JP3677091B2 - 電磁ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は導電性流体に外部から進行磁場を与えて、この導電性流体に誘導電流を誘起させるとともに、この誘導電流と外部磁場の相互作用によりポンピング作用を起こさせる電磁ポンプに係り、高速増殖炉の冷却材ナトリウムや核融合炉のリシウムの循環ポンプや電磁冶金の液体金属の移送ポンプ等に好適な電磁ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、三相誘導型の電磁ポンプは、三相交流巻線を電磁ポンプの流れの方向に各相の順に分布させて配置し、この三相交流巻線に三相交流電流を流して、この電流の流れの方向に進行磁界を発生させ、この進行磁界を導電性流体の存在するダクトの中を通す。すると、フレミングの右手の法則により導電性流体中に電圧が誘起され、これによって誘導電流が流れる。この誘導電流と進行磁界の一部の成分とが作用して電磁力となり、導電性流体を流すように力を受けることからポンプとして作用する。この電磁力は誘導電動機におけるトルク、リニアモータにおける推力と同じである。
【0003】
この三層誘導型の電磁ポンプは、構造上大別してフラット・リニア型電磁ポンプと、アニュラ・リニア型電磁ポンプとの2種類に分けられる。本発明の電磁ポンプはこの内のアニュラ・リニア型電磁ポンプの改良に関するものであり、このアニュラ・リニア型電磁ポンプは、流体の流路断面が環状であることから、ALIP(Annular Linear Induction Pump)と呼ばれ、ダクト構造の信頼性、安全性の高いことから、大容量ポンプや、高い信頼性が要求される導電性流体のポンプとして採用されている。
【0004】
上記ALIPの基本的な構造を図14に示す。この電磁ポンプ1は矢印で示す例えば液体金属ナトリウムなどの導電性流体2を吸込口から吐出口へ圧送するために、外側ダクト3および内側ダクト4により同心の二重管構造の二重ダクト5を構成し、この外内ダクト3,4により画成された環状のアニュラス流路6を形成し、このアニュラス流路6に導電性流体を流すようになっている。
【0005】
外側ダクト3の外側には複数枚の電気鉄板を遠心方向に積み重ねた積層鉄心7の複数を、直径方向に間隙8を置いて周方向に等配し、各積層鉄心7に形成した複数のスロット9内には環状の固定子コイル(ステータ)10を嵌合固定し、交流磁場の磁気回路を形成している。この場合、積層鉄心7は、スロット9と固定子コイル10とが内側(外側ダクト3側)に位置するように全体が放射状に設けられている。この固定子コイル10は外側ダクト3の軸方向に多数配置されて、三相交流電流が進行磁場を作るように結線されている。
【0006】
そして、内側ダクト4の内部には磁気回路を形成するための内部鉄心11が収納されている。これにより、導電性流体2が吸込口である流体入口12からアニュラス流路6を流れながら進行磁界を受けて電圧が誘起されて吐出口である流体出口13から外部へ圧送される。
【0007】
なお、この電磁ポンプ1の大容量化とコンパクト化とを図る場合はこの内部鉄心11にも内部固定子コイルを配置し、外側の固定子コイル10と両側のコイルにて励磁することで、進行磁界を増強してポンプ力を増強させてもよい。
【0008】
また、近年、電磁ポンプ1を大容量化して、高速炉の主循環系の循環ポンプとして、採用する配慮が検討されており、このための重要な要求項目としては、内側ダクト4の内側にも、固定子コイルに代えて電磁コイルを配置するダブルステータ化による電磁ポンプの小型化のほかに、電磁ポンプ1の運転効率向上が重要な要求とされている。また、ケーシング14により、電磁ポンプ1の全体を密封被覆し、導電性流体中に浸漬して使用される場合もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような一般的な電磁ポンプ1では、外側ダクト3の外周面と、これに対向する積層鉄心7の内周側先端面との間に間隙8を設けているので、固定子コイル10と積層鉄心7の発熱の伝導が間隙8により阻害され、外側ダクト3に熱伝導させる熱伝導効率が低い。そのために、この外側ダクト3の内側の環状流路6を流れる液体金属ナトリウム等の導電性流体2に放熱せしめる放熱効率が低いという課題がある。
