JP3671067B2 - Roof panel with hook hardware and roof construction method using the same - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、互いに接合されて建物の屋根を構成する屋根パネルに係り、特に、屋根パネルを躯体に固定するためのフック金物がが工場等で予め取付けられたフック金物付き屋根パネルおよびそれを用いた屋根の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、住宅の構築についてはその工業化が進み、例えば壁や床、屋根といった構成要素を予め工場にてパネル化しておき、施工現場でこれらのパネルを組み立てることにより、住宅を構築するといったパネル工法が一部に採用されている。このようなパネル工法に用いられるパネルとして、例えば屋根パネルとしては、縦芯材と横芯材とを矩形状に組み立てるとともに、この矩形枠の内部に補強芯材を縦横に組み付けて枠体を構成し、この枠体の一方の面(上面)に合板等の面材が貼着されたものが一般的である。
【0003】
そして、上記屋根パネルを用いて屋根を施工するには、躯体上に複数の屋根パネルを順次敷き込むとともにこれら屋根パネルどうしを接合して屋根面を形成した後、当該屋根面の所定の位置にコ字状をなすフック金物を上方から打ち込んで、その下端部を屋根パネルの下面から突出させ、この突出した部分を躯体に固定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような屋根の施工方法では、フック金物の取付け(打ち込み)が、現場で取付け位置を捜して取付ける現場施工となってしまうことから、これが工業化を損なう要因の一つとなっていた。
そこで、工場等において予めフック金物を各屋根パネルに取付けておくことが考えられるが、この場合、フック金物が屋根パネルの下面から突出しているために、屋根パネルを多数重ねて輸送する際に、屋根パネルの下面から突出しているフック金物が輸送の邪魔になって輸送効率が低下するばかりか、突出しているフック金物が、屋根施工等の際に他の部材に引っ掛かたりして、危険を伴う可能性があるという問題がある。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、フック金物を予め屋根パネルに取付けておいても、フック金物が輸送や施工等の際に邪魔になることのないフック金物付き屋根パネルおよびこれを用いた屋根の施工方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1のフック金物付き屋根パネルは、屋根パネルに、当該屋根パネルを躯体に固定するためフック金物を、前記屋根パネルの下面から出没自在に取付けたものである。
【0007】
そして、前記フック金物を、中央側軸部を挟む両端側軸部が同一方向に折曲された略コ字状に形成し、その両端側軸部を前記屋根パネルにその上面から挿通し、その中央側軸部を支点として回動させることにより、前記屋根パネルの下面から出没自在に取付けたものである。
【0008】
請求項2のフック金物付き屋根パネルは、請求項1において、前記屋根パネルの上面に、ルーフィングをフック金物の上方から敷設したものである。
【0009】
請求項3の屋根の施工方法は、請求項1または2記載のフック金物付き屋根パネルを躯体の上部に、フック金物を収納した状態で敷き込んだ後、前記フック金物を屋根パネルの下面から突出させて、この突出した部分を前記躯体に固定することを特徴としている。
【0010】
【作用】
請求項1のフック金物付き屋根パネルにあっては、当該フック金物付き屋根パネルを輸送したり躯体上に敷き込む際には、フック金物を屋根パネル内に納めておき、屋根パネルを躯体に固定する際に、フック金物を屋根パネルの下面から突出させて、この突出した部分を躯体に固定する。よって、フック金物を予め屋根パネルに取付けておいても、屋根パネルの輸送や敷き込み等の際にフック金物が邪魔になることがない。
【0011】
また、フック金物が略コ字状をなしているので、当該フック金物を屋根パネルに挿通した状態において、フック金物の中央側軸部が屋根パネルの上面側に位置しているので、該フック金物は屋根パネルから下方に落下することがなく、また、その中央側軸部を支点として回動させることにより、屋根パネルの下面から容易に出没する。
【0012】
