JP3671161B2

JP3671161B2 - Door lock

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Publication number: JP3671161B2
Application number: JP2001184449A
Authority: JP
Inventors: 祥平池田; 毅浅野
Original assignee: 株式会社ムラコシ精工
Priority date: 2001-06-19
Filing date: 2001-06-19
Publication date: 2005-07-13
Anticipated expiration: 2021-06-19
Also published as: JP2002371734A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、扉をその内側からロックするときに使用する扉錠に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば部屋などの扉の内側には、所謂サムターンが取り付けられており、かかるサムターンを回動操作して当該扉をロックする扉錠は、従来から種々あるが、この中でも、扉の閉じ込みを防止したもの、即ち、扉錠を操作したまま部屋から出てうっかり扉を閉めてしまったために扉が施錠されてしまうことを防止したものがある。
例えば、実開平１−８９５６６に開示の扉錠は、把手操作に連動するラッチハブの第２係合片がラッチボルトのコ字形状部を介して係合し、把手の回転によりラッチボルトが筐体内に没入移動する（把手が操作されないときは、ラッチボルトは筐体内から突出している）ようになっているが、表示ハブが施錠位置にあるときは、ラッチボルトのコ字形状部の突片に対し、サムターンの回転に連動する上記表示ハブの当接部が突き当たり、これにより当該ラッチボルトの、筐体内への上記没入移動を阻止すると同時に、把手の回転を阻止するようになっており、施錠位置では、常にラッチボルトは筐体内から突出している状態が保持され、したがって、上述のような扉の閉じ込みを防止できる。
また、特開平９−１６５９５８に開示のドア錠においては、レバーハンドル操作に連動するラッチカムのカムアームがラッチボルトに係合し、レバーハンドルの回転によりラッチボルトが錠ケース内に没入移動するようになっているが、ロックカムが施錠位置にあるときは、ラッチボルトに対し、サムターンの回転に連動する上記ロックカムによってロックプレートが当接し、これにより当該ラッチボルトの、錠ケース内への上記没入移動を阻止すると同時に、レバーハンドルの回転を阻止するようになっている。かかるドア錠においても、施錠位置では、常にラッチボルトは錠ケース内から突出している状態が保持され、したがって、上述のような扉の閉じ込みを防止できる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、扉の閉じ込みを防止できる扉錠やドア錠の機構は、ラッチボルトに対しレバーハンドルに連動するラッチハブが、また、ラッチボルトに対しレバーハンドルに連動するラッチカムが直接係合しているような構造の扉錠については好ましいが、ラッチボルトに対しラッチハブ等を直接係合させない、又はさせることができない構造の扉錠については用いることができない。
【０００４】
本発明の目的は、ラッチ体に対し扉のハンドルに連動する部材を直接係合させない構造等の扉についての閉じ込みが防止できる扉錠を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項１に係る扉錠は、扉の所定位置に取付金具を取付け、この取付金具のケース内に配設された可動片を回転又は移動させることにより扉のハンドルをロックする一方、ラッチ体がケース内へ没入移動するのを妨げるようにしたものであり、可動片の回転又は移動により扉ハンドル操作に連動するカム体のカム運動を妨げる第１ロック体と、カム体のカム運動が、当該カム運動をラッチ体の増幅移動に変換する連結機構を介することによって連動するラッチ体の、ケース内への没入移動を妨げる第２ロック体とを備えるものである。これにより、ラッチ体に対し扉のレバーハンドルに連動する部材、即ち、カム体を直接係合させることができない構造の扉について、閉じ込み防止が可能になることに加え、当該連結機構において、カム体のカム運動をラッチ体の増幅移動に変換して、レバーハンドルの僅かな回動でもラッチ体の移動量が増幅されるようにしているために、従来と同様なハンドルの回転量に対するラッチ体の移動量を確保できる。
【０００６】
本発明の請求項２に係る扉錠は、上記第１ロック体及び第２ロック体のうち、少なくとも一方が、ケース内で可動片の回転又は移動により反重力方向に移動するようにしたものであり、可動片を回転又は移動させないときはもとより、扉錠に不具合が生じたときには、第１ロック体又は第２ロック体、或いは第１ロック体及び第２ロック体の両方が重力方向に自然に落下（移動）するようにしているため、最悪の場合にも閉じ込みが生じない。
【０００７】
本発明の請求項３に係る扉錠は、錠カムの回動により施錠したときに、カム体又はラッチ体からの衝撃を、第１ロック体及び第２ロック体のそれぞれを介してケースの、例えばケース本体壁面で受るようにして、第１ロック体及び第２ロック体の破損を防止することができる。
【０００８】
本発明の請求項４に係る扉錠は、上記第１ロック体と第２ロック体とが、合体して一つのロック体で構成され、合体したロック体に対し、同時に扉ハンドルをロックする一方、ラッチ体がケース本体内へ没入移動するのを妨げる機能を持たせるようにしたものである。この場合、第１ロック体のみならず第２ロック体も、可動片を回転又は移動させないときはもとより、扉錠に不具合が生じたときには、重力方向に自然に落下（移動）するようになることは言うまでもない。
【０００９】
本発明の請求項５に係る扉錠は、ロック体が可動片又はケースに対し、例えば仮止めして離脱可能に装着されているとき、当該ロック体が、可動片の回転又は移動に伴なって可動片又はケースから離脱し、上記カム体のカム運動を妨げる方向及び上記ラッチ体の没入移動を妨げる方向に移動可能になるようにしたものである。
本扉錠によれば、本扉錠が組み込まれた取付金具の移送時、或いは当該取付金具の扉への施工時において、可動片を回転又は移動させない限り、ロック体が可動片又はケースに仮止めなどされているために移動することはなく、したがって、閉じ込みが生ずることはない。また、扉には扉錠付きタイプのものと扉錠無しタイプのものとがあるが、本扉錠が組み込まれた取付金具は、両タイプの扉に共用することができ、例えば扉錠無しタイプの扉に対しては施工後もロック体を可動片又はケースに仮止めなどしたままで使用すればよい。
【００１０】
【発明の実施の形態】
本発明の第１の実施の形態に係る扉錠を図１〜４を参照して説明する。
本扉錠１は、図１に示すような扉２の凹部（所定位置）に取り付けられた取付金具３内に組み込まれる装置である。本扉錠１及びこれを組み込んだ取付金具３を説明する前に、これらを外部から操作するために、当該扉２に取り付けられる部材の概略構成を説明する。
【００１１】
上述のように扉２の凹部に配設された取付金具３に対し、扉２の内表面側から内ハンドル座４が、また、その外表面側から外ハンドル座５が互いに対向する態様で取り付けられる。そして、内ハンドル座４にカバー６を装着するに際し、カバー６の内側にサムターン７の円筒突条部７ａが、また、カバー６の外側にサムターン７の摘み７ｂが配されるようにするとともに、内ハンドル座４の上部に設けられた小孔４ａに上記円筒突条部７ａが緩嵌されるようにする。かかる円筒突条部７ａは、取付金具３に組み込まれる後述の錠カム４２に連接される。更に、内ハンドル座４にカバー６を装着するに際し、カバー６の内側に内レバーハンドル（扉のハンドル）８の角芯棒８ａ及びサムターン７の矩形状鍔７ｃを係止させて錠カム４２の回転止め機能を果たす保持板９が、また、カバー６の外側に内レバーハンドル８の把持部８ｂが配されるようにするとともに、内ハンドル座４の下部に設けられた大孔４ｂ及び保持板９の穿設孔９ａを貫通する態様で上記角芯棒８ａが配されている。かかる角芯棒８ａは、取付金具３に組み込まれる後述のカム体３４の角孔３４ａ_１に嵌挿される。
【００１２】
一方、外ハンドル座５にカバー１０を装着するに際し、カバー１０の上部孔１０ａに軸受１１を緩嵌し、この軸受１１に支持される細長の略矩形状棒１２がカバー１０の内側に配されるようにするとともに、矩形状棒１２が、外ハンドル座５の上部に設けられた小孔５ａ及び後述の錠カム４２の矩形孔４２ａ_１を通して上記円筒突条部７ａの矩形孔に嵌挿されるようにする。更に、外ハンドル座５にカバー１０を装着するに際し、カバー１０の外側に外レバーハンドル（扉のハンドル）１３の把持部１３ａが配されるようにするとともに、把持部１３ａの折曲軸１３ａ_１がカバー１０の下部孔１０ｂを介して外ハンドル座５の大孔５ｂに嵌着されるようにする。そして、上記折曲軸１３ａ_１の金具に、カム体３４の角孔３４ａ_１を貫通して延出した上記内レバーハンドル８の角芯棒８ａが嵌挿され、内レバーハンドル８と外レバーハンドル１３とは連動して回転するようになっている。