【0010】
そこで、仮にこの積層鉄心7の内周側先端面を外側ダクト3の外周面に単に固着させる場合には、上記放熱効率を向上させることはできるものの、積層鉄心7と外側ダクト3との熱膨張差を吸収できず、これらの応力の増大ないし破損を招く虞がある。
【0011】
そこで本発明の目的は、固定子コイルと積層鉄心からの発熱の放熱効率の向上と、積層鉄心と外側ダクトとの熱膨張差の吸収と、を共に図ることができる電磁ポンプを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の電磁ポンプは、外側ダクトとその内部に内蔵される内側ダクトとで画成される環状流路に導電性流体を流す二重ダクトと、上記外側ダクトの外周側に配設される複数の積層鉄心と、この積層鉄心の上記外側ダクト側の端部に形成されたスロット内に収納されて、形成する進行磁界により上記導電性流体を駆動する固定子コイルと、少なくとも上記二重ダクト、積層鉄心および固定子コイルを内包するケーシングと、を具備し、上記積層鉄心を軸方向に分割して、複数の鉄心ブロックを構成し、上記積層鉄心の軸方向両端にある鉄心ブロックを、上記外側ダクトの外周面に溶接にて固着したことを特徴とする
【0013】
したがって本発明によれば、積層鉄心を外側ダクトに溶接により固着しているので、固定子コイルに発生するジュール損失や積層鉄心に生じる鉄損により発生する内部発熱を、外側ダクトを介して、この外側ダクトの内周側を流れる導電性流体に放熱することができる。つまり、放熱効率を高めることができる。
【0014】
その結果、電磁ポンプの内部温度の上昇を抑制えることができるので、固定子コイルの電気絶縁材の電気絶縁性能を高めると共に、積層鉄心の磁気的性能も高めることができるので、ポンプ性能を向上させることができる
【0015】
そして、積層鉄心の軸方向両端にある鉄心ブロックの内周面のみを外側ダクトの外周面に溶接により固着しているので、これら積層鉄心と外側ダクトとが熱膨張や収縮により変位しても、鉄心ブロックは外側ダクトと共に移動し、常に接触状態を保持することができる。このために、常に放熱効率を高めることができる。また、外側ダクトと積層鉄心とに軸方向の熱変位差が生じた場合は、その変位差を積層鉄心の先端部の弾性変形により吸収することができる。
【0016】
請求項2の発明は、外側ダクトとその内部に内蔵される内側ダクトとで画成される環状流路に導電性流体を流す二重ダクトと、上記外側ダクトの外周側に配設される複数の積層鉄心と、この積層鉄心の上記外側ダクト側の端部に形成されたスロット内に収納されて、形成する進行磁界により上記導電性流体を駆動する固定子コイルと、少なくとも上記二重ダクト、積層鉄心および固定子コイルを内包するケーシングと、上記積層鉄心をその積層方向で挟持する挟持部材と、上記外側ダクトの外周面に固着されて、上記挟持部をこの外側ダクトの軸方向に変位自在に支持する支持用固定部と、を具備している。
【0017】
したがって本発明によれば、積層鉄心を挟持する挟持部材を、外側ダクトの外周面に固着した支持用固定部により支持しているので、固定子コイルと積層鉄心の発熱を挟持部材と支持用固定部とを介して外側ダクトに熱伝導させ、外側ダクトの内側を流れる導電性流体に放熱することができる。
【0018】
しかも、支持用固定部は挟持部材を外側ダクトの軸方向に変位自在に支持するので、軸方向の変位差を吸収することができる
【0019】
請求項3の発明は、外側ダクトとその内部に内蔵される内側ダクトとで画成される環状流路に導電性流体を流す二重ダクトと、上記外側ダクトの外周側に配設される複数の積層鉄心と、この積層鉄心の上記外側ダクト側の端部に形成されたスロット内に収納されて、形成する進行磁界により上記導電性流体を駆動する固定子コイルと、少なくとも上記二重ダクト、積層鉄心および固定子コイルを内包するケーシングと、を具備し、上記外側ダクトの外周面に上記積層鉄心の内周面に接触させると共に、この積層鉄心の接触部を積層方向に所定ピッチで切欠した。
【0020】
したがって本発明によれば、積層鉄心を外側ダクトに接触させているので、上記請求項1記載の発明とほぼ同様に放熱効率を高めることができると共に、積層鉄心の外側ダクトとの接触部を積層方向に所定ピッチで切欠しているので、この切欠部に隣接する積層鉄心の一部を弾性変形させて熱膨張変位を吸収させることができる。
