JP3674294B2 - 画像表示装置におけるディスプレイパネルの取付け構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえばLEDランプやチップLED等の発光素子を二次元的に一様に多数個配列したアセンブリのディスプレイパネルに係り、特に表示用の架台等へのディスプレイパネルの取付け及び取り外しが簡単に行えるようにした取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
発光ダイオード(LED)の単体を画素とした画像ディスプレイは、たとえば屋外の広告や交通の表示のための大型のものから、各種の信号機や自動車等のインディケータ及びテレビジョンの分野まで広がっている。
【0003】
このような画像ディスプレイは、たとえばR,G,Bの多数のLEDを同じ平面内に二次元的にパネルの前面に集合配列し、このパネルを取付け対象のマウント部に固定するというのがその基本的な構成である。この場合、パネルの裏面には各LEDへの通電用の配線やその他の機能素子を搭載した基板が組み込まれるので、マウント部はパネルの外郭形状よりも少し小さい開口を開けた額縁状とするのが一般的であり、この開口部分を配線や基板の組込みに利用している。
【0004】
このような画像ディスプレイにおけるパネルの取付けにおいては、従来では、パネルの前側からのみまたはマウント部の裏面側からのみ取付けと取り外しができる構成が採用されていた。図11はパネルの前側から及び図12はマウント部の裏面側からの取り扱いができるようにした例を示す側面図である。
【0005】
図11において、ディスプレイ用のパネル51はたとえばその正面形状を正方形や長方形とし、前面に多数のLED52を配列するとともに裏面にこれらのLED52に電気的に導通させた基板53を取り付けたものである。そして、パネル51には基板53と干渉しない複数の位置に取付け孔51aを開け、この中に取付けビス54を前面側から差し込み可能としている。
【0006】
一方、パネル51と取り付ける画像表示装置の本体側には、同図の(b)に示すように、基板53を差し込める程度の大きさの開口を開けたマウントプレート55を設ける。そして、マウントプレート55には、取付けビス54をねじ込むためにタップを切ったネジ孔55bが設けられている。
【0007】
図示の例では、同図の(b)に示すように、取付けビス54をパネル51に開けた取付け孔51aに差し込んでいき、この取付けビス54がマウントプレート55のネジ孔55bに入り込ませながらドライバを利用して回す作業を行う。これにより、取付けビス54とネジ孔55bとが螺合し、マウントプレート55にパネル51を固定することができる。
【0008】
一方、図12の例は、パネル51には先の例の取付け孔51aに代えて、裏面側からインサートナット51bを埋め込み、マウントプレート55にはネジ孔55bに代えてインサートナット51bに螺合する取付けビス56を差し込める程度の内径とした通し孔55cを開けたものである。
【0009】
このような構成では、同図の(b)に示すように、マウントプレート55の前面にパネル51を突き合わせ配置した後、取付けビス56を通し孔55cから差し込んでインサートナット51bに螺合させることにより、パネル51がマウントプレート55に固定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図11の例ではマウントプレート55の前面側から取付けビス54によるパネル51の取付けと取り外しとができるのみである。このため、表示装置の全体の設計の観点からみると、パネル51の交換等に備えてこのような前面側からだけのハンドリングを見越した設計とする必要があり、設計の自由度を拘束してしまう。また、図12の例でも、マウントプレート55の裏面側からだけ取付けビス56を操作することによるので、同様に設計の自由度に影響する。
【0011】