【００１３】
本扉錠１及びこれを組み込んだ取付金具３を図２を参照して説明する。
取付金具３は、ケース本体３０とケースカバー３１とで構成される平たい直方体箱ケース内に、本扉錠１等を組み込んだものである。ところで、ケース本体３０の側面のうち、扉２の凹部前面への取付板３０ａは、取付ボルト孔を有したフランジ部３０ａ_１及び３０ａ_２が両端から張り出していて他の側面より大き目に形成され、当該取付板３０ａに重ね合わせる態様でフロントプレート３２が取り付けられる。そして、フランジ部３０ａ_１寄りの取付板３０ａ及びこれに重合されたフロントプレート３２の略円形状貫通孔３０ａ_３及び略楕円形状貫通孔３２ａに、後述のラッチ体３９をガイドするためのラッチカバー３３が嵌着される。
【００１４】
取付金具３に組み込まれる部材のうちカム体３４は、上記角芯棒８ａが嵌挿される角孔３４ａ_１を有する円筒体３４ａと、この円筒体３４ａの外周面から図２中では下方に突出する突条３４ｂと、この突条３４ｂとは反対の上方に突出する先細のアーム３４ｃと、このアーム３４ｃの先端に上記円筒体３４ａに平行に当該円筒体３４ａの外径より小さく、且つ、その軸長よりやや短い円筒体３４ｄとで構成される。そして、カム体３４は、同図中の右下方隅に固定された位置決めブロック３５から斜め上方に位置するケース本体３０の貫通孔３０ｂ（ケースカバー３１の貫通孔３１ｂ）に回動自在に緩嵌され、上述のようにこの角孔３４ａ_１に角芯棒８ａが嵌挿されることによって内レバーハンドル８と外レバーハンドル１３の回転に連動するようになっており、かかる適宜な方向への回転により、突条３４ｂの一方面３４ｂ_１がブロック３５の側面３５ａに当接する。
【００１５】
上記ブロック３５に対向する態様で、長細い板状部３６ａと折曲部３６ｂとで略Ｌ字形状をなし、下記メインスプリング３７の保持器を兼ねるメインスプリングプレート（連結機構）３６には、その板状部３６ａの略中央に立設された一対の爪体３６ａ_１，３６ａ_２のそれぞれの両側に凸状３６ｃ_１，３６ｃ_２が突設され、このうち凸状３６ｃ_１がケース本体３０の案内長孔３０ｇに（図２では、案内長孔３０ｇの片方のみが描かれている）、また、凸状３６ｃ_２がケースカバー３１の案内長孔３１ｇにガイドされる態様で、取付板３０ａに対し接近及び離隔方向に移動可能に配設される。
また、メインスプリングプレート３６は、その一端のスプリング座を取付板３０ａとし、他端のスプリング座を当該メインスプリングプレート３６の折曲部３６ｂとする上記メインスプリング３７により上記離隔方向に付勢されており、これにより、カム体３４の突条３４ｂは、その他方面３４ｂ_２が折曲部３６ｂを介してメインスプリング３７から押圧されるために、その一方面３４ｂ_１がブロック３５の側面３５ａに常に当接状態にされている。
【００１６】
上記メインスプリングプレート３６の板状部３６ａの略中央に立設された上記一対の爪体３６ａ_１，３６ａ_２は、断面視略U字状の長細い枠体３８ａ及びこの枠体３８ａの一方側端のそれぞれに突設された一対のアーム３８ｂ_１，３８ｂ_２からなるヨーク（連結機構）３８で、その上記枠体３８ａの下方に位置するところに緩嵌される。一方、このヨーク３８は、枠体３８ａで、その中央から下方寄りに位置するところに貫通孔３８ｃが穿設されており、この貫通孔３８ｃにケース３０の小孔３０ｃ（ケースカバー３１の小孔３１ｃ）に嵌着された軸棒４４（図３，４参照）が挿通される。これにより、ヨーク３８は、軸棒４４の回りに回動可能になるとともに、メインスプリングプレート３６の移動、即ち、カム体３４のカム運動をアーム３８ｂ_１，３８ｂ_２の各先端爪部での増幅移動に変換させることができる。
【００１７】
しかるに、このアーム３８ｂ_１，３８ｂ_２の各先端爪部は、下記ラッチ体３９のリング溝３９ｃに緩嵌されて当該ラッチ体３９を挟持する態様をなしており、したがって、これらアーム３８ｂ_１，３８ｂ_２の各先端爪部の移動によって、ラッチ体３９が移動する。
ところで、このラッチ体３９は、大円筒体を斜めに切断し、且つ、平取り加工が施された頭部３９ａとこれに連接する小円筒体にリング溝３９ｃが施された脚部３９ｂとからなっており、このリング溝３９ｃに上記アーム３８ｂ_１，３８ｂ_２の各先端爪部が緩嵌される。また、図２中の左上方隅には、略Ｌ字状板からなる支持部４０ａ及び折曲部４０ｂで、このうちの折曲部４０ｂに略Ｕ字状切欠き溝４０ｂ_１を有するラッチ体プレート４０が、上記切欠き溝４０ｂ_１に、脚部３９ｂのうち頭部３９ａに連接する方の元脚部３９ｂ_１を挿通する状態にして固定される。そして、ラッチ体３９の頭部３９ａ端面とラッチ体プレート４０の折曲部４０ｂとの間にラッチ体スプリング４１が介装され、このスプリング４１によってラッチ体３９が上記ラッチカバー３３、即ち、ケース本体３０から突出する方向に付勢される。
【００１８】
したがって、カム体３４のカム運動は、増幅変換機能を有するメインスプリングプレート３６及びヨーク３８の連結機構を介してラッチ体３９のケース本体３０内への没入移動に伝達され、しかも、カム体３４の僅かなカム運動、換言すればレバーハンドル８又は１３の僅かな回転でもラッチ体３９の移動量が増幅されるようになる。
【００１９】
本扉錠１は、このようなカム体３４やラッチ体３９などが配設された取付金具３に組み込まれている。
本扉錠１は、サムターン７に連動する錠カム（可動片）４２と、この錠カム４２の回転によりカム体３４のカム運動を妨げる第１ロック体及びラッチ体３９のケース体３０内への没入移動を妨げる第２ロック体を合体したロック体４３とから構成されている。
このうち錠カム４２は、上記矩形状棒１２が挿通される矩形孔４２ａ_１を有する円筒体４２ａと、この円筒体４２ａの一方端側の外周面から延出するアーム４２ｂと、このアーム４２ｂの先端に上記円筒体４２ａに平行に、且つ、当該円筒体４２ａの半長分の円筒体４２ｃとで構成され、円筒体４２ａは、その他方端がケース本体３０の貫通孔３０ｄ（その一方端がケースカバー３１の貫通孔３１ｄ）に回動自在に緩嵌される。
【００２０】
一方、ロック体４３は、リブ４３ｃを隔てて図２中では上下に区画された片面開放の下記空間部をそれぞれ有する錠カム受け部４３ａ及びカム体受け部４３ｂで構成される。
このうち、カム体受け部４３ｂは、上記リブ４３ｃと、左側壁４３ｂ_１及び切欠きのある右側壁４３ｂ_２とで囲まれる上記空間部がその下方において外部に開口し、当該右側壁４３ｂ_２からは当該空間部内に向かって上記開口部位を塞ぐ態様で突条（第１ロック体）４３ｂ_２１が突出される一方、左側壁４３ｂ_１の両端面に突条４３ｂ_１１がそれぞれ突出されている。そして、これら突条４３ｂ_１１がケース体３０の長孔３０ｅ（ケースカバー３１の長孔３１ｅ）に緩嵌され、かかる長孔３０ｅに沿って移動できるようになっており、これにより、錠カム受け部４３ｂ、即ち、ロック体４３は、重力方向及び反重力方向（同図中、矢印Ａ方向が重力方向、矢印Ｂが反重力方向であり、以下同様である。）に移動可能になる。そして、ロック体４３が重力方向に移動したときには、カム体３４の円筒体３４ｄが上記開口部位から上記空間部内に挿入される態様となるために、当該空間部内を右側壁４３ｂ_２に向かって移動可能になり、後述のようにラッチ体３９がケース本体３０内に没入移動する（図３（Ｂ）参照）。一方、ロック体４３が反重力方向に移動したときには、上記円筒体３４ｄが上記開口部位に位置するために、右側壁４３ｂ_２に向かって移動しようとすると突条４３ｂ_２１に当接して移動できず、同時に、後述のようにラッチ体３９がケース本体３０から突出し、ケース本体３０内に没入移動できない（図４参照）。この場合、カム体３４の当接による衝撃を、突条４３ｂ_２１を介してケース本体３０の壁面で受るようにして、ロック体４３の破損を防止する。
【００２１】
錠カム受け部４３ａは、リブ４３ｃと、当該リブ４３ｃの両端から突出して互いに向き合う方向に折曲して形成された左側壁４３ａ_１及び右側壁４３ａ_２とで囲まれる上記空間部の中央が、もう一方の片面側において略U字状に切欠かれている。そして、この切欠き部位に錠カム４２の円筒体４２ｃが停留しているときには、錠カム受け部４３ａ、即ち、ロック体４３はその移動溝である上記長孔３０ｅの最下点のところで静止している。しかるに、錠カム４２の円筒体４２ａを、本実施の形態では、時計方向又は反時計方向のいずれかに回転すると、その円筒体４２ｃがリブ４３ｃと左側壁４３ａ_１で囲まれる空間部、又はリブ４３ｃと右側壁４３ａ_２で囲まれる空間部に移動するために、これに従って錠カム受け部４３ａ、即ち、ロック体４３が反重力方向に移動し、ほぼ９０゜回転したところで上記長孔３０ｅの最上点に達する。このとき、ラッチ体３９は、その脚部３９ｂの末脚部３９ｂ_２がロック体４３の左側壁（第２ロック体）４３ａ_１に当接して移動できない、即ち、ラッチ体３９がケース本体３０から突出し、ケース本体３０内に没入移動できず、閉じ込み防止が可能になる。この場合、ラッチ体３９の当接による衝撃を、左側壁４３ａ_１介してケース本体３０に立設された突片３０ｆで受るようにして、ロック体４３の破損を防止する。
