JP3665945B2 - 絶縁変圧器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子やイオンを数100kVの直流高電圧で加速する装置に用いる絶縁変圧器に関するもので、電子銃やイオン源を大地から絶縁して加速電圧にあたる高電位点に置き、大地電位点から電力供給する目的で使用する絶縁変圧器に関するものである。
すなわち、絶縁変圧器の1次、2次各々のコイルはAC200Vの低電圧で所定容量のものであるが、2次コイルの端子と1次コイルの端子、鉄心間に常時数100kVの直流高電圧が加わった状態で使用する絶縁変圧器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の絶縁変圧器の内部構造図である。変圧器2を収納した金属ケース1に絶縁油6を充填し、該金属ケースに低圧側電力供給用端子3、高圧側電力引出用ブッシング4、並びに接地端子5が設けられている。
高圧側電力引出用ブッシング4は碍管7とフランジ8、9より構成され、碍管7は使用電圧に充分耐えられるだけの絶縁沿面距離を有したセラミックまたはレジンよりなり、該碍管の両端にはセメント等の接着剤により金属製の高圧側フランジ8と低圧側フランジ9とが固着され、低圧側フランジ9は金属ケース1の天板に設けられた取付用フランジ11にネジ等で取付けられるとともに、碍管7と取付用フランジ11の間はパッキング10を介して気密が保たれている。また、高圧側フランジ8には金属製の天板12がネジ等で取付けられるとともに、天板12と碍管7の間はパッキング13を介して気密が保たれている。さらに、天板12の上面には絶縁された2次電圧を引出すための高電位側引出端子14と該端子の外傷防止と電界緩和を兼ねたトップカバー15が取付けられ、天板12の下面には中心導体となる金属導管16が溶接、ろう付けまたはネジ等により取付けられ、その金属導管16の内部には変圧器2の2次リード線29が通り、金属導管16自身は2次リード線29のシールド効果を果たしている。金属導管16の外層には対金属ケースの取付用フランジ11間との絶縁電圧に耐えるよう絶縁紙または絶縁フイルムを巻回してなる絶縁層17が設けられている。
【0003】
変圧器2は、1次コイル22と鉄心20間の絶縁を確保するとともに巻心となるボビン21上に1次コイル22と2次コイル26が巻かれ、両コイル間には使用電圧に耐え得る厚みの絶縁層24を設けている。さらに、1次コイル22と2次コイル26間の誘導障害を防止するため、1次コイル22と2次コイル26が対面する箇所に1ターン短絡とならぬよう銅箔23、25(以下、シールド板という)を挿入しており、1次コイル側の低圧側シールド板23は電気的に接地されるよう低圧シールド線28を設け接地端子5に繋がれている。2次コイル側の高圧側シールド板25にも高圧シールド線30を設け、高圧側電力引出用ブッシング4の金属導管16に電気的に繋がれている。また、1次コイル22の両端の1次リード線27は大地電位である低圧側電力供給用端子3に電気的に繋がれ、2次コイル26の両端の2次リード線29は高圧側電力引出用ブッシング4の金属導管16の内部を通り、該金属導管の上部開孔部より、2次リード線29は引出されて、天板12に設けられた高電位側引出端子14に繋がれている。
【0004】
図4は、単相内鉄形の1脚巻線構造の絶縁変圧器であるが、単相両脚巻構造、3相3脚絶縁変圧器においても1脚当りの構造は類似であり、その等価回路で単相、3相各々の例を図5(a)、(b)に示す。また図中の番号は図4で説明したものと同一である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような変圧器2では、1次コイル側の低圧側シールド板23と2次コイル側の高圧側シールド板25が対向電極となり、コンデンサが形成されることになる。
