JP3681074B2

JP3681074B2 - Writing instrument cap

Info

Publication number: JP3681074B2
Application number: JP04480995A
Authority: JP
Inventors: 裕史大塚
Original assignee: Mitsubishi Pencil Co Ltd
Current assignee: Mitsubishi Pencil Co Ltd
Priority date: 1995-02-09
Filing date: 1995-02-09
Publication date: 2005-08-10
Anticipated expiration: 2020-08-10
Also published as: JPH08216589A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、軸筒の先端に取り付けられたペン芯を保護すると共に、保存中におけるペン芯からの筆記用インクの蒸発を防止させるための筆記具用キャップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
一般に水性または油性の筆記用インクを用いる筆記具には、ペン芯を保護すると共に、保存中におけるペン芯からの筆記用インクの蒸発を防止させるために、有底筒状のキャップが被せられるようになされている。
【０００３】
従来のこの種の筆記具用キャップにおいては、例えば図３に示すような構成のものが提供されている。
図３にその主要部を断面図で示したように、キャップ１０１は全体を合成樹脂により有底筒状に成形されており、その開口部１０２近傍の内周面には間欠的に突起部１０３が環状に施されている。
【０００４】
また突起部１０３が配置された位置よりも若干奥側の位置には、断面円弧状の環状の縮径部１０４が形成されている。
そしてキャップ１０１の底部１０５の周側面には、キャップ１０１と一体に立上がり部が形成され、この立上がり部に延出されてクリップ１０６が形成されている。
【０００５】
この図３に示す構成のキャップ１０１は、開口部１０２近傍の内周面に間欠的に設けられた突起部１０３が、図示せぬ筆記具本体の例えば溝状の係合部に係合し、筆記具本体に対してキャップ１０１が取り付けられるようになされる。
【０００６】
そして筆記具本体に対してキャップ１０１が取り付けられた状態において、前記縮径部１０４が筆記具本体の例えば口金部分と当接されてペン芯部分を密封する。即ち、前記縮径部１０４がペン芯からの筆記用インクの蒸発を防止させるためのシール部としての作用をなすように構成されている。
【０００７】
一方、図４に示すものは従来の筆記具用キャップの他の例を示すものであり、図３に示す構成に対して、キャップ１０１における底部１０５の内側部に、さらに同軸状に内筒部１０７が一体に形成されている。
この図４に示す例においては、筆記具本体に対してキャップ１０１が取り付けられた状態において、前記内筒部１０７の端部１０７ａが筆記具本体の例えば口金部分に当接し、内筒部１０７がペン芯部分を囲む密封空間を形成できるようになされている。
【０００８】
従って、図４に示す構成によると、図３に示す場合に比べて、筆記具の口金部分を囲む密封空間をより少なくすることができ、よってキャップ内部の結露面積が小さくできるため、保存中における筆記用インクの蒸発の防止効果を高めることができる。
これにより図４に示す構造のキャップは、図３に示したようなシール部としての作用をなす縮径部１０４は省略されている。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記した従来の筆記具用キャップにおいては、筆記具本体に対して着脱させる場合において、軸方向の着脱動作と共に回転方向の動作が伴うことがある。
また時には、キャップを筆記具本体に取り付けた状態で、筆記具本体に対してキャップを無意識に回転させる等の行動もしばしば見かけられる。
このために、図３に示す従来の筆記具用キャップ１０１においては、シール部としての作用をなす縮径部１０４と筆記具本体との間で回転による摩擦が発生し、この結果、縮径部１０４の部分が磨耗し、シール効果を極端に低下させるという技術的課題が発生する。
さらに磨耗により発生した微粉末が筆記具本体に付着して、外観上見苦しくなる等の課題も発生する。
【００１０】
また図４に示す従来の筆記具用キャップにおいても、シール部としての作用をなす内筒部１０７の端部１０７ａと、筆記具本体の例えば口金部分との間で回転摩擦が発生し、前述したのと同様の課題が発生する。
【００１１】
