JP3675393B2 - 電子装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体内に、第1所定軸方向の外部磁界の成分に応じた値を示す第1軸磁気センサと、第1所定軸に所定の角度で交差する第2所定軸方向の外部磁界の成分に応じた値を示す第2軸磁気センサとを備え、これらの磁気センサの示す値に基づいて前記本体の第3所定軸の方位、及び/又は、前記本体の第3所定軸の傾斜角を検出可能に構成した電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話機等の電子装置に磁気センサを搭載し、この磁気センサにより地磁気の向きを検出することで、同電子装置に方位検出機能を備えさせることが検討されている。この場合、磁気センサは小型であることが望ましく、そのために、本体の左右軸方向の磁界を検出する第1軸磁気センサとしてのX軸磁気センサと、前記左右軸と直交する上下軸方向の磁界を検出する第2軸磁気センサとしてのY軸磁気センサとを有する2方向検出型の磁気センサを採用することが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、地磁気の向きは、水平面に対して所定の角度を有している。この地磁気の傾きは場所に応じて変化する。また、携帯電話機等の電子装置は、本体の上下軸が水平面に対し所定の傾斜角だけ傾けられて使用されることが多い。従って、地磁気と電子装置の上下軸とのなす角度は、同上下軸の方位が同一であっても、電子装置が使用される場所、及び使用される際の電子装置の傾斜角に応じて変化する。このため、Y軸磁気センサの出力は方位以外の影響(即ち、地磁気の傾きと上下軸の傾き)を受けて変化するから、電子装置がX軸磁気センサの出力とY軸磁気センサの出力を地磁気の検出値として認識し、これらのみから上下軸の方位を決定するように構成されていると、同方位を誤って検出する惧れがある。一方、かかる問題は、傾斜角センサ、及びZ軸方向の磁界を検出するZ軸磁気センサを追加採用することにより解決され得る。しかしながら、このように構成すると、多くのセンサを必要とするためにセンサが大型化し、電子装置への搭載が困難となるとともに、電子装置のコストが高くなるという問題が発生する。
【0004】
【本発明の概要】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、本体の第1所定軸方向の磁界を検出するための第1軸磁気センサと、前記第1所定軸と所定の角度で交差する第2所定軸方向の磁界を検出するための第2軸磁気センサと、変換テーブルとを使用し、本体の所定軸(第3所定軸)の方位を精度よく決定し得る電子装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、第1軸磁気センサと、第2軸磁気センサと、変換テーブルとを使用し、傾斜角センサ等の他のセンサを使用することなく、本体の所定軸(第3所定軸)の傾斜角を決定し得る電子装置を提供することにある。
【0005】
上記目的を達成するための本発明による電子装置は、本体と、前記本体内に固定されるとともに同本体の第1所定軸方向(例えば、本体の左右軸方向)の外部磁界の成分に応じた値を示す第1軸磁気センサと、前記本体内に固定されるとともに前記第1所定軸に所定の角度で交差する(例えば、直交する)同本体の第2所定軸方向(例えば、本体の上下軸方向)における外部磁界の成分に応じた値を示す第2軸磁気センサと、前記第1軸磁気センサが示す値と前記第2軸磁気センサが示す値と前記本体の第3所定軸(例えば、本体の上下軸)の方位との関係を予め規定した変換テーブル、前記第1軸磁気センサから実際に得られた値及び前記第2軸磁気センサから実際に得られた値に基づいて前記第3所定軸の方位を決定する方位決定手段とを備えてなる。更に、この電子装置は、外部との通信を行う通信手段と、前記変換テーブルの値を前記通信手段を介して取得する変換テーブル値取得手段と、を備える。
【0006】
また、本発明による他の電子装置は、本体と、前記本体内に固定されるとともに同本体の第1所定軸方向の外部磁界の成分に応じた値を示す第1軸磁気センサと、前記本体内に固定されるとともに前記第1所定軸に所定の角度を持って交差する同本体の第2所定軸方向における外部磁界の成分に応じた値を示す第2軸磁気センサと、前記第1軸磁気センサが示す値と前記第2軸磁気センサが示す値と前記本体の第3所定軸の基準面に対する傾斜角との関係を予め規定した変換テーブル、前記第1軸磁気センサから実際に得られた値及び前記第2軸磁気センサから実際に得られた値に基づいて前記本体の第3所定軸の基準面に対する傾斜角を決定する傾斜角決定手段とを備えてなる。更に、この電子装置は、外部との通信を行う通信手段と、前記変換テーブルの値を前記通信手段を介して取得する変換テーブル値取得手段とを備えることが好適である。
【0007】
この場合、前記本体の第1〜第3所定軸は、第1所定軸と第2所定軸とが所定の角度(例えば、90°)を持って交差する点を除き、任意に定めることができ、例えば、第1所定軸、及び第2所定軸の何れか一方が、第3所定軸と一致していてもよい。また、例えば、携帯電話機等のように、電子装置が使用される状態において、その本体の上下軸と左右軸とが定まっている場合、前記第3所定軸は本体の上下軸であってよい。更に、この場合、第1所定軸が本体の左右軸であり、第2所定軸が本体の上下軸であってもよい。
【0008】
前述したように、電子装置が使用される場所が解れば、地磁気の水平面からの傾きが特定される。従って、ある既知の場所において電子装置が使用されるとの前提にたてば、前記第1軸磁気センサの示す値Sx及び前記第2軸磁気センサの示す値Syの組み合わせの値(Sx,Sy)により、本体の任意の軸である第3所定軸(例えば、本体の上下軸)の方位α及び同第3所定軸の基準面(例えば、水平面)からの傾斜角βが実質的に特定される。かかる事実に基づき、本発明においては、第1軸磁気センサが示す値と第2軸磁気センサが示す値と前記本体の第3所定軸の方位との関係を予め規定した変換テーブルを準備し、この変換テーブル、前記第1軸磁気センサから実際に得られた値及び前記第2軸磁気センサから実際に得られた値を使用して、同本体の第3所定軸の実際の方位αを決定する。また、第1軸磁気センサが示す値と前記第2軸磁気センサが示す値と前記本体の第3所定軸の基準面に対する傾斜角との関係を予め規定した変換テーブルを準備し、この変換テーブル、前記第1軸磁気センサから実際に得られた値及び前記第2軸磁気センサから実際に得られた値を使用して、同本体の第3所定軸の基準面からの傾斜角βを決定する。
