JP3687786B2 - 電子機器及びその表示部クリーニング機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は携帯電話機、携帯情報端末等の折り畳み型の電子機器に関する。特に、本発明は、表示部を自動的にクリーニングし、クリーニング部材の取付、取り外しを容易にし、クリーニング部材の交換、洗浄、再使用等を容易にし、デザイン性の向上を可能にし、さらに繰り返し加圧力による部品の傷、汚れを防止し、衝撃による破損を防止し、通話時の感触を向上する電子機器及びその表示部クリーニング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
特開平11−299521号公報には、携帯電話機やPHSなどの出し入れ時に表示部の汚れを除去して付着した汗や体脂が、粘着材として塵やほこりを吸着して、表示部を傷つけるのを防止するクリーニング材付き収納ケースが開示されている。
【0003】
近年普及が促進されている折り畳み型携帯電話機は、収納ケースに入れて持ち運びされることが少なく、直接ポケットに入れたりバッグに入れて持ち運びされる。
特に、上記折り畳み型携帯電話機には、液晶表示画面のカラー化、微細化、大画面化の傾向にある。
【0004】
通話時には、折り畳んだ状態の内側の液晶表示画面に取り付けられたスクリーン部分のメイン表示部分が顔、手等に触れることで汗、体脂等によって汚れ、メール、ゲーム等で長時間使用したときに埃が比較的容易にたまったりすることがある。
さらに、折り畳んだ状態の外側の液晶表示画面に取り付けられたスクリーン部分のサブ表示部分が手で触ったり、カバン、パケットに入れて持ち歩いているうちに、埃などによって比較的容易に汚れてしまったりすることがある。
【0005】
このように、液晶表示画面に取り付けられたスクリーン部分に埃がたまったり、その部分が汚れてしまうと、頻繁に手、ハンカチ等で、拭き取りが行われる。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記折り畳み型携帯電話機における液晶表示画面のスクリーン部分にたまる埃、汚れに対する拭き取りはユーザにとって煩わしく不便であるという問題がある。
【0006】
さらに、折り畳み携帯電話機をカバン、ポケットに入れて持ち歩くうちに、ユーザ本人が自覚しないまま、折り畳み型携帯電話機に瞬間的な加圧力がかかったり、繰り返し加圧力がかかることでこすれや、部品の疲労等が発生して、傷、汚れが付いたりすることがあるという問題がある。
さらに、折り畳み型携帯電話機を折り畳んだ状態で誤って落下させてしまったり、ぶつけてしまったりして激しい衝撃が加わってしまったときに、衝撃に比較的弱いガラス素材を含む液晶表示部に割れなどの破損が発生することがあるという問題がある。
【0007】
さらに、折り畳み型携帯電話機を折り畳んだ状態から開いた状態で使用していて、誤って落下させたときに、折り畳み携帯電話機に破損が発生することがあるという問題がある。
さらに、折り畳み携帯電話機の使用時に、通話のために顔に近づけたときに肌に違和感があったり、特に夏場においては汗でべたべたしたり、冬場においては冷たかったりして不快感が生じることがあるという問題がある。
【0008】
したがって、本発明は上記問題点に鑑みて、ユーザに代わり液晶表示画面のスクリーン部分にたまる埃、汚れを除去し、こすれや、部品の疲労等に起因する傷、汚れを防止し、折り畳んだ状態での衝撃に起因する液晶表示部の破損を防止し、開いた状態の落下に起因する折り畳み携帯電話機の破損を防止し、通話時に顔を近づけたときの不快感を防止することが可能である電子機器及びその表示部クリーニング機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記問題点を解決するために、2つの筐体の一方に表示部を有し、使用時に開き、使用後に閉じる折り畳み式の電子機器において、一方の前記筐体を囲むフレームの形状に形成され、開閉時に前記筐体の長手方向に沿って往復移動するに伴って前記フレームの内面が前記表示部を拭き取ってクリーニングするクリーニング部材と、他方の前記筐体の先端部に固定される固定用部材と、弾性を有し、前記固定用部材と前記クリーニング部材とを接続し、開閉時の伸縮により前記クリーニング部材に力を与えて、前記クリーニング部材の往復移動を可能にする弾性アーム部とを備えることを特徴とする電子機器を提供する。
