JP3674004B2 - 平面型表示装置 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、PDPと称されている平面型表示装置に関する。
背景技術
従来のPDP(Plasma Display Panel)と称されている平面型表示装置の最も一般的な構造のものは、いわゆる2電極対向放電型PDPである。この2電極対向放電型PDPは、放電ガスの封入された管体を構成する互いに平行に配された前面側及び背面側ガラス基板上に、放電空間を挟んで互いに対向すると共に、互いに交差するそれぞれ複数のストライプ状電極から構成される第1及び第2の基板をそれぞれ設け、その第1及び第2の電極をそれぞれ構成する複数の電極間に選択的に電圧を印加して、選択された各電極の交差点に放電を生じさせて、発光表示を行わせるようにしたものである。
かかるPDPは、本来は単色発光表示装置であるが、赤、緑及び青発光蛍光体層を順次循環的に管体内の所定箇所に被着形成して、放電に基づいて発生する紫外線をその蛍光体層に照射して発光させるようにすれば、カラーPDPを構成することができる。
かかるカラーPDPにおいては、管体内の放電やイオン衝撃により発生した電極等からの飛散物が付着し難い部位に、蛍光体層を被着形成しなければならないので、蛍光体層の被着形成箇所が局限される。又、その蛍光体層を被着形成する箇所の如何によっては、蛍光体層から十分な発光輝度が得られないおそれもある。
従来のカラーPDPには、XY電極を背面側ガラス基板の同一平面上に互いに交差するように配し、前面側ガラス基板上に蛍光体層を被着形成するようにした2電極面放電型カラーPDPもある。
以下に、図1及び図2を参照して、かかる従来の2電極面放電型カラーPDPの構造を説明する。複数のストライプ状電極からなる第1の電極(X電極)2を背面側ガラス基板1上に配し、そのX電極2上に、複数のストライプ状電極からなる第2電極(Y電極)4を、互いに交叉(直交)するように配し、X電極2及びY電極4の交叉する部分に、X電極2及びY電極4間を電気的に分離する絶縁層3を介在させ、X電極2及びY電極4の表面及び背面側ガラス基板1の表面に亘って、誘電層7を被着形成することによって、X電極2及びY電極4を被覆して、それぞれAC型電極を構成するようにしている。図2における20は、X電極2及びY電極4間の放電経路を示している。
そして、図示を省略するも、前面側ガラス基板上に赤、緑及び青発光蛍光体層を順次循環的に被着形成するようにしている。
かかる構造のカラーPDPでは、蛍光体層との間を確実に分離しているので、放電電極、即ち、X電極2及びY電極4からの飛散物が、蛍光体層の側に飛来することはない。
又、この蛍光体層は、放電に基づく紫外線を受けて発光する蛍光体層よりの発光光が、その蛍光体層を透過して前面側ガラス基板側から外部に出射する、所謂透過型蛍光体層であるので、発光色の色純度が良いという特長を有する。
次に、図3を参照して、3電極面放電型PDPと呼ばれる従来のカラーPDPについて説明する。背面側ガラス基板1上には、縦方向に延在する互いに平行に配された複数のストライプ状電極からなる第1の電極(X電極)2が被着形成され、そのX電極2を被覆する如く、背面側ガラス基板1上及びX電極2の表面に亘って誘電層35が被着形成される。その誘電層35上のX電極2を構成する各ストライプ状電極間にそれぞれ隔壁31が設けられている。そして、その隔壁31の側面及び隣接する隔壁31間の誘電層35上に亘って、蛍光体層9が被着形成されている。
前面側ガラス基板(図示を省略)上には、背面側ガラス基板1側のX電極2を構成する複数のストライプ状電極と対向及び直交する如く配された複数のストライプ状電極からなる第2の電極(Y電極)4と、そのY電極4を構成する各電極にそれぞれ平行に近接する如く配され、共通接続された複数のストライプ状電極からなるサステイン電極34とが被着形成されている。
Y電極4及びサステイン電極34上には、誘電層33が被着形成され、その誘電層33上には、保護層32が被着形成されて、AC型放電電極を構成している。
このPDPでは、X及びY電極2、4間のアドレス放電を前面側ガラス基板側のY電極4及びサステイン電極34間のサステイン放電に引き継ぐようになっている。X電極2はサステイン放電には無関係なため、上述の2電極面放電型PDPと同じく、放電による蛍光体層への損傷は少ない。
この蛍光体層9は、放電に基づく紫外線を受けて発光する蛍光体層の発光が、蛍光体層9の表面から前面側ガラス基板を通じて外部に照射される所謂反射型蛍光面であるから、発光輝度が高いという特長を有する。
次に、上述の従来のPDPの改善すべき多くの問題点について説明する。先ず、上述の2電極面放電型PDPに関しては、図2の断面部分図から明らかなように、下層側放電電極としてのX電極2が、上層側電極としてのY電極4によって、見かけ上左右2つの部分に分断されているために、次のような問題が生じる。
つまり、図2に示すように、X電極2のY電極4に対する放電経路20がY電極4の両側に一対形成される。この場合、X及びY電極2、4の特性のばらつき等によって、両側の一対の放電が均等にならず、又、極端な場合には、いずれか一方の放電しか起こらないこともあり得るため、クロストーク等の誤放電、誤表示の原因にもなる。
又、下層側電極であるX電極2と、上層側電極であるY電極4との間に絶縁層3が介在されているが、この絶縁層3は誘電層7と一体構成となっているために、誘電層7の厚さは、下層側電極部分に比べて厚くなってしまい、これもX及びY電極2、4の特性の違いの1つの原因となり、電極駆動上問題となる。又、絶縁層3を薄くすると両電極間の容量が増加し、電極間の耐圧も下がるため、これも電極駆動上問題となる。
更に、透過型蛍光体層の場合、蛍光体層の被着面が前面側ガラス基板のみであるから、上述の3電極面放電型PDPの如く隔壁の側面及び底面に蛍光体層が被着形成されている場合と比較した場合、蛍光体層の量が限られて、輝度の向上にも限界があった。又、蛍光体が通常白色であることから、コントラストが低いという欠点もあった。
一方、3電極面放電型PDPに関しても問題がある。このタイプのPDPでは、蛍光体層が背面側ガラス基板側に被着形成されているために、蛍光体層の発光色と放電ガスの発光色と混合して色純度が低下することになる。
又、3電極面放電型PDPは、本来XYマトリクス型PDPに必要な2電極に対し、1個の電極、即ち、サステイン電極が追加されて、3電極構成となっているところから、コスト高となり製造上にも問題がある。更に、放電電極が前面側ガラス基板側にあるために、電極によって、蛍光体層からの発光光が遮られる。これを避けるために、透明電極やごく細い電極、あるいは透明度の高い誘電体層や保護層を形成しなければならず、又、製造が面倒になり、コスト高につながる。
かかる点に鑑み、本発明は、構造簡単、製造容易、廉価で、しかも、放電動作が安定し、隣接する表示セル間のクロストークが発生し難く、解像度を高くすることのできる平面型表示装置を提案しようとするものである。
又、本発明は、構造簡単、製造容易、廉価で、しかも、放電動作が安定し、隣接表示セル間のクロストークが発生し難く、解像度を高くすることができ、且つ、高輝度のカラー表示を行うことのできる平面型表示装置を提案しようとするものである。
更に、本発明は、構造簡単、製造容易、廉価で、しかも、放電動作が安定し、隣接表示セル間のクロストークが発生し難く、しかも、高輝度、高コントラスト及び高解像度のカラー表示を行うことのできる平面型表示装置を提案しようとするものである。
発明の開示
第1の本発明は、放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、その第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、第1の電極を被覆する如く第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、その絶縁層上に被着形成され、その絶縁層を介して、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、絶縁層上の第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、第2の電極及び複数の島状電極を被覆する如く、絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、第2の基板に、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って延在する複数の溝が設けられ、その複数の溝の内面には、その溝毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が被着形成されてなり、第1の基板は背面側基板であり、第2の基板は透明な前面側基板であり、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極と、複数の島状電極の内、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにした平面型表示装置である。
この第1の本発明によれば、構造簡単、製造容易、廉価で、しかも、放電動作が安定し、隣接する表示セル間のクロストークが発生し難く、解像度を高くすると共に、高輝度のカラー表示を行うことのできる平面型表示装置を得ることができる。また、第1及び第2の電極、島状電極、絶縁層、誘電層等の透明化が不要となる。
