JP3671327B2 - Water-in-oil cosmetics - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、異種のオルガノポリシロキサンからなる複合粉体と部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物を含有することにより、なめらかでのび広がりに優れ、さっぱりした使用感とともにさらさら感が持続し、化粧持ち、化粧持続性に優れ、しかも、使用性、経時安定性に優れた油中水型化粧料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、化粧料においては、さっぱりとしてべたつきが少なく、また経時での化粧持ちを向上させるために、油剤としてシリコーン油が多く使用されている。また、このような油剤を用いて乳化組成物を調製する際、通常乳化剤として、シリコーン油と混和しやすい親油性のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン系界面活性剤が汎用されている。
一例として、油性成分に部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物と低粘度シリコーン油からなるシリコーン組成物を含有し、乳化剤としてポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン系界面活性剤を用いて、経時安定性および使用感に優れる油中水型乳化化粧料(特開平3−796669号公報)や、部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物を低粘度シリコーンとせん断力下で混練処理して得られるシリコーン組成物を油剤として用いた場合、なめらかでさっぱりした優れた使用感が得られ、さらに無水ケイ酸や疎水性シリカを配合したり、糖類、糖アルコール類、無機塩類を配合することによって経時安定性の向上をはかる技術が提案されている(特開平6−40847号、特開平6−40848号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらはさっぱりした使用感や経時安定性に優れるものの、後肌のさらさら感や化粧持ち、化粧持続性の点で充分満足のいくものではなかった。
一方、使用性を向上するために、ポリオルガノシルセスキオキサン樹脂の微粒子や、ゴム弾性を有するシリコーンゴム粉粒状物等のシリコーン微粒子を化粧料に配合することが提案されている(特開平1−268615号公報、特公平7−053646号公報)。
しかしながら、前者のポリオルガノシルセスキオキサン樹脂の微粒子を配合した化粧料は、ポリオルガノシルセスキオキサン微粒子粉体の硬度が高いため、さらっとしてはいるものの、硬い感触の違和感を与えるものであった。また、後者のゴム弾性を有する微粒子は、前者のような欠点は大幅に解消されているが、流動性が乏しいため取り扱いし難く、又、凝集性が強いため、各種基材への均一分散が困難で基材との相溶性も悪い等、化粧料に配合するにはかなりの制限があった。
したがって、良好な使用感、使用性、経時安定性に優れると共に、化粧持ち、化粧持続性の点でも満足のいく油中水型化粧料の開発が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を行なった結果、油中水型化粧料において、異種のオルガノポリシロキサンからなる複合粉体と、部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物を含有することにより、なめらかでのび広がりに優れ、さっぱりした使用感とともにさらさら感が持続し、化粧持ち、化粧持続性に優れ、しかも、使用性、経時安定性に優れることを見出だし本発明を完成するに至った。
【0005】
すなわち、本発明は、次の成分(A)及び(B):
(A)(a)ビニル基含有オルガノポリシロキサンと(b)オルガノハイドロジェンポリシロキサンとを含む油系の水中油型乳化物に触媒を加えて反応させ、球状微粒子の水分散液とした後、その水分散液にアルカリ性物質またはアルカリ性水溶液とオルガノトリアルコキシシランを添加し、オルガノトリアルコキシシランを加水分解、縮合反応させた後、乾燥させて得られる異種のオルガノポリシロキサンからなる複合粉体
(B)部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物
を含有することを特徴とする油中水型化粧料である。以下、本発明について詳細に説明する。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明に使用される成分(A)の複合粉体は、(a)ビニル基含有オルガノポリシロキサン(b)オルガノハイドロジェンポリシロキサンとを含む油系の水中油型乳化物に触媒を加えて反応させ、球状微粒子の水分散液とした後、その水分散液にアルカリ性物質またはアルカリ性水溶液とオルガノトリアルコキシシランを添加し、オルガノトリアルコキシシランを加水分解、縮合反応させた後、乾燥させて得られる複合粉体である。前記球状微粒子分散液の球状微粒子の平均粒径は、使用感、使用性において0.1〜100μmが好ましい。
【0007】
本発明の油中水型化粧料中、成分(A)の複合粉体の配合量は、効果の発現及び使用性において、0.01〜30重量%(以下、単に「%」で示す。)が好ましく、更に好ましくは、0.05〜20%である。
また、この複合粉体は必要に応じて一種又は二種以上用いることができる。
【0008】
本発明に使用される成分(B)である部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物とは、オルガノハイドロジェンポリシロキサンと脂肪族不飽和基含有化合物とを付加重合させたもので、特開平4−272932号公報、特開平5−140320号公報等に記載されているものが例示される。
部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物は、下記一般式(1)
R1 aR2 bHcSiO(4-a-b-c)/2・・・(1)
[式中、R1は同種又は異種の炭素数1〜18の非置換、又は置換のアルキル基、アリール基、アラルキル基又はハロゲン化炭化水素基、R2は一般式CnH2nO(C2H4O)d(C3H6O)eR3{ここにR3は水素原子又は炭素数1〜10の飽和脂肪族炭化水素基もしくは−(CO)−R4(R4は炭素数1〜5の飽和脂肪族炭化水素基)で示される基、dは2〜200の整数、eは0〜200の整数、d+eは3〜200の整数、nは2〜6をそれぞれ示す}で示されるポリオキシアルキレン基、aは1.0≦a≦2.5、bは0.001≦b≦1.0、cは0.001≦c≦1.0をそれぞれ示す]で表わされるオルガノハイドロジェンポリシロキサン及び/又は一般式(2)
R1 fHgSiO(4-f-g)/2・・・(2)
[式中、R1は上記と同じ、fは1.0≦f≦3.0、gは0.001≦g≦1.5をそれぞれ示す]で表わされるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと一般式(イ)
CmH2m-1O(C2H4O)h(C3H6O)iCmH2m-1・・・(イ)
[式中、hは2〜200の整数、iは0〜200の整数、h+iは3〜200の整数、mは2〜6をそれぞれ示す]で表わされるポリオキシアルキレン及び/又は一般式(ロ)
R1 jR5 kSiO(4-j-k)/2・・・(ロ)
[式中、R1は前記に同じ、R5は末端に脂肪族不飽和基を有する炭素数2〜10の1価炭化水素基、jは1.0≦j≦3.0、kは0.001≦k≦1.5をそれぞれ示す)で表わされるオルガノポリシロキサンとの組合せにおいて、上記一般式(1)及び/又は一般式(イ)で表わされる成分を必須成分とする重合物である。
【0009】
成分(B)の部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物の配合量は、0.1〜30重量%が好ましく、更に好ましくは0.5〜20%の範囲で配合される。配合量がこの範囲であれば油中水型化粧料において特に良好なものが得られる。また、これらの部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物は必要に応じて一種又は二種以上用いることができる。
【0010】
本発明の油中水型化粧料には、本発明の効果を妨げない範囲で通常の化粧料に使用される油剤、ゲル化剤、粉体、アルコール類、水溶性高分子、油溶性高分子、皮膜形成剤、樹脂、紫外線吸収剤、保湿剤、防腐剤、抗菌剤、香料、塩類、酸化防止剤、PH調整剤、キレート剤、清涼剤、抗炎症剤、美肌用成分(美白剤、細胞賦活剤、肌あれ改善剤、血行促進剤、皮膚収斂剤、抗脂漏剤等)、ビタミン類、アミノ酸類、核酸、ホルモン、包接化合物等を添加することができる。
【0011】
油剤としては、通常の化粧料に使用されるものであれば、固体、半固体、液状の油剤のいずれのものも使用することができ、例えば、天然動植物油脂類、及び半合成油脂としては、アボガド油、アマニ油、アーモンド油、イボタロウ、エノ油、オリーブ油、カカオ脂、カポックロウ、カヤ油、カルナウバロウ、肝油、キャンデリラロウ、牛脂、牛脚脂、牛骨脂、硬化牛脂、キョウニン油、鯨ロウ、硬化油、小麦胚芽油、ゴマ油、コメ胚芽油、コメヌカ油、サトウキビロウ、サザンカ油、サフラワー油、シアバター、シナギリ油、シナモン油、ジョジョバロウ、セラックロウ、タートル油、大豆油、茶実油、ツバキ油、月見草油、トウモロコシ油、豚脂、ナタネ油、日本キリ油、ヌカロウ、胚芽油、馬脂、パーシック油、パーム油、パーム核油、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、ヒマワリ油、ブドウ油、ベイベリーロウ、ホホバ油、マカデミアナッツ油、ミツロウ、ミンク油、綿実油、綿ロウ、モクロウ、モクロウ核油、モンタンロウ、ヤシ油、硬化ヤシ油、トリヤシ油脂肪酸グリセライド、羊脂、落花生油、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、ラノリンアルコール、硬質ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル、卵黄油等;炭化水素油として、オゾケライト、スクワラン、スクワレン、セレシン、パラフィン、パラフィンワックス、流動パラフィン、プリスタン、ポリイソブチレン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリン等;高級脂肪酸としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、イソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等;高級アルコールとしては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ヘキサデシルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ヘキシルドデカノール、オクチルドデカノール、セトステアリルアルコール、2−デシルテトラデシノール、コレステロール、フィトステロール、POEコレステロールエーテル、