本発明は、このような従来のものの技術的課題に着目してなされたものであり、筆記具本体とキャップとの間で回転力が作用したとしても、シール効果を低下させることなく、また磨耗により微粉末が発生することのない筆記具用キャップを提供するすることを目的とするものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために成された本発明の筆記具用キャップは、有底筒状に成されたキャップ本体と、このキャップ本体内に収納された有底筒状のインナーキャップより構成し、前記インナーキャップは、前記キャップ本体に対して軸線を中心として回転可能に取り付けられていることを特徴とする。
【００１３】
そして、特に、前記キャップ本体の内周面の一部には、内周面に沿って円環状の突起部が形成され、前記インナーキャップは、開口部に形成されたテーパ部を基点として、底部方向に一体に延出されて形成された外筒体と、前記テーパ部を基点として、前記外筒体の内側に形成された有底筒状の内筒体とを有し、かつ、前記外筒体の外周面には、前記キャップ本体の内周面に形成された突起部に回転可能に係合する円環状の溝部が形成されていることを特徴とする。
【００１４】
さらに、前記有底筒状に成されたキャップ本体は合成樹脂により成形され、また前記インナーキャップは前記キャップ本体よりも軟質な合成樹脂により成形されていることが望ましい。
【００１５】
【作用】
前記した構成の筆記具用キャップにおいては、インナーキャップがキャップ本体に対して軸線を中心として回転可能に取り付けられているので、筆記具本体とキャップ本体との間で相対的な回転力が作用しても、シール部材として作用するインナーキャップは筆記具本体側に密着し、両者間での回転による摩擦が発生することはない。
【００１６】
またキャップ本体とインナーキャップとは、円環状の突起部および円環状の溝部の組み合わせにより、相対的に回転可能に成されているので、構成が簡単であり、キャップ本体に対してインナーキャップを取り付ける場合の作業も容易に成し得られる。
さらにインナーキャップはキャップ本体よりも軟質な合成樹脂により成形されているので、インナーキャップの可撓性により、筆記具のペン芯部分を確実に密封状態に保持することが可能となる。
【００１７】
【実施例】
以下、本発明に係る筆記具用キャップを図１および図２に示す２つの実施例に基づいて説明する。
まず図１は、その第１の実施例の主要部を断面図で示したものである。
前記した従来のものと同様に、キャップ本体１は全体を合成樹脂により有底筒状に形成されており、その開口部２近傍の内周面には間欠的に突起部３が環状に並ぶように施されている。
【００１８】
またキャップ本体１の底部４側の周側面には、キャップ１と一体に立上がり部が形成され、この立上がり部に延出されてクリップ５が形成されている。
そしてキャップ本体１の内側面のやや底部４寄りの位置には、内周面に沿って円環状の突起部６が形成されている。
【００１９】
前記のように構成されたキャップ本体１の内側面には、その開口部２より有底筒状のインナーキャップ７が挿入されている。
このインナーキャップ７は、前記キャップ本体１を成形した合成樹脂の材質に比較して軟質の合成樹脂である例えばポリプロピレンにより成形されている。
【００２０】
そしてその中央胴部８より外筒体９が底部方向に一体に延出されており、外筒体９の外周面には、前記キャップ本体１の内周面に施された突起部６に回転可能に係合する円環状の溝部１０が形成されている。また前記中央胴部８より前記外筒体９の内側には有底筒状の内筒体１２が形成されている。
【００２１】
またインナーキャップ７の開口部には開口方向に広がるテーパ部１１が形成され、その開口端縁がキャップ本体１の内側面に僅かなクリアランスを持って接するようになされている。
従って前記インナーキャップ７は、キャップ本体１に対して軸線Ｃを中心として回転可能になるように取り付けられている。
【００２２】
前記のようになされた筆記具用キャップは、筆記具本体（図示せず）に対して取り付けた場合、インナーキャップ７の開口部に形成されたテーパ部１１が、筆記具本体の例えば口金部分と当接されてペン芯部分を密封し、テーパ部１１がペン芯からの筆記用インクの蒸発を防止させるためのシール部としての作用をする。
【００２３】
そして、インナーキャップ７がキャップ本体１に対して軸線Ｃを中心として回転可能になされているので、筆記具本体とキャップ本体１との間で相対的な回転作用が生じたとしても、インナーキャップ７は筆記具本体側に密着し、両者間での回転による摩擦が発生することはない。
【００２４】
図２は、この発明の第２の実施例をその主要部を断面図で示したものである。尚、この図２において、図１と同一符号で示す部分は、それぞれ相当部分を示しており、従ってその詳細な説明は省略する。
【００２５】
図２に示す例においては、キャップ本体１の内側面に成形された円環状の突起部６は、図１に示す実施例に比較して若干キャップ本体１の開口部２寄りに形成されている。
そして、インナーキャップ７は開口部に形成されたテーパ部１１を基点として、外筒体９が底部方向に一体に延出されて形成され、外筒体９の開口部寄りの外周面には、前記キャップ本体１の内周面に施された突起部６に回転可能に係合する円環状の溝部１０が形成されている。
