JP3661816B2

JP3661816B2 - Sun visor support device

Info

Publication number: JP3661816B2
Application number: JP25084996A
Authority: JP
Inventors: 隆平西田
Original assignee: Nifco Inc
Current assignee: Nifco Inc
Priority date: 1996-09-03
Filing date: 1996-09-03
Publication date: 2005-06-22
Anticipated expiration: 2016-09-03
Also published as: JPH1076844A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用サンバイザにおいて、特に、車室天井に回動可能に取り付けるためのサンバイザの支持装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車等に装備されるサンバイザは、図８に示する如くサンバイザ本体Ｓが車室天井２に対し支持装置を介して回動可能に取り付けられて、前方のフロントガラス３に沿って配置される前窓使用位置と、側方のドアガラス４に沿って配置される側窓使用位置とに回動切り換え操作される。
【０００３】
図９は従来の典型的なサンバイザの支持装置例を示している。同図の支持装置は、車室天井２に対しネジ５０により固定される略筒状のグロメット５１と、グロメット５１に回動可能に組み付けられる略Ｌ形のシャフト５２とを備えている。また、シャフト５２は、水平軸部５２ａに図８の例の如くサンバイザ本体を支持した状態で、垂直軸部５２ｂをグロメット５１に対しコイルスプリング５３，スプリング受け５４，ナット５５などにより回動可能に支持される構造である。この場合、垂直軸部５２ｂはグロメット５１のテーパー状の支持孔５１ａに対応して先細に形成されていると共に、先端側に雄ねじ５６を形成している。そして、この垂直軸部５２ｂは、支持孔５１ａに貫通された先端側にあって、ナット５５を介して装着されるスプリング受け５４とグロメット５１の端面側との間に配置されるコイルスプリング５３の付勢力により、支持孔５１ａに対し食い込む方向に押圧されている。したがって、サンバイザ本体はその押圧力に抗しシャフト５２を介して回動操作されて上記使用位置を切り換える。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来支持装置は、シャフト５２がグロメット５１に対しコイルスプリング５３，スプリング受け５４，ナット５５などを介して組み込まれるため、部品点数が多いことと、組み付け作業性に時間が係るという問題点がある。
また、従来支持装置に対しては、サンバイザ本体Ｓが図８に示す如く、正規の前窓使用位置から側窓使用位置に回動されて切り換えられるときの回動規制用手段を有していないため、使用者が必要以上に回動してサンバイザ本体Ｓをドアガラス４に衝突することもあり、そのような問題を構成簡易に改良したいという要望や、グロメット５１が車室内天井２にワンタッチ操作で取り付けられるとともに、取付状態での回り止めを確実に得られるようにしたいという要望等もある。
【０００５】
本発明は、以上のような問題点と要望を全て充足可能な支持装置を提供するものである。その目的は、部品点数が少なく、しかも組み付け性に優れたサンバイザの支持装置を得ることにある。他の目的は、サンバイザ本体を異なる使用態様に回動操作するときに必要以上に回動することを防止する回動規制手段を構成簡易に付与することにある。更に他の目的は、以下に説明する内容の中で順次明らかにして行く。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、図１から図７に例示する如く、車室天井２に取り付けられる略筒状グロメット５と、略Ｌ形のシャフト６とを有し、サンバイザ本体Ｓがシャフト６の水平軸部１５に支持されると共に、シャフト６の垂直軸部１６をグロメット５に対し回動可能に支持するサンバイザの支持装置において、前記シャフト６の垂直軸部１６に装着されて、グロメット５に回動可能に保持されるピン部材７と、圧接用の突起部８ａを有して、ピン部材７の外周に突起部８ａを張り出した状態に取り付けられる板バネ８と、グロメット５の入口側内周に設けられて、シャフト６をピン部材７を介して回動する過程で板バネ８の突起部８ａが圧接する弧状溝部９ａおよび突起部８ａと係合する回動規制用凹部９ｂを少なくとも有しているカム溝９、とを備えていることを要部としている。
以上の本発明は次の態様がより好ましい。
（１）弧状溝部９ａの回動規制用凹部９ｂと接近する部分に直線溝部９ｃを有しており、板バネ８の突起部８ａが直線溝部９ｃで圧接力を増大すると共に、回動規制用凹部９ｂに係合することによりその圧接力を減少する構成である。
（２）グロメット５は、筒状胴部１０の入口側外周にフランジ部１１を形成しており、胴部１０に設けられた弾性係止片１２とフランジ部１１に設けられた一対の回動規制軸１４ａ，１４ｂとを有し、車室天井２に設けられた取付孔２ａに弾性係止片１２を介して抜け止めされると共に、一対の回動規制軸１４ａ，１４ｂを車室天井２に設けられた各貫通孔２ｂにそれぞれ挿通することにより回り止めされる構成である。
【０００７】
これによれば、サンバイザの支持装置はグロメット５，シャフト６，ピン部材７，板バネ８の４点のみであり、また、組み立て操作は従来の如くネジ部を形成したり、螺合操作がなく、実施形態に例示する如くピン部材７をシャフト６の垂直軸部１６に圧入などにより装着すると共に、板バネ８をピン部材７に引っ掛けなどにより装着した後、グロメット５に対しシャフト６の垂直軸部１６をピン部材７および板バネ８を介して押し込める。そして、使用状態において、サンバイザ本体Ｓがシャフト６を介して回動されるが、この過程では板バネ８の突起部８ａが弧状溝部９ａに圧接し、ガタ付きなく回動され、最終回動位置に達すると回動規制用凹部９ｂに弾性的に係合する。この係合時において、突起部８ａが回動規制用凹部９ｂに落ち込むときにクリック音を発する。
