JP3675961B2 - Combine harvester structure - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンバインの刈取部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンバインの一形態として、複数条の穀稈を引起す穀稈引起し装置と、同穀稈引起し装置に引起された複数条の穀稈を刈取る刈刃装置と、同刈刃装置により刈取られた穀稈を脱穀部側へ搬送する上・下部搬送装置とを具備するコンバインの刈取部において、上部搬送装置に、左側部の条の穀稈上部を搬送する左側上部搬送機構と、中央部の条の穀稈上部を搬送する中央上部搬送機構と、右側部の条の穀稈上部を搬送する右側上部搬送機構とを設けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したコンバインでは、各上部搬送機構により穀稈の上部を搬送する際に、同穀稈の穂先部が垂れて、穀稈の上部が各上部搬送機構より脱落し、さらに、穀稈引起し装置に設けた引起しケースの内周縁部に引掛って、円滑かつ確実に搬送できないことがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、穀稈を分草する分草板と、複数条の穀稈を引起す穀稈引起し装置と、同穀稈引起し装置に引起された複数条の穀稈を刈取る刈刃装置と、同刈刃装置により刈取られた穀稈を脱穀部側へ搬送する上部・下部搬送装置とを設けた刈取フレームを具備し、前記上部搬送装置には、左側部の条の穀稈上部を搬送する左側上部搬送機構と、中央部の条の穀稈上部を搬送する中央上部搬送機構と、右側部の条の穀稈上部を搬送する右側上部搬送機構とを設け、前記分草板の後方位置に立設した引起こしケースの上部と前記刈取フレームの上部に横架した上側横フレームとの間に引き起こし駆動ケースを介設したコンバインの刈取部構造において、前記右側上部搬送機構で搬送される穀稈の穂先部を搬送する右側部穂先搬送機構を、前記引き起こし駆動ケースより下方へ延設した穂先搬送駆動ケースに連設し、当該右側部穂先搬送機構の斜め下方位置から斜め上方へかけて、当該右側部穂先搬送機構と対向するように前記右側上部搬送機構を配設したことを特徴とするコンバインの刈取部構造を提供せんとするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0008】
図1及び図2に示すAは、本発明に係る六条刈り用のコンバインであり、機体フレーム1の下方に左右一対のクローラ式の走行部2,2を設け、機体フレーム1の左側前端部に刈取部3を取付け、同刈取部3の直後方位置に脱穀部4を設け、同脱穀部4の直後方位置に排藁処理部5を設ける一方、機体フレーム1の右側前部に運転部6を設け、同運転部6の直後方位置に穀粒貯溜タンク7を設けている。8は、脱穀部4の左側上部に設けたフィードチェンである。
【0009】
刈取部3は、図1に示すように、機体フレーム1の左側前端部に立設した支柱10の上端に、刈取フレーム11を上下回動自在に取付けている。
【0010】
そして、刈取フレーム11は、図3及び図5に示すように、左右一対の支柱10,10 の上端間に、左右幅方向に伸延する筒状の回動支軸12を軸線廻りに回動自在に横架し、同回動支軸12の右側部より前下方へ向けて筒状の縦フレーム13を伸延し、同縦フレーム13の下端に左右幅方向に伸延する筒状の下側横フレーム14の中途部を連通連設し、同下側横フレーム14の左側後部より前上方へ向けて筒状の立上りフレーム15を立上げると共に、下側横フレーム14の右側端部より前上方へ向けて支持フレーム(図示せず)を立上げて、両フレーム15の上端間に上側横フレーム16を横架し、同上側横フレーム16の中途部と前記縦フレーム13の後部との間に上方へ凸状に弯曲する上側連結フレーム17を横架する一方、前記下側横フレーム14の左右側部よりそれぞれ前方へ向けて左右一対の下側連結フレーム18,18 を延設して形成している。19は下部搬送装置支持フレームである。
【0011】
また、上記した刈取フレーム11には、図3及び図4に示すように、植立する六条の穀稈を分草する分草板20と、各分草板20により分草された六条の穀稈を引起す穀稈引起し装置21と、同穀稈引起し装置21により引起された六条の穀稈の株元を掻込む穀稈掻込み装置22と、同穀稈掻込み装置22により掻込まれた穀稈の株元を刈取る刈刃装置23と、同刈刃装置23により刈取られた六条の穀稈の下部を脱穀部4側へ搬送する下部搬送装置24と、同穀稈の上部を脱穀部4側へ搬送する上部搬送装置25と、同穀稈の穂先部を搬送する穂先搬送装置26と、上・下部搬送装置25,24 から脱穀部4のフィードチェン8へ穀稈を受渡す補助をする補助搬送装置27を取付けている。
【0012】
分草板20は、図3及び図4に示すように、左右幅方向に一定の条間隔を開けて計7個配置している。
【0013】
穀稈引起し装置21は、図3及び図4に示すように、左右に隣接する分草板20,20 間の直後方位置に上下方向に伸延する引起しケース30を計6個立設し、各引起しケース30の上部と前記上側横ケース16との間に計6個の引起し駆動ケース66を介設している。
【0014】
そして、引起しケース30内には、図5、図6、及び、図8に示すように、引起し機構31を設けており、同引起し機構31は、引起しケース30内に設けた支持フレーム31b の上部に、引起し駆動ケース66より引起し第二駆動軸81の先端部を突出させ、同先端部に駆動用スプロケット31c を取付ける一方、支持フレーム31b の下部に従動用スプロケット31d を取付け、両スプロケット31c,31d 間に引起しチェン31e を巻回し、同引起しチェン31e に多数の引起しタイン31a を取付け、同引起しタイン31a が、従動スプロケット31d の廻りを回行して上方へ移動し、さらに、駆動用スプロケット31c の廻りを回行する間は引起しケース30の一側縁部に形成したタイン進出溝31f より進出して穀稈を引起し可能とし、かつ、下方へ移動する間は退入すべく構成している。31g はテンションローラ、31h はテンションスプリング、31i はタイン退入ガイド体、31k はタイン進出ガイド体である。
【0015】
ここで、引起しタイン31a は、基端に同引起しタイン31a よりも幅広の取付基部31j を一体成形しており、同取付基部31j を引起しチェン31e に取付ピン31m を介して取付けている。
【0016】
しかも、引起しケース30の一側縁部には、図5及び図6に示すように一対のタイン摺動ガイド体85,85 とタイン進出調節手段86とを設けており、同タイン摺動ガイド体85は、タイン進出溝31f に沿わせて上下方向に伸延させて形成すると共に、内側面85a は引起しタイン31a の基端部及び取付基部31j に沿わせて形成し、かつ、外側面85b は引起しケース30の内側面に沿わせて形成し、さらに、タイン摺動ガイド体85の外側端面85c は引起しケース30のタイン進出溝31f よりも外側方に位置させて形成している。87はガイド体取付ボルト、88はナットである。
【0017】
また、タイン進退調節手段86は、図5及び図6に示すように、引起しタイン31a の取付基部31j の基端面31j'に当接する当接体89と、同当接体89を引起しケース30の外側壁に形成した横長孔90,90 に沿わせて進退位置決め調節する進退位置決め体91とを具備しており、92は連結ボルト、93は調節ボルトである。
【0018】
当接体89は、上下方向に伸延し、かつ、断面コ字状に形成して、前後先端面89a,89a を、同引起しタイン31a の取付基部31j の基端面31j'に当接させ、進退位置決め体91を調節ボルト93を介して進退位置調節することにより、当接体89を介して引起しタイン31a を進退調節可能としている。
【0019】
しかも、当接体89の前後先端面89a,89a がタイン摺動ガイド体85,85 の内側端面85d,85d に当接して、引起しタイン31a の最大進出位置を規制することができるようにしている。
【0020】
このようにして、過剰な進出位置調節により、引起しタイン31a の取付基部31j が、タイン摺動ガイド体85,85 に圧接されて、ロック状態となるのを防止している。
【0021】
ここで、タイン摺動ガイド体85は、超高分子ポリエチレン等の合成樹脂にて成形して、軽量化、高耐久化、低騒音化、製造コストの低減化、引起しケース30の簡素化を図っている。
【0022】
しかも、タイン摺動ガイド体85は、外側端面85c を引起しケース30のタイン進出溝31f よりも外側方に位置させることにより、金属製の引起しケース30による引起しタイン31a の摩耗を少なくし、穀稈にタイン摺動ガイド体85を優しく作用させると共に、二分割して形成した一対のタイン摺動ガイド体85,85 の取替え等のメンテナンスを楽に行なえるようにしている。
【0023】
また、図7に示すように、左右に隣接する引起しケース30,30 の上端部間には、補強用連結体97を横架状に介設して、両引起しケース30,30 の剛性を高めている。従って、引起しケース30の小型化及び軽量化が図れる。
【0024】
穀稈掻込み装置22は、図3及び図4に示すように、上記各引起しケース30の直後方位置に、タイン付掻込みベルト32とスターホイル33とを上下に対向させて配置している。
【0025】
下部搬送装置24は、図3及び図4に示すように、左側部の二条分の穀稈の下部を挾扼して内側後方の合流部Pへ搬送する左側下部搬送機構34と、中央部の二条文の穀稈の下部を挾扼して内側後方の合流部Pへ搬送する中央下部搬送機構35と、右側部の二条分の穀稈の下部を挾扼して内側後方の合流部Pへ搬送する右側下部搬送機構36と、これら搬送機構34,35,36により搬送されて合流部Pで合流した穀稈の下部を挾扼してフィードチェン8へ搬送する縦搬送機構37とを具備し、合流部Pより後側の縦搬送機構37を刈取り条数にかかわらず共用化している。