【００２２】
次に、本扉錠１及びこれを組み込んだ取付金具３の動作について図３及び４を参照して説明する。
まず、本扉錠１が使用されないときの取付金具３の動作について図３を参照して説明する。このときは、ロック体４３は、上記長孔３０ｅの最下点のところで静止している。
レバーハンドル８，１３が操作されていないときには、取付金具３は、同図（Ａ）の状態にある。即ち、レバーハンドル８，１３に連動するカム体３４は、当該カム体３４の突条３４ｂがメインスプリングプレート３６を介してメインスプリング３７の付勢力を受けてブロック３５に当接している。一方、ラッチ体３９は、スプリング４１の付勢力を受けてケース本体３０から突出している。このとき、ラッチ体３９に対し当該ラッチ体３９をケース本体３０内に没入移動させようとする外力を加えると、当該ラッチ体３９はケース本体３０内に没入移動する。
【００２３】
しかるに、レバーハンドル８又は１３が所定方向に回転操作されると、取付金具３は、同図（Ｂ）の状態に移行する。即ち、レバーハンドル８，１３に連動するカム体３４は、その突条３４ｂがメインスプリング３７の付勢力に抗してメインスプリングプレート３６を同図中の矢印方向に移動させる。すると、ヨーク３８は、上記プレート３６の爪体３６ａ_１，３６ａ_２から押圧力を受け、軸棒４４の回りに回転し、その一対のアーム３８ｂ_１，３８ｂ_２によりラッチ体３９をラッチ体スプリング４１の付勢力に抗してケース本体３０内に没入移動させる。ラッチ体３９の、ケース本体３０内への没入は、カム体３４、即ち、レバーハンドル８，１３が略１５゜ほど回転したところで始まる。尚、レバーハンドル８又は１３の回転操作を解放すると、同図（Ｂ）の状態が同図（Ａ）の状態に移行することはもちろんである。
このように本扉錠１が使用されないときは、ロック体４３は、長孔３０ｅの最下点のところで静止し、また、扉錠１などに不具合が生じたときには、ロック体４３は、重力方向に自然に落下することに加え、錠カム４２の円筒体４２ｃがロック体４３の錠カム受け部４３ａに形成された上記切欠き部位に自然に停留するようになっているので、最悪の場合にも閉じ込みが生じない。
【００２４】
次に、本扉錠１が使用されたときの取付金具３の動作について図４を参照して説明する。本扉錠１では、上述のように、錠カム４２を時計方向又は反時計方向のいずれに回転させても閉じ込み防止が可能になるように構成されており、図４（Ａ）は錠カム４２を反時計方向に回転して動作させたとき、また、同図（Ｂ）は錠カム４２を時計方向に回転して動作させたときの状態図であり、ここでは、図４（Ａ）の場合についてのみを説明する。
【００２５】
サムターン７が操作される前は、取付金具３は、例えば上述の図３（Ａ）のような状態になっていてラッチ体３９の頭部３９ａは、扉２が配設される枠体の受け金具（図示せず）に収容されている。このようなときに、サムターン７が反時計方向に回転操作されると、サムターン７に連動する錠カム４２の回転に伴なってロック体４３が反重力方向に移動し、錠カム４２が反時計方向にほぼ９０゜回転したところで、ロック体４３は上記長孔３０ｅの最上点に達する。このとき、レバーハンドル８又は１３は、回転操作されても、カム体３４の円筒体３４ｄがロック体４３の突条４３ｂ_２１に当接していて回転しない。また、ラッチ体３９は、当該ラッチ体３９をケース本体３０内に没入移動させようとする外力が加えられても、その脚部３９ｂの末脚部３９ｂ_２がロック体４３の左側壁４３ａ_１に当接しており、ケース本体３０内に没入移動せずにケース本体３０から突出したままになる。これにより、閉じ込み防止が可能になる。
【００２６】
ところで、上述した実施の形態では、錠カム４２とロック体４３とは当初より互いに別体の部材として構成されている場合を説明したが、錠カム４２が、ロック体４３に離脱可能に装着され、外力を加えることにより錠カム４２がロック体４３から離脱されるようにしたものであってもよい。
図５は、このような仮止めの具体的な例を示すものであり、ロック体４３に対しては、そのリブ４３ｃ中央に、断面視略円形状の細長い溝５０を錠カム４２の回動軸と同一方向に設けるとともに、このリブ４３ｃの両面側に当該溝５０に臨むスリット５１が形成されるようにし、一方、錠カム４２に対しては、その円筒体４２ｃの、同図では最下端外周の一部に、矩形状の板部材５２ａに円筒部材５２ｂが添設されたような張出片５２を設ける。但し、板部材５２ａの厚みはスリット５１の開口幅より薄く、また、円筒部材５２ｂの外径は溝５０の内径より小さく形成されている。そして、張出片５２を溝５０に嵌挿させたまま、錠カム４２とロック体４３とを一体とする扉錠として取付金具に組み込む。
【００２７】
このような扉錠が組み込まれた取付金具においては、例えば扉錠無しタイプの扉に当該取付金具を取り付けても、ロック体４３は、張出片５２が溝５０に嵌挿されたままで錠カム４２と一体をなして上記長孔３０ｅの最下点のところで静止しているので、レバーハンドル８又は１３の回転操作によりラッチ体３９をケース本体３０内に没入移動させることに支障は生ぜず、扉錠無しタイプの扉に使用できる。
また、扉錠タイプの扉に当該取付金具を取り付ける場合には、取り付け後、サムターン７の摘み７ｂに対しいくらか大きな外力を加えて回転すると、錠カム４２は、その板部材５２ａのところで破断してロック体４３から離脱するようになるために、上述同様にロック体４３は反重力方向に移動することができるようになり、この結果閉じ込み防止が可能になる。上記破断したとき、円筒部材５２ｂは、ロック体４３の溝５０に嵌挿されたままで当該溝５０から脱落することはないので、不具合が生ずることはない。
【００２８】
本発明の第２の実施の形態に係る扉錠を図６を参照して説明する。
同図は、本扉錠６０が組み込まれた取付金具６１を示しているが、この取付金具６１は、上記第１の実施の形態に係る取付金具３においてその扉錠１を扉錠６０で置き換えて構成されるものである。したがって、同図では、取付金具６１の扉錠６０に関係するところのみ描かれており、本実施の形態についての説明も扉錠６０に関係するところのみ説明する。
本扉錠６０は、扉錠１の錠カム４２を錠スライダ（可動片）６２に、また、そのロック体４３をロック体６３に置き換えたものである。尚、錠スライダ６２は錠カム４２の機能に加え、上記サムターン７の機能を備えるものとなっている。
【００２９】
錠スライダ６２は、矩形状の角棒６２ａ及び略３角柱状の摘み６２ｂ並びにこれら角棒６２ａと摘み６２ｂとの間に挟持される平板状のブラケット６３ｃで構成され、このブラケット６３ｃは、摘み６２ｂを基準にほぼ等分された識別板６３ｃ_１及び識別板６３ｃ_２からなり、これらの一方端面には、略半円状の溝６４ａ，６４ｂがそれぞれ設けられ、このうちの溝６４ａは、錠スライダ６２が移動してロック体６３が上記長孔３０ｅの最下点で静止しているときに、例えば内ハンドル座４に設けられたバネ板６５の略半円状の突条６５ａに係止するようになり、溝６４ｂは、錠スライダ６２が移動してロック体６３が上記長孔３０ｅの最上点に達したときに、突条６５ａに係止するようになっている。尚、６６は、カバーであり、上記カバー６に対し操作窓６６ａの形状のみ異なる。
一方、ロック体６３は、同図において、上述したロック体４３のカム体受け部４３ｂに重ねて錠スライダ受け部６３ａを載置したような構造をなし、錠スライダ受け部６３ａは、縦部材（第２ロック体）６３ａ_１と横部材６３ａ_２とで縦断面視略Ｌ字形状をなし、横部材６３ａ_２の略中央に角棒６２ａの挿通孔６３ａ_２１が穿設されている。
【００３０】
本扉錠６０の動作では、サムターン、即ち、錠スライダ６２が移動操作されると、これに伴なってロック体６３が重力方向又は反重力方向に移動し、識別板６３ｃ_１，６３ｃ_２の溝６４ａ，６４ｂが突条６５ａに係止したところで、ロック体６３は上記長孔３０ｅの最下点、最上点にそれぞれ達する。これにより、本扉錠６０の未使用時及び使用時における動作は、上記取付金具３の扉錠１と同様に、この取付金具６１においてもなされる。
【００３１】
また、本取付金具６１は、扉錠無しタイプの扉にも扉錠タイプの扉にも取り付けることができる。（図６中の矢印で示す拡大図を参照）
本取付金具６１では、ケース本体３０の適宜なところに瓢箪形状の小孔６７を設ける一方、ロック体６３に対しては、上記小孔６７の形状に対応させて、当該ロック体６３の縦部材６３ａ_１の下方位置に、矩形状の板部材６８ａに円筒部材６８ｂが添設されたような張出片６８を設け、この張出片６８の一部が小孔６７に嵌挿される仮止め態様を採っている。このような仮止め態様の取付金具６１においては、錠スライダ６２の摘み６２ｂに対しいくらか大きな外力を加えると、ロック体６３は、張出片６８が小孔６７の嵌挿口付近で破断してケース本体３０から離脱するようになるために、上述同様にロック体６３は反重力方向に移動可能になって、閉じ込み防止が図れる。しかるに、上記破断した張出片６８の破片は、小孔６７に嵌挿されたままで当該小孔６７から脱落することはないので、不具合が生ずることはない。
