JP3677759B2

JP3677759B2 - Reclining device

Info

Publication number: JP3677759B2
Application number: JP29153898A
Authority: JP
Inventors: 和也三輪; 猛粟野; 卓朗高山; 博古井
Original assignee: Tachi S Co Ltd; Mitsubishi Motors Corp
Current assignee: Tachi S Co Ltd; Mitsubishi Motors Corp
Priority date: 1998-09-29
Filing date: 1998-09-29
Publication date: 2005-08-03
Anticipated expiration: 2018-09-29
Also published as: JP2000102437A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用シート（座席）のリクライニング装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
シートバックの傾動角度を調整するリクライニング装置は、シートバックが後倒させた後、速やかに元の起立状態に戻るように、うずまきばねからなるリターンスプリングを設けている。
【０００３】
また、リクライニング装置には、シートバックの左右にロック機構を設けてシートバックのロック性を向上しているものもある。
【０００４】
更に、一般的なリクライニング装置は、シートバックのロックを解除するリリースレバーがシートクッションの後部外側面に配設して、着座者が着座状態でロック解除ができるようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
以上のリターンスプリングを有するものは、ロック解除時に、リターンスプリングの弾力によってシートバックが一気に最前位置に戻るため、着座者に不快感が生じるし、シートバックを所望の角度に調整し難い不具合があった。
【０００６】
また、前記左右にロック機構を有するものは、左右の同時ロックが難しい欠陥がある。
【０００７】
更に、リリースレバーをシートクッションの後部外側面に設けたものは、シートクッションの後部外側面より、外方にリリースレバーが突出することがないように、シートクッションの後部外側面を内方に凹窪状に切欠した収納部を設けているため、シートクッションの後部側における着座面が狭くなる不具合がある。
【０００８】
そこで、本発明は以上の従来品の不具合を除去することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本発明は、シートバックの左右にロック機構を有し、リターンスプリングによってシートバックを前方に付勢するリクライニング装置において、シートバック側のアッパーブラケットをシートクッション側のロアブラケットにロックするロック機構を、左右のロアブラケットと左右のアッパーブラケットを前後方向に傾動可能に連結する連結シャフトの左右両端側に有するリードスクリュー部Ａと、このリードスクリュー部Ａに螺合し前記アッパーブラケットに固着するナットＡと、前記一方のリードスクリュー部Ａ側に有するリードスクリュー部Ｂと、このリードスクリュー部Ｂに螺合するナットＢと、このナットＢを前記ロアブラケットに係止してナットＢの回転を規制するスライダーとから構成し、前記ロック解除機構は、前記スライダーをロアブラケットから離脱させる操作部材からなることを特徴とする。
【００１０】
従って、ロック解除時に、アッパーブラケットのナットＡが連結シャフトのリードスクリュー部Ａに螺合しているため、その螺合による摩擦力によってシートバックは前、後方向に緩やかに回動する。
【００１１】
また、一本の連結シャフトに左右のアッパーブラケットのナットＡが噛合しているため、ロックの同期性が良好になる。
【００１２】
本発明におけるロック解除機構は、前記連結シャフトにおけるリードスクリューＢ側の端部より連結シャフトの軸芯に沿って設けた空間部内にテーパ状の先端部が挿入し基端部に操作部材たる操作ハンドルを一体に有する回転軸と、前記連結シャフトの空間部内において回転軸の回転によって軸方向に移動自在でバネの弾力により回転軸の先端部に接合するスライド軸と、このスライド軸に一体で連結シャフトの外部に突出して前記スライダーに係合するガイドピンとからなることにより、連結シャフトの一方の端部側に操作ハンドルを配設される。そのため、ロック解除用の操作ハンドルが従来品の如く、シートクッションの外方より突出することがない。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を、図面に基づいて説明する。
図１はシートバック側のアッパーブラケット（１）（１）が、シートクッション側のロアブラケット（２）（２）にロックするロック状態、図２は同ロック解除状態を各々示す。
【００１４】
アッパーブラケット（１）（１）は、シートバック（不図示）のフレームの左右に一体に溶接され、ロアブラケット（２）（２）はシートクッション（不図示）のクッションフレームにおける後部側の左右外側面に一体に溶接されている。
【００１５】