【0026】
従って、縦搬送機構37と脱穀部4との相対位置関係を一定に保つことができて、脱穀部4に設けたフィードチェン8への受継ぎ性を良好に確保することができる。
【0027】
そして、これら搬送機構34,35,36は、基本的に搬送チェン34a,35a,36a と、これら搬送チェン34a,35a,36a の各穀稈搬送路と対向させて配置した挾扼体34b,35b,36b とから構成しており、縦搬送機構37も同様に構成している。
【0028】
ここで、挾扼体34b は、図10〜図12に示すように、刈取フレーム11に固定した固定板100 に、側面視門型に形成した連結体101 を搬送チェン34a に対して進退位置調節自在に取付け、同連結体101 に側面視門型に形成した取付体102 を上下方向にスライド位置調節自在に取付け、同取付体102 に一対の挾扼レール支持アーム103,103 を、両挾扼レール支持アーム103,103 の先端間に横架した挾扼レール104 の伸延方向にスライド自在に取付けている。105,106 は位置調節ボルト、107,108 はナット、109,110 は位置調節用長孔、111 は緩衝スプリング、112,113 はスプリング受体である。
【0029】
このように、挾扼レール104 は位置調節自在に取付けているために、製造・組立誤差等を有する条件下においても、協働して穀稈を挾扼する搬送チェン34a に対して適正な位置に設定することができて、穀稈の搬送性能を向上させることができる。
【0030】
なお、他の搬送機構35,36,37の各挾扼体も、上記挾扼体34b と同様に構成して、同様の作用効果が得られるようにしている。
【0031】
また、各搬送機構34,35,36,37 の各搬送チェン34a,35a,36a,37a の突起高さは、搬送速度の増大に応じて高く形成することにより、搬送能力を向上させることができる。
【0032】
上部搬送装置25は、図3及び図4に示すように、左側部の二条分の穀稈の上部を掻上げて内側後方の合流部Pへ搬送する左側上部搬送機構38と、中央部の二条分の穀稈の上部を掻上げて内側後方の合流部Pへ搬送する中央上部搬送機構39と、右側部の二条分の穀稈の上部を掻揚げて内側後方の合流部Pへ搬送する右側上部搬送機構40とを具備している。
【0033】
しかも、右側上部搬送機構40は、前側搬送体41と後側搬送体42とに二分割して形成している。
【0034】
そして、これら搬送機構38,39 、及び前後搬送体41には、多数の搬送タイン38a,39a,41a を前後方向に回行可能に取付けると共に、各搬送タイン38a,39a,41a は、後方移動時に進出し、かつ、前方移動時に退入すべく取付けており、後側搬送体42も同様に構成している。
【0035】
このようにして、同前側搬送体41は、刈取り条数に適応させて、例えば、五条刈用と六条刈用のものをそれぞれ製造し、後側搬送体42は刈取り条数にかかわりなく共用化させることができる。
【0036】
従って、下部搬送装置24の縦搬送機構37と同様に、後側搬送体42と脱穀部4との相対的位置関係を一定に保つことができて、脱穀部4に設けたフィードチェン8への穀稈の受継ぎ性を良好に確保することができる。
【0037】
しかも、前側搬送体41と後側搬送体42とは、分割して形成しているために、後側搬送体42を、運転部6側への突出量が少なくなるように配置することにより、機体の左右幅を短幅化することができる。
【0038】
さらに、前側搬送体41と後側搬送体42は、それぞれ適正な搬送機能が得られるように搬送角度を設定することにより、搬送効率を向上させることができる。
【0039】
また、左側上部搬送機構38は左側下部搬送機構34と、中央上部搬送機構39は中央下部搬送機構35と、前側搬送体41は右側下部搬送機構36と、後側搬送体42は縦搬送機構37と、それぞれ上下に対向させて配置して、穀稈の上下部を確実に保持して搬送するようにしている。
【0040】
ここで、前側搬送体41は、図3に示すように、同前側搬送体41の下方に配置した下部搬送装置24が具備する右側下部搬送機構36と略平行させて配置して、前側搬送体41と右側下部搬送機構36による穀稈の挾扼位置を一定に保持すると共に、穀稈の搬送姿勢を良好に確保することができるようにしている。
【0041】
そして、後側搬送体42は、図3に示すように、上・下部搬送装置25,24 と脱穀部4との間に配置した後述の補助搬送装置27と略平行させて配置して、同補助搬送装置27と協働して穀稈をスムーズにフィードチェン8へ受渡すことができるようにしている。
【0042】
また、前側搬送体41の終端側部の下方に、後側搬送体42の始端側部を配置して、前側搬送体41と右側下部搬送機構36との間で搬送・保持されている穀稈の中途部を、後側搬送体42が円滑かつ確実に受継いで搬送することができるようにしている。
【0043】
さらに、上部搬送装置25の合流部Pにおける各搬送タイン38a,39a,41a,42a の位置関係は、図13に示すように、左側上部搬送機構38の搬送タイン38a と前側搬送体41の搬送タイン41a とを左右対向状態に配置すると共に、先端部同士を前後方向に重合させて配置して、これら搬送タイン38a,41a よりも上方位置に中央上部搬送機構39の搬送タイン39a を配置する一方、上記搬送タイン38a,41a よりも下方位置に後側搬送体42の搬送タイン42a を配置している。
【0044】
このように、後方に位置する搬送タインを前方に位置する搬送タインの下方に配置することにより、各下部搬送機構34,35,36により挾扼された状態で搬送されている穀稈の中途部を、後方に位置する搬送タインが円滑かつ確実に受継いで搬送することができて、穀稈の搬送乱れを防止することができる。
【0045】
ここで、後側搬送体42は、図13に示すように、搬送ケース42b の一側縁部に一対のタイン摺動ガイド体94,94 を設けており、同タイン摺動ガイド体94は、搬送ケース42b の一側縁部に形成したタイン進出溝42c に沿わせて前後方向に伸延させて形成すると共に、内側面94a は引起しタイン31a と同様に形成した搬送タイン42a の取付部及び取付基部42d に沿わせて形成し、かつ、外側面94b は搬送ケース42b の内側面に沿わせて形成し、さらに、タイン摺動ガイド体94の外側端面94c は搬送ケース42b のタイン進出溝42c よりも外側方に位置させて形成している。42e は搬送チェン、42f は取付ピン、95はガイド体取付ボルト、96はナットである。
【0046】
そして、タイン摺動ガイド体94は、前記したタイン摺動ガイド体85と、同一の材質により成形して、同タイン摺動ガイド体85と同様の作用効果が得られるようにしている。また、タイン摺動ガイド体94は、左側上部搬送機構38と中央上部搬送機構39と前側搬送体41にもそれぞれ設けて、後側搬送体42と同様の作用効果が得られるようにしている。
【0047】
穂先搬送装置26は、図3及び図4に示すように、左側部穂先搬送機構43と中央部穂先搬送機構44と右側部穂先搬送機構45とを具備しており、これら穂先搬送機構43,44,45は、スターホイル33の直後方位置において、左側上部搬送機構38と中央上部搬送機構39と前側搬送体41の各上方で、かつ、これらの各穀稈搬送路a,b,cを間にはさんで各搬送機構38,39 及び前側搬送体41と対向する位置に配置して、それぞれ二条分の穀稈の穂先部を搬送するようにしている。
【0048】
そして、これら穂先搬送機構43,44,45は、全記した6個の引起し駆動ケース66中、3個の引起し駆動ケース66より下方へ延設して形成した穂先搬送駆動ケース68に連動連設しており、同引起し駆動ケース66内には、上下方向に伸延する引起し第一駆動軸67を挿通し、同引起し第一駆動軸67の上端を上側横伝動軸65にベベルギヤ67a,65a を介して連動連結すると共に、同引起し第一駆動軸67の下端に引起し第二駆動軸81をベベルギヤ67b,81a を介して連動連結し、さらに、同引起し第一駆動軸67より穂先搬送駆動ケース68内に向けて下方へ穂先搬送第一駆動軸69を延設し、同穂先搬送第一駆動軸69の下端に穂先搬送第二駆動軸82の一端をベベルギヤ69a,82a を介して連動連結し、同穂先搬送第二駆動軸82の他端に右側部穂先搬送機構45を連動連設している。
【0049】
右側部穂先搬送機構45は、図8及び図9に示すように、穂先搬送駆動ケース68に穂先搬送ケース45cをブラケット98を介して連設し、同穂先搬送ケース45cと穂先搬送駆動ケース68中に、穂先搬送第二駆動軸82を前高後低の傾斜状に取付け、同第二駆動軸82の下端部に円板状の回転板45bを取付け、同回転板45bの周縁部に複数の穂先搬送タイン45aの基端部をリンク45fを介して上記第二駆動軸82と平行する枢支ピン45dの廻りに揺動自在に取付けると共に、穂先搬送ケース45cの天井壁には進出・退入ガイド体45eをガイド体取付ブラケット45gを介して穂先搬送駆動ケース68に近接させて取付けて、同進出・退入ガイド体45eに形成した円弧状周面に各穂先搬送タイン45aの基端面を摺接させることにより、各穂先搬送タイン45aを後方移動時に進出ガイドし、かつ、前方移動時に退入ガイドすべく構成し、第二駆動軸 82 を回転させることにより回転板 45b を回転させて、穂先搬送タイン 45a を回転板 45b に沿って回行させている。45hはリンク連結ピン、45jはケース連結ボルトである。
【0050】