【0010】
上記変換テーブルの値は、予め電子装置のROM等の記憶手段に格納しておくこともできるが、上記構成のように、通信により外部から取得することができるようにすれば、記憶手段の記憶容量に制約がある場合等においても前記変換テーブルを利用して方位α、及び/又は傾斜角βを求めることができる。
【0011】
更に、前記電子装置は、前記本体の位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段を備えるとともに、前記変換テーブル値取得手段は前記取得された本体の位置情報に応じた前記変換テーブルの値を取得するように構成されることが好適である。
【0012】
前述したように、地磁気の水平面からの傾きは場所により異なるから、前記変換テーブルの値は電子装置の使用される場所により異なる。従って、上記のように、電子装置の本体の位置情報に応じた前記変換テーブルの値を取得するように構成することで、同電子装置が広範囲にわたり使用される場合にも、精度良く方位、及び/又は傾斜角を決定し得る電子装置が提供される。
【0013】
また、本発明による他の電子装置は、本体と、前記本体内に固定されるとともに同本体の第1所定軸方向の外部磁界の成分に応じた値を示す第1軸磁気センサと、前記本体内に固定されるとともに前記第1所定軸と所定の角度を持って交差する同本体の第2所定軸方向における外部磁界の成分に応じた値を示す第2軸磁気センサと、前記第1軸磁気センサが示す値と前記第2軸磁気センサが示す値と前記本体の第3所定軸の方位と同第3所定軸の基準面に対する傾斜角との関係を予め規定した変換テーブル、前記第1軸磁気センサから実際に得られた値及び前記第2軸磁気センサから実際に得られた値に基づいて同第3所定軸の方位と同第3所定軸の基準面に対する傾斜角を決定する方位及び傾斜角決定手段と、前記決定された傾斜角が所定の一定角度であるときに所定の画像により前記決定された方位を表示するとともに、同決定された傾斜角が大きくなるほど前記所定の画像をより大きく歪ませて前記決定された方位を表示する方位表示手段とを備えてなる。
【0014】
これによれば、前述した電子装置と同様に、変換テーブル、第1軸磁気センサから実際に得られた値及び前記第2軸磁気センサから実際に得られた値に基づいて本体の第3所定軸の方位と同第3所定軸の基準面に対する傾斜角が決定される。また、前記傾斜角が所定の一定角度(例えば「0」度)であるとき、所定の画像により前記決定した方位が表示されるとともに、前記決定した傾斜角が大きくなるほど前記画像が歪ませられた状態で前記方位が表示される。この結果、ユーザは前記傾斜角を所定の一定の角度にしないと、方位を視認し難くなる。従って、この電子装置は、ユーザに対し、本体の第3所定軸(例えば、本体の上下軸)が基準面と前記所定の一定角度を有する面と平行になるように(例えば、基準面が水平面であって、前記所定の一定角度が「0」度とすれば、本体の上下軸が水平面と平行となるように)維持しながら方位測定することを促すことができる。これにより、前記基準面と前記所定の一定角度とを、電子装置の方位測定精度が良好となるように選択しておけば(例えば、基準面を水平面、所定の一定角度を「0」度に選択しておけば)、電子装置が方位測定精度の良好な姿勢に維持されながら方位の測定を行う可能性を高めることができ、ユーザに対し、より一層正確な方位に関する情報を与えることができる。
【0015】
本発明の他の電子装置は、本体と、前記本体内に固定されるとともに同本体の第1所定軸方向の外部磁界の成分に応じた値を示す第1軸磁気センサと、前記本体内に固定されるとともに前記第1所定軸と所定の角度を持って交差する同本体の第2所定軸方向における外部磁界の成分に応じた値を示す第2軸磁気センサと、前記本体の位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、センタとの通信を行う通信手段と、前記通信手段を介して前記センタに対し前記取得した位置情報を送信するとともに、前記センタにより前記本体が地磁気が既知である傾き補正可能エリア内にあると前記送信した位置情報に基づいて判定された場合には同センタから前記第1軸磁気センサが示す値と前記第2軸磁気センサが示す値と前記本体の第3所定軸の方位と同第3所定軸の基準面に対する傾斜角との関係を予め規定した変換テーブルのテーブル値を取得し、前記センタにより前記本体が前記傾き補正可能エリア内にないと前記送信した位置情報に基づいて判定された場合には同センタから前記第1軸磁気センサが示す値と前記第2軸磁気センサが示す値と前記本体の第3所定軸の基準面に対する傾斜角を所定の一定角度とみなしたときの同第3所定軸の方位との関係を予め規定した変換テーブルのテーブル値、又は同傾斜角を同所定の一定角度とみなすべき旨の信号を取得する変換テーブル値取得手段と、前記第1軸磁気センサから実際に得られた値、前記第2軸磁気センサから実際に得られた値、及び前記取得したテーブル値又は傾斜角を前記所定の一定角度とみなすべき旨の信号に基づいて、前記第3所定軸の方位と前記第3所定軸の基準面からの傾斜角とを決定する方位及び傾斜角決定手段とを備えてなる。
【0016】
即ち、この電子装置は、本体の位置を表す位置情報を取得し(本体の位置を特定し)、これをサーバ等を有するセンタ(情報センタ)に送信する。センタは、この位置情報に基づいて本体が傾き補正可能エリア内にあるか否かを判定する。傾き補正可能エリアとは、センタが地磁気(地磁気ベクトル)についての情報を所有しているエリアのことであり、例えば、屋内や地下道等においては、地磁気は遮蔽等により弱められていたり、或いは歪んでいるので、センタはかかるエリアの地磁気についての情報を所有していない。従って、そのようなエリアは傾き補正可能エリア外であって、センタの所有する変換テーブルのテーブル値を使用しても期待したような精度で方位及び傾斜角を求めることができない。
【0017】
