JP3685416B2 - 船外機用エンジンの冷却構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型船舶に搭載される船外機のエンジンに関し、特に、そのようなエンジンの冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
小型船舶に搭載される船外機では、クランク軸が上下方向となるように縦方向に各気筒を配列させたエンジン本体が、船外機上部のトップカウリング内に収納されており、そのような船外機のエンジンにおいて、エンジン全体をコンパクトな状態で機内に収納できるように、各気筒の燃焼室から排出される排気ガスを集合させてエンジン本体の下方に排出するための排気通路を、エンジン本体のシリンダヘッドとシリンダブロックに対して一体的に形成した構造のものが従来から知られている。
【0003】
そのようなエンジン本体に排気通路を一体的に形成した船外機用エンジンでは、下方から送給される冷却水によりエンジン本体のシリンダおよび燃焼室周りと排気通路周りのそれぞれを冷却するために、シリンダヘッドに対して、燃焼室周りの冷却水路と排気通路周りの冷却水路をそれぞれ設けると共に、シリンダブロックに対して、シリンダ周りの冷却水路と排気通路周りの冷却水路をそれぞれ設けている。
【0004】
そして、それらの冷却水路によるエンジン本体の冷却経路については、従来、図11に示すように、まず、シリンダブロック側の排気通路周りの冷却水路71の下端に開口された導入口から冷却水が導入された後、途中でシリンダヘッドの排気通路周り冷却水路72に分岐しながらそのままシリンダブロックの排気通路周り冷却水路71を下から上に流れる冷却水と、シリンダ周りの冷却水路74の下部に直接送られてから該冷却水路74を下から上に流れる冷却水とに分流されると共に、シリンダブロックの排気通路周り冷却水路71を流れる冷却水が、その途中から徐々に分岐し、シリンダヘッドの排気通路周り冷却水路72から燃焼室周りの冷却水路73を経て、シリンダ周りの冷却水路74に合流するように流されて、最終的には各冷却水がシリンダ周りの冷却水路74の上部に開口された排出口から冷却経路外に排出されるように構成されている。
【0005】
なお、船外機全体の冷却経路については、通常、ロアーケースから導入した外水を冷却水とし、エンジンの回転に連動して駆動されるウォーターポンプにより冷却水を吸い上げ、冷却水送給管によりその途中でアッパーケース内を冷却しながら、トップカウリング内のエンジン本体に送給して、上記のような冷却経路によりエンジン本体を冷却してから、アッパーケース内に戻して、更にアッパーケース内のオイルパンやマフラーを冷却した後、冷却水をロアーケースを経て機外に排出するように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記のようなエンジン本体の冷却経路による従来の船外機用エンジンの冷却構造については、シリンダ周りの冷却水路において、排気通路周りを通ることなく直接的に送られてきた冷却水が流されると共に、この冷却水に対して排気通路周りを通って加熱された冷却水が合流されるため、場所によってシリンダ周りの冷却水温にバラツキが生じ、そのためシリンダの周囲の温度が不均一なものとなる。
【0007】
その結果、エンジン運転中のシリンダの変形が大きくなって、ピストン摺動時の抵抗増大による焼き付きやブローバイガスの増加というような問題が生じ、オイルの消費量も増加すると共に、直接的にシリンダおよび燃焼室周りに流される冷却水による燃焼室の温度低下により、低速運転時の燃焼安定性が低下するというような問題も生じる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような課題を解決するために、上記の請求項1に記載したように、縦方向に各気筒が配列されたエンジン本体のシリンダヘッドとシリンダブロックに対して、各気筒の燃焼室から排出される排気ガスを集合させてエンジン本体の下方に排出するための排気通路が一体的に形成されており、該エンジン本体の冷却経路として、シリンダおよび燃焼室周りと排気通路周りにそれぞれ上下方向の冷却水路が形成されている船外機用エンジンにおいて、下方からエンジン本体内に送給された