またテーパ部１１を基点として、前記外筒体９の内側には有底筒状の内筒体１２が形成され、前記内筒体１２の内周面に沿って、円環状の突起部１３が形成されている。
【００２６】
この図２に示した例においては、インナーキャップ７における内筒体１２の円環状の突起部１３が、筆記具本体の例えば口金部分に当接してペン芯部分を密封し、前記突起部１３がペン芯からの筆記用インクの蒸発を防止させるためのシール部としての作用をする。
【００２７】
そして、インナーキャップ７がキャップ本体１に対して軸線Ｃを中心として回転可能になされているので、筆記具本体とキャップ本体１との間で相対的な回転作用が生じたとしても、インナーキャップ７は筆記具本体側に密着し、両者間での回転による摩擦が発生することはない。
【００２８】
なお、前記図１および図２に示したいずれの実施例においても、キャップ本体１の開口部２より、インナーキャップ７を挿入し、インナーキャップ７のテーパ部１１に当接する治具等でインナーキャップ７を押し込むことで、図に示したようにキャップ本体１内にインナーキャップ７を収納させることができる。
【００２９】
すなわち、比較的軟質の樹脂材料で成形されたインナーキャップ７は、その外筒体９が多少変形して、キャップ本体１の開口部近傍に設けられた突起部３およびそれより内側部に設けられた円環状の突起部６を乗り越えることができる。
【００３０】
そして、キャップ本体１の内周面に施された円環状の突起部６に、インナーキャップ７の外筒体９に形成された環状の溝部１０が入り込んだ状態で、外筒体９の先端部がキャップ本体１の内側面に設けられた段部１ａに当接してインナーキャップ７の挿入が停止される。
【００３１】
このようにしてキャップ本体１内に挿入されたインナーキャップ７は、前記突起部６と溝部１０とで相対的に回転可能に保持されているので、筆記具本体よりキャップを引き抜いたとしても、それに引かれてインナーキャップがキャップ本体より脱落することはない。
【００３２】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項１に記載の筆記具用キャップによれば、インナーキャップがキャップ本体に対して軸線を中心として回転可能に取り付けられているので、筆記具本体とキャップ本体との間で相対的な回転作用が生じたとしても、シール部材として作用するインナーキャップは筆記具本体側に密着し、両者間での回転による摩擦が発生することはない。
【００３３】
従って、従来のもののようにキャップ本体と筆記具本体との間で、回転による摩擦が発生した場合、シール効果を極端に低下させるという課題の発生を除去することができ、さらに磨耗により発生した微粉末が筆記具本体に付着して、外観上見苦しくなる等の課題の発生も除去することができる。
【００３４】
また請求項１に記載の筆記具用キャップによれば、キャップ本体とインナーキャップとは、円環状の突起部および円環状の溝部の組み合わせにより、相対的に回転可能に成されているので、構成が簡単であり、キャップ本体に対してインナーキャップを取り付ける場合の作業も容易に行うことができ、キャップより筆記具本体を引き抜いたとしても、それに引かれてインナーキャップがキャップ本体より脱落する等の問題も発生しない。
【００３５】
さらに請求項２に記載の筆記具用キャップによれば、インナーキャップはキャップ本体よりも軟質な合成樹脂により形成されているので、インナーキャップの可撓性により、筆記具のペン芯部分を確実に密封状態に保持することが可能となり、インナーキャップによりペン芯を囲む密封空間が形成できるので、キャップ内部の結露面積が小さくでき、保存中における筆記用インクの蒸発の防止効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の筆記具用キャップの第１の実施例の構成を示した部分破断断面図である。
【図２】本発明の筆記具用キャップの第２の実施例の構成を示した部分破断断面図である。
【図３】従来の筆記具用キャップの第１の例を示した部分破断断面図である。
【図４】従来の筆記具用キャップの第２の例を示した部分破断断面図である。
【符号の説明】
１キャップ本体
２開口部
３突起部
４底部
５クリップ部
６突起部
７インナーキャップ
８中央胴部
９外筒体
１０溝部
１１テーパ部
１２内筒体
Ｃ軸線[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a writing instrument cap for protecting a pen core attached to the tip of a shaft cylinder and preventing evaporation of writing ink from the pen core during storage.
