JP3685781B2 - Melting equipment for molten cast iron for ductile castings - Google Patents
Melting equipment for molten cast iron for ductile castings Download PDFInfo
- Publication number
- JP3685781B2 JP3685781B2 JP2002334665A JP2002334665A JP3685781B2 JP 3685781 B2 JP3685781 B2 JP 3685781B2 JP 2002334665 A JP2002334665 A JP 2002334665A JP 2002334665 A JP2002334665 A JP 2002334665A JP 3685781 B2 JP3685781 B2 JP 3685781B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ladle
- cast iron
- ductile
- hot water
- holding furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダクタイル鋳物用溶融鋳鉄を溶製する設備に関し、詳しくは、溶融状態の鋳鉄を収容した取鍋を、クレーン等で吊り上げることなく移動させ、溶解炉で溶解された溶融鋳鉄(本発明では「元湯」と称す)からダクタイル鋳物用溶融鋳鉄を溶製する設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ダクタイル鋳鉄管等のダクタイル鋳物は鋼材と同等の引張強度を有し、その伸び及び靱性等の機械試験値は普通鋳鉄の十数倍に達し、更に、普通鋳鉄と同等の優れた耐食性を有しており、そのため、これらの特性が要求される地中埋設管等のより厳しい環境下での各種配管材等で広く利用されている。
【0003】
このダクタイル鋳物は、鉄スクラップを主たる鉄源原料としてキュポラ或いは電気炉によって溶解された元湯に、金属Mg等の黒鉛球状化剤を添加して、C:3〜4質量%(以下「%」と記す)、Si:2〜3%、Mn:0.2〜0.5%、Mg:0.01〜0.06%を含有するダクタイル鋳物用溶融鋳鉄を溶製し、これを遠心鋳造機等の鋳造設備によって鋳造することで製造されている(例えば、特許文献1参照)。この場合に、黒鉛球状化剤である金属Mg、Si、希土類金属等の添加歩留まりを向上させるため、元湯には黒鉛球状化剤が添加される前に必要に応じて脱硫処理が施されている。
【0004】
溶解炉で溶解された元湯をダクタイル鋳物用溶融鋳鉄に溶製する際には、通常、溶解炉で溶解された元湯を一旦保持炉に装入し、保持炉で貯留・滞留させて温度や成分等を均質化させた後に保持炉から所定量の元湯を取鍋に装入し、取鍋内で黒鉛球状化剤を添加する、或いは取鍋内の元湯を分湯して分湯した元湯に黒鉛球状化剤を添加した後に元湯と併せることによって黒鉛球状化処理が行われており、従来、元湯を収容した取鍋及び黒鉛球状化処理が施された後の溶湯を収容した取鍋は、クレーンやホイスト等によって吊り上げられて、保持炉や黒鉛球状化処理装置の間を搬送されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−246415号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
クレーンやホイストは、製鉄業や金属加工業では重量物の搬送手段として、広く且つ一般的に使用されている。そして、空中を搬送ルートとしているため、特別の搬送ルートを設ける必要がないと云う利点を有している。
【0007】
しかしながら、溶湯の収容された取鍋をクレーンで搬送する場合には、万が一の場合を踏まえ、通常、搬送ルート直下には他の製造用設備は配置されることがない。従って、搬送ルート直下に相当する場所、並びに万が一の場合に影響を受けると予想される場所は、空けた状態とする必要があり、工場敷地の有効活用の観点からは、優れた搬送手段とは云い難い。
【0008】
又、クレーンやホイストを用いて搬送する際には、クレーン又はホイストを運転する操作員が必要であると同時に、地上ではクレーンフックの状況等を確認する玉掛け操作員が必要となる。この場合、稼働率の高いクレーンでは、操作員が常時クレーンに搭乗してクレーンを運転する必要があるが、稼働率が高いクレーンと云えども、作業の空き時間が必ず発生し、クレーンに搭乗した操作員はその期間待機することになる。尚、現在、クレーン運転の無人化が推進されてはいるが、溶湯を収容した取鍋のクレーンによる搬送作業は、重大事故を防止する観点から未だ無人化には至っていない。
【0009】
