JP3680944B2 - 光ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクのエラーレートを測定した結果を出力して、モニタ装置に表示させることが可能な光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、映画などのように画像データと音声データとが一体となったソフトが記録されたDVDやCDを再生可能な光ディスク再生装置(DVDプレーヤ)が普及してきている。光ディスク再生装置は、光ディスクに対して光ピックアップからレーザ光を照射し、光ディスクの記録面からの反射光を非接触で読み取って、所定のデータ処理を行って画像や音声を再生する。このように、光ディスク再生装置は、非接触で光ディスクに記録されたデータを再生するので、光ディスクの記録面がほとんど劣化することなく、耐久性に優れていると言われている。
【0003】
しかし、光ディスクは、取り扱い方法や保管方法によって、その寿命が大きく左右される。例えば、光ディスクを高温多湿の場所で保管した場合、光ディスクの素材であるポリカーボネートは、吸湿したり熱で変形したりする。このように、光ディスクは保管方法を誤ると、短期間で再生できなくなってしまうことがある。また、DVDやCDは、DVD−RAMなど一部の光ディスクを除いて大半がカートリッジに入っておらず、データ記録面が剥き出しである。そのため、光ディスクに対する取り扱いが乱暴であると、光ディスクの表面に傷や汚れが付いてしまう。
【0004】
光ディスク再生装置は、光ディスクの表面に付いた傷や汚れがひどいと、記録データを読み取ることができないので、画像や音楽などを再生することができない。しかし、光ディスクは、表面に付いた手垢などの汚れがひどくても、クリーナなどで除去すれば光ディスク再生装置で再生できる。また、光ディスク再生装置は、多少傷が付いたものでも再生可能である。これは、光ディスクには、光ディスクの記録面を布などで拭いて汚れを取った際などに多少の傷や汚れが記録面に付いたとしても、エラー訂正機能によって記録データを補正して、光ディスク再生装置で問題なく画像や音声などの記録データを再生することができるように、データが記録されているからである。すなわち、光ディスクには、データの順番を入れ替えたり(インタリーブ)、記録データにエラー検出コード(EDC)やエラー訂正コード(ECC)を付加したりしてデータが記録されている。したがって、光ディスクは、記録面に多少の傷や汚れが付いていても再生することができるので、その取り扱いにあまり神経質になる必要はない。
【0005】
しかし、光ディスク記録面の汚れの除去(クリーニング)を頻繁に繰り返すと、布などで記録面を拭いた際に傷が増加して、再生できなくなってしまうことがある。そのため、光ディスクは、記録面が多少汚れている程度なら上記のように再生できるので、汚れの除去は行わない方が良い。このように、光ディスクの汚れがどの程度ならクリーニングを行うべきかの明確な基準は、従来存在しなかった。
【0006】
このような問題に対して、特開平6−162687号公報には、エラー訂正状態モニタ信号を内部クロックに同期して出力するエラー訂正回路を含むCD用信号処理回路に関する技術が開示されている。このCD用信号処理回路は、エラー訂正状態モニタ信号を内部クロックに同期してホールド回路に取り込んで一時的にホールドし、これを外部から供給される読み出しクロックに同期して出力するようにしている。そのため、CD用信号処理回路が出力したエラー訂正状態モニタ信号はマイコンで読み取ることができるので、マイコンでエラーレートの算出ができる。したがって、例えば算出したエラーレートが設定値以上の場合に、CDプレーヤのディスプレイなどに光ディスクのクリーニングの指示メッセージを表示させることが可能となり、ユーザは容易に光ディスク(CD)のクリーニング時期を把握できる。また、CD用信号処理回路を内蔵した光ディスク再生装置では、上記の機能を、セット・アッセンブリの最終工程におけるセットの最終チェック、すなわち最終プレイアビリティ評価に利用できる。つまり、光ディスク再生装置に何らかの異常があったなら、エラーレートとして異常な値を示すことになるので、正常なテストディスクを再生したときに算出したエラーレートを利用して、最終プレイアビリティ評価の自己判断を実現できる。
