことができる。この場合、エア供給配管５４及びエア排出配管５６の各端部に着脱動作に応じて開閉するワンタッチバルブを装着することが望ましい。
【００３０】
また、吸引ポンプ５８を作動すると、乾燥工程Ｇに位置する洗浄槽１１内のエアをエア排出配管５６を介して吸引することができ、更に、連結配管５５を介して乾燥工程Ｈに位置する洗浄槽１１内のエアを吸引することができ、吸引エアは乾燥装置５７で含有する溶剤ミストを分離し、活性炭塔で浄化されてからエア供給配管５４を介して洗浄槽１１に供給することとなり、洗浄槽１１内に残留する溶剤を蒸発して土壌から除去することができる。
【００３１】
そして、分析工程Ｉでは、槽本体１２から蓋１３を取り外して分析作業に備え、分析工程Ｊ，Ｋでは、洗浄済の土壌に残留する有害物質の量を計測し、浄化処理を検証する。この場合、洗浄済の土壌にレーザ光を照射して光の強度に対応する波長を測定することで有害な有機物質や無機物質の種類及び量を検出する発光分光分析装置を用いることが望ましい。具体的には、土壌に含有する有害な有機物質に対して、この有機物質を定量分析するレーザ誘起蛍光分析（Laser-Induced Fluorescence Spectroscopy：ＬＩＦＳ）装置と、汚染土壌に含有する有害な無機物質に対して、この無機物質を定量分析するレーザ誘起発光分析（Laser-Induced Breakdown Spectroscopy：ＬＩＢＳ）装置を適用している。
【００３２】
そして、この分析工程Ｊ，Ｋにて検出した有害な有機物質や無機物質の残留量が、公定法で定められた基準値以下になっていれば、洗浄槽１１を排出工程Ｌに搬送する一方、有害物質の残留量が公定法で定められた基準値より多ければ、洗浄槽１１を投入工程Ａ，Ｂを通過させて再度洗浄工程Ｃに搬送する。
【００３３】
この排出工程Ｌでは、洗浄槽１１内の洗浄済土壌をパワーショベルや搬送コンベヤ等を用いて排出する。なお、排出工程Ｌを投入工程Ａとして作業を兼用してもよい。
【００３４】
ここで、上述した本実施形態の汚染土壌の浄化システムによる浄化処理方法について説明する。この場合、事前に土壌の浄化処理を行う現地の汚染状態を事前に調査し、必要な機材や処理剤等を準備し、現地に各種の装置を搬送して組み立てて浄化設備を設置する。なお、処理現場の広さや浄化処理する汚染土壌の処理量などに応じて洗浄槽１１の設置数を設定する。
【００３５】
そして、汚染土壌を浄化処理するための設備が設置されると、投入工程ＡからＢに搬送された空の洗浄槽１１内にホイストホッパ３１を用いて汚染土壌が投入され、所定量の汚染土壌が投入されると蓋７３が固定されて密閉された待機状態となる。そして、洗浄工程Ｆでの洗浄作業が完了してこの洗浄工程Ｆに位置する洗浄槽１１が乾燥工程Ｇに搬送されると、洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅに位置する洗浄槽１１が上昇してそれぞれ洗浄工程Ｄ，Ｅ，Ｆに移動し、洗浄工程Ｃの搬送台車２２が空となり、ここで投入工程Ｂに待機している洗浄槽１１がチェーン式の牽引装置２１により洗浄工程Ｃに搬送される。
【００３６】
この洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆでは、まず、油圧シリンダ３２を伸長して移動体３３を前進し、洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆに位置する各洗浄槽１１の供給口１４及び排出口１５に溶剤供給配管３４と溶剤連結管３５，３６，３７と溶剤排出配管３８を連結する。そして、操作弁３９，４２を開放して精製溶剤ポンプ４０及び抽出溶剤排出ポンプ４３を駆動し、精製溶剤タンク４１内の溶剤を供給配管３４や連結配管３５，３６，３７を介して各洗浄槽１１に供給する一方、抽出溶剤を排出配管３８を介して排出溶剤タンク４４に排出する。一方、排出溶剤タンク４４の抽出溶剤が溶剤精製装置４５に送られ、溶剤から油、ＰＣＢ、ダイオキシン等の有機物質が取り除かれ、浄化された溶剤が精製溶剤タンク４１に戻され、除去された有機物質は有機物質処理装置５０に送られ、ここで貯留保管して無害化処理される。
【００３７】
このように精製溶剤タンク４１内の溶剤が洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆに位置する各洗浄槽１１に供給され、抽出溶剤が排出溶剤タンク４４に排出されて溶剤精製装置４５で精製されてから精製溶剤タンク４１に戻されることとなり、この溶剤循環処理を所定時間（例えば、３〜４時間）行うことで、汚染土壌に含有する有機物質、つまり、油、ＰＣＢ、ダイオキシンを抽出することができる。
【００３８】
この洗浄工程では４つの工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆでの洗浄処理を経るため、上方の洗浄工程ほど汚染物質の浄化が進行しており、浄化が進行している洗浄槽１１側から溶剤を循環することで、この溶剤を効率的に使用することができる。なお、洗浄工程Ｃ，Ｆに位置する洗浄槽１１同士を操作弁及び循環ポンプを有する循環配管により連結可能とし、洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆに位置する各洗浄槽１１に溶剤が供給された後に、この循環配管により洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆの洗浄槽１１だけで溶剤を循環して浄化処理を行ってもよい。
【００３９】
洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆで所定時間洗浄処理が行われ、洗浄工程Ｆに位置する洗浄槽１１の土壌から有害な有機物質が除去されたら、精製溶剤ポンプ４０及び抽出溶剤排出ポンプ４３を停止して操作弁３９，４２を閉止する。続いて、油圧シリンダ３２を収縮して移動体３３を後退し、洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆに位置する各洗浄槽１１の供給口１４及び排出口１５から溶剤供給配管３４と溶剤連結管３５，３６，３７と溶剤排出配管３８を取り外す。