このように、従来、保持炉から黒鉛球状化処理装置を経て、元湯からダクタイル鋳物用溶融鋳鉄を溶製する際に、溶湯はクレーン等の吊り上げ手段を有する搬送装置によって搬送されているため、搬送装置を運転する専用の操作員を必要とすると共に、作業の都度に玉掛け操作員の指示・合図を必要としており、労働生産性が必ずしも高い作業であるとは云い難く、ダクタイル鋳物の製造コストを上昇させる一つの要因であった。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ダクタイル鋳鉄管等のダクタイル鋳物を製造する際に、保持炉で貯留・滞留された元湯を取鍋に受け、次いで、黒鉛球状化処理装置に搬送してダクタイル鋳物用溶融鋳鉄に溶製し、更に、必要に応じて取鍋内のスラグを除去するまでの工程において、極めて少ない操作員で、取鍋の移動及び黒鉛球状化処理を行うことが可能である、ダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第1の発明に係るダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備は、溶解炉で溶解された元湯を貯留する保持炉と、保持炉に貯留されていた元湯を受ける取鍋と、取鍋内の元湯に黒鉛球状化剤を添加する黒鉛球状化処理装置と、を備えたダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備であって、前記保持炉と前記黒鉛球状化処理装置との間には、取鍋を搭載して自走すると共に搭載した取鍋をその上で移動させるための取鍋移動手段を有する搬送台車と、取鍋を移動させる取鍋移送手段と、が設置されており、前記取鍋は、前記搬送台車と前記取鍋移送手段との間を行き来し、吊り上げられることなく、前記搬送台車、前記取鍋移動手段及び前記取鍋移送手段によって保持炉から黒鉛球状化処理装置へ移動させられることを特徴とするものである。
【0012】
第2の発明に係るダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備は、溶解炉で溶解された元湯を貯留する保持炉と、保持炉に貯留されていた元湯を受ける取鍋と、取鍋内の元湯に黒鉛球状化剤を添加する黒鉛球状化処理装置と、黒鉛球状化処理終了後に取鍋内のスラグを取鍋から排出する排滓処理装置と、を備えたダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備であって、前記保持炉と前記黒鉛球状化処理装置と前記排滓処理装置との間には、取鍋を搭載して自走すると共に搭載した取鍋をその上で移動させるための取鍋移動手段を有する搬送台車と、取鍋を移動させる取鍋移送手段と、が設置されており、前記取鍋は、前記搬送台車と前記取鍋移送手段との間を行き来し、吊り上げられることなく、前記搬送台車、前記取鍋移動手段及び前記取鍋移送手段によって保持炉から黒鉛球状化処理装置及び排滓処理装置へ移動させられることを特徴とするものである。
【0013】
第3の発明に係るダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備は、第1又は第2の発明において、前記取鍋移動手段及び前記取鍋移送手段は、ローラーが回転することによってローラー上に搭載された取鍋を移動させるローラーテーブル方式であることを特徴とするものである。
【0014】
第4の発明に係るダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備は、第1ないし第3の発明の何れかにおいて、前記搬送台車は1つの直線上を走行し、前記取鍋移送手段は、その取鍋の移動方向が当該搬送台車の走行方向に対して実質的に直行する方向に設けられていることを特徴とするものである。
【0015】
第5の発明に係るダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備は、第1ないし第4の発明の何れかにおいて、前記搬送台車は、レーザーセンサーによって、その位置が検出されることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1〜図6は、本発明の実施の形態例を示す図であって、図1は、本発明に係るダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備の全体構成を示す平面概略図、図2及び図3は、図1に示す搬送台車5の拡大図であって、図2が側面図で図3が平面図、図4及び図5は、図1に示すローラーテーブル9の拡大図であって、図4が側面図で図5が平面図、図6は、図1に示す排滓処理装置11の概略側面図である。
【0018】
図1に示すように、本実施の形態におけるダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備では、保持炉1と、取鍋7内にMg等の黒鉛球状化剤を添加するための黒鉛球状化処理装置8と、取鍋7内のスラグを排出するための排滓処理装置11とが水平方向に並んで配置されており、そして、これらの装置に沿ってほぼ直線状に伸びる一対のレール6,6が配置され、このレール6,6上に、その上を走行する搬送台車4が配置されている。
【0019】