冷却水が、シリンダヘッドとシリンダブロックの両方にそれぞれ形成された排気通路周りの冷却水路で、シリンダヘッド側とシリンダブロック側の何れか一つに導入されて両方を通過してから何れか一つから排出されるように、排気通路周りの冷却水路のシリンダヘッド側とシリンダブロック側とが直列的に接続されていると共に、排気通路周りの冷却水路を通過して排出された冷却水が、シリンダヘッドに形成された燃焼室周りの冷却水路と、シリンダブロックに形成されたシリンダ周りの冷却水路とにそれぞれ送られるように、冷却水を排出する側の排気通路周りの冷却水路が、シリンダヘッドの燃焼室周りの冷却水路と、シリンダブロックのシリンダ周りの冷却水路とに、それぞれ直列的に接続されていることを特徴とするものである。
【0009】
また、上記の請求項1に記載した船外機用エンジンの冷却構造において、上記の請求項2に記載したように、シリンダ周りの冷却水路と燃焼室周りの冷却水路とをそれぞれ下から上に通過してから、エンジン本体の上部から冷却水が冷却経路外に排出されていることを特徴とするものである。
【0010】
さらに、上記の請求項1又は2に記載した船外機用エンジンの冷却構造において、上記の請求項3に記載したように、シリンダおよび燃焼室周りの温度に応じて冷却水の排出量を制御するためのサーモスタットバルブが、冷却経路の冷却水排出部近傍に設置されていると共に、エンジン本体の冷却経路内の水圧が所定以上とならないように冷却水を逃がすためのプレッシャーバルブが、シリンダヘッド側とシリンダブロック側とが直列的に接続された排気通路周りの冷却水路の下流末端部近傍に設置されていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の船外機用エンジンの冷却構造の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は、本発明の冷却構造が適用されているエンジンを搭載した船外機の右舷側から見た外観を示すもので、船外機1は、トップカウリング2とアッパーケース3とロアーケース4により構成されるハウジング内に各部品が収納されており、トップカウリング2は、アッパーカウル2aとボトムカウル2bとエアダクトカバー2cにより構成され、アッパーケース3は、その上部がエプロン5によって覆われていて、ロアーケース4に対してプロペラ6が装着され、取付部材7を介して、船体8の後尾板に対して上下および左右回動可能に取り付けられるものである。
【0013】
図2〜図5は、船外機1のハウジング内部における各部品の設置状態を示すもので、図2は、右舷側から見た船外機1の内部を示し、図3は、そのトップカウリング2の部分を示し、図4は、そのアッパーケース4の部分を示し、図5は、上方から見たトップカウリング2内を示すものである。
【0014】
船外機1には、縦方向に各気筒が配列された4サイクル4気筒のL型エンジン10が、ボトムカウル2bとアッパーケース3の間に設置されたエキゾーストガイド11の上面に固定され、上面側がカバー部材12で覆われた状態で、上部のトップカウリング2内に収納されている。
【0015】
エンジン10は、図3または図5に示すように、その本体部分が、ヘッドカバー13と、シリンダヘッド14と、シリンダボディとクランク室の一部を構成するシリンダブロック15と、クランクケース16を船体の前後方向に沿って一体的に連結することにより構成されていて、クランクケース16の側が前部となり、ヘッドカバー13の側が後部となるように配置されている。
【0016】
シリンダヘッド14には、各気筒の吸・排気バルブ17,18が装着され、各バルブ17,18を駆動するためのカム軸20,21が、それぞれ回転軸線方向が上下方向となるように、ヘッドカバー13に覆われたカムキャップ22とシリンダヘッド14の軸受部分により軸支されていて、各カム軸20,21の上端部には、それぞれカムプーリー23,24が固定されている。
【0017】
シリンダブロック15の前部とクランクケース16によって画成されているクランク室25には、回転軸線方向が上下方向となるようにクランク軸26が軸支されており、このクランク軸26に対して、その上端部にフライホイール27が固定され、フライホイール27の下方にタイミングプーリー30が固定されていて、タイミングプーリー30と各カムプーリー23,24とに渡って、クランク軸26の回転を吸・排気バルブ17,18のカム軸20,21に伝動させるためのタイミングベルト28が掛け渡されている。