【００４０】
そして、分析工程Ｉの空状態を確認してから、チェーン式の牽引装置２４を作動して洗浄工程Ｆに位置する洗浄槽１１を乾燥工程Ｇに搬送すると共に、乾燥工程Ｈに位置する洗浄槽１１を分析工程Ｉに搬送する。この乾燥工程Ｇ，Ｈでは、吸引ポンプ５８を作動して乾燥工程Ｇ，Ｈに位置する洗浄槽１１内のエアをエア排出配管５６を介して吸引し、洗浄槽１１内の土壌に残留する溶剤を蒸発してエアと共に排出してこの土壌を乾燥させる。そして、吸引エアに含有する溶剤ミストを分離し、溶剤蒸気を凝縮して残留溶剤を排出溶剤タンク４４に戻す一方、活性炭塔で浄化したエアを洗浄槽１１に供給する。
【００４１】
乾燥工程Ｇ．Ｈにて、所定時間乾燥作業を行うことで、洗浄槽１１内の土壌に残留する溶剤が蒸発して乾燥したら、乾燥工程Ｈに位置する洗浄槽１１を分析工程Ｉに搬送する。分析工程Ｉでは、槽本体１２から蓋１３を取り外し、分析工程Ｊ，Ｋでは、レーザ誘起蛍光分析装置及びレーザ誘起発光分析装置を用いて洗浄済の土壌に残留する有害物質の残留量を計測し、浄化処理を検証する。即ち、この分析工程Ｊ，Ｋにて検出した有害物質の残留量が、公定法で定められた基準値以下になっていれば、洗浄槽１１を排出工程Ｌに搬送する一方、有害物質の残留量が公定法で定められた基準値より多ければ、洗浄槽１１を投入工程Ａ，Ｂを通過させて再度洗浄工程Ｃに搬送する。
【００４２】
そして、洗浄槽１１を土壌の有害物質の残留量が公定法で定められた基準値以下になって排出工程Ｌに搬送されたら、ここで洗浄槽１１から浄化土壌を排出し、自然界に戻して再利用可能とする。一方、洗浄槽１１を土壌の有害物質の残留量が基準値より多ければ、洗浄槽１１を投入工程Ａ，Ｂを通過させて再度洗浄工程Ｃに搬送して洗浄作業を行う。
【００４３】
このように本実施形態の汚染土壌の浄化システムにあっては、複数の洗浄槽１１を、投入工程Ａ，Ｂ、洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆ、乾燥工程Ｇ，Ｈ、分析工程Ｉ，Ｊ，Ｋ、排出工程Ｌの間で循環搬送し、汚染土壌を連続して浄化処理するようにしている。
【００４４】
従って、汚染土壌の投入作業、洗浄作業、乾燥作業、分析作業、排出作業を連続して行うことができ、汚染土壌を効率的に浄化処理することで作業効率を向上することができる。
【００４５】
また、洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆでは、油圧シリンダ３２を伸縮することで、各洗浄槽１１の供給口１４及び排出口１５に対して溶剤供給配管３４と溶剤連結管３５，３６，３７と溶剤排出配管３８を接近離反して着脱可能とし、乾燥工程Ｇ，Ｈでは、油圧シリンダ５２を伸縮することで、各洗浄槽１１の供給口１４及び排出口１５に対してエア供給配管５４とエア連結管５５とエア排出配管５６を接近離反して着脱可能としている。従って、洗浄槽１１に対する各種配管の着脱作業を短時間で容易に行うことができると共に、作業者が有害物質を含有する溶剤が付着した配管の着脱作業が不要となることで、作業者の十分な安全性を確保することができる。
【００４６】
更に、本実施形態の汚染土壌の浄化システムでは、洗浄工程Ｃ，Ｄ，Ｅ，Ｆにて各洗浄槽１１に精製溶剤タンク４１を連結し、各洗浄槽１１内に投入された汚染土壌に対してこの精製溶剤タンク４１の溶剤を供給して所定時間浸漬させることで、汚染土壌に含有する有機物質（例えば、油、ＰＣＢ、ダイオキシン等）を分離し、あるいは、洗浄槽１１内の汚染土壌に対して洗浄液を供給して所定時間浸漬させることで、汚染土壌に含有する無機物質（水銀や鉛等の重金属、シアン類等）を分離するようにしている。
【００４７】
従って、洗浄槽１１の汚染土壌を溶剤により浸漬して含有する有機物質を分離すると共に、洗浄液により浸漬して含有する無機物質を分離しており、汚染土壌と溶剤、また、汚染土壌と洗浄液とを混合攪拌せずに分離することで、土の微粒化により分離処理に長時間を要することがなく、また、フィルタが目詰まりすることもなく、汚染土壌の浄化処理を短期間で適正に行うことができる。
【００４８】
上述の実施形態の汚染土壌の浄化システムでは、溶剤として親水性溶剤（例えば、アルコール）を使用し、洗浄液として水、アルカリ液、酸性液を使用して説明したが、親水性溶剤としてアルコールの他、ケトン等を用いることができ、溶剤として親水性溶剤の他、疎水性溶剤として炭化水素類、芳香族類等を用いることができる。また、この親水性溶剤（アルコール、ケトン等）と疎水性溶剤（炭化水素類、芳香族類等）とを用い、含水状態にある汚染土壌中の水分を親水性溶剤で脱水した後、有機物質に対して抽出・溶解能力の高い疎水性溶剤により汚染土壌に含有する有害の有機物質を抽出除去し、洗浄剤により無機物質を溶解・分解して除去するようにしてもよい。また、この場合、親水性溶剤と疎水性溶剤を混合した混合溶剤を用いることで、処理時間を短縮することができる。また、上述した洗浄槽１１の構造も上述した実施形態に限定されるものではない。
【００４９】
なお、上述の実施形態では、本発明の循環手段をチェーン式の牽引装置２１，２４、搬送台２２，２５及びチェーン２３，２６チェーンとしたが、この構造に限定されるものではなく、例えば、大きな旋回リングを旋回可能に支持し、この旋回リングに複数の旋回台を吊下げ支持し、この各旋回台に洗浄槽１１を搭載可能としてもよい。また、洗浄槽１１の数も処理する汚染現場の広さ（汚染土壌量）に応じて適宜設定すれば良い。
【００５０】
【発明の効果】
以上、実施形態において詳細に説明したように請求項１の発明の汚染土壌の浄化システムによれば、洗浄槽内に汚染土壌を投入する投入工程と、洗浄槽内に溶剤を供給して汚染土壌を浸漬洗浄する洗浄工程と、洗浄槽内のガスを吸引して残留する溶剤を除去して乾燥する乾燥工程と、洗浄槽内の洗浄済土壌に残留する有害物質量を分析する分析工程と、洗浄槽内の洗浄済土壌を排出する排出工程と、投入工程、洗浄工程、乾燥工程、分析工程、排出工程の間で、該投入工程、該洗浄工程、該乾燥工程、該分析工程、該排出工程の順に複数の洗浄槽を循環させる循環手段とを設けたので、汚染土壌の投入作業、洗浄作業、乾燥作業、分析作業、排出作業を連続して行うことができ、汚染土壌を効率的に浄化処理することで作業効率を向上することができる。