尚、保持炉1とは、キュポラや電気炉等の溶解炉(図示せず)で溶解された元湯(溶融鋳鉄)を、遠心鋳造機等の鋳造設備で鋳造される前に一旦収容する容器であり、内壁が耐火物で構成され、低周波誘導等によって収容された元湯を加熱することが可能な炉である。黒鉛球状化処理装置8は、元湯に黒鉛球状化剤を添加して元湯中の黒鉛を球状化し、元湯からダクタイル鋳物用溶融鋳鉄を溶製する装置であり、黒鉛球状化剤として、純Mg、Fe−Si−Mg合金、Ni−Mg合金、Cu−Mg合金、希土類金属等を用い、置注ぎ法、蓋付取鍋添加法、プランジャ法、圧力添加法、ワイヤーフィーダー法等の適宜の添加手段によって添加する装置であり、本実施の形態例では、純Mgが内装され、外部を鋼板で被覆した鉄被覆Mgワイヤーを、ワイヤーフィーダー法によって取鍋7内の元湯に添加する方法を用いている。又、排滓処理装置11は、溶製されたダクタイル鋳物用溶融鋳鉄上に浮遊するスラグを除去して、鋳造されるダクタイル鋳物の品質を高める装置であり、本実施の形態例では、取鍋7を傾斜させた状態として、排滓ステーション13で滓ポット12内にスラグを排出する方法を用いている。
【0020】
保持炉1とレール6との間には、取鍋7を移動するための取鍋移送手段として、搬送台車4の走行方向に対して直交する方向に、ローラーテーブル2及びローラーテーブル3が配置され、同様に、黒鉛球状化処理装置8とレール6との間には、ローラーテーブル9及びローラーテーブル10が配置され、又、排滓処理装置11とレール6との間には、ローラーテーブル14が配置されている。搬送台車4には、搬送台車4上で、搬送台車4の走行方向に対して直交する方向に取鍋7を移動させるための取鍋移動手段として、ローラーテーブル5が設置されている。
【0021】
このローラーテーブル5は、図2及び図3に示すように、中央部が凹部形状の複数個のローラー19が、搬送台車4に取り付けられた軸受22によって回転自在に保持され、縦方向に並んで2列配置された構成であり、各ローラー19は、搬送台車4に取り付けられたローラー駆動電動機23によって、減速機24及び伝達機24Aを介して回転可能に設置されている。取鍋7は、取鍋7の底面に配置した一対のレール25をローラー19の凹部に乗せた状態でローラーテーブル5に支持され、ローラー19が回転することによってローラー19上を移動するようになっている。ローラーテーブル5には、取鍋7が移動しないように固定するためのストッパー(図示せず)が設置されていると共に、取鍋7の位置を検出するためのリミットスイッチ(図示せず)が複数設置されている。
【0022】
搬送台車4には台車駆動電動機21が取り付けられており、台車駆動電動機21の作動により、レール6上の車輪20が回転して搬送台車4が走行する。レール6の延長線上には、搬送台車4の全経路に渡って搬送台車4に向かってレーザー光を発信し、搬送台車4からの反射レーザー光を受信するレーザーセンサー33が設置されており、搬送台車4の所在位置は、レーザーセンサー33によって常時監視されるようになっている。レーザーセンサー33によって所在位置を監視することにより、±10mm以下の高い精度で位置検出ができるうえに、測定原理上、原点補償を行う必要がなく、どの位置にあっても、又、計測途中で何らかのトラブルが発生して計測が一旦遮断した場合でも復帰後直ちに位置検出が可能であり、搬送台車4の位置検出手段としては極めて好ましい。これに対してリミットスイッチの場合には、計測途中で何らかのトラブルが発生して計測が一旦遮断した際には、一旦原点に戻って補償する必要があり、測定が煩雑になる。
【0023】
ローラーテーブル2,3,9,10,14の構成を、図4及び図5に示すローラーテーブル9の例で説明する。図4及び図5に示すように、ローラーテーブル9は、架台27によって基礎32に固定されており、ローラーテーブル9の構成は、前述した搬送台車4のローラーテーブル5と実質的に同一である。即ち、中央部が凹部形状の複数個のローラー19が、軸受22によって回転自在に保持され、縦方向に並んで2列配置された構成であり、各ローラー19は、ローラー駆動電動機23によって、減速機24及び伝達機24Aを介して回転可能に設置されている。取鍋7は、その底部に設けた一対のレール25をローラー19の凹部に乗せた状態で支持され、ローラー19が回転することによってローラー19上を移動するようになっている。又、ローラーテーブル9には、取鍋7の位置を検出するためのリミットスイッチ(図示せず)が複数設置されている。このように、ローラーテーブル9の構造は、搬送台車4のローラーテーブル5の構造と実質的に同一となっているが、これは、取鍋7が搬送台車4とローラーテーブル2,3,9,10,14との間を行き来するので、その支持方法及び移動方法が搬送台車4とローラーテーブル2,3,9,10,14とで同一になっているためである。
【0024】
ローラーテーブル2,3,10の構成は、ローラーテーブル9の構成と実質的に同一であるが、ローラーテーブル2には、取鍋7の質量や取鍋7内の溶湯質量を測定するためのロードセル(図示せず)が設けられている。ロードセルの設置位置は、例えばローラーテーブル2と架台との間の適宜の位置に設置すればよい。又、ローラーテーブル3には、ローラーテーブル3自体を昇降させる昇降装置(図示せず)が設置されているが、これは、搬送台車4の高さ位置と保持炉1から受湯するローラーテーブル2の高さ位置が異なるために、その差を調整するためのものであり、本発明において特に必要とするものではない。昇降装置は、電動機や圧力シリンダー等を用いた慣用の装置でよい。ローラーテーブル10はローラーテーブル9と実質的に同一である。このように、ローラーテーブル2,3,10はローラーテーブル9と類似しているが、取鍋7のオーバーラン防止板や取鍋7を固定するストッパーは、その目的とする位置に設置されており、従って、その位置は各ローラーテーブルで異なっている。
