JP3661091B2 - 再生ユニット保持機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDプレーヤ等のディスク装置において、ディスクの記録内容を読みとるための再生ユニットを該ディスク装置のシャーシに保持するための再生ユニット保持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、CDプレーヤ等の従来のディスクプレーヤは、ディスクの記録内容を読みとるための再生ユニットを備えている。従来の再生ユニットについて簡単に説明する。図5は、従来の再生ユニットを概略して示す斜視図であり、再生ユニットを縦置き用のディスクプレーヤに設けた場合の図面である。従来の再生ユニット90は、CD等のディスクをクランプして保持するためのターンテーブル91と、ターンテーブル91を回転駆動させる回転駆動機構(図示略)と、ディスクの信号を読みとるピックアップ機構92と、前記回転駆動機構及び前記ピックアップ機構92を支持する再生ユニットシャーシ93とを備えて構成されている。
【0003】
ところで、基本的に、この従来例の再生ユニット90は、ディスクプレーヤを横置きにするために(ディスクが略水平状態になるように)設計されているものである。即ち、再生ユニットシャーシ93には取付部93aが形成されており、取付部93a,93a,…においてインシュレータが再生ユニットシャーシ93(再生ユニット90)を横置き用ディスクプレーヤのシャーシに浮動状態に支持している。
【0004】
さて、以下の保持機構80をディスクプレーヤに設けることにより、縦置き用のディスクプレーヤ或いは縦横兼用のディスクプレーヤに横置き用の再生ユニット90を用いている。即ち、保持機構80は、再生ユニット90に対して固定的に設けられるベース板94と、凹部を有するとともにディスクプレーヤのシャーシに対して固定的に設けられるシャーシ95と、シャーシ95の凹部内の底面にベース板94を浮動状態に支持するインシュレータ96,96,…と、ベース板94とシャーシ95の間に架けられる引張バネ97,97とを備えて構成されている。ここで、取付部93a,93a,…においてネジ99がベース板94と再生ユニットシャーシ93を固定している。そして、ベース板94に貫通孔が形成されており、この貫通孔においてインシュレータ96がベース板94をシャーシ95に対して浮動状態に支持している。
【0005】
即ち、ベース板94とシャーシ95の間にインシュレータ96,96,…が介在しているため、ディスクプレーヤを縦置きにした場合にベース板94とともに再生ユニット90がシャーシ95に対して下方にずれてしまう。再生ユニット90が下方にずれることを防止するために、再生ユニット90とともにベース板94を引張バネ97,97によって上方から吊っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、再生ユニット90は横置き用に設計されているため、再生ユニット90自体に引張バネ97,97を連結するための連結部が設けられていない。したがって、横置き用の再生ユニット90を縦置き用に使用するためには、引張バネ97,97を連結するための連結部98,98を備えたベース板94を、再生ユニット90に取り付ける必要がある。したがって、従来の保持機構80では、再生ユニット90にベース板94を取り付けるため、その分のスペースがシャーシ95に必要となり、結局ディスクプレーヤが大型化してしまう問題があった。
【0007】
例えば、再生ユニット90にベース板94を取り付けないものとしたら、再生ユニットシャーシ93の取付部93a,93a,…にインシュレータが設けられ、これらインシュレータにより再生ユニット90をシャーシ95に直接取り付けることができる。しかし、この場合、再生ユニット90は横置き用のものであるため、再生ユニット90に直接引張バネ97,97を連結することができない。そして、これを縦置きにしたものとしたら、再生ユニット90がシャーシ95に対してずれてしまう。結局は、ベース板94を再生ユニット90に取り付けなければ、横置き用再生ユニット90を縦置き用のディスクプレーヤに用いることができず、縦置き用の再生ユニットを用いる必要がある。
【0008】