そこで、センタは、前記本体が傾き補正可能エリア内にあると判定した場合、前記第1軸磁気センサが示す値と前記第2軸磁気センサが示す値と前記電子装置の本体の第3所定軸の方位と同第3所定軸の基準面に対する傾斜角との関係を予め規定した変換テーブルのテーブル値を同電子装置に送信する。一方、前記センタは、前記本体が前記傾き補正可能エリア内にないと判定した場合、前記第1軸磁気センサが示す値と前記第2軸磁気センサが示す値と前記本体の第3所定軸の基準面に対する傾斜角を所定の一定角度とみなしたときの同第3所定軸の方位との関係を予め規定した変換テーブルのテーブル値、又は同傾斜角を所定の一定角度とみなすべき旨の信号を電子装置に送信する。そして、電子装置は、上記取得したテーブル値、又は信号に基づいて、前記第3所定軸の方位と前記第3所定軸の基準面からの傾斜角とを決定する。この結果、電子装置が傾き補正可能エリア内にある場合、同電子装置は、本体の方位と傾斜角とを精度良く決定できるようになるとともに、傾き補正可能エリア内にない場合、本体の傾斜角が「0」であるにも拘らず同傾斜角を「0」以外の所定の角度であると決定してしまう可能性を低減することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による電子装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1の概略正面図に示したように、電子装置としての携帯電話機10は、互いに直交するX軸、Y軸、及びZ軸に沿って延びる辺を有する略直方体の本体11を備えている。この例では、本体11の使用状態において、X軸が本体11の第1所定軸としての左右軸と一致し、Y軸が同本体11の第2所定軸としての上下軸に一致している。更に、この例では、本体11の第3所定軸をY軸とするとともに、基準面を水平面とし、方位αは同Y軸の正方向の方位、傾斜角βは基準面である水平面と同Y軸(の正方向)とのなす角度と定義される。
【0019】
携帯電話機10は、本体11の上部側面に配置されたアンテナ部12、X軸とY軸とにより画定される平面(X−Y平面)に平行な本体11の前面の最上部に配置されたスピーカ部13、スピーカ部13の下方で本体11の前面に配置され文字、記号、或いは地図等の図形を表示するための液晶表示部14、液晶表示部14の下方で本体11の前面に配置され電話番号又はその他の指示信号を入力するための操作部15、本体11の前面最下部に配置されたマイクロフォン部16、及び本体11の内部に収容された電気制御装置20を備えている。
【0020】
電気制御装置20は、図2に概略ブロック図にて示したように、前記アンテナ部12、前記スピーカ部13、前記液晶表示部14、前記操作部15、及び前記マイクロフォン部16の各機能部分を備えるとともに、互いにバスを介して接続されたCPU21、ROM22、RAM23、不揮発性のRAM24、GPS回路25、及びADコンバータ26を備えている。
【0021】
CPU21は、ROM22に格納された各種のプログラムをRAM23の一時記憶機能を利用しながら実行するようになっている。ROM22は、かかるプログラムの他、後述する変換テーブル(表1参照)等を記憶している。不揮発性RAM24は、携帯電話機10の主電源が投入されているとき(主電源の「オン」時)にCPU21からの指示によりデータが書込まれ、同主電源の「オフ」時においても書込まれたデータを記憶・保持し、更に主電源の「オン」時にCPU21の要求にしたがって同CPU21に対し前記記憶・保持しているデータを供給するようになっている。なお、不揮発性RAM24は、EEPROMで置換することもできる。
【0022】
アンテナ部12は、送受信用のアンテナ12aと、アンテナ12aに接続された送受信回路12bと、送受信回路12bに接続され送受信回路12bが受信した受信信号を復調するとともに、発信すべき信号を変調して送受信回路12bに供給する変調・復調回路12cとを備え、情報センタ等の外部と通信を行う通信手段を構成している。スピーカ部13は、スピーカ13aと、スピーカ13aに接続され同スピーカ13aから所定の音を発生させるための信号を生成する発音回路13bを備えている。液晶表示部14は、携帯電話機10の本体11の前面に配置されるとともに、文字等の情報を表示可能な液晶表示パネル14aと、液晶表示パネル14aと接続され同液晶表示パネル14aに所定の表示をさせるための信号を生成する表示回路14bとを備えている。
【0023】
操作部15は、前記本体11の前面に配置された複数の押しボタン15aと、この複数の押しボタン15aと接続され同押しボタン15aの各々のオン・オフ状態を検出する検出回路15bとを備えている。なお、複数の押しボタン15aのうちの特定のボタンが操作されることにより、後述する方位及び傾斜角表示モードや角度算出モードが開始されるようになっている。マイクロフォン部16は、マイクロフォン16aと、マイクロフォン16aに接続され同マイクロフォン16aを介して入力された音声を増幅する増幅回路16bとを備えている。このうち、変調・復調回路12c、発音回路13b、表示回路14b、検出回路15b、及び増幅回路16bは、バスを介して接続されたCPU21により制御されるようになっている。
【0024】
GPS回路25は、位置情報取得手段を構成するもので、図示しないアンテナを介して取得した図示しないGPS衛星からのGPS信号を処理し、携帯電話機10の存在する位置(緯度,経度)を特定し、同位置を表す位置情報を取得するようになっている。ADコンバータ26は、磁気センサ30のX軸磁気センサ31、及びY軸磁気センサ32と接続されていて、同X軸磁気センサ31、及びY軸磁気センサ32の各出力値をAD変換し、AD変換後の値をCPU21に供給するようになっている。
【0025】
磁気センサ30は、図1に示したように、携帯電話機10の前面(X−Y平面と平行な平面)と略平行となるように、同携帯電話機10の内部に保持されていて、図2に示したように、X軸(本体の左右軸)方向の外部磁界の成分に応じた値を示すX軸磁気センサ31と、Y軸(本体の上下軸)方向の外部磁界の成分に応じた値を示すY軸磁気センサ32とを備えている。
【0026】
ここで、磁気センサ30について詳述すると、この磁気センサ30は、その平面図である図3に示したように、基板30a、基板30a上に形成された4つのGMR素子(巨大磁気抵抗効果素子)31a〜31d、基板30aの上に形成さた4つのGMR素子32a〜32d、及び制御回路33を備えている。各GMR素子31a〜31d,32a〜32dは、外部磁界に応じて磁化の向きが変化する自由層、導電性のスペーサ層、及び磁化の向きが固定(ピン)された固着層を備える周知の膜構造を有し、図4に示したように、固着層の磁化の向きと自由層の磁化の向きがなす角度θに応じて抵抗値Rが変化するようになっている。各GMR素子31a〜31d,32a〜32dの固着層の固定された磁化の向きは、図3において矢印にて示す通りになっている。