【０００８】
【発明の実施の形態】
図１乃至図７は本発明に係るサンバイザの支持装置例を示すもので、図１は装置構成部材の外観を示し、図２は仮組立状態での装置側面図、図３は図２のＡ−Ａ線に沿う断面図、図４は図３のＢ−Ｂ線に沿って矢印方向に見た断面図、図５は図２の状態で上側から見た図、図６は板バネの作用を示す図、図７は使用状態を示す断面図である。
【０００９】
図１乃至図７において、この形態例の支持装置１は、図８に例示した如く遮光板であるサンバイザ本体Ｓを車室天井２に対し回動可能に取り付け、サンバイザ本体Ｓを前方のフロントガラス３に沿って配置される前窓使用位置と、側方のドアガラス４に沿って配置される側窓使用位置とに回動切り換え操作するためのものである。その装置構造は、車室天井２に取り付けられるグロメット５と、グロメット５にピン部材７および板バネ８を介して回動可能に保持されるシャフト６とからなり、従来装置に対し主として部品点数の削減と同時に組み付け性を改良した点、回動範囲を規制可能にすると共に切り換え操作性を改良した点を特長としている。以下、装置構成を説明した後、要部作動について詳述する。
【００１０】
（構成部材）グロメット５は、図２等に示す如く概略筒状に形成された樹脂成形体であり、胴部１０の入口側外周に設けられたフランジ部１１を有している。胴部１０は、径大胴部分１０ａと中間胴部分１０ｂと先端側の傾斜胴部分１０ｃとからなり、径大胴部分１０ａの入口側外周にフランジ部１１を一体化している。
【００１１】
径大胴部分１０ａには、図４等に示す如く入口側内周にカム溝９が設けられると共に、このカム溝９の一部から中間胴部分１０ｂの外側に通じる一対の切欠穴９ｄがカム溝９を２等分する位置に設けられている。カム溝９は、弧状溝部９ａと、回動規制用凹部９ｂと、直線溝部９ｃとを単位とし、両切欠穴９ｄを結ぶ線の両側に対称に設けられている。また、弧状溝部９ａは、片側の切欠部９ｄに連続していると共に比較的長い円弧として形成されている。回動規制用凹部９ｂは後述する板バネ８の突起部８ａと係合可能な大きさに形成されている。直線溝部９ｃは凹部９ｂに連続した直線として形成されており、凹部９ｂに接近した箇所が胴部中心線に最も近くなるよう設定されている。
なお、カム溝９は、弧状溝部９ａと、回動規制用凹部９ｂと、直線溝部９ｃとを単位として構成されるが、この例では凹部９ｂの他方側（直線溝部９ｃ側と異なる側）にも直線溝部９ｅと短い弧状溝部９ｆを有している。
【００１２】
中間胴部分１０ｂには、図２や図４等に示す如く前記各切欠穴９ｄに対応して弾性係止片１２が設けられている。各弾性係止片１２は、中間部を上向きにしたコ形スリット１２ａにより中間胴部分１０ｂおよび径大胴部分１０ａの下端面から分離されていると共に、上に行くほど外側に張り出す傾斜片となっている。また、弾性係止片１２の先端側には切欠穴９ｄに対向して爪部１２ｂが形成されている。一方、傾斜胴部分１０ｃは、先端側が径小孔に設定され、図５等に示す如く周囲４等分する箇所に上下方向のスリット１３ａを設けることにより、各スリット１３ａ間に形成された４個の弾性係止部１３から構成されている。
【００１３】
これに対し、フランジ部１１は楕円状をなし、入口側に筒内径よりも大きな嵌合用凹部１１ａを形成していると共に、裏面側にあって各切欠穴９ｄに対応する外側（径大胴部分１０ａの外側）に突設した回動規制軸１４ａと回動規制軸１４ｂとを有している。各回動規制軸１４ａ，１４ｂは、径大胴部分１０ａよりも高く突出し、また両者はその長さが同じくし、径が異なっている。
【００１４】
また、上記シャフト６は金属製であり、水平軸部１５と、グロメット５に対しピン部材７および板バネ８を介して回動可能に保持される垂直軸部１６とからなり、全体が略Ｌ形になっている。
垂直軸部１６の先端側は、図３や図５に示す如く径小首部１６ａが設けられると共に、その径小首部１６ａよりも端部側１６ｂが断面略蒲鉾形に形成されている。なお、水平軸部１５には、サンバイザ本体Ｓが水平軸部１６に対し図７の如く下向き位置から、水平軸部１５を支点として車室天井２側へ回動可能に取り付けられる。また、図８の実線に示す如く前窓使用位置において、その水平軸部１５の先端側が車室天井２側に下設されたフックＦに着脱可能に保持されると共に、想像線に示す側窓使用位置に切り換える際にフックＦとの係合が解除される。これらは従来と同様なためその細部説明を省略する。
【００１５】
前記板バネ８は、金属片をプレス成形したものであり、略中間に折り曲げられた突起部８ａが形成され、その両側片部分を略Ｕ形に湾曲すると共に更に各端を外側へ折り曲げて係止端部８ｂを形成した形状をなしている。
【００１６】
これに対し、ピン部材７は、垂直軸部１６を圧入可能な筒状の樹脂成形体であり、フランジ部１１の凹部１１ａに嵌合する鍔部１７と、板バネ８用の取付部１８と、グロメット５に対する係合部１９とを一体に有している。この内径７ａは、鍔部１７から取付部１８を過ぎて略中間まで断面円径であるが、その略中間から先端側を断面蒲鉾状に形成されており、垂直軸部１６を圧入した状態で不容易に回転しないようになっている。
なお、このような、ピン部材７は、樹脂成形時にシャフト６の垂直軸部１６をインサートして一体化するようにしてもよい。
【００１７】
取付部１８は、鍔部１７の下側外周に設けられており、鍔部１７の端面と径大部１８ａとの間を板バネ８の板幅相当の隙間つまり径小首部１８ｂに形成し、その径小首部１８ｂの周囲を４等分するリブ２０ａ，２０ｂ，２０ｃ，２０ｄの内、３個を利用して板バネ８を装着する構成である。詳細すると、各リブ２０ａ，２０ｂ，２０ｃ，２０ｄは９０度の間隔で設けられている。この内、前記各切欠穴９ｄに対応するリブ２０ａおよびリブ２０ｃは、径小首部１８ｂ，鍔部１７，径大部１８ａとに連結されている。リブ２０ｂおよびリブ２０ｄは、鍔部１７と径大部１８ａとに連結されているが、径小首部１８ｂとの間に隙間２０ｅを形成している。
