JP3668440B2 - Waste landfill treatment method and waste coating layer used therefor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の目的】
この発明は、安定型処分場、管理型処分場および遮断型処分場等の廃棄物の最終処分場において大量に積み重ねられたゴミを高密度に集積可能とする技術に関するものであって、特に、風を受けたゴミが周辺地域に散乱することを防止し、集積されたゴミに雨水やそれに伴う流水が浸入、流出してしまうことを防ぎ、集積したゴミが野鳥やその外の野性動物によって荒らされるのを阻止することができる新規な廃棄物処分場用造膜方法およびそれを使用した新規な構造からなる廃棄物被膜層を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
我が国における産業や経済は、これまで技術の高度化を基礎に大きく躍進し続けてきたが、その産業構造および生活様式は、廃棄物の処理を考慮したものとはいえず、企業の行動様式、行政の在り方、国民の生活意識等の全てが、廃棄物増加型の大量消費社会となってしまっていたと言わざるを得ず、毎日のように発生する大量の廃棄物は、各市町村によってその行政区域毎に収集され、適宜焼却施設あるいはリサイクル施設等に運搬し、さらに焼却灰や不燃ゴミとして適宜処理、処分されるものとなっているが、こうした廃棄物処理事業にとって、年々確実に減少してゆく最終処分地の確保が最大の課題となっている。
【0003】
特に大都市圏では、周辺の市町村に処分地を確保することが極めて困難になっており、廃棄物を近隣の都道府県を越えた遠隔地の民間処分場まで移送しなければならなかったり、処分業者による不法投棄が発生する等、最終処分場の不足が大きな社会問題となっている。このような課題を解決するため、近年では廃棄物の分別収集とリサイクル利用とが盛んに行われるようになり、次第にゴミの減量化が図られるようになってきたが、未だ最終処分地の不足を解消できるまでに至っておらず、自然豊かな海浜や山間の谷等に新たな処分場を次々と建設しなければならないのが現状で、最終処分地による自然破壊への批判が増加して身近で希少な自然を保護しようとする気運が次第に高まりを見せている。
【0004】
こうした様々な問題を抱える最終処分地では、所謂安定5品目といわれるゴム屑、金属屑、ガラス、陶磁器屑、廃プラスチック、建設廃材のみを投棄するはずの安定型処分場からも、シアンや砒素等の有害物質や汚水が流れ出してしまっている例が跡を絶たず、悪質な産業廃棄物の搬入を完全に阻止できていないという新たな課題が発生している外、管理型処分場や遮断型処分場においても浸出水による土壌や河川下流域の汚染が懸念される上、未焼却の廃棄物では風による周辺地域へのゴミの飛散や臭気、有毒ガスの発生、カラスや野ネズミ等の野性動物による散乱やハエの大量発生等、自然環境の破壊や地域住民の生活環境への悪影響の虞れを否定できないものとなっていた。
【0005】
このような最終処分場における問題を解決する技術として、既に毎日の投棄作業が終了した後に、処分場の廃棄物上の略全面に渡って防水性の合成樹脂製シートを被冠するよう覆うことによって、雨水の浸透や浸出水の発生、周辺地域へのゴミの飛散や害鳥による散乱、臭気の漏出、害虫の発生等を防止しようとする試みが実施されているものの、毎朝、廃棄物の搬入作業を開始する前に、廃棄物上に被せた樹脂シートを回収する作業に多くの時間と労力とを費やなければならないという欠点があった。
【0006】
こうした弊害を解消するものとして、実開平7−21793号公報に開示された、生分解性を有し、ゴミ処分場の設置物を被覆した後もそのまま埋め立てることができる不織布シートが考案されている外、特表平8−505600号公報発明に示されたバルク化材料/セッティング化材料、水可溶性のポリマー及び水を含有し、スプレーした後丈夫でフレキシブルな撥水性の被膜層を与えるスプレー可能な組成物および野外用発泡保護被覆層形成方法が開発されているが、何れも被覆層を形成するための材料の全てを新規購入しなければならないことから経済性に秀れるとは言えず、結果として廃棄物処分場の廃棄物の量を増加させてしまうという問題は未解決のままとなっていた。
【0007】
この発明は、以上のような既に提案済みの処理方法の実情に鑑み、廃棄物の蓄積を可能な限り減らし、限られた処分場の容積内に廃棄物を高密度に集積させると共に、処理場およびその周辺の環境保全にも役立つ処理方法を実現することはできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な廃棄物埋立処理方法、およびそれに使用する新規な構造の廃棄物被膜層を実現化することに成功したものであり、以下では、この発明を代表する幾つかの実施例と共に、その構成を詳述することとする。
【0008】
【発明の構成】
後述するこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の廃棄物埋立処理方法は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、廃棄物処分場に投棄した廃棄物をブルドーザやトラクタショベル等の建設機械その他適宜手段により、できるだけ平坦状となるよう填圧処理した後、粉粒状に粉砕した廃プラスチック1に対してセメント1〜3、硬化促進剤0.5〜0.1、保水剤0.01〜0.1および水0.5〜1.5の重量割合で混合したセメント溶液を、前記填圧済みの廃棄物上に略5mm前後の厚みとなるよう略均質に吹き付け、散布して連続的且つ密閉状の被覆層を形成し、所定時間経過後の当該被覆層上に再び廃棄物を投棄、填圧処理してから同様のセメント溶液による被覆層を形成し、所定時間経過させるようにした埋立処理を順次繰り返していくようにした構成を要旨とする廃棄物埋立処理方法である。
【0009】
この基本的な構成からなる廃棄物埋立処理方法には、廃棄物処分場に投棄した廃棄物をブルドーザやトラクタショベル等の建設機械その他適宜手段により、できるだけ平坦状となるよう填圧処理した後に、廃プラスチックを粉砕処理することによって粒状の骨材とし、この粒状に骨材化した当該廃プラスチック1に対してセメント1〜3、硬化促進剤0.5〜0.1、保水剤0.01〜0.1および水0.5〜1.5の重量割合で混合したセメント溶液を、前記填圧済みの廃棄物上に略5mm前後の厚みとなるよう略均質に吹き付け、散布して連続的且つ密閉状の被覆層を形成し、所定時間経過後の当該被覆層上に再び廃棄物を投棄、填圧処理してから同様のセメント溶液による被覆層を形成し、所定時間経過させるようにした埋立処理を順次繰り返していくようにした廃棄物埋立処理方法を包含している。
【0010】
また、同様に、廃棄物処分場に投棄した廃棄物をブルドーザやトラクタショベル等の建設機械その他適宜手段により、できるだけ平坦状となるよう填圧処理した後に、廃プラスチックを粉砕処理することによって微粒子化した上、適量の界面活性剤と混合して合成樹脂エマルジョンとし、該エマルジョン化した廃プラスチック1に対してセメント1〜3、硬化促進剤0.5〜0.1、保水剤0.01〜0.1および水0.5〜1.5の重量割合で混合したセメント溶液を、前記填圧済みの廃棄物上に略5mm前後の厚みとなるよう略均質に吹き付け、散布して連続的且つ密閉状の被覆層を形成し、所定時間経過後の当該被覆層上に再び廃棄物を投棄、填圧処理してから同様のセメント溶液による被覆層を形成し、所定時間経過させるようにした埋立処理を順次繰り返していくようにした構成による廃棄物埋立処理方法も包含する。
【0011】
そして、それらをより具体的なものとして示せば、廃棄物処分場に投棄した廃棄物をブルドーザやトラクタショベル等の建設機械その他適宜手段により、できるだけ平坦状となるよう填圧処理した後、粉粒状に粉砕した廃プラスチック1に対してセメント1〜3、マノール急結剤(商品名)0.5〜0.1、メトローズ(商品名)0.01〜0.1および水0.5〜1.5の重量割合で混合したセメント溶液を、前記填圧済みの廃棄物上に略5mm前後の厚みとなるよう略均質に吹き付け、散布して連続的且つ密閉状の被覆層を形成し、所定時間経過後の当該被覆層上に再び廃棄物を投棄、填圧処理してから同様のセメント溶液による被覆層を形成し、所定時間経過させるようにした埋立処理を順次繰り返していくようにした構成の廃棄物埋立処理方法となる。
【0012】
同様に、廃棄物処分場に投棄した廃棄物をブルドーザやトラクタショベル等の建設機械その他適宜手段により、できるだけ平坦状となるよう填圧処理した後に、廃プラスチックを粉砕処理することによって粒状の骨材とし、この粒状に骨材化した当該廃プラスチック1に対してセメント1〜3、マノール急結剤(商品名)0.5〜0.1、メトローズ(商品名)0.01〜0.1および水0.5〜1.5の重量割合で混合したセメント溶液を、前記填圧済みの廃棄物上に略5mm前後の厚みとなるよう略均質に吹き付け、散布して連続的且つ密閉状の被覆層を形成し、所定時間経過後の当該被覆層上に再び廃棄物を投棄、填圧処理してから同様のセメント溶液による被覆層を形成し、所定時間経過させるようにした埋立処理を順次繰り返していくようにした廃棄物埋立処理方法といえる。
【0013】
また、廃棄物処分場に投棄した廃棄物をブルドーザやトラクタショベル等の建設機械その他適宜手段により、できるだけ平坦状となるよう填圧処理した後、廃プラスチックを粉砕処理することによって微粒子化した上、適量の界面活性剤と混合して合成樹脂エマルジョンとし、このエマルジョン化した当該廃プラスチック1に対してセメント1〜3、マノール急結剤(商品名)0.5〜0.1、メトローズ(商品名)0.01〜0.1および水0.5〜1.5の重量割合で混合したセメント溶液を、前記填圧済みの廃棄物上に略5mm前後の厚みとなるよう略均質に吹き付け、散布して連続的且つ密閉状の被覆層を形成し、所定時間経過後の当該被覆層上に再び廃棄物を投棄、填圧処理してから同様のセメント溶液による被覆層を形成し、所定時間経過させるようにした埋立処理を順次繰り返していくようにした構成の廃棄物埋立処理方法ということができる。