第2の本発明は、放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、その第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、第1の電極を被覆する如く第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、その絶縁層上に被着形成され、その絶縁層を介して、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、絶縁層上の第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、第2の電極及び複数の島状電極を被覆する如く、絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、第2の基板に、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って延在する複数の溝が設けられ、その複数の溝の内面には、その溝毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が、同じ原色のカラーフィルタ層を介して、被着形成されてなり、第1の基板は背面側基板であり、第2の基板は透明な前面側基板であり、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極と、複数の島状電極の内、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにした平面型表示装置である。
この第2の本発明によれば、構造簡単、製造容易、廉価で、しかも、放電動作が安定し、隣接する表示セル間のクロストークが発生し難く、解像度を高くすると共に、高解像度且つ高コントラストのカラー表示を行うことのできる平面型表示装置を得ることができる。また、第1及び第2の電極、島状電極、絶縁層、誘電層等の透明化が不要となる。
第3の本発明は、放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、その第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、第1の電極を被覆する如く第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、その絶縁層上に被着形成され、その絶縁層を介して、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、絶縁層上の第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、第2の電極及び複数の島状電極を被覆する如く、絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、第2の基板に、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って配列された複数列の窪みが設けられ、その複数列の窪みの内面には、列毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が被着形成されてなり、第1の基板は背面側基板であり、第2の 基板は透明な前面側基板であり、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極と、複数の島状電極の内、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにした平面型表示装置である。
この第3の本発明によれば、構造簡単、製造容易、廉価で、しかも、放電動作が安定し、隣接する表示セル間のクロストークが発生し難く、解像度を高くすると共に、高輝度のカラー表示を行うことのできる平面型表示装置を得ることができる。また、第1及び第2の電極、島状電極、絶縁層、誘電層等の透明化が不要となる。
第4の本発明は、放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、その第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、第1の電極を被覆する如く第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、その絶縁層上に被着形成され、その絶縁層を介して、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、絶縁層上の第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、第2の電極及び複数の島状電極を被覆する如く、絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、第2の基板に、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って配列された複数列の窪みが設けられ、その複数列の窪みの内面には、列毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が、同じ原色のカラーフィルタ層を介して、被着形成されてなり、第1の基板は背面側基板であり、第2の基板は透明な前面側基板であり、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極と、複数の島状電極の内、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにした平面型表示装置である。
この第4の本発明によれば、構造簡単、製造容易、廉価で、しかも、放電動作が安定し、隣接する表示セル間のクロストークが発生し難く、解像度を高くすると共に、高解像度且つ高コントラストのカラー表示を行うことのできる平面型表示装置を得ることができる。また、第1及び第2の電極、島状電極、絶縁層、誘電層等の透明化が不要となる。
第5の本発明は、放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、その第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、第1の電極を被覆する如く第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、その絶縁層上に被着形成され、その絶縁層を介して、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、絶縁層上の第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、第2の電極及び複数の島状電極を被覆する如く、絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、第2の基板に、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って延在する複数の溝が設けられ、その複数の溝の所定個数置きの溝の内面に、黒色層が被着形成され、複数の溝の内の黒色層が被着形成されていない複数の溝の内面には、その溝毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が被着形成されてなり、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極と、複数の島状電極の内、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにした平面型表示装置である。
この第5の本発明によれば、構造簡単、製造容易、廉価で、しかも、放電動作が安定し、隣接する表示セル間のクロストークが発生し難く、解像度を高くすると共に、高輝度で、且つ、頗る高コントラストのカラー表示を行うことのできる平面型表示装置を得ることができる。
第6の本発明は、放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、その第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、第1の電極を被覆する如く第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、その絶縁層上に被着形成され、その絶縁層を介して、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、絶縁層上の第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、第2の電極及び複数の島状電極を被覆する如く、絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、第2の基板に、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って延在する複数の溝が設けられ、その複数の溝の所定個数置きの溝の内面に、黒色層が被着形成され、複数の溝の内の黒色層が被着形成されていない複数の溝の内面には、その溝毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が、同じ原色のカラーフィルタ層を介して、被着形成されてなり、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極と、複数の島状電極の内、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにした平面型表示装置である。
この第6の本発明によれば、構造簡単、製造容易、廉価で、しかも、放電動作が安定し、隣接する表示セル間のクロストークが発生し難く、解像度を高くすると共に、高輝度で、且つ、頗る高コントラストのカラー表示を行うことのできる平面型表示装置を得ることができる。
第7の本発明は、第5の本発明の平面型表示装置において、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、黒色層の被着形成された溝に対応する複数のストライプ状電極には、島状電極及び導電体を省略するようにした平面型表示装置である。