そこで、本発明の課題は、ディスクプレーヤ(ディスク装置)が大型化せずに、例えば横置き用に設計された再生ユニットを縦置き用のディスクプレーヤに適用できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決すべく、請求項1記載の発明は、ディスクに記録された情報を読みとるディスク読取部(例えば、図1に示す光ピックアップ3)を備えた再生ユニット(例えば、図1に示す再生ユニット1)をディスク装置のシャーシに保持する再生ユニット保持機構において、前記シャーシには、該シャーシの取付面上に、前記再生ユニットを浮動状態に支持する支持手段(例えば、図1に示すインシュレータ10)と、前記再生ユニットを重力に抗して前記取付面と平行な方向に弾性的に押圧する押圧手段(例えば、図1に示す押圧機構20)とが設けられ、前記押圧手段は、前記シャーシに、基端部を支点として回転可能に設けられたアーム部(例えば、図1に示すアーム部21)と、このアーム部の先端部を前記再生ユニットに弾性的に付勢する付勢手段(例えば、図1に示す圧縮バネ23)とを備え、前記付勢手段によって前記アーム部の先端部が前記再生ユニットに弾性的に当接することで、該再生ユニットを重力に抗して弾性的に押圧していることを特徴とする。
【0010】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、再生ユニットは支持手段を介してシャーシに浮動状態に直接取り付けられているため、取付面が水平な場合を除いて重力により再生ユニットが取付面に平行な方向にシャーシに対してずれてしまう。しかし、本発明のように、再生ユニットが、重力に抗して弾性的に押圧されているため、再生ユニットが所定の位置に保持される。即ち、再生ユニットがシャーシに対してずれてしまうことが、押圧手段により防止される。
【0011】
このように請求項1記載の発明では、再生ユニットを押圧することにより再生ユニットが保持されるため、従来例のように再生ユニットに対して引張バネを掛けるためのベース板を取り付ける必要がなくなる。したがい、ベース板の分だけディスク装置の小型化が図れる。即ち、本発明によれば、再生ユニットに対して何ら工夫することなく、従来の再生ユニットでも所定の位置に保持することができる。
例えば、ディスク装置が縦置きの場合、基本的に取付面は略鉛直となる。したがって、再生ユニットは取付面の平行な方向に重力が作用するが、押圧手段が再生ユニットを押圧することで、再生ユニットが保持される。即ち、再生ユニットに対して何ら工夫をせずとも、再生ユニットを保持することができるため、横置き用に設計された再生ユニットを、縦置き用のディスク装置に用いることができる。したがい、縦置き用ディスク装置と横置き用ディスク装置とで部品を統一化することができ、さらなるコストダウンを図ることができる。
また、アーム部と付勢手段という簡単な構成で再生ユニットの面部を押圧して、再生ユニットを保持することができる。即ち、再生ユニットに対して何ら工夫することなく、シャーシに対してアーム部と付勢手段を設けるだけで、従来の再生ユニットでも所定の位置に保持することができる。
【0012】
なお、ディスクとは、コンパクトディスク(CD)、ミニディスク(MD)、レーザーディスク(LD)、デジタル−ビデオディスク(DVD)等である。また、再生ユニットは、基本的に回転自在なターンテーブルを備えている。そして、クランパ等を備えるクランプ機構、或いはディスクを挿入・排出するディスクローディング機構等とターンテーブルとによりディスクがクランプされ、ディスクはターンテーブルの回転軸と略垂直となる。そして、ターンテーブル等を回転させることによりディスクを回転させる駆動機構がディスク装置に備えられており、この駆動機構は基本的に再生ユニットに設けられている。ディスク読取部は基本的にディスクの半径方向に移動することにより回転しているディスクの記録内容を読みとる。縦置き用のディスク装置とは、基本的にターンテーブルの回転軸が略水平方向となること意味し、ターンテーブルに保持されたディスクは鉛直方向に略平行となる。また、横置き用のディスク装置とは、基本的にターンテーブルの回転軸が略鉛直方向となることを意味し、ターンテーブルに保持されたディスクは水平方向に略平行となる。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の再生ユニット保持機構において、
前記押圧手段が前記再生ユニットの周囲に複数配置されていることを特徴としている。
【0014】
以上のように、請求項2記載の発明によれば、再生ユニットの周囲に押圧手段が複数設けられているため、再生ユニットがシャーシに安定して保持される。例えば、二つの押圧手段の場合、再生ユニットを二点で押圧することにより、当該再生ユニット保持することができるため、その保持安定性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明に係る再生ユニット保持機構について、好適な実施の形態例を説明する。本実施の形態例では、再生ユニット保持機構はCDプレーヤに設けられている。なお、本発明は、CDプレーヤに限らず、DVDプレーヤ、LDプレーヤ、CD−R、CD−RW、MDプレーヤ等のディスク装置にも適用できる。