[0002]
[Prior art]
In general, writing instruments using water-based or oil-based writing inks are covered with a bottomed cylindrical cap to protect the pen core and prevent evaporation of the writing ink from the pen core during storage. Has been made.
[0003]
In this type of conventional writing instrument cap, for example, a configuration as shown in FIG. 3 is provided.
As shown in the sectional view of the main part in FIG. 3, the cap 101 is entirely formed of a synthetic resin into a bottomed cylindrical shape, and the protrusion 103 is intermittently formed on the inner peripheral surface in the vicinity of the opening 102. Is given in an annular shape.
[0004]
Further, an annular reduced diameter portion 104 having an arcuate cross section is formed at a position slightly behind the position where the protrusion 103 is disposed.
A rising portion is formed integrally with the cap 101 on the peripheral side surface of the bottom portion 105 of the cap 101, and a clip 106 is formed extending to the rising portion.
[0005]
In the cap 101 having the configuration shown in FIG. 3, the protrusion 103 provided intermittently on the inner peripheral surface in the vicinity of the opening 102 engages with, for example, a groove-like engagement portion of the writing instrument main body (not shown). A cap 101 is attached to the main body.
[0006]
Then, in a state where the cap 101 is attached to the writing instrument body, the reduced diameter portion 104 comes into contact with, for example, a base part of the writing instrument body to seal the pen core part. That is, the reduced diameter portion 104 is configured to function as a seal portion for preventing evaporation of writing ink from the pen core.
[0007]
On the other hand, FIG. 4 shows another example of a conventional writing instrument cap. Compared to the configuration shown in FIG. 3, the inner cylinder portion 107 is coaxial with the inner portion of the bottom portion 105 of the cap 101. Are integrally formed.
In the example shown in FIG. 4, in a state where the cap 101 is attached to the writing instrument body, the end 107a of the inner cylinder part 107 abuts on, for example, a base part of the writing instrument body, and the inner cylinder part 107 is a pen core. A sealed space surrounding the part can be formed.
[0008]
Therefore, according to the configuration shown in FIG. 4, compared with the case shown in FIG. 3, the sealed space surrounding the mouthpiece portion of the writing instrument can be reduced, and thus the condensation area inside the cap can be reduced. The effect of preventing the ink from evaporating can be enhanced.
Thus, the cap having the structure shown in FIG. 4 omits the reduced diameter portion 104 that functions as a seal portion as shown in FIG.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-mentioned conventional writing instrument cap, when it is attached to and detached from the writing instrument main body, an operation in the rotational direction may be accompanied with an attaching / detaching operation in the axial direction.
In addition, sometimes the behavior such as unconsciously rotating the cap with respect to the writing instrument body with the cap attached to the writing instrument body is often seen.
For this reason, in the conventional writing instrument cap 101 shown in FIG. 3, friction due to rotation occurs between the reduced diameter portion 104 serving as a seal portion and the writing instrument body, and as a result, the reduced diameter portion 104 A technical problem arises that the portion is worn and the sealing effect is extremely reduced.
Furthermore, the fine powder produced | generated by wear adheres to a writing instrument main body, and the subject that it becomes unsightly in appearance also generate | occur | produces.
[0010]
Also, in the conventional writing instrument cap shown in FIG. 4, rotational friction occurs between the end 107a of the inner cylinder part 107 serving as a seal part and, for example, the mouthpiece part of the writing instrument body, and as described above. Similar issues arise.
[0011]
The present invention has been made paying attention to the technical problem of such a conventional one, and even if a rotational force acts between the writing instrument main body and the cap, the sealing effect is not reduced, and it is caused by wear. An object of the present invention is to provide a writing instrument cap that does not generate fine powder.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The writing instrument cap of the present invention made to achieve the above object comprises a cap body formed in a bottomed cylindrical shape, and a bottomed cylindrical inner cap housed in the cap body, The inner cap is attached to the cap body so as to be rotatable about an axis.
[0013]
In particular, an annular protrusion is formed along the inner peripheral surface of a part of the inner peripheral surface of the cap body, and the inner cap has a bottom portion with a taper portion formed in the opening as a base point. An outer cylinder formed integrally extending in the direction, and a bottomed cylindrical inner cylinder formed on the inner side of the outer cylinder with the tapered portion as a base point, and the outer cylinder An annular groove is formed on the outer peripheral surface of the cylindrical body so as to be rotatably engaged with a protrusion formed on the inner peripheral surface of the cap body .