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)等;エステル油としては、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、イソステアリン酸イソセチル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、2−エチルヘキサン酸セチル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸セチル、オクチルドデシルガムエステル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイン酸デシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、クエン酸トリエチル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸アミル、酢酸エチル、酢酸ブチル、ステアリン酸イソセチル、ステアリン酸ブチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、ミリスチン酸ミリスチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸ヘキシル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、リンゴ酸ジイソステアリル等;グリセライド油としては、アセトグリセライド、トリイソオクタン酸グリセライド、トリイソステアリン酸グリセライド、トリイソパルミチン酸グリセライド、トリー2−エチルヘキサン酸グリセライド、モノステアリン酸グリセライド、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、トリミリスチン酸グリセライド等;シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン,メチルハイドロジェンポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン,テトラメチルテトラハイドロジェンシクロテトラシロキサン、ステアロキシリコーン等の高級アルコキシ変性シリコーン、高級脂肪酸変性シリコーン、シリコーン樹脂、シリコンゴム、シリコーンレジン等;フッ素系油剤としては、パーフルオロポリエーテル、パーフルオロデカリン、パーフルオロオクタン等が挙げられ、これらの油剤は必要に応じて一種、又は二種以上用いることができる。
【0012】
ゲル化剤としては、アルミニウムステアレート、マグネシウムステアレート、ジンクミリステート等の金属セッケン、N−ラウロイル−L−グルタミン酸、α,γ−ジ−n−ブチルアミン等のアミノ酸誘導体、デキストリンパルミチン酸エステル、デキストリンステアリン酸エステル、デキストリン2−エチルヘキサン酸パルミチン酸エステル等のデキストリン脂肪酸エステル、ショ糖パルミチン酸エステル、ショ糖ステアリン酸エステル等のショ糖脂肪酸エステル、モノベンジリデンソルビトール、ジベンジリデンソルビトール等のソルビトールのベンジリデン誘導体、ジメチルベンジルドデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー、ジメチルジオクタデシルアンモニウムモンモリロナイトクレー等の有機変性粘土鉱物等から選ばれるゲル化剤で、必要に応じて一種、又は二種以上用いることができる。
【0013】
アルコール類としては、エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール、ソルビトール、マルトース等の糖アルコール等、ステロールとして、コレステロール、シトステロール、フィトステロール、ラノステロール等がある。
【0014】
水溶性高分子としては、アラビアゴム、トラガカント、ガラクタン、キャロブガム、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、寒天、クインスシード(マルメロ)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、アルゲコロイド、トラントガム、ローカストビーンガム等の植物系高分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の動物系高分子、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子、メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、カチオンポリマー、ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機系水溶性高分子などがある。
また、この中には、ポリビニルアルコールやポリビニルピロリドン等の皮膜形成剤も含まれる。
【0015】
界面活性剤としては、アニオン性、カチオン性、非イオン性及び両性の活性剤があるが、アニオン性界面活性剤としては、ステアリン酸ナトリウムやパルミチン酸トリエタノールアミン等の脂肪酸セッケン、アルキルエーテルカルボン酸及びその塩、アミノ酸と脂肪酸の縮合等のカルボン酸塩、アルキルスルホン酸、アルケンスルホン酸塩、脂肪酸エステルのスルホン酸塩、脂肪酸アミドのスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩とそのホルマリン縮合物のスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、第二級高級アルコール硫酸エステル塩、アルキル及びアリルエーテル硫酸エステル塩、脂肪酸エステルの硫酸エステル塩、脂肪酸アルキロールアミドの硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸エステル塩類、アルキルリン酸塩、エーテルリン酸塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩、アミドリン酸塩、N−アシルアミノ酸系活性剤等;カチオン性界面活性剤としては、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアミノアルコール脂肪酸誘導体等のアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩、芳香族四級アンモニウム塩、ピリジウム塩、イミダゾリウム塩等;非イオン性界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンプロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンフィトスタノールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル、ポリオキシエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレンコレステリルエーテル、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキル共変性オルガノポリシロキサン、アルカノールアミド、糖エーテル、糖アミド等;両性界面活性剤としては、ベタイン、アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体等が挙げられる。
【0016】
粉体としては、通常の化粧料に使用されるものであれば、その形状(球状、針状、板状、等)や粒子径(煙霧状、微粒子、顔料級等)、粒子構造(多孔質、無孔質等)を問わず、いずれのものも使用することができ、例えば、無機粉体としては、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、合成雲母、マイカ、カオリン、セリサイト、白雲母、合成雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、リチア雲母、ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、バーミキュライト、ハイジライト、ベントナイト、モンモリロナイト、ヘクトライト、ゼオライト、セラミックスパウダー、第二リン酸カルシウム、アルミナ、水酸化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ボロン、シリカ等;有機粉体としては、ポリアミドパウダー、ポリエステルパウダー、ポリエチレンパウダー、ポリプロピレンパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリウレタン、ベンゾグアナミンパウダー、ポリメチルベンゾグアナミンパウダー、テトラフルオロエチレンパウダー、ポリメチルメタクリレートパウダー、セルロース、シルクパウダー、ナイロンパウダー、12ナイロン、6ナイロン、スチレン・アクリル酸共重合体、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、ビニル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、フッ素樹脂、ケイ素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネイト樹脂、微結晶繊維粉体、コメデンプン、ラウロイルリジン等;界面活性剤金属塩粉体(金属石鹸)としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、ミリスチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、セチルリン酸亜鉛、セチルリン酸カルシウム、セチルリン酸亜鉛ナトリウム等;有色顔料としては、酸化鉄、水酸化鉄、チタン酸鉄の無機赤色顔料、γー酸化鉄等の無機褐色系顔料、黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料、黒酸化鉄、カーボンブラック等の無機黒色顔料、マンガンバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色顔料、水酸化クロム、酸化クロム、酸化コバルト、チタン酸コバルト等の無機緑色顔料、紺青、群青等の無機青色系顔料、タール系色素をレーキ化したもの、天然色素をレーキ化したもの、及びこれらの粉体を複合化した複合粉体等;パール顔料としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆タルク、魚鱗箔、酸化チタン被覆着色雲母等;金属粉末顔料としては、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、ステンレスパウダー等;タール色素としては、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、黄色204号、黄色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色204号、緑色205号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色206号、橙色207号等;天然色素としては、カルミン酸、ラッカイン酸、カルサミン、ブラジリン、クロシン等から選ばれる粉体で、これらの粉体を複合化したり、油剤やシリコーン、又はフッ素化合物で表面処理を行なった粉体でも良く、必要に応じて一種、又は二種以上用いることができる。