【0021】
請求項4の発明は、外側ダクトとその内部に内蔵される内側ダクトとで画成される環状流路に導電性流体を流す二重ダクトと、上記外側ダクトの外周側に配設される複数の積層鉄心と、この積層鉄心の上記外側ダクト側の端部に形成されたスロット内に収納されて、形成する進行磁界により上記導電性流体を駆動する固定子コイルと、少なくとも上記二重ダクト、積層鉄心および固定子コイルを内包するケーシングと、を具備し、上記外側ダクトの外周面と上記固定子コイルを収納した上記スロットの間隙とで画成された空間内に、電気絶縁性の熱伝導部材を充填した。
【0022】
したがって本発明によれば、積層鉄心の鉄板間を横断する電気回路の形成を防止することができる。このために、積層鉄心の渦電流損を低減することができると共に、固定子コイルと積層鉄心の発熱を熱伝導部材を介して効率よく外側ダクトへ伝導させ、導電性流体に高効率で放熱することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図13に基づいて説明する。なお、図1〜図14中、同一または相当部分には同一符号を付している。
【0024】
図1は本発明の第1の実施形態の要部縦断面図、図2は図1のII−II線断面図であり、これらの図において、図14と同一または相当部分には同一符号を付しており、本実施形態は各積層鉄心7を各鉄心固定具21によりそれぞれ支持し、この各鉄心固定具21の外周側端部をケーシング14の内周部にダブテール・ジョイント(蟻継ぎ)により嵌合して固定し、積層鉄心7の内周面を外側ダクト3の外周面に密着させた点に主な特徴を有する。
【0025】
つまり、鉄心固定具21の外周側端部に、遠心方向に拡開する鳩尾形の蟻21aを一体に突設する一方、ケーシング14の内周面部に蟻溝14aを形成し、蟻溝14a内に蟻21aを若干の遊びをもって嵌入し、その遊び空間に弾性体である板ばね22を介在させることにより、鉄心固定具21を介して積層鉄心7の内周面を外側ダクト3の外周面に弾性的に押圧して密に接触させている。ケーシング14の内周面部には積層鉄心7の両側面、つまり鉄板積層方向両側面上部をそれぞれ挟持する一対の鉄心押え23a,23bを一体ないし一体的に突設している。
【0026】
また、図2に示すようにケーシング14の軸方向の両端14bと、この軸方向に沿う積層鉄心7の軸方向両端もしくはその下流端との間には、電気絶縁性の熱伝導部材であるセラミックス層24を介在させ、このセラミックス層24を介して積層鉄心7の少なくとも軸方向一端をケーシング14の内周面に接触させている。積層鉄心7はその積層方向を鉄心押えボルト28により挟持されている。
【0027】
したがって、本実施形態によれば、鉄心固定具21と板バネ22とにより積層鉄心7の内周面を、外側ダクト3の外周面に接触させているので、固定子コイル10と積層鉄心7での発熱を効率よく外側ダクト3に熱伝導させ、さらに、外側ダクト3の内周面に接して流れる液体金属ナトリウム中に放熱することができる。このために、放熱効率を高めることができるので、電磁ポンプ1内の温度上昇を抑制することができる。
【0028】
また電磁ポンプ1の製作時と、運転時の温度差、または液体金属ナトリウムの温度変化により積層鉄心7の熱膨張が生じても、鉄心固定具21とケーシング14との間に設置された板バネ22によりその変位を吸収し、温度低下時においては、外側ダクト3が収縮しても板バネ22の反発力と、セラミックス層24の滑りとにより積層鉄心7が外側ダクト3側へ摺動して押し戻される。このために、外側ダクト3が積層鉄心7と外側ダクト3との接触をあらゆる電磁ポンプ1の運転温度で維持することが可能となる。
【0029】
また、ケーシング14との蟻継ぎ構造により軸方向の変位を拘束しないうえに、鉄心押え21は、積層鉄心7の変位時にもこの積層鉄心7との接触が維持されるため、固定子コイル10の発熱は、積層鉄心7および鉄心固定具21を介して、ケーシング14とその外周面に接して流れる液体金属ナトリウム中へ放熱される。
【0030】
したがって本実施形態によれば、電磁ポンプ1の内部温度を、あらゆる液体金属ナトリウムの運転温度においても、外側ダクト3と積層鉄心7が接触しない場合よりも低く保持でき、電磁ポンプ1の信頼性を向上させることができる。なお、本実施形態の板バネ22は、その他の螺旋バネ、または、反発力のある弾性体に置換してもよい。