【0025】
ローラーテーブル14の構成も、取鍋7を移動させる構成は上記構成と実質的に同一であるが、ローラーテーブル14は、排滓処理のために、ローラーテーブル14自体が傾動可能な構成になっている。即ち、図6に示すように、基礎32に基台28が取り付けられており、この基台28に油圧シリンダー29が取り付けられ、この油圧シリンダー29のロッド29aが、基台28に設置された傾動軸31に回転可能として取り付けられた傾動用アーム30に連結されている。ローラーテーブル14は傾動用アーム30と一体的に構成されており、従って、油圧シリンダー29を作動させてロッド29aを伸長させ、傾動用アーム30を傾動させることにより、図中破線で示すように、ローラーテーブル14が傾動して、ローラーテーブル14上に固定された取鍋7が、滓ポット12側に傾斜するようになっている。
【0026】
更に、図1に示すように、本実施の形態では、排滓処理装置11で排滓処理された取鍋7を、遠心鋳造機(図示せず)等の鋳造設備の設置された別棟へ搬送するための棟越搬送台車15が設置されている。棟越搬送台車15にも、搬送台車4と同様に、取鍋7をその上で移動させるためのローラーテーブル16が設置されており、このローラーテーブル16の構成は、搭載した取鍋7の移動方向が棟越搬送台車15の走行方向と同一である点以外は、搬送台車4に取り付けられたローラーテーブル5の構成と同一である。棟越搬送台車15が走行するレール17の延長線上には、棟越搬送台車15の全経路に渡って棟越搬送台車15に向かってレーザー光を発信し、棟越搬送台車15からの反射レーザー光を受信するレーザーセンサー34が設置されており、棟越搬送台車15の所在位置は、レーザーセンサー34によって常時監視されるようになっている。尚、本発明においては、棟越搬送台車15は必ずしも必要ではなく、排滓処理後クレーン等を用いて取鍋7を遠心鋳造機等の鋳造設備まで搬送してもよい。
【0027】
このような構成のダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備を用いて、ダクタイル鋳物用溶融鋳鉄を溶製する方法を以下に説明する。
【0028】
鉄スクラップ等の鉄源とコークス等の炭材とを原料として、キュポラ或いは電気炉等の溶解炉で元湯(溶融鋳鉄)を溶解し、更に、必要に応じて脱硫処理して得られた元湯を一旦保持炉1に収容する。通常、溶解炉と保持炉1との間には、元湯の通過する湯道(図示せず)が設置されており、元湯は連続的に或いは間歇的に溶解炉から保持炉1に供給される。通常、湯道には脱硫装置が設置されている。
【0029】
空の取鍋7をローラーテーブル2上で待機させておき、保持炉1を傾動させ、注湯樋18を介して元湯を取鍋7内に注湯する。ローラーテーブル2に設置されたロードセルによって受湯量を監視し、所定量の元湯が注湯されたなら、保持炉1を水平に起こし、保持炉1からの注湯を停止させる。この状態で、搬送台車及びローラーテーブルの運転を監視する総合制御盤(図示せず)に受湯完了の信号を入力する。以降、取鍋7は、排滓処理装置11に設置したローラーテーブル14に搭載されるまで、総合制御盤によって自動的に移動する構成になっている。
【0030】
受湯完了信号が入力されると、ローラーテーブル2及びローラーテーブル3は自動的に運転し、元湯を収容した取鍋7はローラーテーブル2からローラーテーブル3へ搬送され、ローラーテーブル3で一旦停止し、搬送台車4の高さ位置まで上昇する。この間、搬送台車4は、ローラーテーブル3の前面所定位置に自動的に移動しており、搬送台車4の高さ位置まで上昇された取鍋7は、ローラーテーブル3から搬送台車4上に自動的に移動される。
【0031】
取鍋7が搬送台車4に搭載され、搬送台車4上の所定位置に固定されると、搬送台車4はローラーテーブル9の前面位置まで自動的に走行し、所定の位置で停止する。搬送台車4が所定の位置で停止すると、搬送台車4のローラーテーブル5、ローラーテーブル9及びローラーテーブル10は自動的に運転し、取鍋7はローラーテーブル5からローラーテーブル10へと搬送され、ローラーテーブル10上の所定位置で固定される。取鍋7がローラーテーブル10上の所定位置で固定されたなら、黒鉛球状化処理装置8として設置したワイヤーフィーダー装置によって鉄被覆Mgワイヤーが取鍋7内の元湯に供給され、元湯はダクタイル鋳物用溶融鋳鉄に溶製される。この鉄被覆Mgワイヤーの供給は、総合制御盤に予め入力された元湯の質量、Mg添加基準量及び歩留り等に基づき、総合制御盤によって自動的に行われる。
【0032】
所定量の鉄被覆Mgワイヤーが添加され、Mgによる黒鉛球状化処理が終了したならば、ローラーテーブル9、ローラーテーブル10、及び搬送台車4のローラーテーブル5が自動的に運転し、ダクタイル鋳物用溶融鋳鉄を収容した取鍋7は搬送台車4上に再度搬送される。取鍋7が搬送台車4上の所定位置に固定されると、搬送台車4はローラーテーブル14の前面位置まで自動的に走行し、所定の位置で停止する。搬送台車4が所定の位置で停止すると、ローラーテーブル5及びローラーテーブル14が自動的に運転し、取鍋7はローラーテーブル5からローラーテーブル14へと搬送され、ローラーテーブル14上の所定位置で固定される。