請求項2のフック金物付き屋根パネルにあっては、前記屋根パネルの上面に工場等によって予めルーフィングを敷設することによって、現場での屋根の施工の際に、ルーフィングを敷設する作業が必要なく、よって屋根施工を迅速に行なうことができる。また、フック金物の上方からルーフィングを敷設したので、フック金物によってルーフィングが損傷することがない。
【0013】
請求項3の屋根の施工方法にあっては、請求項1または2記載のフック金物付き屋根パネルを躯体の上部に、フック金物を収納した状態で敷き込んだ後、前記フック金物を屋根パネルの下面から突出させて、この突出した部分を前記躯体に固定することにより、屋根パネのル輸送や敷き込み等の際にフック金物が邪魔になることがなく、屋根施工をスムーズに行なうことができる。
【0014】
【実施例】
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
本実施例のフック金物付き屋根パネルPは、屋根パネルにフック金物の他、軒先水切りやルーフィングも併せて取付けられているので、まず、軒先水切りと、ルーフィングを取付けた部分を先に説明する。
【0015】
図1〜図4に示すように、屋根パネル1は2枚の単位屋根パネル2,2をその長手方向の端面を互いに接合してなるものである。前記単位屋根パネル2は、縦芯材2aと横芯材2bとを矩形状に組み立てるとともに、この矩形枠の内部に、図示しない補強芯材を縦横に組み付けて枠体を構成し、この枠体の一方の面(上面)に合板等の面材3を貼着したものである。
【0016】
前記屋根パネル1の軒先側端面には断面三角形状をなし、屋根パネル1の軒先方向に延びる調整材4が固定されている。この調整材4は木製のものでその下面4aが、屋根パネル1を躯体上に敷き込んだ際において、水平になるようにして屋根パネル1の軒先側の横芯材2bに固定されている。
【0017】
また、前記屋根パネル1の軒先側上面には軒先水切り5が固定されている。この軒先水切り5は、帯状をなす鉄板等の金属板を折曲することにより形成されたもので、屋根パネル1の軒先方向に延在せしめられている。前記軒先水切り5の基端部には、屋根パネル1の軒先側に折り返されてなる返し部5aが形成されており、一方、先端部には下方に折り曲げられてなる折曲部5bが形成されている。
さらに、軒先水切り5の下面側には垂下壁5cが形成されている。この垂下壁5cは前記折曲部5bから軒先水切り5の下面側に延びた部分を下方に折曲することにより形成されたもので、屋根パネル1の軒先端面に固定された調整材4の前面4bとの間に所定間隔を隔てて、かつ該前面4bと平行に形成されている。また、垂下壁5cの裏面側には、当該垂下壁5cの下端部から上方に折り返されその先端部を内側に折曲してなる突起5dが形成されている。
【0018】
また、前記屋根パネル1の面材3の軒先側における上面と、前記軒先水切り5の上面とには、帯状をなす防水シート6が屋根パネル1の軒先方向に延びるようにして貼着されている。この防水シート6は上下両面に接着剤が塗布された両面テープのごときもので、具体的には防水シート75(商品名:宇部興産社製)からなるものである。
【0019】
さらに、前記屋根パネル1の面材3の上面には、アスファルトルーフィング(ルーフィング)7が敷設されている。このアスファルトルーフィング7は、屋根の傾斜方向に延びる帯状のもので、その軒先側の先端部を前記防水シート6の上面に貼着するとともに、基端部を屋根パネル1の棟側の端部との間に若干の隙間をもたせて配置し、さらに両縁部を屋根屋根パネル1の長手方向に沿うそれぞれの縁部に合わせて配置したうえで、所定の位置にステープル8…を打ち込むことによって固定されている。このように、前記アスファルトルーフィング7は、防水シート6を介して軒先水切り5に貼着されているので、アスファルトルーフィング7と軒先水切り5との間からの水の侵入を確実に防止することができる。
【0020】
また、アスファルトルーフィング7は、屋根パネル1の長手方向に帯状に延びる2枚のルーフィング片7a,7aを接合することにより構成されている。ルーフィング片7a,7aを接合する場合、互いに接合すべきルーフィング片の長手方向に沿う縁部を互いにラップさせて上下に重ね合わせたうえで、この重ね合わせた部分に防水テープ9を貼着することにより行なう。この防水テープ9は下面に接着剤が塗布された片面テープのごときもので、具体的にはウルトラシーラー75(商品名:宇部興産社製)からなるものである。
【0021】