【0031】
図3は本発明の第2の実施形態の要部断面図、図4は図3のIV−IV線断面図であり、この実施形態は上記蟻継ぎに代えて、図3中、上下一対の固定ボルト25a,25bにより鉄心固定具21をケーシング14の鉄心押え23a,23bに締付け固定している。この鉄心固定具21とケーシング14との間には、上記実施形態と同様に板バネ22が介在され、鉄心押え23a,23bは、鉄心固定具21と接触するように設置されている。また、固定ボルト25a,25bを通す鉄心押え23a,23bのボルト穴26a,26bは、固定ボルト25a,25bの頭部直径よりも小さいが、軸部直径より大きな直径を有し、固定ボルト25a,25bがボルト穴26a,26b内を移動できる。
【0032】
したがって、板バネ22により積層鉄心7の外側ダクト3側の内周面が、外側ダクト3の外周面に接触しているので、固定子コイル10と積層鉄心7からの発熱を効率よく外側ダクト3を介して、このダクト3内を流れる金属ナトリウム中に放熱することができる。
【0033】
また電磁ポンプ1の製作時と、運転時との温度差、または液体金属ナトリウムの温度変化により積層鉄心7に熱膨張が生じても、ボルト穴26a,26bの直径が、固定ボルト25a,25bの軸部の直径より大きいので、想定される熱変位吸収以上の変位を制限して積層鉄心7の変位を支持し、また鉄心固定具21とケーシング14の間の板バネ22により積層鉄心7の変位を吸収し、温度低下時においては、外側ダクト3が収縮しても板バネ22の反発力と、積層鉄心7のセラミックス層24上におけるすべり変位により積層鉄心7が外側ダクト3方向に押し戻され、外側ダクト3が積層鉄心7と外側ダクト3の接触を、あらゆる電磁ポンプ運転温度で維持することが可能となる。また、鉄心押え23a,23bは、積層鉄心7の変位時に積層鉄心7と接触が維持されるため、固定子コイル10での発熱は、積層鉄心7と、鉄心押え23a,23bを介して、ケーシング14と、その外側を流れる液体金属ナトリウム中へ放熱される。
【0034】
したがって、この実施形態によっても電磁ポンプ1の内部温度を、あらゆる液体金属ナトリウム運転温度においても、外側ダクト3と積層鉄心7とが接触しない場合よりも低く保持でき、電磁ポンプ1の信頼性を向上させることができる。なお、本実施形態によっても板バネ22を、その他の螺旋バネ、または、反発力のある弾性体に置換してもよい。
【0035】
図5は本発明の第3の実施形態の要部断面図であり、これは上記第1実施形態1の板バネ22を、蟻溝14a内から、積層鉄心7の背面に設置した鉄心背面板27の背面と鉄心固定具21の内周面との間隙に設置箇所を変えた点に特徴がある。また、積層鉄心7の積層方向は、鉄心押え23a,23bの先端と外側ダクト3の間において鉄心押えボルト28により締め付け支持している。
【0036】
したがって本実施形態によれば、鉄心固定具21とケーシング14との間には、板バネ22がなく、鉄心固定具21の変位のための隙間が不要となるので、ケーシング14と鉄心固定具21との接触面積が広くなり、その分、固定子コイル10からの発熱をケーシング14の外側を流れる液体金属ナトリウムに効率良く放熱することができる。
【0037】
また、外側ダクト3と積層鉄心7は、鉄心背面板27と鉄心固定具21との間に介在した板バネ22により、積層鉄心7と、外側ダクト3とが熱膨張しても常に外側ダクト3と積層鉄心7とが接触するように支持される。また、鉄心押えボルト28は、積層鉄心7が熱変位しても鉄心固定具21と干渉せずに、積層鉄心7の積層鉄板を締め付け支持することができる。
【0038】
図6は本発明の第4の実施形態の要部斜視図であり、本実施形態は、固定子コイル10と交互に積み重ねられて積層鉄心7に組み立てられる鉄心ブロック7Aの各先端上面毎の溶接部29で溶接固定している。各鉄心ブロック7Aは、積層鉄心7を軸方向に所定長さで分割されてなり、図示しない、ボルト等により積層板が分離しないように固定支持されている。
【0039】