【００３２】
本発明の第３の実施の形態に係る扉錠を図７，８を参照して説明する。
上述した、例えば第１の実施の形態に係るロック体４３は、第１ロック体及び第２ロック体が合体した部材で構成されていたが、第１ロック体と第２ロック体とが別個の部材でそれぞれ構成されるようにしたものであってもよい。
本実施の形態に係る扉錠７０では、第１の実施の形態に係る錠カム４２及びロック体４３の代わりに、錠カム７１及びロック体７２を用い、錠カム７１の鉤形状部材７１ａに第２ロック体の機能を果たさせ、且つ、ロック体７２の鉤形状部材７２ｃに第１ロック体の機能を果たさせている。
【００３３】
錠カム７１は、上記錠カム４２に類似する形態に、部材７１ａ_１と部材７１ａ_２とで構成される鉤形状部材７１ａを突設させたような形態をなしている。即ち、錠カム７１は、上記矩形状棒１２が挿通される矩形孔７１ｂ_１を有する円筒体７１ｂと、この円筒体７１ｂの一方端側の外周面から延出するアーム７１ｃと、このアーム７１ｃの先端に上記円筒体７１ｂに平行に突設された、当該円筒体７１ｂと略等長の円筒体７１ｄとから構成され、更に、上記アーム７１ｃが延出した側とは反対側の上記円筒体７１ｂの一方端側に突設され、その部材７１ａ_２の先端面に施された凹部で以って固着された上記鉤形状部材７１ａから構成されている。このような錠カム７１は、その円筒体７１ｂの他方端が、上記錠カム４２と同様に、ケース本体３０の貫通孔３０ｄ（その一方端がケースカバー３１の貫通孔３１ｄ）に回動自在に緩嵌されるのであるが、このとき、鉤形状部材７１ａの部材７１ａ_２がケースカバー３１側に配されるようにして、部材７１ａ_２とケース本体３０間に空間部が形成されるようにする。当該空間部は、錠カム７１の回転に伴なうケース本体３０に立設された上記突片３０ｆとの干渉を防止するためのものである。そして、この錠カム７１は、本扉錠７０が使用されていないときには、図８（Ａ）のようにアーム７１ｃ及び円筒体７１ｄが下方を、鉤形状部材７１ａの部材７１ａ_１が上方を向くように配される。また、本扉錠７０が使用されているときには、図８（Ｂ）のようにアーム７１ｃ及び円筒体７１ｄが右方を、部材７１ａ_１が左方を向くように配され、当該部材７１ａ_１がラッチ体３９の末脚部３９ｂ_２に当接する位置に配される。このとき、部材７１ａ_１と円筒体７１ｂ間に突片３０ｆが位置する態様をなす。
【００３４】
また、ロック体７２は、直方体形状部材７２ａと、当該部材７２ａの矩形側面の一方短辺に沿って突設された鉤形状部材７２ｂと、この鉤形状部材７２ｂとは反対側に位置する、当該部材７２ａの矩形側面の一方短辺に沿って突設された鉤形状部材７２ｃとで構成され、鉤形状部材７２ｂは、図７において、その縦部材７２ｂ_１が上記短辺の中途から終端のところに突設される一方、鉤形状部材７２ｃは、その縦部材７２ｃ_１が上記短辺の始端から終端のところに突設されている。このような構成のロック体７２は、部材７２ａと部材７２ｂとによって略凹溝７２ｄを形成し、また、部材７２ａと部材７２ｃとによって略凹溝７２ｅを形成する。ここで、鉤形状部材７２ｂの縦部材７２ｂ_１が上記短辺の中途から突設されている理由は、後述する錠カム７１の、図８（Ａ）から同図（Ｂ）への回転に伴なって、錠カム７１のアーム７１ｃが当該鉤形状部材７２ｂと干渉しないようにするためである。
このようなロック体７２は、上記錠カム７１に対し、本扉錠７０が使用されていないときには、図８（Ａ）のように鉤形状部材７２ｂの横部材７２ｂ_２が錠カム７１の円筒体７１ｂに対向し、直方体形状部材７２ａの側面が錠カム７１のアーム７１ｃ及び円筒体７１ｄに対向する位置に配される。また、本扉錠７０が使用されているときには、図８（Ｂ）のようにロック体７２の凹溝７２ｄに錠カム７１の円筒体７１ｄが挿入され、ロック体７２の鉤形状部材７２ｃの横部材７２ｃ_２にカム体３４の円筒体３４ｄが当接する位置に配される。
ところで、ロック体７２の直方体形状部材７２ａには、この側面に垂直な両面の端部に突条７２ａ_１がそれぞれ突出され、これら突条７２ａ_１がケース本体３０の長孔３０ｅ（ケースカバー３１の長孔３１ｅ）に緩嵌され、ロック体７２は、この長孔３０ｅに沿って重力方向及び反重力方向に移動可能になる。
【００３５】
本扉錠７０の動作について図８を参照して説明する。
サムターン７が操作される前、即ち、本扉錠７０が使用される前は、錠カム７１及びロック体７２は同図（Ａ）の状態にあり、ロック体７２は移動溝である上記長孔３０ｅの最下点のところで静止している。このようなときに、サムターン７が反時計方向に回転操作されると、サムターン７に連動する錠カム７１が回転し、これに伴なってロック体７２が反重力方向に移動する。そして、錠カム７１が反時計方向に９０゜回転したところで、ロック体７２は上記長孔３０ｅの最上点に達し、同図（Ｂ）の状態になる。このとき、レバーハンドル８又は１３は、回転操作されても、カム体３４の円筒体３４ｄがロック体７２の鉤形状部材７２ｃの横部材（第１ロック体）７２ｃ_２に当接していて回転しない。この場合、カム体３４の当接による衝撃を、横部材７２ｃ_２を介してケース本体３０の壁面で受るようにして、ロック体７２の破損を防止する。
【００３６】
また、同図（Ｂ）の状態においては、ラッチ体３９は、その末脚部３９ｂ_２が鉤形状部材７１ａの横部材（第２ロック体）７１ａ_１の端面に当接して移動できない、即ち、ラッチ体３９がケース本体３０から突出し、ケース体３０内に没入移動できず、閉じ込み防止が可能になる。この場合、ラッチ体３９の当接による衝撃を、横部材７１ａ_１を介してケース本体３０に立設された突片３０ｆで受るようにして、錠カム７１の破損を防止する。
【００３７】
ところで、本扉錠７０が使用されないときは、ロック体７２は、長孔３０ｅの最下点のところで静止し、また、扉錠７０などに不具合が生じたときには、ロック体７２は、重力方向に自然に落下するようになっているので、閉じ込みが生じない。このとき、錠カム７１において、そのアーム７１ｃ及び円筒体７１ｄの重量をその鉤形状部材７１ａのそれより重くすると、アーム７１ｃ及び円筒体７１ｄが下方に位置するようになるので、閉じ込みを防止するためには、更に効果的である。
【００３８】
また、本扉錠７０を有する取付金具も、扉錠無しタイプの扉にも扉錠タイプの扉にも取り付けることができる。
即ち、本実施の形態では、図７に示すように、ロック体７２の横部材７２ｂ_２にＣ溝７２ｆを設けるとともに、これに対応する錠カム７１の円筒体７１ｂに張出片７３を設け、このＣ溝７２ｆに張出片７３を嵌挿させる態様が採られている。このような取付金具では、錠カム７１に対しいくらか大きな外力を加えて回転すると、錠カム７１は、円筒体７１ｂと張出片７３との接合部位のところで破断してロック体７２から離脱するようになるために、上述同様にロック体７２は反重力方向に移動することができるようになり、この結果閉じ込み防止が可能になる。上記破断したとき、張出片７３は、ロック体７２のＣ溝７２ｆに嵌挿されたままで当該Ｃ溝７２ｆから脱落することはないので、不具合が生ずることはない。
【００３９】
【発明の効果】
本発明の扉錠によれば、ラッチ体に対し扉のレバーハンドルに連動する部材を直接係合させられない構造の扉についての閉じ込みが防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の実施の形態に係る扉錠が組み込まれた取付金具及びこれに取り付けられる部材の分解斜視図である。
【図２】図１の取付金具の分解斜視図である。
【図３】図１の取付金具の、扉錠の未使用時での動作説明図である。
【図４】図１の取付金具の、扉錠の使用時での動作説明図である。
【図５】第１の実施の形態に係る扉錠のうち、その構成部材が互いに離脱可能になる扉錠の分解斜視図である。
【図６】第２の実施の形態に係る扉錠が組み込まれた取付金具の分解斜視図である。
【図７】第３の実施の形態に係る扉錠の分解斜視図である。
【図８】図７の扉錠の動作説明図である。
【符号の説明】
１，６０，７０扉錠
２扉
３，６１取付金具
８，１３レバーハンドル
３０ケース本体（ケース）
３１ケースカバー（ケース）
３４カム体
３６メインスプリングプレート（連結機構）
３８ヨーク（連結機構）
３９ラッチ体
４２，７１錠カム（可動片）
４３，６３，７２ロック体
４３ｂ_２１突条（第１ロック体）
４３ａ_１左側壁（第２ロック体）
６２錠スライダ（可動片）
６３ａ_１縦部材（第２ロック体）
７１ａ_１鉤形状部材の横部材（第２ロック体）
７２ｃ_１鉤形状部材の横部材（第１ロック体）[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a door lock used when a door is locked from the inside.