一般に絶縁変圧器の良否を決定する電圧降下分は1次と2次コイル間の結合度合により決まり、その値は各々のコイル間ギャップに比例して悪化したり、巻幅に比例して良くなる。従って、変圧器2においては、1次と2次コイル間の絶縁層24の厚さを極力薄くし、コイルの巻幅は可能な限り広く取ろうとする。その結果、1次コイル上に設けた低圧側シールド板23と2次コイル下に設けた高圧側シールド板25の間には、大きなコンデンサが形成されることになる。
【0006】
上記の理由から、これ迄は絶縁変圧器を直流高電圧の下で使用すると、コンデンサに大きなエネルギーが蓄えられ、使用する負荷側で地絡放電が生じた時、直接短絡となり大きな短絡電流が放出され、負荷側に大きなダメージを与えるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の絶縁変圧器は、この様な負荷地絡時の電流を抑制し、さらには、その蓄積エネルギーを絶縁変圧器内で吸収しようとするものである。
【0008】
すなわち、本発明の絶縁変圧器は、変圧器2を収納した金属ケース1と該金属ケースに絶縁油6を充填し、かつ該金属ケースに低圧側電力供給用端子3と高圧側電力引出用ブッシング4と接地端子5とを設けた絶縁変圧器において、
該高圧側電力引出用ブッシングの中央部に金属導管16を配置し、さらに、鉄心31と絶縁板32とを交互に積み重ねて、複数個の鉄心31を金属導管16の外周に分割配置し、該鉄心31が縦方向のギャップ18を有することを特徴としている。
【0009】
さらに、上記鉄心31と金属導管16との間および絶縁板32の間に金属箔33を介在させ、該金属箔33が鉄心31と絶縁板32とを覆う断面コの字形であり、該金属箔33のコの字形の開放端間に抵抗器34を接続してなることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
上記のように、金属導管の外周にギャップを有する鉄心を配することにより、負荷側での短絡(地絡)電流を抑制することができ、さらに、該鉄心に2次コイルとして作用する金属箔を設け、かつ抵抗器を接続することにより、放電時定数を短縮し、かつ放出するエネルギーを抵抗体に吸収させることができる。
【0011】
【実施例1】
図1は本発明による絶縁変圧器の内部構造図である。図1において、高圧側電力引出用ブッシング4の金属導管16と絶縁層17の間に鉄心31を絶縁板32を介して多数貫通挿入している以外は、図4と同じ構成であり、記号も同じである。
図2(a)、(b)、(c)は本発明の鉄心部の拡大図であり、図2(a)は、金属導管16に多数の鉄心31を絶縁板32を介して貫通挿入している平面図で、(b)はその断面図、(c)は(b)のA−A’線による断面部分の一部斜視図である。
図2の鉄心31は、ケイ素鋼板やアモルファスコア等の高透磁率で飽和磁束密度が高く、かつ、高周波特性に優れたテープ状の極薄磁性材を円盤状に巻回して成形した後に切断して、ギャップ18の間隔長をx/n(m/切断箇所数)としたもので、図2ではn=2である。
【0012】
絶縁変圧器を直流高電圧の絶縁用として使用する時には、1次と2次コイル間にて形成されているコンデンサには
【0013】
【数1】
Figure 0003665945
【0014】
のエネルギーが蓄積されており、高電圧側(負荷側)で地絡放電(短絡)が生じた時、放電電流路に浮遊する回路のインダクタンスLと抵抗値Rで定まる短絡放電電流が流れ、負荷側に大きなダメージを与える。
その短絡放電等価回路は図6(a)に示すCd −L−Rの直列放電回路で示され、短絡電流波形は図6(b)に示す減衰正弦波電流となり、次式で近似的に表される。
【0015】
【数2】
Figure 0003665945
【0016】
