JP3659358B2

JP3659358B2 - Roof renovation structure

Info

Publication number: JP3659358B2
Application number: JP12389595A
Authority: JP
Inventors: 堯石川
Original assignee: 株式会社アイジー技術研究所
Priority date: 1995-05-23
Filing date: 1995-05-23
Publication date: 2005-06-15
Anticipated expiration: 2020-06-15
Also published as: JPH08312159A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は建築、構築物の既存屋根を新規屋根で改修するための構造に関するものであり、さらに詳しくは、既存建物を構成する軒桁と棟木を連結して既成建物の強度を向上する補強材を流れ方向に対して斜めに配設し、補強材上に新規屋根を形成する屋根改修構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の屋根改修構造としては、古くなった既存の屋根をすべて撤去して、既存の垂木や野地板等の屋根下地に新規屋根を形成する構造や、既存の屋根材上に直に、もしくは、新規垂木等の屋根下地やルーフィング等の防水シートを介して新規屋根材を取り付ける構造が一般的であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような改修構造では古くなった既存屋根材と新規屋根材を交換することや、傷んだ既存の屋根材上に新規屋根材を形成して、既存屋根を隠蔽することの技術思想のみであり、古くなった建物の既存の屋根下地、躯体、あるいは既存屋根材を補強し、強度を向上させる技術思想は全く考慮に入れられていなかった。このため、改修後の建物の屋根下地や躯体には負担が係り、強度的に弱く、特に耐震性に極端に劣り、地震等の発生で新規屋根材が脱落したり、屋根下地、躯体の破損、建物の崩壊等の被害が発生することもあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような欠点を除去するため、既存の屋根を新規屋根材で改修する前に、既存の躯体を補強する補強材を既存屋根材上から、もしくは既存の屋根材が撤去された後に、既存建物の躯体を構成する軒桁と棟木の上方に位置するように配された長尺帯状の鋼板からなる水平補強材と、軒桁と棟木とを連結するように、流れ方向に対して斜めに連結された長尺帯状の鋼板からなる複数の補強材とが配設され、水平補強材は軒桁又は棟木と垂木とが交差した箇所の上方の複数箇所で固定具により打設され、補強材は端部において水平補強材と重合した箇所と垂木の上方並びに母屋の上方を通過した箇所の複数箇所で固定具により打設され、かつ、少なくとも 2 本の補強材が交差するように配設され、さらに、水平補強材と補強材上に新規屋根が形成されたことを特徴とする屋根改修構造を提案するものである。
【０００５】
【実施例】
以下に図面を用いて、本願発明に係る屋根改修構造の一実施例について詳細に説明する。ここでは、既存の屋根材を撤去せずに新規屋根を形成する際の例について説明する。図１、図２は既存屋根材上からの上記改修構造の一例を示す斜視図、図３は同部分拡大図、図４は同部分拡大断面図である。Ａは既存屋根、Ｂは屋根下地、Ｃは軒桁、Ｄは棟木、Ｅは母屋、Ｆは垂木、Ｇは水平補強材、Ｈは補強材、Ｉは新規屋根である。
【０００６】
既存屋根Ａは図４に示すように、例えば野地板ａ、ルーフィングｂ、既存屋根材ｃ等からなるものであり、屋根下地Ｂは図１、図３に示すように軒桁Ｃ、棟木Ｄ、母屋Ｅ、垂木Ｆとから構成されているものである。
【０００７】
既存屋根材ｃは図に示すように、屋根下地Ａの外側面に施工された一般的屋根材からなるものであり、例えば図に示すような新生瓦の他に、平葺き屋根材、段葺き屋根材、アルファルトシングル等の板状の屋根材を重ね張りしたものや、瓦葺き屋根材、瓦棒葺き屋根材等の各種屋根からなるものである。
【０００８】
水平補強材Ｇは、例えば図５に示すような幅狭の長尺薄板状の鋼材からなるもので、少なくとも既存建物の躯体を構成する軒桁Ｃ、棟木Ｄ上に既存屋根Ａ上から釘、スクリュービス、テクス、アンカー、アンカーボルト等の固定具αを介して固定されるものであり、１本の水平補強材Ｇによって補強された範囲内の軒桁Ｃ、棟木Ｄにおいては、腐食、破損等により強度が弱い箇所の負担を分散できるものである。なお、水平補強材を固定する固定具αの打設は、軒桁Ｃ、母屋棟木Ｄ等の水平部材が垂木Ｆと交差する箇所に行うことが、強度の面から好ましい。
【０００９】
補強材Ｈは、例えば水平補強材Ｇと同様に図５に示すような幅狭の長尺薄板状の鋼材からなるものであり、改修対象の屋根一面当たりに対して２本以上を交差するように配設するものである。
【００１０】
補強材Ｈは、既存屋根材上から改修を行う際は図３に示すように既存屋根材ｃ上から既存屋根材ｃ、ルーフィングｂ、および野地板ａを介して垂木Ｆが軒桁Ｃ、棟木Ｄ、母屋Ｅと交差する箇所に固定具αを用いて固定し、軒方向に対して斜めに取り付けることにより古くなった既存屋根Ａおよび屋根下地Ｂの強度を向上するものである。なお、１本の補強材Ｈは母屋Ｃ、棟木Ｄ、軒桁Ｅのうち少なくとも２つ以上に固定されるものであり、また、取り付けの際の長手方向の両端の固定は、垂木Ｆと軒桁Ｃ、棟木Ｄが交差する箇所にて、水平補強材Ｇと重合させて行い、屋根下地Ｂのうち強度に弱点を有する部分を全体で補える補強とするものである。
【００１１】