【0007】
また、特開2001−297516公報には、ディスク(例えばDVD)から読み取ったデータに含まれる各種ディスク情報信号処理手段から取得して、このディスク情報に基づいてディスクの状態を表示する表示手段を備えたディスク再生装置に関する技術が開示されている。このディスク再生装置によれば、ディスクを装置に装填し、再生を開始すると、任意のタイミング又は使用者による操作によって、ディスクの状態が表示手段に表示されるので、使用者は、そのディスクの状態がどのようになっているのかを正確に知ることができる。したがって、ユーザは、ディスクに傷や汚れを付けないように対応することができる。また、このディスク再生装置は、特開平6−162687号公報のCD用信号処理回路と同様に、上記機能により最終プレイアビリティ評価を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
画像データと音声データとが一体となったソフトが記録されたDVDやCDを光ディスク再生装置で再生した場合に、光ディスクの記録データの読み取りや補正がうまくいかなかったために、再生中の画像にちらつきが発生したり、音飛びが発生したりすることがある。このような不具合が発生する原因としては、光ディスクに付いた傷や汚れの影響、光ディスク自身の劣化、及び光ディスク再生装置の不具合などが挙げられる。上記のように、光ディスクの再生中に不具合が発生した場合、光ディスクの再生中に再生データの状態、すなわちエラーレートなどがリアルタイムで確認できると、その光ディスクの再生を停止して記録面を確認することで、不具合の原因が傷や汚れによるものか、光ディスクの劣化によるものか、又は光ディスク再生装置の不具合によるものか、を把握できる。また、光ディスク再生装置がこのような機能を備えていると、最終プレイアビリティ評価を詳細に行うことができ、光ディスク再生装置の品質を向上させることができる。
【0009】
しかしながら、従来、そのような機能を備えた光ディスク再生装置は存在しなかった。例えば、前記の特開平6−162687号公報のCD用信号処理回路は、マイコンでエラーレートの算出ができるが、CDに記録されたオーディオデータに対してエラー訂正を行う回路であるため、画像データと音声データとが一体的に記録されたDVDを再生可能な光ディスク再生装置には適用できない。
【0010】
また、特開2001−297516公報の光ディスク再生装置は、データのエラーレートとしては最大値のみを表示し、ディスクが再生可能であるかどうか、また、限界値までどれぐらいの余裕度があるかを表示するのみであり、リアルタイムでエラーレートを確認することはできない。
【0011】
そこで、本発明は、画像データや音声データが一体的に記録された光ディスクの再生中に、アドレスブロック毎のエラーレート測定値を明示できる光ディスク再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の光ディスク再生装置は上記の課題を解決するために以下の構成を備えている。すなわち、ピックアップによって読み取った光ディスクのデータをデコードする信号処理手段と、デコードしたデータの状態情報を検出する状態検出手段と、デコードしたデータをモニタ装置で再生可能なデータ信号に変換して出力するデータ変換手段と、を備えたディスク再生装置において、上記データの状態情報と、上記データの状態情報を検出したデータの記録位置情報と、に基づいて文字データを生成する文字データ生成手段と、デコードしたデータと、上記文字データと、を合成する合成手段と、上記合成手段が合成する上記デコードデータと、上記文字データと、の同期をとる制御手段と、を備え、上記データ変換手段は、上記合成手段で合成したデータをモニタ装置で再生可能なデータ信号に変換して出力し、前記状態検出手段は、デコードしたデータの状態情報としてエラーレート、又はデータの訂正エラー情報を検出することを特徴とする。
【0013】