【００１８】
係合部１９は、筒中間部から先端側を次第に細くなる弧状溝部に形成し、その弧状溝部の先端側に周設された仮止め用の第１係合部２１と、第１係合部２１に対向して手前に周設された本止め用の第２係合部２２とを有している。
第１係合部２１は、先端に行くほど細くなる弧状溝部２１ａと共に、この弧状溝部２１ａと第２の係合部２２との間に形成された周回溝２１ｂからなっている。第２の係合部２２は、周回溝２１ｂの手前に位置して第１の係合部２１よりも径大に設けられている。
【００１９】
次に、以上の各部材の組立手順例およびその作動について説明する。
（仮組立要領）通常は、板バネ８およびピン部材７付きシャフト６がグロメット５に仮組み付けされた状態で一体ものとして車体組立ラインに搬送される。仮組み付け操作では、先ず、ピン部材７がシャフト６に取り付けられる。ここでは、垂直軸部１６をピン部材７の内径７ａに押し込め操作することにより、ピン部材７がシャフト６に一体化される。ピン部材７の位置だしは、上記した内径７ａの断面蒲鉾形状と垂直軸部１６の断面蒲鉾形状との係合でなされるようになっている。その後、板バネ８がピン部材７に組み付けられる。この場合、板バネ８は、図１の如く取付部１８の外側から、突起部８ａの内側にリブ２０ａを挟み込むと共に、図６の如く両係止端部８ｂを対応するリブ２０ｂおよびリブ２０ｄの隙間２０ｅに差し込むことにより不動状態に取り付けられる。この取付状態では、突起部８ａが径大部１８ａよりも外側へ突出し、また突起部８ａと各係止端部８ｂとの間の板バネ部分がリブ２０ａとリブ２０ｂないしはリブ２０ａとリブ２０ｄとの間に配置される。
【００２０】
その後、図１等に示す如く垂直軸部１６がグロメット５の入口側開口内に板バネ８付きピン部材７を介して挿入されると、第１係合部２１が４個の弾性係止部１３に当たるまで落ち込む。続いて、垂直軸部１６を下方向へ押すと、各弾性係止部１３がスリット１３ａの存在により拡径する方向へ押し広げられて、弧状溝部２１ａの挿入を許容すると共に、各弾性係止部１３の先端が周回溝２１ｂに係合する。この状態では、シャフト６がグロメット５に対し第１係合部２１と弾性係止部１３との係合により抜け止めされる。また、シャフト６は、図２から図４に示す如く凹部１１ａに対し鍔部１７が未だ嵌合しておらず、板バネ８もカム溝９に未だ達していないためグロメット５に対し任意に回動される。
なお、サンバイザ本体Ｓは、以上の仮組立の前工程あるいは仮組立後に水平軸部１５に従来と同様に取り付けられる。
【００２１】
（本組立要領）仮組立状態にある支持装置１は、車室天井２に対し取り付ける際、あるいは取り付けた後にグロメット５に対しシャフト６を正規の状態に位置だしつまり本組立される。なお、車室天井２は、図７に示す如くパネル２３の室内側に内装天井材２４を取り付けた構造となっている。支持装置１の取付箇所には、取付孔２ａと、取付孔２ａの両側に位置する貫通孔２ｂとがパネル２３および内装天井材２４に形成されている。また、内装天井材２４には取付孔２ａを中心として径大胴部分１０ａと対応する大きさの切欠穴２ｃが形成されている。
【００２２】
そして、本組立では、グロメット５に対しシャフト６の垂直軸部１６を押し込め操作する。この場合、例えば、シャフト６を多少回動しつつ図４に示す如く板バネ８の中間突起部８ａが比較的長い弧状溝部９ａ，９ａ同士の間にある切欠穴９ｄに対応するよう位置だしした後、押し込める。すると、各弾性係止部１３がスリット１３ａの存在により拡径する方向へ押し広げられて、第２係合部２２の通過を許容し、第２係合部２２を通過すると同時に各弾性係止部１３が元の状態に縮径して係合する。この状態では、図７に示す如く凹部１１ａに対し鍔部１７が嵌合していると共に、図６に示す如く板バネ８が切欠穴９ｄを含むカム溝９内に位置している。また、第２係合部２２と弾性係止部１３との係合により、垂直軸部１６がグロメット５に対し抜け止めされると共に、図６（ａ）に示す回動範囲θ1（切欠穴９ｂと一方の回動規制凹部９ｂとの範囲）および回動範囲θ2（切欠穴９ｂと他方の回動規制凹部９ｂとの範囲）において回動されるようになっている。
【００２３】
なお、この回動範囲θ1又はθ2は、この例ではそれぞれ１１０度であり、サンバイザ本体Ｓが図８に示す前窓使用位置と側窓使用位置とに切り換えられる回転角に対応している。また、回動範囲θ1と共に回動範囲θ2を設定した理由は、この支持装置１が図８に示す如くフロントガラス３の両側に配置される各サンバイザ本体Ｓに共に兼用できるようにしたためである。
【００２４】
また、前記垂直軸部１６は、第２係合部２２と弾性係止部１３とが一旦係合すると、グロメット５から不用意に抜けなくなる。ところが、グロメット５がシャフト６と共に車室天井２に取り付けられた後、例えばメンテナンス等によって、サンバイザ本体Ｓと共にシャフト６をグロメット５から外したい場合もある。そのような要望を満たす構成例としては、例えば、第２係合部２２の張り出した外周部分にスリット１３ａに対応した切欠部を設けておき、その各切欠部とスリット１３ａとを対応させた状態で、シャフト６の垂直軸部１６を比較的弱い力でも引き抜くことができるようにすることが好ましい。
【００２５】
（車室天井への組み込み）以上の支持装置１を車室天井２に取り付ける場合は、取付孔２ａに対しピン部材７の先端を対応させると共に、両貫通孔２ｂに対し回動規制軸１４ａ，１４ｂを対応させてから、グロメット５またはシャフト６を車室天井２側に押圧操作する。すると、中間胴部分１０ｂに設けられた弾性係止片１２が取付孔２ａの孔縁に当接した後、更に押圧されると、弾性係止片１２が内側に縮径しつつ取付孔２ａを通過し、通過し終えるとパネル２３の裏面側で元の状態に拡径して、抜け止めされる。この抜け止め状態では、回動規制軸１４ａ，１４ｂが各貫通孔２ｂに差し込まれているためグロメット５自体の回転も確実に阻止されるのである。