この第7の本発明によれば、第5の本発明と同様な効果が得られると共に、第5の本発明と較べて、構造がより簡単になる平面型表示装置を得ることができる。
第8の本発明は、第6の本発明の平面型表示装置において、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、黒色層の被着形成された溝に対応する複数のストライプ状電極には、島状電極及び導電体を省略するようにした平面型表示装置である。
この第8の本発明によれば、第6の本発明と同様な効果が得られると共に、第6の本発明と較べて、構造がより簡単になる平面型表示装置を得ることができる。
第9の本発明は、第5の本発明の平面型表示装置において、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、黒色層の被着形成された溝に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された複数の島状電極はそれぞれ、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにした平面型表示装置である。
この第9の本発明によれば、第5の本発明と同様な効果が得られると共に、第1及び第2の電極に対し高速の駆動が可能になり、放電動作が一層安定となる平面型表示装置を得ることができる。
第10の本発明は、第6の本発明の平面型表示装置において、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、黒色層の被着形成された溝に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された複数の島状電極はそれぞれ、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにした平面型表示装置である。
この第10の本発明によれば、第6の本発明と同様な効果が得られると共に、第1及び第2の電極に対し高速の駆動が可能になり、放電動作が一層安定となる平面型表示装置を得ることができる。
第11の本発明は、第5の本発明の平面型表示装置において、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、黒色層の被着形成された溝に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された複数の島状電極はそれぞれ、その上の誘電層の被着形成が省略されると共に、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにした平面型表示装置である。
この第11の本発明によれば、第5の本発明と同様な効果が得られると共に、第1及び第2の電極に対し高速の駆動が可能になり、放電動作が一層安定となる平面型表示装置を得ることができる。
第12の本発明は、第6の本発明の平面型表示装置において、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、黒色層の被着形成された溝に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された複数の島状電極はそれぞれ、その上の誘電層の被着形成が省略されると共に、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにした平面型表示装置である。
この第12の本発明によれば、第6の本発明と同様な効果が得られると共に、第1及び第2の電極に対し高速の駆動が可能になり、放電動作が一層安定となる平面型表示装置を得ることができる。
第13の本発明は、放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、その第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、第1の電極を被覆する如く第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、その絶縁層上に被着形成され、その絶縁層を介して、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、絶縁層上の第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、第2の電極及び複数の島状電極を被覆する如く、絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、第2の基板に、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って配列された複数列の窪みが設けられ、その複数列の窪みの所定本数置きの列の窪みの内面に、黒色層が被着形成され、複数列の窪みの内の黒色層が被着形成されていない複数列の窪みの内面には、列毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が被着形成されてなり、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極と、複数の島状電極の内、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにした平面型表示装置である。
この第13の本発明によれば、構造簡単、製造容易、廉価で、しかも、放電動作が安定し、隣接する表示セル間のクロストークが発生し難く、解像度を高くすると共に、高輝度で、且つ、頗る高コントラストのカラー表示を行うことのできる平面型表示装置を得ることができる。
第14の本発明は、放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、その第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、第1の電極を被覆する如く第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、その絶縁層上に被着形成され、その絶縁層を介して、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、絶縁層上の第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、第2の電極及び複数の島状電極を被覆する如く、絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、第2の基板に、第1の 電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って配列された複数列の窪みが設けられ、その複数列の窪みの所定本数置きの列の窪みの内面に、黒色層が被着形成され、複数列の窪みの内の黒色層が被着形成されていない複数列の窪みの内面には、列毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が、同じ原色のカラーフィルタを介して、被着形成されてなり、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極と、複数の島状電極の内、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにした平面型表示装置である。
第14の本発明によれば、構造簡単、製造容易、廉価で、しかも、放電動作が安定し、隣接する表示セル間のクロストークが発生し難く、解像度を高くすると共に、高輝度で、且つ、頗る高コントラストのカラー表示を行うことのできる平面型表示装置を得ることができる。
第15の本発明は、第13の本発明に記載の平面型表示装置において、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、黒色層の被着形成された窪みの列に対応する複数のストライプ状電極には、島状電極及び導電体を省略するようにした平面型表示装置である。
第15の本発明によれば、第13の本発明と同様な効果が得られると共に、第13の本発明と較べて、構造がより簡単になる平面型表示装置を得ることができる。
第16の本発明は、第14の本発明に記載の平面型表示装置において、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、黒色層の被着形成された窪みの列に対応する複数のストライプ状電極には、島状電極及び導電体を省略するようにした平面型表示装置である。
第16の本発明によれば、第14の本発明と同様な効果が得られると共に、第14の本発明と較べて、構造がより簡単になる平面型表示装置を得ることができる。
第17の本発明は、第13の本発明に記載の平面型表示装置において、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、黒色層の被着形成された窪みの列に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された複数の島状電極はそれぞれ、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにした平面型表示装置である。
第17の本発明によれば、第13の本発明と同様な効果が得られると共に、第1及び第2の電極に対し高速の駆動が可能になり、放電動作が一層安定となる平面型表示装置を得ることができる。
第18の本発明は、第14の本発明に記載の平面型表示装置において、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、黒色層の被着形成された窪みの列に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された複数の島状電極はそれぞれ、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにした平面型表示装置である。