【0027】
図5は、かかる磁気センサ30の等価回路を示している。図5においても、GMR素子31a〜31d,32a〜32dの各固着層の固定された磁化の向きが各素子を表すブロック内に矢印にて示されている。図5に示したように、前記制御回路33は、出力処理回路33a,33b、及び定電圧回路33c,33dを備えている。
【0028】
X軸磁気センサ31においては、GMR素子31a〜31dがフルブリッヂ接続されていて、GMR素子31dとGMR素子31bとの結合点P1、及びGMR素子31aとGMR素子31cとの結合点P2が、それぞれ定電圧回路33cの正極、及び負極に接続され、これらの結合点P1,P2の間に一定の電圧Vが付与されるようになっている。また、GMR素子31aとGMR素子31dとの結合点P3、及びGMR素子31bとGMR素子31cとの結合点P4が、出力処理回路33aに接続されている。出力処理回路33aは、結合点P3,P4の間の電位差Vxを入力し、電位差Vxを規格化し、規格化した値をADコンバータ26にX軸磁気センサ31の出力Sxとして出力するようになっている。このように構成される結果、X軸磁気センサ31の出力Sxは、図6(A)に示したように、X軸方向の外部磁界(磁場)の成分に応じた値(略比例した値)を示すようになっている。
【0029】
Y軸磁気センサ32においては、X軸磁気センサ31と同様に、GMR素子32a〜32dがフルブリッヂ接続されている。GMR素子32aとGMR素子32cとの結合点P5、及びGMR素子32bとGMR素子32dとの結合点P6が、それぞれ定電圧回路33dの正極、及び負極に接続され、これらの結合点P5,P6の間に一定の電圧Vが付与されるようになっている。また、GMR素子32aとGMR素子32dとの結合点P7、及びGMR素子32cとGMR素子32bとの結合点P8が、出力処理回路33bに接続されている。出力処理回路33bは、結合点P7,P8の間の電位差Vyを入力し、電位差Vyを規格化し、規格化した値をADコンバータ26にY軸磁気センサ31の出力Syとして出力するようになっている。このように構成される結果、Y軸磁気センサ32の出力Syは、図6(B)に示したように、Y軸方向の外部磁界(磁場)の成分に応じた値(略比例した値)を示すようになっている。
【0030】
なお、上記規格化とは、X軸正方向に1(Oe)の大きさを有する磁界を本体11に加えたときに出力Sxが「1」,出力Syが「0」となり、X軸負方向に1(Oe)の大きさを有する磁界を本体に加えたときに出力Sxが「−1」,出力Syが「0」となり、Y軸正方向に1(Oe)の大きさを有する磁界を本体に加えたときに出力Sxが「0」,出力Syが「1」となり、Y軸負方向に1(Oe)の大きさを有する磁界を本体に加えたときに出力Sxが「0」,出力Syが「−1」となるように出力Sx,Syを調整することを言う。
【0031】
このような規格化は、例えば、携帯電話機10の前面(X−Y)が水平面と平行であるときのX軸磁気センサ31(又はY軸磁気センサ32)の実際の出力Sx(又は出力Sy)を、同携帯電話機10の前面を水平面と平行に維持しながら360°回転したときに得られる出力Sx(又は出力Sy)の最大値と最小値の差SAの半分(SA/2)で除するとともに、その携帯電話機10が存在する場所の地磁気の水平面内成分の絶対値(単位は(Oe))を乗ずることにより達成される。携帯電話機10が存在する場所の地磁気の水平面内成分の絶対値は、同携帯電話機10の使用地域が限られている場合には、ROM22、又は不揮発性RAM24に予め記憶させておくことができる。また、携帯電話機10は、GPS回路25により特定した同携帯電話機10の位置を表す情報(位置情報)を情報センタ等に送信し、この位置に応じた地磁気の水平面内成分の絶対値を同情報センタから受信するように構成することで、同携帯電話機10が存在する場所の地磁気の水平面内成分の絶対値を取得してもよい。
【0032】
なお、上記の例では、電位差Vx,Vyを規格化した後にADコンバータ26によりAD変換して出力Sx,Syを得ていたが、電位差Vx,VyをADコンバータ26によりAD変換し、そのAD変換後の値を規格化して出力Sx,Syを得るように構成してもよい。
【0033】
次に、上記のように構成された携帯電話機10が、同携帯電話機10のY軸正方向の方位α(deg)、及び同Y軸の水平面からの傾斜角β(deg)を求める際の作動について説明する。なお方位αは、例えば携帯電話機10の上下軸の上向き(Y軸正方向)が南を向いているとき「0又は360(deg)」とし、西を向いているとき「90(deg)」、北を向いているとき「180(deg)」、東を向いているとき「270(deg)」となるように定義されている。
【0034】
携帯電話機10が、その前面が水平面と平行となるように維持されながら、水平面内で回転されると、上記X軸磁気センサ31の出力Sxは正弦波状に変化し、Y軸磁気センサ32の出力Syは出力Sxと位相が90°だけ異なる正弦波状に変化する。従って、出力Sxと出力Syの軌跡は、図7の実線にて示したように、原点を中心とした略真円状となる。ところが、地磁気は水平ではなく、地球上の場所に応じた角度だけ水平面から傾斜しているため、携帯電話機10が水平面から傾斜角βだけ傾けられると、地磁気の向きと携帯電話機10のY軸正方向のなす角度が変化し、その影響が出力Syに現われる。
【0035】
即ち、携帯電話機10が、図8に示したように、水平面から傾斜角β1だけ傾斜された状態で鉛直上下方向の軸Jの周りに回転されると、出力Sxと出力Syの軌跡は図7の破線にて示したように楕円形となり、その中心が出力Syの負方向に移動する。更に、携帯電話機10が傾斜角β1より大きい傾斜角β2だけ傾斜された状態で軸Jの周りに回転されると、出力Sxと出力Syの軌跡は図8の一点鎖線にて示したように短軸がより短い楕円形となるとともに、その中心が出力Syの負方向に更に移動する。
【0036】