【0014】
更に、この発明には、廃棄物処分場に投棄した廃棄物をブルドーザやトラクタショベル等の建設機械その他適宜手段により、できるだけ平坦状となるよう填圧処理した後に、粉粒状に粉砕した廃プラスチック1に対して予めセメント1〜3の重量割合で混合して得たセメント混練材と、前記廃プラスチック1に対し、0.5〜0.1の割合のマノール急結剤(商品名)、0.01〜0.1のメトローズ(商品名)および0.5〜1.5の水からなる水溶液とを混合せず別々に同一箇所に向けて噴射させ、前記填圧済みの廃棄物上で前記セメント混練材と水溶液とが互いに混合するように吹き付け、略5mm前後の厚みとなるよう略均質に散布して連続的且つ密閉状のセメント溶液による被覆層を形成し、所定時間経過後の当該被覆層上に再び廃棄物を投棄、填圧処理してから同様のセメント溶液による被覆層を形成し、所定時間経過させるようにした埋立処理を順次繰り返していくようにした構成からなる廃棄物埋立処理方法が包含されている。
【0015】
更にまた、廃棄物処分場に投棄した廃棄物をブルドーザやトラクタショベル等の建設機械その他適宜手段により、できるだけ平坦状となるよう填圧処理した後に、粉粒状に粉砕した廃プラスチック1に対して予めセメント1〜3の重量割合で混合して得たセメント混練材を、吹き付けの瞬間に前記廃プラスチック1に対し、0.5〜0.1の割合のマノール急結剤(商品名)、0.01〜0.1のメトローズ(商品名)、0.5〜1.5の水とを加えてセメント溶液となし、前記填圧済みの廃棄物上に略5mm前後の厚みとなるよう略均質に吹き付け、散布して連続的且つ密閉状の被覆層を形成し、所定時間経過後の当該被覆層上に再び廃棄物を投棄、填圧処理してから同様のセメント溶液による被覆層を形成し、所定時間経過させるようにした埋立処理を順次繰り返していくようにした構成の廃棄物埋立処理方法も含まれる。
【0016】
填圧処理は、限られた埋立施設内に収容される廃棄物の収容密度を高めると共に、集積された廃棄物の上部をできるだけ平坦状に整える機能を果たし、廃棄物処分場に次々に搬入されてくる廃棄物をブルドーザやトラクタショベル等の建設機械その他適宜手段により、凹凸を無くすように圧縮し、廃棄物に被覆状に吹き付けるセメント溶液の必要量を軽減するようにし、造膜後の外的美観を向上させ、次回の埋立作業性を高めるものとしなければならない。
【0017】
廃プラスチックは、セメント溶液の骨材として被膜層の強度を高め、被膜層に発生した亀裂の進展を止めたり、あるいは適量の界面活性剤と混合して合成樹脂エマルジョンを形成し、被膜の乾燥を早めたり、被膜層表面を滑らかにする機能を果たすものであって、粉粒状に粉砕した廃プラスチックには、コンクリート用の骨材として最適とされる範囲の適宜粒度の粒状のもの、あるいは適量の界面活性剤と混合することによって被膜層表面を滑らかなものとし、乾燥を早めて強度を向上する性質が得られる程度まで微粉末状化、微粒子状化するよう粉砕処理したものが含まれ、その中の最適なものを使用すべきであり、これら粒度の異なる廃プラスチックをセメント溶液中に適宜割合で混在状とし、骨材としての性質と合成樹脂エマルジョンとしての性質とを兼ね備えるものとすることが可能であり、有害物質の溶出の虞れが少なく、最終処分の際には下水汚染対策や浸出水対策等が不要で、素掘りの穴に埋めて覆土する処理を行う安定型処分場に廃棄される廃プラスチック材を再生利用するのが望ましい。
【0018】
セメントは、適量の水と混ざりあってセメントペーストとなり、接着力をもって被膜層を連続的且つ密閉状に造膜する機能を果たすものであり、廃プラスチックからなる骨材同士を接着して造膜するか、あるいは廃プラスチックの微粒子を適量の界面活性剤と混合して得た合成樹脂エマルジョンを加えたセメント溶液が造膜するものとすべきであり、国内で一般に建設用として使用されているポルトランドセメントやその外の各種混合セメントを使用することが可能であって、各種混和材や混和剤等を適宜混合したものを利用することも可能であり、比重、粉末度、凝結、安定性、強さ等が通常の建築物の建造に耐える程度の性能を確保したものを使用するのが望ましいといえる。
【0019】
硬化促進剤は、セメント溶液の接着力を強化して吹き付け後の早い段階において被膜層が比較的柔軟なシート状を成すように凝固させる機能を果たすものであって、特に被膜層の表層部を早期に膜状に固めてしまうものとしなければならず、後述する実施例において取り上げているマノール急結剤(商品名)のような急結剤や早強剤を使用するのが望ましく、迅速な硬化によっても被膜層に亀裂やピンホール等を発生しない性質のものを選択すべきである。
【0020】
保水剤は、セメント溶液中に水分を留めて急激に固まって亀裂や割れ、廃棄物からの剥離等の発生を阻止して、安定な接着および定着を図り、吹き付け作業の際の跳ね返りや飛散を防止する機能を果たすものであり、例えば、後述の実施例のように保水剤としてメトローズ(商品名)に代表されるものから、分離低減剤や増粘剤、遅延剤等を置き換えて使用することも可能である外、これらの混和剤を適宜割合で混ぜ合わせたものを利用することもできる。
【0021】
水は、廃棄物上に吹き付けられたときに、セメントが跳ね返ったり周囲に飛散してしまうことを阻止できるよう、セメント溶液に所定の粘度を与えると共に、混合されたセメントに反応してセメント自体を硬化させてしまう機能を果たすものであり、油、酸、塩類等のコンクリートの品質に影響を及ぼす物質の有害量を含んではならず、雨水、河川水、湖沼の水、地下水、飲料水等を使用するのが望ましい。
【0022】
セメント溶液は、集積された形状の整わない廃棄物上に吹き付けられることにより、連続的且つ密閉状のシートを被せたような被膜層を形成可能とする機能を果たすものであり、吹き付け前に予めセメント、廃プラスチック、硬化促進剤、保水剤、水等を混ぜ合わせたものとして吹き付け可能とする外、セメントと廃プラスチックとを混ぜ合わせたセメント混練材と、水および硬化促進剤、保水剤とを、廃棄物上に吹き付ける際に混ぜ合わせるようにして被膜層を形成するものとすることができ、その造膜作業には、コンクリートポンプ車やコンクリート吹付機等の建設機械その他の適宜手段によって廃棄物上に所定厚みの被膜を形成することが可能である。また、適宜着色料を添加して被覆層に処分場の美観を向上させるように着色を施したものとすることができる。
【0023】
セメント混練材は、水と共に廃棄物上に吹き付け、供給されることによって粘着力を発揮するセメント溶液となり、廃棄物上に所定厚みの被膜層を形成可能とする機能を果たすものであって、セメントと適量の廃プラスチックからなる骨材とを乾燥状態のまま混合したものであって、吹き付けと同時に、硬化促進剤、保水剤、水等が混合されて瞬時にセメント溶液が作られよう廃棄物上に供給すべきであり、予め水に対して微粒子状に粉砕した適宜重量割合の廃プラスチックと適量の界面活性剤とを混合したものを同時に吹き付けて造膜するようにすることもできる。
【0024】
【関連する発明】
上記した廃棄物埋立処理方法に関連し、この発明には、廃棄物埋立処理方法に使用する廃棄物被膜層も含まれ、その構成の要旨は、基本的に次のとおりのものである。
即ち、粉粒状化した廃プラスチック1に対してセメント1〜3、硬化促進剤0.5〜0.1、保水剤0.01〜0.1および水0.5〜1.5の重量割合で混合したセメント溶液を、廃棄物処分場に投棄し、適宜填圧された廃棄物上に5mm前後の厚み寸法となるよう略均質に吹き付け散布して連続的且つ密閉状に造膜するようにした構造からなる廃棄物埋立処分方法に使用する廃棄物被膜層である。
【0025】
この発明に包含される廃棄物被膜層を、さらに具体的な構成で示すならば、粒状に骨材化した廃プラスチック1に対してセメント1〜3、マノール急結剤(商品名)0.5〜0.1、メトローズ(商品名)0.01〜0.1および水0.5〜1.5の重量割合で混合したセメント溶液を、廃棄物処分場に投棄し、適宜填圧された廃棄物上に5mm前後の厚み寸法となるよう略均質に吹き付け散布して連続的且つ密閉状に造膜してなるようにした構成を要旨とする廃棄物被膜層であるということができる。
【0026】
また、同様に、微粒子化した廃プラスチックを適量の界面活性剤と混合して合成樹脂エマルジョンとし、該エマルジョン化した廃プラスチック1に対してセメント1〜3、マノール急結剤(商品名)0.5〜0.1、メトローズ(商品名)0.01〜0.1および水0.5〜1.5の重量割合で混合したセメント溶液を、廃棄物処分場に投棄し、適宜填圧された廃棄物上に5mm前後の厚み寸法となるよう略均質に吹き付け散布して連続的且つ密閉状に造膜してなる構成を要旨とする廃棄物被膜層であるということもできる。
【0027】
この発明の廃棄物被膜層は、粉粒状化した廃プラスチックとして、粒状に骨材化した廃プラスチックや微粒子化した廃プラスチックを適量の界面活性剤に混合して得た合成樹脂エマルジョンを適量ずつ混合し、当該廃プラスチック1に対してセメント1〜3、硬化促進剤0.5〜0.1、保水剤0.01〜0.1、および水0.5〜0.1の重量割合で混合したセメント溶液を、廃棄物処理場に投棄し、適宜填圧された廃棄物上に5mm前後の厚み寸法となるよう略均質に吹き付け散布して連続的且つ密閉状に造膜したものとすることが可能であり、被膜層の厚みは廃棄物上部の凹凸形状等の影響を受けているので多少の変化が避けられないが、風や野鳥の悪戯によって不用意に亀裂や剥離等を生じない程度の連続性と密閉性とを確保できる膜厚と粘度とを確保するよう形成されたものとすべきである。
以下では、この発明を代表する幾つかの実施例と共に、その構造について詳述することとする。
【0028】
【実施例1】
地下水汚染を防止するために処理スペースの底および側面の全面に、約1.5mm厚程度のゴムシートを敷き詰め、浸出水や雨水は集流し、浄化処理施設で適正に処理した後に放流するよう義務づけられている管理型処分場において、本願発明に包含される代表的な廃棄物埋立処理方法の一つを実施する場合には、ゴミ収集車や産業廃棄物を運搬する運搬車両等によって次々に運ばれて来る廃棄物を、最終処分場の奥側から順次積み重ねるようにブルドーザやトラクタショベル等の建設機械、またはゴミ移動および填圧用の専用機械によって移動させた上、その重機で踏みつけるようにして、できるだけ平坦状に圧縮、填圧してその日一日分の投棄作業が終了した後、あるいは処分場の投棄作業がしばらくの間中断すると判断された区画に対して、次のような手順によって廃棄物被膜層を形成する。