したがって、車室天井２への取付操作は、止めネジ方式に比して短時間で行えると共に、長期使用した場合にもガタ付きなどが生じ難いものとなる。
【００２６】
（シャフトの作動）このような支持装置１を用いた場合は、サンバイザ本体Ｓの使用状態において、サンバイザ本体Ｓがシャフト６を介して図８に示す前窓使用位置と側窓使用位置との範囲に回動される。図６（ａ），（ｂ）はその場合の板バネ８とカム溝９との作動を示している。なお、図６（ａ）はサンバイザ本体Ｓが前窓使用位置に配置されている状態で、図６（ｂ）はサンバイザ本体Ｓが側窓使用位置に配置されている状態での要部断面を示している。
【００２７】
先ず、サンバイザ本体Ｓが前窓使用位置に配置されているときは、図８を用いて上述した如くサンバイザ本体Ｓの先端側において車室天井２側に設けられたフックＦに引っ掛けられてサンバイザ本体Ｓの回動が位置規制されている。この状態においては、板バネ８の突起部８ａが図６（ａ）の実線で示す如く切欠穴９ｄに位置していて、そのバネないしは付勢作用を発揮していない。そして、前記フックＦの係合を外して、サンバイザ本体Ｓを回動する過程においては、図６（ａ）の想像線で示す如く板バネ８の突起部８ａが弧状溝部９ａに圧接しつつ回動される。この結果、垂直軸部１６が板バネ８の適度なバネないしは付勢圧を受けてガタ付きなく回動される。そして、図６（ｂ）の想像線で示す如く最終回動位置（側窓使用位置）に達する直前で、突起部８ａが直線溝部９ｃに強く圧接してバネ応力を蓄え、その状態で回動規制用凹部９ｂに弾性的に係合する。すると、その係合時には、突起部８ａが直線溝部９ｃにてバネないしは付勢圧を増大した直後に、回動規制用凹部９ｂに落ち込むことから、クリック音を発する。したがって、使用者は、前記落ち込むときの感触に加えて、前記リック音により最終回動位置を判断することができる。
なお、前窓使用位置へ回動する場合には、サンバイザ本体Ｓをその方向へ回動すると、突起部８ｂが凹部９ｂとの係合を脱して、図６（ｂ）の想像線の位置から図６（ａ）の状態へと切り換えられる。
【００２８】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明のサンバイザーの支持装置は次のような効果を有している。
▲１▼、装置構成部品はグロメット，シャフト，ピン部材，板バネの４点と少なく、部品管理や取り扱い性に優れている。また、組み立て操作は、従来の如くネジ部を形成したり、螺合操作がなく、実施形態に例示する如くピン部材をシャフトの垂直軸部に圧入などにより装着すると共に、板バネをピン部材に引っ掛けなどにより装着した後、グロメットに対しシャフトの垂直軸部をピン部材および板バネを介して押し込め操作するだけなので迅速に行え、組み付け性に優れている。よって、本発明は製造費および組立て工数を低減できる。
▲２▼、作用的には、使用状態において、サンバイザ本体が必要に応じシャフトを介して回動される。この過程では板バネの突起部が弧状溝部に圧接し、ガタ付きなく回動されると共に、最終回動位置（側窓使用位置）に達すると回動規制用凹部に弾性的に係合する。この係合時において、突起部が回動規制用凹部に落ち込むときにクリック音を発する。
▲３▼、したがって、使用者は、前記落ち込むときの感触に加えて、前記リック音により最終回動位置を判断できることから、従来の如く必要以上に回動することを構成簡易に防止でき、商品価値を向上できる。なお、請求項２の場合には前記クリック音がより的確に得られる。また、請求項３の場合には車室天井側への取り付け操作をワンタッチで行え、各回動規制軸によって確実に回り止めされる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のサンバイザの支持装置例の構成部品を示す概略分解斜視図である。
【図２】前記サンバイザの支持装置を仮組み付け状態で示す側面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図４】図３のＢ−Ｂ線に沿う断面図である。
【図５】前記サンバイザの支持装置を図２の状態で上側から見た図である。
【図６】前記サンバイザの支持装置の作用を示す要部拡大断面図である。
【図７】前記サンバイザの支持装置を車室天井に取り付けた状態で示す断面図である。
【図８】車両用サンバイザを使用状態で示す説明用の模式図である。
【図９】サンバイザの支持装置の従来例として示す要部断面図である。
【符号の説明】
２車室天井
２ａ取付孔
２ｂ貫通孔
３フロントガラス（サンバイザ本体の前窓使用位置）
４ドアガラス（サンバイザ本体の側窓使用位置）
５グロメット
６シャフト
７ピン部材
８板バネ
８ａ突起部
９カム溝
９ａ弧状溝部
９ｂ回動規制用凹部
９ｃ直線溝部
１０筒状胴部
１１フランジ部
１２弾性係止片
１４ａ，１４ｂ回動規制軸
Ｓサンバイザ本体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sun visor for a vehicle, and more particularly to a support device for a sun visor for pivotally mounting on a vehicle compartment ceiling.
[0002]
[Prior art]
As shown in FIG. 8, the sun visor body S is mounted on the vehicle interior ceiling 2 via a support device so as to be rotatable, and is arranged along the front windshield 3 as shown in FIG. A rotation switching operation is performed between the window use position and the side window use position arranged along the side door glass 4.