このように従来の画像ディスプレイにおけるパネル51の取付け構造では、パネル51を表示装置本体に取り付けるためのマウントプレート55の前面側からのみまたは裏面側からのみの作業でしか対応できない。このため、画像表示装置の組立てや保守点検時の分解のために、他の部品の組立てや分解の順序を考慮した設計とすることが必要となる。したがって、各部品どうしの間の組立ての関係等を含めて設計の自由度が損なわれることになり、たとえばLED52を配列したパネル51を製品として出荷する場合、マウントプレート55を含む表示装置の全体をアセンブリするユーザー側にとっては表示装置自体の設計にも大きく影響することになる。
【0012】
本発明において解決すべき課題は、LEDの単体を画素として配列したディスプレイパネルをその取付け面の表側からでも裏側からでも着脱できるようにして組立て・分解を容易にするとともに表示装置の本体側の設計の自由度にも干渉しないディスプレイパネルの取付け構造を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、LED等の発光素子を表面側に配列したディスプレイパネルを画像表示装置のマウントプレートに回転ネジにより着脱可能に取り付ける取付け構造であって、ディスプレイパネルの裏面とマウントプレートの表面とを突き合わせ配置し、ディスプレイパネルに、その表面側からまたはマウントプレートの裏面側からの回転ネジのねじ込みによってマウントプレートとの連接を可能とする双方向連接手段を備えてなることを特徴とする。
【0014】
この構成では、マウントプレートに、ディスプレイパネルの表面側から回転ネジが螺合する雌ネジかマウントプレートの裏面側から差し込む回転ネジを通すための孔を開けておくことによって、ディスプレイパネルをその表面側からでもマウントプレートの裏面側からでも取付け・取り外しが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、LED等の発光素子を表面側に配列したディスプレイパネルの裏面と画像表示装置のマウントプレートの表面とを突き合わせ配置し、ディスプレイパネルに、その表面側からまたはマウントプレートの裏面側からの回転ネジのねじ込みによってマウントプレートとの連接を可能とする双方向連接手段を備えてなる画像表示装置におけるディスプレイパネルの取付け構造であって、前記双方向連接手段は、ディスプレイパネルの表面側から開けた通し孔と、この通し孔から裏面側に向けて同軸上に形成され且つ前記通し孔の内径とほぼ同じ呼び径としたディスプレイパネルの裏面側に臨む位置に組み込まれたインサートナットからなり、ディスプレイパネルの表面側から回転ネジのねじ込みによってマウントプレートとの連接を行なう場合、ディスプレイパネルの表面側から差し込む回転ネジは、前記通し孔及びインサートナットの雌ネジよりも小さい呼び径を持ち、マウントプレートには前記回転ネジが螺合可能な操作孔を予め形成し、前記回転ネジが前記操作孔に螺合することにより連接され、ディスプレイパネルの裏面側から回転ネジのねじ込みによってマウントプレートとの連接を行なう場合、マウントプレートの裏面側から差し込む回転ネジは、前記ディスプレイパネルに設けたインサートナットの雌ネジに螺合可能であって、マウントプレートには前記回転ネジを差し込み可能な内径を持つ操作孔を予め形成し、前記回転ネジを操作孔に差し込み前記インサートナットの雌ネジに螺合し且つディスプレイパネルの表面側から補助ビスを差し込んで前記インサートナットの雌ネジに螺合してなるものであり、ディスプレイパネルをその表面側からでもマウントプレートの裏面側からでも取付け・取り外しできるという作用を有する。
【0026】
以下に、本発明の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態によるディスプレイパネルの取付け構造の概要を示す分解斜視図である。
【0027】
図において、ほぼ正方形の正面形状を持つディスプレイパネル1は、表示装置の本体側の一部として設けられる平板状のマウントプレート2に固定されるものであり、この関係は以下に述べる各取付け構造において共通である。そして、このマウントプレート2には、ディスプレイパネル1の外郭形状よりも小さな開口2aを開けるとともに、この開口2a縁に沿ってタップ孔または通し孔として複数の操作孔2bを設けている。
【0028】
図2及び図3はディスプレイパネル1の具体例であって、図2の(a)及び(b)はそれぞれ正面図及び背面図、図3は図2の(a)のA−A切欠右側面図でありその要部を拡大して示すものである。