短絡電流I(t)を軽減させるには回路のインダクタンスLを増やして、尖頭電流値Ip を抑えることと、回路抵抗値Rを増やし減衰時定数τを小さくして、早く減衰させることが考えられるが、回路抵抗値Rを増やすことは絶縁変圧器本来の使命である定常時の損失を増やすことになり好ましくない。
本発明の絶縁変圧器は、インダクタンスLを増やし、尖頭電流値Ip を抑えようとするもので、絶縁変圧器の一部である高圧側電力引出用ブッシング4の短絡電流路に対するインダクタンスを増やし、絶縁変圧器本来の使命である定常(交流)電流路には影響を及ぼさぬよう考えられたものである。
【0017】
上記の通り、高圧側電力引出用ブッシング4の金属導管16の外周に高透磁率の鉄心31を配することにより、短絡電流路を形成する金属導管16のインダクタンスを増やすことになるが、金属導管16内に一括して挿入された変圧器2の2次リード線29を流れる定常(交流)電流路は完全に金属導管16内を往復しており、該金属導管外には磁束漏洩はなく、定常電流に対しては鉄心31の影響は受けない。
負荷短絡時、絶縁変圧器のコンデンサに蓄えられたエネルギーEn はコンデンサとインダクタンスLの間を交互に移行し、減衰正弦波電流が流れるので、金属導管16の外周に鉄心31を配して短絡放電路のインダクタンスを集中定数としたとき、そのインダクタンスは全エネルギーを受入れられるだけの容量が必要である。
【0018】
鉄心内に蓄えられるエネルギーは磁束密度Bm の関数として、次式で表されることは周知である。
【0019】
【数3】
Figure 0003665945
【0020】
ここで、一例として、DC400kV絶縁用の単相200V、1kVAの絶縁変圧器を考えた場合、コンデンサの浮遊容量Cd がCd =500pFあるとすると、そこに蓄えられたエネルギーEn は(1)式より、En =40Jとなる。
このエネルギーを比透磁率μS=10,000の鉄心に飽和磁束密度に近いBm =1.5Tで蓄えようとした時、必要な鉄心体積は(3)式よりVcore=0.447m3となり、重量換算で約3.5トンとなり、従来の絶縁変圧器の数倍の重量となるので、もはや実用に供さない。その対策として、鉄心31を直径方向に切断して、その切断部にギャップ18を設けるものである。
この切断部のギャップ18の材質が非磁性材であれば、比透磁率μS =1であり、そこに蓄えられるエネルギ−は、次式で表される。
【0021】
【数4】
Figure 0003665945
【0022】
上記の例と同じく、40Jのエネルギ−を最大磁束密度1.5Tで蓄えるに必要なギャップ体積は(4)式より、Vgap = 0.447・10-43(= 44.7 cc)となり実用に供する値である。
いま、ここで、鉄心31の内半径が20mm、外半径が40mmで複数個の鉄心の軸長総和が1mとした場合、必要なギャップ18の間隔長xは2.24mmとなり、該鉄心を直径方向に2分割する場合にはギャップ18は2ヵ所でき、1ヵ所あたり1.12mmにすればよく、十分実用に供する値である。一方、負荷短絡時には該鉄心の軸長総和が1mである軸長方向にはコンデンサに充電された400kVの電圧相当の振動電圧が加わり、この加電圧に耐えるよう、鉄心31を軸方向に分断し、各鉄心31間には絶縁板32による絶縁層が設けられている。
【0023】
上記の鉄心31を用いた場合、高圧側電力引出用ブッシング4の金属導管16のインダクタンスLは約11μHとなり、400kVで負荷地絡時の短絡電流は(2)式で示され、尖頭電流値Ip =2697Aとなる。一方、鉄心を用いない従来品では、短絡路の浮遊インダクタンスLは高々1μH程度と見込むと短絡尖頭電流値Ip =8944Aであり、本発明の効果として短絡時の尖頭電流を1/3.3 に抑えることになる。なお、コンデンサに蓄えられていたエネルギーは(2)式で示す正弦波の減衰振動電流として回路抵抗に消費され、短絡放電路の抵抗成分は特定できないが、大半が放電部のアーク抵抗と仮定すると、蓄積エネルギーの大半は放電部に注入され、インダクタンスLを増やしても放電部へのエネルギー注入量に関しては本発明での効果は現れない。