この左右一対のアッパーブラケット（１）（１）とロアブラケット（２）（２）は、連結シャフト（３）によってアッパーブラケット（１）（１）が前後方向に傾動自在に連結されている。
【００１６】
そして、ロアブラケット（２）（２）に対して連結シャフト（３）は軸方向に摺動自在に挿通されている。
【００１７】
連結シャフト（３）の左右両端側には、図３に示すように、リードスクリュー部Ａ（３２）（３２）が設けてあり、このリードスクリュー部Ａ（３２）（３２）が、アッパーブラケット（１）（１）の内面側に溶接したナットＡ（９）（９）に螺挿している。
【００１８】
アッパーブラケット（１）（１）は、一方のアッパーブラケット（１）とロアブラケット（２）に渉って設けたうずまきばねからなるリターンスプリング（１２）によって常時前方に付勢され、シートバックが後傾するに従ってリターンスプリング（１２）が蓄勢されるように構成されている。図中（１１）は、アッパーブラケット（１）側に固着してリターンスプリング（１２）の一端を掛止する掛止片を示す。
【００１９】
アッパーブラケット（１）（１）をロアブラケット（２）（２）にロックしてシートバックの傾動角度を一定に保持するロック機構は、前記リードスクリュー部Ａ（２３）（２３）、ナットＡ（９）（９）、後述するリードスクリュー部Ｂ（３０）、ナットＢ（４）、スライダー（５）とから構成されている。
【００２０】
また、ロック解除機構は、基端に操作ハンドル（７１）を有しテーパ状の先端部（７０）を設けた回転軸（７）、スライド軸（８）、ガイドピン（８１）とから構成されている。
【００２１】
以上のロック機構、ロック解除機構の構成部品は、図３、図４、図５に示すように構成されている。
連結シャフト（３）の両端部側には前述の如く、リードスクリューを刻設したリードスクリュー部Ａ（３２）（３２）が設けてあり、その各リードスクリュー部Ａ（３２）（３２）の内側にはロアブラケット（２）の通孔（２Ａ）（２Ａ）を挿通する外周面が平滑状のスライド部（３２Ａ）（３２Ａ）が設けてある。
【００２２】
一方のリードスクリュー部Ａ（３２）の内方には、別のリードスクリューＢ（３０）が外周に刻設されている。
このリードスクリューＢ（３０）を有する連結シャフト（３）の一方側における軸芯には、図４に示すように、空間部（３３）が連結シャフト（３）の一端部から軸芯に沿って開穿されている。
【００２３】
空間部（３３）内には圧縮コイルバネ（３５）が装着され、また、空間部（３３）から連結シャフト（３）の外周に設けたリードスクリュー部（３０）に渉ってスリット（３４）が開孔され、このスリット（３４）は連結シャフト（３）の軸方向に長い溝孔に形成されている。
【００２４】
また、図１、図２に示すように、空間部（３３）内には前記スライド軸（８）が軸方向にスライド自在に装着され、このスライド軸（８）には前記スリット（３４）より頂部が外方に突出するガイドピン（８１）が一体に固着され、スライド軸（８）の回転軸（７）側における一端部（８０）はテーパ状に形成されている。
【００２５】
また、このスライド軸（８）の一端部（８０）に、先端部（７０）が接合するように回転軸（７）が空間部（３３）内に回転自在に挿入されている。
【００２６】
回転軸（７）の先端部（７０）はテーパ状に切欠され、連結シャフト（３）より外部に突出する基端部には操作部材たる操作ハンドル（７１）が固定されている。
【００２７】
従って、この操作ハンドル（７１）を半回転させると、それに伴って回転軸（７）と共に先端部（７０）が回転する。そのため、スライド軸（８）がガイドピン（８１）と共に圧縮コイルバネ（３５）の弾力に抗して空間部（３３）の奥部方向にスライドする。
【００２８】
前記連結シャフト（３）のリードスクリュー部Ｂ（３０）には、リング状のナットＢ（４）が螺合し、このナットＢ（４）の外周面には図３に示すようにスプライン（４０）が設けてある。図中（４１）は、ナットＢ（４）の内周面に設けてリードスクリュー部Ｂ（３０）に螺部を示す。
【００２９】
前記スライダー（５）は、図５に示すように、ナットＢ（４）にスプライン結合する係合部（５Ａ）と、この係合部（５Ａ）と一体で前記ガイドピン（８１）が係合するスライド部（５Ｂ）とから構成されている。
【００３０】
スライド部（５Ｂ）の外周には、スライダー（５）の回転規制用のピン（５２）が突設されている。図中（５１）はナットＢ（４）のスプライン（４０）に噛合するスプラインを示す。
【００３１】
このスライダー（５）はナットＢ（４）と共にケーシング（２０）内に収容され、ケーシング（２０）には前記ピン（５２）が挿入し、連結シャフト（３）の軸方向に摺動する長孔（２２）が開孔されている。
【００３２】
ケーシング（２０）は、ストッパ片（２３）（２３）と共にロアブラケット（２）に固着されており、ケーシング（２０）内にはスライダー（５）をストッパ片（２３）（２３）方向に付勢するばね（６）が配設されている。
【００３３】
次に、ロック機構の作動状態を説明する。図１に示すように、ばね（６）の弾力によってスライダー（５）がストッパ片（２３）（２３）方向に移動し、ナットＢ（４）にスプライン結合し、更に、ナットＢ（４）がストッパ片（２３）（２３）に押圧される。
【００３４】
これにより、ナットＢ（４）は、回転不能なスライダー（５）にスプライン結合し、ストッパ片（２３）（２３）に押圧されているため、ナットＢ（４）の回転は規制される。
【００３５】