【0029】
ディスプレイパネル1の表面側にはR,G,Bの多数のLED3を一様な配列パターンで配置したものであり、図2の(a)においてはその一部のみを図示している。また、裏面側には各LED3に電気的に導通させた基板3aを図3に示すように背部方向に少し突き出した配置として取り付けるとともに、外周縁には額縁状に配置されてマウントプレート2の表面との間をシールするための防水パッキン3bを設けている。
【0030】
ディスプレイパネル1の外周縁に沿う部分には、マウントプレート2の操作孔2bと整合する複数の位置に、通し孔4aとインサートナット4bとを同軸上に設ける。通し孔4aはディスプレイパネル1の表面側から形成され、インサートナット4bはこの通し孔4aの端部から裏面側に臨む位置に組み込まれたものである。そして、通し孔4aの内径はインサートナット4bの呼び径とほぼ等しいか僅かに大きくしたもので、インサートナット4bはその内周に雌ネジを軸線方向の全長に形成している。インサートナット4bの呼び径をたとえばM3.5とするとき、通し孔4aの内径は3.5mmとすればよく、以下はこの値を用いて説明する。無論、ディスプレイパネル1の種類によって通し孔4aの内径が様々に変わるので、インサートナット4bの呼び径は、M2.6やM4等として対応させることは当然である。
【0031】
このような通し孔4a及びインサートナット4bを設けることによって、図4の(a)及び(b)に示すように、マウントプレート2の表面側及び裏面側のいずれかからでもディスプレイパネル1を着脱操作することができる。なお、図1は図4の(a)に対応させたものとして各部材に符号を付している。
【0032】
図4の(a)の表面側からの取付けの場合には、マウントプレート2の操作孔2bは呼び径をM3とした雌ネジ孔2b−1とし、通し孔4aから差し込む取付けビス5もその呼び径をM3のものを使用する。これにより、取付けビス5は通し孔4aに差し込めると同時にインサートナット4bと螺合しないまま、雌ネジ孔2b−1にねじ込まれる。したがって、取付けビス5をマウントプレート2に直接ねじ込むことができ、ディスプレイパネル1をマウントプレート2の表面側から取り付けることができる。そして、ディスプレイパネル1を取り外すときも、取付けビス5を逆向きに回して雌ネジ孔2b−1から抜き取ればよい。
【0033】
図4の(b)の裏面側からの取付けの場合では、マウントプレート2の操作孔2bは内径が4mm程度の通し孔2b−2とし、マウントプレート2の裏面側から差し込む取付けビス6はインサートナット4bに螺合する呼び径がM3.5mmのものを使用する。これにより、取付けビス6は通し孔2b−2を抜けてインサートナット4bにねじ込むことができ、ディスプレイパネル1をマウントプレート2の裏面側から差し込む取付けビス6によってこのマウントプレート2に取り付けることができる。また、ディスプレイパネル1の取り外しも、取付けビス6を逆向きに回してインサートナット4bから抜き取るだけでよい。
【0034】
ここで、取付けビス6の長さは、これをインサートナット4bに強くねじ込んだときにインサートナット4bの中の中途部分まで入り込む程度のものとする。そして、ディスプレイパネル1の表面側からその呼び径がM3.5の補助ビス6aを通し孔4aに差し込んでインサートナット4bにねじ込むようにすれば、ディスプレイパネル1の表面からマウントプレート2及び内部への水の浸入を防ぐことができる。なお、補助ビス6aは、裏面側からねじ込む取付けビス6と共通の部品としてもよい。
【0035】
以上のように、取付けビス5によってディスプレイパネル1の表面側から固定するときには、予めマウントプレート2には雌ネジ孔2b−1を操作用の孔として開けておけばよい。また、取付けビス6によってマウントプレート2の裏面側から固定するときには、マウントプレートには通し孔2b−2を操作用の孔として開けておけばよい。したがって、画像表示装置の本体側に備えるマウントプレート2については、その操作用の孔の仕様の変更をするだけで、表面側からまたは裏面側からのマウントプレート2に対するディスプレイパネル1の着脱が可能となる。
