JP3668892B2 - デジタル速記システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声データの録音取材現場に備えられる録音速記システムと、録音速記システム及び反訳システムとの間でデータ送受信を行うとともにデータ管理を行うサーバシステムと、録音速記の現場において収録された音声データを、文字データとして入力を行う反訳システムとから構成される、デジタル速記システム。
【0002】
【従来の技術】
従来、速記業界はテープレコーダ及び日本語ワードプロセッサ(ソフト含む)の出現で飛躍的な成長を果たしてきたが、昨今の中央省庁、地方自治体の情報公開、一般企業の情報公開の気運と需要は、それを遥かに上回るスピードで拡大していると想定されている。
取材現場で収録された媒体は、通常の輸送方法によって管理部門に収集され、反訳オペレータへの手配内容に応じて、媒体全体から担当箇所の選択及び複製等を実施した上で、それぞれのオペレータに引き渡されている。これらにかかる時間的、経済的、人的負担は看過できない状況に至っている。
速記業界における文書情報化の市場拡大とともに、新規参入者との価格競争はますます激化の様相を呈することは必至であり、早急に現状を精査し、次世代に向けた対策を講じる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
反訳業務では、昨今、会議等の開始から反訳データの完成までを短くし、短納期化が求められ続けている。加えて、パソコンとブロードバンド・インターネットの普及は更に助長することが想定され、その対応を迫られている。
このような通信等を含めた環境の変化に対応して、従来の速記と反訳のあり方を見直し、利用可能な最新のテクノロジーを積極的に採用し、時間、コスト、人的負荷を必要最小限に抑え、今後予想されるであろう速記反訳業務のスピード化や、納期、品質、価格等の競争に対応するシステムが必要とされている。
【0004】
そこで、本発明においては、上記の様々な問題を解決し、取材現場、管理サーバ、反訳作業の各現場間のデータ送信に、標準のネットワークインフラであるブロードバンド・インターネット回線を利用することにより、これまでのテープ等の録音媒体の受け渡しに要する時間的コスト、運搬のコスト等を削減するシステムを提供することを目的とする。
前記のような、短納期の顧客ニーズに対応するために、入力速度の向上はもとより、そのほかインターネット放送のLive配信等で利用されているストリーミング技術を応用することにより、録音取材を開始した直後から、管理サーバ側にデータを送信し、反訳作業現場までの音声データの伝達が、ほぼタイムラグのない運用を行うことにより、短納期化を可能とする技術を導入する。
【0005】
さらに、本発明においては、録音機材は小型軽量化、高圧縮、長時間録音が可能なICレコーダやビデオカメラ、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末等を採用し、反訳オペレータとの間はLANまたはブロードバンド接続回線で接続し、効率的な集配信と反訳作業が可能な環境を整えることにより、遠隔地同士の録音取材から反訳作業までを可能にするとともに、サーバ上のデータ管理のためのマンマシンインターフエースはWWWブラウザ等を利用して展開し、操作の容易性、一貫性、同時性、柔軟性を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明においては、
音声データの録音取材現場に備えられる録音速記システムと、録音速記システム及び音声データを文字化入力する反訳システムとの間でデータ送受信を行うとともにデータ管理を行うサーバシステムと、取材現場において収録された音声データを文字化入力する反訳システムとから構成されるシステムであって、
前記録音速記システムは、録音現場で音声を収録する録音装置と、前記録音装置と接続されて備えられ、取材現場で収録された音声データを記憶する記憶手段と、収録された音声データをストリーミング配信を含む送信方法を用いてサーバシステムに送信するデータ送受信手段とを少なくとも備える端末装置とを含み構成され、
前記の反訳システムは、音声再生機能を備える端末装置を含み構成され、前記端末装置あるいはネットワーク上のサーバシステムに記録された音声データを取得しストリーミング配信を含む再生方法を用いて再生する音声データ再生手段と、音声データを反訳した反訳データを編集し記憶する反訳データ編集手段と、反訳された前記反訳データをサーバシステムに送信するデータ送受信手段とを少なくとも備え、
前記のサーバシステムは、反訳システムのユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段と、音声データを録音する現場の顧客情報・会議情報等を記憶する現場取材記憶手段と、取材現場の録音速記システムから送信された音声データを現場取材IDに関連付けて記憶する音声データ記憶手段と、1または複数の反訳システムからの前記音声データに対するアクセスを前記ユーザー情報記憶手段に記憶されたユーザーID及び前記現場取材記憶手段参照して認証する認証手段と、反訳システムから送信された反訳データを記憶する反訳データ記憶手段と、録音速記システム及び反訳システムとの間でストリーミング配信を含む送受信方法を用いてデータ送受信を行う制御を行う送受信制御手段とを少なくとも備え、