したがって本実施形態によれば、外側ダクト3の外周面に、積層鉄心7の軸方向両端に位置する鉄心ブロック7Aを溶接固定しているので、外側ダクト3と積層鉄心7とが熱膨張と収縮により変位しても、鉄心ブロック7Aは、外側ダクト3とともに移動し、常に接触した状態が維持され、固定子コイル10と積層鉄心7とで発生する熱を外側ダクト3内で流れる液体金属ナトリウム中に効率よく放熱することができる。
【0040】
また、外側ダクト3に鉄心ブロック7Aを溶接することにより、ポンプ効率の向上を図るため比較的薄くなっている外側ダクト3を補強する効果もある。なお、軸方向に外側ダクト3と、鉄心ブロック7Aとに熱変位差が生じた場合は、鉄心ブロック7Aの先端の弾性変形によりその変位を吸収することができる。なお、鉄心ブロック7Aを外側ダクト3に固着する方法としては、溶接に代り、銀ロー付でもよい。
【0041】
図7は、本発明の第5の実施形態の要部斜視図であり、この実施形態は、図6で示す各鉄心ブロック7Aの内周側先端部を外側ダクト3に溶接する方法に代えて、各鉄心ブロック7Aの内周側先端部を外側ダクト3にダブテールジョイントにより、嵌め込み固定している点に特徴がある。つまり、外側ダクト3の外周面部に鳩尾形の蟻溝3aを形成する一方、各鉄心ブロック7Aの内周側先端部には蟻7bを一体または一体的に形成して蟻溝3aに嵌合して固定している。
【0042】
したがって本実施形態によれば、外側ダクト3に嵌合固定した鉄心ブロック7Aは、外側ダクト3から半径方向には、固定支持されているので、外側ダクト3と鉄心ブロック7Aとが熱膨張、収縮により変位しても、常に外側ダクト3と鉄心ブロック7Aとの接触が保たれる。また、外側ダクト3と鉄心ブロック7Aの軸方向の熱膨張による変位差が生じても、外側ダクト3と各鉄心ブロック7A嵌合部において、蟻継ぎにより軸方向にフリーに固定されているので軸方向には、拘束力を生じない。以上により固定コイル9で発生する熱を積層鉄心7を通して外側ダクト3内を流れる液体金属ナトリウム中に効率よく放熱でき、電磁ポンプ1の内部温度の昇温を抑制することができる。
【0043】
図8は本発明の第6の実施形態の要部斜視図であり、この実施形態は外側ダクト3の外周面に、図中上方に開口したボルト固定穴30aを有する一対のダクト固定部31a,31bを溶接、または削り出し加工により設けている。一対のダクト固定部31a,31bは各鉄心ブロック7Aの積層方向に貫通して挟持する挟持部材である鉄心固定ボルト32の両端の頭部を支持固定するものである。したがって、固定子コイル10を囲むように設置された鉄心ブロック7Aは、この固定子コイル10と交互に積み上げられて行くが、鉄心ブロック7Aはその内周側先端部に鉄心固定ボルト32を貫通させた状態で、一対のダクト固定部31a,31bに図中上方から開口30内に嵌め込む方式で固定される。
【0044】
したがって本実施形態によれば、ダクト固定部31a,31bに嵌め込み固定された各鉄心ブロック7Aを、外側ダクト3、鉄心ブロック7Aの熱膨張、収縮によって変位しても、外側ダクト3と鉄心ブロック7Aの接触を常に維持することができる。
【0045】
また、ダクト固定部31a,31bのボルト固定穴30は、図中上方に開口し、外側ダクト3の縦方向に開口する穴となっており、固定ボルト32の頭部を開口30方向に摺動させるように形成されているので、外側ダクト3と鉄心ブロック7Aの軸方向変位差を拘束することなく支持することができる。これにより、固定子コイル10で発生する熱を鉄心ブロック7Aを通して外側ダクト3内を流れる液体金属ナトリウム中に効率よく放熱でき、電磁ポンプ1の内部温度の昇温を抑制することができる。
【0046】
図9は本発明の第7の実施形態の要部断面図であり、この実施形態は外側ダクト3の外表面に、熱伝導率が良く、かつ鉄心材料より柔らかい金属33、例えば金、銀、Ni、アルミニウム等をコーティングした後、この金属33の外周面上に、各鉄心ブロック7Aの内周面を押し当てて固定し、これらの鉄心ブロック7Aを外側ダクト3に接触するように設置している。
【0047】