【0017】
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸等の安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸メチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤、パラメトキシケイ皮酸オクチル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ウロカニン酸エチル等のウロカニン酸系紫外線吸収剤等が挙げられる。
【0018】
保湿剤としては、ソルビトール、キシリトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ピロリドンカルボン酸塩等がある。
【0019】
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸アルキルエステル、安息香酸、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、フェノキシエタノール等、抗菌剤としては、安息香酸、サリチル酸、石炭酸、ソルビン酸、パラオキシ安息香酸エステル、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、塩化ベンザルコニウム、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニリド、感光素、フェノキシエタノール等がある。
【0020】
酸化防止剤としては、トコフェロール、ブチルヒドロキシアニソール、ジブチルヒドロキシトルエン等、pH調整剤としては、乳酸、クエン酸、グリコール酸、コハク酸、酒石酸、dl−リンゴ酸、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素アンモニウム等、キレート剤としては、アラニン、エデト酸ナトリウム塩、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸等、清涼剤としては、L−メントール、カンフル等、抗炎症剤としては、アラントイン、グリチルレチン酸、トラネキサム酸、アズレン等が挙げられる。
【0021】
美肌用成分としては、胎盤抽出液、アルブチン、グルタチオン、ユキノシタ抽出物等の美白剤、ロイヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体、幼牛血液抽出液等の細胞賦活剤、肌荒れ改善剤、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等の血行促進剤、酸化亜鉛、タンニン酸等の皮膚収斂剤、イオウ、チアントロール等の抗脂漏剤等が挙げられ、ビタミン類としては、ビタミンA油、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のビタミンA類、リボフラビン、酪酸リボフラビン、フラビンアデニンヌクレオチド等のビタミンB2類、ピリドキシン塩酸塩、ピリドキシンジオクタノエート等のビタミンB6類、L−アスコルビン酸、L−アスコルビン酸ジパルミチン酸エステル、L−アスコルビン酸−2−硫酸ナトリウム、dl−α−トコフェロール−L−アスコルビン酸リン酸ジエステルジカリウム等のビタミンC類、パントテン酸カルシウム、D−パントテニルアルコール、パントテニルエチルエーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等のパントテン酸類、エルゴカルシフェロール、コレカルシフェロール等のビタミンD類、ニコチン酸、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド等のニコチン酸類、dl−α−トコフェロール、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、コハク酸dl−α−トコフェロール等のビタミンE類、ビタミンP、ビオチン等がある。
【0022】
アミノ酸類としては、アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等、核酸としては、デオキシリボ核酸等、ホルモンとしては、エストラジオール、エテニルエストラジオール等が挙げられる。
【0023】
本発明の油中水型化粧料としては、乳液、クリーム、リップクリーム、ハンドクリーム、洗顔料等のスキンケア化粧料、ファンデーション、メークアップ下地、頬紅、アイシャドウ、マスカラ、アイライナー、アイブロウ、オーバーコート剤、口紅等のメークアップ化粧料、ヘアクリーム、コンディショナー、チックなどの頭髪化粧料など等が挙げられる。剤型は液状、乳液状、固形状、ペースト状、ゲル状等種々の形態を選択することができる。
【0024】
【実施例】
以下に、本発明を実施例を挙げて説明するが、本発明は、これらによって何ら限定されるものではない。
【0025】
(製造例1)オルガノポリシロキサン複合粉体A
次の化学式(3)
【0026】
【化1】
【0027】
で示される粘度が600cStのメチルビニルシロキサン500gと、次の化学式(4)
【0028】
【化2】
【0029】
で示される粘度が30cStのメチルハイドロジェンポリシロキサン20gを、1リットルのガラスビーカーに仕込み、ホモミキサーを用いて2,000rpmで攪拌混合した後、ポリオキシエチレン(付加モル数;9モル)オクチルフェニルエーテル1g、水150gを加えて6,000rpmで攪拌、転相してから更に2,000rpm攪拌下、水329gを加え、O/W型エマルションを得た。このO/W型エマルションを錨型攪拌翼による攪拌装置の付いたガラスフラスコに移し、室温で攪拌下、塩化白金酸−オレフィン錯体のトルエン溶液(白金含有量0.05%)1gと、ポリオキシエチレン(付加モル数;9モル)オクチルフェニルエーテル1gの混合物を添加、12時間反応を行ない、球状微粒子分散液を得た。この分散液中の球状微粒子の平均粒径をコールターカウンター(コールターエレクトロニクス社製)を用いて測定したところ、15μmであった。
次に、この球状微粒子分散液580g、水2,290g,及びアンモニア水(濃度28重量%)60gを3リットルのガラスフラスコに仕込み、10℃、200rpmの条件で錨型攪拌翼により攪拌を行ない、メチルトリメトキシシラン65gを20分かけて滴下した。液温5〜15℃で4時間攪拌、更に55〜60℃で1時間攪拌して得られた液を加圧濾過器を用いて水約30%のケーキ状物とし、更に熱風循環乾燥機中で105℃で乾燥した後、ジェットミルで解砕して複合粉体が得られた。
この複合粉体を界面活性剤を用いて水に分散させ、その平均粒径をコールターカウンターで測定したところ、15μmであった。又、この複合粉体は、重量分析により、球状微粒子100重量部に対してポリオルガノシルセスキオキサン樹脂が10重量部複合化されたものであった。
【0030】
(製造例2)オルガノポリシロキサン複合粉体B
前記した製造例1のメチルトリメトキシシラン65gをメチルトリメトキシシラン55gとγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン10gの混合物としたほかは、製造例1と同様にして複合粉体を作成した。この複合粉体を界面活性剤を用いて水に分散させ、その平均粒径をコールターカウンターで測定したところ、15μmであった。又、この複合粉体は、重量分析により、球状微粒子100重量部に対してポリオルガノシルセスキオキサン樹脂が11重量部複合化されたものであった。
【0031】
(製造例3)オルガノポリシロキサン複合粉体C
前記した製造例1におけるO/W型エマルション作成時に使用したポリオキシエチレン(付加モル数;9モル)オクチルフェニルエーテルを5gとし、製造例1と同様にして球状微粒子分散液を得たが、この分散液中の粒子の平均粒径はコールターカウンターを用いて測定したところ、3μmであった。この球状微粒子分散液を製造例1と同様にして複合粉体を作成した。この複合粉体を界面活性剤を用いて水に分散させ、その平均粒径をコールターカウンターで測定したところ、3μmであった。又、この複合粉体は、重量分析により、球状微粒子100重量部に対してポリオルガノシルセスキオキサン樹脂が10重量部複合化されたものであった。
【0032】
(製造例4)部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物D
反応器中に、平均組成式(5)
【0033】
【化3】
【0034】
で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン100g、エタノール62g、平均組成式がCH2=CHCH2O(C2H4O)10CH2CH=CH2で示されるポリオキシアルキレン23.6g及び塩化白金酸3%のエタノール溶液0.3gを仕込み、内温を70〜80℃に維持して2時間撹拌した後、減圧下で溶媒を除去し、粒状の重合物を得た。
【0035】
(製造例5)部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物E
反応器中に、平均組成式(6)
【0036】
【化4】
【0037】
で示されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン100g、エタノール62g、平均組成式がCH2=CHCH2O(C2H4O)10CH2CH=CH2で示されるポリオキシアルキレン2.6g及び塩化白金酸3%のエタノール溶液0.3gを仕込み、内温を70〜80℃に維持して2時間撹拌した後、減圧下で溶媒を除去し、粒状の重合物を得た。
【0038】
実施例1〜2及び比較例1〜3 油中水型下地化粧料
表1に示す組成の油中水型下地化粧料を調製し、その使用感及び使用性について下記の方法に従い、評価を行なった。
【0039】
【表1】
【0040】
(製造方法)
A:成分1〜2を均一に混合後、成分3を加え、均一に混合する。
B:成分8〜11及び成分13を均一に混合する。
C:Aを撹拌しながら成分4〜7を添加して充分に分散する。
D:CにBを撹拌しながら添加して乳化後、成分12を加えて油中水型下地化粧料を得た。
【0041】
(評価方法)
女性50名の専門パネルにより使用テストを行ない、塗布時ののび広がり、なめらかさ、さっぱり感、後肌のさらさら感、またその上に市販のパウダーファンデーションを塗布し、ファンデーションのつき、仕上がりの美しさ(毛穴が目立たない)、化粧持続性(油光りやテカリ、よれ)について以下の基準で評価を行ない、その平均点で判定した。
[評価基準]
5点:非常に良好
4点:良好
3点:普通
2点:やや不良
1点:不良
[判定]
◎:平均点4.5以上
○:平均点3.5以上4.5未満
△:平均点2.5以上3.5未満
×:平均点2.5未満
得られた結果を表1に併せて示す。
【0042】