前記のサーバシステムが備える認証手段は、反訳システムのユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段と、音声データを録音する現場の顧客情報・会議情報等を記憶する現場取材記憶手段とを参照して、該当する音声データの前記反訳システムへの送信、および前記反訳データの前記反訳システムからの受信について、該当するユーザーのアクセス権の認証を行うことにより、録音取材現場における録音と並行して反訳システムにおける反訳と前記反訳データのサーバシステムへの記憶をすることが可能なことを特徴とする、デジタル速記システムであることを特徴としている。
【000
また、上記課題を解決するため、請求項2に記載の発明においては、
前記反訳システムが備える前記の音声データ再生手段は、前記反訳システムが備える端末装置に備えられ、少なくともフットペダルを含む再生制御手段を用いて音声データの再生制御を行うことが可能な再生ソフトウェアを用いて前記音声データの再生を行うものであり、
前記反訳データ編集手段は、前記反訳システムが備える端末装置に備えられ、音声データを反訳した文字入力データを編集し記憶する機能を備えるエディタソフトウェアを用いて前記反訳データの編集と記憶を行うものである、請求項1に記載のデジタル速記システムであることを特徴としている。
【000
また、上記課題を解決するため、請求項3に記載の発明においては、
前記サーバシステムが備える認証手段は、前記音声データ記憶手段に現場取材IDに関連付けて記憶された同一の音声データに対する複数の反訳システムからのアクセスを、前記ユーザー情報記憶手段に記憶されたユーザーID及び前記現場取材記憶手段参照して認証するものであり、
前記複数の反訳システムにおいて、前記反訳データ編集手段を用いて当該音声データを反訳した反訳データを編集し記憶するとともに、それぞれの反訳システムにおいて編集し記憶された反訳データは、それぞれの反訳システムにより共有される、請求項1または2のいずれかに記載のデジタル速記システムであることを特徴としている。
【000
また、上記課題を解決するため、請求項4に記載の発明においては、
複数の反訳システムにおいて共有される前記反訳データは、いずれかの反訳システムまたはサーバシステムにおいて、最新のデータが更新され記憶される、請求項3に記載のデジタル速記システムであることを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明のデジタル速記システムは、音声データの収録の現場に備えられる録音速記システムと、録音速記システム及び反訳システムとの間でデータの送受信を行うとともにデータ管理を行うサーバシステムと、録音速記システムにおいて収録された音声データを、文字データに反訳作業を行う反訳システムとから構成される。
図1は、本発明の基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
本システムは、音声データの文字化作業である速記業務に関わる音声データ収録現場(収録)、管理サーバ(蓄積・配信)、反訳入力(音声文字化作業)の3つの工程をデジタル化し、時間的、経済的な効率を上げ、コストの削減を図るとともに、デジタルデータのメリットを生かし、顧客のニーズに合った新たなサービスを展開するものである。
【0015】
前記の、録音速記システムは、音声録音装置を備える端末装置を含み構成される。録音の現場で音声を収録し記憶する機能と、収録された音声データをサーバシステムに送信する機能とを備えている。
録音速記システムは、あらゆる会議、講演、対談、インタビュー等の、音声情報の文字による記録が必要な取材現場に備えられるものであり、マイク等の録音装置を備えるICレコーダ、ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末、その他インターネット、イントラネットに代表される通信手段を介してサーバシステムにアクセス可能な端末装置を含み構成される。
図2は、録音速記システムの基本的な構成を示すブロック図であり、マイク等による録音装置と端末装置とから構成されている。端末装置は、ディスプレイなどの表示手段、ハードディスクやメモリなどの記憶手段、インターネット等の通信手段に接続しデータの送受信を行うためのデータ送受信手段、これらを制御する制御手段などを含み構成されている。
録音を行う端末装置のクライアント機能としては、マイク等から入力される音声をデジタル形式でパソコン等に取り込み、録音したデータをサーバに送信する機能を有する。取材担当者が現地に赴きICレコーダや、ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ、携帯情報端末等の機器を利用し、直接デジタル形式で収録した音声データをサーバに送信することもできる。
【0016】