前記フック金物付き屋根パネルPは、屋根の軒側に敷設されるパネルであるが、屋根の棟側に敷設されるとともに、前記フック金物付き屋根パネルPに接合すべき、フック金物付き屋根パネルP1は、以下のように構成されている。
すなわち、図5および図6に示すように、このフック金物付き屋根パネルP1は、前記ルーフィング付き屋根パネルPと同様に、2枚の前記単位屋根パネル2,2を接合するとともに、その棟側の端面に結合棟木15を取付けたもので、屋根パネル1の上面には、2枚のルーフィング片7a,7aの縁部を重ね合わせて接合することにより構成されたアスファルトルーフィング7が敷設されている。これらルーフィング片7a,7aの接合部には、前記防水テープ9が貼着され、さらに、アスファルトルーフィング7の先端部は屋根パネル1の先端部から所定長さだけ延出されている。
【0022】
次に、フック金物が取付けられた部位について説明する。
すなわち、フック金物30は、図7および図8に示すように、中央側軸部31を挟む両端側軸部32,32が同一方向に折曲された略コ字状をなしており、その両端側軸部32,32が前記屋根パネル1にその上面から挿通され、その中央側軸部31を支点として回動することにより、前記屋根パネル1の下面から出没自在に取付けられている。両端側軸部32の下端部は羽子板状をなしており、その先端は尖っており、また、羽子板状の部分には貫通孔33,33が形成されている。
なお、図7および図8は、軒先側の屋根パネル1にフック金物30を取付けた状態を示しており、この場合、フック金物30が外側に回動してきて、壁パネル35の内側に当接するようになっている。
【0023】
前記フック金物30が取付けられる屋根パネル1においては、該フック金物30を取付けるべき位置の面材3に一対の孔33,33が形成され、これら孔33,33にフック金物30の両端側軸部32,32がそれぞれ挿通されている。なお、これら孔33,33の間は若干座掘られており、この座掘った部分に、フック金物30を回動させて屋根パネル1の下面から突出させた際に、前記中央側軸部31が位置するようになっている。
【0024】
したがって、フック金物30を回動させて屋根パネル1の下面から突出させた際においては、中央側軸部30は面材3の上面と面一か、若干突出しているだけであるので、このフック金物30によって面材3の上面に敷設されている前記アスファルトルーフィング7が損傷することがない。
なお、図9は、けらば側に位置する屋根パネル1にフック金物30を取付けた状態を示しており、この場合、フック金物30が内側に回動してきて、壁パネルの外側に当接するようになっている。
また、前記フック金物30は、図15に示すように、各フック金物付き屋根パネルP,P1(但し、フック金物付き屋根パネルP1においては、けらば側のパネルのみ)の所定の位置に所定ピッチで取付けられており、これにより、風の煽りによる屋根の浮き上がり、捲れ、剥がれ等を防している。
【0025】
次に、上記構成のフック金物付き屋根パネルPを用いた屋根の施工方法について説明する。
まず、図10に示すように、躯体K上の軒先側に、前記フック金物付き屋根パネルPを順次吊り上げて敷き込み、躯体Kに固定する。フック金物付き屋根パネルPを吊り上げる場合、該フック金物付き屋根パネルPの先端部(軒先部)と基端部とにそれぞれ吊り治具10,10とパネルフッカー11,11を取付け、これら吊り治具10,10とパネルフッカー11,11にクレーンのワイヤ12を係止して、フック金物付き屋根パネルPを所定の勾配に保持しながら吊り上げる。なお、フック金物付き屋根パネルPどうしの接合は、屋根締結ボルト13を用いて行なう。なお、この接合はルーフィング7を捲ってスクリュー釘を斜め打ちすることによって行ってもよい。
【0026】
また、フック金物付き屋根パネルPを躯体Kに固定するには、図8および図9に示すように、前記フック金物30を回動させて、該フック金物30の両端側軸部32,32を壁パネル35の外面または内面に突き当て、スクリュー釘36を両端側軸部32に形成された貫通孔32に通して、壁パネル35に打ち込むことによって、フック金物30を躯体Kの壁パネル35に強固に固定する。
前記フック金物30を躯体Kに固定するスクリュー釘36は、フック金物30の引き抜き方向と直交して壁パネル35に打ち込まれるので、屋根が風等に煽られてフック金物に引き抜き方向の力が作用しても、前記スクリュー釘36が引き抜かれにくく、よって、煽りに対して屋根を躯体Kに強固に固定することができる。
また、隣接するフック金物付き屋根パネルP,Pの軒先側においては、図15に示すように、互いに隣接する軒先水切り5,5の接合部に、上面側から軒先水切用ジョイントピース14を取付ける。