【0036】
図5〜図7は別の例であって、図5の(a)はディスプレイパネル1の切欠右側面図、同図の(b)は要部の背面図である。なお、先に説明した部材と同じものについては共通の符号で指示し、その詳細な説明は省略する。
【0037】
ディスプレイパネル1には、先の例における通し孔4aとインサートナット4bとを設ける部分に、内径が3.5mmの通し孔7aとこれと同軸上に配置したボス取付け孔7bを同軸上に設ける。ボス取付け孔7bは、同図の(b)に示すように通し孔7aよりも大きな開口面積を持つ六角形の断面形状を持つ。
【0038】
一方、マウントプレート2には、その表面側には操作孔2bと同軸上になるように配置できるボス8を別体の部品として付帯する。このボス8は、ディスプレイパネル1のボス取付け孔7bにきっちりと嵌合して共回りしないように、図6の(a)に示すようにその外郭をボス取付け孔7bと整合する六角柱状としたものである。そして、ボス8にはその軸線方向の全長に呼び径がM3.5の雌ネジ孔8aを設ける。
【0039】
なお、ボス8は六角柱の形状のものだけでなく、図6の(b)に示す四角柱状のものや、同図の(b)に示すように円柱状であってその周面の一部を平面状に面取りしたカット面8bを形成したものであってもよく、共回りしない形状のものであればよい。そして、これらのボス8の形状に応じてディスプレイパネル1のボス取付け孔7bに開口形状を合わせることによって、その共回りを防止することができる。
【0040】
マウントパネル2の操作孔2bは、表面側からの取付け及び裏面側からの取付けの仕様に応じて、図7の(a)及び(b)に示すように、雌ネジ孔2b−3とするかまたは通し孔2b−4とする。この場合、雌ネジ孔2b−3はその呼び径をM3.5としたものであり、通し孔2b−4の内径は4mm程度とする。
【0041】
図7の(a)の表面側からのディスプレイパネル1の取付けでは、その呼び径がM3.5であって、マウントプレート2の雌ネジ孔2b−3に螺合できる程度の軸線長さの取付けビス9を使用する。そして、取付けに際しては、ボス8は用いないものとし、取付けビス9を通し孔7aから差し込んでマウントプレート2の雌ネジ孔2b−3にねじ込めば、取付けビス9によってマウントプレート2に直にディスプレイパネル1を固定することができる。また、その取り外しも、先の例と同様にマウントプレート2の表面側から取付けビス9を逆向きに回せばよい。
【0042】
図7の(b)の裏面側からのディスプレイパネル1の取付けの仕様とする場合では、ボス取付け孔7bのそれぞれにボス8を差し込み、その雌ネジ孔8aにねじ込まれるボス固定ビス10によってボス8をディスプレイパネル1に一体に組み込む。すなわち、マウントプレート2をその裏面側から取り付ける仕様とする場合では、ディスプレイパネル1に予め形成したボス取付け孔7bの中にボス8を取り付ける組立てを先に行う。次いで、その呼び径がM3.5の取付けビス11を通し孔2b−4に通してボス取付け孔7bの中に固定されているボス8の雌ネジ孔8aにねじ込むことにより、ディスプレイパネル1をマウントプレート2の裏面側からの操作によってこのマウントプレート2に固定することができる。また、その取り外しも取付けビス11を逆向きに回せば、ボス8をそのまディスプレイパネル1に残してマウントプレート2からディスプレイパネル1を取り外すことができる。
【0043】
なお、設置場所の環境によっては、ボス固定ビス10を取り外すことによって、ディスプレイパネル1を取り外して表側からの内部の保守点検が可能である。この場合、ボス8はマウントプレート2に固定されたままなので、点検が終わればディスプレイ1を元に戻してボス固定ビス10によって固定するだけの作業で済む。
【0044】
図8〜図10は更に別の例であって、これは先の例におけるボス8に代えてスペーサを利用したものである。なお、この例においても先に説明したものと同じ部材については共通の符号で指示する。
【0045】
図8はディスプレイパネル1の切欠右側面図であり、ディスプレイパネル1には、マウントプレート2の操作孔2bと整合する位置に内径が3.5mmの通し孔12aを表面側から開けるとともに、裏面側からはこれらの通し孔12aに連通するスペーサ用の装着溝12bを設ける。この装着溝12bは、通し孔12aの配列方向に沿って環状に形成されたもので、その深さはディスプレイパネル1の肉厚のほぼ半分よりも少し大きい。