【0010】
この手段により、ユーザに代わり自動的に液晶表示画面のスクリーン部分にたまる埃、汚れを除去することが可能になり、いつでもクリアな状態で表示部を見ることが可能になる。
好ましくは、前記クリーニング部材は、一方の前記筐体の表裏に設置される双方の表示部のクリーニングを行う。
【0011】
この手段により、筐体の表だけでなく、裏に表示部が設けられる機種に対しても本発明の適用が可能である。
好ましくは、前記クリーニング部材は、折り畳み開閉動作の回転中心となるヒンジ部と一方の前記筐体の先端部との間で往復移動を行う。
この手段により、ヒンジ部を利用して往復移動範囲を限定できので、新たな構造体の追加が不要となる。
【0012】
好ましくは、前記クリーニング部材の内面の形状は、前記表示部を有する筐体の断面形状よりも小さくし、前記表示部との間で摩擦力を生じさせる。
この手段により、クリーニング効果が向上する。
好ましくは、前記固定用部材には弾性のアーム部と、前記アーム部の両側に位置する凸部とが設けられ、前記電子機器の両側に位置する充電器の取り付け用の凹部に前記固定用部材の凸部を嵌め込んで固定する。
【0013】
この手段により、アーム部の弾性変形が利用でき、交換が容易になり、充電器の取り付け用の凹部を利用するので新たな構造体の追加が不要となる。
好ましくは、前記クリーニング部材にクッション部材を用い、前記クッション部材の厚さを調整することにより折り畳み時の筐体間の隙間を調整する。
この手段により、折り畳み時の繰り返し加圧力に対してこすれや、部品の疲労等の発生を防止でき、衝撃力に対して破損の発生を防止できる。さらに、開いた状態での落下によるクッション部材の衝撃に対して破損の発生を防止できる。
【0014】
好ましくは、前記クリーニング部材は、前記フレームの内面が前記表示部を拭き取ってクリーニングするとき、前記フレームの内面と前記表示部との間の摩擦力が発生しクリーニング効果を得ており、前記摩擦力が発生するクリーニング効果が得られなくなった場合には、新しいクリーニング部材に交換可能である。前記クリーニング部材のクリーニング力が弱くなったときに新しいクリーニング部材に交換可能となる。
この手段により、クリーニング効果の回復が容易に行える。
好ましくは、前記クリーニング部材は、前記フレームの内面が前記表示部を拭き取ってクリーニングするとき、前記フレームの内面と前記表示部との間の摩擦力が発生しクリーニング効果を得ており、前記摩擦力が発生するクリーニング効果が得られなくなった場合には、洗浄、再使用が可能である。
【0015】
この手段により、コストの低減が可能になる。
好ましくは、前記クリーニング部材は、別の部材に交換可能である。
この手段により、ユーザにより部材の選択が可能になる。
好ましくは、汗を吸収する部材の前記クリーニング部材に交換可能である。
【0016】
この手段により、ユーザに夏場の快適さを提供することが可能になる。
ましくは、デザイン性が異なるクリーニング部材に交換可能である。
【0017】
この手段により、ユーザのデザイン選択に対応可能になる。
さらに、本発明は、2つの筐体の一方に表示部を有し、使用時に開き、使用後に閉じる折り畳み式の電子機器の表示部クリーニング機構において、一方の前記筐体を囲むフレームの形状に形成され、開閉時に前記筐体の長手方向に沿って往復移動するに伴って前記フレームの内面が前記表示部を拭き取ってクリーニングするクリーニング機構と、前記フレームと弾性アームの一端とを接続し、前記弾性アームの弾性変形を利用して開閉時の伸縮により前記クリーニング機構に力を与えて、前記クリーニング機構の往復移動を可能にする移動機構と、他方の前記筐体の先端部に固定され、且つ前記弾性アームの他端を固定する固定機構とを備えることを特徴とする電子機器の表示部クリーニング機構を提供する。
【0018】