[0003]
FIG. 9 shows an example of a conventional typical sun visor support device. The support device shown in the figure includes a substantially cylindrical grommet 51 that is fixed to the passenger compartment ceiling 2 with screws 50 and a substantially L-shaped shaft 52 that is rotatably assembled to the grommet 51. Further, the shaft 52 can rotate the vertical shaft portion 52b with respect to the grommet 51 by a coil spring 53, a spring receiver 54, a nut 55 and the like while the sun visor body is supported on the horizontal shaft portion 52a as in the example of FIG. It is a supported structure. In this case, the vertical shaft portion 52b is tapered to correspond to the tapered support hole 51a of the grommet 51, and a male screw 56 is formed on the tip side. The vertical shaft portion 52b is on the tip end side penetrating the support hole 51a, and the coil spring 53 is disposed between the spring receiver 54 attached via the nut 55 and the end face side of the grommet 51. The urging force is pressed in the direction of biting into the support hole 51a. Accordingly, the sun visor main body is rotated through the shaft 52 against the pressing force to switch the use position.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional support device described above, since the shaft 52 is incorporated into the grommet 51 via the coil spring 53, the spring receiver 54, the nut 55, etc., there are problems that the number of parts is large and the assembling workability takes time. is there.
Further, the conventional support device does not have means for restricting rotation when the sun visor main body S is rotated from the regular front window use position to the side window use position as shown in FIG. For this reason, the user may turn more than necessary and the sun visor body S may collide with the door glass 4, and there is a desire to easily improve such a problem or the grommet 51 is operated on the ceiling 2 of the vehicle interior by one touch. There is also a demand for ensuring that a detent in the mounted state can be reliably obtained.
[0005]
The present invention provides a support device that can satisfy all of the above problems and demands. The object is to obtain a support device for a sun visor with a small number of parts and excellent assembly. Another object is to provide a simple configuration of a rotation restricting means for preventing the sun visor body from rotating more than necessary when the sun visor body is rotated to a different usage mode. Other objects will be clarified sequentially in the contents described below.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention includes a substantially cylindrical grommet 5 attached to the vehicle interior ceiling 2 and a substantially L-shaped shaft 6 as shown in FIGS. Is supported by the horizontal shaft portion 15 of the shaft 6 and is supported by the vertical shaft portion 16 of the shaft 6 in a sun visor support device that supports the vertical shaft portion 16 of the shaft 6 so as to be rotatable with respect to the grommet 5. A leaf spring 8 having a pin member 7 rotatably held by the grommet 5, a pressing portion 8 a for press contact, and attached in a state in which the protruding portion 8 a projects from the outer periphery of the pin member 7, and the grommet 5 Provided on the inner periphery of the inlet side of the plate, and in the process of rotating the shaft 6 via the pin member 7, the arcuate groove portion 9 a to which the protrusion portion 8 a of the leaf spring 8 is pressed and the rotation restricting recess portion that engages with the protrusion portion 8 a At least 9b And it has a cam groove 9, and a main portion that includes a city.
The following aspect of the present invention is more preferable.
(1) The arc-shaped groove 9a has a linear groove 9c in a portion approaching the rotation restricting recess 9b, and the protrusion 8a of the leaf spring 8 increases the pressure contact force at the linear groove 9c and is used for restricting the rotation. It is the structure which reduces the press-contact force by engaging with the recessed part 9b.
(2) The grommet 5 has a flange portion 11 formed on the outer periphery on the inlet side of the cylindrical body portion 10, and a pair of rotations provided on the elastic locking piece 12 provided on the body portion 10 and the flange portion 11. It has restricting shafts 14a and 14b, and is secured to the mounting hole 2a provided in the vehicle interior ceiling 2 via the elastic locking piece 12, and the pair of rotation restricting shafts 14a and 14b are connected to the vehicle interior ceiling 2 It is the structure which is prevented from rotating by inserting each through-hole 2b provided in each.
[0007]
According to this, the support device of the sun visor is only four points of the grommet 5, the shaft 6, the pin member 7, and the leaf spring 8, and the assembling operation does not have a screw portion or a screwing operation as in the prior art. As illustrated in the embodiment, the pin member 7 is attached to the vertical shaft portion 16 of the shaft 6 by press fitting or the like, and the leaf spring 8 is attached to the pin member 7 by hooking or the like, and then the vertical axis of the shaft 6 with respect to the grommet 5. The portion 16 is pushed through the pin member 7 and the leaf spring 8. In use, the sun visor body S is rotated via the shaft 6. In this process, the protrusion 8a of the leaf spring 8 is pressed against the arc-shaped groove 9a and rotated without backlash, and the final rotation position. When it reaches, it engages elastically with the rotation restricting recess 9b. During this engagement, a click sound is generated when the protrusion 8a falls into the rotation restricting recess 9b.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 to FIG. 7 show examples of a support device for a sun visor according to the present invention. FIG. 1 shows the appearance of the device components, FIG. 2 is a side view of the device in a temporarily assembled state, and FIG. 4 is a cross-sectional view taken along the line B-B in FIG. 3 as viewed in the direction of the arrow, FIG. 5 is a view seen from above in the state of FIG. 2, and FIG. FIG. 7 is a cross-sectional view showing a use state.
[0009]
1 to 7, the support device 1 according to this embodiment includes a sun visor body S, which is a light shielding plate, as shown in FIG. 8 so as to be rotatable with respect to the vehicle compartment ceiling 2, and the sun visor body S is attached to the front windshield. 3 is used to rotate and switch between a front window use position arranged along the side window 3 and a side window use position arranged along the side door glass 4. The device structure is composed of a grommet 5 attached to the passenger compartment ceiling 2 and a shaft 6 that is rotatably held by the grommet 5 via a pin member 7 and a leaf spring 8, and has a number of parts that is mainly smaller than that of the conventional device. The feature is that the ease of assembly is improved simultaneously with the reduction, the range of rotation can be restricted and the switching operability is improved. Hereinafter, after describing the apparatus configuration, the operation of the main part will be described in detail.
[0010]
(Constituent member) The grommet 5 is a resin molded body formed in a substantially cylindrical shape as shown in FIG. 2 and the like, and has a flange portion 11 provided on the inlet side outer periphery of the body portion 10. The body portion 10 is composed of a large diameter body portion 10a, an intermediate body portion 10b, and an inclined body portion 10c on the front end side, and the flange portion 11 is integrated with the outer periphery on the inlet side of the large diameter body portion 10a.