そのため、連結シャフト（３）は、そのリードスクリュー部Ｂ（３０）に螺合するナットＢ（４）の回転が規制されるため、回転不能となり、また、連結シャフト（３）のリードスクリュー部Ａ（３２）（３２）にアッパーブラケット（１）（１）のナットＡ（９）（９）が螺合し、且つ、図１に示すように、連結シャフト（３）のスライド部（３２Ａ）（３２Ａ）側の端縁にナットＡ（９）に突き当たりナットＡ（９）が回転不能となるため、ナットＡ（９）と一体のアッパーブラケット（１）はロック状態になり、シートバックが一定の傾動角度に保持される。
【００３６】
シートバックの傾動角度をロック解除機構によって調整するには、図１のロック状態において、まず、操作ハンドル（７１）を半回転させる。これにより、回転軸（７）が回転するため、回転軸（７）の先端部（７０）がスライド軸（８）を圧縮コイルバネ（３５）の弾力に抗して空間部（３３）の内方に向けてスライドさせる。
【００３７】
そのため、スライド軸（８）と一体のガイドピン（８１）がスライドしてスライダー（５）をばね（６）の弾力に抗してストッパ片（２３）（２３）に対して隔離方向に移動させる。
【００３８】
これにより、スライダー（５）とナットＢ（４）とのスプライン結合が解かれると共にナットＢ（４）のストッパ片（２３）への押圧状態が解除される。
【００３９】
そのため、図２に示すように、ナットＢ（４）は回転自在になり、アッパーブラケット（１）（１）のロアブラケット（２）（２）に対するロック状態が解除される。
【００４０】
このロック解除状態において、シートバックにリターンスプリング（１２）の弾力に抗して後方荷重を加えると、アッパーブラケット（１）（１）のナットＡ（９）（９）は、連結シャフト（３）のリードスクリュー部Ａ（３２）（３２）に螺合しているため、その螺合による摩擦力によりシートバックが緩やかに後倒する。
【００４１】
シートバックを任意角度に後倒後、操作ハンドル（７１）を元の状態に戻すと、圧縮コイルバネ（３５）、ばね（６）の弾力により、スライダー（５）が移動して前述の如くナットＢ（４）の回転が規制されると共に、前記操作ハンドル（７１）側のナット（９）に対して反対側のナット９がシャフト（３）のスライド部側端縁に突き当たり、そのナット（９）の回転が規制されるため、アッパーブラケット（１）はロック状態になる。
【００４２】
また、前記ロック解除状態において、シートバックに対して後方荷重を付与しない場合には、シートバックが前倒方向にリターンスプリング（１２）の弾力によって回動する。その際、前述の如く、連結シャフト（３）のリードスクリュー部Ａ（３２）（３２）に、アッパーブラケット（１）（１）のナットＡ（９）（９）が螺合しているため、その螺合による摩擦力によりシートバックは急激に前方に回動することなく緩やかに回動する。
【００４３】
従って、ロック解除後において、シートバックは前記摩擦力により前後方向に急激に回動することがないため、所望の傾動角度にシートバックを調整し易くなる。
【００４４】
なお、前記シートバックを前後方向に傾動する際、アッパーブラケット（１）（１）のナットＡ（９）（９）に螺合する連結シャフト（３）は、軸方向に移動するが、この移動量はわずかで、シートバックの外方にさほど突出することがないように構成されている。
【００４５】
【発明の効果】
本請求項１の発明によれば、一本の連結シャフトに左右のアッパーブラケットが螺合してロックされるため、ロックの同期性が良好になる。
【００４６】
加えて、ロック解除時に、連結シャフトのリードスクリュー部Ａに、アッパーブラケットのナットＡが螺合しているため、シートバックの前、後方向の回動が緩やかに行われ、所定の傾動角度にシートバックを調整し易くなるし、また、リターンスプリングの弾力によって急激にシートバックが前方に回動することがないため、不快感が全く生じることがなく快適に使用し得る。
【００４７】
本請求項２の発明によれば、連結シャフトの端部側に操作ハンドルを設けているため、操作ハンドルによって従来品の如くシートクッションの後部側の着座面が狭くなることがない。
【００４８】
加えて、連結シャフトの軸芯に沿って設けた空間部に挿入する回転軸の回転によりスライド軸をスライドさせてロックを解除する構造のため、操作ハンドルを単に半回転するのみでロック解除でき、しかも、ロック解除用の部品が外部に突出することがないため、作動不良になることがないし、コンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明においてロック状態を示す断面図である。
【図２】ロック解除状態を示す断面図である。
【図３】本発明の部分切欠分解斜視図である。
【図４】図３のIVーIV線断面図である。
【図５】スライダーの断面図である。
【符号の説明】
１アッパーブラケット
２ロアブラケット
３連結シャフト
４ナットＢ
５スライダー
７回転軸
８スライド軸
９ナットＡ
１２リターンスプリング
３０リードスクリュー部Ｂ
３２リードスクリュー部Ａ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a reclining device for an automobile seat (seat).
[0002]
[Prior art]
