JP3678005B2 - ローラ製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、レーザプリンターや複写機、ファクシミリ装置などの電子写真方式を採用した各種装置に組み込まれる現像ローラ、帯電ローラ、転写ローラ等のローラを製造する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を採用した装置としてはレーザープリンタ、複写機、ファクシミリ装置などが知られている。これら電子写真装置に対しては高画質化のニーズがあり、それに伴い現像ローラ、帯電ローラ、転写ローラ等のローラ成形品の高精度化が要求されている。
【0003】
ローラー成形品は図8に示すように大径の芯体本体部6の両端に段差部を介して軸部5を設けた芯体7の外周に、前記軸部5を除いて合成樹脂層8を被覆した構成である。
【0004】
このようなローラは、例えば図9で示されるような装置によって製造されている。この装置は、筒状金型51と、この筒状金型51の上下両端に位置し、前記筒状金型51に内挿された芯体7を保持するとともに筒状金型51の両端を封止する芯体保持部材52,53とを備え、更にその外側に筒状金型51の端部を外装するカバー部材57,58を螺合させた構成である。
芯体保持部材52,53には芯体7の軸部5を受け入れる軸部挿入孔9がそれぞれ形成され、下側の芯体保持部材52には、樹脂注入孔55が形成され、他方、上側の芯体保持部材53には樹脂注入時の成形空間内のガスを排気するためのガス抜き孔56がそれぞれ形成されている。そして前記樹脂注入孔55から材料樹脂を注入、成形して、芯体の周りに弾性層を形成している。
【0005】
このようなローラ製造装置においては成形空間X内に注入された材料樹脂が芯体軸部5と軸部挿入孔9との間隙にリークして、成形されたローラ成形品の端面に軸部に沿ったばり(以下、リークばりと称す)が形成されることがあった。このようなリークばりは軸部を密嵌状態で高精度に支持するうえでの障害となるため、手作業などで除去することが行われているが、この作業は極めて煩雑で、コストアップ要因となっていた。
【0006】
このようなばり除去の手間をなくするために、芯体と芯体保持部材との間をOリングを用いてシールすることが既に提案されており、例えば図11及び図13で示されるような構造のローラ製造装置が提案されている。これらOリングを用いたローラ製造装置は次の内容を有している。
尚、以下の説明ではOリングのリング外径r1、リング内径r2、Oリングの厚みtを図10に示すように定義する。また説明は筒状金型の上部側を例にして説明するが、下部側にも同様のシール構造が適用される。
【0007】
図11、12として示すローラ製造装置は、芯体軸部5の根本部にその奥行きd1がOリング30の厚みtより浅いOリング収容溝60を形成し、この中に装着したOリング30をリング径方向に弾性変形させることにより、芯体軸部5の根本部と芯体保持部材53との間をOリング外周部S1でシールしている。
【0008】
また図13、14として示すローラ製造装置は、軸部5の根本部外周にOリング30を填め込み、他方、芯体保持部材53に形成された軸部挿入孔9の開口側に、その奥行きd2がOリング30の厚みtよりも浅い拡径凹所61を形成し、この拡径凹所61内で芯体軸部5に填めたOリング30を受け入れ、且つこの拡径凹所61内でOリング30をリング径方向に圧縮変形させることで、芯体軸部5の根本部と芯体保持部材53との間をOリング外周部S1及びOリング内周部S2の両方でシールしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような装置には解決すべき問題点があった。図11、12で示した装置によって得られるローラ成形品は、軸部にOリングが填め込まれた状態で金型から取り出されるため、ローラ成形品からOリングを取り外す必要があるとともに、成形の都度、芯体軸部にOリングを装着する必要もあり、前記バリ除去よりはその手間は少ないとはいうものの、手間を要することに変わりはなかった。