また、録音速記システムは、収録された音声データをサーバシステムに送信する機能を備える。サーバシステムは、速記あるいは録音等による音声の文字化作業を請け負う企業等が備えるものであり、各録音取材現場で収録された音声データを管理し、管理サーバに音声データを送信する。
録音速記システムの端末装置は、収録した音声データのストリーミングによるサーバシステムへのデータ送信機能を備える。また、望ましくは端末装置ローカルにデータを保存する機能を備えることにより、ストリーミング送信機能、ローカルデータ保存機能を同時に使用することが可能にされる。
サーバシステムへの音声データの送信は、音声データをコンパクト型ノートパソコンに取り込み、録音取材現場に用意されているブロードバンド・インターネット回線、またはPHS回線を利用し、管理サーバへの情報伝送を行い、遠隔地での録音取材と反訳作業を限りなく同時に行い、ロスタイムの最小化を図る。
【0017】
次に、サーバシステムについて説明する。
サーバシステムは、一例としては速記あるいは録音媒体等による音声の文字化業務を受託する企業等の本社等に設けられ、望ましくは大容量の音声情報管理サーバを設置し、反訳用の音声データの蓄積及び管理をするとともに反訳オペレータ向けの配信運用機能を持たせる。録音取材現場から送信されてきた音声データあるいは顧客から送信されてきた当該会議等に関するデータ等を蓄積・管理し、アクセス権を持った反訳担当のユーザーにのみ、音声データ、顧客情報、会議情報等にアクセスを許可するものである。
【0018】
図3は、サーバシステムの基本的な構成を示すブロック図である。
サーバシステムは、録音速記システムから送信された音声データを記憶する音声データ記憶手段を備えている。
音声データ記憶手段は、録音速記システムから送信された音声データを記憶する。音声データのデータ形式には様々な形式を採用することができ、リアルタイムまたはそれに近いタイミングで反訳を行うためにストリーミング配信、再生が可能なデータ形式を用いる。また、音声データを含む動画像データ、映画、ビデオカメラ、スライドショウデータ、テレビ電話やテレビ会議等の中継データを含むこともできる。
音声データは、様々な録音現場から送信されたデータを記憶することができるので、会議名や会場名、録音日時、その他の録音現場を識別するデータ(例えば現場取材ID)と関連付けて記憶される。
【0019】
サーバシステムは、1または複数の反訳システムからのアクセスを認証する認証手段を備えている。
サーバシステムが備える認証手段は、反訳システムのユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段と、録音する当該顧客情報、会議に関する情報等を記憶する現場の現場取材記憶手段とを参照して、該当する音声データについて該当するユーザーのアクセス権の認証を行う。
ユーザー情報記憶手段は、反訳業務を行うユーザーに関するデータを記憶するものであり、氏名、年齢、電子メールアドレス等の個人情報や、ID、パスワードなどの認証情報を登録することにより、これらの情報を記憶する。利用者情報は、サーバシステムに記憶されるデータへのアクセス権の認証時に用いられる。
【0020】
次に、サーバシステムは、反訳システムから送信された反訳データを記憶する反訳データ記憶手段を備えている。
反訳データ記憶手段は、反訳システムから送信された、音声データに対応する反訳データを記憶する。反訳データには様々な形式を採用することができるが、通常はテキストファイルであり、その他ワードプロセッサ等のデータ形式を用いることができる。
反訳データ記憶手段は、複数の反訳システムから送信された反訳データを記憶することができるが、後述するように、1単位の仕事に対応する反訳作業を、複数のオペレータが分割して同時に行うことがあるため、この場合、1単位の反訳データは、各反訳システム間では共有可能にすることが望ましい。また、1単位の反訳データは、それに対応した録音取材の現場を識別するデータ(例えば現場取材ID)と関連付けられて記憶される。
【0021】
次に、サーバシステムは、録音速記システム及び反訳システムとの間でデータ送受信を行う制御を行う送受信制御手段を備えている。
録音速記システムから送信される音声データは、音声データ記憶手段に記憶される。
また、サーバシステムにアクセスし、該当する録音取材現場単位に、例えば現場取材ID等により指定して配信要求をした反訳システムに対して、当該音声データを送信する制御を行う。ストリーミング配信形式を採用した場合には、音声データ記憶手段に記憶するとともに、逐次、反訳システムに音声データの送信を行う。
【0022】
また、送受信制御手段は、反訳システムから送信されるテキストデータ等の反訳データを、反訳データ記憶手段に記憶する。
また、サーバシステムにアクセスし、該当する音声データの反訳データ、例えば反訳作業中のデータや、バックアップされたデータ等の配信要求をした反訳システムに対し、反訳データを送信する制御を行う。
さらに、後述するように、1単位の仕事の反訳作業を、複数のオペレータが分割して作業を行うとき、1単位の反訳データを複数の反訳システム間で共有可能にする場合において、共有される最新のデータをサーバシステムで管理するためには、作業中の各反訳システムとサーバシステムとが接続されている状態で、常に最新のデータに更新され、かつ反訳データの整合性を保つように制御される。