表1の結果から明らかなように、本発明の異種のオルガノポリシロキサンからなる複合粉体と部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物とを含有する油中水型下地化粧料は、塗布時のなめらかさ、後肌のさらさら感に優れ、またその上にパウダーファンデーションを塗布したときには、毛穴が目立たない美しい仕上がりで、テカリや油光りをおさえ、経時での化粧持ちに優れたものであった。
【0043】
【0044】
(製造方法)
A:成分1〜6を均一に混合する。
B:成分7〜8及び成分10を混合し、均一に溶解する。
C:AにBを撹拌しながら添加する。
D:Cに成分9を加えて日焼け止めクリームを得た。
以上のようにして得られた本発明品の異種のオルガノポリシロキサンからなる複合粉体と部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物とを含有する油中水型日焼け止めクリームは、塗布時ののび広がり、なめらかさ、さっぱり感、後肌のさらさら感に優れ、また汗、水に強く、化粧持続性の高いものであった。
【0045】
【0046】
(製造方法)
A:成分1〜2を均一に混合後、更に成分3〜4を加えて均一に混合する。
B:成分5〜6を混合後、均一に加熱溶解する。
C:成分7〜8及び成分14、16を混合し均一に溶解する。
D:成分9〜13を均一に混合後、Cに添加して均一に混合する
E:AにBを撹拌しながら添加する。
F:Eに成分15を添加し、更にDを加えて均一に混和し、加熱溶解後、容器に流し込んで冷却し、固形状油中水型ファンデーションを得た。
以上のようにして得られた本発明品の異種のオルガノポリシロキサンからなる複合粉体と部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物とを含有する固形状油中水型ファンデーションは、塗布時ののび広がり、なめらかさ、さっぱり感、後肌のさらさら感に優れ、化粧膜も油光りやテカリがなく、毛穴も目立たない美しい仕上がりで、また汗、水に強く、化粧持続性の高いものであった。
【0047】
【0048】
(製造方法)
A:成分1〜4を混合後、成分5〜8を加えて均一分散する。
B:Aに成分9〜12を加えて乳化し、クリーム状ファンデーションを得た。
以上のようにして得られた本発明品の異種のオルガノポリシロキサンからなる複合粉体と部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物とを含有するクリーム状ファンデーションは、塗布時ののび広がり、なめらかさ、後肌のさらさら感に優れ、化粧膜も油光りやテカリがなく、毛穴も目立たない美しい仕上がりで、汗、水に強く、化粧持続性の高いものであった。
【0049】
【発明の効果】
本発明品の、異種のオルガノポリシロキサンからなる複合粉体と部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物とを含有する油中水型化粧料は、なめらかでのび広がりに優れ、さっぱりした使用感とともにさらさら感が持続し、化粧膜が油光りやテカリがなく、毛穴が目立たない美しい仕上がりで、化粧持ち、化粧持続性に優れ、しかも、使用性、経時安定性に優れるものである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes a composite powder composed of different types of organopolysiloxane and a partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer, which is excellent in smooth spread and a refreshing feeling with a refreshing feeling. The present invention relates to a water-in-oil cosmetic that has a long-lasting makeup, excellent makeup sustainability, and excellent usability and stability over time.
[0002]
[Prior art]
In recent years, in cosmetics, silicone oil is often used as an oil agent in order to refresh and have less stickiness and to improve the longevity of the makeup over time. Moreover, when preparing an emulsion composition using such an oil agent, a lipophilic polyoxyalkylene-modified organopolysiloxane surfactant that is easily miscible with silicone oil is generally used as an emulsifier.
As an example, the oil component contains a silicone composition consisting of a partially crosslinked organopolysiloxane polymer and a low-viscosity silicone oil, and a polyoxyalkylene-modified organopolysiloxane surfactant is used as an emulsifier. Silicone composition obtained by kneading a water-in-oil emulsified cosmetic with excellent feeling (Japanese Patent Laid-Open No. 3-7966969) or a partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer with a low-viscosity silicone under shear force When used as an oil agent, it provides a smooth and refreshing feeling of use, and further improves stability over time by blending silicic anhydride and hydrophobic silica, and blending sugars, sugar alcohols, and inorganic salts. The technique which measures is proposed (Unexamined-Japanese-Patent No. 6-40847, Unexamined-Japanese-Patent No. 6-40848).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Although these were excellent in refreshing feeling and stability over time, they were not sufficiently satisfactory in terms of the smooth feeling of the back skin, long-lasting makeup and long-lasting makeup.
On the other hand, in order to improve the usability, it has been proposed to blend fine particles of polyorganosilsesquioxane resin or silicone fine particles such as silicone rubber powder having rubber elasticity into cosmetics (Japanese Patent Laid-Open No. 1). No. -268615, Japanese Patent Publication No. 7-053646).
However, the former cosmetic compounded with fine particles of polyorganosilsesquioxane resin has a high hardness due to the high hardness of the polyorganosilsesquioxane fine particles. It was. In addition, the fine particles having rubber elasticity of the latter have largely eliminated the drawbacks of the former, but are difficult to handle due to poor fluidity, and have high cohesiveness, so that they can be uniformly dispersed on various substrates. There are considerable restrictions on blending into cosmetics, such as difficulty and poor compatibility with the substrate.
Therefore, it has been desired to develop a water-in-oil cosmetic that has excellent usability, usability, and stability over time, and that is satisfactory in terms of makeup lasting and makeup sustainability.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of diligent research to solve the above-mentioned problems, the present inventors have found that in a water-in-oil cosmetic, a composite powder composed of different organopolysiloxanes and a partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymerization It has been found that by containing a product, it has excellent smoothness and spread, a refreshing feeling and a smooth feeling, a long-lasting makeup, excellent makeup sustainability, and excellent usability and stability over time. It came to complete.