【0018】
なお、タイミングベルト28に対しては、その弛みを防ぐためのテンショナー29が配置されており、テンショナー29は、ガスを封入したガスシリンダー(図示せず)によって、常にタイミングベルト28を内側に押圧する方向に付勢されている。
【0019】
エンジン10の前方左側には、クランクケース16の前面に一体的に連結された状態で、吸気経路の空気導入部となるサージタンク31が設置されており、サージタンク31から延びる吸気通路32は、スロットル部33を介して、シリンダヘッド14の左側部分に上下方向で間隔をおいて形成された各気筒の吸気ポート34にそれぞれ接続されている。
【0020】
シリンダヘッド14の右側部分には、各気筒の燃焼室に接続する各排気ポート35が上下方向で間隔をおいて形成されており、各排気ポート35に対して、それらを一本に集合させてエンジン本体の下方に排気ガスを排出するための排気通路36が、シリンダ37の右側でシリンダブロック15に一体的に形成されていて、シリンダブロック15内で上下方向に延びる排気通路36は、その下端がエキゾーストガイド11の排気通路11aに接続されている。
【0021】
なお、上記のエンジン10には、エンジン本体内に設けられたオイル通路に対して、エキゾーストガイド11の下方に配置されたオイルパンから潤滑オイルを吸い上げるためのオイルポンプ38が、クランク軸26の下端近傍に設けられており、エンジン本体内に設けられた冷却水による冷却経路に対して、シリンダおよび燃焼室周りの温度に応じて冷却水の排出量を制御するためのサーモスタットバルブ41と、冷却経路内の水圧が所定以上とならないように該冷却経路から冷却水を逃がすためのプレッシャーバルブ42がそれぞれ設けられている。
【0022】
また、エンジン10に対して、船体8内に設置された燃料タンク(図示せず)からエンジン10に燃料を送給するための燃料ポンプ43が、その吸気側に配置されており、エンジン本体の冷却経路から冷却水の一部を取り出してトップカウリング2の放水口45からパイロット水として放水するためのパイロット水送水管44が、その排気側に接続されている。
【0023】
トップカウリング2の下方に位置するアッパーケース3には、図4に示すように、エンジン10から戻される冷却水を一時的に受け止める水溜め部50が画成されており、該水溜め部50と隔離された状態で、エンジン10のクランク軸26に上端を連結させたドライブ軸51が、その下端部がロアーケース4内に延びるように、上下方向に貫通されている。
【0024】
アッパーケース3内を通るドライブ軸51のロアーケース4近傍には、ドライブ軸51の回転に連動して駆動されるウォーターポンプ52が設置されており、該ウォーターポンプ52には、図示していないが、下方に向かって、ロアーケース4内の吸水口に延びる冷却水吸入管が接続され、上方に向かって、アッパーケース3内を通ってエンジン10に延びる冷却水送給管53が接続されている。
【0025】
一方、アッパーケース3の水溜め部50には、エキゾーストガイド11の下面に密着して、その上面開放部がエキゾーストガイド11の下面によって閉鎖されるように、有底のオイルパン54が設置されており、該オイルパン54には、その底部の中央付近からオイルパン54内の空間部を上下に貫通する筒状の排気管挿通部54aが一体的に立設されている。
【0026】
また、水溜め部50のオイルパン54下方には、その上面開放部が排気管挿通部54aを含むオイルパン54の下面により覆われるように、底壁に排気ガス排出口55aを設けたマフラー(排気ガス膨張室)55が設置されており、該マフラー55の内部空間は、排気ガス排出口55aを介して、ロアーケース4内に画成された排気通路(図示せず)に連通されている。
【0027】
オイルパン54の排気管挿通部54aには、エキゾーストガイド11の排気通路11aに接続される排気管56が取り付けられており、排気管56の下端は、オイルパン54より下方に突出してマフラー55内に開口されていて、該マフラー55の内部空間は、排気管56とエキゾーストガイド11の排気通路11aを介して、エンジン10の排気通路36と連通されている。