【0018】
まず、再生ユニットについて説明する。図1に示すように、再生ユニット1は、CDを保持するためのターンテーブル2と、ターンテーブル2を回転駆動させる駆動機構(図示略)と、CDの信号を読みとりCDの記録内容(情報)を読み取る光ピックアップ3と、光ピックアップ3をCDの半径方向に移動させるピックアップ駆動機構(図示略)と、該ピックアップ駆動機構及び前記駆動機構を支持する再生ユニットシャーシ4とを備えて構成されている。
【0019】
再生ユニットシャーシ4は、CDを保持する側のユニット面部4aと、ユニット面部4aに対して垂直となるようにユニット面部4aの外周に設けられる面部4bとが一体となって構成されている。
【0020】
前記駆動機構は、例えば、モータであり、再生ユニットシャーシ4の内側に設けられている。該駆動機構の駆動軸がユニット面部4aから外側に向けて突出している。そして、該駆動機構の駆動軸にターンテーブル2が設けられており、ターンテーブル2は前記駆動機構の駆動軸を軸として回転する。なお、面部4bに対してターンテーブル2の回転軸はほぼ平行となっている。また、CDは、CDプレーヤに設けられているクランプ機構(図示略)とターンテーブル2とによりクランプされることにより、ターンテーブル2に保持される。
【0021】
前記ピックアップ駆動機構は再生ユニットシャーシ4の内側に設けられており、該ピックアップ駆動機構に光ピックアップ3が接続されている。外側から内側に貫通する貫通孔4cがユニット面部4aに形成されている。貫通孔4cは、、保持されたCDの半径方向(ターンテーブル2の回転半径方向)に長尺となる。そして、光ピックアップ3が、この貫通孔4cから外側に向いているとともに、前記ピックアップ駆動機構によってこの貫通孔4cの長手方向に沿って移動される。
【0022】
本発明に係る再生ユニット保持機構は、以上のように構成される再生ユニット1をCDプレーヤのシャーシ30に保持するものである。再生ユニット保持機構の詳細について説明する。
【0023】
再生ユニット保持機構は、CDプレーヤのシャーシ30に対して再生ユニット1を浮動状態に支持するインシュレータ10,10,10と、ターンテーブル2の回転軸方向に見て再生ユニット1の周囲に設けられる押圧機構(押圧手段)20,20とを備えて構成されている。
【0024】
ターンテーブル2の軸方向へ貫通する貫通孔が再生ユニットシャーシ4の外縁部に複数形成されており(この例では、三つ形成されている。)、各貫通孔においてインシュレータ10が設けられている。インシュレータ10は、段ネジ11と、段ネジ11を内側に装着するダンパー(図示略)と、更に当該ダンパーを内側に装着するコイルバネ(図示略)とを備えている。そして、段ネジ11は、ダンパーを介して前記貫通孔に嵌められている。この段ネジ11は、CDプレーヤのシャーシ30に止められている。そして、前記コイルバネが、貫通孔においてシャーシ30の取付面30aと再生ユニットシャーシ4に連結している。以上の構成により、再生ユニットシャーシ4がシャーシ30に支持される。即ち、再生ユニット1は、インシュレータ10によってシャーシ30の取付面30aに対して浮動状態となるとともに、インシュレータ10によってシャーシ30に支持されている。そして、面部4bの方向に対して取付面30aの方向が略垂直に交わるように、再生ユニット1(再生ユニットシャーシ4)がシャーシ30に支持されている。
【0025】
次に、押圧機構20について説明する。押圧機構20は、シャーシ30の取付面30aに対して略垂直となる軸を回転軸として回転自在となるアーム部21と、シャーシ30の取付面30aに突出して設けられるリブ(突部)22と、アーム部21の先端部とリブ22とに連結される圧縮バネ23とを備えて構成されている。
【0026】
詳細に説明すると、図2に示すように、ボス21bがシャーシ30の取付面30aに突出して設けられており、このボス21bに対してアーム部21の基端部が摺動自在に嵌められている。アーム部21は、このボス21bを支点として、取付面30aに対して平行な面に則して回転自在となる。このアーム部21は、取付面30aに支持された再生ユニットシャーシ4の周辺に設けられており、再生ユニットシャーシ4の面部4bに近接している。また、リブ22も、支持された再生ユニットシャーシ4の周辺に設けられているとともに、アーム部21の回転半径内に設けられている。