The reclining device that adjusts the tilt angle of the seat back is provided with a return spring composed of a spiral spring so that the seat back can quickly return to the original standing state after the seat back is tilted backward.
[0003]
Some reclining devices are provided with locking mechanisms on the left and right sides of the seat back to improve the seat back lockability.
[0004]
Further, in a general reclining device, a release lever for unlocking the seat back is disposed on the rear outer surface of the seat cushion so that the seated person can release the lock in the seated state.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
With the above return springs, when the lock is released, the seat back will return to the foremost position due to the elasticity of the return spring. It was.
[0006]
Moreover, the thing which has a locking mechanism in the said right and left has a defect in which simultaneous locking of right and left is difficult.
[0007]
Furthermore, when the release lever is provided on the rear outer surface of the seat cushion, the rear outer surface of the seat cushion is recessed inward so that the release lever does not protrude outward from the rear outer surface of the seat cushion. Since the recessed storage portion is provided, the seating surface on the rear side of the seat cushion becomes narrow.
[0008]
Therefore, an object of the present invention is to eliminate the problems of the conventional products described above.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a reclining device having a lock mechanism on the left and right sides of a seat back and biasing the seat back forward by a return spring. A lock mechanism for locking to the bracket is screwed into the lead screw portion A and the lead screw portion A having left and right ends of a connecting shaft that connects the left and right lower brackets and the left and right upper brackets so as to be tiltable in the front-rear direction. A nut A that is fixed to the upper bracket, a lead screw part B that is provided on the one lead screw part A side, a nut B that is screwed to the lead screw part B, and a nut B that is locked to the lower bracket. And a slider for restricting the rotation of the nut B. Unlocking mechanism is characterized in that it consists of the operation member to disengage the slider from the lower bracket.