このように、各穂先搬送機構43,44,45を、それぞれ上下方向に伸延する引起し第一駆動軸67より下方へ延設した穂先搬送第一駆動軸69により駆動するようにしているために、これらの駆動軸67,69 が穀稈搬送路を狭めることがなく、円滑かつ確実な穀稈の搬送を確保することができると共に、各穂先搬送機構43,44,45の駆動構造を簡易なものとすることができる。
【0051】
しかも、進出・退入ガイド体45e を、穂先搬送第一・第二駆動軸69,82 を囲繞する穂先搬送駆動ケース68に近接させて配置しているために、穂先搬送タイン45a の先端に過負荷が作用した場合でも、進出・退入ガイド体45e の強度を確保することができると共に、同進出・退入ガイド体45e の軽量化が図れる。
【0052】
また、左側部穂先搬送機構43と中央部穂先搬送機構44も、上記した右側部穂先搬送機構45と基本的に同一の構成としているが、各穂先搬送タイン43a,44a の回行方向を、各上部搬送機構38,39 との位置関係上、反対方向となしている。
【0053】
補助搬送装置27は、図3及び図4に示すように、縦搬送機構37の終端側部と後側搬送体42の終端側部との間に配置すると共に、フィードチェン8の始端側部8aに近接させて配置しており、同補助搬送装置27は下部搬送装置24の各搬送機構34,35,36,37 と同様に構成して、穀稈の中途部をフィードチェン8へ受渡し搬送するようにしている。
【0054】
そして、補助搬送装置27は、図14及び図15に示すように、基本的に搬送チェン27a と、同搬送チェン27a の穀稈搬送路と対向させて配置した挾扼体27b とから構成しており、同挾扼体27b は、前記挾扼体34b と同様に構成している。120 は挾扼体支持フレームである。
【0055】
かかる補助搬送装置27には、図14及び図15に示すように、搬送チェン27a の支持フレーム(図示せず)に第一搬送ガイド体121 と第二搬送ガイド体122 とを取付けており、第一搬送ガイド体121 は、上記支持フレームよりフィードチェン8の始端側部8aへ向けて伸延させ、先端側部121aをフィードチェン8の内側方近傍に沿わせて配置する一方、第二搬送ガイド体122 は、上記支持フレームよりフィードチェン8の始端側部8aへ向けて伸延させ、先端側部122aをフィードチェン8の始端側部8aの直前方位置に配置している。
【0056】
このようにして、図15に示すように、平面視において、第一搬送ガイド体121 の先端側部121aと第二搬送ガイド体122 の先端側部122aとにより、フィードチェン8の始端側部8aを挾むようにして、両搬送ガイド体121,122 上を摺動して搬送される穀稈がフィードチェン8の始端側部8aに確実に受渡されるようにしている。
【0057】
しかも、第1搬送ガイド体121 は、先端側部121aをフィードチェン8の内側方近傍に沿わせて配置しているために、刈取部3を上下昇降させて刈高さを変更して、補助搬送装置27とフィードチェン8との相対位置が変化した場合や、穀稈の刈始め時期において搬送量が少ない場合にも、補助搬送装置27とフィードチェン8との間に第一搬送ガイド体121 が介在して、同第一搬送ガイド体121 にガイド機能が確保され、この場合も確実にフィードチェン8に穀稈を受渡すことができる。
【0058】
また、挾扼体支持フレーム120 には、図14及び図15に示すように、穀稈押えロッド123 と穀稈押え板124 とを取付ブラケット125 を介して取付けている。
【0059】
そして、穀稈押えロッド123 は、取付ブラケット125 に基端123aを枢支して、フィードチェン8の搬送方向と略直交する左右幅方向の軸線廻りに上下揺動自在とし、フィードチェン8の始端側部8aの前上方位置より同始端側部8aへ向けて伸延すると共に、フィードチェン8の上側搬送側部8hの直上方を、同上側搬送側部8hに沿わせて後方へ伸延させている。
【0060】
このようにして、フィードチェン8の始端側部8aに受渡された穀稈を、穀稈押えロッド123 が自重により上方より押えて、同穀稈がフィードチェン8の上側搬送側部8hより脱落するのを防止している。
【0061】
また、穀稈押え板124 は、穀稈押えロッド123 の基端取付位置よりも前下方位置において、取付ブラケット125 に取付けた枢軸126 に、基端に取付けたボス部124aを回動自在に取付けると共に、同ボス部124aを巻バネ127 により図14に示す側面視において時計廻りに回動付勢し、同穀稈押え板124 の先端124bをフィードチェン8の始端側部8aの上部まで伸延させている。
【0062】
このようにして、前記第一・第二搬送ガイド体121,122 上を摺動しながら搬送される穀稈を強く穀稈押え板124 が押圧して、補助搬送装置27よりフィードチェン8に受渡される穀稈が第一・第二搬送ガイド体121,122 上より脱落するのを防止している。
【0063】
また、図14及び図15に示すように、取付ブラケット125 には、詰まりセンサ128 を上下位置調節自在に取付けており、同詰まりセンサ128 は、取付ブラケット125 に検出スイッチ129 を取付ける一方、穀稈押え板124 の基端部に端子130 を取付け、穀稈押え板124 が所定の位置以上に上方へ回動されると、端子130 が検出スイッチ129 をONさせるようにしている。
【0064】
すなわち、第一・第二搬送ガイド体121,122 上に穀稈が所定量以上に搬送された場合には、同位置にて穀稈の搬送詰まりが発生したものとして、検出スイッチ129 がONして、その結果をオペレータにブザーやランプ等の報知手段により報知するようにしている。
【0065】
従って、オペレータは、エンジンEを停止させて、搬送詰まりを速やかに解消する等の処置を採ることができ、その結果、第一・第二搬送ガイド体121,122 に搬送詰まりによる大きな負荷が作用するのを防止することができて、両搬送ガイド体121,122 が損傷等されるのを回避することができる。
【0066】
また、かかる搬送詰まりを検出するための詰まりセンサは、図16に示すように、左側下部搬送機構34と中央下部搬送機構35にも取付けている。
【0067】
すなわち、左側下部搬送機構34の終端部と、前側搬送体41の終端部とが近接して対向する位置に、六条の穀稈が合流する合流部Pを形成しており、左側下部搬送機構34の搬送チェン支持フレーム34c の後端部に、穀稈の巻付きを防止するための穀稈巻付き防止板131 を取付け、同穀稈巻付き防止板131 上に詰まりセンサ132 を取付けている。
【0068】
そして、詰まりセンサ132 は、穀稈巻付き防止板131 上に検出スイッチ133 をセンサ取付ブラケット134 を介して合流部Pに向けて取付ける一方、穀稈巻付き防止板131 の内側位置に検出端子135 の基端をセンサ取付部ブラケット134 を介して取付け、同検出端子135 を穀稈巻付き防止板131 の内側位置にて周縁に沿わせて弯曲状に伸延させて、上記検出スイッチ133 と合流部Pとの間に検出端子135 の先端部135aを配置している。
【0069】
このようにして、合流部Pにおいて穀稈が搬送詰まりを起した場合、すなわち検出端子135 の先端部135aに穀稈が作用した場合には、検出スイッチ133 がONして、その検出結果をオペレータにブザーやランプ等の報知手段により報知するようにしている。
【0070】
従って、オペレータは、エンジンEを停止させて、合流部Pの穀稈の詰まりを解消する等の処置を採ることができる。その結果、上・下部搬送装置25,24 の構成部材に搬送詰まりによる部分的に大きな負荷が作用するのを防止することができて、同上・下部搬送装置25,24 が損傷等されるのを回避することができる。
【0071】
しかも、検出端子135 は穀稈巻付き防止板131 の内側位置に配置しているために、同穀稈巻付き防止板131 により同検出端子135 に穀稈が巻付いて誤動作を生じさせるのを防止することができて、同検出端子135 による穀稈の搬送詰まりを正確に検出することができる。
【0072】
また、中央下部搬送機構35の終端部と、前側搬送体41の中途部とが近接して対向する位置に、四条の穀稈が合流する合流部Qを形成しており、中央下部搬送機構35の搬送チェン支持フレーム35c の後端部に、穀稈の巻付きを防止するための穀稈巻付き防止板136 を取付け、同穀稈巻付き防止板136 上に詰まりセンサ137 を取付けている。
【0073】
そして、詰まりセンサ137 は、穀稈巻付き防止板136 上に検出スイッチ138 をセンサ取付ブラケット139 を介して合流部Qに向けて取付ける一方、穀稈巻付き防止板136 の内側位置に検出端子140 の基端をセンサ取付部ブラケット139 を介して取付け、同検出端子140 を穀稈巻付き防止板136 の内側位置にて周縁に沿わせて弯曲状に伸延させて、上記検出スイッチ138 と合流部Qとの間に検出端子140 の先端部140aを配置している。
【0074】
このようにして、合流部Qにおいて穀稈が搬送詰まりを起した場合、すなわち検出端子140 の先端部140aに穀稈が作用した場合には、検出スイッチ138 がONして、その検出結果をオペレータにブザーやランプ等の報知手段により報知するようにしている。
【0075】
従って、この場合も、前記した詰まりセンサ132 と同様の作用効果が得られる。
【0076】
また、中央下部搬送機構35の搬送チェン支持フレーム35c には、図16に示すように、下部搬送機構34の挾扼体34b に設けた挾扼レール104 に向けて詰まりセンサ141 を取付けており、同詰まりセンサ141 は、挾扼レール104 の後端部に取付けた光反射体142 に光を照射して、同挾扼レール104 が搬送チェン34a より一定以上に大きく離隔した動作を搬送詰まりとして検出し、その検出結果をオペレータにブザーやランプ等の報知手段により報知するようにしている。
【0077】
従って、この場合も、前記した詰まりセンサ132,137 と同様の作用効果が得られる。