したがってこの実施形態によれば、柔らかい金属33に鉄心ブロック7Aの内周側先端を押し付けて固定することにより、この柔らかい金属コーティング33は、鉄心ブロック7Aの各積層鉄板7cの形状に合せて外側ダクト3と鉄心ブロック7Aの隙間を埋めるように変形する。これにより、上記実施形態では1枚1枚の積層鉄板7cの先端角部で外側ダクト3の外周面と接触していたものが、各積層鉄板7cの鉄心先端全面で金属33を介して接触するようになる。従来、鉄心ブロック7Aの先端間隙部の雰囲気ガスの熱伝導により、伝熱していた部分が、金属33に置き換わるわけで、固定子コイル10からの発熱の鉄心ブロック7Aと外側ダクト3を介しての液体金属ナトリウム中への放熱効率が向上する。なお、前記金属33は外側ダクト3へのコーティングに限定されるものではなく、金属箔でもよい。
【0048】
図10は本発明の第8の実施形態の要部断面図であり、この実施形態は図9で示す金属33に代えて熱伝導部材である例えばステンレス鋼繊維製で伸縮性の大きい綿状金属34を外側ダクト3の外周面に固着し、この綿状金属34を介して各鉄心ブロック7Aのダクト側先端面を外側ダクト3の外周面に接触させた点に特徴がある。したがって本実施形態によれば、伸縮性が大きい綿状金属34により外側ダクト3と鉄心ブロック7Aとの距離がかわっても常に外側ダクト3と鉄心ブロック7Aとの接触を保持することができ、鉄心ブロック7Aと外側ダクト3とを通して内部発熱を、外側ダクト3の内側を流れる液体金属ナトリウム中に放熱することができる。
【0049】
図11は本発明の第9の実施形態の要部断面図であり、この実施形態は、外側ダクト3の外周面に、各鉄心ブロック7Aの内周側先端を接触させて固定する一方、この鉄心ブロック7Aを形成する各積層鉄板7cの1枚毎、または複数枚毎に、外側ダクト3側の先端部を所要長さで削除して、複数の間隙35を積層方向に所定ピッチで形成した点に特徴がある。
【0050】
したがって本実施形態によれば、外側ダクト3の外周面に、鉄心ブロック7Aを接触するように設置することにより。外側ダクト3が熱膨張により積層鉄板7cを押し付けても、積層鉄板7cは、隣接する間隙35には積層鉄板7cがないため、容易に弾性変形でき、その弾性変形により外側ダクト3と鉄心ブロック7A自体の熱膨張変位を吸収できるので、広い温度範囲においても外側ダクト3と鉄心ブロック7Aとの接触を常に維持することができる。
【0051】
図12は本発明の第10の実施形態の要部断面図であり、この実施形態は外側ダクト3の外周面に、積層鉄心7の内周側先端を接触させると共に、固定子コイル10を収容した後のスロット9のスペース9a内に、例えば直方体の電気絶縁性で、熱伝導率の高いアルミナ、窒化アルミ等のセラミックス製のスペーサ36を密に充填している。また、セラミックス製スペーサ36と固定子コイル10との間には、スペーサ36を外側ダクト3の外周面に押し付けるために、セラミック製の布状または粒状の充填材37を充填している。
【0052】
したがって本実施形態によれば、セラミックスのスペーサ36を設置したことによって、鉄心ブロック7Aの先端から外側ダクト3と、その内側を流れる液体金属ナトリウム中への放熱経路が、鉄心ティース38からセラミックススペーサ36を通り、外側ダクト3へ通ずる放熱経路に形成される。これにより、電磁ポンプ1内部の温度を下げることができる。また、軸方向に並んだ鉄心ティース38の間に、鉄心ティース38同士の間隙を僅かに拡げるような大きさのセラミックススペーサ36を設置することにより、鉄心ティース38間での吸引−反発力による鉄心ティース38の軸方向の電磁振動を抑制する効果もある。なお、このようにスロット9のスペース9aにセラミックスのスペーサ36を充填するに止まらず、外側ダクト3と図14で示すケーシング14とで形成される空間であって、積層鉄心7や固定子コイル10を除いた全空間に電気絶縁性の熱伝導部材のセラミックスを充填してもよい。充填するセラミックスの形状はブロック状や粒状のものを適宜組み合せて使用する。セラミックスとしては、アルミナ、窒化アルミ、マグネシア等電気絶縁性および熱伝導に優れた材料を用いる。
【0053】
したがって、本実施形態によれば、固定子コイル10や積層鉄心7で発生する熱は、これらの周りに充填された熱伝導部材のセラミックスを介して外側ダクト3やケーシング14に熱伝導し、最終的には液体金属ナトリウム等の導電性流体へ放熱される。
【0054】
したがって、電磁ポンプ1内の温度を下げることができる。さらに、積層鉄心7間で、固定子コイル10の変形を防止できる。
【0055】
