JP3677828B2

JP3677828B2 - Air passage switching device

Info

Publication number: JP3677828B2
Application number: JP22944995A
Authority: JP
Inventors: 健司諏訪; 四方　　一史; 上村　　幸男
Original assignee: Denso Corp
Current assignee: Denso Corp
Priority date: 1995-09-06
Filing date: 1995-09-06
Publication date: 2005-08-03
Anticipated expiration: 2015-09-06
Also published as: JPH0971120A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケース内に設けられた回転軸を回転させ、この回転軸に接続された弁体を動かすことによって、ケース内の空気通路を切り換える空気通路切換装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
上記のような空気通路切換装置として、例えば特開平４−２５７７２０号公報に開示される車両用空調装置が知られている。この空調装置の空調ユニットの全体構成を図１を用いて簡単に説明すると、空調ケース１内の空気上流側から送風機２、蒸発器３、加熱器４が設けられ、この空調ケース１の空気下流端に、車室内乗員上半身に空気を吹き出すフェイス吹出口５、車室内乗員足元に空気を吹き出すフット吹出口６、およびフロントガラス内面に空気を吹き出すデフロスタ吹出口７が形成されている。
【０００３】
さらに、空調ケース１内には、回転軸としての円柱状の第１駆動シャフト８および第１従動シャフト９が、空調ケース１に対して回転可能に、それぞれ紙面垂直方向に設けられている。そして、この第１駆動シャフト８と第１従動シャフト９とには、弁体としての可撓性の第１フィルムドア１０の両端が巻回されており、これによって、第１フィルムドア１０が温風通路１１と冷風通路１２、１３とを横切るように張設されている。
【０００４】
この第１フィルムドア１０には、空気を通過させる開口部２０（図６参照）が複数形成されており、上記各シャフト８、９を回転させて、第１フィルムドア１０をスライド移動させることによって、上記開口部２０が上記各通路１１〜１３を開口する面積が変化し、これによって上記各吹出口５〜７側へ流れる空気の温度が調節されるものである。
【０００５】
また、空調ケース１内には、回転軸としての円柱状の第２駆動シャフト１４および第２従動シャフト１５が、空調ケース１に対して回転可能に、それぞれ紙面垂直方向に設けられている。そして、この第２駆動シャフト１４と第２従動シャフト１５とには、弁体としての可撓性の第２フィルムドア１６の両端が巻回されており、これによって、第２フィルムドア１６が、空調ケース１内から各吹出口５〜７の外に流れる空気通路を横切るように張設されている。
【０００６】
この第２フィルムドア１６には、空気を通過させる開口部２０（図６参照）が複数形成されており、上記各シャフト１４、１５を回転させて、第２フィルムドア１６をスライド移動させることによって、上記開口部２０が上記空気通路を開口する面積が変化し、これによって吹出モードが切り換えられるものである。
なお、１７は、図示する位置と一点鎖線位置との間で回動可能に設けられた冷風バイパスドアである。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記各シャフト８、９、１４、１５の空調ケース１への組付構造としては、図６に示すような構造が従来から知られている。つまり、各シャフト８、９、１４、１５の両端部に孔部２１、２２を形成し、それぞれ爪部２３ａ、２４ａを有したプーリーシャフト２３およびブッシュ２４を、空調ケース１に形成された孔部１ａ、１ｂを介して上記孔部２１、２２に嵌合し、これによって各シャフト８、９、１４、１５を、上記孔部１ａ、１ｂを軸として回転可能となるように支持している。
【０００８】