第18の本発明によれば、第14の本発明と同様な効果が得られると共に、第1及び第2の電極に対し高速の駆動が可能になり、放電動作が一層安定となる平面型表示装置を得ることができる。
第19の本発明は、第13の本発明に記載の平面型表示装置において、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、黒色層の被着形成された窪みの列に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された複数の島状電極はそれぞれ、その上の誘電層の被着形成が省略されると共に、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにした平面型表示装置である。
第19の本発明によれば、第13の本発明と同様な効果が得られると共に、第1及び第2の電極に対し高速の駆動が可能になり、放電動作が一層安定となる平面型表示装置を得ることができる。
第20の本発明は、第14の本発明に記載の平面型表示装置において、第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、黒色層の被着形成された窪みの列に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された複数の島状電極はそれぞれ、その上の誘電層の被着形成が省略されると共に、第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにした平面型表示装置である。
第20の本発明によれば、第14の本発明と同様な効果が得られると共に第1及び第2の電極に対し高速の駆動が可能になり、放電動作が一層安定となる平面型表示装置を得ることができる。
第21の本発明は、第5〜第20の本発明のいずれかに記載の平面型表示装置において、第1の基板は背面側基板であり、第2の基板は透明な前面側基板である平面型表示装置である。
第21の本発明によれば、第5〜第20の本発明のいずれかと同様の効果が得られると共に、第1及び第2の電極、島状電極、絶縁層、誘電層等の透明化が不要となる。
第22の本発明は、第5〜第20の本発明のいずれかに記載の平面型表示装置において、第2の基板は背面側基板であり、第1の基板は透明な前面側基板である平面型表示装置である。
第22の本発明によれば、第5〜第20の本発明のいずれかと同様の効果が得られる。
第23の本発明は、第1〜第22の本発明のいずれかに記載の平面型表示装置において、複数の島状電極及びその島状電極に接続された導電体を貫通する孔が設けられると共に、その孔の内面にも誘電層が設けられて、ホロー電極が構成されてなる平面型表示装置である。
第23の本発明によれば、第1〜第22の本発明のいずれかと同様の効果が得られると共に、放電電圧が低下し、発光効率の高い平面型表示装置を得ることができる。
第24の本発明は、第1〜第23の本発明のいずれかに記載の平面型表示装置において、複数の島状電極は、絶縁層上の第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の所定の片側のみに近接する如く被着形成されてなる平面型表示装置である。
この第24の本発明によれば、第1〜第23の本発明のいずれかと同様の効果が得られる。
第25の本発明は、第1〜第23の本発明のいずれかに記載の平面型表示装置において、複数の島状電極は、絶縁層上の第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の2本置きに形成されたスペース内に、第2の電極を構成する両側のストライプ状電極に近接する如く被着形成されてなる平面型表示装置である。
この第25の本発明によれば、第1〜第23の本発明のいずれかと同様の効果が得られるが、第24の本発明に較べて、島状電極及び導電体の数が略半減するので、構造が一層簡単となり、製造が一層容易になり、価格が一層廉価になる。
発明を実施するための最良の形態
先ず、図4〜図7を参照して、本発明の実施の形態の平面型表示装置(PDP)の一例を説明する。図4は平面型表示装置(PDP)の一例の分解斜視部分図、図5は断面部分図、図6は斜視部分図、図7は断面部分図である。
先ず、図4を主として参照して、この平面型表示装置の構造をその製法と共に説明する。背面側ガラス基板1上に、一定間隔を置いて互いに平行に配された、一定幅の複数のストライプ状電極からなる第1の電極である例えばX電極2を被着形成する。このX電極2は、例えば、背面側ガラス基板1上に、銀、ニッケル等の導電性ペーストを、スクリーン印刷し、それを焼成して形成する。このX電極2は、写真蝕刻法、真空蒸着法等の薄膜法、その他の方法によって形成しても良い。
次に、X電極2を被覆し、且つ、後に形成するY電極4との間を絶縁する絶縁層(低融点ガラス等の材料で、比較的誘電率の低いものから構成される)3を、背面側ガラス基板1上及びX電極2上に亘って被着形成する。この絶縁層3は、例えば、低融点ガラスペーストを、背面側ガラス基板1上及びX電極2上に亘ってスクリーン印刷し、それを焼成して形成する。
絶縁層3の厚さは、XY両電極2、4間を絶縁するためだけの場合は、約200V程度の耐圧があれば良いので、通常約0.02〜0.03mm程度あれば良い。
しかし、ここでは、絶縁層3に、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮させないようにするために、絶縁層3の厚さを、約0.04mm程度以上、例えば、約0.04〜約0.08mm程度に選定する。勿論放電を起こさないような誘電層の条件を満足するように、絶縁層3として、誘電率の極端に低い材料を用いれば、絶縁層3の厚さは、これより薄くすることもできる。
図7を参照するに、上層側のY電極4は下層側のX電極2を見掛け上分断する形に配されているが、絶縁層3がAC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮させないようにされていれば、Y電極4の右側には放電が発生しない。
図7を主として参照すると共に、図4、図5及び図6をも参照して、島状電極並びにその島状電極及び下層電極としてのX電極2間を接続する導電体について説明する。Y電極4の近傍の絶縁層3に貫通孔5が穿設され、導電ペーストを焼成した柱状、例えば、円柱状(正四角柱、長四角柱等も可)の導電体26がその貫通孔5内に形成される。そして、その導電体26上に接続されるように、絶縁層3上に島状電極(小電極)6を被着形成する。この島状電極6はY電極4と同時に形成される。かくして、島状電極6は、導電体26を通じて、X電極2に電気的に接続される。
尚、島状電極6は、X電極2及びY電極4と同様に、銀、ニッケル等の導電性ペーストを印刷焼成したもので良い。
かくして、絶縁層3上に、Y電極4及び島状電極6とが並行して配される。尚、Y電極4及び島状電極6の表面は、誘電層7で被覆されている。
誘電層7は通常のAC型PDPのそれと同様に壁電荷を蓄積するため、静電容量が大きくなるように、絶縁層3よりも薄く例えば0.01mm〜0.02mm程度に選定する。又、図示を省略するも、通常は誘電層7の表面上に、酸化マグネシュウム等の2次電子放出比が大きく、且つ、イオン衝撃にも強い材料の保護層を被着形成して被覆する。放電は放電経路20で示されるような放電前の電界形状から励起される。
次に、図4及び図5を参照して、前面側ガラス基板11の構造について説明する。前面側ガラス基板11には、背面側ガラス基板1上のX電極(第1の電極)2に対応する如く、複数の溝8が形成されている。
各溝8の代わりに、窪みの列であっても良い。その場合には、複数列の窪みが、複数の溝8に対応することになる。窪みの形状は、例えばドーム状である。
この溝8は、前面側ガラス基板11を対象とした化学エッチング法、サンドブラスト法等の方法で容易に形成できる。
前面側ガラス基板11の複数の溝8の内面には、順次循環的に赤、緑及び青発光蛍光体層9が被着形成されている。この溝8内への蛍光体層9の被着形成は、例えば、スクリーン印刷法による蛍光体の塗布によって行う。
窪みの場合には、前面側ガラス基板11の複数列の窪みの内面には、列毎に順次循環的に赤、緑及び青発光蛍光体層9が被着形成される。
溝8の深さは約0.1〜0.2mm程度が好適である。溝8の幅は通常のPDPでは0.15〜0.5mm程度である。蛍光体層9の厚さは約0.01mm程度であるから、溝8が蛍光体で埋まることはない。又、溝8の形成に化学エッチング法またはサンドブラスト法のいずれの方法を採用する場合でも、その断面形状は、蛍光体層9の輝度及び視野角の改善に有利となる、図5に示すように略逆U字型になるのが一般的である。
それぞれ原色である赤、緑及び青発光蛍光体層9は、前面側ガラス基板11の溝8の内面に直接被着形成するか、又は、図4及び図5に示すように、溝8の内面に原色である赤、緑及び青のカラーフィルタ10を被着形成し、しかる後、その赤、緑及び青のカラーフィルタ10上に、それぞれ対応する原色の赤、緑及び青発光蛍光体層9を被着形成する。
カラーフィルタ10は、低融点ガラスに顔料を加えて、各原色の色に着色したものを使用するのが一般的で、スクリーン印刷等で容易に形成できる。
前面側ガラス基板11を、背面側ガラス基板1を蓋する如く合わせ、ガラスフリット等で両ガラス基板1、11を真空封着したのち、両ガラス基板1、11間の空間に放電ガスとしてネオン、アルゴン、キセノン等の放電に適した混合ガスを約0.5気圧程度封入して、平面型表示装置は完成する。