この構成においては、光ディスク再生装置は、ピックアップによって読み取った光ディスクのデータをデコードした際に、そのデータの状態情報及び記録位置情報を検出する。そして、これらの情報に基づいて文字データを生成し、この問文字データと、デコードしたデータと、の同期をとりながらモニタ装置で再生可能なデータ信号に変換して出力する。
【0014】
したがって、光ディスク再生装置のユーザは、光ディスク再生装置で光ディスクを再生する際に、光ディスクの状態情報と記録位置情報とを再生データとともに確認できるので、状態情報に応じて再生データがどのように変化するかを確認することが可能となる。つまり、光ディスクの劣化状態や記録面の汚れの状態が光ディスクに記録された画像データや音声データにどのように影響するかを確認することが可能となる。また、光ディスク再生装置の出荷時に検査装置を使用することなく、光ディスクのプレイアビリティ評価を詳細に行うことが可能となる。また、光スタンパを用いて製造した光ディスクを抜き取り検査した場合に、光ディスクのエラーレートを確認することで、光ディスクのプレイアビリティ評価だけでなく、スタンパの劣化状態を把握することが可能となる。
【0015】
また、デコードしたデータの状態情報としては、エラーレートを用いることができる。これにより、光ディスクの劣化状態や記録面の汚れの状態に応じて、エラーレートがどのように変化し、又、光ディスクに記録された画像データや音声データにどのように影響するかを確認することが可能となる。
【0016】
さらに、デコードしたデータの状態情報としては、データの訂正エラー情報を用いることができる。これにより、光ディスクに付いた傷や汚れがどの程度までなら再生できるかを確認することが可能となる。
【0017】
加えて、前記制御手段は、光ディスクのエラーレートが所定時間以上連続すると、前記ピックアップが汚損されている旨の警告信号を前記データ変換手段に出力させることを特徴とする。これにより、ピックアップのクリーニング時期を判定することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の光ディスク再生装置の概略構成を示したブロック図である。光ディスク再生装置1は、ディスクモータ2、ピックアップ3、RFアンプ4、信号処理手段である信号処理回路5、サーボ処理回路6、トラックバッファRAM7、状態検出手段であるフロントエンドCPU8、スレッドモータ9、トレイモータ10を備えている。また、光ディスク再生装置1は、A/V(Audio/Video)デコーダ11、データ変換手段であるOSD(On Screen Display)画像生成部12、データ変換手段であるビデオエンコーダ13及びD/Aコンバータ14、A/VデコーダRAM15、制御手段であるバックエンドCPU16、合成手段である合成画像生成部17、メモリ部18、フロントパネルコントローラ19、フロントパネル20、キー入力部21、並びにリモコン22を備えている。さらに、ビデオエンコーダ13、D/Aコンバータ14によって、データ変換手段が構成されている。加えて、光ディスク再生装置1のビデオ出力端子13a,13b及びオーディオ出力端子14aに、ケーブルを介してモニタ装置31を接続することで、モニタ装置31で画像データ及び音声(オーディオ)データを再生することができる。
【0019】
ディスクモータ2は、光ディスクDを回転駆動する。ピックアップ3は、レーザダイオードや受光素子などを備えており、光ディスクDの記録面にレーザ光を照射して、この光ディスクDからの反射光を読み取って、反射光に応じたRF信号をRFアンプ4に出力する。RFアンプ4は、ピックアップ3から出力されたRF信号を増幅して、信号処理回路5及びサーボ処理回路6へ出力する。信号処理回路5は、DVDデータのデコード処理やCD−ROMデータのデコード処理を行う。サーボ処理回路6は、フロントエンドCPU8から信号処理回路5を経由して送受信されるコマンドや制御データに従い、ピックアップ3に対するフォーカシングサーボやトラッキングサーボのサーボ制御を行う。また、スレッドモータ9の制御やトレイモータ10の制御を行う。トラックバッファRAM7は、DVD規格に従ってデコードされたデータ(例えば、MPEG(Motion Picture Expert Group )により圧縮されているデータ)を一旦格納する。フロントエンドCPU8は、RFアンプ4、信号処理回路5、及びサーボ処理回路6を制御する。また、フロントエンドCPU8は、光ディスクDに記録された画像データ及び音声データの再生中にエラーレートを測定して、測定結果をメモリ部18に格納・更新する。スレッドモータ9は、ピックアップ3全体を光ディスクDの半径方向に移動させる。トレイモータ10は、ディスクDを装填する図外のトレイを駆動する。