【0029】
予め異物の除去を行い分類収集されたABS樹脂、PP樹脂、ポリカーボネート樹脂を始めとする合成樹脂成型品や発泡プラスチック製等の廃プラスチックを適宜洗剤を用いて洗浄および濯ぎをした上、直径1〜3mm程度の粒状に粉砕加工して適宜乾燥させるか、あるいは乾燥されずに粒状プラスチックに付着、含有する水分量を、後述する水・セメント比に含めて混合するものとして、セメント溶液を製造するものとし、粒状に加工し骨材として利用可能となった廃プラスチック1に対して、ポルトランドセメント2、硬化促進剤であるマノール急結剤(商品名)を0.75、保水剤であるメトローズ(商品名)を0.05、および処分場付近で汲み上げられた沢水、湖水、沼水、地下水あるいは貯溜した雨水を1の重量割合で均質となるよう混ぜ合わせ、コンクリートポンプ車に供給し、集積され平坦状に填圧された廃棄物上に奥側から順次吹き付け状、あるいは振り掛け状とするように散布し、廃棄物上に厚み5mm前後であって連続的且つ密閉状の廃棄物被膜層を形成しながら後退し、目的とする全ての廃棄物上を均質な廃棄物被膜層で覆い隠して数時間程度乾燥を待つこととなる。
【0030】
翌日あるいは次回の投棄が行われるときには、充分に乾燥した廃棄物被膜層上に、ゴミ移動および填圧用の作業重機が入り込み、処分場に新たに搬入されて来た廃棄物を順次奥側へ移動し手前側まで集積し、搬入作業を終了した後に前回同様に平坦状とするよう填圧して同一のセメント、廃プラスチック、混和材、水を同じ割合で混合し散布し、廃棄物上側に厚み5mm前後の廃棄物被膜層を連続的且つ密閉状に形成して乾燥させるものであり、このような作業を当該管理型処分場が満杯になるまで繰り返すものである。
【0031】
また、セメント溶液は、洗剤を用いて洗浄および濯ぎを行い、セメントよりも細かな微粉粒子状とするように粉砕した廃プラスチックに対し、適量の界面活性剤を混合して合成樹脂エマルジョンを造り、当該廃プラスチック1に対してマノール急結剤(商品名)0.5、メトローズ(商品名)0.01、水を0.5の重量割合で均質に混合したものを廃棄物上に吹き付けて厚み5mm前後の廃棄物被膜層を連続的且つ密閉状に形成したものとすることができる。
【0032】
【実施例2】
この発明に包含される廃棄物埋立処理方法の他の実施例として、処分場の底面と側面とを厚さ10cm以上のコンクリートで囲んだ上、屋根を着けて水の浸入を遮り、周辺地下水の汚染を防ぐ構造としなければならない遮断型処分場における産業廃棄物の最終処分を例に挙げることができ、以下のようにして実施されることになる。
【0033】
即ち、遮断型処分場に搬入された焼却灰、汚泥、鉱滓、煤塵等の廃棄物を、ブルドーザやその他の適宜建設機械またはゴミ移動、填圧用の専用機械等を使用して、奥側から集積し平坦状となるよう加圧した後、予め異物を除去して分類収集された合成樹脂成型品や発泡プラスチック製等の廃プラスチックを適宜洗剤を用いて洗浄および濯ぎをした上、微粒状とするよう粉砕加工して乾燥させ、該微粒化した廃プラスチック1に対してセメントを2の重量割合で混合してセメント混練材を造り、またこれとは別に、該廃プラスチック1に対して、0.75の重量割合となる硬化促進剤としてのマノール急結剤(商品名)、および0.05の重量割合となる保水剤としてのメトローズ(商品名)、さらに、該廃プラスチック1に対して1の重量割合となる水を準備し、夫々をコンクリート吹付機に供給する。
【0034】
コンクリート吹付機に別々に供給したセメント混練材、マノール急結剤、メトローズならびに水を、同時に集積された廃棄物の同一箇所に目がけて吹き付けるように調整、制御して処分場奥側の廃棄物上から手前側にかけて順次吹き付けながら移動し、該コンクリート吹付機のノズルから噴出されたセメント混練材、マノール急結剤、メトローズならびに水が、廃棄物上に衝突した瞬間に互いに混練状となってセメント溶液を形成し、このセメント溶液が目的とする廃棄物上面の全てに厚み5mm前後の被膜層を形成して、その外周縁部が処分場側壁面のコンクリート壁面に接着して連続的且つ密閉状に覆い隠し、乾燥後に廃棄物被膜層を形成するものとなる。
【0035】
次に投棄を行うときには、充分に乾燥した廃棄物被膜層上に、前述同様に廃棄物を移動集積して填圧した後に、コンクリート吹付機によってセメント混練材、マノール急結剤、メトローズならびに水を吹き付け散布して、廃棄物上側に厚み5mm前後の均質な廃棄物被膜層を連続的且つ密閉状となるよう形成し、乾燥させ、同様の作業を当該遮断型処分場が満杯となるまで繰り返していくようにするものである。
【0036】
【作用】
以上のとおりの構成からなるこの発明の廃棄物埋立処理方法は、管理型処分場に集積され、圧縮して平坦状に填圧された廃棄物上に廃プラスチックを破砕処理して得られた骨材を含むセメント溶液を均質な層状となるよう吹き付け、あるいは振り掛け状とするように散布して5mm前後の厚み寸法の廃棄物被膜層を連続的且つ密閉状とするよう形成したものとし、含有するセメントの粘着力およびセメント溶液の自重が、該廃棄物被膜層を廃棄物上に留め、該廃棄物被膜層に覆われた廃棄物は、その被覆面積に渡って連続する廃棄物被膜層によって密閉状となり、セメント溶液の乾燥を待たずに紙やビニールフィルムおよび粉粒物等のように風によって周辺地域に飛散してしまうような軽い廃棄物も、その粘着力と重みによって抑え込まれた状態になると共に、連続する被覆層が直接的な風の吹き付けを阻止するように覆い隠すものとなる。
【0037】
当該セメント溶液は、充分な粘着力を有するので、雨中の散布作業であっても被膜層の連続性と密閉性とを確保することができ、セメント溶液中に含まれる硬化促進剤としてのマノール急結剤が、特に被膜層の表層面を急速に硬化させて垂れによる被覆層肉厚の不均一や流失を防ぎ、保水剤としてのメトローズが、セメント溶液中の水分の蒸発を遅延させて長時間に渡って被膜層の柔軟性を保つと共に、亀裂やピンホール等の発生を防いで密閉状とし、雨やそれに伴う流水の廃棄物への浸入を阻止するものとなる。また、廃棄物被膜層は、含有するセメントの重みが下側の廃棄物を抑え付けるので、散布前に一度填圧された廃棄物をさらに全面的に略均一に加圧沈降されることとなる。
【0038】
また、セメントよりも細かな微粉粒子状とするように粉砕処理した廃プラスチックに対して、適量の界面活性剤を混合し合成樹脂エマルジョンを造り、これを含むセメント溶液を吹き付ければ、合成樹脂エマルジョンが乾燥を促進すると共に、廃棄物被膜層の表層を滑らかにして外観を改善し、微粉粒子状の廃プラスチックが乾燥中のセメントに発生した亀裂の進展を食い止めて、クラックやピンホールの発生を阻止するものとなる。
【0039】
遮断型処分場に投棄された廃棄物をできるだけ平坦状に填圧処理した後に、コンクリート吹付機を用い、廃プラスチックを微粒状に粉砕加工して乾燥させ、該廃プラスチック1に対してセメントを2の割合で混合したセメント混練材、ならびに該廃プラスチック1に対して、0.75の割合となる硬化促進剤としてのマノール急結剤(商品名)、および0.05の割合となる保水剤としてのメトローズ(商品名)、さらに該廃プラスチック1に対して1の割合となる水の夫々を一斉に吹き付けると、廃棄物に到達した瞬間にセメント混練材、マノール急結剤、メトローズおよび水が渾然一体となってセメント溶液の被膜層を形成し、吹き付け作業中にセメント混練材、混和材および水が跳ね返ったり舞い上がったりして作業性を悪化させることを防止するものとなると共に、吹き付けの勢いによって焼却灰、汚泥、鉱滓、煤塵等の廃棄物が飛沫となって舞い上がることを阻止するものとなる。
【0040】
廃棄物上の全面に形成された厚み5mm前後の廃棄物被膜層は、雨水や流水の浸出を阻止し、紙やフィルム状あるいは粉粒状の廃棄物が強風に煽られて周辺地域に飛散するのを防止し、異臭の漏出を食い止め、野鳥や野ネズミ等による廃棄物の散乱を防いで、外観を整えるものとなり、シート材の被覆作業や回収作業を不要とし、毎日あるいは所定期間毎に、廃棄物埋立処理方法を実施して廃棄物の填圧と廃棄物被膜層の被覆とを行いながら、複数の廃棄物被膜層の間に複数層を成すよう廃棄物が挟み込まれるように投棄していくことにより、各層毎に隔絶された状態を保ち、万が一浸出水が発生した場合にも最小限の被害に留めることが可能となる上、廃棄物処分場の高密度集積化を促進するものとなる。
【0041】
【効果】
以上のとおり、この発明の廃棄物埋立処理方法によれば、廃棄作業の終了後にセメント溶液を散布することによって被膜層を形成することができるので、シート材の被覆作業や回収作業を不要とし、前回形成した被膜層の上に重ねて投棄作業を継続することが可能となり、作業効率を格段に向上させることができると共に、処分場に投棄した廃棄物上を被覆して紙や粉粒物等が周辺地域に飛散するのを防止し、浸出水の発生や悪臭の漏出を食い止め、野性動物による廃棄物の散乱や害虫の発生を抑えて外観を整えるものとなる上、処分場に搬入、集積された廃棄物をブルドーザやトラクタショベル等の建設機械その他適宜手段によって圧縮して平坦状に填圧処理し、その上にセメント溶液を散布することにより、5mm前後の廃棄物被膜層を形成するという工程を経るので、前記填圧作業ならびに投棄物上に連続する被膜層の自重による沈降作用によって被膜層下に封じ込められた集積物の集積化、高密度化を図ることができるものとなって新たな処分地の確保が困難となっている現状において、現在使用可能な処分場の容積を有効に活用して処分地を延命化できるという秀れた特徴が得られるものである。
【0042】