[0011]
As shown in FIG. 4 and the like, the large diameter barrel portion 10a is provided with a cam groove 9 on the inner periphery of the inlet side, and a pair of cutout holes 9d that lead from a part of the cam groove 9 to the outside of the intermediate barrel portion 10b are cams. The groove 9 is provided at a position that bisects the groove 9. The cam groove 9 is provided symmetrically on both sides of a line connecting both the cutout holes 9d with the arcuate groove 9a, the rotation restricting recess 9b, and the linear groove 9c as a unit. Further, the arc-shaped groove 9a is formed as a relatively long arc while continuing to the notch 9d on one side. The rotation restricting recess 9b is formed in a size that can be engaged with a protrusion 8a of a leaf spring 8 to be described later. The straight groove portion 9c is formed as a straight line continuous to the recess portion 9b, and is set so that the portion approaching the recess portion 9b is closest to the trunk portion center line.
The cam groove 9 is configured with the arc-shaped groove portion 9a, the rotation restricting recess portion 9b, and the linear groove portion 9c as a unit. In this example, the cam groove 9 is formed on the other side of the recess portion 9b (a side different from the linear groove portion 9c side). Also have a straight groove 9e and a short arcuate groove 9f.
[0012]
The intermediate body portion 10b is provided with elastic locking pieces 12 corresponding to the notches 9d as shown in FIGS. Each elastic locking piece 12 is separated from the lower end surfaces of the intermediate body portion 10b and the large diameter body portion 10a by a U-shaped slit 12a with the intermediate portion facing upward, and an inclined piece that projects outward as it goes upward. It has become. A claw portion 12b is formed on the distal end side of the elastic locking piece 12 so as to face the notch hole 9d. On the other hand, the inclined body portion 10c has a small-diameter hole at the tip side, and is provided with four slits 13a formed between the slits 13a by providing vertical slits 13a at portions that divide into four equally as shown in FIG. It is comprised from the elastic latching | locking part 13 of this.
[0013]
On the other hand, the flange portion 11 has an elliptical shape and has a recess 11a for fitting larger than the inner diameter of the cylinder on the inlet side, and an outer side (diameter barrel portion) on the back side and corresponding to each notch hole 9d. 10a, and a rotation restricting shaft 14b and a rotation restricting shaft 14b. Each rotation restricting shaft 14a, 14b protrudes higher than the large diameter body portion 10a, and both have the same length and different diameters.
[0014]
The shaft 6 is made of metal, and includes a horizontal shaft portion 15 and a vertical shaft portion 16 that is rotatably held with respect to the grommet 5 via a pin member 7 and a leaf spring 8. It is in shape.
As shown in FIG. 3 and FIG. 5, the small diameter neck portion 16a is provided on the distal end side of the vertical shaft portion 16, and the end side 16b is formed in a substantially bowl shape in cross section from the small diameter neck portion 16a. Note that the sun visor main body S is attached to the horizontal shaft portion 15 so as to be rotatable from the downward position with respect to the horizontal shaft portion 16 as shown in FIG. Further, as shown by the solid line in FIG. 8, at the front window use position, the front end side of the horizontal shaft portion 15 is detachably held by the hook F provided on the vehicle compartment ceiling 2 side, and the side window shown by the imaginary line. When switching to the use position, the engagement with the hook F is released. Since these are the same as in the prior art, their detailed description is omitted.
[0015]
The leaf spring 8 is formed by press-molding a metal piece, and is formed with a protrusion 8a bent substantially in the middle. Both side pieces are bent into a substantially U shape, and each end is further bent outward. The shape which formed the toe part 8b is comprised.
[0016]
On the other hand, the pin member 7 is a cylindrical resin molded body capable of press-fitting the vertical shaft portion 16, and includes a flange portion 17 that fits into the recess portion 11 a of the flange portion 11, and an attachment portion 18 for the leaf spring 8. The engaging portion 19 for the grommet 5 is integrally provided. The inner diameter 7a has a circular cross-sectional diameter from the flange portion 17 through the attachment portion 18 to approximately the middle, but the tip side is formed in a cross-sectional shape from approximately the middle and the vertical shaft portion 16 is press-fitted. It does not rotate easily.
The pin member 7 may be integrated by inserting the vertical shaft portion 16 of the shaft 6 during resin molding.
[0017]
The attachment portion 18 is provided on the lower outer periphery of the flange portion 17, and a gap corresponding to the plate width of the leaf spring 8, that is, a small diameter neck portion 18 b is formed between the end surface of the flange portion 17 and the large diameter portion 18 a. The plate spring 8 is mounted using three of the ribs 20a, 20b, 20c, and 20d that divide the circumference of the small neck portion 18b into four equal parts. More specifically, the ribs 20a, 20b, 20c, and 20d are provided at intervals of 90 degrees. Among these, the rib 20a and the rib 20c corresponding to each notch hole 9d are connected to the small diameter neck portion 18b, the flange portion 17 and the large diameter portion 18a. The rib 20b and the rib 20d are connected to the flange portion 17 and the large-diameter portion 18a, but form a gap 20e between the small-diameter neck portion 18b.
[0018]
The engagement portion 19 is formed in an arc-shaped groove portion that gradually becomes thinner from the middle portion of the tube, and a first engagement portion 21 for temporary fixing that is provided around the distal end side of the arc-shaped groove portion, and a first engagement portion 2 and a second engaging portion 22 for permanent fastening that is provided in front of the second engaging portion 22.
The first engagement portion 21 includes an arcuate groove portion 21a that becomes thinner toward the tip, and a circumferential groove 21b formed between the arcuate groove portion 21a and the second engagement portion 22. The second engagement portion 22 is positioned in front of the circumferential groove 21b and is provided with a larger diameter than the first engagement portion 21.
[0019]
Next, an example of an assembly procedure for each of the above members and the operation thereof will be described.