なお、1単位の反訳データを、オペレータ間で共有を可能にする場合には、サーバシステムに接続せず、作業中の各反訳システム同士が接続されている状態で、常に最新のデータに更新され、かつ反訳データの整合性を保つように制御することもできる。
【0023】
次に、反訳システムについて説明する。
図4は、反訳システムの基本的な構成を示すブロック図である。
反訳システムは、アクセス権を持った反訳オペレータであるユーザーが、音声データを再生しながら反訳作業を行うためのシステムであり、イントラ・インターネット等の通信手段を介して本社等に設けられたサーバシステムから音声データ、顧客情報、会議情報等を取得し、反訳入力業務を行う。
前記の、反訳システムは音声再生機能を備える端末装置を含み構成され、端末装置、あるいはネットワーク上のサーバシステムに記憶された音声データを取得し再生する機能と、各音声データを文字化した反訳データを編集し記憶する機能と、反訳データをサーバシステムに送信する機能とを備える。
【0024】
サーバシステムの送受信制御手段により送受信されるデータは、録音取材の現場から反訳システムへの送信にストリーミング配信形式で送信を行い、反訳システムにおいて、現場の音声取材開始から反訳作業開始までの作業工程間に、限りなく時間差が発生しないようにすることが望ましい。
昨今、情報公開の進展に比例して、会議等の開始から反訳データの完成までの短時間化が顧客から求められ続けている。音声データの収録現場、管理サーバ、反訳作業までのデータ交換には、標準のネットワークインフラであるブロードバンド・インターネット回線を利用することにより、これまでのデータ等の受け渡しによる時間的コスト、経済的コストを削減する。
【0025】
反訳システムが備える前記の音声再生機能は、端末装置が備える音声再生ソフトウェアにより行われ、ストリーミング再生に対応していることが望ましい。音声再生ソフトウェアは、ストリーミング再生のほか、音声データを端末装置の記憶手段にダウンロードして記憶し、必要に応じ反訳システムにおいて、操作による再生や停止、繰り返し再生、再生スピード、音質や音量の調節、その他の再生制御が可能にされていることが望ましい。これらの再生制御は、端末装置が備えるマウス、キーボードの入力手段によって操作することができるほか、フットペダルによる操作が可能な再生制御手段(再生制御機器)を端末装置に接続して備え、用いることもできる。
スピーディな音声の文字化入力作業においては、フットペダル使用が可能な反訳用再生ソフトソフトウェアや、顧客情報表示システムを利用することにより、作業の効率化を図ることができる。
【0026】
次に、反訳システムは、再生される音声データの反訳を行い、その結果を入力し編集するための反訳データ編集ソフトウェアを備えている。望ましい代表的な形態は、反訳データ編集ソフトウェアは、エディタソフトウェアであり、テキストデータによる入力・編集を行う。
エディタソフトウェアによって編集される反訳データは、反訳システムの端末装置が備えるハードディスク等の記憶手段に記憶される。
【0027】
エディタソフトウェアにより編集される反訳データは、複数の反訳システムにおいて共有することができる。前述したように、このことは、1単位の仕事に対して、複数の反訳システムにおいて分割して作業をするためには必要であり、複数の反訳システムで行われる作業中において、反訳データの編集作業履歴が相互に反映されるようにすれば、全体的な内容の整合性をとることができる。
すなわち、複数の反訳システムにおいて、エディタプログラムが処理を行い、それぞれの反訳システムにおいて入力される反訳データが、複数の反訳システムにおいて共有される。
この場合、複数の反訳システムにおいて共有される反訳データは、少なくともいずれかの反訳システムまたはサーバシステムにおいて、最新のデータが更新され記憶される。反訳データの入力や編集による反訳データファイルの更新は、相互に接続される反訳システム間、またはサーバシステムを含む各システム間において更新を自動検知し、最新のデータに整合性がとられるように自動更新処理、自動バックアップ処理が行われることにより実現できる。
【0028】
以下、本発明の基本的な処理の流れについて説明する。
図5、図6及び図7は、本発明の基本的な処理の流れを示すフローチャートである。なお、ここに示す処理の流れは一例であって、これに限定されるものではない。
また、図8から図12は、反訳システムの端末装置に表示される画面の一例である。
【0029】
初めに、録音速記システムの処理について、図5を参照して説明する。
録音速記システムにおいて、録音データ送信プログラムを起動する(S100)。
録音速記システムの端末装置は、速記のための録音ソフトウェアを備えており、本ソフトウェアは、会議等の取材においてはデジタルデータとして収録を行う。録音した音声をデジタルデータとしてパソコン等に取り込むことにより、後作業である反訳データ作成の段階で様々な経済効果を得ることができる。同時に、ストリーミング技術の応用によって、録音取材現場から反訳作業の現場までのタイムラグを無くし、短納期を求める顧客のニーズに合ったサービスを展開するに必要な要件を満たしたソフトウェアである。