【0078】
また、縦搬送機構37に設けた挾扼レール(図示せず)の動作を検出するための詰まりセンサ141 を別個に設けることもでき、この場合には、縦搬送機構37の搬送詰まりを検出して、その結果をオペレータにブザーやランプ等の報知手段により報知することができる。
【0079】
また、前記した回動支軸12は、図3及び図12に示すように、フィードチェン8の始端側部8aと略同一の地上高に配置しており、同回動支軸12中に、図11に示すように、刈取部3の各駆動部としての各装置21,22,23,24,25,26,27を駆動するための刈取駆動軸50を挿通している。58は、刈取駆動軸50の右側端部に取付けた入力プーリ、59はクラッチ部であり、縦フレーム13内に挿通した縦伝動軸60への動力の断続を可能としている。50b,60a はベベルギヤである。
【0080】
従って、回動支軸12を中心にして刈取部3を大きく前方へ移動させながら上昇させることができて、運転部6と刈取部3との間の間隙を大きく確保することができ、運転部6に着座したオペレータが楽に刈取部3の下方を視認することができる。
【0081】
また、回動支軸12の右側端部にはフイードチェン駆動ケース51を着脱自在に取付けており、同フィードチェン駆動ケース51内には、動力取出軸52と中間軸53とフィードチェン駆動軸54とを横架している。
【0082】
しかも、動力取出軸52は、フィードチェン駆動ケース51内より回動支軸12内に一側端部52a を突出させ、同一側端部52a と刈取駆動軸50の一側端部50a とを筒状の連結体55中にスプライン嵌合して連動連結している。
【0083】
従って、フィードチェン駆動ケース51の着脱作業を楽に行なうことができると共に、刈取駆動軸50と動力取出軸52との軸芯を連結体55により確実に位置合せすることができて、伝動効率を良好に確保することができる。
【0084】
また、動力取出軸52と中間軸53との間には、変速切替機構56を介設しており、同変速切替機構56は、動力取出軸52に大径ギヤ52b と小径ギヤ52c を取付ける一方、中間軸53にこれらギヤ52b,52c のいずれかと選択的に噛合するシフトギヤ53a を、軸線方向にスライド自在に取付け、同シフトギヤ53a に、フィードチェン駆動ケース51の外部に取付けた変速切替レバー56a をシフトフォーク56b を介して連動連結している。56c はフォーク支持ロッド、56d はレバー支軸である。
【0085】
そして、中間軸53とフィードチェン駆動軸54との間には、伝動チェン57をスプロケット53b,54a を介して巻回し、フィードチェン駆動ケース51内よりフィードチェン駆動軸54の一側端部54b を外部へ突出させ、同一側端部54b にフィードチェン8の始端側部8aをスプロケット54c を介して連動連結している。8bはフィードチェン始端側支軸、8cはフィードチェン始端側スプロケット、8dはフィードチェンテンションローラ、8eはテンションローラ支持アーム、8fはテンションローラ引張スプリング、8gはフィードチェン支持フレームである。
【0086】
従って、刈取部3に設けた補助搬送装置27による搬送速度と、フィードチェン8による搬送速度とを、簡単かつ確実に同調させることができ、刈取部3から脱穀部4への穀稈の受継ぎ搬送を効率良く行なうことができる。
【0087】
しかも、穀稈の刈取時の姿勢に応じて適宜変速切替機構56の変速切替レバー56a を切替操作することにより、脱穀部4による適正な脱穀処理を確保することができる。
【0088】
すなわち、穀稈の刈取時の姿勢が倒伏状態の場合には、穂先側が株元側に比べて遅れて搬送されることがあり、この場合に、刈取部3の補助搬送装置27の搬送速度とフィードチェン8の搬送速度を同調、例えば、補助搬送装置27とフィードチェン8の搬送速度比を4:3にすると、フィードチェン8により脱穀部4に搬送・供給される穀稈は一定厚の層状態にて搬送されて、わずかに深扱ぎとなる。
【0089】
そこで、かかる場合には、フィードチェン8の搬送速度を高速側に切替えることにより、例えば、補助搬送装置27とフィードチェン8の搬送速度比を1:1にすると、脱穀部4に搬送・供給される穀稈の層を薄くして、適正な扱深さにすると共に、脱穀部4に設けた扱胴4aの負荷を軽減することができる。
【0090】
また、フィードチェン駆動ケース51は、支柱10に回転支軸12と同軸的に枢支することもできる。
【0091】
この場合、刈取部3の荷重はフィードチェン駆動ケース51に作用することがなく、同フィードチェン駆動ケース51の保護が図れる。
【0092】
また、縦フレーム13の上部には、図17及び図18に示すように、補助及び後側搬送駆動ケース62を左側方へ伸延させて形成し、同補助及び後側搬送駆動ケース62に補助搬送装置27と後側搬送体42とを連動連結している。
【0093】
そして、補助及び後側搬送駆動ケース62内には、図17、図19及び図21に示すように、補助及び後側搬送第一駆動軸61と補助及び後側搬送第二駆動軸70とを挿通し、同第一駆動軸61の一端を縦伝動軸60にベベルギヤ61a,60b を介して連動連結し、同第一駆動軸61の他端に補助及び後側搬送第二駆動軸70の一端をベベギヤ61b,70a を介して連動連結し、同補助及び後側搬送第二駆動軸70に補助搬送装置27の搬送チェン27a をスプロケット70b を介して連動連結すると共に、後側搬送体42のタイン搬送チェン42a をスプロケット70c を介して連動連結している。
【0094】
このようにして、回動支軸12と関係なく補助搬送装置27の駆動を採れるようにして、同補助搬送装置27の配設位置を任意に設定できるようにしている。
【0095】
しかも、補助搬送装置27の駆動を縦伝動軸60から取出すようにしているために、補助搬送装置27への減速を、複数のベベルギヤの歯数を設定することにより、段階的に行なって、減速比を小さくすることができる。
【0096】
また、縦フレーム13の下部には、図19及び図20に示すように、右側下部搬送駆動ケース115 を突設し、同右側下部搬送駆動ケース115 より左側上方へ向けて縦搬送駆動ケース116 を二又分岐状に突設すると共に、右側上方へ向けて前側搬送駆動ケース117 を二又分岐状に突設し、同前側搬送駆動ケース117 より上方へ軸ケース118 を伸延させると共に、後側搬送体42の始端側部を貫通させて、同後側搬送体42の始端側部の上方に重合させて配置した前側搬送体41の終端側部に、軸ケース118 の上端を連通連設している。
【0097】
このようにして、前側搬送体41の終端側部と後側搬送体42の始端側部とを上下方向に重合させることができて、前側搬送体41から後側搬送体42への穀稈の受継ぎ搬送を円滑かつ確実にすることができると共に、前側搬送駆動ケース117 及び軸ケース118 により前側搬送体41の駆動軸の支持が容易に、かつ、コンパクトに行なえて、かかる支持部の幅方向の寸法を小さくすることができる。
【0098】
そして、右側下部搬送駆動ケース115 内に右側下部搬送駆動軸71を挿通し、同右側下部搬送駆動軸71の一端を縦伝動軸60にベベルギヤ71a,60c を介して連動連結し、同右側下部搬送駆動軸71の他端に右側下部搬送機構36の搬送チェン36a をスプロケット71b を介して連動連結している。
【0099】
縦搬送駆動ケース116 内には、縦搬送第一駆動軸73と縦搬送第二同軸74とを挿通し、縦搬送第一駆動軸73の一端を上記右側下部搬送駆動軸71の基部にベベルギヤ73a,71c を介して連動連結し、同縦搬送第一駆動軸73の他端に縦搬送第二駆動軸74の一端をベベルギヤ73b,74a を介して連動連結し、同縦搬送第二駆動軸74の他端に縦搬送機構37の搬送チェン37a をスプロケット74b を介して連動連結している。
【0100】
前側搬送駆動ケース117 内には、前側搬送第一駆動軸119 と前側搬送第二駆動軸72とを挿通し、前側搬送第一駆動軸119 の一端を上記右側下部搬送駆動軸71の中途部にベベルギヤ119a,71dを介して連動連結し、同前側搬送第一駆動軸119 の他端に前側搬送第二駆動軸72の一端をベベルギヤ119b,72aを介して連動連結し、同前側搬送第二駆動軸72の他端に前側搬送体41のタイン搬送チェン41b をスプロケット72b を介して連動連結している。
【0101】
このように、右側下部搬送機構36の駆動機構である右側下部駆動ケース115 より分岐させて形成した前側搬送駆動ケース117 に前側搬送体41を連動連結しているために、別途、前側搬送体41を駆動するための駆動機構を新たに設ける必要がなく、駆動機構の簡素化が図れる。
【0102】
しかも、縦フレーム13の下端部に連通連設した下側横フレーム14は、図19に示すように、縦フレーム13の下端に一体成形した横筒14a と、同横筒14a の左右側端に着脱自在に接続した左右側接続パイプ14b,14c とから形成しており、左右側接続パイプ14b,14c のいずれか一方を五条刈り用と六条刈り用とに付替え自在として、横筒14a と縦フレーム13と回動支軸12は、五条刈り用と六条刈り用とを共用化している。60d,63a はベベルギヤである。
【0103】
そして、縦フレーム13に取付けた前記縦搬送駆動ケース116 と、同縦搬送駆動ケース116 に連動連結した縦搬送機構37も、五条刈り用と六条刈り用とを共用化している。
【0104】
結局、本実施の形態に係る刈取部3では、合流部Pより後側の各搬送機構及び刈取フレーム11は、五条刈り用と六条刈り用とを共用化して、脱穀部4との相対位置関係を一定とし、合流部Pより前側を五条刈り用又は六条刈り用の専用部材に付替え自在に構成している。
【0105】