図4〜図7について説明した平面型表示装置の例では、背面側ガラス基板1側にX電極(第1の電極)2、絶縁層3、Y電極(第2の電極)4、島状電極6、誘電層7及び導電体26を設け、前面側ガラス基板11に、溝8(窪みの列でも良い)、蛍光体層9及びカラーフィルタ10を設けた場合であるが、前面側ガラス基板11側に、X電極(第1の電極)2、絶縁層3、Y電極(第2の電極)4、島状電極6、誘電層7及び導電体26を設け、背面側ガラス基板1に、溝8(窪みの列でも良い)、蛍光体層9及びカラーフィルタ10を設けるようにしても良い。
その後者の場合においては、前面側ガラス基板11側に設ける電極等の部材を透明にすればよいが、透明にしなくても、前面側ガラス基板11側の各部材の透明度が問題になる場合には、X電極2の位置を、背面側ガラス基板1に形成された溝8と溝8との間の隔壁部に対応させ、島状電極6及びX電極2間を接続する貫通孔21の位置までせり出すせり出し部を、X電極2に設けるようにしても良い。
次に、図8の平面型表示装置の断面部分図を参照して、本発明の実施の形態の平面型表示装置(PDP)の他の例を説明する。図8に示された例では、島状電極6及び導電体26を貫通する孔24を形成すると共に、その孔24内にも誘電層7を被着形成して、所謂ホロー電極21を形成した場合である。島状電極6と下層側電極であるX電極2とは、導電体26を通じて電気的に接続されているが、孔24は導電ペースト及び誘電層7で完全には埋まらずに窪み状になっており、しかも窪みの直径がホロー効果を生ずるのに適した寸法(通常のPDPでは、直径が約0.05mm程度)になっており、Y電極4及び島状電極6間でのAC放電において、島状電極6がカソードとして動作するタイミングでホロー効果を生じ、放電電圧の低下と発光効率の上昇が見られ、ここではこのホロー電極21はホローカソードとなる。
尚、この孔24の内周面上の全面に誘電層7が被覆されていれば良く、必ずしも、孔24の下端のX電極2上までにも誘電層7が被覆されていなくても良い。つまり島状電極6がAC電極として動作しながらホローカソード21がDC電極として動作することも可能である。
図4〜図7について説明した平面型表示装置の例では、隣接する表示セル間が極めて近接する場合には、島状電極6とこれを挟んで両側に位置する2本の第2の電極(Y電極)4間で、より近接する電極間の放電のみではなく反対側の他方の電極間でも放電が起こる所謂クロストーク、即ち、誤放電が起こりやすく、特に高解像度のPDPに於いては動作電圧範囲を狭めることになる。
そこで、図9〜図12を参照して、図4〜図7について説明した平面型表示装置の例の欠点を改良した、本発明の実施の形態の平面型表示装置の更に他の例を説明する。図9は、この平面型表示装置の更に他の例の斜視部分図、図10は断面部分図、図11は電極配置を示す平面図、図12は分解斜視部分図である。
先ず、図9及び図10を参照して、平面型表示装置の構造を、その製法と共に説明する。背面側ガラス基板1上に、一定間隔を置いて互いに平行に配された、一定幅の複数のストライプ状電極からなる、第1の電極である例えばX電極2を被着形成する。このX電極2は、例えば、背面側ガラス基板1上に、銀、ニッケル等の導電性ペーストを、スクリーン印刷し、それを焼成して形成する。このX電極2は、写真蝕刻法、真空蒸着等の薄膜法、その他の方法によって形成しても良い。
次に、X電極2を被覆し、且つ、後に形成するY電極4との間を絶縁する絶縁層3を、背面側ガラス基板1上及びX電極2上に亘って被着形成する。この絶縁層3は、例えば、低融点ガラスペーストを、背面側ガラス基板1上及びX電極2上に亘って、スクリーン印刷し、それを焼成して形成する。
XY両電極2、4間を絶縁するためだけの場合は、約200V程度の耐圧があれば良いので、絶縁層3の厚さは、通常約0.02〜0.03mm程度あれば良い。
しかし、ここでは、絶縁層3に、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮させないようにするために、絶縁層3の厚さを、約0.04mm程度以上、例えば、約0.04〜約0.08mm程度に選定する。勿論放電を起こさないような誘電層の条件を満足するように、絶縁層3として、誘電率の極端に低い材料を用いれば、絶縁層3の厚さは、これより薄くすることもできる。
図10を主として参照すると共に、図9をも参照して、島状電極並びにその島状電極及び下層電極としてのX電極2間を接続する導電体について説明する。Y電極4の近傍の絶縁層3に貫通孔5が穿設され、導電ペーストを焼成した柱状、例えば、円柱状の導電体26がその貫通孔5内に形成される。貫通孔5の大きさ及び形状は、電極幅、画素ピッチによって選択され、丸型以外の四角型や長方形でもよい。
そして、その導電体26上に接続されるように、絶縁層3上に島状電極6を被着形成する。この島状電極6はY電極4と同時に形成される。かくして、島状電極6は、導電体26を通じてX電極2に電気的に接続される。尚、島状電極6は、X電極2及びY電極4と同様に、銀、ニッケル等の導電性ペーストを印刷焼成したもので良い。
かくして、絶縁層3上に、Y電極4及び島状電極6とが並行して配されるが、この例では島状電極6の左側及び右側の対称な位置にそれぞれY電極4が配されるようになされている。そして、Y電極4及び島状電極6の表面は、誘電層7で被覆されている。
誘電層7は通常のAC型PDPのそれと同様に壁電荷を蓄積するため、静電容量が大きくなるように、絶縁層3よりも薄く例えば0.01mm〜0.02mm程度に選定する。又、図示を省略するも、通常は誘電層7の表面を酸化マグネシュウム等の2次電子放出比が大きく、且つ、イオン衝撃にも強い材料で更に被覆する。
図10に明らかな如く、島状電極6及びその両側のY電極4、4間に、2個の独立した表示セル1及び2の電界22及び23が形成されている。島状電極6の左半分と左側のY電極4との間及び島状電極6の右半分と右側のY電極4との間に、それぞれ独立に放電が生じている。
図11は、X電極2(X1、X2、X3、‥‥‥‥‥‥)、Y電極4(Y1、Y2、Y3、‥‥‥‥‥‥)及び島状電極6(S112、S212、S312、‥‥‥‥‥‥、S134、S234、S334、‥‥‥‥‥‥)の配置関係の例を示す。
島状電極S112、212、312、‥‥‥‥‥の両側に、Y電極Y1、Y2が配され、島状電極S134、234、334、‥‥‥‥‥‥の両側に、Y電極Y3、Y4が配されている。見方を変えれば、島状電極S112、212、312、‥‥‥‥‥‥及び島状電極S134、234、334、‥‥‥‥‥‥間に、2本のY電極Y2、Y3が配されている。
又、X電極X1上には、島状電極S112、134、‥‥‥‥‥‥が配され、X電極X2上には、島状電極S212、234、‥‥‥‥‥‥が配され、X電極X3上には、島状電極S312、334、‥‥‥‥‥‥が配されている。
更に、X電極X1、X2、X3、‥‥‥‥‥‥は、所定間隔を置いて対向すると共に、Y電極Y1、Y2、Y3、‥‥‥‥‥‥と直交している。
次に、図12を参照して、前面側ガラス基板11の構造について説明する。前面側ガラス基板11には、背面側ガラス基板1上のX電極(第1の電極)2に対応する如く、複数の溝8(複数列の窪みであっても良い)が形成されている。
この溝8は、前面側ガラス基板11を対象とした化学エッチング法、サンドブラスト法等の方法で容易に形成できる。
前面側ガラス基板11の複数の溝8の内面には、順次循環的に赤、緑及び青発光蛍光体層9が被着形成されている。この溝8内への蛍光体層9の被着形成は、例えば、スクリーン印刷法による蛍光体の塗布によって行う。
溝8の深さは約0.1〜0.2mm程度が好適である。溝8の幅は通常のPDPでは0.15〜0.5mm程度である。蛍光体層9の厚さは約0.01mm程度であるから、溝8が蛍光体で埋まることはない。又、溝8の形成に化学エッチング法またはサンドブラスト法のいずれの方法を採用する場合でも、その断面形状は、蛍光体層9の輝度及び視野角の改善に有利となる略逆U字型になるのが一般的である。
それぞれ原色である赤、緑及び青発光蛍光体層9は、前面側ガラス基板11の溝8の内面に直接被着形成するか、又は、溝8の内面に原色である赤、緑及び青のカラーフィルタ10を被着形成し、しかる後、その赤、緑及び青のカラーフィルタ10上に、それぞれ対応する原色の赤、緑及び青発光蛍光体層9を被着形成する。
カラーフィルタ10は、低融点ガラスに顔料を加えて、各原色の色に着色したものを使用するのが一般的で、スクリーン印刷等で容易に形成できる。
前面側ガラス基板11を、背面側ガラス基板1を蓋する如く合わせ、ガラスフリット等で両ガラス基板1、11を真空封着したのち、両ガラス基板1、11間の空間に放電ガスとしてネオン、アルゴン、キセノン等の放電に適した混合ガスを約0.5気圧程度封入して、平面型表示装置は完成する。
次に、図13を参照して、図9〜図12に示した平面型表示装置の変形例を説明する。高解像度PDPの場合のように島状電極6の面積が相対的に小さい場合には、隣接する放電セルを明確に分けるために、島状電極6の略中央部に対応する誘電層7上と、島状電極6の左側及び右側の1本目及び2本目のX電極4の中間に対応する誘電層7上とにそれぞれ、X電極2の延在方向に延在する例えば0.02〜0.03mm程度の高さの低層の隔壁(例えば、低融点ガラス等の誘電率の低い絶縁体からなる)29を形成すれば、構造的に一層はっきりと島状電極6が分割でき、動作範囲も広がり、且つ、隣接する表示セルのクロストークを減らすことができる
又、図14に示す如く、各表示セルを個別に囲う格子状の隔壁29を誘電層7上に設けることにより、隣接する表示セルのクロストークを減らすことも可能である。
さて、通常、全ての表示装置の画面は発光部分と非発光部分で構成され、非発光部分を黒色にすることでコントラスト比を高めるようにしている。
しかしながら、上述の平面型表示装置(PDP)の例における前面側ガラス基板11では、発光面である蛍光体層の被着面積に対し、非発光部分が少なくコントラストの面で問題があった。