【００５１】
請求項２の発明の汚染土壌の浄化システムによれば、循環手段は複数の洗浄槽を循環させるので、大量の汚染土壌を連続して浄化処理することで作業効率を向上することができる。
【００５２】
請求項３の発明の汚染土壌の浄化システムによれば、洗浄工程にて、洗浄槽に対して溶剤供給管及び溶剤排出管を着脱自在に設けたので、洗浄槽に対する各種配管の着脱作業を短時間で容易に行うことができると共に、作業者が有害物質を含有する溶剤が付着した配管の着脱作業が不要となることで、作業者の十分な安全性を確保することができる。
【００５３】
請求項４の発明の汚染土壌の浄化システムによれば、複数の洗浄槽を直列に連結すると共に、上流側の洗浄槽に溶剤供給管を連結する一方、下流側の洗浄槽に溶剤排出管を連結するので、上方の洗浄槽ほど汚染物質の浄化が進行しており、浄化が進行している洗浄槽側から溶剤を循環することで、この溶剤を効率的に使用することができる。
【００５４】
請求項５の発明の汚染土壌の浄化システムによれば、乾燥工程にて、洗浄槽に対してガス供給管及びガス吸引管を着脱自在に設けたので、洗浄槽に対する各種配管の着脱作業を短時間で容易に行うことができると共に、作業者が有害物質を含有する溶剤が付着した配管の着脱作業が不要となることで、作業者の十分な安全性を確保することができる。
【００５５】
請求項６の発明の汚染土壌の浄化システムによれば、分析工程にて、洗浄済土壌に残留する有害物質量が基準値より低ければ排出工程で洗浄済土壌を排出する一方、洗浄済土壌に残留する有害物質量が基準値より高ければ循環手段により洗浄工程に循環するので、浄化が不適切な汚染土壌が排出されることはなく、汚染土壌の浄化判定を高精度に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態に係る汚染土壌の浄化システムの概略正面図である。
【図２】本実施形態の汚染土壌の浄化システムの概略側面図である。
【図３】本実施形態の汚染土壌の浄化システムの概略平面図である。
【符号の説明】
１１洗浄槽
２１，２４チェーン式の牽引装置（循環手段）
２２，２５搬送台（循環手段）
２３，２６チェーン（循環手段）
３１ホイストホッパ
３４溶剤供給配管
３５，３６，３７溶剤連結管
３８溶剤排出配管
４０精製溶剤供給ポンプ
４１精製溶剤タンク
４３抽出溶剤排出ポンプ
４４排出溶剤タンク
４５溶剤精製装置
５０有機物質処理装置
５４エア供給配管
５５エア連結管
５６エア排出配管
５７乾燥装置
５８吸引ポンプ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a contaminated soil purification system that purifies soil contaminated with harmful organic substances such as oil, PCB, dioxin, heavy metals such as mercury and lead, and harmful inorganic substances such as cyanides.
[0002]
[Prior art]
In recent years, there has been an increase in soil and groundwater contaminated with chemical substances that cannot be naturally decomposed due to soil contamination due to immersion of domestic wastewater, wastewater from factories, offices, etc., and soil contamination of factory sites. As a result, it has a serious impact on the soil environment as an ecosystem and social infrastructure. Therefore, various methods for purifying such contaminated soil and groundwater have been proposed. However, there is no effective treatment method for the above-described oil, PCB, dioxin, heavy metals such as mercury and lead, cyanides, and the present situation is that measures such as incineration and containment are being taken.
[0003]
Conventionally incinerated, soil contaminated with various harmful substances such as oil, PCB and dioxin is incinerated in a high temperature atmosphere with an incinerator such as a rotary kiln and is contained in contaminated soil. It incinerates and decomposes various harmful substances and returns them to the environment as purified soil. In addition, gases emitted from the decomposition of various harmful substances in this incineration facility are rendered harmless and are released into the atmosphere as exhaust gas together with combustion gases.