また、上記のように構成した六条刈り用の刈取部3では、各上部搬送機構38,39 及び前側搬送体41の各穀稈搬送路を二条づつの穀稈が搬送されることになり、穀稈を円滑かつ確実に搬送することができる。
【0106】
次に、機体フレーム1に搭載したエンジンEから刈取部3に設けた各装置へ動力を伝達するための動力伝達機構Bについて、図15を参照しながら説明する。
【0107】
すなわち、動力伝達機構Bは、図15に示すように、主となる動力伝達経路として、次のものを有する。エンジンE→ミッション部M→刈取駆動軸50→縦伝動軸60→下側横フレーム14内に挿通した下側横伝動軸63→立上りフレーム15内に挿通した立上り伝動軸64→上側横フレーム16内に挿通した上側横伝動軸65→引起し駆動ケース66内に挿通した引起し第一駆動軸67→引起し第二駆動軸81→穀稈引起し装置21。また、穂先搬送駆動ケース68内に挿通し、かつ、引起し駆動軸67より下方へ延設した穂先搬送第一駆動軸69→穂先搬送第二駆動軸82→穂先搬送装置26。
【0108】
そして、刈取駆動軸50より派生する副動力伝達経路として、次のものがある。刈取駆動軸50→動力取出軸52→変速切替機構56→フィードチェン駆動軸54→フィードチェン8。
【0109】
縦伝動軸60より派生する副動力伝達経路として、次のものがある。縦伝動軸60→補助及び後側搬送第一駆動軸61→補助及び後側搬送第二駆動軸70→補助搬送装置27と後側搬送体42。縦伝動軸60→右側下部搬送駆動軸71→右側下部搬送機構36→穀稈掻込み装置22。右側下部搬送駆動軸71→前側搬送第一駆動軸119 →前側搬送第二駆動軸72→前側搬送体41。右側下部搬送駆動軸71→縦搬送第一駆動軸73→縦搬送第二駆動軸74→縦搬送機構37。
【0110】
下側横軸63より派生する副動力伝達経路として、次のものがある。下側横伝動軸63→刈刃駆動軸75,75 →刈刃装置23,23 。
【0111】
立上り伝動軸64より派生する副動力伝達経路として、次のものがある。立上り伝動軸64→左側上・下部搬送駆動軸76→左側上・下部搬送立上り軸77→左側上・下部搬送機構38,34 。
【0112】
また、ミッション部Mは、走行駆動ミッション部78と走行駆動用伝動機構79を介して連動連結するとともに、脱穀部4に設けた扱胴4aと扱胴駆動用伝動機構80を介して連動連結している。
【0113】
図22は、他の実施例としての刈取部3を示しており、同刈取部3は、前記六条刈り用の刈取部3と基本的構成を同じくしているが、五条刈り用に構成している。
【0114】
そして、中央上部搬送機構39は、その穀稈搬送路が機体の前後中心線と略平行すべく配置し、同中央上部搬送機構39の直上方位置に中央部穂先搬送機構44を配設すると共に、両搬送機構39,44 の各搬送タイン39a,44a の回行方向を同一方向となし、また、左側上部搬送機構38と前側搬送体41の上方で、かつ、各穀稈搬送路を間にはさんで左側上部搬送機構38と前側搬送体41とにそれぞれ対向する位置に、左・右側部穂先搬送機構43,45 をそれぞれ配設すると共に、左側上部搬送機構38と左側部穂先搬送機構43の各搬送タイン38a,43a の回行方向を反対方向となし、かつ、前側搬送体41と右側部穂先搬送部45の各搬送タイン41a,45a の回行方向を反対方向となしている。
【0115】
このようにして、各穂先搬送機構43,44,45により穀稈の穂先部を搬送することができて、上・下部搬送装置25,24 と協働して穀稈を円滑かつ確実に搬送することができ、穀稈引起し装置21に設けた引起しケース30の内周縁部に穀稈が引掛るのを防止することができる。
【0116】
特に、五条刈り用の刈取部3では、左側上部搬送機構38と前側搬送体41の各穀稈搬送路を二条づつ穀稈が搬送されると共に、中央上部搬送機構39の穀稈搬送路を一条の穀稈が搬送されることになり、この場合には、中央上部搬送機構39とその上方に配置した中央部穂先搬送機構44とが協働して一条の穀稈を円滑かつ確実に搬送することができる。
【0117】
【発明の効果】
本発明によれば、次のような効果が得られる。
【0118】
請求項1記載の本発明では、穀稈を分草する分草板と、複数条の穀稈を引起す穀稈引起し装置と、同穀稈引起し装置に引起された複数条の穀稈を刈取る刈刃装置と、同刈刃装置により刈取られた穀稈を脱穀部側へ搬送する上部・下部搬送装置とを設けた刈取フレームを具備し、前記上部搬送装置には、左側部の条の穀稈上部を搬送する左側上部搬送機構と、中央部の条の穀稈上部を搬送する中央上部搬送機構と、右側部の条の穀稈上部を搬送する右側上部搬送機構とを設け、前記分草板の後方位置に立設した引起こしケースの上部と前記刈取フレームの上部に横架した上側横フレームとの間に引き起こし駆動ケースを介設したコンバインの刈取部構造において、前記右側上部搬送機構で搬送される穀稈の穂先部を搬送する右側部穂先搬送機構を、前記引き起こし駆動ケースより下方へ延設した穂先搬送駆動ケースに連設し、当該右側部穂先搬送機構の斜め下方位置から斜め上方へかけて、当該右側部穂先搬送機構と対向するように前記右側上部搬送機構を配設したために、穀稈の上部が右側上部搬送機構から脱落することなく、円滑に搬送でき、しかも、穀稈引起し装置に設けた引起しケースの内周縁部に穀稈が引掛るのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンバインの側面図。
【図2】同コンバインの正面図。
【図3】刈取部の側面図。
【図4】同刈取部の平面図。
【図5】引起し機構の正面図。
【図6】同引起し機構の断面図。
【図7】穀稈引起し装置の一部正面図。
【図8】右側部穂先搬送機構の断面側面図。
【図9】同右側部穂先搬送機構の断面側面図。
【図10】挾扼体の平面図。
【図11】同挾扼体の正面図。
【図12】同挾扼体の側面図。
【図13】搬送タインの配置説明図。
【図14】搬送ガイド体の側面図。
【図15】同搬送ガイド体の平面図。
【図16】詰まりセンサを具備する刈取部の平面図。
【図17】フィードチェン駆動ケースの断面図。
【図18】同フィードチェン駆動ケースの側面図。
【図19】刈取フレームの一部切欠正面図。
【図20】縦フレームの断面図。
【図21】動力伝達機構の概念的説明図。
【図22】他の実施例としての刈取部の平面図。
【符号の説明】
A コンバイン
B 動力伝達機構
1 機体フレーム
2 走行部
3 刈取部
4 脱穀部
5 排藁処理部
6 運転部
7 穀粒貯溜タンク
8 フィードチェン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a combine harvester structure.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as one form of combine, a grain culling raising device that causes a plurality of grain culms, a cutting blade device that cuts a plurality of corn grains induced by the grain culling raising device, and the blade apparatus In the harvesting part of the combine comprising the upper and lower conveying devices that convey the cereals harvested by the above to the threshing unit side, the upper left conveying mechanism that conveys the upper part of the left cereal culm to the upper conveying device, There is one provided with a central upper conveyance mechanism that conveys the upper part of the grain ridge of the central part and a right upper conveyance mechanism that conveys the upper part of the cereal grain of the right part.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described combine, when the upper part of the corn straw is transported by each upper transport mechanism, the tip part of the grain sag hangs down, and the upper part of the cereal sheds from each upper transport mechanism. There is a case where it is caught on the inner peripheral edge of the pulling case provided in the cutting device and cannot be smoothly and reliably conveyed.