[0005]
That is, the present invention includes the following components (A) and (B):
(A)A catalyst is added to and reacted with an oil-based oil-in-water emulsion containing (a) a vinyl group-containing organopolysiloxane and (b) an organohydrogenpolysiloxane to obtain an aqueous dispersion of spherical fine particles. Addition of alkaline substance or alkaline aqueous solution and organotrialkoxysilane to the solution, hydrolyze and condense organotrialkoxysilane, and then dry, composite powder made of different organopolysiloxanes
(B) Partially cross-linked polyether-modified organopolysiloxane polymer
It is a water-in-oil type cosmetic characterized by containing. Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The composite powder of component (A) used in the present invention is reacted by adding a catalyst to an oil-based oil-in-water emulsion containing (a) vinyl group-containing organopolysiloxane and (b) organohydrogenpolysiloxane. Obtained by adding an alkaline substance or an alkaline aqueous solution and an organotrialkoxysilane to the aqueous dispersion, hydrolyzing and condensing the organotrialkoxysilane, and then drying. It is a composite powder. The average particle diameter of the spherical fine particles of the spherical fine particle dispersion is preferably 0.1 to 100 μm in terms of usability and usability.
[0007]
In the water-in-oil cosmetic of the present invention, the compounding amount of the composite powder of component (A) is 0.01 to 30% by weight (hereinafter simply referred to as “%”) in terms of the effect and usability. Is more preferable, and 0.05 to 20% is more preferable.
Moreover, 1 type, or 2 or more types can be used for this composite powder as needed.
[0008]
The partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer that is component (B) used in the present invention is an addition-polymerized organohydrogenpolysiloxane and an aliphatic unsaturated group-containing compound. Examples described in JP-A-4-272932 and JP-A-5-140320 are exemplified.
The partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer has the following general formula (1)
R1 aR2 bHcSiO(4-abc) / 2... (1)
[Wherein R1Is the same or different, unsubstituted or substituted alkyl group, aryl group, aralkyl group or halogenated hydrocarbon group having 1 to 18 carbon atoms, R2Is the general formula CnH2nO (C2HFourO)d(CThreeH6O)eRThree{R hereThreeIs a hydrogen atom or a saturated aliphatic hydrocarbon group having 1 to 10 carbon atoms or-(CO) -RFour(RFourIs a group represented by a saturated aliphatic hydrocarbon group having 1 to 5 carbon atoms, d is an integer of 2 to 200, e is an integer of 0 to 200, d + e is an integer of 3 to 200, and n is 2 to 6, respectively. A} represents a polyoxyalkylene group, a represents 1.0 ≦ a ≦ 2.5, b represents 0.001 ≦ b ≦ 1.0, and c represents 0.001 ≦ c ≦ 1.0. Organohydrogenpolysiloxane and / or general formula (2)
R1 fHgSiO(4-fg) / 2... (2)
[Wherein R1Is the same as above, f is 1.0 ≦ f ≦ 3.0, g is 0.001 ≦ g ≦ 1.5, respectively] and the general formula (A)
CmH2m-1O (C2HFourO)h(CThreeH6O)iCmH2m-1... (I)
[In the formula, h represents an integer of 2 to 200, i represents an integer of 0 to 200, h + i represents an integer of 3 to 200, and m represents 2 to 6, respectively.] )
R1 jRFive kSiO(4-jk) / 2(B)
[Wherein R1Is the same as above, RFiveIs a monovalent hydrocarbon group having 2 to 10 carbon atoms having an aliphatic unsaturated group at the terminal, j is 1.0 ≦ j ≦ 3.0, and k is 0.001 ≦ k ≦ 1.5. In the combination with the represented organopolysiloxane, it is a polymer containing the component represented by the general formula (1) and / or the general formula (A) as an essential component.
[0009]
The blending amount of the partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer of component (B) is preferably 0.1 to 30% by weight, more preferably 0.5 to 20%. If the amount is within this range, a particularly good water-in-oil cosmetic can be obtained. These partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymers can be used singly or in combination of two or more as required.
[0010]
The water-in-oil cosmetics of the present invention include oils, gelling agents, powders, alcohols, water-soluble polymers, oil-soluble polymers used in ordinary cosmetics as long as the effects of the present invention are not hindered. , Film-forming agents, resins, UV absorbers, moisturizers, antiseptics, antibacterial agents, fragrances, salts, antioxidants, pH adjusters, chelating agents, refreshing agents, anti-inflammatory agents, skin cleansing ingredients (whitening agents, cells Activators, skin roughness improvers, blood circulation promoters, skin astringents, antiseborrheic agents, etc.), vitamins, amino acids, nucleic acids, hormones, inclusion compounds and the like can be added.
[0011]
As the oil agent, any solid, semi-solid, or liquid oil agent can be used as long as it is used in normal cosmetics. For example, natural animal and vegetable oils and semi-synthetic oils and fats can be used. Avocado oil, linseed oil, almond oil, ibotarou, eno oil, olive oil, cacao butter, kapok wax, kaya oil, carnauba wax, liver oil, candelilla wax, beef tallow, beef leg fat, beef bone fat, cured beef tallow, kyounin oil, whale wax , Hardened oil, wheat germ oil, sesame oil, rice germ oil, rice bran oil, sugarcane wax, sasanqua oil, safflower oil, shea butter, cinnamon oil, cinnamon oil, jojoballow, shellac wax, turtle oil, soybean oil, tea seed oil , Camellia oil, evening primrose oil, corn oil, lard, rapeseed oil, Japanese kiri oil, nukarou, germ oil, horse fat, persic oil, palm oil, palm kernel oil Castor oil, hydrogenated castor oil, castor oil fatty acid methyl ester, sunflower oil, grape oil, bayberry wax, jojoba oil, macadamia nut oil, beeswax, mink oil, cottonseed oil, cotton wax, mollusc, core oil, montan wax, palm oil, hydrogenated palm Oil, tricoconut oil fatty acid glyceride, sheep oil, peanut oil, lanolin, liquid lanolin, reduced lanolin, lanolin alcohol, hard lanolin, lanolin acetate, lanolin fatty acid isopropyl, POE lanolin alcohol ether, POE lanolin alcohol acetate, lanolin fatty acid polyethylene glycol, POE Hydrogenated lanolin alcohol ether, egg yolk oil, etc .; As hydrocarbon oils, ozokerite, squalane, squalene, ceresin, paraffin, paraffin wax, liquid paraffin, pristane, poly Isobutylene, microcrystalline wax, petrolatum, etc .; higher fatty acids include lauric acid, myristic acid, palmitic acid, stearic acid, behenic acid, undecylenic acid, oleic acid, linoleic acid, linolenic acid, arachidonic acid, eicosapentaenoic acid (EPA) , Docosahexaenoic acid (DHA), isostearic acid, 12-hydroxystearic acid, etc .; examples of higher alcohol include lauryl alcohol, myristyl alcohol, palmityl alcohol, stearyl alcohol, behenyl alcohol, hexadecyl alcohol, oleyl alcohol, isostearyl alcohol, hexyldodeca Nord, octyldodecanol, cetostearyl alcohol, 2-decyltetradecinol, cholesterol, phytosterol, POE cholesterol Ether ether, monostearyl glycerin ether (batyl alcohol), etc .; as ester oils, diisobutyl adipate, 2-hexyldecyl adipate, di-2-heptylundecyl adipate, N-alkyl glycol monoisostearate, isocetyl isostearate, Trimethylolpropane triisostearate, ethylene glycol di-2-ethylhexanoate, cetyl 2-ethylhexanoate, trimethylolpropane tri-2-ethylhexanoate, pentaerythritol tetra-2-ethylhexanoate, cetyl octanoate, octyl Dodecyl gum ester, oleyl oleate, octyldodecyl oleate, decyl oleate, neopentyl glycol dicaprate, triethyl citrate, 2-ethylhexyl succinate Amyl acetate, ethyl acetate, butyl acetate, isocetyl stearate, butyl stearate, diisopropyl sebacate, di-2-ethylhexyl sebacate, cetyl lactate, myristyl lactate, isopropyl palmitate, 2-ethylhexyl palmitate, 2-hexyl palmitate Decyl, 2-heptylundecyl palmitate, cholesteryl 12-hydroxystearylate, dipentaerythritol fatty acid ester, isopropyl myristate, octyldodecyl myristate, 2-hexyldecyl myristate, myristyl myristate, hexyldecyl dimethyloctanoate, laurin Ethyl laurate, hexyl laurate, N-lauroyl-L-glutamic acid-2-octyldodecyl ester, diisostearyl malate, etc .; glyceride oil Acetoglyceride, triisooctanoic acid glyceride, triisostearic acid glyceride, triisopalmitic acid glyceride, tri-2-ethylhexanoic acid glyceride, monostearic acid glyceride, di-2-heptylundecanoic acid glyceride, trimyristic acid glyceride, etc. Silicone oils include dimethylpolysiloxane, methylphenylpolysiloxane, methylhydrogenpolysiloxane, octamethylcyclotetrasiloxane, decamethylcyclopentasiloxane, dodecamethylcyclohexasiloxane, tetramethyltetrahydrogencyclotetrasiloxane, stearoxy Higher alkoxy-modified silicone such as silicone, higher fatty acid-modified silicone, silicone resin, silicone rubber, silicone Resins and the like; Examples of the fluorine-based oil agent include perfluoropolyether, perfluorodecalin, perfluorooctane, and the like, and these oil agents can be used singly or in combination of two or more.
