JP3660766B2

JP3660766B2 - Automotive sun visor

Info

Publication number: JP3660766B2
Application number: JP29720196A
Authority: JP
Inventors: 勝博丹下
Original assignee: Inoac Corp
Current assignee: Inoac Corp
Priority date: 1996-10-17
Filing date: 1996-10-17
Publication date: 2005-06-15
Anticipated expiration: 2016-10-17
Also published as: JPH10119572A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は自動車用サンバイザーに関する。
【０００２】
【従来の技術】
図１５に一般的な自動車用サンバイザーを示す。このサンバイザー５０は、サンバイザー本体５１が天井取付スティ５７を介して回動可能に車体天井５６に取り付けられている。前記天井取付スティ５７は金属棒などが略Ｌ字形に形成され、サンバイザー本体５１の取付側では当該サンバイザー本体５１をそのスティ５７の回りに回動可能とし、天井取付側では天井５６の面に沿って回動可能としている。それにより、サンバイザー本体５１を、フロントウインド６０側だけでなくドアウインド６１側へも移動させるようにして、乗員が前方および側方から受ける日光やライト、ネオンなどの眩しさを軽減するようになっている。
【０００３】
かかるサンバイザー５０の製造方法を図１６に示す。符号５１はサンバイザー本体、５７は天井取付スティである。図示のように、サンバイザー本体５１の略外形状に形成された軟質ポリウレタン芯材５２と段ボール芯材５３とワイヤーフレーム５４とを積層し、その表裏を軟質塩化ビニールやファブリックなどからなる表皮材５５，５５で一体に覆い、高周波ウェルダーなどで、点線で示す所定のサンバイザー本体５１の形状に溶着する。さらに、必要であれば前記溶着部分に所定のトリミングなどを施して製品となしている。
前記サンバイザー本体５１と天井取付スティ５７は、サンバイザー本体の製造前または後に、前記ワイヤーフレーム５４の所定位置に設けられた筒状のスティ保持部５４ａに前記天井取付スティ５７の軸部５８を挿入し、スティ外れ防止用のビス５９により、サンバイザー本体５１をスティ５７に回動可能に固定することにより組立てられる。
【０００４】
このように、従来のサンバイザー５０は、さまざまな材質よりなる複数の部品が組み合わせられて製造されている。そのため、リサイクルを行なう際の分解作業が煩雑となる問題があった。特にワイヤーフレーム５４および前記ワイヤーフレーム５４に固定される天井取付スティ５７など、金属製部品も用いられることがあるので粉砕が困難となっていた。さらに、前記サンバイザー５０を製造する際には、かかる複数の部品を組み合わせ正確に位置決めして溶着するのに手間がかかるため、製造効率が上げにくくコスト高となりやすい問題もある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
この発明はこのような問題を解決するために提案されたものであって、外観および精度が良好でリサイクル性に優れたサンバイザーを提供しようとするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この発明は、軸部を一端側に有する天井取付スティと、前記天井取付スティの軸部に回動可能に取りつけられるサンバイザー本体とよりなる自動車用サンバイザーであって、前記天井取付スティは軸部の側面に抜け防止突起を有し、一方、前記サンバイザー本体はブロー成形品からなる中空板状体内に、前記天井取付スティの抜け防止突起位置における断面形状と略等しい形状の溝または孔からなるスティ挿通路の形成されたスティ挿通部材が、前記スティ挿通路の一端を中空板状体の外面で開口させて設けられており、前記スティ挿通路にサンバイザー本体外から前記天井取付スティの軸部が挿通されて、前記抜け防止突起がスティ挿通路の内端に係止されると共に、前記スティ挿通路に対する天井取付スティの軸部の挿入および抜き取りがサンバイザー本体の使用時の回動範囲外でのみ可能となるように、前記スティ挿通路および抜け防止突起が形成されていることを特徴とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図１は本発明の自動車用サンバイザーの分解斜視図、図２はその２−２断面図、図３は天井取付スティとスティ挿通部材の一例を示す斜視図である。
【０００８】
さらに、図４は本発明のサンバイザーを車体に取り付けた状態を概略的に示す断面図、図５は前記サンバイザーの使用状態を概略的に示す断面図、図６はサンバイザー本体に天井取付スティを取り付ける工程を示す要部の斜視図、図７は抜け防止突起がスティ挿通路に係止された状態を示す要部の斜視図である。
【０００９】
図８ないし図１１はスティ挿通部材の他の例を示す図で、図８はサンバイザー本体に制動感を付与することのできるスティ挿通部材の断面図、図９はその他の例を示す断面図、図１０はスティ挿通路を孔によって構成した例を示す断面図、図１１はスティ挿通部材に樹脂流入防止用壁を設けた例を示す斜視図である。
【００１０】