Ｌは新規屋根材であり、例えば図６（ａ）、（ｂ）に示すような段葺き状の屋根材Ｌを使用することができる。ここで使用する新規屋根材Ｌは、金属板（カラー鋼板、銅板、アルミニウム板、チタン板、ステンレス板、サンドイッチ鋼板、クラッド鋼板等）等をロール成形、プレス成形、押出成形等によって形成したものである。
【００１２】
さらに説明すると、新規屋根材Ｌは長尺板状であり、その幅方向一端部を化粧面１の下側、すなわち、裏面２側に略コ字状に屈曲して段差化粧面３と差込縁４とを形成した雄型連結部６としたもので、化粧面１と段差化粧面３と差込縁４とから略コ字状の引っかけ溝５を形成したものである。
【００１３】
また、化粧面１の他端には化粧面１の上側に屈曲して断面略Ｕ字状に形成した差込縁４と嵌合する嵌合溝７と、嵌合溝７の先端をコ字状に折り返した嵌合縁８と、嵌合縁８の先端を下方に屈曲すると共に化粧面１と略平行で外方にＬ字状に屈曲して延長した固定片９を形成した雌型連結部１０を形成したものである。
【００１４】
さらに、化粧面１の長手方向の両側端縁をそれぞれ裏面２側にハゼ状に屈曲した連結片１１を形成したものである。なお、図６（ａ）では長手方向の強度の強化と、外部からの雨水等が毛細管現象により内部に浸入することを防止する意味で嵌合溝７と差込縁４にそれぞれ凹条１２を形成している。
【００１５】
なお、化粧面１、段差化粧面３等にリシンを施して、落雪防止や滑り止め、意匠性の向上を図ることもできる。
【００１６】
また、Ｋは裏打材であり、図７に示すように長尺板状からなるものである。また、裏打材Ｋは既存屋根材ｃ上に多数枚重合して敷設することによって、新規屋根材Ｌをバックアップし、屋根上の作業、積雪のように荷重が加えられても新規屋根材Ｈの変形を防止すると共に、断熱層、調湿層、防火層、防音層として機能するものである。
【００１７】
裏打材Ｋの素材としてはシージングボード、シージングインシュレーションボート、プラスチックフォーム（ウレタンフォーム、ヌレートフォーム、フェノールフォーム等）パーチクルボード、木質複合板、木毛セメント板、コンポージットパネル（コンパネ）、石膏ボード、ＡＬＣ板、等からなるものである。
【００１８】
さらに説明すると、裏打材Ｋは水平方向では端面を当接すると共に、図４に示すように、軒から棟方向では下段の裏打材Ｋ₁に長尺側面を重ね合わせ、階段状とすると共に既存屋根材ｃとの間に三角形状の空隙βを形成するように固定するものである。この空隙βは新鮮な空気等の流通路として機能させることができ裏打材Ｉが有する断熱材、防音材、調湿材等の機能をさらに助長させると共に、結露を防止して屋根下地Ｂ、既存屋根材ｃ、新規屋根材Ｌの腐食防止に寄与するものである。
【００１９】
Ｊはアルファルトルーフィング等からなる防水シートであり、必要に応じて既存屋根材ｃ上に敷設し、構造の防水性を強化するものである。
【００２０】
図８は新規屋根材Ｌ同士の長手方向を接続する継手材Ｍであり、新規屋根材Ｌと同様な種類の素材を同等な成形法により形成したものであり、敷目板Ｎと嵌合板Ｏの２部材から形成したものである。
【００２１】
すなわち、敷目板Ｎは図８（ｂ）に示すように、新規屋根材Ｌの裏面２と当接すると共に、嵌合板Ｏを装着する敷目部１３と、敷目部１３の下辺を裏面側に屈曲した馳部１４と、必要に応じて敷目部１３の上辺を表面側に屈曲して形成した雨返部１５とから形成したものであり、かつ、図８（ａ）のイ−イ線端面図である図８（ｄ）に示すように、幅方向において、両側縁を表面側に折り返し、その先端を再び折り返して壺状とした係止部１６と、係止部１６の両側縁を延長した延長部１７と、延長部１７の先端を表面側に折り返して形成した延長舌片１８とから構成されたものである。
【００２２】
なお、この端面形状は敷目部１３のみならず、馳部１４から雨返部１５にかけてほぼ同一とすることが可能である。すなわち敷目板Ｎはロールフォーミング等により連続的に成形することも可能であり、コストを下げた生産ができるものである。また図６では、上下方向の連結の強化のために、馳部１４の略中央部分を延長して馳舌片１４ａを形成している。
【００２３】
嵌合板Ｏは図８（ｃ）に示すように、底面１９の左右側辺を折り返して係止舌片２０を形成して出合い袋状とした断面形状のものであり、図８（ｄ）に示すように新規屋根材Ｌの化粧面１の両側縁に設けた連結片１１を嵌合、係止するものである。（なお、図８（ｄ）では新規屋根材Ｈを点線で示した。）さらに説明すると嵌合ＯＭは敷目板Ｎの敷目部１３において、図８（ｄ）に示すように、両端を係止部１６によって係止されることによって一体化するものである。
【００２４】
ここで、本発明に係る屋根改修構造の施工方法の一実施例について簡単に説明する。ここでは、新生瓦葺きの既存屋根Ａ上に対し、段葺きの新規屋根Ｉの施工を行うものとする。先ず、図９に示すように、新生瓦からなる既存屋根材ｃ上において水平補強材Ｇを釘等の固定具αによって既存屋根材ｃ、ルーフィングｂ、野地板ａを介して躯体を構成する軒桁Ｃ、棟木Ｄ上に配設した後、補強材Ｈの端部を水平補強材Ｇ上に重合するように載置し、水平補強材Ｇ、既存屋根材ｃ、ルーフィングｂ、野地板ａを介して軒桁Ｃ、棟木Ｄにそれぞれ打設するものである。
【００２５】
なお、水平補強材Ｇは、軒桁Ｃ並びに棟木Ｄ等の水平部材と垂木Ｆとが交差した箇所の上方の複数箇所で固定具αにより打設され、補強材Ｈは端部において水平補強材Ｇと重合した箇所と垂木Ｆの上方並びに母屋Ｅの上方を通過した箇所の複数箇所で固定具により打設されて固定されている。
【００２６】
次に、図１０に示すように、必要に応じて補強材Ｈ上から既存屋根材ｃの全範囲を覆うように防水シートＪを敷設し、そして図４に示す下段の裏打材Ｋ₁を防水シートＪ上に敷設すると共に、下段に位置する裏打材Ｋ₁上に下段の新規屋根材Ｌ₁を載置し、新規屋根材Ｌ₁の固定片９上から釘等の固定具αで裏打材Ｋ₁を介して既存屋根Ａに固定する。