[0004]
However, for such a large-scale incineration facility, the energy cost is high for treating a huge amount of contaminated soil, and there is a possibility that waste will be handled due to alteration of the soil after treatment, May be difficult to reuse. On the other hand, the contaminated soil containment process described above is not essentially a measure for purifying the contaminated soil, but is merely a passive treatment method of blocking from the natural world. Therefore, an economically advantageous soil treatment method for properly purifying soil contaminated with various harmful substances such as oil, PCB and dioxin and returning it to the natural world is desired.
[0005]
Therefore, for example, in the soil purification treatment method disclosed in JP-A-11-5075, a water-soluble organic solvent is added to oil-contaminated soil, mixed and stirred, and after extracting oil in the contaminated soil, solid-liquid separation is performed. The oil in the contaminated soil is separated and removed from the contaminated soil in a state mixed with the organic solvent by drawing out the liquid material, and the organic solvent is recovered by distilling the liquid material generated by solid-liquid separation. Separated and processed. Therefore, the soil Loam It is possible to significantly reduce the content of oil in and to recycle the contaminated soil appropriately.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional soil purification treatment method described above, oil-contaminated soil is introduced into the treatment container and a water-soluble organic solvent is added, and these are mixed and stirred to extract oil in the contaminated soil. There is a problem in that the operation of introducing oil-contaminated soil and the operation of adding a water-soluble organic solvent are performed in one processing container, and the processing time is long and the working efficiency is not good.
[0007]
This invention solves such a problem, and it aims at providing the purification system of the contaminated soil which aimed at the improvement of work efficiency by purifying the contaminated soil efficiently.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The system for purifying contaminated soil of the invention of claim 1 for achieving the above-described object is a charging step for introducing contaminated soil into a washing tank, and a solvent is supplied into the washing tank to dip and wash the contaminated soil. A washing step, a drying step of sucking the gas in the washing tank to remove the remaining solvent and drying, an analysis step for analyzing the amount of harmful substances remaining in the washed soil in the washing tank, and the washing Between the discharging step of discharging the washed soil in the tank, the charging step, the cleaning step, the drying step, the analyzing step, and the discharging step , A plurality of washing tanks in the order of the charging step, the washing step, the drying step, the analyzing step, and the discharging step. It is characterized by comprising a circulating means for circulating.
[0010]
Claim 2 The contaminated soil purification system of the present invention is characterized in that, in the cleaning step, a solvent supply pipe and a solvent discharge pipe are detachably provided to the cleaning tank.
[0011]
Claim 3 In the contaminated soil purification system according to the invention, the plurality of cleaning tanks are connected in series and the solvent supply pipe is connected to the upstream cleaning tank, while the solvent discharge pipe is connected to the downstream cleaning tank. It is characterized by connecting.
[0012]
Claim 4 In the contaminated soil purification system according to the invention, in the drying step, a gas supply pipe and a gas suction pipe are detachably provided to the washing tank.
[0013]
Claim 5 In the contaminated soil purification system according to the invention, in the analyzing step, if the amount of harmful substances remaining in the washed soil is lower than a reference value, the washed soil is discharged in the discharging step, while remaining in the washed soil. If the amount of harmful substances to be performed is higher than a reference value, it is circulated to the cleaning step by the circulation means.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, although embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings, the present invention is not limited to the embodiments described below.
[0015]
FIG. 1 is a schematic front view of a contaminated soil purification system according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a schematic side view of the contaminated soil purification system, and FIG. 3 is a schematic plan view of the contaminated soil purification system.
[0016]
As shown in FIGS. 1 to 3, the contaminated soil purification system according to the present embodiment circulates and conveys a plurality of cleaning tanks 11 between an input process, a cleaning process, a drying process, an analysis process, and a discharge process. It is for continuously purifying soil. The washing tank 11 for introducing and purifying the contaminated soil is portable, and is composed of a tank body 12 and a lid 13 that are open at the top, and a supply port 14 is formed at the top, and at the bottom. A discharge port 15 is formed, and a filtration filter 16 is mounted inside. A traveling wheel 17 is attached to the lower portion of the tank body 12. The supply port 14 and the discharge port 15 are detachable with a solvent and gas supply pipe and a discharge pipe, which will be described later.
[0017]
The circulation device is different in each process, and in the charging process, the washing tank 11 is pulled by the chain-type traction device 21 so that it can run. In the cleaning process, the conveyance table 22 on which the cleaning tank 11 is mounted can be pulled up by the chain 23 to be raised. In the drying process, as in the charging process, the washing tank 11 is pulled by the chain-type pulling device 24 so as to be able to run. In the analysis process and the discharge process, the transport table 25 on which the cleaning tank 11 is mounted is pulled by the chain 26 and can be lowered as in the cleaning process.
[0018]
Hereinafter, each step will be described. First, in the charging process A, an empty cleaning tank 11 is carried in, and in the charging process B, contaminated soil can be input into the cleaning tank 11 by the hoist hopper 31 and becomes a standby position for purification work.
[0019]
Next, in the cleaning steps C, D, E, and F, the solvent is circulated and supplied into the cleaning tank 11 and the contaminated soil is immersed and cleaned. A moving body 33 is supported by a hydraulic cylinder 32 so as to be horizontally movable at the side of the cleaning tank 11 located in each of the cleaning steps C, D, E, and F. The moving body 33 has a supply port for each cleaning tank 11. 14 and the discharge port 15, a solvent supply pipe 34, solvent connecting pipes 35, 36, 37 and a solvent discharge pipe 38 are attached from above. The solvent supply pipe 34 is connected to a purified solvent tank 41 via an operation valve 39 and a purified solvent supply pump 40, and the solvent discharge pipe 38 is connected to a discharged solvent tank 44 via an operation valve 42 and an extraction solvent discharge pump 43. ing.