しかし、このような組付構造の場合、各シャフト８、９、１４、１５にブッシュ２４を嵌合しているため、部品点数が増加してコストアップする、あるいは組付性が悪化するといった問題があった。
そこで、本発明は上記問題を解決することを目的とする。
【０００９】
【発明の概要】
上記目的を達成するために、本発明者等はまず図７、８に示すように、シャフト８、９、１４、１５の一端側先端面３０に、シャフト８、９、１４、１５の軸方向に突出した可撓性の可撓部３１を、シャフト８、９、１４、１５と一体的に形成し、さらにこの可撓部３１の先端に爪部３１ａを形成したものを案出した。なお、図８は、シャフト８、９、１４、１５の上記一端側先端部を示す正面図である。
【００１０】
このように、シャフト８、９、１４、１５の先端に可撓部３１を形成すると、この可撓部３１を空調ケース１の孔部１ｂに嵌合するのみで良いので、図６のもののようにブッシュ２４を設ける必要がなく、部品点数が減り、組付性も向上した。なお、図中３２は、孔部１ｂとの摺動面３２ａを形成するための突出部であり、シャフト８、９、１４、１５と一体に形成されている。また、可撓部３１の外周面も、孔部１ｂとの摺動面として機能する。
【００１１】
しかし上記構成の場合、以下のような新たな問題が発生することがわかった。つまり、上記可撓部３１は、撓みながら孔部１ｂに嵌合されるわけだが、このように可撓部３１が撓むためには、上記軸方向における高さ（図７のＡ寸法）として所定の高さ（例えば１０ｍｍ）が必要となる。ということは、シャフト８、９、１４、１５をケース１内に挿入し、可撓部３１を孔部１ｂに嵌合するといった組付方法で、シャフト８、９、１４、１５を空調ケース１に組付ける場合、シャフト８、９、１４、１５のうちフィルムドア１０、１６を巻回し得る部分の長さ（図７のＢ寸法）は、空調ケース１の幅（図７のＣ寸法）よりも上記Ａ寸法だけ短くなる。
【００１２】
しかも、シャフト８、９、１４、１５を空調ケース１に組み付けたあと、このシャフトが上記軸方向にがたつかないようにするためには、シャフトの先端面３０と爪部３１ａとで空調ケース１を挟持しなければならない。つまり、図７に示すように、先端面３０を空調ケース１の内壁面に密着させなければならない。
ここで、フィルムドア１０、１６の端部が空調ケース１の内壁面と接していると、フィルムドア１０、１６のスライド移動時に、このフィルムドア１０、１６の端部が空調ケース１内壁面に摺動し、騒音が発生する。従って、そうならないために、フィルムドア１０、１６の端部と空調ケース１内壁面との間を所定距離（図７のＤ寸法、例えば４ｍｍ）とらなければならない。その結果、シャフト８、９、１４、１５に巻回されるフィルムドア１０、１６の幅は図７のＥ寸法と短くなってしまう。
【００１３】
このように、フィルムドア１０、１６の上記Ｅ寸法の幅が小さくなるということは、開口部２０の幅自体が小さくなるということであり、この場合、開口部２０を通過する風量が減ってしまうという問題がある。そこで、請求項１〜３記載の発明は上記問題を解決するために、回転軸（８、９、１４、１５）の少なくとも一端側の先端面（３０）に、この先端面（３０）から回転軸（８、９、１４、１５）の軸方向に突出し、かつ先端にケースの孔部（１ｂ）と係合する爪部（３１ａ）が形成された可撓性の可撓部（３１）と、上記先端面（３０）のうち、可撓部（３１）をケースの孔部（１ｂ）に嵌合したときにケース（１）の内壁面と対向する部位において、上記軸方向における先端面（３０）からの高さが、可撓部（３１）の先端面（３０）からの同高さよりも低い段部（３３）とを形成し、段部（３３）は、可撓部（３１）から離れた位置で先端面（３０）から回転軸（８、９、１４、１５）の軸方向に突出して形成されて、可撓部（３１）が段部（３３）に邪魔されずに自由に撓むことができるようになっており、上記可撓部（３１）をケースの孔部（１ｂ）に嵌合し、爪部（３１ａ）をこの孔部（１ｂ）に係合することによって、爪部（３１ａ）と段部（３３）とがケース（１）を挟持し、回転軸（８、９、１４、１５）がこの孔部（１ｂ）を軸として回転可能となるように構成したことを特徴としている。
【００１４】