またこのシール構造では、Oリング内周部S2は芯体軸部に全周にわたって圧接させる必要があるため、芯体軸部にDカットを有する芯体に対しては適用できないという問題もあった。
【0010】
一方、図13、14として示すローラ製造装置においても、同様の問題がある。この装置においては、得られたローラ成形品にOリングが必ずくっついてくるとは限らないものの、くっついている場合には前記装置と同様、Oリングの取り外しと、次の成形に備えてOリングを芯体保持部材に再装着することが必要となる。また、Oリングが芯体保持部材側に残った場合には、ローラ成形品からのOリングの取り外しは不要であるが、この場合には、芯体保持部材側に残ったOリングが所定位置に所定姿勢で位置づけられていることを確認する必要があり、この確認ができないうちは、次の成形を行うことができないという問題を有している。またこのローラ製造装置においてもOリングの内周部S2は全周にわたって芯体軸部に圧接させる必要があり、この装置もDカットを有する芯体に対しては適用できない。
【0011】
本発明はかかる現況に鑑みてなされたものであり、ローラ成形品の端面におけるリークばりの発生を防止でき、しかも煩雑なOリングの脱着や再装着作業を必要としないローラ製造装置を提供せんとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記問題点を解決すべく検討を重ねた結果、Oリングを圧縮させる方向を従来のリング径方向からリング厚み方向に変え、弾性変形したOリングの上面及び下面によってシールすることとすれば上記問題は解決しうるとの着想を得て本発明を完成させたものである。
【0013】
かかる着想に基づき完成された本発明のローラ製造装置は、本体部と、この本体部両端に段差部を介して設けられた軸部とよりなる芯体を、軸部挿入孔を備えた芯体保持部材によって両端を保持した状態で筒状金型内に位置づけ、当該筒状金型内に形成された成形空間に材料樹脂を注入して前記芯体本体部の外周に合成樹脂層を形成するローラ製造装置であって、芯体軸部を受け入れる軸部挿入孔の開口側に、その孔径を前記軸部挿入孔よりも拡大させた拡径凹所を設け、この拡径凹所にOリングを装着して当該拡径凹所をOリング収容溝となし、前記軸部挿入孔にその軸部を侵入させた芯体の段差面と、これに対面する前記拡径凹所底面との間にOリングを芯体の軸方向に圧縮した状態で介在させてなり、前記Oリングを収容する拡径凹所の内径がOリングの外径よりも小さく、前記Oリングの内径が芯体軸部の外径よりも大きいことを特徴としている。
【0014】
このようなローラ製造装置は、予め芯体保持部材の拡径凹所にOリングを装着しておき、この芯体保持部材の軸部挿入孔に芯体軸部を挿入して押し込むことにより、芯体の段差面と、これに対面する拡径凹所底面との間でOリングを芯体の軸方向に圧縮変形させ、圧縮されたOリングの弾性復元力によりOリングの上面及び下面を芯体の段差面及び拡径凹所底面のそれぞれに圧接させ、これにより筒状金型の成形空間から軸部挿入孔に至る経路をシールするものである。また拡径凹所の内径はOリングの外径よりも小さく設定することにより、Oリングは拡径凹所に堅固に保持されるとともにOリングの上下両面に加えてリング外周部によってもシールがなされる。
【0015】
Oリングを収容する拡径凹所の内径は芯体本体部の外径よりも小さく、Oリングの厚みは、芯体段差面と拡径凹所底面間の軸方向の隙間よりも大きく設定することが好ましい。
【0016】
このような構成とした場合、軸部挿入孔への芯体軸部の侵入深さは芯体の段差面が芯体保持部材の端面に当接することで規制される。そして、Oリングはこの状態の芯体保持部材の段差面と拡径凹所底面間に介在して適度な弾性復元力を発揮する。
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の詳細を図示した実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明のローラ製造装置における芯体軸部周辺のシール構造を表す断面図であり、図2はその拡大断面図、図3はOリング装着箇所における径方向断面図である。図例のものは筒状金型の上部側のみを示しているが、下部側も同様のシール構造を有している。