この手段により、上記発明と同様に、ユーザに代わり液晶表示画面のスクリーン部分にたまる埃、汚れを除去することが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る折り畳み型携帯電話機の概略構成部品示す斜視図である。本図に示すように、電子機器本体1は折り畳み型携帯電話機であり、筐体2と筐体3をヒンジ部4でつなぐように構成され、ヒンジ部4を回転中心として折り畳み開閉動作を行う。
【0020】
筐体2には、主に、メイン液晶表示部21と、メイン液晶表示部21の反対側に設置されているサブ液晶表示部22と、通話時に相手の声を聞いたりするレシーバ穴23が設けられる。
メイン液晶表示部21、サブ液晶表示部22にはアクリル製のスクリーン部211、スクリーン部221がそれぞれ設けられ、スクリーン部211、スクリーン部221は筐体2に両面テープでの接着等で貼り付けられており、通常は、透明で、視認性がよいものであるが、汗や体脂(指紋)等の汚れが付着しやすい性質をもっている。
【0021】
筐体3には、主に、電話番号を押したりするキー操作部31と、通話時の声を相手に伝えるマイクロフォン部32と、充電器への取り付けを目的として凹部33及び34が設けられる。
なお、凹部33及び34は、通常、対称に位置する筐体3の両側面に設置されている。
【0022】
電子機器本体1にはクリーニング機構部材5が取り付けられ、クリーニング機構部材5は筐体2のメイン液晶表示部21、サブ液晶表示部22をクリーニングする。
クリーニング機構部材5は、クリーニング部材51と、固定用部材56と、弾性アーム部52及び53とから構成され、クリーニング部材51と固定用部材56の間が弾性アーム部52及び53で接続されるように形成される。
【0023】
クリーニング部材51は電子機器本体1の開閉時に埃、汚れを拭き取って筐体2のメイン液晶表示部21、サブ液晶表示部22のクリーニングを行う。
なお、メイン液晶表示部21だけを設置する機種の場合にはメイン液晶表示部21だけのクリーニングが行われる。
固定用部材56は、熱可塑性樹脂で形成されことが望ましく、筐体3の凹部33及び34に固定され、電子機器本体1の開閉に伴って伸縮する弾性アーム部52及び53の一端を固定する。
【0024】
弾性アーム部52及び53は、弾性を有し、電子機器本体1の開閉に伴って生じる弾性変形により伸縮し、クリーニング部材51に力を与えて筐体2の長手方向に沿ってクリーニング部材51を移動させる。
図2は図1におけるクリーニング部材5の詳細例を説明する分離構成図である。
【0025】
クリーニング機構部材5のクリーニング部材51は、弾性を有し、筐体2を囲むフレーム又は枠の形状、すなわち、一定の厚さa、幅bを有する中空の矩形形状に形成され、フレームの内面57に筐体2を挿入し、筐体2上の長手方向に沿って移動する。
内面57は、埃、汚れを拭き取るクリーニング効果を向上させる部材で、メイン液晶表示部21、サブ液晶表示部22を有する筐体2の形状に合わせて、内面57の断面形状を筐体2より若干小さめに形成され、拭き取りを可能にするためメイン液晶表示部21、サブ液晶表示部22との間で適度な摩擦力を生じさせる。
【0026】
クリーニング部材51には可動部54、55が設けられ、可動部54、55は弾性アーム部52、53の一端をそれぞれ回転可能に固定する。クリーニング部材51に円滑に力がかかるようにするためである。
固定用部材56にはアーム部561、凸部563、564が設けられ、アーム部561は弾性を有し、凸部563、564は筐体3の凹部33及び34にそれぞれ嵌合され、固定用部材56を筐体3に固定する。
【0027】
次に、図1を参照して、クリーニング機構部材5の組み立て方法、手順、動作を詳細に説明する。
図1に示すように、電子機器本体1は開いた状態にしておく。先ず、固定用部材56の凸部563、564が筐体3に設置された凹部33、34に嵌め込まれる。その際、固定用部材56のアーム部561の弾性変形が利用される。これにより、取り外しも容易になるのでクリーニング機構部材5の交換が容易になる。
【0028】
この後、電子機器本体1がヒンジ部4を回転中心として、折り畳んで閉じきる直前で仮止めしておき、クリーニング機構部材5のクリーニング部材51の内面57に筐体2がレシーバ穴23方向から挿入され、クリーニング部材51がその弾性変形を利用して筐体2に取り付けされる。