【0027】
図3に示すように、アーム部21の先端部において、圧縮バネ23の連結される側の反対側に突部21aが形成されている。そして、図1に示すように、圧縮バネ23がアーム部21の先端部を周方向に付勢し、アーム部21の先端部とリブ22とが離れる方向に付勢される。これにより、突部21aが再生ユニットシャーシ4の外縁部(面部4b)に弾性的に当接する。
【0028】
さて、縦置き用のCDプレーヤに以上の構成を適用した場合、ターンテーブル2の回転軸は略水平方向に延在することになるとともに、取付面30aは略鉛直方向と平行になる。この場合、再生ユニット1に対して鉛直下方に向けて重力が作用する。一方、押圧機構20,20は、再生ユニット1の下側に配置される。したがい、押圧機構20,20は、再生ユニット1に作用する重力に抗して、アーム部21の先端部により再生ユニット1を上方に向けて弾性的に押圧することになる。したがって、縦置き用のCDプレーヤに再生ユニット1を設けても、再生ユニット1が下方にずれることなく、押圧機構20によって再生ユニット1が所定の位置に保持される。
【0029】
そして、押圧機構20が二つ設けられるとともに、二つのアーム部21の先端部が面部4bの異なる箇所に当接しているため、再生ユニットシャーシ4は二点で支持される。したがって、二つの押圧機構20,20によって安定して再生ユニット1が保持される。なお、押圧機構20は、二つに限らず、三つ以上でも良い。もちろん、押圧機構20は一つでも良いが、安定して再生ユニット1を保持するという点では二つ以上が望ましい。
【0030】
また、本実施の形態例では、押圧することにより再生ユニット1が保持されるため、従来のように引張バネにより引っ張れるためのベース板を再生ユニット(再生ユニットシャーシ)に取り付けたり、縦置き用のCDプレーヤに設計された再生ユニット(再生ユニットシャーシ)をCDプレーヤに用いたりする必要がなくなる。したがって、本実施の形態例のように、横置き用のCDプレーヤに設計された再生ユニット1(再生ユニットシャーシ4)を、縦置きのCDプレーヤに用いることができる。そのため、縦置きのCDプレーヤに、横置きのCDプレーヤ用の再生ユニット1(再生ユニットシャーシ4)を兼用することができる。即ち、再生ユニットの部品を縦横両方のCDプレーヤに統一化することができ、さらなるコストダウンを図ることができる。
【0031】
また、従来のように再生ユニット1を引張バネを用いて引っ張ることによって保持しているのではなく、押圧機構20を用いて再生ユニット1を押圧することにより保持するため、ベース板を設ける必要がなくなる。そのため、CDプレーヤの小型化が図れる。したがい、CDプレーヤ全体としての製造コストの削減が図れる。
【0032】
更に、アーム部21の先端部が、面部4bに対して垂直となる方向に面部4bを押圧しているため、効率よく面部4bを押圧することができる。したがって、再生ユニット1が効率よく保持され、このため、再生ユニット1が取付面30aに対して平行にずれることを効率よく防止することができる。また、回転自在なアーム部21、及びこのアーム部21を付勢する圧縮バネ23という簡単な構成で、面部4bを押圧することができる。
【0033】
なお、本発明は、前記実施の形態例で説明したものに限らず、種々の変形実施が可能である。
【0034】
例えば、押圧機構20の付勢手段は、圧縮バネ23としたが、ゴム等の付勢する弾性部材であっても良い。また、再生ユニットシャーシ4をシャーシ30の取付面30aに保持する支持手段をインシュレータ10としたが、例えばゴム等により構成されるエアダンパでもよい。エアダンパの場合内部に中空が形成されており、ゴムが弾性的に再生ユニットシャーシ4を保持し、中空内のエアがゴムの振動等を減衰するものとして機能する。
【0035】
また、押圧機構20の付勢手段は圧縮バネ23としたが、ねじりバネ(コイルバネ)であっても良い。この場合、ねじりバネのねじり中心がアーム部21の回転軸とほぼ同一となり、ねじりバネの一方の端部がアーム部21に当接し、他方の端部がリブ22に当接する。そして、アーム部21の先端部がリブ22から離れる方向に、アーム部21が付勢される。なお、この場合、アーム部21を介さずに、ねじりバネの一方の端部が面部4bに直接当接するようにしても良い。
【0036】