また、図１２ないし図１５は本発明のサンバイザーに関する製造方法の一例を示すもので、図１２はブロー成形型間にパリソンを供給する工程を示す断面図、図１３はスティ挿通部材の保持構造の一例を示す要部の斜視図、図１４は前記パリソンをブロー成形する工程を示す断面図である。
【００１１】
図１に示すように、この発明のサンバイザー１０は、天井取付スティ１１とサンバイザー本体２０とからなる。
天井取付スティ１１は、図のような略Ｌ字形に屈曲形成されており、一端側にサンバイザー本体取付部１２、他端側に天井取付部１３がそれぞれ設けられている。この天井取付スティ１１の材質としては、ポリアセタールやガラス強化ナイロンなどが好ましいが、金属などを用いることもある。
サンバイザー本体取付部１２は、先端側面に抜け防止突起１５を備えた軸部１４を有している。この軸部１４は、サンバイザー本体２０の側部外面のスティ取付部２１を介してサンバイザー本体２０内部に挿入され、図中の点線で示すスティ挿通部材２２に挿通され、サンバイザー本体２０を回動可能に保持する。
【００１２】
また、抜け防止突起１５は、前記サンバイザー本体２０内に埋設されているスティ挿通部材２２の端部と係合して、サンバイザー本体２０が当該天井取付スティ１１から脱落するのを防ぐためのもので、前記軸部１４の前端側面から適当な高さに突設されている。
【００１３】
天井取付部１３には、取付ブラケット１６が回動可能に挿通されている。前記天井取付スティ１１は、この取付ブラケット１６を自動車天井に取り付けることによって、自動車天井に回動可能に固定される。なお、前記天井取付部１３の先端も、取付ブラケット１６から抜けないように、ブラケットの孔１６ａよりも大径とされている。
【００１４】
一方、サンバイザー本体２０は、図２に示すように、適当な樹脂をブロー成形して得られる中空の板状体よりなり、その側部外面の所定位置にスティ挿通部２１が形成されている。このサンバイザー本体２０を構成する材質としては、成形性や経済性など考慮すると、ポリプロピレンやフィラー入りポリプロピレンなどが好ましい。なお、前記サンバイザー本体２０は中空板状体の表面を表皮で覆ったものでもよい。
【００１５】
スティ挿通部２１は、前記天井取付スティ１１が回動可能に挿通することのできる孔よりなり、前記サンバイザー本体２０の外面に開口している。前記スティ挿通部２１内部には、スティ挿通部材２２が固着されている。
【００１６】
スティ挿通部材２２は、サンバイザー本体２０を、前記天井取付スティ１１の軸部１４に対して回動自在にかつ抜け落ちることなく保持するためのもので、図３に示すように、スティ挿通路２３を有している。なお、スティ挿通部材２２の材質としては樹脂または金属などからなる。
【００１７】
スティ挿通路２３は、図２および図３から理解されるように、その断面形状が天井取付スティ１１の抜け防止突起１５の位置での断面形状と略等しくなるように形成されており、前記天井取付スティ１１の軸部１４を通すことができるようになっている。このスティ挿通路２３の直径は、前記軸部１４の直径と略等しくすることが好ましい。軸部１４に対してスティ挿通路２３が余りに太いと、サンバイザー本体２０ががたついたり天井取付スティ１１に対するサンバイザー本体２０の角度の固定が困難になる。逆に軸部１４に対してスティ挿通路２３が細くなると、軸部１４の挿入およびサンバイザー本体２０の回動が困難となる。符号２４はこのスティ挿通路２３内で抜け防止突起１５が通る切欠部である。なお、本実施例では、この切欠部２４をスティ挿通部材２２の外側面に開口させ、スティ挿通路２３を図のような溝状に形成しているが、スティ挿通路２３は外周の閉じた孔形状でもよい。すなわち、スティ挿通部材２２を略筒状に形成し、その長手方向に沿った筒内面所定位置に、前記抜け防止突起１５が通る切欠部を溝状に設けてもよい。
【００１８】
この切欠部２４の向きは、前記サンバイザー本体２０が天井取付スティ１１を介して自動車天井に取り付けられ、使用される際の回動範囲において切欠部２４と天井取付スティ１１の抜け防止突起１５の位置が一致しない向きとされる。すなわち、図４および図５に示すように、サンバイザー本体２０は、必要により自動車のフロントウインド６０から天井部５６まで回動させるのであるが、前記切欠部２４は、その範囲内では抜け防止突起１５と一致しない位置とする。それにより、サンバイザー使用時の抜け防止突起１５とスティ挿通部材２２との係合が完全となり、使用中にサンバイザー本体２０が天井取付スティ１１から外れることがなくなる。
【００１９】
スティ挿通部材２２は、サンバイザー本体２０内に、このスティ挿通路２３の一端が前記スティ挿通部２１を介してサンバイザー本体２０の外面に開口し、他端がサンバイザー本体２０内に開口するようにして配置され、サンバイザー本体２０構成樹脂に一体に固着されている。また、前記スティ挿通路２３が塞がれない範囲で一部が樹脂内に埋設されていてもよい。
【００２０】
このような構成よりなるサンバイザー本体２０に、前記天井取付スティ１１が取り付けられる。図１および図６に示すように、前記天井取付スティ１１の軸部１４が前記サンバイザー本体２０のスティ挿通部２１に挿入される。前記軸部１４は、抜け防止突起１５とスティ挿通部材２２の切欠部２４との位置を合わせることにより、そのスティ挿通路２３内に挿入される。前記天井取付スティ１１の抜け防止突起１５が、スティ挿通部材２２のスティ挿通路２３を通過して中空成形品内部に入ったところで、図７に示すように、スティ１１またはサンバイザー本体２０を適当に回転させる。