【００２７】
次に上段の裏打材Ｋ₂の一端部を下段の新規屋根材Ｌ₁の固定片９上に載置すると共に、下段の新規屋根材Ｌ₁の嵌合溝７内に上段の新規屋根材Ｌ₂の差込縁４を嵌合、係止し、上段の裏打材Ｋ₂上に上段の新規屋根材Ｌ₂が載置される。これらの作業を順次軒方向から棟方向まで行うことにより、既存屋根上に新規屋根を形成するものである。
【００２８】
また、図には示さないが、既存屋根材ｃを撤去した後に新規屋根Ｉを形成する場合は、既存屋根材ｃを撤去した後に水平補強材Ｇ、補強材Ｈを配設した後に上記工程を経て新規屋根Ｉを形成するものである。
【００２９】
以上説明したのは、本発明に係る屋根改修構造の一実施例であり、図１１〜図１４に示すような改修構造としたり、改修のための部材を用いることもできる。
【００３０】
図１１〜図１３は水平補強材Ｇ及び補強材Ｈの変形例である。すなわち、図１１（ａ）は両端を折り返して舌片２１を設けた例、（ｂ）は凸部２２を長手方向に沿って設けた例、（ｃ）は波型とした例である。また、図１２（ａ）はエンボス加工を施した例、（ｂ）は鋼板を数回折り返して重合させた例であり、いずれも弛みを防止する事による強度の向上、変形の防止、施工性の向上を図ったものである。
【００３１】
また、図１３（ａ）は既存屋根Ａに接触する側の面にホットメルト系接着剤、合成ゴム系接着剤、天然ゴム系接着剤等の弾性接着剤からなる帯状の弾性体２３を配した例、（ｂ）は長手方向に対して略中央部に両面テープ２４を配した例、（ｃ）は弾性体２３と両面テープ２４を併用した例であり、いずれも仮止めを容易にし、施工性の向上と、既存屋根Ａの表面の凹凸を吸収することによる補強の向上に有効なものである。
【００３２】
図１４（ａ）〜（ｃ）は水平補強材Ｇと補強材Ｈの配置のその他の例を示す図であり、（ａ）は一対の水平補強材Ｇに対し２組の補強材Ｈを配した例、（ｂ）は両端と中央の垂木Ｆ上に補強材Ｈを配し、２対の補強材Ｈにて１面の屋根を補強した例、（ｃ）は両端と中央の垂木Ｆ上に補強材Ｈを配した他に、母屋Ｅ上に水平補強材Ｇを配した例で、いずれも既存屋根Ａと屋根下地Ｂの強度を、より一層強力な物とするのに有効なものである。
【００３３】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る屋根改修構造によれば、従来の欠点を解決し、（１）既存の屋根下地、既存の屋根材の強度を補強する補強材を配設するので、建物全体の強度を向上させ、地震に強い構造となる。（２）軒桁、棟木等の部材上に水平補強材を配し、水平補強材は軒桁並びに棟木と垂木とが交差した箇所の上方の複数箇所で固定具により打設されているので、被補強部材の一部分に強度が弱い箇所があってもその箇所に係る力を水平補強材で補強された範囲に分散できるので、補強が確実になり、老朽化した家屋の補強にも有効である。（３）新規屋根材は既存の屋根下地に直接固定されるので、容易には脱落しない。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る既存屋根を撤去しない屋根改修構造の一実施例を示す斜視図である。
【図２】本発明に係る既存屋根を撤去しない屋根改修構造の一実施例を示す斜視図である。
【図３】本発明に係る既存屋根を撤去しない屋根改修構造の一実施例を示す部分拡大斜視図である。
【図４】本発明に係る既存屋根を撤去しない屋根改修構造の一実施例を示す部分拡大断面図である。
【図５】補強材の代表例を示す説明図である。
【図６】新規屋根として使用する新規屋根材の一例を示す説明図である。
【図７】新規屋根として使用する裏打材の例を示す説明図である。
【図８】継手材の一例を示す説明図である。
【図９】本発明に係る既存屋根を撤去しない屋根改修構造の施工方法の説明図である。
【図１０】本発明に係る既存屋根を撤去しない屋根改修構造の施工方法の説明図である。
【図１１】水平補強材、補強材のその他の例である。
【図１２】水平補強材、補強材のその他の例である。
【図１３】水平補強材、補強材のその他の例である。
【図１４】水平補強材及び補強材の配置例である。
【符号の説明】
α 固定具
β 空隙
Ａ既存屋根
Ｂ屋根下地
Ｃ軒桁
Ｄ棟木
Ｅ母屋
Ｆ垂木
Ｇ水平補強材
Ｈ補強材
Ｉ新規屋根
Ｊ防水シート
Ｋ裏打材
Ｌ新規屋根材
Ｍ継手材
Ｎ敷目板
Ｏ嵌合板
ａ野地板
ｂルーフィング
ｃ既存屋根材
１化粧面
２裏面
３段差化粧面
４差込縁
５引っ掛け溝
６雄型連結部
７嵌合溝
８嵌合縁
９固定片
１０雌型連結部
１１連結片
１２凹条
１３敷目部
１４馳部
１４ａ馳舌片
１５雨返部
１６係止部
１７延長部
１８延長舌片
１９底面
２０係止舌片
２１舌片
２２凸部
２３弾性体
２４両面テープ[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a structure for renovating an existing roof of a building or a structure with a new roof, and more specifically, a reinforcing material that improves the strength of an existing building by connecting an eaves girder and a purlin constituting an existing building. The present invention relates to a roof repair structure that is disposed obliquely with respect to the flow direction and forms a new roof on a reinforcing material.