【0033】
取鍋7がローラーテーブル14上の所定位置で固定されたことを確認した後、油圧シリンダー29を作動させて取鍋7を傾動し、所定の傾斜角度で保持する。この状態で排滓ステーション13において排滓冶具を用いて取鍋7内のスラグを滓ポット12内に排出する。排滓処理作業が終了したならば、油圧シリンダー29を作動させて取鍋7を水平状態に戻し、予めローラーテーブル14の前面位置に待機させた棟越搬送台車15上に取鍋7を移動させる。
【0034】
取鍋7が棟越搬送台車15に移動し、棟越搬送台車15上の所定位置に固定されたなら、棟越搬送台車15を走行させて取鍋7を遠心鋳造機等の鋳造設備が設置された別棟へ搬送する。鋳造設備における鋳造の際に、取鍋7をクレーン等で吊り上げる必要がある場合には、取鍋7に設置したトラニオン26をクレーン等のフックに直接掛ける、或いはトラニオン26に吊り具を取り付け、取り付けた吊り具をフックに掛ける等によって吊り上げることができる。鋳造された後の空の取鍋7は、棟越搬送台車15、搬送台車4、ローラーテーブル3、ローラーテーブル2の順に搬送され、保持炉1の直下で待機する。
【0035】
以上説明したように、上記構成のダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備を用いることにより、保持炉1で貯留・滞留された元湯を取鍋7に受け、黒鉛球状化処理装置8に搬送してダクタイル鋳物用溶融鋳鉄に溶製し、次いで、排滓処理装置11に搬送して取鍋7内のスラグを排出し、その後、このダクタイル鋳物用溶融鋳鉄を遠心鋳造機等の鋳造設備の配置された場所に搬送するまでの工程において、取鍋7をクレーン等によって吊り上げることがないため、ほとんどの作業を自動運転で行うことが可能となり、省力化並びに省力化に伴う生産性の向上が達成される。
【0036】
尚、本発明は上記実施の形態例に限るものではなく、種々の変更が可能である。例えば、保持炉1と黒鉛球状化処理装置8と排滓処理装置11とが横方向に並んで配置されているが、並ぶ必要性はなく、向かい合っていてもよく、又、保持炉1は1基に限らず複数基であってもよい。更に、ローラーテーブルの構成は、取鍋7を移送できる装置である限り、どのような構成としてもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、ダクタイル鋳物を製造する際に、保持炉で貯留・滞留された元湯を取鍋に受け、次いで、黒鉛球状化処理装置に搬送してダクタイル鋳物用溶融鋳鉄に溶製し、更に、必要に応じて取鍋内のスラグを除去するまでの工程において、取鍋をクレーン等によって吊り上げる必要性がないため、ほとんどの作業を自動化することが可能となり、極めて少ない操作員で一連の作業に対処することが可能となる。その結果、省力化並びに省力化に伴う生産性の向上が達成され、工業上有益な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例を示す図であって、本発明に係るダクタイル鋳物用溶融鋳鉄の溶製設備の全体構成を示す平面概略図である。
【図2】図1に示す搬送台車の側面拡大図である。
【図3】図1に示す搬送台車の平面拡大図である。
【図4】図1に示すローラーテーブルの側面拡大図である。
【図5】図1に示すローラーテーブルの平面拡大図である。
【図6】図1に示す排滓処理装置の概略側面図である。
【符号の説明】
1 保持炉
2 ローラーテーブル
3 ローラーテーブル
4 搬送台車
5 ローラーテーブル
6 レール
7 取鍋
8 黒鉛球状化処理装置
9 ローラーテーブル
10 ローラーテーブル
11 排滓処理装置
12 滓ポット
13 排滓ステーション
14 ローラーテーブル
15 棟越搬送台車
16 ローラーテーブル
17 レール
18 注湯樋
19 ローラー
20 車輪
21 台車駆動電動機
22 軸受
23 ローラー駆動電動機
24 減速機
25 レール
26 トラニオン
27 架台
28 基台
29 油圧シリンダー
30 傾動用アーム
31 傾動軸
32 基礎
33 レーザーセンサー
34 レーザーセンサー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates set for melting the ductile foundry molten cast Bei, details, and accommodating the cast iron melt ladle, it is moved without lifting by a crane or the like, dissolved molten cast in a melting furnace ( the present invention is relates Bei set to melting ductile foundry molten cast iron from referred) to as "Motoyu".