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in the present invention, a weed board for weeding cereals, a culm raising device for causing a plurality of cereals, and a plurality of cereals caused by the device for raising the cereals are reaped. A cutting frame, and a cutting frame provided with upper and lower conveying devices for conveying cereals harvested by the cutting blade device to the threshing portion side; A left upper transport mechanism for transporting the upper part of the cocoon, a central upper transport mechanism for transporting the upper part of the cereal grains in the central part, and a right upper transport mechanism for transporting the upper part of the cereal grain of the right part, In the harvesting part structure of the combine that is raised between the upper part of the raising case erected at the rear position of the plate and the upper lateral frame that is laid horizontally on the upper part of the harvesting frame, the right upper transport mechanism The right side tip transport mechanism that transports the tip of the grain cereal being transported The right upper transport is connected to the tip transport drive case that extends downward from the drive case, and faces the right tip transport mechanism diagonally from the diagonally lower position of the right tip transport mechanism. It is an object of the present invention to provide a combine harvester structure characterized in that a mechanism is provided.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0008]
1 and FIG. 2 is a six-strike combine according to the present invention, and a pair of left and right crawler type traveling portions 2 and 2 are provided below the body frame 1, and a left front end portion of the body frame 1 is provided. The reaping
[0009]
As shown in FIG. 1, the
[0010]
As shown in FIGS. 3 and 5, the cutting frame 11 is rotatable about an axis between a cylindrical
[0011]
Moreover, as shown in FIG.3 and FIG.4, the above-mentioned cutting frame 11 has the
[0012]
As shown in FIGS. 3 and 4, seven
[0013]
As shown in FIG. 3 and FIG. 4, the
[0014]
As shown in FIGS. 5, 6, and 8, a
[0015]
Here, the raised
[0016]
Moreover, as shown in FIGS. 5 and 6, a pair of tine sliding
[0017]
Further, as shown in FIGS. 5 and 6, the tine advance / retreat adjusting means 86 raises the
[0018]
The
[0019]
In addition, the front and
[0020]
In this manner, the mounting
[0021]
Here, the tine sliding
[0022]
Moreover, the tine sliding
[0023]
Further, as shown in FIG. 7, a reinforcing connecting
[0024]
As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0025]
As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0026]
Therefore, the relative positional relationship between the vertical conveying
[0027]
These
[0028]
Here, as shown in FIG. 10 to FIG. 12, the
[0029]
In this way, since the
[0030]
Note that the casings of the
[0031]
Further, the protrusion height of each of the
[0032]
As shown in FIGS. 3 and 4, the upper conveying
[0033]
In addition, the right
[0034]
A large number of
[0035]
In this way, the
[0036]
Therefore, like the
[0037]
Moreover, because the
[0038]
Furthermore, the transport efficiency can be improved by setting the transport angle of the
[0039]
The left
[0040]
Here, as shown in FIG. 3, the
[0041]
Then, as shown in FIG. 3, the
[0042]
In addition, the starter side of the
[0043]
Further, the positional relationship between the
[0044]
Thus, the middle part of the cereal grains being conveyed in a state of being crushed by the respective
[0045]
Here, as shown in FIG. 13, the
[0046]
The tine sliding
[0047]
As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0048]
The
[0049]
As shown in FIGS. 8 and 9, the right side
[0050]
In this way, each
[0051]
In addition, since the advance /
[0052]
Further, the left side
[0053]
As shown in FIGS. 3 and 4, the
[0054]
As shown in FIGS. 14 and 15, the
[0055]
As shown in FIGS. 14 and 15, the
[0056]
In this way, as shown in FIG. 15, in the plan view, the leading
[0057]
In addition, since the first
[0058]
Further, as shown in FIGS. 14 and 15, the
[0059]
Further, the
[0060]
In this way, the cereal cake delivered to the starting
[0061]
Further, the
[0062]
In this way, the
[0063]
Further, as shown in FIGS. 14 and 15, a clogging
[0064]
That is, when the cereal is transported over a predetermined amount on the first and second
[0065]