[0010]
Therefore, at the time of unlocking, because the nut A of the upper bracket is screwed to the lead screw portion A of the connecting shaft, the friction force by screwing Thus the seat back before gently rotated in the backward direction.
[0011]
Further, since the nuts A of the left and right upper brackets mesh with one connecting shaft, the lock synchronization is improved.
[0012]
The lock release mechanism according to the present invention includes an operation handle in which a tapered distal end portion is inserted into a space portion provided along an axis of the connection shaft from an end portion on the lead screw B side of the connection shaft, and an operation member is a base end portion. A rotary shaft integrally formed, a slide shaft that is movable in the axial direction by rotation of the rotary shaft in the space portion of the connecting shaft, and that is joined to the tip end portion of the rotary shaft by the elasticity of the spring, and a connecting shaft that is integral with the slide shaft An operation handle is disposed on one end side of the connecting shaft by being formed of a guide pin that protrudes outward from the guide shaft and engages with the slider. For this reason, the operation handle for unlocking does not protrude from the outside of the seat cushion as in the conventional product.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a locked state in which the upper brackets (1) and (1) on the seat back side are locked to the lower brackets (2) and (2) on the seat cushion side, and FIG. 2 shows the unlocked state.
[0014]
The upper brackets (1) and (1) are integrally welded to the left and right of the frame of the seat back (not shown), and the lower brackets (2) and (2) are left and right outside of the rear side of the cushion frame of the seat cushion (not shown). It is integrally welded to the side.
[0015]
The pair of left and right upper brackets (1), (1) and the lower brackets (2), (2) are connected to the upper brackets (1), (1) so as to be tiltable in the front-rear direction by a connecting shaft (3).
[0016]
The connecting shaft (3) is inserted into the lower brackets (2) and (2) so as to be slidable in the axial direction.
[0017]
As shown in FIG. 3, lead screw portions A (32) and (32) are provided on the left and right ends of the connecting shaft (3). The lead screw portions A (32) and (32) are connected to the upper bracket ( 1) Screwed into nuts A (9) and (9) welded to the inner surface side of (1).
[0018]
The upper brackets (1) and (1) are always urged forward by a return spring (12) consisting of a spiral spring provided between one upper bracket (1) and the lower bracket (2), and the seat back is The return spring (12) is configured to store energy as it tilts. (11) in the figure shows a latching piece that is fixed to the upper bracket (1) side and latches one end of the return spring (12).
[0019]
The lock mechanism for locking the upper bracket (1) (1) to the lower bracket (2) (2) to keep the tilt angle of the seat back constant is the lead screw portion A (23) (23), nut A ( 9) (9), a lead screw part B (30), a nut B (4), and a slider (5), which will be described later.
[0020]
The unlocking mechanism includes a rotating shaft (7), a slide shaft (8), and a guide pin (81) having an operation handle (71) at the base end and provided with a tapered tip (70). ing.
[0021]
The components of the lock mechanism and the unlock mechanism described above are configured as shown in FIGS.
As described above, the lead screw portions A (32) and (32) in which lead screws are engraved are provided on both ends of the connecting shaft (3), and the inner sides of the lead screw portions A (32) and (32). Are provided with slide portions (32A) (32A) having smooth outer peripheral surfaces through which the through holes (2A) (2A) of the lower bracket (2) are inserted.
[0022]
Another lead screw B (30) is engraved on the outer periphery of one lead screw portion A (32).
As shown in FIG. 4, the space portion (33) extends from the one end portion of the connecting shaft (3) along the shaft core to the shaft core on one side of the connecting shaft (3) having the lead screw B (30). Opened.
[0023]
A compression coil spring (35) is mounted in the space portion (33), and a slit (34) extends from the space portion (33) to the lead screw portion (30) provided on the outer periphery of the connecting shaft (3). Opened, this slit (34) is formed in a slot that is long in the axial direction of the connecting shaft (3).