[0002]
[Prior art]
Ductile casts such as ductile cast iron pipes have the same tensile strength as steel materials, and their mechanical test values such as elongation and toughness are more than ten times that of ordinary cast iron, and have excellent corrosion resistance equivalent to that of ordinary cast iron. Therefore, it is widely used in various piping materials under more severe environments such as underground pipes that require these characteristics.
[0003]
This ductile casting is obtained by adding a graphite spheroidizing agent such as metal Mg to a hot water melted by cupola or an electric furnace using iron scrap as a main iron source material, and C: 3 to 4% by mass (hereinafter “%”) The molten cast iron for ductile casting containing Si: 2-3%, Mn: 0.2-0.5%, Mg: 0.01-0.06% is melted, and this is cast by a centrifugal casting machine It is manufactured by casting with a casting equipment such as the above (for example, see Patent Document 1). In this case, in order to improve the addition yield of the metal spheroidizing agent such as metal Mg, Si, rare earth metal, etc., the hot water is subjected to desulfurization treatment as necessary before the graphite spheroidizing agent is added. Yes.
[0004]
When melting the hot water melted in the melting furnace into the molten cast iron for ductile castings, the hot water melted in the melting furnace is usually once charged in the holding furnace and stored and retained in the holding furnace at a temperature. After homogenizing the ingredients and components, charge a predetermined amount of hot water from the holding furnace into the ladle and add the graphite spheroidizing agent in the ladle, or divide the hot water in the ladle and divide it. The graphite spheroidizing treatment is performed by adding the graphite spheroidizing agent to the hot water after hot water and combining with the hot water. Conventionally, the ladle containing the hot water and the molten metal after the graphite spheroidizing treatment has been performed The ladle in which the container is stored is lifted by a crane, a hoist or the like, and is transported between a holding furnace and a graphite spheroidizing apparatus.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-6-246415 [0006]
[Problems to be solved by the invention]
Cranes and hoists are widely and commonly used as heavy goods conveying means in the steel industry and the metal processing industry. Since the air is used as the transport route, there is an advantage that it is not necessary to provide a special transport route.
[0007]
However, when the ladle containing the molten metal is transported by a crane, other manufacturing facilities are usually not arranged directly under the transport route in the event of an emergency. Therefore, it is necessary to leave the place that is directly under the transport route, and the place that is expected to be affected in the unlikely event that it is affected, and from the viewpoint of effective use of the factory site, what is an excellent transport means? It ’s hard to say.
[0008]
Moreover, when transporting using a crane or a hoist, an operator who operates the crane or the hoist is necessary, and at the same time, a slinging operator who confirms the state of the crane hook and the like is necessary on the ground. In this case, in a crane with a high operation rate, it is necessary for an operator to always get on the crane and operate the crane. The operator will wait for that period. In addition, although unmanned crane operation is currently being promoted, the work of transporting the ladle containing the molten metal by the crane has not yet been unmanned from the viewpoint of preventing a serious accident.
[0009]
Thus, conventionally, when melting molten iron for ductile castings from the original hot metal through the graphite spheroidizing treatment device from the holding furnace, the molten metal is conveyed by a conveying device having lifting means such as a crane, In addition to requiring a dedicated operator to operate the transfer device and requiring instructions and cues from the slinging operator for each work, it is difficult to say that the work is highly labor-efficient, and the manufacturing cost of the ductile casting It was one factor that raised the price.
[0010]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and its purpose is to receive the hot water stored and retained in a holding furnace in a ladle when manufacturing a ductile casting such as a ductile cast iron pipe, In the process of transporting to a graphite spheroidizing device and melting in molten cast iron for ductile casting, and further removing the slag in the ladle as required, the ladle can be moved and it is possible to perform the graphite spheroidization treatment, it is to provide a melting facilities of ductile foundry molten cast iron.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The melting equipment for molten cast iron for ductile castings according to the first aspect of the present invention for solving the above-described problems includes a holding furnace for storing a hot water melted in a melting furnace, and a hot water stored in the holding furnace. A melting apparatus for molten cast iron for ductile castings, comprising a ladle and a graphite spheroidizing device for adding a graphite spheroidizing agent to the hot water in the ladle, the holding furnace and the graphite spheroidizing treatment between the device, and the ladle transport means for moving the transport vehicle, the ladle having a ladle moving means for moving equipped with a ladle on it while self equipped with a ladle, There are installed, the ladle is to alternate between said ladle transfer means and the transport vehicle, without being lifted, the transport vehicle, the holding furnace by the ladle moving means and said ladle transfer means To be transferred to a graphite spheroidizing device It is intended.