【0027】
次に、図11に示すように、躯体Kの棟側に、結合棟木15が予め工場等で取付けられたフック金物付き屋根パネルP1を上記と同様にして順次吊り上げて敷き込む。
前記フック金物付き屋根パネルP1の敷き込む際には、該屋根パネルP1の棟側を躯体Kにスクリューボルト16…により固定するとともに、ルーフィング付き屋根パネルP1に予め取付けられた前記フック金物30を躯体Kに固定し、また、フック金物付き屋根パネルP1と前記既に敷き込まれたフック金物付き屋根パネルPとをルーフプレート17とスクリューボルト16とによって接合するとともに躯体Kに固定する。
【0028】
さらに、ルーフプレート17とスクリューボルト16を取付けた後、屋根の傾斜方向に隣接する屋根パネルP,P1どうしの接合部においては、棟側に位置する屋根パネルPのルーフィング7の下端部を、軒側に位置する屋根パネルPのルーフィング7の上端部に上方から重ね合わせる。これによって、屋根の傾斜方向に隣接するルーフィング7,7どうしの継ぎ目の雨仕舞が良好になる。
【0029】
上記のようにして、躯体K上に、フック金物付き屋根パネルP,P1を敷き込んだ後、図12に示すように、互いに隣接するフック金物付き屋根パネルP,Pどうしおよび互いに隣接するフック金物付き屋根パネルP1,P1どうしの接合部においては、アスファルトルーフィング7,7を突き合わせ、この突き合わせた部分に前記防水テープ9を貼着することにより、接合部におけるアスファルトルーフィング7,7の防水を行なう。これにより、屋根の棟方向に隣接するルーフィング7,7どうしの継ぎ目の雨仕舞が良好になる。
【0030】
なお、フック金物付き屋根パネルP,P1のそれぞれのけらば側においては、アスファルトルーフィング7の縁部に防水テープ9を貼りまわすとともに、この防水テープ9をけらば側に90°曲げて貼着する。
また、棟部においては、図13および図15に示すように、突き合わされたアスファルトルーフィング7,7の縁部に防水テープ9を棟の長さ方向に沿って貼着し、さらに、この防水テープ9上に耐水シート18を貼着する。
【0031】
次に、図14に示すように、躯体K上に敷き込まれて接合されたフック金物付き屋根パネルP…において、それぞれの軒先水切り5の垂下壁5cと調整材4との間に、屋根の軒先方向に延びる軒先調整材20を挿入して、この軒先調整材20に各垂下壁5cを釘21…によって固定する。
したがって、各フック金物付き屋根パネルPのそれぞれの軒先水切り5は軒先調整材20に沿って屋根の軒先方向に一直線に配置されるので、軒先水切り5,5どうしの接合が容易であり、施工性が向上する。
【0032】
軒先調整材20を挿入固定したならば、図4に示すように、鼻隠し22を、その上部を前記垂下壁5cと軒先調整材20との間に挿入して、上端部を前記突起5dに突き当てるようにして取付ける。この鼻隠し22は、鉄板等の金属板を折曲して形成されたもので、軒先調整材20の前面から下方に延び、所定部位で上方に折曲され、その端部をさらに水平に折曲して、この部位を前記調整材4の下面4aに釘23…によって固定されている。前記鼻隠し22には、前記調整材4の直下において、凹溝22aが形成され、この凹溝22aに軒天材25を嵌め込みむことにより、当該軒天材25が水平に取付けられる。
前記調整材4はその下面4aが水平になるように、屋根パネル1に取付けられているので、この下面に4aに軒天材25を上記のように鼻隠し22の凹溝22aを介して固定することにより、当該軒天材25を水平に設けることができる。
【0033】
また、上記実施例では、フック金物付き屋根パネルPには、予め工場等において、フック金物30、軒先水切り5、アスファルトルーフィング7等が取付けられ、棟側のフック金物付き屋根パネルP1には、フック金物30、結合棟木15、アスファルトルーフィング7等が取付けられているので、現場における屋根施工を従来に比べて迅速に行なうことができる。また、アスファルトルーフィング7上に屋根材を予め艤装しておけば、現場における屋根施工をさらに迅速に行うことができる。
【0034】