【0028】
オイルパン54の内部には、オイルパン54内に溜まったオイルを吸入してエンジン10のオイルポンプ38に送り込むためのサクションパイプ57が、エキゾーストガイド11の下面から下方に突設されている。
【0029】
オイルパン54の周壁には、オイルパン54を取り囲む水溜め部50の水をオーバーフローさせるための導水管58が一体的に形成されており、水溜め部50の側に入水口が開口された導水管58の水通路は、マフラー55の周壁上端外側に一体的に形成された水通過部55bを介して、アッパーケース3の水落下口3aに連通されている。
【0030】
アッパーケース3には、水落下口3aからロアーケース4に続く排水通路59が下方に画成されていると共に、さらに、マフラー55に連通するアイドル膨張室60が上方に画成されていて、アイドル膨張室60には、機外に通じる排気孔61と排水孔62が開口されている。
【0031】
アッパーケース3の下方に位置するロアーケース4には、図示していないが、アッパーケース3を貫通したドライブ軸51の下端部が軸支されており、該ドライブ軸51の下端部は、シフト変換ギア部を介して、ロアーケース4に装着されたプロペラ6の回転軸と連結されている。
【0032】
また、図示していないが、ロアーケース4には、ウォーターポンプ52により吸い上げられる冷却水の吸水口が設けられていると共に、アッパーケース3のマフラー55を経て送られてきた排気ガスをプロペラ6の回転に伴って水中に排出するための排気通路が画成され、アッパーケース3から落下された冷却水を機外に排出するための冷却水排出部が画成されている。
【0033】
上記のように各部材が配置されている船外機1の排気経路について、エンジン10の本体に形成された排気通路36から下方に排出された排気ガスは、エキゾーストガイド11の排気通路11aと排気管56を経て、マフラー55内に送り込まれ、アイドル膨張室60から排気孔61を通って大気中に放出されると共に、プロペラ6が回転している走行時には、大部分の排気ガスは、マフラー55の排気ガス排出口55aからロアーケース4内の排気通路を通って、プロペラ6の回転に連れて水中に排出される。
【0034】
また、船外機1の冷却経路について、ウォーターポンプ52によりロアケース4の吸水口から吸い上げられた冷却水は、冷却水送給管53によりアッパーケース3内を冷却しながら、エキゾーストガイド11を介してエンジン10に送給され、エンジン10内の冷却水圧力が所定以上とならないように、プレッシャーバルブ42を通して余分の冷却水がアッパーケース3に戻される状態で、エンジン10を冷却してから、サーモスタットバルブ41を経てアッパーケース3に戻され、更にオイルパン54やマフラー55の周りを冷却してから、ロアーケース4内に落下して冷却水排出部から機外に排出される。
【0035】
ところで、上記のような船外機1において、シリンダブロック15に排気通路36が一体的に形成されているエンジン10には、ウォーターポンプ52により冷却水送給管53を通して送給される冷却水によって、エンジン本体のシリンダおよび燃焼室周りと排気通路周りのそれぞれを冷却するために、図6に示すように、シリンダヘッド14に対して、燃焼室周りの冷却水路(ウォータージャケット)73と排気通路(排気ポート29)周りの冷却水路72(ウォータージャケット)がそれぞれ設けられていると共に、シリンダブロック15に対して、シリンダ37周りの冷却水路(ウォータージャケット)74と排気通路36周りの冷却水路(ウォータージャケット)71がそれぞれ設けられている。
【0036】
なお、シリンダブロック15には、各冷却水路71,74の他に、排気通路36からの排気熱をシリンダ37の側に伝達させないための断熱空間部76が形成され、また、サーモスタットバルブ41を通って冷却経路から排出された冷却水をアッパーケース3内に戻すための冷却水戻し通路77が形成されている。
【0037】
各冷却水路71,72,73,74は、図7に示すように、各気筒が縦方向に配列されている関係上、何れも、上下方向の冷却水路となっていて、冷却水送給管53からエキゾーストガイド11を経て送給された冷却水を、各冷却水路71,72,73,74を通して、エンジン本体(シリンダブロック15)の上部から排出できるように、各冷却水路71,72,73,74が一つの冷却経路を形成するように連通されている。