それにより、前記抜け防止突起１５がスティ挿通路２３の開口端面２３ａに係合して天井取付スティ１１がサンバイザー本体２０に速やかに取り付けられ、その後、天井取付スティ１１が自動車天井に固定される。
【００２１】
また、サンバイザー本体を取り外す場合には、前記天井取付スティ１１を天井から外し、次いで天井取付スティ１１またはサンバイザー本体２０を回して、再び図６のように前記抜け防止突起１５とスティ挿通路２３の切欠部２４との位置を合わせれば、サンバイザー本体２０から天井取付スティ１１を速やかにかつ確実に抜き取ることができ、リサイクルなどで分解が必要な場合に極めて便利で作業性にも優れている。
【００２２】
なお、図３からよく理解されるように、本実施例に使用した天井取付スティ１１には、軸部１４に段部１７を設けている。この段部１７は、当該段部１７と抜け防止突起１５との間の長さａをスティ挿通路２３の筒方向の長さｂと略等しくし、その位置の天井取付スティ１１の直径を前記スティ挿通部材２２のスティ挿通路２３の直径よりも大としている。この構造によれば、前記天井取付スティ１１を、前記段部１７が前記スティ挿通部材２２の開口端面２３ｂに当接するまで挿入して回動させれば、軸部１４の挿入長さが決定し抜け防止突起１５をスティ挿通路２３の開口端面２３ａに速やかに係合させることができる。
【００２３】
図８ないし図１１にスティ挿通部材の他の例を示す。図８に示すスティ挿通部材２２Ａはスティ挿通路２３Ａを図のような略六角形に形成し、その一側をスティ挿通部材２２Ａの外側に開口する切欠部２４Ａとしている。この構造のスティ挿通部材と共に用いられる天井取付スティの断面を並べて示した。図示のように、この天井取付スティ１１Ａは、軸部１４Ａを前記六角形のスティ挿通路２３に嵌合する断面六角形とし、その一側に前記切欠２４Ａに嵌合する抜け防止突起１５Ａが設けられている。この構造によれば、スティ挿通部材２２Ａを軸部１４Ａの回りに回動させる場合、スティ挿通路２３Ａと軸部１４Ａとが６０°回転させる毎に嵌まり合うので、スティに対するサンバイザー本体の回動に制動感を与えることができる。
【００２４】
図９はスティ挿通路２３Ｂの内面に、当該挿通路に沿って複数の凹面部２６Ｂが設けられている。天井取付スティ１１Ｂの軸部１４Ｂの外面には、前記凹面部２６Ｂと嵌合する凸部１６Ｂを設けているので、スティ挿通部材２２Ｂの回動に伴い前記凹面部２６Ｂと凸部１６Ｂとが順次嵌合するため、サンバイザー本体の回動時の感触が良好で、しかも、サンバイザー本体を所望の角度位置で確実に固定させることができる。
【００２５】
図１０はスティ挿通部材２２Ｃを図のような筒状とし、その筒孔部分をスティ挿通路２３Ｃとした例である。前記スティ挿通路２３Ｃの内面所定位置には、天井取付スティの抜け防止突起が嵌まる切欠部２４Ｃが溝状に設けられている。
【００２６】
図１１はスティ挿通部材２２Ｄにおいて、スティ挿通路２３Ｄの開口端面２５Ｄの外周に樹脂流入防止用壁２６Ｄを設けた例である。この樹脂流入防止用壁２６Ｄは、サンバイザー本体をブロー成形する際、前記スティ挿通路２３Ｄ内にパリソンの溶融樹脂が流入するのを阻止し、スティのスムーズな挿通および回動を確実に行なうようにするためのものである。
【００２７】
この発明の自動車用サンバイザーによれば、サンバイザー本体がブロー成形で得られる中空成形品よりなるので、従来のように多くの種類のシートなどを積層する必要がなく製造が簡単で製品精度も良好である。また、天井取付スティはサンバイザー本体に簡単に取り付けることができて係合は確実である。
しかも、天井取付スティとサンバイザー本体とは、天井取付スティまたはサンバイザー本体を回動させて前記抜け防止突起と切欠部との位置を合わせれば容易に分離することができるので、リサイクルにも大変都合がよい。さらに、前記切欠部と天井取付スティの抜け防止突起との位置関係を、サンバイザー本体の使用時にはその回動外の範囲でのみ両者の位置が一致するように設けることによってサンバイザー本体が使用時にスティから抜けるということがなくなる。
【００２８】
続いて、本発明の自動車用サンバイザーの製造方法について説明する。この製法は、公知のブロー成形を利用して前記サンバイザー本体を製造するものである。本実施例ではパリソンの供給工程とブロー成形工程とに分けて説明する。
図１２に示すように、パリソン供給工程では、二つの分割型３１ａ，３１ａよりなるブロー成形型３１の間に、パリソン供給装置３２から所定厚みのパリソンＰが押し出される。前記分割型３１ａ，３１ａのパーティング面３４には、型閉めにより合着して一の製品キャビティを構成する成形キャビティ３３を備えている。また、パリソン供給装置３２は、前記分割型３１ａ，３１ａの対向するパーティング面３４間に、溶融状態のパリソンＰを連続的または断続的に供給する。なお、本発明の自動車用サンバイザーの成形に好ましく用いられる樹脂材料としては、所望によりフィラーなどを添加して物性が調整されたポリプロピレンである。
【００２９】
このパリソンの供給工程では、図１２に示すように、サンバイザー本体２０の成形に際し、前記スティ挿通部材２２が、あらかじめキャビティ３３内の所定位置に所定の方向に向けて保持されている。すなわち、前記スティ挿通部材２２は、そのスティ挿通路２３の両方の開口端面のうち一方２３ａはキャビティ３３の内方に位置し、他方２３ｂはキャビティ３３の外方側に配置されるように保持される。すなわち、パリソンＰを中空板状体にブロー成形した際、スティ挿通部材２２を中空板状体の樹脂内に埋設するとともに、成形品内と成形品外面とを連通して開口させるようにする。