[0002]
[Prior art]
For example, a so-called thumb turn is attached to the inside of a door, such as a room. There are various conventional door locks that lock the door by turning the thumb turn. In other words, the door is prevented from being locked because the door is accidentally closed while the door lock is operated.
For example, in the door lock disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 1-89566, the second engagement piece of the latch hub that is interlocked with the handle operation is engaged through the U-shaped portion of the latch bolt, and the latch bolt is moved into the housing by the rotation of the handle. (When the handle is not operated, the latch bolt protrudes from the inside of the housing.) When the display hub is in the locked position, the U-shaped part of the latch bolt On the other hand, the abutting portion of the display hub that is interlocked with the rotation of the thumb turn comes into contact with this, thereby preventing the latch bolt from being moved into the casing and at the same time preventing the rotation of the handle. In the position, the latch bolt is always kept protruding from the inside of the housing, and thus the door can be prevented from being closed as described above.
In the door lock disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 9-165958, the cam arm of the latch cam interlocked with the lever handle operation is engaged with the latch bolt, and the latch bolt is moved into the lock case by the rotation of the lever handle. However, when the lock cam is in the locked position, the lock plate is brought into contact with the latch bolt by the lock cam interlocking with the rotation of the thumb turn, thereby preventing the latch bolt from being moved into the lock case. At the same time, the lever handle is prevented from rotating. Even in such a door lock, in the locked position, the latch bolt always keeps protruding from the lock case, and thus the door can be prevented from being closed as described above.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the door lock and the door lock mechanism that can prevent the door from closing are such that the latch hub that is linked to the lever handle is directly engaged with the latch bolt, and the latch cam that is linked to the lever handle is directly engaged with the latch bolt. Although it is preferable for a door lock having a simple structure, it cannot be used for a door lock having a structure in which a latch hub or the like cannot be directly engaged with a latch bolt.
[0004]
An object of the present invention is to provide a door lock that can prevent the door from being closed with a structure that does not directly engage a member that interlocks with the handle of the door with respect to the latch body.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, the door lock according to claim 1 of the present invention is provided by attaching a mounting bracket to a predetermined position of the door and rotating or moving a movable piece disposed in the case of the mounting bracket. A first lock that locks the door handle while preventing the latch body from immersing into the case, and preventing the cam movement of the cam body linked to the door handle operation by the rotation or movement of the movable piece. And a second lock body that prevents the movement of the cam body of the cam body through a coupling mechanism that converts the cam movement into the amplified movement of the latch body to prevent the movement of the latch body into the case. It is. As a result, the member interlocking with the lever handle of the door with respect to the latch body, that is, the door having a structure in which the cam body cannot be directly engaged can be prevented from being closed, and in addition, the cam Since the cam movement of the body is converted into the amplified movement of the latch body so that the amount of movement of the latch body is amplified even with a slight rotation of the lever handle, the latch body with respect to the amount of rotation of the handle as in the conventional case Can be secured.
[0006]
The door lock according to claim 2 of the present invention is such that at least one of the first lock body and the second lock body moves in the antigravity direction by rotating or moving the movable piece within the case. Yes, not only when the movable piece is not rotated or moved, but also when the door lock malfunctions, the first lock body or the second lock body, or both the first lock body and the second lock body naturally move in the direction of gravity. Since it falls (moves), no confinement occurs even in the worst case.
[0007]
When the door lock according to claim 3 of the present invention is locked by the rotation of the lock cam, the impact from the cam body or the latch body is applied to the case through each of the first lock body and the second lock body. For example, the first lock body and the second lock body can be prevented from being damaged by being received by the wall surface of the case body.
[0008]
In the door lock according to claim 4 of the present invention, the first lock body and the second lock body are combined to form a single lock body, and the door handle is simultaneously locked to the combined lock body. The latch body has a function of preventing the latch body from immersing into the case body. In this case, not only the first lock body but also the second lock body will naturally fall (move) in the direction of gravity when a malfunction occurs in the door lock as well as when the movable piece is not rotated or moved. Needless to say.
[0009]
In the door lock according to claim 5 of the present invention, when the lock body is detachably attached to the movable piece or the case, for example, the lock body is accompanied by the rotation or movement of the movable piece. Thus, it can be detached from the movable piece or case and can move in a direction that prevents the cam body from moving in a cam and a direction that prevents the latch body from moving in and out.
According to the door lock, the lock body is temporarily attached to the movable piece or case unless the movable piece is rotated or moved when the mounting bracket incorporating the door lock is transferred or when the mounting bracket is applied to the door. It will not move because it has been stopped, and therefore no confinement will occur. In addition, there are two types of doors, one with a door lock and the other without a door lock. The mounting bracket incorporating this door lock can be used for both types of doors. What is necessary is just to use it with the lock body temporarily fixed to a movable piece or a case after construction for the door.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The door lock which concerns on the 1st Embodiment of this invention is demonstrated with reference to FIGS.
The door lock 1 is a device incorporated in a mounting bracket 3 attached to a recess (predetermined position) of the door 2 as shown in FIG. Before explaining the door lock 1 and the mounting bracket 3 incorporating the door lock 1, a schematic configuration of members attached to the door 2 in order to operate them from the outside will be described.
[0011]
As described above, the inner handle seat 4 from the inner surface side of the door 2 and the outer handle seat 5 from the outer surface side are attached to the mounting bracket 3 disposed in the recess of the door 2 so as to face each other. It is done. When attaching the cover 6 to the inner handle seat 4, the cylindrical protrusion 7 a of the thumb turn 7 is arranged inside the cover 6, and the knob 7 b of the thumb turn 7 is arranged outside the cover 6, The cylindrical protrusion 7a is loosely fitted in the small hole 4a provided in the upper part of the inner handle seat 4. The cylindrical ridge 7 a is connected to a lock cam 42 described later incorporated in the mounting bracket 3. Further, when the cover 6 is attached to the inner handle seat 4, the square rod 8 a of the inner lever handle (door handle) 8 and the rectangular rod 7 c of the thumb turn 7 are engaged with the inner side of the cover 6 to lock the lock cam 42. The holding plate 9 performing the rotation stopping function is arranged such that the gripping portion 8b of the inner lever handle 8 is arranged outside the cover 6, and the large hole 4b provided in the lower portion of the inner handle seat 4 and the holding plate The square core rod 8a is arranged in such a manner as to penetrate the nine drilling holes 9a. The square core bar 8a is a square hole 34a of a cam body 34 to be described later that is incorporated into the mounting bracket 3. ₁ Inserted.
[0012]
On the other hand, when the cover 10 is attached to the outer handle seat 5, the bearing 11 is loosely fitted into the upper hole 10 a of the cover 10, and an elongated, substantially rectangular bar 12 supported by the bearing 11 is disposed inside the cover 10. In addition, the rectangular bar 12 is provided with a small hole 5a provided in the upper portion of the outer handle seat 5 and a rectangular hole 42a of the lock cam 42 described later. ₁ And is inserted into the rectangular hole of the cylindrical protrusion 7a. Further, when the cover 10 is attached to the outer handle seat 5, the grip portion 13a of the outer lever handle (door handle) 13 is arranged outside the cover 10, and the bending shaft 13a of the grip portion 13a is arranged. ₁ Is fitted into the large hole 5 b of the outer handle seat 5 through the lower hole 10 b of the cover 10. And the bending axis 13a ₁ To the bracket of the cam body 34. ₁ A rectangular core 8a of the inner lever handle 8 extending through the inner lever handle 8 is fitted and inserted so that the inner lever handle 8 and the outer lever handle 13 rotate in conjunction with each other.
[0013]
The door lock 1 and the mounting bracket 3 incorporating the same will be described with reference to FIG.
The mounting bracket 3 is obtained by incorporating the door lock 1 and the like in a flat rectangular box case composed of a case body 30 and a case cover 31. By the way, of the side surfaces of the case body 30, the mounting plate 30a to the front surface of the recessed portion of the door 2 is a flange portion 30a having mounting bolt holes. ₁ And 30a ₂ Is extended from both ends, is formed larger than the other side surface, and the front plate 32 is attached in a manner of being superimposed on the attachment plate 30a. And the flange part 30a ₁ The mounting plate 30a close to and the substantially circular through hole 30a of the front plate 32 superposed on the mounting plate 30a ₃ A latch cover 33 for guiding a latch body 39 described later is fitted into the substantially elliptical through hole 32a.