[0024]
As shown in FIGS. 1 and 2, the slide shaft (8) is slidably mounted in the space portion (33) in the axial direction, and the slide shaft (8) is provided by the slit (34). A guide pin (81) whose top portion protrudes outward is fixed integrally, and one end portion (80) on the rotating shaft (7) side of the slide shaft (8) is tapered.
[0025]
Further, the rotary shaft (7) is rotatably inserted into the space (33) so that the tip (70) is joined to one end (80) of the slide shaft (8).
[0026]
The distal end portion (70) of the rotating shaft (7) is cut out in a tapered shape, and an operation handle (71) as an operation member is fixed to a proximal end portion that protrudes outward from the connecting shaft (3).
[0027]
Accordingly, when the operation handle (71) is rotated halfway, the tip (70) rotates together with the rotation shaft (7). Therefore, the slide shaft (8) slides in the back direction of the space (33) against the elasticity of the compression coil spring (35) together with the guide pin (81).
[0028]
A ring-shaped nut B (4) is screwed into the lead screw portion B (30) of the connecting shaft (3), and a spline (40) is formed on the outer peripheral surface of the nut B (4) as shown in FIG. ) Is provided. In the drawing, (41) is provided on the inner peripheral surface of the nut B (4) and indicates a screw portion in the lead screw portion B (30) .
[0029]
As shown in FIG. 5, the slider (5) has an engaging portion (5A) that is splined to the nut B (4), and the guide pin (81) is integrally engaged with the engaging portion (5A). And a slide portion (5B).
[0030]
A pin (52) for restricting rotation of the slider (5) protrudes from the outer periphery of the slide portion (5B). In the drawing, (51) indicates a spline that meshes with the spline (40) of the nut B (4).
[0031]
The slider (5) is housed in the casing (20) together with the nut B (4). The pin (52) is inserted into the casing (20) and slides in the axial direction of the connecting shaft (3). (22) is opened.
[0032]
The casing (20) is fixed to the lower bracket (2) together with the stopper pieces (23) and (23), and the slider (5) is urged in the casing (20) in the direction of the stopper pieces (23) and (23). A spring (6) is arranged.
[0033]
Next, the operating state of the lock mechanism will be described. As shown in FIG. 1, the slider (5) is moved in the direction of the stopper pieces (23) and (23) by the elasticity of the spring (6), and is splined to the nut B (4). Further, the nut B (4) It is pressed by the stopper pieces (23) (23).
[0034]
As a result, the nut B (4) is splined to the non-rotatable slider (5) and pressed against the stopper pieces (23) and (23), so that the rotation of the nut B (4) is restricted.
[0035]
Therefore, the rotation of the nut B (4) screwed to the lead screw portion B (30) is restricted, and the connection shaft (3) cannot be rotated, and the lead screw portion A of the connection shaft (3). (32) The nuts A (9) and (9) of the upper brackets (1) and (1) are screwed into the upper brackets (1) and (32), and as shown in FIG. 1, the slide portion (32A) ( 32A) hits the nut A (9) at the edge on the side, and the nut A (9) cannot be rotated. Therefore, the upper bracket (1) integrated with the nut A (9 ) is locked, and the seat back is fixed. The tilt angle is maintained.
[0036]
To adjust the tilt angle of the seat back by the lock release mechanism in the locked state of FIG. 1, first, make a half turn the operating handle (71). Thereby, since the rotating shaft (7) rotates, the front end portion (70) of the rotating shaft (7) opposes the slide shaft (8) against the elasticity of the compression coil spring (35), and the inside of the space portion (33). Slide towards.
[0037]
Therefore, the guide pin (81) integral with the slide shaft (8) slides to move the slider (5) in the isolation direction against the stopper pieces (23) (23) against the elasticity of the spring (6). .
[0038]
As a result, the spline connection between the slider (5) and the nut B (4) is released, and the pressing state of the nut B (4) against the stopper piece (23) is released.
[0039]
Therefore, as shown in FIG. 2, the nut B (4) becomes rotatable, and the locked state of the upper brackets (1) (1) with respect to the lower brackets (2) (2) is released.
[0040]
In this unlocked state, when a rear load is applied to the seat back against the elasticity of the return spring (12), the nuts A (9) and (9) of the upper brackets (1) and (1) are connected to the connecting shaft (3). Since the lead screw portions A (32) and (32) are screwed together, the seat back is slowly moved back by the frictional force generated by the screwing .