【００３０】
型内でそのような状態にスティ挿通部材２２を保持する方法としては、種々考えられるが、パリソンにガスを注入するブローピンを利用するのが好適である。それにより、スティ挿通部材を保持するための新たな治具を用いることなく、しかも成形品の他の部分にブロー用の孔を設ける必要がないので、経済的で製品外観も良好となる。図１３にその例を示す。図示されるように、ブローピン４０のエア吹き出し口４１に、外周が前記スティ挿通路２３の断面形状と略等しいホルダー部４２が設けられている。このホルダー部４２は前記エア吹き出し口４１と連通する筒状に形成されており、前記スティ挿通部材２２を嵌めた状態で保持しながらエアの吹き出しができるようになっている。前記ホルダー部４２は前記エア吹き出し口４１に着脱可能とし、スティ挿通路２３の形状に合わせていくつか用意しておくことが望ましい。それにより、前記サンバイザー本体２０の形状や材質の変更などにより、スティ挿通路２３の形状が変わった場合でも速やかに対応することができる。
【００３１】
そして、前記パリソン供給装置３２から所定肉厚のパリソンＰが前記分割型３１ａ，３１ａの両パーティング面３４間に必要長押し出され、前記ブローピン４０先端のホルダー部４２に嵌められたスティ挿通部材２２がパリソンＰ内の所定位置に配置される。その後、前記分割型３１ａ，３１ａを合着型閉めする。図１２から理解されるように、前記ブロー成形型３１の所定位置にはブローピン挿通溝３５が形成されており、そのブローピン挿通溝３５によって前記ブローピン４０が挟持される。
【００３２】
しかる後、図１４に示すように、ブロー成形工程では、型外に設けられた適当なガス供給装置により、前記ブローピン４０のエア吹き出し口４１からガスを出し、キャビティ３３内のパリソンＰをブロー成形する。ガスにより膨らんだパリソンＰは、キャビティ３３面に密着しその形状に賦形される。スティ挿通部材２２は、溶融したパリソンにより、スティ挿通路２３の一端の開口２３ａが中空成形品の外面に向けて開口した状態で当該中空成形品内部に固着されている。成形後、前記ブローピン４０を成形型３１から引き抜くとともに、成形品を冷却する。そして成形型を開いて成形品を脱型し、所望によりバリなどの不要部分のトリミングなどを施してサンバイザー本体とする。また、得られたサンバイザー本体を芯材とし、その表面を所望の表皮材によって被覆してもよい。なお、天井取付スティは、公知の金属切削加工や曲げ加工あるいは樹脂の射出成形成形などによって容易に成形され、その後のサンバイザーの組み立てに用いられる。
【００３３】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明の自動車用サンバイザーによれば、サンバイザー本体がブロー成形よりなる中空板状体であるため、製造が極めて簡単で精度もよく、成形コストを大幅に低減することができる。また、サンバイザー本体と天井取付スティとの組み付けは、スティ挿通部材のスティ挿通路と抜け防止突起とを嵌合し、前記スティ挿通路内端と抜け防止突起とを係合させるだけなので、組立が簡単でその係合も確実である。また、サンバイザー本体と天井取付スティとの分解も速やかに効率よく行なうことができて、リサイクル性も良好である。さらに、前記抜け防止突起とスティ挿通路内端との係止の解除が、サンバイザー本体の使用時の回動範囲外で成されるようにしたことにより、サンバイザーの使用時に、サンバイザー本体がスティから抜け落ちることがまったくなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の自動車用サンバイザーの分解斜視図である。
【図２】その２−２断面図である。
【図３】天井取付スティとスティ挿通部材の一例を示す斜視図である。
【図４】本発明のサンバイザーを車体に取り付けた状態を概略的に示す断面図である。
【図５】前記サンバイザーの使用状態を概略的に示す断面図である。
【図６】サンバイザー本体に天井取付スティを取り付ける工程を示す要部の斜視図である。
【図７】抜け防止突起がスティ挿通路に係止された状態を示す要部の斜視図である。
【図８】サンバイザー本体に制動感を付与することのできるスティ挿通部材の断面図である。
【図９】その他の例を示す断面図である。
【図１０】スティ挿通路を孔によって構成した例を示す断面図である。
【図１１】スティ挿通部材に樹脂流入防止用壁を設けた例を示す斜視図である。
【図１２】ブロー成形型間にパリソンを供給する工程を示す断面図である。
【図１３】スティ挿通部材の保持構造の一例を示す要部の斜視図である。
【図１４】前記パリソンをブロー成形する工程を示す断面図である。
【図１５】一般的な自動車用サンバイザーを示す斜視図である。
【図１６】その分解斜視図である。
【符号の説明】
１０自動車用サンバイザー
１１天井取付スティ
１４軸部
１５抜け防止突起
２０サンバイザー本体
２２スティ挿通部材
２３スティ挿通路[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
This invention relates to the automotive sun visor.
