JP3675107B2 - コンバイン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンバインに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンバインには、刈取装置の穀稈引起装置と脱穀装置の穀稈供給口部との間に亘って穀稈搬送装置部の上方を防塵カバーで覆う形態のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、刈取装置の穀稈引起装置と脱穀装置の穀稈供給口部との間に亘って、穀稈搬送装置部の上方を防塵カバーで覆う形態のコンバインでは、穀稈引起装置の引起ラグの変速を変更操作する引起変速レバーの設置位置が難しい。防塵カバーの下側に隠れると操作が行い難く、前方の穀稈引起装置の上部に直接設置すると、操縦者の手の届き難い状態となる。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明は、車体(1)に対して昇降可能な刈取装置(2)の穀稈引起装置(3)後側から穀稈搬送装置(4)部上方を経て車体(1)に搭載の脱穀装置(5)の穀稈供給口部(6)に亘る間を、前部防塵カバー(7)と開閉可能の後部防塵カバー(8)とで覆い、該前部防塵カバ−(7)及び後部防塵カバ−(8)の横端と操縦台(17)の横端との対向部に間隔部(B)を形成して、前記穀稈引起装置(3)の引起ラグ(11)の速度を変更操作する引起変速レバー(12)の把持部(13)を前記前部防塵カバ−(7)及び後部防塵カバー(8)よりも横外側の操縦台(17)側に露出させ、前記脱穀装置(5)の穀稈供給口部(6)にフィ−ドチェン(20)の始端部上に配置する引継ぎガイド(49)を上下回動可能に設けて、前記後部防塵カバ−(8)を開いた状態で該引継ぎガイド(49)を上方へ回動させて後部防塵カバ−(8)の後部と引継ぎガイド(49)との間に穀稈供給間隔(C)部を形成して手刈り穀稈(D)を該穀稈供給間隔(C)部からフィ−ドチェン(20)と挟扼杆(21)との間に供給できるように構成し、前記前部防塵カバ−(7)の前面に作業灯(47)を設けて該作業灯(47)によって前方を照射できるように構成したことを特徴とするコンバインの構成とする。
【0005】
【発明の効果】
引起変速レバー12の把持部13が前部防塵カバ−7及び後部防塵カバー8よりも横外側の操縦台17側に露出されているために、操縦席14から横側に手を伸ばせば容易に引起変速レバー12を把持することができ、操作性を向上できる。
【0006】
また、後部防塵カバ−8を開いた状態で引継ぎガイド49を上方へ回動させて、これら後部防塵カバ−8の後部と引継ぎガイド49との間に穀稈供給間隔C部を形成して、手刈り穀稈Dをこの穀稈供給間隔C部からフィ−ドチェン20と挾扼杆21との間に供給することができる。
【0007】
また、前部防塵カバ−7の前面に設けた作業灯47によって前方を照射して穀稈の引起状態を見やすくすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
コンバインは自脱形態で、クローラ走行装置15を有する車体1の前部に刈取装置2をリフトシリンダ16の伸縮で昇降可能にして支架し、この後方に脱穀装置5を搭載し、又、これら刈取装置2及び脱穀装置5の横側に、前部の操縦台17、操縦席14、及びエンジン等を搭載し、後部にグレンタンク18及び排穀オーガ19等を搭載している。
【0009】
刈取装置2で刈取られる穀稈は、穀稈搬送装置4で、脱穀装置5の穀稈供給口部6へ搬送して、フィードチエン20と挾扼杆21との間に挾持させて、後方へ搬送させながら穂部を脱穀室内へ供給して脱穀選別する。この脱穀された穀粒は揚穀機で横側のグレンタンク18に収容され、又、満杯になると排穀オーガ19によって機外へ排出できる。
【0010】
前記刈取装置2の刈取フレーム9は、後端部を車体1前部の支持ブラケット22上に昇降軸23の回りに昇降回動されるもので、この刈取フレーム9に、穀稈引起装置3、穀稈掻込装置、刈刃装置24、穀稈搬送装置4、及び前部防塵カバー7等が装着されて、前記リフトシリンダ16の油圧伸縮で昇降調節される。
【0011】