(Temporary assembly procedure) Normally, the leaf spring 8 and the shaft 6 with the pin member 7 are temporarily assembled to the grommet 5 and are conveyed to the vehicle body assembly line as a single unit. In the temporary assembly operation, first, the pin member 7 is attached to the shaft 6. Here, the pin member 7 is integrated with the shaft 6 by pushing the vertical shaft portion 16 into the inner diameter 7 a of the pin member 7. The pin member 7 is positioned by engaging the cross-sectional shape of the inner diameter 7a and the cross-sectional shape of the vertical shaft portion 16 described above. Thereafter, the leaf spring 8 is assembled to the pin member 7. In this case, the leaf spring 8 sandwiches the rib 20a from the outside of the mounting portion 18 to the inside of the projection 8a as shown in FIG. 1, and the both locking end portions 8b as shown in FIG. 6 of the corresponding rib 20b and rib 20d. It is attached in an immobile state by being inserted into the gap 20e. In this attached state, the protruding portion 8a protrudes outward from the large diameter portion 18a, and the leaf spring portion between the protruding portion 8a and each locking end portion 8b is the rib 20a and the rib 20b or the rib 20a and the rib 20d. It is arranged between.
[0020]
Thereafter, when the vertical shaft portion 16 is inserted into the opening on the inlet side of the grommet 5 via the pin member 7 with the leaf spring 8 as shown in FIG. 1 and the like, the first engaging portion 21 has four elastic locking portions. Depresses until 13 hits. Subsequently, when the vertical shaft portion 16 is pushed downward, each elastic locking portion 13 is expanded in the direction of expanding the diameter due to the presence of the slit 13a, allowing the insertion of the arc-shaped groove portion 21a and each elastic locking portion. The tip of the portion 13 engages with the circumferential groove 21b. In this state, the shaft 6 is prevented from coming off from the grommet 5 by the engagement of the first engaging portion 21 and the elastic locking portion 13. Further, as shown in FIGS. 2 to 4, the shaft 6 has not yet been fitted with the flange portion 17a to the recess 11a, and the leaf spring 8 has not yet reached the cam groove 9, so that the shaft 6 can be arbitrarily rotated with respect to the grommet 5. Moved.
The sun visor main body S is attached to the horizontal shaft portion 15 in the same manner as in the prior art before the preliminary assembly or after the temporary assembly.
[0021]
(Main assembly procedure) When the support device 1 in the temporary assembly state is attached to the vehicle interior ceiling 2 or after attachment, the shaft 6 is positioned in a normal state with respect to the grommet 5, that is, the main assembly is performed. The vehicle interior ceiling 2 has a structure in which an interior ceiling material 24 is attached to the indoor side of the panel 23 as shown in FIG. An attachment hole 2 a and through holes 2 b located on both sides of the attachment hole 2 a are formed in the panel 23 and the interior ceiling material 24 at the attachment location of the support device 1. The interior ceiling member 24 is formed with a notch hole 2c having a size corresponding to the large diameter body portion 10a with the mounting hole 2a as the center.
[0022]
In this assembly, the vertical shaft portion 16 of the shaft 6 is pushed into the grommet 5. In this case, for example, the intermediate protrusion 8a of the leaf spring 8 is positioned so as to correspond to the notch hole 9d between the relatively long arc-shaped grooves 9a, 9a as shown in FIG. Then you can push in. Then, each elastic locking portion 13 is pushed and expanded in the direction of expanding the diameter due to the presence of the slit 13 a, allowing passage of the second engagement portion 22, and simultaneously passing through the second engagement portion 22, each elastic locking portion. The portion 13 is engaged with the diameter reduced to the original state. In this state, the flange portion 17 is fitted to the recess 11a as shown in FIG. 7, and the leaf spring 8 is located in the cam groove 9 including the notch hole 9d as shown in FIG. Further, the vertical shaft portion 16 is prevented from coming off from the grommet 5 by the engagement between the second engagement portion 22 and the elastic locking portion 13, and the rotation range θ1 (notch hole 9b) shown in FIG. And a range of one rotation restricting recess 9b) and a rotation range θ2 (range of the notch hole 9b and the other rotation restricting recess 9b).
[0023]
The rotation ranges θ1 and θ2 are 110 degrees in this example, and correspond to the rotation angle at which the sun visor body S is switched between the front window use position and the side window use position shown in FIG. The reason why the rotation range θ2 is set together with the rotation range θ1 is that the support device 1 can be used for both sun visor bodies S arranged on both sides of the windshield 3 as shown in FIG.
[0024]
Further, the vertical shaft portion 16 is not carelessly removed from the grommet 5 once the second engaging portion 22 and the elastic locking portion 13 are engaged. However, after the grommet 5 is attached to the passenger compartment ceiling 2 together with the shaft 6, it may be desired to remove the shaft 6 together with the sun visor body S from the grommet 5 by maintenance or the like. As a configuration example that satisfies such a demand, for example, a cutout portion corresponding to the slit 13a is provided in the projecting outer peripheral portion of the second engagement portion 22, and the cutout portion and the slit 13a are associated with each other. Thus, it is preferable that the vertical shaft portion 16 of the shaft 6 can be pulled out with a relatively weak force.
[0025]
(Incorporation into the vehicle compartment ceiling) When the above support device 1 is attached to the vehicle compartment ceiling 2, the tip of the pin member 7 is made to correspond to the attachment hole 2a, and the rotation restricting shaft 14a, After making 14b correspond, the grommet 5 or the shaft 6 is pressed to the passenger compartment ceiling 2 side. Then, after the elastic locking piece 12 provided in the intermediate body portion 10b abuts against the hole edge of the mounting hole 2a, when the pressure is further pressed, the elastic locking piece 12 is reduced inwardly while the diameter of the mounting hole 2a is reduced. When it passes and finishes passing, its diameter is increased to the original state on the back side of the panel 23 and is prevented from coming off. In this retaining state, the rotation regulating shafts 14a and 14b are inserted into the respective through holes 2b, so that the rotation of the grommet 5 itself is reliably prevented.
Therefore, the mounting operation to the passenger compartment ceiling 2 can be performed in a short time as compared with the set screw method, and is less likely to be loose even when used for a long time.