[0014]
Furthermore, it is preferable that the cap body formed in the bottomed cylindrical shape is molded from a synthetic resin, and the inner cap is molded from a synthetic resin that is softer than the cap body.
[0015]
[Action]
In the writing instrument cap configured as described above, since the inner cap is attached to the cap body so as to be rotatable about the axis, even if a relative rotational force acts between the writing instrument body and the cap body. The inner cap acting as a seal member is in close contact with the writing instrument main body, and friction due to rotation between the two does not occur.
[0016]
In addition, the cap body and the inner cap are relatively rotatable by a combination of an annular protrusion and an annular groove, so that the configuration is simple and the inner cap is attached to the cap body. The work of the case can also be accomplished easily.
Further, since the inner cap is formed of a synthetic resin that is softer than the cap body, the flexibility of the inner cap makes it possible to reliably hold the pen core portion of the writing instrument in a sealed state.
[0017]
【Example】
Hereinafter, a writing instrument cap according to the present invention will be described based on two embodiments shown in FIGS. 1 and 2.
First, FIG. 1 is a sectional view showing the main part of the first embodiment.
Similar to the conventional one described above, the entire cap body 1 is formed of a synthetic resin in a bottomed cylindrical shape, and the protrusions 3 are arranged in an annular manner intermittently on the inner peripheral surface in the vicinity of the opening 2. It is given to.
[0018]
Further, a rising portion is formed integrally with the cap 1 on the peripheral side surface of the cap body 1 on the bottom portion 4 side, and a clip 5 is formed extending to the rising portion.
An annular protrusion 6 is formed along the inner peripheral surface at a position slightly closer to the bottom 4 on the inner surface of the cap body 1.
[0019]
A bottomed cylindrical inner cap 7 is inserted into the inner side surface of the cap body 1 configured as described above from the opening 2 thereof.
The inner cap 7 is formed of, for example, polypropylene, which is a soft synthetic resin compared to the synthetic resin material from which the cap body 1 is molded.
[0020]
And the outer cylinder 9 is integrally extended from the center trunk | drum 8 in the bottom part direction, and the outer peripheral surface of the outer cylinder 9 rotates to the projection part 6 given to the inner peripheral surface of the said cap main body 1. An annular groove 10 that engages with each other is formed. A bottomed cylindrical inner cylinder 12 is formed on the inner side of the outer cylinder 9 from the central body 8.
[0021]
In addition, a tapered portion 11 that extends in the opening direction is formed in the opening portion of the inner cap 7, and the opening edge thereof is in contact with the inner side surface of the cap body 1 with a slight clearance.
Therefore, the inner cap 7 is attached to the cap body 1 so as to be rotatable about the axis C.
[0022]
When the writing instrument cap made as described above is attached to the writing instrument main body (not shown), the tapered portion 11 formed in the opening of the inner cap 7 is brought into contact with, for example, the base part of the writing instrument main body. Thus, the pen core portion is sealed, and the taper portion 11 acts as a seal portion for preventing evaporation of the writing ink from the pen core.
[0023]
Since the inner cap 7 is rotatable about the axis C with respect to the cap body 1, even if a relative rotational action occurs between the writing instrument body and the cap body 1, the inner cap 7 It adheres closely to the writing instrument body side, and there is no friction caused by rotation between the two.
[0024]
FIG. 2 is a sectional view showing the main part of a second embodiment of the present invention. In FIG. 2, the parts denoted by the same reference numerals as those in FIG. 1 indicate the corresponding parts, and therefore detailed description thereof is omitted.
[0025]
In the example shown in FIG. 2, the annular protrusion 6 formed on the inner surface of the cap body 1 is formed slightly closer to the opening 2 of the cap body 1 than in the embodiment shown in FIG. .
The inner cap 7 is formed by integrally extending the outer cylindrical body 9 in the bottom direction with the tapered portion 11 formed in the opening as a base point, and on the outer peripheral surface near the opening of the outer cylindrical body 9, An annular groove portion 10 that is rotatably engaged with a projection portion 6 formed on the inner peripheral surface of the cap body 1 is formed.
A bottomed cylindrical inner cylinder 12 is formed on the inner side of the outer cylinder 9 with the tapered portion 11 as a starting point, and an annular protrusion 13 is formed along the inner peripheral surface of the inner cylinder 12. Is formed.
[0026]
In the example shown in FIG. 2, the annular protrusion 13 of the inner cylinder 12 in the inner cap 7 abuts on, for example, the base portion of the writing instrument body to seal the pen core portion, and the protrusion 13 is a pen. It acts as a seal for preventing evaporation of writing ink from the core.