換言すると、地磁気の水平面に対する角度が一定であれば、即ち、その携帯電話機10の存在する位置(緯度、経度)が一定であれば、出力Sxと出力Syの値(Sx,Sy)は一定の軌跡を描くから、値(Sx,Sy)から方位αと傾斜角βを特定することができる。そこで、本実施形態においては、携帯電話機10が地磁気の傾きが略一定である範囲内に存在すると仮定した場合の値(Sx,Sy)と、方位α及び傾斜角βの関係を予め測定し、これらの関係を記憶した変換テーブルを準備し、ROM22内に格納しておく。そして、実際の値(Sx,Sy)と前記ROM22内に格納した変換テーブルとから、実際の方位αと実際の傾斜角βを決定する。なお、以上より、上記変換テーブルは、携帯電話機10が地磁気の傾きが略一定である範囲内に存在すると仮定し、その仮定下での第1軸磁気センサの出力値Sxと、同仮定下での第2軸磁気センサの出力値Syと、方位α、及び/又は傾斜角βの予め測定された関係を読み出し可能に記憶したテーブルであるということができる。
【0037】
なお、例えば、図7の点Kのように、同一の値(Sx,Sy)に対し、二組以上の方位αと傾斜角βの組(α,β)が存在する場合がある。この場合、その値(Sx,Sy)が生じうる方位αと傾斜角βの組(α、β)を、携帯電話機10の想定し得る使用状態の範囲で複数個求め、この複数個の組(α,β)の平均値を前記変換テーブルの値として採用する。携帯電話機10の想定し得る使用状態の範囲とは、例えば、方位αについては0〜360(deg)、及び傾斜角βについては0〜45(deg)とする。このようにして得られる変換テーブルの例を表1に示す。なお、この例では、携帯電話機10の上下軸(Y軸)周りの回転角γは0(deg)としたが、同回転角γについても所定の角度範囲内で変化させ、そのときの値(Sx,Sy)と方位αと傾斜角βの組(α、β)との関係を複数求め、これらを平均して変換テーブルの値を得てもよい。
【0038】
【表1】
Figure 0003675393
【0039】
次に、携帯電話機10の実際の作動について、前記複数の押しボタン15aのうちの特定のボタンが操作され、方位及び傾斜角表示モードとなっているが、角度変化算出モードとはなっていない場合から説明する。
【0040】
携帯電話機10のCPU21は所定時間の経過毎に図9に示したルーチン(プログラム)を繰り返し実行するようになっている。従って、所定のタイミングとなると、CPU21はステップ900から本ルーチンの処理を開始し、ステップ905に進んでX軸磁気センサ31の出力SxとY軸磁気センサの出力Syを読み込む。
【0041】
次いで、CPU21はステップ910に進み、前述した表1に示した変換テーブルをROM22から読み出し、前記読み込んだ出力Sx,Syと同読み出した変換テーブルとに基づいて実際の方位αと実際の傾斜角βとを求める。例えば、(Sx,Sy)が(−0.35,0.08)であれば、方位αは256(deg)、及び傾斜角βは1(deg)であるとして求められる。なお、ステップ910は、方位決定手段、傾斜角決定手段、方位及び傾斜角決定手段の各機能を達成するステップである。
【0042】
次いで、CPU21はステップ915に進み、現在のモードが角度変化算出モードであるか否かを判定する。現段階は角度変化算出モードとはなっておらず、方位及び傾斜角表示モードである。従って、CPU21はステップ915にて「No」と判定してステップ920に進み、同ステップ920にて前記ステップ910にて求めた方位αと傾斜角βを数値、及び又は図形により液晶表示パネル14aに表示し、ステップ995に進んで本ルーチンを一旦終了する。
【0043】
ここで、上記ステップ920の具体的表示例について図10、及び図11を参照して説明する。図10(A)は、図10(B)に示したように携帯電話機10の前面(X−Y平面)が水平面と平行である場合(即ち、傾斜角βが所定の一定角度である「0」度である場合)における方位の表示例である。この例では、表示パネル14aに方位磁石40を模した所定の画像を表示する。方位磁石40は外周の円部41とその中に配置される磁針42とを備えていて、磁針42を前記求めた方位αに応じて回転させ、同方位αを示すようにする。このように、傾斜角βが「0」度である場合、円部41は真円状とされる。
【0044】
図11(A)は、図11(B)に示したように携帯電話機10の上下軸(Y軸)が角度βだけ水平面から傾斜せしめられた場合における方位の表示例である。図11(A)から理解されるように、携帯電話機10の上下軸が水平面から角度βだけ傾斜せしめられると、方位磁石40の円部41が、その上下軸が短軸となる楕円形で表示される。より具体的に述べると、携帯電話機10の上下軸が水平面から角度βだけ傾斜せしめられた場合、本体11の前面(上下軸)が水平面と平行となるように置かれた携帯電話機10(図11(B)の破線にて示した携帯電話機)の表示パネル14aに表示される図10(A)に示した方位磁石40を、携帯電話機10の前面(表示パネル14a)の法線から角度βだけ斜めの方向から見たかのように(この視線方向を幅広の矢印にて示す)、同方位磁石40が表示される。
【0045】
このように、携帯電話機10が、その傾斜角βが水平面であるときに所定の方位磁石40の画像により方位αを表示するとともに、同傾斜角βが大きくなるほど同方位磁石40の上下方向長さ、及び磁針42を短く表示する(即ち、同傾斜角βが大きくなるほと、前記所定の方位磁石40の画像をより大きく歪ませて同方位αを表示する)方位表示手段を備えることにより、ユーザは傾斜角βを大きくすると方位を判別(視認)し難くなる。この結果、ユーザに対し、携帯電話機10をなるべく水平面に平行な状態で使用することを促すことができる。
【0046】
なお、表示パネル14aに携帯電話機10が存在する付近の地図を表示させる場合にも、同地図の表示の仕方を上記方位磁石40と同様に傾斜角βに応じて変更してもよい。また、図10(A)、及び図11(A)に示したように、傾斜角の絶対値を表示画像中に数値で示すようにしてもよい。
【0047】
次に、ユーザが携帯電話機10の前記特定のボタンを操作して、角度変化算出モードへとモード変換した場合について説明する。この場合も、CPU21は所定のタイミングにてステップ900から処理を開始し、ステップ905、及びステップ910を実行して上記と同様に現時点の方位αと傾斜角βとを求め、ステップ915に進む。
【0048】