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of roof refurbishment structure has a structure in which all existing roofs that have become old are removed and a new roof is formed on the roof base of existing rafters and field boards, or directly on existing roofing materials. Or the structure which attaches a new roof material through waterproofing sheets, such as roof base | substrates, such as a new rafter, and roofing, was common.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in such a modified structure, only the technical idea of replacing the existing roof material with an old roof material and forming a new roof material on the damaged existing roof material to conceal the existing roof material. However, the technical idea of reinforcing the existing roof foundation, frame, or existing roofing material of an old building and improving the strength was not taken into consideration at all. For this reason, there is a burden on the roof foundation and frame of the building after renovation, which is weak in strength, especially extremely inferior in earthquake resistance, and new roof materials fall off due to the occurrence of earthquakes, etc., and damage to the roof foundation and frame In some cases, the building collapsed.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to eliminate such drawbacks, the present invention removes the existing roof from the existing roofing material or after the existing roofing material is removed before the existing roof is repaired with the new roofing material. In order to connect the eaves girder and the purlin to the flow direction so as to connect the horizontal reinforcement made of a long strip-shaped steel plate arranged so as to be positioned above the eaves girder and the purlin constituting the frame of the existing building A plurality of reinforcing members made of long strip-shaped steel plates connected obliquely are disposed, and the horizontal reinforcing member is placed by a fixing tool at a plurality of locations above the intersection of the eaves beam or purlin and rafters, Reinforcing materials are placed by a fixture at multiple locations, where the ends overlap with the horizontal reinforcing material, above the rafters and above the main building, and are arranged so that at least two reinforcing materials intersect. And a new roof on the horizontal reinforcement and reinforcement It proposes a roof renovation structure characterized by the formation of