【0020】
A/Vデコーダ11は、トラックバッファRAM7から読み出されたMPEGにより圧縮されているデータを伸長する。OSD画像生成部12は、バックエンドCPUからの信号に応じて、モニタ装置31に表示可能な文字データを生成する。ビデオエンコーダ13は、合成画像生成部17から出力されたビデオデータをアナログのビデオ信号に変換し、このビデオ信号をビデオ出力端子13a,13bへ出力する。D/Aコンバータ14は、A/Vデコーダ11によって伸長されたオーディオデータをアナログのオーディオ信号に変換し、このオーディオ信号をオーディオ出力端子14aへ出力する。A/VデコードRAM15は、A/Vデコーダ11によって伸長されたデータを一旦格納する。バックエンドCPU16は、A/Vデコーダ11、OSD画像生成部12、及びフロントパネルコントローラ19を制御する。また、バックエンドCPU16は、フロントエンドCPU8と信号及びデータのやり取りを行う。合成画像生成部17は、A/Vデコーダ11によって伸長されたビデオデータと、OSD画像生成部12によって生成された文字データと、がモニタ装置31の画面に重畳して表示されるように、両データを合成する。メモリ部18は、フロントエンドCPU8が信号処理回路5及びサーボ処理回路6より取得した各種ディスク情報を記憶する。フロントパネルコントローラ19は、フロントパネル20の表示制御を行う。フロントパネル20は、LCD等からなり、再生中のデータの情報やユーザに伝達する事項などを表示する。キー入力部21及びリモコン22は、光ディスクの情報をフロントパネル20に表示させるための表示キーを備えている。
【0021】
ここで、トラックバッファRAM7及びA/VデコードRAM15は、光ディスクに記録されたデータを所定時間分記憶することができる。また、トラックバッファRAM7に蓄えられたデータは、バックエンドCPU16からの読み出し要求に従って順次読み出され、読み出されたデータは次のデータによって順次上書きされる。さらに、A/VデコードRAM15に蓄えられたデータは、バックエンドCPU16からの読み出し要求に従って順次読み出され、トラックバッファRAM7から読み出され転送されてきた次のデータによって順次上書きされる。これが繰り返されることにより、モニタ装置31へ画像データが順次出力される。
【0022】
本発明の実施形態に係る光ディスク再生装置1は、前記のように、光ディスクDに記録された画像データ及び音声データの再生中にエラーレートを測定する。そのため、光ディスク再生装置1は、光ディスクを再生する際、又は光ディスクの再生中に、キー入力部21又はリモコン22でエラーレート測定表示モードが選択されると、メモリ部18からエラーレートを読み出す。そして、画像データ及び音声データとエラーレートとを同期させて、画像データ及び音声データとともにデータのエラーレートを含んだ信号を出力する。したがって、光ディスク再生装置1に接続したモニタ装置31には、画像データや音声データとともに再生中のデータのエラーレートが表示される。
【0023】
また、本発明の光ディスク再生装置1では、アドレスブロック毎のエラーレート測定値を、アドレスブロックの先頭アドレスとともに、モニタ装置31へ表示させることができる。したがって、光ディスクのプレイアビリティ評価を行うことができる。
【0024】
さらに、光ディスク再生装置1では、エラーレート測定時にビット化けなどのエラー(データの訂正エラー情報)を検出し(以下、EDCエラーと称する。)、EDCエラーが発生した場合、モニタ装置31へEDCエラーが発生したことを表示させる。したがって、光ディスク再生装置1が、光ディスクに付いた傷や汚れがどの程度までなら問題なく再生できるかなどを明確にすることができる。
【0025】