[0027]
Since the inner cap 7 is rotatable about the axis C with respect to the cap body 1, even if a relative rotational action occurs between the writing instrument body and the cap body 1, the inner cap 7 It adheres closely to the writing instrument body side, and there is no friction caused by rotation between the two.
[0028]
1 and 2, the inner cap 7 is inserted from the opening 2 of the cap body 1 and the inner cap 7 is contacted with the tapered portion 11 of the inner cap 7 by using a jig or the like. By pushing 7 in, the inner cap 7 can be accommodated in the cap body 1 as shown in the figure.
[0029]
That is, the inner cap 7 formed of a relatively soft resin material is provided in the protruding portion 3 provided in the vicinity of the opening of the cap body 1 and the inner portion thereof, with the outer cylindrical body 9 being slightly deformed. It is possible to get over the annular projection 6.
[0030]
Then, in the state where the annular groove portion 10 formed in the outer cylindrical body 9 of the inner cap 7 is inserted into the annular protrusion 6 provided on the inner peripheral surface of the cap body 1, the distal end portion of the outer cylindrical body 9 Comes into contact with the stepped portion 1a provided on the inner surface of the cap body 1, and the insertion of the inner cap 7 is stopped.
[0031]
Since the inner cap 7 inserted into the cap body 1 in this way is rotatably held by the projection 6 and the groove 10, even if the cap is pulled out from the writing instrument body, it is pulled out to it. The inner cap does not fall off from the cap body.
[0032]
【The invention's effect】
As apparent from the above description, according to the writing instrument cap according to claim 1, since the inner cap is attached to the cap body so as to be rotatable about the axis, the writing tool body and the cap body are separated from each other. Even if a relative rotational action occurs between the inner caps, the inner cap that acts as a seal member is in close contact with the writing instrument main body, and friction due to the rotation between them does not occur.
[0033]
Therefore, when friction due to rotation occurs between the cap body and the writing instrument body as in the conventional case, it is possible to eliminate the problem of extremely reducing the sealing effect, and further, fine powder generated due to wear. It is possible to eliminate the occurrence of problems such as being attached to the writing instrument body and becoming unsightly in appearance.
[0034]
Further, according to the writing instrument cap according to claim 1 , the cap body and the inner cap are configured to be relatively rotatable by a combination of the annular projection and the annular groove. It is easy, and the work when attaching the inner cap to the cap body can be done easily, even if the writing instrument body is pulled out from the cap, there is also a problem such as the inner cap falling off from the cap body Does not occur.
[0035]
Furthermore, according to the writing instrument cap according to claim 2 , since the inner cap is formed of a synthetic resin that is softer than the cap body, the flexibility of the inner cap ensures that the pen core portion of the writing instrument is securely sealed. Since the sealed space surrounding the pen core can be formed by the inner cap, the condensation area inside the cap can be reduced, and the effect of preventing evaporation of the writing ink during storage can be enhanced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially broken sectional view showing a configuration of a first embodiment of a writing instrument cap of the present invention.
FIG. 2 is a partially broken cross-sectional view showing a configuration of a second embodiment of the writing instrument cap of the present invention.
FIG. 3 is a partially broken sectional view showing a first example of a conventional writing instrument cap.
FIG. 4 is a partially broken sectional view showing a second example of a conventional writing instrument cap.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Cap main body 2 Opening part 3 Protrusion part 4 Bottom part 5 Clip part 6 Protrusion part 7 Inner cap 8 Central trunk | drum 9 Outer cylinder 10 Groove part 11 Tapered part 12 Inner cylinder C Axis line

Claims

Consists of a cap body formed in a bottomed cylindrical shape, and a bottomed cylindrical inner cap housed in the cap body,
An annular protrusion is formed along the inner peripheral surface of a part of the inner peripheral surface of the cap body,
The inner cap is formed on the inner side of the outer cylinder with the outer cylinder formed integrally extending in the bottom direction with the taper formed in the opening as a base, and with the taper as the base. And an annular groove that rotatably engages with a protrusion formed on the inner peripheral surface of the cap body on the outer peripheral surface of the outer cylindrical body. Is formed and is attached to the cap body so as to be rotatable about an axis.

2. The cap for a writing instrument according to claim 1, wherein the cap body formed in the bottomed cylindrical shape is formed of a synthetic resin, and the inner cap is formed of a synthetic resin softer than the cap body. .