図3はクリーニング機構部材5の装着後に折り畳んだ状態の電子機器本体1を示す側面図である。
【0029】
本図に示すように、電子機器本体1が完全に折り畳まれて閉じると、クリーニング部材51が筐体2と筐体3との間に挟まれることになる。
図4は折り畳んだ状態から開こうとする場合の電子機器本体1を示す側面図である。
本図に示すように、折り畳まれた電子機器本体1を開こうとする場合、筐体3の凹部33及び34が固定端となって、弾性アーム部52及び53が引っ張られていき、弾性アーム部52及び53に弾性力F1が発生する。
【0030】
この弾性力F1が力F2と力F3に分割されるため、力F2によってクリーニング部材51は、動き出し、ヒンジ部4の方向まで移動する。
図5はクリーニング機構部材5の装着後に開いた状態の電子機器本体1を示す側面図である。
本図に示すように、クリーニング部材51はヒンジ部4で引っ掛かり停止する。このように、ヒンジ部を利用して移動範囲を限定できるので、新たな構造体の追加が不要となる
【0031】
クリーニング部材51の動きに伴い、スクリーン部211及びスクリーン部221とクリーニング部材51の内面57との間で摩擦力が生じクリーニング効果を得ることが可能になる。
図6は開いた状態から折り畳もうとする場合の電子機器本体1を示す側面図である。
【0032】
本図に示すように、開いた状態の電子機器本体1を折り畳もうとする場合には、筐体3の凹部33及び34が固定端となって、弾性アーム部52及び53によって引っ張られて、弾性アーム部52及び53に弾性力F1’が発生する。
この弾性力F1’が力F2’と力F3’に分割されるため、力F2’によってクリーニング部材51は、動き出し、レシーバ穴23の方向に移動し、完全に折り畳んだ状態では元に戻る。
【0033】
この時も、開くときと同様に、クリーニング部材51の内面57はスクリーン部211、スクリーン部221に対して、クリーニング効果を発揮する。
このように、折り畳み開閉動作だけを繰り返すことによって、自動的にクリーニング動作を行うことが可能になる。すなわち、従来のように、頻繁に手、ハンカチ等による拭き取りが不要となる。
【0034】
また、電子機器本体1の充電器を固定するために設けられる凹部33及び34を固定用部材56の固定に利用したり、開いた状態のヒンジ部4をクリーニング部材51の固定に利用したりすることで、電子機器本体1に新たな構造体を追加することなく、クリーニング機構部材5を取り付けることが可能になる。
なお、本発明は、上記のように電子機器本体1に既に通常設けられている形状、構造を利用するものに限定されず、固定用部材56を固定する構成、クリーニング部材51を固定する構成を新たに設けるようにしてもよい。
【0035】
したがって、本発明によれば、折り畳み型の電子機器本体1に、クリーニング機構部材5を、弾性体を介して、取り付けることによって、電子機器本体1の開閉動作に伴って、すなわち、使用する際に開く動作と、使用後閉じる動作に伴い、表示部の汚れを自動的にクリーニングすることができるので、いつでもクリアな状態で表示部を見ることができる。
【0036】
さらに、クリーニング機構部材5では、別部材として電子機器本体1とは別に設けられるので、新しいクリーニング部材51に容易に交換される。これにより、クリーニング効果が弱ったクリーニング部材51のクリーニング効果を回復させることが可能になる。
また、クリーニング効果が弱って交換されたクリーニング部材51の洗浄、再利用が可能になる。これによりコストの低減が可能になる。
【0037】
さらに、クリーニング機構部材5が自由に製作され、クリーニング機構部材5の意匠性、デザイン性等の拡張性が可能になる。これにより、ユーザの選択に対応可能となる。
次に、クリーニング部材51にクッション性のある部材が用いられる。これにより以下のような効果を得ることができる。
【0038】
図7は折り畳んだ電子機器本体1に加圧力、衝撃力がかかる状態例を示す図である。