これによると、可撓部（３１）をケースの孔部（１ｂ）に挿嵌するときに、段部（３３）がケース（１）の内壁面に当接する。従って、回転軸（８、９、１４、１５）の一端側先端面（３０）とケース（１）内壁面との間に、この段部（３３）の高さに相当する距離が設けられる。
また、回転軸（８、９、１４、１５）の他端側先端面とケース（１）内壁面との間にも、可撓部（３１）の高さと段部（３３）の高さとの差に相当する距離が設けられる。
【００１５】
従って、弁体（１０、１６、４０）を、回転軸（８、９、１４、１５）の一端から他端までの長さ（図７のＢ寸法）一杯に接続しても、この弁体（１０、１６、４０）はケース（１）の内壁面と摺動しないので、このように一杯に接続することが可能となる。その結果、図７のものに比べて、弁体（１０、１６、４０）の大きさを大きくすることができる。
【００１６】
特に、請求項２記載の発明のように、前記弁体（１０、１６、４０）を、空気を通過させる開口部（２０）が形成された可撓性の膜状部材（１０、１６）で構成した場合、この膜状部材（１０、１６）の大きさ、ひいては開口部（２０）の大きさを大きくすることができるので、この開口部（２０）を通過する風量を多くすることができる。
【００１７】
この場合、請求項３記載の発明のように、可撓性の膜状部材（１０、１６）が、回転軸（８、９、１４、１５）の一端側の先端面（３０）から他端側の先端面（３４）までの全範囲にわたって巻回されているようにすることができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を自動車用空調装置に適用した一実施の形態を説明する。なお、本実施の形態における空調ユニットの全体構成は、図１に示す従来の空調装置と同じであるため、その説明は省略する。以下、上記従来の空調装置とは異なる部分（各シャフト８、９、１４、１５の一端側先端形状）についてのみ、図２〜４を用いて説明する。なお、図２はシャフト８、９、１４、１５の空調ケース１への組付状態を示す断面図、図３は図２の要部拡大図、図４は図３の右側から見た正面図である。
【００１９】
ＰＰよりなるシャフト８、９、１４、１５の一端側先端面３０には、図７に示したものと同じように、先端面３０からの高さがＡ寸法（１０ｍｍ）である可撓部３１および突出部３２が、それぞれシャフト８、９、１４、１５と一体的に形成されている。そして、この可撓部３１の先端には、可撓部３１の長手方向の幅（図３のＧ寸法）が３ｍｍである爪部３１ａが形成されている。
【００２０】
さらに、先端面３０のうち、突出部３２の摺動面３２ａよりも径方向外側部位（シャフト８、９、１４、１５を空調ケース１の孔部１ｂに嵌合したときに、空調ケース１の内壁面と対向する部位）には、先端面３０からの高さが上記Ａ寸法の約半分の寸法（図３のＦ寸法、本実施の形態では５ｍｍ）である扇状の段部３３が、シャフト８、９、１４、１５と一体的に形成されている。
【００２１】
なお、これらシャフト８、９、１４、１５、可撓部３１、爪部３１ａ、突出部３２、および段部３３はそれぞれ、所定の型の中にＰＰを注入し、これが固まった後に上記型を抜き取ることによって、シャフト８、９、１４、１５と一体的に成形される。
シャフト８、９、１４、１５の上記一端側先端部を上記のように形成したことによって、シャフト８、９、１４、１５を空調ケース１内に挿入し、可撓部３１を空調ケース１の孔部１ｂに挿入したときに、爪部３１ａが孔部１ｂと係合すると同時に、段部３３の先端面が空調ケース１の内壁面に当接する。その結果、本実施の形態では厚さ２ｍｍの空調ケース１を、爪部３１ａと段部３３とが挟持する状態となり、これによって、シャフト８、９、１４、１５の軸方向におけるがたつきが防止される。
【００２２】
このように、空調ケース１の内壁面に段部３３の先端面が当接するので、シャフトの一端側先端面３０と空調ケース１の内壁面との間に、段部３３の高さ（５ｍｍ）の距離が設けられる。また、これによって、シャフトの他端側先端面３４と空調ケース１の内壁面との間に、可撓部３１の高さ（１０ｍｍ）と段部３３の高さ（５ｍｍ）との差（＝５ｍｍ）の距離（Ｈ寸法）が設けられる。
【００２３】