[0005]
【Example】
Hereinafter, an embodiment of a roof repair structure according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings. Here, an example of forming a new roof without removing the existing roof material will be described. 1 and 2 are perspective views showing an example of the above-described repair structure from above the existing roof material, FIG. 3 is a partially enlarged view thereof, and FIG. 4 is a partially enlarged sectional view thereof. A is an existing roof, B is a roof base, C is an eaves girder, D is a purlin, E is a purlin, F is a rafter, G is a horizontal reinforcement, H is a reinforcement, and I is a new roof.
[0006]
As shown in FIG. 4, the existing roof A is composed of, for example, a field board a, a roofing b, an existing roof material c, and the like, and the roof base B is an eaves girder C, a purlin D, It is composed of a main building E and a rafter F.
[0007]
As shown in the figure, the existing roof material c is made of a general roof material constructed on the outer surface of the roof base A. For example, in addition to a new roof tile as shown in the figure, a flat roof material or a stepped roof material is provided. It is composed of various roofs such as roofing materials, laminates of plate-like roofing materials such as Alfalto single, tiled roofing materials, tiled barbed roofing materials and the like.
[0008]
The horizontal reinforcing material G is made of, for example, a narrow long thin plate-shaped steel material as shown in FIG. 5, and at least on the eaves girder C and the purlin D that form the frame of the existing building, It is fixed via a fixing tool α such as screw screw, tex, anchor, anchor bolt, etc., and the eaves girder C and purlin D within the range reinforced by one horizontal reinforcing material G are corroded and damaged. It is possible to disperse the burden of the weak portion by such as. In addition, it is preferable from the viewpoint of strength that the fixture α for fixing the horizontal reinforcing member is placed at a location where horizontal members such as the eaves girder C and the purlin purse D cross the rafter F.
[0009]
The reinforcing material H is made of, for example, a narrow thin plate-like steel material as shown in FIG. 5 as in the case of the horizontal reinforcing material G and intersects two or more per one roof surface to be repaired. It is arrange | positioned.