[0020]
The purified solvent tank 41 stores a solvent for extracting harmful organic substances (for example, oil, PCB, dioxin, etc.) contained in the contaminated soil. On the other hand, the discharged solvent tank 44 stores a solvent containing an organic substance extracted from the contaminated soil in the cleaning tank 11. Further, a solvent purifier 45 is provided between the purified solvent tank 41 and the discharged solvent tank 44 via circulation pipes 48 and 49 having circulation pumps 46 and 47. This solvent purifier 45 removes organic substances from the extraction solvent discharged from the washing tank 11 and stored in the discharged solvent tank 44, purifies it, and returns it to the purified solvent tank 41. A strainer or distillation tower (not shown) Or it is comprised from the activated carbon tower.
[0021]
Furthermore, the organic substance processing apparatus 50 is connected to the solvent purification apparatus 45, and the organic substance removed from the extraction solvent is sent to the organic substance processing apparatus (storage tank, processing apparatus) 50, where it is stored and stored harmlessly. Can be processed.
[0022]
Therefore, when the hydraulic cylinder 32 is extended, the moving body 33 approaches each cleaning tank 11 located in the cleaning steps C, D, E, and F, and the solvent supply pipe 34 is connected to the supply port 14 and the discharge port 15 of each cleaning tank 11. And the solvent connecting pipes 35, 36 and 37 and the solvent discharge pipe 38 can be connected. On the other hand, when the hydraulic cylinder 32 is contracted, the moving body 33 is separated from each cleaning tank 11 located in the cleaning steps C, D, E, and F, and the solvent supply pipe 34 is supplied from the supply port 14 and the discharge port 15 of each cleaning tank 11. The solvent connecting pipes 35, 36, and 37 and the solvent discharge pipe 38 can be removed. In this case, it is desirable to install a one-touch valve that opens and closes according to the attaching / detaching operation at each end of the supply port 14 and the discharge port 15, the solvent supply pipe 34 and the solvent discharge pipe 38 of each cleaning tank 11.
[0023]
Further, when the purified solvent pump 40 is driven with the operation valve 39 opened, the solvent in the purified solvent tank 41 can be supplied to the cleaning tank 11 located in the cleaning process F through the supply pipe 34. The solvent can be supplied to the cleaning tanks 11 located in the cleaning steps E, D, and C through the solvent connecting pipes 35, 36, and 37. When the extraction solvent discharge pump 43 is driven with the operation valve 42 opened, the extraction solvent in each cleaning tank 11 can be discharged to the discharge solvent tank 44 via the discharge pipe 38. Then, when the circulation pump 46 is driven and the extraction solvent in the discharged solvent tank 44 is sent to the solvent purification device 45 through the circulation pipe 48, organic substances such as oil, PCB, dioxin and the like are removed from the solvent. The solvent purified by driving 47 can be returned to the purified solvent tank 41 via the circulation pipe 49. Furthermore, the organic substance removed by the solvent purifying apparatus 45 is sent to the organic substance processing apparatus 50, where it can be stored and detoxified.
[0024]
Note that a concentration sensor 51 for detecting the concentration of harmful organic substances contained in the extraction solvent is attached to the discharge pipe 38, and the state of purification treatment of contaminated soil is always confirmed. In this case, it is desirable to provide a plurality of sensors that detect highly accurate concentrations according to the types of harmful organic substances.
[0025]
In the cleaning steps C, D, E, and F, the solvent is circulated and supplied into the cleaning tank 11 to remove harmful organic substances contained in the contaminated soil. When contaminated with heavy metals such as mercury and lead, cyanides, etc.), remove the harmful inorganic substances contained in the contaminated soil by circulating a cleaning solution that dissolves or extracts or decomposes these harmful inorganic substances. It may be. When the contaminated soil is complexly contaminated with harmful organic substances or inorganic substances, the solvent may be circulated and then the cleaning liquid may be circulated to remove the toxic substances.
[0026]
Solvent extraction for extracting harmful organic substances such as oil, PCB and dioxin contained in contaminated soil, and heavy inorganic substances such as mercury and lead, and harmful inorganic substances such as cyanides contained in contaminated soil It is necessary to set the type of cleaning liquid to be decomposed and washed according to the content and concentration of hazardous substances contained in the contaminated soil by conducting a survey of the contaminated soil in advance. In this case, a hydrophilic solvent such as alcohol is preferable as the solvent, and water, an alkaline liquid, or an acidic liquid is preferable as the cleaning liquid. Specifically, it is necessary to provide an alcohol storage tank, a water tank, an alkaline liquid tank, and an acidic liquid tank.
[0027]
Subsequently, in the drying steps G and H, the residual solvent is removed and dried on the soil from which the organic substances have been removed by sucking the gas in the cleaning tank 11. A moving body 53 is supported horizontally by a hydraulic cylinder 52 on the side of the cleaning tank 11 positioned in each drying process G, H, and the supply port 14 and the discharge port of each cleaning tank 11 are supported on the moving body 53. 15, an air supply pipe 54, an air connection pipe 55, and an air discharge pipe 56 are attached. The air supply pipe 54 and the air discharge pipe 56 are connected to a drying device 57, and a suction pump 58 is attached to the air discharge pipe 56.
[0028]
The drying device 57 takes in the air containing the solvent discharged from the cleaning tank 11, separates the mist of the solvent contained in the air, condenses the vapor, and returns it to the discharged solvent tank 44. It is supplied again to the washing tank 11 through the tower.