従って、フィルムドア１０、１６を、シャフト８、９、１４、１５の一端から他端までの長さ（Ｂ寸法）一杯に巻回することができる。その結果、図７のものに比べて、フィルムドア１０、１６の開口部２０の幅を大きくとることができ、開口部２０を通過する風量を多くすることができる。そしてひいては、車室内への吹出風量を多くすることができる。
【００２４】
また、本実施の形態では、図４からも分かるように、可撓部３１を段部３３から離れた位置に形成したので、この可撓部３１は段部３３に邪魔されずに自由に撓むことができる。
（他の実施の形態）
図５に示すように、シャフト８、９、１４、１５の他端側孔部２１に、爪部４１ａを有したマニュアル操作レバー４１を嵌合し、シャフト８、９、１４、１５に板状ドア４０を連結したものにおいても、シャフトの一端側先端面３０に段部３３を設けることによって、上記板状ドア４０の面積を大きくとることができる。
【００２５】
また、上記各実施の形態では、段部３３をシャフト８、９、１４、１５と一体的に形成したが、シャフト８、９、１４、１５とは別体のものでも良い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明一実施の形態における空調ユニットの全体構成図である。
【図２】上記実施の形態におけるシャフトと空調ケースとの組付状態を示す断面図である。
【図３】図２のシャフトの要部拡大図である。
【図４】図２のシャフトの先端部を示す正面図である。
【図５】本発明他の実施の形態におけるシャフトと空調ケースとの組付状態を示す断面図である。
【図６】従来の空調装置におけるシャフトと空調ケースとの組付状態を示す断面図である。
【図７】本発明者等が案出したシャフトと空調ケースとの組付状態を示す断面図である。
【図８】図７のシャフトの先端部を示す正面図である。
【符号の説明】
１…空調ケース（ケース）、１ａ、１ｂ…孔部、
８…第１駆動シャフト（回転軸）、９…第１従動シャフト（回転軸）、
１０…第１フィルムドア（膜状部材）、１４…第２駆動シャフト（回転軸）、
１５…第２従動シャフト（回転軸）、１６…第２フィルムドア（膜状部材）、
２０…開口部、３０…先端面、３１…可撓部、３１ａ…爪部、３２…突出部、
３３…段部。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an air passage switching device for switching an air passage in a case by rotating a rotary shaft provided in the case and moving a valve body connected to the rotary shaft.
[0002]
[Prior art]
As an air passage switching device as described above, for example, a vehicle air conditioner disclosed in JP-A-4-257720 is known. The overall configuration of the air conditioning unit of this air conditioner will be briefly described with reference to FIG. 1. A blower 2, an evaporator 3, and a heater 4 are provided from the air upstream side in the air conditioning case 1. At the end, there are formed a face outlet 5 for blowing air to the upper part of the passenger in the vehicle interior, a foot outlet 6 for blowing air to the feet of the passenger in the passenger compartment, and a defroster outlet 7 for blowing air to the inner surface of the windshield.