[0010]
As shown in FIG. 3, the reinforcing material H, when repairing from the existing roof material, is a rafter F, eaves girder C, purlin, from the existing roof material c through the existing roof material c, roofing b, and field plate a. The strength of the existing roof A and the roof base B that have become old is improved by fixing with D using a fixture α at a location that intersects with the main building E and attaching it obliquely with respect to the eave direction. One reinforcing material H is fixed to at least two of the main building C, the purlin D, and the eaves girder, and the longitudinal ends at the time of attachment are fixed to the rafter F and the eaves. It is carried out by superimposing with the horizontal reinforcing material G at the place where the beam C and the purlin D intersect, and the portion of the roof base B that has a weak point in strength is used as a reinforcement.
[0011]
L is a new roofing material. For example, a stepped roofing material L as shown in FIGS. 6A and 6B can be used. The new roofing material L used here is a metal plate (color steel plate, copper plate, aluminum plate, titanium plate, stainless steel plate, sandwich steel plate, clad steel plate, etc.) formed by roll molding, press molding, extrusion molding or the like. is there.
[0012]
More specifically, the new roofing material L is in the form of a long plate, and one end in the width direction is bent into a substantially U shape on the lower side of the decorative surface 1, that is, on the back surface 2 side, and is inserted into the stepped decorative surface 3. This is a male connecting portion 6 formed with an edge 4, and a substantially U-shaped hook groove 5 is formed from the decorative surface 1, the stepped decorative surface 3, and the insertion edge 4.
[0013]
Further, the other end of the decorative surface 1 is bent to the upper side of the decorative surface 1 so as to be fitted with the insertion edge 4 formed in a substantially U-shaped cross section, and the front end of the fitting groove 7 is a U-shape. Fitting edge 8 turned back into a shape, and a female-type connection in which a distal end of the fitting edge 8 is bent downward and a fixing piece 9 is formed which is substantially parallel to the decorative surface 1 and bent outward and bent in an L shape. The portion 10 is formed.
[0014]
Further, the connecting pieces 11 are formed by bending both side edges in the longitudinal direction of the decorative surface 1 in a goby shape on the back surface 2 side. In FIG. 6 (a), the groove 12 and the insertion edge 4 are respectively provided with recesses 12 in order to strengthen the strength in the longitudinal direction and prevent rainwater from the outside from entering the inside due to capillary action. Forming.
[0015]
In addition, ricin can be given to the decorative surface 1, the stepped decorative surface 3, etc. to prevent snowfall, prevent slipping, and improve the design.
[0016]
Further, K is a backing material, and has a long plate shape as shown in FIG. In addition, a large number of backing materials K are laid on the existing roof material c to back up the new roof material L, and even if a load is applied such as work on the roof or snow, the new roof material H While preventing deformation, it functions as a heat insulating layer, humidity control layer, fireproof layer, and soundproof layer.
[0017]
The material of the backing material K is sizing board, sizing insulation boat, plastic foam (urethane foam, nurate foam, phenol foam, etc.) particle board, wood composite board, wood wool cement board, composite panel (compane), gypsum board, ALC It consists of a board etc.
[0018]
More specifically, the backing material K abuts the end face in the horizontal direction, and, as shown in FIG. 4, in the direction from the eave to the ridge, the long side surface is overlapped with the lower backing material K ₁ to form a staircase and the existing roof. It fixes so that the triangular space | gap (beta) may be formed between the materials c. The gap β can function as a flow path for fresh air and the like, and further enhances the functions of the insulating material, the soundproofing material, the humidity control material, etc. of the backing material I, and prevents condensation, thereby preventing the roof base B from existing. This contributes to preventing corrosion of the roof material c and the new roof material L.
[0019]
J is a waterproof sheet made of alfa roofing or the like, and is laid on the existing roof material c as necessary to reinforce the waterproofness of the structure.
[0020]
FIG. 8 shows a joint material M for connecting the longitudinal directions of the new roofing materials L. The jointing material M is formed of the same type of material as the new roofing material L by an equivalent molding method. These two members are formed.
[0021]
That is, as shown in FIG. 8B, the lining plate N abuts on the back surface 2 of the new roofing material L, and the lining portion 13 on which the fitting plate O is mounted and the lower side of the lining portion 13 are on the back side. 8 and a rain return portion 15 formed by bending the upper side of the lining portion 13 to the surface side as necessary, and the Ea of FIG. 8 (a). As shown in FIG. 8 (d), which is a line end view, in the width direction, both side edges are folded back to the surface side, and the leading end is folded back again to form a hook-like shape, and both side edges of the locking part 16 The extension portion 17 is formed by extending the distal end of the extension portion 17 to the surface side.