【0030】
録音速記システムの端末においては、サーバシステムにアクセスし、接続を確立し(S101)、マイク等により録音を開始する(S102)。音声をデジタル録音し、録音・送信処理が終了するまで、録音速記システムの端末装置において、録音プログラムによりストリーミング配信可能な音声データ形式にエンコードしつつ(S103)、録音速記システムの端末装置のハードディスク等に音声データを記憶する(S104)。
また、録音速記システムの端末装置においても、記憶された音声データを再生することにより、録音中に音声出力を可能にすることが望ましい。録音時に音質や音量の調節を可能にするため、録音中の音声を2〜3秒程度後に確認できるように、録音しながら同時に再生を可能にすることにより、録音中の収録状況を常にモニターしながら、かつ、録音後の音声を確認することによって録音の確実性と質を高めることができ、次の工程である反訳作業をスムーズにすることができる。
【0031】
録音速記システムから、録音された音声データをサーバシステムに送信する(S105)。前記のとおり、ストリーミング配信可能なデータ形式を使用するため、録音をしながら、録音データをローカルへ保存しつつ、サーバシステムへも同時にストリーミング形式でデータの送信を行う。
録音・送信処理が終了するまで、録音速記システムにおいては、上記の処理を行う。
【0032】
次に、サーバシステムにおける処理の流れについて図6を参照して説明する。
サーバシステムには、音声データ・反訳データ等を管理するためのサーバソフトウェアを備え、送受信されるデータの管理を行う。また録音(取材)現場と反訳現場との間で、データ送受信の処理の制御をする送受信制御手段が起動している(S200)。
初めに、反訳システムとの間での処理について説明すると、反訳システムからアクセスがあるか否かを認証手段が判定し(S201)、アクセスがあった場合、反訳システムから送信されるユーザー情報、パスワード等の認証情報を受信する(S202)。反訳システムからの認証情報に基づき、ユーザー情報記憶手段、現場取材記憶手段を参照し(S203)、認証を行い、認証ができなければアクセス権がないためデータへのアクセスが許可されない。認証処理が正常に行われればデータへのアクセス許可が認められる。
【0033】
次に、収録現場との間での処理について説明する。
録音速記クライアントからの音声データ収集処理は、音声データを受信し(S204)、音声データの録音が行われている、該当する収録現場等を識別する(S205)。
サーバシステムは、受信した音声データを管理する機能を備えており、録音・送信処理が終了するまでの間、収録現場を識別するデータと関連付けて、音声データ記憶手段に音声データを記憶する(S207)。
【0034】
一方、認証処理を経た反訳システムに対しては、反訳に必要な音声データを送信するが、その他にも反訳に必要な資料情報の閲覧機能や、該当する取材現場の録音に関するデータを送信する(S206)。
録音・送信処理が終了するまでの間、反訳システムに対し、音声データを送信する(S208)。録音・送信処理が終了するまで上記の処理を行う。
なお、反訳システムへの音声データの送信は、ストリーミング配信によりリアルタイムまたはそれに近いタイミングで送信することにより、直ちに反訳作業をすることができる。このほか録音済みのデータを、後日、送信したり、サーバシステムにバックアップされたデータを反訳システムからダウンロードしたりすることができるようにしてもよい。
次に、反訳システムから反訳データを受信して(S209)、反訳データ記憶手段に、該当する録音データに関連付けて記憶する(S210)。
【0035】
次に、反訳システムにおける処理の流れについて、図7を参照して説明する。
反訳システムの端末装置には音声再生ソフトウェアを備えており、ソフトウェアには様々な再生ソフトウェアを利用することができるが、音声反訳作業に必要な各機能が実装されていることが望ましい。
【0036】
初めに、反訳システムからサーバシステムにアクセスし(S300)、図10に一例を示すように、ユーザーがユーザーIDとパスワード等の認証情報を、反訳システムから送信する(S301)。反訳システムからの認証情報に基づき、サーバシステムにおいてユーザー情報記憶手段、現場取材の録音速記システムの記憶手段を参照し(S302)、認証処理を行う。
反訳システムから、反訳を行う録音データの送信要求をサーバシステムに送信するが(S303)、好ましい一例としては、ユーザーIDからユーザーの各種情報を取得して、担当する作業情報をユーザーの画面に表するような形態である。該当する音声データ等を反訳システムの端末装置において受信して(S304)、ユーザーの個別画面等により、顧客名、会議名、担当者名等、反訳業務に必要なデータがユーザーに通知される。図8にユーザー個別画面の一例を示す。
【0037】
次に、反訳作業をするために、音声データ再生ソフトウェア、反訳データ入力・編集ソフトウェアを起動する(S305)。