なお、上記実施例では、フック金物付き屋根パネルPの軒先側の納まりについては、前記アスファルトルーフィング7を、防水シート6を介して軒先水切り5に貼着したが、これとは別に、図16に示すように、耐水シート27を面材3上に貼着し、その上に軒先水切り5、アスファルトルーフィング7を順次取付けてもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1のフック金物付き屋根パネルによれば、屋根パネルに、当該屋根パネルを躯体に固定するためフック金物を、前記屋根パネルの下面から出没自在に取付けたので、当該フック金物付き屋根パネルを輸送したり躯体上に敷き込む際には、フック金物を屋根パネル内に納めておき、屋根パネルを躯体に固定する際に、フック金物を屋根パネルの下面から突出させて、この突出した部分を躯体に固定することができる。
よって、フック金物を予め屋根パネルに取付けておいても、屋根パネルの輸送や敷き込み等の際にフック金物が邪魔になることがないので、屋根の施工を容易かつスムーズに行なうことができる。
【0036】
また、フック金物が略コ字状をなしているので、当該フック金物を屋根パネルに挿通した状態において、フック金物の中央側軸部が屋根パネルの上面側に位置するので、該フック金物は屋根パネルから下方に落下することがなく、また、その中央側軸部を支点として回動させることにより、屋根パネルの下面から容易に出没させることができる。よって、フック金物を施工現場で下方に落下させることなく、簡単に屋根パネルから突出させて躯体に固定することができる。
【0037】
請求項2のフック金物付き屋根パネルによれば、前記屋根パネルの上面に工場等によって予めルーフィングを敷設するので、現場での屋根の施工の際に、ルーフィングを敷設する作業が必要なく、よって屋根施工を迅速に行なうことができる。また、フック金物の上方からルーフィングを敷設したので、フック金物によってルーフィングが損傷することがない。
【0038】
請求項3の屋根の施工方法によれば、請求項1または2記載のフック金物付き屋根パネルを躯体の上部に、フック金物を収納した状態で敷き込んだ後、前記フック金物を屋根パネルの下面から突出させて、この突出した部分を前記躯体に固定することにより、屋根パネのル輸送や敷き込み等の際にフック金物が邪魔になることがなく、よって、屋根施工を容易かつスムーズに行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフック金物付き屋根パネルの一実施例を示す平面図である。
【図2】図1におけるAーA線視断面図である。
【図3】図1におけるBーB線視断面図である。
【図4】図2に示すフック金物付き屋根パネルに、鼻隠しを取付けた状態を示す側断面図である。
【図5】本発明のフック金物付き屋根パネルの他の実施例を示す平面図である。
【図6】図5におけるCーC線視断面図である。
【図7】本発明のフック金物付き屋根パネルの一実施例を示す要部の側断面図である。
【図8】図7におけるDーD線視断面図である。
【図9】本発明のフック金物付き屋根パネルの他の実施例を示す要部の側断面図である。
【図10】本発明のフック金物付き屋根パネルを用いて屋根を施工する方法を説明するためのもので、フック金物付き屋根パネルを躯体上に敷き込んでいる状態を示す斜視図である。
【図11】同、棟側に屋根パネルを敷き込んでいる状態を示す斜視図である。
【図12】同、アスファルトルーフィングどうしの接合部に防水テープを貼着している状態を示す斜視図である。
【図13】同、棟部に耐水シートと防水テープを貼着している状態を示す斜視図である。
【図14】同、ルーフィング屋根パネルに軒先調整材を挿入している状態を示す斜視図である。
【図15】同、躯体上に屋根を施工した状態を示す斜視図である。
【図16】軒先側の納まりの他の例を示す側断面図である。
【符号の説明】
P,P1 フック金物付き屋根パネル
1 屋根パネル
7 アスファルトルーフィング
7a ルーフィング片
6 防水シート
9 防水テープ
30 フック金物
31 中央側軸部
32 両端側軸部
36 スクリュー釘[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a roof panel that is joined to each other to form a roof of a building, and in particular, a hook panel with a hook hardware in which a hook hardware for fixing the roof panel to a housing is attached in advance in a factory or the like is used. It relates to the construction method of the roof.