しかし、負荷が電子やイオンを加速する加速管のように高真空中での放電では、そのダメージは電流の尖頭値に依存するところが多く、本発明の効果は大である。
【0024】
【実施例2】
図3(a)、(b)、(c)は、本発明の他の実施例の鉄心部の拡大図で、図3(a)は、図2の高圧側の電力引出用ブッシング4の金属導管16と絶縁層17の間にギャップ18を有する鉄心31を絶縁板32を介して多数貫通挿入している構造において、該鉄心31と金属導管16との間および絶縁板32の間に厚さ数10μmの銅箔等の金属箔33を介在させ、断面U字形にせしめて鉄心を覆うとともに、該金属箔の開放端間に抵抗器34を並列接続した平面図で、(b)はその断面図であり、(c)は(b)のA−A’線による断面部分の一部斜視図である。
本発明は、鉄心31に対して、金属導管16が1ターン貫通の1次コイルとなり、銅箔等の金属箔33が1ターンの2次コイルとなり、構成比が1:1の変流器を形成していることになる(以下、環状変流器という)。金属箔33の開放端に当たる環状変流器の外周部には抵抗器34が多数均等配分で並列接続されているが、該抵抗器は環状変流器の外周に2本の被覆絶縁された抵抗線を2層逆巻とした無誘導巻抵抗でもよく、必要とする抵抗値を有するものを挿入すればよい。
【0025】
図7は、本発明による絶縁変圧器の実用時の短絡等価回路を示す。図7において、2次コイル33として作用する金属箔33を有する鉄心はn個(D1 、D2 、D3 、・・・・、Dn )で、各々の2次回路に抵抗値rの抵抗が繋がれており、コンデンサに蓄えられた電荷が、負荷側Gで短絡時、1次電流I1 である短絡電流が流れると同時に、各鉄心の金属箔33にはトランス結合による2次電流I2 が流れている。該環状変流器の結合度が100%の場合、1次電流I1 と2次電流I2 は等しくなり、図8は図7の動作説明を簡略化するための2次を1次に換算した等価回路図である。ここにLは各環状変流器の励磁インダクタンスの総和で、実施例1に記載したギャップ入り環状鉄心のインダクタンスLに相当し、抵抗値Rの抵抗は各環状変流器の2次コイル33に接続された抵抗値rの抵抗の総和(R=n・r)である。
図8に示す等価回路でコンデンサに蓄えられた電荷が負荷側Gで短絡放電した時、コンデンサからの放電電流Ic は励磁インダクタンスLと抵抗値Rの2次抵抗とに分流して、電流IL と電流IR として流れる。そのときの各々の電流は次式で算出される。
【0026】
【数5】
Figure 0003665945
【0027】
高圧側電力引出用ブッシング4の中心金属導管16のインダクタンスLに流れる電流IL は(5)式で示す2次の微分方程式となり、2次抵抗の値により振動減衰電流や非振動減衰電流になり、2次抵抗の値が(9)式で示される臨界抵抗値Rc より大きくなると電流IL は振動系になる。環状変流器の2次回路の抵抗を流れる電流IR は(6)式で示すように高圧側電力引出用ブッシング4の中心金属導管16のインダクタンスLに流れる電流IL の微分波形に係数を掛けたものとなり、負荷側の短絡電流に相当するコンデンサを流れる電流Ic はインダクタンスLに流れる電流IL と抵抗値Rの抵抗に流れる電流IR の和として(7)式で示される。
【0028】
図9は、先の実施例1で示した鉄心31に2次コイル26を配して該2次コイルに抵抗値Rの抵抗を付加した場合、抵抗値Rにより短絡電流がどのように変化するかを表したものである。