【0046】
一方、マウントプレート2には、ディスプレイパネル1の装着溝12bにはめ込むスペーサ13を別体の部品として付帯する。このスペーサ13は装着溝12bにきっちりと嵌合する額縁状の形状(図9の(a))としたもので、各通し孔12aに整合する位置に呼び径がM3.5の雌ネジ孔13aを設けている。
【0047】
なお、スペーサ12は額縁状とするのに代えて、図9の(b)に示すように、装着溝12bのコーナー部分に相当するL字状の4個のスペーサピース13bとしてこれのそれぞれに雌ネジ孔13b−1を開けたものとしたり、装着溝12bの直線部分の一部として埋め込める程度の長さとした棒状スペーサ13cとしてこれらの雌ネジ孔13c−1を開けたものとしてもよい。
【0048】
マウントパネル2の操作孔2bは、表面側からの取付け及び裏面側からの取付けの仕様に応じて、図10の(a)及び(b)に示すように、雌ネジ孔2b−5とするかまたは通し孔2b−6とする。この場合、雌ネジ孔2b−5はその呼び径をM3としたものであり、通し孔2b−6の内径は4mm程度とする。
【0049】
図10の(a)の表面側からのディスプレイパネル1の取付けでは、その呼び径がM3であって、マウントプレート2の雌ネジ孔2b−5に螺合できる程度の軸線長さの取付けビス14を使用する。そして、取付けに際しては、スペーサ13は用いないものとし、取付けビス14を通し孔12aから差し込んでマウントプレート2の雌ネジ孔2b−5にねじ込めば、取付けビス14によってマウントプレート2に直にディスプレイパネル1を固定することができる。また、その取り外しも、先の例と同様にマウントプレート2の表面側から取付けビス14を逆向きに回せばよい。すなわち、図7の(a)で示した例と全く同じ要領で、マウントプレート2に対してディスプレイパネル1を着脱することができる。
【0050】
図10の(b)の裏面側からのディスプレイパネル1の取付けの仕様とする場合では、ディスプレイパネル1の装着溝12bにスペーサ13を組み込み、その雌ネジ孔13aにねじ込まれるスペーサ固定ビス15によってスペーサ13をディスプレイパネル1に一体に組み込む。すなわち、マウントプレート2をその裏面側から取り付ける仕様とする場合では、ディスプレイパネル1に予め形成した装着溝12bの中にスペーサ13を取り付ける組立てを先に行う。次いで、その呼び径がM3.5の取付けビス16を通し孔2b−6に通して装着溝12bの中に固定されているスペーサ13の雌ネジ孔13aにねじ込むことにより、ディスプレイパネル1をマウントプレート2の裏面側からの操作によってこのマウントプレート2に固定することができる。また、その取り外しも取付けビス16を逆向きに回せば、スペーサ13をそのままディスプレイパネル1に残してマウントプレート2からディスプレイパネル1を取り外すことができる。
【0051】
なお、ユーザー側でマウントプレートを作成する場合、ディスプレイパネル1の取付け用の孔を、マウントプレート側の取付け用の孔に合わせて使用できない場合がある。すなわち、図9の(a)のようにスペーサ13の雌ネジ孔13aを設けたものをユーザー側に納品しても、マウントプレートの取付け孔の位置があわないことがある。これに対して、ユーザー側で雌ネジ孔13aとは別の位置でマウントプレート2側の取付け用の孔に対応する雌ネジ孔13a−1をスペーサ13に加工し、更にマウントプレート2にも雌ネジ孔13a−1取付け用の孔を開けるようにしておけば、締め付け位置を自由に変更することができる。したがって、ユーザー側のマウントプレートの仕様が様々であっても、以上のような対応により、ディスプレイパネル1の取付けが可能となる。
【0052】
【発明の効果】
本発明では、画像表示装置側のマウントプレートに対してディスプレイパネルをその表面側またはマウントプレートの裏面側からのいずれの方向からの操作でも取付け及び取り外しができるので、ディスプレイパネルのマウントプレートに対する組立てや保守点検の作業を簡単にすることができる。また、マウントプレートの画像表示装置の本体に対するアセンブリに対しても、ディスプレイパネルの両面取付けが可能な特長を活かすことによって、設計の自由度を向上させることができ、新規な形態の画像表示装置の提供も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるディスプレイパネルのマウントプレートへの取付け構造の一般的な概要を示す分解斜視図