[0029]
Therefore, when the hydraulic cylinder 52 is extended, the moving body 53 approaches each cleaning tank 11 located in the drying steps G and H, and the air supply pipe 54 and the air connection pipe are connected to the supply port 14 and the discharge port 15 of each cleaning tank 11. 55 and the air discharge pipe 56 can be connected. On the other hand, when the hydraulic cylinder 52 is contracted, the moving body 53 is separated from each cleaning tank 11 located in the drying steps G and H, and the air supply pipe 54 and the air connection pipe are supplied from the supply port 14 and the discharge port 15 of each cleaning tank 11. 55 and the air discharge pipe 56 can be removed. In this case, it is desirable to install a one-touch valve that opens and closes in accordance with the attaching / detaching operation at each end of the air supply pipe 54 and the air discharge pipe 56.
[0030]
Further, when the suction pump 58 is operated, the air in the cleaning tank 11 located in the drying process G can be sucked through the air discharge pipe 56, and further, the cleaning located in the drying process H is connected through the connection pipe 55. Air in the tank 11 can be sucked, and the sucked air is separated into the solvent mist contained in the drying device 57 and purified by the activated carbon tower and then supplied to the cleaning tank 11 through the air supply pipe 54. The solvent remaining in the washing tank 11 can be evaporated and removed from the soil.
[0031]
In the analysis step I, the lid 13 is removed from the tank body 12 to prepare for the analysis work. In the analysis steps J and K, the amount of harmful substances remaining in the washed soil is measured, and the purification process is verified. In this case, it is desirable to use an emission spectroscopic analyzer that detects the types and amounts of harmful organic substances and inorganic substances by irradiating the washed soil with laser light and measuring the wavelength corresponding to the intensity of the light. Specifically, for harmful organic substances contained in soil, a laser-induced fluorescence analysis (LIFS) device that quantitatively analyzes the organic substances and harmful inorganic substances contained in contaminated soil On the other hand, a laser-induced emission spectroscopy (LIBS) apparatus for quantitatively analyzing the inorganic substance is applied.
[0032]
Then, if the residual amount of harmful organic substances and inorganic substances detected in the analysis processes J and K is equal to or less than the reference value defined by the official method, the cleaning tank 11 is conveyed to the discharge process L. If the residual amount of the harmful substance is larger than the reference value determined by the official method, the cleaning tank 11 is passed through the charging processes A and B and transferred to the cleaning process C again.
[0033]
In this discharge process L, the cleaned soil in the cleaning tank 11 is discharged using a power shovel, a conveyor, or the like. The discharge process L may also be used as the input process A.
[0034]
Here, the purification processing method by the contaminated soil purification system of this embodiment mentioned above is demonstrated. In this case, the state of contamination of the site where the soil purification treatment is performed in advance is investigated in advance, necessary equipment and treatment agents are prepared, various devices are transported and assembled, and the purification equipment is installed. The number of cleaning tanks 11 is set according to the size of the processing site, the amount of contaminated soil to be purified, and the like.
[0035]
When the equipment for purifying the contaminated soil is installed, the contaminated soil is introduced into the empty washing tank 11 transported from the input process A to B using the hoist hopper 31, and a predetermined amount of contaminated soil is obtained. Is put into a standby state in which the lid 73 is fixed and sealed. When the cleaning operation in the cleaning process F is completed and the cleaning tank 11 positioned in the cleaning process F is transferred to the drying process G, the cleaning tank 11 positioned in the cleaning processes C, D, and E is raised. Each moves to the cleaning steps D, E and F, and the transport carriage 22 of the cleaning step C becomes empty, and the cleaning tank 11 waiting in the charging step B is transferred to the cleaning step C by the chain-type traction device 21. The
[0036]
In the cleaning steps C, D, E, and F, first, the hydraulic cylinder 32 is extended to move the moving body 33 forward, and the supply port 14 and the drain of each cleaning tank 11 located in the cleaning steps C, D, E, and F are discharged. A solvent supply pipe 34, a solvent connection pipe 35, 36, 37 and a solvent discharge pipe 38 are connected to the outlet 15. Then, the operation valves 39 and 42 are opened, the purified solvent pump 40 and the extraction solvent discharge pump 43 are driven, and the solvent in the purified solvent tank 41 is supplied to each cleaning tank via the supply pipe 34 and the connecting pipes 35, 36 and 37. 11, while the extraction solvent is discharged to the discharge solvent tank 44 through the discharge pipe 38. On the other hand, the extracted solvent in the discharged solvent tank 44 is sent to the solvent purifier 45, and organic substances such as oil, PCB, dioxin and the like are removed from the solvent, and the purified solvent is returned to the purified solvent tank 41 to remove the removed organic material. The substance is sent to the organic substance processing apparatus 50, where it is stored and detoxified.
[0037]
In this way, the solvent in the purified solvent tank 41 is supplied to each cleaning tank 11 located in the cleaning steps C, D, E, and F, and the extracted solvent is discharged to the discharged solvent tank 44 and purified by the solvent purifier 45. The organic solvent contained in the contaminated soil, that is, oil, PCB, dioxin can be extracted by performing this solvent circulation process for a predetermined time (for example, 3 to 4 hours). it can.
[0038]
In this cleaning process, the cleaning process is performed in the four processes C, D, E, and F. Therefore, the cleaning of the pollutant is progressing in the upper cleaning process, and the solvent is removed from the cleaning tank 11 side in which the cleaning is progressing. By circulating, this solvent can be used efficiently. The cleaning tanks 11 located in the cleaning processes C and F can be connected to each other by a circulation pipe having an operation valve and a circulation pump, and a solvent is supplied to each cleaning tank 11 positioned in the cleaning processes C, D, E, and F. Then, the purification treatment may be performed by circulating the solvent only in the cleaning tanks 11 of the cleaning steps C, D, E, and F through this circulation pipe.