[0002]
[Prior art]
In recent years, the construction of houses has been industrialized. For example, there is a panel construction method in which components such as walls, floors, and roofs are made into panels in the factory in advance and these panels are assembled at the construction site to construct the house. Adopted in some areas. As a panel used in such a panel method, for example, as a roof panel, a vertical core material and a horizontal core material are assembled in a rectangular shape, and a reinforcing core material is assembled vertically and horizontally inside the rectangular frame to constitute a frame body. In general, the frame body has a surface material such as plywood attached to one surface (upper surface).
[0003]
And in order to construct a roof using the said roof panel, after laying a plurality of roof panels sequentially on a frame and joining these roof panels together to form a roof surface, at a predetermined position on the roof surface A U-shaped hook hardware is driven in from above, and the lower end of the hook is protruded from the lower surface of the roof panel, and the protruding portion is fixed to the housing.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the roof construction method as described above, the attachment (driving) of the hook hardware is a field construction in which the attachment position is searched for and installed on the site, which is one factor that impairs industrialization.
Therefore, it is conceivable to attach the hook hardware to each roof panel in advance in a factory, etc.In this case, since the hook hardware protrudes from the lower surface of the roof panel, when transporting a plurality of roof panels, The hook hardware protruding from the lower surface of the roof panel hinders transportation and reduces the transportation efficiency, and the protruding hook hardware gets caught on other members during roof construction, etc. There is a problem that it may be accompanied.
[0005]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and even if the hook hardware is attached to the roof panel in advance, the hook panel with the hook hardware that does not interfere with the hook hardware during transportation or construction, and the like. It aims at providing the construction method of the used roof.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the roof panel with a hook hardware according to
[0007]
Then, the hook hardware is formed in a substantially U shape in which both end side shaft portions sandwiching the center side shaft portion are bent in the same direction, and the both end side shaft portions are inserted into the roof panel from its upper surface, It is attached so as to be able to protrude and retract from the lower surface of the roof panel by rotating around the central shaft portion.
[0008]
The roof panel with a hook hardware of
[0009]
Method of constructing a roof according to
[0010]
[Action]
In the roof panel with hook hardware according to
[0011]
In addition, since the hook hardware is substantially U-shaped, the central shaft portion of the hook hardware is located on the upper surface side of the roof panel when the hook hardware is inserted into the roof panel. Does not fall downward from the roof panel, and it easily appears and disappears from the lower surface of the roof panel by rotating around the central shaft portion.
[0012]
In the roof panel with hook hardware of
[0013]
In the construction method of a roof according to
[0014]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
Since the roof panel P with the hook hardware of the present embodiment is attached to the roof panel together with the eaves draining and roofing in addition to the hook hardware, the eaves draining and the part where the roofing is attached will be described first.
[0015]
As shown in FIGS. 1 to 4, the
[0016]
An
[0017]
An
Further, a hanging
[0018]
Further, a
[0019]
Furthermore, asphalt roofing (roofing) 7 is laid on the upper surface of the
[0020]
The
[0021]
The roof panel P1 with the hook hardware is a panel laid on the eaves side of the roof, but is laid on the roof ridge side and should be joined to the roof panel P with the hook hardware P1 Is configured as follows.
That is, as shown in FIGS. 5 and 6, the roof panel P1 with hook hardware joins the two
[0022]
Next, the part where the hook hardware is attached will be described.
That is, as shown in FIGS. 7 and 8, the
7 and 8 show a state in which the
[0023]
In the
[0024]
Accordingly, when the
FIG. 9 shows a state in which the
Further, as shown in FIG. 15, the
[0025]
Next, a roof construction method using the above-configured roof panel P with a hook hardware will be described.
First, as shown in FIG. 10, the roof panel P with the hook hardware is sequentially lifted and laid on the eaves side on the casing K and fixed to the casing K. When lifting the roof panel P with the hook hardware, the lifting jigs 10 and 10 and the
[0026]
Further, in order to fix the roof panel P with the hook hardware to the housing K, as shown in FIGS. 8 and 9, the
Since the
In addition, on the eaves side of the adjacent roof panels P, P with hook hardware, as shown in FIG.
[0027]
Next, as shown in FIG. 11, the roof panel P1 with hook hardware on which the combined
When the roof panel P1 with the hook hardware is laid, the ridge side of the roof panel P1 is fixed to the housing K with
[0028]
Further, after the roof plate 17 and the
[0029]
After laying the roof panels P, P1 with the hook hardware on the frame K as described above, as shown in FIG. 12, the roof panels P, P with the hook hardware adjacent to each other and the hook hardware adjacent to each other.