又、全ての構造のPDPにおいて、所謂アドレス放電の高速化と安定化は画面の高解像度化にとって大変重要である。PDPに於いては、放電のきっかけとなる荷電粒子や準安定原子、即ち、所謂プライミングを放電セルに供給することが、放電遅れ時間を短縮し動作を安定化する有効な方策であることは周知のことである。
しかしながら、従来のPDPではこの補助放電の発光が画面のコントラストを低下させる等の問題から、有効で簡単な構造の補助放電機構が実現していなかった。
そこで、斜視図を示す図15を参照して、上述の問題点を改善したガラス基板の構造を説明する。11はガラス基板(ここでは前面ガラス基板であるが、背面側ガラス基板であっても良い)を示す。前面側ガラス基板11に、互いに平行な同一幅及び同一深さ、同一形状(例えば、断面U字型)の凹曲面の複数の溝8(複数列の窪みであってもよい)を設ける。
この溝8は、前面側ガラス基板11に対するサンドブラスト法や化学エッチング法等の方法により形成される。尚、8BRは隣接する溝8間の隔壁を示す。
そして、複数の溝8(複数列の窪みであっても良い)内に、黒色層(例えば、黒色ガラス層)BL、赤発光蛍光体層9R、緑発光蛍光体層9G及び青発光蛍光体層9Bを順次循環的に、例えば塗布によって、被着形成する。
赤、緑及び青発光蛍光体層9R、9G、9Bが塗布された隣接する3個の溝8にて、1個のカラー画素を形成するので、このカラー画素を区切る如く、黒色層BLが被着された溝8は、多数のカラー画素から構成されたカラー画像のコントラスト比を向上させることになる。
複数の溝8内の各色蛍光体層9R、9G、9Bからの発光が拡散し若干の混色を起こすおそれがあるが、黒色層が被着された凹曲面の溝8の存在によって、コントラスト比の向上のみならず、混色を逓減する効果もある。
尚、隣接する各色蛍光体層9R、9G、9Bの被着された溝8の各間、又は、2本ずつの溝8の各間に、黒色層BLの被着された溝8を配するようにすれば、カラー画像のコントラスト比は一層向上する。
黒色層BLの被着された溝8の幅を、この例では各色蛍光体層9R、9G、9Bの被着された溝8の幅と同じにしているが、必ずしも同じにしなくても良い。即ち、黒色層BLの被着された溝8の幅を、各色蛍光体層9R、9G、9Bの被着された溝8の幅より広く、又は狭くしても良い。
又、各色蛍光体層9R、9G、9Bの被着された溝8の幅は、この例では同じであるが、必ずしも同じにしなくても良い。蛍光体層9R、9G、9Bの被着された溝8の幅を、発光色毎に変えて、色のバランスを調整するようにしても良い。
図16の分解斜視部分図を参照して、図15の前面側ガラス基板11を適用した平面型表示装置の構造を説明する。背面側ガラス基板1上に、一定間隔を置いて互いに平行に配された、一定幅の複数のストライプ状電極からなる、第1の電極である例えばX電極2を被着形成する。このX電極2は、例えば、背面側ガラス基板1上に、銀、ニッケル等の導電性ペーストを、スクリーン印刷し、それを焼成して形成する。このX電極2は、写真蝕刻法、真空蒸着等の薄膜法、その他の方法によって形成しても良い。
次に、X電極2を被覆し、且つ、後に形成するY電極4との間を絶縁する絶縁層3を、背面側ガラス基板1上及びX電極2上に亘って被着形成する。この絶縁層3は、例えば、低融点ガラスペーストを、背面側ガラス基板1上及びX電極2上に亘って、スクリーン印刷し、それを焼成して形成する。
絶縁層3の厚さは、XY両電極2、4間を絶縁するためだけの場合は、約200V程度の耐圧があれば良いので、通常約0.02〜0.03mm程度あれば良い。
しかし、ここでは、絶縁層3に、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮させないようにするために、絶縁層3の厚さを、約0.04mm程度以上、例えば、約0.04〜約0.08mm程度に選定する。勿論放電を起こさないような誘電層の条件を満足するように、絶縁層3として、誘電率の極端に低い材料を用いれば、絶縁層3の厚さは、これより薄くすることもできる。
図16の例では、図15の前面側ガラス基板11を、平面型表示装置の前面側ガラス基板11に適用した場合であるが、背面側ガラス基板1に上述の複数の溝8を形成すると共に、その複数の溝8(複数列の窪みでも良い)内に、黒色層BL、赤蛍光体層9R、緑蛍光体層9G及び青蛍光体層9Bを順次循環的に被着形成するようにしても良い。
その場合には、前面側ガラス基板11側に、X電極2、Y電極4、島状電極6等を配して、反射蛍光面型2電極面放電PDPを構成することになる。
次に、図17の平面型表示装置の変形例を説明する。図16では黒色層BLの被着された溝8(窪みの列でも良い)に対応する放電のための島状電極6が形成されていないが、この部分に図17に示す如く補助放電用島状電極27を形成しても良い。この補助放電用島状電極27はAC型に限らず、表面を誘電層で被覆しない所謂DC型電極であっても良い。補助放電用島状電極27による発光は、黒色層BLの被着された溝8の外部には出ないから、画面のコントラストを低下させるおそれはない。この補助放電用島状電極27による補助放電は、画像信号と無関係に常に点灯するので、補助放電セルに隣接する画素に有効なプライミングを常に供給できる。

Claims (25)

  1. 放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、
    該第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、
    上記第1の電極を被覆する如く上記第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、
    該絶縁層上に被着形成され、該絶縁層を介して、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、上記第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、
    上記絶縁層上の上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、上記絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、
    上記第2の電極及び上記複数の島状電極を被覆する如く、上記絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、
    上記第2の基板に、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って延在する複数の溝が設けられ、
    該複数の溝の内面には、該溝毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が被着形成されてなり、
    上記第1の基板は背面側基板であり、上記第2の基板は透明な前面側基板であり、
    上記第2の電極を構成する複数のストライプ電極と、上記複数の島状電極の内、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  2. 放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、
    該第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、
    上記第1の電極を被覆する如く上記第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、
    該絶縁層上に被着形成され、該絶縁層を介して、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、上記第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、
    上記絶縁層上の上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、上記絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、
    上記第2の電極及び上記複数の島状電極を被覆する如く、上記絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、
    上記第2の基板に、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って延在する複数の溝が設けられ、
    該複数の溝の内面には、該溝毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が、同じ原色のカラーフィルタ層を介して、被着形成されてなり、
    上記第1の基板は背面側基板であり、上記第2の基板は透明な前面側基板であり、
    上記第2の電極を構成する複数のストライプ電極と、上記複数の島状電極の内、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  3. 放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、
    該第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、
    上記第1の電極を被覆する如く上記第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、
    該絶縁層上に被着形成され、該絶縁層を介して、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、上記第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、