[0039]
After washing processes C, D, E, and F are performed for a predetermined time and harmful organic substances are removed from the soil in the washing tank 11 located in the washing process F, the purification solvent pump 40 and the extraction solvent discharge pump 43 are turned on. The operation valves 39 and 42 are closed. Subsequently, the hydraulic cylinder 32 is contracted to move the moving body 33 backward, and the solvent supply pipe 34 and the solvent connection pipe are supplied from the supply port 14 and the discharge port 15 of each cleaning tank 11 located in the cleaning process C, D, E, F. 35, 36, 37 and the solvent discharge pipe 38 are removed.
[0040]
Then, after confirming the empty state of the analysis process I, the chain-type traction device 24 is operated to transport the cleaning tank 11 located in the cleaning process F to the drying process G and to the cleaning tank located in the drying process H. 11 is conveyed to the analysis process I. In the drying processes G and H, the suction pump 58 is operated to suck the air in the cleaning tank 11 located in the drying processes G and H through the air discharge pipe 56, and the solvent remaining in the soil in the cleaning tank 11 Evaporate and discharge with air to dry the soil. Then, the solvent mist contained in the suction air is separated, the solvent vapor is condensed and the residual solvent is returned to the discharge solvent tank 44, while the air purified by the activated carbon tower is supplied to the washing tank 11.
[0041]
Drying step G. When the solvent remaining in the soil in the cleaning tank 11 evaporates and is dried by performing a drying operation for a predetermined time at H, the cleaning tank 11 located in the drying process H is transported to the analysis process I. In the analysis step I, the lid 13 is removed from the tank body 12, and in the analysis steps J and K, the residual amount of harmful substances remaining in the washed soil is measured using a laser-induced fluorescence analyzer and a laser-induced emission analyzer. Verify the purification process. That is, if the residual amount of harmful substances detected in the analysis steps J and K is less than or equal to the standard value stipulated by the official method, the cleaning tank 11 is transported to the discharge step L, while the residual harmful substances remain. If the amount is larger than the reference value determined by the official method, the cleaning tank 11 is transferred to the cleaning step C again through the input steps A and B.
[0042]
Then, when the residual amount of harmful substances in the soil becomes equal to or less than the standard value defined by the official law, the cleaning tank 11 is discharged into the discharge process L, where the purified soil is discharged from the cleaning tank 11 and returned to the natural world. Reusable. On the other hand, if the residual amount of harmful substances in the soil is greater than the reference value in the cleaning tank 11, the cleaning tank 11 is passed through the input processes A and B and transferred again to the cleaning process C to perform the cleaning operation.
[0043]
As described above, in the contaminated soil purification system of the present embodiment, the plurality of cleaning tanks 11 are put into the input processes A and B, the cleaning processes C, D, E, and F, the drying processes G and H, the analysis processes I, It is circulated and transported between J, K, and the discharge process L to continuously purify the contaminated soil.
[0044]
Accordingly, the contaminated soil can be input, washed, dried, analyzed, and discharged continuously, and the work efficiency can be improved by efficiently purifying the contaminated soil.
[0045]
Further, in the cleaning processes C, D, E, and F, the hydraulic cylinder 32 is expanded and contracted, so that the solvent supply pipe 34 and the solvent connection pipes 35, 36, and 37 with respect to the supply port 14 and the discharge port 15 of each cleaning tank 11. And the solvent discharge pipe 38 can be attached and detached while being separated from each other. In the drying processes G and H, the hydraulic cylinder 52 is expanded and contracted, so that the air supply pipe 54 and the discharge port 15 of each cleaning tank 11 are connected to the air supply pipe 54. The air connection pipe 55 and the air discharge pipe 56 are made close to and away from each other so as to be detachable. Accordingly, it is possible to easily attach and detach various pipes to and from the cleaning tank 11 and to eliminate the need for the operator to attach and detach the pipes to which the solvent containing harmful substances is attached. Safe safety can be ensured.
[0046]
Further, in the contaminated soil purification system of the present embodiment, the purification solvent tank 41 is connected to each washing tank 11 in the washing steps C, D, E, and F, and the contaminated soil introduced into each washing tank 11 is treated. By supplying the solvent in the refined solvent tank 41 and immersing it for a predetermined time, organic substances (for example, oil, PCB, dioxin, etc.) contained in the contaminated soil are separated or contaminated in the washing tank 11 On the other hand, an inorganic substance (heavy metal such as mercury or lead, cyans, etc.) contained in the contaminated soil is separated by supplying a cleaning liquid and immersing it for a predetermined time.
[0047]
Therefore, the contaminated soil in the washing tank 11 is immersed in the solvent to separate the contained organic substances, and the washed inorganic matter is immersed in the washing liquid to separate the contaminated soil and the solvent, and the contaminated soil and the washing liquid. By separating the soil without mixing and stirring, the soil does not take a long time due to atomization and the filter is not clogged, and the contaminated soil is properly purified in a short time. be able to.
[0048]
In the contaminated soil purification system according to the above-described embodiment, a hydrophilic solvent (for example, alcohol) is used as a solvent, and water, an alkaline liquid, or an acidic liquid is used as a cleaning liquid. Ketones can be used, and in addition to hydrophilic solvents, hydrocarbons, aromatics, and the like can be used as hydrophobic solvents. In addition, using this hydrophilic solvent (alcohol, ketone, etc.) and hydrophobic solvent (hydrocarbons, aromatics, etc.), dehydrated water in contaminated soil in a water-containing state with a hydrophilic solvent, and then organic substances In contrast, harmful organic substances contained in contaminated soil may be extracted and removed with a hydrophobic solvent having a high extraction / dissolution capacity, and inorganic substances may be dissolved and decomposed with a cleaning agent to be removed. In this case, the processing time can be shortened by using a mixed solvent in which a hydrophilic solvent and a hydrophobic solvent are mixed. Further, the structure of the cleaning tank 11 described above is not limited to the above-described embodiment.