このように、光ディスク再生装置1は、モニタ装置31に、画像データや音声データとともに、この再生中のデータのエラーレート、アドレスブロックの先端アドレス、EDCエラーの有無を表示させることができる。なお、キー入力部21又はリモコン22を操作して、エラーレート測定表示モードの選択を中止すると、画像データや音声データのみの再生に切り替えることができる。
【0026】
図2は、光ディスク再生装置の出力信号をモニタ装置に表示させた画面内容の一例である。図2に示したように、光ディスク再生装置1は、前記のようにデコードしたデータをバッファに格納しながらデータを出力しているので、エラーレート測定表示モードが選択されると、データを先読みした際にエラーレートの測定データもバッファに蓄積する。
【0027】
例えば、図2に示したように、光ディスクの再生中の画像データに重畳して、再生しているデータのトラック番号及びトラックの再生時間41、記録位置情報であるアドレスブロックの先端アドレス42、エラーレートの測定結果として、アドレスブロック中で修正可能なエラーデータ数43、及びアドレスブロック中で修正不可能なエラーデータ数44を表示している。また、光ディスク再生装置1は、表示している画像データのアドレスブロック、及び表示しているデータの前後のアドレスブロックについて、修正可能なエラーデータ数43、及び修正不可能なエラーデータ数44を表示している。さらに、EDCエラーの発生告知45を表示している。なお、このようにして表示する各情報は、例えば光ディスクがDVDの場合、1秒毎に更新するように設定している。また、光ディスクがCDの場合、2秒毎に更新するように設定している。
【0028】
したがって、光ディスク再生装置1のユーザは、光ディスク再生装置1で光ディスクを再生する際に、エラーレート測定表示モードを選択することで、光ディスクのエラーレートを常時確認できるので、光ディスクの劣化状態や記録面の汚れの状態を確認できる。また、光ディスクの傷や汚れがどの程度までなら再生可能であるかを確認することができる。さらに、光ディスク再生装置1の出荷時には、検査装置を使用することなく、光ディスクのプレイアビリティ評価を詳細に行うことができる。
【0029】
また、光ディスクはスタンパを使用して製造するが、光ディスクの製造量に応じてスタンパは劣化し、それに伴って光ディスクの品質も低下する。したがって、光ディスク再生装置1を用いて、製造した光ディスクの抜き取り検査として光ディスクのエラーレートを確認することで、光ディスクの品質だけでなく、スタンパの劣化状態を把握することができる。
【0030】
また、本発明の光ディスク再生装置1は、予め設定したエラーレートの閾値を超えた状態が所定時間以上続いた場合、ピックアップ3のクリーニングを促す表示をモニタ装置31へ表示させるように警告信号を出力する。これは、光ディスク再生装置1のピックアップ3のレーザ光出射部又はレーザ光受光部に埃などが溜まった場合、光ディスクの記録面の表面全体が汚れたのと同様な状態となるためである。このように、本発明の光ディスク再生装置1は、ピックアップ3のクリーニング時期を判定することもできる。なお、上記の所定時間は、バックエンドCPU16で計時プログラムにより計時するように設定すると良い。また、上記の警告信号は、バックエンドCPU16からの指示で、OSD画像生成部12でクリーニングを促す文字データを生成して、合成画像生成部17へ出力するようにしても良い。
【0031】
次に、上記構成の光ディスク再生装置における再生時の動作について説明する。まず、光ディスク再生装置1の通常の動作について説明する。光ディスクDの記録データはピックアップ3で読み取られてRF信号としてRFアンプ4に出力される。RFアンプ4は、このRF信号の波形整形及び増幅を行い、信号処理回路5に出力する。信号処理回路5は、RFアンプ4から出力された信号をDVD規格に従いデコードする。また、信号処理回路5は、デコードしたデータを、MPEGにより圧縮されている状態でトラックバッファRAM7に順次蓄積して、バックエンドCPU16から読み出し要求があるまで待機する。
【0032】