以下、本発明装置の要部の構成について説明する。尚、その構成が図9で説明した従来装置の各部の構成と共通のものには同じ符号を付すことでその説明は省略する。
【0020】
図1、2に示すように、芯体軸部5が挿入される軸部挿入孔9の開口側には、孔径を拡大させた拡径凹所1が形成されている。この拡径凹所1にはOリング30が装着され、この拡径凹所1の底面1aと芯体7の段差面6aとの間でOリング30を芯体7の軸方向に圧縮した状態で介在させ、Oリング30の上面S3を拡径凹所1の底面1aに、他方、Oリング30の下面S4を芯体7の段差面6aに圧接することにより、成形空間Xから軸部挿入孔9に至る経路をシールしている。
図4に示すようにOリング30の外径r1は拡径凹所1の内径R3よりも大きく設定し、またOリング30の内径r2は芯体軸部5の外径R2よりも大きく設定することが好ましく、具体的にはOリング30の外径r1は拡径凹所1の内径R3よりも0.5〜1.5mm程度大きくすることが好ましい。一方Oリング30の内径r2は、Oリング30の内周部が芯体軸部5の外周面に接触しないか、あるいは接触してもその接触圧が小さなものとなるように、その値が設定される。
このような寸法関係とすることで、Oリング30の外周部が拡径凹所1の内周面1bに圧接し、且つOリング30の内周部が芯体軸部5に接触していないか、接触していてもその接触圧を小さなものとなせるので、Oリング30を拡径凹所1内に定姿勢で堅固に保持することが可能となり、芯体軸部5の脱着を繰り返してもOリング30が脱落することを防止できる。
【0021】
芯体は導電性を有するものであればその材質は特に制限されず、金属製のものが使用できる他、導電性樹脂等も使用できる。芯体7は例えば金属製の円柱部材の両端部を切削加工で縮径させて両端に本体部6より小径の軸部5を形成することなどが適宜採用できる。本体部6と軸部5との段差は軸方向に直角にするのが好ましい。芯体本体部6の外径と軸部5の外径との差は2mm以上とするのが好ましく、つまり段差d4は1mm以上とするのが好ましい。段差が1mm以下であると注入する樹脂のリークを充分に防止することができない。
また、芯体保持部材53に芯体7を挿入して筒状金型と締結した時に、芯体7の段差面6aと、Oリング30が収容される拡径凹所1の底面1a間の軸方向の隙間d3は、Oリング30の厚みtより0.5〜1.0mm小さくするのが好ましい。この差が0.5mm未満ではOリング30の圧縮量が不十分で弾性復元力が不足してシール効果が不十分となり、一方、1.0mmを越えるとOリング30に対する加圧力が過剰になって、Oリング30の耐久性が低下する。
【0022】
芯体本体部6の外径R1は拡径凹所1の内径R3に対して、図6に示すように小さく設定することも、あるいは図7に示すように大きく設定することもできる。芯体本体部6の外径R1を拡径凹所1の内径R3に対して小さく設定した場合には、芯体本体部6は拡径凹所1に一部侵入した位置でシールが行われるようにすることが好ましい。この場合、Oリング30の厚みtは拡径凹所1の隙間d3よりも必ずしも大きくする必要はない。
一方、図7に示すように、芯体本体部6の外径R1を拡径凹所1の内径R3に対して大きく設定した場合には、段差面6aが芯体保持部材の端面53aに当接することで、その軸部挿入孔9への挿入深さが決まる。この場合は前述したように、Oリング30の厚みtは拡径凹所1の隙間d3より大きくする必要がある。
【0023】
このような構成のローラ製造装置を用いてローラ成形品を得るには、最初に予め芯体保持部材53の拡径凹所1にOリング30を装着しておく。Oリング30は拡径凹所1に押し込むことによって装着され、その弾性復元力によって拡径凹所1内に保持される。このOリング30の装着は最初1回だけであり、このOリングが以降の各回の成形に継続して使用される。各回の成形手順は次の通りである。
【0024】