Therefore, the operator can take measures such as stopping the engine E to quickly eliminate the conveyance clogging, and as a result, a large load due to the conveyance clogging acts on the first and second
[0066]
Further, the clogging sensor for detecting the conveyance clogging is also attached to the left
[0067]
That is, a joining portion P where the six pieces of cereals meet is formed at a position where the terminal portion of the left
[0068]
The clogging
[0069]
In this way, when the cereal is jammed at the junction P, that is, when the cereal acts on the
[0070]
Therefore, the operator can take measures such as stopping the engine E and eliminating clogging of the cereals in the junction P. As a result, it is possible to prevent a partly large load from acting on the constituent members of the upper and
[0071]
In addition, since the
[0072]
In addition, a joining portion Q where the four rows of cereals meet is formed at a position where the terminal portion of the center
[0073]
The clogging
[0074]
In this way, when the cereal is jammed at the junction Q, that is, when the cereal acts on the
[0075]
Therefore, also in this case, the same effect as that of the clogging
[0076]
Further, as shown in FIG. 16, a clogging
[0077]
Therefore, also in this case, the same effect as the clogging
[0078]
Further, a clogging
[0079]
Further, as shown in FIGS. 3 and 12, the above-described
[0080]
Accordingly, the
[0081]
Also, a feed
[0082]
In addition, the power take-off
[0083]
Accordingly, the feed
[0084]
In addition, a speed
[0085]
A
[0086]
Therefore, the conveyance speed by the
[0087]
Moreover, an appropriate threshing process by the threshing
[0088]
That is, when the posture at the time of harvesting the cedar is in a lying state, the tip side may be transported later than the stock side, and in this case, the transport speed of the
[0089]
In such a case, for example, when the conveyance speed ratio between the
[0090]
Further, the feed
[0091]
In this case, the load of the
[0092]
Further, as shown in FIGS. 17 and 18, an auxiliary and rear
[0093]
In the auxiliary and rear
[0094]
In this way, the auxiliary conveying
[0095]
Moreover, since the drive of the
[0096]
Further, as shown in FIGS. 19 and 20, a lower right
[0097]
In this way, the end side portion of the
[0098]
Then, the right lower
[0099]
A vertical conveyance
[0100]
The front
[0101]
Thus, since the
[0102]
Moreover, as shown in FIG. 19, the lower
[0103]
The vertical
[0104]
Eventually, in the cutting
[0105]
Moreover, in the cutting
[0106]
Next, a power transmission mechanism B for transmitting power from the engine E mounted on the body frame 1 to each device provided in the
[0107]
That is, the power transmission mechanism B has the following as main power transmission paths, as shown in FIG. Engine E → Mission part M →
[0108]
The auxiliary power transmission path derived from the cutting
[0109]
The auxiliary power transmission path derived from the
[0110]
The auxiliary power transmission paths derived from the lower
[0111]
As the auxiliary power transmission path derived from the rising transmission shaft 64, there are the following. Rising transmission shaft 64 → left upper / lower conveying drive shaft 76 → left upper / lower conveying rising shaft 77 → left upper / lower conveying
[0112]
In addition, the mission unit M is interlocked and connected via a travel drive transmission unit 78 and a travel drive transmission mechanism 79, and is also interlocked and connected via a handling cylinder 4a provided in the threshing
[0113]
FIG. 22 shows a
[0114]
The center
[0115]
In this way, the tip portion of the corn straw can be transported by each
[0116]
In particular, in the
[0117]
【The invention's effect】
According to the present invention, the following effects can be obtained.
[0118]