[0012]
Gelling agents include metal soaps such as aluminum stearate, magnesium stearate, zinc myristate, amino acid derivatives such as N-lauroyl-L-glutamic acid, α, γ-di-n-butylamine, dextrin palmitate, dextrin Dextrin fatty acid esters such as stearic acid esters, dextrin 2-ethylhexanoic acid palmitic acid esters, sucrose fatty acid esters such as sucrose palmitic acid esters, sucrose stearic acid esters, benzylidene derivatives of sorbitol such as monobenzylidene sorbitol and dibenzylidene sorbitol Gels selected from organically modified clay minerals such as dimethylbenzyl dodecyl ammonium montmorillonite clay and dimethyl dioctadecyl ammonium montmorillonite clay It can be used alone or in combination of two or more as required.
[0013]
Examples of alcohols include lower alcohols such as ethanol and isopropanol, sugar alcohols such as sorbitol and maltose, and sterols include cholesterol, sitosterol, phytosterol, and lanosterol.
[0014]
Examples of water-soluble polymers include gum arabic, tragacanth, galactan, carob gum, guar gum, caraya gum, carrageenan, pectin, agar, quince seed (malmello), starch (rice, corn, potato, wheat), algae colloid, trant gum, locust bean Plant polymers such as gums, microbial polymers such as xanthan gum, dextran, succinoglucan and pullulan, animal polymers such as collagen, casein, albumin and gelatin, starches such as carboxymethyl starch and methylhydroxypropyl starch Polymer, methylcellulose, ethylcellulose, methylhydroxypropylcellulose, carboxymethylcellulose, hydroxymethylcellulose, hydroxypropylcellulose, nitrocellulose Cellulose cellulose sulfate, sodium carboxymethylcellulose, crystalline cellulose, cellulose-based cellulose polymers, sodium alginate, propylene glycol alginate, alginic acid polymers, polyvinylmethyl ether, vinyl polymers such as carboxyvinyl polymer, polyoxy Ethylene polymer, polyoxyethylene polyoxypropylene copolymer polymer, acrylic polymer such as sodium polyacrylate, polyethyl acrylate, polyacrylamide, polyethyleneimine, cationic polymer, bentonite, aluminum magnesium silicate, laponite, There are inorganic water-soluble polymers such as hectorite and silicic anhydride.
Also included are film forming agents such as polyvinyl alcohol and polyvinyl pyrrolidone.
[0015]
Surfactants include anionic, cationic, nonionic and amphoteric active agents. Examples of anionic surfactants include fatty acid soaps such as sodium stearate and triethanolamine palmitate, and alkyl ether carboxylic acids. And salts thereof, carboxylates such as condensation of amino acids and fatty acids, alkyl sulfonic acids, alkene sulfonates, sulfonates of fatty acid esters, sulfonates of fatty acid amides, sulfonates of alkyl sulfonates and their formalin condensates Salts, alkyl sulfates, secondary higher alcohol sulfates, alkyl and allyl ether sulfates, fatty acid ester sulfates, fatty acid alkylolamide sulfates, sulfate oils such as funnel oil, alkyl phosphorus Acid salt, ether phosphate, Kill allyl ether phosphate, amide phosphate, N-acyl amino acid type activator, etc .; cationic surfactants include alkylamine salts, amine salts such as polyamine and amino alcohol fatty acid derivatives, alkyl quaternary ammonium salts, aromatic Non-ionic surfactants include sorbitan fatty acid ester, glycerin fatty acid ester, polyglycerin fatty acid ester, propylene glycol fatty acid ester, polyethylene glycol fatty acid ester, sucrose fatty acid ester , Polyoxyethylene alkyl ether, polyoxypropylene alkyl ether, polyoxyethylene alkyl phenyl ether, polyoxyethylene fatty acid ester, polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester Polyoxyethylene sorbitol fatty acid ester, polyoxyethylene glycerin fatty acid ester, polyoxyethylene propylene glycol fatty acid ester, polyoxyethylene castor oil, polyoxyethylene hydrogenated castor oil, polyoxyethylene phytostanol ether, polyoxyethylene phytosterol ether, Polyoxyethylene cholestanol ether, polyoxyethylene cholesteryl ether, polyoxyalkylene-modified organopolysiloxane, polyoxyalkylene / alkyl co-modified organopolysiloxane, alkanolamide, sugar ether, sugar amide, etc .; as an amphoteric surfactant, betaine Aminocarboxylates, imidazoline derivatives and the like.
[0016]
If the powder is used in ordinary cosmetics, its shape (spherical, needle-like, plate-like, etc.), particle size (smoke-like, fine particles, pigment grade, etc.), particle structure (porous) Any inorganic powder can be used, for example, titanium oxide, zirconium oxide, zinc oxide, cerium oxide, magnesium oxide, barium sulfate, calcium sulfate, sulfuric acid. Magnesium, calcium carbonate, magnesium carbonate, talc, synthetic mica, mica, kaolin, sericite, muscovite, synthetic mica, phlogopite, red mica, biotite, lithia mica, silicic acid, anhydrous silicic acid, aluminum silicate, silicic acid Magnesium silicate, magnesium aluminum silicate, calcium silicate, barium silicate, strontium silicate, metal tungstate, hydroxyapatite Vermiculite, hydilite, bentonite, montmorillonite, hectorite, zeolite, ceramic powder, dicalcium phosphate, alumina, aluminum hydroxide, boron nitride, boron nitride, silica, etc .; organic powders include polyamide powder, polyester powder, polyethylene powder , Polypropylene powder, polystyrene powder, polyurethane, benzoguanamine powder, polymethylbenzoguanamine powder, tetrafluoroethylene powder, polymethyl methacrylate powder, cellulose, silk powder, nylon powder, 12 nylon, 6 nylon, styrene / acrylic acid copolymer, divinyl Benzene / styrene copolymer, vinyl resin, urea resin, phenol resin, fluororesin, silicon resin , Acrylic resin, melamine resin, epoxy resin, polycarbonate resin, microcrystalline fiber powder, rice starch, lauroyl lysine, etc .; surfactant metal salt powder (metal soap) includes zinc stearate, aluminum stearate, calcium stearate , Magnesium stearate, zinc myristate, magnesium myristate, zinc cetyl phosphate, calcium cetyl phosphate, sodium cetyl phosphate, etc .; Colored pigments include iron oxide, iron hydroxide, iron titanate inorganic red pigment, γ-iron oxide Inorganic brown pigments such as yellow iron oxide and loess, inorganic black pigments such as black iron oxide and carbon black, inorganic purple pigments such as manganese violet and cobalt violet, chromium hydroxide, chromium oxide, oxidation Inorganic green such as cobalt and cobalt titanate Materials, inorganic blue pigments such as bitumen and ultramarine blue, tar pigments raked, natural pigments raked, and composite powders made by combining these powders; pearl pigments include titanium oxide Coated mica, titanium oxide coated mica, bismuth oxychloride, titanium oxide coated bismuth oxychloride, titanium oxide coated talc, fish scale foil, titanium oxide coated colored mica, etc .; As metal powder pigments, aluminum powder, copper powder, stainless powder, etc .; As tar pigments, Red No. 3, Red No. 104, Red No. 106, Red No. 201, Red No. 202, Red No. 204, Red No. 205, Red No. 220, Red No. 226, Red No. 227, Red No. 228, Red 230, red 401, red 505, yellow 4, yellow 5, yellow 202, yellow 203, yellow 204, Color No. 401, Blue No. 1, Blue No. 2, Blue No. 201, Blue No. 404, Green No. 3, Green No. 201, Green No. 204, Green No. 205, Orange No. 201, Orange No. 203, Orange No. 204, Orange No. 206 No., Orange No. 207, etc .; natural pigments are powders selected from carminic acid, laccaic acid, calsamine, bradylin, crocin, etc., and these powders are compounded or surface treated with oils, silicones or fluorine compounds The powder which performed this may be sufficient and can use 1 type, or 2 or more types as needed.