また、押圧機構20は、アーム部21が回転自在となることにより、再生ユニット1を押圧していたが、直動型の押圧機構としても良い。例えば、支持された再生ユニット1に向けて延出するガイドをリブ22に設け、このガイドに圧縮バネを環装させる。この圧縮バネの一方の端部にリブ22が連結し、他方の端部に部材が連結する。そして、圧縮バネによりこの部材が付勢され、この部材が再生ユニット1を弾性的に当接することにより、再生ユニット1を押圧するようになる。この場合、ガイドは取付面30aと略平行な方向に延在している。
【0037】
また、本発明に係る再生ユニット保持機構は、前記実施の形態例に限らず、例えば、図4に示すディスク装置50の他、別のディスク装置にも適用できる。図4に示す例では、二つの押圧機構20,20の押圧方向は、取付面30aと平行な面に則しているが、それぞれ異なる方向に押圧している。そして、二つの押圧機構20,20は再生ユニット1の重力に抗して押圧している。図4に示すディスク装置50が縦置き用のディスク装置である場合、図面上下方向が鉛直方向となる。したがって、二つの押圧機構20,20は、再生ユニット1の下方に設けられており、それぞれの押圧機構20は少なくとも鉛直上方に向けて面部4bを押圧している。この場合、一方の押圧機構20は鉛直方向より傾いて斜め上方に向けて押圧している。また、再生ユニット1の外周より外の部分は別のシャーシによって被覆されるが、リブ22やボス21bはその別のシャーシ裏面に設けられていても良い。この別のシャーシにより押圧機構20も被覆される。なお、図4に示す符号については、前記実施の形態例と同一の符号を付すことで、その説明を省略する。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、再生ユニットが、重力に抗して弾性的に押圧されているため、再生ユニットが所定の位置に保持される。即ち、再生ユニットがシャーシに対してずれてしまうことが、押圧手段により防止される。そして、再生ユニットを押圧することにより再生ユニットが保持されるため、従来例のように再生ユニットに対して引張バネを掛けるためのベース板を取り付ける必要がなくなる。したがい、ベース板の分だけディスク装置の小型化が図れる。更に、再生ユニットを縦置き用ディスク装置及び横置き用ディスク装置に兼用することができるため、部品を統一化することができ、さらなるコストダウンを図ることができる。
また、再生ユニットに対して何ら工夫することなく、シャーシに対してアーム部と付勢手段を設けるだけで、従来の再生ユニットでも所定の位置に保持することができる。即ち、横置き用のディスク装置に用いられる再生ユニットを縦置き用のディスク装置に用いることができる。
【0039】
請求項2記載の発明によれば、押圧手段が複数配置されるため、再生ユニットの保持安定性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る再生ユニット保持機構を適用したディスク装置の主要部を概略的に示した斜視図である。
【図2】上記再生ユニットの保持機構が備えるアーム部の取付構造を示すための断面図である。
【図3】上記再生ユニットの保持機構が備えるアーム部を概略的に示した斜視図である。
【図4】本発明に係る再生ユニット保持機構を適用したディスク装置を概略的に示した図面である。
【図5】従来の再生ユニットを保持するための保持機構を概略的に示した斜視図である。
【符号の説明】
1 再生ユニット
3 光ピックアップ(ディスク読取部)
4 再生ユニットシャーシ
10 インシュレータ(支持手段)
20 押圧機構(押圧手段)
21 アーム部
22 リブ
23 圧縮バネ(付勢手段)
30 シャーシ
30a 取付面
50 ディスク装置
Claims (2)
- ディスクに記録された情報を読みとるディスク読取部を備えた再生ユニットをディスク装置のシャーシに保持する再生ユニット保持機構において、
前記シャーシには、該シャーシの取付面上に、前記再生ユニットを浮動状態に支持する支持手段と、
前記再生ユニットを重力に抗して前記取付面と平行な方向に弾性的に押圧する押圧手段とが設けられ、
前記押圧手段は、
前記シャーシに、基端部を支点として回転可能に設けられたアーム部と、
このアーム部の先端部を前記再生ユニットに弾性的に付勢する付勢手段とを備え、
前記付勢手段によって前記アーム部の先端部が前記再生ユニットに弾性的に当接することで、該再生ユニットを重力に抗して弾性的に押圧していることを特徴とする再生ユニット保持機構。 - 請求項1記載の再生ユニット保持機構において、
前記押圧手段が前記再生ユニットの周囲に複数配置されていることを特徴とする再生ユニット保持機構。
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