ContractIn the present invention described in claim 1, a weed board for weeding cereals, a culm raising device for causing a plurality of cereals, and a plurality of cereals caused by the device for raising the cereals A cutting frame device provided with a cutting blade device and an upper / lower conveying device for conveying cereals harvested by the cutting blade device to the threshing portion side. A left upper conveyance mechanism that conveys the upper portion of the ridge of the ridge, a central upper conveyance mechanism that conveys the upper portion of the ridge of the middle portion, and a right upper conveyance mechanism that conveys the upper portion of the ridge of the right portion; In the harvesting part structure of the combine that is driven between the upper part of the raising case erected at the rear position of the weed plate and the upper lateral frame that is laid horizontally on the upper part of the cutting frame, the upper part on the right side The right-side tip transport mechanism that transports the tip of the cereal that is transported by the transport mechanism The upper right side is connected to the tip transport drive case extending downward from the drive case, and the right upper portion is opposed to the right tip transport mechanism from the obliquely lower position to the upper side of the right tip transport mechanism. Since the transport mechanism is installed, the upper part of the cereal can be smoothly transported without falling off the right upper transport mechanism, and the cereal is hooked to the inner peripheral edge of the raising case provided in the cereal raising device. Can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a combine according to the present invention.
FIG. 2 is a front view of the combine.
FIG. 3 is a side view of a cutting part.
FIG. 4 is a plan view of the cutting unit.
FIG. 5 is a front view of a pulling mechanism.
FIG. 6 is a sectional view of the pulling mechanism.
FIG. 7 is a partial front view of the grain raising apparatus.
FIG. 8 is a cross-sectional side view of a right side tip transfer mechanism.
FIG. 9 is a cross-sectional side view of the right side tip transfer mechanism.
FIG. 10 is a plan view of a housing.
FIG. 11 is a front view of the same housing.
FIG. 12 is a side view of the same housing.
FIG. 13 is an explanatory diagram of the arrangement of the conveyance tine.
FIG. 14 is a side view of a conveyance guide body.
FIG. 15 is a plan view of the conveyance guide body.
FIG. 16 is a plan view of a cutting unit including a clogging sensor.
FIG. 17 is a cross-sectional view of a feed chain drive case.
FIG. 18 is a side view of the feed chain drive case.
FIG. 19 is a partially cutaway front view of a cutting frame.
FIG. 20 is a cross-sectional view of a vertical frame.
FIG. 21 is a conceptual explanatory diagram of a power transmission mechanism.
FIG. 22 is a plan view of a cutting unit as another embodiment.
[Explanation of symbols]
A Combine
B Power transmission mechanism
1 Airframe frame
2 running section
3 cutting parts
4 Threshing department
5 Exclusion processing section
6 Driving Department
7 Grain storage tank
8 Feed chain
Claims (1)
前記右側上部搬送機構で搬送される穀稈の穂先部を搬送する右側部穂先搬送機構を、前記引き起こし駆動ケースより下方へ延設した穂先搬送駆動ケースに連設し、当該右側部穂先搬送機構の斜め下方位置から斜め上方へかけて、当該右側部穂先搬送機構と対向するように前記右側上部搬送機構を配設したことを特徴とするコンバインの刈取部構造。 A weeding board for weeding cereals, a culm raising device for causing a plurality of cereals, a cutting blade device for cutting a plurality of cereals caused by the cerealing device, comprising a cutting is provided and the upper and lower conveying equipment frames carrying culms was mowed by the cutting blade unit to the threshing portion, the the upper transport device transports the grain稈上portion of strip of the left portion A left upper transport mechanism, a central upper transport mechanism for transporting the upper part of the culm of the central section, and a right upper transport mechanism for transporting the upper part of the cereal of the right part of the strip, are provided at the rear position of the weed plate. In the harvesting part structure of the combine that is raised between the upper part of the standing raising case and the upper lateral frame that extends horizontally on the upper part of the harvesting frame ,
The right side tip transport mechanism that transports the tip portion of the cereal that is transported by the right side top transport mechanism is connected to the tip transport drive case that extends downward from the drive case, and the right side tip transport mechanism A harvester structure for a combine, wherein the upper right transport mechanism is disposed so as to face the right tip transfer mechanism from an obliquely downward position to an obliquely upward position.
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