この場合、携帯電話機10のモードは角度変化算出モードへ変更されている。従って、CPU21はステップ915にて「Yes」と判定してステップ925に進み、同ステップ925にて今回が角度変化算出モードに移行してから本ルーチンを初めて実行する場合であるか否かを判定する。そして、現段階は、角度変化算出モードに移行してから本ルーチンを初めて実行するから、CPU21はステップ925にて「Yes」と判定し、ステップ930に進んで先のステップ910にて求めた現時点の方位αを基準方位α0として格納するとともに、先のステップ910にて求めた現時点の傾斜角βを基準傾斜角β0として格納する。
【0049】
この状態が継続すると、CPU21は再びステップ900から本ルーチンの処理を開始し、ステップ905,910を実行して現時点の方位α、及び現時点の傾斜角βを求め、ステップ915にて「Yes」と判定してステップ925に進む。そして、この段階は、角度変化算出モードに移行してから本ルーチンを初めて実行する段階ではないから、CPU21はステップ925にて「No」と判定してステップ935に進み、同ステップ935にて現時点の方位αから前記格納した基準方位α0を減じた値を方位角変化(横方向回転変化角)Δαとして格納し、現時点の傾斜角βから前記格納した基準傾斜角β0を減じた値を傾斜角変化(縦方向回転変化角)Δβとして格納する。次いで、CPU21はステップ940に進み、前記格納された方位角変化Δαと、前記格納した傾斜角変化Δβを用いた表示処理を行い、ステップ995に進んで本ルーチンを一旦終了する。
【0050】
なお、上記ステップ940における方位角変化Δαと、前記格納した傾斜角変化Δβを用いた表示処理とは、方位角変化Δα、及び傾斜角変化Δβをそのまま数値及び/図形により表示パネル14aに表示すること、同表示パネル14aに表示されているカーソルを同方位角変化Δα、及び傾斜角変化Δβに応じた量又は速度でそれぞれX軸及びY軸方向に移動させること、同表示パネル14aに表示されている地図等のスクロールを同方位角変化Δα、及び傾斜角変化Δβに応じて行うこと、或いは、同表示パネル14aに表示されているゲームの操作を同方位角変化Δα、及び傾斜角変化Δβに応じて行うこと等を含む。また、ステップ940において、方位角変化Δα、及び傾斜角変化Δβに応じて、着信メロディの音量や音色を制御することができるように構成してもよい。
【0051】
以上、説明したように、本発明に基づく実施形態によれば、磁気センサ30の出力値(Sx,Sy)、方位α、及び傾斜角βの関係を予め規定した変換テーブルを準備し、この変換テーブルと実際に得られた値(Sx,Sy)とから、実際の方位α、及び傾斜角βを得るようにした。従って、携帯電話機10の上下軸が水平面に対して傾けられた状態にあっても、同携帯電話機10は精度良く方位αを取得することができともに、傾斜角βを取得することができる。
【0052】
また、角度変化算出モードにおいては、方位α、及び傾斜角βの変化量を取得することができるので、携帯電話機10を鉛直上下軸(上記軸J)周りに回転させたり、その携帯電話機10の上下軸を水平面内にある軸周りに回転させることにより、その回転変化量Δα,Δβが検出され、同回転変化量Δα,Δβに基づく多彩な機能を同携帯電話機10に付与することが可能となる。
【0053】
なお、上記実施形態においては、一つの変換テーブルが予めROM22内に格納されていたが、携帯電話機10が異なる位置に存在する場合(地磁気の傾きが異なる場合)についても、同様な変換テーブルを準備してROM22内に格納しておき、GPS回路25で得た同携帯電話機10の位置に応じ、適切な変換テーブルを読み出すようにしてもよい。また、携帯電話機10は、通信手段を介して、遠隔地にある情報センタ等から同変換テーブル(の値)を取得するように構成することもできる。このようにすれば、ROM22の記憶容量を低減することも可能となる。
【0054】
更に、この場合、取得した位置情報を通信手段を介して前記情報センタ(サーバ)に送信することで、同特定した位置に応じた変換テーブル(の値)を取得するように構成してもよい。このようにすれば、携帯電話機10が広範囲で使用されることにより地磁気の向きの水平面に対する傾きが変化した場合であっても、同携帯電話機10の前記方位α、及び前記傾斜角βを精度良く求めることができる。
【0055】
この場合、情報センタは、携帯電話機10の位置に基づいて、傾き補正付きのテーブル値、又は傾き補正なしのテーブル値のいずれかを同携帯電話機10に送信するように構成することもできる。傾き補正付きのテーブル値は、上述した表1のように、出力Sx,Sy,方位α,及び傾斜角βとの関係を予め規定したテーブルの値のことである。傾き補正なしのテーブル値とは、傾斜角βを所定の一定角度、ここでは「0度」とみなした上で出力Sx,Syと方位αの関係を予め規定したテーブルの値のことである。以下、かかる2種類のテーブルの値を用いる変形例について、図13、及び図14を参照して説明する。
【0056】
この変形例においては、CPU21は図9に示したステップ910を実行する際、図12にフローチャートにより示したプログラムを実行する。具体的に述べると、CPU21は図9のステップ905にて出力Sx,Syを読込んだ後、図12のステップ1200を経由してステップ1205に進み、同ステップ1205にてGPS回路25により携帯電話機10の位置の算出(特定)を試みる。次いで、CPU21はステップ1210に進み、前記ステップ1205にて位置が特定できたか否かを判定し、位置が特定できていれば同ステップ1210にて「Yes」と判定してステップ1220に進む。一方、前記ステップ1210にて位置が特定できなければ、CPU21はステップ1210にて「No」と判定してステップ1215に進み、同ステップ1215にて基地局(携帯電話基地局)からの電波に基づいて携帯電話機10の位置を特定した後、ステップ1220に進む。
【0057】
ステップ1220に進んだCPU21は、同ステップ1220にてテーブル値要求信号と前記特定した位置に関する情報(位置情報)を情報センタ(サーバ)に送信し、続くステップ1225にて情報センタからテーブル値が送信されて来たか否か(テーブル値を受信したか否か)をモニタする。
【0058】