[0002]
[Prior art]
FIG. 15 shows a general automobile sun visor. The sun visor 50 has a sun visor body 51 attached to a vehicle body ceiling 56 so as to be rotatable via a ceiling attachment stay 57. The ceiling mounting stay 57 is formed in a substantially L shape with a metal rod or the like. The sun visor body 51 can be rotated around the stay 57 on the sun visor body 51 mounting side, and the surface of the ceiling 56 on the ceiling mounting side. It can be rotated along. Thereby, the sun visor main body 51 is moved not only to the front window 60 side but also to the door window 61 side, so that glare such as sunlight, light, neon, etc. received by the occupant from the front and side is reduced. It has become.
[0003]
A method for manufacturing such a sun visor 50 is shown in FIG. Reference numeral 51 denotes a sun visor body, and 57 denotes a ceiling mounting stay. As shown in the drawing, a soft polyurethane core material 52, a corrugated cardboard core material 53, and a wire frame 54 formed in a substantially outer shape of the sun visor body 51 are laminated, and a skin material 55 made of soft vinyl chloride, fabric, or the like on the front and back. , 55, and is welded to the shape of a predetermined sun visor body 51 indicated by a dotted line with a high-frequency welder or the like. Further, if necessary, the welded portion is subjected to predetermined trimming or the like to form a product.
The sun visor body 51 and the ceiling mounting stay 57 are formed by attaching the shaft portion 58 of the ceiling mounting stay 57 to a cylindrical stay holding portion 54a provided at a predetermined position of the wire frame 54 before or after the manufacture of the sun visor body. The sun visor main body 51 is pivotally fixed to the stay 57 with a screw 59 for preventing the stick from coming off and assembled.
[0004]
Thus, the conventional sun visor 50 is manufactured by combining a plurality of parts made of various materials. Therefore, there has been a problem that the disassembling work at the time of recycling becomes complicated. In particular, since metal parts such as the wire frame 54 and the ceiling mounting stay 57 fixed to the wire frame 54 are sometimes used, pulverization has been difficult. Further, when the sun visor 50 is manufactured, it takes time to combine and accurately position and weld the plurality of parts, and thus there is a problem that the manufacturing efficiency is difficult to increase and the cost is likely to be high.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been proposed to solve such a problem, and an object of the present invention is to provide a sun visor having a good appearance and accuracy and excellent recyclability.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention is an automobile sun visor comprising a ceiling mounting stay having a shaft portion on one end side and a sun visor body rotatably attached to the shaft portion of the ceiling mounting stay. Has a slip-off preventing projection on the side surface of the shaft portion, while the sun visor body has a groove having a shape substantially equal to the cross-sectional shape at the position of the slip-off preventing projection of the ceiling mounting stay in the hollow plate-shaped body made of a blow molded product. A sti insertion member having a sti insertion passage formed of a hole is provided with one end of the sti insertion passage opened at the outer surface of the hollow plate-like body, and the ceiling mounting member is attached to the sti insertion passage from the outside of the sun visor body. is inserted through the shaft portion of the stay, together with the fall-off preventing projection is engaged with the inner end of the stay insertion path, the insertion of the shaft portion of the ceiling mount stay for the stay insertion passage Oyo Extraction is to allow only outside the rotation range of use of the sun visor body, characterized in that the stay insertion path and fall-off preventing projections are formed.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 is an exploded perspective view of an automobile sun visor according to the present invention, FIG. 2 is a sectional view taken along line 2-2, and FIG. 3 is a perspective view showing an example of a ceiling mounting stay and a stay insertion member.
[0008]
4 is a cross-sectional view schematically showing a state in which the sun visor of the present invention is attached to the vehicle body, FIG. 5 is a cross-sectional view schematically showing the use state of the sun visor, and FIG. FIG. 7 is a perspective view of the main part showing a state in which the removal prevention protrusion is locked to the stay insertion passage.
[0009]
FIGS. 8 to 11 are views showing other examples of the stick insertion member, FIG. 8 is a cross-sectional view of a stick insertion member that can give a braking feeling to the sun visor body, and FIG. 9 is a cross-sectional view showing another example. FIG. 10 is a cross-sectional view showing an example in which the stay insertion passage is configured by a hole, and FIG. 11 is a perspective view showing an example in which a stay wall is provided on the stay insertion member.
[0010]
FIGS. 12 to 15 show an example of a manufacturing method related to the sun visor of the present invention. FIG. 12 is a sectional view showing a process of supplying a parison between blow molding dies, and FIG. FIG. 14 is a cross-sectional view showing a process of blow molding the parison.
[0011]
As shown in FIG. 1, the sun visor 10 of the present invention includes a ceiling mounting stay 11 and a sun visor body 20.
The ceiling mounting stay 11 is bent and formed in a substantially L shape as shown in the figure. A sun visor body mounting portion 12 is provided on one end side, and a ceiling mounting portion 13 is provided on the other end side. The material for the ceiling mounting stay 11 is preferably polyacetal or glass reinforced nylon, but metal or the like may be used.
The sun visor main body mounting portion 12 has a shaft portion 14 provided with a removal prevention projection 15 on the tip side surface. The shaft portion 14 is inserted into the sun visor main body 20 via the stay attaching portion 21 on the outer side surface of the sun visor main body 20, and is inserted into the stay insertion member 22 indicated by a dotted line in the drawing. Holds pivotally.