録音・送信処理が終了するまでの間、サーバシステムから音声データを受信し再生する。必要に応じ再生制御操作を行う(S306)。また、受信した音声データはハードディスク等の記憶手段に記憶される(S307)。
音声データの再生と再生制御は、WWWブウラザの画面等に音声データを再生させるリンクが設置され、リンクをクリックすることにより音声の再生ソフトウェアが立ち上がり、音声の再生が開始されるような形態が、簡易な操作のためには好ましい。図9に再生ソフトウェアの画面の一例を示す。
また、各種反訳入力手段や再生制御手段と、再生ソフトウェアによる再生制御は、音質や音量の調整、再生速度調整、一時停止、巻き戻し、スタート等の再生制御である。さらに好ましくは、シリアルポート、USBポート等に接続されたフットペダルによる操作を可能とし、フットペダルによる操作を行うための専用インターフェースを再生ソフトウェアが備え、ネットワーク上にある音声データ及び直接コンピュータ上にある音声データの再生を、これらの機能を用いて行う。
既存の音楽等の配信との相違は、ストリーミングを行いながらディスクにキャッシュすることにより、任意の箇所の再生操作を繰り返しても、サーバシステム及びネットワーク上の資源を必要以上に消費しないよう考慮している点である。
【0038】
次に、反訳システムの端末装置には、反訳データ入力・編集ソフトウェアを備えており、ソフトウェアには様々な編集ソフトウェアを利用することができるが、音声反訳に必要な各機能が実装されているエディタソフトウェアであることが望ましい。
エディタソフトウェアは、peer-to-peer型のネットワーク接続を使用し、各オペレータ同士で通信を行う。ネットワーク上の各エディタと通信を行い、オペレータが接続可能なグループ及び文書の一覧を取得することができる。図11にグループ及び文書一覧の画面の一例を示す。
また、接続可能な文書の一覧は、特定のコンピュータ名を指定し、その上で動作しているエディタから取得することもできる。
【0039】
ネットワーク上に存在する反訳作業グループへのアクセスを行うことにより、各オペレータは、それぞれ任意の箇所を共同で入力・編集の作業を行うことが可能となる。同じグループの同じ反訳データを編集中のオペレータの画面上には同一の反訳データが表示される。図12は編集画面の一例である。各オペレータが行った編集操作は行単位で他のオペレータのエディタへ送信され、データの同期をとる。他のオペレータが編集中の箇所については、行単位で書き込み保護がかかり、複数のオペレータによる同一箇所の更新を回避する。
【0040】
編集中の文書は、各エディタの実行されているパソコン上に随時保存することができる。また編集中の文書はテキストファイルとして書き出すことができる。他のワープロソフトやエディタ等で作成したテキストファイルをカーソル位置に読み込むこともできる。
オペレータが作業を再開するとき本ソフトウェアは、反訳作業グループの他のユーザーのデータと自分の所有しているデータを比較し、それぞれの追加や変更箇所を統合する機能を持つ。各文書間の変更箇所に重複がない場合には、変更箇所を確認の上、最新の変更が反映される。同一箇所を複数のユーザーが変更した等の場合には、手動にて調整を行うことができる。
【0041】
初めに、前記のようにサーバシステムにアクセスし、ログイン画面からユーザーIDとパスワード等を入力し認証処理を行う。ユーザーIDからユーザーの各種情報を取得し、現在の作業情報をユーザーの画面に表示する。
認証が行われた反訳システムのオペレータの画面には、公開されている文書のうち、ユーザーが編集可能な反訳作業グループが表示される。また、他のグループに接続する場合は、接続先を指定してグループの情報を取得する。
グループ内の文書を編集するためには、反訳作業グループをリストから選択し、グループ内の文書一覧の文書名を選択する。選択時に、現在編集を行っているオペレータの一覧が表示される。
接続ボタンを押し、編集画面に文書の内容を表示させる。新規に文書を作成する場合には、新規作成ボタンを押すことにより表示されるダイアログ上でグループ及び文書、接続可能なユーザーの設定を行う。
反訳データを入力し(S308)、反訳データを記憶手段に記憶し、作業に応じて適宜更新される(S309)。文書の編集は、テキストデータの編集に必要な機能(文字入力、削除、コピー、切り取り、貼り付け、検索、置き換え等)を使用することができる。
複数のオペレータが作業している場合は、他のオペレータが編集中の箇所が行単位で書き込み保護がされ、画面上で修飾表示される。
最終的に編集がされた反訳データは、サーバシステムに送信し(S310)、反訳データ記憶手段に記憶される。またサーバシステムへの送信と記憶は、随時または適宜行われるようにしてもよい。
【0042】
会議における話し言葉の音声データの文字化作業や編集作業にあたって、大量の受注、あるいは遠距離地における時間を争うような短期間納品をしなければならない場合等において、複数の反訳オペレータが分割して1単位の仕事を同時に行うことができる。各エディタはネットワーク接続により連係して動作するため、異なる場所の複数のオペレータによる作業も可能である。