[0017]
Examples of UV absorbers include benzoic acid UV absorbers such as paraaminobenzoic acid, anthranilic UV absorbers such as methyl anthranilate, salicylic acid UV absorbers such as methyl salicylate, and cinnamon such as octyl paramethoxycinnamate. Examples thereof include acid ultraviolet absorbers, benzophenone ultraviolet absorbers such as 2,4-dihydroxybenzophenone, urocanic acid ultraviolet absorbers such as ethyl urocanate, and the like.
[0018]
Examples of the humectant include sorbitol, xylitol, propylene glycol, dipropylene glycol, 1,3-butylene glycol, glycerin, diglycerin, polyethylene glycol, hyaluronic acid, chondroitin sulfate, and pyrrolidone carboxylate.
[0019]
As preservatives, paraoxybenzoic acid alkyl ester, benzoic acid, sodium benzoate, sorbic acid, potassium sorbate, phenoxyethanol, etc. Antibacterial agents include benzoic acid, salicylic acid, carboxylic acid, sorbic acid, paraoxybenzoic acid ester, parachlorine There are metacresol, hexachlorophene, benzalkonium chloride, chlorhexidine chloride, trichlorocarbanilide, photosensitizer, phenoxyethanol and the like.
[0020]
Examples of antioxidants include tocopherol, butylhydroxyanisole, and dibutylhydroxytoluene. Examples of pH adjusters include lactic acid, citric acid, glycolic acid, succinic acid, tartaric acid, dl-malic acid, potassium carbonate, sodium bicarbonate, and hydrogen carbonate. As chelating agents such as ammonium, alanine, sodium edetate, sodium polyphosphate, sodium metaphosphate, phosphoric acid, etc., as refreshing agents, L-menthol, camphor, etc., as anti-inflammatory agents, allantoin, glycyrrhetic acid, Examples include tranexamic acid and azulene.
[0021]
As skin beautifying ingredients, placenta extract, whitening agents such as arbutin, glutathione, and yukinoshita extract, royal jelly, photosensitizer, cholesterol derivatives, cell activators such as calf blood extract, rough skin improver, nonyl acid wallenylamide, Nicotinic acid benzyl ester, nicotinic acid β-butoxyethyl ester, capsaicin, zingerone, cantalis tincture, ictamol, caffeine, tannic acid, α-borneol, tocopherol nicotinate, inositol hexanicotinate, cyclandrate, cinnarizine, trazoline, Examples thereof include blood circulation promoters such as acetylcholine, verapamil, cephalanthin and γ-oryzanol, skin astringents such as zinc oxide and tannic acid, antiseborrheic agents such as sulfur and thiantol, and vitamins include vitamin A oil, Retino Vitamin A such as riboflavin, riboflavin butyrate, flavin adenine nucleotide, vitamin B6 such as pyridoxine hydrochloride, pyridoxine dioctanoate, L-ascorbic acid, L- Vitamin C such as ascorbic acid dipalmitate, L-ascorbic acid-2-sodium sulfate, dl-α-tocopherol-L-ascorbic acid diester dipotassium, calcium pantothenate, D-pantothenyl alcohol, pantothenylethyl Ethers, pantothenic acids such as acetyl pantothenyl ethyl ether, vitamin Ds such as ergocalciferol and cholecalciferol, nicotinic acids such as nicotinic acid, benzyl nicotinate and nicotinamide, dl- There are vitamin E such as α-tocopherol, dl-α-tocopherol acetate, dl-α-tocopherol nicotinate, dl-α-tocopherol succinate, vitamin P, biotin and the like.
[0022]
Examples of amino acids include arginine, aspartic acid, cystine, cysteine, methionine, serine, leucine, and tryptophan. Examples of nucleic acids include deoxyribonucleic acid. Examples of hormones include estradiol and ethenylestradiol.
[0023]
Examples of the water-in-oil cosmetics of the present invention include skin care cosmetics such as milky lotion, cream, lip balm, hand cream, face wash, foundation, makeup base, blusher, eye shadow, mascara, eyeliner, eyebrow, overcoat. And makeup cosmetics such as lipsticks, hair creams, conditioners, hair cosmetics such as tics, and the like. The dosage form can be selected from various forms such as liquid, emulsion, solid, paste, and gel.
[0024]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described with reference to examples, but the present invention is not limited thereto.
[0025]
(Production Example 1) Organopolysiloxane composite powder A
The following chemical formula (3)
[0026]
[Chemical 1]
[0027]
500 g of methyl vinyl siloxane having a viscosity of 600 cSt and the following chemical formula (4)
[0028]
[Chemical 2]
[0029]
After adding 20 g of methyl hydrogen polysiloxane having a viscosity of 30 cSt to a 1 liter glass beaker and stirring and mixing at 2,000 rpm using a homomixer, polyoxyethylene (added mole number: 9 mol) octylphenyl After adding 1 g of ether and 150 g of water and stirring and phase inversion at 6,000 rpm, 329 g of water was further added with stirring at 2,000 rpm to obtain an O / W emulsion. This O / W type emulsion was transferred to a glass flask equipped with a stirrer with a vertical stirring blade, and 1 g of toluene solution of chloroplatinic acid-olefin complex (platinum content 0.05%) and polyoxy were stirred at room temperature. A mixture of 1 g of ethylene (added mole number: 9 mol) octylphenyl ether was added and reacted for 12 hours to obtain a spherical fine particle dispersion. When the average particle diameter of the spherical fine particles in this dispersion was measured using a Coulter counter (manufactured by Coulter Electronics Co., Ltd.), it was 15 μm.
Next, 580 g of this spherical fine particle dispersion, 2,290 g of water, and 60 g of aqueous ammonia (concentration 28 wt%) were charged into a 3 liter glass flask and stirred with a vertical stirring blade at 10 ° C. and 200 rpm. 65 g of methyltrimethoxysilane was added dropwise over 20 minutes. The liquid obtained by stirring at a liquid temperature of 5 to 15 ° C. for 4 hours, and further stirring at 55 to 60 ° C. for 1 hour is made into a cake-like product of about 30% water using a pressure filter, and further in a hot air circulating dryer. And dried at 105 ° C., and then pulverized with a jet mill to obtain a composite powder.