また、この発明の廃棄物被膜層によれば、その成分の全てが安定5品目の範囲内で選択されているので回収を必要とせず、被膜層の上から重ねて廃棄物を投棄、集積して填圧した後に、さらに層状を成すように被膜層を形成し、それを複数回に渡って繰り返すことが可能であり、セメント溶液の主成分をセメントと粉砕処理された廃プラスチックとを混合したものとして、廃プラスチックのリサイクル利用を行うことにより、ゴミの減量化と経費の削減との両立を果たすものとし、さらに硬化促進剤と保水剤とを適量ずつ混合することによって廃棄物に対する粘着力と被膜層の連続性の確保とを可能として密閉性に秀れた被膜層を形成することができる上、廃棄物の露出をなくして処分場全体の外的美観を向上させることに役立つという秀れた効果を発揮できるものとなる。
【0043】
特に、実施例に説明した廃棄物埋立処理方法、およびそれに使用する廃棄物被膜層は、上記した特徴に加え、粉砕処理によって粒状化した廃プラスチックを骨材として再生利用したセメント溶液を使用することにより、セメントおよび混和材の使用料を抑えて被膜層の耐久強度を向上させることができ、さらにまた、微粒子状に粉砕処理した廃プラスチックに適量の界面活性剤を混合し合成樹脂エマルジョンとし、これをセメントに混合することによって被膜層の表層面を滑らかにして外観を向上させることができる上、乾燥を促進して吹き付け後の垂れや流失といった問題を解消することができるので、最小限度の吹き付け量で均質な膜厚の廃棄物被膜層を形成でき、しかも吹き付け作業の工数を削減して作業効率を格段に改善することができるという大きな特徴を奏することになる。
【0044】
さらに、廃プラスチック1に対してセメント1〜3、効果促進剤0.5〜0.1、保水剤0.01〜0.1および水0.5〜1.5の重量割合で混合したセメント溶液は、でき得る限り平坦状とするよう填圧しても尚、ある程度の凹凸が残る廃棄物上に略均質に吹き付け、散布して略5mm前後の厚みの被膜層を連続的且つ密閉状とするよう形成するのに最適な配合割合であって、風雨雪等の自然環境に耐えるに充分な強度を確保することができ、最適な粘性度と迅速な乾燥とを実現可能として廃棄処理の衛生管理と作業性とを格段に向上させるという、特段の効果を発揮することができる。
【0045】
叙述の如く、この発明の廃棄物埋立処理方法、およびそれに使用する廃棄物被膜層は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、廃プラスチックを再生利用していてゴミの減量化に大きく貢献できる上、所謂安定5品目の中から選択された素材だけを使用していて自然環境への悪影響を最小限に留めることができ、施工も容易で経済性に秀れ、しかも廃棄物の集積化、高密度化を格段に進めて処分場の容積を効率的に利用可能とするものになると共に、積層構造の造成によって足場が固められ、廃棄物の搬入処理作業や移動の際の安全性や作業効率自体を大幅に高めることができることから、費用の削減と作業工数の短縮とを確実に達成可能となり、最終処分場の効率的な利用と、衛生管理や環境保全に対する係りとが厳しく問われている産業廃棄物処理業者や行政関係者、およびそれらに関連する各業界、団体等からも高い評価がなされ、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。[0001]
OBJECT OF THE INVENTION
The present invention relates to a technology that enables high-density accumulation of garbage stacked in a large amount in a final disposal site for wastes such as a stable disposal site, a management-type disposal site, and a closed-type disposal site, Prevents stormy dust from being scattered in the surrounding area, prevents rainwater and associated running water from entering and flowing out of the collected garbage, and collects garbage from wild birds and other wild animals. It is an object of the present invention to provide a novel film forming method for a waste disposal site that can prevent the generation of a waste film and a waste coating layer having a novel structure using the same.
[0002]
[Prior art]
The industry and economy in Japan have continued to make great strides based on technological sophistication, but the industrial structure and lifestyle cannot be considered as a waste treatment process, It must be said that the administration and the people's consciousness of daily life have all become a mass-consuming society with increased waste, and the amount of waste generated every day depends on the municipality. It is collected for each area, transported to incineration facilities or recycling facilities as appropriate, and further treated and disposed of as incineration ash and incombustible waste. Ensuring the final disposal site is the biggest issue.
[0003]
Particularly in large metropolitan areas, it is extremely difficult to secure disposal sites in the surrounding municipalities, and it is necessary to transport waste to remote private disposal sites beyond neighboring prefectures. The shortage of final disposal sites has become a major social problem, such as illegal dumping by contractors. In order to solve these issues, waste collection and recycling have been actively carried out in recent years, and the amount of garbage has been gradually reduced, but there is still a shortage of final disposal sites. The current situation is that new disposal sites must be built one after another on the beaches and mountain valleys where nature is abundant, and criticism of natural destruction by the final disposal site has increased. And the momentum to protect the rare nature is gradually increasing.
[0004]
In the final disposal site with these various problems, cyanide, arsenic, etc. from the stable disposal site where only the so-called five stable items such as rubber waste, metal waste, glass, ceramic waste, waste plastic and construction waste should be dumped. Examples of toxic substances and sewage that have flowed out are unending, and new issues have arisen that the introduction of malicious industrial waste has not been completely prevented. At the disposal site, there is concern about soil contamination in the leachate and the downstream area of the river, and in unburned waste, the scatter of trash, odors, generation of toxic gases, wild nature such as crows and wild mice, etc. due to wind. The possibility of damaging the natural environment and adverse effects on the living environment of local residents, such as scattering by animals and the occurrence of large numbers of flies, cannot be denied.