従来の手法では、まず、1単位の仕事を必要なオペレータの数に分割し、各オペレータにそれぞれの作業分担を手作業により振り分ける必要があった。また、1単位の仕事を分割する数だけ、各オペレータの処理した反訳データの結合等の煩雑な作業が生じる。しかも、前担当の作業から順に結合しなければならなかった。
反訳用のエディタソフトウェアによって、それら周辺の人手による作業を大幅に排除することができる。
また、第三者の眼による作業内容のチェック(校閲)等を行う場合においても、各オペレータの作業箇所に依ることなく、どの箇所からでも行うことができる。
また、1単位の仕事を複数のオペレータで分割して行う場合、他のオペレータの反訳箇所の内容を参照・参考にしたい場合が往々にしてあるが、これまでは、全体の作業が終了するまで、他のオペレータの反訳内容を参照・参考にすることは困難であった。本エディタソフトウェアでは、1単位の仕事に関わるグループの反訳データを参照しながら、全体を通して整合性のあるクオリティの高いデータの作成することができるように配慮した。
【0043】
生産素材である音声データを再生しながら、本エディタソフトウェアを使用して複数のオペレータが、1単位の仕事の任意の箇所から同時に作業をすることができる。
これにより、1単位の仕事を、複数のオペレータに分割して、反訳作業を柔軟かつ容易にすることができる。また1単位の仕事を複数のオペレータに分割した場合の結合・接続等の作業ロスを排除した。さらに、分割作業中の各オペレータの作業内容を、自分のパソコン画面上で同時に参照することができ、さらに第三者による校閲、校正、修正等の確認作業が、現在、進行中の任意の箇所から行うことができる。
【0044】
作業を分割して、複数のオペレータによる共同作業で作成されている反訳データは、同時に各オペレータが使用している本エディタソフトウェア上にも、同じものが保持される。
反訳入力作業中、OSの異常終了等の障害によりシステムが停止した場合にも、他のオペレータのが作業をしているエディタソフトウェアが稼働している端末装置上に最新の更新状態の文書が保存されているため、障害から復旧した時点で、再度反訳データにアクセスすることにより、他のオペレータが保存している最新の更新状態の文書を読み込み、作業を継続することができる。
【0045】
同一ネットワーク上の同じグループで作成されていた反訳データが、途中でネットワークから離れた環境で更新された場合、更新箇所が重複したり、データに不整合が発生した場合等には、手動にて復旧することを可能にした。
また、ネットワーク上に、前記エディタソフトウェアを搭載したパーソナルコンピュータ等の端末装置を用意することにより、作業中のすべてのデータの複製を常に保存していくことができる。これにより、各ユーザーの作業開始、終了時間のずれ等による不整合等を回避するとともに、データが失われる危険性も低下させることができる。
ネットワークは同一LAN上でも、インターネットを介して接続されたものでも使用することが可能である。そのため、各エディタソフトウェアで反訳データが更新された場合、更新された箇所の情報のみが他のエディタソフトウェアに送信され、少ない情報量でデータの同期をとることができるようにし、接続に使用する回線の帯域が細い場合にもスムーズに作業を行うことができる。
【0046】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、取材現場における録音速記システム、管理サーバ、反訳システム間でのデータ交換には、標準のネットワークインフラであるブロードバンド・インターネット回線を利用することにより、これまでの、物品(テープ等)の受け渡しによる経済的コスト、反訳開始までの時間的ロスを削減するシステムを提供することができる。
前記の、スピードアップされた情報公開のニーズに対応するために、入力速度の向上はもとより、インターネット放送のLive配信等で利用されているストリーミング技術を応用することにより、録音等の取材を開始した時点からサーバ側にデータを送信し、反訳作業の現場まで、音声データの伝達にタイムラグのない運用を行うことにより、受注から納品までの短時間化を可能にする。
さらに、本発明によれば、録音機材は小型軽量化、高圧縮、長時間録音が可能なICレコーダーやパーソナルコンピュータ、ビデオカメラ、携帯情報端末等を採用し、反訳入力オペレータ(社内、外部契約)との間は、LANまたはブロードバンド常時接続回線で接続し、効率的な反訳作業と集配信が可能な環境を整えることにより、遠隔地同士での録音取材から反訳までの作業を可能にするとともに、サーバ上のデータ管理のためのマンマシンインターフエースは、WWWブラウザ等を利用して展開し、操作の容易性、一貫性、同時性、柔軟性を実現することができる。
さらに、本発明によれば、大量の受注、あるいは遠距離地における会議を短納期で時間を争うような場合等においても、複数のオペレータが分割して、1単位の仕事の反訳データ作成を同時に行うことができ、異なる場所での複数のオペレータによる作業も可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の基本的な構成の一例を示すシステム構成図である。
【図2】 録音速記システムの基本的な構成を示すブロック図である。