【0038】
図8は、上記のような各冷却水路71,72,73,74により構成される本実施形態のエンジン冷却構造を示すもので、各冷却水路71,72,73,74によって形成されるエンジン本体の冷却経路において、ウォーターポンプ52により冷却水送給管53とエキゾーストガイド11を介して送給された冷却水は、まず、シリンダブロック15の側で、排気通路周りの冷却水路71に下方から取り入れられる。
【0039】
そして、シリンダヘッド14の排気通路周り冷却水路72からシリンダブロック15の排気通路周り冷却水路71を上下方向に循環してから、ついで、シリンダヘッド14の燃焼室周り冷却水路73およびシリンダブロック15のシリンダ周り冷却水路74をそれぞれ下方から上方に通過して、シリンダブロック15のシリンダ周り冷却水路74の上方から冷却経路の外に排出される。
【0040】
すなわち、本実施形態のエンジン冷却構造においては、排気通路周りの冷却水路71,72とシリンダおよび燃焼室周りの冷却水路73,74とが直列的に接続されるように、エンジン本体の冷却経路が形成されている。
【0041】
さらに、上記のような本実施形態の冷却経路には、シリンダおよび燃焼室周りの温度に応じて冷却水を排出量を制御するためのサーモスタットバルブ41が、エンジン本体の上方で、冷却経路の冷却水排出部に設置されていると共に、冷却経路内の水圧が所定以上に上がったときに該冷却経路から冷却水を逃がすためのプレッシャーバルブ42が、排気通路周りの冷却水路71,72の下流末端部付近に設置されている。
【0042】
なお、サーモスタットバルブ41から排出された冷却水は、エンジン本体の冷却水戻し通路77からエキゾーストガイド11を通ってアッパーケース3内に戻され、プレッシャーバルブ42から逃がされた冷却水は、冷却水戻し管78からエキゾーストガイド11を通ってアッパーケース3内に戻されることとなる。
【0043】
上記のように冷却水による冷却経路が形成されている本実施形態の船外機用エンジン10の冷却構造によれば、図11に示すように冷却経路が形成されている従来のエンジン冷却構造と比べて、燃焼室およびシリンダ周りの冷却水路73,74に、排気通路周りの冷却水路71,72を同じ経路で通ってきた冷却水のみが送られてくるため、場所によってシリンダ37の周りの冷却水温にバラツキが生じるというようなことがなく、シリンダ37の周囲の温度が均一なものとなって、エンジン運転中のシリンダ37の変形を抑えることができ、ピストン摺動時の焼き付きやブローバイガスの増加を防止することができ、オイルの消費量も抑えることができる。
【0044】
また、エンジン10の本体内に取り入れた冷却水の全てを、分流させることなく、まず、排気通路周りの冷却水路71,72に循環させるため、高温となる排気通路35,36の冷却効率を高めることができると共に、排気通路周りを通って充分に加熱された冷却水が、燃焼室およびシリンダ周りの冷却水路73,74に供給されるため、低速運転時の燃焼安定性を向上させることができる。
【0045】
さらに、図11に示すような従来のエンジン冷却構造では、冷却水を戻すためのプレッシャーバルブ42が、冷却経路の入口付近に配置されているが、本実施形態では、プレッシャーバルブ42が、排気通路周りの冷却水路71,72の下流末端部付近に設置されているため、サーモスタットバルブ41が閉じられているときでも、排気通路周りの冷却水路71,72には冷却水を循環させることができて、高温となる排気通路35,36の冷却を確実に行うことができる。
【0046】
以上、本発明の船外機用エンジンの冷却構造の一実施形態について説明したが、本発明は、上記のような実施形態にのみ限定されるものではなく、例えば、その冷却経路については、図9や図10に示すように、適宜設計変更可能なものであることはいうまでもない。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したような本発明の船外機用エンジンの冷却構造によれば、同じ経路で排気通路周りを通った均一な温度の冷却水が、シリンダおよび燃焼室周りの冷却水路にその下方から供給されるため、上下気筒間の温度差を小さくすることができ、各気筒におけるシリンダ周辺の温度分布を均一化することができると共に、排気通路周りの冷却を最大限に行うことができて、排気通路周りの熱を効率よく吸収することができる。