[0005]
As a technology to solve such problems at the final disposal site, after the daily dumping work has already been completed, covering the entire surface of the waste at the disposal site so that it covers the waterproof synthetic resin sheet. Although attempts have been made to prevent rainwater permeation and leachate generation, trash scattering and scattering by harmful birds, leakage of odors, generation of pests, etc., waste is brought in every morning. Before starting the work, there was a drawback that much time and labor had to be spent on the work of collecting the resin sheet placed on the waste.
[0006]
In order to eliminate such harmful effects, a non-woven fabric sheet disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 7-21793 has been devised that has biodegradability and can be buried as it is even after it has been installed in a garbage disposal site. In addition, it contains a bulking material / setting material shown in the invention of JP-A-8-505600, a water-soluble polymer and water, and can be sprayed to give a strong and flexible water-repellent coating layer after spraying. A composition and a method for forming a foam protective coating layer for outdoor use have been developed. However, none of them is excellent in economic efficiency because all of the materials for forming the coating layer must be newly purchased. The problem of increasing the amount of waste at the waste disposal site remains unresolved.
[0007]
In view of the actual situation of the already proposed treatment method as described above, the present invention reduces the accumulation of waste as much as possible, accumulates the waste in a limited volume of the disposal site, and collects the waste at a high density. As a result of deciding whether it is possible to realize a treatment method that is also useful for environmental conservation in and around it, the results of the rapid start of its development and research, and repeated trial and error over many years and numerous trial manufactures and experiments This time, we have finally succeeded in realizing a novel waste landfill treatment method and a waste coating layer having a novel structure used therefor. In the following, together with some embodiments representing the present invention, The configuration will be described in detail.
[0008]
[Structure of the invention]
As will be clearly understood from the embodiments representing the present invention described later, the waste landfill processing method of the present invention basically comprises the following configuration.
That is, the waste dumped in the waste disposal site is filled with a bulldozer, a tractor excavator, or other appropriate means so as to be as flat as possible, and then cemented to the waste plastic 1 pulverized into a granular form. -3, a hardening accelerator 0.5-0.1, a water retention agent 0.01-0.1, and a cement solution mixed at a weight ratio of water 0.5-1.5, on the filled waste To form a continuous and hermetic coating layer with a thickness of about 5 mm, and then spray and dispose of the waste again on the coating layer after a predetermined period of time. The waste landfill treatment method is characterized by forming a coating layer of the same cement solution and repeating the landfill treatment so that a predetermined time elapses sequentially.
[0009]
In this landfill disposal method consisting of this basic structure, the waste dumped in the waste disposal site is filled with a bulldozer, a tractor excavator, or other appropriate means so that it is as flat as possible. By crushing waste plastic into granular aggregate,This granulated aggregateA cement solution mixed with the waste plastic 1 at a weight ratio of cement 1 to 3, a hardening accelerator 0.5 to 0.1, a water retention agent 0.01 to 0.1, and water 0.5 to 1.5. , Sprayed almost uniformly on the filled waste material to a thickness of about 5 mm, sprayed to form a continuous and sealed coating layer, and then discarded again on the coating layer after a predetermined time It includes a waste landfill treatment method in which a landfill process in which a covering layer of a similar cement solution is formed after dumping and filling a material and a predetermined time elapses is sequentially repeated.