前記穀稈引起装置3は、刈取フレーム9の前部から立設される引起ピラー25の上端部門形の引起伝動ケース26と、分草杆27前端の分草体28部との間に亘って連結される引起ケース29を有し、この引起ケース29内には引起ラグ11を配設する引起チエン30を上下のスプロケット31間に掛け渡して、ラグガイドに摺接案内させて回転することにより、引起ラグ11を横側の穀稈引起通路Aに突出させて穀稈を掻き上げながら一定の姿勢に起立させて、刈取の行われ易い姿勢とするものである。
【0012】
前記引起ピラー25の上部には、前記刈取フレーム9内の伝動軸から連動される伝動軸32と、引起伝動ケース26内の各伝動軸33,34へ連動する伝動軸35との間に、変速シフター36により切替えられる変速ギヤ37が設けられて、引起変速レバー12の操作で変速シフター36を操作して、変速ギヤ37を切替えることによって、伝動軸32の回転を高、低に切替えて伝動軸35へ伝動し、各引起ケース29の引起ラグ11の回転を変速伝動できる。
【0013】
前記刈取装置2の穀稈搬送装置4の上方には、穀稈引起装置3の上端部の引起伝動ケース26部上を覆う伝動カバー45部と、後方の脱穀装置5前端の穀稈供給口部6との間に亘って、正断面視で門形状の前部防塵カバー7と後部防塵カバー8とを設けて、この後部防塵カバー8は前後方向へ移動させて開閉することができる。
【0014】
これら前部防塵カバー7は、前記刈取フレーム9に一体に取付けられるカバー支持フレーム10によって一定位置に支持され、後部防塵カバー8は、前記昇降軸23の回りに前後回動される下部を穂先側へL字状に屈曲されたカバー支持アーム38に後端部をヒンジ41で支持されて、後部防塵カバー8の前端部は、前部防塵カバー7の上面に沿うように支持案内される。カバー支持フレーム10の左右両側部から前部防塵カバー7の外側にガイドロール39を配置支持し、このガイドロール39に後部防塵カバー8のレール40を支持させて前後に摺動案内させる。42はハンドルである。43は刈取装置2の横外側部を覆うサイドカバーである。
【0015】
前記カバー支持フレーム10の操縦台17側の一部44を、前部防塵カバー7の横端から外側へ突出させて、この突出部44に引起変速レバー12を前後に切替回動できるように取り付ける。この変速レバー12の取付位置は防塵カバー7の内側に位置するもよいが、この場合でも先端の把持部13は、これら前・後部防塵カバー7,8よりも横外側に露出されて、操縦席14から操縦者が把持しやすい状態とする。この引起変速レバー12と前記引起装置3の変速シフター36とを、これら前部防塵カバー7や伝動カバー45内の連動機構46を経て連動し、この引起変速レバー12を前後に回動して変速ギヤ36を切替できる。前・後防塵カバー7,8の横端と操縦台17の横端との対向面には、適宜の間隔部Bが形成される。
【0016】
前記前部防塵カバー7の前面には作業灯47を設けている。前記後部防塵カバー8を前側へ移動させて開いた状態では、この後部防塵カバー8の前端部が該作業灯47上側を前方に張り出す張出部48が反射面となって、作業灯47の照射、域が前方だけでなく、引起ケース29の直前に近い部分をも照射してL1(図8)、後部防塵カバー8が後退しているときの照射域L2よりも広くなり、穀稈の引起状態を見やすくする。
【0017】
前記脱穀装置5の前側の穀稈供給口部6には、フィードチエン20の始端部上に引継ぎガイド49が、この穀稈供給口部6上側の脱穀装置5のフレーム部のヒンジ50の回りに上下回動することができ(図9)、後部防塵カバー8を開いた状態で引継ぎガイド49を上方へ回動して、これら後部防塵カバー8後部と引継ぎガイド49との間の穀稈供給間隔Cを開けて、手刈り穀稈Dをこの間隔Cからフィードチエン20と挾扼杆21との間に挾扼供給することができる。これらフィードチエン20や挾扼杆21、及び引継ガイド49等は、後部防塵カバー8の株元側外側に沿って設けられる。
【0018】
前記排穀オーガ19は、後部の縦排穀オーガ部の回りに前端の排穀口51部を上下左右に旋回移動させて、排穀位置を選択できるが、この排穀オーガ19の排穀口51を有する先端部52は、前記前部防塵カバー7部の中央部上部でヒンジ53の回りに回動させて折畳むことができ、これら折畳まれたオーガ19及び先端部52の開口部54,55を前部防塵カバー7上に位置させて、これらの開口部54,55から漏下する排穀物をカバー7上面から圃場面に落下案内させる。この前部防塵カバー7の上面を正断面円弧状に形成している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの防塵カバー部の平面図。