[0012]
Further, the removal prevention protrusion 15 is engaged with the end portion of the stay insertion member 22 embedded in the sun visor body 20 to prevent the sun visor body 20 from dropping from the ceiling mounting stay 11. Therefore, it projects from the front end side surface of the shaft portion 14 at an appropriate height.
[0013]
A mounting bracket 16 is rotatably inserted into the ceiling mounting portion 13. The ceiling mounting stay 11 is rotatably fixed to the automobile ceiling by attaching the mounting bracket 16 to the automobile ceiling. The tip of the ceiling mounting portion 13 is also made larger in diameter than the hole 16a of the bracket so that it does not come off from the mounting bracket 16.
[0014]
On the other hand, as shown in FIG. 2, the sun visor body 20 is formed of a hollow plate-like body obtained by blow molding an appropriate resin, and a stick insertion portion 21 is formed at a predetermined position on the outer surface of the side portion. . As a material constituting the sun visor body 20, polypropylene, filler-filled polypropylene, and the like are preferable in consideration of moldability and economy. The sun visor main body 20 may be one in which the surface of a hollow plate-like body is covered with a skin.
[0015]
The stay insertion portion 21 is formed of a hole through which the ceiling mounting stay 11 can be rotatably inserted, and is opened on the outer surface of the sun visor body 20. A stick insertion member 22 is fixed inside the stick insertion portion 21.
[0016]
The stay insertion member 22 is for holding the sun visor body 20 so as to be rotatable with respect to the shaft portion 14 of the ceiling mounting stay 11 and without falling off. As shown in FIG. have. The material of the stay insertion member 22 is made of resin or metal.
[0017]
As can be understood from FIGS. 2 and 3, the stay insertion passage 23 is formed so that its cross-sectional shape is substantially equal to the cross-sectional shape at the position of the drop-out preventing projection 15 of the ceiling mounting stay 11. The shaft portion 14 of the mounting stay 11 can be passed therethrough. The diameter of the stick insertion passage 23 is preferably substantially equal to the diameter of the shaft portion 14. If the stay insertion passage 23 is too thick with respect to the shaft portion 14, the sun visor body 20 rattles and it is difficult to fix the angle of the sun visor body 20 with respect to the ceiling mounting stay 11. On the other hand, when the stay insertion passage 23 becomes narrower than the shaft portion 14, it is difficult to insert the shaft portion 14 and to rotate the sun visor body 20. Reference numeral 24 denotes a cutout portion through which the removal preventing projection 15 passes in the stay insertion passage 23. In this embodiment, the notch 24 is opened on the outer surface of the stick insertion member 22 and the stick insertion passage 23 is formed in a groove shape as shown in the figure, but the stick insertion passage 23 is closed on the outer periphery. It may be a hole shape. That is, the stay insertion member 22 may be formed in a substantially cylindrical shape, and a cutout portion through which the removal preventing projection 15 passes may be provided in a groove shape at a predetermined position on the inner surface of the cylinder along the longitudinal direction thereof.
[0018]
The direction of the notch 24 is such that the sun visor body 20 is attached to the automobile ceiling via the ceiling attachment stay 11 and the notch 24 and the removal preventing projection 15 of the ceiling attachment stay 11 are in the range of rotation when used. The direction does not match. That is, as shown in FIG. 4 and FIG. 5, the sun visor body 20 is rotated from the front window 60 of the automobile to the ceiling portion 56 as necessary. The position does not match 15. Thereby, the engagement between the removal preventing projection 15 and the stay insertion member 22 is complete when the sun visor is used, and the sun visor body 20 is not detached from the ceiling mounting stay 11 during use.
[0019]
The stay insertion member 22 is opened in the sun visor body 20, one end of the stay insertion passage 23 is opened on the outer surface of the sun visor body 20 through the stay insertion section 21, and the other end is opened in the sun visor body 20. It arrange | positions in this way and it adheres to the sun visor main body 20 constituent resin integrally. A part of the stay insertion passage 23 may be embedded in the resin as long as it is not blocked.
[0020]
The ceiling mounting stay 11 is attached to the sun visor body 20 having such a configuration. As shown in FIGS. 1 and 6, the shaft portion 14 of the ceiling mounting stay 11 is inserted into the stay insertion portion 21 of the sun visor body 20. The shaft portion 14 is inserted into the stay insertion passage 23 by aligning the positions of the removal preventing protrusion 15 and the cutout portion 24 of the stay insertion member 22. When the protrusion 15 of the ceiling mounting stay 11 passes through the stay insertion passage 23 of the stay insertion member 22 and enters the hollow molded product, as shown in FIG. Rotate to
As a result, the removal preventing projection 15 engages with the opening end surface 23a of the stay insertion passage 23 so that the ceiling attaching stay 11 is quickly attached to the sun visor body 20, and then the ceiling attaching stay 11 is fixed to the automobile ceiling. .
[0021]
Further, when removing the sun visor body, the ceiling mounting stay 11 is removed from the ceiling, and then the ceiling mounting stay 11 or the sun visor body 20 is turned so that the removal preventing projection 15 and the stay insertion passage are again as shown in FIG. 23, the ceiling mounting stay 11 can be quickly and surely removed from the sun visor body 20, and it is extremely convenient and excellent in workability when disassembly is required for recycling. Yes.