本図に示すように、電子機器本体1を折り畳んだ状態では、隙間に一定厚さのクッション性のあるクリーニング部材51が挟まって、メイン液晶表示部21への加圧力を緩和することが可能になる。なお、クリーニング部材51の厚さを調整することにより折り畳んだ状態の筐体間の隙間を調整することが可能である。
【0039】
したがって、本発明によれば、折り畳み携帯電話機をカバン、ポケットに入れて持ち歩くうちに、ユーザ本人が自覚しないまま、折り畳み型携帯電話機に瞬間的な加圧力がかかったり、繰り返し加圧力がかかっても、クッション性のあるクリーニング部材51によりその加圧力が緩和されることにより、こすれや、部品の疲労等が発生して、傷、汚れが付いたりすることを防止することが可能になる。
【0040】
さらに、本発明によれば、折り畳み型携帯電話機を折り畳んだ状態で誤って落下させてしまったり、ぶつけてしまったりして激しい衝撃が加わってしまったときに、クッション性のあるクリーニング部材51によりその衝撃が緩和され、衝撃に比較的弱いガラス素材を含む液晶表示部に割れなどの破損が発生することを防止することが可能になる。
【0041】
図8は開いた電子機器本体1に衝撃力がかかる状態例を示す図である。
本図に示すように、折り畳み型携帯電話機を折り畳んだ状態から開いた状態で使用していて、誤って落下させたときに、クッション性のあるクリーニング部材51により落下の衝撃が緩和され、折り畳み携帯電話機に破損が発生することを防止することが可能になる。
【0042】
次に、クリーニング部材51が通話時頬の部分に来るように設定し、クリーニング部材51に用いられる部材として感触のよい部材が選択される。
このようして、通話時に顔に近づけたときに肌に与える快適性を向上することが可能になる。
さらに、クリーニング部材51の部材として夏場に汗を吸収しやすい部材が選択され、夏場においては汗でべたべたしなくなり、肌に与える快適性を向上することが可能になる。
【0043】
さらに、クリーニング部材51の部材として冬場に冷たくなりにくい部材が選択され、冬場においては冷たくなくなり、肌に与える快適性を向上することが可能になる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、一方の筐体を囲むフレームの形状に形成され、開閉時に筐体の長手方向に沿って往復移動するに伴ってフレームの内面が表示部を拭き取ってクリーニングし、フレームと弾性アームの一端とを接続し、弾性アームの弾性変形を利用して開閉時の伸縮によりクリーニング部材に力を与えて、クリーニング部材の往復移動を可能にし、他方の筐体の先端部に固定され、且つ弾性アームの他端を固定するようにしたので、自動的に液晶表示画面のスクリーン部分にたまる埃、汚れを除去することが可能になり、いつでもクリアな状態で表示部を見ることが可能になる。
【0045】
さらに、繰り返す加圧力に対してこすれや、部品の疲労等に起因する傷、汚れを防止し、折り畳んだ状態での衝撃に起因する液晶表示部の破損を防止し、開いた状態の落下に起因する折り畳み携帯電話機の破損を防止し、通話時に顔を近づけたときの不快感を防止することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る折り畳み型携帯電話機の概略構成部品示す斜視図である。
【図2】図1におけるクリーニング部材5の詳細例を説明する分離構成図である。
【図3】クリーニング機構部材5の装着後に折り畳んだ状態の電子機器本体1を示す側面図である。
【図4】折り畳んだ状態から開こうとする場合の電子機器本体1を示す側面図である。
【図5】クリーニング機構部材5の装着後に開いた状態の電子機器本体1を示す側面図である。
【図6】開いた状態から折り畳もうとする場合の電子機器本体1を示す側面図である。
【図7】折り畳んだ電子機器本体1に加圧力、衝撃力がかかる状態例を示す図である。
【図8】開いた電子機器本体1に衝撃力がかかる状態例を示す図である。
【符号の説明】
1…電子機器本体
2、3…筐体
4…ヒンジ部
5…クリーニング機構部材
21…メイン液晶表示部
22…サブ液晶表示部
23…レシーバ穴
32…マイクロフォン部
33、34…凹部
51…クリーニング部材
52、53…弾性アーム部
54、55…可動部
56…固定用部材
57…内面
211、221…スクリーン部
561…アーム部