[0010]
Similarly, after the waste dumped in the waste disposal site is filled with a bulldozer, tractor excavator, or other appropriate means to make it as flat as possible, the waste plastic is pulverized into fine particles. And then mixed with an appropriate amount of surfactant to synthesize resin emulsionAnd emulsifiedCement solution mixed with waste plastic 1 at a weight ratio of cement 1 to 3, curing accelerator 0.5 to 0.1, water retention agent 0.01 to 0.1 and water 0.5 to 1.5, A substantially uniform spray layer is formed by spraying and spraying on the filled waste to a thickness of about 5 mm, and a continuous and sealed coating layer is formed. A waste landfill treatment method is also included, in which a landfill process in which a coating layer of the same cement solution is formed after a dumping and filling process and a predetermined time elapses is sequentially repeated.
[0011]
And if you show them as more concrete,After the waste dumped in the waste disposal site is filled with a bulldozer, a tractor excavator, or other appropriate means so as to be as flat as possible, cement 1-3 is applied to the waste plastic 1 pulverized into a granular form. A cement solution mixed in a weight ratio of Manol quick setting agent (trade name) 0.5 to 0.1, Metrolose (trade name) 0.01 to 0.1 and water 0.5 to 1.5. Sprayed almost uniformly on the pressed waste so as to have a thickness of about 5 mm, and sprayed to form a continuous and sealed coating layer. After a predetermined time has passed, the waste is dumped again. Then, a waste landfill treatment method having a structure in which a covering layer of the same cement solution is formed after the filling treatment, and the landfill treatment for allowing a predetermined time to elapse is sequentially repeated.
[0012]
Similarly, after the waste dumped at the waste disposal site is filled with a construction machine such as a bulldozer or a tractor excavator or other appropriate means so as to be as flat as possible, the waste plastic is pulverized to form a granular aggregate. And cement 1 to 3, manol quick setting agent (trade name) 0.5 to 0.1, metrolose (trade name) 0.01 to 0.1 A cement solution mixed in a weight ratio of 0.5 to 1.5 water is sprayed almost uniformly on the filled waste so as to have a thickness of about 5 mm, and sprayed to spread continuously and sealed. A layer is formed, and after a predetermined time has passed, waste is again dumped and filled, and then a similar cement solution coating layer is formed, and the landfill process is repeated for a predetermined time. The It can be said that the waste landfill processing method to memorial service.
[0013]
In addition, the waste dumped in the waste disposal site is filled into a flat shape as much as possible by using a construction machine such as a bulldozer or a tractor excavator, etc. Mixing with an appropriate amount of surfactant to make a synthetic resin emulsion, the resulting waste plastic 1 is made of cement 1-3, manol quick-setting agent (trade name) 0.5-0.1, Metrose (trade name) ) A cement solution mixed at a weight ratio of 0.01 to 0.1 and water 0.5 to 1.5 is sprayed and spread almost uniformly on the filled waste so as to have a thickness of about 5 mm. Then, a continuous and hermetic coating layer is formed. After a predetermined time has elapsed, the waste is again dumped and filled, and then a similar cement solution coating layer is formed. It can be said that waste landfill processing method having the configuration as repeated sequentially landfill which is adapted to the elapsed time.
[0014]
Further, according to the present invention, waste plastic 1 that has been dumped into a waste disposal site is pressure-treated so as to be as flat as possible by using a construction machine such as a bulldozer or a tractor excavator or other appropriate means, and then pulverized into a granular form. , A cement kneaded material obtained by mixing in a weight ratio of cement 1 to 3 in advance, and a manol quick-setting agent (trade name) of 0.5 to 0.1 with respect to the waste plastic 1; 01-0.1 Metrose (trade name) and 0.5-1.5 water solution are not mixed and sprayed separately to the same location, and the cement is placed on the filled waste The kneading material and the aqueous solution are sprayed so as to be mixed with each other, and are dispersed almost uniformly to a thickness of about 5 mm to form a coating layer of a continuous and sealed cement solution. Up again Dumping wastes, to form a coating layer by the same cement solution was Hama圧 treated waste landfill method comprising the configuration as repeated sequentially landfill processing so as to lapse of a predetermined time periodIs included.
[0015]
FurthermoreAfter the waste dumped in the waste disposal site is pressure-treated by a construction machine such as a bulldozer or a tractor excavator or other appropriate means so as to be as flat as possible, the waste plastic 1 crushed into a granular form is cemented in advance. A cement kneaded material obtained by mixing at a weight ratio of ˜3 is a manol quick-setting agent (trade name) in a proportion of 0.5 to 0.1 with respect to the waste plastic 1 at the moment of spraying, 0.01˜ 0.1 Metroise (trade name), 0.5 to 1.5 water is added to form a cement solution, and sprayed almost uniformly on the filled waste to a thickness of about 5 mm, After spraying to form a continuous and hermetic coating layer, waste is again dumped and filled on the coating layer after a predetermined time, and then a similar cement solution coating layer is formed for a predetermined time. Landfill to let it pass Waste landfill processing method of construction which is adapted sequentially repeated physicalAlso included.
[0016]
The filling process functions to increase the density of waste stored in the limited landfill facility and to make the upper part of the accumulated waste as flat as possible, and is successively carried into the waste disposal site. Compress incoming waste with construction machines such as bulldozers and tractor excavators and other appropriate means to eliminate irregularities, and reduce the required amount of cement solution to be sprayed on the waste. The aesthetics should be improved and the next landfill workability should be improved.
[0017]
Waste plastic increases the strength of the coating layer as an aggregate of the cement solution, stops the development of cracks in the coating layer, or mixes with an appropriate amount of surfactant to form a synthetic resin emulsion to dry the coating. It serves to accelerate or smooth the surface of the coating layer,For waste plastic pulverized into powder,Grain with appropriate particle size within the range that is optimal for aggregates for concreteThingsOr by mixing with an appropriate amount of a surfactant to smoothen the surface of the coating layer and pulverize it into fine powders or fine particles to the extent that a property that improves drying and speeds up is obtained.Contains the best ones in itIt is possible to mix these waste plastics with different particle sizes in an appropriate proportion in the cement solution, and to combine the properties as an aggregate and the properties as a synthetic resin emulsion. Waste plastic materials that are less likely to elute and do not require sewage pollution measures or leachate measures at the time of final disposal, and are disposed of in a stable disposal site where soil is buried and buried in an underground digging hole. It is desirable to recycle.
[0018]
Cement is mixed with an appropriate amount of water to form a cement paste, which functions to form a coating layer continuously and in a sealed manner with adhesive strength, and forms a film by adhering aggregates made of waste plastic. Or a cement solution with a synthetic resin emulsion obtained by mixing fine plastic particles with an appropriate amount of surfactant should form a film. Portland cement is generally used for construction in Japan. And other mixed cements can be used, and various admixtures and admixtures can be used as appropriate. Specific gravity, fineness, setting, stability, strength It can be said that it is desirable to use a material that has a performance sufficient to withstand the construction of ordinary buildings.
[0019]
The hardening accelerator functions to strengthen the adhesive strength of the cement solution and solidify the coating layer so that it forms a relatively flexible sheet at an early stage after spraying. It must be hardened into a film at an early stage,Like the manol quick setting agent (trade name) taken up in the examples described laterIt is desirable to use a quick-setting agent or a fast-strengthening agent, and a material that does not cause cracks or pinholes in the coating layer even when rapidly cured should be selected.
[0020]
The water retention agent retains moisture in the cement solution and hardens rapidly, preventing cracks and cracks, peeling from the waste, etc., ensuring stable adhesion and fixing, and rebounding and scattering during spraying operations. Which serves to preventFor example, from those represented by Metroles (trade name) as a water retention agent as in the examples described below,In addition to being able to replace the separation reducing agent, thickener, retarder and the like, a mixture of these admixtures in an appropriate ratio can also be used.
[0021]
The water gives the cement solution a predetermined viscosity and prevents the cement itself from reacting to the mixed cement so that it can be prevented from splashing back or splashing around when sprayed onto the waste. It has the function of hardening and should not contain harmful amounts of substances that affect the quality of concrete, such as oil, acid, salt, etc., and can contain rainwater, river water, lake water, groundwater, drinking water, etc. It is desirable to use it.