バックエンドCPU16から読み出し要求があると、トラックバッファRAM7に蓄積されたデータは、信号処理回路5に順次読み出されて、A/Vデコーダ11に転送される。そして、A/Vデコーダ11は、MPEGにより圧縮されているデータの伸長処理を行い、このデータをビデオデータ及びオーディオデータにデコードする。また、A/Vデコーダ11は、デコードしたビデオデータ及びオーディオデータを、A/VデコードRAM15に一旦蓄積して、バックエンドCPU16から読み出し要求があるまで待機する。
【0033】
バックエンドCPU16からの読み出し要求があると、A/VデコードRAM15に蓄積されたビデオデータ及びオーディオデータは、A/Vデコーダ11に順次読み出される。そして、A/Vデコーダ11に順次読み出されたビデオデータは、合成画像生成部17を介してビデオエンコーダ13に順次転送される。なお、通常は合成画像生成部17では何も処理は行われない。また、A/Vデコーダ11に順次読み出されたオーディオデータは、D/Aコンバータ14に転送される。
【0034】
ビデオエンコーダ13は、A/Vデコーダ11から転送されたビデオデータをアナログのビデオ信号に変換して、ビデオ出力端子13a,13bへ出力する。また、D/Aコンバータ14は、A/Vデコーダ11から転送されたディジタルのオーディオデータをアナログのオーディオ信号に変換して、オーディオ出力端子14aへ出力する。
【0035】
モニタ装置31は、ケーブルを介して光ディスク再生装置1のビデオ出力端子13a,13b及びオーディオ出力端子14aから出力された信号を受信して、内部で所定の処理を行って画像データ及びオーディオデータを再生する。
【0036】
次に、光ディスク再生装置1において、エラーレート測定表示モードが選択された場合の動作について説明する。図3は、本発明の光ディスク再生装置においてエラーレート測定表示モードが選択された場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【0037】
ユーザによって、光ディスク再生装置1のキー入力部21又はリモコン22でエラーレート測定表示モードの選択動作が行われると、フロントパネルコントローラ19を介してバックエンドCPU16へ信号が送信される(s1)。バックエンドCPU16は、この信号を検出すると、フロントエンドCPU8に対して光ディスクDの情報読み出しを指示する信号を送信する(s2)。フロントエンドCPU8は、この読み出し指示信号を受信すると、既に蓄積している光ディスクの情報をメモリ部18から読み出して、バックエンドCPU16に送信する (s3)。バックエンドCPU16は、この送信されてきた光ディスク情報をOSD画像生成部12へ送信する(s4)。OSD画像生成部12は、バックエンドCPU16から送信されてきた光ディスクの情報に基づいて、データのトラック番号及びトラックの再生時間41、アドレスブロックの先端アドレス42、修正可能なエラーデータ数43、修正不可能なエラーデータ数44、及びEDCエラーの発生告知45などの文字データを生成して、合成画像生成部17へ出力する(s5)。また、A/Vデコーダ11は、ビデオデータを合成画像生成部17へ出力する(s6)。ここで、バックエンドCPU16は、OSD画像生成部12が出力する文字データと、A/Vデコーダ11が出力するビデオデータ及びオーディオデータと、の同期をとって、合成画像生成部17でビデオデータと文字データとにずれが生じないようにしている。合成画像生成部17は、A/Vデコーダ11から出力されたビデオデータと、OSD画像生成部12から出力された文字データと、の合成を行って画像データをビデオエンコーダ13へ出力する (s7)。
【0038】
ビデオエンコーダ13は、A/Vデコーダ11から転送されたビデオデータをアナログのビデオ信号に変換してビデオ出力端子13a,13bへ出力する。また、D/Aコンバータ14は、A/Vデコーダ11から転送されたディジタルのオーディオデータをアナログのオーディオ信号に変換して、オーディオ出力端子14aへ出力する(s8)。
【0039】
モニタ装置31は、ケーブルを介して光ディスク再生装置1のビデオ出力端子13a,13b及びオーディオ出力端子14aから出力された信号を受信して、内部で所定の処理を行って、前記の図2に示したような光ディスク情報の文字データが重なった画像データをオーディオデータとともに再生する(s9)。