[0022]
Note that this end face shape can be made substantially the same not only from the lining portion 13 but also from the collar portion 14 to the rain return portion 15. In other words, the siding plate N can be continuously formed by roll forming or the like, and can be produced at a reduced cost. Further, in FIG. 6, the tongue portion 14 a is formed by extending the substantially central portion of the flange portion 14 in order to strengthen the connection in the vertical direction.
[0023]
As shown in FIG. 8 (c), the fitting plate O has a cross-sectional shape in which a left and right side of the bottom surface 19 is folded to form a locking tongue piece 20 to form a mating bag shape. As shown, the connecting pieces 11 provided on both side edges of the decorative surface 1 of the new roof material L are fitted and locked. (Note that the new roofing material H is indicated by a dotted line in FIG. 8D.) To explain further, the fitting OM is applied to both ends of the covering portion 13 of the covering plate N as shown in FIG. It is integrated by being locked by the locking portion 16.
[0024]
Here, one Example of the construction method of the roof repair structure which concerns on this invention is demonstrated easily. Here, it is assumed that a new roof I having a staircase is constructed on the existing roof A having a new roof tile. First, as shown in FIG. 9, on the existing roof material c made of new roof tiles, the horizontal reinforcing material G is formed by a fixture α such as a nail or the like through the existing roof material c, roofing b, and field plate a. After arranging on the girder C and the purlin D, the end of the reinforcing material H is placed so as to overlap the horizontal reinforcing material G, and the horizontal reinforcing material G, the existing roofing material c, the roofing b, and the base plate a are Via eaves girder C and purlin D.
[0025]
In addition, the horizontal reinforcing material G is driven by the fixing tool α at a plurality of locations above the location where the horizontal members such as the eaves girder C and the purlin D and the rafters F intersect, and the reinforcing material H is disposed at the end at the horizontal reinforcing material. It is fixed by being placed by a fixing tool at a plurality of locations where it overlaps with G, above the rafters F, and above the purlin E.
[0026]
Next, as shown in FIG. 10, a waterproof sheet J is laid to cover the entire range of the existing roof material c from above the reinforcing material H as necessary, and the lower backing material K ₁ shown in FIG. 4 is waterproofed. Laying on the sheet J, placing the new roof material L ₁ on the lower lining material ₁ on the lower lining material K ₁ , and lining the material with a fixture α such as a nail from the fixed piece 9 of the new roof material L _1. through K ₁ is fixed to an existing roof a.
[0027]
Then with placing the one end portion of the backing material K ₂ of the upper on the lower part of the new roofing material L ₁ of the fixing piece 9, the upper of the new roofing material in the lower part of the fitting groove 7 of the new roofing material L ₁ L _{The two} insertion edges 4 are fitted and locked, and the upper roof material L ₂ is placed on the upper backing material K ₂ . By sequentially performing these operations from the eaves direction to the ridge direction, a new roof is formed on the existing roof.
[0028]
Although not shown in the figure, when forming the new roof I after the existing roof material c is removed, the above steps are performed after the horizontal reinforcing material G and the reinforcing material H are disposed after the existing roof material c is removed. Then, a new roof I is formed.
[0029]
What has been described above is one embodiment of the roof repair structure according to the present invention, and a repair structure as shown in FIGS. 11 to 14 or a member for repair can be used.
[0030]
11 to 13 are modifications of the horizontal reinforcing material G and the reinforcing material H. FIG. That is, FIG. 11A is an example in which the tongue pieces 21 are provided by folding both ends, FIG. 11B is an example in which the convex portions 22 are provided along the longitudinal direction, and FIG. FIG. 12 (a) shows an example of embossing, and FIG. 12 (b) shows an example in which a steel plate is folded several times and polymerized, and both improve strength by preventing looseness, prevent deformation, and workability. It is intended to improve.
[0031]
In FIG. 13A, a belt-like elastic body 23 made of an elastic adhesive such as a hot-melt adhesive, a synthetic rubber adhesive, or a natural rubber adhesive is disposed on the surface in contact with the existing roof A. For example, (b) is an example in which a double-sided tape 24 is arranged at a substantially central portion with respect to the longitudinal direction, and (c) is an example in which an elastic body 23 and a double-sided tape 24 are used in combination. It is effective in improving the property and improving the reinforcement by absorbing the unevenness of the surface of the existing roof A.