[0022]
The cement solution performs a function of forming a coating layer that is covered with a continuous and sealed sheet by being sprayed on the accumulated waste having an irregular shape. Cement, waste plastics, hardening accelerators, water retention agents, water mixing agents, etc. In addition to being able to be sprayed as a mixture, cement kneading material mixed with cement and waste plastics, water and hardening accelerators, water retention agents The coating layer can be formed so as to be mixed when sprayed on the waste, and the film is formed by the construction machine such as a concrete pump car or a concrete sprayer or other appropriate means. It is possible to form a film with a predetermined thickness on top. In addition, a coloring agent may be added as appropriate so that the coating layer is colored so as to improve the appearance of the disposal site.
[0023]
The cement kneading material is a cement solution that exhibits adhesive strength when sprayed on and supplied with water together with water, and functions to enable the formation of a coating layer with a predetermined thickness on the waste. And an appropriate amount of waste plastic aggregate mixed in a dry state. At the same time as spraying, a hardening accelerator, water retention agent, water, etc. are mixed to create a cement solution instantly. It is also possible to form a film by simultaneously spraying a mixture of an appropriate weight proportion of waste plastic and an appropriate amount of a surfactant that have been pulverized in advance into fine particles with respect to water.
[0024]
[Related invention]
In relation to the above-mentioned waste landfill treatment method, the present invention also includes a waste film layer used in the waste landfill treatment method, and the gist of the configuration is basically as follows.
That is, with respect to the powdered waste plastic 1, the weight ratios of cement 1 to 3, curing accelerator 0.5 to 0.1, water retention agent 0.01 to 0.1 and water 0.5 to 1.5 The mixed cement solution was thrown into a waste disposal site, and sprayed almost uniformly onto the appropriately packed waste so as to have a thickness of around 5 mm to form a continuous and sealed film. It is a waste film layer used for a waste landfill disposal method comprising a structure.
[0025]
If the waste coating layer included in the present invention is shown in a more specific configuration, cement 1 to 3 and a manol quick-setting agent (trade name) 0.5 for the waste plastic 1 aggregated in a granular form. ~ 0.1, Metrose (trade name) 0.01-0.1 and water mixed in a weight ratio of 0.5-1.5, dumped cement solution to a waste disposal site, and appropriately filled waste It can be said that it is a waste film layer having a gist of a constitution in which a film is formed in a continuous and hermetically sealed state by spraying and spraying substantially uniformly so as to have a thickness of about 5 mm on the object.
[0026]
Similarly, a synthetic resin emulsion can be prepared by mixing fine plastic waste plastic with an appropriate amount of surfactant.And emulsifiedWeight of cement 1-3 with respect to waste plastic 1, manol quick setting agent (trade name) 0.5-0.1, metrolose (trade name) 0.01-0.1 and water 0.5-1.5 The cement solution mixed at a rate is dumped in a waste disposal site, and sprayed and sprayed almost uniformly onto the appropriately filled waste so as to have a thickness of around 5 mm to form a continuous and sealed film. It can also be said that it is a waste film layer having the following structure.
[0027]
The waste coating layer of the present invention is a mixture of a plastic resin emulsion obtained by mixing a granular plastic waste plastic or fine powdered waste plastic with a suitable amount of surfactant as a powdered waste plastic. And mixed with the waste plastic 1 at a weight ratio of cements 1 to 3, curing accelerator 0.5 to 0.1, water retention agent 0.01 to 0.1, and water 0.5 to 0.1. The cement solution is thrown into a waste disposal site, and sprayed and sprayed almost uniformly onto the appropriately filled waste so as to have a thickness of around 5 mm, and formed into a continuous and sealed film. It is possible, and the thickness of the coating layer is affected by the uneven shape etc. of the upper part of the waste, so some change is inevitable, but it does not cause cracks or peeling carelessly due to wind or wild bird mischief Can ensure continuity and sealing The thickness and should be one formed to ensure the viscosity.
In the following, the structure will be described in detail together with some examples representing the present invention.
[0028]
[Example 1]
In order to prevent groundwater contamination, a rubber sheet approximately 1.5mm thick is laid over the entire bottom and sides of the treatment space, and leachate and rainwater are collected and discharged after being properly treated at a purification facility. When one of the typical waste landfill treatment methods included in the present invention is carried out at a managed disposal site, it is transported one after another by a garbage truck or a transport vehicle that transports industrial waste. Move the waste coming from the rear side of the final disposal site sequentially with a construction machine such as a bulldozer or a tractor excavator, or a dedicated machine for moving and filling garbage, and then step on the heavy equipment. Compress and pack as flat as possible, after the day's dumping work for the day is completed, or for a section where dumping work at the disposal site will be suspended for a while. Te, to form a waste coating layer by the following procedure.
[0029]
After cleaning and rinsing waste plastics such as synthetic resin molded products such as ABS resin, PP resin, polycarbonate resin and foamed plastic, which have been collected by removing foreign substances in advance and using appropriate detergents, the diameter of 1 to A cement solution is produced by crushing into about 3 mm granules and drying appropriately, or by adhering to the granular plastic without drying and mixing the water content included in the water / cement ratio described below In contrast to waste plastic 1 that has been processed into granules and can be used as an aggregate, Portland cement 2, 0.75 hardener accelerator (trade name) as a curing accelerator, and Metroze (product) as a water retention agent Name) 0.05, and the water, lake water, swamp water, groundwater or stored rainwater pumped up near the disposal site is homogeneous at a weight ratio of 1 Then, the mixture is supplied to a concrete pump truck and sprayed in a sprayed or sprinkled form from the back on the collected and flatly packed waste, and the thickness is about 5 mm on the waste. Then, it is retracted while forming a continuous and hermetic waste coating layer, covering all the target waste with a homogeneous waste coating layer, and waiting for drying for several hours.
[0030]
When the next day or the next dumping is performed, the heavy work for moving and filling the dust enters the well-dried waste coating layer, and the newly introduced waste is sequentially moved to the back side. After the loading operation is completed, the same cement, waste plastic, admixture, and water are mixed and sprayed at the same ratio, and the thickness is 5 mm above the waste. The front and back waste coating layers are continuously formed in a sealed state and dried, and such operations are repeated until the managed disposal site is full.
[0031]
In addition, the cement solution is washed and rinsed with a detergent, and a synthetic resin emulsion is prepared by mixing an appropriate amount of a surfactant with waste plastic that has been pulverized to form finer particles than cement. Thickness is obtained by spraying the waste plastic 1 on the waste with a homogeneous mixture of manol quick-setting agent (trade name) 0.5, Metrolose (trade name) 0.01, and water in a weight ratio of 0.5. A waste coating layer of about 5 mm can be formed continuously and in a sealed state.
[0032]
[Example 2]
As another embodiment of the waste landfill treatment method included in the present invention, the bottom and side surfaces of the disposal site are surrounded by concrete having a thickness of 10 cm or more, and a roof is attached to block the ingress of water. An example of the final disposal of industrial waste in a closed disposal site that must be structured to prevent contamination can be given as an example, and it will be implemented as follows.
[0033]
In other words, waste such as incineration ash, sludge, slag, and dust that has been brought into the intercepted disposal site is collected from the back using bulldozers, other appropriate construction machines, or dedicated machines for moving and filling garbage. After pressurizing to make it flat, waste plastics such as synthetic resin molded products and foamed plastics that have been classified and collected in advance are washed and rinsed with an appropriate detergent, and then made into fine particles. Crushing and drying in such a manner, cement is mixed with the atomized waste plastic 1 at a weight ratio of 2 to make a cement kneaded material. A manol quick-setting agent (trade name) as a curing accelerator with a weight ratio of 75, a Metrose (trade name) as a water retention agent with a weight ratio of 0.05, and 1 for the waste plastic 1 Weight percent Prepare the become water supplies respectively to the concrete spraying machine.