[0014]
Of the members incorporated in the mounting bracket 3, the cam body 34 has a square hole 34 a into which the square core rod 8 a is inserted. ₁ 2, a protrusion 34 b protruding downward in FIG. 2 from the outer peripheral surface of the cylinder 34 a, a tapered arm 34 c protruding upward opposite to the protrusion 34 b, and the arm 34 c A cylindrical body 34d that is smaller than the outer diameter of the cylindrical body 34a and slightly shorter than the axial length thereof is formed at the tip in parallel with the cylindrical body 34a. The cam body 34 is loosely fitted in a freely rotatable manner to a through hole 30b (a through hole 31b in the case cover 31) of the case body 30 located obliquely upward from a positioning block 35 fixed to the lower right corner in the figure. As described above, this square hole 34a ₁ When the square rod 8a is inserted into the inner lever handle 8, the inner lever handle 8 and the outer lever handle 13 are interlocked with the rotation of the inner lever handle 8, and the one surface 34b of the ridge 34b is rotated in the appropriate direction. ₁ Comes into contact with the side surface 35 a of the block 35.
[0015]
In a form facing the block 35, the long thin plate-like portion 36a and the bent portion 36b are substantially L-shaped, and the main spring plate (connecting mechanism) 36 that also serves as a retainer for the main spring 37 described below includes A pair of claws 36a erected substantially at the center of the plate-like portion 36a ₁ 36a ₂ Convex 36c on both sides of each ₁ 36c ₂ Of which a convex shape 36c is formed. ₁ In the guide long hole 30g of the case body 30 (only one of the guide long holes 30g is drawn in FIG. 2), and the convex shape 36c. ₂ Is arranged so as to be movable toward and away from the mounting plate 30a.
The main spring plate 36 is urged in the separation direction by the main spring 37 having a spring seat at one end as a mounting plate 30 a and a spring seat at the other end as a bent portion 36 b of the main spring plate 36. As a result, the protrusion 34b of the cam body 34 is moved in the other direction 34b. ₂ Is pressed from the main spring 37 via the bent portion 36b, ₁ Is always in contact with the side surface 35a of the block 35.
[0016]
The pair of claws 36a erected substantially at the center of the plate-like portion 36a of the main spring plate 36. ₁ 36a ₂ Is a long thin frame body 38a having a substantially U shape in cross section and a pair of arms 38b projecting from one end of the frame body 38a. ₁ , 38b ₂ A yoke (connecting mechanism) 38 made of a material is loosely fitted at a position below the frame body 38a. On the other hand, the yoke 38 is a frame 38a, and a through hole 38c is formed at a position located below the center of the yoke 38a. The small hole 30c of the case 30 (the small hole of the case cover 31) is formed in the through hole 38c. A shaft rod 44 (see FIGS. 3 and 4) fitted to 31c) is inserted. As a result, the yoke 38 can be rotated around the shaft rod 44, and the movement of the main spring plate 36, that is, the cam motion of the cam body 34 can be controlled by the arm 38b. ₁ , 38b ₂ Can be converted into amplified movement at each tip claw.
[0017]
However, this arm 38b ₁ , 38b ₂ Each of the front end claw portions is loosely fitted in a ring groove 39c of the latch body 39 described below to sandwich the latch body 39. Therefore, the arms 38b ₁ , 38b ₂ The latch body 39 is moved by the movement of each tip claw.
By the way, the latch body 39 is formed by cutting a large cylindrical body obliquely, and from a head portion 39a that is flattened and a leg portion 39b that is provided with a ring groove 39c in a small cylindrical body connected to the head portion 39a. The arm 38b is formed in the ring groove 39c. ₁ , 38b ₂ Each tip claw portion of each is loosely fitted. Further, a support portion 40a and a bent portion 40b made of a substantially L-shaped plate are provided in the upper left corner in FIG. 2, and a substantially U-shaped notch groove 40b is formed in the bent portion 40b. ₁ The latch body plate 40 having the notch groove 40b ₁ The former leg portion 39b connected to the head portion 39a among the leg portions 39b. ₁ It is fixed in a state where it is inserted. A latch body spring 41 is interposed between the end surface of the head 39a of the latch body 39 and the bent portion 40b of the latch body plate 40. The spring body 41 causes the latch body 39 to move to the latch cover 33, that is, the case body. It is biased in a direction protruding from 30.
[0018]
Therefore, the cam motion of the cam body 34 is transmitted to the immersion movement of the latch body 39 into the case body 30 via the coupling mechanism of the main spring plate 36 and the yoke 38 having an amplification conversion function. A slight cam motion, in other words, a slight rotation of the lever handle 8 or 13, the amount of movement of the latch body 39 is amplified.
[0019]
The door lock 1 is incorporated in a mounting bracket 3 provided with such a cam body 34, a latch body 39, and the like.
The door lock 1 includes a lock cam (movable piece) 42 interlocked with the thumb turn 7, and a first lock body and a latch body 39 that prevent the cam body 34 from moving by the rotation of the lock cam 42 into the case body 30. It is comprised from the lock body 43 which united the 2nd lock body which prevents immersion movement.
Of these, the lock cam 42 has a rectangular hole 42a through which the rectangular rod 12 is inserted. ₁ A cylindrical body 42a, an arm 42b extending from an outer peripheral surface on one end side of the cylindrical body 42a, a tip of the arm 42b parallel to the cylindrical body 42a and a half length of the cylindrical body 42a. The other end of the cylindrical body 42a is loosely fitted to the through hole 30d of the case body 30 (one end of which is the through hole 31d of the case cover 31).
[0020]
On the other hand, the lock body 43 is configured by a lock cam receiving portion 43a and a cam body receiving portion 43b each having the following space portion that is open on one side and is divided vertically in FIG.
Among these, the cam body receiving portion 43b includes the rib 43c and the left side wall 43b. ₁ And right side wall 43b with a notch ₂ And the space surrounded by is open to the outside below, and the right side wall 43b ₂ From the ridge (first lock body) 43b in such a manner as to close the opening portion into the space. ₂₁ The left side wall 43b ₁ Ridge 43b on both end faces of ₁₁ Are projected. And these ridges 43b ₁₁ Is loosely fitted in the long hole 30e of the case body 30 (long hole 31e of the case cover 31), and can move along the long hole 30e. Thus, the lock cam receiving portion 43b, that is, the lock body 43 is movable in the gravitational direction and the antigravity direction (in the same figure, arrow A direction is the gravity direction, arrow B is the antigravity direction, and so on). When the lock body 43 moves in the direction of gravity, the cylindrical body 34d of the cam body 34 is inserted into the space portion from the opening portion. ₂ As will be described later, the latch body 39 moves into the case main body 30 (see FIG. 3B). On the other hand, when the lock body 43 moves in the anti-gravity direction, the cylindrical body 34d is positioned at the opening portion, so that the right side wall 43b ₂ When trying to move toward the ridge 43b ₂₁ At the same time, the latch body 39 protrudes from the case body 30 and cannot be moved into the case body 30 (see FIG. 4). In this case, the impact due to the contact of the cam body 34 is applied to the protrusion 43b. ₂₁ The lock body 43 is prevented from being damaged by being received by the wall surface of the case body 30 via the.
[0021]
The lock cam receiving portion 43a has a rib 43c and a left side wall 43a formed by bending in a direction protruding from both ends of the rib 43c and facing each other. ₁ And right side wall 43a ₂ The center of the space surrounded by is cut out in a substantially U shape on the other side. When the cylindrical body 42c of the lock cam 42 is stopped at the notched portion, the lock cam receiving portion 43a, that is, the lock body 43 stops at the lowest point of the long hole 30e, which is the moving groove. ing. However, in this embodiment, when the cylindrical body 42a of the lock cam 42 is rotated in either the clockwise direction or the counterclockwise direction, the cylindrical body 42c has the rib 43c and the left side wall 43a. ₁ The space surrounded by the rib 43c and the right side wall 43a ₂ Accordingly, the lock cam receiving portion 43a, that is, the lock body 43 moves in the anti-gravity direction, and reaches the uppermost point of the long hole 30e when rotated approximately 90 °. At this time, the latch body 39 has an end leg portion 39b of the leg portion 39b. ₂ Is the left side wall (second lock body) 43a of the lock body 43. ₁ In other words, the latch body 39 protrudes from the case main body 30 and cannot move into the case main body 30 and can be prevented from being closed. In this case, the impact caused by the contact of the latch body 39 is applied to the left side wall 43a. ₁ The lock body 43 is prevented from being damaged by being received by the projecting piece 30f erected on the case body 30.
[0022]
Next, operation | movement of this door lock 1 and the attachment metal fitting 3 incorporating this is demonstrated with reference to FIG.
First, the operation of the mounting bracket 3 when the door lock 1 is not used will be described with reference to FIG. At this time, the lock body 43 is stationary at the lowest point of the long hole 30e.