[0026]
(Operation of Shaft) When such a support device 1 is used, in the usage state of the sun visor body S, the range between the front window usage position and the side window usage position shown in FIG. Is rotated. FIGS. 6A and 6B show the operation of the leaf spring 8 and the cam groove 9 in that case. 6A is a state in which the sun visor body S is disposed at the front window use position, and FIG. 6B is a cross-sectional view of the main part in a state in which the sun visor body S is disposed at the side window use position. Show.
[0027]
First, when the sun visor main body S is disposed at the front window use position, the sun visor main body is hooked on the hook F provided on the vehicle interior ceiling 2 side at the front end side of the sun visor main body S as described above with reference to FIG. The position of the rotation of S is regulated. In this state, the protrusion 8a of the leaf spring 8 is located in the notch hole 9d as shown by the solid line in FIG. 6A, and does not exert its spring or urging action. Then, in the process of disengaging the hook F and rotating the sun visor body S, the protrusion 8a of the leaf spring 8 rotates while pressing against the arcuate groove 9a as shown by the imaginary line in FIG. Moved. As a result, the vertical shaft portion 16 receives an appropriate spring or biasing pressure of the leaf spring 8 and is rotated without backlash. Then, as shown by an imaginary line in FIG. 6B, immediately before reaching the final rotation position (side window use position), the protrusion 8a is strongly pressed against the linear groove portion 9c to accumulate spring stress, and rotates in that state. It is elastically engaged with the restriction recess 9b. Then, at the time of the engagement, since the protrusion 8a falls into the rotation restricting recess 9b immediately after increasing the spring or biasing pressure in the linear groove 9c, a click sound is generated. Therefore, the user can determine the final rotation position based on the lick sound in addition to the feeling when the user is depressed.
When the sun visor main body S is rotated in that direction when rotating to the front window use position, the protrusion 8b disengages from the recess 9b, and the position of the imaginary line in FIG. The state is switched to the state shown in FIG.
[0028]
【The invention's effect】
As described above, the sun visor support device of the present invention has the following effects.
{Circle around (1)} There are few device components such as grommets, shafts, pin members, and leaf springs, and they are excellent in parts management and handling. In addition, the assembly operation does not involve forming a screw portion as in the prior art or screwing operation. As illustrated in the embodiment, the pin member is attached to the vertical shaft portion of the shaft by press fitting or the like, and the leaf spring is used as the pin member. After mounting by hooking or the like, since the vertical shaft portion of the shaft is simply pushed into the grommet via the pin member and the leaf spring, it can be performed quickly and has excellent assemblability. Therefore, the present invention can reduce manufacturing costs and assembly man-hours.
(2) In terms of operation, the sun visor body is rotated through the shaft as required in the state of use. In this process, the projecting portion of the leaf spring is pressed against the arc-shaped groove and is rotated without rattling, and elastically engages with the rotation restricting recess when reaching the final rotation position (side window use position). At the time of this engagement, a click sound is generated when the protrusion falls into the rotation restricting recess.
(3) Therefore, since the user can determine the final rotation position based on the lick sound in addition to the feeling when the user is depressed, it is possible to simply prevent the configuration from rotating more than necessary as in the prior art. Value can be improved. In the case of claim 2, the click sound can be obtained more accurately. Moreover, in the case of Claim 3, the attachment operation to the vehicle compartment ceiling side can be performed with one touch, and the rotation is reliably prevented by each rotation restricting shaft.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic exploded perspective view showing components of an example of a sun visor support device of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing the sun visor support device in a temporarily assembled state.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
5 is a view of the sun visor support device as viewed from above in the state of FIG. 2;
FIG. 6 is an enlarged cross-sectional view of a main part showing the operation of the sun visor support device.
FIG. 7 is a cross-sectional view showing the sun visor support device attached to the passenger compartment ceiling.
FIG. 8 is a schematic diagram for explanation showing the vehicle sun visor in use.
FIG. 9 is a cross-sectional view of a main part shown as a conventional example of a support device for a sun visor.
[Explanation of symbols]
2 Cabin ceiling 2a Mounting hole 2b Through hole 3 Windshield (front window use position of sun visor body)
4 Door glass (use position of side window of sun visor body)
5 Grommet 6 Shaft 7 Pin member 8 Leaf spring 8a Protruding part 9 Cam groove 9a Arc-shaped groove part 9b Turning restriction recessed part 9c Linear groove part 10 Cylindrical body part 11 Flange part 12 Elastic locking pieces 14a and 14b Turning restriction shaft S Sun visor Body

Claims

It has a substantially cylindrical grommet attached to the ceiling of the passenger compartment and a substantially L-shaped shaft, and the sun visor body is supported by the horizontal shaft portion of the shaft, and the vertical shaft portion of the shaft is rotated with respect to the grommet In the support device of the sun visor that supports it,
A pin member attached to the vertical shaft portion of the shaft and rotatably held by the grommet;
A leaf spring that has a protrusion for pressure contact and is attached in a state of protruding the protrusion on the outer periphery of the pin member;
An arc-shaped groove portion that is provided on the inner periphery of the grommet on the inlet side and presses against the protrusion portion of the leaf spring in the process of rotating the shaft via the pin member, and a rotation restricting recess portion that engages with the protrusion portion. Having at least a cam groove,
And a support device for a sun visor.

The arcuate groove portion has a linear groove portion in a portion approaching the rotation restricting recess portion, and the protrusion of the leaf spring increases the press contact force in the linear groove portion and engages with the rotation restricting recess portion. The support device for a sun visor according to claim 1, wherein the pressure contact force is reduced.

The grommet has a flange portion formed on the outer periphery on the inlet side of the cylindrical body portion, and has an elastic locking piece provided on the body portion and a pair of rotation restricting shafts provided on the flange portion. The retaining hole provided in the ceiling of the passenger compartment is prevented from coming off via the elastic locking piece, and the pair of rotation restricting shafts are respectively inserted into the through holes provided in the passenger compartment ceiling. The sun visor support device according to claim 1, wherein the sun visor support device is prevented from rotating.