    上記絶縁層上の上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、上記絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、
    上記第2の電極及び上記複数の島状電極を被覆する如く、上記絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、
    上記第2の基板に、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って配列された複数列の窪みが設けられ、
    該複数列の窪みの内面には、列毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が被着形成されてなり、
    上記第1の基板は背面側基板であり、上記第2の基板は透明な前面側基板であり、
    上記第2の電極を構成する複数のストライプ電極と、上記複数の島状電極の内、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  4. 放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、
    該第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、
    上記第1の電極を被覆する如く上記第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、
    該絶縁層上に被着形成され、該絶縁層を介して、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、上記第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、
    上記絶縁層上の上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、上記絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、
    上記第2の電極及び上記複数の島状電極を被覆する如く、上記絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、
    上記第2の基板に、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って配列された複数列の窪みが設けられ、
    該複数列の窪みの内面には、列毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が、同じ原色のカラーフィルタ層を介して、被着形成されてなり、
    上記第1の基板は背面側基板であり、上記第2の基板は透明な前面側基板であり、
    上記第2の電極を構成する複数のストライプ電極と、上記複数の島状電極の内、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  5. 放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、
    該第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、
    上記第1の電極を被覆する如く上記第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、
    該絶縁層上に被着形成され、該絶縁層を介して、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、上記第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、
    上記絶縁層上の上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、上記絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、
    上記第2の電極及び上記複数の島状電極を被覆する如く、上記絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、
    上記第2の基板に、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って延在する複数の溝が設けられ、
    該複数の溝の所定個数置きの溝の内面に、黒色層が被着形成され、
    上記複数の溝の内の上記黒色層が被着形成されていない複数の溝の内面には、該溝毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が被着形成されてなり、
    上記第2の電極を構成する複数のストライプ電極と、上記複数の島状電極の内、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  6. 放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、
    該第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、
    上記第1の電極を被覆する如く上記第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、
    該絶縁層上に被着形成され、該絶縁層を介して、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、上記第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、
    上記絶縁層上の上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、上記絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、
    上記第2の電極及び上記複数の島状電極を被覆する如く、上記絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、
    上記第2の基板に、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って延在する複数の溝が設けられ、
    該複数の溝の所定個数置きの溝の内面に、黒色層が被着形成され、
    上記複数の溝の内の上記黒色層が被着形成されていない複数の溝の内面には、該溝毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が、同じ原色のカラーフィルタ層を介して、被着形成されてなり、
    上記第2の電極を構成する複数のストライプ電極と、上記複数の島状電極の内、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  7. 請求項5に記載の平面型表示装置において、
    上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、上記黒色層の被着形成された溝に対応する複数のストライプ状電極には、上記島状電極及び上記導電体を省略するようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  8. 請求項6に記載の平面型表示装置において、
    上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、上記黒色層の被着形成された溝に対応する複数のストライプ状電極には、上記島状電極及び上記導電体を省略するようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  9. 請求項5に記載の平面型表示装置において、
    上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、上記黒色層の被着形成された溝に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された上記複数の島状電極はそれぞれ、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の上記複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  10. 請求項6に記載の平面型表示装置において、
    上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、上記黒色層の被着形成された溝に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された上記複数の島状電極はそれぞれ、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の上記複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  11. 請求項5に記載の平面型表示装置において、
    上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、上記黒色層の被着形成された溝に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された上記複数の島状電極はそれぞれ、その上の上記誘電層の被着形成が省略されると共に、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の上記複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  12. 請求項6に記載の平面型表示装置において、
    上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、上記黒色層の被着形成された溝に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された上記複数の島状電極はそれぞれ、その上の上記誘電層の被着形成が省略されると共に、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の上記複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  13. 放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、
    該第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、
    上記第1の電極を被覆する如く上記第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、
    該絶縁層上に被着形成され、該絶縁層を介して、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、上記第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、
    上記絶縁層上の上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、上記絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、
    上記第2の電極及び上記複数の島状電極を被覆する如く、上記絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、
    上記第2の基板に、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って配列された複数列の窪みが設けられ、
    該複数列の窪みの所定本数置きの列の窪みの内面に、黒色層が被着形成され、
    上記複数列の窪みの内の上記黒色層が被着形成されていない複数列の窪みの内面には、列毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が被着形成されてなり、
    上記第2の電極を構成する複数のストライプ電極と、上記複数の島状電極の内、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  14. 放電ガスが封入された管体を構成する所定間隔を置いて互いに対向する第1及び第2の基板と、
    該第1の基板上に被着形成された、それぞれ複数のストライプ状電極からなる第1の電極と、
    上記第1の電極を被覆する如く上記第1の基板上に被着形成され、AC型PDPの放電 電極を被覆する誘電層としての機能を発揮できないように、誘電率及び厚さがそれぞれ選定された絶縁層と、
    該絶縁層上に被着形成され、該絶縁層を介して、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極と互いに対向し、互いに交差する複数のストライプ状電極からなり、上記第1の電極と共同してマトリクス電極を構成する第2の電極と、
    上記絶縁層上の上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する如く被着形成され、上記絶縁層を貫通する個別の導電体を通じて、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ複数ずつ接続された複数の島状電極と、
    上記第2の電極及び上記複数の島状電極を被覆する如く、上記絶縁層上に被着形成された誘電層とを有し、
    上記第2の基板に、上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極にそれぞれ対応して、その延在方向に沿って配列された複数列の窪みが設けられ、
    該複数列の窪みの所定本数置きの列の窪みの内面に、黒色層が被着形成され、
    上記複数列の窪みの内の上記黒色層が被着形成されていない複数列の窪みの内面には、列毎に順次循環的に異なる原色の原色発光蛍光体層が、同じ原色のカラーフィルタ層を介して、被着形成されてなり、
    上記第2の電極を構成する複数のストライプ電極と、上記複数の島状電極の内、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極に近接する複数の島状電極との間で、選択的に放電が行われるようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  15. 請求項13に記載の平面型表示装置において、
    上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、上記黒色層の被着形成された窪みの列に対応する複数のストライプ状電極には、上記島状電極及び上記導電体を省略するようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  16. 請求項14に記載の平面型表示装置において、
    上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、上記黒色層の被着形成された窪みの列に対応する複数のストライプ状電極には、上記島状電極及び上記導電体を省略するようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  17. 請求項13に記載の平面型表示装置において、
    上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、上記黒色層の被着形成された窪みの列に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された上記複数の島状電極はそれぞれ、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の上記複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  18. 請求項14に記載の平面型表示装置において、
    上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、上記黒色層の被着形成された窪みの列に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された上記複数の島状電極はそれぞれ、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の上記複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  19. 請求項13に記載の平面型表示装置において、
    上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、上記黒色層の被着形成された窪みの列に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された上記複数の島状電極はそれぞれ、その上の上記誘電層の被着形成が省略されると共に、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の上記複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  20. 請求項14に記載の平面型表示装置において、
    上記第1の電極を構成する複数のストライプ状電極の内、上記黒色層の被着形成された窪みの列に対応する複数のストライプ状電極にそれぞれ接続された上記複数の島状電極はそれぞれ、その上の上記誘電層の被着形成が省略されると共に、上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の内の上記複数の島状電極に近接するストライプ状電極との間で常時放電を起こす補助放電電極を構成するようにしたことを特徴とする平面型表示装置。
  21. 請求項5〜20のいずれかに記載の平面型表示装置において、
    上記第1の基板は背面側基板であり、上記第2の基板は透明な前面側基板であることを特徴とする平面型表示装置。
  22. 請求項5〜20のいずれかに記載の平面型表示装置において、
    上記第2の基板は背面側基板であり、上記第1の基板は透明な前面側基板であることを特徴とする平面型表示装置。
  23. 請求項1〜22のいずれかに記載の平面型表示装置において、
    上記複数の島状電極及び該島状電極に接続された上記導電体を貫通する孔が設けられると共に、該孔の内面にも誘電層が設けられて、ホロー電極が構成されてなることを特徴とする平面型表示装置。
  24. 請求項1〜23のいずれかに記載の平面型表示装置において、
    上記複数の島状電極は、上記絶縁層上の上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の所定の片側のみに近接する如く被着形成されてなることを特徴とする平面型表示装置。
  25. 請求項1〜23のいずれかに記載の平面型表示装置において、
    上記複数の島状電極は、上記絶縁層上の上記第2の電極を構成する複数のストライプ状電極の2本置きに形成されたスペース内に、上記第2の電極を構成する両側のストライプ状電極に近接する如く被着形成されてなることを特徴とする平面型表示装置。
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