[0012]
The melting equipment for molten cast iron for ductile castings according to the second invention includes a holding furnace for storing the hot water melted in the melting furnace, a ladle for receiving the hot water stored in the holding furnace, and the inside of the ladle Of molten cast iron for ductile castings, comprising: a graphite spheroidizing device that adds a graphite spheroidizing agent to the original hot water, and a waste treatment device that discharges slag in the ladle from the ladle after completion of the graphite spheroidizing treatment a melting facility, between the holding furnace and the graphite spheroidizing treatment apparatus and the Haikasu processing unit, for moving the ladle equipped with free-running equipped with a ladle on it of the conveyance carriage having a ladle moving means, a ladle transport means for moving the ladle, is installed, the ladle is to alternate between said ladle transfer means and the transport vehicle, the lifting without being, said transport carriage, said ladle moving means and said ladle transfer means Is characterized in that the moved from the holding furnace to the graphite spheroidization processing apparatus and Haikasu processor I.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect, the ladle moving means and the ladle transfer means are mounted on the roller by rotating the roller. It is a roller table system that moves the ladle.
[0014]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided an apparatus for melting cast iron for ductile castings according to any one of the first to third aspects, wherein the transport carriage runs on one straight line, and the ladle transfer means includes The pan moving direction is provided in a direction substantially perpendicular to the traveling direction of the transport carriage.
[0015]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a melting cast iron melting facility for ductile castings according to any one of the first to fourth aspects, wherein the position of the transport carriage is detected by a laser sensor. It is.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. 1-6 is a figure which shows the example of embodiment of this invention, Comprising: FIG. 1 is a plane schematic diagram which shows the whole structure of the melting equipment of the molten cast iron for ductile casting which concerns on this invention, FIG. 3 is an enlarged view of the
[0018]
As shown in FIG. 1, in the melting equipment for molten cast iron for ductile casting according to the present embodiment, a graphite spheroidizing apparatus for adding a graphite spheroidizing agent such as Mg into a holding furnace 1 and a
[0019]
In addition, the holding furnace 1 is a container that temporarily stores a hot water (molten cast iron) melted in a melting furnace (not shown) such as a cupola or an electric furnace before being cast by a casting facility such as a centrifugal casting machine. The inner wall is made of a refractory material and is a furnace capable of heating the hot water contained by low frequency induction or the like. The graphite spheroidizing treatment device 8 is a device for adding graphite spheroidizing agent to the main water to spheroidize the graphite in the main water and melting molten cast iron for ductile casting from the main water, Using pure Mg, Fe-Si-Mg alloy, Ni-Mg alloy, Cu-Mg alloy, rare earth metal, etc., as appropriate, such as pouring method, ladle addition method with lid, plunger method, pressure addition method, wire feeder method, etc. In this embodiment, a method of adding iron-coated Mg wire in which pure Mg is internally coated and coated with a steel plate to the hot water in the
[0020]
Between the holding furnace 1 and the
[0021]
As shown in FIGS. 2 and 3, the roller table 5 is configured such that a plurality of
[0022]
A
[0023]
The configuration of the roller tables 2, 3, 9, 10, and 14 will be described using the example of the roller table 9 shown in FIGS. As shown in FIGS. 4 and 5, the roller table 9 is fixed to the
[0024]
The configuration of the roller tables 2, 3 and 10 is substantially the same as the configuration of the roller table 9, but the roller table 2 has a load cell for measuring the mass of the
[0025]
The configuration of the roller table 14 is also substantially the same as the configuration for moving the
[0026]
Furthermore, as shown in FIG. 1, in the present embodiment, the
[0027]
A method for melting the molten cast iron for ductile casting using the melting equipment for molten cast iron for ductile casting having such a configuration will be described below.
[0028]
A raw material obtained by melting raw hot water (molten cast iron) in a melting furnace such as a cupola or an electric furnace using an iron source such as iron scrap and a carbonaceous material such as coke, and further desulfurizing treatment if necessary Hot water is once stored in the holding furnace 1. Usually, a runway (not shown) through which the hot water passes is installed between the melting furnace and the holding furnace 1, and the hot water is supplied from the melting furnace to the holding furnace 1 continuously or intermittently. Is done. Usually, a desulfurizer is installed in the runner.
[0029]
The
[0030]
When the hot water receiving completion signal is input, the roller table 2 and the roller table 3 are automatically operated, and the
[0031]
When the
[0032]
When a predetermined amount of iron-coated Mg wire is added and the graphite spheroidizing treatment with Mg is completed, the roller table 9, the roller table 10, and the roller table 5 of the
[0033]
After confirming that the
[0034]
If the
[0035]
As described above, by using the molten cast iron for ductile casting having the above-described configuration, the hot water stored and retained in the holding furnace 1 is received by the
[0036]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, and various modifications can be made. For example, the holding furnace 1, the graphite spheroidizing treatment device 8, and the
[0037]
【The invention's effect】
According to the present invention, when manufacturing a ductile casting, the hot water stored and retained in the holding furnace is received in the ladle, and then transported to a graphite spheroidizing apparatus and melted in molten cast iron for ductile casting. Furthermore, since there is no need to lift the ladle with a crane or the like in the process until the slag in the ladle is removed as necessary, most operations can be automated and a series of operations can be performed with very few operators. It becomes possible to cope with the work. As a result, labor saving and productivity improvement accompanying labor saving are achieved, and an industrially beneficial effect is brought about.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an embodiment of the present invention, and is a schematic plan view showing an overall configuration of a melting cast iron for ductile casting according to the present invention.