先ず最初に筒状金型51に内挿された芯体7の上下端を上部及び下部の芯体保持部材によって保持する。芯体7の保持は芯体軸部5を軸部挿入孔9に挿入することによって行う。芯体軸部5が軸部挿入孔9に挿入されると、芯体保持部材53の段差面6aがOリング30を加圧してOリング30を芯体軸方向に圧縮し、同方向反対向きに作用する弾性復元力により、Oリング30の上面S3及び下面S4が芯体7の段差面6a及び拡径凹所1の底面1aのそれぞれに圧接状態となり、これにより、成形空間Xから軸部挿入孔9に至る経路がシールされる。
次いでカバー部材58に設けたガス抜き用の孔から排気を行いながら樹脂注入孔を通じてローラ成形空間Xに材料樹脂を充填し、成形する。樹脂の成形が完了すれば、上下のカバー部材を取り外したうえ、芯体保持部材を芯体7及び筒状金型51から、その軸方向に沿って、それぞれ上方及び下方に抜き取る。Oリング30の内周部は芯体軸部5に接触していないかあるいは接触していてもその接触圧は小さく設定されているから、芯体軸部5を軸部挿入孔9から抜き取る際、Oリング30が拡径凹所1から脱落するというようなことはなく、Oリング30は拡径凹所1内に保持され続ける。
この後、筒状金型51内に保持状態となっている成形物を、芯体7を押す等して取り出す。以後の各回の成形に際しては、Oリング30の装着作業はなく、芯体保持部材に芯体をセットするところからの作業のみが繰り返される。
このように本発明装置を用いることによって、リークばりのないローラ成形品が得られ、しかもOリング30の装着は初回一回のみだけで、後はこのOリングを継続使用できるようになる。
【0025】
【実施例】
本発明者は、本発明装置が、Oリングを継続使用することが可能であり、且つリークばりの防止効果が、従来の製造装置に比べても劣らないものであることを次の実験により確認した。
(実施例1)
図1、2で示されるローラ製造装置を用いてローラを成形した。芯体として本体部の外径が10mm、軸部5の外径が6mmのものを用いた。OリングはJISB2401の4種P7を用いた。Oリング溝の径は10mmであり、金型を締結させた時の芯体段差面と拡径凹所底面との隙間d3は1.4mmに設定した。この装置を用いて10本連続してローラ製造したところ、Oリングは脱落することなくOリング溝に保持され続け、最初一回だけの装着だけで全本数のローラの成形に同じOリングを継続使用することができた。得られたローラ成形品を観察したところ、リークばりのあるローラは一本もなかった。
【0026】
(比較例1)
図9で示されるローラ製造装置を用いてローラを成形した。芯体としては本体部及び軸部のいずれも前記実施例1で用いたものと同じ太さのものを用いた。10本のローラを成形したところ、全てのローラが芯体軸部にリークばりを有していた。
【0027】
(比較例2)
図11で示されるローラ製造装置を用いてローラを10本成形した。芯体としては本体部及び軸部のいずれの太さも前記実施例1で用いたものと同じであり、且つ芯体軸部の根本部にOリング溝を形成したものを用いた。またOリングとしては実施例1で用いたものよりリング径が小さいものを用いた。
得られたローラ成形品を観察したところ、リークばりはなかった。しかしながら、取り出したローラ成形品の軸部にはOリングがくっついた状態となっていたため、このOリングを軸部から除去する手間と、次の成形に備えて新たなOリングを芯体軸部に装着する手間を必要とした。
【0028】
(比較例3)
図13で示されるローラ製造装置に示すようなローラ製造装置を用いて成形した。芯体としては実施例1で使用した芯体と同じものを用い、Oリングとしては実施例1で用いたものよりもリング径が小さなものを用いた。ローラを10本成形したところ、10本ともリークばりはなかった。しかしながら、取り出したローラ成形品の軸部にOリングがくっついている場合と、そうでない場合がある等、まちまちであった。Oリングが芯体と一緒に取り出された場合は成形品からOリングを除去する手間と、次の成形に備えて新たなOリングを再度装着する手間が必要であった。また、Oリングが金型内に残った場合であっても、芯体保持部材の所定位置に所定姿勢でOリングが存在しているとは限らないため、装着状態をチェックする必要があり、多くの手間を要した。