This composite powder was dispersed in water using a surfactant, and the average particle size was measured with a Coulter counter. Further, this composite powder was obtained by complexing 10 parts by weight of a polyorganosilsesquioxane resin with 100 parts by weight of spherical fine particles by gravimetric analysis.
[0030]
(Production Example 2) Organopolysiloxane composite powder B
A composite powder was prepared in the same manner as in Production Example 1 except that 65 g of methyltrimethoxysilane in Production Example 1 was used as a mixture of 55 g of methyltrimethoxysilane and 10 g of γ-glycidoxypropyltrimethoxysilane. This composite powder was dispersed in water using a surfactant, and the average particle size was measured with a Coulter counter. Further, this composite powder was obtained by complexing 11 parts by weight of polyorganosilsesquioxane resin with 100 parts by weight of spherical fine particles by gravimetric analysis.
[0031]
(Production Example 3) Organopolysiloxane composite powder C
The polyoxyethylene (added mole number: 9 mol) octylphenyl ether used in the preparation of the O / W emulsion in Production Example 1 was changed to 5 g, and a spherical fine particle dispersion was obtained in the same manner as in Production Example 1. The average particle size of the particles in the dispersion was 3 μm as measured using a Coulter counter. A composite powder was prepared in the same manner as in Production Example 1 using this spherical fine particle dispersion. This composite powder was dispersed in water using a surfactant, and the average particle size was measured with a Coulter counter. Further, this composite powder was obtained by complexing 10 parts by weight of a polyorganosilsesquioxane resin with 100 parts by weight of spherical fine particles by gravimetric analysis.
[0032]
Production Example 4 Partially Crosslinked Polyether Modified Organopolysiloxane Polymer D
In the reactor, the average composition formula (5)
[0033]
[Chemical 3]
[0034]
100 g of organohydrogenpolysiloxane, 62 g of ethanol, and the average composition formula is CH2= CHCH2O (C2HFourO)TenCH2CH = CH2Were charged with 23.6 g of polyoxyalkylene and 0.3 g of an ethanol solution containing 3% chloroplatinic acid, and the mixture was stirred for 2 hours while maintaining the internal temperature at 70 to 80 ° C. A polymer was obtained.
[0035]
(Production Example 5) Partially cross-linked polyether-modified organopolysiloxane polymer E
In the reactor, the average composition formula (6)
[0036]
[Formula 4]
[0037]
100 g of organohydrogenpolysiloxane, 62 g of ethanol, and the average composition formula is CH2= CHCH2O (C2HFourO)TenCH2CH = CH2Was charged with 2.6 g of a polyoxyalkylene represented by the formula (3) and 0.3 g of an ethanol solution containing 3% of chloroplatinic acid, and the mixture was stirred for 2 hours while maintaining the internal temperature at 70 to 80 ° C. A polymer was obtained.
[0038]
Examples 1-2 and Comparative Examples 1-3 Water-in-oil base cosmetics
Water-in-oil base cosmetics having the compositions shown in Table 1 were prepared, and the feeling of use and usability were evaluated according to the following methods.
[0039]
[Table 1]
[0040]
(Production method)
A: Components 1 and 2 are mixed uniformly, then component 3 is added and mixed uniformly.
B: Components 8 to 11 and component 13 are mixed uniformly.
C: While stirring A, ingredients 4 to 7 are added and sufficiently dispersed.
D: B was added to C with stirring and emulsified, and then component 12 was added to obtain a water-in-oil base cosmetic.
[0041]
(Evaluation methods)
Using a professional panel of 50 females, a usage test was conducted. The spread, smoothness, and freshness of the skin were applied, and a commercially available powder foundation was applied on top of it. The following criteria were used to evaluate makeup pores (in which pores are not conspicuous) and makeup sustainability (oil glow, shine, shading), and the average score was determined.
[Evaluation criteria]
5 points: Very good
4 points: Good
3 points: normal
2 points: Somewhat bad
1 point: Defect
[Judgment]
A: Average score of 4.5 or more
○: Average point 3.5 or more and less than 4.5
Δ: Average score 2.5 or more and less than 3.5
×: Average point less than 2.5
The obtained results are also shown in Table 1.
[0042]
As is apparent from the results in Table 1, the water-in-oil type containing the composite powder composed of different organopolysiloxanes of the present invention and the partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer.GroundworkThe cosmetics are smooth and smooth when applied, and when a powder foundation is applied on top of them, they have a beautiful finish that does not make pores conspicuous. It was excellent.
[0043]
[0044]
(Production method)
A: Components 1 to 6 are mixed uniformly.
B: Components 7 to 8 and Component 10 are mixed and dissolved uniformly.
C: B is added to A with stirring.
D: Component 9 was added to C to obtain a sunscreen cream.
The water-in-oil type sunscreen cream containing the composite powder composed of different types of organopolysiloxane of the present invention and the partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer obtained as described above is obtained at the time of application. It spreads smoothly, is smooth, has a refreshing feeling, and has a smooth feeling on the back skin. It is also resistant to sweat and water and has a long-lasting makeup.
[0045]
[0046]
(Production method)
A: Components 1 and 2 are mixed uniformly, then components 3 to 4 are added and mixed uniformly.
B: After mixing the components 5 to 6, uniformly dissolve by heating.
C: Components 7 to 8 and components 14 and 16 are mixed and dissolved uniformly.
D: Components 9 to 13 are mixed uniformly, then added to C and mixed uniformly
E: Add B to A with stirring.
F: Component 15 was added to E, D was further added, and the mixture was uniformly mixed. After heating and dissolving, the mixture was poured into a container and cooled to obtain a solid water-in-oil foundation.
The solid water-in-oil foundation containing the composite powder composed of different organopolysiloxanes of the present invention and the partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer obtained as described above is obtained at the time of coating. Excellent spread, smoothness, refreshing feeling, and smooth feeling on the back skin. The cosmetic film has no oiliness, no shine, beautiful finish with no pores, and it is strong against sweat and water, and has a high makeup sustainability. .
[0047]
[0048]
(Production method)
A: After mixing components 1 to 4, components 5 to 8 are added and uniformly dispersed.
B: Components 9 to 12 were added to A and emulsified to obtain a creamy foundation.
The cream-like foundation containing the composite powder composed of different types of organopolysiloxane of the present invention and the partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer obtained as described above is spread and smooth when applied. In addition, it was excellent in the smoothness of the back skin, the makeup film was neither oily nor shiny, beautifully finished with no pores, strong against sweat and water, and highly durable.
[0049]
【The invention's effect】
The water-in-oil cosmetics comprising the composite powders of different types of organopolysiloxanes and partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymers of the present invention are excellent in smoothness and spread and are refreshing to use. At the same time, it has a smooth feeling, a beautiful finish with no makeup and oily shine, and no makeup of the pores.
Claims (3)
(A)(a)ビニル基含有オルガノポリシロキサンと(b)オルガノハイドロジェンポリシロキサンとを含む油系の水中油型乳化物に触媒を加えて反応させ、球状微粒子の水分散液とした後、その水分散液にアルカリ性物質またはアルカリ性水溶液とオルガノトリアルコキシシランを添加し、オルガノトリアルコキシシランを加水分解、縮合反応させた後、乾燥させて得られる異種のオルガノポリシロキサンからなる複合粉体
(B)部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物
を含有することを特徴とする油中水型化粧料。The following components (A) and (B):
(A) After adding a catalyst to an oil-based oil-in-water emulsion containing (a) a vinyl group-containing organopolysiloxane and (b) an organohydrogenpolysiloxane to form a water dispersion of spherical fine particles, A composite powder (B ) made of different types of organopolysiloxanes obtained by adding an alkaline substance or an alkaline aqueous solution and an organotrialkoxysilane to the aqueous dispersion, hydrolyzing and condensing the organotrialkoxysilane, and then drying it. ) A water-in-oil cosmetic comprising a partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer.
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