【0040】
なお、本発明の光ディスク再生装置が再生する光ディスクとしては、DVDの他にビデオデータの記録されたCD、LDなどを用いることができる。
【0041】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、光ディスクのエラーレートを常時確認できるので、光ディスクの劣化状態や記録面の汚れの状態を確認できる。また、光ディスクの傷や汚れがどの程度までなら再生可能であるかを確認することができる。さらに、光ディスク再生装置の出荷時には、検査装置を使用することなく、光ディスクのプレイアビリティ評価を詳細に行うことができる。加えて、光スタンパを用いて製造した光ディスクを抜き取り検査した場合に、光ディスクのエラーレートを確認することで、光ディスクのプレイアビリティ評価だけでなく、スタンパの劣化状態を把握することができる。また、本発明の光ディスク再生装置は、ピックアップのクリーニング時期を判定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ディスク再生装置の概略構成を示したブロック図である。
【図2】光ディスク再生装置の出力信号をモニタ装置に表示させた画面内容の一例である。
【図3】本発明の光ディスク再生装置においてエラーレート測定表示モードが選択された場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1:光ディスク再生装置
5:信号処理回路
8:フロントエンドCPU
12:OSD画像生成部
13:ビデオエンコーダ
14:D/Aコンバータ
17:合成画像生成部

Claims (3)

  1. ピックアップによって読み取った光ディスクのデータをデコードする信号処理手段と、
    デコードしたデータの状態情報を検出する状態検出手段と、
    デコードしたデータをモニタ装置で再生可能なデータ信号に変換して出力するデータ変換手段と、を備えた光ディスク再生装置において、
    上記データの状態情報と、上記データの状態情報を検出したデータの記録位置情報と、に基づいて文字データを生成する文字データ生成手段と、
    デコードしたデータと、上記文字データと、を合成する合成手段と、
    上記合成手段が合成する上記デコードデータと、上記文字データと、の同期をとる制御手段と、を備え、
    上記データ変換手段は、上記合成手段で合成したデータをモニタ装置で再生可能なデータ信号に変換して出力し、
    前記状態検出手段は、デコードしたデータの状態情報としてエラーレート、及びデータの訂正エラー情報を検出し、
    前記制御手段は、光ディスクのエラーレートが所定時間以上連続すると、前記ピックアップが汚損されている旨の警告信号を前記データ変換手段に出力させることを特徴とする光ディスク再生装置。
  2. ピックアップによって読み取った光ディスクのデータをデコードする信号処理手段と、
    デコードしたデータの状態情報を検出する状態検出手段と、
    デコードしたデータをモニタ装置で再生可能なデータ信号に変換して出力するデータ変換手段と、を備えたディスク再生装置において、
    上記データの状態情報と、上記データの状態情報を検出したデータの記録位置情報と、に基づいて文字データを生成する文字データ生成手段と、
    デコードしたデータと、上記文字データと、を合成する合成手段と、
    上記合成手段が合成する上記デコードデータと、上記文字データと、の同期をとる制御手段と、を備え、
    上記データ変換手段は、上記合成手段で合成したデータをモニタ装置で再生可能なデータ信号に変換して出力し、
    前記状態検出手段は、デコードしたデータの状態情報としてエラーレート、又はデータの訂正エラー情報を検出することを特徴とする光ディスク再生装置。
  3. 前記制御手段は、光ディスクのエラーレートが所定時間以上連続すると、前記ピックアップが汚損されている旨の警告信号を前記データ変換手段に出力させることを特徴とする請求項2に記載の光ディスク再生装置。
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