[0034]
Waste at the back of the disposal site is adjusted and controlled so that cement kneading material, manol quick-setting agent, metroise and water supplied separately to the concrete sprayer are sprayed at the same location of the accumulated waste. The cement kneading material, manol quick setting agent, metroise and water jetted from the nozzle of the concrete sprayer are mixed with each other at the moment when they collide on the waste. A solution is formed, and this cement solution forms a coating layer having a thickness of about 5 mm on the entire upper surface of the target waste, and its outer peripheral edge adheres to the concrete wall on the side wall of the disposal site. And a waste film layer is formed after drying.
[0035]
Next, when dumping, after moving and accumulating waste on a well-dried waste coating layer as described above, cement kneading material, manol quick setting agent, metroise and water are added by a concrete sprayer. Spray and spray to form a uniform waste coating layer with a thickness of around 5 mm on the upper side of the waste so that it is continuous and sealed, and then dry, and repeat the same operation until the blockage disposal site is full It is what you want to go.
[0036]
[Action]
The waste landfill processing method of the present invention having the above-described configuration is a bone obtained by crushing waste plastic on waste that is accumulated in a management-type disposal site and compressed and flattened. A waste solution layer having a thickness of about 5 mm is formed so as to be continuous and sealed by spraying or spraying a cement solution containing the material into a uniform layer shape, or sprinkling into a sprinkled shape. The adhesive strength of the cement and the weight of the cement solution keep the waste coating layer on the waste, and the waste covered with the waste coating layer is sealed by the waste coating layer continuous over the covered area. Light weight waste that is scattered in the surrounding area by the wind, such as paper, vinyl film, and powder particles without waiting for the cement solution to dry, was suppressed by its adhesive strength and weight Together becomes state, and that the coating layer be continuous obscures to prevent the blowing of direct wind.
[0037]
Since the cement solution has sufficient adhesive strength, it is possible to ensure the continuity and sealability of the coating layer even in the rain spraying operation, and the manol rapid as a hardening accelerator contained in the cement solution. Binders harden the surface layer of the coating layer rapidly to prevent unevenness and loss of the coating layer due to dripping, and Metroze as a water retention agent delays the evaporation of moisture in the cement solution for a long time. In addition to maintaining the flexibility of the coating layer, it prevents the occurrence of cracks, pinholes, and the like so that it is sealed, and prevents rain and accompanying flowing water from entering the waste. Moreover, since the weight of the cement contained in the waste coating layer suppresses the waste on the lower side, the waste once packed before spraying is further pressure-set and settled almost uniformly over the entire surface. .
[0038]
In addition, a synthetic resin emulsion can be made by mixing an appropriate amount of a surfactant with waste plastic that has been pulverized so that it is finer and finer than cement. Accelerates drying and improves the appearance by smoothing the surface of the waste coating layer, and the fine powdered waste plastic stops the development of cracks that occur in the drying cement, thereby preventing the generation of cracks and pinholes. It will prevent you.
[0039]
After the waste dumped in the closed-type disposal site is filled as flat as possible, the waste plastic is pulverized into fine particles and dried using a concrete sprayer. As a cement kneading material mixed at a ratio of 0.1%, a manol quick-setting agent (trade name) as a curing accelerator with a ratio of 0.75 to the waste plastic 1, and a water retention agent with a ratio of 0.05 If you spray all of the water at a ratio of 1 to the waste plastic 1 all at once, the cement kneading material, manol quick setting agent, metroise and water will be stagnant at the moment of reaching the waste. A cement solution coating layer is formed as one unit, and the cement kneading material, admixture and water bounce back and rise during the spraying process, deteriorating workability. With the one that prevents, becomes to prevent ash by the force of spraying, sludge, slag, waste such as dust is that soar becomes splash.
[0040]
The waste coating layer with a thickness of around 5mm formed on the entire surface of the waste prevents the seepage of rainwater and running water, and the paper, film or powdery waste is blown by the strong wind and scattered in the surrounding area. , Prevents leakage of strange odors, prevents the scattering of waste by wild birds and wild mice, and improves the appearance, eliminates the need to cover and collect sheet materials, and is discarded every day or every predetermined period While implementing the landfill treatment method to cover waste and cover the waste coating layer, the waste is dumped so that multiple layers are sandwiched between multiple waste coating layers. As a result, it is possible to maintain an isolated state for each layer, and to minimize the damage even if leachate occurs, and to promote the high density integration of the waste disposal site. .
[0041]
【effect】
As described above, according to the waste landfill treatment method of the present invention, the coating layer can be formed by spraying the cement solution after the end of the disposal operation, so that the sheet material covering operation and the recovery operation are unnecessary, It is possible to continue the dumping work over the previously formed coating layer, and it is possible to improve the work efficiency dramatically and to cover the waste dumped at the disposal site to cover paper, powder, etc. Is prevented from splashing in the surrounding area, preventing the generation of leachate and leaking of bad odors, suppressing the scattering of waste by wild animals and the generation of pests, and bringing them into the disposal site and collecting them The waste material is compressed with a construction machine such as a bulldozer or a tractor excavator or other appropriate means, and is pressed into a flat shape and sprayed with a cement solution to form a waste coating layer of about 5 mm. Since the process of forming is carried out, it is possible to achieve the integration and densification of the accumulated matter confined under the coating layer by the filling operation and the sedimentation action due to the weight of the continuous coating layer on the dumped material. Thus, in the current situation where it is difficult to secure a new disposal site, it is possible to obtain an excellent feature that it is possible to prolong the life of the disposal site by effectively utilizing the volume of the currently available disposal site.
[0042]
In addition, according to the waste coating layer of the present invention, since all of the components are selected within the range of five stable items, no recovery is required, and the waste is dumped and accumulated over the coating layer. It is possible to form a coating layer so as to form a layer and repeat it multiple times, and mix the cement with the pulverized waste plastic as the main component of the cement solution As a matter of fact, by recycling waste plastics, it is possible to achieve both reduction of waste and cost reduction, and by mixing appropriate amounts of curing accelerator and water retention agent, It is possible to ensure the continuity of the coating layer and form a coating layer with excellent hermeticity, and to improve the external appearance of the entire disposal site by eliminating the exposure of waste. The ones that can be effective.
[0043]
In particular, the waste landfill treatment method described in the examples and the waste coating layer used for the waste landfill use a cement solution that is recycled from aggregated waste plastic granulated by pulverization treatment in addition to the features described above. This reduces the use of cement and admixtures and improves the durability of the coating layer.Furthermore, an appropriate amount of surfactant is mixed with the waste plastic that has been pulverized into fine particles to form a synthetic resin emulsion. By blending with cement, the surface of the coating layer can be smoothed to improve the appearance, and drying can be promoted to eliminate problems such as dripping and runoff after spraying. It is possible to form a waste coating layer with a uniform film thickness, and to reduce the man-hours of spraying work and improve work efficiency dramatically. Thereby achieving the great feature that kill.
[0044]
Further, cement solution mixed with waste plastic 1 at a weight ratio of cement 1 to 3, effect promoter 0.5 to 0.1, water retention agent 0.01 to 0.1, and water 0.5 to 1.5. Is sprayed almost uniformly onto the waste that remains to some extent even if it is filled to make it as flat as possible, and sprayed to spread the coating layer with a thickness of about 5 mm continuously and hermetically. The composition ratio is optimal for forming, ensuring sufficient strength to withstand natural environments such as wind, snow, and snow. It is possible to achieve a special effect of significantly improving workability.
[0045]
As described above, the waste landfill treatment method of the present invention and the waste coating layer used for the waste landfill layer can achieve the intended purpose uniformly by the novel configuration, and the waste plastic is recycled. In addition to greatly contributing to the reduction of waste, it uses only materials selected from the so-called five stable items, minimizing adverse effects on the natural environment, making construction easy and economical. In addition, the volume of the disposal site can be used efficiently by dramatically increasing the density and density of the waste, and the scaffolding is solidified by the construction of the laminated structure. Since the safety and work efficiency of the move can be greatly improved, it is possible to reliably reduce costs and work man-hours, and to efficiently use the final disposal site, as well as hygiene management and environmental conservation. For Are highly evaluated by industrial waste disposal contractors and government officials, and related industries and organizations, and are expected to be widely used and spread. .
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