563、564…凸部

Claims (12)

  1. 2つの筐体の一方に表示部を有し、使用時に開き、使用後に閉じる折り畳み式の電子機器において、
    一方の前記筐体を囲むフレームの形状に形成され、開閉時に前記筐体の長手方向に沿って往復移動するに伴って前記フレームの内面が前記表示部を拭き取ってクリーニングするクリーニング部材と、
    他方の前記筐体の先端部に固定される固定用部材と、
    弾性を有し、前記固定用部材と前記クリーニング部材とを接続し、開閉時の伸縮により前記クリーニング部材に力を与えて、前記クリーニング部材の往復移動を可能にする弾性アーム部とを備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記クリーニング部材は、一方の前記筐体の表裏に設置される双方の表示部のクリーニングを行うことを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記クリーニング部材は、折り畳み開閉動作の回転中心となるヒンジ部と一方の前記筐体の先端部との間で往復移動を行うことを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記クリーニング部材の内面の形状は、前記表示部を有する筐体の断面形状よりも小さくし、前記表示部との間で摩擦力を生じさせることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記固定用部材には弾性のアーム部と、前記アーム部の両側に位置する凸部とが設けられ、前記電子機器の両側に位置する充電器の取り付け用の凹部に前記固定用部材の凸部を嵌め込んで固定することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記クリーニング部材にクッション部材を用い、前記クッション部材の厚さを調整することにより折り畳み時の筐体間の隙間を調整することを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  7. 前記クリーニング部材は、前記フレームの内面が前記表示部を拭き取ってクリーニングするとき、前記フレームの内面と前記表示部との間の摩擦力が発生しクリーニング効果を得ており、前記摩擦力が発生するクリーニング効果が得られなくなった場合には、新しいクリーニング部材に交換可能であることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  8. 前記クリーニング部材は、前記フレームの内面が前記表示部を拭き取ってクリーニングするとき、前記フレームの内面と前記表示部との間の摩擦力が発生しクリーニング効果を得ており、前記摩擦力が発生するクリーニング効果が得られなくなった場合には、洗浄、再使用が可能であることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  9. 前記クリーニング部材は、別の部材に交換可能であることを特徴とする、請求項1に記載の電子機器。
  10. 汗を吸収する部材の前記クリーニング部材に交換可能であることを特徴とする、請求項9に記載の電子機器。
  11. デザイン性が異なるクリーニング部材に交換可能である請求項に記載の電子機器。
  12. 2つの筐体の一方に表示部を有し、使用時に開き、使用後に閉じる折り畳み式の電子機器の表示部クリーニング機構において、
    一方の前記筐体を囲むフレームの形状に形成され、開閉時に前記筐体の長手方向に沿って往復移動するに伴って前記フレームの内面が前記表示部を拭き取ってクリーニングするクリーニング機構と、
    前記フレームと弾性アームの一端とを接続し、前記弾性アームの弾性変形を利用して開閉時の伸縮により前記クリーニング機構に力を与えて、前記クリーニング機構の往復移動を可能にする移動機構と、
    他方の前記筐体の先端部に固定され、且つ前記弾性アームの他端を固定する固定機構とを備えることを特徴とする電子機器の表示部クリーニング機構。
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