他方、情報センタのサーバは、図13にフローチャートにより示したプログラムを所定時間の経過毎に繰り返し実行している。従って、所定のタイミングとなると、サーバはステップ1300から処理を開始し、ステップ1305にてテーブル値要求信号と位置情報とを任意の携帯電話機10から受信したか否かを判定する。そして、テーブル値要求信号と位置情報とを任意の携帯電話機10から受信していなければ、ステップ1305にて「No」と判定してステップ1395に進み、本ルーチンを一旦終了する。このように、サーバは、任意の携帯電話機10からテーブル値要求信号と位置情報とを受信したか否かをモニタしている。
【0059】
従って、携帯電話機10の一つが図12のステップ1220を実行してテーブル値と位置情報とをサーバに送信すると、同サーバはステップ1305にて「Yes」と判定してステップ1310に進み、受信した携帯電話機10の位置情報に基づいて、同携帯電話機10が傾き補正可能エリア内に存在するか否かを判定する。ここで、傾き補正可能エリアとは、地磁気(地磁気ベクトル)が既知のエリアをいう。例えば、屋内や地下道等においては、地磁気は遮蔽等により弱められていたり、或いは歪んでいる可能性がある。従って、そのようなエリアの地磁気は既知ではないから、同エリアは傾き補正可能エリア外ということになる。
【0060】
そして、サーバは、携帯電話機10が傾き補正可能エリア内に存在すれば、ステップ1310にて「Yes」と判定してステップ1315に進み、同ステップ1315にて前記位置情報に応じた傾き補正付きのテーブルの値(表1を参照)を同携帯電話機10に送信し、ステップ1395にて本ルーチンを一旦終了する。また、携帯電話機10が傾き補正可能エリア内に存在しなければ、ステップ1310にて「No」と判定してステップ1320に進み、同ステップ1320にて前記位置情報に応じた傾き補正なしのテーブルの値を同携帯電話機10に送信し、ステップ1395に進んで本ルーチンを一旦終了する。なお、前述したように、傾き補正なしのテーブルにおける傾斜角βの値は、すべて「0度」となっている。
【0061】
これにより、携帯電話機10はテーブル値を受信するから、CPU21は図12のステップ1225にて「Yes」と判定してステップ1230に進み、受信したテーブル値を有する変換テーブルと、前記読み込んだ出力Sx,Syとに基づいて実際の方位αと実際の傾斜角βとを求める。その後、CPU21はステップ915以降に進み、方位α、傾斜角βの表示等を行う。これにより、携帯電話機10が傾き補正可能エリアにある場合には、方位α及び傾斜角βが精度良く決定され得るとともに、傾き補正可能エリアにない場合には、傾斜角βが「0」であるにも拘らず何らかの傾斜角βがあるものとして表示されてしまうことが防止され得る。
【0062】
なお、このように、センタからテーブル値を受信するように構成した場合、一旦テーブル値を受信した後は、同携帯電話機10の位置が変化するまで、図9のステップ910に進んだとき、図12のステップ1205〜1225までを省略することが望ましい。これにより、テーブル値の再受信を省略し、無駄な通信を回避することができるからである。
【0063】
また、サーバは、携帯電話機10が傾き補正可能エリア内にない場合、傾き補正なしのテーブル値を携帯電話機10に送信する代わりに、傾斜角βを「0」とみなすべき旨の信号を同携帯電話機10に送信するとともに、携帯電話機10は、かかる信号を受信した場合、出力Sx,Syと、例えば三角関数とを使用して方位αを求めるように構成してもよい。この場合、携帯電話機10は、例えば、出力Syが正のときα=180°−arctan(Sx/Sy)等、出力Syが負のときα=−arctan(Sx/Sy)等として、方位αを決定してよい。
【0064】
以上、本発明の実施形態、及び変形例について説明したが、本発明はこれらに限定されることはなく、本発明の範囲内においてさらに他の変形例を採用することができる。例えば、上記磁気センサ30は、GMR素子により構成されていたが、これに限定されることなく、磁気トンネル効果素子等の他の磁気抵抗効果素子を用いて構成することもできる。また、上記実施形態の電子装置は、携帯電話機10であったが、例えば、PDAを含むモバイルコンピュータ、携帯ゲーム装置、電子楽器の操作装置(操作子)等であってもよい。電子装置が携帯ゲーム装置である場合には、ゲームのキャラクタを上記回転変化量Δα,Δβにより移動させてもよく、電子装置が電子楽器の操作装置である場合には、例えば、演奏における音量や音色等を上記回転変化量Δα,Δβに応じて変化させるように構成することができる。
【0065】
更に、上記実施形態においては、X軸磁気センサ31の出力Sx、及びY軸磁気センサ32の出力Syをそれぞれ規格化していたが、同規格化を行う前に、これらの出力Sx,Syが有するオフセット量OFx,OFyをそれぞれの出力Sx,SYから減じ、同オフセット量OFx,OFyを減じた値を各磁気センサの正規の出力Sx,Syとするように構成してもよい。このようなオフセット量OFx,OFyは、X軸磁気センサ31、及びY軸磁気センサ32の近傍に存在する永久磁石部品や、各GMR素子31a〜31b,32a〜32dの抵抗値のばらつきにより生じるものであり、所定の条件が成立したときに携帯電話機10を水平面内で180度回転させて、その際の出力Sx,Syの各平均値からそれぞれ求めることができる。
【0066】
また、上記実施形態においては、X軸が本体11の第1所定軸としての左右軸となり、Y軸が同本体11の第2所定軸、及び第3所定軸としての上下軸となっていたが、これに限定されない。即ち、前記本体11の第1〜第3所定軸は、第1所定軸と第2所定軸とが所定の角度θ(上記実施形態では90°)を持って交差する点を除き、任意に定めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による携帯電話機の正面図である。
【図2】 図1に示した携帯電話機の電気回路構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示した磁気センサの概略平面図である。
【図4】 図3に示した磁気センサを構成する各GMR素子の特性を示す図である。
【図5】 図1に示した磁気センサの等価回路図である。
【図6】 (A)は図5に示したX軸磁気センサの出力特性図であり、(B)は図5に示したY軸磁気センサの出力特性図である。
【図7】 図1に示した携帯電話機が回転された場合における、同図1に示した磁気センサの出力値の軌跡図である。
【図8】 図7の軌跡図を得る際の携帯電話機の動きを示した図である。