FIG. 2 is an enlarged side view of the transport carriage shown in FIG.
FIG. 3 is an enlarged plan view of the transport carriage shown in FIG.
4 is an enlarged side view of the roller table shown in FIG. 1. FIG.
FIG. 5 is an enlarged plan view of the roller table shown in FIG. 1;
6 is a schematic side view of the waste disposal apparatus shown in FIG. 1. FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002334665A JP3685781B2 (en) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | Melting equipment for molten cast iron for ductile castings |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002334665A JP3685781B2 (en) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | Melting equipment for molten cast iron for ductile castings |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004169082A JP2004169082A (en) | 2004-06-17 |
JP3685781B2 true JP3685781B2 (en) | 2005-08-24 |
Family
ID=32698988
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002334665A Expired - Fee Related JP3685781B2 (en) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | Melting equipment for molten cast iron for ductile castings |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3685781B2 (en) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5406918B2 (en) * | 2009-04-15 | 2014-02-05 | 新東工業株式会社 | Molten metal treatment equipment, molten metal treatment method, and molten metal conveyance line using the molten metal treatment method |
CN101875109A (en) * | 2010-06-12 | 2010-11-03 | 无锡巨力重工机械有限公司 | Improved ladle car |
US10272489B2 (en) | 2014-09-17 | 2019-04-30 | Sintokogio, Ltd. | Carriage for receiving molten metal with a mechanism for moving a ladle up and down, and a method for transporting molten metal |
CN104404358A (en) * | 2014-11-17 | 2015-03-11 | 无锡市百顺机械厂 | Retarder rotor casting technology |
CN109158584B (en) * | 2018-11-08 | 2024-08-09 | 山东杰创机械有限公司 | Molten iron transfer system |
CN112853037B (en) * | 2020-12-31 | 2022-10-14 | 新兴铸管股份有限公司 | Molten iron charging assembly line |
CN114054731B (en) * | 2021-09-13 | 2023-05-23 | 山东杰创机械有限公司 | Stokehold lift transfer car (buggy) for molten metal transportation |
CN116393659A (en) * | 2023-03-28 | 2023-07-07 | 青岛佑兴冶金材料有限公司 | Equipment, process and use method for preparing steelmaking accelerator by utilizing aluminum ash |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3040909B2 (en) * | 1994-03-11 | 2000-05-15 | 神鋼電機株式会社 | Spheroidizing treatment vessel transport device |
-
2002
- 2002-11-19 JP JP2002334665A patent/JP3685781B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004169082A (en) | 2004-06-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102291995B1 (en) | Molten metal conveying system and method | |
JP3685781B2 (en) | Melting equipment for molten cast iron for ductile castings | |
JP5811459B2 (en) | Pouring ladle transport device | |
JP4230479B2 (en) | Stop positioning method and apparatus for ladle transport cart | |
CN210689209U (en) | High-precision smelting system | |
CN110044182B (en) | High-precision smelting system and working method thereof | |
JP3090795B2 (en) | Ladle transfer device | |
US4215854A (en) | Melt processing apparatus with tiltable melt receptacle | |
CN110846448B (en) | Unmanned control system and control method for slag pot logistics in drum-method slag treatment workshop | |
JP4150694B2 (en) | Roller table for ladle transport | |
CN211546580U (en) | Slag collecting and conveying equipment and slag treatment system | |
EP3315615A1 (en) | Manipulator for a ladle | |
CN211005450U (en) | Slag pot logistics unmanned control system in roller method slag treatment workshop | |
JP4150693B2 (en) | Melting equipment for molten cast iron for ductile castings | |
JP3975187B2 (en) | Molten steel processing line | |
US3791636A (en) | Steel mill melt shop arrangement | |
JP3666750B2 (en) | Graphite spheroidizing equipment | |
CN218798963U (en) | Device for automatically overturning ingot mold by utilizing travelling crane descending | |
CN215431511U (en) | Improved hot-metal bottle | |
JPH09164456A (en) | Device used both for ladle turret and mold assembly changing and method for changing mold assembly | |
JP2004076033A (en) | Method and apparatus for exchanging tilting runner for blast furnace | |
JPH08112653A (en) | Method for transporting molten steel | |
JP2560093Y2 (en) | Waste casting equipment for continuous casting equipment | |
JPH11193412A (en) | Method and device for treating slag generated from refining furnace | |
JPH09225626A (en) | Method for loading molten steel ladle using both large size and small size and device therefor |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050301 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050524 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050531 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3685781 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110610 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610 Year of fee payment: 9 |
|
R157 | Certificate of patent or utility model (correction) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610 Year of fee payment: 9 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610 Year of fee payment: 9 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140610 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |