JP3672551B2 - バッテリの放電制御回路、充電制御回路および充放電制御回路 - Google Patents

バッテリの放電制御回路、充電制御回路および充放電制御回路 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、バッテリの放電回路、充電回路および充放電制御回路に関するものであり、特に、バッテリの効果的な使用状態を確保し、バッテリの使用コストを低減させるバッテリの放電回路、充電回路および充放電制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
所望のバッテリ容量を確保する場合、小容量のバッテリを多数直列に接続して使用することが多々ある。このように多数直列接続のバッテリを使用するような場合では、それぞれのバッテリが、充電や放電が多数繰り返された状態で使用されることから、それぞれのバッテリ間で充電容量のバラツキが生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このバッテリ間の充電容量のバラツキは、バッテリ全体の容量劣化を引き起こしやすいという問題点があった。一方、この容量劣化を起こした小数の不良バッテリを特定するためには、個々のバッテリの内部抵抗などを測定する必要があり、時間の伴う作業を強いられていた。特に、無停電電源装置(UPS)などに用いられる場合には、迅速な交換を余儀なくされるので、良好なバッテリが存在しているにもかかわらずバッテリ全体の交換を行うことが多々あり、経済性に欠けるという欠点があった。
【0004】
また、充電容量のバラツキをなくすために、バッテリを定期的(例えば、1週間ぐらい)に均等充電(低電流で長時間充電)をすることもよく行われており、すべてのバッテリに対して一律に充電を行っていた。
【0005】
しかしながら、この均等充電ではすべてのバッテリに対して一律に充電を行うので、無駄な電力消費が起こるとともに、良好なバッテリまでもが過充電になり寿命劣化を促進するという問題点があった。
【0006】
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、多数直列接続されたバッテリにおいて、バッテリ個々の劣化状態のモニタを可能にするとともに、バッテリ間の寿命劣化を均一化させ、長時間使用を可能にするバッテリの充放電制御回路を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明にかかるバッテリの放電制御回路にあっては、複数のバッテリを直列に接続させた多数接続バッテリの放電を制御するバッテリの放電制御回路において、1次巻線および該1次巻線に磁気結合された2次巻線を有する変成器と該2次巻線に接続された短絡手段とを具備し、前記複数のバッテリの個々の端子電圧に等しい電圧をそれぞれ検出するバッテリ電圧検出回路と、前記複数のバッテリの個々の端子電圧をそれぞれ保持するバッテリ端子電圧保持回路と、前記複数のバッテリの個々の端子電圧の平均値を保持するバッテリ平均端子電圧保持回路と、前記バッテリ端子電圧保持回路の出力と前記バッテリ平均端子電圧保持回路の出力を比較する比較器と、前記比較器の出力に基づき前記複数のバッテリの個々のバッテリが放電する電流の一部をそれぞれ分流させる分流回路と、を備え、前記バッテリ電圧検出回路は、所定のパルス電圧が前記変成器の1次巻線に印加された後、該印加が開放されるときに該1次巻線に生ずる電圧によって該2次巻線に発生する電圧を利用して前記短絡手段を短絡させ、該短絡手段の短絡によって該変成器の2次巻線に印加される電圧を前記複数のバッテリの個々の端子電圧としてそれぞれ検出することを特徴とする。
【0008】
この発明によれば、1次巻線および該1次巻線に磁気結合された2次巻線を有する変成器と2次巻線に接続された短絡手段とをバッテリごとにそれぞれ具備するバッテリ電圧検出回路は、所定のパルス電圧が前記変成器の1次巻線に印加された後、該印加が開放されるときに1次巻線に生ずる電圧によって2次巻線に発生する電圧を利用して短絡手段を短絡させ、短絡手段の短絡によって変成器の2次巻線に印加される電圧を複数のバッテリの個々の端子電圧としてそれぞれ検出し、バッテリ端子電圧保持回路は複数のバッテリの個々の端子電圧をそれぞれ保持し、バッテリ平均端子電圧保持回路は複数のバッテリの個々の端子電圧の平均値を保持し、比較器はバッテリ端子電圧保持回路の出力とバッテリ平均端子電圧保持回路の出力を比較し、分流回路は比較器の出力に基づき複数のバッテリの個々のバッテリが放電する電流の一部をそれぞれ分流させる。
【0009】
つぎの発明にかかる放電制御回路にあっては、前記分流回路は、分流回路の導通/非導通を切り換えるスイッチング素子を備え、前記スイッチング素子は、前記比較器の出力信号を用いて、前記分流回路を導通状態にすることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、分流回路の導通/非導通を切り換えるために分流回路に備えられたスイッチング素子が、比較器の出力信号を用いて、この分流回路を導通状態にする。
【0011】
つぎの発明にかかる放電制御回路にあっては、前記比較器は、前記バッテリ端子電圧保持回路の電圧が前記バッテリ平均端子電圧保持回路の電圧よりも大きいときに、出力信号を出力することを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、比較器は、バッテリ端子電圧保持回路の電圧がバッテリ平均端子電圧保持回路の電圧よりも大きいときに出力信号を出力する。
【0013】
つぎの発明にかかる放電制御回路にあっては、前記短絡手段が整流素子であることを特徴とする
【0014】
この発明によれば、短絡手段は整流素子によるものとした。
【0015】
つぎの発明にかかる充電制御回路にあっては、複数のバッテリを直列に接続させた多数接続バッテリの充電を制御するバッテリの充電制御回路において、1次巻線および該1次巻線に磁気結合された2次巻線を有する変成器と該2次巻線に接続された短絡手段とを具備し、前記複数のバッテリの個々の端子電圧に等しい電圧をそれぞれ検出するバッテリ電圧検出回路と、前記複数のバッテリの個々の端子電圧をそれぞれ保持するバッテリ端子電圧保持回路と、前記複数のバッテリの個々の端子電圧の平均値を保持するバッテリ平均端子電圧保持回路と、前記バッテリ端子電圧保持回路の出力と前記バッテリ平均端子電圧保持回路の出力を比較する比較器と、前記比較器の出力に基づき前記複数のバッテリの個々のバッテリを充電する電流の一部をそれぞれ分流させる分流回路と、を備え、前記バッテリ電圧検出回路は、所定のパルス電圧が前記変成器の1次巻線に印加された後、該印加が開放されるときに該1次巻線に生ずる電圧によって該2次巻線に発生する電圧を利用して前記短絡手段を短絡させ、該短絡手段の短絡によって該変成器の2次巻線に印加される電圧を前記複数のバッテリの個々の端子電圧としてそれぞれ検出することを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、1次巻線および該1次巻線に磁気結合された2次巻線を有する変成器と2次巻線に接続された短絡手段とをバッテリごとにそれぞれ具備するバッテリ電圧検出回路は、所定のパルス電圧が前記変成器の1次巻線に印加された後、該印加が開放されるときに1次巻線に生ずる電圧によって2次巻線に発生する電圧を利用して短絡手段を短絡させ、短絡手段の短絡によって変成器の2次巻線に印加される電圧を複数のバッテリの個々の端子電圧としてそれぞれ検出し、バッテリ端子電圧保持回路は複数のバッテリの個々の端子電圧をそれぞれ保持し、バッテリ平均端子電圧保持回路は複数のバッテリの個々の端子電圧の平均値を保持し、比較器はバッテリ端子電圧保持回路の出力とバッテリ平均端子電圧保持回路の出力を比較し、分流回路は比較器の出力に基づき複数のバッテリの個々のバッテリを充電する電流の一部をそれぞれ分流させる。
【0017】
つぎの発明にかかる充電制御回路にあっては、前記分流回路は、分流回路の導通/非導通を切り換えるスイッチング素子を備え、前記スイッチング素子は、前記比較器の出力信号を用いて、前記分流回路を導通状態にすることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、分流回路の導通/非導通を切り換えるために分流回路に備えられたスイッチング素子が、比較器の出力信号を用いて、この分流回路を導通状態にする。
【0019】
つぎの発明にかかる充電制御回路にあっては、前記比較器は、前記バッテリ端子電圧保持回路の電圧が前記バッテリ平均端子電圧保持回路の電圧よりも大きいときに、出力信号を出力することを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、比較器は、バッテリ端子電圧保持回路の電圧がバッテリ平均端子電圧保持回路の電圧よりも大きいときに出力信号を出力する。
【0021】
つぎの発明にかかる充電制御回路にあっては、前記短絡手段が整流素子であることを特徴とする
【0022】
この発明によれば、短絡手段は整流素子によるものとした。
【0023】
つぎの発明にかかる充放電制御回路にあっては、複数のバッテリを直列に接続させた多数接続バッテリの放電および充電を制御するバッテリの充放電制御回路において、1次巻線および該1次巻線に磁気結合された2次巻線を有する変成器と該2次巻線に接続された短絡手段とを具備し、前記複数のバッテリの個々の端子電圧に等しい電圧をそれぞれ検出するバッテリ電圧検出回路と、前記複数のバッテリの個々の端子電圧をそれぞれ保持するバッテリ端子電圧保持回路と、前記複数のバッテリの個々の端子電圧の平均値を保持するバッテリ平均端子電圧保持回路と、前記バッテリ端子電圧保持回路の出力と前記バッテリ平均端子電圧保持回路の出力を比較する比較器と、前記比較器の出力に基づき前記複数のバッテリの個々のバッテリが放電する電流の一部をそれぞれ分流させ、かつ、前記複数のバッテリの個々のバッテリを充電する電流の一部をそれぞれ分流させる分流回路と、を備え、前記バッテリ電圧検出回路は、所定のパルス電圧が前記変成器の1次巻線に印加された後、該印加が開放されるときに該1次巻線に生ずる電圧によって該2次巻線に発生する電圧を利用して前記短絡手段を短絡させ、該短絡手段の短絡によって該変成器の2次巻線に印加される電圧を前記複数のバッテリの個々の端子電圧としてそれぞれ検出することを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、1次巻線および該1次巻線に磁気結合された2次巻線を有する変成器と2次巻線に接続された短絡手段とをバッテリごとにそれぞれ具備するバッテリ電圧検出回路は、所定のパルス電圧が前記変成器の1次巻線に印加された後、該印加が開放されるときに1次巻線に生ずる電圧によって2次巻線に発生する電圧を利用して短絡手段を短絡させ、短絡手段の短絡によって変成器の2次巻線に印加される電圧を複数のバッテリの個々の端子電圧としてそれぞれ検出し、バッテリ端子電圧保持回路は複数のバッテリの個々の端子電圧をそれぞれ保持し、バッテリ平均端子電圧保持回路は複数のバッテリの個々の端子電圧の平均値を保持し、比較器はバッテリ端子電圧保持回路の出力とバッテリ平均端子電圧保持回路の出力を比較し、分流回路は比較器の出力に基づき複数のバッテリの個々のバッテリが放電する電流の一部をそれぞれ分流させ、かつ、複数のバッテリの個々のバッテリを充電する電流の一部をそれぞれ分流させる。
【0025】
つぎの発明にかかる充放電制御回路にあっては、前記分流回路は、分流回路の導通/非導通を切り換えるスイッチング素子を備え、前記スイッチング素子は、前記比較器の出力信号を用いて、前記分流回路を導通状態にすることを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、分流回路の導通/非導通を切り換えるために分流回路に備えられたスイッチング素子が、比較器の出力信号を用いて、この分流回路を導通状態にする。
【0027】
つぎの発明にかかる充放電制御回路にあっては、前記比較器は、前記バッテリ端子電圧保持回路の電圧が前記バッテリ平均端子電圧保持回路の電圧よりも大きいときに、出力信号を出力することを特徴とする。
【0028】
この発明によれば、比較器は、バッテリ端子電圧保持回路の電圧がバッテリ平均端子電圧保持回路の電圧よりも大きいときに出力信号を出力する。
【0029】
つぎの発明にかかる充放電制御回路にあっては、前記短絡手段が整流素子であることを特徴とする
【0030】
この発明によれば、短絡手段は整流素子によるものとした。
【0031】
つぎの発明にかかる充放電制御回路にあっては、前記比較器の出力信号を検出する目視手段をさらに備えることを特徴とする。
【0032】
この発明によれば、目視手段は、比較器の出力信号を検出することによって、バッテリの端子電圧の低下または上昇を視認することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかるバッテリの放電制御回路、充電制御回路および充放電制御回路の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0034】
図1は、この発明にかかるバッテリの充放電制御回路の使用例を示すブロック図である。同図において、複数直列接続されたバッテリ12は、スイッチ13が開の状態で、スイッチ14が閉の状態のときに、負荷11に対して電力を供給する。一方、このバッテリ12は、スイッチ13が閉の状態で、スイッチ14が開の状態のときに、直流電源10によって充電される。充放電制御回路20は、この複数直列接続されたバッテリ12を構成する個々のバッテリの電圧をモニタして、個々のバッテリ電圧のバラツキがなくなるように、すなわち個々のバッテリ電圧が等しくなるように制御を行う。
【0035】
図2は、図1に示した充放電制御回路20の具体的な構成例を示す回路図である。同図に示すように、この充放電制御回路20は、トランジスタ、ダイオード、抵抗、コンデンサ、変成器などを組み合わせた回路をn段並列に並べて構成されている。充放電制御回路20の各段の回路は、n個の直列接続された個々のバッテリに対して接続されており、それぞれの回路に接続されているバッテリの充放電を制御するように動作する。なお、これらの個々のバッテリは、当初、同容量で同一電圧のもので構成されているが、充放電の繰り返しによって、バッテリ間でバッテリ電圧のバラツキが生ずることを想定している。また、このバラツキが生じたときのバッテリ端子電圧を、それぞれE1、・・・、Enとして同図に示している。
【0036】
ここで、図2に示す充放電制御回路20の構成について説明する。まず、バッテリ12−1に接続されている最上段の回路において、変成器T1は、一次巻線とこの一次巻線に誘導結合された二次巻線とを備えている。変成器T1の一次巻線の一端は、抵抗R2−1の一端とダイオードD2−1のアノード端子の一端が接続されている端子に接続されており、他端は、この充放電制御回路20に共通に用いられる電池Exの正極側に接続されている。変成器T1の二次巻線の一端は、ダイオードD1−1のアノード端子に接続されており、他端はバッテリ12−1の負極側に接続されている。
【0037】
なお、変成器T1の一次巻線と二次巻線とは、一次巻線に流れる電流の変化に伴って電圧が発生するとき、一次巻線の一端に発生する電圧と二次巻線の一端に発生する電圧とが同極性の電圧となるように結合されている。
【0038】
変成器T1の二次巻線側では、ダイオードD1−1が変成器T1の二次巻線の一端と抵抗R1−1の一端との間に挿入され、抵抗R1−1の一端とダイオードD1−1のカソード端子とがバッテリ12−1の正極側に接続されている。抵抗R1−1の他端は、トランジスタTr1−1のコレクタ端子に接続され、このトランジスタTr1−1のエミッタ端子は、バッテリ12−1の負極側に接続されている。
【0039】
変成器T1の一次巻線側では、ダイオードD2−1のカソード端子と抵抗R3−1の一端およびコンデンサC1−1の一端が接続されており、このダイオードD2−1を介して変成器T1の一次巻線の一端とそれぞれ接続されている。また、抵抗R3−1の他端およびコンデンサC1−1の他端は、変成器T1の他端と接続されている。
【0040】
コンデンサC1−1の一端には抵抗R4−1の一端が接続され、この抵抗R4−1の他端は比較器21−1の負極側の入力端子と接続されている。一方、この比較器21−1の正極側の入力端子にはダイオードD2−1のカソード端子、抵抗R3−1の一端およびコンデンサC1−1の一端が接続されている。
【0041】
比較器21−1の出力端子には抵抗R5−1と視認用の発光ダイオードLED1−1と起動用の発光ダイオードLED2−1の直列回路が接続されている。すなわち、抵抗R5−1の一端が比較器21−1の出力端子に接続され、抵抗R5−1の他端が発光ダイオードLED1−1の一端に接続されている。発光ダイオードLED2−1の一端は発光ダイオードLED1−1の他端に接続され、発光ダイオードLED2−1の他端は変成器T1の一次巻線側の他端および電池Exの正極側に接続されている。また、発光ダイオードLED2−1の出力は図示しないフォトカプラでトランジスタTr1−1のベースに結合されている。
【0042】
このように、バッテリ12−1には、上述した構成の回路が接続されている。また、図2に示すように、バッテリ12−1に接続した回路と同一素子で構成した回路がバッテリ12−nに対しても接続されている。同図には示していないが、バッテリ12−2〜12−(n−1)についても、この回路と同一素子で構成した回路がバッテリ12−2〜12−nのそれぞれに接続される。
【0043】
これまでは、バッテリ12−1〜12−nにそれぞれ接続された部分の回路構成に関して説明してきたが、つぎに、これらの回路に共通な部分の構成について説明する。
【0044】
図2において、抵抗R2−1〜R2−nのそれぞれの他端にはダイオードD3−1〜D3−nのそれぞれのアノード端子が接続され、これらのダイオードD3−1〜D3−nのそれぞれのカソード端子にはトランジスタTrxのコレクタ端子が接続されている。一方、トランジスタTrxのエミッタ端子は、電池Exの負極側に接続されている。また、コンデンサCxの他端は電池Exの正極側に接続され、コンデンサCxの一端は比較器21−1〜21−nの負極側の入力端子のすべてと接続されている。
【0045】
つぎに、図2に示す充放電制御回路20の動作について説明する。図3は、スイッチングパルスが印加されたときの回路動作を説明するための回路図である。図3に示した太線の部分が、回路に流れる電流を示している。同図において、スイッチングパルスがトランジスタTrxのベースに印加されるとトランジスタTrxが導通状態になるので、電池Exからの電流が、変成器T1の一次巻線、抵抗R2−1、ダイオードD3−1、Trxを通じて流れる。また、他のバッテリに接続された各段の回路においても、この電流と同様な電流が流れる。例えば、バッテリ12−nに接続された回路では、同図に示すように、変成器Tnの一次巻線、抵抗R2−n、ダイオードD3−n、Trxを通じた電流が流れる。
【0046】
これらの各段の回路においては、変成器、抵抗、コンデンサ、ダイオードなどの回路素子のそれぞれは、それぞれに対応する箇所において同一の抵抗値および容量値並びに同一の特性のものを用いた対称形の回路なので、各段に流れる電流は基本的に同一の電流が流れると考えてよい。なお、これ以降、冗長な説明を避けるため、各段の回路で異なる動作をしない限りにおいて、バッテリ12−1に接続された回路のみの説明を行うものとし、他の各段の回路の動作は同一の動作を行うものとしてその説明を省略する。
【0047】
図3において、スイッチングパルスがトランジスタTrxのベースに印加されるとき、スイッチングパルスの立ち上がり時に変成器T1の一次巻線の両端に一時的に電圧が誘起される。この誘起電圧の極性は変成器T1の下側(黒丸印の反対側)が正となる向きの電圧であり、この誘起電圧は他の回路素子(抵抗R2−1、ダイオードD3−1以外の素子)には影響を与えない。また、このとき、変成器T1の二次巻線の両端にも同一の極性(変成器T1の下側が正)の電圧が誘起される。この誘起電圧も、ダイオードD1−1を導通させる向きとは逆の電圧であり、変成器T1の二次巻線側の回路には影響を与えない。
【0048】
図4は、スイッチングパルスがオンからオフになるときの回路動作を説明するための回路図である。図4において、トランジスタTrxのベースに印加されたスイッチングパルスがオンからオフに移るとき、トランジスタTrxが非導通状態に変わるので、電池Exから、変成器T1の一次巻線、抵抗R2−1、ダイオードD3−1、Trxを通じて流れていた電流が流れなくなる。このとき、変成器T1の一次巻線には、上記の誘起電圧とは逆向きの電圧が誘起される。この誘起電圧の向きは、今まで流れていた電流の流れを維持させようとする向きであり、同図に示すように、変成器T1の一次巻線の上側(黒丸印側)が正となる向きの電圧が誘起される。
【0049】
この変成器T1の一次巻線に誘起される電圧の大きさは、バッテリ12−1の端子電圧に比例した電圧である。なぜなら、変成器T1の一次巻線に図4に示す向きの電圧が誘起されるとき、変成器T1の二次巻線にも同一極性の電圧が誘起される。この誘起された電圧は、ダイオードD1−1を導通させる向きの電圧であり、また、ダイオードD1−1の順方向の抵抗値は極めて小さいので、変成器T1の二次巻線の両端の電圧は瞬間的にバッテリ12−1の端子電圧に調整される。このとき、変成器T1の一次巻線の両端の電圧は、変成器T1の一次巻線と二次巻線の巻数比に応じた電圧が誘起される。もし、この巻数比が1:1であれば、変成器T1の一次巻線の両端の電圧はバッテリ12−1の電圧に等しくなる。後述する内容から明らかとなるが、変成器T1の一次巻線と二次巻線の巻数比は任意に設定することができる。ただし、変成器T1〜Tnの巻数比は同一に設定する必要がある。なお、これ以降の説明は、変成器T1〜Tnの巻数比が1対1に設定されているものとして説明をする。
【0050】
図4において、この変成器T1の一次巻線に誘起された電圧によって、ダイオードD2−1を通じてコンデンサC1−1を充電する向きの電流が流れる。このとき、コンデンサC1−1の両端の電圧はバッテリの端子電圧E1の値に充電される。
【0051】
一方、ダイオードD2−1、抵抗R4−1を通じてコンデンサCxを充電する向きの電流も流れる。また、このコンデンサCxには、バッテリ12−2〜12−nに接続された回路を構成するそれぞれの変成器T2〜Tnに誘起された電圧に基づき、同様な向きの電流が流れる。これらの変成器T2〜Tnは変成器T1と同じ巻数比(ここでは1対1の巻数比)に設定されているので、変成器T2〜Tnの両端に誘起される電圧は、それぞれバッテリ12−2〜12−nのそれぞれの端子電圧E2〜Enとなる。図4に示すように、コンデンサCxには、誘起されたこれらの端子電圧E1〜Enが並列に印加されることになるので、コンデンサCxの両端の電圧は、バッテリの端子電圧E1〜Enの平均電圧Ea、[Ea=(E1+E2+・・・+En)/n]の値に充電されることになる。
【0052】
図5は、バッテリ12−1の端子電圧E1が低下した場合の回路動作を説明するための回路図である。いま、過放電あるいは寿命劣化による内部抵抗の上昇などにより、バッテリ12−1の端子電圧E1だけが低下してE1’(E1’<E2、E1’<E3、・・・、E1’<En、E2≒E3≒・・・≒En)となった状態を考える。このとき、変成器T1の二次巻線からダイオードD1−1を通じて電流が流れ、変成器T1の二次巻線の端子電圧はE1’に低下する。この電圧低下に連動して、変成器T1の一次巻線の端子電圧もE1’に低下し、コンデンサC1−1に充電された電圧も抵抗R3−1を通じて放電される。
【0053】
しかし、変成器T1の一次巻線の一端とコンデンサC1−1の一端とがダイオードD2−1を通じて接続されているので、コンデンサC1−1の端子電圧がE1’になったときに、この放電は停止する。このような回路動作によって、比較器21−1の正極側入力の端子電圧はE1’となり、負極側入力の端子電圧はEa’[Ea’=(E1’+E2+・・・+En)/n]となる。同時に、比較器21−1以外の正極側入力の端子電圧は変化せず、負極側入力の端子電圧はすべてEa’となる。
【0054】
このとき、比較器21−1の正極側入力の端子電圧と負極側入力の端子電圧との差E1’−Ea’は、E1’−Ea’=−(1/n)×[(E2−E1’)+(E3−E1’)+・・・+(En−E1’)]であり、E1’<E2、E1’<E3、・・・、E1’<Enの関係があるので、比較器21−1からの電流は流れず、トランジスタTr1−1はオフの状態となる。
【0055】
一方、比較器21−nの正極側入力の端子電圧は変化せず、負極側入力の端子電圧はEa’となる。このとき、正極側入力の端子電圧と負極側入力の端子電圧との差En−Ea’は、En−Ea’=(1/n)×[(En−E1’)+(En−E2)+・・・+(En−(En−1))]≒(1/n)×(En−E1’)であり、E1’<Enの関係があるので、比較器21−nからの電流が流れ、図示しないフォトカプラを通じてトランジスタTr1−nがオンの状態になる。このトランジスタTr1−nがオンのとき、抵抗R1−nとトランジスタTr1−nとが、バッテリの端子電圧の一部を放電させる分流回路を構成する。
【0056】
図6は、図5に示す状態時において、バッテリ12が直流電源10によって充電されるときの回路動作を説明するための回路図である。同図おいて、スイッチ13が閉じられ、一方、スイッチ14は開放されていて、直流電源10によってバッテリ12が充電される状態にある。また、同図には、充放電制御回路20の一部の回路構成とともに、図5に示す状態、すなわち、バッテリ12−1の端子電圧E1が低下してE1’(E1>E1’)になり、その結果、トランジスタTr1−1以外のトランジスタTr1−2〜Tr1−nがオンの状態(図6ではトランジスタTr1−nのみを図示)を示している。
【0057】
図6に示す状態では、バッテリ12−1を充電する電流の方が、バッテリ12−nを充電する電流よりも大きくなる。なぜなら、バッテリ12−1を充電する電流の一部は、バッテリ12−nの分流回路に一部が流れ込むからである。その結果、バッテリ12−1は他のバッテリに比べて充電量が多くなるので、バッテリ12−1の端子電圧E1は他のバッテリ端子電圧と比べて回復が速くなる。
【0058】
このような状態、すなわち、バッテリ12−1を充電する電流の方がバッテリ12−1以外のバッテリを充電する電流よりも大きい状態が続くと、逆に、バッテリ12−1の端子電圧が他のバッテリの端子電圧よりも大きい状態となる。この状態時に、スイッチングパルスがトランジスタTrxのベースに印加されると、図5および図6の状態とは逆の状態、すなわち、トランジスタTr1−1がオンの状態であり、トランジスタTr1−2〜Tr1−nがオフの状態となる。この状態では、バッテリ12−1が抵抗R1−1およびトランジスタTr1−1で構成される分流回路を通じて放電するので、結局、すべてのバッテリの端子電圧は適正電圧に設定されて定常状態に落ち着くことになる。
【0059】
このように、バッテリ12−1〜12−nに接続された充放電制御回路20によって、それぞれのバッテリの端子電圧E1〜Enが等しくなるような充電制御または放電制御が行われる。
【0060】
なお、この分流回路上にある抵抗R1−1〜R−nの大きさは、バッテリの内部抵抗よりも大きい所定の大きさの抵抗を選択する必要がある。なぜなら、バッテリの内部抵抗と同等あるいは小さな抵抗では、分流回路に流れる電流が大きくなって、効率のよいバッテリの充電制御または放電制御が実施できないからである。
【0061】
図7は、バッテリ12−1の端子電圧E1が上昇した状態において、スイッチングパルスがトランジスタTrxのべ−スに印加されたときの回路動作を説明するための回路図である。いま、バッテリ12−1の端子電圧E1だけが上昇してE1’(E1’>E2、E1’>E3、・・・、E1’>En、E2≒E3≒・・・≒En)となった状態を考える。このとき、スイッチングパルスがトランジスタTrxのべ−スに印加されると、上述した回路動作によって、変成器T1の二次巻線には端子電圧E1”に等しい電圧が誘起され、変成器T1の一次巻線の端子電圧もE1”に設定される。
【0062】
また、上述したように、変成器T1の一次巻線の一端とコンデンサC1−1の一端とがダイオードD2−1を通じて接続されているので、コンデンサC1−1の端子電圧、すなわち比較器21−1の正極側入力の端子電圧がE1”に設定され、また、コンデンサCxの端子電圧、すなわち比較器21−1の負極側入力の端子電圧がEa”(Ea”=(E1”+E2+・・・+En)/n)に設定される。
【0063】
このとき、比較器の負極側入力の端子電圧よりも、比較器の正極側入力の端子電圧の方が高い状態にあるのは、比較器21−1のみであり、この比較器21−1からの電流が出力され、トランジスタTr1−1のみがオンの状態となる。
【0064】
図8は、図6に示す状態時において、バッテリ12から負荷11に電力を供給するときの回路動作を説明するための回路図である。同図おいて、スイッチ13は開放され、一方、スイッチ14は閉じられていて、バッテリ12から負荷11に電力が供給される状態にある。また、同図には、充放電制御回路20の一部の回路構成とともに、図7に示す状態、すなわち、バッテリ12−1の端子電圧が上昇した状態にあり、その結果、トランジスタTr1−1がオンの状態で、トランジスタTr1−1以外のトランジスタTr1−2〜Tr1−nがオフの状態(図8ではトランジスタTr1−nのみを図示)を示している。
【0065】
図8において、バッテリ12−1が負荷に供給する電流の方が、他のバッテリ12−2〜12−nが負荷に供給する電流よりも大きくなる。なぜなら、バッテリ12−1が供給する電流は、負荷に供給する電流と抵抗R1−1およびトランジスタTr1−1で構成される分流回路に流す電流との両者の和となるからである。その結果、バッテリ12−1は他のバッテリに比べて放電量が多くなるので、バッテリ12−1の端子電圧は他のバッテリ端子電圧と比べて低下が速くなる。
【0066】
バッテリ12−1が負荷に供給する電流の方が、バッテリ12−1以外のバッテリが負荷に供給する電流よりも大きい状態が続くと、逆に、バッテリ12−1の端子電圧が他のバッテリの端子電圧よりも小さい状態となる。この状態時に、スイッチングパルスがトランジスタTrxのベースに印加されると、図7および図8の状態とは逆の状態、すなわち、トランジスタTr1−1がオフの状態であり、トランジスタTr1−2〜Tr1−nがオンの状態となる。この状態では、バッテリ12−1から抵抗R1−1およびトランジスタTr1−1で構成される分流回路を通じた放電が停止し、逆に、バッテリ12−1以外のバッテリから、それぞれの分流回路を通じた電流が流れるので、結局、すべてのバッテリの端子電圧は適正電圧に設定され、定常状態に落ち着くことになる。
【0067】
なお、この分流回路上にある抵抗R1−nの大きさは、負荷抵抗の内部抵抗よりも大きい所定の大きさの抵抗を選択する必要がある。なぜなら、負荷抵抗の内部抵抗と同等あるいは小さな抵抗では、分流回路に流れる電流が大きくなって、負荷への電力供給を効率よく実施できないからである。
【0068】
このように、バッテリ12−1〜12−nに接続された充放電制御回路20によって、それぞれのバッテリの端子電圧が等しくなるような充放電制御が行われる。なお、この充放電制御回路20は、スイッチングパルスの入力制御によって充電のみの制御あるいは放電のみの制御も行うことができ、充電制御回路および放電制御回路としても用いることができる。
【0069】
上述してきたように、電池Exと、トランジスタTrxと、変成器T1〜Tnのそれぞれと、抵抗R2−1〜R2−nのそれぞれと、ダイオードD1−1〜D1−nのそれぞれとが、個々のバッテリの端子電圧に等しい電圧を検出し、この検出した電圧を発生させるバッテリ電圧検出回路を構成する。なお、このトランジスタTrxに変えて単なるスイッチを用いるものであってもよい。また、電池Exの電圧のオンまたはオフを切り換えるように動作するものであれば、他の構成であっても構わない。さらに、抵抗R2−1〜R2−nは電流制限抵抗であり、トランジスタTrx、変成器T1〜Tn、ダイオードD1−1〜D1−nの特性に応じた適正なものを選択すればよい。
【0070】
また、抵抗R1−1〜R1−nのそれぞれと、トランジスタTr1−1〜Tr1−nのそれぞれと、発光ダイオードLED2−1〜LED2−nとが、個々のバッテリの端子電圧の一部を放電させる分流回路を構成する。なお、発光ダイオードLED2−1〜LED2−nを用いずに比較器の出力を検出してトランジスタTr1−1〜Tr1−nをオンさせることができればどんな構成でもよい。また、トランジスタTr1−1〜Tr1−nに変えて、単なるスイッチを用いてもよい。
【0071】
さらに、電池Exと、変成器T1〜Tnのそれぞれと、ダイオードD2−1〜D2−nのそれぞれと、コンデンサC1−1〜C1−nのそれぞれとが、個々のバッテリの端子電圧を保持するバッテリ端子電圧保持回路を構成する。なお、このダイオードD2−1は、コンデンサC1−1〜C1−nのそれぞれから変成器T1〜Tnのそれぞれへの電流を阻止するものであれば他のどのような素子を用いてもよい。
【0072】
また、電池Exと、変成器T1〜Tnのそれぞれと、ダイオードD2−1〜D2−nのそれぞれと、抵抗R4−1〜R4−nのそれぞれと、コンデンサCxとが、個々のバッテリ端子電圧の平均値を保持するバッテリ平均端子電圧保持回路を構成する。なお、このダイオードD2−1も、コンデンサCxから変成器T1〜Tnのそれぞれへの電流を阻止するものであれば他のどのような素子を用いてもよい。なお、抵抗R4−1〜R4−nはコンデンサCxとコンデンサC1−1〜C1−nとの間の急激な電流の流れを防止するものであり、コンデンサCxとコンデンサC1−1〜C1−nの容量に応じた適正なものを選択すればよい。
【0073】
そして、発光ダイオードLED1−1〜LED1−nのそれぞれは、バッテリ端子電圧の低下または上昇を判断するための目視手段である。この発光ダイオードLED1−1〜LED1−nに変えて、電流計などの他の手段を用いてもよい。
【0074】
また、抵抗R5−1〜R5−nは電流制限抵抗であり、変成器T1〜Tn、ダイオードD2−1〜D2−n、比較器21−1〜21−n、発光ダイオードLED1−1〜LED1−nおよび発光ダイオードLED2−1〜LED2−nの特性に応じた適正なものを選択すればよい。
【0075】
そして、抵抗R3−1〜R3−nは、バッテリ12−1〜12−nの端子電圧の変動に追随させるために、コンデンサC1−1〜C1−nに充電された電荷の一部を分流させるための分流抵抗であり、コンデンサC1−1〜C1−nの容量に応じた適正なものを選択すればよい。
【0076】
なお、この実施の形態にかかる充放電制御回路20は、図1に示すような電源システム、すなわち、バッテリ12から電力を供給するとともに、バッテリ12の電圧が低下したときに直流電源10がバッテリ12を充電するように動作する電源システムに適用する例について示したが、この使用形態に限定されるものではない。例えば、通常時には、直流電源10から負荷11に対して電力を供給し、直流電源10の停止時には、バッテリ12から負荷11に電力を供給する方式に適用することもできる。また、通常時には、直流電源10とバッテリ12の両者から電力を供給し、直流電源10の停止時には、バッテリ12のみから電力を供給する方式などにも適用することができる。
【0077】
以上説明したように、この実施の形態によれば、バッテリ電圧検出回路は複数のバッテリの個々の端子電圧に等しい電圧をそれぞれ検出し、バッテリ端子電圧保持回路は複数のバッテリの個々の端子電圧をそれぞれ保持し、バッテリ平均端子電圧保持回路は複数のバッテリの個々の端子電圧の平均値を保持し、比較器はバッテリ端子電圧保持回路の出力とバッテリ平均端子電圧保持回路の出力を比較し、分流回路は比較器の出力に基づいて、複数のバッテリの個々のバッテリが放電する電流の一部をそれぞれ分流させ、かつ、複数のバッテリの個々のバッテリを充電する電流の一部をそれぞれ分流させるようにしているので、複数接続されたバッテリであっても、バラツキの発生を防止することができ、弱いバッテリの急速な劣化を防止することができ、バッテリ全体としての寿命を大幅に延ばすことができるという効果を奏する。また、均等充電が不要となるので、良好なバッテリを傷めることがなく、バッテリ全体としての寿命を大幅に延ばすことができるという効果を奏する。さらに、定期的なバッテリ容量の確認試験が不要、あるいは確認試験の期間を大幅に延長させることができるので、バッテリの保守費用を大幅に削減できるという効果を奏する。
【0078】
また、この実施の形態によれば、分流回路の導通/非導通を切り換えるために分流回路に備えられたスイッチング素子が、比較器の出力信号を用いて、この分流回路を導通状態にするようにしているので、複数接続されたバッテリであっても、バラツキの発生を防止することができ、弱いバッテリの急速な劣化を防止することができ、バッテリ全体としての寿命を大幅に延ばすことができるという効果を奏する。また、均等充電が不要となるので、良好なバッテリを傷めることがなく、バッテリ全体としての寿命を大幅に延ばすことができるという効果を奏する。さらに、定期的なバッテリ容量の確認試験が不要、あるいは確認試験の期間を大幅に延長させることができるので、バッテリの保守費用を大幅に削減できるという効果を奏する。
【0079】
また、この実施の形態によれば、比較器は、バッテリ端子電圧保持回路の電圧がバッテリ平均端子電圧保持回路の電圧よりも大きいときに出力信号を出力するようにしているので、複数接続されたバッテリであっても、バラツキの発生を防止することができ、弱いバッテリの急速な劣化を防止することができ、バッテリ全体としての寿命を大幅に延ばすことができるという効果を奏する。また、均等充電が不要となるので、良好なバッテリを傷めることがなく、バッテリ全体としての寿命を大幅に延ばすことができるという効果を奏する。さらに、定期的なバッテリ容量の確認試験が不要、あるいは確認試験の期間を大幅に延長させることができるので、バッテリの保守費用を大幅に削減できるという効果を奏する。
【0080】
また、この実施の形態によれば、バッテリ電圧検出回路に備えられた変成器は、パルス信号が入力されたときに、自身に生ずる電圧変化を利用して複数のバッテリの個々の端子電圧に等しい電圧を検出するようにしているので、複数接続されたバッテリであっても、バラツキの発生を防止することができ、弱いバッテリの急速な劣化を防止することができ、バッテリ全体としての寿命を大幅に延ばすことができるという効果を奏する。また、均等充電が不要となるので、良好なバッテリを傷めることがなく、バッテリ全体としての寿命を大幅に延ばすことができるという効果を奏する。さらに、定期的なバッテリ容量の確認試験が不要、あるいは確認試験の期間を大幅に延長させることができるので、バッテリの保守費用を大幅に削減できるという効果を奏する。
【0081】
また、この実施の形態によれば、目視手段は、比較器の出力信号を検出することによって、バッテリの端子電圧の低下または上昇を視認するようにしているので、バッテリ不良が発生した場合であっても、該当バッテリを目視で視認できるので、バッテリの交換が容易、かつ、迅速に交換することができる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、複数のバッテリの個々の端子電圧に等しい電圧をそれぞれ検出し、複数のバッテリの個々の端子電圧をそれぞれ保持し、複数のバッテリの個々の端子電圧の平均値を保持し、バッテリ端子電圧保持回路の出力とバッテリ平均端子電圧保持回路の出力の比較出力に基づいて、個々のバッテリが放電する電流の一部をそれぞれ分流させ、個々のバッテリを充電する電流の一部をそれぞれ分流させるようにしているので、バッテリ間のバラツキの発生を防止するとともに、弱いバッテリの急速な劣化を防止し、バッテリ全体としての寿命を大幅に延ばすことができるという効果を奏する。また、均等充電が不要となるので、良好なバッテリを傷めることがなく、バッテリ全体としての寿命を大幅に延ばすことができるという効果を奏する。さらに、定期的なバッテリ容量の確認試験が不要、あるいは確認試験の期間を大幅に延長させることができるので、バッテリの保守費用を大幅に削減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるバッテリの充放電制御回路の使用例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した充放電制御回路の具体的な構成例を示す回路図である。
【図3】スイッチングパルスが印加されたときの回路動作を説明するための回路図である。
【図4】スイッチングパルスがオンからオフになるときの回路動作を説明するための回路図である。
【図5】バッテリの端子電圧が低下した場合の回路動作を説明するための回路図である。
【図6】図5に示す状態時において、バッテリが直流電源によって充電されるときの回路動作を説明するための回路図である。
【図7】バッテリの端子電圧が上昇した状態において、スイッチングパルスがトランジスタのべ−スに印加されたときの回路動作を説明するための回路図である。
【図8】図6に示す状態時において、バッテリから負荷に電力を供給するときの回路動作を説明するための回路図である。
【符号の説明】
10 直流電源
11 負荷
12,12−1,12−n バッテリ
13,14 スイッチ
20 充放電制御回路
21−1,21−n 比較器
C1−1,C1−n、Cx コンデンサ
D1−1,D1−n,D2−1,D2−n,D3−1,D3−n ダイオード
E1,E2,En バッテリ端子電圧
Ea 平均電圧
Ex 電池
LED1−1,LED1−n,LED2−1,LED1−n 発光ダイオード
R1−1,R1−n,R2−1,R2−n,R3−1,R3−n,R4−1,R4−n,R5−1,R5−n 抵抗
T1,T2,Tn 変成器
Tr1−1,Tr1−n,Trx トランジスタ

Claims (13)

  1. 複数のバッテリを直列に接続させた多数接続バッテリの放電を制御するバッテリの放電制御回路において、
    1次巻線および該1次巻線に磁気結合された2次巻線を有する変成器と該2次巻線に接続された短絡手段とを具備し、前記複数のバッテリの個々の端子電圧に等しい電圧をそれぞれ検出するバッテリ電圧検出回路と、
    前記複数のバッテリの個々の端子電圧をそれぞれ保持するバッテリ端子電圧保持回路と、
    前記複数のバッテリの個々の端子電圧の平均値を保持するバッテリ平均端子電圧保持回路と、
    前記バッテリ端子電圧保持回路の出力と前記バッテリ平均端子電圧保持回路の出力を比較する比較器と、
    前記比較器の出力に基づき前記複数のバッテリの個々のバッテリが放電する電流の一部をそれぞれ分流させる分流回路と、
    を備え
    前記バッテリ電圧検出回路は、
    所定のパルス電圧が前記変成器の1次巻線に印加された後、該印加が開放されるときに該1次巻線に生ずる電圧によって該2次巻線に発生する電圧を利用して前記短絡手段を短絡させ、該短絡手段の短絡によって該変成器の2次巻線に印加される電圧を前記複数のバッテリの個々の端子電圧としてそれぞれ検出することを特徴とするバッテリの放電制御回路。
  2. 前記分流回路は、分流回路の導通/非導通を切り換えるスイッチング素子を備え、
    前記スイッチング素子は、前記比較器の出力信号を用いて、前記分流回路を導通状態にすることを特徴とする請求項1に記載のバッテリの放電制御回路。
  3. 前記比較器は、前記バッテリ端子電圧保持回路の電圧が前記バッテリ平均端子電圧保持回路の電圧よりも大きいときに、出力信号を出力することを特徴とする請求項2に記載のバッテリの放電制御回路。
  4. 前記短絡手段が整流素子であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のバッテリの放電制御回路。
  5. 複数のバッテリを直列に接続させた多数接続バッテリの充電を制御するバッテリの充電制御回路において、
    1次巻線および該1次巻線に磁気結合された2次巻線を有する変成器と該2次巻線に接続された短絡手段とを具備し、前記複数のバッテリの個々の端子電圧に等しい電圧をそれぞれ検出するバッテリ電圧検出回路と、
    前記複数のバッテリの個々の端子電圧をそれぞれ保持するバッテリ端子電圧保持回路と、
    前記複数のバッテリの個々の端子電圧の平均値を保持するバッテリ平均端子電圧保持回路と、
    前記バッテリ端子電圧保持回路の電圧と前記バッテリ平均端子電圧保持回路の電圧を比較する比較器と、
    前記比較器の出力に基づき前記複数のバッテリの個々のバッテリを充電する電流の一部をそれぞれ分流させる分流回路と、
    を備え
    前記バッテリ電圧検出回路は、
    所定のパルス電圧が前記変成器の1次巻線に印加された後、該印加が開放されるときに該1次巻線に生ずる電圧によって該2次巻線に発生する電圧を利用して前記短絡手段を短絡させ、該短絡手段の短絡によって該変成器の2次巻線に印加される電圧を前記複数のバッテリの個々の端子電圧としてそれぞれ検出することを特徴とするバッテリの充電制御回路。
  6. 前記分流回路は、分流回路の導通/非導通を切り換えるスイッチング素子を備え、
    前記スイッチング素子は、前記比較器の出力信号を用いて、前記分流回路を導通状態にすることを特徴とする請求項5に記載のバッテリの充電制御回路。
  7. 前記比較器は、前記バッテリ端子電圧保持回路の電圧が前記バッテリ平均端子電圧保持回路の電圧よりも大きいときに、出力信号を出力することを特徴とする請求項6に記載のバッテリの充電制御回路。
  8. 前記短絡手段が整流素子であることを特徴とする請求項5〜7のいずれか一つに記載のバッテリの充電制御回路。
  9. 複数のバッテリを直列に接続させた多数接続バッテリの放電および充電を制御するバッテリの充放電制御回路において、
    1次巻線および該1次巻線に磁気結合された2次巻線を有する変成器と該2次巻線に接続された短絡手段とを具備し、前記複数のバッテリの個々の端子電圧に等しい電圧をそれぞれ検出するバッテリ電圧検出回路と、
    前記複数のバッテリの個々の端子電圧をそれぞれ保持するバッテリ端子電圧保持回路と、
    前記複数のバッテリの個々の端子電圧の平均値を保持するバッテリ平均端子電圧保持回路と、
    前記バッテリ端子電圧保持回路の出力と前記バッテリ平均端子電圧保持回路の出力を比較する比較器と、
    前記比較器の出力に基づいて、前記複数のバッテリの個々のバッテリが放電する電流の一部をそれぞれ分流させ、かつ、前記複数のバッテリの個々のバッテリを充電する電流の一部をそれぞれ分流させる分流回路と、
    を備え
    前記バッテリ電圧検出回路は、
    所定のパルス電圧が前記変成器の1次巻線に印加された後、該印加が開放されるときに該1次巻線に生ずる電圧によって該2次巻線に発生する電圧を利用して前記短絡手段を短絡させ、該短絡手段の短絡によって該変成器の2次巻線に印加される電圧を前記複数のバッテリの個々の端子電圧としてそれぞれ検出することを特徴とするバッテリの充放電制御回路。
  10. 前記分流回路は、分流回路の導通/非導通を切り換えるスイッチング素子を備え、
    前記スイッチング素子は、前記比較器の出力信号を用いて、前記分流回路を導通状態にすることを特徴とする請求項9に記載のバッテリの充放電制御回路。
  11. 前記比較器は、前記バッテリ端子電圧保持回路の電圧が前記バッテリ平均端子電圧保持回路の電圧よりも大きいときに、出力信号を出力することを特徴とする請求項10に記載のバッテリの充放電制御回路。
  12. 前記短絡手段が整流素子であることを特徴とする請求項9〜11のいずれか一つに記載のバッテリの充放電制御回路。
  13. 前記比較器の出力信号を検出する目視手段をさらに備えることを特徴とする請求項9〜12のいずれか一つに記載のバッテリの充放電制御回路。
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