その結果、エンジン運転中のシリンダの変形を少なくすることができて、焼き付き性の改善やブローバイガスの低減を図ることができ、オイル消費量の増加も抑制することができると共に、低速運転時の燃焼安定性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却構造を適用したエンジンが搭載される船外機の概略を示す右舷側から見た側面図。
【図2】図1に示した船外機の内部構造を示す側方から見た一部断面説明図。
【図3】図2の示した船外機内部構造のトップカウリング部分を示す側方から見た一部断面説明図。
【図4】図2の示した船外機内部構造のアッパーケース部分を示す側方から見た断面説明図。
【図5】図2の示した船外機内部構造のトップカウリング部分を示す上方から見た断面説明図。
【図6】図5に示したエンジンの上方から見た一部拡大断面図。
【図7】図6の矢印A方向から見たシリンダブロックの後面図。
【図8】本発明の船外機用エンジンの冷却構造についての一実施形態を示す冷却経路のブロック説明図。
【図9】本発明の船外機用エンジンの冷却構造についての他の実施形態を示す冷却経路のブロック説明図。
【図10】本発明の船外機用エンジンの冷却構造についての更に他の実施形態を示す冷却経路のブロック説明図。
【図11】船外機用エンジンの冷却構造についての従来例を示す冷却経路のブロック説明図。
【符号の説明】
1 船外機
10 エンジン
14 シリンダヘッド
15 シリンダブロック
35 (シリンダヘッドの)排気通路
36 (シリンダブロックの)排気通路
37 シリンダ
41 サーモスタットバルブ
42 プレッシャーバルブ
71 (シリンダブロックの)排気通路周りの冷却水路
72 (シリンダヘッドの)排気通路周りの冷却水路
73 (シリンダヘッドの)燃焼室周りの冷却水路
74 (シリンダブロックの)シリンダ周りの冷却水路
Claims (3)
- 縦方向に各気筒が配列されたエンジン本体のシリンダヘッドとシリンダブロックに対して、各気筒の燃焼室から排出される排気ガスを集合させてエンジン本体の下方に排出するための排気通路が一体的に形成されており、該エンジン本体の冷却経路として、シリンダおよび燃焼室周りと排気通路周りにそれぞれ上下方向の冷却水路が形成されている船外機用エンジンにおいて、下方からエンジン本体内に送給された冷却水が、シリンダヘッドとシリンダブロックの両方にそれぞれ形成された排気通路周りの冷却水路で、シリンダヘッド側とシリンダブロック側の何れか一つに導入されて両方を通過してから何れか一つから排出されるように、排気通路周りの冷却水路のシリンダヘッド側とシリンダブロック側とが直列的に接続されていると共に、排気通路周りの冷却水路を通過して排出された冷却水が、シリンダヘッドに形成された燃焼室周りの冷却水路と、シリンダブロックに形成されたシリンダ周りの冷却水路とにそれぞれ送られるように、冷却水を排出する側の排気通路周りの冷却水路が、シリンダヘッドの燃焼室周りの冷却水路と、シリンダブロックのシリンダ周りの冷却水路とに、それぞれ直列的に接続されていることを特徴とする船外機用エンジンの冷却構造。
- シリンダ周りの冷却水路と燃焼室周りの冷却水路とをそれぞれ下から上に通過してから、エンジン本体の上部から冷却水が冷却経路外に排出されていることを特徴とする請求項1に記載の船外機用エンジンの冷却構造。
- シリンダおよび燃焼室周りの温度に応じて冷却水の排出量を制御するためのサーモスタットバルブが、冷却経路の冷却水排出部近傍に設置されていると共に、エンジン本体の冷却経路内の水圧が所定以上とならないように冷却水を逃がすためのプレッシャーバルブが、シリンダヘッド側とシリンダブロック側とが直列的に接続された排気通路周りの冷却水路の下流末端部近傍に設置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の船外機用エンジンの冷却構造。
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