[0022]
As is well understood from FIG. 3, the ceiling mounting stay 11 used in this embodiment is provided with a stepped portion 17 on the shaft portion 14. This step portion 17 has a length a between the step portion 17 and the removal prevention projection 15 substantially equal to a length b in the cylindrical direction of the stay insertion passage 23, and the diameter of the ceiling mounting stay 11 at that position is set to the above-described length. The diameter of the stay insertion member 22 is larger than the diameter of the stay insertion passage 23. According to this structure, if the ceiling mounting stay 11 is inserted and rotated until the stepped portion 17 contacts the opening end surface 23b of the stay insertion member 22, the insertion length of the shaft portion 14 is determined. The removal preventing projection 15 can be quickly engaged with the opening end surface 23 a of the stay insertion passage 23.
[0023]
8 to 11 show other examples of the stick insertion member. In the stick insertion member 22A shown in FIG. 8, the stick insertion passage 23A is formed in a substantially hexagonal shape as shown in the figure, and one side thereof is a notch 24A that opens to the outside of the stick insertion member 22A. The cross section of the ceiling mounting stay used together with the stay insertion member of this structure is shown side by side. As shown in the figure, the ceiling mounting stay 11A has a hexagonal cross section for fitting the shaft portion 14A to the hexagonal stay insertion passage 23, and a removal prevention protrusion 15A for fitting to the notch 24A is provided on one side thereof. It has been. According to this structure, when the stay insertion member 22A is rotated about the shaft portion 14A, the stay insertion passage 23A and the shaft portion 14A are fitted each time they are rotated by 60 °. A braking feeling can be given to a motion.
[0024]
In FIG. 9, a plurality of concave portions 26B are provided along the insertion path on the inner surface of the stay insertion path 23B. Since the convex portion 16B that fits with the concave portion 26B is provided on the outer surface of the shaft portion 14B of the ceiling mounting stay 11B, the concave portion 26B and the convex portion 16B are sequentially formed as the stay insertion member 22B rotates. Since it fits, the feeling at the time of rotation of a sun visor main body is favorable, and also a sun visor main body can be fixed reliably in a desired angular position.
[0025]
FIG. 10 shows an example in which the stick insertion member 22C has a cylindrical shape as shown in the figure, and the cylindrical hole portion is a stick insertion passage 23C. At a predetermined position on the inner surface of the stay insertion passage 23C, a notch 24C into which a protrusion for preventing the ceiling mounting stay from coming off is fitted is provided in a groove shape.
[0026]
FIG. 11 shows an example in which a resin inflow prevention wall 26D is provided on the outer periphery of the opening end face 25D of the stay insertion passage 23D in the stay insertion member 22D. The resin inflow prevention wall 26D prevents the parison molten resin from flowing into the stay insertion passage 23D when the sun visor body is blow-molded, so that the stay can be smoothly inserted and rotated. It is for making.
[0027]
According to the automobile sun visor of the present invention, since the sun visor body is made of a hollow molded product obtained by blow molding, there is no need to stack many types of sheets as in the prior art, and manufacturing is simple and product accuracy is also high. It is good. Further, the ceiling mounting stay can be easily attached to the sun visor body, and the engagement is reliable.
Moreover, the ceiling mounting stay and sun visor body can be separated easily by rotating the ceiling mounting stay or sun visor body and aligning the positions of the protrusions and notches so that recycling is very difficult. convenient. Furthermore, when the sun visor body is in use, the positional relationship between the notch and the protrusion for preventing the ceiling-mounting dropout is set so that both positions coincide only when the sun visor body is used. You won't lose your stay.
[0028]
Then, the manufacturing method of the sun visor for motor vehicles of this invention is demonstrated. In this manufacturing method, the sun visor body is manufactured using a known blow molding. In this embodiment, the parison supply process and the blow molding process will be described separately.
As shown in FIG. 12, in the parison supply step, a parison P having a predetermined thickness is pushed out from a parison supply device 32 between blow molding dies 31 composed of two divided dies 31a and 31a. The parting surfaces 34 of the split molds 31a and 31a are provided with a molding cavity 33 that is bonded together by mold closing to form one product cavity. The parison supply device 32 continuously or intermittently supplies the melted parison P between the facing parting surfaces 34 of the split molds 31a and 31a. In addition, as a resin material preferably used for molding the sun visor for automobiles of the present invention, polypropylene whose physical properties are adjusted by adding a filler or the like as desired is used.
[0029]
In the parison supply process, as shown in FIG. 12, the stick insertion member 22 is held in advance at a predetermined position in the cavity 33 in a predetermined direction when the sun visor body 20 is molded. That is, the stick insertion member 22 is held such that one of the opening end faces of the stick insertion passage 23 is located inside the cavity 33 and the other 23 b is arranged outside the cavity 33. The That is, when the parison P is blow-molded into the hollow plate-like body, the stay insertion member 22 is embedded in the resin of the hollow plate-like body, and the inside of the molded product and the outer surface of the molded product are communicated and opened.