When the lever handles 8 and 13 are not operated, the mounting bracket 3 is in the state shown in FIG. That is, the cam body 34 interlocked with the lever handles 8 and 13 is in contact with the block 35 with the ridge 34 b of the cam body 34 receiving the urging force of the main spring 37 via the main spring plate 36. On the other hand, the latch body 39 protrudes from the case body 30 under the urging force of the spring 41. At this time, when an external force is applied to the latch body 39 so as to move the latch body 39 into the case body 30, the latch body 39 moves into the case body 30.
[0023]
However, when the lever handle 8 or 13 is rotated in a predetermined direction, the mounting bracket 3 shifts to the state shown in FIG. That is, the cam body 34 interlocked with the lever handles 8 and 13 moves the main spring plate 36 in the direction of the arrow in the figure while the protrusion 34 b resists the urging force of the main spring 37. Then, the yoke 38 is connected to the claw body 36a of the plate 36. ₁ 36a ₂ Receiving a pressing force from the shaft 38 and rotating around the shaft rod 44, the pair of arms 38 b ₁ , 38b ₂ Thus, the latch body 39 is moved into the case body 30 against the urging force of the latch body spring 41. The immersion of the latch body 39 into the case body 30 starts when the cam body 34, that is, the lever handles 8 and 13 are rotated by about 15 °. Of course, when the rotation operation of the lever handle 8 or 13 is released, the state shown in FIG. 9B shifts to the state shown in FIG.
As described above, when the door lock 1 is not used, the lock body 43 stops at the lowest point of the long hole 30e, and when a malfunction occurs in the door lock 1 or the like, the lock body 43 In addition, the cylindrical body 42c of the lock cam 42 naturally stops at the notch portion formed in the lock cam receiving portion 43a of the lock body 43. No confinement.
[0024]
Next, the operation of the mounting bracket 3 when the door lock 1 is used will be described with reference to FIG. As described above, the door lock 1 is configured such that it can be prevented from being closed even if the lock cam 42 is rotated clockwise or counterclockwise, and FIG. 4 (A) shows the lock cam. FIG. 4B is a state diagram when the lock cam 42 is rotated and operated in the counterclockwise direction. FIG. 4A is a state diagram when the lock cam 42 is rotated and operated in the clockwise direction. Only the case will be described.
[0025]
Before the thumb turn 7 is operated, the mounting bracket 3 is in a state as shown in FIG. 3A, for example, and the head 39a of the latch body 39 is received by a frame body on which the door 2 is disposed. It is accommodated in a metal fitting (not shown). At this time, when the thumb turn 7 is rotated counterclockwise, the lock body 43 moves in the anti-gravity direction along with the rotation of the lock cam 42 interlocked with the thumb turn 7, and the lock cam 42 moves counterclockwise. When approximately 90 ° is rotated in the direction, the lock body 43 reaches the uppermost point of the elongated hole 30e. At this time, even if the lever handle 8 or 13 is operated to rotate, the cylindrical body 34d of the cam body 34 is fixed to the protrusion 43b of the lock body 43. ₂₁ Does not rotate. Further, even if an external force is applied to the latch body 39 so as to immerse the latch body 39 into the case body 30, the end leg portion 39b of the leg portion 39b is applied. ₂ Is the left side wall 43a of the lock body 43. ₁ , And remains protruding from the case body 30 without moving into the case body 30. Thereby, it becomes possible to prevent confinement.
[0026]
In the embodiment described above, the case where the lock cam 42 and the lock body 43 are configured as separate members from the beginning has been described. However, the lock cam 42 is detachably attached to the lock body 43. The lock cam 42 may be detached from the lock body 43 by applying an external force.
FIG. 5 shows a specific example of such a temporary fixing. For the lock body 43, an elongated groove 50 having a substantially circular shape in cross section is provided at the center of the rib 43c. The slits 51 are formed in the same direction as the shaft and face the grooves 50 on both sides of the rib 43c. On the other hand, for the lock cam 42, the cylindrical body 42c has a lowermost end in the figure. A protruding piece 52 in which a cylindrical member 52b is attached to a rectangular plate member 52a is provided on a part of the outer periphery. However, the thickness of the plate member 52 a is smaller than the opening width of the slit 51, and the outer diameter of the cylindrical member 52 b is smaller than the inner diameter of the groove 50. Then, with the overhanging piece 52 fitted in the groove 50, the lock cam 42 and the lock body 43 are assembled into a mounting bracket as a door lock.
[0027]
In a mounting bracket in which such a door lock is incorporated, for example, even if the mounting bracket is mounted on a doorless type door, the lock body 43 remains locked with the protruding piece 52 inserted into the groove 50. 42 and is stationary at the lowest point of the elongated hole 30e, so that there is no problem in moving the latch body 39 into the case body 30 by rotating the lever handle 8 or 13, Can be used for doors without door locks.
Further, when the mounting bracket is attached to a door lock type door, after the attachment, when the handle 7b of the thumb turn 7 is rotated by applying a somewhat large external force, the lock cam 42 is broken at the plate member 52a. Since the lock body 43 comes off, the lock body 43 can move in the anti-gravity direction as described above, and as a result, it is possible to prevent the lock body 43 from being closed. When the breakage occurs, the cylindrical member 52b remains fitted in the groove 50 of the lock body 43 and does not fall out of the groove 50, so that no problem occurs.
[0028]
A door lock according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
The figure shows a mounting bracket 61 in which the door lock 60 is incorporated. This mounting bracket 61 replaces the door lock 1 with the door lock 60 in the mounting bracket 3 according to the first embodiment. Configured. Therefore, in the figure, only the portion related to the door lock 60 of the mounting bracket 61 is drawn, and the description of the present embodiment will be described only for the portion related to the door lock 60.
The door lock 60 is obtained by replacing the lock cam 42 of the door lock 1 with a lock slider (movable piece) 62 and the lock body 43 with a lock body 63. The lock slider 62 has the function of the thumb turn 7 in addition to the function of the lock cam 42.
[0029]
The lock slider 62 includes a rectangular bar 62a and a substantially triangular columnar knob 62b, and a flat bracket 63c sandwiched between the square bar 62a and the knob 62b. The bracket 63c is a knob 62b. Identification plate 63c divided almost equally with reference to ₁ And identification plate 63c ₂ These one end faces are provided with substantially semicircular grooves 64a and 64b, respectively, and in these grooves 64a, the lock slider 62 moves and the lock body 63 is the lowest point of the long hole 30e. For example, when it is stationary at the inner handle seat 4, it comes to be engaged with a substantially semi-circular protrusion 65a of a spring plate 65 provided on the inner handle seat 4, and the lock slider 62 moves and the lock 64 When 63 reaches the uppermost point of the long hole 30e, it is locked to the protrusion 65a. Reference numeral 66 denotes a cover, which differs from the cover 6 only in the shape of the operation window 66a.
On the other hand, the lock body 63 has a structure in which the lock slider receiving portion 63a is placed on the cam body receiving portion 43b of the lock body 43 described above, and the lock slider receiving portion 63a is a vertical member ( Second lock body) 63a ₁ And transverse member 63a ₂ And has a substantially L-shape in a longitudinal sectional view, and a transverse member 63a. ₂ The insertion hole 63a of the square bar 62a at the approximate center ₂₁ Is drilled.
[0030]
In the operation of the door lock 60, when the thumb turn, that is, the lock slider 62 is moved, the lock body 63 moves in the gravitational direction or anti-gravity direction, and the identification plate 63c is moved. ₁ 63c ₂ When the grooves 64a and 64b are engaged with the protrusion 65a, the lock body 63 reaches the lowest point and the highest point of the long hole 30e, respectively. Thereby, the operation of the door lock 60 when it is not used and when it is used is also performed in the mounting bracket 61 in the same manner as the door lock 1 of the mounting bracket 3.
[0031]
Further, the mounting bracket 61 can be attached to a doorless type door or a doorlock type door. (Refer to the enlarged view indicated by the arrow in FIG. 6)
In the mounting bracket 61, a small hole 67 having a bowl shape is provided at an appropriate position of the case body 30, while the vertical member of the lock body 63 is provided to the lock body 63 in accordance with the shape of the small hole 67. 63a ₁ Is provided with a projecting piece 68 in which a cylindrical member 68b is attached to a rectangular plate member 68a, and a part of the projecting piece 68 is inserted into the small hole 67. ing. In such a temporarily fixed mounting bracket 61, when a somewhat large external force is applied to the knob 62 b of the lock slider 62, the overhanging piece 68 is broken near the insertion opening of the small hole 67. Since it comes off from the case main body 30, the lock body 63 can be moved in the anti-gravity direction as described above, and can be prevented from being closed. However, since the broken piece of the overhanging piece 68 remains fitted in the small hole 67 and does not fall out of the small hole 67, no problem occurs.
[0032]
A door lock according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
The lock body 43 according to, for example, the first embodiment described above is configured by a member in which the first lock body and the second lock body are combined, but the first lock body and the second lock body are separate. It may be configured by members.
In the door lock 70 according to the present embodiment, a lock cam 71 and a lock body 72 are used in place of the lock cam 42 and the lock body 43 according to the first embodiment, and the hook-shaped member 71a of the lock cam 71 is used as a first member. The function of the two lock bodies is performed, and the hook-shaped member 72c of the lock body 72 performs the function of the first lock body.