【図2】 その側面図。
【図3】 その作用を示す側面図、及び平面図。
【図4】 その一部の正断面図。
【図5】 穀稈引起装置の伝動機構部の正面図。
【図6】 コンバインの側面図。
【図7】 その正面図。
【図8】 作業灯部の作用を示す側面図。
【図9】 後部防塵カバー部の作用を示す側面図。
【図10】 排穀オーガ部の作用を示す平面図。
【符号の説明】
1 車体
2 刈取装置
3 穀稈引起装置
4 穀稈搬送装置
5 脱穀装置
6 穀稈供給口部
7 前部防塵カバー
8 後部防塵カバー
11 引起ラグ
12 引起変速レバー
13 把持部
14 操縦席
17 操縦台
20 フィ−ドチェン
21 挟扼杆
47 作業灯
49 引継ぎガイド
B 間隔部
C 穀稈供給間隔
D 手刈り穀稈
Claims (1)
- 車体(1)に対して昇降可能な刈取装置(2)の穀稈引起装置(3)後側から穀稈搬送装置(4)部上方を経て車体(1)に搭載の脱穀装置(5)の穀稈供給口部(6)に亘る間を、前部防塵カバー(7)と開閉可能の後部防塵カバー(8)とで覆い、該前部防塵カバ−(7)及び後部防塵カバ−(8)の横端と操縦台(17)の横端との対向部に間隔部(B)を形成して、前記穀稈引起装置(3)の引起ラグ(11)の速度を変更操作する引起変速レバー(12)の把持部(13)を前記前部防塵カバ−(7)及び後部防塵カバー(8)よりも横外側の操縦台(17)側に露出させ、前記脱穀装置(5)の穀稈供給口部(6)にフィ−ドチェン(20)の始端部上に配置する引継ぎガイド(49)を上下回動可能に設けて、前記後部防塵カバ−(8)を開いた状態で該引継ぎガイド(49)を上方へ回動させて後部防塵カバ−(8)の後部と引継ぎガイド(49)との間に穀稈供給間隔(C)部を形成して手刈り穀稈(D)を該穀稈供給間隔(C)部からフィ−ドチェン(20)と挟扼杆(21)との間に供給できるように構成し、前記前部防塵カバ−(7)の前面に作業灯(47)を設けて該作業灯(47)によって前方を照射できるように構成したことを特徴とするコンバイン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13996797A JP3675107B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13996797A JP3675107B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | コンバイン |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005007589A Division JP3807439B2 (ja) | 2005-01-14 | 2005-01-14 | コンバイン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10327646A JPH10327646A (ja) | 1998-12-15 |
JP3675107B2 true JP3675107B2 (ja) | 2005-07-27 |
Family
ID=15257845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13996797A Expired - Fee Related JP3675107B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | コンバイン |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3675107B2 (ja) |
-
1997
- 1997-05-29 JP JP13996797A patent/JP3675107B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10327646A (ja) | 1998-12-15 |
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