図13は本発明の第11の実施形態の要部展開図であり、この図は外側ダクト3の外周面上に配設される固定子コイル10、その口出し線38、接続ケーブル39を主に示す図であり、例えば4個の固定子コイル10を示している。固定子コイル10は図13では図示省略した積層鉄心7のスロット9内に収納されて支持されている。各固定子コイル10はその口出し線38をボルト結合や銀ロー付等の固着によって接続しており、図13中最上段および最下段の固定子コイル10a,10bには図示しない電源に接続された接続ケーブル39を接続部40で接続している。また接続ケーブル39をケーシング14あるいは積層鉄心7にケーブル押え41により固定している。さらに接続ケーブル39には、口出し線38とケーブル押え41との間において、熱膨張吸収手段である例えばU字状の曲げ部42を設けている。
【0056】
したがって、一般に導電性流体浸漬型の電磁ポンプ1内部は約500℃の高温になるが、その中でもジュール発熱する固定子コイル10は最も温度が高く、導電性流体の温度よりも約100℃高い温度になり、ケーシング14との間に熱膨脹差を生じる。
【0057】
しかし本実施形態によれば、この熱膨張差をU字状曲げ部41で変形して吸収することによって、接続部40や固定子コイル10の口出し線38の付根部に加わる反発力や変形を大幅に低減できるので、固定子コイル10や接続ケーブル39、これらの電気絶縁部材等の破損を有効に防止ないし低減することができる。
【0058】
なお、他の熱膨張吸収手段としては、接続ケーブル39の剛性を口出し線38よりも低くするために、接続ケーブル39の途中にフレキシブル導体を介装し、あるいは接続ケーブル39の材料として、固定子コイル10や口出し線38の材料よりも高温で強度の低い材料を使用してもよい。
【0059】
【発明の効果】
以上説明したように本願の請求項1の発明は、積層鉄心を外側ダクトに溶接により固着しているので、固定子コイルに発生するジュール損失や積層鉄心に生じる鉄損により発生する内部発熱を、外側ダクトを介して、この外側ダクトの内周側を流れる導電性流体に放熱することができる。つまり、放熱効率を高めることができる。
【0060】
その結果、電磁ポンプの内部温度の上昇を抑制えることができるので、固定子コイルの電気絶縁材の電気絶縁性能を高めると共に、積層鉄心の磁気的性能も高めることができるので、ポンプ性能を向上させることができる
【0061】
そして、積層鉄心の軸方向両端にある鉄心ブロックの内周面のみを外側ダクトの外周面に固着しているので、これら積層鉄心と外側ダクトとが熱膨張や収縮により変位しても、鉄心ブロックは外側ダクトと共に移動し、常に接触状態を保持することができる。このために、常に放熱効率を高めることができる。また、外側ダクトと積層鉄心とに軸方向の熱変位差が生じた場合は、その変位差を積層鉄心の先端部の弾性変形により吸収することができる。
【0062】
請求項2の発明は、積層鉄心を挟持する挟持部材を、外側ダクトの外周面に固着した支持用固定部により支持しているので、固定子コイルと積層鉄心の発熱を挟持部材と支持用固定部とを介して外側ダクトに熱伝導させ、外側ダクトの内側を流れる導電性流体に放熱することができる。
【0063】
しかも、支持用固定部は挟持部材を外側ダクトの軸方向に変位自在に支持するので、軸方向の変位差を吸収することができる
【0064】
請求項3の発明は、積層鉄心を外側ダクトに接触させているので、上記請求項1記載の発明とほぼ同様に放熱効率を高めることができると共に、積層鉄心の外側ダクトとの接触部を積層方向に所定ピッチで切欠しているので、この切欠部に隣接する積層鉄心の一部を弾性変形させて熱膨張変位を吸収させることができる。
【0065】
請求項4の発明は、積層鉄心の鉄板間を横断する電気回路の形成を防止することができる。このために、積層鉄心の渦電流損を低減することができると共に、固定子コイルと積層鉄心の発熱を熱伝導部材を介して効率よく外側ダクトへ伝導させ、導電性流体に高効率で放熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電磁ポンプの第1の実施形態の要部縦断面図。
【図2】 図1のII−II線断面図。
【図3】 本発明に係る電磁ポンプの第2の実施形態の要部縦断面図。
【図4】 図3のIV−IV線断面図。