【図3】 管理サーバシステムの基本的な構成を示すブロック図である。
【図4】 反訳システムの基本的な構成を示すブロック図である。
【図5】 本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図6】 本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図7】 本発明の基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
【図8】 反訳システムの端末装置に表示される画面の一例である。
【図9】 反訳システムの端末装置に表示される画面の一例である。
【図10】 反訳システムの端末装置に表示される画面の一例である。
【図11】 反訳システムの端末装置に表示される画面の一例である。
【図12】 反訳システムの端末装置に表示される画面の一例である。

Claims (4)

  1. 音声データの録音取材現場に備えられる録音速記システムと、録音速記システム及び音声データを文字化入力する反訳システムとの間でデータ送受信を行うとともにデータ管理を行うサーバシステムと、取材現場において収録された音声データを文字化入力する反訳システムとから構成されるシステムであって、
    前記録音速記システムは、録音現場で音声を収録する録音装置と、前記録音装置と接続されて備えられ、取材現場で収録された音声データを記憶する記憶手段と、収録された音声データをストリーミング配信を含む送信方法を用いてサーバシステムに送信するデータ送受信手段とを少なくとも備える端末装置とを含み構成され、
    前記の反訳システムは、音声再生機能を備える端末装置を含み構成され、前記端末装置あるいはネットワーク上のサーバシステムに記録された音声データを取得しストリーミング配信を含む再生方法を用いて再生する音声データ再生手段と、音声データを反訳した反訳データを編集し記憶する反訳データ編集手段と、反訳された前記反訳データをサーバシステムに送信するデータ送受信手段とを少なくとも備え、
    前記のサーバシステムは、反訳システムのユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段と、音声データを録音する現場の顧客情報・会議情報等を記憶する現場取材記憶手段と、取材現場の録音速記システムから送信された音声データを現場取材IDに関連付けて記憶する音声データ記憶手段と、1または複数の反訳システムからの前記音声データに対するアクセスを前記ユーザー情報記憶手段に記憶されたユーザーID及び前記現場取材記憶手段参照して認証する認証手段と、反訳システムから送信された反訳データを記憶する反訳データ記憶手段と、録音速記システム及び反訳システムとの間でストリーミング配信を含む送受信方法を用いてデータ送受信を行う制御を行う送受信制御手段とを少なくとも備え、
    前記のサーバシステムが備える認証手段は、反訳システムのユーザー情報を記憶するユーザー情報記憶手段と、音声データを録音する現場の顧客情報・会議情報等を記憶する現場取材記憶手段とを参照して、該当する音声データの前記反訳システムへの送信、および前記反訳データの前記反訳システムからの受信について、該当するユーザーのアクセス権の認証を行うことにより、録音取材現場における録音と並行して反訳システムにおける反訳と前記反訳データのサーバシステムへの記憶をすることが可能なことを特徴とする、デジタル速記システム。
  2. 前記反訳システムが備える前記の音声データ再生手段は、前記反訳システムが備える端末装置に備えられ、少なくともフットペダルを含む再生制御手段を用いて音声データの再生制御を行うことが可能な再生ソフトウェアを用いて前記音声データの再生を行うものであり、
    前記反訳データ編集手段は、前記反訳システムが備える端末装置に備えられ、音声データを反訳した文字入力データを編集し記憶する機能を備えるエディタソフトウェアを用いて前記反訳データの編集と記憶を行うものであることを特徴とする、請求項1に記載のデジタル速記システム。
  3. 前記サーバシステムが備える認証手段は、前記音声データ記憶手段に現場取材IDに関連付けて記憶された同一の音声データに対する複数の反訳システムからのアクセスを、前記ユーザー情報記憶手段に記憶されたユーザーID及び前記現場取材記憶手段参照して認証するものであり、
    前記複数の反訳システムにおいて、前記反訳データ編集手段を用いて当該音声データを反訳した反訳データを編集し記憶するとともに、それぞれの反訳システムにおいて編集し記憶された反訳データは、それぞれの反訳システムにより共有されることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載のデジタル速記システム。
  4. 複数の反訳システムにおいて共有される前記反訳データは、いずれかの反訳システムまたはサーバシステムにおいて、最新のデータが更新され記憶されることを特徴とする、請求項3に記載のデジタル速記システム。
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