[0049]
In the above-described embodiment, the circulation means of the present invention is the chain-type traction devices 21 and 24, the carriages 22 and 25, and the chains 23 and 26. However, the present invention is not limited to this structure. A large swirl ring may be supported so as to be swivelable, and a plurality of swivels may be suspended and supported on the swirl ring, and the cleaning tank 11 may be mounted on each swivel. Moreover, what is necessary is just to set suitably the number of the washing tanks 11 according to the area (contaminated soil amount) of the pollution field to process.
[0050]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the contaminated soil purification system of the invention of claim 1 as described in detail in the embodiment, the charging step of introducing the contaminated soil into the cleaning tank, and the contaminated soil by supplying the solvent into the cleaning tank A washing process for immersing and washing, a drying process for sucking the gas in the washing tank to remove the remaining solvent and drying, an analysis process for analyzing the amount of harmful substances remaining in the washed soil in the washing tank, Between the discharge process to discharge the washed soil in the cleaning tank and the input process, cleaning process, drying process, analysis process, and discharging process , A plurality of washing tanks in the order of the charging step, the washing step, the drying step, the analyzing step, and the discharging step. Circulation means to circulate is provided, so the contaminated soil can be input, washed, dried, analyzed, and discharged continuously, and work efficiency is improved by efficiently purifying the contaminated soil. Can be improved.
[0051]
According to the polluted soil purification system of the second aspect of the present invention, the circulating means circulates the plurality of washing tanks, so that the work efficiency can be improved by purifying a large amount of contaminated soil continuously.
[0052]
According to the contaminated soil purification system of the invention of claim 3, since the solvent supply pipe and the solvent discharge pipe are detachably provided in the washing tank in the washing step, the work of attaching and detaching various pipes to the washing tank is shortened. It can be performed easily in time, and the operator can ensure sufficient safety by removing and attaching the pipe to which the solvent containing the harmful substance is attached.
[0053]
According to the contaminated soil purification system of the invention of claim 4, the plurality of cleaning tanks are connected in series, and the solvent supply pipe is connected to the upstream cleaning tank, while the solvent discharge pipe is connected to the downstream cleaning tank. Since they are connected, purification of contaminants progresses in the upper cleaning tank, and this solvent can be used efficiently by circulating the solvent from the cleaning tank side where purification is progressing.
[0054]
According to the contaminated soil purification system of the fifth aspect of the present invention, since the gas supply pipe and the gas suction pipe are detachably provided to the cleaning tank in the drying step, the work of attaching and detaching various pipes to the cleaning tank is shortened. It can be performed easily in time, and the operator can ensure sufficient safety by removing and attaching the pipe to which the solvent containing the harmful substance is attached.
[0055]
According to the contaminated soil purification system of the invention of claim 6, in the analysis step, if the amount of harmful substances remaining in the washed soil is lower than the reference value, the washed soil is discharged in the discharging step, while If the amount of remaining harmful substances is higher than the reference value, the circulation means circulates the washing process, so that contaminated soil that is inappropriate for purification is not discharged, and the purification judgment of the contaminated soil can be performed with high accuracy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic front view of a contaminated soil purification system according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic side view of the contaminated soil purification system of the present embodiment.
FIG. 3 is a schematic plan view of the contaminated soil purification system of the present embodiment.
[Explanation of symbols]
11 Washing tank
21, 24 Chain type traction device (circulation means)
22, 25 Transport table (circulation means)
23, 26 Chain (circulation means)
31 Hoist Hopper
34 Solvent supply piping
35, 36, 37 Solvent connection pipe
38 Solvent discharge piping
40 Purified solvent supply pump
41 Refined solvent tank
43 Extraction solvent discharge pump
44 Discharged solvent tank
45 Solvent refining equipment
50 Organic substance processing equipment
54 Air supply piping
55 Air connection pipe
56 Air exhaust piping
57 Drying equipment
58 Suction pump

Claims

An input process for introducing contaminated soil into the cleaning tank, a cleaning process for supplying the solvent into the cleaning tank and immersing and cleaning the contaminated soil, and removing residual solvent by sucking the gas in the cleaning tank. A drying process for drying, an analysis process for analyzing the amount of harmful substances remaining in the washed soil in the washing tank, a discharging process for discharging the washed soil in the washing tank, the charging process, the washing process, A circulation means for circulating a plurality of washing tanks in the order of the charging process, the cleaning process, the drying process, the analyzing process, and the discharging process between the drying process, the analyzing process, and the discharging process. Contaminated soil purification system.

2. The contaminated soil purification system according to claim 1, wherein a solvent supply pipe and a solvent discharge pipe are detachably provided in the washing tank in the washing step.

3. The contaminated soil purification system according to claim 2 , wherein the plurality of cleaning tanks are connected in series, and the solvent supply pipe is connected to the upstream cleaning tank, while the solvent discharge to the downstream cleaning tank. A polluted soil remediation system characterized by connecting pipes.

2. The contaminated soil purification system according to claim 1, wherein in the drying step, a gas supply pipe and a gas suction pipe are detachably provided to the washing tank.

2. The system for purifying contaminated soil according to claim 1, wherein in the analysis step, if the amount of harmful substances remaining in the washed soil is lower than a reference value, the washed soil is discharged in the discharging step, while the washed soil is discharged. If the amount of harmful substances remaining in the soil is higher than a reference value, the system is circulated to the washing step by the circulation means.