【図2】ディスプレイパネルの詳細であって、
(a)は正面図
(b)は背面図
【図3】インサートナットを用いる例であって図2の(a)のA−A切欠右側面図
【図4】マウントプレートへのディスプレイパネルの取付けの要領を示す図であって、
(a)は前面側からの取付けを示す図
(b)は背面側からの取付けを示す図
【図5】ボスを利用する例を示す図であって、
(a)はディスプレイパネルの切欠右側面図
(b)はボス取付け孔部分を示す要部の背面図
【図6】ボスの例であって、
(a)は図5に示した例図
(b)は変容例を示す概略斜視図
(c)は変容例を示す概略斜視図
【図7】ボスを利用したときのマウントプレートへのディスプレイパネルの取付けの要領を示す図であって、
(a)は前面側からの取付けを示す図
(b)は背面側からの取付けを示す図
【図8】スペーサを利用する例を示すディスプレイパネルの切欠右側面図
【図9】スペーサの例であって、
(a)は図8に示した例図
(b)は変容例を示す概略斜視図
(c)は変容例を示す概略斜視図
【図10】スペーサを利用したときのマウントプレートへのディスプレイパネルの取付けの要領を示す図であって、
(a)は前面側からの取付けを示す図
(b)は背面側からの取付けを示す図
【図11】従来例であって、前面側からのディスプレイパネルの取付け要領を示す概略図
【図12】従来例であって、裏面側からのディスプレイパネルの取付け要領を示す概略図
【符号の説明】
1 ディスプレイパネル
2 マウントプレート
2a 開口
2b 操作孔
2b−1,2b−3,2b−5 雌ネジ孔
2b−2,2b−4,2b−6 通し孔
3 LED
3a 基板
3b 防水パッキン
4a 通し孔
4b インサートナット
5 取付けビス
6 取付けビス
6a 補助ビス
7a 通し孔
7b ボス取付け孔
8 ボス
8a 雌ネジ孔
9 取付けビス
10 ボス固定ビス
11 取付けビス
12a 通し孔
12b 装着溝
13 スペーサ
13a 雌ネジ孔
14 取付けビス
15 スペーサ固定ビス
16 取付けビス
Claims (1)
- LED等の発光素子を表面側に配列したディスプレイパネルの裏面と画像表示装置のマウントプレートの表面とを突き合わせ配置し、ディスプレイパネルに、その表面側からまたはマウントプレートの裏面側からの回転ネジのねじ込みによってマウントプレートとの連接を可能とする双方向連接手段を備えてなる画像表示装置におけるディスプレイパネルの取付け構造であって、前記双方向連接手段は、ディスプレイパネルの表面側から開けた通し孔と、この通し孔から裏面側に向けて同軸上に形成され且つ前記通し孔の内径とほぼ同じ呼び径としたディスプレイパネルの裏面側に臨む位置に組み込まれたインサートナットからなり、ディスプレイパネルの表面側から回転ネジのねじ込みによってマウントプレートとの連接を行なう場合、ディスプレイパネルの表面側から差し込む回転ネジは、前記通し孔及びインサートナットの雌ネジよりも小さい呼び径を持ち、マウントプレートには前記回転ネジが螺合可能な操作孔を予め形成し、前記回転ネジが前記操作孔に螺合することにより連接され、ディスプレイパネルの裏面側から回転ネジのねじ込みによってマウントプレートとの連接を行なう場合、マウントプレートの裏面側から差し込む回転ネジは、前記ディスプレイパネルに設けたインサートナットの雌ネジに螺合可能であって、マウントプレートには前記回転ネジを差し込み可能な内径を持つ操作孔を予め形成し、前記回転ネジを操作孔に差し込み前記インサートナットの雌ネジに螺合し且つディスプレイパネルの表面側から補助ビスを差し込んで前記インサートナットの雌ネジに螺合し、ディスプレイパネルとマウントプレートとの連接を行う画像表示装置におけるディスプレイパネルの取付け構造。
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