【0029】
【発明の効果】
請求項1記載のローラ製造装置を用いれば、リークばりのないローラ成形品を得ることができる。しかも軸部への樹脂リークを防止するために使用するOリングは、芯体保持部材の拡径凹所に所定姿勢で確実に保持され続けるため、初回にOリングを装着するだけで、このOリングを以後の各回の成形に継続して使用することができる。したがって、成形を行う都度、Oリングを再装着する手間を必要としない。また取り出されたローラ成形品にはOリングはくっついていないから、Oリングを取り外す手間も不要であり、作業性及び生産性が大幅に向上する。更にOリングによるシールは芯体の軸方向に圧縮変形させたOリングの上面及び下面で行うものであってOリングの内周部が全周にわたって芯体軸部と接触する必要はないから、軸部にDカットが形成されたものに対しても適用することができる。
【0030】
請求項2記載の発明のように拡径凹所の内径を芯体本体部の外径よりも小さく設定し、Oリングの厚みを、芯体の段差面と拡径凹所の底面間の軸方向の隙間よりも大きく設定した場合、軸部挿入孔への芯体軸部の侵入深さは芯体の段差面が芯体保持部材の端面に当接することで規制され、且つこの状態でOリングによるシールがなされるので、装置設計が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るローラ製造装置の一実施例の要部を示す断面図
【図2】同実施例における拡径凹所周辺の構造を示す拡大断面図
【図3】同実施例におけるOリング装着箇所の径方向の断面図
【図4】同実施例における芯体、芯体保持部材及びOリングの寸法関係を示す説明図
【図5】同実施例における芯体の寸法関係を示す説明図
【図6】芯体本体部の外径R1が拡径凹所の内径R3よりも小さい場合のOリングの加圧状態を示す拡大断面図
【図7】芯体本体部の外径R1が拡径凹所の内径R3よりも大きい場合のOリングの加圧状態を示す拡大断面図
【図8】ローラ成形品の外観を示す斜視図
【図9】従来のローラ製造装置の一例を示す断面図
【図10】Oリングの寸法関係を示す断面説明図
【図11】Oリングを用いた従来のローラ製造装置の一例を示す要部断面図
【図12】同従来例におけるOリング装着箇所周辺の構造を示す拡大断面図
【図13】Oリングを用いた従来のローラ製造装置の他の例を示す要部断面図
【図14】同従来例におけるOリング装着箇所周辺の構造を示す拡大断面図
【符号の説明】
1 拡径凹所
1a 拡径凹所の底面
1b 拡径凹所の内周面
5 軸部
6 本体部
6a 段差面
7 芯体
8 合成樹脂層
9 軸部挿入孔
30 Oリング
51 筒状金型
52 芯体保持部材
53 芯体保持部材
53a 芯体保持部材の端面
55 樹脂注入孔
56 ガス抜き孔
60 Oリング収容溝
61 拡径凹所
57,58 カバー部材
X 成形空間
Claims (2)
- 本体部と、この本体部両端に段差部を介して設けられた軸部とよりなる芯体を、軸部挿入孔を備えた芯体保持部材によって両端を保持した状態で筒状金型内に位置づけ、当該筒状金型内に形成された成形空間に材料樹脂を注入して前記芯体本体部の外周に合成樹脂層を形成するローラ製造装置であって、芯体軸部を受け入れる軸部挿入孔の開口側に、その孔径を前記軸部挿入孔よりも拡大させた拡径凹所を設け、この拡径凹所にOリングを装着して当該拡径凹所をOリング収容溝となし、前記軸部挿入孔にその軸部を侵入させた芯体の段差面と、これに対面する前記拡径凹所底面との間に、前記Oリングを芯体の軸方向に圧縮した状態で介在させてなり、前記Oリングを収容する拡径凹所の内径がOリングの外径よりも小さく、前記Oリングの内径が芯体軸部の外径よりも大きいことを特徴とするローラ製造装置。
- Oリングを収容する拡径凹所の内径が芯体本体部の外径よりも小さく、Oリングの厚みが、芯体の段差面と拡径凹所の底面間の軸方向の隙間よりも大きい請求項1記載のローラ製造装置。
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