[0033]
The lock cam 71 is similar to the lock cam 42 in the form of the member 71a. ₁ And member 71a ₂ It is configured such that a hook-shaped member 71a constituted by That is, the lock cam 71 has a rectangular hole 71b through which the rectangular bar 12 is inserted. ₁ A cylindrical body 71b, an arm 71c extending from the outer peripheral surface on one end side of the cylindrical body 71b, and the cylindrical body 71b projecting parallel to the cylindrical body 71b at the tip of the arm 71c. The cylindrical body 71d is formed to have the same length, and protrudes from one end of the cylindrical body 71b opposite to the side from which the arm 71c extends, and the member 71a. ₂ It is comprised from the said hook-shaped member 71a fixed by the recessed part given to the front-end | tip surface. In such a lock cam 71, the other end of the cylindrical body 71 b is rotatable in the through hole 30 d of the case body 30 (the one end is the through hole 31 d of the case cover 31) like the lock cam 42. At this time, the member 71a of the flange-shaped member 71a is loosely fitted. ₂ Is arranged on the case cover 31 side so that the member 71a ₂ A space is formed between the case body 30 and the case body 30. The space portion is for preventing interference with the protruding piece 30f erected on the case body 30 as the lock cam 71 rotates. When the door lock 70 is not used, the lock cam 71 has the arm 71c and the cylindrical body 71d at the bottom as shown in FIG. ₁ Is arranged to face upward. Further, when the door lock 70 is used, as shown in FIG. 8B, the arm 71c and the cylindrical body 71d face the right side, and the member 71a. ₁ Is arranged to face left, the member 71a ₁ Is the end leg portion 39b of the latch body 39. ₂ It arrange | positions in the position contact | abutted to. At this time, the member 71a ₁ And the projecting piece 30f is positioned between the cylindrical body 71b.
[0034]
The lock body 72 includes a rectangular parallelepiped member 72a, a hook-shaped member 72b protruding along one short side of the rectangular side surface of the member 72a, and the hook-shaped member 72b on the opposite side. 7 is formed with a hook-shaped member 72c protruding along one short side of the rectangular side surface of the member 72a. The hook-shaped member 72b is a vertical member 72b in FIG. ₁ Is projected from the middle of the short side to the end, while the hook-shaped member 72c is formed of the vertical member 72c. ₁ Projecting from the beginning to the end of the short side. In the lock body 72 having such a configuration, a substantially concave groove 72d is formed by the member 72a and the member 72b, and a substantially concave groove 72e is formed by the member 72a and the member 72c. Here, the vertical member 72b of the bowl-shaped member 72b ₁ Is projected from the middle of the short side because the arm 71c of the lock cam 71 is in contact with the rotation of the lock cam 71, which will be described later, from FIG. 8 (A) to FIG. 8 (B). This is to prevent interference with the shape member 72b.
When the door lock 70 is not used with respect to the lock cam 71, the lock body 72 has a lateral member 72b of the hook-shaped member 72b as shown in FIG. ₂ Is opposed to the cylindrical body 71b of the locking cam 71, and the side surface of the rectangular parallelepiped member 72a is disposed at a position facing the arm 71c and the cylindrical body 71d of the locking cam 71. When the door lock 70 is used, the cylindrical body 71d of the lock cam 71 is inserted into the concave groove 72d of the lock body 72 as shown in FIG. Member 72c ₂ Is disposed at a position where the cylindrical body 34d of the cam body 34 abuts.
By the way, the rectangular parallelepiped member 72a of the lock body 72 has protrusions 72a at both ends perpendicular to the side surface. ₁ Are projected, and these protrusions 72a ₁ Is loosely fitted into the long hole 30e of the case body 30 (long hole 31e of the case cover 31), and the lock body 72 can move in the gravity direction and the antigravity direction along the long hole 30e.
[0035]
The operation of the door lock 70 will be described with reference to FIG.
Before the thumb turn 7 is operated, that is, before the door lock 70 is used, the lock cam 71 and the lock body 72 are in the state shown in FIG. It is stationary at the lowest point of 30e. In such a case, when the thumb turn 7 is rotated counterclockwise, the lock cam 71 interlocked with the thumb turn 7 rotates, and the lock body 72 moves in the antigravity direction accordingly. When the lock cam 71 is rotated 90 ° counterclockwise, the lock body 72 reaches the uppermost point of the elongated hole 30e, and the state shown in FIG. At this time, even if the lever handle 8 or 13 is rotated, the cylindrical body 34d of the cam body 34 is a lateral member (first lock body) 72c of the flange-shaped member 72c of the lock body 72. ₂ Does not rotate. In this case, the impact due to the contact of the cam body 34 is applied to the transverse member 72c. ₂ The lock body 72 is prevented from being damaged by being received by the wall surface of the case main body 30 via the.
[0036]
Further, in the state shown in FIG. 5B, the latch body 39 has its end leg portion 39b. ₂ Is a lateral member (second lock body) 71a of the bowl-shaped member 71a ₁ In other words, the latch body 39 protrudes from the case body 30 and cannot be moved into the case body 30, and can be prevented from being closed. In this case, the impact due to the contact of the latch body 39 is applied to the transverse member 71a. ₁ The lock cam 71 is prevented from being damaged by being received by the projecting piece 30f erected on the case main body 30 via the.
[0037]
By the way, when the door lock 70 is not used, the lock body 72 stops at the lowest point of the long hole 30e, and when a malfunction occurs in the door lock 70 or the like, the lock body 72 moves in the direction of gravity. Since it falls naturally, no confinement occurs. At this time, in the lock cam 71, when the weight of the arm 71c and the cylindrical body 71d is made heavier than that of the flange-shaped member 71a, the arm 71c and the cylindrical body 71d are positioned below, thereby preventing the locking. For this purpose, it is more effective.
[0038]
Further, the mounting bracket having the door lock 70 can be attached to a doorless type door or a doorlock type door.
That is, in this embodiment, as shown in FIG. ₂ In this embodiment, a C groove 72f is provided in the cylindrical body 71b of the lock cam 71 corresponding to the C groove 72f, and the protruding piece 73 is fitted into the C groove 72f. In such a mounting bracket, when a somewhat large external force is applied to the lock cam 71 and rotated, the lock cam 71 is broken at the joint portion between the cylindrical body 71b and the overhanging piece 73 and detached from the lock body 72. Therefore, as described above, the lock body 72 can move in the anti-gravity direction, and as a result, the lock can be prevented. When the rupture occurs, the overhanging piece 73 remains fitted in the C groove 72f of the lock body 72 and does not fall off from the C groove 72f, so that no problem occurs.
[0039]
【The invention's effect】
According to the door lock of the present invention, it is possible to prevent the latch body from being closed about a door having a structure in which a member interlocking with the lever handle of the door cannot be directly engaged.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a mounting bracket in which a door lock according to a first embodiment is incorporated and members attached to the mounting bracket.
FIG. 2 is an exploded perspective view of the mounting bracket of FIG.
3 is an operation explanatory view of the mounting bracket of FIG. 1 when the door lock is not used. FIG.
FIG. 4 is an operation explanatory view of the mounting bracket of FIG. 1 when using a door lock.
FIG. 5 is an exploded perspective view of the door lock in which the constituent members of the door lock according to the first embodiment can be separated from each other.
FIG. 6 is an exploded perspective view of a mounting bracket in which a door lock according to a second embodiment is incorporated.
FIG. 7 is an exploded perspective view of a door lock according to a third embodiment.
8 is an operation explanatory view of the door lock of FIG. 7. FIG.
[Explanation of symbols]
1,60,70 Door lock
2 doors
3,61 mounting bracket
8,13 Lever handle
30 Case body (case)
31 Case cover (case)
34 cam body
36 Main spring plate (connection mechanism)
38 Yoke (coupling mechanism)
39 Latch body
42, 71 lock cam (movable piece)
43, 63, 72 Lock body
43b ₂₁ Projection (first lock body)
43a ₁ Left side wall (second lock body)
62 Lock slider (movable piece)
63a ₁ Vertical member (second lock body)
71a ₁ Hook-shaped member cross member (second lock body)
72c ₁ Horizontal member of the hook-shaped member (first lock body)

Claims

A mounting bracket is provided at a predetermined position of the door, and the handle of the mounting bracket is locked by rotating or moving a movable piece arranged in the case of the mounting bracket, while the latch body is moved into the case. A first locking body for preventing the cam movement of the cam body interlocking with the handle operation of the door by the rotation or movement of the movable piece; and the cam movement is amplified by the latch body. A door lock comprising: a second lock body that prevents the immersive movement of the latch body that is linked via a coupling mechanism that converts the movement.

The door lock according to claim 1, wherein at least one of the first lock body and the second lock body moves in the antigravity direction by rotation or movement of the movable piece within the case.

The door lock according to claim 1 or 2, wherein an impact from the cam body or the latch body is received by a wall surface of the case through each of the first lock body and the second lock body.

The door lock according to any one of claims 1 to 3, wherein the first lock body and the second lock body are combined to form a single lock body.

When the lock body is detachably attached to the movable piece or the case, the lock body is detached from the movable piece or the case as the movable piece rotates or moves, and the cam body 5. The door lock according to claim 4, wherein the door lock is movable in a direction that prevents a cam motion of the latch body and a direction that prevents the immersive movement of the latch body.