図9では抵抗値を(9)式に基づく臨界抵抗値Rc の1、2、3、5、10、100倍の抵抗値で計算した結果を示しており、臨界抵抗値Rc の3〜5倍で最大電流値が最小となり、それより小さい抵抗値では非振動系に近づき通電時定数は短くなるが尖頭電流値は増加する。また、抵抗値が100Rc の波形は、実施例1で示す2次コイルおよび抵抗を入れない場合に相当する。最適条件は負荷側のダメージの状況に応じて選ばなければならないが、何れの抵抗値であっても回路構成から明らかなように、コンデンサに蓄えられたエネルギーは全て抵抗成分である抵抗値Rの抵抗に吸収(消費)されるので、負荷側の放電部へのエネルギー注入が抑えられ、負荷側のダメージを大幅に減少することができ、その効果は絶大である。
【0029】
【発明の効果】
金属導管の外周にギャップを有する鉄心を配することにより、負荷側での短絡(地絡)電流を抑制することができる。
さらに、該鉄心に2次コイルとして作用する金属箔を設け、かつ抵抗を接続することにより、放電時定数を短縮し、かつ放出するエネルギーを抵抗体に吸収させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による絶縁変圧器の内部構造図である。
【図2】図2(a)、(b)、(c)は、本発明の鉄心部を拡大した図面で、(a)は金属導管16に鉄心31を絶縁板32を介して多数挿入している平面図、(b)はその断面図、(c)は(b)のA−A’線による断面部分の一部斜視図である。
【図3】図3(a)、(b)、(c)は、本発明の他の実施例の鉄心部を拡大した図面で、図3(a)は、鉄心31と金属導管16との間および絶縁板32の間に金属箔を介在させ、断面U字形にせしめて鉄心を覆うとともに、該金属箔の開放端間に抵抗器を並列接続した平面図で、(b)はその断面図、(c)は(b)のA−A’線による断面部分の一部斜視図である。
【図4】図4は、従来の絶縁変圧器の内部構造図である。
【図5】図5は、絶縁変圧器の等価回路の回路図で、(a)は単相の場合、(b)は3相の場合である。
【図6】図6(a)は、短絡放電の等価回路図であり、(b)は放電電流波形である。
【図7】図7は、本発明の絶縁変圧器の実用時の短絡放電回路図である。
【図8】図8は、本発明の絶縁変圧器の実用時の等価回路である。
【図9】図9(a)は第8図の回路を説明するための動作回路図であり、図9(b)は、抵抗値変化に伴う放電電流波形である。
【符号の説明】
1 金属ケース
2 変圧器
3 低圧側電力供給用端子
4 高圧側電力引出用ブッシング
5 接地端子
6 絶縁油
7 碍管
8 高圧側フランジ
9 低圧側フランジ
10 パッキング
11 取付用フランジ
12 天板
13 パッキング
14 高電位側引出端子
15 トップカバー
16 金属導管
17 絶縁層
18 ギャップ
20 鉄心
21 ボビン
22 1次コイル
23 低圧側シールド板
24 絶縁層
25 高圧側シールド板
26 2次コイル
27 1次リード線
28 低圧シールド線
29 2次リード線
30 高圧シールド線
31 鉄心
32 絶縁板
33 金属箔
34 抵抗器

Claims (2)

  1. 変圧器()を収納した金属ケース(1)と該金属ケースに絶縁油(6)を充填し、かつ該金属ケースに低圧側電力供給用端子(3)と高圧側電力引出用ブッシング(4)と接地端子(5)とを設けた絶縁変圧器において、
    該高圧側電力引出用ブッシングの中央部に金属導管(16)を配置し、さらに、鉄心(31)と絶縁板(32)とを交互に積み重ねて、複数個の鉄心(31)を金属導管(16)の外周に分割配置し、該鉄心(31)が縦方向のギャップ(18)を有することを特徴とする絶縁変圧器。
  2. 上記鉄心(31)と金属導管(16)との間および絶縁板(32)の間に金属箔(33)を介在させ、該金属箔(33)が鉄心(31)と絶縁板(32)とを覆う断面コの字形であり、該金属箔(33)のコの字形の開放端間に抵抗器(34)を接続してなることを特徴とする請求項1記載の絶縁変圧器。
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