[0003]
Further, in the air conditioning case 1, a columnar first drive shaft 8 and a first driven shaft 9 as rotating shafts are provided in the direction perpendicular to the paper surface so as to be rotatable with respect to the air conditioning case 1. The first drive shaft 8 and the first driven shaft 9 are wound around both ends of a flexible first film door 10 as a valve body, whereby the first film door 10 is heated. It is stretched across the wind passage 11 and the cold air passages 12 and 13.
[0004]
The first film door 10 has a plurality of openings 20 (see FIG. 6) through which air passes, and the first film door 10 is slid by rotating the shafts 8 and 9. The area where the opening 20 opens the passages 11 to 13 is changed, whereby the temperature of the air flowing toward the outlets 5 to 7 is adjusted.
[0005]
Further, in the air conditioning case 1, a cylindrical second drive shaft 14 and a second driven shaft 15 as rotation axes are provided in the direction perpendicular to the paper surface so as to be rotatable with respect to the air conditioning case 1. Then, both ends of a flexible second film door 16 as a valve body are wound around the second drive shaft 14 and the second driven shaft 15, whereby the second film door 16 is It is stretched across the air passage that flows from the air conditioning case 1 to the outside of each of the outlets 5 to 7.
[0006]
The second film door 16 is formed with a plurality of openings 20 (see FIG. 6) through which air passes, and the second film door 16 is slid by rotating the shafts 14 and 15. The area where the opening 20 opens the air passage changes, and the blowing mode is switched by this.
In addition, 17 is a cold wind bypass door provided so that rotation between the position shown and a dashed-dotted line position is possible.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, as a structure for assembling the shafts 8, 9, 14, 15 to the air conditioning case 1, a structure as shown in FIG. 6 is conventionally known. That is, holes 21 and 22 are formed at both ends of the shafts 8, 9, 14, and 15, and the pulley shaft 23 and the bush 24 having claw portions 23 a and 24 a are respectively formed in the air-conditioning case 1. It fits into the holes 21 and 22 through 1a and 1b, thereby supporting the shafts 8, 9, 14 and 15 so as to be rotatable about the holes 1a and 1b.
[0008]
However, in the case of such an assembly structure, since the bushes 24 are fitted to the shafts 8, 9, 14, and 15, there is a problem that the number of parts increases and the cost is increased or the assembling property is deteriorated. was there.
Accordingly, an object of the present invention is to solve the above problems.
[0009]
SUMMARY OF THE INVENTION
In order to achieve the above object, the present inventors firstly set the axial direction of the shafts 8, 9, 14, 15 on the one end side end surface 30 of the shafts 8, 9, 14, 15 as shown in FIGS. A flexible flexible portion 31 protruding in the direction of the shaft 8, 9, 14, 15 was formed integrally, and a claw portion 31 a was formed at the tip of the flexible portion 31. FIG. 8 is a front view showing the one end side tip of the shafts 8, 9, 14, 15.
[0010]
Thus, if the flexible part 31 is formed in the front-end | tip of the shafts 8, 9, 14, and 15, it is only necessary to fit this flexible part 31 in the hole 1b of the air-conditioning case 1, so that as shown in FIG. There is no need to provide the bush 24, and the number of parts is reduced and the assemblability is improved. In the figure, reference numeral 32 denotes a protrusion for forming a sliding surface 32a with the hole 1b, and is formed integrally with the shafts 8, 9, 14, and 15. Moreover, the outer peripheral surface of the flexible part 31 also functions as a sliding surface with the hole 1b.
[0011]
However, in the case of the above configuration, it has been found that the following new problem occurs. That is, the flexible part 31 is fitted into the hole 1b while being bent, but in order for the flexible part 31 to bend in this way, the height in the axial direction (dimension A in FIG. 7) is a predetermined value. A height (for example, 10 mm) is required. This means that the shafts 8, 9, 14, 15 are inserted into the case 1, and the flexible portion 31 is fitted into the hole 1 b. In the case of assembling, the length of the portion of the shaft 8, 9, 14, 15 where the film doors 10, 16 can be wound (B dimension in FIG. 7) is larger than the width of the air conditioning case 1 (C dimension in FIG. 7). Also, the dimension A is shortened.