[0030]
There are various methods for holding the stick insertion member 22 in such a state in the mold, but it is preferable to use a blow pin for injecting gas into the parison. Accordingly, it is not necessary to use a new jig for holding the stick insertion member, and it is not necessary to provide a blow hole in the other part of the molded product, so that it is economical and the product appearance is improved. An example is shown in FIG. As shown in the figure, a holder portion 42 having an outer periphery substantially equal to the cross-sectional shape of the stay insertion passage 23 is provided at the air outlet 41 of the blow pin 40. The holder portion 42 is formed in a cylindrical shape that communicates with the air blowing port 41, and can blow out air while holding the stick insertion member 22 in a fitted state. It is desirable that the holder part 42 is detachable from the air outlet 41 and is prepared according to the shape of the stay insertion passage 23. Thereby, even when the shape of the stay insertion passage 23 is changed due to a change in the shape or material of the sun visor body 20, it is possible to quickly cope with the change.
[0031]
Then, a parison P having a predetermined thickness is extruded from the parison supply device 32 by a necessary length between the parting surfaces 34 of the split molds 31a and 31a, and the stick insertion member 22 fitted into the holder portion 42 at the tip of the blow pin 40 is inserted. Are arranged at predetermined positions in the parison P. Thereafter, the split molds 31a, 31a are closed together. As can be understood from FIG. 12, a blow pin insertion groove 35 is formed at a predetermined position of the blow molding die 31, and the blow pin 40 is sandwiched by the blow pin insertion groove 35.
[0032]
Thereafter, as shown in FIG. 14, in the blow molding process, gas is discharged from the air outlet 41 of the blow pin 40 by an appropriate gas supply device provided outside the mold, and the parison P in the cavity 33 is blow molded. To do. The parison P swelled by the gas is brought into close contact with the surface of the cavity 33 and shaped into its shape. The stick insertion member 22 is fixed to the inside of the hollow molded article with a melted parison so that the opening 23a at one end of the stick insertion passage 23 opens toward the outer surface of the hollow molded article. After molding, the blow pin 40 is pulled out of the mold 31 and the molded product is cooled. Then, the mold is opened, the molded product is removed from the mold, and unnecessary parts such as burrs are trimmed as required to obtain a sun visor body. Moreover, the obtained sun visor main body may be used as a core material, and the surface thereof may be covered with a desired skin material. The ceiling mounting stay is easily formed by known metal cutting or bending, resin injection molding, or the like, and is used for the subsequent assembly of the sun visor.
[0033]
【The invention's effect】
As described above , according to the automobile sun visor of the present invention, since the sun visor body is a hollow plate-like body made of blow molding, it is extremely easy to manufacture, has high accuracy, and greatly reduces molding costs. can do. Also, the assembly of the sun visor main body and the ceiling mounting stay is only performed by fitting the stay insertion passage and the removal prevention projection of the stay insertion member and engaging the inner end of the stay insertion passage and the removal prevention protrusion. Is simple and the engagement is reliable. Moreover, the sun visor body and the ceiling mounting stay can be disassembled quickly and efficiently, and the recyclability is also good. Furthermore, release of the locking of the removal prevention protrusion and stay insertion path end, by which is to be done outside the rotation range of the use of the sun visor body, in use of the sun visor, sun visor body Will never fall out of the stay.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of an automobile sun visor according to the present invention.
FIG. 2 is a sectional view taken along the line 2-2.
FIG. 3 is a perspective view showing an example of a ceiling mounting stay and a stay insertion member.
FIG. 4 is a cross-sectional view schematically showing a state in which the sun visor of the present invention is attached to a vehicle body.
FIG. 5 is a cross-sectional view schematically showing a usage state of the sun visor.
FIG. 6 is a perspective view of a main part showing a step of attaching a ceiling mounting stay to the sun visor body.
FIG. 7 is a perspective view of the main part showing a state in which the removal preventing projection is locked to the stay insertion passage.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a stay insertion member that can impart a braking feeling to the sun visor body.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing another example.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing an example in which a stay insertion passage is configured by a hole.
FIG. 11 is a perspective view showing an example in which a resin inflow prevention wall is provided on the stay insertion member.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a process of supplying a parison between blow molds.
FIG. 13 is a perspective view of a main part showing an example of a holding structure for a stick insertion member.
FIG. 14 is a cross-sectional view showing a process of blow molding the parison.
FIG. 15 is a perspective view showing a general automobile sun visor.
FIG. 16 is an exploded perspective view thereof.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Sun visor for motor vehicles 11 Ceiling mounting stick 14 Shaft part 15 Protrusion prevention protrusion 20 Sun visor main body 22 Stick insertion member 23 Stick insertion path

Claims

An automobile sun visor comprising a ceiling mounting stay having a shaft portion at one end, and a sun visor body rotatably attached to the shaft portion of the ceiling mounting stay,
The ceiling mounting stay has a slip-out preventing projection on the side surface of the shaft portion,
On the other hand, the sun visor main body is a hollow plate-shaped body made of a blow-molded product, and a stick insertion member in which a stick insertion passage comprising a groove or a hole having a shape substantially equal to the cross-sectional shape at the position of the drop-off preventing projection of the ceiling mounting stick is formed. However, one end of the stay insertion passage is opened at the outer surface of the hollow plate-like body, and the shaft portion of the ceiling mounting stay is inserted into the stay insertion passage from the outside of the sun visor body, so that the removal preventing projection So that the shaft portion of the ceiling mounting stick can be inserted into and removed from the stick insertion passage only outside the rotation range when the sun visor body is used. Further, the above-mentioned stay insertion passage and the escape prevention protrusion are formed, and the sun visor for automobiles.