[0030]
In addition, on each loose side of the roof panels P, P1 with the hook hardware, the
In the ridge, as shown in FIGS. 13 and 15,
[0031]
Next, as shown in FIG. 14, in the roof panel P with hook hardware laid and joined on the frame K, between the hanging
Accordingly, since the
[0032]
When the eaves
Since the
[0033]
Moreover, in the said Example, the
[0034]
In addition, in the said Example, although the said
[0035]
【The invention's effect】
As described above, according to the roof panel with hook hardware of
Therefore, even if the hook hardware is attached to the roof panel in advance, the hook hardware does not get in the way when the roof panel is transported or laid, so that the construction of the roof can be performed easily and smoothly.
[0036]
In addition, since the hook hardware is substantially U-shaped, the central shaft portion of the hook hardware is located on the upper surface side of the roof panel when the hook hardware is inserted into the roof panel. It does not fall downward from the panel, and can be easily caused to appear and disappear from the lower surface of the roof panel by rotating the central side shaft portion as a fulcrum. Therefore, the hook hardware can be easily protruded from the roof panel and fixed to the frame without dropping downward at the construction site.
[0037]
According to the roof panel with the hook hardware of
[0038]
According to the roof construction method of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing an embodiment of a roof panel with hook hardware according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 1. FIG.
4 is a side sectional view showing a state in which a nose cover is attached to the roof panel with hook hardware shown in FIG. 2. FIG.
FIG. 5 is a plan view showing another embodiment of the roof panel with hook hardware of the present invention.
6 is a cross-sectional view taken along line CC in FIG. 5. FIG.
FIG. 7 is a side sectional view of an essential part showing an embodiment of a roof panel with hook hardware according to the present invention.
8 is a cross-sectional view taken along line DD in FIG.
FIG. 9 is a side sectional view of an essential part showing another embodiment of a roof panel with a hardware hook according to the present invention.
FIG. 10 is a perspective view showing a state in which a roof panel with hook hardware is laid on a frame for explaining a method of constructing a roof using the roof panel with hardware hook according to the present invention.
FIG. 11 is a perspective view showing a state in which a roof panel is laid on the ridge side.
FIG. 12 is a perspective view showing a state in which a waterproof tape is adhered to the joint portion between the asphalt roofings.
FIG. 13 is a perspective view showing a state where a waterproof sheet and a waterproof tape are adhered to the ridge portion.
FIG. 14 is a perspective view showing a state in which an eaves edge adjusting material is inserted into the roofing roof panel.
FIG. 15 is a perspective view showing a state in which a roof is constructed on the housing.
FIG. 16 is a side cross-sectional view showing another example of accommodation on the eaves side.
[Explanation of symbols]
P, P1 Roof panel with
Claims (3)
前記フック金物が、中央側軸部を挟む両端側軸部が同一方向に折曲された略コ字状をなしており、その両端側軸部が前記屋根パネルにその上面から挿通され、その中央側軸部を支点として回動することにより、前記屋根パネルの下面から出没自在に取付けられていることを特徴とするフック金物付き屋根パネル。 A hook hardware for fixing the roof panel to the housing is attached to the roof panel so as to be able to protrude and retract from the lower surface of the roof panel ,
The hook hardware has a substantially U-shape in which both end side shaft portions sandwiching the center side shaft portion are bent in the same direction, and both end side shaft portions are inserted into the roof panel from the upper surface, and the center A roof panel with a hook hardware , wherein the roof panel is mounted so as to protrude and retract from the lower surface of the roof panel by rotating about a side shaft portion .
前記複数のフック金物付き屋根パネルを躯体の上部に、フック金物を収納した状態で敷き込んだ後、前記フック金物を屋根パネルの下面から突出させて、この突出した部分を前記躯体に固定することを特徴とする屋根の施工方法。A method of constructing a roof using a plurality of roof panels with hook hardware according to claim 1 or 2 ,
After laying the roof panel with a plurality of hook hardware on the upper part of the housing in a state in which the hook hardware is stored, the hook hardware protrudes from the lower surface of the roof panel, and the protruding portion is fixed to the housing. A roof construction method characterized by
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