[0041]
When the operation handle (71) is returned to its original state after the seat back is tilted back to an arbitrary angle, the slider (5) is moved by the elasticity of the compression coil spring (35) and the spring (6), and the nut B as described above. While the rotation of (4) is restricted, the nut 9 on the opposite side to the nut (9) on the operation handle (71) side abuts against the slide part side edge of the shaft (3), and the nut (9) Therefore, the upper bracket (1) is locked.
[0042]
Further, in the unlocked state, when a rear load is not applied to the seat back, the seat back is rotated by the elastic force of the return spring (12) in the forward direction. At that time, as described above, the nuts A (9) and (9) of the upper brackets (1) and (1) are screwed to the lead screw portions A (32) and (32) of the connecting shaft (3). Due to the frictional force generated by the screwing, the seat back rotates gently without rotating forward.
[0043]
Therefore, after the lock is released, the seat back does not suddenly rotate in the front-rear direction due to the frictional force , so that the seat back can be easily adjusted to a desired tilt angle.
[0044]
When tilting the seat back in the front-rear direction, the connecting shaft (3) screwed into the nuts A (9) (9) of the upper brackets (1) (1) moves in the axial direction. The amount is so small that it does not protrude so much outwardly of the seat back.
[0045]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, since the left and right upper brackets are screwed and locked to one connecting shaft, the locking synchronism is improved.
[0046]
In addition, when the lock is released, the nut A of the upper bracket is screwed into the lead screw portion A of the connecting shaft, so that the front and back of the seatback are gently rotated in a predetermined tilt angle. The seat back can be easily adjusted, and since the seat back does not suddenly rotate forward due to the elasticity of the return spring, it can be used comfortably without causing any discomfort.
[0047]
According to the second aspect of the present invention, since the operation handle is provided on the end side of the connecting shaft, the seating surface on the rear side of the seat cushion is not narrowed by the operation handle unlike the conventional product.
[0048]
In addition, because of the structure that slides the slide shaft by the rotation of the rotation shaft inserted into the space provided along the axis of the connecting shaft, the lock can be released by simply rotating the operation handle halfway, In addition, since the unlocking parts do not protrude outside, there is no malfunction and the apparatus can be made compact.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a locked state in the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing an unlocked state.
FIG. 3 is an exploded perspective view of a partially cutout according to the present invention.
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a slider.
[Explanation of symbols]
1 Upper bracket 2 Lower bracket 3 Connecting shaft 4 Nut B
5 Slider 7 Rotating shaft 8 Slide shaft 9 Nut A
12 Return spring 30 Lead screw part B
32 Lead screw part A

Claims

Lower bracket fixed to the left and right sides of the seat cushion,
Upper brackets fixed to the left and right sides of the seat back
A connecting shaft for connecting the left and right upper brackets to the left and right lower brackets so as to be tiltable in the front-rear direction;
A return spring for urging the upper bracket forward;
A locking mechanism for locking the upper bracket to the lower bracket;
It consists of a lock release mechanism that releases the lock state by this lock mechanism,
The lock mechanism includes a lead screw part A that is provided on the left and right ends of the connecting shaft, a nut A that is screwed into the lead screw part A and is fixed to the upper bracket, and a lead that is provided on the one lead screw part A side. A screw part B, a nut B that is screwed into the lead screw part B, and a slider that locks the nut B to the lower bracket and restricts the rotation of the nut B;
The reclining device, wherein the unlocking mechanism comprises an operation member for detaching the slider from the lower bracket.

The unlocking mechanism has a tapered tip inserted into a space provided along the axis of the connecting shaft from the end of the connecting shaft on the lead screw B side, and an operating handle as an operating member is integrally formed at the base end. A rotating shaft having,
In the space portion of the connecting shaft, a slide shaft that is movable in the axial direction by the rotation of the rotating shaft and joined to the tip of the rotating shaft by the elasticity of a spring;
The reclining device according to claim 1, comprising a guide pin that is integral with the slide shaft and protrudes outside the connecting shaft to engage with the slider.