[0012]
Moreover, after the shafts 8, 9, 14, and 15 are assembled to the air conditioning case 1, in order to prevent the shaft from rattling in the axial direction, the air conditioning case is formed by the shaft end surface 30 and the claw portion 31a. 1 must be pinched. That is, as shown in FIG. 7, the front end surface 30 must be brought into close contact with the inner wall surface of the air conditioning case 1.
Here, if the end portions of the film doors 10 and 16 are in contact with the inner wall surface of the air conditioning case 1, the end portions of the film doors 10 and 16 are brought into contact with the inner wall surface of the air conditioning case 1 when the film doors 10 and 16 slide. Sliding and generating noise. Therefore, in order to avoid this, a predetermined distance (D dimension in FIG. 7, for example, 4 mm) must be taken between the ends of the film doors 10 and 16 and the inner wall surface of the air conditioning case 1. As a result, the width of the film doors 10 and 16 wound around the shafts 8, 9, 14, and 15 is shortened to the dimension E in FIG. 7.
[0013]
Thus, when the width of the E dimension of the film doors 10 and 16 is reduced, this means that the width of the opening 20 itself is reduced. In this case, the amount of air passing through the opening 20 is reduced. There is a problem. Therefore, the rotation for the invention of claim 1, wherein the to solve the above problems, the distal end surface of the at least one end of the rotary shaft (8,9,14,15) (30), from the distal end surface (30) A flexible flexible part (31) protruding in the axial direction of the shaft (8, 9, 14, 15) and having a claw part (31a) engaged with the hole (1b) of the case at the tip; Of the tip surface (30), when the flexible portion (31) is fitted into the hole (1b) of the case, the tip surface in the axial direction (at the portion facing the inner wall surface of the case (1)) ( 30) forms a step portion (33) whose height from the front end surface (30) of the flexible portion (31) is lower than the height (30), and the step portion (33) is the flexible portion (31). Is formed so as to protrude from the tip surface (30) in the axial direction of the rotating shaft (8, 9, 14, 15) at a position away from the flexible surface (31). Part (33) being adapted to be freely flex it without being obstructed by, fitted the flexible portion (31) in the hole of the case (1b), the claw portion (31a) the holes By engaging the part (1b), the claw part (31a) and the step part (33) sandwich the case (1), and the rotation shafts (8, 9, 14, 15) serve as the hole (1b). It is characterized by being configured to be rotatable around the axis.
[0014]
According to this, when the flexible portion (31) is inserted into the hole (1b) of the case, the stepped portion (33) contacts the inner wall surface of the case (1). Therefore, a distance corresponding to the height of the step portion (33) is provided between the one end side tip surface (30) of the rotating shaft (8, 9, 14, 15) and the inner wall surface of the case (1).
Further, the height of the flexible portion (31) and the height of the stepped portion (33) are also between the tip end surface on the other end side of the rotating shaft (8, 9, 14, 15) and the inner wall surface of the case (1). A distance corresponding to the difference is provided.
[0015]
Therefore, even if the valve body (10, 16, 40) is connected to the full length (dimension B in FIG. 7) from one end to the other end of the rotating shaft (8, 9, 14, 15), this valve body Since (10, 16, 40) does not slide with the inner wall surface of the case (1), it is possible to make a full connection in this way. As a result, compared with the thing of FIG. 7, the magnitude | size of a valve body (10, 16, 40) can be enlarged.
[0016]
In particular, as in the invention described in claim 2, the valve element (10, 16, 40) is a flexible membrane member (10, 16) having an opening (20) through which air passes. When configured, the size of the membrane member (10, 16) and the size of the opening (20) can be increased, so that the amount of air passing through the opening (20) can be increased. .