[0032]
14A to 14C are diagrams showing other examples of the arrangement of the horizontal reinforcing material G and the reinforcing material H. FIG. 14A shows two pairs of reinforcing materials H arranged for a pair of horizontal reinforcing materials G. FIG. (B) is an example in which the reinforcing material H is arranged on both ends and the central rafter F, and one roof is reinforced with two pairs of reinforcing materials H, and (c) is on the rafter F at both ends and the center. In addition to the reinforcing material H, the horizontal reinforcing material G is arranged on the main building E. Both are effective to make the strength of the existing roof A and roof base B even stronger. is there.
[0033]
【The invention's effect】
As described above, according to the roof refurbishment structure according to the present invention, the conventional drawbacks are solved. (1) Since the reinforcing material that reinforces the strength of the existing roof base and existing roofing material is disposed, the entire building The strength of the structure is improved and the structure is strong against earthquakes. (2) Since horizontal reinforcing material is arranged on members such as eaves girders and purlins, the horizontal reinforcing materials are driven by fixing tools at a plurality of locations above the eaves girders and the location where the purlins and rafters intersect . Even if a part of the member to be reinforced has a weak strength, the force applied to that part can be distributed to the range reinforced with the horizontal reinforcement, so that the reinforcement is reliable and effective for the reinforcement of an aged house. . (3) Since the new roof material is directly fixed to the existing roof base, it does not fall off easily. There are features and effects.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of a roof repair structure that does not remove an existing roof according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing an embodiment of a roof repair structure that does not remove an existing roof according to the present invention.
FIG. 3 is a partially enlarged perspective view showing an embodiment of a roof repair structure that does not remove an existing roof according to the present invention.
FIG. 4 is a partially enlarged cross-sectional view showing an embodiment of a roof repair structure that does not remove an existing roof according to the present invention.
FIG. 5 is an explanatory view showing a representative example of a reinforcing material.
FIG. 6 is an explanatory diagram showing an example of a new roof material used as a new roof.
FIG. 7 is an explanatory view showing an example of a backing material used as a new roof.
FIG. 8 is an explanatory view showing an example of a joint material.
FIG. 9 is an explanatory diagram of a construction method of a roof repair structure that does not remove an existing roof according to the present invention.
FIG. 10 is an explanatory diagram of a construction method of a roof repair structure that does not remove an existing roof according to the present invention.
FIG. 11 is another example of a horizontal reinforcing material and a reinforcing material.
FIG. 12 is another example of a horizontal reinforcing material and a reinforcing material.
FIG. 13 is another example of a horizontal reinforcing material and a reinforcing material.
FIG. 14 is an arrangement example of horizontal reinforcing members and reinforcing members.
[Explanation of symbols]
α Fixture β Gap A Existing roof B Roof base C Eaves girder D Purlin E Purlin F Rafter G Horizontal reinforcement H Reinforcement I New roof J Waterproof sheet K Backing material L New roofing material M Joint material N Lined plate O Fitting plate a base plate b roofing c existing roofing material 1 decorative surface 2 back surface 3 stepped decorative surface 4 insertion edge 5 hook groove 6 male connecting portion 7 fitting groove 8 fitting edge 9 fixing piece 10 female connecting portion 11 connecting piece 12 Concave ridge 13 Clay part 14 ridge part 14a tongue part 15 rain return part 16 locking part 17 extension part 18 extension tongue piece 19 bottom face 20 locking tongue piece 21 tongue piece 22 convex part 23 elastic body 24 double-sided tape

Claims

On the existing roofing material or after the existing roofing material is removed,
A horizontal reinforcement made of a long strip-shaped steel plate placed above the eaves girder and the purlin that make up the frame of the existing building, and diagonally with respect to the flow direction so as to connect the eaves girder and the purlin A plurality of reinforcing members made of long strip-shaped steel plates connected to each other, and a horizontal reinforcing member is placed by a fixing tool at a plurality of locations above the crossing of the eaves girder or purlin and rafters to reinforce The material is driven by a fixing tool at a plurality of locations at the end portion where it overlaps with the horizontal reinforcing material and above the rafter and above the purlin, and at least 2 A roof refurbishment structure characterized in that a reinforcing material of a book is arranged so as to intersect, and a new roof is formed on the horizontal reinforcing material and the reinforcing material.