【図5】 本発明に係る電磁ポンプの第3の実施形態の要部縦断面図。
【図6】 本発明に係る電磁ポンプの第4の実施形態の要部斜視図。
【図7】 本発明に係る電磁ポンプの第5の実施形態の要部斜視図。
【図8】 本発明に係る電磁ポンプの第6の実施形態の要部斜視図。
【図9】 本発明に係る電磁ポンプの第7の実施形態の要部断面図。
【図10】 本発明に係る電磁ポンプの第8の実施形態の要部断面図。
【図11】 本発明に係る電磁ポンプの第9の実施形態の要部断面図。
【図12】 本発明に係る電磁ポンプの第10の実施形態の要部断面図。
【図13】 本発明に係る電磁ポンプの第11の実施形態の要部展開図。
【図14】 従来の電磁ポンプの一部切欠斜視図。
【符号の説明】
1 電磁ポンプ
2 導電性流体(液体金属ナトリウム)
3 外側ダクト
4 内側ダクト
5 二重ダクト
6 アニュラス流路
7 積層鉄心
7A 積層鉄心ブロック
7d 鉄心ティース
8 間隙
9 スロット
10 固定子コイル
11 内部鉄心
12 流体入口
13 流体出口
14 ケーシング
14a 蟻溝
21 鉄心固定具
21a 蟻
22 板バネ
23a,23b 鉄心押え
24 セラミックス粉末
25a,25b 一対の鉄心固定ボルト
26a ボルト穴
27 鉄心背面板
28 鉄心押えボルト
29 溶接部
30 開口
31a,31b ダクト固定部
32 鉄心固定ボルト
33 金属コーティング
34 綿状金属
35 間隙
36 セラミックススペーサ
37 放熱セラミックス板
38 コイル口出し線
39 コイル接続ケーブル
40 接続部
41 ケーブル押え
42 U字状曲げ部(熱膨張差吸収手段)

Claims (4)

  1. 外側ダクトとその内部に内蔵される内側ダクトとで画成される環状流路に導電性流体を流す二重ダクトと、上記外側ダクトの外周側に配設される複数の積層鉄心と、この積層鉄心の上記外側ダクト側の端部に形成されたスロット内に収納されて、形成する進行磁界により上記導電性流体を駆動する固定子コイルと、少なくとも上記二重ダクト、積層鉄心および固定子コイルを内包するケーシングと、を具備し、上記積層鉄心を軸方向に分割して、複数の鉄心ブロックを構成し、上記積層鉄心の軸方向両端に位置する鉄心ブロックの内周面を、上記外側ダクトの外周面に溶接にて固着したことを特徴とする電磁ポンプ。
  2. 外側ダクトとその内部に内蔵される内側ダクトとで画成される環状流路に導電性流体を流す二重ダクトと、上記外側ダクトの外周側に配設される複数の積層鉄心と、この積層鉄心の上記外側ダクト側の端部に形成されたスロット内に収納されて、形成する進行磁界により上記導電性流体を駆動する固定子コイルと、少なくとも上記二重ダクト、積層鉄心および固定子コイルを内包するケーシングと、上記積層鉄心をその積層方向で挟持する挟持部材と、上記外側ダクトの外周面に固着されて、上記挟持部材をこの外側ダクトの軸方向に変位自在に支持する支持用固定部と、を具備していることを特徴とする電磁ポンプ。
  3. 外側ダクトとその内部に内蔵される内側ダクトとで画成される環状流路に導電性流体を流す二重ダクトと、上記外側ダクトの外周側に配設される複数の積層鉄心と、この積層鉄心の上記外側ダクト側の端部に形成されたスロット内に収納されて、形成する進行磁界により上記導電性流体を駆動する固定子コイルと、少なくとも上記二重ダクト、積層鉄心および固定子コイルを内包するケーシングと、を具備し、上記外側ダクトの外周面に上記積層鉄心の内周面を接触させると共に、この積層鉄心の接触部を積層方向に所定ピッチで切欠したことを特徴とする電磁ポンプ。
  4. 外側ダクトとその内部に内蔵される内側ダクトとで画成される環状流路に導電性流体を流す二重ダクトと、上記外側ダクトの外周側に配設される複数の積層鉄心と、この積層鉄心の上記外側ダクト側の端部に形成されたスロット内に収納されて、形成する進行磁界により上記導電性流体を駆動する固定子コイルと、少なくとも上記二重ダクト、積層鉄心および固定子コイルを内包するケーシングと、を具備し、上記外側ダクトの外周面と上記固定子コイルを収納した上記スロットの間隙とで画成された空間内に、電気絶縁性の熱伝導部材を充填したことを特徴とする電磁ポンプ。
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