[0017]
In this case , as in the invention described in claim 3, the flexible membrane member (10, 16) is connected to the other end from the tip surface (30) on one end side of the rotating shaft (8, 9, 14, 15). It can be wound over the entire range up to the tip surface (34) on the side .
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, an embodiment in which the present invention is applied to an automobile air conditioner will be described. In addition, since the whole structure of the air conditioning unit in this Embodiment is the same as the conventional air conditioning apparatus shown in FIG. 1, the description is abbreviate | omitted. Hereinafter, only a portion different from the conventional air conditioner (one end side tip shape of each shaft 8, 9, 14, 15) will be described with reference to FIGS. 2 is a sectional view showing the assembled state of the shafts 8, 9, 14, and 15 to the air conditioning case 1. FIG. 3 is an enlarged view of the main part of FIG. 2. FIG. 4 is a front view of the shaft 8 viewed from the right side of FIG. It is.
[0019]
As shown in FIG. 7, the flexible portion 31 having a height A (10 mm) from the distal end surface 30 is provided on the distal end surface 30 of the one end of the shaft 8, 9, 14, 15 made of PP. And the protrusion part 32 is integrally formed with the shafts 8, 9, 14, and 15, respectively. A claw portion 31a having a longitudinal width (G dimension in FIG. 3) of 3 mm is formed at the tip of the flexible portion 31.
[0020]
Further, in the distal end surface 30, the radially outer portion (the shafts 8, 9, 14, 15 of the air-conditioning case 1 when the shafts 8, 9, 14, 15 are fitted into the hole portion 1 b of the air-conditioning case 1). A fan-shaped step portion 33 whose height from the tip surface 30 is about half of the dimension A (F dimension in FIG. 3, 5 mm in the present embodiment) is provided on the shaft at a portion facing the inner wall surface. 8, 9, 14, and 15 are formed integrally.
[0021]
The shafts 8, 9, 14, 15, the flexible part 31, the claw part 31a, the projecting part 32, and the step part 33 are each injected with PP into a predetermined mold, and after the mold is solidified, By pulling out, the shafts 8, 9, 14, and 15 are molded integrally.
By forming the one end side tip portion of the shafts 8, 9, 14, 15 as described above, the shafts 8, 9, 14, 15 are inserted into the air conditioning case 1, and the flexible portion 31 is attached to the air conditioning case 1. When inserted into the hole 1b, the claw portion 31a engages with the hole 1b, and at the same time, the tip surface of the stepped portion 33 comes into contact with the inner wall surface of the air conditioning case 1. As a result, the air conditioning case 1 having a thickness of 2 mm is sandwiched between the claw portion 31a and the stepped portion 33 in the present embodiment, and as a result, the shafts 8, 9, 14, and 15 are rattled in the axial direction. Is prevented.
[0022]
Thus, since the front end surface of the step portion 33 abuts on the inner wall surface of the air conditioning case 1, the height (5 mm) of the step portion 33 is provided between the one end side front end surface 30 of the shaft and the inner wall surface of the air conditioning case 1. Distance is provided. In addition, the difference between the height (10 mm) of the flexible portion 31 and the height (5 mm) of the step portion 33 (=) between the distal end surface 34 of the other end of the shaft and the inner wall surface of the air conditioning case 1 (= A distance (H dimension) of 5 mm) is provided.
[0023]
Accordingly, the film doors 10 and 16 can be wound to the full length (dimension B) from one end to the other end of the shafts 8, 9, 14 and 15. As a result, compared with the thing of FIG. 7, the width | variety of the opening part 20 of the film doors 10 and 16 can be taken large, and the air volume which passes the opening part 20 can be increased. As a result, the amount of air blown into the passenger compartment can be increased.
[0024]
In this embodiment, as can be seen from FIG. 4, the flexible portion 31 is formed at a position away from the step portion 33, so that the flexible portion 31 can be flexed freely without being obstructed by the step portion 33. Can be removed.