【図9】 図2に示したCPUが実行するプログラム(ルーチン)を示したフローチャートである。
【図10】 (A)は携帯電話機が水平にある場合に表示パネルに表示される方位磁石の画像を模式的に示した図であり、(B)は(A)の表示を行う際の携帯電話機の姿勢、及び視線方向を示した図である。
【図11】 (A)は携帯電話機が水平面から傾斜角βだけ傾斜せしめられた場合に表示パネルに表示される方位磁石の画像を模式的に示した図であり、(B)は(A)の表示を行う際の携帯電話機の姿勢、及び視線方向を示した図である。
【図12】 本発明の実施形態の変形例において、携帯電話機のCPUが実行するプログラム(ルーチン)を示したフローチャートである。
【図13】 本発明の実施形態の変形例において、センタのサーバが実行するプログラム(ルーチン)を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10…携帯電話機、11…本体、12…アンテナ部、13…スピーカ部、14…液晶表示部、15…操作部、16…マイクロフォン部、20…電気制御装置、21…CPU、22…ROM、26…ADコンバータ、30…磁気センサ、31…X軸磁気センサ、32…Y軸磁気センサ、33…制御回路。

Claims (6)

  1. 本体と、
    前記本体内に固定されるとともに同本体の第1所定軸方向の外部磁界の成分に応じた値を示す第1軸磁気センサと、
    前記本体内に固定されるとともに前記第1所定軸と所定の角度を持って交差する同本体の第2所定軸方向における外部磁界の成分に応じた値を示す第2軸磁気センサと、
    前記第1軸磁気センサが示す値と前記第2軸磁気センサが示す値と前記本体の第3所定軸の方位との関係を予め規定した変換テーブル、前記第1軸磁気センサから実際に得られた値及び前記第2軸磁気センサから実際に得られた値に基づいて前記第3所定軸の方位を決定する方位決定手段と、
    外部との通信を行う通信手段と、
    前記変換テーブルの値を前記通信手段を介して取得する変換テーブル値取得手段と、
    を備えた電子装置。
  2. 本体と、
    前記本体内に固定されるとともに同本体の第1所定軸方向の外部磁界の成分に応じた値を示す第1軸磁気センサと、
    前記本体内に固定されるとともに前記第1所定軸に所定の角度を持って交差する同本体の第2所定軸方向における外部磁界の成分に応じた値を示す第2軸磁気センサと、
    前記第1軸磁気センサが示す値と前記第2軸磁気センサが示す値と前記本体の第3所定軸の基準面に対する傾斜角との関係を予め規定した変換テーブル、前記第1軸磁気センサから実際に得られた値及び前記第2軸磁気センサから実際に得られた値に基づいて前記本体の第3所定軸の基準面に対する傾斜角を決定する傾斜角決定手段と、
    を備えた電子装置。
  3. 請求項2に記載の電子装置であって、
    外部との通信を行う通信手段と、
    前記変換テーブルの値を前記通信手段を介して取得する変換テーブル値取得手段とを備えた電子装置。
  4. 請求項1又は請求項3に記載の電子装置であって、
    前記本体の位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段を備えるとともに、
    前記変換テーブル値取得手段は前記取得された本体の位置情報に応じた前記変換テーブルの値を取得するように構成されてなる電子装置。
  5. 本体と、
    前記本体内に固定されるとともに同本体の第1所定軸方向の外部磁界の成分に応じた値を示す第1軸磁気センサと、
    前記本体内に固定されるとともに前記第1所定軸と所定の角度を持って交差する同本体の第2所定軸方向における外部磁界の成分に応じた値を示す第2軸磁気センサと、
    前記第1軸磁気センサが示す値と前記第2軸磁気センサが示す値と前記本体の第3所定軸の方位と同第3所定軸の基準面に対する傾斜角との関係を予め規定した変換テーブル、前記第1軸磁気センサから実際に得られた値及び前記第2軸磁気センサから実際に得られた値に基づいて同第3所定軸の方位と同第3所定軸の基準面に対する傾斜角を決定する方位及び傾斜角決定手段と、
    前記決定された傾斜角が所定の一定角度であるときに所定の画像により前記決定された方位を表示するとともに、同決定された傾斜角が大きくなるほど前記所定の画像をより大きく歪ませて前記決定された方位を表示する方位表示手段と、
    を備えた電子装置。
  6. 本体と、
    前記本体内に固定されるとともに同本体の第1所定軸方向の外部磁界の成分に応じた値を示す第1軸磁気センサと、
    前記本体内に固定されるとともに前記第1所定軸と所定の角度を持って交差する同本体の第2所定軸方向における外部磁界の成分に応じた値を示す第2軸磁気センサと、
    前記本体の位置を表す位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    センタとの通信を行う通信手段と、
    前記通信手段を介して前記センタに対し前記取得した位置情報を送信するとともに、前記センタにより前記本体が地磁気が既知である傾き補正可能エリア内にあると前記送信した位置情報に基づいて判定された場合には同センタから前記第1軸磁気センサが示す値と前記第2軸磁気センサが示す値と前記本体の第3所定軸の方位と同第3所定軸の基準面に対する傾斜角との関係を予め規定した変換テーブルのテーブル値を取得し、前記センタにより前記本体が前記傾き補正可能エリア内にないと前記送信した位置情報に基づいて判定された場合には同センタから前記第1軸磁気センサが示す値と前記第2軸磁気センサが示す値と前記本体の第3所定軸の基準面に対する傾斜角を所定の一定角度とみなしたときの同第3所定軸の方位との関係を予め規定した変換テーブルのテーブル値、又は同傾斜角を同所定の一定角度とみなすべき旨の信号を取得する変換テーブル値取得手段と、
    前記第1軸磁気センサから実際に得られた値、前記第2軸磁気センサから実際に得られた値、及び前記取得したテーブル値又は傾斜角を前記所定の一定角度とみなすべき旨の信号に基づいて、前記第3所定軸の方位と前記第3所定軸の基準面からの傾斜角とを決定する方位及び傾斜角決定手段と、
    を備えた電子装置。
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