(Other embodiments)
As shown in FIG. 5, a manual operation lever 41 having a claw 41 a is fitted into the other end side hole 21 of the shaft 8, 9, 14, 15, and the shaft 8, 9, 14, 15 is plate-shaped. Even in the case where the door 40 is connected, the area of the plate-like door 40 can be increased by providing the step portion 33 on the end surface 30 on the one end side of the shaft.
[0025]
Further, in each of the above embodiments, the step portion 33 is formed integrally with the shafts 8, 9, 14, 15, but may be a separate body from the shafts 8, 9, 14, 15.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram of an air conditioning unit according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an assembled state of a shaft and an air conditioning case in the embodiment.
FIG. 3 is an enlarged view of a main part of the shaft of FIG. 2;
4 is a front view showing a distal end portion of the shaft of FIG. 2. FIG.
FIG. 5 is a sectional view showing an assembled state of a shaft and an air conditioning case in another embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing an assembled state of a shaft and an air conditioning case in a conventional air conditioner.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing an assembled state of the shaft and the air conditioning case devised by the inventors.
8 is a front view showing a distal end portion of the shaft of FIG. 7;
[Explanation of symbols]
1 ... Air-conditioning case (case), 1a, 1b ... hole,
8 ... 1st drive shaft (rotation axis), 9 ... 1st driven shaft (rotation axis),
10 ... 1st film door (film-like member), 14 ... 2nd drive shaft (rotating shaft),
15 ... 2nd driven shaft (rotating shaft), 16 ... 2nd film door (film-like member),
20 ... Opening part, 30 ... Tip surface, 31 ... Flexible part, 31a ... Claw part, 32 ... Projection part,
33 ... Stepped part.

Claims

Rotating shafts (8, 9, 14, 15) provided in the case (1) so as to be rotatable about the holes (1a, 1b) formed in the case (1);
A valve body (10, 16, 40) connected to the rotating shaft (8, 9, 14, 15),
The air passage in the case (1) is switched by rotating the rotating shaft (8, 9, 14, 15) and moving the valve body (10, 16, 40) in the case (1). In the air passage switching device configured in
On the tip surface (30) on at least one end side of the rotation shaft (8, 9, 14, 15),
A claw portion (31a) that protrudes from the tip surface (30) in the axial direction of the rotating shaft (8, 9, 14, 15) and engages with the hole (1b) of the case is formed at the tip. A flexible flexible part (31);
Of the distal end surface (30), the portion in the axial direction at the portion facing the inner wall surface of the case (1) when the flexible portion (31) is fitted into the hole (1b) of the case. A step portion (33) having a height from the tip surface (30) lower than the height of the flexible portion (31) from the tip surface (30) is formed;
The step portion (33) is formed to protrude in the axial direction of the rotation shaft (8, 9, 14, 15) from the tip surface (30) at a position away from the flexible portion (31), and The flexible part (31) can be freely bent without being obstructed by the step part (33),
The flexible portion (31) is fitted into the hole (1b) of the case, and the claw portion (31a) is engaged with the hole (1b), so that the claw portion (31a) and the stepped portion are engaged. part (33) and is sandwiched between the casing (1), and characterized in that said rotating shaft (8,9,14,15) is configured so as to be rotatable the hole and (1b) as an axis Air passage switching device.

The valve body (10, 16, 40) has an opening (20) through which air passes, and the rotary shaft (8, 9, 14, 15) so as to slide along with the rotation of the rotary shaft. The air passage switching device according to claim 1, wherein the air passage switching device is a flexible film-like member (10, 16) connected to the air passage.

The flexible membrane-like member (10, 16) has a full range from the tip surface (30) on one end side to the tip surface (34) on the other end side of the rotating shaft (8, 9, 14, 15). The air passage switching device according to claim 2 , wherein the air passage switching device is wound around .